JP5030008B2 - 便器洗浄装置 - Google Patents
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Description
なお、以下の説明においては、小便器を対象とした洗浄について説明するが、大便器の洗浄にも本発明は適用可能である。
また、各図面中の同一部分には同一符号を付している。
図22は、「酸性水供給モード」の第7の具体例を表す。
尿由来のリン酸が結合せず尿石に含まれ、水に溶解した量が23ppmに相当する。結合したリン酸カルシウムになっているものから、溶解した量が33ppm−23ppm=10ppmである。
6ミリリットル中のリン酸重量は、10ppm×6ミリリットル=60マイクログラム…(1)。
1グラムの尿石の無機物割合は、分析結果から、0.05グラム(5%)。
無機物の構成物を、リン酸カルシウムCa3(PO4)2とすると、1グラムの尿石のリン酸割合は、0.05グラム×190/310=30.7ミリグラム。
(1)式は、30ミリグラムの約0.2%に相当する。
小便器1a内を流れた酸性水が部分58bに至ったときに小便器1b内を流れた酸性水が部分58bを流れていて、両小便器1a及び1b内を流れた酸性水が部分58bで合流することができるように、小便器1aの酸性水停止タイミングに対して小便器1bの停止タイミングが遅れて設定される。
部分58bで合流した上記酸性水が部分58cに至ったときに小便器1c内を流れた酸性水が部分58cを流れていて、すべての小便器1a〜1c内を流れた酸性水が部分58cで合流することができるように、小便器1bの酸性水停止タイミングに対して小便器1cの停止タイミングが遅れて設定される。
図27は、その場合の各動作のタイミングチャートの具体例を表す。
また、小便器1a〜1cの「酸性水供給モード」の実行中に第一の検知手段17bが小便器1bの使用を検知した場合には、やはり「酸性水供給モード」の終了後(酸性水停止タイミングが最も遅い最下流側の小便器1cの酸性水供給モード終了後)、所定時間t1経過後に、小便器1bの「洗浄水供給モード」を実行して小便器1bに洗浄水を流す。このようにすることで、排水管58の下流側で、酸性水と洗浄水とが混ざり合って酸性水が希釈されることが防げる。この結果、酸性水が所望のpHよりも上昇することを抑えて、尿石の溶解除去効果の低下を防げる。
酸性水供給流路68aの一端は、酸性水生成装置15aの流体出口部に接続され、その酸性水生成装置15aの流体入口部は分岐流路66aを介して給水流路3に接続されている。分岐流路66aの途上には開閉弁63aが設けられ、小便器1a内に酸性水を供給するときには開閉板63aは開にされる。
同様に、酸性水供給流路68bの一端は、酸性水生成装置15bの流体出口部に接続され、その酸性水生成装置15bの流体入口部は分岐流路66bを介して給水流路3に接続されている。分岐流路66bの途上には開閉弁63bが設けられ、小便器1b内に酸性水を供給するときには開閉弁63bは開にされる。
同様に、酸性水供給流路68cの一端は、酸性水生成装置15cの流体出口部に接続され、その酸性水生成装置15cの流体入口部は分岐流路66cを介して給水流路3に接続されている。分岐流路66cの途上には開閉弁63cが設けられ、小便器1c内に酸性水を供給するときには開閉弁63cは開にされる。
Claims (17)
- 洗浄水の供給源に接続される給水流路と、
前記洗浄水を便器内に供給する洗浄水供給流路と、
流体入口部と流体出口部とを有し、尿石除去可能な酸性水を生成する酸性水生成装置と、
前記給水流路と前記流体入口部との間に設けられた分岐流路と、
前記流体出口部に接続され、前記酸性水生成装置で生成した酸性水を、前記便器内および前記便器の排水口の下流側に接続される排水管の少なくともいずれかに供給する酸性水供給流路と、
前記給水流路を流れる前記洗浄水を前記洗浄水供給流路を介して前記便器内に供給する第一の状態と、前記給水流路を流れる前記洗浄水を前記分岐流路を介して前記酸性水生成装置に供給する第二の状態と、を切り替え可能な切り替え手段と、
人体または洗浄水吐水要求操作を検知する第一の検知手段と、
酸性水の供給タイミングを検知する第二の検知手段と、
前記第一の検知手段の検知情報に基づいて前記第一の状態に切り替えて洗浄水供給モードを実行する制御と、前記第二の検知手段の検知情報が所定値に達した場合に前記第二の状態に切り替えて酸性水供給モードを実行する制御と、を実行可能な制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記洗浄水の供給タイミングに前記酸性水の供給タイミングが重なったときには、
前記洗浄水供給モードと前記酸性水供給モードとが同時に実行されることを禁止し、
前記酸性水供給モードを優先させ、前記酸性水供給モードの実行中は前記洗浄水供給モードの実行を禁止するとともに、
前記酸性水供給モードの終了後、所定時間は前記洗浄水供給モードの実行を禁止することを特徴とする便器洗浄装置。 - 前記第一の検知手段による検知と前記第二の検知手段による検知とが同時に生じた場合、前記制御装置は、前記酸性水供給モードを優先させ、前記洗浄水供給モードの実行を解除する、または前記酸性水供給モードの終了後、所定時間経過後に前記洗浄水供給モードを実行することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
