JP2017175187A - 原稿読取装置及び原稿読取方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿読取装置において、簡素な構成でゴミの影響を低減したシェーディング補正を行う。【解決手段】光源、基準色の対向部材、対向部材に対して光源から照射された光の反射光の輝度値をラインごとに測定するラインセンサ、測定された反射光の輝度値に基づいてラインを構成する画素ごとに求められたシェーディング補正値を用いてシェーディング補正を行うシェーディング補正部を有する原稿読取装置が提供される。輝度値が所定の範囲内にある領域の数が所定数以上である場合に、原稿の読取を完了してから次の原稿を読取るまでの期間に測定された輝度値の平均値によってシェーディング補正を行う。【選択図】図5
Description
本発明は、原稿の画像を読取る原稿読取装置及び方法に関する。
従来、画像形成装置に設けられた自動原稿読取装置等の原稿読取装置においては、原稿搬送装置によって搬送される複数の原稿を連続して読取る(以下、流し読みと記載する)ことが行われている。流し読みにおいては、原稿読取装置の所定位置(以下、流し読み位置と記載する)に固定されたイメージセンサが、搬送される原稿を読取る。
このような原稿読取装置においては、イメージセンサの感度むらやレンズ透過光量のばらつき、照明系、光学系の照度むら、主走査方向の光量分布などの要因により、イメージセンサの出力が必ずしも一定かつ均一な値とはならない。そこで、このような感度むら等を補正するために、シェーディング補正が行われている。
シェーディング補正では、基準色の対向部材を読取り、読み取った基準色のデータからシェーディング補正値を算出する。なお、通常は基準色として白が用いられ、光源として白色光源が用いられる。その後、読み取った画像データの各画素に対して、シェーディング補正値を用いて画像の補正を行う。この際、従来の原稿読取装置では、流し読みを行う場合には、1枚目の原稿を読取る前にシェーディング補正値を求め、すべての原稿の読取りが終了するまで、この算出された補正値をそのまま使用している。
しかし、光源として使用される白色キセノンランプなどの希ガス蛍光体ランプやLEDなどは、一般に、点灯開始から時間の経過に伴って光量が徐々に低下していく。また、イメージセンサに用いられているコンタクトイメージセンサ(Contact Image Sensor、以下CISと記載する)は、長時間画像の読取りを行っていると熱が発生する。この時、レンズとセンサの熱膨張係数の違いから、レンズとセンサの位置関係にずれが生じ、レンズ透過光量に変化が生じる。
このように、流し読みで連続的に大量の原稿を読取る際には、読取り開始前にシェーディング補正値を算出した後に、照明系の照度むらやレンズ透過量が変化してしまう。従って、原稿の読取り開始前に算出したシェーディング補正値を固定値として用いた場合、正確なシェーディング補正を実施することができずに画質を損なう場合もある。
以上のことから、流し読みを行っている間にシェーディング補正値を求めるための方法が提案されている。
第1の方法として、流し読み位置の背景を白色対向部材とし、流し読みの途中で原稿の読取りを行っていない期間に、流し読み位置で白色対向部材を読み取ってシェーディング補正値を算出する方法が挙げられる。
第1の方法として、流し読み位置の背景を白色対向部材とし、流し読みの途中で原稿の読取りを行っていない期間に、流し読み位置で白色対向部材を読み取ってシェーディング補正値を算出する方法が挙げられる。
また、第2の方法としては、特許文献1に示されるように、ローラ形状の白色対向部材である白色ローラを読取部の原稿読取り位置の後方に配置し、流し読みの途中で回転している白色ローラを読み取ってシェーディング補正値を算出する方法が挙げられる。この際、白色ローラの1周分以上の範囲を読取ることで白色ローラの全周を読取り、最も汚れの少ない部分でシェーディング補正値を算出する。その結果、イメージセンサを移動させることなく、ゴミの影響を小さく抑えたシェーディング補正が実現される。
第1の方法では、読取位置を移動させずに、白色対向部材の読取りを行うことができるという利点がある。そのため、流し読みの途中で原稿を読み取っていない期間に白色対向部材の読取りを行うことで、流し読みを止めることなくシェーディング補正条件としてシェーディング補正値の算出を行うことができる。しかし、この方法では、白色対向部材は原稿の搬送路上に露出しているので、搬送中の原稿から紙粉や埃、付箋の糊などが白色対向部材上に付着する可能性がある。そのため、基準となる正確な白基準データを読取ることができず、正しいシェーディング補正値が算出できない場合もある。
第2の方法では、イメージセンサを移動させることなくゴミの影響を低減したシェーディング補正値を算出することができる。しかし、この方法では、原稿読取り位置の背後にローラを配置する必要があり、またローラを回転させるための駆動機構も必要となる。そのため、原稿読取装置本体が大型化、高コスト化するという問題がある。
そこで、本発明は、流し読みの途中にシェーディング補正条件を更新することを可能とすることを目的とする。さらに、複数の原稿間で読み取られた複数の基準データに基づきシェーディング補正条件を算出することで、ゴミの影響を低減することをも目的とする。
そこで、本発明は、流し読みの途中にシェーディング補正条件を更新することを可能とすることを目的とする。さらに、複数の原稿間で読み取られた複数の基準データに基づきシェーディング補正条件を算出することで、ゴミの影響を低減することをも目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明による原稿読取装置は、原稿が載置される原稿トレイと、前記原稿トレイの上の原稿を、搬送路にそって読取位置に搬送する搬送手段と、搬送路の読取位置に設けられた基準対向部材と、原稿を読取る読取手段と、前記読取手段が前記原稿を読取ることにより得られた画像データに対して、シェーディング補正条件を用いてシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、前記読取手段が前記基準対向部材を読取ることにより得られた基準データから前記シェーディング補正条件を算出する算出手段と、を有し、前記読取手段は、前記搬送手段によって搬送される第1の原稿が前記読取位置を通過した時から前記第1の原稿の次の原稿が前記搬送手段によって前記読取位置に搬送される時までの期間で前記基準対向部材を読取り、前記算出手段は、複数の前記原稿間から得られた複数の基準データに基づき前記シェーディング補正条件を算出することを特徴とする。
本発明によれば、流し読みの途中にシェーディング補正条件を更新することが可能となる。さらに、複数の原稿間で読み取られた複数の基準データに基づきシェーディング補正条件を算出するので、ゴミの影響を低減することができる。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態における原稿読取装置を説明する。図1において、原稿読取装置1は、原稿を読取るための読取部である原稿読取部100と、原稿読取部100に原稿を搬送する自動原稿搬送部(Auto Document Feeder、以下ADFと記載する)200とを有する。また、この実施形態では、シェーディング補正条件を求めるための基準色を白として、白色の対向部材を用いている。
