JP2017176912A - ヒータ一体型フィルタ、及び、回転機械システム - Google Patents

ヒータ一体型フィルタ、及び、回転機械システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017176912A
JP2017176912A JP2016063508A JP2016063508A JP2017176912A JP 2017176912 A JP2017176912 A JP 2017176912A JP 2016063508 A JP2016063508 A JP 2016063508A JP 2016063508 A JP2016063508 A JP 2016063508A JP 2017176912 A JP2017176912 A JP 2017176912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
fluid
casing
filter
filter body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016063508A
Other languages
English (en)
Inventor
涼 繪上
Ryo EGAMI
涼 繪上
毅 金子
Takeshi Kaneko
毅 金子
横尾 和俊
Kazutoshi Yokoo
和俊 横尾
将喜 尺田
Masaki SHAKUDA
将喜 尺田
祐作 三王
Yusaku Sanno
祐作 三王
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corp filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2016063508A priority Critical patent/JP2017176912A/ja
Priority to PCT/JP2017/008844 priority patent/WO2017169541A1/ja
Publication of JP2017176912A publication Critical patent/JP2017176912A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/42Auxiliary equipment or operation thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D50/00Combinations of methods or devices for separating particles from gases or vapours
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/08Sealings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/58Cooling; Heating; Diminishing heat transfer
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/70Suction grids; Strainers; Dust separation; Cleaning
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/40Sealings between relatively-moving surfaces by means of fluid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【課題】ヒータの過剰な温度上昇を防ぐとともに、省スペース化が可能なヒータ一体型フィルタを提供すること。【解決手段】本発明のヒータ一体型フィルタ10は、ケーシング11の内部でフィルタ本体12と吐出口31との間に設けられた外側ヒータ13及び内側ヒータ14と、流体流路と、を備える。本発明における外側ヒータ13は、フィルタ本体12の周方向の一方に向かって、軸線の一方から他方に向かうように捩れる螺旋線状をなして、フィルタ本体12を外周側から覆うように設けられている。外側ヒータ13の直径は5〜25mmであり、流体流路の幅寸法が、20〜50mmの範囲である。【選択図】図5

Description

本発明は、回転機械に用いるシールガスを生成するヒータ一体型フィルタ、及び、ヒータ一体型フィルタを備える回転機械システムに関する。
流体としてプロセスガスを圧縮する遠心圧縮機等の回転機械には、機内のプロセスガスの外部への漏洩を抑制するため、ガスシール装置(例えば、特許文献1)が設けられることがある。
このようなガスシール装置に導入されるシールガスは、圧縮機からのプロセスガスの一部を用いて生成される場合がある。この場合、フィルタを通過させることにより、プロセスガス中の異物を取り除くことでシールガスとする。さらに、プロセスガスの組成によっては液化し易いことがあるため、フィルタを通過したガスをヒータによって露点温度以上に昇温する場合がある。
特許第3979091号公報
しかしながら、このようなヒータを備えるフィルタユニットは、既存のガスシール装置に追設することで設置される場合には、設置スペースの制約がある。したがって、このヒータ一体型フィルタは省スペース化されることが必要である。
一方で、このヒータ一体型フィルタは、ヒータが過剰な温度にならないように、所定の温度に達すると、ヒータの出力を低下するように制御することになる。ところが、ヒータの出力を低下させている間にフィルタを通過するガスがシールすべき部位に達するころには、必要な温度より低くなるおそれがある。そうすると、シールガスが凝縮、液化してしまい、必要なシール機能を発揮できなくなる。
