JP2017179694A - 外装材、外壁の目地構造および目地の施工方法 - Google Patents

外装材、外壁の目地構造および目地の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外装材に形成された意匠目地である溝と外装材同士の間に形成された目地とに統一性を持たせ、外観意匠性を向上させることが可能な外装材、外壁の目地構造および目地の施工方法を提供することを目的とする。【解決手段】縦横に配置された複数の溝1,2と、当該複数の溝1,2によって区画された仕上面3と、を有する凹凸パターンが表面に形成された外装材E1,E2であって、複数の溝1,2には、第一溝1と、この第一溝1と直交する方向に伸びる複数の第二溝2と、が含まれており、複数の第二溝2のそれぞれの溝深さは略同様に設定されており、第一溝1のうち、複数の第二溝2と直交する第一部位1aの溝深さは、複数の第二溝2の溝深さと略同様に設定され、仕上面3に隣り合う第二部位1bの溝深さは複数の第二溝2の溝深さよりも浅く、複数の第二溝2に対して盛り上がった状態となっている。【選択図】図5

Description

本発明は、外装材、外壁の目地構造および目地の施工方法に関する。
従来、特許文献1のような、外装材の目地構造および外装材の施工構造が知られている。特許文献1において開示された外装材は、表面にタイルやレンガ等の凸部が格子状に並んで設けられたようなデザインが施されて、これにより、一枚の外装材における表面に対して縦横に溝(意匠目地)が形成された状態となっている。
このような外装材は、複数枚が壁に並べられて取り付けられるため、外装材同士の隙間に目地材が充填されて目地が形成される。つまり、外壁を施工した場合に、外装材同士の間に形成された目地と、これに平行する意匠目地である溝とが、複数の直交する意匠目地である溝によって繋がった状態で現れることになる。
特許文献1においては、外装材に形成される縦溝の幅を外装材間の目地の幅に対応させて、縦溝と外装材間の目地との差異を小さくし、外観意匠性を高めることが行われている。
特開平10−152966号公報
ところが、意匠目地である縦横の溝は、工場生産によって設計寸法通りに正確に形成される一方、外装材間の目地は現場で手作業によって形成されるため、外壁を施工した場合に、統一性のある目地構造ができにくいという問題があった。
特に、外装材間の目地を手作業で施工する際に、外装材同士の隙間に充填される目地材を箆(へら)で均すと、外装材表面にあるタイル等の凸部によって均し作業が妨げられる。そのため、外装材間の目地は、複数の直交する溝のある部分は箆で均すことができる一方、タイルのある部分はタイルの突出寸法に対応して盛り上がった状態となる(図3,図4参照)。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、外装材に形成された意匠目地である溝と外装材同士の間に形成された目地とに統一性を持たせ、外観意匠性を向上させることが可能な外装材、外壁の目地構造および目地の施工方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、縦横に配置された複数の溝1,2と、当該複数の溝1,2によって区画された仕上面3と、を有する凹凸パターンが表面に形成された外装材E1,E2(E3,E4)であって、
前記複数の溝1,2には、第一溝1と、この第一溝1と直交する方向に伸びる複数の第二溝2と、が含まれており、
前記複数の第二溝2のそれぞれの溝深さは略同様に設定されており、
前記第一溝1のうち、前記複数の第二溝2と直交する第一部位1aの溝深さは、前記複数の第二溝2の溝深さと略同様に設定され、前記仕上面3に隣り合う第二部位1bの溝深さは前記複数の第二溝2の溝深さよりも浅く、前記複数の第二溝2に対して盛り上がった状態となっていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第一溝1と直交する方向に伸びる複数の第二溝2のそれぞれの溝深さは略同様に設定されており、第一溝1のうち、複数の第二溝2と直交する第一部位1aの溝深さは、複数の第二溝2の溝深さと略同様に設定され、仕上面3に隣り合う第二部位1bの溝深さは複数の第二溝2の溝深さよりも浅く、複数の第二溝2に対して盛り上がった状態となっているので、第一溝1は、その長さ方向に沿って凹凸のある状態となる。