JP2017179932A - 電子キー - Google Patents

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Abstract

【課題】それぞれ異なるタイミングで操作すべき作動要素の認識を容易にできる電気キーを提供する。【解決手段】筐体部品2の上面3に操作面が設けられている車両ロックシステム用電子キー1において、作動要素には、車両のドアをロックするドアロック用作動要素11と、車両のエンジンを始動するエンジン始動用作動要素12とが含まれる。車両のエンジンを始動する際には、ドアロック用作動要素11とエンジン始動用作動要素12とを所定の間隔を空けて操作すると共に、ドアロック用作動要素11とエンジン始動用作動要素12とが隣接して配置され、ドアロック用作動要素11の上面11Jがエンジン始動用作動要素12の上面12Jよりも、上面3に対して外側に位置しているから、それぞれ異なるタイミングで操作すべき作動要素11,12の認識が容易にできる。【選択図】図2

Description

本発明は、ドアロック用作動要素とエンジン始動用作動要素を備える電子キーに関する。
従来、この種の電子キーとして、それぞれが1つの電気スイッチ用である少なくとも2つの作動要素を同じ側に備えるプラスチック製筐体部品を備える自動車のロックシステム用電子キーであって、前記筐体部品が、フィールドを備え、前記フィールドは非作動の領域であり、前記作動要素に対して少なくともわずかに隆起されるか、あるいは凹まされ、前記少なくとも2つの作動要素間に、触知性の分離を形成した電子キー(例えば特許文献1)がある。
上記電子キーでは、2つの作動要素間に、触知できる分離手段を与え、それにより作動要素の位置確認ができるが、作動要素を順番に操作する必要がある場合、その順番で押し難い面がある。
例えば、エンジン駆動用作動要素とドアロック用作動要素を備えた電子キーで、暖気運転や車内冷暖房のためにエンジン駆動用作動要素を押してエンジンを始動する場合、ドアがロックされていない状態のままでエンジンを始動すると、車両が盗難される虞がある。
このため、ドアをロックしてからエンジンを始動するには、ドアロックとエンジン駆動の順番で操作がやり易く、ドアロックを確認できる電子キーが望ましい。
また、電子キーとしてその他にも、操作面に、凸状曲面部及び凹状曲面部を形成し、凸状曲面部が形成されることで、凸状曲面部が押されたときの回転力成分、ひいては電子キーに加わる回転力を減少させ、より電子キーが安定した状態で、第1のスイッチへの操作を行うことができ、また、凹状曲面部が形成されることで、凹状曲面部側に親指をスライドさせた際にも、親指が操作面から大きく離れることが抑制され、よって、親指を延ばす、電子キーを持ち直す等の手間がなく、第4のスイッチを押し操作することができるようにした電子キー(例えば特許文献2)がある。
しかし、前記特許文献2の電子キーでは、複数のスイッチを隣接して配置しているため、電子キーを見ながら操作するには問題はないが、電子キーを見ないで操作する場合、例えば、電子キーをポケットに入れた手探りの状態や暗い場所では、スイッチを正しく操作することが難しい。
そこで、上述したようにドアロックとエンジン始動操作をやり易くするために、ドアロック用作動要素とエンジン駆動用要素を近接して配置することが考えられるが、この場合、車両から離れるためにドアロックのみの操作を行う場合でも、誤まってエンジン駆動用要素に触ってエンジンが始動してしまう虞がある。
特表2007−506010号公報 特開2015−21304号公報
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、それぞれ異なるタイミングで操作すべき作動要素の認識を容易にできる電気キーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、複数の作動要素を具備する筐体部品を備え、前記作動要素を配置することにより前記筐体部品の第1の面に操作面が設けられている車両ロックシステム用電子キーにおいて、前記作動要素には、少なくとも前記車両のドアをロックするドアロック用作動要素と、前記車両のエンジンを始動するエンジン始動用作動要素とが含まれ、前記車両のエンジンを始動する際には、前記ドアロック用作動要素と前記エンジン始動用作動要素とを所定の間隔を空けて操作すると共に、前記ドアロック用作動要素と前記エンジン始動用作動要素とが隣接して配置され、前記ドアロック用作動要素の操作面が前記エンジン始動用作動要素の操作面よりも、前記第1の面に対して外側に位置していることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記作動