JP2017175806A - モータ装置 - Google Patents

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【課題】第1の基板と第2の基板とを接続する接続部材の数をより減らすことができるモータ装置を提供する。【解決手段】モータ装置は、第1の基板40および第2の基板50を有している。第1の基板40および第2の基板50は、通信経路としての複数のバスバーにより互いに接続されている。第1の基板40は、第1の演算回路42および磁気センサ41を有している。第1の演算回路42は、外部のトルクセンサ70、IGSW80および磁気センサ41などからの電気信号を取り込み、当該電気信号を特定の通信方式に対応する電気信号に変換する。第2の基板50は、第2の演算回路51を有している。第2の演算回路51は、第1の演算回路42からの電気信号を複数のバスバーを通じて取得し、当該電気信号を使用してモータを制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、モータ装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されるように、モータ装置を駆動源とする電動パワーステアリング装置が知られている。このモータ装置は、モータと当該モータのコントロールユニットとが一体的に設けられてなる。コントロールユニットは、パワー部および制御部を備えている。パワー部は、第1の基板としてのパワーモジュールを有している。パワーモジュールにはモータに電力を供給するインバータなどが設けられている。制御部は、第2の基板としての制御基板を有している。制御基板にはモータ回転角を検出する回転角センサおよびモータの駆動を制御するマイコンなどが設けられている。マイコンは、ステアリングシャフトに設けられたトルクセンサを通じて操舵トルクを検出する。また、マイコンはCAN(Controller Area Network)を通じて車速を検出する。マイコンは、操舵トルク、車速およびモータの回転角に基づくインバータのスイッチング制御を通じてモータへの給電を制御する。なお、パワーモジュールと制御基板とは複数の制御端子により相互に接続されている。
特許第5769033号
特許文献1のモータコントロールユニットも含め、モータの制御装置を第1の基板と第2の基板とに分けて設置する構造を採用する場合、これら第1の基板と第2の基板との間はたとえばバスバーなどの複数の接続部材により接続される。しかし複数の接続部材は、たとえば半田付けにより第1の基板および第2の基板に接続されるところ、これら接続部材は互いに接触しない程度、かつ半田のランド同士が接触しない程度の間隔を開けて設ける必要がある。このことは、モータの制御装置の小型化を阻害する一因となっていた。この問題は、第1の基板と第2の基板との間で授受される信号の数が増えるほど、換言すれば第1の基板と第2の基板とを接続する接続部材の数が増えるほど、より顕著となる。
本発明の目的は、電子制御装置を構成する第1の基板と第2の基板とを接続する接続部材の数をより減らすことができるモータ装置を提供することにある。
上記目的を達成し得るモータ装置は、モータと前記モータを制御する制御装置とが一体的に設けられてなるモータ装置を前提としている。このモータ装置は前記制御装置、前記モータの制御に使用される物理量を検出する複数のセンサにより生成される電気信号を同一の通信方式に対応する電気信号に変換する第1の演算回路を備えた第1の基板と、前記第1の演算回路により変換された電気信号を使用して前記モータを制御するための信号を演算する第2の演算回路を備えた第2の基板と、前記第1の演算回路と前記第2の演算回路との間の通信経路として機能する接続部材と、を有している。また、前記第1の基板は前記モータの回転軸と直交するように、前記第2の基板は前記第1の基板と前記モータとの間において前記回転軸の軸方向に沿うように設けられており、前記第1の基板と前記第2の基板のそれぞれの端部が前記接続部材にて接続されている。
上記構成によれば、複数センサにより生成される電気信号が同一の通信方式の信号に変換されることにより、第1の基板と第2の基板との間には同一の通信方式に使用される通信経路だけを設ければよい。このため、たとえば複数センサにより生成される電気信号を第1の基板から第2の基板へ個別に供給する場合に比べて、第1の基板と第2の基板との間において必要とされる通信経路としての接続部材の数を低減できる。このため、モータ装置の小型化することができる。また、第1の基板と第2の基板とを上記構成のような配置とすることで、モータ装置の小型化により効果がある。
