JP2017177476A - サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】配線板の放熱性を確保しつつ配線板における変形や損傷の発生を低減させることができるサーマルヘッドおよびサーマルプリンタを提供する。【解決手段】サーマルヘッド1は、放熱板50と、ヘッド基体10と、配線板20とを備える。ヘッド基体10は、放熱板50上に設けられた基板11を有する。配線板20は、ヘッド基体10と隣り合うように放熱板50上に設けられる。配線板20は、ヘッド基体10に近い一端部20a1およびヘッド基体10から遠い他端部20a2のうち、一方が放熱板50と接触し、他方が放熱板50から離間するように放熱板50に対して傾斜して配置される。【選択図】図3

Description

開示の実施形態は、サーマルヘッドおよびサーマルプリンタに関する。
従来、ファクシミリあるいはビデオプリンタ等の印画デバイスとして、種々のサーマルヘッドが提案されている。例えば、外部に接続するためのコネクタを備える配線板を放熱板の上に設けたサーマルヘッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平2−27344号公報
しかしながら、従来のサーマルヘッドは、例えばコネクタを介した外力が配線板に対して繰り返し加わると、配線板に変形や損傷が生じてしまう懸念があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、配線板の放熱性を確保しつつ配線板における変形や損傷の発生を低減させることができるサーマルヘッドおよびサーマルプリンタを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るサーマルヘッドは、放熱板と、ヘッド基体と、配線板とを備える。ヘッド基体は、前記放熱板上に設けられた基板を有する。配線板は、前記ヘッド基体と隣り合うように前記放熱板上に設けられる。前記配線板は、前記ヘッド基体に近い一端部および前記ヘッド基体から遠い他端部のうち、一方が前記放熱板と接触し、他方が前記放熱板から離間するように前記放熱板に対して傾斜して配置される。
実施形態の一態様のサーマルヘッドによれば、配線板の一端部および他端部のうち、一方が放熱板と接触し、他方が放熱板から離間するように放熱板に対して傾斜して配置されることにより、配線板の放熱性を確保しつつ配線板における変形や損傷の発生を低減させることができる。
図1は、第1の実施形態に係るサーマルヘッドの斜視図である。 図2は、第1の実施形態に係るヘッド基体の平面図である。 図3は、第1の実施形態に係るサーマルヘッドの正面図である。 図4は、第1の実施形態に係るサーマルプリンタの模式図である。 図5は、第2の実施形態に係るサーマルヘッドの正面図である。 図6は、第3の実施形態に係るサーマルヘッドの正面図である。 図7は、第4の実施形態に係るサーマルヘッドの正面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するサーマルヘッドおよびサーマルプリンタの実施形態について説明する。なお、以下に示す各実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係るサーマルヘッド1の構成を示す斜視図である。
第1の実施形態に係るサーマルヘッド1は、図1に示すように、ヘッド基体10と、配線板20と、放熱板50と、被覆部材24とを備えている。また、ヘッド基体10は、基板11と、発熱部12と、蓄熱層13と、複数の個別電極14と、共通電極15とを備えている。
ヘッド基体10は、発熱部12の配列方向に幅の広い略直方体形状であり、基板11のおもて面にサーマルヘッド1を構成する各部材が設けられている。ヘッド基体10は、外部より供給された電気信号に従い、記録媒体(不図示)に印字を行う機能を有する。
基板11は、略直方体形状であり、アルミナセラミックスなどの電気絶縁性材料、あるいは単結晶シリコンなどの半導体材料によって構成されている。
蓄熱層13は、基板11のおもて面上に、基板11の長手方向に沿って配置されている。蓄熱層13は、熱伝導性の低いガラスなどの材料で構成されており、発熱部12で発生する熱の一部を一時的に蓄積する機能を有する。そのため、発熱部12の温度を上昇させるのに要する時間を短くすることができ、サーマルヘッド1の熱応答特性を高めるように機能する。蓄熱層13は、例えば、ガラス粉末に適当な有機溶剤を混合して得た所定のガラスペーストを従来周知のスクリーン印刷などによって基板11のおもて面に塗布し、これを焼成することで形成される。
