JP2017178406A - 容器包装体及び容器包装体の製造方法 - Google Patents

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Yoko Takubo
陽子 田窪
竹尾 薫
Kaoru Takeo
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Abstract

【課題】 剛性向上や機能付加を果たすことが可能な容器包装体及び容器包装体の製造方法を提供すること。【解決手段】 合成樹脂製シートによって形成された一対の主板部11を備える容器本体と1、内容物3と、を有する容器包装体A1であって、容器本体1は、一対の主板部11に規定された密閉状態の第1空間191を構成する第1殻部111と、一対の主板部11に規定され且つ第1空間191から離間した第2空間192を構成する第2殻部112と、一対の主板部11の端部領域同士が接合されたシール部14と、切断予定線13と、を有しており、容器本体1は、切断予定線13を境界とする第1領域10Aと第2領域10Bとに区画され、第1空間191及び第1殻部111は、各々の過半部分が平面視において第1領域10Aに配置されており、第2空間192及び第2殻部112は、各々の過半部分が平面視において第2領域10Bに配置されており、内容物3は、第1空間191に収容され且つ第2空間192内に存在しない第1内容物31を含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、内容物を収容した容器包装体及び容器包装体の製造方法に関する。
液体等の内容物を収容した容器包装体は、内容物を密閉状態で保持することが求められる。また、内容物の種類等に応じて、容器本体の外観に工夫を凝らすことは、商品としての内容物の販売を促進するにおいて有利である。特許文献1には、このような容器包装体を製造する従来の容器包装体の製造方法及び従来の容器包装体製造装置の一例が開示されている。同文献に開示された製造方法によれば、収容空間を構成する殻部を各々が有する一対の主板部を含む容器本体と、当該収容空間に収容された内容物と、を備える容器包装体が得られる。一対の主板部のうち殻部を囲む周辺領域同士は、熱シールによって接合されたシール部を構成している。このシール部によって収容空間が密閉されており、内容物を密閉状態で保持することができる。
しかしながら、内容物を注出するには、例えば容器本体に形成された切断予定線に沿って容器本体を捻るなどの動作により切断し、収容空間を開口する必要がある。切断予定線に沿った切断に際し、内容物が主に収容された側と切断予定線を挟んで反対側の部分の剛性が不足すると、切断を適切に行うことが困難である。また、上述した反対側の部分は、切断の際に摘む等の必要があるため、相応の大きさとなるが、切断された後は特段の機能を果たすことなく廃棄対象となることが一般的である。
特開平8−174702号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、剛性向上や機能付加を果たすことが可能な容器包装体及び容器包装体の製造方法を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供される容器包装体は、合成樹脂製シートによって形成された一対の主板部を備える容器本体と、内容物と、を有する容器包装体であって、前記容器本体は、前記一対の主板部に規定された密閉状態の第1空間を構成する第1殻部と、前記一対の主板部に規定され且つ前記第1空間から離間した第2空間を構成する第2殻部と、前記一対の主板部の端部領域同士が接合されたシール部と、切断予定線と、を有しており、前記容器本体は、前記切断予定線を境界とする第1領域と第2領域とに区画され、前記第1空間及び前記第1殻部は、各々の過半部分が平面視において前記第1領域に配置されており、前記第2空間及び前記第2殻部は、各々の過半部分が平面視において前記第2領域に配置されており、前記内容物は、前記第1空間に収容され且つ前記第2空間内に存在しない第1内容物を含むことを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第2空間及び前記第2殻部は、各々のすべてが平面視において前記第2領域に配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記切断予定線は、前記第1殻部を横切っている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第2空間には、前記内容物が存在しない。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第2空間は、外部に繋がっている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第2殻部は、前記切断予定線に沿って前記容器本体を切断した後に、前記第1領域の前記シール部を挟持可能な挟持部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第2殻部は、カップ部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第2殻部は、前記切断予定線に沿って前記容器本体を切断した後の前記第1空間の開口部を塞ぐ栓部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第2空間は、密閉状態であり、前記内容物は、前記第2空間に収容され且つ前記第1空間内に存在しない第2内容物を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記切断予定線は、前記第1殻部及び前記第2殻部を横切っている。
