JP2017173213A - 圧力センサー、圧力センサーの製造方法、高度計、電子機器および移動体 - Google Patents

圧力センサー、圧力センサーの製造方法、高度計、電子機器および移動体 Download PDF

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拓也 衣川
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Abstract

【課題】圧力検出感度の低下を抑えつつ、小型化を図ることができる圧力センサー、この圧力センサーの製造方法、この圧力センサーを備えた信頼性の高い高度計、電子機器および移動体を提供する。【解決手段】受圧により撓み変形するダイアフラムを有する基板と、前記ダイアフラムの一方の面側に配置されている圧力基準室と、前記ダイアフラムの前記圧力基準室側の面に配置されているピエゾ抵抗素子と、を有し、前記基板の前記圧力基準室側の面が前記圧力基準室に臨んでいることを特徴とする圧力センサー。【選択図】図1

Description

本発明は、圧力センサー、圧力センサーの製造方法、高度計、電子機器および移動体に関するものである。
従来から、圧力センサーとして、特許文献1に記載の構成が知られている。特許文献1の圧力センサーは、凹部が形成され当該凹部と重なる部分がダイアフラムとなっているSOI基板と、凹部の開口を塞いでSOI基板に接合されたベース基板と、を有し、受圧によるダイアフラムの撓み変形をダイアフラムに配置されたピエゾ素子によって検知することで圧力を測定するようになっている。
国際公開WO2009/041463号公報
ここで、圧力センサーの小型化を図ろうとするとダイアフラムも小型化しなければならず、その分、ダイアフラムが撓み変形し難くなり、圧力検出感度が低下してしまう。この圧力検出感度の低下を抑えるために、ダイアフラムを薄くし、撓み易くすることが効果的であるが、引用文献1の圧力センサーではダイアフラムが積層構造となっているため、ダイアフラムの薄肉化を図ることが困難である。そのため、引用文献1の圧力センサーでは、圧力検出感度の低下を抑えつつ、小型化を図ることができない。
本発明の目的は、圧力検出感度の低下を抑えつつ、小型化を図ることができる圧力センサー、この圧力センサーの製造方法、この圧力センサーを備えた信頼性の高い高度計、電子機器および移動体を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の圧力センサーは、受圧により撓み変形するダイアフラムを有する基板と、
前記ダイアフラムの一方の面側に配置されている圧力基準室と、
前記ダイアフラムの前記圧力基準室側の面に配置されているピエゾ抵抗素子と、を有し、
前記基板の前記圧力基準室側の面が前記圧力基準室に臨んでいることを特徴とする。
これにより、圧力検出感度の低下を抑えつつ、小型化を図ることができる圧力センサーが得られる。
本発明の圧力センサーは、受圧により撓み変形するダイアフラムを有する基板と、
前記ダイアフラムの一方の面側に配置されている圧力基準室と、
前記ダイアフラムの前記圧力基準室側の面に配置されているピエゾ抵抗素子と、
前記ダイアフラムの前記圧力基準室側の面上に配置されている1つの層と、を有していることを特徴とする。
これにより、圧力検出感度の低下を抑えつつ、小型化を図ることができる圧力センサーが得られる。
本発明の圧力センサーでは、前記層の厚さは、20Å以上、1000Å以下であることが好ましい。
これにより、層の厚さが十分に薄いものとなり、ダイアフラムの撓み易さを阻害することが低減される。
本発明の圧力センサーでは、前記基板の前記圧力基準室側の面側に、前記基板の平面視で、前記圧力基準室を囲むように配置されている枠状の側壁部と、
前記側壁部と前記基板との間に位置し、前記側壁部と前記基板との間に空隙を形成している中間層と、を有していることが好ましい。
これにより、応力が側壁部からダイアフラムに伝わり難くなり、ヒステリシスを低減することができる。
本発明の圧力センサーでは、前記中間層は、第1中間層と、前記第1中間層の前記側壁部側の面に配置されている第2中間層と、を有し、
前記第1中間層の内縁が、前記第2中間層の内縁よりも外側に位置することで前記空隙が形成されており、
前記中間層の前記空隙と重なる部分に前記側壁部の内縁が位置していることが好ましい。