要素には、前記車両のドアロックを解除するドアロック解除用作動要素が含まれ、前記ドアロック解除用作動要素は、前記エンジン始動用作動要素と前記ドアロック用作動要素の領域の外側に位置すると共に、前記ドアロック用作動要素の操作面が前記ドアロック解除用作動要素の操作面よりも前記第1の面に対して外側に位置することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記ドアロック用作動要素の操作面と前記エンジン始動用作動要素の操作面との間に触知性の境界部を設けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記エンジン始動用作動要素が前記ドアロック用作動要素の領域中に配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記エンジン始動用作動要素の操作面が凹んでいることを特徴とする。
請求項1の構成によれば、それぞれ異なるタイミングで操作すべき作動要素の認識が容易にできる。
請求項2の構成によれば、エンジン始動の際とドアロック・解除の際のそれぞれにおいて作動要素の認識が容易にできる。
請求項3の構成によれば、同時に操作し易くすることで、意識的にタイミングをずらした操作をさせることができる。
請求項4の構成によれば、連続的な操作を容易に行うことができる。また、外観意匠性を高めることができる。
請求項5の構成によれば、エンジン始動用作動要素を指で認識し易くなり、操作をスムーズに行うことができる。
本発明の実施例1を示す電子キーの平面図である。 同上、電子キーの斜視図である。 同上、電子キーの断面説明図である。 同上、エンジン始動信号出力までのフローチャート図である。 本発明の実施例2を示す電子キーの平面図である。 本発明の実施例3を示す電子キーの平面図である。 本発明の実施例4を示す電子キーの断面説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の電子キーの実施例について説明する。
図1〜図4は本発明の実施例1を示す。同図に示すように、電子キー1は、車両を無線で操作する無線式のものであり、合成樹脂製の筐体部品2を備える。この筐体部品2は、該筐体部品2の第1の面たる上面3と、下面4と、これら上面3と下面4の周囲を連結する左右の側面5,5及び前後の側面6,6を有する。前記左右の側面5,5は平面視で略直線状に形成され、前記前後の側面6,6は平面視で略半円状に形成され、これら前後の側面6,6に対応して、前記上面3の前後縁部及び下面4の前後縁部が略半円状に形成されている。また、後の側面6には、略U字型のフック部7が設けられ、このフック部7は合成樹脂製以外で金属製のものでもよい。
前記上面3には、車両を遠隔操作する複数の作動要素が設けられている。この例では、車両のドアをロックするドアロック用作動要素11と、車両のエンジンを始動するエンジン始動用作動要素12と、ドアのロックを解除するドアロック解除用作動要素13と、左右のスライドドアを開閉操作するスライドドア開閉用作動要素14,15とを備える。そして、各作動要素11,12,13,14,15は、押すか触るかなどの操作をすると、これを検知して信号を出力する電気スイッチである。この場合、各作動要素11,12,13,14,15を表す領域の全体を検知範囲として、押すか触るかなどの操作をすると、これを検知しても良いし、各作動要素11,12,13,14,15を表す領域の一部の範囲のみを検知範囲として、押すか触るかなどの操作をすると、これを検知するものでも良い。
前記上面3の周囲に、平面略長円形をなす区切り部たる細溝部21を形成し、この細溝部21は、左右の直線部21A,21Aと前後の半円部21B,21Bとを備え、平面略小判型をなす。
図1などに示すように、前記上面3の前後方向一側である前側には、環状溝部22を形成し、この環状溝部22の前側は前記前側の半円部21Bの一部を構成する。この環状溝部22内には、環状の発光部23が設けられ、この発光部23は、導光体などからなり、筐体部品2の内部のLEDなどの発光手段(図示せず)により発光する。
前記上面3における前記発光部23内は、前記ドアロック用作動要素11と前記エンジン始動用作動要素12が隣接して設けられる領域Rであり、前記ドアロック用作動要素11の外縁部11Gは、発光部23の内周に対応した円形の形状をなしている。
また、前記ドアロック用作動要素11内に前記エンジン始動用作動要素12が配置され、この例では、ドアロック用作動要素11内の前側に、外形が円形の前記エンジン始動用作動要素12が設けられ、ドアロック用作動要素11は、上面3の長さ方向において、中央位置より前側に位置しており、エンジン始動用作動要素12の全周を囲むようにドアロック用作動要素11が配置されている。