本発明の第2の側面によって提供される容器包装体の製造方法は、本発明の第1の側面によって提供される容器包装体の製造方法であって、合成樹脂シートからなり且つ少なくとも一方に切断予定線が形成された一対の主板部を対面させる工程と、第1吹込口に繋がる第1未シール部および第2吹込口に繋がる第2未シール部を有する未シール部が生じるように、前記一対の主板部の一部ずつを接合する工程と、前記第1吹込口から気体を吹き込むことにより前記一対の主板部11の少なくとも一方に前記切断予定線が横切る第1殻部を形成する工程と、前記第2吹込口から気体を吹き込むことにより前記一対の主板部11の少なくとも一方に第2殻部を形成する工程と、前記第1殻部によって規定された第1空間に第1内容物を充填する工程と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、前記第2殻部が設けられることにより、前記容器本体には、より3次元的な形状が与えられている。これにより、例えば平面視において前記第2殻部が設けられた前記第2領域に前記シール部が形成された場合と比べて、当該部位の剛性を向上させることができる。したがって、前記切断予定線に沿って前記容器本体を切断する際に、前記第2領域が剛性不足によって不当に歪んでしまうことを回避することができる。また、前記第2殻部は、剛性向上の他に、様々な機能を前記容器包装体に付加する目的に用いることができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づく容器包装体を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に基づく容器包装体を示す平面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に基づく容器包装体の製造方法の一例を示す斜視図である。 図5(b)の工程を示す平面図である。 図5(c)の工程を示す平面図である。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図5(d)の工程において図8に相当する断面図である。 本発明の第2実施形態に基づく容器包装体を示す平面図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に基づく容器包装体の開封後の使用例を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に基づく容器包装体を示す平面図である。 図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。 本発明の第3実施形態に基づく容器包装体の開封後の使用例を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に基づく容器包装体を示す平面図である。 図16のXVII−XVII線に沿う断面図である。 本発明の第4実施形態に基づく容器包装体の開封後の使用例を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に基づく容器包装体を示す平面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態に基づく容器包装体を示している。本実施形態の容器包装体A1は、容器本体1及び内容物3を有する。
図1は、容器包装体A1を示す斜視図である。図2は、容器包装体A1を示す平面図である。図3は、図2のIII−III線に沿う断面図である。図4は、図2のIV−IV線に沿う断面図である。なお、図1及び図2においては、理解の便宜上、後述するシール部14に複数の離散点からなるハッチングを付しており、内容物3に斜線からなるハッチングを付している。
容器本体1は、合成樹脂シートによって形成された容器包装体A1の本体部分であり、内容物3を密閉状態で収容するための機能を果たす。容器本体1は、通常、樹脂フィルムから構成される。該樹脂フィルムには、耐衝撃性、耐磨耗性、及び耐熱性等、包装体としての基本的な性能を備えることが要求される。また、容器包装体A1を製造するために形成される後述のシール部14は、通常、熱シールにより形成されるので、シートには熱シール性も要求される。容器本体1としては、基材層と、熱シール性を付与するシーラント層とを有する複層シートが好適であり、高いガスバリア性や遮光性が要求される場合には、基材層とシーラント層との間や、基材層が複層構成のときはその層間等にバリア層を設けることが好適である。なお、基材層そのものにバリア性を付与してもよい。この場合は、バリア層を基材層として用い、バリア層とシーラント層とを有する複層シートとなる。