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態における原稿読取装置を説明する。図1において、原稿読取装置1は、原稿を読取るための読取部である原稿読取部100と、原稿読取部100に原稿を搬送する自動原稿搬送部(Auto Document Feeder、以下ADFと記載する)200とを有する。また、この実施形態では、シェーディング補正条件を求めるための基準色を白として、白色の対向部材を用いている。
原稿読取部100は、原稿台101、表面流し読みガラス102、基準対向部材としての白色対向部材103、表面読取部104を有する。表面流し読みガラス102は、白色対向部材103と一体になっている。ADF200は、原稿読取部100の上面奥側に設けられた開閉ヒンジ110a、110bにより開閉自在となるように原稿読取部100に接続されている。ADF200は、1枚以上の原稿シートが含まれる原稿束が積載される原稿トレイ201、白色対向部材202、裏面流し読みガラス203、及び圧板対向部材204を有する。なお、白色対向部材202は、裏面流し読みガラス203と一体とされている。
<原稿読取部100の構成例>
以下、原稿読取部100の詳細を説明する。
図2に、本実施形態の原稿読取装置1の断面図を示す。原稿読取部100は、読取移動ガイド109、白基準部材111を有する。
原稿台ガラス101に載置された原稿を読取る場合、原稿読取部100は、内蔵する光学モータを用い、表面読取部104を読取移動ガイド109に沿って移動させながら原稿表面の読取りを行う。この際、原稿読取部100は、原稿台ガラス101上に載置された原稿表面を、領域から構成される所定範囲ずつ読取る。
以下、原稿読取部100の詳細を説明する。
図2に、本実施形態の原稿読取装置1の断面図を示す。原稿読取部100は、読取移動ガイド109、白基準部材111を有する。
原稿台ガラス101に載置された原稿を読取る場合、原稿読取部100は、内蔵する光学モータを用い、表面読取部104を読取移動ガイド109に沿って移動させながら原稿表面の読取りを行う。この際、原稿読取部100は、原稿台ガラス101上に載置された原稿表面を、領域から構成される所定範囲ずつ読取る。
この実施形態では、原稿読取部100は、原稿読取部100の移動方向に移動しながら、ラインごとに読取りを行う。ここで原稿読取部100の移動方向を副走査方向とし、該副走査方向と直交する方向を主走査方向とする。主走査方向は読取部において画素が配列されている方向に相当する。
<ADF200の構成例>
ADF200は、図2に示されるように、1枚以上の原稿シートで構成される原稿束がその上に積載される原稿トレイ201、ピックアップローラ205、原稿の有無を検知する原稿有無センサ206、及び分離ローラ対207a、207bを有する。
ADF200は、図2に示されるように、1枚以上の原稿シートで構成される原稿束がその上に積載される原稿トレイ201、ピックアップローラ205、原稿の有無を検知する原稿有無センサ206、及び分離ローラ対207a、207bを有する。
原稿搬送時には、原稿トレイ201に積載された原稿束に接触するまでピックアップローラ205を降下させて回転させることにより、原稿束の最上面の原稿が搬送される。ピックアップローラ205によって搬送された原稿は、分離ローラ対207a、207bの作用によって最上面の一枚が分離・搬送される。この分離は公知の分離技術によって実現されている。
分離ローラ対207a、207bによって分離された原稿は、レジストローラ対209a、209bへと搬送されて突き当てられる。突き当てられた原稿は、その先端部分がループ状にたわみ、これにより原稿搬送における斜行が解消される。
レジストローラ対209a、209bの下流側には、レジストローラ対209a、209bを通過した原稿を表面流し読みガラス102方向へ搬送する搬送路が配置されている。搬送路に送られた原稿は、リード上流ローラ対210a、210bによって両面読取位置に搬送される。
表面読取りの場合、表面流し読みガラス102と裏面流し読みガラス203の間を通過する原稿は、裏面流し読みガラス203と一体となった白色対向部材202の下である読取位置を通過する。この際、表面流し読みガラス102の下方に設けられたLED105、106から光が照射される。ラインセンサ108は、読取位置上の原稿の表面レンズ107を通してその反射光を読み取って原稿の表面画像を読取る。
両面読取りの場合、原稿の表面に対しては、上述したように表面読取部104での読取りが行われる。原稿の裏面に対しては、表面流し読みガラス102と一体となった白色対向部材103上を原稿が通過する際に、LED213、214により光が照射される。裏面レンズ215を通してラインセンサ216でその反射光を読取ることで、原稿の裏面画像の読取りが行われる。このように、表面読取り、両面読取りのいずれにおいても、搬送される第1の原稿が読取位置を通過した時から、第1の原稿の次の原稿が読取位置に搬送される時までの期間で、原稿または基準対向部材が読取られる。
リード下流ローラ対217a、217bにより搬送された原稿は排紙ローラ対218a、218bによって排紙トレイ219上に排出される。なお、図2においては、表面読取部104、裏面読取部212にはCISを用いて読取りを行う例を示した。しかし、CISに代えて、レンズやミラーを用いた縮小光学系で構成されるセンサを用いてもよい。
ADFを用いて原稿を読取る場合は、原稿の搬送方向が副走査方向に相当し、この副走査方向に直交する方向が主走査方向となる。主走査方向は読取部において画素が配列されている方向に相当する。
ADFを用いて原稿を読取る場合は、原稿の搬送方向が副走査方向に相当し、この副走査方向に直交する方向が主走査方向となる。主走査方向は読取部において画素が配列されている方向に相当する。
<ブロック図の説明>
図3は、本実施形態の原稿読取装置1の機能ブロック図である。リーダコントローラ300は、中央演算処理装置であるリーダCPU301、リードオンリーメモリであるROM−A302、ランダムアクセスメモリであるRAM−A303を備えている。ROM−A302には、制御プログラムが格納されており、RAM−A303には、入力データや作業用データが格納される。リーダCPU301は、後述するフローに従って制御プログラムを実行する。
図3は、本実施形態の原稿読取装置1の機能ブロック図である。リーダコントローラ300は、中央演算処理装置であるリーダCPU301、リードオンリーメモリであるROM−A302、ランダムアクセスメモリであるRAM−A303を備えている。ROM−A302には、制御プログラムが格納されており、RAM−A303には、入力データや作業用データが格納される。リーダCPU301は、後述するフローに従って制御プログラムを実行する。
