JP2017181385A - ナット保持具およびそれを備えたガスメータ取付セット - Google Patents

ナット保持具およびそれを備えたガスメータ取付セット Download PDF

Info

Publication number
JP2017181385A
JP2017181385A JP2016071451A JP2016071451A JP2017181385A JP 2017181385 A JP2017181385 A JP 2017181385A JP 2016071451 A JP2016071451 A JP 2016071451A JP 2016071451 A JP2016071451 A JP 2016071451A JP 2017181385 A JP2017181385 A JP 2017181385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
gas meter
cap
cap nut
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016071451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6736328B2 (ja
Inventor
亮介 永久
Ryosuke Nagahisa
亮介 永久
敏史 山下
Toshifumi Yamashita
敏史 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Sanko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, Sanko Co Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2016071451A priority Critical patent/JP6736328B2/ja
Publication of JP2017181385A publication Critical patent/JP2017181385A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6736328B2 publication Critical patent/JP6736328B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】一対の袋ナットを上方に保持することを作業効率良く行う。【解決手段】ガスメータ取付ユニットに対して使用されるナット保持具である。ガスメータ取付ユニットは、入口用管部と;第1の袋ナットと端部が第1の袋ナットで覆い隠される閉状態で第1の袋ナットを係止しうる第1の出っ張り部とを備える入口側ユニオン継手と;入口出口用管部と;第2の袋ナットと出口用管部の端部が第2の袋ナットで覆い隠される閉状態で第2の袋ナットを係止しうる第2の出っ張り部とを備える出口側ユニオン継手と;を備える。ナット保持具は、各袋ナットを係止しうる一対の係止部と;各係止部を連結する連結部と;各係止部によって各袋ナットが係止されることによって入口用管部の端部と出口用管部の端部とが各袋ナットから露出した開状態で、ナット保持具をガスメータ取付ユニットに着脱可能に固定する固定部と;を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、ナット保持具と、ナット保持具を備えたガスメータ取付セットと、に関する。
一般に、ガスメータをガスの埋設管および屋内配管に接続するためのガスメータ取付ユニットが知られている。ガスメータ取付ユニットは、継手、バルブ、支持金具等を一体化したものである。ガスメータ取付ユニットのうち、ガスメータを接続する部分は、一対のユニオン継手で構成される。具体的には、地中から上方へ立ち上がるように所定の間隔をおいて並べて配管された2本のガス配管(入側ガス配管および出側ガス配管)の端部にそれぞれ継手が接続され、これら継手の端部にユニオン継手がそれぞれ設けられており、ユニオン継手を介してガスメータは接続される。
図16は、ユニオン継手を示す斜視図である。ユニオン継手900は、ガス配管に連通する管部910の端部側の外周に配設される袋ナット920と、前記管部910の端部に設けられたスナップリング930と、管部910の端部の開口部に装着されるガスケット940と、を備える。管部910の端部は下向きとなるように設置されており、これによって、袋ナット920は、管部910の端部側に配設された状態で上下方向に移動可能となる。すなわち、袋ナット920は、作業者が手で持ち上げれば、上側に移動し、手を離せば、重力によって下側に移動する。スナップリング930は、袋ナット920と係止することによって、袋ナット920が管部910の端部から落下することを防止している。
ガスメータ取付ユニットにガスメータを取り付ける際は、管部910の端部の開口部にガスケット940をそれぞれ装着し、ガスメータの入り側の接続部980および出側の接続部を同時に下からガスケット940に押し当てながら、両方の接続部に袋ナット920を締め付ける。
図16には、袋ナット920が上方に持ち上げられた状態が描かれているが、ガスメータの実際の取付作業においては、袋ナットは下側に移動しスナップリングに引っかかった状態となる。この状態では、管部910の端部に装着されたガスケット940が袋ナット920の内側に隠れて見えなくなる。ガスケット940が見えなくなると、ガスメータを取り付ける際にガスケット940が脱落していても分からない。また、ガスメータの接続部980と管部910の軸の中心を合わせることが難しく、作業効率が低下する。
従来、上記の問題を解消するために、特許文献1に記載のナット保持具が提案されている。このナット保持具は、スナップリングと同じ働きを持つフランジ部と袋ナットの下縁部との間に介在可能な治具基板を備える。このナット保持具によれば、治具基板をフランジ部と袋ナットの下縁部との間に介在させることによって、袋ナットをフランジ部より上方に保持することができる。
特開2008−240988号公報 特開2001−330020号公報 特開2003−139588号公報
