JP2017176444A - ゴルフクラブシャフト、ゴルフクラブ及びゴルフクラブシャフトの製造方法 - Google Patents

ゴルフクラブシャフト、ゴルフクラブ及びゴルフクラブシャフトの製造方法 Download PDF

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諭信 坂本
Satonobu Sakamoto
諭信 坂本
輝之 木村
Teruyuki Kimura
輝之 木村
伸浩 貞光
Nobuhiro Sadamitsu
伸浩 貞光
木下 淳
Atsushi Kinoshita
淳 木下
新 加茂
Arata Kamo
新 加茂
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【課題】FRP製ゴルフクラブシャフトの加飾工程を簡略化でき、かつ塗料による重量増加を抑制することができるゴルフクラブシャフト、ゴルフクラブ及びその製造方法を提供する。【解決手段】本発明は、繊維強化樹脂により形成された基材と、基材上の少なくとも一部に設けられた加飾部材とを有するゴルフクラブシャフトであって、加飾部材は、基材に接している接着層と、接着層上に設けられている着色層と、着色層上に設けられている保護層とを含んでいる。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフクラブシャフト、ゴルフクラブ及びその製造方法に関し、特に加飾が施されたゴルフクラブシャフト、ゴルフクラブ及びその製造方法に関する。
従来、繊維強化樹脂(FRP、Fiber Reinforced Plastics)製のゴルフクラブシャフトが知られている。例えば、特開2000−24153号公報(特許文献1)には、所望の剛性特性が得られるよう補強繊維の配向角度を異ならせた複数のプリプレグシートを芯材に巻き回す工程と、その上からラッピングテープを巻き付けて加熱硬化させる工程と、ラッピングテープを取り除く工程と、ラッピングテープを取り除いた後に表面を研磨する工程とを有するゴルフクラブシャフトの製造方法が記載されている。このような従来のFRP製ゴルフクラブシャフトに対する加飾は、ゴルフクラブシャフトの基材表面に塗装を施すとともに、塗装の上に熱転写マークを貼り付けることにより行われている。
特開2000−24153号公報
従来のFRP製ゴルフクラブシャフトに対する加飾方法では、塗装を施す前にラッピングテープの巻回跡を研磨する必要がある。そのため、従来のFRP製ゴルフクラブシャフトに対する加飾方法は、リードタイムが増加してしまう。また、従来のFRP製ゴルフクラブシャフトの加飾方法では、ゴルフクラブシャフトに模様を付加するために熱転写により所望のマークを貼付する必要がある。しかしながら、一般的な熱転写装置では、一度にマークを貼付できる範囲が限られている。そのため、ゴルフクラブシャフト全体にわたってマークを貼付する場合、複数回に分けて作業を繰り返す必要がある。さらに、従来のFRP製ゴルフクラブシャフトに対する加飾方法では、塗装パターンによっては、複数回の塗装作業が必要となる。そのため、塗装に用いられる塗料によりゴルフクラブシャフトの重量が増加してしまう。本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。具体的には、本発明は、FRP製ゴルフクラブシャフトの加飾工程を簡略化でき、かつ塗料による重量増加を抑制することができるゴルフクラブシャフト、ゴルフクラブ及びその製造方法を提供するものである。
本発明は、繊維強化樹脂により形成された基材と、基材上の少なくとも一部に設けられた加飾部材とを有するゴルフクラブシャフトであって、加飾部材は、基材に接している接着層と、接着層上に設けられている着色層と、着色層上に設けられている保護層とを含んでいる。
本発明によると、ゴルフクラブシャフトの加飾工程を簡略化でき、かつ塗料による重量増加を抑制することができる。
実施形態に係るゴルフクラブシャフトの構造を示す図である。 図1のII−IIにおける断面図である。 実施形態に係るゴルフクラブシャフトの加飾部材の変形例の断面図である。 実施形態に係るゴルフクラブシャフトの製造方法の工程図である。 プリプレグ巻き付け工程を説明するための図である。 加飾部材被覆工程を説明するための図である。 緩衝部材被覆工程を説明するための図である。 加圧部材被覆工程を説明するための図である。 比較例に係るゴルフクラブシャフトの構造を示す図である。