以上より、本発明は、出力低下に頼ることなくヒータの過剰な温度上昇を防ぐとともに、省スペース化が可能なヒータ一体型フィルタを提供することを目的とする。
本発明は、回転機械の流体の一部又は外部流体を取り込み、回転機械内に流体の封止を行うためのシールガスを生成するヒータ一体型フィルタに関する。
本発明のヒータ一体型フィルタは、回転機械から流体の一部又は外部流体を取り込む吸込口と流体又は外部流体を吐き出す吐出口とが形成されたケーシングと、ケーシングの内部に設けられ、吸込口からの流体又は外部流体を通過させるフィルタ本体と、ケーシングの内部でフィルタ本体と吐出口との間に設けられたヒータと、ヒータの周囲に設けられ流体又は外部流体が通る流体流路の流路と、を備える。
本発明におけるヒータは、フィルタ本体の周方向の一方に向かって、軸線の一方から他方に向かうように捩れる螺旋線状をなして、フィルタ本体を外周側から覆うように設けられており、ヒータの直径が、5〜25mmであり、流体流路の幅寸法が、20〜50mmの範囲である、ことを特徴とする。
本発明のヒータ一体型フィルタによれば、ケーシング内に取り込まれた流体(又は外部流体)を、フィルタ本体を通過させることで流体中の異物を除去した後に、ヒータによって昇温する。このため、流体が露点温度以上の温度に保たれた状態として、吐出口から吐き出すことができる。したがって、吐出口から吐出された流体を回転機械内に前記流体の封止を行うためのシールガスとして用いることができる。ここでシールガスを生成する際には、フィルタ本体、及びヒータをケーシング内に一体として収容するヒータ一体型フィルタを用いる。このため、フィルタ本体とヒータとを設置するスペースをそれぞれ別途で設ける必要がなくなる。
また、線状のヒータをフィルタ本体の外周側に螺旋状に配置することで、容易にヒータを設置することができ、フィルタ本体を通過した流体(又は外部流体)を昇温することができる。よって、流体の凝縮を抑制する効果を高めることができ、ヒータ一体型フィルタから吐出された流体をシールガスとして用いることで、回転機械でのシール効果を十分に発揮させることができる。
本発明において、流路を区画する壁面に複数の突起を設けることができる。
また、本発明において、一つの流路に、複数のヒータを設けることもできる。
また、本発明において、一つの流路に、複数のヒータを束ねて設けることができる。
さらに、本発明において、ヒータの周囲にフィンを設けることもできる。
本発明において、フィルタ本体は軸線を中心とした円筒状をなし、吸込口は、フィルタ本体における軸線の方向の一方側で、フィルタ本体の内部に向かって開口し、ヒータはフィルタ本体を外周側から覆うように設けられていてもよい。
このように、円筒状のフィルタ本体を設け、フィルタ本体をヒータで覆うことで、フィルタ本体の内部に流体(又は外部流体)が供給され、この流体がフィルタ本体の内部からフィルタ本体の径方向の外側に向かって通過する。その後、この流体がフィルタ本体の外周側に配置されたヒータによって昇温される。そして昇温された流体がシールガスとなって吐出口からケーシング外に吐出される。
こうしてフィルタ本体をヒータによって覆うことで、フィルタ本体を通過した流体をヒータに接触させ、吐出された流体の減温による液化を抑制することができる。よって、ヒータ一体型フィルタから吐出された流体をシールガスとして用いることで、回転機械でのシール効果を十分に発揮させることができる。
また、本発明において、ヒータ一体型フィルタが、ケーシングの内部で、フィルタ本体とヒータとの間でフィルタ本体との間に隙間を空けて配置されて、フィルタ本体からヒータへの流体又は外部流体の流れを遮る仕切部材をさらに備えていてもよい。
この仕切部材を設けることで、フィルタ本体を通過した流体(又は外部流体)がヒータ及び吐出口に直接向かうことなく、仕切部材によって流体の流れが一旦遮られる。この際、フィルタ本体を通過した流体が、仕切部材の表面に沿って広がるように流通した後にヒータに向かうことになる。このため、フィルタ本体を通過した流体をケーシング内でより広い範囲に行き渡らせることができ、フィルタ本体を通過した流体を、ヒータのより広い範囲に接触させることができる。よって、ヒータと流体との接触面積を増大させることができ、流体の昇温効果を高めることが可能となり、流体の凝縮の抑制効果を高めることができる。
本発明において、仕切部材の内側となるフィルタ本体側に設けられた内側ヒータをさらに備える、
ことができる。
このように内側ヒータ、及び、(外側)ヒータによって、二段階でフィルタ本体を通過した流体(又は外部流体)を昇温することができる。このため、流体に必要な昇温量が増大する場合にも、ヒータのサイズを大きくする必要がなくなる。また、仕切部材の表面に沿って流体が流通する際の流体の減温の影響を低減でき、流体の昇温効果を向上することができる。
本発明において、フィルタ本体に供給される流体又は外部流体から液分を除去する液分分離部をさらに備えてもよい。
この液分分離部によって、流体(又は外部流体)から予め液分を取り除いた状態で、流体がフィルタ本体へ流入する。このため、液分を含んだ流体がヒータに向かって流入することがなくなる。この結果、ヒータにて流体中の液分を昇温する必要が無くなり、ヒータで必要な電力等のエネルギーを抑制することができる。このため、ヒータ一体型フィルタの動力低減につながる。さらに、流体中の液分を取り除くことで、フィルタ本体の孔を塞いでしまうことを抑制でき、フィルタ本体での粒子捕集能力を十分に発揮させることができる。またフィルタ本体を流体が通過する際の圧力損失を低減することができる。