ここで、基材層、シーラント層、及びバリア層の構成材料を例示する。なお、これら各層の積層は、慣用のラミネート法、例えば、共押出しラミネーション、接着剤によるドライラミネーション、熱接着性層を挟んで熱により接着させる熱ラミネーション等により行うことができる。また、上述の各層が単体の層として形成された後に互いに接合されることによって容器本体1を形成してもよいし、たとえばある層上に他の層を形成するための溶融樹脂等の材料を押出しや塗布等によって配置した後に当該材料を冷却させることにより、複数の層が積層された容器本体1を形成してもよい。
基材層を構成する樹脂としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)等)、ポリスチレン(汎用ポリスチレン(GPPS)、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)等)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66等)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエーテルスルフォン(PES)等が挙げられる。基材層は、これらの樹脂からなる一層または二層以上の延伸または未延伸フィルムによって構成してもよい。
シーラント層を構成する樹脂は、好ましくはオレフィン系樹脂であり、より好ましくはポリエチレン系樹脂である。より具体的には、シーラント層を構成するオレフィン系樹脂として、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレン−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等が挙げられる。シーラント層は、これらの樹脂からなる一層または二層以上の延伸または未延伸フィルムによって構成してもよい。
バリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等の樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、基材層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物等を蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。
容器本体1には、内容物の商品名や原材料・使用上の注意事項等の商品説明、その他各種デザイン等を表示するための印刷層(図示せず)を設けることができる。例えば、印刷層は、グラビア印刷等の公知の方法により、基材層の内側の面に形成できる。
図3の部分拡大断面図に示すように、図示された例においては、容器本体1は、基材層101及びシーラント層102を有する。なお、基材層101及びシーラント層102に加えて、基材層101とシーラント層102との間に上述したバリア層を有する構成であってもよい。また、複数の基材層101を有し、これらの基材層101の間にバリア層が配置された構成であってもよい。また、容器本体1は、収納された内容物3を透視するため、透明又は半透明であることが好ましいが、非透明な材質を用いてもよい。容器本体1の厚みは、たとえば0.05〜1.0mmであり、好ましくは0.1〜0.6mmである。
容器本体1は、一対の主板部11を有する。一対の主板部11は、z方向において互いに対面しており、第1殻部111、第2殻部112及びフランジ部113を有している。
第1殻部111は、主板部11が部分的にz方向に膨出する形状に加工された部分である。本実施形態においては、一対の主板部11の双方に同形状及び同サイズの第1殻部111が形成されている。これらの第1殻部111によって規定された空間が、第1空間191及び注出部15となっている。なお、一対の主板部11の第1殻部111の互いの形状あるいは大きさが異なる構成であってもよい。また、一対の主板部11のそれぞれに膨出形状の第1殻部111が形成された構成に限定されるものではない。たとえば、一方の主板部11に第1殻部111が形成され、他方の主板部11が第1殻部111を有さない構成であってもよい。このような構成であっても、第1空間191及び注出部15が構成されうる。第1空間191の形状及び大きさは、特に限定されず、図示された例においては、第1空間191は、z方向視において楕円形状または略矩形状に類似の形状である。
注出部15は、一対の主板部11の第1殻部111の一部ずつによって構成されており、内容物3の少なくとも一部を注出するためのものである。注出部15は、第1空間191からy方向上方に延びている。
第2殻部112は、主板部11が部分的にz方向に膨出する形状に加工された部分である。本実施形態においては、一対の主板部11の双方に同形状及び同サイズの第2殻部112が形成されている。これらの第2殻部112によって規定された空間が、第2空間192及び第2吹込経路164となっている。第2空間192は、z方向視において第1空間191から離間している。なお、一対の主板部11の第2殻部112の互いの形状あるいは大きさが異なる構成であってもよい。また、一対の主板部11のそれぞれに膨出形状の第2殻部112が形成された構成に限定されるものではない。たとえば、一方の主板部11に第2殻部112が形成され、他方の主板部11が第2殻部112を有さない構成であってもよい。このような構成であっても、第2空間192及び第2吹込経路164が構成されうる。
