JP2017183832A - 情報出力装置 - Google Patents

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高沼 明宏
Akihiro Takanuma
明宏 高沼
山崎 浩
Hiroshi Yamazaki
浩 山崎
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Abstract

【課題】簡単に利用者の属性に応じた内容で情報を出力することができる情報出力装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、複数の言語から選択して、選択した言語で伝達事項を出力する多言語自動案内装置1において、携帯端末装置2から国情報を含んだSSIDを含むビーコンを受信するビーコン電波受信部102と、そのビーコン電波受信部102によって受信されたビーコンに含まれる国情報に基づき、出力される伝達事項の言語を選択する出力内容選択部105と、その出力内容選択部105によって選択された言語で伝達事項を出力する出力部106と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報出力装置に関する。
近年、多言語で自動案内を行う多言語自動案内装置が知られている。この種の従来技術として、例えば、下記に記載の特許文献1、2、3が知られている。
特許文献1には、複数の通信手段のうち歩行者が携帯する無線カードと通信している通信手段の位置に基づいて歩行者の現在位置を判別し、この現在位置に応じて歩行者に表示する複数の案内情報から選択し、現在位置の近傍にある表示手段に選択した案内情報を表示させる歩行者経路案内表示システムが開示されている。
特許文献2には、無線タグは、無線タグIDと言語IDとを保持し、無線タグ読取装置は、無線タグが読取範囲内に位置した場合に無線タグID、言語IDを読み取り、当該無線タグ読取装置を識別する識別情報と共に情報配信サーバに送信し、情報配信サーバは、送信されてきた言語ID、識別情報に基づいて配信すべき情報を特定し、送信されてきた無線タグIDに関連付けられた通信端末に送信する情報配信システムが開示されている。
特許文献3には、乗客コンベア利用者の搭乗券に記録された個人情報および搭乗口に関する情報を読み取る情報読取手段と、情報読取手段が読み取った情報に基づき利用者が搭乗口に到達するまでの行先案内を提供する案内手段とを、乗客コンベアの乗込口近傍に設けた乗客コンベア装置が開示されている。
特開2007−248279号公報 特開2013−73264号公報 特開2005−194006号公報
しかしながら、従来技術では、無線カードや無線タグや搭乗券をタッチ操作し、これを検出して案内表示などを行っているため、利用者は必ず、タッチ操作を必要とし、簡単に案内情報を出力することができなかった。尚、このような問題は、案内情報を出力する場合に限らず、表示や音声により情報を出力する情報出力装置においても同様に生じ得る。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、簡単に利用者の属性に応じた内容で情報を出力することができる情報出力装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の情報出力装置は、複数の内容から選択して、選択した前記内容で情報を出力する情報出力装置において、携帯端末装置から属性情報を含む電波を受信する電波受信部と、前記電波受信部によって受信された前記電波に含まれる属性情報に基づき、出力される情報の内容を選択する出力内容選択部と、前記出力内容選択部によって選択された内容で情報を出力する情報出力部と、を備えたことを特徴としている。
本発明の情報出力装置によれば、簡単に利用者の属性に応じた内容で情報を出力することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態に係る多言語自動案内装置を実施するための多言語自動案内システムの運用形態を示す図である。 図1に示す多言語自動案内装置のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。 図1に示す多言語自動案内装置の機能構成を模式的に示したブロック図である。 図3に示す出力内容選択部が記憶する国情報コードの一例を示す図である。 図1に示す多言語自動案内装置による多言語自動案内の処理動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示す携帯端末装置におけるWi−Fiビーコンパケットの設定手順を説明するための図である。 図1に示す多言語自動案内装置を適用した動く歩道を示す側面図である。 図7に示す多言語自動案内装置がSSIDをビーコンの電波強度の強い順に並び替えたときの国情報と電波強度との関係を示す図である。