本発明による回転機械は、流体が流通する回転機械と、回転機械からの流体の一部又は外部流体を取り込んでシールガスを生成する上述したいずれかのヒータ一体型フィルタと、回転機械に設けられ、シールガスによって回転機械での流体の封止を行うガスシール装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の回転機械システムによれば、シールガスを生成する際に、フィルタ本体、及び、ヒータをケーシング内に一体として収容するヒータ一体型フィルタを用いる。このため、フィルタ本体とヒータとを設置するスペースをそれぞれ別途で設ける必要がなくなる。
本発明のヒータ一体型フィルタ、及び、回転機械システムによれば、出力低下に頼ることなくヒータの過剰な温度上昇を防ぐとともに、ケーシング内にフィルタ本体及びヒータを一体に収容することで、省スペース化を実現できる。
本発明の実施形態における圧縮機システムを示す概略全体構成図である。 本実施形態における圧縮機システムにおけるヒータ一体型フィルタを示す縦断面図である。 本実施形態における圧縮機システムにおけるヒータ一体型フィルタを示す横断面図であって、図2のA−A断面を示す。 本実施形態における圧縮機システムにおけるヒータ一体型フィルタを分解して示す図である。 本実施形態のシミュレーションで用いた外側ヒータ及び内側ヒータの仕様及びヒータ表面の温度を示す表である。 本実施形態のシミュレーションの結果を示し、(a)は内側ヒータの結果を示し、(b)は外側ヒータの結果を示している。 本実施形態における熱交換の程度を向上させる他の手段を示す図である。 ヒータ一体型フィルタの主たる寸法を示す図である。
以下、本発明の回転機械システムの一実施形態を、圧縮機システム1を例にして説明する。
図1に示すように、圧縮機システム1は、流体としてのプロセスガスPGを圧縮する圧縮機2と、圧縮機2を駆動する駆動源3と、プロセスガスPGの一部からシールガスSGを生成するヒータ一体型フィルタ10と、ヒータ一体型フィルタ10からシールガスSGが供給されるガスシール装置4と、を備えている。ガスシール装置4は圧縮機2に設けられている。
圧縮機システム1は、ヒータ一体型フィルタ10の省スペース化が可能であるとともに、ヒータ一体型フィルタ10が備える外側ヒータ13と内側ヒータ14の過剰な温度上昇を防ぐ措置が講じられている。
圧縮機2は、例えば遠心圧縮機であって、圧縮機ケーシング5と、圧縮機ケーシング5によって覆われるとともに圧縮機ケーシング5から突出するように設けられて圧縮機ケーシング5に対して相対回転する回転軸6と、回転軸6と一体に回転して圧縮機ケーシング5内でプロセスガスPGを圧縮する例えばインペラからなる圧縮部7と、を備えている。
圧縮機ケーシング5には、回転軸6の軸線Oの方向の一端側からプロセスガスPGが吸い込まれ、他端側から圧縮されたプロセスガスPGが吐出される。
駆動源3は、例えば電動モータや蒸気タービン等であって、回転軸6を回転させる回転駆動力を与える。
ガスシール装置4は、圧縮機ケーシング5における回転軸6の軸線Oの方向の両軸端に備えられており、回転軸6を外周から覆うように圧縮機ケーシング5に取り付けられている。ガスシール装置4は、ヒータ一体型フィルタ10で生成されたシールガスSGによって圧縮機ケーシング5と回転軸6との隙間からのプロセスガスPGの漏洩を抑制するシール機能を有している。
次に、図2及び図3を参照して、ヒータ一体型フィルタ10について説明する。
ヒータ一体型フィルタ10は、筒状をなすケーシング11と、ケーシング11内に収容されるフィルタ本体12と、ケーシング11内でフィルタ本体12を覆う外側ヒータ13と内側ヒータ14と、ケーシング11内で外側ヒータ13と内側ヒータ14の間に配置されるバッフルプレート17と、ケーシング11内の下部に配置されるミストセパレータ18とを備えている。
ケーシング11、外側ヒータ13、内側ヒータ14及びバッフルプレート17は、ステンレス鋼で構成されるのが好ましいが、炭素鋼で構成することもできる。
ケーシング11は、軸線O1を中心とした有底の円筒状をなしている。また上部には、ケーシング11の内部を開放できるように、軸線O1を中心とした円盤状をなす開閉蓋21が設けられている。
また、ケーシング11には軸線O1の方向の中途位置で、内部の空間を上下二つの空間(上部空間S1、及び下部空間S2)に仕切る円盤状の区画板22が設けられている。
本実施形態では、開閉蓋21は上部にのみ設けられているが、ケーシング11の下部も同様に、開閉蓋によって開放可能となっていてもよい。
そして、ケーシング11には吸込口23が設けられている。吸込口23は、ケーシング11における区画板22よりも下部に設けられる供給口部24と、区画板22から上方に延びる供給ノズル25とを有している。
供給口部24は、ケーシング11における区画板22が設けられた位置よりも下部において、ケーシング11の外周面から径方向の外側に突出している。ケーシング11の外周面及び供給口部24には、ケーシング11の径方向に延びてケーシング11の内外を連通し、下部空間S2に向かって開口する第一供給流路28が形成されている。
供給ノズル25は管状をなし、軸線O1と同軸上に上方に延びており、フィルタ本体12における軸線O1の方向の一方側で、フィルタ本体12の内部に向かって開口する。供給ノズル25及び区画板22には、上下に貫通して上部空間S1と下部空間S2とを連通する第二供給流路29が形成されている。
そして、第一供給流路28には、圧縮機2の吐出側からのプロセスガスPGの一部が導入され、このプロセスガスPGが、第二供給流路29から上部空間S1に供給される。このように、第一供給流路28と第二供給流路29とによってプロセスガスPGの吸込流路27が形成される。
また、ケーシング11には吐出口31が設けられている。吐出口31は、ケーシング11の上部で外周面から径方向の外側に突出するように設けられている。ケーシング11の外周面及び吐出口31には、ケーシング11の径方向に延びてケーシング11の内外を連通し、上部空間S1に向かって開口する吐出流路32が形成されている。本実施形態では、吐出口31及び吐出流路32は、ケーシング11の周方向に供給口部24及び第一供給流路28と略同じ位置に設けられている。