そのため、当該外装材E1,E2が、建物躯体BSに対して複数並んで取り付けられ、隣り合う外装材E1,E2同士の間に目地7が形成され、当該目地7が、仕上面3に隣り合う位置で盛り上がり、長さ方向に沿って凹凸のある状態だった場合に、この目地7と外装材E1,E2の第一溝1との外観を揃えることができる。これによって、外装材E1,E2に形成された意匠目地である第一溝1および第二溝2と、外装材E1,E2同士の間に形成される目地7とに統一性を持たせ、外観意匠性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図6に示すように、請求項1に記載の外装材E1,E2において、
前記第一溝1の前記第一部位1aおよび前記第二部位1bの表面は、多数の凹凸形状1c,1dが現れている粗面とされており、
前記第二部位1bに現れた凹凸形状1c,1dは、前記第一部位1aに現れた凹凸形状よりも多く、かつ粒径が大きく設定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、第一溝1の第一部位1aおよび第二部位1bの表面は、多数の凹凸形状1c,1dが現れている粗面とされており、第二部位1bに現れた凹凸形状1dは、第一部位1aに現れた凹凸形状1cよりも多く、かつ粒径が大きく設定されているので、第二部位1bに現れた凹凸形状1dは目立ちやすい。すなわち、盛り上がった状態となった第一溝1における第二部位1bが、このように目立ちやすい状態となっているので、外装材E1,E2を見た人に対して、第二部位1bが盛り上がった状態であることを認識させやすくすることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図7に示すように、請求項1に記載の外装材E3,E4において、
前記第一溝21の前記第一部位21aおよび前記第二部位21bの表面は、凹凸形状が少ない平滑面とされており、
前記複数の第二溝22の表面は、多数の凹凸形状が現れている粗面と、凹凸形状が少ない平滑面22aとで構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、第一溝21の第一部位21aおよび第二部位21bの表面は、凹凸形状が少ない平滑面とされており、複数の第二溝22の表面は、多数の凹凸形状が現れている粗面と、凹凸形状が少ない平滑面22aとで構成されているので、部分的に平滑面を備えた状態となる。これによって、第一溝21だけが目立ちすぎる状態となることを防ぐことができるので、第一溝21と第二溝2とに統一性を持たせ、外観意匠性をより向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、外壁の目地7構造であって、例えば図1〜図7に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の外装材E1,E2(E3,E4)が、建物躯体BSに対して複数並んで取り付けられていることによって外壁が形成されており、
隣り合う前記外装材E1,E2同士の間には前記第一溝1に平行する隙間Sがあり、この隙間Sには目地材8が充填されて目地7が形成されており、
前記目地7のうち、前記複数の第二溝2と直交する第一部位7aの溝深さは、前記複数の第二溝2の溝深さと略同様に設定され、前記仕上面3に隣り合う第二部位7bの溝深さは前記複数の第二溝2の溝深さよりも浅く、前記複数の第二溝2に対して盛り上がった状態となっていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、隣り合う外装材E1,E2同士の間に形成された目地7のうち、複数の第二溝2と直交する第一部位7aの溝深さは、複数の第二溝2の溝深さと略同様に設定され、仕上面3に隣り合う第二部位7bの溝深さは複数の第二溝2の溝深さよりも浅く、複数の第二溝2に対して盛り上がった状態となっているので、目地7は、その長さ方向に沿って凹凸のある状態となり、この目地7と外装材E1,E2の第一溝1との外観を揃えることができる。これによって、外装材E1,E2に形成された意匠目地である第一溝1および第二溝2と、外装材E1,E2同士の間に形成された目地7とに統一性を持たせ、外観意匠性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、目地7の施工方法であって、例えば図1〜図7に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の外装材E1,E2(E3,E4)を、複数並べて建物躯体BSに取り付け、
