JP2017181427A - 測量装置及び測量装置の機械高取得方法 - Google Patents

測量装置及び測量装置の機械高取得方法 Download PDF

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【課題】設置面に対する機械高を自動で取得可能な測量装置及び測量装置の機械高取得方法を提供する。【解決手段】設置面に設置された測量装置1が整準部3と整準部に設けられた測量装置本体4とを具備し、測量装置本体は測定点を視準する望遠鏡部7と、望遠鏡部に設けられノンプリズム測距が可能な測距部と、望遠鏡部を所望の方向に回動させる回転駆動部と、測量装置本体の水平角を測定する水平角測定部と、望遠鏡部の鉛直角を測定する鉛直角測定部と、制御装置22とを具備し、制御装置は、測量装置本体を整準した状態で、測距部に設置面の少なくとも1点の測定点をノンプリズム測距させ、測定点の測距結果と測距時の望遠鏡部の鉛直角を基に、測量装置本体の機械高を演算する。【選択図】図1

Description

本発明は、ノンプリズム測定が可能な測量装置及び測量装置の機械高取得方法に関するものである。
測量装置により測定対象物を測定する際に、測量装置の機械中心(器械点)迄の機械高の測定を必要とする場合がある。
従来では、測量装置の機械高を測定する場合、測量装置を整準させた後、作業者がメジャー等の測定手段により手作業で機械高を測定していた。
然し乍ら、手作業での測定の場合、測定誤差が生じ易い。又、設置の状態によっては測定が困難となり、測定時間も掛っていた。
特許第2587237号公報
本発明は、設置面に対する機械高を自動で取得可能な測量装置及び測量装置の機械高取得方法を提供するものである。
本発明は、設置面に設置された測量装置が整準部と該整準部に設けられた測量装置本体とを具備し、該測量装置本体は測定点を視準する望遠鏡部と、該望遠鏡部に設けられノンプリズム測距が可能な測距部と、前記望遠鏡部を所望の方向に回動させる回転駆動部と、前記測量装置本体の水平角を測定する水平角測定部と、前記望遠鏡部の鉛直角を測定する鉛直角測定部と、制御装置とを具備し、該制御装置は、前記測量装置本体を整準した状態で、前記測距部に前記設置面の少なくとも1点の測定点をノンプリズム測距させ、該測定点の測距結果と測距時の前記望遠鏡部の鉛直角を基に、前記測量装置本体の機械高を演算する測量装置に係るものである。
又本発明は、前記制御装置は、前記測距部に前記設置面上の第1の測定点と、該第1の測定点と前記測量装置本体の機械中心に関して対称な第2の測定点とをノンプリズム測距させ、前記第1の測定点と前記第2の測定点の測距結果と測距時の前記望遠鏡部の鉛直角を基にそれぞれ求めた前記第1の測定点と前記第2の測定点の3次元座標から、前記測量装置本体の機械高を演算する測量装置に係るものである。
又本発明は、前記設置面が水平又は水平と見做され、前記測量装置本体の整準は、前記制御装置が前記測距部に前記設置面の少なくとも3点の測定点をノンプリズム測距させ、該測定点の測距結果と測距時の前記望遠鏡部の鉛直角に基づき前記測量装置本体の傾斜角を演算し、該傾斜角を基に前記整準部に整準させることで得られる測量装置に係るものである。
又本発明は、前記測定点により形成される面内に、前記測量装置本体の鉛直軸心と前記設置面との交点が存在する測量装置に係るものである。
又本発明は、前記制御装置は、前記測量装置本体の鉛直軸心を中心とする回転と並行して前記測距部に前記設置面のノンプリズム測距を実行させ、各測定点の測定結果を基に該測定点が前記設置面上の点であるかを判断し、該設置面上の点であると判断された前記測定点のみを前記測量装置本体の機械高の演算に用いる様構成された測量装置に係るものである。
又本発明は、前記制御装置は、前記設置面上の点であると判断された前記測定点の測距結果を平均化し、平均化した測距結果を基に前記測量装置本体の機械高を演算する測量装置に係るものである。
又本発明は、前記制御装置は、前記望遠鏡部の鉛直角を変更し、異なる鉛直角でそれぞれ前記測距部に前記設置面のノンプリズム測距を実行させ、少なくとも2つの同心円状の測定点の軌跡を取得し、該測定点の軌跡を基に前記設置面の平面形状を演算する測量装置に係るものである。
又本発明は、ノンプリズム測定が可能な測量装置の機械高取得方法であって、該測量装置の傾斜角を検出する工程と、検出された傾斜角を基に前記測量装置を整準する工程と、該測量装置が設置面上の少なくとも1点の測定点のノンプリズム測距及び測角を行う工程と、前記測定点の測距結果及び測角結果に基づき前記測量装置の機械高を演算する工程とを有する測量装置の機械高取得方法に係るものである。
又本発明は、前記設置面上の少なくとも3点の測定点のノンプリズム測距及び測角を行う工程と、前記測定点で形成された面を基に前記測量装置の傾斜角を演算する工程とを有する測量装置の機械高取得方法に係るものである。