以下に、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。なお、各図中同一または相当部分には同一符号を付している。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
以下に、実施形態に係るゴルフクラブシャフト1の構造について説明する。
図1は、実施形態に係るゴルフクラブシャフト1の構造を示す図である。実施形態に係るゴルフクラブシャフト1は、図1(A)に示すように、模様が施されている。好ましくは、ゴルフクラブシャフト1は、先端及びグリップ端を除くゴルフクラブシャフト1の略全長にわたって模様が施されている。ゴルフクラブシャフト1は、図1(B)に示すように、例えばアイアンタイプのゴルフクラブに使用される。また、実施形態に係るゴルフクラブシャフト1は、図1(C)に示すように、例えばウッドタイプのゴルフクラブに使用される。
図2は、図1のII−IIにおける断面図である。図2に示すように、ゴルフクラブシャフト1は、例えば、円筒状の形状を有している。ゴルフクラブシャフト1は、基材21と、加飾部材22とを有している。基材21は、繊維強化樹脂である。繊維強化樹脂中の強化繊維は、例えば、炭素繊維である。なお、強化繊維は、炭素繊維に限られない。例えば、強化繊維は、ガラス繊維又は金属繊維であってもよい。強化繊維には、樹脂材料が含浸されている。樹脂材料には、熱硬化性樹脂が用いられる。熱硬化性樹脂には、例えばエポキシ樹脂が用いられる。
加飾部材22は、基材21上に設けられている。なお、加飾部材22は、基材21上の全面に設けられる必要はない。加飾部材22は、基材上の一部に設けられてもよい。図1(A)に示すように、加飾部材22は、ゴルフクラブシャフト1の軸方向に長さLを有している。長さLは、300mm以上であることが好ましい。
加飾部材22は、接着層22aと、着色層22bと、保護層22cとを有している。接着層22aは、基材21に接して設けられている。接着層22aは、加飾部材22を基材21上に接着するための層である。接着層22aには、例えばホットメルト接着剤が用いられる。
着色層22bは、接着層22a上に設けられている。着色層22bは、基材21上に着色し、柄、模様等を付加するための層である。着色層22bは、例えばスクリーン印刷、インクジェット印刷により形成することができる。着色層22bは、熱により樹脂成分が流動しにくいインクを含んでいることが好ましい。着色層22bは、複数の層により形成されていてもよい。この場合、複数の層の各々が異なるインクを含んでいてもよい。
保護層22cは、着色層22b上に設けられている。保護層22cは、着色層22bを保護するための層である。保護層22cは、ゴルフクラブシャフト1の最外層を構成している。保護層22cには、例えばポリエチレンテレフタレート製のフィルム状の部材が用いられる。保護層22cの厚さは、好ましくは16μm以上50μm以下である。
図3は、実施形態に係るゴルフクラブシャフト1の加飾部材22の変形例の断面図である。図3に示すように、加飾部材22は、アンカー層22dをさらに有していてもよい。アンカー層22dは、接着層22aと着色層22bとの間及び着色層22bと保護層22cとの間に設けられる。アンカー層22dは、加飾部材22の層間剥離を防止するための層である。アンカー層22dには、例えばアクリル系のクリアー塗料が用いられる。
以下に、実施形態に係るゴルフクラブシャフトの製造方法について説明する。図4は、実施形態に係るゴルフクラブの製造方法の工程図である。図4に示すように、実施形態に係るゴルフクラブシャフトの製造方法は、プリプレグ巻き付け工程S11と、加飾部材被覆工程S12と、緩衝部材被覆工程S13と、加圧部材被覆工程S14と、熱成型工程S15と、除去工程S16と、切断工程S17とを有する。