リーダCPU301は、原稿搬送機能を実現するために、原稿読取部100に内蔵された光学モータ305及び搬送用の各ローラを駆動させる搬送モータ306を制御する。例えば、レジストローラ対209a、209bについては、その駆動及び停止を切り替えるクラッチ307を介して搬送モータ306を制御する。また、リーダCPU301には、原稿トレイ201に積載された原稿を検知する原稿有無センサ206、原稿搬送路上の原稿端部を検知するレジセンサ208、及びリードセンサ211が接続されている。本実施形態での搬送モータ306はパルスモータであり、リーダCPU301は駆動パルス数を制御することで各モータのパルスを管理している。パルス数は搬送中の原稿の移動量として捉えることができ、リーダCPU301は、原稿搬送中にリードセンサ211がONしてからOFFするまでの搬送モータ306の駆動パルス数を数えることで、搬送中の原稿の長さを検知することができる。
リーダCPU301には、原稿読取機能を実現するために、LED105、106、213、214、及びラインセンサ108、216が接続される。ラインセンサ108、216によって読み取られた画像データに対しては、リーダCPU301の制御により、画像処理部304で各種画像処理が行われる。画像データは、画像処理が行われた後に画像ライン322を介してシステムコントローラ310に送信される。さらに、リーダCPU301は、原稿画像データの先端の基準となる垂直同期信号及び1ラインの画素の先端の基準となる水平同期信号を原稿読取りタイミングに合わせて、通信ライン321を通してシステムコントローラ310へ通知する。
システムコントローラ310は、システムCPU311、ROM−B312、RAM−B313を備えており、リーダCPU301との通信ライン321を介して原稿読取制御に関するデータの授受を行う。画像処理部304で処理された画像データは、画像ライン322を介してシステムコントローラ310内の画像処理部314へ転送され、色の判断などの所定の画像処理を施された後に、画像メモリ315に格納される。システムコントローラ310は、システムCPU311により制御される。また、システムコントローラ310には、操作表示部316が設けられており、ユーザとのインターフェースはこの操作表示部316を介して行われる。
図4は、本実施形態の原稿読取装置の画像処理部304の機能ブロック図である。画像処理部304は、前段画像処理部401、シェーディング補正部402、シェーディングメモリ403、及び後段画像処理部404を備えている。前段画像処理部401は、リーダCPU301の制御の下、ラインセンサ108、216から送られてきた画像データに対してオフセット調整等の処理を実行し、処理された画像データをシェーディング補正部402に送る。
シェーディングメモリ403には、シェーディング補正条件として、各画素のシェーディング補正値Shd(x)が格納される。ここで、xは主走査方向の画素の位置を示す離散値であり、Shd(x)はラインセンサ108、216の各画素に対する補正値を示している。シェーディング補正部402は、前段画像処理部401から送られてきた画像データの各画素に対して、シェーディングメモリ403に保存された、各画素に対応するシェーディング補正値Shd(x)を乗算してシェーディング補正を行う。
シェーディング補正された画像データは、さらに後段画像処理部404によって、各種のフィルタ処理が実行された後に、画像ライン322を介してリーダCPU301によってシステムコントローラへと送信される。
次に、複数の紙間、すなわち、前の原稿の読取り終了から次の原稿の読取り開始までの間隔で白基準データの読取りを行ってシェーディング補正値の算出を行う紙間シェーディングの各実施形態について、図を参照しながら説明する。
この実施形態では、平均値紙間シェーディングにより紙間シェーディングを行う。図5に、平均値紙間シェーディングの説明図を示す。また、図6(a)〜(c)に、搬送中の表面流し読みガラス102、裏面流し読みガラス203と、白色対向部材103、202とにおけるゴミの状態変化説明図を示す。
図5は、表面読取部104、裏面読取部212による読取りタイミングを表しており、読取りタイミング信号の値がHighである区間で原稿の読取りが行われる。図示されるように、タイミング信号が最初にHighとなっている区間で1枚目の原稿が読み取られる。同様に、2回目、3回目..n回目にHighとなっている区間において2枚目、3枚目..n枚目の原稿が読み取られる。原稿の読取り終了から次の原稿読取り開始までの区間(以下紙間と称す)において、白色対向部材103、202の読取りが行われる。
図5において、Ref(x)は、x−1枚目の原稿とx枚目の原稿との間で白色対向部材103、202を読み取った1ライン分の白基準データを示し、色の濃淡は各画素の輝度値を表す。例えば、図中においてRef(n−k)で示される白基準データは、{n−(k+1)}枚目の原稿と(n−k)枚目の原稿との間で読み取られた1ライン分の白基準データを示す。
また、ラインセンサ108、216が、それぞれ、第1画素、第2画素..第j画素の各画素にわたって走査を行うものとして、i番目の画素を添え字iで表す。従って、x−1枚目の原稿とx枚目の原稿との間で白色対向部材103、202を読み取った白基準データRef(x)における第i番目の画素は、Refi(x)として表される。例えば、白基準データRef(n)における1番目の画素はRef1(n)、2番目の画素はRef2(n)..と表される。
図中において、RefAveは、複数の白基準データRef(x)の画素ごとに相加平均を求めて得られる、白基準データの平均値を示す。図6に示すように、流し読み位置上には、白色対向部材103、202や表面流し読みガラス102、裏面流し読みガラス203表面に付着した埃やトナーなどの黒いゴミと、紙粉等の白いゴミが存在する。このようなゴミがあるところでは、読み取られたゴミの色の影響により、白色対向部材103、202を正常に読取ることができない。従って、白色対向部材103、202を読み取って生成した白基準データにおいて、黒いゴミの影響を受けた輝度値の低い画素と、白いゴミの影響を受けた輝度値の高い画素とが出現してしまう。そのため、このような白基準データからではゴミが存在する箇所については適正なシェーディング補正値を求めることはできない。
次に、表面流し読みガラス102及び白色対向部材202上のゴミ状態の変化を説明すると、図6(a)は、ADF200断面における原稿搬送によるゴミ状態の変化の説明図である。図6(b)は、表面読取部104からみた表面流し読みガラス102における原稿搬送によるゴミ状態の変化の説明図である。また、図6(c)は、白色対向部材202における原稿搬送によるゴミの状態変化の説明図である。また、図6(a)〜(c)において、表面流し読みガラス102および白色対向部材202上のゴミは黒塗りの四角、原稿上のゴミは白抜きの四角で示されている。
図6(a)に示すように、白色対向部材202上のゴミは、原稿が表面流し読みガラス102に突入する際にかきとられ、図6(b)に示すように、搬送中の原稿にこすり取られ、あるいは逆にこすりつけられる。そのため、図6(a)〜(c)に示すように、白色対向部材103、202上のゴミの位置は、原稿の読取りが行われるごとに変化していく。よって、図5に示されるように、各紙間で読み取った1ラインごとの白基準データRef(x)において、そのi番目の画素Refi(x)において何回も連続的にゴミが検知される可能性は低い。
平均値紙間シェーディングでは、各画素において、複数の紙間で読み取った所定回数kの白基準データの平均値RefAveを算出する。そのため、ある画素において、読み取った白基準データ数に対して、白ゴミや黒ゴミがある場所で読み取られた白基準データ数が少なくなると、各画素における白基準データの平均値においてこれらのゴミの影響も小さくなる。従って、各画素における白基準データの平均値からシェーディング補正値を求めることができる。