しかし、特許文献1に記載されたナット保持具では、1個のユニオン継手に対して1個の治具基板を個別に装着したり取り外したりする必要がある。ガスメータ取付ユニットには、2個のユニオン継手が備えられており、このため、作業効率が悪いという課題があった。したがって、一対の袋ナットを上方に保持することを作業効率良く行うことのできる技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態は、ガスメータ取付ユニットに対して使用されるナット保持具である。前記ガスメータ取付ユニットは、端部が下向きとなるように配置された入口用管部と;前記入口用管部の前記端部側の外周に配設される第1の袋ナットと、前記端部が前記第1の袋ナットで覆い隠される閉状態で前記第1の袋ナットを係止しうる第1の出っ張り部と、を備える入口側ユニオン継手と;端部が下向きとなるように配置された出口用管部と;前記出口用管部の前記端部側の外周に配設される第2の袋ナットと、前記出口用管部の前記端部が前記第2の袋ナットで覆い隠される閉状態で前記第2の袋ナットを係止しうる第2の出っ張り部と、を備える出口側ユニオン継手と;を備える。前記ナット保持具は、前記第1の袋ナットおよび前記第2の袋ナットのそれぞれを係止しうる一対の係止部と;前記一対の係止部のそれぞれを連結する連結部と;前記各係止部によって前記各袋ナットが係止されることによって前記入口用管部の前記端部と前記出口用管部の前記端部とが前記各袋ナットから露出した開状態で、当該ナット保持具を前記ガスメータ取付ユニットに着脱可能に固定する固定部と;を備える。
この形態のナット保持具によれば、固定部によって固定することにより、入口側ユニオン継手と出口側ユニオン継手とを開状態、すなわち、各係止部によって各袋ナットが係止されることによって入口用管部と出口用管部の各端部が各袋ナットから露出した開状態に維持することができる。このため、一度の操作によって2個の袋ナットを開状態とすることができ、作業効率を向上できる。特に、入口用管部の端部と出口用管部の端部との双方にガスケットを装着する必要がある場合に、ガスケットの装着状況および位置を目視で確認しながらガスメータを正しい位置に支持することができるので、作業効率をより向上できる。
(2)上記形態のナット保持具において、前記固定部は、前記連結部から上向きに延びる板状部材と、前記板状部材に配置される第1の貫通孔と、前記第1の貫通孔を貫通して、前記板状部材を前記ガスメータ取付ユニットの被固定部にねじ止めする止めねじと、を備えていてもよい。この形態のナット保持具によれば、ねじ止めという簡単な方法で固定ができることから、作業効率をより向上できる。
(3)上記形態のナット保持具において、前記板状部材は、前記第1の貫通孔より上側に配置される第2の貫通孔を備え、前記止めねじが前記第2の貫通孔を貫通して前記被固定部へのねじ止めがなされたときに、前記入口側ユニオン継手および前記出口側ユニオン継手は前記閉状態となるようにしてもよい。この形態のナット保持具によれば、止めねじの位置を第1の貫通孔と第2の貫通孔との間で切り替えるだけで、各ユニオン継手が開状態と閉状態との間で切り替わる。したがって、作業効率をより向上できる。
(4)上記形態のナット保持具において、前記板状部材は、前記第1の貫通孔は、上下方向に長尺の長孔としてもよい。この形態のナット保持具によれば、長孔における止めねじの位置を変えるだけで、各ユニオン継手が開状態と閉状態との間で切り替わる。したがって、作業効率をより向上できる。
(5)上記形態のナット保持具において、前記連結部は、前記各袋ナットの側面の少なくとも一部を覆う薄板形状の部材であり、前記各係止部は、前記各袋ナットの下縁端に沿って配置される、薄板形状の部材としてもよい。この形態のナット保持具によれば、連結部および各係止部が薄板形状の部材であることから、連結部および各係止部の寸法は、各袋ナットが占める範囲を大きく超えることがない。特許文献1に記載されたナット保持具では、治具基板の寸法が、各袋ナットが占める範囲を大きく超えることから、治具基板が装着した状態では上方からの視線を遮るため、ガスケットが装着されているか否かを目視で確認することが困難であった。治具基板を透明な樹脂で構成することも提案されているが、この場合であっても、光の反射の程度によっては目視が困難であることに変わりはない。これに対して、この形態のナット保持具によれば、連結部および各係止部の寸法は、各袋ナットが占める範囲を大きく超えないことから、ガスケットが装着されているか否かを目視で確認することが容易である。したがって、この形態のナット保持具は、作業効率をより向上できる。
(6)上記形態のナット保持具において、前記連結部と前記一対の係止部とは、金属板の一体成形物であり、前記各係止部は、前記金属板を前記袋ナットの側に折り曲げた鍔状の部分によって構成されてもよい。この形態のナット保持具によれば、製造が容易である。
(7)上記形態のナット保持具において、前記連結部は、前記各袋ナットが前記ガスメータの接続部へ締め付けられた状態であるときに、前記各袋ナットの前面、左側面、および右側面をそれぞれ覆ってもよい。この形態のナット保持具によれば、ガスメータ取付ユニットにガスメータを取り付ける施工が完了後において、ナット保持具が各袋ナットの前面、左側面、および右側面を覆うカバーとして機能する。したがって、このナット保持具は、単なる施工専用の治具としてではなく、いたずら防止の機能を兼ね備えた多機能部品とすることができる。
(8)本発明の他の形態は、ガスメータ取付ユニットとナット保持具とを備えるガスメータ取付セットである。前記ガスメータ取付ユニットは;端部が下向きとなるように配置された入口用管部と;前記入口用管部の前記端部側の外周に配設される第1の袋ナットと、前記端部が前記第1の袋ナットで覆い隠される閉状態で前記第1の袋ナットを係止しうる第1の出っ張り部と、を備える入口側ユニオン継手と、端部が下向きとなるように配置された出口用管部と;前記出口用管部の前記端部側の外周に配設される第2の袋ナットと、前記出口用管部の前記端部が前記第2の袋ナットで覆い隠される閉状態で前記第2の袋ナットを係止しうる第2の出っ張り部と、を備える出口側ユニオン継手と; 前記入口側ユニオン継手および前記出口側ユニオン継手に取り付けられるナット保持具と;を備える。前記ナット保持具は、前記第1の袋ナットおよび前記第2の袋ナットのそれぞれを係止しうる一対の係止部と;前記一対の係止部のそれぞれを連結する連結部と;前記各係止部によって前記各袋ナットが係止されることによって前記入口用管部の前記端部と前記出口用管部の前記端部とが前記各袋ナットから露出した開状態で、当該ナット保持具を前記ガスメータ取付ユニットに着脱可能に固定する固定部と;を備える。この形態のガスメータ取付セットは、前記形態のナット保持具と同様に、一度の操作によって2個の袋ナットを開状態とすることができ、作業効率を向上できる。