さらにケーシング11には、吐出口31と上下方向(軸線O1の方向)の略同じ位置であって、周方向に離れた位置で外周面から径方向の外側に突出するように通気口34が設けられている。ケーシング11の外周面及び通気口34には、ケーシング11の径方向に延びてケーシング11の内外を連通し、上部空間S1に向かって開口する通気流路35が形成されている。
さらにケーシング11には、供給口部24が設けられた位置よりもさらに下部で、外周面から径方向の外側に突出するように下部ドレン排出口38が設けられている。ケーシング11の外周面及び下部ドレン排出口38には、ケーシング11の径方向に延びてケーシング11の内外を連通し、下部空間S2に向かって開口する下部排出流路39が形成されている。下部排出流路39からは、ケーシング11の下部に溜まったドレンDがケーシング11の外部に排出可能になっている。ドレンDは、後述するプロセスガスPGから除去された液分からなる。
さらにケーシング11には、第一供給流路28の上方でケーシング11の外周面から径方向の外側に突出するように上部ドレン排出口36が設けられている。ケーシング11の外周面及び上部ドレン排出口36には、ケーシング11の径方向に延びてケーシング11の内外を連通し、区画板22に隣接する位置で上部空間S1に向かって開口する上部排出流路37が形成されている。ここでプロセスガスPGの液分がドレンDとなってフィルタ本体12及び供給ノズル25の外面を伝って区画板22の上部に溜まることがある。上部排出流路37は、区画板22の上部に溜まったドレンDをケーシング11の外部に排出できる。
さらにケーシング11には、下部ドレン排出口38と上下方向に略同じ位置であって、周方向に離れた位置でケーシング11の外周面から径方向の外側に突出するように下部ドレンレベル計測口41が設けられている。ケーシング11の外周面及び下部ドレンレベル計測口41には、ケーシング11の径方向に延びてケーシング11の内外を連通し、下部空間S2に向かって開口する下部計測流路42が形成されている。下部ドレンレベル計測口41によって、下部空間S2溜まったドレンDの量(水位)を計測できる。
同様に、下部ドレンレベル計測口41の上方であって、区画板22の下方には、ケーシング11の外周面から径方向の外側に突出するように上部ドレンレベル計測口43が設けられている。ケーシング11の外周面及び上部ドレンレベル計測口43には、ケーシング11の径方向に延びてケーシング11の内外を連通し、下部空間S2に向かって開口する上部計測流路44が形成されている。上部ドレンレベル計測口43によっても、下部空間S2溜まったドレンDの量(水位)を計測できる。
フィルタ本体12は、例えば炭化珪素繊維、アルミナ繊維、セラミック繊維等の耐熱性繊維や、ステンレス鋼の細線によって形成できる。
そしてフィルタ本体12は、天井47、底床48及び円筒部49を有する有底円筒状の形態をなしている。フィルタ本体12は、ケーシング11の軸線O1と同軸上に上部空間S1内に配置されている。
天井47は開閉蓋21の下面に設けられた取付ブラケット51を介して開閉蓋21に固定されている。
さらに、底床48には供給ノズル25が貫通しており、円筒部49における上下方向の中途位置まで供給ノズル25が延びていることで、供給ノズル25の第二供給流路29が、フィルタ本体12の内部に向かって開口している。
本発明の仕切部材を構成するバッフルプレート17は円筒状をなし、ケーシング11の軸線O1と同軸上に上部空間S1内に配置されている。
また、バッフルプレート17は、ケーシング11の内周面とフィルタ本体12の外周面との間で、これらと接触しないように径方向に隙間をあけて、これらケーシング11とフィルタ本体12とで径方向に挟まれるように配置されている。
バッフルプレート17には、その上端部に一体に、取付ブラケット51を挿通させる挿通孔52Aが形成されているとともに軸線O1を中心とした円盤状をなす取付フランジ52が設けられている。この取付フランジ52は、開閉蓋21の下面に対して図示を省略する締結具、例えばボルトで着脱可能に取り付けられている。
さて、外側ヒータ13は、ケーシング11の内部でバッフルプレート17の外周面を覆うように、かつ、フィルタ本体12を外周側から覆うように設けられている。本実施形態では、外側ヒータ13は、バッフルプレート17の外周面から離れた状態で巻き回されて、その中心軸が軸線O1と同軸上に配置されるコイルヒータからなる。より具体的には、外側ヒータ13は、フィルタ本体12における円筒部49の周方向の一方に向かって、フィルタ本体12の軸線O1の一方となる上方から他方となる下方に向かって捩れる螺旋線状をなしている。
なお、外側ヒータ13は、バッフルプレート17の外周面に接触していてもよいし、図1及び図2に示すように、バッフルプレート17の外周面に接触せずにバッフルプレート17の外周面と隙間を空けた状態で配置され、ケーシング11のいずれかの位置に固定されていてもよい。
外側ヒータ13は、上部空間S1の下部でケーシング11の内外を連通する貫通孔11Bを通じてケーシング11の外部に延びる接続線部13Aを有している。外側ヒータ13は接続線部13Aによってケーシング11の外周面に取り付けられた電源装置15に接続されている。外側ヒータ13によって、プロセスガスPGは露点温度よりも20℃以上高い温度に昇温できる。ここで、開閉蓋21を貫通するように接続線部13Aを設けてもよい。この場合、電源装置15を開閉蓋21と一体に設けてもよい。
このようにして外側ヒータ13は、ケーシング11の内部でフィルタ本体12と吐出口31との間に設けられ、バッフルプレート17は、外側ヒータ13とフィルタ本体12との間に設けられている。