上記のモータ装置において、前記同一の通信方式としてシリアル通信方式が採用されることを前提として、前記複数センサにより生成される電気信号がアナログ信号を含むとき、前記第1の演算回路は、前記アナログ信号を、前記通信方式に対応する電気信号としてデジタル信号に変換することが好ましい。
上記構成によれば、第1の演算回路と第2の演算回路との間における電気信号の授受は、同一の通信経路を介して行われる。このため、第1の基板と第2の基板との間の通信経路としての接続部材の数を減らすうえで好適である。
上記のモータ装置において、前記モータの回転軸の端部に設けられた磁石と、前記第1の基板に設けられて前記磁石の回転に応じた電気信号を生成する磁気センサとを有する構成を採用してもよい。この場合、前記磁気センサは前記回転軸の軸方向において前記磁石と対向するように設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、磁気センサが磁石に対向するため、磁気センサは磁石からの磁界を受け易くなる。
上記のモータ装置において、前記第1の演算回路と前記第2の演算回路とを接続する冗長用の接続部材を有していることが好ましい。
この構成によれば、冗長用の接続部材は、第1の演算回路と第2の演算回路との間の予備の通信経路として使用することが可能である。このため、接続部材の数を抑えつつも、第1の演算回路と第2の演算回路との間で行われる通信に対する信頼性を確保することが可能となる。
上記のモータ装置において、前記モータは、電動パワーステアリング装置の駆動源として好適である。
本発明のモータ装置によれば、第1の基板と第2の基板とを接続する接続部材の数をより減らすことができる。
モータ装置の第1の実施の形態を示す斜視図。 図1の2−2線断面図。 第1の実施形態のモータ装置における第1の基板と第2の基板との間の電気信号の受け渡しの状態を示すブロック図。 第2の実施形態のモータ装置における第1の基板と第2の基板との間の電気信号の受け渡しの状態を示すブロック図。 従来のモータ装置における第1の基板と第2の基板との間の電気信号の受け渡しの状態を示すブロック図。
以下、モータ装置の第1の実施形態を説明する。本例のモータ装置は、たとえば電動パワーステアリング装置の駆動源として使用される。
図1に示すように、モータ装置10は、モータ21、制御装置11、およびヒートシンク30を有する。制御装置11は第1の基板40および第2の基板50を有している。ヒートシンク30、第1の基板40および第2の基板50は、モータ21の軸方向における端部に設けられている。図1には表れていないが、ヒートシンク30はモータ21の軸方向に沿って延びる直方体状をなしている。第1の基板40および第2の基板50は、それぞれ矩形の板状に形成されている。第1の基板40は、モータ21の軸方向に対して直交する姿勢でヒートシンク30のモータ21の軸方向における端部に固定されている。第2の基板50は、第1の基板40とモータ21との間において、モータ21の軸方向に沿うように設けられている。
また、モータ装置10は、第1の基板40および第2の基板50との間の通信経路として機能する複数のバスバー60を有している。また、図1および図2に併せ示されるように、モータ装置10は、バスバモジュール65を備えている。バスバモジュール65は、図示しない外部電源と接続される。
図2に示すように、モータ21は開口部を有する円筒状のモータケース20、モータケース20の内周面に嵌合されたステータ22、ステータ22の内周に隙間を空けて配置されたロータ23、およびロータ23の内周に嵌合された回転軸24を有している。回転軸24はロータ23を貫通している。回転軸24の第1の端部(図2中の上端部)は、モータケース20の開口部から突出している。回転軸24の第2の端部(図2中の下端部)は、モータケース20の外部に位置している。回転軸24は、2つのベアリング25,26を介して、モータケース20に対して回転可能に支持されている。回転軸24の第1の端部には磁石27が固定されている。
ヒートシンク30は、図示しないインバータの放熱を促進するために設置される。ヒートシンク30は、円板状の基部30b、および直方体状の突出部30cを有している。基部30bは、モータケース20の内周面に固定されている。突出部30cは、基部30bにおけるロータ23と反対側の側面の中央に設けられている。突出部30cはモータケース20の開口部から突出している。ヒートシンク30は、回転軸24の軸方向に沿って貫通する挿通部30aを有している。挿通部30aには回転軸24が挿通されている。
第1の基板40は、ヒートシンク30の突出部30cにおける基部30bと反対側の端部にボルト31により固定されている。第1の基板40のモータ21側の側面には、磁気センサ41が設けられている。磁気センサ41は、回転軸24の軸方向において、磁石27と対向している。磁気センサ41は、磁石27の回転に伴う磁界変化に応じた電気信号(SIN信号、COS信号)を生成する。また、第1の基板40のモータ21と反対側の側面には、コネクタ43が設けられている。コネクタ43は、モータ21の制御に使用される複数センサなどが接続される。