<平均値紙間シェーディング流し読み動作>
次に、平均値紙間シェーディングを適用した流し読み動作について説明する。片面流し読み動作については、裏面のシェーディング補正、原稿読取りを行わないこと以外は、両面流し読み動作と同様であるので、本実施形態では両面流し読み動作について述べる。図7に、本実施形態における平均値紙間シェーディングを適用した流し読み動作のフローチャートを示す。なお、以下の各フローチャートにおけるステップは、特に断りのない限りリーダCPU301が実行する。
次に、平均値紙間シェーディングを適用した流し読み動作について説明する。片面流し読み動作については、裏面のシェーディング補正、原稿読取りを行わないこと以外は、両面流し読み動作と同様であるので、本実施形態では両面流し読み動作について述べる。図7に、本実施形態における平均値紙間シェーディングを適用した流し読み動作のフローチャートを示す。なお、以下の各フローチャートにおけるステップは、特に断りのない限りリーダCPU301が実行する。
流し読みが開始されると、リーダCPU301は、コピーボタンが押下されたか否かを判定する(S101)。コピーボタンが押下された場合(S101:Y)、後述の初期シェーディング補正値算出処理を実施する(S102)。初期シェーディング補正値算出後、リーダCPU301は、給紙を開始し(S103)、一枚目の原稿読取りを開始する(S104)。表面読取部104、裏面読取部212によって読み取られた原稿の画像データは、初期シェーディング補正値算出処理で求めたシェーディング補正値に基づき、シェーディング補正部402によって補正される。
次に、原稿読取り終了後(S105)、読み取った原稿が最終原稿であるか否かを判定し(S106)、最終原稿ではない場合(S106:N)紙間シェーディング補正用の白基準データの読取りを実施する。そのために、リーダCPU301は、シェーディング補正部402によるシェーディング補正を無効化する(S107)。
その後、リーダCPU301は、表面読取部104、裏面読取部212を通じて白色対向部材202、103を読取り(S108)、読み取ったデータを白基準データとしてRAM−A303に格納する。このように、シェーディング補正を無効化した状態で主走査方向に色が均一な白色対向部材103、202を読取ることで、ラインセンサ各画素出力のばらつきを示す白基準データを取得することができる。
リーダCPU301は、シェーディング補正値更新判断を実施するために、読み取ったライン数が所定数P以上であるか否かを判定する(S109)。
読み取ったライン数が所定数P以上である場合(S109:Y)、リーダCPU301は、シェーディング補正値更新処理のために、後述する平均値補正処理を実施する(S110)。平均値補正処理では、これまでに紙間で読み取った白基準データからシェーディング補正値を求めてシェーディング補正値の更新を行う。
シェーディング補正値更新処理を実行した後、リーダCPU301は、シェーディング補正部402によるシェーディング補正を有効化し(S111)、次の原稿の読取りを開始する(S104)。表面読取部104、裏面読取部212によって読み取られた原稿の画像データは、シェーディング補正値更新処理で求めたシェーディング補正値に基づいてシェーディング補正部402によって補正される。
一方、読み取ったライン数が所定数P未満である場合(S109:N)、リーダCPU301は、シェーディング補正値更新処理を実行せずにシェーディング補正部402によるシェーディング補正を有効化する(S111)。そして、リーダCPU301は、次の原稿読取りを開始する(S104)。この場合、表面読取部104、裏面読取部212によって読み取られた原稿の画像データは、初期シェーディング補正値算出処理で求めたシェーディング補正値に基づいてシェーディング補正部402によって補正される。
リーダCPU301は、S106において最終原稿の読取りが終了したと判定されるまで以上の処理を繰り返す。最終原稿読取りを終了したと判定した後(S106:Y)、リーダCPU301は、原稿を排紙して(S112)流し読みを終了する。
<初期シェーディング補正値算出処理>
次に、図7のS102で実行される、流し読み動作の開始時における初期シェーディング補正値算出処理について説明する。図8に、初期シェーディング補正値算出処理のフローチャートを示す。
次に、図7のS102で実行される、流し読み動作の開始時における初期シェーディング補正値算出処理について説明する。図8に、初期シェーディング補正値算出処理のフローチャートを示す。
リーダCPU301は、初期シェーディング値の算出処理の実行を開始し(S201)、前回の流し読み動作の終了時から所定時間が経過したか否かを判定する(S202)。前回の流し読み動作からの経過時間が短い場合、シェーディング値の変化も小さいと推測される。従って、所定時間が経過していない場合(S202:N)、リーダCPU301は、前回の流し読み動作における最終シェーディング補正値をRAM−A303から読みだしてシェーディングメモリ403に格納し(S203)、処理を終了する。その結果、前回の流し読み動作の終了時におけるシェーディング値がそのまま初期シェーディング値として求められる。
経過時間が所定時間以上である場合(S202:Y)、リーダCPU301は、表面読取部104に対して初期シェーディング補正値の算出が行われるか否かを判定する(S204)。表面読取部104に対する初期シェーディング補正値が行われない場合(S204:N)、裏面読取部212における初期シェーディング補正値算出が実行される。この場合、リーダCPU301は、ROM−A302に保存された固定シェーディング補正値を読みだしてシェーディングメモリ403に格納し(S205)、処理を終了する。
表面読取部104に対する初期シェーディング補正値の算出である場合(S204:Y)、リーダCPU301は、表面読取部104を通じて白色対向部材103、202を読取りシェーディング補正値の算出を行う。そのために、リーダCPU301は、シェーディング補正部402によるシェーディング補正を無効化する(S206)。シェーディング補正を無効化した状態で主走査方向に色が均一な白色対向部材103、202を読取ることで、ラインセンサ108及びラインセンサ216の各画素出力のばらつきを示す白基準データを取得することができる。
リーダCPU301は、表面読取部104を待機位置から流し読み位置へと移動を開始させ(S207)、白基準部材111の読取りを行う(S208)。その後、リーダCPU301は、所定ライン数を読み終えたか否かを判定し(S209)、読み終えていない場合(S209:N)には再度S208を実行する。
所定ライン数の読取りが終了した場合(S209:Y)、リーダCPU301は、表面読取部104が流し読み位置に到達したか否かを判定し(S210)、到達していない場合(S210:N)、再度S210を実行する。到達している場合(S210:Y)は、表面読取部104での読取りを停止する(S211)。その後、白基準データとして、読み取った複数ライン分の白基準部材111の各画素の平均値AvePre(x)を求め、以下のとおりシェーディング補正値ShdPre(x)を算出する(S212)。
