JP2017177571A - 水圧転写方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 艶消し層、艶消し剤を用いることなく、水圧転写された金属調加飾層を艶消しすることができること。
【解決手段】 鱗片状の金属顔料16が配合された加飾層14を有する転写フィルム10の加飾層14を乾燥状態から湿潤状態に復元するために光重合モノマーを含む紫外線硬化樹脂16を加飾層14に塗布してこの加飾層14を水圧転写し、その後加飾層に浸透している紫外線硬化樹脂を紫外線照射によって硬化し、この際の樹脂の収縮作用によって金属顔料の配向を乱して加飾層に艶消し効果を付与する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、金属メッキ調の加飾層(転写層)を有する水圧転写フィルムを用いて水圧転写する方法に関するものである。
近年、自動車や建物の内装や種々の物品の外装に金属メッキ層で加飾することが望まれているが、特に、この金属メッキ層が半艶又は艶なしであるべロア調メッキ層の需要が高まっている。
通常、小型物品の表面にべロアメッキ調の加飾を施すために、クロム、ニッケルによるべロアメッキが行われており、また長尺、大型の物品の表面にべロアメッキ調の加飾を施すために、ベロアメッキ調の加飾フィルムを用いたインサートモールディング加工や金属顔料塗料の塗装が行われている。しかし、べロアメッキは、工程が複雑であり、また、インサートモールディングや塗装は、自動車の内装品の如き複雑な外表面を有する物品に効率よく加飾することができない欠点がある。
一方、複雑な外表面を有する物品に金属調の加飾を施すために、基材フィルム3上にメタリック顔料が含有された樹脂成分から成るメタリック塗料12を塗布して形成された加飾層を有する水圧転写フィルムを用いて水圧転写する方法が実施されている(特許文献1=特開平11−179279公報参照)。この方法によって物品の表面に加飾層が転写されて加飾された物品は、メタリック顔料によって金属光沢を有するので、べロアメッキ調の装飾層を得るために、艶消し処理が必要となる。
艶消しの一つの方法は、加飾層を機械的、化学的に保護するために一般的に行われている艶消し剤が配合されたトップコートを施すことであるが、この方法は、水圧転写工程の後にトップコートを施す工程が必要となり、作業が二工程となって作業性が低い欠点がある。
他の方法は、水圧転写前に、加飾すべき物品の表面に微細な凹凸付与を施す表面処理を行う方法である(特許文献2=特開平5―311468号参照)。この方法も、べロアメッキ調の加飾層を得るために、二工程が必要であって作業性が低い欠点がある。
更に他の方法は、加飾層に艶消し層を積層した水圧転写フィルムを用いて物品に艶消し層によって艶消し効果が付与された加飾層を水圧転写する方法である(特許文献3乃至5参照)。
1つの艶消し層は、水圧転写フィルムのキャリアフィルムとインク加飾層との間に形成された特殊構造の硬化樹脂形成層から成っており、水圧転写フィルムを物品に転写する際に使用する水を利用し、硬化性樹脂形成層に一定量の水分を含ませた状態で活性エネルギー線を照射することによって、艶消し効果を付与している(特許文献3の特開2005−212340号公報段落番号(0009)参照)。
他の艶消し層は、水圧転写フィルム1の水溶性フィルム2と金属薄膜層4の下層にある絵柄印刷層との間に形成された転写調整層3から成っており、この転写調整層は、艶消し効果を付与する微粒子が含まれている。金属薄膜層は、転写調整層内の微粒子によって艶消しされる(特許文献4の特開2013−67097号公報段落番号(0018)、(0024)参照)。
更に他の艶消し層は、加飾層である光輝性インク層12の上に形成された伸展抑制樹脂層13から成っており、この伸展性抑制樹脂層13のインク層12とは反対側の表面に凹凸が付与されており、この樹脂層の凹凸によって艶消し効果を付与している。
しかし、上記の3つの方法は、いずれも金属調加飾層とは別に艶消し層を必要とし、特許文献3,4の方法は、艶消し剤を必要とし、また特許文献5の方法は、樹脂層の表面に凹凸形状を付与する必要があり、これらの面から水圧転写フィルムの製造が面倒で高価となる欠点があった。