- 前記洗浄水供給モードの実行中に前記第二の検知手段が酸性水供給タイミングを検知した場合、前記制御装置は、前記酸性水供給モードの実行を待機させ、前記洗浄水供給モードの終了後に前記酸性水供給モードを実行することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
- 前記酸性水供給モードの実行中に前記第一の検知手段が便器の使用を検知した場合、前記制御装置は、前記酸性水供給モードの終了後、所定時間経過後に前記洗浄水供給モードを実行することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
- 前記酸性水供給モードの実行中に前記第一の検知手段が便器の使用を検知した場合、前記制御装置は、前記酸性水供給モードの実行を一度中断させて所定時間経過後に前記洗浄水供給モードを実行し、前記洗浄水供給モードの終了後に再び前記酸性水供給モードの実行を再開することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
- 前記酸性水供給モードの実行中に前記第一の検知手段が便器の使用を検知した場合、前記制御装置は、前記洗浄水供給モードの実行を解除することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
- 前記洗浄水供給モードは、前洗浄と後洗浄との2段階に分けて間欠的に実行され、前記前洗浄中に前記第二の検知手段が酸性水供給タイミングを検知した場合、前記制御装置は、前記後洗浄の後に、前記酸性水供給モードを実行することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
- 前記第二の検知手段は、前記便器の使用回数が所定回数に達した場合に前記酸性水供給タイミングとして検知することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
- 前記酸性水供給モードは、複数回に分けて間欠的に実行され、前記酸性水の供給時間を後になるほど長くしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
- 前記酸性水供給モードは、酸性水の流量を異ならせて複数回に分けて間欠的に実行され、前記酸性水の供給量を後になるほど多くしたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
- 前記第二の検知手段は、前記排水管内の尿石付着量が所定量に達したことを検知した場合に前記酸性水供給タイミングとして検知することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
- 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
前記制御装置は、前記複数の便器のうちいずれか1つで前記酸性水供給モードが実行されると、前記複数の便器の全てにおける前記洗浄水供給モードの実行を禁止することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。 - 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
前記第二の検知手段は、
前記複数の便器への前記洗浄水の供給回数の合計が所定値に達した場合に前記酸性水供給タイミングとして検知することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。 - 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
前記第二の検知手段は、
前記複数の便器のうち少なくとも1つの便器が所定の使用回数に達した場合に前記酸性水供給タイミングとして検知することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。 - 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
前記第二の検知手段が前記複数の便器のうちいずれか1つで酸性水の供給タイミングを検知すると、前記制御手段は、前記複数の便器の全てに同時に酸性水を供給することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。 - 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
前記制御手段は、前記複数の便器のうち、前記共通の排水管の下流側に接続された便器の方が、上流側に接続された便器よりも遅れて酸性水の供給が開始されるように制御することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。 - 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
前記制御手段は、前記複数の便器のうち、前記共通の排水管の下流側に接続された便器ほど酸性水の供給の停止が遅くなるように制御することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
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