第1実施形態としてのナット保持具を備えるガスメータ取付セットを示す斜視図である。 ガスメータ取付セットを示す斜視図である。 ガスメータを取り付ける施工前のガスメータ取付ユニットを示す斜視図である。 ガスメータ取付ユニットがガス配管に接続された状態を示す斜視図である。 入管、絶縁自在継手、および入口側ユニオン継手の断面図である。 保持具本体の斜視図である。 手順(3)の終了後のガスメータ取付ユニットを示す斜視図である。 ガスメータを取り付ける施工が完了した後のガスメータ取付ユニットを示す斜視図である。 第2実施形態としてのナット保持具に備えられる保持具本体の斜視図である。 ガスメータを取り付ける施工前のガスメータ取付セットを示す斜視図である。 ガスメータを取り付ける施工が完了した後のガスメータ取付セットを示す斜視図である。 第3実施形態としてのナット保持具に備えられる保持具本体の上側パーツの斜視図である。 第3実施形態としてのナット保持具に備えられる保持具本体の下側パーツの斜視図である。 ガスメータを取り付ける施工前のガスメータ取付セットを示す斜視図である。 ガスメータを取り付ける施工が完了した後のガスメータ取付セットを示す斜視図である。 ユニオン継手を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態を説明する。
A.第1実施形態:
A−1.ガスメータ取付ユニットの構成:
図1および図2は、本発明の第1実施形態としてのナット保持具を備えるガスメータ取付セット1を示す斜視図である。ガスメータ取付セット1は、ガスメータ取付ユニット100と、ナット保持具140と、を備える。ガスメータ取付ユニット100は、ガスメータ(図示せず)を鉛直方向(以下、「上下方向」とも呼ぶ)Yの下側に吊るして支持するとともにガス栓が一体に組み込まれたものである(ガスメータを上に載せるものもある)。
図1および図2に示すように、ガスメータ取付ユニット100は、入管(入口用管部)103および出管(出口用管部)105と、入管103および出管105を支持する支持プレート101と、入管103および出管105にそれぞれ備えられる一対のユニオン継手120、130と、を備える。入管103が[発明の概要]の欄に記載した本発明の一形態における「入口用管部」に相当し、出管105が[発明の概要]の欄に記載した本発明の一形態における「出口用管部」に相当する。ナット保持具140は、一対のユニオン継手120、130に装着される。
図3および図4は、ガスメータ取付ユニット100がガス配管に接続された状態を示す斜視図である。図4では、ナット保持具140がガスメータ取付ユニット100から取り外された状態が示されている。図3および図4に示すように、入管103および出管105は、支持プレート101の奥側で、2本並んで地中から上下方向Yの上側に延び出した入口用ガス配管107および出口用ガス配管109にそれぞれ接続されている。入管103と入口用ガス配管107との間は、絶縁自在継手111によって接続されている。出管105と出口用ガス配管109との間は、ねじ込み式継手113によって接続されている。
図1〜図4に示すように、入管103および出管105は、途中で手前側に曲がった形状である。手前側は、本実施形態では上下方向Yに垂直な方向(以下、「前後方向」と呼ぶ)Zとなっている。上下方向Yおよび前後方向Zに垂直な左右方向Xは、入口用ガス配管107と出口用ガス配管109との並びの方向と一致している。入管103の入口用ガス配管107とは反対の端部(先端)103a側、および出管105の出口用ガス配管109とは反対の端部(先端)105a側は、上下方向Yの下側に向くように曲がっている。具体的には、各端部103a、105aの開口部が下側に向くように開口している。各端部103a、105aの上下方向Yの位置(高さ)は、同一である。なお、入管103の最も手前側には、ガス栓のハンドル115が設けられている。
一対のユニオン継手120、130の一方は、入管103の端部103a(図3)側、具体的には端部103aの近傍に備え付けられている。一対のユニオン継手120、130の他方は、出管105の端部105a(図3)側、具体的には端部105aの近傍に備え付けられている。以下、前記一方のユニオン継手を「入口側ユニオン継手120」と呼び、前記他方のユニオン継手を「出口側ユニオン継手130」とも呼ぶ。
図5は、入管103、絶縁自在継手111、および入口側ユニオン継手120の断面図である。入口側ユニオン継手120は、図16を用いて先に説明したユニオン継手900と同一の構造を備えており、図16と同様な斜視図となる。図5に示すよう、入口側ユニオン継手120は、袋ナット122と、スナップリング124とを備える。
袋ナット122は、中央に軸方向(上下方向Yと一致)に延びる貫通孔122aに雌ねじ122bが形成されるとともに、軸方向の一方側(上下方向Yの上側)の端部に丸孔を形成する厚肉壁122cが設けられたものである。袋ナット122は、さらに、軸方向の他方側(上下方向Yの下側)の端部に、フランジ122dが形成されている。
貫通孔122aに入管103の端部103aが差し込まれて、入管103の端部103a側、具体的には端部103aの近傍の外周に袋ナット122が配設される。袋ナット122は、入管103の端部103a側において上下方向に移動可能である。
スナップリング124は、入管103の端部103aより少し上側に装着されている。スナップリング124の外径は、袋ナット122の厚肉壁122cによって形成される丸孔の径よりも大きいため、スナップリング124は、袋ナット122を係止しうる。スナップリング124は、袋ナット122を係止することによって、袋ナット122が入管103から落下することを防止している。
上記構成の入口側ユニオン継手120では、袋ナット122が上側に持ち上げられたときに、入管103の端部103aは袋ナット122から露出する。以下、この露出した状態を「開状態」と呼ぶ。袋ナット122が下側に移動してスナップリング124によって係止されたときには、図5の一点鎖線Lに示すように、入管103の端部103aが袋ナット122によって覆い隠された状態となる。以下、この覆い隠された状態を、「閉状態」と呼ぶ。