ShdPre(x)=WhtTrg/AvePre(x) (1)
ただし、WhtTrgは目標白基準値、xは画素の位置を示す離散値である。
リーダCPU301は、算出したシェーディング補正値ShdPre(x)をシェーディングメモリ403に格納し、シェーディング補正を有効に戻して(S213)処理を終了する。
ただし、WhtTrgは目標白基準値、xは画素の位置を示す離散値である。
リーダCPU301は、算出したシェーディング補正値ShdPre(x)をシェーディングメモリ403に格納し、シェーディング補正を有効に戻して(S213)処理を終了する。
<平均値補正処理>
次に、図7のS110で実行されるシェーディング補正値更新処理について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、平均値補正処理では、紙間シェーディング補正値の平均値を算出して補正を行う。
次に、図7のS110で実行されるシェーディング補正値更新処理について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、平均値補正処理では、紙間シェーディング補正値の平均値を算出して補正を行う。
RAM−A303には、図5に示される、ラインごとに読み取られた白基準データRef(n−k)、Ref(n−k+1)...Ref(n)が記憶されている。リーダCPU301は、RAM−A303に保存された白基準データの画素ごとに、輝度の平均値を求める(S301)。次に、この平均値を平均値白基準データRefAve(x)として、以下のとおりシェーディング補正値の算出を行う(S302)。
ShdAve(x)=WhtTgt/RefAve(x) (2)
最後に求めたシェーディング補正値をシェーディングメモリ403に格納して(S303)、平均値補正処理を終了する。
ShdAve(x)=WhtTgt/RefAve(x) (2)
最後に求めたシェーディング補正値をシェーディングメモリ403に格納して(S303)、平均値補正処理を終了する。
以上のように、本実施形態においては、複数の紙間で白基準データの読取りを行い、その画素ごとの平均値からシェーディング補正値を求める。原稿の搬送をする過程で、原稿の搬送により白色対向部材103、202上のゴミが押し流されるため、白基準データの主走査方向のある特定画素に長時間にわたってゴミが存在する可能性は低い。
そのため、ある画素において、読み取った白基準データ数に対してゴミ有白基準データ数が十分に少なければ、ゴミの影響の小さいシェーディング補正値を求めることができる。この際、表面読取部104、裏面読取部212や白色対向部材103、202を移動させるための機構等は不要である。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。第2実施形態では、図9を用いて説明した平均値補正処理に代えて、中央値補正処理を行う。その他の構成は第1実施形態と同様である。中央値補正処理では、紙間シェーディングの中央値により補正値を算出する。そのために、複数の紙間で1ラインごとに白基準データRef(x)の読取りを行い、その各画素Refi(x)における輝度の中央値からシェーディング補正値を求める。原稿読取部100、ADF200の構成、流し読み動作は上述の第1実施形態と同様であるので、シェーディング補正値の算出方法について説明する。
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。第2実施形態では、図9を用いて説明した平均値補正処理に代えて、中央値補正処理を行う。その他の構成は第1実施形態と同様である。中央値補正処理では、紙間シェーディングの中央値により補正値を算出する。そのために、複数の紙間で1ラインごとに白基準データRef(x)の読取りを行い、その各画素Refi(x)における輝度の中央値からシェーディング補正値を求める。原稿読取部100、ADF200の構成、流し読み動作は上述の第1実施形態と同様であるので、シェーディング補正値の算出方法について説明する。
<中央値補正処理>
第2実施形態では、複数の紙間で白基準データの読取りを行い、その中央値からシェーディング補正値を算出する中央値補正処理について説明する。図10に、本実施形態における、中央値補正処理におけるシェーディング補正値算出処理の説明図を示す。
第2実施形態では、複数の紙間で白基準データの読取りを行い、その中央値からシェーディング補正値を算出する中央値補正処理について説明する。図10に、本実施形態における、中央値補正処理におけるシェーディング補正値算出処理の説明図を示す。
図10は、表面読取部104、裏面読取部212による読取りタイミングを表しており、読取りタイミング信号の値がHighである区間で原稿の読取りが行われる。図示されるように、タイミング信号が最初にHighとなっている区間で1枚目の原稿が読み取られる。同様に、2回目、3回目..n回目にHighとなっている区間において2枚目、3枚目..n枚目の原稿が読み取られる。リーダCPU301は、紙間において白色対向部材103、202の読取りを行っている。
図5と同様に、Ref(x)はx−1枚目の原稿とx枚目の原稿との間で白色対向部材103、202を読み取った1ライン分の白基準データを示し、色の濃淡は各画素の輝度値を表す。例えば、図中においてRef(n−k)で示される白基準データは、{n−(k+1)}枚目の原稿と(n−k)枚目の原稿との間で読み取られた1ライン分の白基準データを示す。
中央値補正処理では、紙間で読み取った白基準データを、画素である第1画素、第2画素..第j画素のそれぞれについて輝度順に並び替える。白ゴミ等による輝度の高い画素が図面において左方向となり、黒ゴミ等による輝度の低い画素が図面において右方向となるように並び替えがなされている。
そして、各画素における輝度値の中央値を中央値白基準データとする。この中央値白基準データからシェーディング補正値の算出を行う。そのため、ある画素において、複数の紙間で読み取った白基準データ数に対して、ゴミ有白基準データ数が所定数未満であれば、ゴミの影響のない中央値白基準データから、シェーディング補正値を求めることができる。ゴミ有白基準データは、白ゴミまたは黒ゴミが付着していることから、ゴミが付着していない部位におけるゴミ無白基準データよりも輝度が高いかまたは低くなる。従って、ゴミ有白基準データ数が白基準データの総数の半分未満である場合には、ゴミ有白基準データは中央値とはなり得ない。
この実施形態では、第1実施形態で図7のS110で実行される平均値補正処理に代えて、中央値補正処理を実行し、画素ごとに輝度の中央値を求めて紙間シェーディング補正を行う。中央値補正処理のフローチャートを図11に示す。
RAM−A303には、図5に示される、ラインごとに読み取られた白基準データRef(n−k)、Ref(n−k+1)...Ref(n)が記憶されている。リーダCPU301は、RAM−A303に保存された白基準データの画素ごとに、輝度の中央値を求める(S401)。次に、この中央値を中央値白基準データRefMed(x)として、以下のとおりシェーディング補正値の算出を行う(S402)。
ShdMed(x)=WhtTgt/RefMed(x) (3)
ShdMed(x)=WhtTgt/RefMed(x) (3)
