JP5030008B2 - 便器洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便器洗浄装置に関し、特に酸性水の供給機能を有する便器洗浄装置に関する。
水洗便器は、使用者のボタン操作等による手動洗浄、あるいは、便器の前に人が立ったことを人体センサが検知し便器の使用が終了した時点で自動的に上水又は中水等の洗浄水を流す自動洗浄により清浄度が維持される。しかし、小便器や大便器においては、「尿石」が配管内に付着して排水の通過路を狭くしたり、便器の表面に付着して外観を損ね、細菌繁殖の温床となって臭気を放つようになることがある。一旦付着してしまった尿石は、通常の清掃では除去することは難しく、ブラシで強く擦らないと取れない。また、排水管に形成蓄積された尿石を、ブラシ等を用いて直接除去することが極めて困難なため、この尿石の除去は、専門の業者に依頼する必要があり、大きな負担となっている。そこで、例えば特許文献1には、尿石の析出防止を図るべく、遊離塩素含有水(酸性水)を便器に流すことが開示されている。
しかし、酸性水と洗浄水とが同時に流れてしまうと洗浄水によって酸性水が希釈されてしまい、pHが上昇するため尿石を除去できなくなる、あるいは尿石付着の予防効果が低減してしまう。特に、大きな駅や高層ビルなどに設置された便器では、使用頻度が多いため、洗浄水の供給タイミングと酸性水の供給タイミングとが重なってしまう機会が予想される。酸性水の生成に際しては、電気エネルギーまたは薬剤などを消費するため、洗浄水のように使用ごとに毎回流すことは好ましくない。したがって、1回の酸性水の供給にあたって、尿石除去効果を落とさずに、より少ない量で効率的に酸性水を流すことが望ましい。
特許第3031280号公報
本発明は、酸性水を効率的に利用できる便器洗浄装置を提供する。
本発明の一態様によれば、洗浄水の供給源に接続される給水流路と、前記洗浄水を便器内に供給する洗浄水供給流路と、流体入口部と流体出口部とを有し、尿石除去可能な酸性水を生成する酸性水生成装置と、前記給水流路と前記流体入口部との間に設けられた分岐流路と、前記流体出口部に接続され、前記酸性水生成装置で生成した酸性水を、前記便器内および前記便器の排水口の下流側に接続される排水管の少なくともいずれかに供給する酸性水供給流路と、前記給水流路を流れる前記洗浄水を前記洗浄水供給流路を介して前記便器内に供給する第一の状態と、前記給水流路を流れる前記洗浄水を前記分岐流路を介して前記酸性水生成装置に供給する第二の状態と、を切り替え可能な切り替え手段と、人体または洗浄水吐水要求操作を検知する第一の検知手段と、酸性水の供給タイミングを検知する第二の検知手段と、前記第一の検知手段の検知情報に基づいて前記第一の状態に切り替えて洗浄水供給モードを実行する制御と、前記第二の検知手段の検知情報が所定値に達した場合に前記第二の状態に切り替えて酸性水供給モードを実行する制御と、を実行可能な制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記洗浄水の供給タイミングに前記酸性水の供給タイミングが重なったときには、前記洗浄水供給モードと前記酸性水供給モードとが同時に実行されることを禁止し、前記酸性水供給モードを優先させ、前記酸性水供給モード実行中は前記洗浄水供給モードの実行を禁止するとともに、前記酸性水供給モードの終了後、所定時間は前記洗浄水供給モードの実行を禁止することを特徴とする便器洗浄装置が提供される。
本発明によれば、酸性水を効率的に利用できる便器洗浄装置が提供される。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
なお、以下の説明においては、小便器を対象とした洗浄について説明するが、大便器の洗浄にも本発明は適用可能である。
また、各図面中の同一部分には同一符号を付している。
図1は、本発明の実施形態に係る便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。
例えば水道水等が給水される給水管(給水流路)3は、給水弁11及び洗浄水供給流路5を介して、小便器1に接続されている。給水管(給水流路)3及び洗浄水供給流路5は、例えば1つの配管で構成される。また、給水管3は、給水弁11よりも上流で、分岐流路7を介して酸性水生成装置15の流体入口部に接続されている。分岐流路7の途上には、開閉弁13が設けられている。酸性水生成装置15の流体出口部には、酸性水供給流路9の一端が接続され、酸性水供給流路9の他端は、給水弁11よりも下流で、洗浄水供給流路5に合流している。酸性水生成装置15で生成した酸性水が上流側に逆流しないように酸性水生成装置15の流体入口部もしくは分岐流路7の途上に逆流防止手段(例えば逆止弁など)(図示省略)が設けられている。
給水弁11及び開閉弁13は例えば電磁弁であり、それぞれは、制御装置20からの信号を受けて自動で開閉される。給水弁11が開、開閉弁13が閉(第一の状態)にされると、給水管3から供給される水道水等が、洗浄水として、洗浄水供給流路5を介して小便器1内に供給される。給水弁11が閉、開閉弁13が開(第二の状態)にされると、給水管3から供給される水道水等が、分岐流路7を介して酸性水生成装置15に供給される。給水弁11及び開閉弁13は、前記第一の状態と第二の状態とを切り替える切り替え手段として機能する。酸性水生成装置15で生成された酸性水は、酸性水供給流路9を介して小便器1内に供給される。
第一の検知手段17は、自動洗浄式の場合には、小便器1の前に立った使用者を検知する例えば赤外線センサ等の人体検知センサであり、手動洗浄式の場合には、例えば使用者が行うボタン操作等の洗浄水吐水要求操作を検知する。
第二の検知手段19は、小便器1への酸性水の供給タイミングを検知する。例えば、第二の検知手段19は、小便器1の使用回数(洗浄水の供給回数)をカウントし、使用回数が所定値に達した場合に、酸性水の供給タイミングとして検知する。あるいは、第二の検知手段19は、所定の時刻または所定の時間が経過した場合に、酸性水の供給タイミングとして検知する。あるいは、第二の検知手段19は、例えば過去数日間の小便器1の使用頻度データに基づいて統計的に酸性水を供給するタイミングを検知するようにしてもよい。
あるいは、第二の検知手段19として、図6に表されるような尿石付着量検知手段を用いてもよい。この尿石付着量検知手段は、小便器1の排水口の下流側に接続され、横向きに配設されたいわゆる横引き排水管30の天井部を貫通して一端部側が排水管30内に臨んだ電気伝導性センサ(例えば金属線や金属棒)31を有する。この電気伝導性のセンサ31には、電流源32が接続されている。排水管30が電気伝導性を有する材料からなる場合には、電気伝導性のセンサ31の貫通部分に絶縁材を介在させるなどして、排水管30と電気伝導性のセンサ31とを絶縁分離させておく。