この場合、エンジン始動用作動要素12の直径はドアロック用作動要素11の直径の2分の1以下であり、操作性の面から、エンジン始動用作動要素12の直径をドアロック用作動要素11の直径の0.4倍以上、0.5倍以下とすることが好ましい。即ち、エンジン始動用作動要素12の直径が小さいと操作がやり難くなり、大きいと作動要素11,12を同時に押す可能性が高くなるためである。また、上述したようにエンジン始動用作動要素12はドアロック用作動要素11内において前側に位置し、エンジン始動用作動要素12の中心は、ドアロック用作動要素11の中心と前側縁11Mの左右方向中央との間で、前側縁11M側に位置する。
前記ドアロック用作動要素11の操作面たる上面11Jの方が、ドアロック解除用作動要素13の操作面たる上面13Jよりも、第1の面たる上面3に対して外側に位置している。即ち、前記ドアロック用作動要素11の上面11Jは、前記ドアロック解除用作動要素13の上面13Jより高く形成されている。また、前記上面11Jは、外縁部11Gから中心に向かって大きな曲率の凸状湾曲面をなし、少なくとも前記上面11Jの後縁側は、ドアロック解除用作動要素13の上面13Jより高い位置にある。
図1などに示すように、エンジン始動用作動要素12の周囲には、作動要素11,12の操作面たる上面11J,12Jを区切る区切り部たる細溝部24が形成され、エンジン始動用作動要素12の上面12Jは滑らかな湾曲状に凹んでいる。このようにドアロック用作動要素11の上面11Jの方が、前記エンジン始動用作動要素12の上面12Jよりも、第1の面たる上面3において外側に位置し、前記上面12Jは湾曲状に凹み、この凹んだ上面12Jに対して前記ドアロック用作動要素11の上面11Jが相対的に外側に突出している。
また、上述したように前記ドアロック用作動要素11の上面11Jは、外縁部11Gから中心に向かって、大きな曲率の凸状湾曲面をなし、このエンジン始動用作動要素12の上面12Jの外縁部12Gとドアロック用作動要素11の上面11Jの内縁部11Fとにより、触知性の境界部25が構成されている。尚、上面12Jにおける外縁部12G及び上面11Jにおける内縁部11Fは、いずれも線状をなす。また、触知性とは、指等で接触することにより触った部分が判ることを言う。
前記境界部25は、大きな曲率の凸状湾曲面状の上面11Jと、これより小さい曲率の凹状湾曲面状の上面12Jとの境目であって、曲面が切り替わる箇所であり、指で触ることにより認識することができる。また、凹状湾曲面状の上面12Jは、境界部25から中心に向かって滑らかな曲線の傾斜面により凹むものであるから、上面11Jから上面12Jに指を滑らすようにしてスムーズにエンジン始動用作動要素12を操作することができる。尚、細溝部24を設けずに、ドアロック用作動要素11の上面11Jとエンジン始動用作動要素12の上面を連続して形成してもよく、この場合も、断面において形が変わる上面11Jから上面12Jの境目が境界部25になる。
前記上面3において前記環状溝部22の外縁の後側には、平面半円状の突条部31が突出形成され、少なくとも前記エンジン始動用作動要素12の上面12Jの外縁部11Gの後側は、この突条部31の上縁の高さ以上に形成されている。また、図3などに示すように、突条部31には、後側から前側に向かって高くなる曲面部31Aが形成されている。さらに、前記突条部31の上縁及びドアロック用作動要素11の外縁部11Gの後側の高さ位置より、前記発光部23の上面の高さ位置を低くすることが好ましい。尚、この例では、前記エンジン始動用作動要素12の上面12Jの外縁部12Gは、その全周において略同一高さをなす。
前記ドアロック解除用作動要素13は、前記突条部31の後側に配置した略U字型の区切り部32により区切られると共に、上面3の左右方向中央に設けられ、前記ドアロック用作動要素11に隣接しており、ドアロック解除用作動要素13の操作面たる上面13Jは、前記突条部31の上端より低い位置にある。このようにドアロック解除用作動要素13の上面13Jが、前記突条部31の上端より低い位置にあるため、筐体部品2を持ち易く、ドアロック解除用作動要素13の誤操作を防止できる。また、前記ドアロック解除用作動要素13の後側左右に、前記左右のスライドドア開閉用作動要素14,15が設けられ、それら作動要素13,14,15の操作面である上面は略面一に形成されている。さらに、左右のスライドドア開閉用作動要素14,15の間には、前後方向で直線状の区切り部33が部分的に設けられている。そして、この例では、ドアロック解除用作動要素13の上面13Jが、上面3の基準面である。
