JP2017181006A - 天井設置形空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 送風機の風量が大きい場合でも、ドレン水を排水できる、天井設置形空気調和機を提供する。
【解決手段】
上記課題を達成するために、実施形態の天井設置形空気調和機は、
空気吸込み口及び送風機を有する送風機室と、空気吹出し口及び熱交換器を有する熱交換器室と、前記熱交換器室の側方に設けられ少なくとも冷媒分配器やドレン排水手段を有する機械室と、前記送風機室と前記熱交換器室とを区画し前記送風機の送風口を有する筐体仕切板と、前記熱交換器室に収容されるドレンパンと、前記ドレンパン上に設けられ、前記熱交換器室と前記機械室とを区画する機械室仕切板と、を備える。前記機械室仕切板下端部に前記機械室と前記熱交換器室とを連通する連通部を設ける。
【選択図】図3
【解決手段】
上記課題を達成するために、実施形態の天井設置形空気調和機は、
空気吸込み口及び送風機を有する送風機室と、空気吹出し口及び熱交換器を有する熱交換器室と、前記熱交換器室の側方に設けられ少なくとも冷媒分配器やドレン排水手段を有する機械室と、前記送風機室と前記熱交換器室とを区画し前記送風機の送風口を有する筐体仕切板と、前記熱交換器室に収容されるドレンパンと、前記ドレンパン上に設けられ、前記熱交換器室と前記機械室とを区画する機械室仕切板と、を備える。前記機械室仕切板下端部に前記機械室と前記熱交換器室とを連通する連通部を設ける。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、天井設置形空気調和機に関する。
従来、天井設置形空気調和機は、本体が天井裏の梁等から吊り下げられたり、天井裏に埋設されたりして、天井空間に設置されている。この本体の内部は、仕切板により熱交換器室と送風機室とに仕切られている。この熱交換器室には熱交換器が配置され、送風機室には、熱交換器に空気を送る送風機が配置されている。また、天井設置形空気調和機は、熱交換器の下部に、熱交換器を載置するドレンパンを備える。このドレンパンは、熱交換器を載置する載置部を挟んで、熱交換空気導通路の風上側(1次側)と風下側(2次側)にドレン水の受け部が形成される。
このような構成で、冷凍サイクル運転をなすとともに送風機を駆動することにより、熱交換器において冷媒と室内空気とが熱交換をなし、熱交換した空気はダクトを介して室内へ吹出される。室内空気に含まれる水分は熱交換にともなって凝縮され、ドレン水が生成されてドレンパンに滴下する。ドレンパンに溜まったドレン水は、ドレンパンに設けられたドレン水排出手段(ドレンポンプやドレンホースなど)から本体の外に排水される。
このような構成で、冷凍サイクル運転をなすとともに送風機を駆動することにより、熱交換器において冷媒と室内空気とが熱交換をなし、熱交換した空気はダクトを介して室内へ吹出される。室内空気に含まれる水分は熱交換にともなって凝縮され、ドレン水が生成されてドレンパンに滴下する。ドレンパンに溜まったドレン水は、ドレンパンに設けられたドレン水排出手段(ドレンポンプやドレンホースなど)から本体の外に排水される。
上記のような空気調和機においては、熱交換器の通風抵抗によって発生する圧力差分で、ドレンパンの1次側よりも2次側の受け部にドレン水が溜まり易い。また、送風機の送風量が多くなるほど2次側に溜まるドレン水も多くなり、その結果、熱交換器下部が浸水することもある。
さらに、熱交換器室のドレンパン上には、ドレン水を強制的に排水するドレンポンプや、膨張弁、配管等を収容する機械室が設けられる。この機械室は、熱交換器室の2次側と仕切られているが、熱交換器室の1次側(風上側)とは連通しているため、送風機の風量が大きい場合は、熱交換器室の2次側よりも機械室内の圧力が大きくなってしまい、ドレン水が、ドレンポンプが収容されている機械室(1次側)に流れないことがあった。
さらに、熱交換器室のドレンパン上には、ドレン水を強制的に排水するドレンポンプや、膨張弁、配管等を収容する機械室が設けられる。この機械室は、熱交換器室の2次側と仕切られているが、熱交換器室の1次側(風上側)とは連通しているため、送風機の風量が大きい場合は、熱交換器室の2次側よりも機械室内の圧力が大きくなってしまい、ドレン水が、ドレンポンプが収容されている機械室(1次側)に流れないことがあった。
本発明が解決しようとする課題は、送風機の風量が大きい場合でも、ドレン水を排水できる、天井設置形空気調和機を提供することである。