特開平11−179279公報 特開平05−311468号公報 特開2005−212340号公報 特開2013−067097号公報 特開2014−193552号公報 WO2004/108434号公報
本発明が解決しようとする課題は、トップコートや艶消し剤又は艶消し層を必要とすることなく、また水圧転写フィルムに何らの加工を必要とすることなく、半艶又は艶消しされた金属調加飾層を得ることができる水圧転写方法を提供することにある。
(本発明の着眼点その1)
本出願人は、トップコートの如き保護層を施すことなく、水圧転写によって得られた加飾層自体に機械的、化学的保護機能を保有することができる水圧転写方法を提案しており、この方法は、本出願人及びライセンシーによって実際に広く使用されている。この方法は、キャリアフィルムにインクの印刷によって形成された加飾層を有する水圧転写フィルムを使用するが、この転写フィルムを用いて水圧転写する際に、保管中に乾燥した状態にある加飾層の接着性を復元した湿潤状態にするために、一般的な有機溶剤ではなく、紫外線硬化樹脂を活性剤として塗布しこの紫外線硬化樹脂中に含まれる活性化成分によって加飾層を湿潤して水圧転写を行い、またこの紫外線硬化樹脂が加飾層内の全域に浸透して紫外線の照射によってこの紫外線硬化樹脂を硬化して加飾層が転写して形成された装飾層に機械的、化学的保護機能を付与している(特許文献6参照)。本出願人は、この紫外線硬化樹脂を浸透して湿潤する加飾層に金属顔料を混入して配合し、この加飾層が転写されて形成された加飾層に浸透している紫外線硬化樹脂に紫外線を照射したところ、加飾層内の金属顔料が変位して光反射面の配向が変化し、この配向の変化が装飾層の金属顔料による光沢性に影響を与えることを発見した。紫外線照射によって装飾層内に配合された金属顔料の配向が変化するメカニズムは、紫外線の照射によって紫外線硬化樹脂が収縮硬化する際に、隣接する金属顔料が変位することによって生ずる現象である。紫外線硬化樹脂の硬化収縮は、紫外線が照射される側から開始して順次奥に進行してこの樹脂の収縮による動きに同調して金属顔料が変位するが、特に、金属顔料が鱗片状であると、金属鱗片がこの樹脂の収縮による動きに一層同調し易いことが推測される。
(本発明の着眼点その2)
本発明は、上記の発見に基づいて、紫外線硬化樹脂を活性剤として用いて転写フィルムの加飾層を湿潤して物品上に加飾層を水圧転写する方法を用いて半艶又は艶消しされた金属調加飾層を得ることができる水圧転写方法を提供するものである。
本発明の課題解決手段は、水溶性基体フィルムと前記水溶性基体フィルムの上にインク組成物の印刷によって形成された加飾層とから成る転写フィルムに光重合モノマーを含む紫外線硬化樹脂を浸透して前記紫外線硬化樹脂中の活性化成分によって前記加飾層を湿潤して物品上に前記加飾層を水圧転写して前記物品を加飾し、その後前記加飾層に紫外線を照射して前記加飾層内に浸透されている前記紫外線硬化樹脂を硬化する水圧転写方法であって、前記転写フィルムの加飾層は、前記インク組成物中に混入された鱗片状の金属顔料を含有して前記加飾層の転写によって前記物品上に金属調加飾層を形成し、前記紫外線照射によって前記加飾層内の紫外線硬化樹脂の硬化収縮に基づいて前記鱗片状の金属顔料の配向方向を変化させて前記金属調加飾層に艶消し効果を付与することを特徴とする水圧転写方法を提供することにある。
本発明の上記課題解決手段において、前記加飾層内の鱗片状の金属顔料は、前記転写フィルムが水に触れて伸展することによって群割れ(以下、伸展割れとも称す)を発生し、前記金属顔料の群割れで発生した金属顔料の群と群との隙間による光の乱反射が生じることによって、前記金属調加飾層の艶消し効果を助長することができる。ここで、伸展時の群割れ(伸展割れ)とは、図3a(C)を参照して後述するように、非伸展性の金属顔料が転写フィルムの伸展力によって複数の金属粒子群に分断される現象をいう。
本発明の上記課題解決手段において、前記加飾層内の鱗片状の金属顔料は、水圧転写後の紫外線照射による硬化過程において、前記紫外線硬化樹脂の硬化収縮の程度(体積収縮率)が相違する加飾領域を有すると、前記硬化収縮の程度の相違に基づく群割れ(以下、硬化割れとも称す)を発生し、この硬化割れで生じた金属顔料の金属粒子群間の隙間による光の乱反射が生じることによって前記金属調加飾層の艶消し効果を助長する。ここで、硬化時の群割れ(硬化割れ)とは、図3b(H)を参照して後述するように、硬化収縮によって、金属顔料の粒子群が複数形成される現象をいう。