本実施形態においては、第2空間192のx方向両側から2つの第2吹込経路164が主板部11のx方向端縁に延びている。すなわち、第2空間192は、第2吹込経路164を通じて外部に繋がっており、密閉状態ではない。第2空間192の形状及び大きさは特に限定されず、図示された例においては、第2空間192は、z方向視においてy方向上方に突出する2つの部分を有する形状である。
容器本体1は、切断予定線13を有している。切断予定線13は、周囲部分に対して切断が容易とされた線状部分であり、容器本体1を切断することにより容器包装体A1の開封起点となる部位である。図示された例においては、一対の主板部11のそれぞれに、切断予定線13が形成されている。切断予定線13は、注出部15を横切っており、図示された例においては、主板部11をx方向に横断している。なお、図示された例においては、容器本体1には、2つの切欠き部198が形成されている。切欠き部198は、主板部11の一部がx方向に凹んだ部位である。切欠き部198の最深部に、切断予定線13の端部が位置している。切欠き部198を設けることにより、容器包装体A1の開封動作をよりスムーズに行うことができる。
図1〜図3に示すように、容器本体1は、切断予定線13を境界とする第1領域10A及び第2領域10Bに区画されている。第1領域10A及び第2領域10Bの形状や大きさ及び互いの相対位置等は何ら限定されない。図示された例においては、y方向図中下方に第1領域10Aが配置されており、y方向図中上方に第2領域10Bが配置されている。第1殻部111及び第1空間191の過半部分が、第1領域10Aに配置されている。また、第2殻部112及び第2空間192のすべてが、第2領域10Bに配置されている。このような第2殻部112及び第2空間192は、その過半部分が第2領域10Bに配置されている構成に含まれる。
容器本体1には、シール部14が形成されている。シール部14は、一対の主板部11のフランジ部113同士が接合された部位である。シール部14は、z方向視において第1空間191及び第2空間192を囲んでいる。シール部14には、内容物3の商品名称や成分、あるいは注意事項などを記載してもよい。シール部14を形成するための接合手段は特に限定されず、容器本体1が合成樹脂シートからなる場合、たとえば熱シールが挙げられる。なお、第1吹込経路痕165は、後述する容器包装体A1の製造工程の痕跡として形成されるものである。
図示された例においては、容器本体1には、吊り下げ孔199が形成されている。吊り下げ孔199は、一対の主板部11を貫通する例えば円孔であり、容器包装体A1を陳列する際にフック(図示略)等を挿通させるためのものである。また、図示された例においては、吊り下げ孔199は、第2空間192のy方向上方に突出する2つの部分の間に配置されている。
内容物3は、容器本体1に密閉状態で収容されるものである。本実施形態においては、後述する実施形態を含めた理解の便宜上、内容物3が第1内容物31のみを含む構成として説明する。第1内容物31は、第1空間191に密閉状態で収容されている。また、第1内容物31は、第1空間191のみに収容されており、第2空間192内には存在しない。本実施形態においては、第2空間192には、内容物3が存在しておらず、外気(空気)が滞留している。第1内容物31(内容物3)の例としては、医薬品、化粧品、食品などがあげられるが、特に限定されない。また、第1空間191に収容される内容物3の量は、一回の使用に供される量とされることが使用者の便宜の面で好ましいが、これに限定されない。
次に、容器包装体A1の製造方法の一例について、図5〜図9を参照しつつ以下に説明する。図5の(a)〜(f)は、容器包装体A1の製造方法の主要な工程を模式的に示している。図6は、図5(b)の工程を示す平面図である。図7は、図5(c)の工程を示す平面図である。図8は、図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。図9は、図5(d)の工程において図8に相当する断面図である。なお、これらの図に例示される製造方法は、5つの容器包装体A1に相当する部分を一単位として各工程を行う場合であるが、これは例えば製造効率の便宜による。4つ以下の容器包装体A1に相当する部分を一単位として各工程を行う構成であってもよいし、6つ以上の容器包装体A1に相当する部分を一単位として各工程を行う構成であってもよい。
まず、図5(a)に示すように、シート材料1Aを用意する。シート材料1Aは、上述した容器本体1を形成するための材料である。シート材料1Aの材質は、容器本体1の材料として選択されるものと同様である。次に、シート材料1Aを、一対の主板部11及び折り返し部12を有する形態に折り曲げ加工する。折り返し部12は、シート材料1Aがy方向下端において折り曲げられた部分である。一対の主板部11は、折り返し部12を介して繋がっており、z方向において互いに正対している。
本実施形態においては、折り曲げ工程の直後に、一対の主板部11のそれぞれに対して、切断予定線13を形成する。この形成は、たとえば一対の主板部11の両側からカッタ71を当接させることにより行う。これにより、一対の主板部11には、シート材料1Aの送り方向であるx方向に沿って延びる一対の切断予定線13が形成される。なお、折り曲げ工程の直後にカッタ71によって切断予定線13を形成する手法は、あくまで一例である。カッタ71以外の手段を用いて切断予定線13を形成してもよい。また、シート材料1Aに折り曲げ工程を施す前に、シート材料1Aに切断予定線13を形成してもよい。例えば、より幅広のシート材料から複数のシート材料1Aを形成する工程において、当該幅広のシート材料を切断する際に、複数の切断予定線13を形成してもよい。また、以降に説明する工程におけるいずれかの所望のタイミングで、切断予定線13を形成してもよい。