上記課題を達成するために、実施形態の天井設置形空気調和機は、空気吸込み口及び送風機を有する送風機室と、空気吹出し口及び熱交換器を有する熱交換器室と、前記熱交換器室の側方に設けられ少なくとも冷媒分配器やドレン排水手段を有する機械室と、前記送風機室と前記熱交換器室とを区画し前記送風機の送風口を有する筐体仕切板と、前記熱交換器室に収容されるドレンパンと、前記ドレンパン上に設けられ、前記熱交換器室と前記機械室とを区画する機械室仕切板と、を備える。前記機械室仕切板下端部に前記機械室と前記熱交換器室とを連通する連通部を設ける。
以下、発明を実施するための実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の天井設置形空気調和機について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、天井設置形空気調和機1を示しており、以下、天井設置形空気調和機1のことを室内ユニット1と呼ぶ。室内ユニット1は、例えば建屋の天井裏に据え付けられている。なお、本実施形態において、天井裏とは建屋の梁と天井板との間に規定される天井空間のことを指している。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の天井設置形空気調和機について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、天井設置形空気調和機1を示しており、以下、天井設置形空気調和機1のことを室内ユニット1と呼ぶ。室内ユニット1は、例えば建屋の天井裏に据え付けられている。なお、本実施形態において、天井裏とは建屋の梁と天井板との間に規定される天井空間のことを指している。
室内ユニット1は、奥行き寸法D、幅寸法Wおよび厚さ寸法Hを有する四角い扁平な箱型である。また、室内ユニット1は、金属製の筐体2を有している。筐体2は、室内ユニット1の外郭を構成する要素であって、天板21、第1の側板22a、第2の側板22b、第1の底板23a、第2の底板23b、前面枠24、背面枠25および筐体仕切板(第1の仕切板)26を備えている。
図2及び図3に示すように、筐体仕切板26は、筐体2の内部を、送風機室3と熱交換器室4との二室に区画している。
送風機室3は、背面枠25に形成される吸込口27を有し、送風機室3には送風機5が収容されている。吸込口27には、エアフィルタ(図示省略)が取り付けられ、被空調室に延びる吸込みダクト(図示省略)が接続されている。
図2及び図3に示すように、送風機5は、ファンモータ51およびファンケース52a、52bを有し、ファンケース52a、52bの内部に多翼ファン53a、53bが収容されている。ファンケース52a、52bはそれぞれ、両側面に吸引口54a、54bが設けられ、筐体仕切板26に送風口55a、55bが設けられている。
図2及び図3に示すように、送風機5は、ファンモータ51およびファンケース52a、52bを有し、ファンケース52a、52bの内部に多翼ファン53a、53bが収容されている。ファンケース52a、52bはそれぞれ、両側面に吸引口54a、54bが設けられ、筐体仕切板26に送風口55a、55bが設けられている。
ファンモータ51は、その両側面から同軸状に突出された二本の回転軸51a、51bを有し、各回転軸51a、51bに多翼ファン53a、53bが取り付けられている。
熱交換器室4は、熱交換器7を挟んで、熱交換空気導通路の風上側を熱交換器室1次側41として、風下側を熱交換器室2次側42として、構成されている。
また、熱交換器室4は、前面枠24に形成される吹出し口28及び機械室6を有している。吹出し口28は、被空調室へ延びる吹出しダクト(図示省略)が接続されている。
機械室6は、機械室仕切板9により熱交換器室4と区画され、電子膨張弁や冷媒分配器、ドレンポンプ等を収容する。
また、熱交換器室4は、前面枠24に形成される吹出し口28及び機械室6を有している。吹出し口28は、被空調室へ延びる吹出しダクト(図示省略)が接続されている。
機械室6は、機械室仕切板9により熱交換器室4と区画され、電子膨張弁や冷媒分配器、ドレンポンプ等を収容する。
図3に示すように、熱交換器室4には、熱交換器7およびドレンパン8が配置されている。熱交換器7は、室内ユニット1の幅方向に延びているとともに、機械室仕切板9と側板22aとの間に介在されている。
図3に示すように、ドレンパン8は、機械室6および熱交換器7の下方に配置されている。ドレンパン8は、例えば発泡スチロールのような断熱材で構成されている。ドレンパン8は、熱交換器7を下方から支えているとともに、熱交換器7から滴下するドレン水を受け止める。