本発明の上記課題解決手段において、前記鱗片状の金属顔料は、リーフィング型金属顔料であるのが好ましい。
本発明の上記課題解決手段において、前記鱗片状の金属顔料は、アルミニウム、クロム、ニッケル、銅、金、錫、亜鉛、黄銅、ステンレスの如き金属単体又は合金、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素の如き金属酸化物から選択されるのが好ましい。
また、本発明の課題解決手段において、乾燥時の前記インク組成物に占める前記鱗片状の金属顔料の重量割合は、前記インク組成物の重量に対して3〜10重量%であるのが好ましい。
更に、本発明の課題解決手段において、前記紫外線硬化樹脂の硬化による体積収縮率は、10〜20%であることが好ましい。此処でいう体積収縮率とは、波長365nmのUV光源を用いて、積算光量1558mJ/cm、 ピーク強度302mW/cmで硬化させたときの硬化前後の比重から算出されるが、その詳細は、後に述べる。
本発明の課題解決手段において、前記紫外線硬化樹脂の好ましい塗布量は、15〜30g/mであり、更に好ましくは21〜24g/mである。
本発明によれば、転写フィルムの加飾層への鱗片状の金属顔料の混入によって水圧転写後の加飾層は、光沢性を有するが、この金属調加飾層は、その乾燥状態を湿潤状態に復元する活性剤である紫外線硬化樹脂を塗布して浸透させ、加飾層の転写後加飾層内に浸透した紫外線硬化樹脂を紫外線照射によって硬化収縮し、この紫外線硬化樹脂の硬化収縮によって鱗片状の金属顔料の配向が乱れて金属調装飾層に艶消し効果が付与され、従って高級感のある金属調加飾層を得ることができる。
また、この艶消し効果は、物品の表面に事前処理を施したり、転写後加飾層の上にトップコートを施したり、加飾層に艶消し剤を添加したり、加飾層とは別に艶消し層を積層したりする必要がなく付与されるので、半艶とされ又は艶消しされた金属調装飾層を安価に提供することができる。
加飾層の艶消し効果は、加飾層を活性化するため加飾層内に浸透させる紫外線硬化樹脂の紫外線照射による硬化収縮によって付与されるので、紫外線硬化樹脂の組成などの他の条件が同じであっても、紫外線硬化樹脂の塗布量(浸透量)を部分的又は全体的に変化させて艶消しの程度を調整することができる。
本発明の水圧転写方法の概要説明図である。 本発明の基本的な形態によって加飾層内の鱗片状の金属顔料の配列が変化する状態を順次示す断面図である。 図3a(A)乃至(E)及び図3b(F)乃至(I)は、本発明の他の形態によって加飾層内の鱗片状の金属顔料の配列が変化する状態を順次示すが、図3a(A)は、この形態の方法に用いられる転写フィルムの断面図、図3a(B)は、転写フィルムに紫外線硬化樹脂の活性を塗布している状態の断面図、図3a(C)は、転写フィルムの水溶性基体フィルムの伸長に基づく金属顔料の変位を示す断面図、図3a(D)は、図3a(C)の転写フィルムに物品を水圧転写する直前の状態の断面図、図3a(E)は、転写フィルムの加飾層が水圧転写された状態の断面図である。 図3b(F)は、図3a(E)の転写フィルム中の紫外線硬化樹脂を硬化するために紫外線を照射している状態の断面図、図3b(G)は、図3b(F)の紫外線照射による硬化に伴う加飾層内の金属顔料の変位を示す断面図、図3b(H)は、図3b(G)の金属顔料の変位に基づいて更なる紫外線照射による硬化に伴う加飾層内の金属顔料の他の変位を示す断面図、図3b(I)は、図3b(G)(H)の金属顔料の変位に基づいて最終的に金属顔料に付与された配向を有し、且つ水溶性基体フィルムが水洗により除去されて形成された加飾物品の断面図である。 図4(A)(B)は、それぞれ、本発明の方法によって得られたが、混入された金属顔料の粒度が比較的大きい場合と小さい場合との加飾層の内部構造の拡大写真、図4(C)(D)は、それぞれ、金属顔料を混入した加飾層を有機溶剤で湿潤して得られたが、金属顔料の粒度が比較的大きな場合と小さい場合と加飾層の内部構造の拡大写真である。