これにより、基板と側壁部との間の空隙を簡単に形成することができる。
本発明の圧力センサーでは、前記基板の平面視で、
前記中間層は、前記基板に支持されている枠状の支持部と、前記支持部の内側に位置し、前記基板と空隙を隔てて配置されている枠状の離間部と、前記支持部と前記離間部とを連結する連結部と、を有し、
前記離間部上に前記側壁部の内縁が位置していることが好ましい。
これにより、基板と側壁部との間の空隙を簡単に形成することができる。
本発明の圧力センサーの製造方法は、ダイアフラム形成領域を有する基板を準備する工程と、
前記基板の一方の面に、平面視で前記ダイアフラム形成領域と重なるように犠牲層を配置する工程と、
前記基板の前記一方の面に、枠状の中間層をその内縁部が前記犠牲層の外縁部と重なるように配置する工程と、
前記中間層の前記内縁部上に枠状の側壁部を配置する工程と、
前記犠牲層を除去して、前記基板と前記側壁部との間に空隙を形成する工程と、
前記基板の前記ダイアフラム形成領域に受圧により撓み変形するダイアフラムを形成する工程と、を含んでいることを特徴とする。
これにより、圧力検出感度の低下を抑えつつ、小型化を図ることができる圧力センサーを比較的簡単に製造することができる。
本発明の高度計は、本発明の圧力センサーを備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い高度計が得られる。
本発明の電子機器は、本発明の圧力センサーを備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器が得られる。
本発明の移動体は、本発明の圧力センサーを備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い移動体が得られる。
本発明の第1実施形態に係る圧力センサーの断面図である。 図1に示す圧力センサーが有する圧力センサー部を示す平面図である。 図2に示す圧力センサー部を含むブリッジ回路を示す図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を示すフローチャートである。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力センサーの断面図である。 図13に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図13に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図13に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図13に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図13に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図13に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧力センサーの断面図である。 本発明の高度計の一例を示す斜視図である。 本発明の電子機器の一例を示す正面図である。 本発明の移動体の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の圧力センサー、圧力センサーの製造方法、高度計、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る圧力センサーについて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサーの断面図である。図2は、図1に示す圧力センサーが有する圧力センサー部を示す平面図である。図3は、図2に示す圧力センサー部を含むブリッジ回路を示す図である。図4は、図1に示す圧力センサーの製造方法を示すフローチャートである。図5ないし図12は、それぞれ、図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。なお、以下の説明では、図1中の上側を「上」、下側を「下」とも言う。
図1に示す圧力センサー1は、受圧により撓み変形するダイアフラム25を有する基板2と、ダイアフラム25の上面(一方の面)側に配置されている圧力基準室としての空洞部Sと、基板2と共に空洞部Sを形成する周囲構造体4と、基板2と周囲構造体4との間に配置されている中間層5と、ダイアフラム25の上面に配置されているピエゾ抵抗素子31、32、33、34を備える圧力センサー部3と、を有している。以下、これら各部について順に説明する。
