JP2017175357A - 通信システム及び電子キー起動方法 - Google Patents

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【課題】操作の利便性を確保することができる通信システム及び電子キー起動方法を提供する。【解決手段】ウェアラブルデバイス30に、LF帯の電波を送信可能なアンテナ部32を設け、ウェアラブルデバイス30で規定操作があったとき、電子キー2を起動させるための起動電波S1をアンテナ部32からLF送信する。待機状態となっている電子キー2は、ウェアラブルデバイス30から起動電波S1を受信すると、これをトリガにして起動状態に切り替わる。これにより、電子キー2とウェアラブルデバイス30とがブルートゥース通信が可能な状態となり、ウェアラブルデバイス30を通じたキー操作が可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、ウェアラブルデバイスを通じて電子キーを作動させて、電子キーの通信対象を制御する通信システム及び電子キー起動方法に関する。
近年、人体に装着できるコンピュータの一種として、ウェアラブルデバイスが開発されている。そして、この種のウェアラブルデバイスで車両機器を制御する技術が周知である(特許文献1等参照)。このシステムの場合、電子キーをわざわざ取り出さなくとも車両を制御することが可能となるので、ユーザの利便性がよくなる。
特開2015−216634号公報
ところで、ウェアラブルデバイスで車両を作動させるにあたり、例えばウェアラブルデバイスと電子キーとをブルートゥース等で接続させ、この通信を経て、電子キーから車両に電波送信することにより、車両を制御するシステムが検討されている。この構成の場合、ウェアラブルデバイスを電子キーに通信接続するにあたり、電子キーを起動状態に切り替えておく必要がある。しかし、電子キーは使用されない間、待機状態をとっているので、ウェアラブルデバイスで車両を作動させるとき、わざわざ電子キーを取り出して起動状態に切り替える操作をしなくてはならず、これが面倒であった。
本発明の目的は、操作の利便性を確保することができる通信システム及び電子キー起動方法を提供することにある。
前記問題点を解決する通信システムは、電子キーの通信対象と当該電子キーとの間で無線により行われるID照合に基づき前記通信対象が作動される電子キーシステムを、前記電子キーとは別の端末によって当該電子キーを作動させることにより制御可能とする構成において、前記端末に設けられ、当該端末において行われる規定操作を検出する操作検出部と、前記規定操作が検出されたとき、待機状態の前記電子キーを起動させる起動電波を前記端末から前記電子キーに向けて送信する送信処理部とを備え、前記端末は、前記通信対象の機器を制御するための制御信号を、起動後の前記電子キーに送信することにより、当該電子キーを通じて前記電子キーシステムを作動させる。
本構成によれば、電子キーとは別の端末で電子キーシステムを作動させるとき、端末を規定操作すれば、端末から起動電波が送信され、この起動電波によって電子キーが起動状態に切り替えられる。これにより、電子キーをわざわざ鞄などから取り出さなくても電子キーを起動状態に切り替えて、電子キーシステム3を作動させることが可能となるので、利便性を確保することが可能となる。
前記通信システムにおいて、前記端末は、人体に装着可能なウェアラブルデバイスであることが好ましい。この構成によれば、人体に身に付けたウェアラブルデバイスを単に規定操作するだけで、電子キーを簡易に起動状態に切り替えることが可能となる。
前記通信システムにおいて、前記電子キーは、前記端末から制御信号を受信すると、自身に設けられた操作部が操作された際の電波送信のときと同じ送信部から、電波送信を実行することが好ましい。この構成によれば、端末を操作して電子キーを通じ通信対象を作動させるとき、既存の電子キーシステムを利用することが可能となるので、新たな構成を付加する必要がない。
前記通信システムにおいて、前記端末が送信する起動電波は、前記電子キーシステムの通信において前記通信対象が当該電子キーを起動させるために送信する起動電波と同じものであることが好ましい。この構成によれば、電子キーの構造に変更を加えることなく、端末からの電波をトリガにして、待機状態の電子キーを起動状態に切り替えることが可能となる。
前記通信システムにおいて、前記電子キー及び端末は、前記電子キーの起動後、ブルートゥースを介して通信することが好ましい。この構成によれば、電子キー及び端末が通信するにあたり、ブルートゥース通信のBLE等を使用することが可能となるので、電子キー及び端末の通信に要する消費電力を少なく抑えることが可能となる。