更に又本発明は、前記測量装置を鉛直軸心を中心に回転させる工程と、前記測量装置の回転と並行して測定点のノンプリズム測距を行う工程と、該測定点の測定結果を基に該測定点が前記設置面上の点であるかを判断する工程と、該設置面上の点であると判断された前記測定点の測距結果及び測角結果に基づき前記測量装置の機械高を演算する工程とを有する測量装置の機械高取得方法に係るものである。
本発明によれば、設置面に設置された測量装置が整準部と該整準部に設けられた測量装置本体とを具備し、該測量装置本体は測定点を視準する望遠鏡部と、該望遠鏡部に設けられノンプリズム測距が可能な測距部と、前記望遠鏡部を所望の方向に回動させる回転駆動部と、前記測量装置本体の水平角を測定する水平角測定部と、前記望遠鏡部の鉛直角を測定する鉛直角測定部と、制御装置とを具備し、該制御装置は、前記測量装置本体を整準した状態で、前記測距部に前記設置面の少なくとも1点の測定点をノンプリズム測距させ、該測定点の測距結果と測距時の前記望遠鏡部の鉛直角を基に、前記測量装置本体の機械高を演算するので、作業者が手動で作業することなく前記測量装置本体の機械高を自動で取得でき、測定誤差の発生が抑制され、高精度に機械高を取得することができる。
又本発明によれば、ノンプリズム測定が可能な測量装置の機械高取得方法であって、該測量装置の傾斜角を検出する工程と、検出された傾斜角を基に前記測量装置を整準する工程と、該測量装置が設置面上の少なくとも1点の測定点のノンプリズム測距及び測角を行う工程と、前記測定点の測距結果及び測角結果に基づき前記測量装置の機械高を演算する工程とを有するので、作業者が手動で作業することなく前記測量装置本体の機械高を自動で取得でき、測定誤差の発生が抑制され、高精度に機械高を取得することができるという優れた効果を発揮する。
本発明の第1の実施例に係る測量装置を示す側面図である。 該測量装置の制御装置を示す構成図である。 本発明の第1の実施例に係る機械高の取得処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る測量装置を示す側面図である。 本発明の第2の実施例に係る機械高の取得処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る機械高の取得処理を説明する説明図である。 本発明の第3の実施例に係る機械高の取得処理を説明する測量装置の斜視図である。 本発明の第3の実施例に係る機械高の取得処理を説明する測量装置の斜視図である。 本発明の第3の実施例に係る機械高の取得処理を説明するフローチャートである。 本発明の第4の実施例に係る機械高の取得処理を説明する測量装置の斜視図である。 本発明の第4の実施例に係る機械高の取得処理を説明する測量装置の斜視図である。 本発明の第4の実施例に係る機械高の取得処理を説明するフローチャートである。 本発明の第5の実施例に係る機械高の取得処理を説明する測量装置の斜視図である。 本発明の第5の実施例に係る機械高の取得処理を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1、図2に於いて、本発明の第1の実施例に係る測量装置について説明する。
測量装置1は、例えばトータルステーションであり、主に三脚2と、該三脚2に取付けられる整準部3と、該整準部3に設けられた測量装置本体4を有し、該測量装置本体4は、前記整準部3に鉛直軸心5を中心に回転可能に設けられた托架部6と、該托架部6に水平軸心を中心に回転可能に設けられた望遠鏡部7とから構成されている。
又、前記測量装置1の機械中心である器械点8は、前記鉛直軸心5上に位置している。尚、第1の実施例では、前記測量装置1が設置される設置面は水平面であり、前記鉛直軸心5と設置面との交点が求心点10となっている。
前記整準部3は、前記托架部6の水平に対する傾斜角を検出するチルトセンサ等の傾斜角測定部9と、前記托架部6を傾斜させると共に、前記傾斜角測定部9の検出結果に基づき前記托架部6を水平に整準させる傾斜駆動部11とを有している。
前記托架部6は、前記望遠鏡部7の接眼レンズ7a側に設けられた主表示操作部12と、前記望遠鏡部7の対物レンズ(図示せず)側に設けられた副表示操作部13とを有し、前記主表示操作部12と前記副表示操作部13のいずれからも前記測量装置1の操作、測定結果の表示等が行える。
又、前記托架部6には、該托架部6を前記鉛直軸心5を中心に水平方向に回転させる為の水平回転駆動部14が設けられると共に、前記托架部6の前記整準部3に対する回転角を検出し、視準方向の水平角を測角する水平角測定部15が設けられる。更に、前記托架部6には、水平軸心を中心に前記望遠鏡部7を鉛直方向に回転させる鉛直回転駆動部16が設けられると共に、前記望遠鏡部7の回転角を検出し、視準方向の鉛直角を測角する鉛直角測定部17が設けられている。
前記水平回転駆動部14、前記鉛直回転駆動部16は回転駆動部を構成し、該回転駆動部は前記水平回転駆動部14、前記鉛直回転駆動部16の協働により、前記望遠鏡部7の視準方向(測距光軸20)を所望の方向に向けることができる。