隣り合う前記外装材E1,E2同士の間には前記第一溝1に平行する隙間Sがあり、この隙間Sに目地材8を充填し、
前記隙間Sに充填された目地材8の表面を、前記外装材E1,E2表面に形成された凹凸パターンに倣って均すことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、外装材E1,E2を、複数並べて建物躯体BSに取り付け、隣り合う前記外装材E1,E2同士の間にある第一溝1に平行する隙間Sに目地材8を充填し、隙間Sに充填された目地材8の表面を、外装材E1,E2表面に形成された凹凸パターンに倣って均すので、目地材8からなる目地7を、その長さ方向に沿って凹凸のある状態とすることができる。すなわち、目地7は、複数の第二溝2と直交する部位(第一部位7a)の溝深さが、複数の第二溝2の溝深さと略同様に設定され、仕上面3に隣り合う部位(第二部位7b)の溝深さが複数の第二溝2の溝深さよりも浅く、複数の第二溝2に対して盛り上がった状態となる。そのため、この目地7と外装材E1,E2の第一溝1との外観を揃えることができる。これによって、外装材E1,E2に形成された意匠目地である第一溝1および第二溝2と、外装材E1,E2同士の間に形成された目地7とに統一性を持たせ、外観意匠性を向上させることができる。
本発明によれば、外装材に形成された意匠目地である溝と外装材同士の間に形成された目地とに統一性を持たせ、外観意匠性を向上させることができる。
隣り合う外装材同士の間に目地を形成する工程の一つを示しており、(a)は正面図であり、(b)はA−A線断面図である。 隣り合う外装材同士の間に目地を形成する工程の一つを示しており、(a)は正面図であり、(b)はB−B線断面図である。 隣り合う外装材同士の間に目地を形成する工程の一つを示しており、(a)は正面図であり、(b)はC−C線断面図である。 隣り合う外装材同士の間に目地を形成する工程の一つを示しており、(a)は正面図であり、(b)はD−D線断面図である。 外壁の目地構造を示しており、(a)は正面図であり、(b)はE−E線断面図であり、(c)はF−F線断面図である。 (a)は第一溝における第二部位の表面を示す拡大図であり、(b)は第一溝における第一部位の表面を示す拡大図である。 外壁の目地構造の変形例を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
本実施形態における外装材E1,E2は、図1〜図5に示すように、縦横に配置された複数の溝1,2と、当該複数の溝1,2によって区画された仕上面3と、を有する凹凸パターンが表面に形成されたものである。
複数の溝1,2には、第一溝1と、この第一溝1と直交する方向に伸びる複数の第二溝2と、が含まれている。本実施形態において第一溝1は、外装材E1,E2の上下方向に伸びる縦溝であり、第二溝2は、外装材E1,E2の横方向に伸びる横溝である。
複数の第二溝2のそれぞれの溝深さは略同様に設定されている。
これに対して、第一溝1の溝深さは部位によって異なり、その長さ方向に沿って凹凸のある状態、または波打ったような状態となっている(後述する)。
凹凸パターンは、複数の溝1,2の各々の底面4から仕上面3に向かって立ち上がる複数の側壁面5,6を有して形成されている。そして、仕上面3は横方向に長い正面視矩形状に形成されている。側壁面5は、第一溝1と仕上面3の短辺との間に位置しており、側壁面6は、第二溝2と仕上面3の長辺との間に位置している。
すなわち、本実施形態における凹凸パターンは、外装材E1,E2における板本体の表面にタイルが貼られたような形態となっている。換言すれば、板本体にタイルを模した凸形状が形成されたものである。
より詳細には、外装材E1,E2における板本体は、例えばセメント板や珪酸カルシウム板、パルプセメント板等の材料からなり、第一溝1および第二溝2は、この板本体の表面に形成されたものである。
なお、外装材E1,E2の材料は上述のものに限られるものではなく、表面に形成される模様もタイルに限られるものではない(例えば、レンガ調など)。
以上のような外装材E1,E2は、建物躯体BSの屋外側面に対して複数並んで取り付けられており、これによって、住宅等の建物の外壁が形成されている。