ドレンパン8の略中央には、熱交換器7の下端部が載置される載置部8aが、熱交換器7の幅方向に設けられている。ドレンパン8において、載置部8aを挟んで熱交換器室1次側41に1次側受け部8bが設けられ、熱交換器室2次側42に2次側受け部8cが設けられる。
ドレンパン8の略中央には、熱交換器7の下端部が載置される載置部8aが、熱交換器7の幅方向に設けられている。ドレンパン8において、載置部8aを挟んで熱交換器室1次側41に1次側受け部8bが設けられ、熱交換器室2次側42に2次側受け部8cが設けられる。
2次側受け部8cは、載置部8aに向けて下るように傾斜して設けられている。
1次側受け部8bは2次側受け部8cよりも1段下がるように設けられている。
載置部8aは、1次側受け部8b及び2次側受け部8cよりも1段高く設けられており、載置部8aは熱交換器7の下端部がドレン水に浸水することを防ぐとともに、1次受け部8bと2次側受け部8cの間を隔てる堤防の機能も有する。
ドレンパン8の機械室6側の端部は、ドレン水を自然排水するためのドレン排水口81が設けられている。ドレン排水口81は図示しないドレンホースが接続される。ドレン排水口81を使用せず、強制的にドレン水を排水する場合は、機械室6内に図示しないドレンポンプが配置される。ドレン排水口81、ドレンポンプのどちらも機械室6内に設けられ、これらをまとめてドレン排水手段と呼ぶ。
1次側受け部8bは2次側受け部8cよりも1段下がるように設けられている。
載置部8aは、1次側受け部8b及び2次側受け部8cよりも1段高く設けられており、載置部8aは熱交換器7の下端部がドレン水に浸水することを防ぐとともに、1次受け部8bと2次側受け部8cの間を隔てる堤防の機能も有する。
ドレンパン8の機械室6側の端部は、ドレン水を自然排水するためのドレン排水口81が設けられている。ドレン排水口81は図示しないドレンホースが接続される。ドレン排水口81を使用せず、強制的にドレン水を排水する場合は、機械室6内に図示しないドレンポンプが配置される。ドレン排水口81、ドレンポンプのどちらも機械室6内に設けられ、これらをまとめてドレン排水手段と呼ぶ。
図4は、ドレンパン8、筐体仕切板26及び機械室仕切板9を示した分解斜視図である。
それぞれの仕切板について説明する。まず、筐体仕切板26は、上述のように、筐体2の内部を、奥行き方向に送風機室3と熱交換器室4との二室に区画している。筐体仕切板26は、筐体2の第1の側板22aから第2の側板22bまで幅寸法W方向に長く伸びる長方形状を有しており、送風機5の送風口55a、55bが設けられている。
機械室仕切板9は、熱交換器室4内において、ドレンポンプや冷媒配管等を収容する機械室6と、熱交換器室4とを区画している。
機械室仕切板9は、後述する第1〜第3の機械室仕切板91〜93で構成されている。
機械室仕切板9は、後述する第1〜第3の機械室仕切板91〜93で構成されている。
第1の機械室仕切板91は吹出し口28と対向する前面部91aと前面部91aの端部から略直角に折り曲げられて熱交換器室2次側42に面する側面部91bとを有している。さらに側面部91bは、熱交換器7の2次側の面に沿う形状に設けられる。
第2の機械室仕切板92は熱交換器7の端板の機能を有し、熱交換器7と一体的に設けられる。第2の機械室仕切板92は、熱交換器7側が熱交換器の1次側の面に沿う形状に設けられる。
第2の機械室仕切板92は熱交換器7の端板の機能を有し、熱交換器7と一体的に設けられる。第2の機械室仕切板92は、熱交換器7側が熱交換器の1次側の面に沿う形状に設けられる。
第3の機械室仕切板93は、熱交換器室1次側41において、筐体仕切板26と第2の機械室仕切板92との間に配置される。なお、第3の機械室仕切板93は、熱交換器7の熱を筐体仕切板26に伝わりにくくするため樹脂製が望ましい。
第1〜第3の機械室仕切板91〜93はいずれも下端側がドレンパン8の上に載置され、上端側は、筐体2の天板21まで延びる。そして、第1〜第3の機械室仕切板91、92、93が共同して機械室6と熱交換器室41とを区画する。
送風口55から吹出された空気は、熱交換器室1次側41に吹き出され、送風口55に対向する熱交換器7を通過し、熱交換器室2次側42へと流れ、吹出し口28より、室内ユニット1の外へと吹き出される。
送風口55から吹出された空気は、熱交換器室1次側41に吹き出され、送風口55に対向する熱交換器7を通過し、熱交換器室2次側42へと流れ、吹出し口28より、室内ユニット1の外へと吹き出される。