前記問題点を解決する電子キー起動方法は、前記通信システムにおいて、電子キーの通信対象と当該電子キーとの間で無線により行われるID照合に基づき前記通信対象が作動される電子キーシステムを、前記電子キーとは別の端末によって当該電子キーを作動させて制御するときに、待機状態の当該電子キーを起動させる方法であって、前記端末において行われる規定操作を、当該端末に設けられた操作検出部で検出するステップと、前記規定操作が検出されたとき、待機状態の前記電子キーを起動させる起動電波を前記端末から前記電子キーに向けて送信するステップと、前記起動電波を前記電子キーが受信したとき、当該起動電波を基に前記電子キーが起動状態に切り替わるステップと、前記端末から送信された制御信号を起動状態の前記電子キーが受信することを契機に、当該制御信号に基づく態様で前記電子キーシステムを作動させるステップとを備えた。
本発明によれば、操作の利便性を確保することができる。
一実施形態の通信システムの構成図。 ウェアラブルデバイスを規定操作したときの概要図。 ウェアラブルデバイスから電子キーに起動電波が送信されたときの概要図。 ウェアラブルデバイスで電子キーシステムを作動させるときの概要図。 電子キー起動方法の流れを示すフローチャート。
以下、通信システム及び電子キー起動方法の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、電子キー2と無線によりID照合を行う電子キーシステム3を備える。電子キー2には、キー固有のIDとして電子キーIDが書き込み保存されている。本例の電子キーシステム3は、車両1からの通信を契機に狭域通信を通じて電子キー2とID照合を実施するキー操作フリーシステムである。一般に、キー操作フリーシステムで実施されるID照合を「スマート照合」といい、その通信を「スマート通信」という。
車両1は、ID照合(スマート照合)を行う照合ECU(Electronic Control Unit)4と、車載電装品の電源や駆動を管理するボディECU5と、エンジン7を制御するエンジンECU6とを備える。これらECUは、車内の通信線8を通じて電気接続されている。通信線8は、例えばCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)からなる。照合ECU4には、車両1に登録された電子キー2の電子キーIDがメモリ(図示略)に書き込み保存されている。車両1は、室外に電波を送信する室外送信機9と、室内に電波を送信する室内送信機10と、車両1において電波を受信する電波受信機11とを備える。室外送信機9及び室内送信機10は、例えばLF(Low Frequency)帯の電波を送信する。電波受信機11は、例えばUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する。すなわち、本例の電子キーシステム3は、LF−UHFの双方向通信となっている。ボディECU5は、車両ドアに設けられたドアロック機構12の作動を制御することにより、車両ドアの施解錠を切り替える。
電子キー2は、電子キー2の動作を制御するキー制御部15と、電子キー2において電波受信を可能とする受信部16と、電子キー2において電波送信を可能とする送信部17とを備える。キー制御部15には、キー固有のIDとして電子キーIDがメモリ(図示略)に書き込み保存されている。受信部16は、例えばLF電波を受信する。送信部17は、例えばUHF電波を送信する。
室外送信機9からLF電波によって定期送信されるウェイク信号Swkの通信エリアに電子キー2が進入して、電子キー2がウェイク信号Swkを受信すると、電子キー2が起動し、この応答としてアック信号Sackを車両1にUHF送信する。車両1がウェイク信号Swkの送信後に電子キー2からアック信号Sackを受信して、これらの間で通信(室外スマート通信)が確立すると、LF−UHFの双方向通信によるスマート照合(室外スマート照合)が開始される。スマート照合には、車両1が持つ固有の車両コードを認証する車両コード照合と、暗号鍵(認証鍵)を使用したチャレンジレスポンス認証と、電子キーIDを認証する電子キーID照合とが含まれる。照合ECU4は、車外に位置する電子キー2との間で、これら照合や認証の全てが成立するか否かを確認し、照合や認証が全て成立すれば、車両ドアの施解を許可又は実行する。
照合ECU4は、電子キー2が室内送信機10の通信エリアに進入して通信(室内スマート通信)が確立すると、室外のときと同様のスマート照合(室内スマート照合)を実行する。照合ECU4は、室内スマート照合のときと同様に、車内に位置する電子キー2との間で、前述の各種照合や認証の全てが成立するか否かを確認し、照合や認証が全て成立すれば、車両電源の遷移操作(例えばエンジン始動操作)を許可する。
電子キーシステム3は、電子キー2からの通信を契機にID照合(ワイヤレス照合)の通信を行うワイヤレスキーシステムとしても作動する。すなわち、電子キー2に設けられた操作部2aが操作されたとき、その操作部2aに応じた作動要求Suを送信部17からUHF送信する。操作部2aには、車両ドア用のロックボタンやアンロックボタン等がある。作動要求Suは、電子キーIDと、操作された操作部2aに応じた作動コマンドとを含む。照合ECU4は、作動要求Suを受信すると、これに含まれる電子キーIDを照合し、照合が成立すれば、操作コマンドに応じた作動(ドアロックの施解錠等)を実行する。