以下、本発明に係る情報出力装置を実施するための形態を図に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る情報出力装置の具体例である多言語自動案内装置1を実施するための多言語自動案内システムの運用形態を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、多言語自動案内システムにおいて、携帯端末装置2とこの携帯端末装置2のWi−Fi基地局3と連携して実施され、表示や音声等の出力処理を行うように構成されている。
携帯端末装置2は、歩行者が所持し操作する携帯端末装置であり、国情報を含んだ無線LAN(Local Area Network)のSSID(Service Set Identifier:サービスセット識別子)を含むビーコンを発信する機能を備えたWi−Fi(登録商標)(Wireless−Fidelity)ルータやAP(Access Point)機能付きのスマートフォンやタブレット端末などの携帯端末装置により実現される。尚、携帯端末装置2は、歩行者の数によってその数が変動する。
次に、本実施形態に係る多言語自動案内装置1のハードウェア構成について、図2を参照して説明する。図2は、図1に示す多言語自動案内装置1のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40、表示装置50、発音装置60、通信I/F70がバス80を介して接続されて構成されている。
CPU10は演算手段であり、多言語自動案内装置1全体の動作を制御するための各種の演算を行う。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が演算を行う際の作業領域として用いられる。
ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)やアプリケーションプログラム等の各種プログラム、各種データ等を記憶する。
表示装置50は、画像を出力するための装置であり、LCD(Liquid Crystal Display)等の出力装置によって実現される。発音装置60は、音声を出力するための装置であり、スピーカー等の出力装置によって実現される。通信I/F70は、多言語自動案内装置1が他の装置と通信するためのインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、CPU10がROM30やHDD40等の記憶媒体に記憶されたプログラムをRAM20に読み出し、それらのプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る多言語自動案内装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係る多言語自動案内装置1の機能構成について、図3を参照して説明する。図3は、図1に示す多言語自動案内装置1の機能構成を模式的に示したブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、電波受信用アンテナ101、ビーコン電波受信部102、SSID取得電波強度算出部103、集計部104、出力内容選択部105、出力部106を備える。
電波受信用アンテナ101は、携帯端末装置2が発信するビーコンの電波を受信するための受信用のアンテナである。
ビーコン電波受信部102は、携帯端末装置2からWi−Fi基地局3に発信され、電波受信用アンテナ101によりビーコンが受信されたことを検出すると共に、そのビーコンに含まれるSSIDを検出する。このビーコン電波受信部102は、電波受信部として機能する。
SSID取得電波強度算出部103は、ビーコン電波受信部102によるSSIDの検出があったときのビーコンの電波強度を算出する。このSSID取得電波強度算出部103は、電波強度算出部として機能する。
集計部104は、ビーコン電波受信部102によるSSIDの検出が複数の携帯端末装置2に関してあった場合に、SSID取得電波強度算出部103により算出された電波強度に基づいて、どの携帯端末装置2を所持している歩行者に対してサービスを提供するかといった絞り込みを行う。この集計部104は、属性情報選択部として機能する。