[基板]
図1に示すように、本実施形態の基板2は、第1シリコン層21と、第1シリコン層21の上側に配置された第2シリコン層23と、第1、第2シリコン層21、23の間に配置された酸化シリコン層22と、を有するSOI基板で構成されている。ただし、基板2としては、SOI基板に限定されず、例えば、単層のシリコン基板を用いることができる。
また、基板2には、周囲の部分よりも薄肉であり、受圧によって撓み変形するダイアフラム25が設けられている。このダイアフラム25は、基板2の下面に開放する有底の凹部26を設けることで形成されている。そして、ダイアフラム25の下面が圧力を受ける受圧面251となっている。このようなダイアフラム25の厚さとしては、特に限定されないが、例えば、1.0μm以上、2.0μm以下程度とすることが好ましい。これにより、機械的強度を保ちつつ、十分に薄く撓み易いダイアフラム25となる。
ここで、本実施形態の基板2では、凹部26の底面に第2シリコン層23が露出している。また、基板2のダイアフラム25と重なる部分の上面(空洞部側の面)は、如何なる層にも覆われておらず、空洞部Sに臨んでいる。このような構成とすることで、ダイアフラム25を第2シリコン層23からなる単層構造とすることができ、ダイアフラム25を薄肉化することができる。そのため、ダイアフラム25の撓みの容易性を確保したまま、ダイアフラム25を小型化することができる。よって、圧力検出感度の低下を抑えつつ、小型化を図ることができる圧力センサー1が得られる。
また、ダイアフラム25を単一の層で構成することにより、次のような効果を発揮することもできる。すなわち、背景技術で挙げた特許文献1のように、ダイアフラム25が材料の異なる複数の層で構成されている場合には、各層の線膨張係数の差に起因して、環境温度によってダイアフラム25の内部応力が変化するおそれがある。そのため、同じ圧力を受けても環境温度によって測定値が異なってしまうというヒステリシスを引き起こしてしまうおそれがある。これに対して、本実施形態のようにダイアフラム25を単一の層で構成することで、上述のようなヒステリシスの問題が生じ難くなり、圧力検出精度の低下を効果的に低減することができる。
なお、本実施形態では、ダイアフラム25が単一の層で構成されている場合について説明したが、ダイアフラム25の撓み容易性を損なうことが無い範囲であれば、ダイアフラム25の上面や下面に別の層が配置されていてもよい(例えば、後述する第3実施形態を参照)。
以上、基板2について説明した。なお、このような基板2には圧力センサー部3と電気的に接続される半導体回路が作り込まれていてもよい。
[圧力センサー部]
圧力センサー部3は、図2に示すように、ダイアフラム25の上面(すなわち、空洞部S側の面)に配置されている4つのピエゾ抵抗素子31、32、33、34を有している。また、ピエゾ抵抗素子31、32、33、34は、配線35等を介して、互いに電気的に接続され、図3に示すブリッジ回路30(ホイートストンブリッジ回路)を構成している。
ブリッジ回路30には駆動電圧AVDCを供給する駆動回路(図示せず)が接続されている。そして、ブリッジ回路30は、ダイアフラム25の撓みに基づくピエゾ抵抗素子31、32、33、34の抵抗値変化に応じた信号(電圧)を出力する。そのため、この出力された信号に基づいてダイアフラム25が受けた圧力を検出することができる。
このようなピエゾ抵抗素子31、32、33、34は、それぞれ、例えば、第2シリコン層23にリン、ボロン等の不純物をドープ(拡散または注入)することで構成されている。また、配線35は、例えば、第2シリコン層23に、ピエゾ抵抗素子31〜34よりも高濃度でリン、ボロン等の不純物をドープ(拡散または注入)することで構成されている。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、ピエゾ抵抗素子31、32、33、34は、ダイアフラム25の外縁25aに沿って設けられている。ダイアフラム25をその面方向で議論すれば、ダイアフラム25の外縁部は、中央部と比較して応力が集中し易く、受圧により撓み変形したときに生じる応力が大きい。そのため、外縁部にピエゾ抵抗素子31、32、33、34を配置することで、同じ圧力を受けた場合でも、より大きな検出信号が得られ、圧力センサー1の圧力検出精度が向上する。