横引き排水管30においては、管内を流れる排水の量に関係なく、排水管底部は常に排水に接触する部分であるので、排水管底部から徐々に尿石100が付着堆積していく傾向にある。その排水管底部に付着される尿石100が、接地電位になるようにしておく。
図6(a)に表すように、尿石100の付着堆積量が少ないと電気伝導性のセンサ31は尿石100に接触しない。
図6(b)に表すように、尿石100の付着堆積量が多くなり、電気伝導性のセンサ31が尿石100に接触すると、尿石100は電気伝導性を有するため、電流源32、電気伝導性のセンサ31、尿石100によって形成される回路を電流が流れ、この電流検知を、尿石除去のための酸性水の供給タイミングとすることも可能である。
次に、図2〜図5は、酸性水生成装置の具体例を表す。
図2に表される酸性水生成装置では、放電器23で空気を分解して生成した窒素酸化物を主成分とする酸化窒素ガスを貯水部25に導入して、酸性水を生成する。
貯水部25には、分岐流路7を介して導入された水が貯水される。また、貯水部25内に存在するガスを系の内外で循環させることが可能なポンプPが設けられている。放電器23によって生成された酸化窒素ガスを、貯水部25内の水に溶解させると、例えば硝酸水溶液等の酸性水が生成される。貯水部25の底部には、開閉弁36を介して酸性水供給流路9が接続され、開閉弁36を開にすることで、貯水部25で生成された酸性水を酸性水供給流路9に供給することができる。
図3に表される酸性水生成装置では、加圧部27により加圧された空気を放電器23に供給して酸化窒素ガスを生成し、このガスを噴出部(小孔)から噴出させて旋回流を形成した上で貯水部25に導入する。このような構成により、酸化窒素ガスの水への溶解効率が向上し、より高濃度の酸性水を生成することができる。
図4に表される酸性水生成装置は、陽極51と陰極52とを内部に有する電解槽50を備える。また、図4に表される具体例では、図1に表される給水弁11及び開閉弁13を設ける代わりに、給水管3に対して洗浄水供給流路5および分岐流路7が接続する部分に三方弁39を設けている。三方弁39は、給水管3と洗浄水供給流路5とを連通させ、給水管3と分岐流路7とを遮断する状態(第一の状態)と、給水管3と分岐流路7とを連通させ、給水管3と洗浄水供給流路5とを遮断する状態(第二の状態)と、に切り替え可能となっている。
分岐流路7を介して電解槽50内に水が給水されて内部に水を貯留した状態で、陽極51と陰極52との間に直流電圧が印加されると、水の電離により、陽極51と水との界面ではH濃度が高まり、陽極51側にはHリッチの酸性水が生成され、陰極52と水との界面では、OH濃度が高まり、陰極52側にはOHリッチのアルカリ水が生成される。電解槽50において、陽極51と陰極52との間は、隔膜53によって仕切られており、陽極51側に生成した酸性水と、陰極52側に生成したアルカリ水とが混合しないようになっている。
酸性水は、電解槽50の底部に設けられた酸性水出口より酸性水供給流路9に供給される。アルカリ水は、電解槽50の底部に設けられたアルカリ水出口より、バルブ41によって酸性水供給流路9と仕切られた流路46を介して、アルカリ水貯留部54に供給される。なお、バルブ41を開にして、アルカリ水貯留部54に貯留されたアルカリ水を酸性水供給流路9を流れる酸性水に混合することで、例えば環境基準を満たすべく所望のpHに下げて排水することができる。
図5に表される酸性水生成装置では、例えば、有機酸、無機酸などの薬剤を、貯水部55内の水に添加することで酸性水を生成する。
酸性水生成装置としては、前述したものに限らず、尿石除去可能な酸性水を生成できる機能を有してればよく、酸性水生成方法や装置構成は特に限定されない。このように酸性水生成装置で酸性水を生成しようとした場合、大量の酸性水を生成するためには装置が大型化してしまうため、極力コンパクトな構造にすべく必要最小限の酸性水で尿石除去効果を有させることが非常に重要な課題である。
再び図1を参照して説明すると、制御装置20は、第一の検知手段17の検知情報に基づいて、給水弁11を開にして、洗浄水を小便器1に供給する「洗浄水供給モード」(この時、開閉弁13は閉)と、第二の検知手段19の検知情報が所定値に達した場合に、開閉弁13を開にして、酸性水生成装置15に給水を行う「酸性水供給モード」(この時、給水弁11は閉)と、を実行可能である。
「洗浄水供給モード」においては、第一の検知手段17として、例えば人体センサからの人体検知信号により、小便器1が使用されたことを検知して、小便器1に給水管3より洗浄水が供給されて水洗洗浄が実施される。または、小便器1を使用する使用者がバルブやボタンなどを操作することにより、小便器1に洗浄水を流すようにしてもよい。
「酸性水供給モード」においては、給水管3から酸性水生成装置15に給水が行われ、この酸性水生成装置15で前述したように酸性水が生成され、この生成された酸性水が小便器1に供給される。これにより、小便器1やこの排水口の下流側に接続された排水管における尿石の形成を予防しつつ、すでに形成蓄積された尿石を溶解除去することができる。なお、酸性水のpHは「6」以下、より望ましくは「4」以下とすれば、尿石の溶解除去効果をより高めることができる。
また、制御装置20は、「洗浄水供給モード」と、「酸性水供給モード」とが同時に実行されることを禁止し、同時に実行されるタイミングとなった場合には、いずれか一方のモードを優先させ、この一方のモードが実行中は他方のモードを禁止するようにする。
以下、図7〜図16を参照して、「洗浄水供給モード」、「酸性水供給モード」の具体的な実行例について説明する。
図7は、第一の検知手段17による検知、第二の検知手段19による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作のタイミングチャートの第1の具体例を表す。
第一の検知手段17による便器使用の検知動作と、第二の検知手段19による酸性水供給検知動作とが同時に生じ、「洗浄水供給モード」と「酸性水供給モード」とが同時に実行されるような機会が生じた場合、制御装置20は、「酸性水供給モード」を優先させて、まず「酸性水供給モード」を実行し、この「酸性水供給モード」が終了した後、所定時間t1経過後に、「洗浄水供給モード」を実行する。
「洗浄水供給モード」と「酸性水供給モード」とが同時に実行されることを禁止することで、洗浄水と酸性水とが同時に流れて酸性水が洗浄水によって希釈されることを防げる。これにより、酸性水が所望のpHよりも上昇することを抑えて、尿石の溶解除去効果の低下を防げる。酸性水の供給1回あたりの尿石除去効果を高めることで、酸性水を流す回数を無駄に増やすことなく、より少ない回数で効率的に尿石を溶解除去でき、結果として、酸性水の生成に際してのエネルギーや薬剤等の節約を図れ、コスト低減を図れる。