出力内容選択部105は、ビーコン電波受信部102により検出されたSSIDからそのSSIDを含むビーコンを発信した携帯端末装置2の所持者が通常使用している言語を選択し、選択した言語を使用しての伝達事項を出力部106に出力させる。
出力部106は、出力内容選択部105により選択された伝達事項を表示や音声により出力する。この出力部106は、情報出力部として機能する。
尚、出力内容選択部105は、国情報コードを記憶しており、この国情報コードを参照して、SSIDに含まれる国情報から国名や地域名を選択する。そして、出力内容選択部105は、選択した国名や地域名から、その国や地域における主要言語の言語情報をWi−Fi基地局3に問い合わせ、Wi−Fi基地局3から取得する。
ここで、国情報コードの一例を図4に示す。図4は、図3に示す出力内容選択部105が記憶する国情報コードの一例を示す図である。図4に示すように、国情報コードは、SSIDに含まれる国情報として、国名の2文字表示107と、国名の3文字表示108と、国名の数字表示109とが、国名・地域名110に対応付けられているものである。
例えば、国名の2文字表示107の「US」、3文字表示108の「USA」、数字表示109の「840」の国名・地域名110はアメリカ合衆国であり、主要言語として英語が選択可能である。即ち、多言語自動案内装置1は、SSIDに「US」という国情報が含まれたビーコンを受信した場合、国名・地域名110が「アメリカ合衆国」であることから、言語情報として、Wi−Fi基地局3と連携して英語での案内を行えばよいとの情報を取得することができる。一方、SSIDに「KR」という国情報が含まれていれば、多言語自動案内装置1は、韓国語での案内を行えばよいとの情報を取得することができる。
ここで、SSIDとは、Wi−Fi無線LANにおけるアクセスポイントの識別名であり、混信を避けるために付けられる名前で、最大32文字までの英数字を任意に設定できる。また、通常、このSSIDは自由に書き換えることが可能である。そのため、多国語が使える人は、良く使う範囲で「US」、「FR」、「DE」と設定しておくと、多言語自動案内装置1は、英語、フランス語、ドイツ語の順番の優先度で案内を行えばよいとの情報も取得することができる。
このような多言語自動案内装置1は、国際的イベントが行われる会場や会場付近、外国人観光客の多い場所、空港、電車ホームなど、多言語または多国籍の人々が集まる位置に設置されており、出力部106に先行して人々が通過する位置、例えば動く歩道やエスカレータなどの乗客コンベアに隣接して電波受信用アンテナ101やビーコン電波受信部102などの構成部が配置されている。
Wi−FiルータやAndroidスマートフォンのような携帯端末装置2は、自分自身がWi−Fiのアクセスポイントになり、定期的に所定のSSIDを含むビーコンを発信する。そして、出力内容選択部105は、ビーコン電波受信部102によりこのビーコンが検出されたとき、検出されたSSIDに含まれる国情報に基づき、Wi−Fi基地局3と連携した通信によって携帯端末装置2の所持者が通常使用する言語情報を取得する。そして、出力内容選択部105は、Wi−Fi基地局3から取得した言語情報を使用して伝達事項を出力部106に出力させて、ビーコン電波受信部102により検出されたSSIDをもつ携帯端末装置2の所持者に提供する。
尚、Wi−Fi基地局3は、言語情報コードを記憶しており、この言語情報コードを参照して、多言語自動案内装置1から問い合わせがあった国や地域における主要言語の言語情報を選択して多言語自動案内装置1に通知する。言語情報コードは、国名・地域名が、その国や地域における主要言語の言語情報に対応付けられているものである。尚、この言語情報コードは、多言語自動案内装置1が記憶していても良い。このような場合、多言語自動案内装置1は、言語情報をWi−Fi基地局3に問い合わせる必要がない。
次に、本実施形態に係る多言語自動案内装置1による多言語自動案内の処理動作について、図5を参照して説明する。図5は、図1に示す多言語自動案内装置1による多言語自動案内の処理動作を説明するためのフローチャートである。
Wi−FiのAPは通常、ビーコンと呼ばれるパケットを恒常的(通常は100msec間隔=秒間約10回)にそのAPが動作しているチャネル上に送信している。
そこで、図5に示すように、ビーコン電波受信部102は、全チャンネル(2.4GHzで1〜14ch)のビーコンを同時に受信して(S1)、そのビーコンに含まれるSSIDを検出する(S2)。