ゴルフクラブシャフト1の製造方法においては、まず、プリプレグ巻き付け工程S11が行われる。プリプレグ巻き付け工程S11が行われた後に、加飾部材被覆工程S12が行われる。加飾部材被覆工程S12が行われた後、緩衝部材被覆工程S13が行われる。緩衝部材被覆工程S13が行われた後、加圧部材被覆工程S14が行われる。加圧部材被覆工程S14が行われた後、熱成型工程S15が行われる。熱成型工程S15が行われた後、除去工程S16が行われる。除去工程S16が行われた後、切断工程S17が行われる。
図5は、プリプレグ巻き付け工程S11を説明するための図である。図5に示すように、プリプレグ巻き付け工程S11においては、所望のパターンに切断された複数枚のプリプレグシート(プリプレグシートの枚数は限定されるものではないが、ここでは複数枚のプリプレグシートをそれぞれプリプレグシート21a、プリプレグシート21b及びプリプレグ21cとする。以下において、複数枚のプリプレグシートにまとめて言及する場合は、プリプレグシート21nとする。)が、芯材3に巻き付けられる。芯材3は、例えば鉄芯である。この段階においては、プリプレグシート21nは、熱硬化性樹脂が硬化していない。
図6は、加飾部材被覆工程S12を説明するための図である。図6に示すように、加飾部材被覆工程S12においては、芯材3に巻き付けられたプリプレグシート21n上に加飾部材22が巻き付けられる。加飾部材22は、例えばシート状の形態で供給される。この際、加飾部材22は、接着層22aがプリプレグシート21n側に対向するように、芯材3に巻き付けられたプリプレグシート21n上の少なくとも一部に巻き付けられる。これにより、プリプレグシート21nが、加飾部材22により被覆されることになる。
図7は、緩衝部材被覆工程S13を説明するための図である。図7(A)又は(B)に示すように、緩衝部材被覆工程S13においては、加飾部材22によって被覆されたプリプレグシート21nが、緩衝部材4によって被覆される。
図7(A)に示すように、緩衝部材4は、例えば、筒状部材4aである。筒状部材4aは、例えばシリコーンゴム等の熱収縮性の材料により形成されている。筒状部材4aに加飾部材22によって被覆されたプリプレグシート21nが挿入された後、筒状部材4aは加熱される。これにより、筒状部材4aは収縮する。その結果、筒状部材4aが加飾部材22に密着することにより、加飾部材22が筒状部材4aで被覆される。
緩衝部材4は、筒状部材4aに限られない。図7(B)に示すように、緩衝部材4は、フィルム状部材4bであってもよい。フィルム状部材4bは、プリプレグシート21n上を被覆している加飾部材22上に巻き付けられる。フィルム状部材4bが、プリプレグシート21n上を被覆している加飾部材22上に複数回巻き付けられてもよい。
フィルム状部材4bには、例えばポリエチレンテレフタレートが用いられる。また、フィルム状部材4bをプリプレグシート21n上を被覆している加飾部材22上に複数回巻き付ける場合、フィルム状部材の合計厚さは0.125mm以下であることが好ましい。
図8は、加圧部材被覆工程S14を説明するための図である。図8に示すように、緩衝部材4上に、加圧部材5が巻き付けられる。加圧部材5は、例えばラッピングテープである。これにより、緩衝部材4が、加圧部材5により被覆されることになる。
熱成型工程S15においては、加飾部材22、緩衝部材4及び加圧部材5が巻き付けられたプリプレグシート21nが加熱される。例えば、まず、加飾部材22、緩衝部材4及び加圧部材5が巻き付けられたプリプレグシート21nは、室温の炉内に投入される。その後に、炉内は、140℃まで昇温・保持される。そして、室温の炉内に投入してから2時間30分間、加飾部材22、緩衝部材4及び加圧部材5が巻き付けられたプリプレグシート21nは炉内において保持される。このように、加飾部材22、緩衝部材4及び加圧部材5が巻き付けられたプリプレグシート21nの加熱が行われる。これにより、プリプレグシート21n中の熱硬化性樹脂が硬化する。この際、加圧部材5が収縮する。これに伴い、プリプレグシート21nには、加圧部材5からの圧力が加わる。その結果、プリプレグシート21n中の熱硬化性樹脂に含まれていた気泡が基材21の外に排出される。また、加熱に伴う加圧部材5の収縮により、プリプレグシート21nと融解した接着層22aと間には、加圧部材5からの圧力が加わる。その後、ラッピングされた部材全体を冷却することでプリプレグシート21nが硬化し、基材21となる。これにより、基材21と接着層22aとの間の接着が達成される。