発熱部12は、蓄熱層13上に配置されている。また、発熱部12を構成する複数の素子は、基板11の長手方向に沿って配列されている。発熱部12は、外部より供給された電気信号にしたがって発熱し、記録媒体(不図示)に印画する機能を有する。発熱部12を構成する複数の素子は、例えば、100dpi〜2400dpi(dots per inch)などの密度で配置される。
発熱部12は、例えば、TaN系、TaSiO系、TaSiNO系、TiSiO系、TiSiCO系またはNbSiO系などの電気抵抗の比較的高い電気抵抗層を有する。そして、個別電極14と共通電極15との間に配置された電気抵抗層に電圧が印加された場合に、ジュール加熱によってこの電気抵抗層が発熱する。
複数の個別電極14は、基板11のおもて面側に、発熱部12の一方に並んで配置されている。複数の個別電極14は、発熱部12の各素子にそれぞれ個別に接続されている。共通電極15は、基板11のおもて面側に、発熱部12の残りの三方を囲んで配置されている。共通電極15は、発熱部12の全ての素子に共通して接続されている。個別電極14および共通電極15は、例えば、CuやAlなどの金属で構成されている。個別電極14および共通電極15の詳細については後述する。
配線板20は、発熱部12の配列方向に幅の広い板形状である。配線板20は、ヘッド基体10の個別電極14が配置される側に、ヘッド基体10と隣り合って配置されている。配線板20は、駆動IC(不図示)と電気的に接続されており、コネクタ(不図示)を介して外部と電気的に接続されている。配線板20は、例えば、剛性の高いリジッドプリント配線板である。駆動ICおよびコネクタの詳細については後述する。
放熱板50は、基板11の裏面側および配線板20の裏面側に配置されている。放熱板50は、例えば、CuやAlなどで構成された金属板である。放熱板50は、基板11上や配線板20上で発生する余剰な熱を外部に放熱する機能を有する。
被覆部材24は、配線板20から基板11にわたって、放熱板50上に配置されたヘッド基体10のおもて面と配線板20のおもて面とに跨るように配置される。なお、被覆部材24の詳細な構成については後述する。
次に、個別電極14および共通電極15の詳細について説明する。図2は、第1の実施形態に係るヘッド基体10の平面図である。複数の個別電極14は、基板11のおもて面側に、発熱部12の配列方向に沿って配列されている。個別電極14は、一端が発熱部12の素子に電気的に接続され、他端が配線部材(不図示)を介して駆動IC(不図示)に電気的に接続されている。
共通電極15は、発熱部12の各素子と、コネクタ(不図示)とを電気的に接続している。共通電極15は、主配線部15aと、副配線部15bと、リード部15cとを有している。主配線部15aは、基板11の一方の長辺11aに沿って延びている。副配線部15bは、基板11の一方の短辺11bおよび他方の短辺11cのそれぞれに沿って延びている。リード部15cは、主配線部15aから発熱部12の各素子に向かって個別に延びている。そして、共通電極15は、端部15dから配線部材(不図示)を介して、コネクタ(不図示)と電気的に接続されている。共通電極15は、個別電極14が配置されていない発熱部12の残りの三方を囲んで配置されている。
次に、第1の実施形態に係るサーマルヘッド1の具体的な構成について、図1および図3を用いてさらに説明する。図3は、図1に示すサーマルヘッド1の正面図である。
サーマルヘッド1は、配線板20が放熱板50に対して傾斜して配置されている。より具体的には、放熱板50上に配置された配線板20の長手側の両端20aのうち、ヘッド基体10に近い一端20a1が配線板20に接触し、他端20a2の裏面22が放熱板50のおもて面51から離間するように配置されている。
また、例えば一端20a1から他端20a2までの長さが5〜30mmの配線板20は、他端20a2における放熱板50のおもて面51から配線板20の裏面22までの間隔が300〜800μm程度となるように放熱板50に対して傾斜して配置される。おもて面51から裏面22までの間隔が300μm以上であることにより、配線板20と放熱板50とが容易に接触しない。また、おもて面51から裏面22までの間隔が800μm以下であることにより、配線板20上に設けた部材が記録媒体と容易に接触しない。
また、放熱板50から離間した配線板20の他端20a2側には、外部と電気的に接続するためのコネクタ60が配置されている。コネクタ60は、配線板20のおもて面21の長辺のうち、ヘッド基体10から遠い側の長辺の中央部に配置されている。コネクタ60は、配線板20と電気的に接続されており、外部と電気的に接続されている。コネクタ60と配線板20との間に、コネクタ60と配線板20とを電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル(不図示)を配置するように構成してもよい。