このとき、SSID取得電波強度算出部103は、ビーコン電波受信部102によるSSIDの検出があったときのビーコンの電波強度を算出し(S3)、算出した電波強度とそのSSIDとを対応付けて記憶する(S4)。
そして、集計部104は、監視時間が所定時間経過したと判定したとき(S5)、S4で記憶したSSIDを電波強度が強い順に並び替える(S6)。そして、集計部104は、電波強度が上位から所定の割合以内の電波に含まれるSSIDに含まれる国情報の数を国情報毎に算出し(S7)、算出した数が最も多い国情報を選択する(S8)。即ち、このとき、集計部104は、全SSIDのうち、所定の割合の上位SSIDに最も多く含まれる国情報を選択する。尚、このとき、集計部104は、S8において、算出した数が上位から所定の順位以内の国情報を選択するようにしても良い。
そして、出力内容選択部105は、集計部104により選択された国情報に対応する国名・地域名を、図4に示した国情報コードを参照して選択し(S9)、選択した国名・地域名のその国や地域における主要言語の言語情報をWi−Fi基地局3に問い合わせる(S10)。
そして、出力内容選択部105は、Wi−Fi基地局3から言語情報を取得し(S11)、取得した言語情報に応じた伝達事項を選択して(S12)、選択した伝達事項を出力部106に出力させる(S13)。
このように、本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、携帯端末装置2から国情報を含んだSSIDを含むビーコンを携帯端末装置2から受信するビーコン電波受信部102と、そのビーコン電波受信部102によって受信されたビーコンに含まれる国情報に対応する国名・地域名を、国情報コードを参照して選択し、選択した国名・地域名のその国や地域における主要言語の言語情報を取得して、取得した言語情報に応じた伝達事項を選択する出力内容選択部105と、その出力内容選択部105によって選択された伝達事項を出力する出力部106と、を備えたことを特徴としている。
本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、このように構成されることで、利用者がタッチ操作をすることなく、簡単に利用者が理解できる言語で伝達事項を出力することができる。
また、本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、さらに、ビーコン電波受信部102によるSSIDの検出があったときのビーコンの電波強度を算出し、算出した電波強度とそのSSIDとを対応付けて記憶するSSID取得電波強度算出部103と、そのSSIDを電波強度が強い順に並び替え、電波強度が上位から所定の割合以内の電波に含まれるSSIDに含まれる国情報の数を国情報毎に算出し、算出した数が最も多い国情報を選択する集計部104と、を備えることを特徴としている。
本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、このような構成されることで、携帯端末装置2を所持した利用者が複数いる状況において、多言語自動案内の対象となる利用者を容易に絞り込むことができる。
尚、本実施形態に係る多言語自動案内装置1において、集計部104は、この他、SSIDを電波強度が強い順に並び替え、電波強度が上位から所定の割合以内の電波に含まれるSSIDに含まれる国情報の数を国情報毎に算出し、算出した数が上位から所定の順位以内の国情報を選択するようにしても良い。
本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、このように構成されることで、携帯端末装置2を所持した利用者が複数いる状況において、複数の言語で同時に伝達事項を出力することができる。
次に、本実施形態に係る携帯端末装置2におけるWi−Fiビーコンパケットの設定手順について、図6を参照して説明する。図6は、図1に示す携帯端末装置2におけるWi−Fiビーコンパケットの設定手順を説明するための図である。
図6に示すように、まず、ユーザは、自身が操作する携帯端末装置2の画面を、テザリングとポータブルアクセスポイントの設定画面111にし(手順1)、画面をWi−Fiアクセスポイントをセットアップ画面112にする(手順2)。
次に、ユーザは、Wi−Fiアクセスポイントの入力画面113とし、ネットワークSSIDを「_JP_MYANOROID」と設定する(手順3)。そして、ユーザは、ポータブルWi−Fiアクセスポイント、ポータブルアクセスポイントの決定画面114で設定を確認する。これによって、Wi−Fiビーコンパケット115が設定される。