電子キーシステム3は、電子キー2とは別の端末20によって電子キーシステム3を作動させる通信機能(通信システム21)を備える。通信システム21は、スマート照合により電子キー2を認証する電子キーシステム3を、端末20によって電子キー2を作動させることより制御可能となっている。すなわち、端末20は、通信対象22(本例は車両1:以下同様)の機器23(本例はドアロック機構12やエンジン7)を制御するための制御信号Stを電子キー2に送信することにより、電子キー2を通じて電子キーシステム3を作動させる。端末20は、人体に装着可能なウェアラブルデバイス30であることが好ましい。また、電子キー2及び端末20(ウェアラブルデバイス30)は、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)を介して通信することが好ましい。
ウェアラブルデバイス30は、ウェアラブルデバイス30の作動を制御するデバイス制御部31を備える。デバイス制御部31は、ウェアラブルデバイス30において各種演算をしたり、ウェアラブルデバイス30に配設された画面の表示処理をしたりする。また、デバイス制御部31には、狭域無線用(本例はLF電波送信用)のアンテナ部32が接続されている。すなわち、本例のウェアラブルデバイス30は、電子キー2との間でブルートゥース通信が可能であることのみならず、アンテナ部32から電子キー2にLF電波を送信可能となっている。アンテナ部32が送信するLF電波は、例えば125kHz又は134kHzの周波数であることが好ましい。
電子キー2は、ウェアラブルデバイス30との無線通信を実行する通信機能部35を備える。通信機能部35は、キー制御部15に設けられている。通信機能部35は、電子キー2に設けられた通信部35aを介して、ウェアラブルデバイス30とブルートゥース通信を実行する。なお、ブルートゥース通信は、BLE(Bluetooth Low Energy)であることが好ましい。
通信システム21は、端末20において行われる規定操作を検出する操作検出部36を備える。操作検出部36は、ウェアラブルデバイス30に設けられ、検出信号Svをデバイス制御部31に出力する。本例の場合、規定操作は、例えばウェアラブルデバイス30に設けられたスイッチ(メカスイッチや画面上のスイッチなど)を操作することや、ウェアラブルデバイス30に特定の動きを与えるジェスチャー操作であることが好ましい。操作検出部36は、スイッチ操作や動き操作を検出できるものであれば、種々のスイッチやセンサが採用可能である。
通信システム21は、ウェアラブルデバイス30で規定操作が検出されたときに、待機状態の電子キー2を起動させる起動電波S1を電子キー2に向けて送信可能な送信処理部37を備える。送信処理部37は、デバイス制御部31に設けられている。端末20が送信する起動電波S1は、電子キーシステム3の通信において通信対象22(本例は車両1)が電子キー2を起動させるために送信する起動電波(本例はウェイク信号Swk)と同じものであることが好ましい。送信処理部37は、起動電波S1をアンテナ部32から無線送信し、起動電波S1によって電子キー2を起動状態に切り替える。
次に、図2〜図5を用いて、通信システム21の作用及び効果を説明する。
図2に示すように、待機状態の電子キー2を起動状態に切り替えるべく、ウェアラブルデバイス30が規定操作(スイッチ操作やジェスチャー操作)されたとする。これは、例えば電子キー2が鞄などに収納されていて、電子キー2を鞄などから取り出さなくとも、待機状態の電子キー2を起動状態に切り替えるニーズに対応するためである。このとき、操作検出部36は、ウェアラブルデバイス30に付与された規定操作を検出し、これを検出信号Svとしてデバイス制御部31に出力する。
送信処理部37は、実施された規定操作が、予めウェアラブルデバイス30に登録された規定操作と一致することを確認すると、電子キー2の起動させるための起動電波S1をLF送信する。すなわち、ウェアラブルデバイス30において規定のスイッチ操作が行われたり、予めウェアラブルデバイス30に登録された規定のジェスチャー操作が行われたりしたことが確認されると、起動電波S1の送信を実施する。本例の起動電波S1は、スマート通信において車両1から送信されるウェイク信号Swkと同一の電波となっている。送信処理部37は、起動電波S1(ウェイク信号Swk)を例えば一定時間、送信する。このとき、ウェアラブルデバイス30を電子キー2に近づけるような操作をすると、起動電波S1が電子キー2に届き易い。