また、ドアロック用作動要素11には、鍵をロックした状態を示す表示部41が設けられ、エンジン始動用作動要素12には、エンジンを示す「EMGINE」の文字表示部42が設けられ、ドアロック解除用作動要素13には、鍵のロックを解除した状態を示す表示部43が設けられ、スライドドア開閉用作動要素14,15には、スライドドアをスライドする状態を示す表示部44,45が設けられ、これら表示部41,42,43,44は印刷などにより設けられている。尚、ドアロック用作動要素11の領域(上面11J)において、前記表示部41を囲む範囲が検知範囲であり、この検知範囲を押すか触るかなどの操作をすると、これを検知し、前記検知範囲は、前記上面12Jと同一な円形で略大きさも等しい。また、前記ドアロック用作動要素11の前記検知範囲と、前記ドアロック解除用作動要素13との間に、境界部となる突条部31と環状溝部22を配置したため、両者の誤操作を防止することができる。
前記電子キー1はキー側制御手段(図示せず)を内蔵し、車両は電子キー1からの信号によりエンジンの始動、車両の全てのドアのロックを行うと共に、ドアのロック・アンロックの状態を電子キー1に伝えるように制御する車両側制御手段(図示せず)を備える。以下、電子キー1の操作に伴うキー側及び車両側制御手段による制御について説明する。
ドアロック用作動要素11が押されると、ドアロック信号が出力され、車両において車両側制御手段によりドアをロックする動作の指示が出てドアがロックされる。この場合、すでにドアがロックされていてもよい。また、ドアロック用作動要素11が押されて所定の時間間隔である100msが経過した後、エンジン始動が有効となると共に、ドアロック用作動要素11によるエンジン始動が有効になったことを示す橙色のLEDがオンとなり、発光部23が緑色に発光する。このようにドアロック用作動要素11が100ms以上押されることを条件として、エンジン始動が有効となる。
前記エンジン始動が有効となった時点から、所定時間、例えば1秒(下限所定時間)以上、6秒(上限所定時間)以下の間にエンジン始動用作動要素12を押した場合に、エンジンが始動する。従って、ドアロック用作動要素11とエンジン始動用作動要素12を同時に押した場合や、ドアロック用作動要素11が押された後、1.1(1秒+100ms)秒経過する前にエンジン始動用作動要素12が押された場合や、6.1秒経過後にエンジン始動用作動要素12が押された場合、エンジンは始動しない。この場合、前記上限所定時間は、前記下限所定時間に、この例の所定加算時間である5秒を加えたものである。
また、前記車両側制御手段により、車両のドアのロックを検知し、且つドアがロックされたことを電子キー1に伝え、前記キー側制御手段により、ドアのロックを表示する緑のLEDをオンにし、発光部23を所定時間連続して緑色に発光するようにしてもよい。さらに、前記車両側制御手段からドアがロックされたことを示すドアロック検知信号が電子キー1に伝えられない場合、例えば車両側制御手段がドアロック検知信号を出力しない場合や、電子キー側がドアロック検知信号を受信できない場合などに、エンジン始動用作動要素12を押してもエンジンが始動しないようにエンジン始動の条件を設定してもよい。
エンジン始動用作動要素12のオン・オフとエンジンの始動の条件に関し、図4のフローチャートを用いて説明する。ステップS1のエンジン始動操作受付開始は、上述したエンジン始動が有効になった時から、前記下限所定時間が経過した時であり、この例では、ドアロック用作動要素11が押されてから1.1秒経過後である。そして、ステップS1からステップS2に移行し、ステップS2では5秒タイマースタートがスタートする。ステップS2の5秒タイマースタートの後、経時手段が残りの時間を計測し、ステップS3では、エンジン始動用作動要素12以外の他の作動要素がオフで且つ5秒タイマーの残り時間が0秒になっていない場合、ステップS4に移行する。尚、前記5秒タイマーの5秒が前記所定加算時間である。
ステップS4では、エンジン始動用作動要素12がオンかどうかを判断し、オンになっていない場合は、ステップS3に戻り、これを5秒経過するまで繰り返し、他の作動要素11,13,14,15からオンの信号がなく、且つ5秒経過したら、ステップS9でエンジン始動操作を終了する。即ち、5秒タイマースタートの後、5秒経過(tS3)すると、エンジン始動用作動要素12をオンにしてもエンジンは始動しない。
ステップS3とステップS4の繰り返しの間に、エンジン始動用作動要素12がオンになると、ステップS5に移行し、1秒タイマーがスタートし、1秒タイマーがスタートした後、ステップS6に移行する。ステップS6では、エンジン始動用作動要素12がオンであるか、即ち押し続けられているか、他の作動要素11,13,14,15がオフかを判断し、エンジン始動用作動要素12がオンで且つ他の作動要素11,13,14,15がオフの場合、ステップS7に移行し、1秒タイマーが0かどうかを判断し、0でない場合、ステップS6に戻る動作を繰り返し、エンジン始動用作動要素12がオンで且つ他の作動要素11,13,14,15のオフが1秒続いた場合、即ち少なくともエンジン始動用作動要素12のみを1秒押し続けた場合、ステップS8でエンジン始動信号を出力し、エンジンが始動する。