図1〜図4に示すように、出口側ユニオン継手130は、上記構成の入口側ユニオン継手120と同一の構成を備え、出管105の端部105a側、具体的には端部105aの近傍の外周に配設される。このため、出口側ユニオン継手130は、入口側ユニオン継手120と同様に、出管105の端部105aが出口側ユニオン継手130の袋ナット132から露出した開状態と、袋ナット133がスナップリング134(図3)によって係止されて出管105の端部105aが袋ナット132によって覆い隠される閉状態と、になりうる。
入口側ユニオン継手120の袋ナット122が[発明の概要]の欄に記載した本発明の一形態における「第1の袋ナット」に相当し、入口側ユニオン継手120のスナップリング124が[発明の概要]の欄に記載した本発明の一形態における「第1の出っ張り部」に相当する。出口側ユニオン継手130の袋ナット132が[発明の概要]の欄に記載した本発明の一形態における「第2の袋ナット」に相当し、出口側ユニオン継手130のスナップリング134が[発明の概要]の欄に記載した本発明の一形態における「第2の出っ張り部」に相当する。なお、本実施形態の変形例として、スナップリング124、134に替えて、入管103および出管105の端部103a、105aにフランジ部を形成する構成としてもよい。要は、袋ナット122、132を係止することのできる出っ張り部であれば、スナップリング124、134に限る必要はなく、いずれの構成とすることもできる。
ナット保持具140は、入口側ユニオン継手120の袋ナット122と、出口側ユニオン継手130の袋ナット132と、に沿わして配設される。ナット保持具140の具体的な構成について、次に説明する。
A−2.ナット保持具の構成:
ナット保持具140は、保持具本体10と、止めねじ32(図1〜図3)とを備える。
図6は、保持具本体10の斜視図である。保持具本体10は、一枚の金属板を切断、曲げ加工した一体成形物であり、正面部12と、左側面部14と、右側面部16、上面部17と、第1の係止部18と、第2の係止部19(図3)と、固定板20と、を備える。
正面部12は、直方体の薄板形状であり、X−Y平面に沿うように位置する。左側面部14は、正面部12から前後方向Zの後ろ側にアールを持たせて90度折り曲げた部分である。右側面部16は、正面部12から前後方向Zの後ろ側にアールを持たせて90度折り曲げた部分である。
上面部17は、正面部12、左側面部14、および右側面部16の上縁に合わさる部分で、X−Z平面に沿うように位置する。上面部17は、長尺方向の両側、すなわち、左右方向Xの両側に湾曲部17a、17bを有する。湾曲部17a、17bの内側のアールは、入口側ユニオン継手120および出口側ユニオン継手130の袋ナット122、132(図3)の八面体部分の外径よりも大きい。
正面部12、左側面部14、右側面部16、および上面部17は、入口側ユニオン継手120の袋ナット122の左側面および前面と、出口側ユニオン継手130の袋ナット132の右側面および前面とをそれぞれ覆うことのできる薄板形状のカバーとして機能する。
第1の係止部18は左側面部14の下端に設けられており、第2の係止部19は右側面部16の下端に設けられている。各係止部18、19は、各下端を袋ナット122、132の側に折り曲げた鍔状の部分として構成することできる。具体的には、各係止部18、19は、直方体の薄板の端部を直角方向にアールを持たせて湾曲した形状を有し、上下方向Yに垂直なX−Z平面に沿うように位置する。この構成によって、保持具本体10が取り付けられたときに、第1の係止部18は入口側ユニオン継手120の袋ナット122の下縁端に当接することが可能となり、第2の係止部19は出口側ユニオン継手130の袋ナット132の下縁端に当接することが可能となる。
固定板20は、正面部12の長尺方向の真ん中に設けられている。固定板20は、保持具本体10をガスメータ取付ユニット100に対して着脱自在に固定するための板状部材である。固定板20は、正面部12に対して上向き(上下方向Yの上側)に延びている。固定板20には、上下方向Yに並ぶ2つの貫通孔22a、22bが形成されている。貫通孔22a、22bは、保持具本体10をガスメータ取付ユニット100の被固定部に固定する止めねじ32を通すためのものである。下側にある貫通孔22aを以下、「第1の貫通孔22a」と呼び、上側にある貫通孔22bを以下、「第2の貫通孔22b」と呼ぶ。
図4に示すように、支持プレート101の前後方向Zの前側には、連結プレート102が連結されている。連結プレート102は、入管103および出管105の端部103a、105a側を支持する。この連結プレート102の前面の中央部分に、ねじ孔102aが設けられている。止めねじ32を第1の貫通孔22aまたは第2の貫通孔22bに貫通した上で、ねじ孔102aにねじ止めすることによって、保持具本体10は被固定部としての連結プレート102に固定される。
第1の貫通孔22aに止めねじ32を貫通させて保持具本体10の固定を行なった場合と、第2の貫通孔22bに止めねじ32を貫通させて保持具本体10の固定を行なった場合とで、保持具本体10の上下方向Yの位置(高さ)が変化する。すなわち、第1の貫通孔22aに止めねじ32を貫通させて固定を行った場合には、保持具本体10は上側に位置し、第2の貫通孔22bに止めねじ32を貫通させて固定を行った場合には、保持具本体10は下側に位置することになる。
正面部12、左側面部14、および右側面部16が[発明の概要]の欄に記載した本発明の一形態における「連結部」に相当し、固定板20および止めねじ32が[発明の概要]の欄に記載した本発明の一形態における「固定部」に相当する。
本実施形態では、第1の貫通孔22aに止めねじ32を貫通させて固定を行った場合、すなわち、保持具本体10が上側に位置した場合に、入口側ユニオン継手120と出口側ユニオン継手130とが開状態(各端部103a、105aが袋ナット122、132から露出した状態)となるように、ねじ孔102aの位置と、保持具本体10における第1の貫通孔22aの位置が予め設計されている。また、第2の貫通孔22bに止めねじ32を貫通させて固定を行った場合、すなわち、保持具本体10が下側に位置した場合に、入口側ユニオン継手120と出口側ユニオン継手130とが閉状態(各端部103a、105aが袋ナット122、132によって覆い隠された状態)となるように、保持具本体10における第2の貫通孔22bの位置が予め設計されている。