尚、ユーザは、このSSIDのセットやテザリングの開始をマニュアルで行っても良いが、専用のアプリケーションで行っても良い。また、設定内容は、これに限らず、使用言語、趣味、来場目的、思考などの属性を反映したものとし、それぞれに対応する伝達事項を出力部106から通知するものであっても良い。
次に、本実施形態に係る多言語自動案内装置1を動く歩道4に適用した例について、図7を参照して説明する。図7は、図1に示す多言語自動案内装置1を適用した動く歩道4を示す側面図である。
動く歩道4の場合、その利用者5A〜5Dは、進行方向にほぼ一列に並んで利用することになる。このため、全ての利用者5A〜5Dが携帯端末装置2A〜2Dを所持していたとしても、多言語自動案内装置1は、並んだ順に処理することができる。
具体的には、図7に示すように、先頭にいる利用者5Aが所持している携帯端末装置2Aから国情報を含んだSSIDを含むビーコンが発信されて、ビーコン電波受信部102によりこのビーコンが検出される。そして、出力内容選択部105は、Wi−Fi基地局3と連携してSSIDを含むビーコンから携帯端末装置2Aを所持している利用者5Aが通常使用する言語の言語情報を取得し、出力部106にその言語で伝達事項を出力させる。
多言語自動案内装置1は、同様の処理を先頭から2番目にいる利用者5B、3番目にいる利用者5C、4番目にいる利用者5Dについても繰り返し行う。本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、このように構成されることで、携帯端末装置2を所持した利用者が複数いる状況において、簡単に各利用者が理解できる言語で伝達事項を順次出力することができる。
例えば、図7においては、多言語自動案内装置1は、先頭にいる利用者5Aが所持している携帯端末装置2Aから国情報「CN」を検出したため、「中国語」を選択する。また、多言語自動案内装置1は、先頭から二番目、三番目にいる利用者5B、5Cに対しても同様である。さらに、多言語自動案内装置1は、先頭から四番目にいる利用者5Dが所持している携帯端末装置2Dから国情報「JP」を検出したため、「日本語」を選択する。
このような場合、多言語自動案内装置1は、多くの携帯端末装置2A〜2Dからの検出順に従って、動く歩道4から進行方向前方の少し離れた位置に設置されている出力部106で、先ず「CN」に対応する中国語の表示を行い、次いで、「JA」に対応する日本語の表示を行う。
このとき、本実施形態に係る多言語自動案内装置1において、ビーコン電波受信部102は、乗客コンベアを利用して移動する利用者が所持する携帯端末装置2が発信するビーコンを受信する位置に配置され、出力部106は、その乗客コンベアの進行方向前方に配置されるように構成される。
本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、このように構成されることで、乗客コンベアによる人の移動の特徴を活用して、その流れに沿った位置で伝達事項を出力することができる。
本実施形態においては、動く歩道4について例示したが、これに限定されず、エスカレータなどの乗客コンベアでも同様の効果を期待することができる。
尚、このような乗客コンベアが設置された場所では、乗客コンベアの近傍に歩道や階段が併設される場合があり、このような構成のために移動する人の数が多くなる。そのため、このような場所で本実施形態に係る多言語自動案内装置1を実施する場合、多言語自動案内の対象となる利用者を絞り込まなければならない場合もある。
そこで、次に、本実施形態に係る多言語自動案内装置1による多言語自動案内の対象となる利用者を絞り込む際の処理動作について、図8を参照して説明する。図8は、図7に示す多言語自動案内装置1がSSIDをビーコンの電波強度の強い順に並び替えたときの国情報と電波強度との関係を示す図である。
SSID取得電波強度算出部103は、ビーコン電波受信部102がSSIDを含むビーコンを受信したとき、そのビーコンの電波強度116を算出し、算出した電波強度116とそのSSID117とを対応付けて記憶する。
そして、集計部104は、図8に示すように、そのSSID117を電波強度116が強い順に並び替えて絞り込みを行う。そして、出力内容選択部105は、この絞り込みに対応させて所定の上位割合におけるSSID117を決定し、そのSSID117に含まれる国情報の国や地域における主要言語の伝達事項を選択し、選択した伝達事項を所定のタイミングで出力部106に出力させる。