また、酸性水を流した直後にすぐ洗浄水を流すと、特に、便器排水口の下流側に接続された排水管(いわゆる横引き排水管)部分で洗浄水が酸性水に合流して、酸性水が希釈されるおそれがあるため、本具体例では、酸性水の供給が終了した後、所定時間t1経過後(酸性水が流れきった後)に洗浄水を流すようにしている。これにより、洗浄水との合流によって酸性水が希釈されることを確実に防げる。特に、酸性水は尿石との接触時間を長くする目的、また、少量の酸性水を尿石と接触させるために洗浄水に比べて流速・流量を小さくすることが好ましいため、先に流した酸性水に後から流した洗浄水が追いつかないように防止する意味でも、酸性水吐水後の所定時間は洗浄水の吐水を禁止もしくは待機させることが重要となる。尚、所定時間t1とは、酸性水を流した後に洗浄水を流す上で、小便器下流側の横引配管中で先に流した酸性水が横引配管中で後から流した洗浄水と合流しない程度に空けた時間間隔を指す。
なお、第一の検知手段17による検知動作と、第二の検知手段19による検知動作とが同時に生じた場合、「酸性水供給モード」のみを優先させて実行し、「洗浄水供給モード」は行わないようにしてもよい。すなわち、今回の便器使用時には洗浄水を流さないようにして、次回の使用時に、酸性水の供給タイミングと重ならないタイミングで、洗浄水を流すようにしてもよい。
図8は、第一の検知手段17による検知、第二の検知手段19による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作のタイミングチャートの第2の具体例を表す。
「洗浄水供給モード」の実行中に、第二の検知手段19の検知に基づいて「酸性水供給モード」の実行指令が出た場合、「酸性水供給モード」の実行を待機させて、「洗浄水供給モード」が終了した後、所定時間t2経過後に、「酸性水供給モード」を実行させる。尚、ここで示す所定時間t2は、前述したt1よりも間隔は短く、洗浄水吐水直後であっても良い。ただし、酸性水の流れる流速・流量が洗浄水の場合より大きい場合には、先に流した洗浄水に後から流した酸性水が追いつかない程度に時間間隔を空ける必要がある。
したがって、本具体例においても、「洗浄水供給モード」と「酸性水供給モード」とが同時に実行されることが禁止され、洗浄水と酸性水とが同時に流れて酸性水が洗浄水によって希釈されることを防げる。これにより、酸性水が所望のpHよりも上昇することを抑えて、尿石の溶解除去効果の低下を防げる。
なお、通常、洗浄水の方が酸性水よりも流量及び流速が大であり、先に流れた洗浄水に酸性水が合流する可能性は小さいため、「洗浄水供給モード」の終了直後に「酸性水供給モード」を開始し始めてもよい。
特に横引き排水管ではその内壁面底部側に尿石が付着堆積しやすいため、酸性水を多量に流しても横引き排水管の内壁面底部側との接触が不十分となり酸性水の利用効率が悪くなる可能性がある。したがって、酸性水は、洗浄水よりも小さな流量及び流速とし、すなわち少量の酸性水をゆっくりと流すことで、酸性水を無駄なく効率的に尿石除去に利用できる。
図9は、第一の検知手段17による検知、第二の検知手段19による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作のタイミングチャートの第3の具体例を表す。
「酸性水供給モード」の実行中に、第一の検知手段17によって便器使用が検知されて、「洗浄水供給モード」の実行指令が出た場合、「洗浄水供給モード」の実行を待機させて、「酸性水供給モード」が終了した後、所定時間t1経過後に、「洗浄水供給モード」を実行させる。
したがって、本具体例においても、「洗浄水供給モード」と「酸性水供給モード」とが同時に実行されることが禁止され、洗浄水と酸性水とが同時に流れて酸性水が洗浄水によって希釈されることを防げる。これにより、酸性水が所望のpHよりも上昇することを抑えて、尿石の溶解除去効果の低下を防げる。また、酸性水の供給が終了した後、所定時間t1経過後に洗浄水を流すようにしているので、洗浄水との合流によって酸性水が希釈されることを確実に防げる。
図10は、第一の検知手段17による検知、第二の検知手段19による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作のタイミングチャートの第4の具体例を表す。
「酸性水供給モード」の実行中に、第一の検知手段17によって便器使用が検知されて、「洗浄水供給モード」の実行指令が出た場合、「酸性水供給モード」を一度中断させて、所定時間t1経過後に「洗浄水供給モード」を実行する。そして、「洗浄水供給モード」が終了した後、所定時間t3(上述したt2と同じ)経過後に、再び「酸性水供給モード」を実行する。
中断前の酸性水の供給によって尿石の結合はゆるくなっており、この除去されやすい状態になった尿石に対して、酸性水よりも大きな流量及び流速で洗浄水を流すことで、この洗浄水の衝撃力によって尿石を物理的に除去することが可能となる。そして、洗浄水供給後に再び酸性水を流すことで、酸性水の溶解作用を利用して尿石を溶解除去できる。また、便器使用者は使用終了時に洗浄水が流れるため、装置が故障していないことを認識できると共に、直ちに洗浄水で洗い流すことになるため好ましい。
本具体例においても、「洗浄水供給モード」と「酸性水供給モード」とが同時に実行されることが禁止され、洗浄水と酸性水とが同時に流れて酸性水が洗浄水によって希釈されることを防げる。これにより、酸性水が所望のpHよりも上昇することを抑えて、尿石の溶解除去効果の低下を防げる。
図11は、第一の検知手段17による検知、第二の検知手段19による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作のタイミングチャートの第5の具体例を表す。
本具体例では、「酸性水供給モード」実行中に、「洗浄水供給モード」の実行指令が出た場合、「洗浄水供給モード」の実行指令を解除して、洗浄水の供給を禁止する。したがって、本具体例においても、「洗浄水供給モード」と「酸性水供給モード」とが同時に実行されることが禁止され、洗浄水と酸性水とが同時に流れて酸性水が洗浄水によって希釈されることを防げる。これにより、酸性水が所望のpHよりも上昇することを抑えて、尿石の溶解除去効果の低下を防げる。
図12は、「酸性水供給モード」の第6の具体例を表す。
本具体例では、図1に表す開閉弁13を間欠的に開閉することで、酸性水を間欠的に供給するようにしている。第二の検知手段19の検知後、酸性水を例えば3回に分けて間欠的に流す。例えば、1回目、2回目、3回目となるにつれて、酸性水を流す時間を長くしている。はじめに短い時間流す酸性水は尿石を溶解除去させるというよりは尿石の結合をゆるくして、その後に流れる酸性水による尿石の溶解作用を助長することを目的としている。また、間欠的に酸性水を流すことで尿石に対しての物理的な衝撃力も大きくなる。
また、複数回に分けて酸性水を流す場合において、各回ごとの酸性水の流量を変えてもよい。
図22は、「酸性水供給モード」の第7の具体例を表す。
本具体例では、例えば、酸性水を2回に分けて間欠的に流すようにしており、2回目に流す酸性水の流量を1回目よりも大きくしている。はじめに少量の酸性水をゆっくりと流して尿石の結合をゆるめておいてから、大流量の酸性水を流すことでその水流による物理的な衝撃力によって尿石を除去する。