本発明が適用される水圧転写方法が図1に示されており、この方法は、転写フィルム10をフィルム供給源20からベルトコンベヤ又は下支え式供給ロール22によって繰り出し、転写フィルム10の乾燥した加飾層の接着性を復元した状態で水圧転写槽30内の水30Wに浮かばせ、この水圧転写槽30内で物品Aと共に水30W内に押込んで、この際に発生する水圧を利用して転写フィルム10の後に述べる加飾層を物品Aの表面に水圧転写する方法である。なお、転写フィルム10の接着性を復元する工程は、通常、転写フィルム10が水圧転写槽30内に入る前に行われるが、転写フィルム10が水圧転写槽30内の水30Wの浮かばせた直後(着水直後)に行ってもよい。
加飾層の転写後、この加飾層を有する物品は、洗浄工程を経て転写フィルム10の余分の成分(後に述べる水溶性基体フィルム)を水洗して除去し、乾燥工程を経て物品に付着している水分を除去して、完成した加飾物品となる。
転写フィルム10は、図2(A)又は図3a(A)に示すように、ポリビニルアルコールの如き水溶性基体フィルム(キャリアフィルム)12とこの水溶性基体フィルム12上にグラビア印刷等によってインク組成物14Cを印刷して形成ざれた適宜のパターン(無地も含む)の加飾層14とから成っているが、加飾層14内には、鱗片状の金属顔料14Mが混入されてインク組成物14C内に配合されている。この転写フィルム10は、水圧転写槽30内の水30Wに触れてこの水を吸収して膨潤して軟化し伸展するが、この軟化によって加飾されるべき物品に付き回って、水圧転写を行うことができるようになっている。
本発明の方法は、乾燥状態にある転写フィルム10の加飾層14を湿潤して接着性を回復するために、一般的に用いられている有機溶剤ではなく、特許文献6によって開示されているように、紫外線硬化樹脂16を活性剤として使用する(図2(B)及び図3a(B)参照)。この紫外線硬化樹脂16は、特許文献6に開示されているもの以外に、例えば、WO2007/023577号公報又はWO2011/049151号公報に開示されている組成を使用するのが好ましい。この紫外線硬化樹脂16中の光重合モノマー成分は、特許文献6に記載されているように、加飾層14の乾燥したインク組成物を湿潤してインク組成物の接着性を復元する機能を有する。また、この紫外線硬化樹脂は、加飾層14のインク組成物14Cの全体(全厚み、全面)に浸透して加飾層14内に分布しているが、この紫外線硬化樹脂16が加飾層14の転写後に紫外線の照射を受けて硬化するので、加飾層14自体に高い機械的強度、耐薬品性、耐候性の如き機械的、化学的保護護特性を付与する機能を有することは特許文献6に記載した通りである。紫外線硬化樹脂16は、上記の加飾層14の活性化機能と機械的、化学的保護特性の付与のほかに、「発明の概要」で既に述べ、また後に詳細に述べるように、新たに見出された加飾層14の艶消し機能を有する。なお、活性剤である紫外線硬化樹脂は、本発明の効果を阻害しない程度の副次的な成分としての溶剤成分を含んでいてもよい。
この紫外線硬化樹脂16は、水圧転写槽30内に入る前(又は水圧転写槽30内の水30Wに浮かばせて(着水して)転写が始まる前)に、加飾層14に塗布する。図1において、符号16Mは、この紫外線硬化樹脂16を塗布する塗布手段を示し、この塗布手段16Mは、メイヤバアー塗布方式、ロール塗布方式、スプレー塗布方式、その他の適宜の方式で塗布する形態とすることができる。
本発明の方法の原理は、加飾層14のインク組成物14Cの乾燥状態を湿潤状態にして接着性を復元する活性剤として紫外線硬化樹脂16を用いることによって転写後に加飾層14内に浸透している紫外線硬化樹脂16が後に述べるように紫外線UVの照射により硬化して収縮する動きを利用して加飾層14内に配合されている鱗片状の金属顔料の配向、分布を変化させることによって加飾層14の金属メッキ調の艶を低減するか減殺して半艶又は艶消し効果を得ることにある。