図3に示すように、電子キー2は、ウェアラブルデバイス30から送信された起動電波S1を受信すると、それまでの待機状態から起動状態に切り替わる。なお、待機状態は、起動に切り替わるのを待つスリープ状態である。また、起動状態は、電子キー2において種々の機能を全て実行できる状態をいう。起動状態となった電子キー2は、ウェアラブルデバイス30とのブルートゥース通信が可能となり、一定時間の間、BLE接続可能状態をとる。このとき、電子キー2及びウェアラブルデバイス30のマスタ側がスキャン城状態をとり、スレーブ側がアドバタイジング状態をとることにより、両者がブルートゥース通信可能となる。このように、電子キー2とウェアラブルデバイス30とがBLE接続状態となると、ウェアラブルデバイス30を通じたキー操作が可能となる。
図4に示すように、電子キー2及びウェアラブルデバイス30がBLE接続状態となった後、ウェアラブルデバイス30でキー操作がされたとする。このキー操作としては、例えば車両1の離れた位置から車両ドアを施解錠する操作や、車両1に設けられたパワースライドドアを開閉する操作や、車両電源の遷移操作(エンジン始動操作)などが挙げられる。ウェアラブルデバイス30は、キー操作されたことを検出すると、同操作に応じた制御信号Stを、BLEを通じて電子キー2に送信する。
電子キー2は、キー操作に応じた制御信号Stを通信部35aで受信すると、制御信号Stに基づく作動要求Suを、電子キーシステム3の通信網を通じて車両1に送信する。このとき、電子キー2は、自身に設けられた操作部2aが操作された際の電波送信のときと同じ送信部17から、作動要求Suを送信する。なお、作動要求Suは、UHF電波となっているので、例えば10m程度先まで届く。車両1は、電子キー2から送信された作動要求Suを受信すると、電子キーIDが正しいことを条件に、作動要求Suに含まれる作動コマンドに応じた機器23を作動させる。
図5に、待機状態の電子キー2がウェアラブルデバイス30によって起動状態に切り替えられるまでの処理の流れを図示する。ステップ101において、ウェアラブルデバイス30は、ウェアラブルデバイス30において行われる規定操作を、自身に設けられた操作検出部36で検出する。
ステップ102において、ウェアラブルデバイス30(送信処理部37)は、ウェアラブルデバイス30において規定操作が検出されたとき、待機状態の電子キー2を起動させる起動電波S1を電子キー2に向けてLF送信する。LFの起動電波S1は、例えばウェアラブルデバイス30の周囲1m程度の範囲に形成されることが好ましい。
ステップ103において、電子キー2は、ウェアラブルデバイス30から起動電波S1を受信すると、これまでの待機状態から起動状態に切り替わる。
ステップ104において、電子キーシステム3は、ウェアラブルデバイス30から送信される制御信号Stに基づく作動を実行する。すなわち、ウェアラブルデバイス30から送信された制御信号Stを起動状態の電子キー2が受信することを契機に、制御信号Stに基づく態様で電子キーシステム3が作動する。これにより、ウェアラブルデバイス30を操作することで、車両ドアの施解錠を行ったり、エンジン7を始動させたりすることが可能となる。
ところで、ウェアラブルデバイス30で電子キーシステム3を作動させるとき、電子キー2及びウェアラブルデバイス30をブルートゥース接続するには、両者を通信接続可能状態にする必要がある。すなわち、ブルートゥース通信を行うに先立って、電子キー2を起動状態に切り替えておく必要がある。本例の場合、ウェアラブルデバイス30を規定操作すれば、ウェアラブルデバイス30からLFの起動電波S1が送信され、この起動電波S1によって電子キー2が起動状態に切り替えられる。これにより、電子キー2をわざわざ鞄などから取り出さなくても電子キー2を起動状態に切り替えることが可能となるので、利便性を確保することができる。
端末20は、人体に装着可能なウェアラブルデバイス30である。よって、人体に身に付けたウェアラブルデバイス30を単に規定操作するだけで、電子キー2を簡易に起動状態に切り替えることができる。
電子キー2は、ウェアラブルデバイス30から制御信号Stを受信すると、自身に設けられた操作部2aが操作された際の電波送信のときと同じ送信部17から、電波送信を実行する。よって、ウェアラブルデバイス30を操作して電子キー2を通じ車両1を作動させるとき、既存の電子キーシステム3を利用することが可能となるので、新たな構成を付加する必要がない。
ウェアラブルデバイス30が電子キー2に送信する起動電波S1は、電子キーシステム3の通信において車両1が電子キー2に送信する起動電波(ウェイク信号Swk)と同じものである。よって、電子キー2の構造に変更を加えることなく、ウェアラブルデバイス30からの電波をトリガにして、待機状態の電子キー2を起動状態に切り替えることができる。
電子キー2及びウェアラブルデバイス30は、電子キー2の起動後、ブルートゥースを介して通信する。よって、電子キー2及びウェアラブルデバイス30が通信するにあたり、ブルートゥース通信のBLEを使用することが可能となるので、電子キー2及びウェアラブルデバイス30の通信に要する消費電力を少なく抑えることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・起動電波S1は、LF電波に限定されず、他の周波数の電波に変更してもよい。