本実施形態の圧縮機システム1は、外側ヒータ13に加えて内側ヒータ14を備えている。
内側ヒータ14は、ケーシング11の上部空間S1内で、バッフルプレート17とフィルタ本体12との間に、バッフルプレート17とフィルタ本体12から離れている。
内側ヒータ14は、外側ヒータ13と同様のコイルヒータであって、フィルタ本体12における円筒部49の周方向の一方に向かって、フィルタ本体12の軸線O1の一方となる上方から他方となる下方に向かって捩れる螺旋線状をなしている。そして接続線部14Aを介して電源装置15に接続されている。
本発明の液分分離部をなすミストセパレータ18は、例えば内部に螺旋状の流路が形成されるサイクロン式のものが採用される。このミストセパレータ18は、区画板22に隣接する位置で、かつ、吸込口23の第一供給流路28と第二供給流路29との間の位置で、下部空間S2内に設けられている。そしてミストセパレータ18は、供給口部24から流入するプロセスガスPGから液分を除去し、ケーシング11の下部のドレン部11Aに、除去した液分(ドレンD)を貯留する。ドレン部11Aに貯留される液分は、下部ドレン排出口38を通じて、ケーシング11の外部に排出される。
さて、ヒータ一体型フィルタ10は、外側ヒータ13及び内側ヒータ14の表面温度が過剰に上がらないように措置が講じられている。以下、この点について説明する。なお、外側ヒータ13及び内側ヒータ14のことを、単にヒータと総称することがある。
図1に示すように、ヒータ一体型フィルタ10において、外側ヒータ13はケーシング11とバッフルプレート17の間の外側流体流路16に設けられ、内側ヒータ14はフィルタ本体12とバッフルプレート17の間の内側流体流路19に設けられている。したがって、本発明者らは、ヒータの温度上昇を抑えるために、ヒータとプロセスガスPGの間で熱交換の程度を向上することを検討した。具体的には、外側ヒータ13及び内側ヒータ14の寸法、外側ヒータ13及び内側ヒータ14が設けられる外側流体流路16及び内側流体流路19の幅寸法を、図5に示すように変動させたシミュレーションを行うことにより、ヒータ表面の温度を求めた。なお、各寸法の内訳は図8に示す通りである。
また、外側流体流路16及び内側流体流路19におけるシールガスSGの一様流速は、最大で10m/s以下程度とした。
シミュレーションの結果を図5及び図6に示すが、ヒータの温度はヒータが設けられる流路の広さに影響を受け、より具体的には、シールガスSGの通過面積を狭くすることで流速が上昇し、その結果、熱伝達率の向上により熱伝達の程度が向上するので、ヒータの温度上昇を抑えることができる。ヒータの温度を150℃以下に抑えることを基準にすると、外側ヒータ13が設けられる流路の寸法、および、内側ヒータ14が設けられる流路の幅寸法が、50mm以下であることが好ましく、45mm以下であることがより好ましく、40mm以下であることがさらに好ましい。
一方で、シールガスSGが流れる流路が狭すぎると、ガスシール装置4に供給できるシールガスSGの量が少なくなるのに加えて、シールガスSGの流速が速くなり、シールガスSGが必要な温度まで昇温しないおそれがある。したがって、流路の幅寸法は20mm以上であることが好ましく、25mm以上であることがより好ましく、30mm以上であることがさらに好ましい。
また、ガスシール装置4に供給できるシールガスSGの量は、外側ヒータ13及び内側ヒータ14の寸法(径)にも関連するが、これらのヒータの直径は5mm以上であれば、上記した流路の寸法で必要な量のシールガスSGを供給できる。逆に、ヒータの径が大きくなると、ヒータ一体型フィルタ10の全体としての小スペース化が難しくなってしまうので、ヒータの直径は25mm以下にすることが好ましい。シールガスSGの供給量と小スペース化の兼ね合いから、ヒータの直径は6〜25mmの範囲が好ましく、7〜20mmであることがより好ましい。
以上は、ヒータと流路の両者の寸法を調整することによる熱交換の程度を向上させるものであるが、本発明はこれに限らず、図7(a)〜(e)に示すように、ヒータ又は流路の形態を操作することにより、狭い流路を模擬的に作り出すことができる。
図7(a)の例は、流路(16,19)の表面に突起53を設けることにより、その分だけ流路(16,19)を狭くする。
また、図7(b)の例は、一つの流路(16,19)の中に複数のヒータ54,55を配列することにより、その分だけ流路を狭くする。
また、図7(c)の例は、一つの流路(16,19)の中で複数のヒータ56を束ねて配列することにより、その分だけ流路を狭くする。
また、図7(d)の例は、ヒータ57の周囲にフィン58を設けることで、ヒータ57全体としての伝熱面積を増やし、熱伝達率を改善する。これにより、ヒータ57の温度上昇を防ぐことができる。
[圧縮機システム1の動作]
以上説明した本実施形態の圧縮機システム1によると、供給口部24から取り込まれた圧縮機2からのプロセスガスPGは、ミストセパレータ18を経由して供給ノズル25に流入し、供給ノズル25からフィルタ本体12の内部に流入する。
ミストセパレータ18では、プロセスガスPG内の液分が除去されて、プロセスガスPGがドライガスとなって供給ノズル25に流入する。除去される液分はケーシング11内で下方に落ち、ドレン部11Aに貯留される。供給ノズル25から流出したプロセスガスPGは、フィルタ本体12の内部からフィルタ本体12を通過した後にバッフルプレート17に接触する。その後、プロセスガスPGはバッフルプレート17の内表面に沿って広がるように、フィルタ本体12の円筒部49とバッフルプレート17との間の隙間を下方に向かって流通する。
その後、プロセスガスPGは区画板22によって反射され、バッフルプレート17とケーシング11との間の隙間を上方に向かって流通し、この間に外側ヒータ13及び内側ヒータ14に接触することで昇温される。その後、吐出流路32(吐出口31)からケーシング11の外部にシールガスSGとなって吐出される。