一方、エンジン始動用作動要素12がオンで且つ他の作動要素11,13,14,15のオフが1秒未満の場合、又はこの1秒未満の間に他の作動要素11,13,14,15がオンになった場合は、ステップS6からステップS9に移行してエンジン始動操作が終了する。
上記構成の電子キー1では、車両から離れて暖気運転や車内冷房のためにエンジンを起動する際、片手で電子キー1を握るように持ち、ドアロック用作動要素11を押し、所定の間隔Tを置いてエンジン始動用作動要素12が1秒以上押されることにより、ドアがロックされた状態でエンジンを始動することができる。
この場合、ドアロック用作動要素11の操作面たる上面11Jがエンジン始動用作動要素12の上面12Jよりも、上面3に対して外側に位置しているから、ポケットの中に電子キー1を入れた状態や、電子キー1を見ない状態で、それぞれ異なるタイミングで操作すべき作動要素11,12の認識が容易になり、その操作を円滑に行うことができる。
また、エンジン始動用作動要素12の上面12Jは凹んでいるから、ドアロック用作動要素11を押した際に、同時にエンジン始動用作動要素12を押し難く、さらに、所定の時間Tを設定することにより、エンジン始動が不要な際の誤操作を防止できる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、複数の作動要素を具備する筐体部品2を備え、作動要素を配置することにより筐体部品2の第1の面たる上面3に操作面が形成されている車両ロックシステム用電子キーにおいて、作動要素には、少なくとも車両のドアをロックするドアロック用作動要素11と、車両のエンジンを始動するエンジン始動用作動要素12とが含まれ、車両のエンジンを始動する際には、ドアロック用作動要素11とエンジン始動用作動要素12とを所定の間隔Tを空けて操作すると共に、ドアロック用作動要素11とエンジン始動用作動要素12とが隣接して配置され、ドアロック用作動要素11の操作面たる上面11Jがエンジン始動用作動要素12の操作面たる上面12Jよりも、上面3に対して外側に位置しているから、それぞれ異なるタイミングで操作すべき作動要素11,12の認識が容易にできる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、作動要素には、車両のドアロックを解除するドアロック解除用作動要素13が含まれ、ドアロック解除用作動要素13は、エンジン始動用作動要素12とドアロック用作動要素11の領域Rの外側に位置すると共に、ドアロック用作動要素11の操作面たる上面11Jがドアロック解除用作動要素13の操作面たる上面13Jよりも第1の面たる上面3に対して外側に位置するから、エンジン始動の際とドアロック・解除の際のそれぞれにおいて作動要素の認識が容易にできる。
このように本実施例では、請求項3に対応して、ドアロック用作動要素11の操作面たる上面11Jとエンジン始動用作動要素12の操作面たる上面12Jとの間に触知性の境界部25を設けたから、同時に操作し易くすることで、意識的にタイミングをずらした操作をさせることができる。
このように本実施例では、請求項4に対応して、エンジン始動用作動要素12がドアロック用作動要素11の領域中に配置されているから、連続的な操作を容易に行うことができ、また、外観意匠性を高めることができる。
このように本実施例では、請求項5に対応して、エンジン始動用作動要素12の操作面たる上面12Jが凹んでいるから、エンジン始動用作動要素12を指で認識し易くなり、操作をスムーズに行うことができる。
以下、実施例上の効果として、ドアロック解除用作動要素13とドアロック用作動要素11との間に環状溝部22を設け、さらに、突条部31を設けたから、触ることにより作動要素11,13の認識が容易となる。また、エンジン始動用作動要素12はドアロック用作動要素11内において前側に位置するから、両作動要素11,12を同時に押し難くなり、ドアロック用作動要素11を押した後、下限所定時間を置いて、エンジン始動用作動要素12を押し易くなる。
また、境界部25は、大きな曲率の凸状湾曲面状の上面11Jと、これより小さい曲率で凸とは逆の凹状湾曲面状の上面12Jとの境目であるから、触知性に優れる。また、凹状湾曲面状の上面12Jは、境界部25から滑らかな曲線の傾斜面により凹むものであるから、上面11Jから上面12Jに指を滑らすようにして所定の時間を使ってエンジン始動用作動要素12をスムーズに操作することができる。