加飾層14内に混入して配合される鱗片状の金属顔料14Mは、例えば、アルミニウム、クロム、ニッケル、銅、金、錫、亜鉛、黄銅、ステンレスの如き金属単体又は合金、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素の如き金属酸化物とすることができるが、特に、アルミニウムが好ましいが、その理由は、アルミニウムは、金属調の発色に優れている上に、比重が小さくて紫外線硬化性樹脂の硬化により変位し易く、従って金属顔料の配向、分布を変化させ易く、これは、上記の艶消し効果を促進するのに役立つ。また、その鱗片(粒子)形態は、リーフィングの形態であるのが好ましく、その理由は、リーフィングは、一層高い金属調の意匠を付与することができるとともに、加飾層の表面近傍に浮遊して偏在し易くなるため、紫外線硬化性樹脂の硬化による金属顔料の配向変化を一層促進することにある。更に、この金属顔料の鱗片(粒子)の面の長辺寸法(粒径)は、加飾面の金属調と艶消し感の程度に応じて適宜調整されるが、好ましくは、5〜50μmであり、更に好ましくは、6〜20μmであり、最も好ましくは、10〜15μmである。金属顔料の粒子寸法が小さいと、加飾層の光沢感が大きくなり、金属顔料の粒子寸法が大きいと、加飾層に白み及び光輝感が表現される。この金属顔料の配合割合は、金属調の発現と紫外線硬化樹脂の硬化に基づく金属顔料の配向変化による艶消し作用とのバランスを考慮して設定されるが、好ましくは、加飾層14のインク組成物14Cに対して1〜20重量%であり、更に好ましくは、3〜15重量%である。金属顔料の配合割合が1重量%未満であると、金属調の意匠性が乏しくなり、20重量%を超えると、紫外線硬化性樹脂の硬化による金属顔料の変位が阻害され易くなるため、金属顔料の配向変化が小さくなって艶消し効果が乏しくなることがある。
本発明に使用するこの紫外線硬化樹脂16のインク組成物の接着性復元機能と加飾層自体の機械的、化学的保護機能と艶消し機能との3つの機能を適正に発揮するために、この紫外線硬化樹脂16の塗布量は、既に述べたように、15〜30g/mとするのが好ましいが、特に21〜24g/mとすることが一層好ましい。
本発明の上記原理に基づいて物品Aに転写されて形成された金属調加飾層14D(転写後の加飾層)の艶消し効果付与の状態を図2及び図3a、図3bを参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の方法の基本的な形態を図解している。図2(A)の加飾層14を活性化するため紫外線硬化樹脂16を塗布すると、この紫外線硬化樹脂16は、加飾層14内の鱗片状金属顔料14Mの群れの内部空間(間隙)にあるインク組成物14C内に奥深く浸透し、加飾層14の全体(全面で全厚み)に紫外線硬化樹脂16が分布することになる(図2(B)参照)。
このようにして、紫外線硬化樹脂16の中の光重合モノマー成分が加飾層14の乾燥したインク成分を溶解して接着性が復元するので、加飾層14を有する転写フィルム10は、物品Aと共に水圧転写槽30内に押し込むと、その際に発生する水圧によって加飾層14が物品Aの表面に転写される(図2(C)参照)。なお、図2(A)(B)と図2(C)とを対比すると、転写フィルム10の上下の向きが逆となって表示されているが、これは、加飾された物品Aの加飾面を上にしたためである。図2(D)以下も図2(C)と向きが同じである。
その後、このように転写された加飾層(転写後の加飾層)14Dに紫外線UVを照射すると(図2(D)参照)、加飾層14内の紫外線硬化樹脂16が硬化するが、この紫外線硬化樹脂16の硬化によって発生する紫外線硬化樹脂16の収縮による動きが隣り合う金属顔料14Mが相互に押し合い又は重なり合いながら引寄せられて金属顔料14Mが変位し、図2(E)に示すように、金属顔料14Mの配向が変化して乱れる。その結果、金属顔料14Mは、図2(D)に示す鱗片の平坦な配向状態から図2(E)に示すように金属顔料14Mが部分的にオーバーラップしてランダムな傾斜状態に変化するため、光が乱反射し、従って、加飾層14Dの金属メッキ調の艶の程度が低減するか減殺されるので、加飾層14Dが半艶となるか又は艶消しされて加飾層14Dに艶消し効果が付与される。また、このように、金属顔料14Mの配向が乱れると、紫外線UVは、この金属顔料14Mの傾斜によって乱反射し、紫外線UVの透過が加飾層14Dの深部にまで進む。また、紫外線UVの透過による樹脂の硬化は、照射側から順次進むので、UVが乱反射すると、樹脂の硬化の進行が促進される。
このようにして、図2(F)に示す艶消しメッキ調の加飾層14Dを有する物品Aが得られる。既に述べたように、この物品Aは、その後、洗浄、乾燥工程を経て加飾物品を完成する。