[作用及び効果]
以上説明した手順を経ることで、プロセスガスPGがフィルタ本体12を通過し、まずプロセスガスPG中の異物が除去されて清浄化された後に、外側ヒータ13及び内側ヒータ14によって昇温される。このため、プロセスガスPGが露点温度以上の温度に保たれた状態で、シールガスSGとなって吐出口31から吐き出される。したがって、シールガスSGをドライガスとしてガスシール装置4に供給し、圧縮機2でのプロセスガスPGの封止を行うことができ、圧縮機2の運転効率を向上することができる。
そしてシールガスSGを生成する際には、フィルタ本体12、及び、フィルタ本体12を覆うように設けられた外側ヒータ13及び内側ヒータ14をケーシング11内に一体として収容するヒータ一体型フィルタ10を用いている。このため、フィルタ本体12、外側ヒータ13及び内側ヒータ14を設置するスペースをそれぞれ別途に設ける必要がなくなり、省スペース化ができる。
さらに、円筒状のフィルタ本体12を設け、フィルタ本体12を外側ヒータ13及び内側ヒータ14で覆うことで、フィルタ本体12の内部から径方向の外側に向かって流通するプロセスガスPGを外側ヒータ13及び内側ヒータ14に接触させ、吐出されたプロセスガスPG(シールガスSG)の温度低下による液化を抑制することができる。このように、液化が抑制されたシールガスSGを用いることで、圧縮機2でのシール効果を十分に発揮させることができる。
特に本実施形態では、バッフルプレート17が設けられていることで、フィルタ本体12を通過したプロセスガスPGが外側ヒータ13、内側ヒータ14及び吐出口31に直接向かうことなく、バッフルプレート17によってプロセスガスPGの流れが一旦遮られる。したがって、バッフルプレート17の壁面に沿ってフィルタ本体12を通過したプロセスガスPGが、バッフルプレート17の壁面に沿って広がるように流通した後に、外側ヒータ13及び内側ヒータ14に向かうことになる。
このため、外側ヒータ13及び内側ヒータ14の広い範囲にわたって、即ち、上下方向の広い範囲にわたって、プロセスガスPGを行き渡らせることができ、外側ヒータ13及び内側ヒータ14とプロセスガスPGとの接触面積を増大させることで、プロセスガスPGの昇温効果を高めることができる。即ち、プロセスガスPGが外側ヒータ13との間で熱交換を行った後に、吐出口31から吐出されるようにできる。
また、ミストセパレータ18が設けられていることで、フィルタ本体12の内部へプロセスガスPGが流入する前にプロセスガスPGから予め液分を取り除くことができる。このため、液分を含んだプロセスガスPGが外側ヒータ13に向かって流入することがなくなる。この結果、外側ヒータ13でプロセスガスPG中の液分を昇温する必要が無くなり、外側ヒータ13に必要な電力等のエネルギーを抑制することができる。このため、ヒータ一体型フィルタ10の動力低減につながる。
さらに、プロセスガスPG中の液分を取り除くことで、液分がフィルタ本体12の孔を塞いでしまうことを抑制でき、フィルタ本体12での粒子捕集能力を十分に発揮させることができる。またフィルタ本体12をプロセスガスPGが通過する際の圧力損失を低減することができる。
さらに、フィルタ本体12は取付ブラケット51によって開閉蓋21に固定されており、バッフルプレート17(及び外側ヒータ13)は、取付フランジ52によって開閉蓋21に着脱可能に取り付けられている。したがって、図4に示すように、取付フランジ52を開閉蓋21から取り外すとともに、開閉蓋21をケーシング11から取り外すのみで、開閉蓋21とともにフィルタ本体12のみをケーシング11から抜き出すことができる。よって、容易にフィルタ本体12を交換することができる。
また、図4に示すように、開閉蓋21とともにフィルタ本体12のみをケーシング11から抜き出した後には、取付フランジ52とともにバッフルプレート17、外側ヒータ13及び内側ヒータ14をケーシング11から容易に抜き出すことができる。
また、外側ヒータ13及び内側ヒータ14がフィルタ本体12と同軸上に設けられていることで、外側ヒータ13及び内側ヒータ14とフィルタ本体12との間の隙間を、周方向にわたって均一にすることができる。よって、フィルタ本体12を通過したプロセスガスPGが、外側ヒータ13との間の隙間を均一に流通することになり、プロセスガスPGと外側ヒータ13及び内側ヒータ14との間での熱交換を効率的に行うことができる。
ここで本実施形態では、バッフルプレート17は必ずしも設けられていなくともよい。即ち、ケーシング11の内部に、フィルタ本体12と、フィルタ本体12を覆うように設けられた外側ヒータ13とが収容されていてもよい。
また、本実施形態によれば、内側ヒータ14と外側ヒータ13とによって、二段階でフィルタ本体12を通過したプロセスガスPGを昇温することができる。即ち、バッフルプレート17とフィルタ本体12との間の隙間をプロセスガスPGが流通する際に、まず内側ヒータ14によってプロセスガスPGが昇温され、その後、バッフルプレート17とケーシング11との間の隙間をプロセスガスPGが流通する際に外側ヒータ13によって昇温される。
このため、プロセスガスPGに必要な昇温量が増大する場合にも、ケーシングのサイズを大きくする必要がなくなる。
また、バッフルプレート17の内面に沿ってプロセスガスPGが流通する際のプロセスガスPGの減温の影響を低減でき、プロセスガスPGの昇温効果を向上することができる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
例えばフィルタ本体12の全域を外側ヒータ13及び内側ヒータ14によって覆わなくともよい。