なお、図示はしないが、外装材E1,E2と建物躯体BSとの間や外装材E1,E2の裏面側には、透湿防水シートや胴縁、断熱材等の建築材料が適宜設けられているものとする。
図1は、外装材E1と外装材E2とが、建物躯体BSに対して並んで取り付けられた状態を示している。
この時、隣り合う外装材E1,E2同士の間には、第一溝1に平行する隙間Sが形成された状態となる。すなわち、隙間Sは、第一溝1と平行して上下方向に伸びている。
隙間Sには、目地材8を充填するための下地となるバックアップ材9が挿入され、その上から目地材8が充填されている。
目地材8は、例えばシリコーン系や変成シリコーン系、ポリウレタン系等の不定形な樹脂材料からなり、外装材E1,E2双方の側端面に密着して隙間Sを塞ぐことができる。
目地7は、建物躯体BSに取り付けられた外装材E1,E2間の隙間Sに設けられるため、当然、現場施工される。
このような目地7の施工方法は、図2(a),(b)に示すように、まず、隙間Sに対してバックアップ材9を挿入するとともに、隙間Sを形成している双方の外装材E1,E2における隙間S側端部の表面にマスキングテープ10を貼り付ける。
マスキングテープ10は、外装材E1,E2の凹凸パターンに倣って積層するようにして貼り付ける。
続いて、目地材8を、バックアップ材9の上から隙間Sに充填する。そして、図3(a),(b)に示すように、隙間Sに充填された目地材8の表面を、箆11を使って、外装材E1,E2表面に形成された凹凸パターンに倣って均す。
均し終えたら、双方の外装材E1,E2表面に貼り付けられていたマスキングテープ10を剥がし、その後は、目地材8を硬化させる。
なお、不定形な樹脂材料からなる目地材8は、箆11で均した時や硬化していく段階で若干沈下して、外装材E1,E2の表面よりもバックアップ材9側に、やや落ち込んだ状態となる(図4参照)。
なお、目地材8表面を均す箆11としては、隙間Sの幅よりも幅広なものが用いられている。これは、例えば隙間Sの幅よりも狭い箆を用いると、目地7の表面にスジが出来るなどの不具合が生じるためであり、隙間Sの幅よりも幅広なものを用いることによって、目地7の表面を美麗に仕上げることができる。さらに言えば、隙間Sの幅は施工誤差によって都度異なるため、先端が幅広な箆11を用いれば汎用性の面でも利点がある。
以上のように施工された目地7は、その溝深さが部位によって異なり、長さ方向に沿って凹凸のある状態となる。換言すれば、目地7は、その長さ方向に沿って波打ったような状態となる。
すなわち、図4(b),図5(c)に示すように、目地7のうち、外装材E1,E2における複数の第二溝2と直交する部位(第一部位7a)の溝深さは、複数の第二溝2の溝深さと略同様に設定されている。さらに、仕上面3に隣り合う部位(第二部位7b)の溝深さは複数の第二溝2の溝深さよりも浅く、複数の第二溝2に対して盛り上がった状態となる。
なお、盛り上がった状態の第二部位7bは、外装材E1,E2における側壁面5に付着した状態となる。
隣り合う外装材E1,E2同士の間に形成された目地7が、以上のように施工されて、長さ方向に沿って凹凸のある状態となるため、この目地7と平行する外装材E1,E2の第一溝1も同様に形成されている。
すなわち、図5(a),(b)に示すように、第一溝1のうち、複数の第二溝2と直交する部位(第一部位1a)の溝深さは、複数の第二溝2の溝深さと略同様に設定されている。さらに、仕上面3に隣り合う部位(第二部位1b)の溝深さは複数の第二溝2の溝深さよりも浅く、複数の第二溝2に対して盛り上がった状態となっている。
また、図5(b),(c)に示すように、第一溝1の第一部位1aおよび第二部位1bの表面は、多数の凹凸形状1c,1dが現れている粗面とされている。すなわち、長さ方向に沿って波打ったような状態に形成された第一溝1の表面が、さらに凹凸形状1c,1dのある粗面に加工されている。
より詳細には、仕上面3に隣り合う部位である第二部位1bに現れた凹凸形状1dは、図6(a),(b)に示すように、第二溝2と直交する第一部位1aに現れた凹凸形状1cよりも多く、かつ粒径が大きく設定されている。すなわち、盛り上がった部分である第二部位1b表面の凹凸形状1dを構成する凹凸(でこぼこ、つぶつぶ)は、数が多く、しかも一つ一つが大きい。換言すれば、突出した形状として明確に判別できる粒の一つ一つが大きく、このような粒の数が多い。