前記望遠鏡部7は視準望遠鏡18を備え、該視準望遠鏡18は1.5°程度の視野角を有し、測定点を視準するものである。該視準望遠鏡18の視準点は、例えば該視準望遠鏡18が備えたレチクル(図示せず)によって示される様になっている。
又、前記望遠鏡部7は測距部19を有している。該測距部19はノンプリズム測距が可能である。該測距部19は測距光21として、可視光又は不可視光のレーザ光線、例えば可視光のレーザ光線を前記視準望遠鏡18を介して照射し、測定点からの反射測距光を前記視準望遠鏡18を介して受光し、測定点迄の測距を行う様になっている。
又、前記托架部6の内部には、制御装置22が設けられている。尚、該制御装置22は、スペース的に余裕があれば、前記望遠鏡部7等他の部位に設けてもよい。
前記制御装置22は、前記傾斜駆動部11、前記水平回転駆動部14及び前記鉛直回転駆動部16の制御、前記測距部19による測距の制御を実行し、前記傾斜角測定部9、前記水平角測定部15及び前記鉛直角測定部17の検出結果に基づく傾斜角、水平角、鉛直角の測定を実行し、前記測距部19の測距結果と前記鉛直角測定部17の検出結果を基に前記測量装置本体4の機械高h(前記器械点8の高さ)の演算を行う様になっている。
前記制御装置22について更に説明する。
該制御装置22は、主に演算制御部23、記憶部24、前記傾斜角測定部9、前記水平角測定部15、前記鉛直角測定部17、前記主表示操作部12、前記副表示操作部13、前記測距部19、前記傾斜駆動部11、前記水平回転駆動部14、前記鉛直回転駆動部16等から構成されている。
前記演算制御部23は、前記傾斜駆動部11に前記托架部6を傾斜させ、水平整準させる等、前記測量装置1の設置姿勢を制御する。又、前記演算制御部23は、前記測距部19を制御し、該測距部19で測定した測距結果は前記演算制御部23に入力される。
前記演算制御部23は、前記鉛直回転駆動部16を制御し、前記望遠鏡部7を回転させ、前記測距部19を制御して前記測距光21を設置面の所要の測定点に照射させる。前記鉛直角測定部17により検出された鉛直角は前記演算制御部23に入力される。前記鉛直角測定部17の検出結果と前記測距部19の測距結果とに基づき、測定点に対する前記器械点8の高さ、即ち前記求心点10に対する前記測量装置本体4の機械高hが演算される。
更に、前記演算制御部23は、前記水平回転駆動部14、前記鉛直回転駆動部16を制御し、前記望遠鏡部7を所要の方向(測定点や測定対象物の方向)に回転させる。前記水平角測定部15、前記鉛直角測定部17からの検出結果は、前記演算制御部23に入力され、該演算制御部23は前記水平角測定部15、前記鉛直角測定部17からの検出結果に基づき、前記望遠鏡部7の水平方向の回転角及び鉛直方向の回転角が測定する。
前記記憶部24には、前記傾斜駆動部11、前記水平回転駆動部14、前記鉛直回転駆動部16を制御する制御プログラム、前記測距部19を制御して測定点の測距を行う測距プログラム、前記鉛直角測定部17の検出結果及び前記測距部19の測距結果に基づき測定点に対する前記器械点8の高さを演算する機械高演算プログラム、前記測量装置本体4の自動整準を行う整準プログラム、前記傾斜角測定部9、前記水平角測定部15、前記鉛直角測定部17の検出結果に基づき傾斜角、水平角、鉛直角を測定する角度測定プログラム等のプログラムが格納されている。
又、前記記憶部24には、前記測距部19による測距結果、前記傾斜角測定部9、前記水平角測定部15、前記鉛直角測定部17による測角結果、演算された機械高h等の測定データ等が格納されている。
前記測量装置1により測定を行なう際には、該測量装置1を設置面の所定位置に設置し、前記測量装置本体4(前記鉛直軸心5)が鉛直となる様に整準を行う。この時、前記測量装置本体4の機械高hが既知である必要がある。
以下、図3のフローチャートを用い、第1の実施例に於ける前記測量装置本体4の機械高の取得処理について説明する。
STEP:01 先ず、前記測量装置1を設置面に設置する。尚、該測量装置1が設置されるのは、例えばビル等の屋内の床面等であり、設置面は水平面又は水平と見做される平面となっている。
STEP:02 前記測量装置1が設置されると、前記演算制御部23が前記傾斜角測定部9からの検出結果に基づき、前記傾斜駆動部11を駆動させ、前記測量装置本体4を自動整準させる。
STEP:03 前記測量装置1の整準が完了すると、前記演算制御部23は、前記鉛直回転駆動部16を駆動させ、前記望遠鏡部7を下方に鉛直回転させて、視準方向を設置面に向ける。前記測距光21を設置面上の任意の1点(測定点)に照射し、測定点のノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行う。