また、本実施形態では、各ピエゾ抵抗素子31、32、33、34がダイアフラム25の上面に位置しており、空洞部Sに臨んでいる。ダイアフラム25をその厚さ方向で議論すれば、ダイアフラム25の厚さ方向中央部から表面(すなわち、上面および下面)に向けて、受圧により撓み変形したときに生じる応力が大きくなる。そのため、ダイアフラム25の上面にピエゾ抵抗素子31、32、33、34を配置することで、同じ圧力を受けた場合でも、より大きな検出信号が得られ、圧力センサー1の圧力検出精度が向上する。
[空洞部]
図1に示すように、空洞部Sは、基板2と周囲構造体4とに囲まれることで画成されている。このような空洞部Sは、密閉された空間であり、圧力センサー1が検出する圧力の基準値となる圧力基準室として機能する。また、空洞部Sは、ダイアフラム25の上面側(一方の面側)に配置されている。このような空洞部Sは、真空状態(例えば、10Pa以下程度)であることが好ましい。これにより、圧力センサー1を、真空を基準として圧力を検出する所謂「絶対圧センサー」として用いることができ、利便性の高い圧力センサー1となる。ただし、空洞部Sは、一定の圧力に保たれていれば、真空状態でなくてもよい。
[周囲構造体]
周囲構造体4は、図1に示すように、基板2の上面側(空洞部S側の面側)に、基板2の平面視で空洞部Sを囲むように配置されている枠状の側壁部4Aと、側壁部4Aの開口を覆うように配置されている蓋部4Bと、を有している。そして、このような周囲構造体4と基板2とに囲まれることで空洞部Sが形成されている。
このような周囲構造体4は、層間絶縁膜41と、層間絶縁膜41上に配置された配線層42と、配線層42および層間絶縁膜41上に配置された層間絶縁膜43と、層間絶縁膜43上に配置された配線層44と、配線層44および層間絶縁膜43上に配置された表面保護膜45と、配線層44および表面保護膜45上に配置された封止層46と、を有している。
配線層42は、空洞部Sを囲んで配置された枠状の配線部421と、圧力センサー部3と電気的に接続された信号配線部429と、を有している。同様に、配線層44は、空洞部Sを囲んで配置された枠状の配線部441と、圧力センサー部3と電気的に接続された信号配線部449と、を有している。そして、信号配線部429、449を介して圧力センサー部3の配線35が周囲構造体4の上面に引き出されている。
また、配線層44は、空洞部Sの天井に位置し、配線部441と一体形成されている被覆層444を有している。また、被覆層444には空洞部Sの内外を連通する複数の貫通孔445が設けられている。複数の貫通孔445は、後述する製造方法でも説明するように、空洞部Sを埋めている犠牲層を除去するためのリリースエッチング用の孔である。また、被覆層444上には封止層46が配置されており、封止層46によって貫通孔445が封止されている。
表面保護膜45は、周囲構造体4を水分、ゴミ、傷などから保護する機能を有している。このような表面保護膜は、被覆層444の貫通孔445を塞がないように、層間絶縁膜43および配線層44上に配置されている。
このような周囲構造体4では、主に、層間絶縁膜41、配線層42、層間絶縁膜43および配線層44(ただし、被覆層444を除く部分)で側壁部4Aが構成されており、主に被覆層444および封止層46で蓋部4Bが構成されている。
なお、層間絶縁膜41、43としては、例えば、シリコン酸化膜(SiO膜)等の絶縁膜を用いることができる。また、配線層42、44としては、例えば、アルミニウム膜等の金属膜を用いることができる。また、封止層46としては、例えば、Al、Cu、W、Ti、TiN等の金属膜、シリコン酸化膜等を用いることができる。また、表面保護膜45としては、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、ポリイミド膜、エポキシ樹脂膜などを用いることができる。
[中間層]