一方、第二部位1bよりも溝深さの深い位置にある第一部位1a表面の凹凸形状1cを構成する凹凸は、数が少なく、しかも一つ一つが小さい。換言すれば、突出した形状として明確に判別できる粒の一つ一つが小さく、また、粒の数も少ない。
第二部位1bにおける凹凸形状1dは、このように一つ一つの凹凸が大きいので、光を反射する面の面積が広くなる。そのため、第二部位1bは、外装材E1,E2を見た人の目に留まりやすい。
本実施の形態によれば、第一溝1と直交する方向に伸びる複数の第二溝2のそれぞれの溝深さは略同様に設定されており、第一溝1のうち、複数の第二溝2と直交する第一部位1aの溝深さは、複数の第二溝2の溝深さと略同様に設定され、仕上面3に隣り合う第二部位1bの溝深さは複数の第二溝2の溝深さよりも浅く、複数の第二溝2に対して盛り上がった状態となっているので、第一溝1は、その長さ方向に沿って凹凸のある状態となる。
また、隣り合う外装材E1,E2同士の間に形成された目地7のうち、複数の第二溝2と直交する第一部位7aの溝深さは、複数の第二溝2の溝深さと略同様に設定され、仕上面3に隣り合う第二部位7bの溝深さは複数の第二溝2の溝深さよりも浅く、複数の第二溝2に対して盛り上がった状態となっているので、目地7は、その長さ方向に沿って凹凸のある状態となり、この目地7と外装材E1,E2の第一溝1との外観を揃えることができる。
これによって、外装材E1,E2に形成された意匠目地である第一溝1および第二溝2と、外装材E1,E2同士の間に形成された目地7とに統一性を持たせ、外観意匠性を向上させることができる。
また、第一溝1の第一部位1aおよび第二部位1bの表面は、多数の凹凸形状1c,1dが現れている粗面とされており、第二部位1bに現れた凹凸形状1dは、第一部位1aに現れた凹凸形状1cよりも多く、かつ粒径が大きく設定されているので、第二部位1bに現れた凹凸形状1dは目立ちやすい。すなわち、盛り上がった状態となった第一溝1における第二部位1bが、このように目立ちやすい状態となっているので、外装材E1,E2を見た人に対して、第二部位1bが盛り上がった状態であることを認識させやすくすることができる。
また、外装材E1,E2を、複数並べて建物躯体BSに取り付け、隣り合う前記外装材E1,E2同士の間にある第一溝1に平行する隙間Sに目地材8を充填し、隙間Sに充填された目地材8の表面を、外装材E1,E2表面に形成された凹凸パターンに倣って均すので、目地材8からなる目地7を、その長さ方向に沿って凹凸のある状態とすることができる。すなわち、目地7は、複数の第二溝2と直交する第一部位7aの溝深さが、複数の第二溝2の溝深さと略同様に設定され、仕上面3に隣り合う第二部位7bの溝深さが複数の第二溝2の溝深さよりも浅く、複数の第二溝2に対して盛り上がった状態となる。そのため、この目地7と外装材E1,E2の第一溝1との外観を揃えることができる。
これによって、外装材E1,E2に形成された意匠目地である第一溝1および第二溝2と、外装材E1,E2同士の間に形成された目地7とに統一性を持たせ、外観意匠性を向上させることができる。
要するに、現場で施工される目地は、隙間の幅に施工誤差が生じる関係上、隙間よりも幅広な箆で表面を均す必要があるが、箆で表面が均される目地は、外装材の凹凸パターンに応じて盛り上がった部分(第二部位7b)が形成されてしまう。
一方、この点を考慮せずに外装材E1,E2の第一溝1を、複数の第二溝2と同様にフラットに形成してしまうと、現場施工の目地7との形状・意匠の差異が目立ち、見映えが悪かった。
つまり、本実施形態によれば、第一溝1が、外装材間の目地に似せた擬似目地(意匠目地)として機能することになるので、このような課題を解決でき、建物の外壁における外観意匠性を向上させることができる。
〔変形例〕
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。
〔変形例1〕
図7に示す外装材E3,E4は、縦横に配置された複数の溝21,22と、当該複数の溝21,22によって区画された仕上面23と、を有する凹凸パターンが表面に形成されたものである。
本変形例における凹凸パターンは、上述の実施形態におけるタイル調のものとは異なり、表面に複数の連続する畝状突条が形成されたものとなっている。すなわち、外装材E3,E4の表面は、トタン板等のような波板状に形成されている。