STEP:04 最後に、前記演算制御部23は、測定点の測距結果、前記鉛直軸心5に対する測角結果を基に、測定点に対する前記器械点8の高さを演算する。この時、設置面は水平面となっているので、測定点に対する前記器械点8の高さが、即ち前記求心点10に対する前記測量装置本体4の機械高hとなる。尚、測距結果をl、測角結果をθとすれば、機械高hはlcosθで求められる。
尚、前記鉛直軸心5と前記測距光21の光軸との成す角度θが小さい程、機械高hの演算精度が向上する。従って、前記鉛直軸心5と前記測距光軸20との成す角度θは、前記測距光21が前記主表示操作部12や前記副表示操作部13に遮られない角度、例えば35°〜40°程度とするのが望ましい。
前記測量装置本体4の機械高hが演算され、取得されると、機械高の取得処理が終了され、測定対象物の測定が開始される。
上述の様に、第1の実施例では、前記測量装置1が水平又は水平と見做される設置面に設置された場合に、設置面上の任意の1点(測定点)に対してノンプリズム測距、測角を行い、測距結果とその時の前記望遠鏡部7の鉛直角とにより、前記測量装置本体4の機械高hを測定している。
従って、該測量装置本体4の機械高hの取得を自動で行うことができ、作業者が手動で作業する必要がないので、測定誤差の発生を抑制でき、高精度に機械高を取得することができる。
又、作業者は前記望遠鏡部7を設置面上の任意の1点に向けるだけでよいので、作業上の制約がなく、作業性がよくなり、機械高の取得に要する時間を短縮することができる。
又、前記測量装置本体4の機械高を測定する為に、別途距離計等を設ける必要がなく、或は機械高が測定できる様な特別な構造とする必要がなく、装置構成を簡略化することができる。
尚、前記測量装置1を設置面に設置した際の整準は、前記整準部3が備える整準ネジを作業者が回して手動で行ってもよい。この場合、前記傾斜駆動部11は省略することができる。
次に、図4〜図6に於いて、本発明の第2の実施例について説明する。尚、図4中、図1中と同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施例では、図4に示される様に、測量装置1が設置される設置面は傾斜した平面となっている。以下、図5のフローチャートを用い、第2の実施例に於ける測量装置本体4の機械高の取得処理について説明する。
STEP:11 先ず、前記測量装置1を設置面に設置する。尚、該測量装置1が設置されるのは、例えばビル等の屋内のスロープ等であり、設置面は傾斜した平面となっている。
STEP:12 前記測量装置1が設置されると、演算制御部23(図2参照)が傾斜角測定部9(図2参照)からの検出結果に基づき、傾斜駆動部11(図2参照)を駆動させ、前記測量装置本体4を自動整準させる。
STEP:13 前記測量装置1の整準が完了すると、前記演算制御部23は、鉛直回転駆動部16(図2参照)を駆動させ、望遠鏡部7を下方に鉛直回転させる。該望遠鏡部7の視準方向を設置面に向け、設置面上の任意の1点(第1測定点)に対してノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行う。
STEP:14 次に、前記演算制御部23は、水平回転駆動部14(図2参照)を駆動させ、托架部6を前記鉛直軸心5を中心に180°回転させる。器械点8に関して第1測定点と対称な設置面上の1点(第2測定点)に前記望遠鏡部7の視準方向を向け、第2測定点に対してノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行う。
STEP:15 前記演算制御部23は、第1測定点の測距結果、測角結果を基に、第1測定点に対する前記器械点8の高さと、第1測定点と前記鉛直軸心5との水平距離を演算し、演算結果を基に第1測定点の3次元座標を演算する。又、前記演算制御部23は、第2測定点の測距結果、測角結果を基に、第2測定点に対する前記器械点8の高さと、第2測定点と前記鉛直軸心5との水平距離を演算し、演算結果を基に第2測定点の3次元座標を演算する。最後に、前記演算制御部23は、第1測定点と第2測定点の3次元座標を基に、第1測定点と第2測定点を通る直線と前記器械点8との鉛直距離、即ち前記測量装置本体4の機械高hを演算する。
尚、図6に示される様に、第1測定点をP1とし、第1測定点P1の測距結果をS1、測角結果をθ1とした場合、第1測定点P1と前記鉛直軸心5との水平距離L1は、S1sinθ1で求められ、第1測定点P1に対する前記器械点8の高さh1は、S1cosθ1で求められる。又、第2測定点をP2とし、第2測定点P2の測距結果をS2、測角結果をθ2とした場合、第2測定点P2と前記鉛直軸心5との水平距離L2は、S2sinθ2で求められ、第2測定点P2に対する前記器械点8の高さh2は、S2cosθ2で求められる。
従って、前記測量装置本体4の機械高hは、
h1+(h2−h1)×L1/(L1+L2)=(L2h1+L1h2)/(L1+L 2)
で求めることができる。