次いで、図5(b)および図6に示すように、一対の主板部11に対して、熱シールを施す。図示された例においては、加熱機能を有するシール金型72によって一対の主板部11の所定箇所を加熱する。これにより、一対の主板部11のシーラント層102同士が熱シールされ、シール部14が形成される。同図においては、理解の便宜上、シール部14に複数の離散点からなるハッチングを付している。図6によく表れているように、主板部11のうち熱シールが施されていない箇所は、未シール部18となっている。本実施形態においては、未シール部18は、第1未シール部181および第2未シール部182を有する。第1未シール部181は、上述した第1殻部111となる部位であり、第2未シール部182は、上述した第2殻部112となる部位である。この未シール部18は、主板部11のy方向上端に第1吹込口161および第2吹込口162を有する。第1吹込口161は、第1未シール部181が外部に通じている箇所である。第2吹込口162は、第2未シール部182が外部に通じている箇所である。
次いで図5(c)、図7及び図8に示すように、シート材料1Aを所定の凹部を有する金型73によって挟む。また、この際、第1吹込口161および第2吹込口162のy方向直上に吐出孔731を配置する。吐出孔731は、第1吹込口161及び第2吹込口162に吹き込む圧縮空気や窒素ガス等の気体を吐出するものである。なお、図5および図7においては、吐出孔731を省略している。図示された例においては、第1吹込口161及び第2吹込口162それぞれのy方向直上に吐出孔731が個別に配置される場合が想定されているが、これは本工程を実現する構成の一例である。第1吹込口161及び第2吹込口162の双方に適切に気体を吹き込むことが可能な構成であれば、その具体的な装置構成は特に限定されない。
第1吹込口161及び第2吹込口162に気体が吹き込まれると、図6に示した第1未シール部181及び第2未シール部182が、金型73の凹部に沿うように膨出加工される。これにより、第1未シール部181が第1殻部111となり、第2未シール部182が第2殻部112となる。また、同図に示す状態においては、一対の主板部11の第1殻部111によって、第1空間191及び第1吹込経路163が規定されており、一対の主板部11の第2殻部112によって第2空間192及び第2吹込経路164が規定されている。
第1吹込経路163は、第1吹込口161から吹き込まれた気体を第1空間191を形成し得るように導く経路である。第2吹込経路164は、第2吹込口162から吹き込まれた気体を第2空間192を形成し得るように導く経路である。第2吹込経路164は、x方向において隣り合う第1殻部111(第1空間191)の間をy方向に延びる部分と、当該部分の図中y方向下方からx方向に延びて第2空間192に接続する部分とを有する。
次いで、図5(d)及び図9に示すように、第1空間191に第1内容物31(内容物3)を充填する。この充填は、例えば充填ノズル74を用いて行う。すなわち、充填ノズル74を第1吹込口161から挿入し、充填ノズル74から第1内容物31(内容物3)を吐出する。これにより、第1内容物31(内容物3)は、第1吹込経路163を経由して第1空間191に充填される。
次いで、図5(e)に示すように、例えばシール金型75を用いて、一対の主板部11の第1吹込口161、第2吹込口162及びその周辺に熱シールを施す。これにより、第1吹込口161及び第2吹込口162が塞がれることとなり、図5(f)に示す第1吹込経路痕165及び第2吹込経路痕166が形成される。図5(f)においては、第1空間191がシール部14によって密閉されており、第1空間191に第1内容物31(内容物3)が密閉状態で収容されている。なお、第1吹込口161を塞ぐことによって第1空間191を密閉することが達成されれば、第2吹込口162を塞がない手法を採用してもよい。
この後は、シート材料1Aの所定箇所を切断することにより、上述した容器包装体A1が得られる。なお、上述した構成の容器包装体A1は、当該切断工程において、折り返し部12が取り除かれた場合に相当する。これとは異なり、折り返し部12が容器包装体A1に残存するようにシート材料1Aを切断してもよい。この場合、容器包装体A1において、一対の主板部11は、折り返し部12によって互いに繋がれた構成となる。
次に、容器包装体A1及びその製造方法の作用について説明する。
本実施形態によれば、第2殻部112が設けられることにより、容器本体1には、z方向寸法が拡大されたより3次元的な形状が与えられている。これにより、例えば平面視において第2殻部112が設けられた部位にシール部14が形成された場合と比べて、当該部位の剛性を向上させることができる。したがって、切断予定線13に沿って容器本体1を切断する際に、第2領域10Bが剛性不足によって不当に歪んでしまうことを回避することができる。この剛性向上の利点として、例えば、第2殻部112を有さない場合に基材層101の材質として比較的硬質の材質(例えばPET)を採用せざるを得ないのに対し、第2殻部112を有することによってより軟質の材質(例えばPP)を採用可能となるなど、材質の選択の幅が広がることが挙げられる。あるいは、吊り下げ孔199等の容器本体1の剛性を低下させる部位が形成される場合に、その剛性低下を第2殻部112によって補うことができる。