熱成型工程S15の後、除去工程S16において、緩衝部材4及び加圧部材5が除去される。また、芯材3が基材21から引き抜かれる。そして、切断工程S17において、基材21の先端側及びグリップ側の不要部分が切断される。これにより、ゴルフクラブシャフト1の製造工程が完了する。
以下に、実施形態に係るゴルフクラブシャフト、ゴルフクラブ及びその製造方法の効果を、比較例と対比することにより説明する。
図9は、比較例に係るゴルフクラブシャフト8の構造を示す図である。図9に示すように、比較例に係るゴルフクラブシャフト8は、その全長にわたって加飾が施されている。比較例に係るゴルフクラブシャフト8は、上記の従来のゴルフクラブシャフトの製造方法により作製されたものである。すなわち、比較例に係るゴルフクラブシャフト8は、プリプレグシートを芯材に巻き付ける工程と、プリプレグシート上にラッピングテープを巻き回す工程と、ラッピングテープを巻き回したプリプレグシートを加熱する工程と、ラッピングテープを除去した後にラッピング跡を研磨する工程と、塗装を行う工程と、塗装した後に熱転写によりマークを付加する工程と、トップコート処理を行う工程とにより作製されたものである。
比較例に係るゴルフクラブシャフト8の製造方法においては、基材の表面上にはラッピング跡が形成されている。基材の表面は、ラッピング跡による凹凸形状を有している。ラッピング跡は、熱成型工程において、ラッピングテープの収縮により加えられる圧力に起因するものである。ラッピング跡が残存している場合、その後の工程を行うことが困難となる。そのため、比較例に係るゴルフクラブシャフト8の製造方法においては、ラッピング跡を研磨する工程を行うことにより、基材の表面を平滑にする必要がある。
他方、実施形態に係るゴルフクラブシャフトの製造方法においては、緩衝部材被覆工程S13が行われている。そのため、熱成型工程S15の後に基材21の表面にラッピング跡が残存しない。その結果、実施形態に係るゴルフクラブシャフトの製造方法においてはラッピング跡を研磨する工程を行う必要がない。
比較例に係るゴルフクラブシャフト8においては、ゴルフクラブシャフト8の軸方向において300mm以上の範囲に熱転写マークにより加飾を施す場合、熱転写マークを貼り付ける工程を複数回行う必要がある。熱転写マークの貼り付けは、熱ローラを用いて熱転写マークを加熱及び加圧することにより行われるが、ゴルフクラブシャフトの加飾に用いられる一般的な熱ローラの幅は300mm以下であるからである。また、熱転写マークは塗装面上に貼り付けられる必要がある。熱転写マークの接着層は、FRP製の基材との密着性が悪く、熱転写マークを基材上に直接接着することができないからである。
他方、実施形態に係るゴルフクラブシャフト1においては、ゴルフクラブシャフト1の軸方向において300mm以上の範囲に加飾を施す場合であっても、一回の工程により加飾が完了する。実施形態に係るゴルフクラブシャフト1においては、ゴルフクラブシャフト1への着色と模様の加飾とを、加飾部材22の着色層22bに1層の印刷層として集約させ、加飾部材22を、基材21を硬化させる際の加熱及び加圧部材5からの加圧を用いて一括して基材21に接着させるからである。すなわち、実施形態に係るゴルフクラブシャフト1によると、ゴルフクラブシャフト1の着色と加飾を一工程で完了させることができる。
また、実施形態に係るゴルフクラブシャフト1の製造方法においては、加飾部材22は保護層22cを有している。そのため、実施形態に係るゴルフクラブシャフトの製造方法においては、従来例のようにトップコート処理を行う必要がない。以上のように、実施形態に係るゴルフクラブシャフト1の製造方法によれば、研磨工程の削減、着色工程及び加飾工程の集約化、並びにトップコート処理工程の削減により、ゴルフクラブシャフト製造のリードタイムを大幅に削減することが可能となる。