上記第6の具体例、第7の具体例に例示したような「酸性水供給モード」は、第6の具体例及び第7の具体例以外の他の具体例における「酸性水供給モード」に適用可能である。
図13は、第一の検知手段17による検知、第二の検知手段19による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作のタイミングチャートの第8の具体例を表す。
本具体例では、第一の検知手段17によって便器の使用が検知されていなくても「酸性水供給モード」の終了後、所定時間t4(上述したt1と同じ)経過した後(酸性水が流れきった後)に、自動的に「洗浄水供給モード」が実行される。また、その「洗浄水供給モード」における洗浄水の流速及び流量は、便器洗浄時の通常の「洗浄水供給モード」より大とする。すなわち、本具体例における「洗浄水供給モード」は便器使用後の便器の洗浄が目的ではなく、その水流の勢い(衝撃力)を利用して尿石を除去するために流す。
本具体例における「洗浄水供給モード」の実行にあたっては、図1における給水弁11だけでなく開閉弁13も開いて小便器1に給水を行ってもよい。この場合、酸性水生成装置15における酸性水の生成は停止する。酸性水生成装置15が、例えば電解槽を有するものであれば、電極間に電圧をかけなければ酸性水は生成されない。
図14は、第一の検知手段17による検知、第二の検知手段19による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作のタイミングチャートの第9の具体例を表す。
本具体例では、「洗浄水供給モード」は、「前洗浄」と「後洗浄」との2つの段階を有する。「前洗浄」では、第一の検知手段17によって小便器1の前の使用者を検知することで、使用者が用をたす前に小便器1に洗浄水を流し、「後洗浄」では、使用者が用をたした後に小便器1から去ったことを第一の検知手段17が検知することで、小便器1に洗浄水を流す。
そして、本具体例では、「前洗浄」中に、第二の検知手段19の検知に基づいて「酸性水供給モード」の実行指令が出た場合、「酸性水供給モード」の実行を待機させて、「後洗浄」が終了した後、所定時間経過後または「後洗浄」終了直後に、「酸性水供給モード」を実行させる。
したがって、本具体例においても、「洗浄水供給モード」と「酸性水供給モード」とが同時に実行されることが禁止され、洗浄水と酸性水とが同時に流れて酸性水が洗浄水によって希釈されることを防げる。
図15は、第一の検知手段17による検知、第二の検知手段19による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作のタイミングチャートの第10の具体例を表す。
本具体例では、「酸性水供給モード」中に第一の検知手段17による便器使用の検知がなくても、「酸性水供給モード」の終了後、所定時間t5(上述したt1と同じ)は「洗浄水供給モード」の実行を禁止する。すなわち、「酸性水供給モード」の終了後、所定時間t5の間は、第一の検知手段17による便器使用の検知があっても、洗浄水を流さないようにして、酸性水に洗浄水が合流して酸性水が希釈されることを防ぐようにしている。
図16は、第一の検知手段17による検知、第二の検知手段19による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作のタイミングチャートの第11の具体例を表す。
高使用頻度(例えば、一日あたりの使用人数が200人以上を検知したとき)において、水の節約を図るため、使用後に毎回洗浄水を流さずに、例えば5回の使用に1回の割合で洗浄水を流し、この場合、洗浄水の供給タイミングに酸性水の供給タイミングが重なったときには、洗浄水供給指令を解除して(洗浄水を流さずに)、酸性水の供給を優先する。また、高使用頻度のとき、一日あたりの酸性水供給回数を増やすようにしてもよい。
次に、酸性水による尿石除去効果の試験について説明する。
この試験は、図17に表すように、試験管57に、6ミリリットルの酸性水と、実際のビル(AビルとBビル)から回収した尿石1グラムとを入れて、6時間に酸性水中に溶け出した尿石成分のイオン(PO 3−)量を測定した。酸性水のpHは様々に変えた。
図18は、その試験結果を表し、酸性水への尿石溶解にpH依存性があることを示すグラフである。横軸は、酸性水のpHを、縦軸は、1グラムの尿石から溶出したPO 3−イオン量(ppm)を表す。
図18のグラフに基づき、pH=5の酸性水を流す場合に、尿石成分が何割溶け出したかを下記のように計算した。
pH=5の酸性水溶解によるリン酸増加量は、33ppm(pH=5のグラフ値)−23ppm(pH=7のグラフ値)=10ppm。
尿由来のリン酸が結合せず尿石に含まれ、水に溶解した量が23ppmに相当する。結合したリン酸カルシウムになっているものから、溶解した量が33ppm−23ppm=10ppmである。
6ミリリットル中のリン酸重量は、10ppm×6ミリリットル=60マイクログラム…(1)。
1グラムの尿石の無機物割合は、分析結果から、0.05グラム(5%)。
無機物の構成物を、リン酸カルシウムCa(POとすると、1グラムの尿石のリン酸割合は、0.05グラム×190/310=30.7ミリグラム。
(1)式は、30ミリグラムの約0.2%に相当する。
この結果より、6時間で0.2%溶解するので、100%溶解して除去されるのは、計算上は125日目となる。実際は、人が小便器を使用した後、洗浄水を流すため、尿石を水流の力で下流に押し流す作用が加わる。酸性水によって尿石の組織の一部が溶解されるため砕けやすくなり、水流によって下流に流れ去る確率が高くなる。その効果を合わせ、また酸性水の供給タイミングを最適化することで、1ヶ月以内の短期間で尿石を100%除去することが可能と予想される。また、pHが上昇する程、尿石除去効果は減少していることが分かるため、本発明の洗浄水により酸性水が希釈されpHが上昇することを禁止することの意義は明らかである。
次に、図19は、本発明の他の実施形態に係る便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。
本実施形態では、酸性水生成装置15の流体出口部に接続された酸性水供給流路45を、小便器1の排水口の下流側に接続された排水管30に接続して、「酸性水供給モード」実行時には、その排水管30に直接酸性水が供給されるようにしている。もちろん、酸性水供給流路を、小便器1及び排水管30の両方に接続して、これら両方に酸性水が供給されるようにしてもよい。
図20は、本発明のさらに他の実施形態に係る便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。