・起動電波S1は、ウェイク信号Swkに相当するものに限定されず、電子キー2の起動のトリガとなり得るものであれば、他の電波に変更してもよい。
・ウェアラブルデバイス30で作動できる車両ドアは、例えばトランク(ラッゲージドア)としてもよい。
・ウェアラブルデバイス30で実行可能なキー操作な、車両ドアの施解錠や電源遷移操作に限らず、車両制御に関わるものであれば、他に変更可能である。
・電子キーシステム3で使用する電波の周波数は、LFやUHF以外の他の周波数に変更してもよい。
・電子キーシステム3の通信は、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)などの種々の規格を使用することができる。
・電子キーシステム3は、スマート通信のシステムに限定されず、通信対象22からの通信を契機にID照合の通信が実行されるシステムであればよい。
・電子キーシステム3は、車内外で異なる送信機(室外送信機9、室内送信機10)を有する構成に限定されず、例えば車内外共用の送信機を持つ構成としてもよい。
・ウェアラブルデバイス30で電子キーシステム3を作動させるとき、車両1及び電子キー2の2者間は、ワイヤレスキーシステムで作動することに限定されない。例えば、ブルートゥース通信や赤外線通信などの他の通信を使用する態様をとってもよい。
・電子キー2は、例えば高機能携帯電話などの他の端末に変更してもよい。
・端末20は、ウェアラブルデバイス30に限定されず、電子キー2以外の端末であればよい。
・通信対象22は、車両1に限定されず、例えば住宅など、種々の対象に変更可能である。すなわち、本例の通信システム21は、種々の機器や装置に適用可能である。
1…通信対象の一例である車両、2…電子キー、2a…操作部、3…電子キーシステム、17…電子キーの送信部、20…端末、21…通信システム、30…端末の一例であるウェアラブルデバイス、36…操作検出部、37…送信処理部、S1…起動電波、St…制御信号、Su…作動要求。

Claims (6)

  1. 電子キーの通信対象と当該電子キーとの間で無線により行われるID照合に基づき前記通信対象が作動される電子キーシステムを、前記電子キーとは別の端末によって当該電子キーを作動させることにより制御可能とする通信システムにおいて、
    前記端末に設けられ、当該端末において行われる規定操作を検出する操作検出部と、
    前記規定操作が検出されたとき、待機状態の前記電子キーを起動させる起動電波を前記端末から前記電子キーに向けて送信する送信処理部とを備え、
    前記端末は、前記通信対象の機器を制御するための制御信号を、起動後の前記電子キーに送信することにより、当該電子キーを通じて前記電子キーシステムを作動させる
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記端末は、人体に装着可能なウェアラブルデバイスである
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記電子キーは、前記端末から制御信号を受信すると、自身に設けられた操作部が操作された際の電波送信のときと同じ送信部から、電波送信を実行する
    請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記端末が送信する起動電波は、前記電子キーシステムの通信において前記通信対象が当該電子キーを起動させるために送信する起動電波と同じものである
    請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の通信システム。
  5. 前記電子キー及び端末は、前記電子キーの起動後、ブルートゥースを介して通信する
    請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 電子キーの通信対象と当該電子キーとの間で無線により行われるID照合に基づき前記通信対象が作動される電子キーシステムを、前記電子キーとは別の端末によって当該電子キーを作動させて制御するときに、待機状態の当該電子キーを起動させる電子キー起動方法であって、
    前記端末において行われる規定操作を、当該端末に設けられた操作検出部で検出するステップと、
    前記規定操作が検出されたとき、待機状態の前記電子キーを起動させる起動電波を前記端末から前記電子キーに向けて送信するステップと、
    前記起動電波を前記電子キーが受信したとき、当該起動電波を基に前記電子キーが起動状態に切り替わるステップと、
    前記端末から送信された制御信号を起動状態の前記電子キーが受信することを契機に、当該制御信号に基づく態様で前記電子キーシステムを作動させるステップと
    を備えたことを特徴とする電子キー起動方法。
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