図5〜図7に示すように、第1殻部111の形成は、第1吹込口161から気体を吹き込み、第2殻部112の形成は第1吹込口161とは別の第2吹込口162から気体を吹き込むことによって行う。このため、第1空間191及び第2空間192を形成した後に第1内容物31を第1吹込口161から注入すれば、第1内容物31を第1空間191のみに充填することが可能であり、第2空間192に第1内容物31が浸入してしまうことを回避することができる。また、第2空間192は、第1内容物31等を収容する目的では用いられないため、図2に示すように、第2吹込経路164が残存し外部と通じる構成であっても容器包装体A1の使用に何ら支障を来さない。
図10〜図19は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図10〜図12は、本発明の第2実施形態に基づく容器包装体を示している。本実施形態の容器包装体A2は、主に第2殻部112の構成が上述した実施形態と異なっている。
本実施形態においては、一対の主板部11の双方に第2殻部112が形成されているものの、一方の主板部11の第2殻部112と他方の主板部11の第2殻部112との形状及び大きさが互いに異なっている。図10における手前側の主板部11、すなわち図11におけるz方向図中左方の主板部11には、2つに分離された第2殻部112が形成されている。各々の第2殻部112は、x方向に長く延びている。図示された例においては、第2殻部112は、2つの挟持部1121を有する。2つの挟持部1121は、各々がx方向に延びており、y方向に隙間をおいて配置されている。2つの挟持部1121の隙間の大きさは、シール部14の厚さと同じか若干狭い程度とされている。また、この第2殻部112は、第2吹込経路164を有する。
図10における奥側の主板部11、すなわち図11におけるz方向図中右方の主板部11には、比較的大きなサイズの第2殻部112が形成されている。この第2殻部112は、台座部1122を有する。台座部1122は、xy平面に平行な底面を有するものであり、図示された例においてはz方向視矩形状である。なお、台座部1122を有する第2殻部112は、他方の主板部11に形成された第2吹込経路164を有する第2殻部112と平面視において重なっている。このため、台座部1122を有する第2殻部112は、第2吹込経路164を有さないものとされている。
図12は、容器本体1を切断予定線13に沿って切断することにより、容器包装体A2を開封した後の状態を示している。注出部15が切断されることにより、第1開口部171が形成されている。第1開口部171からは、第1内容物31(内容物3)が注出される。容器本体1の第2領域10Bは、第1領域10Aのy方向直下に配置されている。そして、第1領域10Aのシール部14が、第2領域10Bの2つの挟持部1121によって挟持されている。また、台座部1122を鉛直方向下方に向かせて台(図示略)等に載置することにより、容器包装体A2は、開封後の状態において自立した姿勢を維持可能である。
このような実施形態によれば、開封前に自立不可である容器包装体A2を、開封後に自立させることができる。開封前は、第1空間191が密閉状態であり、容器包装体A2が寝かされた姿勢であっても第1内容物31が溢れる虞はない。一方、開封後においては、第1開口部171から第1内容物31を注出可能であり、未だ第1内容物31が残存している容器包装体A2の第1領域10Aを傾けると第1内容物31が溢れる虞がある。本実施形態においては、第1内容物31の一部を使用した状態の容器包装体A2を自立した姿勢に維持することができる。
図13〜図15は、本発明の第3実施形態を示している。本実施形態の容器包装体A3は、主に第2殻部112の構成及びシール部14に関連する構成が上述した実施形態と異なっている。
本実施形態においては、図13における奥側の主板部11、すなわち図14におけるz方向図中右方の主板部11に、比較的大きなサイズの第2殻部112が形成されている。この第2殻部112は、カップ部1123及び第2吹込経路164を有する。カップ部1123は、後述するように、容器包装体A3の開封後において内容物3(第1内容物31)等を計量する機能を果たすことが意図されている部位である。カップ部1123の形状は特に限定されず、図示された例においては、平面視略矩形状である。また、図示された例においては、z方向の膨出量が第1殻部111よりも大である。なお、様々な量の計量を行うために、カップ部1123の側面に目盛りが設けられていてもよい。この目盛りは、印刷によって形成してもよいし、第2殻部112を形成する際に溝等を設けることによって形成してもよい。
本実施形態においては、容器本体1は、シール部14に加えて弱シール部141を有している。より具体的には、シール部14は、第1領域10A及び第2領域10Bの一部に設けられており、弱シール部141は、第2領域10Bの一部に設けられている。カップ部1123は、弱シール部141によって囲まれている。なお、図13においては、理解の便宜上、弱シール部141にシール部14のハッチングよりも淡いトーンのハッチングを付している。弱シール部141は、シール部14と比べて接合力が弱められた部位である。例えばシール部14及び弱シール部141を熱シールによって形成される場合、弱シール部141の熱シールは、シール部14の熱シールと比べて低い温度であったり、シール金型による挟持圧力が弱かったり、シール金型からの伝熱を弱める部材が用いられたり、といった条件で形成されることにより相対的に接合力が弱められる。