本実施形態では、給水管3が、洗浄水供給流路5と分岐流路7とに分岐する部分に、三方弁39を設けている。「洗浄水供給モード」実行時には、三方弁39は、給水管3と洗浄水供給流路5との間を連通させ、給水管3と分岐流路7との間を遮断する。これにより、小便器1に洗浄水が供給され、酸性水は供給されない。「酸性水供給モード」実行時には、三方弁39は、給水管3と分岐流路7との間を連通させ、給水管3と洗浄水供給流路5との間を遮断する。これにより、小便器1に洗浄水は供給されずに、酸性水のみが供給される。また、酸性水も洗浄水も流さない状態を作るため、給水管3の三方弁39より上流側に開閉弁を設け、酸性水または洗浄水を供給する時のみその開閉弁を開にする。
図21は、本発明のさらに他の実施形態に係る便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。
本実施形態では、酸性水供給流路9に、流量調整弁43を設けている。制御装置20によって、流量調整弁43の開度を調整することで、小便器1への酸性水の供給流量を調整することができる。例えば、図22を参照して前述した第7の具体例のように、酸性水の流量を大とすることで、水流の衝撃力を利用した尿石除去に対応可能となる。
次に、図23は、複数の小便器(例えば図示の例では3つであるがこれに限らない)1a〜1cが、共通の排水管(いわゆる横引き排水管)58に接続された場合における便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。
例えば水道水等が給水される給水管(給水流路)3は、洗浄水供給流路64a、64b、64cを介して、小便器1a、1b、1c内に接続している。各洗浄水供給流路64a、64b、64cの途上には、給水弁61a、61b、61cが、それぞれ設けられている。
また、給水管3は、給水弁61a、61b、61cよりも上流で、分岐流路66を介して、酸性水生成装置15の流体入口部に接続されている。分岐流路66の途上には、開閉弁63が設けられている。酸性水生成装置15の流体出口部は、酸性水供給流路68a、68b、68cを介して、小便器1a、1b、1c内に接続している。各酸性水供給流路68a、68b、68cの途上には、開閉弁62a、62b、62cが、それぞれ設けられている。また、酸性水生成装置15で生成した酸性水が上流側に逆流しないように酸性水生成装置15の流体入口部もしくは分岐流路66の途上に逆流防止手段(例えば逆止弁など)(図示省略)が設けられている。
給水弁61a〜61c、開閉弁63、62a〜62cは、制御装置20の制御に基づき開閉される電磁弁である。
また、小便器1a、1b、1cのそれぞれの使用を検知する第一の検知手段17a、17b、17cが設けられている。さらに、小便器1a、1b、1cのそれぞれへの酸性水の供給タイミングを検知する第二の検知手段19a、19b、19cが設けられている。第二の検知手段は、必ずしもそれぞれの小便器に個別に対応させて設ける必要はなく、各小便器に共通な1つだけとしてもよい。
第一の検知手段17a、17b、17cは、自動洗浄式の場合には、小便器1a、1b、1cの前に立った使用者を検知する例えば赤外線センサ等の人体検知センサであり、手動洗浄式の場合には、例えば使用者が行うボタン操作等の洗浄水吐水要求操作を検知する。
第二の検知手段19a、19b、19cは、例えば、小便器1a、1b、1cの使用回数(洗浄水の供給回数)をカウントし、使用回数が所定値に達した場合に、酸性水の供給タイミングとして検知する。尚、複数の小便器のトータル使用回数が所定値に達した場合であってもよいし、複数の小便器のうち少なくとも一つの小便器が所定の使用回数に達した場合に全ての小便器を「酸性水供給モード」にしてもよい。あるいは、第二の検知手段19a、19b、19cは、所定の時刻または所定の時間が経過した場合に、酸性水の供給タイミングとして検知する。あるいは、第二の検知手段19a、19b、19cは、例えば過去数日間の小便器1a、1b、1cの使用頻度データに基づいて統計的に酸性水を供給するタイミングを検知するようにしてもよい。
小便器1aの底部に設けられた排水口は、縦配管34a(封水部含む)を介して、下流側に向けて若干下向き傾斜して配設された横引き排水管58の上流側に接続されている。小便器1bの底部に設けられた排水口は、縦配管34bを介して、小便器1aよりも下流側で、横引き排水管58に接続されている。小便器1cの底部に設けられた排水口は、縦配管34cを介して、小便器1bよりも下流側で、横引き排水管58に接続されている。
開閉弁63が開にされると、給水管3からの水道水等が、分岐流路66を介して、酸性水生成装置15に供給される。酸性水生成装置15は、例えば、放電器で空気を分解して生成した窒素酸化物を主成分とする酸化窒素ガスを貯水部内の水に溶解させて硝酸水溶液等の酸性水を生成する。あるいは、酸性水生成装置15は、水の電気分解を利用して酸性水を生成するものでもよく、さらには、有機酸、無機酸などの薬剤を水に添加することで酸性水を生成するものでもよい。すなわち、酸性水生成装置15は、尿石除去可能な酸性水を生成できる機能を有していればよく、酸性水生成方法や装置構成は特に限定されない。
酸性水生成装置15で生成された酸性水は、開閉弁62aが開にされることで、酸性水供給流路68aを介して小便器1a内に供給される。
制御装置20は、第一の検知手段17a〜17cのそれぞれの検知情報に基づいて、対応する各給水弁61a〜61cを開にして、各小便器1a〜1cに洗浄水を供給する「洗浄水供給モード」と、第二の検知手段19a〜19cのそれぞれの検知情報が所定値に達した場合に、開閉弁63および対応する各開閉弁62a〜62cを開にして、各小便器1a〜1cに酸性水を供給する「酸性水供給モード」と、を実行可能である。
「洗浄水供給モード」においては、第一の検知手段17a〜17cとして、例えば人体センサからの人体検知信号により、小便器1a〜1cが使用されたことを検知して、第一の検知手段17a〜17cに対応した小便器1a〜1cに給水管3より洗浄水が供給されて水洗洗浄が実施される。または、小便器1a〜1cを使用する使用者がバルブやボタンなどを操作することにより、第一の検知手段17a〜17cに対応した小便器1a〜1cに洗浄水を流すようにしてもよい。
「酸性水供給モード」においては、開閉弁63及び各開閉弁62a〜62cが開き、給水管3から酸性水生成装置15に給水が行われ、この酸性水生成装置15で生成された酸性水が、酸性水供給流路68a〜68cを介して、小便器1a〜1cに供給される。これにより、小便器1a〜1cや、この排水口の下流側に接続された排水管34a〜34c、さらには横引き排水管58における尿石の形成を予防しつつ、すでに形成蓄積された尿石を溶解除去することができる。
次に、図24は、横引き排水管58において、小便器1aの接続部と小便器1bの接続部との間の部分58a、小便器1bの接続部と小便器1cの接続部との間の部分58b、および小便器1cの接続部より下流側の部分58cのそれぞれにおける尿石の付着具合を模式的に表した図である。