第2の実施例では、前記測量装置1は設置面上の任意の1点である第1測定点と、前記器械点8に関して第1測定点と対称な第2測定点とに対してノンプリズム測距、測角を行い、測距結果とその時の前記望遠鏡部7の鉛直角とにより、前記測量装置本体4の機械高hを測定している。
従って、設置面が傾斜していた場合であっても、前記測量装置本体4の機械高hを自動で取得することができる。又、作業者が手作業で機械高を測定する必要がないので、測定誤差の発生を抑制でき、高精度に機械高を取得することができる。
尚、第2の実施例についても、前記測量装置1を設置面に設置した際の整準は、作業者が手動で行ってもよい。この場合、前記傾斜駆動部11は省略することができる。
次に、図7〜図9に於いて、本発明の第3の実施例について説明する。尚、図7、図9中、図1中と同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。
第3の実施例では、測量装置1の設置面は水平又は水平と見做される平面となっており、第1の実施例、第2の実施例に於ける傾斜角測定部9は省略されている。
図9のフローチャートを用い、第3の実施例に於ける測量装置本体4の機械高の取得処理について説明する。
STEP:21 先ず、前記測量装置1を設置面に設置する。尚、第1の実施例と同様に、該測量装置1が設置されるのは、例えばビル等の屋内の床面等であり、設置面は水平面又は水平と見做される平面となっている。
STEP:22 前記測量装置1が設置されると、演算制御部23(図2参照)は、水平回転駆動部14(図2参照)を駆動させ、望遠鏡部7が所定の向き、例えば三脚2の脚と脚の間へと向く様托架部6を水平回転させる。
STEP:23 該托架部6が回転されると、前記演算制御部23は鉛直回転駆動部16(図2参照)を駆動させ、望遠鏡部7を下方に鉛直回転させて、視準方向を設置面上の任意の1点(第1測定点25)に向け、該第1測定点25のノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行う。
STEP:24 STEP:22、STEP:23は測定点を変更して所定回数(n回)繰返される。例えば、3回繰返される場合には、図7に示される様に、前記第1測定点25のノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角が行われた後、前記演算制御部23は前記望遠鏡部7の鉛直角を維持した状態で、前記托架部6を120°水平方向に回転させ、回転させた位置で第2測定点26のノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行う。更に、該第2測定点26のノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角が行われた後、前記演算制御部23は前記望遠鏡部7の鉛直角を維持した状態で、前記托架部6を更に水平方向に120°回転させ、回転させた位置で第3測定点27のノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行う。
尚、前記第1測定点25、前記第2測定点26、前記第3測定点27のノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行なう際の、前記望遠鏡部7の鉛直角は一定に維持されている。
STEP:25 次に、前記演算制御部23は、前記第1測定点25〜前記第3測定点27の測距結果、測角結果に基づき、図8に示される様な、前記第1測定点25〜前記第3測定点27により形成される面を演算し、該面に対する前記測量装置本体4の傾斜角(鉛直軸心5の設置面に対する傾斜角)を演算する。更に、前記演算制御部23は、前記測量装置本体4の傾斜角の演算結果に基づき、傾斜駆動部11を駆動させ、前記測量装置本体4を自動整準する。
STEP:26 前記測量装置1の整準が完了すると、前記演算制御部23は、前記水平回転駆動部14、前記鉛直回転駆動部16を駆動させ、前記托架部6、前記望遠鏡部7を回転させて、視準方向を設置面上の任意の1点(第4測定点(図示せず))に向け、該第4測定点に対してノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行う。
STEP:27 最後に、前記演算制御部23は、第4測定点の測距結果、測角結果を基に、設置面に対する前記測量装置本体4の機械高hを演算し、機械高の取得処理を終了する。
第3の実施例では、前記測量装置1は、設置面上の任意の3点である前記第1測定点25〜前記第3測定点27に対してノンプリズム測距、測角を行い、測距結果、測角結果を基に前記測量装置1の傾斜角を演算し、演算された傾斜角に基づき該測量装置1を自動整準した後、前記測量装置本体4の機械高hを測定している。
従って、該測量装置本体4の機械高hを自動で取得することができ、作業者が手動で機械高を測定する必要がないので、測定誤差の発生を抑制でき、高精度に機械高を取得することができる。