図13における奥側の主板部11、すなわち図14におけるz方向図中右方の主板部11には、補助切断予定線131が形成されている。この補助切断予定線131は、第2領域10Bに設けられている。補助切断予定線131は、切断予定線13と同様の構成であり、第2領域10Bをx方向に横断している。
図15は、容器本体1を切断予定線13に沿って切断することにより、容器包装体A3を開封した後の状態を示している。注出部15が切断されることにより、第1開口部171が形成されている。さらに、補助切断予定線131に沿って第2領域10Bの一方の主板部11が切断されている。そして、この切断部分を摘んで持ち上げることにより、カップ部1123が形成された主板部11からもう一方の主板部11を剥離させる。この剥離は、弱シール部141の接合を解除する動作である。これにより、カップ部1123が開口状態となる。この後は、例えば、第1開口部171から第1内容物31を注出し、カップ部1123に注入する。そして、所望量の第1内容物31を計量した後に、この計量された第1内容物31を使用する。
このような実施形態によれば、カップ部1123によって第1内容物31を計量することにより、所定量の第1内容物31を使用することができる。これは、例えば第1空間191に複数回の使用に相当する第1内容物31が収容されている構成において、1回の使用に適した量の第1内容物31を計量し使用することができる。また、カップ部1123に目盛りを付した場合には、様々な量の第1内容物31を使用することができる。
図16〜図18は、本発明の第4実施形態を示している。本実施形態の容器包装体A4は、主に第2殻部112の構成が上述した実施形態と異なっている。
本実施形態においては、一対の主板部11のみに第2殻部112が形成されている。具体的には、図16における手前側の主板部11、すなわち図17におけるz方向図中左方の主板部11に、第2殻部112が形成されている。この第2殻部112は、栓部1124を有する。栓部1124は、平面視寸法が比較的小サイズであり、図17に示すように、z方向に急峻に突出する形状とされている。栓部1124の平面視寸法は、一対の主板部11の注出部15のy方向断面形状と同じか若干大きい程度である。
図18は、容器本体1を切断予定線13に沿って切断することにより、容器包装体A4を開封した後の使用例を示している。同図に示すように、注出部15が切断予定線13に沿って切断されることにより、第1開口部171から第1内容物31を注出可能である。そして、同図は、第2殻部112の栓部1124を第1開口部171に差し込むことにより、栓部1124によって第1開口部171が塞がれている。
このような実施形態によれば、第1内容物31の一部を使用しその余の部分が第1空間191に残存した状態で、栓部1124によって第1開口部171を塞いでおくことが可能である。これにより、第1内容物31のその余の部分を使用する時まで、第1内容物31を第1空間191内に適切に収容しておくことができる。なお、栓部1124は、第1空間191を密閉できる形状及び大きさが好ましいが、開封後に使用者が意図する程度に第1内容物31を第1空間191に留まらせることが可能であれば、栓部1124は完全な密閉を達成し得るものには限定されない。
図19は、本発明の第5実施形態を示している。本実施形態の容器包装体A5は、主に内容物3及び第2殻部112(第2空間192)の構成が上述した実施形態と異なっている。
本実施形態においては、第2殻部112によって構成された第2空間192は、一対の主板部11によって密閉されている。より具体的には、第2殻部112の形成に用いられた第2吹込経路164は、例えば図5(e)に示す熱シール工程によって熱シールされ、第2吹込経路痕166となっている。また、第2殻部112は、y方向図中下方に延びる第2注出部152を有している。そして、切断予定線13が、第1殻部111の第1注出部151(上述した注出部15と同様の部位)だけでなく第2注出部152を横切っている。すなわち、第2殻部112(第2空間192)の過半部分が、第2領域10Bに位置するものの、第2殻部112(第2空間192)の一部が、第1領域10Aに位置している。
本実施形態の内容物3は、第1内容物31及び第2内容物32を含んでいる。第2内容物32は、密閉状態の第2空間192に収容されており且つ第1空間191内には存在しない。第2内容物32の第2空間192への充填は、図5(d)に示す第1内容物31の充填工程と同時に、またはその前後に、例えば第2吹込口162からノズル等によって第2内容物32を送り込むことによって行われる。
このような実施形態によれば、2種類の第1内容物31及び第2内容物32を含む内容物3を、第1内容物31と第2内容物32とが交じり合わない状態で収容することができる。本実施形態から理解されるように、第2空間192に第1内容物31が存在しない構成は、上述した実施形態のように第2空間192に外気(空気)が滞留する構成に限定されず、第2内容物32等の第1内容物31以外のものが収容された構成を含むものである。