また、この他、多言語自動案内装置1は、混雑時に備えて出力部106に伝達事項を出力させる際の言語に予め優先順位を設定しておいたり、複数の言語を同時に併記した出力としたり、乗客コンベアの運転移動速度を調整したりするようにしても良い。また、出力部106は、表示による出力に限らず、音声による出力、またそれらの組合せにより伝達事項を出力することもできる。
また、利用者は、事前に多言語自動案内装置1の存在を知っていて、その携帯用無線LANルータを活用して自分の意思で自分の国情報あるいは公用語情報を多言語自動案内装置1へ発信してもらえば、本システムをより有効に活用することができる。
尚、本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、SSIDに含まれている国情報から、そのSSIDをビーコンに含めて発信した携帯端末装置2の所持者が通常使用している言語を特定しているが、本発明はこの方法に限定されない。例えば、国情報に代えて、利用者の性別や興味、趣味、来場目的等を分類する属性情報をSSIDに含ませて、利用者の性別や興味や趣味、来場目的等を特定して情報を出力する情報出力装置として構成されていても良い。本実施形態に係る情報出力装置は、このように構成されることで、簡単に利用者の属性に応じた内容で情報を出力することができる。
また、本実施形態に係る多言語自動案内装置1は、乗客コンベアへの設置形態に限定されず、たとえば屋内や屋外の広場等にビーコン電波受信部102と共に設置されても良い。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…多言語自動案内装置、2、2A〜2D…携帯端末装置、3…Wi−Fi基地局、4…動く歩道、5A〜5D…利用者、10…CPU、20…RAM、30…ROM、40…HDD、50…表示装置、60…発音装置、70…通信I/F、80…バス、101…電波受信用アンテナ、102…ビーコン電波受信部(電波受信部)、103…SSID取得電波強度算出部(電波強度算出部)、104…集計部(属性情報選択部)、105…出力内容選択部、106…出力部(情報出力部)

Claims (6)

  1. 複数の内容から選択して、選択した前記内容で情報を出力する情報出力装置において、
    携帯端末装置から属性情報を含む電波を受信する電波受信部と、
    前記電波受信部によって受信された前記電波に含まれる属性情報に基づき、出力される情報の内容を選択する出力内容選択部と、
    前記出力内容選択部によって選択された内容で情報を出力する情報出力部と、
    を備えたことを特徴とする情報出力装置。
  2. 前記属性情報は、国情報であり、
    前記内容は、言語であることを特徴とする請求項1に記載の情報出力装置。
  3. 前記電波受信部によって前記電波が受信されたときの前記電波の電波強度を算出する電波強度算出部と、
    前記電波受信部によって複数の前記電波が受信された場合、前記電波強度算出部によって算出された前記電波強度に基づき、前記電波受信部によって受信された複数の前記電波にそれぞれ含まれる属性情報から、所定の規則に従って属性情報を選択する属性情報選択部と、
    を備え、
    前記出力内容選択部は、前記属性情報選択部によって選択された前記属性情報に基づいて前記内容を選択することを特徴とする請求項1に記載の情報出力装置。
  4. 前記属性情報選択部は、前記電波受信部によって受信された複数の前記電波のうち、前記電波強度算出部によって算出された前記電波強度が上位から所定の割合以内の電波に含まれる属性情報の数を前記属性情報毎に算出し、算出した前記数が上位から所定の順位以内の属性情報を選択すること特徴とする請求項3に記載の情報出力装置。
  5. 前記属性情報選択部は、前記電波受信部によって受信された複数の前記電波のうち、前記電波強度算出部によって算出された前記電波強度が上位から所定の割合以内の電波に含まれる属性情報の数を前記属性情報毎に算出し、算出した前記数が最も多い属性情報を選択すること特徴とする請求項4に記載の情報出力装置。
  6. 前記電波受信部は、乗客コンベアを利用して移動する利用者が所持する前記携帯端末装置が発信する前記電波を受信する位置に配置され、
    前記情報出力部は、前記乗客コンベアの進行方向前方に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の情報出力装置。
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