最後に求めたシェーディング補正値をシェーディングメモリ403に格納して(S403)、中央値補正処理を終了する。第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、白基準データの主走査方向のある特定画素に長時間断続的にゴミがとどまる可能性は低い。また、第2実施形態では中央値を用いて紙間シェーディング補正を行っている。従って、ある画素において、読み取った白基準データ数に対して、ゴミの影響の小さいシェーディング補正値を求めることができる。また、第1実施形態と同様に、表面読取部104、裏面読取部212や白色対向部材103、202に移動機構等を設ける必要はない。
特に、白基準データ数に対してゴミ有白基準データ数が半分未満であれば白色対向部材103、202上のゴミが付着していない部位における輝度が中央値として用いられるので、ゴミの影響を抑えたシェーディング補正値を求めることができる。また、ゴミ有白基準データ数が半分未満である場合にはゴミの影響を受けないことから、第1実施形態に比べて、シェーディング補正値を求めるのに必要となる白基準データ数を少なくすることが可能である。さらに、白基準データ数の数が少ないほど、過去の白基準データの影響を小さくできるので、より正確なシェーディング補正値を算出することができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。第3実施形態では、図9を用いて説明した平均値補正処理に代えてゴミ回避シェーディングを用いる。ゴミ回避シェーディングでは、複数の紙間で、白基準データの読取りと流し読み位置上のゴミ検知とを行う。そして、複数の白基準データ中、ゴミの影響のない画素からシェーディング補正値を求める。
以下、本発明の第3実施形態について図面を参照して説明する。第3実施形態では、図9を用いて説明した平均値補正処理に代えてゴミ回避シェーディングを用いる。ゴミ回避シェーディングでは、複数の紙間で、白基準データの読取りと流し読み位置上のゴミ検知とを行う。そして、複数の白基準データ中、ゴミの影響のない画素からシェーディング補正値を求める。
この実施形態では、原稿読取装置1において、流し読み位置上の表面流し読みガラス102、203表面に付着するゴミによる異常画像を補正してゴミ回避シェーディングを行う実施形態について述べる。
<画像処理部1204のブロック図の説明>
図12は、第3実施形態の原稿読取装置1で、画像処理部304に代えて用いられる画像処理部1204の構成例を示すブロック図である。なお、原稿読取部100、ADF200の構成は第1実施形態と同様である。図示されるように、画像処理部1204は、図4に示される画像処理部304と同様に、前段画像処理部401、シェーディング補正部402、シェーディングメモリ403、後段画像処理部404を有する。画像処理部1204は、これらの構成に加えて、固定ゴミメモリ405及びゴミ補正部406をさらに有する。
図12は、第3実施形態の原稿読取装置1で、画像処理部304に代えて用いられる画像処理部1204の構成例を示すブロック図である。なお、原稿読取部100、ADF200の構成は第1実施形態と同様である。図示されるように、画像処理部1204は、図4に示される画像処理部304と同様に、前段画像処理部401、シェーディング補正部402、シェーディングメモリ403、後段画像処理部404を有する。画像処理部1204は、これらの構成に加えて、固定ゴミメモリ405及びゴミ補正部406をさらに有する。
前段画像処理部401は、リーダCPU301の制御の下、ラインセンサ108、216から送られてきた画像データに対してオフセット調整等の処理を実行し、処理された画像データをシェーディング補正部402に送る。
シェーディングメモリ403には、各画素のシェーディング補正値Shd(x)が格納される。ここで、xは主走査方向の画素位置を示す離散値であり、Shd(x)は、ラインセンサ108、216の各画素に対する補正値を示している。
シェーディング補正部402は、前段画像処理部401から送られてきた画像データの各画素に対して、シェーディングメモリ403に保存された、各画素に対応する、シェーディング補正値Shd(x)を掛け合わせることで補正を行っている。シェーディング補正された画像データは、さらにゴミ補正部406に送られる。
ゴミ補正部406は、流し読み位置上の表面流し読みガラス102、203表面に付着したゴミによる筋状の異常画像を補正する。固定ゴミメモリ405には、紙間で白色対向部材103、202から読み取ったゴミ検知基準データが格納される。ゴミ補正部406は、固定ゴミメモリ405から得られたゴミ検知基準データと画像データから、流し読みゴミ検知を行う。この流し読みゴミ検知では、流し読み位置上の表面流し読みガラス102、203表面に付着するゴミの主走査方向位置を検知する。その後、ゴミ補正部406は、ゴミ有と検知された画素を隣接するゴミのない画素の画像データから補間することでゴミ補正を行う。このゴミ検知及びゴミ補正は、公知のゴミ検知技術、ゴミ補正技術によって実現されている。
ゴミ補正が行われた画像データは、さらに後段画像処理部404によって、各種のフィルタ処理が実行された後に、画像ライン322を介してリーダCPU301によってシステムコントローラへと送信される。
<ゴミ回避シェーディング補正値算出処理>
以下、第3実施形態におけるゴミ回避シェーディングについて図を参照しながら説明する。図13は、表面読取部104、裏面読取部212による読取りタイミングを表しており、読取りタイミング信号の値がHighである区間で原稿の読取りが行われる。図示されるように、タイミング信号が最初にHighとなっている区間で1枚目の原稿が読み取られる。同様に、2回目、3回目..n回目にHighとなっている区間において2枚目、3枚目..n枚目の原稿が読み取られる。
以下、第3実施形態におけるゴミ回避シェーディングについて図を参照しながら説明する。図13は、表面読取部104、裏面読取部212による読取りタイミングを表しており、読取りタイミング信号の値がHighである区間で原稿の読取りが行われる。図示されるように、タイミング信号が最初にHighとなっている区間で1枚目の原稿が読み取られる。同様に、2回目、3回目..n回目にHighとなっている区間において2枚目、3枚目..n枚目の原稿が読み取られる。
第3実施形態では、第1実施形態における図5と同様に、x−1枚目の原稿とx枚目の原稿との間で白色対向部材103、202を読み取った1ライン分の白基準データ(Ref(x))を読取る。説明の都合上、図13においてRef(x)の記載は省略する。
リーダCPU301は、紙間において、白色対向部材103、202の読取りを行い、画素ごとに、以下の式によりゴミ回避シェーディング補正値Shdi(x)の算出を行っている。
Shdi(x)=WhtTrg/Refi(x) (4)
Shdi(x)=WhtTrg/Refi(x) (4)