ここで、例えばコネクタ60を介した外力が、配線板20の他端20a2に対して下方、すなわち放熱板50に近づく方向に加わる場合について考察する。配線板20の他端20a2側の裏面22と放熱板50のおもて面51とは離間しているため、配線板20を放熱板50に近づけようとしても容易には接触しない。そのため、第1の実施形態に係るサーマルヘッド1によれば、放熱板50の接触に伴う配線板20における変形や損傷の発生を低減させることができる。
一方、配線板20の一端20a1は放熱板50に接触しているので、配線板20の放熱性は確保されている。すなわち、第1の実施形態に係るサーマルヘッド1によれば、配線板20の放熱性を確保しつつ配線板20における変形や損傷の発生を低減させることができる。
また、配線板20は、平面視で長辺および短辺を有する矩形形状であり、長辺がヘッド基体10と向かい合うように配置される。具体的には、配線板20は、配線板20の長手方向の一端20a1が配線板20に接触するように配置されている。そのため、第1の実施形態に係るサーマルヘッド1によれば、短辺がヘッド基体10と向かい合うように配置された場合と比較して長手方向への湾曲がしづらくなり、配線板20における変形の発生をさらに低減させることができる。
また、配線板20のおもて面21には、ヘッド基体10側の端部に駆動IC30が配置されている。駆動IC30は、配線部材41を介してヘッド基体10上の個別電極14と電気的に接続されている。駆動IC30は、配線板20および配線板20と電気的に接続された配線部材42を介して外部より供給された電気信号に従い、発熱部12の各素子を選択的に発熱させるための電力を発熱部12に供給する。
そして、発熱部12の素子およびそれに接続される個別電極14は複数の群に分けられており、各群に対応して設けられている駆動IC30と電気的に接続されている。このため、駆動IC30は発熱部12の素子およびそれに接続される個別電極14の群に対応させて複数設けられる。それぞれの駆動IC30は、対応する個別電極14の群に隣り合って配置されており、複数の駆動IC30は、配線板20のおもて面21側に、発熱部12の配列方向に沿って配置される。
配線部材41は、駆動IC30と、この駆動IC30と対応する個別電極14との間を電気的に接続している。また、配線部材42は、駆動IC30と、配線板20のおもて面21に設けられた端子(不図示)との間を電気的に接続している。配線部材41,42は、例えば、CuやAu、Alなどの金属で構成されたボンディングワイヤである。なお、図3では、理解を容易にするため、1組の駆動IC30と、配線部材41,42のみを図示している。
被覆部材24は、複数の駆動IC30と、駆動IC30のそれぞれと電気的に接続された配線部材41,42とを封止することにより、大気との接触による酸化、あるいは大気中に含まれている水分等の付着による腐食から保護する。
被覆部材24は、引張応力に対する耐性と比較して圧縮応力に対する耐性のほうが強いという特性を有している。このような特性を有する被覆部材24は、例えば、硬化する際には収縮する硬化収縮性を有するとともに、熱硬化性、紫外線硬化性、または可視光線硬化性の樹脂材料により構成される。このような被覆部材24の具体例としては、例えば、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂等を挙げることができる。
ここで、例えばコネクタ60を介して配線板20が受ける外力が、例えば配線板20の他端20a2に対して上方、すなわち放熱板50からさらに離れる方向に加わる場合について考察する。このとき、被覆部材24には圧縮応力が生じることとなる。被覆部材24は引張応力よりも圧縮応力に対して強いという特性を有しているため、被覆部材24に破損が生じ難い。そのため、第1の実施形態に係るサーマルヘッド1によれば、ヘッド基体10と配線板20との電気的な導通を確保することができる。
次に、第1の実施形態に係るサーマルプリンタについて、図4を参照しつつ説明する。図4は、第1の実施形態に係るサーマルプリンタ100の模式図である。
第1の実施形態に係るサーマルプリンタ100は、サーマルヘッド1と、プラテンローラ2と、搬送機構とを備えている。なお、サーマルヘッド1は、発熱部12の配列方向が、記録媒体である記録用紙4の搬送方向に直交する方向である主走査方向に沿うようにして、筐体(不図示)に取り付けられている。