第2の基板50は、ヒートシンク30の側面に対向している。第2の基板50は、ボルト31によりヒートシンク30の側面に固定されている。
複数のバスバー60は、第1の基板40における第2の基板50側の側縁(図2中の左側縁)と、第2の基板50における第1の基板40側の側縁(図2中の上側縁)との間を接続している。バスバー60の第1の端部と第1の基板40との間、およびバスバー60の第2の端部と第2の基板50との間は、それぞれ半田により接続されている。
バスバモジュール65はヒートシンク30に固定されている。バスバモジュール65は、インバータ回路などの回路部品、ならびにインバータ回路とモータ21のステータ(コイル)との間の給電経路および回路部品同士を接続する電気経路として機能する導体が剛性樹脂材料によりモールドされてなる。回路部品はコンデンサおよびコイル等である。
つぎに、第1の基板40および第2の基板50について詳細に説明する。
図3に示すように、第1の基板40は、第1の演算回路42を有している。第1の演算回路42は、トルクセンサ70により生成される電気信号、磁気センサ41により生成される電気信号、IGSW80(イグニッションスイッチ)により生成される電気信号、車速などの情報を示すCAN90からの電気信号を、定められた周期で取得する。トルクセンサ70はステアリングの操作に伴いステアリングシャフトに付与される操舵トルクに応じた電気信号を生成する。トルクセンサ70は2本の信号経路を介して第1の演算回路42に接続されている。トルクセンサ70の2本の信号経路のうち、一方はトルクセンサ70により生成される電気信号を第1の演算回路42に伝達するために使用され、他方は一方の信号経路の冗長用として設けられる。磁気センサ41は4本の信号経路を介して第1の演算回路42に接続されている。磁気センサ41の4本の信号経路のうち、2本は磁気センサ41により生成される電気信号であるSIN信号およびCOS信号を第1の演算回路42に伝達するために使用される。また、他の2本はそれぞれSIN信号およびCOS信号を伝達する2本の信号経路の冗長用として設けられる。IGSW80は1本の信号経路を介して第1の演算回路42に接続されている。IGSW80は車両の電源ポジションを切り替える際に操作されるスイッチであって、その操作される位置に応じた電気信号(IGSW−ON信号、IGSW−OFF信号など)を生成する。CAN90は2本の信号経路を介して第1の演算回路42に接続されている。CAN90の2本の信号経路は第1の演算回路42を介して、第2の演算回路51との間で電気信号を互いに送受信するために使用される。
なお、トルクセンサ70により生成される電気信号、磁気センサ41により生成される電気信号、およびIGSW80により生成される電気信号は、それぞれアナログ信号である。CAN90を通じて取得される電気信号は、デジタル信号である。
第1の演算回路42は第2の基板50との間で通信を行う。通信方式(通信規格)としては、たとえば同期式のシリアル通信の一種である「SPI」が採用される。「SPI」は、より高速の通信速度が必要とされる用途に好適である。第1の演算回路42は、トルクセンサ70などから取り込まれる複数の電気信号を、特定の通信方式(ここではSPI通信)に対応した電気信号に変換する。
たとえば、第1の演算回路42は、取得される複数の電気信号のうち、特定の通信方式に対応していない電気信号を当該通信方式に対応する電気信号に変換する。ここでは、トルクセンサ70により生成される電気信号、磁気センサ41により生成される電気信号、IGSW80により生成される電気信号などのアナログ信号をデジタル信号に変換する。
第2の基板50は、第2の演算回路51を有している。第2の演算回路51としては、たとえばマイクロコンピュータが採用される。第2の演算回路51は、モータ21を制御するために必要とされる情報を第1の演算回路42に対して要求するリクエスト信号を生成する。また、第2の演算回路51は同期信号を生成する。同期信号とは、第1の演算回路42が電気信号を送信するタイミングと、第1の演算回路42から送信される電気信号を第2の演算回路51が受信するタイミングとを同期させるための信号をいう。第2の演算回路51は、第1の演算回路42との間で授受される電気信号に基づきモータ21の駆動を制御する。