また、バッフルプレート17は、フィルタ本体12の全体を覆わず、円筒状をなしていなくともよい。即ち、平板状の部材をフィルタ本体12の周方向に間隔をあけて、フィルタ本体12と外側ヒータ13との間に複数配置してもよい。
また、フィルタ本体12は円筒状をなす場合に限定されず、例えば角筒状をなしていてもよい。
また、ミストセパレータ18は必ずしも設けられなくともよく、例えばプロセスガスPGが乾燥したガスであれば、ミストセパレータ18は不要である。
また、ヒータ一体型フィルタ10を二つ並列して設け、一方をメンテナンス中に、他方を使用するといった運用も可能である。
また、上述の実施形態では、圧縮機2の吐出側からのプロセスガスPGの一部からシールガスSGを生成していたが、外部流体を取り込んでシールガスSGを生成してもよい。外部流体としては、例えば、圧縮機システム1に取り込まれる前のプロセスガスPG(外部のプロセスガスPG)や、プロセスガスPGとは異なる系外の流体である。
1 圧縮機システム
2 圧縮機
3 駆動源
4 ガスシール装置
5 圧縮機ケーシング
6 回転軸
7 圧縮部
10 ヒータ一体型フィルタ
11 ケーシング
11A ドレン部
11B 貫通孔
12 フィルタ本体
13 外側ヒータ
13A 接続線部
14 外側ヒータ
14A 接続線部
15 電源装置
16 外側流体流路
17 バッフルプレート
18 ミストセパレータ
19 内側流体流路
21 開閉蓋
22 区画板
23 吸込口
24 供給口部
25 供給ノズル
27 吸込流路
28 第一供給流路
29 第二供給流路
31 吐出口
32 吐出流路
34 通気口
35 通気流路
36 上部ドレン排出口
37 上部排出流路
38 下部ドレン排出口
39 下部排出流路
41 下部ドレンレベル計測口
42 下部計測流路
43 上部ドレンレベル計測口
44 上部計測流路
47 天井
48 底床
49 円筒部
51 取付ブラケット
52 取付フランジ
52A 挿通孔
D ドレン
O 軸線
O1 軸線
PG プロセスガス
S1 上部空間
S2 下部空間
SG シールガス

Claims (10)

  1. 回転機械の流体の一部又は外部流体を取り込み、前記回転機械内に前記流体の封止を行うためのシールガスを生成するヒータ一体型フィルタであって、
    前記回転機械から前記流体の一部又は外部流体を取り込む吸込口、及び前記流体又は前記外部流体を吐き出す吐出口が形成されたケーシングと、
    前記ケーシングの内部に設けられ、前記吸込口からの前記流体又は前記外部流体を通過させるフィルタ本体と、
    前記ケーシングの内部で前記フィルタ本体と前記吐出口との間に設けられたヒータと、
    前記ヒータの周囲に設けられ前記流体又は前記外部流体が通る流体流路と、を備え、
    前記ヒータは、
    前記フィルタ本体の周方向の一方に向かって、前記軸線の一方から他方に向かうように捩れる螺旋線状をなして、前記フィルタ本体を外周側から覆うように設けられており、
    前記ヒータの直径が、5〜25mmであり、
    前記流体流路の幅寸法が、20〜50mmの範囲である、
    ことを備えるヒータ一体型フィルタ。
  2. 前記流路を区画する壁面に複数の突起が設けられる、
    請求項1に記載のヒータ一体型フィルタ。
  3. 一つの前記流路に、複数の前記ヒータが設けられる、
    請求項1に記載のヒータ一体型フィルタ。
  4. 一つの前記流路に、複数の前記ヒータが束ねられている、
    請求項1に記載のヒータ一体型フィルタ。
  5. 前記ヒータの周囲にフィンが設けられる、
    請求項1に記載のヒータ一体型フィルタ。
  6. 前記フィルタ本体は軸線を中心とした円筒状をなし、
    前記吸込口は、前記フィルタ本体における前記軸線の方向の一方側で、前記フィルタ本体の内部に向かって開口し、
    前記ヒータは前記フィルタ本体を外周側から覆うように設けられて
    いる請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のヒータ一体型フィルタ。
  7. 前記ケーシングの内部で、前記フィルタ本体と前記ヒータとの間で、前記フィルタ本体との間に隙間を空けて配置されて、該フィルタ本体から前記ヒータへの前記流体又は前記外部流体の流れを遮る仕切部材をさらに備える、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のヒータ一体型フィルタ。
  8. 前記仕切部材の内側となる前記フィルタ本体側に設けられた内側ヒータをさらに備える、
    請求項7に記載のヒータ一体型フィルタ。
  9. 前記フィルタ本体に供給される前記流体又は前記外部流体から液分を除去する液分分離部をさらに備える、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のヒータ一体型フィルタ。
  10. 流体が流通する回転機械と、
    前記回転機械からの前記流体の一部又は外部流体を取り込んでシールガスを生成する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のヒータ一体型フィルタと、
    前記回転機械に設けられ、前記シールガスによって前記回転機械での前記流体の封止を行うガスシール装置と、
    を備えることを特徴とする回転機械システム。
JP2016063508A 2016-03-28 2016-03-28 ヒータ一体型フィルタ、及び、回転機械システム Pending JP2017176912A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016063508A JP2017176912A (ja) 2016-03-28 2016-03-28 ヒータ一体型フィルタ、及び、回転機械システム