搬送機構は、駆動部(不図示)と、搬送ローラ3a〜3dとを有している。搬送機構は、記録用紙4を図4の矢印方向に搬送して、サーマルヘッド1の発熱部12上に搬送するためのものである。駆動部は、搬送ローラ3a〜3dを駆動させる機能を有しており、例えば、モータを用いることができる。搬送ローラ3a〜3dは、例えば、ステンレスなどの金属からなる円柱状の軸体を、ブタジエンゴムなどからなる弾性部材により被覆して構成することができる。
プラテンローラ2は、記録用紙4をサーマルヘッド1の発熱部12上に押圧する機能を有する。プラテンローラ2は、記録用紙4の搬送方向に直交する方向(主走査方向)に沿って延びるように配置され、記録用紙4を発熱部12上に押圧した状態で回転可能となるように両端部が支持固定されている。プラテンローラ2は、例えば、ステンレスなどの金属からなる円柱状の軸体を、ブタジエンゴムなどからなる弾性部材により被覆して構成することができる。
サーマルプリンタ100は、図4に示すように、プラテンローラ2によって記録用紙4をサーマルヘッド1の発熱部12上に押圧しつつ、搬送機構によって記録用紙4を発熱部12上に搬送しながら、発熱部12の各素子を選択的に発熱させる。このような一連の動作により、サーマルプリンタ100は記録用紙4に所定の印画を行う。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係るサーマルヘッドについて、図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態に係るサーマルヘッド1Aの正面図である。
図5に示すサーマルヘッド1Aは、配線板20と放熱板50との間に接着部材70をさらに備えることを除き、図3に示すサーマルヘッド1と同様の構成を有している。
接着部材70としては、両面テープまたは樹脂製の接着剤を例示することができる。また、複数の材料を組み合わせて接着部材70としてもよい。
放熱板50は、接着部材70を介して配線板20の全面と接触することになるため、配線板20の一端20a1のみが放熱板50に接触しているサーマルヘッド1と比較して放熱性が向上する。
また、配線板20と放熱板50との間に設けられた接着部材70は、例えばスペーサの役割を果たすことができるため、放熱板50に対して傾斜するように配置された配線板20の、自重による変形を抑制することができる。また、例えば両面テープで構成された接着部材70は柔らかく、配線板20が受ける外力を緩衝することができるため、損傷しにくくなる。そのため、第2の実施形態に係るサーマルヘッド1Aによれば、配線板20の放熱性を向上するとともに配線板20における変形や損傷の発生をさらに低減させることができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態に係るサーマルヘッドについて、図6を用いて説明する。図6は、第3の実施形態に係るサーマルヘッド1Bの正面図である。
図6に示すサーマルヘッド1Bは、接着部材70に代えて接着部材72を備えることを除き、図5に示すサーマルヘッド1Aと同様の構成を有している。接着部材72は、ヘッド基体10に近い側、すなわち配線板20の一端20a1側の厚みが、ヘッド基体10から遠い側、すなわち配線板20の他端20a2側の厚みhよりも小さくなるように配置されている。このため、例えば駆動IC30で発生した熱は、放熱板50および配線板20の他端20a2側に移動することとなり、結果として発熱性の高い配線板20の一端20a1側で生じた熱を効果的に放熱させることができる。
また、図6に示すサーマルヘッド1Bは、配線板20の他端20a2が接着部材72と離間している。このため、配線板20の他端20a2側の、放熱板50への撓みはある程度許容されうるが、接着部材72と当接する状態を超えた変形は制限される。そのため、第3の実施形態に係るサーマルヘッド1Bによれば、配線板20における過度な変形の発生を低減させることができる。すなわち、本実施形態に係るサーマルヘッド1Bは、高い放熱性が要求され、かつある程度の変形が許容される配線板20を適用する場合に特に有利である。ここで、接着部材72の他端20a2側の厚みhは、例えば300〜500μmとすることができるが、これに限らず、例えば配線板20の大きさや変形の度合いに応じて変更することができる。
<第4の実施形態>
次に、第4の実施形態に係るサーマルヘッドについて、図7を用いて説明する。図7は、第4の実施形態に係るサーマルヘッド1Cの正面図である。
図7に示すサーマルヘッド1Cは、形状の異なる配線板20を備えることを除き、図3に示すサーマルヘッド1と同様の構成を有している。
図7に示す配線板20は、裏面22側に面取部23を有している。面取部23は、放熱板50に対して配線板20が所定の傾斜を有し、かつ平面視して駆動IC30と重なり合う領域Rにおいて、配線板20と放熱板50とが接触するように設けられている。このため、例えば配線板20と放熱板50との間に接着部材70または接着部材72を設けた場合と比較して放熱性がさらに向上する。