本発明の方法において、転写フィルム10の水溶性基体フィルム(キャリアフィルム)12は、実際には、水に触れて伸長するので、金属顔料14Mは、この水溶性基体フィルム12の動きによって更に複雑な動きを伴うが、その状態が図3a、bに示されている。図3aの(A)(B)は、図2の(A)(B)と同じであるが、転写フィルム10の水溶性基体フィルム12が伸長すると(図3a(B)と図3a(C)の水溶性基体フィルム12の長さの変化参照)、図3a(C)に示すように、水溶性基体フィルム12の伸長方向に沿って金属顔料14Mの群割れ(伸展割れ)が発生し、金属顔料の細分化した金属粒子群14MG1、14MG2―――の間に隙間Sが発生する。この状態で加飾層14を水圧転写すると(図3a(D)参照)、加飾層14は、金属顔料16の金属粒子群14MG1,14MG2―――に細分化された状態で物品Aに転写される。その後、図3b(F)に示すように、このようにして転写された加飾層14Dに紫外線UVを照射すると、図2(E)に関連して説明したのと同様の原理で、金属顔料16Mの各金属粒子群14MG1,14MG2―――は、それぞれ、配向の乱れを発生し、加飾層14の金属メッキ調に艶消し効果を付与する。
また、このように、金属顔料の粒子群14MG1、14MG2―――の間に隙間Sが形成されると、紫外線硬化樹脂16は、金属顔料の金属粒子群がある部分よりも隙間Sに多量に浸透し、従って、紫外線硬化時には各金属粒子群14MG1,14MG2―――の部分よりも隙間Sの部分の方が収縮の程度が大きくなる。このように金属顔料の群れ部分と隙間部分とで収縮の程度が異なるため、金属顔料16の金属粒子群14MG1,14MG2―――は、この収縮の影響を受けて、再割れ(硬化割れ)を発生する(図3b(H)参照)。図3b(H)において、符号14GM1a,14GM1bは、金属粒子群14MG1の硬化割れで再細分化されて形成された金属顔料の群れ部分を示し、金属粒子群14MG2の硬化割れで再細分化されて形成された金属顔料の群れ部分は、14MG2a、14MG2bで示されている。従って、図3a、bの方法は、上記したように伸展割れとこの硬化割れとを伴うことによって図2の方法よりも艶消し効果が助長されて大きくなる。隙間Sの数が多く、その幅が大きいほど、艶消し効果は大きくなるので、水溶性基体フィルムの伸長性と紫外線硬化樹脂16の硬化収縮特性に応じて艶消し効果が調整されることが判る。また、上述の金属顔料16Mの好ましい条件に加えて、加飾層の厚みを調整することによっても金属顔料の群れを形成する伸展割れ及び硬化割れの状態を調整することができる。図3b(H)は、その後物品を洗浄、乾燥して得られた加飾物品を示す。
図3a、bの方法の説明からも明らかなように、加飾層14内への紫外線硬化樹脂の分布が均等でないと、同様に、金属顔料の群割れを発生することが推測され、従って、紫外線硬化樹脂の塗布量及び/又は分布を変えることによって転写後の加飾層14Dの艶消し効果を助長したり、この効果の程度を調整したりすることができるが、紫外線硬化樹脂16は、乾燥インク組成物の接着性回復、加飾層14Dの機械的、化学的保護機能も兼ねているので、これらの機能に支障がない程度で設定されることが要求される。
(艶消し感の調整)
金属顔料16Mの配向、分布の変化による艶消しの程度及び/又は金属顔料16Mの再群割れによる明度の程度は、金属顔料16Mの配合割合に応じて、活性剤である紫外線硬化樹脂の硬化収縮の大きさを変化させることによって調整することができる。紫外線硬化樹脂の硬化収縮の大きさは、主に紫外線硬化樹脂の硬化収縮特性や、紫外線硬化樹脂の塗布量、紫外線照射条件で調整することができる。本発明の原理によれば、紫外線硬化樹脂の硬化収縮が大きいほど、金属顔料の配向、分布の変化が大きくなって艶消し感が増し、金属顔料の再群割れも多くなるので明度は小さくなって暗い意匠感とすることができる。
(紫外線硬化樹脂の硬化による体積収縮率)
紫外線硬化樹脂の硬化収縮の程度(体積収縮率)の大きさは、少なくとも金属顔料の配向変化が発現する大きさ以上であればよいが、紫外線硬化樹脂の硬化収縮の程度が大き過ぎると、硬化した加飾層と物品との密着面の界面応力が大きくなって、加飾層の密着性が低下し、また、紫外線硬化樹脂に硬化収縮の程度が大きい光重合性モノマーを多く配合すると、加飾層の膜性能(摩耗性やオイレン酸等の耐薬品性)が低下することもあるので、紫外線硬化樹脂の硬化収縮の程度は、水圧転写品の他の所要性能に応じて調整することが好ましい。紫外線硬化樹脂の体積収縮率は、10〜20%の範囲がより好ましい。此処でいう体積収縮率は、硬化前の比重σL(JIS K5600−2−4準拠:比重ビンを用いた液中秤量法)と硬化後の比重σs(JIS Z8807−4準拠:液中秤量法)を用いて、