さらに、リーダCPU301は、各紙間において白色対向部材103、202から、ゴミ検知基準データの読取りを行い、ガイド白板ゴミ検知を行っている。ガイド白板ゴミ検知では、前述の流し読みゴミ検知とは異なり、流し読み位置上の白色対向部材103、202、表面流し読みガラス102、203表面に付着するすべてのゴミの主走査位置を検知している。図13において、Gom(x)は、(x−1)枚目の原稿とx枚目の原稿との紙間で検知した1ライン分のゴミ検知結果を示し、黒い画素は、ゴミがある位置に対応する画素(ゴミ有画素)を表す。また、Gom(x)におけるi番目の画素をGomi(x)と表す。例えば、図中においてk枚目の原稿と(k+1)枚目の原稿との紙間で検知された1ライン分の検知結果はGom(k+1)で示される。また、Gom(k+1)における第1画素は、Gom1(k+1)である。図示されるように、Gom1(k+1)の画素は黒塗りで表されており、ゴミ有画素であることがわかる。同様に、Gom1(M−2)及びGom1(M−2)の各画素はゴミ有画素で、Gom1(M−1)の画素はゴミ有画素ではない。
流し読み位置上にゴミが存在すると、白色対向部材103、202を正常に読取ることができないので、ゴミが存在する箇所のシェーディング補正値を求めることはできない。ゴミ回避シェーディングでは、シェーディング補正値のうち、ゴミの検知されていない画素をゴミ回避シェーディング補正値に置き換えて更新していく。これにより、図13に示すように、あるM枚目のシェーディング補正値は、最新のゴミ無画素の白基準値からシェーディング補正値を求めることができる。
図6に示したとおり、白色対向部材103、202上のゴミ状態は紙間で変化する。そのため、図13のゴミ検知結果Gom(x)に示すようにある特定の画素位置に長期間連続してゴミが検知される可能性は低い。そのため、ある特定の画素位置に長期間連続してゴミが検知されなければ、読取部104、212の特性の経時変化に追従したシェーディング補正値を算出することができる。
また、ある特定の画素位置に長時間連続してゴミが検知された場合でも、表面流し読みガラス102、裏面流し読みガラス203に付着したゴミであれば、原稿読取り時に原稿画像データを補正することができる。この補正は、ゴミ補正部406により、隣接するゴミのない画素の画像データを用いて行われる。従って、表面読取部104、裏面読取部212の特性の経時変化による異常画像の発生を抑えることができる。
他の実施形態として、流し読みゴミ検知の代わりにガイド白板ゴミ検知結果を用いてゴミ補正を行う構成とすることもできる。この場合、ある特定の画素位置に長時間連続してゴミが検知された場合でも、ゴミが検知された画素位置における原稿画像データは、原稿読取り時において、隣接するゴミのない画素の画像データにゴミ補正部406によって補正される。従って、表面読取部104、裏面読取部212の特性の経時変化による異常画像の発生を抑えることができる。
<ゴミ回避シェーディング流し読み動作>
図15に、第3実施形態におけるゴミ回避シェーディングを適用した流し読み動作のフローチャートを示す。なお、片面流し読み動作については、裏面のシェーディング補正及び原稿読取りを行わないこと以外は両面流し読み動作と同じなので、本実施形態では両面流し読み動作について述べる。
図15に、第3実施形態におけるゴミ回避シェーディングを適用した流し読み動作のフローチャートを示す。なお、片面流し読み動作については、裏面のシェーディング補正及び原稿読取りを行わないこと以外は両面流し読み動作と同じなので、本実施形態では両面流し読み動作について述べる。
流し読みが開始されると、リーダCPU301は、コピーボタンが押下されたか否かを判定する(S501)。コピーボタンが押下された場合(S501:Y)、上述した初期シェーディング補正値算出処理を実行する(S502)。初期シェーディング補正値算出後、リーダCPU301は、シェーディング補正部402によるシェーディング補正を有効にして(S503)、ゴミ検知用白基準データを読取るために、白色対向部材103、202の読取りを行う(S504)。そして、リーダCPU301は、読み取った結果を初期ゴミ検知基準データとして固定ゴミメモリ405に保存する。
リーダCPU301は、ゴミ検知処理を行い(S505)、その後に原稿の給紙を開始して(S506)、一枚目の原稿読取りを開始する(S507)。1枚目に読み取った原稿画像データは、初期シェーディングにより算出されたシェーディング補正値に基づきシェーディング補正が行われ(S508)、かつ、初期ゴミ検知基準データに基づき流し読みゴミ検知が実行されてゴミ補正が行われる。
リーダCPU301は、原稿読取り終了後、読み取った原稿が最終原稿であるか否かの判定を行い(S509)、最終原稿ではない場合(S509:N)、ゴミ検知用白基準データを読取るために、白色対向部材103、202の読取りを行う(S510)。そして、リーダCPU301は、読み取った結果を紙間ゴミ検知基準データとして固定ゴミメモリ405に保存する。
次に、白色対向部材103、202上のゴミ検知処理(以下ガイド板ゴミ検知と記載する)を実行する(S511)。図14に、ガイド板ゴミ検知処理方法を説明するための説明図を示す。図示されるように、白色対向部材103、202に対して主走査を行った場合、ゴミがある位置においてはその輝度が著しく小さくなる。従って、リーダCPU301は、ゴミ検知基準データにおいてその輝度が閾値以下となる画素は、ゴミ有画素であると判定する。その後、リーダCPU301は、ゴミ有画素の主走査位置情報をガイド板ゴミ位置データとしてRAM−A303に格納する。
ガイド板ゴミ検知処理後、リーダCPUは、シェーディング補正を無効化し(S512)、シェーディング用に白色対向部材103、202の読取りを実行して(S513)その結果をシェーディング用白基準データとしてRAM−A303に格納する。
リーダCPU301は、画素ごとに、上述したガイド板ゴミ検知結果から、ゴミ有画素ではない画素(ゴミ無画素)が有るか否かを判定する。そして、検知された各ゴミ無画素について、RAM−A303に保存した白基準データの各画素の輝度の値Refi(x)から、以下に示される式によってゴミ回避シェーディング補正値Shdi(x)を求める(S514)。
Shdi(x)=WhtTgt/Refi(x) (5)
Shdi(x)=WhtTgt/Refi(x) (5)
その後、リーダCPU301は、上記のように画素ごとに求められた、シェーディングメモリ403内のゴミ無画素に対応するゴミ回避シェーディング補正値Shdi(x)を、上記のゴミ回避シェーディング補正値Shdi(x)で更新する(S515)。例えば、1枚目の原稿を読み取った場合、1ライン分の初期シェーディング補正値shd(x)のうち、i番目の画素がゴミ有画素である場合、i番目の画素のゴミ回避シェーディング補正値shdi(1)は、初期シェーディング補正値のままとなる。一方、i番目の画素がゴミ無画素である場合、初期シェーディング補正値におけるi番目の画素のゴミ回避シェーディング補正値Shdi(x)を、(5)の式により求められた値によって更新する。このように各ゴミ無画素について更新を行って得られたシェーディング補正値をゴミ回避シェーディング補正値として、ゴミ回避シェーディングを行う。
図13の例では、(M−1)枚目とM枚目との間で行われたガイド板ゴミ検知結果から、第1画素はゴミ無画素、第2画素はゴミ有画素であり、かつ、第(j−1)画素はゴミ有画素、第j画素はゴミ無画素となっている。従って、リーダCPU301は、ゴミ回避シェーディング補正値において、第1画素及び第j画素等のゴミ無画素については、(5)式を用いてゴミ回避シェーディング補正値を更新する。一方、第2画素及び第(j−1)画素等のゴミ有画素については、更新を行わない。このように更新処理を行うことで、M枚目ゴミ回避シェーディング補正値が得られる。図示されるように、M枚目ゴミ回避シェーディング補正値の第2画素のゴミ回避シェーディング補正値として、(M−1)枚目ゴミ回避シェーディング補正における第2画素のゴミ回避シェーディング補正値(図中の太枠で示す)が用いられている。