又、第3の実施例では、演算により求めた前記測量装置本体4の傾斜角を基に、該測量装置本体4の自動整準を行っている。従って、第1の実施例、第2の実施例に於ける傾斜角測定部9は省略することができ、装置構成の簡略化が図れ、製作コストを低減することができる。
尚、前記第1測定点25〜前記第3測定点27の位置は、形成される面内に求心点10が含まれる様にするのが望ましい。該求心点10が含まれる様に面を形成することで、前記測量装置本体4の傾斜角を演算する際の精度を向上させることができる。
又、第3の実施例に於いて、前記傾斜角測定部9を設けることで、設置面が傾斜した背面であった場合でも前記測量装置本体4の機械高hを取得することができる。
具体的には、前記測量装置1の設置後、前記傾斜角測定部9の検出結果を基に前記測量装置本体4を自動整準する。整準後、前記第1測定点25〜前記第3測定点27のノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行い、測距結果と測角結果を基に面及び面の傾斜角を演算する。最後に、該面と前記鉛直軸心5との交点、即ち前記求心点10に対する器械点8の高さを演算し、前記測量装置本体4の機械高hが取得される。
次に、図10〜図12に於いて、本発明の第4の実施例について説明する。尚、図10、図11中、図1中と同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。
第4の実施例では、測量装置1の設置面は、例えば水平面となっており、該測量装置1は既に整準されているものとする。又、第1の実施例、第2の実施例に於ける傾斜角測定部9は省略されている。
図12のフローチャートを用い、第4の実施例に於ける測量装置本体4の機械高の取得処理について説明する。
STEP:31 先ず、前記測量装置1を設置面に設置する。尚、該測量装置1が設置されるのは、例えばビル等の屋内の床面等であり、設置面は水平面又は水平と見做される平面となっている。
STEP:32 前記測量装置1が設置されると、演算制御部23(図2参照)は、水平回転駆動部14(図2参照)、鉛直回転駆動部16(図2参照)を駆動させ、望遠鏡部7の視準方向を設置面に任意の位置に向けた状態で、托架部6を水平回転させる。
STEP:33 又、該托架部6の水平回転と並行して、前記演算制御部23は、測距部19(図2参照)を駆動させ、所定角度間隔で連続して設置面上の測定点28のノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行う。その結果、図10に示される様に、前記測量装置1の鉛直軸心5(図1参照)を中心として、前記測定点28が円状の軌跡29を描き、該軌跡29上の測距結果、測角結果を得ることができる。
STEP:34 該軌跡29上の全周に亘って測距結果、測角結果が得られると、前記演算制御部23は前記水平回転駆動部14の駆動を停止させ、前記托架部6の水平回転を停止させる。
STEP:35 該托架部6の水平回転が停止されると、前記演算制御部23は、取得された全ての前記測定点28の測距結果、測角結果を基に、前記軌跡29上の前記測定点28が設置面上の点であるかどうかを分析し、設置面上の前記測定点28のみを採用する。例えば、図11に示される様に、前記測量装置1の近傍に壁面31が存在し、軌跡の一部32が前記壁面31に位置する場合、前記演算制御部23は、前記軌跡の一部32上に存在する前記測定点28が設置面上の前記測定点28ではないと判断する。又、前記演算制御部23は、前記軌跡の一部32上の前記測定点28以外の前記測定点28のみを採用する。
尚、前記軌跡29上の前記測定点28が設置面上の前記測定点28であるかどうかの判断は、測定結果を基に行われる。
具体的には、設置面上に位置し、求心点10に関して対称な前記軌跡29上の2つの測定点28A,28Bに対する測距、測角を行い、該測定点28A,28Bの測距結果、測角結果を基に前記測量装置本体4の機械高hを演算する。尚、機械高hの演算方法については、第2の実施例と同様であるので説明を省略する。
この時、一方の測定点28Cが前記軌跡29上(設置面上)に位置し、他方の測定点28Dが前記軌跡の一部32上に位置した場合、前記測定点28C,28Dを基に演算した機械高hは、前記測定点28A,28Bを基に演算した機械高hとは異なった値となる。
他の複数の前記測定点28に対しても同様に機械高hを演算した場合、多くは前記測定点28A,28Bを基に演算した機械高hと同様の値となる。従って、取得した複数の機械高hの度数分布を作成し、誤差の大きい機械高hを除去することで、前記軌跡29上(設置面上)に存在しない前記測定点28を除去することができる。
STEP:36 前記演算制御部23は、分析結果を基に、設置面上の点であると判断された前記測定点28が所定数以上、例えば3つ以上存在するかどうかを判断する。
尚、設置面上の点であると判断された前記測定点28は、該測定点28で形成される面内に前記測量装置1の前記鉛直軸心5(図1参照)が含まれる様な点であるのが望ましい。