また、複数色で基材21を着色する場合、比較例に係るゴルフクラブシャフト8においては、色数に応じた塗装工程が必要となる。その結果、塗料の増加によりゴルフクラブシャフトの重量が増加する。他方、実施形態に係るゴルフクラブシャフト1の製造方法によれば、複数色を加飾部材22の着色層22bの1層を用いて着色するため、塗料の増加に伴う重量の増加は生じない。そのため、実施形態に係るゴルフクラブシャフト1によれば、比較例に係るゴルフクラブシャフト8と比較して、同一の彩色を施す場合であっても、軽量化を図ることができる。
実施形態に係るゴルフクラブシャフト1の製造方法において、緩衝部材4として熱収縮性の筒状部材4aが用いられている場合、緩衝部材被覆工程S13の作業性が向上する。
実施形態に係るゴルフクラブの製造方法において、緩衝部材4としてフィルム状部材4bが用いられている場合、緩衝部材4として筒状部材4aを用いる場合と比較して製造コストを低減することが可能となる。また、フィルム状部材4bは加圧加熱による変形がすくないため、加飾部材22で覆われていない基材21の端部への緩衝部材4の付着を抑制することができる。これにより、切断工程S17における端部の不要な切断を抑制することができる。
また、実施形態に係るゴルフクラブシャフト1の製造方法において、緩衝部材4としてフィルム状部材4bが用いられており、巻回されたフィルム状部材4bの合計厚さが0.125mm以下である場合は、ラッピング跡が基材21の表面に発生することを抑制しつつ、作業性を向上させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,8 ゴルフクラブシャフト、3 芯材、4 緩衝部材、4a 筒状部材、4b フィルム状部材、5 加圧部材、21 基材、21a,21b,21c,21n プリプレグシート、22 加飾部材、22a 接着層、22b 着色層、22c 保護層、22d アンカー層、L 長さ、S11 プリプレグ巻き付け工程、S12 加飾部材被覆工程、S13 緩衝部材被覆工程、S14 加圧部材被覆工程、S15 熱成型工程、S16 除去工程、S17 切断工程。

Claims (10)

  1. 繊維強化樹脂により形成された基材と、
    前記基材上の少なくとも一部に設けられた加飾部材とを備え、
    前記加飾部材は、前記基材に接している接着層と、前記接着層上に設けられている着色層と、前記着色層上に設けられている保護層とを含む、ゴルフクラブシャフト。
  2. 前記加飾部材の前記ゴルフクラブシャフトの軸方向における長さは、300mm以上である、請求項1に記載のゴルフクラブシャフト。
  3. 強化繊維を含有するプリプレグシートを芯材に巻き付ける工程と、
    前記プリプレグシート上の少なくとも一部を、接着層と、前記接着層上に設けられた着色層と、前記着色層上に設けられた保護層とを有する加飾部材で覆う工程と、
    前記加飾部材上を緩衝部材で覆う工程と、
    前記緩衝部材上に加圧部材を巻き付ける工程と、
    加熱により前記プリプレグシートを硬化させる工程とを備える、ゴルフクラブシャフトの製造方法。
  4. 前記緩衝部材は、熱収縮性の筒状部材であり、
    前記緩衝部材で覆う工程は、前記芯材に巻き付けられた前記プリプレグシートを前記筒状部材に通した状態で加熱収縮させる工程を有している、請求項3に記載のゴルフクラブシャフトの製造方法。
  5. 前記筒状部材は、シリコーンゴムにより形成されている、請求項4に記載のゴルフクラブシャフトの製造方法。
  6. 前記緩衝部材は、フィルム状部材である、請求項3に記載のゴルフクラブシャフトの製造方法。
  7. 前記フィルム状部材の合計厚さは、0.125mm以下である、請求項6に記載のゴルフクラブシャフトの製造方法。
  8. 前記フィルム状部材は、ポリエチレンテレフタレートにより形成されている、請求項6または7に記載のゴルフクラブシャフトの製造方法。
  9. 前記接着層はホットメルト接着剤であり、
    前記加熱により前記プリプレグシートを硬化させる工程において、前記接着層を融着状態とし、前記加飾部材を、硬化させた前記プリプレグシート上に定着させる、請求項3に記載のゴルフクラブシャフトの製造方法。
  10. 請求項1または2に記載の前記ゴルフクラブシャフトを備える、ゴルフクラブ。
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