尿石は、すべての小便器1a〜1cからの排水が通過する部分58cに最も多く付着する。部分58aには、小便器1aからの排水しか流れないため尿石付着量は少なく、排水管底部への局所的な付着堆積にとどまる。部分58bには、小便器1a及び小便器1bからの排水が通過するため部分58aより尿石の付着堆積量は多い。小便器1a及び小便器1bからの排水が同時に部分58bに流れた場合、それら排水の合流後の排水管内の喫水面(水位)が高くなるため、排水管内壁面の上側にも尿石が付着し、最も下流側の部分58cでは、排水管内壁面全周への尿石付着堆積量の増大が顕著になる。
部分58cの全周に付着した尿石を除去するためには、その部分58aに多量の酸性水を流す必要がある。そこで、本実施形態では、「酸性水供給モード」実行時、制御装置20は、各酸性水供給流路68a〜68cから、各小便器1a〜1c、各配管34a〜34cを介して横引き排水管58内に流れ込んだ酸性水がその排水管58内で合流するようなタイミングで酸性水を供給する。例えば、図25に表すように、第二の検知手段19a〜19cのいずれかが小便器1a〜1cのいずれかの酸性水供給タイミングを検知すると、制御装置20は、すべての小便器1a〜1c内に同時に酸性水を供給し始める。
そして、酸性水の供給を停止するタイミングは、横引き排水管58の下流側に接続された小便器ほど遅くなるようにする。
小便器1a内を流れた酸性水が部分58bに至ったときに小便器1b内を流れた酸性水が部分58bを流れていて、両小便器1a及び1b内を流れた酸性水が部分58bで合流することができるように、小便器1aの酸性水停止タイミングに対して小便器1bの停止タイミングが遅れて設定される。
部分58bで合流した上記酸性水が部分58cに至ったときに小便器1c内を流れた酸性水が部分58cを流れていて、すべての小便器1a〜1c内を流れた酸性水が部分58cで合流することができるように、小便器1bの酸性水停止タイミングに対して小便器1cの停止タイミングが遅れて設定される。
これにより、部分58aより部分58b、部分58bより部分58cというように横引き排水管58の下流側になればなるほど、酸性水の喫水面(水位)を高くすることができ、尿石の付着堆積量が多くなりがちな横引き排水管58下流側部分における尿石の内壁面全周への付着堆積を予防しつつ、内壁面全周に付着堆積した尿石を溶解除去できる。
なお、上記「酸性水供給モード」実行時、すべての小便器1a〜1c内に酸性水を流すことに限らず、小便器1a〜小便器1cのうち少なくとも2つに酸性水を流して、それら酸性水が横引き排水管58内で合流するようにすれば、横引き排水管下流側における酸性水の水位上昇を図れる。
また、図26に表す他の具体例のように、各小便器1a〜1cを流れた酸性水が横引き排水管58下流側部分で合流するように、横引き排水管58の上流側に接続された小便器から順に時間をずらして「酸性水供給モード」の実行を開始してもよい。すなわち、横引き排水管58の下流側に接続された小便器の方が上流側に接続された小便器よりも遅れて酸性水が流れ始め、且つ下流側の小便器ほど酸性水の停止タイミングを遅らせている。小便器1a内を流れた酸性水と小便器1b内を流れた酸性水とが部分58bで合流するように、且つすべての小便器1a〜1c内を流れた酸性水が部分58cで合流するように、各小便器1a〜1cの酸性水供給開始タイミング及び停止タイミングが適切に設定される。本具体例においても、横引き排水管58下流側部分における酸性水の喫水面(水位)を高くすることができ、その部分における尿石の内壁面全周への付着堆積を予防しつつ、内壁面全周に付着堆積した尿石を溶解除去できる。
さらに本具体例では、酸性水の供給開始タイミングを下流側の小便器ほど遅らせているので、上流側の酸性水が合流する前に、部分58bを流れる小便器1bを経た酸性水の量、および部分58cを流れる小便器1cを経た酸性水の量を極力少なくでき、より少ない量の酸性水で効率的に尿石を除去できる。
また、小便器1a〜1cが「酸性水供給モード」となり、小便器1a〜1cのいずれかが「洗浄水供給モード」となった場合には、特に上記部分58b、58cでは、酸性水が洗浄水によって希釈されてしまい、排水管下流側での尿石溶解作用が低下し、また効率的に酸性水を利用できていないことになり無駄である。
そこで、小便器1a〜1cが「酸性水供給モード」に入ったら、小便器1a〜1c全ての「洗浄水供給モード」の実行を禁止するようにする。
図27は、その場合の各動作のタイミングチャートの具体例を表す。
例えば、小便器1aの使用を検知する第一の検知手段17aの検知と、第二の検知手段19a〜19cのいずれかの検知と、が同時に起こった場合には、小便器1a〜1cの「酸性水供給モード」を優先させて、前述した図25または図26のような「酸性水供給モード」を実行する。そして、この「酸性水供給モード」の終了後(酸性水停止タイミングが最も遅い最下流側の小便器1cの酸性水供給モード終了後)、所定時間t1経過後に、小便器1aの「洗浄水供給モード」を実行して小便器1aに洗浄水を流す。「酸性水供給モード」終了直後に洗浄水を流さず、所定時間t1経過後に洗浄水を流すことで、酸性水と洗浄水との合流を確実に防ぐことができる。特に酸性水は尿石との接触時間を長くする目的、また、少量の酸性水を尿石と接触させるために洗浄水に比べて流速・流量を小さくすることが好ましいため、先に流した酸性水に後から流した洗浄水が追いつかないように防止する意味でも、酸性水吐水後の所定時間は洗浄水の吐水を禁止もしくは待機させることが重要となる。
また、小便器1a〜1cの「酸性水供給モード」の実行中に第一の検知手段17bが小便器1bの使用を検知した場合には、やはり「酸性水供給モード」の終了後(酸性水停止タイミングが最も遅い最下流側の小便器1cの酸性水供給モード終了後)、所定時間t1経過後に、小便器1bの「洗浄水供給モード」を実行して小便器1bに洗浄水を流す。このようにすることで、排水管58の下流側で、酸性水と洗浄水とが混ざり合って酸性水が希釈されることが防げる。この結果、酸性水が所望のpHよりも上昇することを抑えて、尿石の溶解除去効果の低下を防げる。
図28は、小便器1a〜1cの「酸性水供給モード」と、小便器1a〜1cの「洗浄水供給モード」との同時実行を禁止する場合における各動作タイミングチャートのさらに他の具体例を表す。
本具体例では、第一の検知手段17aの検知による小便器1aの「洗浄水供給モード」実行中に、第二の検知手段19a〜19cのいずれかによって小便器1a〜1cへの酸性水供給タイミングが検知された場合には、小便器1aの「洗浄水供給モード」終了から所定時間後または「洗浄水供給モード」終了直後から、小便器1a〜1cの「酸性水供給モード」を実行する。また、小便器1a〜1cの「酸性水供給モード」実行中に、第一の検知手段17cが小便器1cの使用を検知した場合には、小便器1a〜1cの「酸性水供給モード」の終了後(酸性水停止タイミングが最も遅い最下流側の小便器1cの酸性水供給モード終了後)、所定時間t1経過後に、小便器1cの「洗浄水供給モード」を実行する。本具体例においても、排水管58の下流側で、酸性水と洗浄水とが混ざり合って酸性水が希釈されることが防げる。