本実施形態では、上述したように、保持具本体10は、一枚の金属板を切断、曲げ加工した一体成形物である。これに対して、正面部12と左側面部14と右側面部16を一枚の金属板から生成し、上面部17と、第1の係止部18と、第2の係止部19と、固定板20と、を溶接、ねじ止め、その他の手段によって一体化してもよい。すなわち、各部12〜20は、適宜、個別に製造して、溶接、ねじ止め、その他の手段によって一体化してもよい。
A−3.ナット保持具の使用形態:
図1および図2は出荷時のガスメータ取付セットを示すものである。図示するように、出荷時には、一対の袋ナット122、132を持ち上げて入口側ユニオン継手120と出口側ユニオン継手130とを開状態とした上で、第1の貫通孔22aに止めねじ32が取り付けられている。止めねじ32は、第1の貫通孔22aを貫通し、連結プレート102のねじ孔102a(図4)に取り付けられている。この状態では、止めねじ32によって保持具本体10はガスメータ取付ユニット100に固定され、各ユニオン継手120、130はナット保持具140によって開状態に保持される。
図3は、ガスメータを取り付ける施工前のガスメータ取付ユニット100を示すものである。ガスメータを取り付ける施工前には、ガスメータ取付ユニット100は、図1および図2で示した状態で、絶縁自在継手111およびねじ込み式継手113によって、入口用ガス配管107および出口用ガス配管109に接続される。施工業者は、図3の状態にあるガスメータ取付ユニット100に対してガスメータを取り付ける施工を行う。具体的には、施工業者は、次の作業手順(1)から(4)によってガスメータの取り付けを行う。
(1)入管103と出管105の各端部103a、105aの位置を目視で確認しながら、各端部103a、105aの開口部にガスケット(図示せず)をそれぞれ密着し、第1の手(左右、いずれでもよい)で、ガスメータの入り側の接続部および出側の接続部を同時に下からガスケットに押し当てながら、ガスメータを正しい位置に支持する。なお、ガスケットは、図16に示したガスケット940と同じものである。
(2)次いで、第2の手を使って、止めねじ32を第1の貫通孔22aから外して、ナット保持具140をガスメータ取付ユニット100から取り外す。これによって、保持具本体10の第1および第2の係止部18、19は各袋ナット122、132の下縁端から外れ、各袋ナット122、132は下側、すなわち、ガスメータの入り側の接続部側および出側の接続部側に移動する。
(3)次いで、第2の手を使って各袋ナット122、132を仮締めし、ガスメータをガスメータ取付ユニット100に吊り下げる。そして、第1の手および第2の手を使ってスパナ等の工具により袋ナット122、132の締め付けを完了する。図7は、(3)の終了後のガスメータ取付ユニット100を示す斜視図である。図中のGMがガスメータである。
(4)次いで、第1の手および第2の手を使ってナット保持具140をガスメータ取付ユニット100に取り付ける。具体的には、保持具本体10の第2の貫通孔22b(図6)に止めねじ32を挿入して、止めねじ32をねじ孔102a(図7)にねじ止めすることによって、保持具本体10の取り付けを行う。
図8は、(4)の終了後、すなわち、ガスメータGMを取り付ける施工が完了した状態を示す斜視図である。この状態では、保持具本体10によって、入口側ユニオン継手120の袋ナット122の左側面および前面と、出口側ユニオン継手130の袋ナット132の右側面および前面とがそれぞれ覆われる。
A−4.実施形態効果:
本実施形態のナット保持具140によれば、固定板20と止めねじ32によって、保持具本体10をガスメータ取付ユニット100に固定することにより、入口側ユニオン継手120と出口側ユニオン継手130とを開状態、すなわち、各係止部18によって各袋ナット122、132が係止されることによって入管103と出管105との各端部103a、105aが各袋ナット122、132から露出した開状態に維持することができる。このため、一度の操作によって2個の袋ナット122、132を開状態とすることができ、作業効率を向上できる。特に、入管103の端部103aと出管105の端部105aとの双方にガスケットを装着する必要がある場合に、ガスケットの装着状況および位置を目視で確認しながらガスメータを正しい位置に支持することができるので、作業効率をより向上できる。
また、本実施形態のナット保持具140によれば、正面部12、左側面部14、および右側面部16が、各袋ナット122、132の側面の少なくとも一部を覆う薄板形状の部材であり、前記第1および第2の係止部18、19は、各袋ナット122、132の下縁端に沿って配置される、薄板形状の部材であることから、保持具本体10の寸法は、各袋ナット122、132が占める範囲を大きく超えることがない。このため、入管103および出管105の各端部103a、105aにガスケットが装着されているか否かを目視で確認することが容易である。したがって、この形態のナット保持具は、作業効率をより向上できる。
さらに、本実施形態のナット保持具140によれば、各袋ナット122、132がガスメータの接続部へ締め付けられた施工後においては、正面部12、左側面部14、および右側面部16が、各袋ナット122、132の前後方向の前側の側面と左右方向の外側の側面とを覆うように構成されている。このため、ナット保持具140によれば、ガスメータ取付ユニット100にガスメータを取り付ける施工が完了後において、ナット保持具140が各袋ナット122、132の前側の側面と左右方向の外側の側面とを覆うカバーとして機能する。したがって、このナット保持具140は、単なる施工専用の治具としてではなく、いたずら防止の機能を兼ね備えた多機能部品とすることができる。
特許文献1に記載されたナット保持具では、ガスメータの取り付けの施工時、またはガスメータの交換の際に、スパナ等の工具とは別に治具基板を用意しなければならず、煩雑であった。これに対して、本実施形態のナット保持具140によれば、ガスメータの取り付けの施工時、またはガスメータの交換の際には、ガスメータ取付ユニット100にナット保持具140が予め装着されているから、スパナ等の工具を用意するだけで済み、煩雑ではない。また、特許文献1に記載されたナット保持具では、治具基板を挿入する隙間を確保するために管部910(図16)を長くしなければならないという課題があったが、本実施形態のナット保持具140によれば、管部を長くする必要もない。