図1に示すように、中間層5は、枠状をなしており、側壁部4Aと基板2との間に位置し、側壁部4Aと基板2との間に空隙Gを形成している。具体的には、中間層5は、基板2の上面に配置され、酸化シリコンで構成された第1中間層51と、第1中間層51の上面(側壁部4A側の面)に配置され、窒化シリコンで構成された第2中間層52と、第2中間層52の上面に配置され、ポリシリコンで構成された第3中間層53と、を有している。また、基板2の平面視で、第1中間層51の開口端である内縁51aは、第2中間層52の開口端である内縁52aよりも外側に位置している。そのため、第1中間層51がギャップ層として機能し、第2中間層52の内縁部と基板2との間、すなわち、前述したように側壁部4Aと基板2との間に空隙Gが形成されている。そして、側壁部4Aの内縁、すなわち配線部421が、中間層5の空隙Gと重なる部分に位置している。
このような空隙Gを形成することで、ヒステリシスを低減することができる。具体的には、本実施形態の圧力センサー1では、ダイアフラム25がシリコンで構成され、配線部421、441がアルミニウムで構成されているため、これら材料の熱膨張率(Si:2.6ppm/K、Al:23ppm/K)の差に起因して、環境温度によってダイアフラムの内部応力が変化し、同じ圧力を受けても環境温度によって測定値が異なってしまうヒステリシスを引き起こすおそれがある。そこで、本実施形態のように、側壁部4A(特に、配線部421、441)と基板2との間に空隙Gを形成し、配線部421、441の熱膨張により生じる応力を基板2に伝わり難くすることで、環境温度によるダイアフラムの内部応力の変化を低減し、ヒステリシスを低減することができる。
特に、前述したように、中間層5が有する複数の層のうちの1つの層(本実施形態では第1中間層51)をギャップ層として用いることで、基板2と側壁部4Aとの間に空隙Gを簡単に形成することができる。
なお、空隙Gの厚さとしては、特に限定されないが、例えば、0.01μm以上、1μm以下程度であることが好ましい。これにより、空隙Gが過度に厚くなってしまうことを防止しつつ、空隙Gの効果を十分に発揮することができる。
以上、中間層5について説明したが、第1、第2、第3中間層51、52、53の材料としては、特に限定されない。また、例えば、第3中間層53を省略してもよい。
次に、圧力センサー1の製造方法について説明する。圧力センサー1の製造方法は、図4に示すように、ダイアフラム形成領域250を有する基板2を準備する準備工程と、基板2に圧力センサー部3を配置する圧力センサー部配置工程と、基板2上に中間層5を配置する中間層配置工程と、中間層5上に周囲構造体4を配置する周囲構造体配置工程と、空洞部Sを形成する空洞部形成工程と、空洞部Sを封止する封止工程と、ダイアフラム25を形成するダイアフラム形成工程と、を有している。
[準備工程]
まず、図5に示すように、第1シリコン層21、酸化シリコン層22および第2シリコン層23が積層してなるSOI基板からなる基板2を準備する。なお、この段階では、基板2にダイアフラム25は、形成されていない。
[圧力センサー部配置工程]
次に、図6に示すように、基板2の上面に、リン、ボロン等の不純物を注入することで、圧力センサー部3を形成する。
[中間層配置工程]
次に、図7に示すように、基板2上に第1中間層51、第2中間層52および第3中間層53をスパッタリング法、CVD法等を用いて順に成膜する。これにより、中間層5が得られる。ここで、本工程完了時の状態では、第1中間層51の内縁51aが、第2中間層52の内縁52aと重なっているか、内縁52aよりも内側に位置している。すなわち、この段階では、第2中間層52と基板2との間に空隙Gが形成されていない。このように、空隙Gを形成しないことで、この後の半導体プロセスを容易にかつ精度よく行うことが可能となる。なお、本実施形態では、第1中間層51が枠状をなしておらず、ベタで配置されている。
[周囲構造体配置工程]
次に、図8に示すように、中間層5上に、層間絶縁膜41、配線層42、層間絶縁膜43および配線層44、表面保護膜45をスパッタリング法、CVD法等を用いて順に形成する。これにより、基板2と被覆層444との間に、層間絶縁膜41、43の一部で形成され、空洞部Sを埋める犠牲層6が形成される。
[空洞部形成工程]
次に、図示しないレジストマスクで表面保護膜45を保護した上で、基板2を例えばバッファードフッ酸等のエッチング液に晒す。これにより、図9に示すように、貫通孔445を介して犠牲層6がリリースエッチングされ、空洞部Sが形成される。また、これと同時に、第1中間層51がサイドエッチングされることで、第1中間層51の内縁51aが外側に移動し、第2中間層52と基板2との間に空隙Gが形成される。
[封止工程]