なお、平面視して駆動IC30と重なり合う領域Rにおいて、配線板20と放熱板50とが接触していればよく、配線板20に必ずしも面取部23を設けなくてもよい。また、平面視して駆動IC30と重なり合う領域Rの一部において配線板20と放熱板50とが接触していればよく、平面視して駆動IC30と重なり合う領域Rのすべてにおいて配線板20と放熱板50とが接触していなくてもよい。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、第1の実施形態に係るサーマルヘッド1を備えたサーマルプリンタ100を示したが、これに限定されるものではなく、他の実施形態に係るサーマルヘッド1A、1Bまたは1Cをサーマルプリンタ100に備えてもよい。また、複数の実施形態であるサーマルヘッド1〜1Cを組み合わせてもよい。
また、ヘッド基体10として発熱部12が基板11のおもて面側に設けられた平面ヘッドを例示して説明したが、発熱部12が基板11の端面に設けられた端面ヘッドを用いてもよい。
また、上記した各実施形態では、ヘッド基体10に近い一端部20a1が放熱板50と接触し、ヘッド基体10から遠い他端部20a2が放熱板50から離間するように放熱板50に対して傾斜して配置された配線板20について説明したが、これに限らない。例えば、他端部20a2が放熱板50と接触し、一端部20a1が放熱板50から離間するように配線板20を配置するようにしてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1,1A,1B,1C サーマルヘッド
10 ヘッド基体
11 基板
12 発熱部
13 蓄熱層
14 個別電極
15 共通電極
20 配線板
22 接着部材
24 被覆部材
30 駆動IC
41,42 配線部材
50 放熱板
60 コネクタ
100 サーマルプリンタ

Claims (9)

  1. 放熱板と、
    前記放熱板上に設けられた基板を有するヘッド基体と、
    前記ヘッド基体と隣り合うように前記放熱板上に設けられた配線板と
    を備え、
    前記配線板は、前記ヘッド基体に近い一端部および前記ヘッド基体から遠い他端部のうち、一方が前記放熱板と接触し、他方が前記放熱板から離間するように前記放熱板に対して傾斜して配置されること
    を特徴とするサーマルヘッド。
  2. 前記配線板の前記他端部側に設けられたコネクタをさらに備え、
    前記配線板は、前記一端部が前記放熱板と接触し、前記他端部が前記放熱板から離れるように配置されること
    を特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッド。
  3. 前記配線板上に設けられた駆動ICと、
    硬化収縮性を有する樹脂材料からなり、前記配線板から前記基板にわたって前記駆動ICを被覆する被覆部材と
    をさらに備えること
    を特徴とする請求項2に記載のサーマルヘッド。
  4. 前記配線板は、平面視して前記駆動ICと重なり合う領域が前記放熱板と接触すること
    を特徴とする請求項3に記載のサーマルヘッド。
  5. 前記配線板と前記放熱板との間に接着部材をさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のサーマルヘッド。
  6. 前記接着部材は、前記ヘッド基体に近い側のほうが前記ヘッド基体から遠い側よりも厚みが小さいこと
    を特徴とする請求項5に記載のサーマルヘッド。
  7. 前記配線板は、前記他端部が前記接着部材と離間していること
    を特徴とする請求項5または6に記載のサーマルヘッド。
  8. 前記配線板は、平面視して長辺および短辺を有する矩形形状であり、
    前記長辺が前記ヘッド基体と向かい合うように配置されること
    を特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載のサーマルヘッド。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載のサーマルヘッドと、
    前記基板上に設けられた発熱部上に記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記発熱部上に前記記録媒体を押圧するプラテンローラと
    を備えること
    を特徴とするサーマルプリンタ。
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