JP2017179812A - 小便器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、トラップ内の尿石の蓄積を抑えるために、小便器トラップ内の封水を、殺菌成分を付与した洗浄水で置き換える場合のような、通常の洗浄よりも使用水量が多い洗浄動作も可能となる。
図1は、本実施形態に係る小便器を模式的に表すブロック図である。
図2は、貯水槽300の模式断面図である。貯水槽300には、入水口301と、出水口302と、制御部230と接続された一対の電極310と、が設けられている。出水口302は、設置状態において、貯水槽300が満水時の水面のレベルLよりも上部に位置している。図内の矢印Wは、洗浄水の流れ方向を表している。また、矢印Dは、鉛直下方を表している。
電極310への一回あたりの通電時間を長くすると、殺菌成分の濃度を高めることが出来るが、電極310の寿命が短くなる。そのため、例えば次亜塩素酸を生成する場合、殺菌効果が十分に得られる0.3〜5ppm程度の濃度になるよう、通電時間を設定することが望ましい。
なお、貯水槽300の貯水量は、吐水部200から吐水される1回あたりの吐水水量よりも多いものとすることができる。
小便器本体100に使用者が接近する(t1)と、人体検知センサー231が使用者を検知し、制御部230に信号を送信する。
その後、使用者が離遠する(t2)と、制御部230は使用者が人体検知センサー231に検知されていた時間(t1−t2間)の長さから、使用者が排尿行為を行ったのか、もしくはただ小便器本体100の前を通過しただけなのかを判断する。
排尿行為が行われたと判断する閾値は、例えば、5秒程度とすることができる。検知時間t1−t2が閾値以上であり、排尿行為が行われたと判断した場合、使用者の離遠から一定時間経過後(t3)、制御部230によってバルブ(第2のバルブ)221が開放され、吐水部201から洗浄水が小便器に吐水される。
一方、吐水口201から吐水される洗浄水の形態が、小便器100のボウル面に形成される液膜のような場合には、使用者が被水する可能性は低い。このような場合には、間隔t2−t3は、短くすることができ、省略してもよい。
一定時間経過後(t4)、バルブ221は閉止される。尿石の堆積を防ぐためには、吐水口201から吐水される洗浄水量が小便器本体100の排水トラップの容量以上となるように、バルブ221の開放時間t3−t4を設定することが、好ましい。
電極310への通電時間t5−t7は、貯水槽300の貯水容量や、一対の電極310の面積と電極間距離、洗浄水の水質などに応じて任意に設定できる。吐水終了後から通電終了までの時間t6−t7が長いほど、貯水槽300内の洗浄水に予め付与する殺菌成分の濃度が高くなる。その結果、洗浄水量を削減した場合においても、菌の活動を抑制することでバイオフィルムなどの汚れ発生を抑制することが出来る。
以上、小便器10における通常使用時の動作シーケンスについて説明した。
次に、小便器10における設備保護洗浄の動作シーケンスについて説明する。
小便器10では、排水管及びトラップ部への尿石の堆積を防ぐため、小便器使用後の洗浄とは別に、例えば一定時間間隔(t10)で大流量の洗浄を実施する。設備保護洗浄の間隔が長すぎると、トラップ内に残留した尿が菌の活動により分解され、pH(ペーハー)の上昇に伴い尿石として堆積する。このため、例えば、2時間よりも短い間隔で設備保護洗浄を実施する場合もある。
設備保護洗浄の際の吐水口200からの吐水時間t12−t13は、通常使用時における吐水口200からの吐水時間t5−t6よりも長い。つまり、設備保護洗浄の際の電極310への通電時間t12−t14は、通常使用時の通電時間t5−t7よりも長い。
なお、通常使用時における洗浄タイミングと、設備保護洗浄の実施タイミングと、が重なった場合は、通常使用時の洗浄動作を優先して行い、その後に設備保護洗浄を実施する。これにより、トラップ内により多くの殺菌成分を付与した洗浄水を滞留させることが出来る。
また、図1には、給水路210、211に、バルブ220、221と、吐水部200、201と、がそれぞれ設けられた具体例を表したが、本発明はこれには限定されない。その他の具体例として、給水路210と給水路211とを三方バルブ(三方弁)に接続し、これらを介して供給された水を一つの吐水部から選択的に吐水可能としてもよい。つまり、給水路210から三方弁を介して吐水部から吐水する。また、同一の三方弁を介して給水路211から供給された水を同一の吐水部から吐水する。これらの吐水を三方弁を介して選択的に実行可能としてもよい。
Claims (7)
- 小便器本体と、
前記小便器本体に洗浄水を吐水する第1の吐水部と、
前記第1の吐水部に洗浄水を供給する第1の給水路と、
前記第1の給水路上に設けられた貯水槽と、
前記貯水槽に設けられた電極と、
前記第1の給水路を開閉する第1のバルブと、
前記第1のバルブの開閉と前記電極への通電を制御する制御部と、
を備えた小便器であって、
前記制御部は、前記第1のバルブを閉状態にしている間に、前記電極に通電を行うことを特徴とする小便器。 - 前記第1の吐水部からの吐水流量よりも吐水流量の多い第2の吐水部と、
前記第2の吐水部に洗浄水を供給する第2の給水路と、
前記制御部により制御され、前記前記第2の給水路を開閉する第2のバルブと、
をさらに備えた請求項1記載の小便器。 - 前記制御部は、前記第2のバルブを開状態から閉状態にした後に、前記第1のバルブを閉状態から開状態にすることを特徴とする請求項2記載の小便器。
- 前記貯水槽の貯水量は、前記第1の吐水部から吐水される1回あたりの吐水水量よりも多いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の小便器。
- 前記貯水槽の出水口は、貯水量が満水時の水面よりも上部に位置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の小便器。
- 前記制御部は、前回の電極への通電後、一定時間、前記第1のバルブの閉状態が続いたことを検知すると、再度、所定の時間、前記電極に通電する、もしくは前記第1のバルブを開状態にすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の小便器。
- 前記貯水槽の内壁は、ポリプロピレン、ポリエチレン、フッ素樹脂のいずれかによって構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の小便器。
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