このような波板状の外装材E3,E4における第一溝21は縦溝であり、その長さ方向に沿って波打ったような状態に形成されている。また、複数の第二溝22は横溝であり、波板状表面の凹んだ位置を指している。一方、波板状表面の凸む位置が仕上面23とされている。
なお、外装材E3,E4は波板状表面であるため、凹む位置と凸む位置との間に明確な境界線はないが、説明の便宜上、図7では凹む位置と凸む位置との間に境界線を描いた。
そして、上述の実施形態における外装材E1,E2と同様に、本変形例における外装材E3,E4も、複数の第二溝22のそれぞれの溝深さは略同様に設定されており、第一溝21のうち、複数の第二溝22と直交する第一部位21aの溝深さは、複数の第二溝22の溝深さと略同様に設定されている。また、仕上面23に隣り合う第二部位21bの溝深さは複数の第二溝22の溝深さよりも浅く、複数の第二溝22に対して盛り上がった状態となっている。
さらに、本変形例においては、第一溝21の第一部位21aおよび第二部位21bの表面は、凹凸形状が少ない平滑面とされている。そして、複数の第二溝22の表面は、多数の凹凸形状が現れている粗面と、凹凸形状が少ない平滑面22aとで構成されている。
外装材E3,E4の製造方法は、まず、外装材E3,E4の板本体を波板状に成形する。この時点で、少なくとも第二溝22は形成されることになる。
続いて、板本体の波型形状に倣うようにして、かつ表面が平滑面となるように第一溝21を形成する。また、複数の第二溝22の表面におけるランダムな箇所にも平滑面22aを形成する。
なお、第一溝21の平滑面および第二溝22の平滑面22aの形成は、板本体の成形後に表面を加工することにより形成してもよいし、板本体を成形する際に同時に形成してもよい。
以上のようにして外装材E3,E4が製造される。
図7は、外装材E3と外装材E4とが、建物躯体に対して並んで取り付けられた状態を示している。
この時、隣り合う外装材E3,E4同士の間には、第一溝21に平行する隙間Sが形成された状態となる。すなわち、隙間Sは、第一溝21と平行して上下方向に伸びている。
隙間Sには、バックアップ材が挿入され、その上から目地材が充填されることによって目地27が形成されている。目地27の形成においては、上述の実施形態と同様に目地材の表面を箆で均すことによって行われる。
目地材表面が箆で均されて形成された目地27は、その溝深さが部位によって異なり、長さ方向に沿って凹凸のある状態となる。換言すれば、目地27は、その長さ方向に沿って波打ったような状態となる。
すなわち、目地27のうち、外装材E3,E4における複数の第二溝22と直交する部位(第一部位27a)の溝深さは、複数の第二溝22の溝深さと略同様に設定されている。さらに、仕上面23に隣り合う部位(第二部位27b)の溝深さは複数の第二溝22の溝深さよりも浅く、複数の第二溝22に対して盛り上がった状態となる。
また、この目地27の表面も、第一溝21の表面と同様に平滑面とされている。
本変形例によれば、第一溝21と直交する方向に伸びる複数の第二溝22のそれぞれの溝深さは略同様に設定されており、第一溝21のうち、複数の第二溝22と直交する第一部位21aの溝深さは、複数の第二溝22の溝深さと略同様に設定され、仕上面23に隣り合う第二部位21bの溝深さは複数の第二溝22の溝深さよりも浅く、複数の第二溝22に対して盛り上がった状態となっているので、第一溝21は、その長さ方向に沿って凹凸のある状態となる。
また、隣り合う外装材E3,E4同士の間に形成された目地27のうち、複数の第二溝22と直交する第一部位27aの溝深さは、複数の第二溝22の溝深さと略同様に設定され、仕上面23に隣り合う第二部位27bの溝深さは複数の第二溝22の溝深さよりも浅く、複数の第二溝22に対して盛り上がった状態となっているので、目地27は、その長さ方向に沿って凹凸のある状態となり、この目地27と外装材E3,E4の第一溝21との外観を揃えることができる。
これによって、外装材E3,E4に形成された意匠目地である第一溝21および第二溝22と、外装材E3,E4同士の間に形成された目地27とに統一性を持たせ、外観意匠性を向上させることができる。
さらに、第一溝21の第一部位21aおよび第二部位21bの表面は、凹凸形状が少ない平滑面とされており、複数の第二溝22の表面は、多数の凹凸形状が現れている粗面と、凹凸形状が少ない平滑面22aとで構成されているので、部分的に平滑面を備えた状態となる。これによって、第一溝21だけが目立ちすぎる状態となることを防ぐことができるので、第一溝21と第二溝2とに統一性を持たせ、外観意匠性をより向上させることができる。