体積収縮率(%)=[1−(σs/σL)]×100
から求められる。なお、σsは、波長365nmのUV光源を用いて、積算光量1558mJ/cm、 ピーク強度302mW/cmで硬化させて得られたものである。
(紫外線の照射条件)
紫外線硬化樹脂の硬化収縮の程度は、紫外線照射条件で調整することができるが、この紫外線照射条件は、紫外線硬化樹脂の組成に応じて適宜調整される。紫外線照射は、一例として、積算光量:1000〜4300J/cm、ピーク強度:210〜430mW/cmの範囲とすることができる。
以下に、本発明の具体的な実施例1乃至3を比較例1乃至3と比較しながら説明する。
(転写フィルム)
表1に示すように、金属顔料を含有するインクをスクリーン印刷でポリビニルアルコールフィルム(日本合成化学株式会社製 ハイセロンE−100)の片側全面に印刷した後乾燥して、2〜3μm厚さの加飾層を有する3種類の転写フィルムを作成した。
(実施例1)
表1のインクAを用いて作成された転写フィルムと紫外線硬化樹脂から成る活性剤とを用いて、図1の工程によって水圧転写を行った。
更に具体体的に述べると、転写フィルムを転写槽内に導入する直前にミヤバー塗布方法によって転写フィルムの印刷パターン(加飾層)上に紫外線硬化樹脂から成る活性剤(大橋化学工業株式会社製 商品名「ユービックSクリアー33−N2」上記定義の体積収縮率が15%であった)を23g/mで塗布した後、活性剤が塗布された転写フィルムを転写槽の水面上に浮かばせ、この活性剤によって加飾層の付着性を再現させ、また転写フィルムの伸展率が110%となった後に、転写フィルムを介して物品を水中に押し込み、物品上に印刷パターンを水圧転写した後、この物品を水中から取り出し、物品をベルトコンベアに載せて紫外線硬化炉内を搬送・移動させて紫外線照射によって硬化させ、最後に、物品の水洗、乾燥を行って水圧転写品(加飾物品=製品)を得た。紫外線照射の条件は、Aタイプメタルハライドランプ(ジーエス・ユアサパワーサプライ社製、MAN800NL)を用いて、ピーク強度が300mW/cm、積算光量が2300mJ/cmであった。被転写物品は、100mm×200mm×厚さ3mmのABS樹脂製の平板(ユーエムジー・エービーエス株式会社製 TM20)とした。
(実施例2乃至3)
金属顔料を含むインクをそれぞれ表1のインクB、インクCとした以外は、実施例1と同様にしてそれぞれの水圧転写品を得た。
(比較例1乃至3)
転写フィルムを活性化するため溶剤型活性剤(株式会社タイカ製CPA−H)を用いて水圧転写し、従って紫外線硬化することなく、物品の水洗、乾燥を行った以外は、実施例1乃至3と同様にして、それぞれ比較例1乃至3の水圧転写品を得た。
(艶消し評価)
艶消し評価(グロス値)は、日本工業規格Z8741−1997「方法3−60度鏡面光沢」準拠の測定法に従い、東京電色株式会社製の光沢度計「Gloss Meter Model GP−60を用いて受光角度20°、60°及び85°の3条件で水圧転写品の加飾層の表面を測定した値(光沢度合い)を用いて行った。表2に実施例1乃至3の評価結果が示され、表3に比較例1乃至3の評価結果が示されている。
実施例1乃至3及び比較例1乃至3の水圧転写品は、いずれも金属光沢を有した加飾層が形成されていたが、実施例1乃至3の水圧転写品は、比較例1乃至3のそれよりも光沢が小さくベロア調となっていた。表2と表3とのグロス値の比較から明らかなように、活性剤の硬化収縮を伴わない比較例1乃至3の製品に比べて、実施例1乃至3の製品は、紫外線硬化型の活性剤の硬化収縮によって、小さな光沢を有していた。
また、リーフィングタイプのアルミの金属顔料を用いた実施例3と比較例3の製品のグロス値を変化量は、通常のアルミフレークの金属顔料を用いた実施例1乃至2と比較例1乃至2との製品のグロス値との変化量に比べて大きく、リーフィングの形態のアルミ金属顔料を用いると、艶消し効果が顕著であることが判る。