本実施形態においては、切断予定線13に沿って容器本体1を切断することにより、第1注出部151及び第2注出部152の双方を一括して開封することが可能である。
本発明に係る容器包装体及び容器包装体の製造方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る容器包装体及び容器包装体の製造方法の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
第2殻部112の形状等は様々に設定可能であり、例えば、切断予定線13を切断する際に使用者が指で摘みやすい形状を採用すれば、切断予定線13に沿った切断をより容易に行うことができる。また、第2殻部112の形状として、内容物3の名称等を示す文字等に応じた形状を選択すれば、容器包装体の外観に内容物3の名称等をより印象的な態様で表すことができる。
A1〜A5:容器包装体
1 :容器本体
1A :シート材料
3 :内容物
10A :第1領域
10B :第2領域
11 :主板部
12 :折り返し部
13 :切断予定線
14 :シール部
15 :注出部
18 :未シール部
31 :第1内容物
32 :第2内容物
71 :カッタ
72 :シール金型
73 :金型
74 :充填ノズル
75 :シール金型
101 :基材層
102 :シーラント層
111 :第1殻部
112 :第2殻部
113 :フランジ部
119 :主板部
131 :補助切断予定線
141 :弱シール部
151 :第1注出部
152 :第2注出部
161 :第1吹込口
162 :第2吹込口
163 :第1吹込経路
164 :第2吹込経路
165 :第1吹込経路痕
166 :第2吹込経路痕
171 :第1開口部
181 :第1未シール部
182 :第2未シール部
191 :第1空間
192 :第2空間
198 :切欠き部
199 :吊り下げ孔
731 :吐出孔
1121 :挟持部
1122 :台座部
1123 :カップ部
1124 :栓部

Claims (11)

  1. 合成樹脂製シートによって形成された一対の主板部を備える容器本体と、
    内容物と、
    を有する容器包装体であって、
    前記容器本体は、前記一対の主板部に規定された密閉状態の第1空間を構成する第1殻部と、前記一対の主板部に規定され且つ前記第1空間から離間した第2空間を構成する第2殻部と、前記一対の主板部の端部領域同士が接合されたシール部と、切断予定線と、
    を有しており、
    前記容器本体は、前記切断予定線を境界とする第1領域と第2領域とに区画され、
    前記第1空間及び前記第1殻部は、各々の過半部分が平面視において前記第1領域に配置されており、
    前記第2空間及び前記第2殻部は、各々の過半部分が平面視において前記第2領域に配置されており、
    前記内容物は、前記第1空間に収容され且つ前記第2空間内に存在しない第1内容物を含むことを特徴とする、容器包装体。
  2. 前記第2空間及び前記第2殻部は、各々のすべてが平面視において前記第2領域に配置されている、請求項1に記載の容器包装体。
  3. 前記切断予定線は、前記第1殻部を横切っている、請求項1または2に記載の容器包装体。
  4. 前記第2空間には、前記内容物が存在しない、請求項1ないし3のいずれかに記載の容器包装体。
  5. 前記第2空間は、外部に繋がっている、請求項4に記載の容器包装体。
  6. 前記第2殻部は、前記切断予定線に沿って前記容器本体を切断した後に、前記第1領域の前記シール部を挟持可能な挟持部を有する、請求項4または5に記載の容器包装体。
  7. 前記第2殻部は、カップ部を有する、請求項4または5に記載の容器包装体。
  8. 前記第2殻部は、前記切断予定線に沿って前記容器本体を切断した後の前記第1空間の開口部を塞ぐ栓部を有する、請求項4または5に記載の容器包装体。
  9. 前記第2空間は、密閉状態であり、
    前記内容物は、前記第2空間に収容され且つ前記第1空間内に存在しない第2内容物を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の容器包装体。
  10. 前記切断予定線は、前記第1殻部及び前記第2殻部を横切っている、請求項3ないし9のいずれかに記載の容器包装体。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の容器包装体の製造方法であって、
    合成樹脂シートからなり且つ少なくとも一方に切断予定線が形成された一対の主板部を対面させる工程と、
    第1吹込口に繋がる第1未シール部および第2吹込口に繋がる第2未シール部を有する未シール部が生じるように、前記一対の主板部の一部ずつを接合する工程と、
    前記第1吹込口から気体を吹き込むことにより前記一対の主板部11の少なくとも一方に前記切断予定線が横切る第1殻部を形成する工程と、
    前記第2吹込口から気体を吹き込むことにより前記一対の主板部11の少なくとも一方に第2殻部を形成する工程と、
    前記第1殻部によって規定された第1空間に第1内容物を充填する工程と、
    を備えることを特徴とする、容器包装体の製造方法。
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