〔変形例2〕
本変形例における外装材の第一溝は、外装材の横方向に伸びる横溝であり、複数の第二溝が、外装材の上下方向に伸びる縦溝である。そして、表面には凹凸パターンが形成されている。
さらに、外装材と外装材とが上下方向に並んで建物躯体に取り付けられており、上下方向に隣り合う外装材同士の間に隙間が形成されている。隙間には目地材が充填され、表面が箆で均されることによって目地が形成されており、この目地は第一溝と平行している。
目地の表面は隣り合う外装材の凹凸パターンに倣って、長さ方向に沿って凹凸のある状態となる。換言すれば、目地は、その長さ方向に沿って波打ったような状態となる。
すなわち、目地のうち、外装材における複数の第二溝と直交する第一部位の溝深さは、複数の第二溝の溝深さと略同様に設定されている。さらに、仕上面に隣り合う第二部位の溝深さは複数の第二溝の溝深さよりも浅く、複数の第二溝に対して盛り上がった状態となる。
さらに、外装材も、複数の第二溝のそれぞれの溝深さは略同様に設定されており、第一溝のうち、複数の第二溝と直交する第一部位の溝深さは、複数の第二溝の溝深さと略同様に設定されている。また、仕上面に隣り合う第二部位の溝深さは複数の第二溝の溝深さよりも浅く、複数の第二溝に対して盛り上がった状態となっている。
つまり、外装材と外装材とが上下方向に並んで建物躯体に取り付けられた場合であっても、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
E1 外装材
E2 外装材
BS 建物躯体
S 隙間
1 第一溝
1a 第一部位
1b 第二部位
1c 凹凸形状
1d 凹凸形状
2 第二溝
3 仕上面
4 底面
5 側壁面
6 側壁面
7 目地
7a 第一部位
7b 第二部位
11 箆

Claims (5)

  1. 縦横に配置された複数の溝と、当該複数の溝によって区画された仕上面と、を有する凹凸パターンが表面に形成された外装材であって、
    前記複数の溝には、第一溝と、この第一溝と直交する方向に伸びる複数の第二溝と、が含まれており、
    前記複数の第二溝のそれぞれの溝深さは略同様に設定されており、
    前記第一溝のうち、前記複数の第二溝と直交する第一部位の溝深さは、前記複数の第二溝の溝深さと略同様に設定され、前記仕上面に隣り合う第二部位の溝深さは前記複数の第二溝の溝深さよりも浅く、前記複数の第二溝に対して盛り上がった状態となっていることを特徴とする外装材。
  2. 請求項1に記載の外装材において、
    前記第一溝の前記第一部位および前記第二部位の表面は、多数の凹凸形状が現れている粗面とされており、
    前記第二部位に現れた凹凸形状は、前記第一部位に現れた凹凸形状よりも多く、かつ粒径が大きく設定されていることを特徴とする外装材。
  3. 請求項1に記載の外装材において、
    前記第一溝の前記第一部位および前記第二部位の表面は、凹凸形状が少ない平滑面とされており、
    前記複数の第二溝の表面は、多数の凹凸形状が現れている粗面と、凹凸形状が少ない平滑面とで構成されていることを特徴とする外装材。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の外装材が、建物躯体に対して複数並んで取り付けられていることによって外壁が形成されており、
    隣り合う前記外装材同士の間には前記第一溝に平行する隙間があり、この隙間には目地材が充填されて目地が形成されており、
    前記目地のうち、前記複数の第二溝と直交する第一部位の溝深さは、前記複数の第二溝の溝深さと略同様に設定され、前記仕上面に隣り合う第二部位の溝深さは前記複数の第二溝の溝深さよりも浅く、前記複数の第二溝に対して盛り上がった状態となっていることを特徴とする外壁の目地構造。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の外装材を、複数並べて建物躯体に取り付け、
    隣り合う前記外装材同士の間には前記第一溝に平行する隙間があり、この隙間に目地材を充填し、
    前記隙間に充填された目地材の表面を、前記外装材表面に形成された凹凸パターンに倣って均すことを特徴とする目地の施工方法。
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