次に、図10に示すように、空洞部Sを真空状態とし、被覆層444上に封止層46をスパッタリング法、CVD法等を用いて成膜し、封止層46で空洞部Sを封止する。これにより、真空状態の空洞部Sが得られる。
[ダイアフラム形成工程]
次に、図11に示すように、例えば、ドライエッチング(特に、シリコンディープエッチング)を用いて第1シリコン層21をエッチングし、ダイアフラム形成領域250に下面に開放する凹部26を形成する。さらに、図12に示すように、例えば、ウェットエッチングを用いて凹部26の底面に露出している酸化シリコン層22を除去し、ダイアフラム25を形成する。
以上により、圧力センサー1が得られる。このような製造方法によれば、圧力検出感度の低下を抑えつつ、小型化を図ることができる圧力センサー1を比較的簡単に製造することができる。なお、本実施形態の製造方法では、ダイアフラム形成工程を最後に行っているが、ダイアフラム形成工程の順番としては特に限定されず、例えば、準備工程の次に行ってもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る圧力センサーについて説明する。
図13は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサーの断面図である。図14ないし図19は、それぞれ、図13に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。
本実施形態にかかる圧力センサーでは、主に、中間層の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態の圧力センサーと同様である。
以下、第2実施形態の圧力センサーについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図13に示すように、本実施形態の中間層5は、枠状をなし、第2中間層52と、第3中間層53と、を有している。すなわち、本実施形態の中間層5は、前述した第1実施形態から第1中間層51を省略した構成となっている。このような中間層5は、基板2の平面視で、基板2に支持されている枠状の支持部5Aと、支持部5Aの内側に位置し、基板2と空隙Gを隔てて対向配置されている枠状の離間部5Bと、支持部5Aと離間部5Bとを連結する連結部5Cと、を有している。そして、離間部5B上に側壁部4Aの内縁、すなわち、配線部421が位置している。このような中間層5の構成であっても、基板2と側壁部4Aとの間の空隙Gを簡単に形成することができる。特に、本実施形態では、第3中間層53が支持部5A、連結部5Cおよび離間部5Bに跨って配置されているため、離間部5Bおよび連結部5Cの機械的強度を高めることができ、空隙Gをより確実に維持することができる。
次に、圧力センサー1の製造方法について説明する。圧力センサー1の製造方法は、前述した第1実施形態と同様に、準備工程と、圧力センサー部配置工程と、中間層配置工程と、周囲構造体配置工程と、空洞部形成工程と、封止工程と、ダイアフラム形成工程と、を有している。
[準備工程]
本工程は、前述した第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
[圧力センサー部配置工程]
本工程は、前述した第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
[中間層配置工程]
まず、図14に示すように、基板2の上面(一方の面)に、平面視でダイアフラム形成領域250と重なるように犠牲層61を配置する。この犠牲層61は、平面視でダイアフラム形成領域250の全域を内包し、かつ、ダイアフラム形成領域250よりも大きいサイズとする。この犠牲層61は、スパッタリング法、CVD法等を用いて成膜したシリコン酸化膜で構成することができる。
次に、図15に示すように、基板2の上面に、枠状の中間層5をその内縁部5aが犠牲層61の外縁部61aと重なるように配置する。すなわち、中間層5を、基板2の上面と犠牲層61の上面とに跨って配置する。これにより、中間層5の、基板2の上面に配置された部分で支持部5Aが構成され、犠牲層61上に配置された部分で離間部5Bが構成され、犠牲層61の側面を跨ぐ部分で連結部5Cが構成される。このような中間層5は、例えば、基板2および犠牲層61上に第2中間層52および第3中間層53をスパッタリング法、CVD法等を用いて順に成膜し、この膜をエッチングによりパターニングすることで形成することができる。