一方、第(j−1)画素については、各ガイド板ゴミ検知結果においてすべてゴミ有画素と判定されている。従って、第(j−1)画素のゴミ回避シェーディング補正値として、初期白シェーディング補正値における第(j−1)画素のゴミ回避シェーディング補正値(図中の太枠で示す)が用いられている。
このようにして、第3実施形態では、ゴミ無画素については、ゴミ回避シェーディング補正値は常に最新のシェーディング用白基準データの輝度値から求められる。従って、読取部104、212の特性の経時変化に追従したゴミ回避シェーディング補正値を得ることができる。
上述のようにシェーディングメモリ403を更新した後、リーダCPU301は、シェーディング補正を有効化し(S516)、次の原稿の読取りを開始する(S507)。表面読取部104、裏面読取部212によって読み取られた2枚目以降の原稿の画像データは、シェーディング補正値更新処理で求めたシェーディング補正値に基づいてシェーディング補正部402によって補正される。一方、S510で最終原稿であると判定された場合(S509:Y)、原稿を排紙して(S517)流し読みを終了する。
以上のように、本実施形態においては、原稿を読取るごとにガイド板ゴミ検知を行い、ゴミ無画素についてシェーディング補正値の更新を行う。従って、対向白色部材が固定されたような単純な構造でも、流し読みを行いながらゴミの影響を低減したシェーディング補正を行うことができる。
また、長時間主走査方向の特定画素上に連続してゴミが検知される場合を除き、読取部104、212の特性の経時変化に追従したシェーディング補正値を算出することができる。
さらに、この実施形態では、ゴミ補正部406は、ゴミ有と検知された画素を隣接するゴミのない画素の画像データから補間することでゴミ補正を行っている。従って、ある特定の画素位置に長時間連続してゴミが検知された場合でも、表面流し読みガラス102、裏面流し読みガラス203に付着したゴミであれば、ゴミ補正部406によりその影響を抑えることができる。従って、表面読取部104、裏面読取部212の特性の経時変化による異常画像の発生を抑えることができる。
また、他の実施形態として、流し読みゴミ検知の代わりにガイド白板ゴミ検知結果を用いてゴミ補正を行うような構成とすることもできる。この場合、ある特定の画素位置に長時間連続してゴミが検知された場合でも、原稿読取り時に原稿画像データがゴミ補正部406により、隣接するゴミのない画素の画像データから補間される。従って、表面読取部104、裏面読取部212の特性の経時変化による異常画像の発生を抑えることができる。
なお、本発明の実施形態に変更や修正を行うことも可能である。例えば、S109での判定処理に加えて、さらに、判定した全画素数に対するゴミ無画素数の比率が所定値以上(例えば0.5以上)であるか否かを判定するようにしてもよい。この場合、判定された比率が所定値を超えない場合はシェーディング値を更新せず、超えた場合にS110を実行してシェーディング値を更新する。このような構成とすることで、ゴミ有画素の比率が高く、その影響が大きい場合には、更新前のシェーディング値を用いることで、ゴミ有画素の影響を抑えることができる。
Claims (7)
- 原稿が載置される原稿トレイと、
前記原稿トレイの上の原稿を、搬送路にそって読取位置に搬送する搬送手段と、
搬送路の読取位置に設けられた基準対向部材と、
原稿を読取る読取手段と、
前記読取手段が前記原稿を読取ることにより得られた画像データに対して、シェーディング補正条件を用いてシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、
前記読取手段が前記基準対向部材を読取ることにより得られた基準データから前記シェーディング補正条件を算出する算出手段と、を有し、
前記読取手段は、前記搬送手段によって搬送される第1の原稿が前記読取位置を通過した時から前記第1の原稿の次の原稿が前記搬送手段によって前記読取位置に搬送される時までの期間で前記基準対向部材を読取り、
前記算出手段は、複数の前記原稿間から得られた複数の基準データに基づき前記シェーディング補正条件を算出することを特徴とする、
原稿読取装置。 - 前記算出手段は、前記基準データの数が所定数に到達したことに応じて、前記シェーディング補正条件を算出し、更新することを特徴とする、
請求項1に記載の原稿読取装置。 - 前記基準データには、前記基準対向部材の所定範囲を構成する複数の領域ごとの輝度値が含まれる、
請求項1または2に記載の原稿読取装置。 - 前記算出手段は、前記輝度値の平均値を用いて前記シェーディング補正条件を算出することを特徴とする、
請求項3に記載の原稿読取装置。 - 前記算出手段は、前記輝度値の中央値を用いて前記シェーディング補正条件を算出することを特徴とする、
請求項3に記載の原稿読取装置。 - 前記算出されたシェーディング補正条件が格納されるシェーディングメモリをさらに有し、
前記算出手段は、前記シェーディングメモリから読みだしたシェーディング補正条件を用いて、前記シェーディング補正を行うことを特徴とする、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の原稿読取装置。 - 原稿を搬送路にそって読取位置に搬送する搬送手段と、搬送路の読取位置に設けられた基準対向部材と、を備えた原稿読取装置が実行する方法であって、
前記原稿を読取ることにより得られた画像データに対して、シェーディング補正条件を用いてシェーディング補正を行い、
前記基準対向部材を読取ることにより得られた基準データから前記シェーディング補正条件を算出し、
搬送される第1の原稿が前記読取位置を通過した時から前記第1の原稿の次の原稿が前記読取位置に搬送される時までの間である原稿間で、前記基準対向部材を読取り、
複数の前記原稿間から得られた複数の基準データに基づき前記シェーディング補正条件を算出することを特徴とする、
原稿読取方法。
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JP2016055654A JP2017175187A (ja) | 2016-03-18 | 2016-03-18 | 原稿読取装置及び原稿読取方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2016
- 2016-03-18 JP JP2016055654A patent/JP2017175187A/ja active Pending
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JP2020123937A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | ブラザー工業株式会社 | 読取装置 |
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