第1の演算回路42と第2の演算回路51との間は3本のバスバー60により接続されている。ここでは3本のバスバー60をバスバー60a,60b,60cとして区別する。1つ目のバスバー60aは、第1の演算回路42により特定の通信方式用の信号に変換された電気信号を第1の演算回路42から第2の演算回路51へ伝達するための経路である。2つ目のバスバー60bは、モータ21を制御するために必要とされる情報を第2の演算回路51から第1の演算回路42へ要求するリクエスト信号を伝達するための経路である。3つ目のバスバー60cは、第2の演算回路51により生成される同期信号を第2の演算回路51から第1の演算回路42へ伝達するための経路である。
つぎに、第1の演算回路42と第2の演算回路51との間で行われる電気信号の受け渡しの手順について説明する。
第1の演算回路42は、複数のセンサなどを通じて取得される電気信号のうち、特定の通信方式(ここでは、SPI)に対応していない電気信号を当該通信方式に対応する電気信号に変換する。ここでは、トルクセンサ70により生成される電気信号、磁気センサ41により生成される電気信号、IGSW80により生成される電気信号などのアナログ信号をデジタル信号に変換する。
第2の演算回路51は、モータ21の制御を実行する際、第1の演算回路42に対するリクエスト信号および同期信号を生成し、これらリクエスト信号および同期信号をそれぞれ異なる2本のバスバー60b,60cを介して第1の演算回路42へ送信する。
第1の演算回路42は、第2の演算回路51からのリクエスト信号を受けて、特定の通信方式に対応する形式に変換された電気信号を、同期信号により規定されるタイミングでバスバー60aを介して第2の演算回路51へ送信する。
第2の演算回路51は、第1の演算回路42から送られてくる電気信号に基づきモータ21の駆動を制御する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)図5に示すように、第1の基板40として、第1の演算回路42を割愛した構成を採用することも考えられる。しかし、この場合には、トルクセンサ70により生成される電気信号、磁気センサ41により生成される電気信号、IGSW80により生成される電気信号、およびCAN90からの電気信号は、すべて第2の演算回路51に取り込まれる。このため、トルクセンサ70が2つのアナログ信号を、磁気センサ41が4つのアナログ信号を、IGSW80が1つのアナログ信号生成するものであるとき、第1の基板40と第2の基板50との間には合計9本の信号経路としてのバスバー60が必要となる。なお、CAN90には2つの通信経路が必要とされることを前提としている。
この点、本実施の形態によれば、複数の電気信号が第1の演算回路42により特定の通信方式に対応する電気信号に変換される。具体的には、複数のアナログ信号がデジタル信号に変換される。このため、通信方式としてシリアル通信を採用する場合、第1の基板40と第2の基板50との間において単一の通信経路を共有することができる。したがって、必要とされる信号経路が減少する分、バスバー60の数も減らすことができる。本実施の形態のように、通信方式としてSPIを採用する場合、通信経路としての3本のバスバー60を設ければよい。バスバー60の数が減ることにより、第1の基板40および第2の基板50において、バスバー60の並び方向の幅を短くすることが可能となる。また、このことは、モータ装置10の体格の小型化にもつながる。
(2)回転軸24の軸方向において、磁気センサ41が磁石27に対向するように第1の基板40を設けた。このため、磁気センサ41には、磁石27から発生する磁界がより適切に付与される。
(3)第1の演算回路42と第2の演算回路51との間に、通常使用される3本のバスバー60に加えて、冗長用のバスバー61を設けることも可能である。このバスバー61は、第1の演算回路42と第2の演算回路51との間の予備の通信経路として使用することが可能である。このため、バスバーの数を抑えつつも、第1の演算回路42と第2の演算回路51との間で行われる通信に対する信頼性を確保することが可能となる。また、冗長用のバスバー61を使用して、第1の演算回路42と第2の演算回路51との間で正常に通信が行われているかどうかを検証することも可能である。
<第2の実施形態>
つぎに、モータ装置の第2の実施形態を説明する。尚、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付す。
図4に示すように、第1の演算回路42は、磁気センサ41により生成される電気信号およびIGSW80により生成される電気信号のみを特定の通信方式に対応する電気信号に変換する。トルクセンサ70により生成される電気信号(2つのアナログ信号)、およびCAN90を通じて取得される電気信号(2つのデジタル信号)は、それぞれ第1の基板40を経由して第2の基板50に直接取り込まれる。
このようにしても、第1の基板40と第2の基板50との間を接続するために必要とされるバスバー60の本数を減らすことができる。たとえば、図5に示される比較例では9本のバスバーが必要であるのに対し、本実施の形態によれば、7本のバスバー60を設ければよい。