[周囲構造体配置工程]
次に、図16に示すように、基板2および中間層5の内縁部上に、層間絶縁膜41、配線層42、層間絶縁膜43および配線層44、表面保護膜45をスパッタリング法、CVD法等を用いて順に形成する。これにより、基板2および中間層5の内縁部上に、側壁部4Aが配置されると共に、基板2と被覆層444との間に、空洞部Sを埋める犠牲層62が形成される。
[空洞部形成工程]
次に、図示しないレジストマスクで表面保護膜45を保護した上で、基板2を例えばバッファードフッ酸等のエッチング液に晒す。これにより、図17に示すように、貫通孔445を介して犠牲層62が除去され、空洞部Sが形成されると共に、犠牲層61が除去されて、側壁部4Aと基板2との間に空隙Gが形成される。
[封止工程]
次に、図18に示すように、空洞部Sを真空状態とし、被覆層444上に封止層46をスパッタリング法、CVD法等を用いて成膜し、封止層46で空洞部Sを封止する。これにより、真空状態の空洞部Sが得られる。
[ダイアフラム形成工程]
次に、図19に示すように、例えば、ドライエッチング(特に、シリコンディープエッチング)を用いて第1シリコン層21をエッチングし、ダイアフラム形成領域250に下面に開放する凹部26を形成する。さらに、例えば、ウェットエッチングを用いて凹部26の底面に露出している酸化シリコン層22を除去し、受圧により撓み変形するダイアフラム25を形成する。
以上により、圧力センサー1が得られる。このような製造方法によれば、圧力検出感度の低下を抑えつつ、小型化を図ることができる圧力センサー1を比較的簡単に製造することができる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る圧力センサーについて説明する。
図20は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサーの断面図である。
本実施形態にかかる圧力センサーでは、主に、基板と側壁部との間に空隙が形成されていないことと、ダイアフラム上に薄膜が配置されていること以外は、前述した第1実施形態の圧力センサーと同様である。
以下、第3実施形態の圧力センサーについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図20に示す圧力センサー1は、受圧により撓み変形するダイアフラム25を有する基板2と、ダイアフラム25の上面(一方の面)側に配置されている圧力基準室としての空洞部Sと、基板2と共に空洞部Sを形成する周囲構造体4と、基板2と周囲構造体4との間に配置された中間層5と、ダイアフラム25の上面に配置されているピエゾ抵抗素子31、32、33、34を備える圧力センサー部3と、を有している。このような圧力センサー1では、前述した第1、第2実施形態とは異なり、側壁部4Aと基板2との間に空隙Gが形成されていない。
また、中間層5に含まれる第1中間層51は、ピエゾ抵抗素子31、32、33、34を覆うように、ダイアフラム25上にも配置されている。すなわち、本実施形態の圧力センサー1では、ダイアフラム25の上面(空洞部S側の面)上に第1中間層51からなる1つの層が配置されている。このように、ダイアフラム25上に配置される層が1層であれば、当該層を十分に薄くすることが可能である。そのため、第1中間層51がダイアフラム25の撓み易さを阻害することが低減され、ダイアフラム25の撓み容易性を確保したまま、ダイアフラム25を小型化することができる。よって、圧力検出感度の低下を抑えつつ、小型化を図ることができる圧力センサー1が得られる。
このような第1中間層51としては、特に限定されないが、例えば、シリコン酸化膜(SiO膜)、シリコン窒化膜(SiN膜)、シリコン酸窒化膜(SiON膜)等を用いることが好ましい。シリコン酸化膜を用いれば、ピエゾ抵抗素子31、32、33、34の界面順位を安定化することができ、シリコン窒化膜を用いれば、ピエゾ抵抗素子31、32、33、34を水分から保護することができる。また、シリコン酸窒化膜を用いれば、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜の双方の効果を共に発揮することができる。