STEP:37 STEP:36に於いて、設置面上に存在すると判断された前記測定点28が所定数に満たないと判断されると、前記演算制御部23は、前記鉛直回転駆動部16を駆動させ、前記望遠鏡部7の鉛直角を変更する。鉛直角の変更後は、STEP:32〜STEP:36の処理が再度繰返される。
STEP:38 又、STEP:36に於いて、設置面上に存在すると判断された前記測定点28が所定数以上であると判断されると、前記演算制御部23は前記測定点28の測距結果、測角結果を基に、前記測量装置本体4の機械高hを演算し、機械高の取得処理を終了する。
第4の実施例では、前記軌跡29に沿って連続して前記測定点28のノンプリズム測距、測角を行い、各測定点28の測定結果を基に該測定点28が設置面上の点であるかどうかを判断し、設置面上の点であると判断された前記測定点28のみを採用して前記測量装置本体4の機械高hを演算している。
従って、設置面上に存在しない前記測定点28を基に前記測量装置本体4の機械高hが演算されることがないので、高精度に該測量装置本体4の機械高hを取得することができる。
又、設置面上に存在すると判断された前記測定点28を自動で採用する様になっているので、前記測量装置1の近傍に前記壁面31等の障害物がある場合であっても、前記測量装置本体4の機械高を自動で取得することができ、作業性を向上させることができる。
尚、第4の実施例に於ける設置面は、アスファルト等細かな凹凸が存在するものであってもよい。この場合、測距、測角された複数の前記測定点28の高さを平均し、平均された高さを基に前記測量装置本体4の機械高hが取得される。
又、第4の実施例に於ける前記測量装置本体4は予め整準されていなくてもよく、設置面が傾斜した平面であってもよい。
前記測量装置本体4が未整準且つ設置面が水平面の場合には、STEP:35で採用された所定数の設置面上の前記測定点28の測距結果、測角結果に基づき、第3の実施例に於けるSTEP:25〜STEP:27を実行する。これにより、前記測量装置本体4が自動整準され、該測量装置本体4の機械高hを取得することができる。
又、前記測量装置本体4が未整準且つ設置面が傾斜した平面の場合には、傾斜角測定部9(図2参照)を具備する前記測量装置1が設置される。前記傾斜角測定部9の検出結果を基に前記測量装置本体4を自動整準した後、STEP:32〜STEP:36の処理を行う。STEP:35で採用された所定数の設置面上の前記測定点28の測距結果、測角結果に基づき、該測定点28で作られる面及び該面の傾斜角を演算し、演算結果を基に前記測量装置本体4の機械高hを取得することができる。
次に、図13、図14に於いて、本発明の第5の実施例について説明する。尚、図13中、図1中と同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。
第5の実施例では、測量装置本体4が傾斜角測定部9(図2参照)を具備し、該傾斜角測定部9の検出結果に基づき、前記測量装置本体4は既に整準されているものとする。
図14のフローチャートを用い、第5の実施例に於ける前記測量装置本体4の機械高の取得処理について説明する。
STEP:41、STEP:42 測量装置1を設置面に設置すると、演算制御部23(図2参照)は、水平回転駆動部14(図2参照)、鉛直回転駆動部16(図2参照)を駆動させ、望遠鏡部7の視準方向を設置面の任意の位置に向けた状態で、托架部6を水平回転させる。
STEP:43 又、該托架部6の水平回転と並行して、前記演算制御部23は、測距部19(図2参照)を駆動させ、所定角度間隔で連続して設置面上の測定点28aのノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行う。その結果、図13に示される様に、前記測量装置1の鉛直軸心5(図1参照)を中心として、前記測定点28aが円状の軌跡29aを描き、該軌跡29a上の測距結果、測角結果を得ることができる。
STEP:44 該軌跡29a上の全周に亘って測距結果、測角結果が得られると、前記演算制御部23は前記鉛直回転駆動部16を駆動させ、前記望遠鏡部7の鉛直角を変更する。その後、前記托架部6を水平回転させ、前記測距部19を駆動させ、所定角度間隔で連続して設置面上の測定点28bのノンプリズム測距、鉛直角及び水平角の測角を行う。その結果、図13に示される様に、前記鉛直軸心5を中心として、前記測定点28bが円状の軌跡29bを描き、該軌跡29b上の測距結果、測角結果を得ることができる。
STEP:45 前記軌跡29a,29b上の全周に亘って測距結果、測角結果が得られると、前記演算制御部23は前記水平回転駆動部14の駆動を停止させ、前記托架部6の水平回転を停止させる。
STEP:46 前記軌跡29aと前記軌跡29bとは同心円となっており、前記演算制御部23は、前記軌跡29aと前記軌跡29bとを関数フィッティングすることで、面の傾斜角やうねりや湾曲等、設置面の平面形状を演算する。