機械室仕切板9が無ければ、熱交換器室1次側41から、そのまま機械室6へも送風されてしまうが、機械室仕切板9があることにより、送風口55から吹出された空気が直接に機械室6に送風されないようになっている。
また、機械室仕切板9の下端部には、ドレンパン8に溜ったドレン水を機械室6側に案内する複数の連通部90が設けられる。
連通部90は、第1の機械室仕切板91の下端部に設けられる複数の第1連通部90aと、第1の機械室仕切板91の熱交換器7側の下端部と第2の機械室仕切板92の熱交換器7側の下端部との間に設けられる第2の連通部90bとを有する。
第1の連通部90aは、第1の機械室仕切板91の側面部91bの下端部を切欠いて設けられている。
連通部90は、第1の機械室仕切板91の下端部に設けられる複数の第1連通部90aと、第1の機械室仕切板91の熱交換器7側の下端部と第2の機械室仕切板92の熱交換器7側の下端部との間に設けられる第2の連通部90bとを有する。
第1の連通部90aは、第1の機械室仕切板91の側面部91bの下端部を切欠いて設けられている。
第1の連通部90aは、第1の機械室仕切板91の奥行き方向に、所定の間隔を有して、設けられている。この間隔は、一定の間隔でも良いし、熱交換器7との距離が近い部分は間隔を狭くする等、任意に設定して良い。
第1の連通部90aは、送風口55より送風される風が機械室6側へ通過しないよう、第1の機械室仕切板91の下端部に、小さく設けられる。具体的には、奥行き方向に20〜30mm程度、高さ方向に10〜20mm程度の大きさに設けられることが望ましい。
第2の連通部90bは、ドレンパン8の1次側受け部8bに溜ったドレン水を機械室6側に案内するとともに、2次側受け部8cに溜り、載置部8aでせき止められたドレン水を機械室6側に案内する。案内するドレン水の量が多いため、第2の連通部90bは、熱交換器第1の連通部90aよりも奥行き方向寸法及び高さ方向寸法がそれぞれ大きく形成されている。
第2の連通部90bは、ドレンパン8の1次側受け部8bに溜ったドレン水を機械室6側に案内するとともに、2次側受け部8cに溜り、載置部8aでせき止められたドレン水を機械室6側に案内する。案内するドレン水の量が多いため、第2の連通部90bは、熱交換器第1の連通部90aよりも奥行き方向寸法及び高さ方向寸法がそれぞれ大きく形成されている。
第1の実施形態において、ファンモータ51により多翼ファン53a、53bが回転されると、多翼ファン53a、53bは、送風機室3内の空気をファンケース52a、52bの吸引口54から吸い込むとともに、吸い込んだ空気をファンケース52a、52bの送風口55から吐き出す。
このため、被空調室内の空気が吸込みダクトを介して、筐体2の吸込み口27から送風機室3に吸い込まれる。送風機室3に吸い込まれた空気は、ファン52a、52bを介し、送風口55から熱交換器7に向かって吹き出す。
熱交換器7は、送風口55から吹き出す空気と、熱交換器7の伝熱管を流れる冷媒との熱交換により、当該空気を冷気もしくは暖気の熱交換空気に変える。熱交換空気は、吹出し口28から吹出しダクトを通じて被空調室に送られる。
冷房運転時、熱交換器7での熱交換に伴い、室内空気に含まれる水分は凝縮され、ドレン水が生成されてドレンパン8に滴下する。熱交換器室4でドレンパン8に溜まったドレン水は、機械室仕切板9の連通部90を通過し、機械室6側へ案内され、機械室6に設けられたドレンポンプまたはドレン水排水口81から室内ユニット1の外に排水される。
このとき、熱交換器室1次側41と熱交換器室2次側42におけるドレンパン8の受け部を比較すると、熱交換器7の通風抵抗によって生じる圧力差分で、熱交換器室1次側41の1次側受け部8bよりも熱交換器室2次側42の2次側受け部8cにドレン水が溜まり易い状態となっている。
送風機5の風量が小さい場合には、2次側受け部8cに溜ったドレン水は、傾斜によって載置部8aに向かって流れ、載置部8aに沿って第2の連通部90bに案内され、機械室6側に流れ出る。
しかし、送風機5の風量が大きい場合は、ドレン水が載置部8aに向かって流れにくくなるため、さらに2次側受け部8cに溜りやすくなり、吹出し口28に近いところでは、吹出す空気によってドレン水が室内ユニット1の外に飛び出すおそれがある。
送風機5の風量が小さい場合には、2次側受け部8cに溜ったドレン水は、傾斜によって載置部8aに向かって流れ、載置部8aに沿って第2の連通部90bに案内され、機械室6側に流れ出る。