酸性水は各小便器1a〜1c内に供給することに限らない。例えば、図29に表すように、それぞれの酸性水供給流路71a〜71cを、横引き排水管58において、各小便器1a〜1cとの接続部近傍(各小便器1a〜1cの各排水口に接続された各配管34a〜34cの近傍)に接続させて、その部分に酸性水を供給するようにしてもよい。この場合でも、前述したようなタイミングで各酸性水供給流路71a〜71cに酸性水を流すことで、横引き排水管58の下流側を流れる酸性水の量を多くできる。
あるいは、図30に表すように、各酸性水供給流路72a〜72cを、それぞれ、縦配管34a〜34cに接続させて、その縦配管34a〜34cに酸性水を供給するようにしてもよい。もちろん、小便器1a〜1c内、配管34a〜34c内およびこの近傍の横引き排水管58内のすべて、もしくはいずれか2箇所に酸性水が供給される構成であってもよい。
また、図31に表すように、それぞれの酸性水供給流路68a〜68cに対応させて、複数の酸性水生成装置15a〜15cを設けてもよい。
酸性水供給流路68aの一端は、酸性水生成装置15aの流体出口部に接続され、その酸性水生成装置15aの流体入口部は分岐流路66aを介して給水流路3に接続されている。分岐流路66aの途上には開閉弁63aが設けられ、小便器1a内に酸性水を供給するときには開閉板63aは開にされる。
同様に、酸性水供給流路68bの一端は、酸性水生成装置15bの流体出口部に接続され、その酸性水生成装置15bの流体入口部は分岐流路66bを介して給水流路3に接続されている。分岐流路66bの途上には開閉弁63bが設けられ、小便器1b内に酸性水を供給するときには開閉弁63bは開にされる。
同様に、酸性水供給流路68cの一端は、酸性水生成装置15cの流体出口部に接続され、その酸性水生成装置15cの流体入口部は分岐流路66cを介して給水流路3に接続されている。分岐流路66cの途上には開閉弁63cが設けられ、小便器1c内に酸性水を供給するときには開閉弁63cは開にされる。
前述した各具体例における「酸性水供給モード」において、酸性水に気泡を混入して、尿石溶解作用を高めれば、1回あたりの酸性水供給量をより少なくしてコスト低減を図れる。また、気泡の混入により、酸性水の流速が若干遅くなることも期待でき、尿石との接触時間を長くして尿石の溶解作用を促進させることも可能である。
本発明の実施形態に係る便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。 酸性水生成装置の具体例を表す模式図である。 酸性水生成装置の他の具体例を表す模式図である。 酸性水生成装置のさらに他の具体例を表す模式図である。 酸性水生成装置のさらに他の具体例を表す模式図である。 尿石付着量検知手段の具体例を表す模式図である。 第一の検知手段による検知、第二の検知手段による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作タイミングの第1の具体例を表す図である。 第一の検知手段による検知、第二の検知手段による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作タイミングの第2の具体例を表す図である。 第一の検知手段による検知、第二の検知手段による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作タイミングの第3の具体例を表す図である。 第一の検知手段による検知、第二の検知手段による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作タイミングの第4の具体例を表す図である。 第一の検知手段による検知、第二の検知手段による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作タイミングの第5の具体例を表す図である。 酸性水供給モードの第6の具体例を表す図である。 第一の検知手段による検知、第二の検知手段による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作タイミングの第8の具体例を表す図である。 第一の検知手段による検知、第二の検知手段による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作タイミングの第9の具体例を表す図である。 第一の検知手段による検知、第二の検知手段による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作タイミングの第10の具体例を表す図である。 第一の検知手段による検知、第二の検知手段による検知、洗浄水供給、酸性水供給の各動作タイミングの第11の具体例を表す図である。 酸性水による尿石除去効果試験を説明するための模式図である。 酸性水への尿石溶解にpH依存性があることを示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。 酸性水供給モードの第7の具体例を表す図である。 複数の小便器が共通の排水管に接続された場合における便器洗浄装置の構成を例示する模式図である 横引き排水管における各部分の尿石の付着具合を模式的に表した図である。 複数の小便器に同時に「酸性水供給モード」が実行されるタイミングチャートの具体例を表す模式図である。 複数の小便器に同時に「酸性水供給モード」が実行されるタイミングチャートの他の具体例を表す模式図である。 「酸性水供給モード」と「洗浄水供給モード」との同時実行を禁止する場合における動作タイミングチャートの具体例を表す模式図である。 「酸性水供給モード」と「洗浄水供給モード」との同時実行を禁止する場合における動作タイミングチャートの他の具体例を表す模式図である。 本発明の他の実施形態に係る便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る便器洗浄装置の構成を例示する模式図である。
符号の説明
1,1a〜1c…小便器、3…給水管(給水流路)、5…洗浄水供給流路、7…分岐流路、9…酸性水供給流路、11…給水弁、13…開閉弁、15…酸性水生成装置、17,17a〜17c…第一の検知手段、19,19a〜19c…第二の検知手段、20…制御装置

Claims (17)

  1. 洗浄水の供給源に接続される給水流路と、
    前記洗浄水を便器内に供給する洗浄水供給流路と、
    流体入口部と流体出口部とを有し、尿石除去可能な酸性水を生成する酸性水生成装置と、
    前記給水流路と前記流体入口部との間に設けられた分岐流路と、
    前記流体出口部に接続され、前記酸性水生成装置で生成した酸性水を、前記便器内および前記便器の排水口の下流側に接続される排水管の少なくともいずれかに供給する酸性水供給流路と、
    前記給水流路を流れる前記洗浄水を前記洗浄水供給流路を介して前記便器内に供給する第一の状態と、前記給水流路を流れる前記洗浄水を前記分岐流路を介して前記酸性水生成装置に供給する第二の状態と、を切り替え可能な切り替え手段と、