本実施形態のナット保持具140によれば、ねじ止めという簡単な方法で保持具本体10をガスメータ取付ユニット100に固定できることから、作業効率をより向上できる。また、止めねじ32の位置を第1の貫通孔132aと第2の貫通孔132bとの間で切り替えるだけで、各ユニオン継手120、130が開状態と閉状態との間で切り替わる。したがって、作業効率をより向上できる。さらに、本実施形態のナット保持具140によれば、保持具本体10は、一枚の金属板を切断、曲げ加工した一体成形物であることから、製造が容易である。
B.第2実施形態:
図9は、本発明の第2実施形態としてのナット保持具に備えられる保持具本体の斜視図である。図10および図11は、本発明の第2実施形態としてのガスメータ取付セット200を示す斜視図である。第2実施例におけるガスメータ取付セット200は、第1実施例におけるガスメータ取付セット1と比べて、ナット保持具205の保持具本体210の形状が相違するだけで、その他の構成は、第1実施例におけるガスメータ取付セット1の構成と同一である。すなわち、ガスメータ取付セット200に備えられるガスメータ取付ユニット201は、第1実施形態のガスメータ取付ユニット100と同一であり、ナット保持具205に備えられる止めねじ32は第1実施形態と同一であり、ナット保持具205の構成だけが第1実施形態と相違する。第1実施形態と同一の構成要素については、図10、図11において、図3と同一の符合を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、保持具本体210は、金属板の一体成形物であり、連結部212と、一対の係止部214、215と、湾曲部217、218と、固定板220と、を備える。
連結部212は、平らな薄板形状であり、X−Z平面に沿うように位置する。一対の係止部214、215は、連結部212の左右方向Xの両側における上下方向Yの下側にそれぞれ設けられている。各係止部214、215は、各下端を袋ナット122、132の側に折り曲げた鍔状の部分214a、215a(図10)を有する。この鍔状の部分214a、215aは、第1実施形態における第1および第2の係止部18、19と同様に機能し、図10に示すように、入口側ユニオン継手120の袋ナット122の下縁端と、出口側ユニオン継手130の袋ナット132の下縁端と、にそれぞれ当接することが可能となる。
図9に示す湾曲部217、218は、第1実施形態における湾曲部17a、17bと同様に機能する。固定板220は、第1実施形態における固定板20と比べて縦長の形状を有するが、機能的には同一である。すなわち、固定板220には、上下方向Yに並ぶ2つの貫通孔222a、222bが形成されており、止めねじ32(図10)が2つの貫通孔222a、222bのいずれかに差し込まれる。第1実施形態と同様に、下側の第1の貫通孔222aを介して止めねじ32がねじ止めされたときには、各ユニオン継手120、130はナット保持具140によって開状態に維持され(図10参照)、上側の第2の貫通孔222bを介して止めねじ32がねじ止めされたときには、各ユニオン継手120、130は閉状態となっている(図11参照)。
以上のように構成された第2実施形態としてのナット保持具205は、第1実施形態のナット保持具140と同様に、一度の操作によって2個の袋ナット122、132を開状態とすることができ、作業効率を向上できる。また、その他の第1実施形態の効果も同様に奏する。
C.第3実施形態:
図12は、本発明の第3実施形態としてのナット保持具に備えられる保持具本体の上側パーツの斜視図である。図13は、本発明の第3実施形態としてのナット保持具に備えられる保持具本体の下側パーツの斜視図である。図14および図15は、本発明の第3実施形態としてのガスメータ取付セット300を示す斜視図である。第3実施例におけるガスメータ取付セット300は、第1実施例におけるガスメータ取付セット1と比べて、ナット保持具305の保持具本体310が相違するだけで、その他の構成は、第1実施例におけるガスメータ取付セット1の構成と同一である。すなわち、ガスメータ取付セット300に備えられるガスメータ取付ユニット301は、第1実施形態のガスメータ取付ユニット100と同一であり、ナット保持具305に備えられる止めねじ32は第1実施形態と同一であり、ナット保持具305の構成だけが第1実施形態と相違する。第1実施形態と同一の構成要素については、図14、図15において、図3と同一の符合を付し、その説明を省略する。
図14に示すように、保持具本体310は、上側パーツ310aと下側パーツ310bとの2つの部品によって構成されている。図12に示すように、上側パーツ310aは、側面部312と、上面部314と、固定板320と、を備える。上側パーツ310aは、一枚の金属板を切断、曲げ加工した一体成形物である。
側面部312は、直方体の薄板をその長手方向(左右方向X)の両側でアールを持たせて90度折り曲げた形状を有し、X−Y平面に沿うように位置する。上面部314は、側面部312の上縁に接続される部分で、X−Z平面に沿うように位置する。上面部314には、左右方向Xの両側には円弧状の切欠部314a、314bが形成されている。切欠部314a、314bは、第1実施形態における湾曲部17a、17bと同様に機能する。
固定板320は、第1実施形態における固定板20に対応する部品であり、側面部312の左右方向Xの真ん中に設けられている。固定板20には、上下方向に長尺の長孔322が形成されている。長孔322の下側の端部が第1実施形態における第1の貫通孔22a(図6)と同様に機能し、長孔322の上側の端部が第1実施形態における第2の貫通孔22b(図6)と同様に機能する。
図13に示すように、下側パーツ310bは、側面部342と、底面部344と、を備える。下側パーツ310bは、一枚の金属板を切断、曲げ加工した一体成形物である。
側面部342は、直方体の薄板をその長手方向(左右方向X)の両側でアールを持たせて90度折り曲げた形状を有し、上側パーツ310aの側面部342に内嵌する。図12に示すように、上側パーツ310aの側面部342には矩形の凹部330が形成されている。図13に示すように、下側パーツ310bの側面部342には凸部350が形成されている。凹部330と凸部350が嵌合することで、上側パーツ310aの内側に下側パーツ310bの一部分が接合される。