さらに、エンジン始動用作動要素12は、所定時間である1秒以上連続して操作することを条件としてエンジンが始動するから、誤ってエンジンが始動することを防止できる。
図5は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例の電子キー1は、右のスライドドア開閉用作動要素15の無いタイプである。
このように本実施例では、ドアロック用作動要素11と、エンジン始動用作動要素12と、ドアロック解除用作動要素13と、左右一方である左のスライドドアを開閉操作するスライドドア開閉用作動要素14とを備えるから、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
図6は本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例の電子キー1は、左右のスライドドア開閉用作動要素14,15の無いタイプである。
このように本実施例では、ドアロック用作動要素11と、エンジン始動用作動要素12と、ドアロック解除用作動要素13とを備えるから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
図7は本発明の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例の電子キー1においては、ドアロック用作動要素11の上面11Jが略平坦に形成され、また、その上面11Jは前記突条部31の上端より高い位置にある。
このように本実施例では、ドアロック用作動要素11の操作面たる上面11Jがエンジン始動用作動要素12の操作面たる上面12Jよりも、第1の面たる上面3に対して外側に位置しているから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、各作動要素の上面の平面形状は実施例に限定されるものではなく、適宜選定可能である。また、下限所定時間、所定加算時間、上限所定時間は、適宜選定可能であり、この場合、所定加算時間に比べて下限所定時間を短くすることが好ましく、また、下限所定時間が1秒未満、上限所定時間が6秒を超えてもよい。さらに、請求項1〜3においては、ドアロック用作動要素の操作面とエンジン始動用作動要素とは、領域の周囲を分割するように隣接してもよく、この場合もエンジン始動用作動要素を前側に配置することが好ましい。また、区切り部は溝以外でも、突条や印刷などにより構成してもよい。
1 電子キー
2 筐体部品
3 上面(第1の面)
11 ドアロック用作動要素
11J 上面(操作面)
12 エンジン始動用作動要素
12J 上面(操作面)
13 ドアロック解除用作動要素
13J 上面(操作面)
25 境界部
T 所定の間隔
R 領域

Claims (5)

  1. 複数の作動要素を具備する筐体部品を備え、
    前記作動要素を配置することにより前記筐体部品の第1の面に操作面が設けられている車両ロックシステム用電子キーにおいて、
    前記作動要素には、少なくとも前記車両のドアをロックするドアロック用作動要素と、前記車両のエンジンを始動するエンジン始動用作動要素とが含まれ、
    前記車両のエンジンを始動する際には、前記ドアロック用作動要素と前記エンジン始動用作動要素とを所定の間隔を空けて操作すると共に、
    前記ドアロック用作動要素と前記エンジン始動用作動要素とが隣接して配置され、
    前記ドアロック用作動要素の操作面が前記エンジン始動用作動要素の操作面よりも、前記第1の面に対して外側に位置していることを特徴とする電子キー。
  2. 前記作動要素には、前記車両のドアロックを解除するドアロック解除用作動要素が含まれ、
    前記ドアロック解除用作動要素は、前記エンジン始動用作動要素と前記ドアロック用作動要素の領域の外側に位置すると共に、前記ドアロック用作動要素の操作面が前記ドアロック解除用作動要素の操作面よりも前記第1の面に対して外側に位置することを特徴とする請求項1記載の電子キー。
  3. 前記ドアロック用作動要素の操作面と前記エンジン始動用作動要素の操作面との間に接知性の境界部を設けたことを特徴とする請求項1記載の電子キー。
  4. 前記エンジン始動用作動要素が前記ドアロック用作動要素の領域中に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電子キー。
  5. 前記エンジン始動用作動要素の操作面が凹んでいることを特徴とする請求項4記載の電子キー。
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