なお、図示は割愛するものの、磁気センサ41およびトルクセンサ70は第1の演算回路42に接続し、IGSW80およびCAN90は第1の演算回路42を介さず第2の演算回路51に接続してもよい。また、トルクセンサ70およびCAN90は第1の演算回路42に接続し、磁気センサ41およびとIGSW80は第1の演算回路42を介さず第2の演算回路51に接続してもよい。また、磁気センサ41およびCAN90は第1の演算回路42に接続し、トルクセンサ70およびIGSW80は第1の演算回路42を介さず第2の演算回路に51接続してもよい。これらいずれの構成を採用する場合であれ、バスバー60の本数を減らすことが可能である。
つまり、第1の演算回路42に接続される信号経路の数が第1の演算回路42と第2の演算回路51との間の信号経路であるバスバー60の本数以上となるようにすればよい。
<その他の実施形態>
尚、第1および第2の実施形態は、技術的に矛盾が生じない範囲で以下のように変更してもよい。
・第1および第2の実施の形態において、トルクセンサ70および磁気センサ41は、それぞれデジタル信号を生成するタイプのものを採用してもよい。当該構成を第1の実施の形態に適用する場合、第1の演算回路42に対する信号経路の数をより少なくすることができる。また、当該構成を第2の実施の形態に適用する場合、第1の基板40と第2の基板50とを接続するバスバー60の本数をより減らすことが可能である。
・第1および第2の実施の形態において、第1の基板40に接続されるセンサの種類および数は、製品仕様などにより適宜変更される。第1の基板40に設けられるセンサの種類および数についても同様である。
・バスバー60は、電気信号を伝達できる柔軟性のある導体であるフレキ部材としてもよい。このようにすれば、第1の基板40と第2の基板50の配置をバスバー60の形状または硬さに関わらず変更することが可能である。つまり、設計の自由度をより向上させることができる。
・第1および第2の実施形態において、モータ装置は、電動パワーステアリング装置の駆動源だけでなく、他の車載装置に適用してもよい。また、車両用途に限らない。
10…モータ装置、11…制御装置、20…モータケース、21…モータ、22…ステータ、23…ロータ、24…回転軸、25,26…ベアリング、27…磁石、30…ヒートシンク、31…ボルト、40…第1の基板、41…磁気センサ、42…第1の演算回路、43…コネクタ、50…第2の基板、51…第2の演算回路、60…通信経路としてのバスバー、61…冗長用のバスバー、65…バスバモジュール。

Claims (5)

  1. モータと、前記モータを制御する制御装置とが一体的に設けられてなるモータ装置において、
    前記制御装置は、前記モータの制御に使用される物理量を検出する複数センサにより生成される電気信号を同一の通信方式に対応する電気信号に変換する第1の演算回路を備えた第1の基板と、
    前記第1の演算回路より変換された電気信号を使用して前記モータを制御するための信号を演算する第2の演算回路を備えた第2の基板と、
    前記第1の演算回路と前記第2の演算回路との間の通信経路として機能する接続部材とを有し、
    前記第1の基板は前記モータの回転軸と直交するように、前記第2の基板は前記第1の基板と前記モータとの間において前記回転軸の軸方向に沿うように設けられ、前記第1の基板と前記第2の基板のそれぞれの端部が前記接続部材にて接続されているモータ装置。
  2. 請求項1に記載のモータ装置において、
    前記同一の通信方式としてシリアル通信方式が採用されることを前提として、
    前記複数センサにより生成される電気信号はアナログ信号を含み、前記第1の演算回路は、前記アナログ信号を、前記通信方式に対応する電気信号としてデジタル信号に変換するモータ装置。
  3. 前記モータの回転軸の端部に設けられた磁石と、
    前記第1の基板に設けられて前記磁石の回転に応じた電気信号を生成する磁気センサとを有し、
    前記磁気センサは前記回転軸の軸方向において前記磁石と対向するように設けられている請求項1または請求項2に記載のモータ装置。
  4. 前記第1の演算回路と前記第2の演算回路とを接続する冗長用の接続部材を有している請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
  5. 前記モータは、電動パワーステアリング装置の駆動源である請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のモータ装置。
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