下側パーツ310bの底面部344は、側面部342の下縁の全域にわたって内側に折り曲げた部分であり、X−Z平面に沿うように位置する。底面部344の左右方向Xの両側部分344a、344bは、第1実施形態における第1および第2の係止部18、19と同様に機能し、図14に示すように、入口側ユニオン継手120の袋ナット122の下縁端と、出口側ユニオン継手130の袋ナット132の下縁端と、にそれぞれ当接することが可能となる。
上記構成のナット保持具305の保持具本体310によれば、長孔322の下側の端部を介して止めねじ32がねじ止めされたときには、各ユニオン継手120、130はナット保持具140によって開状態に維持され(図14参照)、長孔322の上側の端部を介して止めねじ32がねじ止めされたときには、各ユニオン継手120、130は閉状態となっている(図15参照)。図15は、施工時の状態を示している。このときには、袋ナット122、132に締め付け工具(レンチ等)を掛けるためのスペースを確保するために、下側パーツ310b(図13)は取り外されている。
以上のように構成された第3実施形態としてのナット保持具305は、第1実施形態のナット保持具140と同様に、一度の操作によって2個の袋ナット122、132を開状態とすることができ、作業効率を向上できる。また、その他の第1実施形態の効果も同様に奏する。特に第3実施形態では、固定板320に形成される孔が長孔であることから、ナット保持具305をガスメータ取付ユニット301から取り外すことなく、ユニオン継手120、130を開状態から閉状態へ切り替えることができる。したがって、作業性をより向上することができる。さらに、この第3実施形態では、下側パーツ310bを上側パーツ310aから分離することによっても、ユニオン継手120、130を開状態から閉状態へ切り替えることができ、より作業性に優れている。
D.変形例:
・変形例1:
第1〜第3実施形態やそれらの変形例では、保持具本体10、210、310は金属製であったが、これに替えて樹脂製としてもよい。第1〜第3実施形態のように金属製であった場合には、金属板の表面に発錆防止のための塗装を施してもよい。
・変形例2:
第1〜第3実施形態やそれらの変形例では、固定板20を固定するための留具として止めねじ32を用いていた。これに替えて、割りピンや差し込み棒等の他の形状の部品を用いてもよい。また、出荷時には、割りピンを仮止め用として用い、施工後においては、止めねじを用いてしっかりと固定するようにしてもよい。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、前述した実施形態および各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。
1…ガスメータ取付セット
10…保持具本体
12…正面部
14…左側面部
16…右側面部
17…上面部
17a…湾曲部
18…第1の係止部
19…第2の係止部
20…固定板
22a…第1の貫通孔
22b…第2の貫通孔
100…ガスメータ取付ユニット
101…支持プレート
102…連結プレート
102a…ねじ孔
103…入管
103a…端部
105…出管
105a…端部
107…入口用ガス配管
109…出口用ガス配管
111…絶縁自在継手
115…ハンドル
120…入口側ユニオン継手
122…袋ナット
122a…貫通孔
122b…雌ねじ
122c…厚肉壁
122d…フランジ
124…スナップリング
130…出口側ユニオン継手
132…袋ナット
132a…第1の貫通孔
132b…第2の貫通孔
134…スナップリング
140…ナット保持具
200…ガスメータ取付セット
201…ガスメータ取付ユニット
205…ナット保持具
210…保持具本体
212…連結部
214、215…係止部
217、218…湾曲部
220…固定板
222a…第1の貫通孔
222b…第2の貫通孔
300…ガスメータ取付セット
301…ガスメータ取付ユニット
305…ナット保持具
310…保持具本体
310a…上側パーツ
310b…下側パーツ
314…上面部
314a、314b…切欠部
320…固定板
322…長孔
330…凹部
342…側面部
344…底面部
350…凸部

Claims (8)

  1. 端部が下向きとなるように配置された入口用管部と、
    前記入口用管部の前記端部側の外周に配設される第1の袋ナットと、前記端部が前記第1の袋ナットで覆い隠される閉状態で前記第1の袋ナットを係止しうる第1の出っ張り部と、を備える入口側ユニオン継手と、
    端部が下向きとなるように配置された出口用管部と、
    前記出口用管部の前記端部側の外周に配設される第2の袋ナットと、前記出口用管部の前記端部が前記第2の袋ナットで覆い隠される閉状態で前記第2の袋ナットを係止しうる第2の出っ張り部と、を備える出口側ユニオン継手と、
    を備えるガスメータ取付ユニットに対して使用されるナット保持具であって、
    前記第1の袋ナットおよび前記第2の袋ナットのそれぞれを係止しうる一対の係止部と、
    前記一対の係止部のそれぞれを連結する連結部と、
    前記各係止部によって前記各袋ナットが係止されることによって前記入口用管部の前記端部と前記出口用管部の前記端部とが前記各袋ナットから露出した開状態で、当該ナット保持具を前記ガスメータ取付ユニットに着脱可能に固定する固定部と、
    を備えるナット保持具。
  2. 請求項1に記載のナット保持具であって、
    前記固定部は、
    前記連結部から上向きに延びる板状部材と、
    前記板状部材に配置される第1の貫通孔と、
    前記第1の貫通孔を貫通して、前記板状部材を前記ガスメータ取付ユニットの被固定部にねじ止めする止めねじと、
    を備える、ナット保持具。
  3. 請求項2に記載のナット保持具であって、
    前記板状部材は、前記第1の貫通孔より上側に配置される第2の貫通孔を備え、前記止めねじが前記第2の貫通孔を貫通して前記被固定部へのねじ止めがなされたときに、前記入口側ユニオン継手および前記出口側ユニオン継手は前記閉状態となる、
    ナット保持具。
  4. 請求項2に記載のナット保持具であって、
    前記第1の貫通孔は、上下方向に長尺の長孔である、
    ナット保持具。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のナット保持具であって、
    前記連結部は、前記各袋ナットの側面の少なくとも一部を覆う薄板形状の部材であり、
    前記各係止部は、前記各袋ナットの下縁端に沿って配置される、薄板形状の部材である、