    人体または洗浄水吐水要求操作を検知する第一の検知手段と、
    酸性水の供給タイミングを検知する第二の検知手段と、
    前記第一の検知手段の検知情報に基づいて前記第一の状態に切り替えて洗浄水供給モードを実行する制御と、前記第二の検知手段の検知情報が所定値に達した場合に前記第二の状態に切り替えて酸性水供給モードを実行する制御と、を実行可能な制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記洗浄水の供給タイミングに前記酸性水の供給タイミングが重なったときには、
    前記洗浄水供給モードと前記酸性水供給モードとが同時に実行されることを禁止し、
    前記酸性水供給モードを優先させ、前記酸性水供給モード実行中は前記洗浄水供給モードの実行を禁止するとともに、
    前記酸性水供給モードの終了後、所定時間は前記洗浄水供給モードの実行を禁止することを特徴とする便器洗浄装置。
  2. 前記第一の検知手段による検知と前記第二の検知手段による検知とが同時に生じた場合、前記制御装置は、前記酸性水供給モードを優先させ、前記洗浄水供給モードの実行を解除する、または前記酸性水供給モードの終了後、所定時間経過後に前記洗浄水供給モードを実行することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
  3. 前記洗浄水供給モードの実行中に前記第二の検知手段が酸性水供給タイミングを検知した場合、前記制御装置は、前記酸性水供給モードの実行を待機させ、前記洗浄水供給モードの終了後に前記酸性水供給モードを実行することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
  4. 前記酸性水供給モードの実行中に前記第一の検知手段が便器の使用を検知した場合、前記制御装置は、前記酸性水供給モードの終了後、所定時間経過後に前記洗浄水供給モードを実行することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
  5. 前記酸性水供給モードの実行中に前記第一の検知手段が便器の使用を検知した場合、前記制御装置は、前記酸性水供給モードの実行を一度中断させて所定時間経過後に前記洗浄水供給モードを実行し、前記洗浄水供給モードの終了後に再び前記酸性水供給モードの実行を再開することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
  6. 前記酸性水供給モードの実行中に前記第一の検知手段が便器の使用を検知した場合、前記制御装置は、前記洗浄水供給モードの実行を解除することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
  7. 前記洗浄水供給モードは、前洗浄と後洗浄との2段階に分けて間欠的に実行され、前記前洗浄中に前記第二の検知手段が酸性水供給タイミングを検知した場合、前記制御装置は、前記後洗浄の後に、前記酸性水供給モードを実行することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
  8. 前記第二の検知手段は、前記便器の使用回数が所定回数に達した場合に前記酸性水供給タイミングとして検知することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
  9. 前記酸性水供給モードは、複数回に分けて間欠的に実行され、前記酸性水の供給時間を後になるほど長くしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
  10. 前記酸性水供給モードは、酸性水の流量を異ならせて複数回に分けて間欠的に実行され、前記酸性水の供給量を後になるほど多くしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
  11. 前記第二の検知手段は、前記排水管内の尿石付着量が所定量に達したことを検知した場合に前記酸性水供給タイミングとして検知することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
  12. 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
    前記制御装置は、前記複数の便器のうちいずれか1つで前記酸性水供給モードが実行されると、前記複数の便器の全てにおける前記洗浄水供給モードの実行を禁止することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
  13. 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
    前記第二の検知手段は、
    前記複数の便器への前記洗浄水の供給回数の合計が所定値に達した場合に前記酸性水供給タイミングとして検知することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
  14. 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
    前記第二の検知手段は、
    前記複数の便器のうち少なくとも1つの便器が所定の使用回数に達した場合に前記酸性水供給タイミングとして検知することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
  15. 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
    前記第二の検知手段が前記複数の便器のうちいずれか1つで酸性水の供給タイミングを検知すると、前記制御手段は、前記複数の便器の全てに同時に酸性水を供給することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
  16. 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
    前記制御手段は、前記複数の便器のうち、前記共通の排水管の下流側に接続された便器の方が、上流側に接続された便器よりも遅れて酸性水の供給が開始されるように制御することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
  17. 複数の前記便器の各排水口が、共通の前記排水管に接続されており、
    前記制御手段は、前記複数の便器のうち、前記共通の排水管の下流側に接続された便器ほど酸性水の供給の停止が遅くなるように制御することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1つに記載の便器洗浄装置。
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