PCT/JP2017/008844 WO2017169541A1 (ja) 2016-03-28 2017-03-06 ヒータ一体型フィルタ、及び、回転機械システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016063508A JP2017176912A (ja) 2016-03-28 2016-03-28 ヒータ一体型フィルタ、及び、回転機械システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017176912A true JP2017176912A (ja) 2017-10-05

Family

ID=59962983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016063508A Pending JP2017176912A (ja) 2016-03-28 2016-03-28 ヒータ一体型フィルタ、及び、回転機械システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2017176912A (ja)
WO (1) WO2017169541A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11318406B2 (en) * 2017-02-24 2022-05-03 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Heater-integrated filter and rotating machine system
CN114439943A (zh) * 2022-02-09 2022-05-06 沈阳工业大学 一种螺旋密封结构及压缩机
KR102507454B1 (ko) * 2022-11-15 2023-03-09 (주)세코하이텍 VOCs 처리가 가능한 도장설비

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60185076U (ja) * 1984-04-24 1985-12-07 三菱重工業株式会社 軸封装置
JP3979091B2 (ja) * 1999-07-23 2007-09-19 株式会社日立プラントテクノロジー ターボ形流体機械及びそれに用いられるドライガスシール
JP5231611B2 (ja) * 2010-10-22 2013-07-10 株式会社神戸製鋼所 圧縮機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11318406B2 (en) * 2017-02-24 2022-05-03 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Heater-integrated filter and rotating machine system
CN114439943A (zh) * 2022-02-09 2022-05-06 沈阳工业大学 一种螺旋密封结构及压缩机
CN114439943B (zh) * 2022-02-09 2024-05-14 沈阳工业大学 一种螺旋密封结构及压缩机
KR102507454B1 (ko) * 2022-11-15 2023-03-09 (주)세코하이텍 VOCs 처리가 가능한 도장설비

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017169541A1 (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6395341B2 (ja) ヒータ一体型フィルタ、及び回転機械システム
WO2017169541A1 (ja) ヒータ一体型フィルタ、及び、回転機械システム
WO2000074819A1 (en) Rotating drum adsorber process and system
JP2018514693A (ja) オイル分離再生装置を有するオイル潤滑回転ベーン真空ポンプ
BR112014023659B1 (pt) dispositivo separador e processo para operação do mesmo
CN104106200B (zh) 泵机组
US2514894A (en) Heat exchanger
CN108692331B (zh) 一种空气预热器
CN113877352B (zh) 粉尘过滤器及其系统
CN102705249A (zh) 一种用于高温环境的离心风机及具有该离心风机的烘箱
EP3536968B1 (en) Heater-integrated filter and rotating machine system
JP2008064335A (ja) レンジフードの送風装置
CN209800261U (zh) 一种石油石化输送用罗茨真空泵
JP4333101B2 (ja) シール用ガスのフィルター装置
EP2875570B1 (en) Electric machine
CN207245973U (zh) 一种用于高分子生活卫生用纸原纸的高效真空泵
CN105978230A (zh) 一种水冷散热电机
CN210106201U (zh) 一种适用于高温烟气的离心风机
CN114689807B (zh) 一种餐厨油烟在线监测装置
CN115289509B (zh) 一种用于油烟机的安全监测系统
CN212838504U (zh) 蜗壳组件及抽油烟机
CN219646768U (zh) 油气分离装置
CN205779908U (zh) 一种防止生锈的汽轮机轴封抽风机机壳
CN108443922B (zh) 一种防油烟电机驱动式高效吸油烟机
SU652954A1 (ru) Центробежный турбосепаратор