    ナット保持具。
  6. 請求項5に記載のナット保持具であって、
    前記連結部と前記一対の係止部とは、金属板の一体成形物であり、
    前記各係止部は、前記金属板を前記袋ナットの側に折り曲げた鍔状の部分によって構成される、
    ナット保持具。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のナット保持具であって、
    前記連結部は、前記各袋ナットが前記ガスメータの接続部へ締め付けられた状態であるときに、前記各袋ナットの前面、左側面、および右側面をそれぞれ覆う、
    ナット保持具。
  8. ガスメータ取付ユニットとナット保持具とを備えるガスメータ取付セットであって、
    前記ガスメータ取付ユニットは、
    ガスメータ取付ユニット端部が下向きとなるように配置された入口用管部と、
    前記入口用管部の前記端部側の外周に配設される第1の袋ナットと、前記端部が前記第1の袋ナットで覆い隠される閉状態で前記第1の袋ナットを係止しうる第1の出っ張り部と、を備える入口側ユニオン継手と、
    端部が下向きとなるように配置された出口用管部と、
    前記出口用管部の前記端部側の外周に配設される第2の袋ナットと、前記出口用管部の前記端部が前記第2の袋ナットで覆い隠される閉状態で前記第2の袋ナットを係止しうる第2の出っ張り部と、を備える出口側ユニオン継手と、
    前記入口側ユニオン継手および前記出口側ユニオン継手に取り付けられるナット保持具と、
    を備え、
    前記ナット保持具は、
    前記第1の袋ナットおよび前記第2の袋ナットのそれぞれを係止しうる一対の係止部と、
    前記一対の係止部のそれぞれを連結する連結部と、
    前記各係止部によって前記各袋ナットが係止されることによって前記入口用管部の前記端部と前記出口用管部の前記端部とが前記各袋ナットから露出した開状態で、当該ナット保持具を前記ガスメータ取付ユニットに着脱可能に固定する固定部と、
    を備える、ガスメータ取付セット。
JP2016071451A 2016-03-31 2016-03-31 ナット保持具およびそれを備えたガスメータ取付セット Active JP6736328B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016071451A JP6736328B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 ナット保持具およびそれを備えたガスメータ取付セット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016071451A JP6736328B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 ナット保持具およびそれを備えたガスメータ取付セット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017181385A true JP2017181385A (ja) 2017-10-05
JP6736328B2 JP6736328B2 (ja) 2020-08-05

Family

ID=60005981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016071451A Active JP6736328B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 ナット保持具およびそれを備えたガスメータ取付セット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6736328B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6736328B2 (ja) 2020-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2631960C (en) Clamp for circular objects
US8789807B2 (en) Quick disconnect actuator mounting
US5829794A (en) Vacuumtight connection
KR101802286B1 (ko) 반도체 및 디스플레이 제조 설비용 진공배관 지지장치
KR101558493B1 (ko) 플랜지 체결 공구
US3669141A (en) Faucet mounting means
JP2604538B2 (ja) 衛生設備などを取り付けるための取付板
JP2017181385A (ja) ナット保持具およびそれを備えたガスメータ取付セット
KR102113954B1 (ko) 용접이나 체결나사가 필요없는 사각파이프 연결용 조인트
JP5277278B2 (ja) 流体制御装置用継手
JP2015108473A (ja) 固定構造及び室外機
JP5631518B1 (ja) 水栓蛇口
JP3214076U (ja) ラウドスピーカ又はアンプフレームの固定キット
JP5846492B2 (ja) ユニットバスにおける混合水栓用継手の固定具
JP4859492B2 (ja) ガスメータの支持装置
KR102447281B1 (ko) 내구성이 향상된 통합분배기
EP1174372A2 (en) Connection element for two components, one of which is tubular
JP6220189B2 (ja) 外囲板取付装置及び取付金具
JP7131112B2 (ja) 筐体の固定具および固定方法
JP2011099636A (ja) 開閉弁
JP6696640B2 (ja) ガスメータの支持装置
JP2017110782A (ja) 蛇口接続継手
JP4576129B2 (ja) 貫通孔閉塞治具
KR20190003135A (ko) 세 방향 또는 네 방향 파이프 체결용 클램프
KR20190001362U (ko) 파이프 행거

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6736328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350