図4(A)(B)は、本発明の実施例1及び3によって形成された転写加飾層14Dの表面構造の拡大写真であり、図4(C)(D)は、比較例1及び3によって形成された転写加飾層の内部構造の拡大写真である。これらの図から解るように、本発明による加飾層は、金属顔料の配向の乱れが大きい上に、金属顔料に多数の隙間(黒く表示された部分)が発生していることが判る。これによって図4(A)(B)の本発明の加飾層は、図4(C)(D)の本発明によらない加飾層に比べて艶消し効果が大きいことが判る。
本発明によれば、金属顔料が配合された金属メッキ調の加飾層の水圧転写前に、この加飾層のインク組成物の接着性を回復するために加飾層に浸透される紫外線硬化樹脂が紫外線照射によって硬化する際に発生する樹脂の収縮の動きを利用して金属顔料の配向を乱して艶消し効果を得ることができ、従って、水圧転写に特別の艶消し層を用いたり艶消し剤を用いたりする必要がなく、高い産業上の利用性を有する。
A 物品
10 転写フィルム
12 水溶性基体フィルム(キャリアフィルム)
14、14D 加飾層
14M 金属顔料
14MG1、14MG2 伸展割れで形成された金属顔料の金属粒子群
14MG1a、14MG1b、14MG2a、14MG2b 硬化割れで形成された金属顔料の金属粒子群
14C インク組成物
16 紫外線硬化樹脂
16M 塗布手段
20 フィルム供給源
22 供給ロール
30 水圧転写槽
30W 水

Claims (8)

  1. 水溶性基体フィルムと前記水溶性基体フィルムの上にインク組成物の印刷によって形成された加飾層とから成る転写フィルムに光重合モノマーを含む紫外線硬化樹脂を浸透して前記紫外線硬化樹脂中の活性化成分によって前記加飾層を湿潤して物品上に前記加飾層を水圧転写して前記物品を加飾し、その後前記加飾層に紫外線を照射して前記加飾層内に浸透されている前記紫外線硬化樹脂を硬化する水圧転写方法であって、前記転写フィルムの加飾層は、前記インク組成物中に混入された鱗片状の金属顔料を含有して前記加飾層の転写によって前記物品上に金属調加飾層を形成し、前記紫外線照射によって前記加飾層内の紫外線硬化樹脂の硬化収縮に基づいて前記鱗片状の金属顔料の配向方向を変化させて前記金属調加飾層に艶消し効果を付与することを特徴とする水圧転写方法。
  2. 請求項1に記載の水圧転写方法であって、前記加飾層内の鱗片状の金属顔料は、前記転写フィルムが水に触れて伸展することによって群割れを発生し、前記金属顔料の群割れによって前記金属調加飾層の艶消し効果を助長することを特徴とする水圧転写方法。
  3. 請求項1又は2に記載の水圧転写方法であって、前記加飾層内の鱗片状の金属顔料は、前記紫外線硬化樹脂の硬化収縮の程度が異なる加飾領域に基づいても前記金属顔料の群割れを発生し、前記硬化収縮の異なる程度に基づく群割れによって前記金属調加飾層の艶消し効果を助長することを特徴とする水圧転写方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の水圧転写方法であって、前記鱗片状の金属顔料は、リーフィング型金属顔料であることを特徴とする水圧転写方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の水圧転写方法であって、前記鱗片状の金属顔料は、クロム、ニッケル、銅、金、錫、亜鉛、黄銅、ステンレスの如き金属単体又は合金、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素の如き金属酸化物から選択されることを特徴とする水圧転写方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の水圧転写方法であって、乾燥時の前記インク組成物に占める前記鱗片状の金属顔料の重量割合は、前記インク組成物の重量に対して3〜10重量%であることを特徴とする水圧転写方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の水圧転写方法であって、前記紫外線硬化樹脂の硬化による体積収縮率が10〜20%であることを特徴とする水圧転写方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の水圧転写方法であって、前記紫外線硬化樹脂の塗布量が15〜30g/mであることを特徴とする水圧転写方法。
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