しかし、送風機5の風量が大きい場合は、ドレン水が載置部8aに向かって流れにくくなるため、さらに2次側受け部8cに溜りやすくなり、吹出し口28に近いところでは、吹出す空気によってドレン水が室内ユニット1の外に飛び出すおそれがある。
そこで、本実施形態においては、機械室仕切板9により熱交換器室4と機械室6とを、熱交換器室4の奥行き方向全体に渡って区画した。さらに、熱交換器室4と機械室6とを、機械室仕切板9の下端部に形成した連通部90でのみ連通させることによって、機械室6内部が送風機5による送風の影響をうけることがない。
これにより、送風機5により送風されている状態では、熱交換器室4よりも機械室6内の圧力が低くなり、第2受け部8cのドレン水が連通部90を介して機械室6側へ流れやすくなっている。
これにより、送風機5により送風されている状態では、熱交換器室4よりも機械室6内の圧力が低くなり、第2受け部8cのドレン水が連通部90を介して機械室6側へ流れやすくなっている。
特に、熱交換器室2次側42に面する第1の機械室仕切板91の下端部に小さな第1の連通部90aを設けることで、ドレンパン8の2次側受け部8cに溜った、吹出し口8に近いドレン水を機械室6に案内することができる。
また、ドレンパン8の上面(1次側受け部8b及び2次側受け部8c)を、全体的に緩やかに機械室6側に向けて下るように傾斜させてもよく、これによりさらにドレン水を機械室6側に流れやすくすることができる。
上述した第1の実施形態によれば、送風路内にあるドレン水が送風機5の送風による影響を受けてもドレンパンから室外ユニット1の外に飛び出すことなく排水することができる。
また、ドレンパン8に溝等を設けることなく、機械室仕切板9に連通部90を設けたことで、ドレンパン8の構造が複雑になることを避けることができる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態の天井設置形空気調和機によれば、送風路の風の影響を受けることなく、ドレン水を排水する、天井設置形空気調和機を提供することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…天井設置形空気調和機(室内ユニット)、2…筐体、21…天板、22a…第1の側板、22b…第2の側板、23a…第1の底板、23b…第2の底板、24…前面枠、25…背面枠、26…筐体仕切板(第1の仕切板)、27…吸込み口、28…吹出し口、3…送風機室、4…熱交換器室、41…熱交換器室1次側、42…熱交換器室2次側、5…送風機、51…ファンモータ、51a…回転軸、51b…回転軸、52a…ファンケース、52b…ファンケース、53a…多翼ファン、53b…多翼ファン、54…吸引口、55…送風口、6…機械室、9…機械室仕切板、90…連通部、7…熱交換器、8…ドレンパン。
Claims (4)
- 空気吸込み口及び送風機を有する送風機室と、
空気吹出し口及び熱交換器を有する熱交換器室と、
前記熱交換器室の側方に設けられ少なくとも冷媒分配器やドレン排水手段を有する機械室と、
前記送風機室と前記熱交換器室とを区画し、前記送風機の送風口を有する筐体仕切板と、
前記熱交換器室に収容されるドレンパンと、
前記ドレンパン上に設けられ、前記熱交換器室と前記機械室とを区画する機械室仕切板と、を備え、
前記機械室仕切板下端部に前記機械室と前記熱交換器室とを連通する連通部を設けた、天井設置形空気調和機。 - 前記機械室仕切板は、第1の機械室仕切板と、前記熱交換器の1次側の面に沿う形状に設けられる第2の機械室仕切板と、前記筐体仕切板と前記第2の機械室仕切板との間に設けられる第3の機械室仕切板と、により構成される、
請求項1に記載の天井設置形空気調和機。 - 前記連通部は、前記第1の機械室仕切板の下端部に設けた複数の第1連通部と、前記第1連通部よりも大きく形成され、前記熱交換器下端部に設けた第2連通部と、を備えた
請求項2に記載の天井設置形空気調和機。 - 前記第1連通部は、切欠部である、請求項3に記載の天井設置形空気調和機。
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JP2016073464A JP2017181006A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 天井設置形空気調和機 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190820 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200317 |