尚、STEP:47〜STEP:49については、第3の実施例に於けるSTEP:25〜STEP:27と同様であるので説明を省略する。
第5の実施例では、同心円状の前記軌跡29a,29bを関数フィッティングし、設置面の平面形状を演算しているので、設置面の傾斜角だけでなく、うねりや湾曲等の面の平面形状も検出することができ、演算精度を更に向上させることができる。
尚、第5の実施例では、前記軌跡29a,29bの2つの同心円を関数フィッティングさせているが、STEP:44を複数回実行し、3つ以上の同心円を関数フィッティングさせてもよい。3つ以上の同心円を関数フィッティングさせることで、設置面の平面形状の演算精度を更に向上させることができる。
又、設置面がアスファルト等の細かな凹凸がある場合には、前記軌跡29a,29b上に位置する前記測定点28a,28bの高さを平均化することで、精度よく前記測量装置本体4の機械高hを演算することができる。
1 測量装置
3 整準部
4 測量装置本体
5 鉛直軸心
6 托架部
7 望遠鏡部
8 器械点
10 求心点
14 水平回転駆動部
15 水平角測定部
16 鉛直回転駆動部
17 鉛直角測定部
19 測距部
22 制御装置

Claims (10)

  1. 設置面に設置された測量装置が整準部と該整準部に設けられた測量装置本体とを具備し、該測量装置本体は測定点を視準する望遠鏡部と、該望遠鏡部に設けられノンプリズム測距が可能な測距部と、前記望遠鏡部を所望の方向に回動させる回転駆動部と、前記測量装置本体の水平角を測定する水平角測定部と、前記望遠鏡部の鉛直角を測定する鉛直角測定部と、制御装置とを具備し、該制御装置は、前記測量装置本体を整準した状態で、前記測距部に前記設置面の少なくとも1点の測定点をノンプリズム測距させ、該測定点の測距結果と測距時の前記望遠鏡部の鉛直角を基に、前記測量装置本体の機械高を演算する測量装置。
  2. 前記制御装置は、前記測距部に前記設置面上の第1の測定点と、該第1の測定点と前記測量装置本体の機械中心に関して対称な第2の測定点とをノンプリズム測距させ、前記第1の測定点と前記第2の測定点の測距結果と測距時の前記望遠鏡部の鉛直角を基にそれぞれ求めた前記第1の測定点と前記第2の測定点の3次元座標から、前記測量装置本体の機械高を演算する請求項1に記載の測量装置。
  3. 前記設置面が水平又は水平と見做され、前記測量装置本体の整準は、前記制御装置が前記測距部に前記設置面の少なくとも3点の測定点をノンプリズム測距させ、該測定点の測距結果と測距時の前記望遠鏡部の鉛直角に基づき前記測量装置本体の傾斜角を演算し、該傾斜角を基に前記整準部に整準させることで得られる請求項1に記載の測量装置。
  4. 前記測定点により形成される面内に、前記測量装置本体の鉛直軸心と前記設置面との交点が存在する請求項3に記載の測量装置。
  5. 前記制御装置は、前記測量装置本体の鉛直軸心を中心とする回転と並行して前記測距部に前記設置面のノンプリズム測距を実行させ、各測定点の測定結果を基に該測定点が前記設置面上の点であるかを判断し、該設置面上の点であると判断された前記測定点のみを前記測量装置本体の機械高の演算に用いる様構成された請求項1に記載の測量装置。
  6. 前記制御装置は、前記設置面上の点であると判断された前記測定点の測距結果を平均化し、平均化した測距結果を基に前記測量装置本体の機械高を演算する請求項5に記載の測量装置。
  7. 前記制御装置は、前記望遠鏡部の鉛直角を変更し、異なる鉛直角でそれぞれ前記測距部に前記設置面のノンプリズム測距を実行させ、少なくとも2つの同心円状の測定点の軌跡を取得し、該測定点の軌跡を基に前記設置面の平面形状を演算する請求項6に記載の測量装置。
  8. ノンプリズム測定が可能な測量装置の機械高取得方法であって、該測量装置の傾斜角を検出する工程と、検出された傾斜角を基に前記測量装置を整準する工程と、該測量装置が設置面上の少なくとも1点の測定点のノンプリズム測距及び測角を行う工程と、前記測定点の測距結果及び測角結果に基づき前記測量装置の機械高を演算する工程とを有する測量装置の機械高取得方法。
  9. 前記設置面上の少なくとも3点の測定点のノンプリズム測距及び測角を行う工程と、前記測定点で形成された面を基に前記測量装置の傾斜角を演算する工程とを有する請求項8に記載の測量装置の機械高取得方法。
  10. 前記測量装置を鉛直軸心を中心に回転させる工程と、前記測量装置の回転と並行して測定点のノンプリズム測距を行う工程と、該測定点の測定結果を基に該測定点が前記設置面上の点であるかを判断する工程と、該設置面上の点であると判断された前記測定点の測距結果及び測角結果に基づき前記測量装置の機械高を演算する工程とを有する請求項8に記載の測量装置の機械高取得方法。
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