また、第1中間層51の厚さとしては、その構成材料等によっても異なるが、例えば、20Å以上、1000Å以下であることが好ましく、100Å以上、500Å以下であることがより好ましい。このような厚さとすることで、第1中間層51の機能を十分に発揮させつつ、第1中間層51を十分に薄くすることができ、第1中間層51がダイアフラム25の撓み易さを阻害することがより低減される。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る高度計について説明する。
図21は、本発明の高度計の一例を示す斜視図である。同図に示す高度計200は、腕時計のように、手首に装着することができる。また、高度計200の内部には圧力センサー1が搭載されており、表示部201に現在地の海抜からの高度、現在地の気圧等を表示することができる。なお、この表示部201には、他にも現在時刻、使用者の心拍数、天候等、様々な情報を表示することができる。このような高度計200は、圧力センサー1を備えているため、高い信頼性を発揮することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係る電子機器について説明する。
図22は、本発明の電子機器の一例を示す正面図である。同図に示す電子機器は、圧力センサー1を備えたナビゲーションシステム300である。ナビゲーションシステム300は、図示しない地図情報と、GPS(全地球測位システム:Global Positioning System)からの位置情報取得手段と、ジャイロセンサーおよび加速度センサーと車速データとによる自立航法手段と、圧力センサー1と、所定の位置情報または進路情報を表示する表示部301とを備えている。
このナビゲーションシステム300によれば、取得した位置情報に加えて、圧力センサー1によって高度情報を取得することができる。そのため、一般道路から高架道路へ進入する(またはこの逆)ことによる高度変化を検出することで、一般道路を走行しているのか高架道路を走行しているのかを判断でき、実際の走行状態におけるナビゲーション情報を使用者に提供することができる。このようなナビゲーションシステム300は、圧力センサー1を備えているため、高い信頼性を発揮することができる。
なお、本発明の圧力センサーを備える電子機器は、上記のナビゲーションシステムに限定されず、例えば、パーソナルコンピューター、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、時計(スマートウォッチを含む)、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター等に適用することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態に係る移動体について説明する。
図23は、本発明の移動体の一例を示す斜視図である。同図に示す移動体は、圧力センサー1を備えた自動車400である。自動車400は、車体401と、4つの車輪402とを有しており、車体401に設けられた図示しない動力源(エンジン)によって車輪402を回転させるように構成されている。このような自動車400には、ナビゲーションシステム300(圧力センサー1)が内蔵されている。そのため、自動車400は、高い信頼性を発揮することができる。
以上、本発明の圧力センサー、圧力センサーの製造方法、高度計、電子機器および移動体を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、圧力センサー部としてピエゾ抵抗素子を用いたものについて説明したが、圧力センサーとしては、これに限定されず、例えば、フラップ型の振動子を用いた構成や、櫛歯電極等の他のMEMS振動子や、水晶振動子等の振動素子を用いることもできる。
1…圧力センサー、2…基板、21…第1シリコン層、22…酸化シリコン層、23…第2シリコン層、25…ダイアフラム、25a…外縁、250…ダイアフラム形成領域、251…受圧面、26…凹部、3…圧力センサー部、30…ブリッジ回路、31、32、33、34…ピエゾ抵抗素子、35…配線、4…周囲構造体、4A…側壁部、4B…蓋部、41…層間絶縁膜、42…配線層、421…配線部、429…信号配線部、43…層間絶縁膜、44…配線層、441…配線部、444…被覆層、445…貫通孔、449…信号配線部、45…表面保護膜、46…封止層、5…中間層、5A…支持部、5B…離間部、5C…連結部、5a…内縁部、51…第1中間層、51a…内縁、52…第2中間層、52a…内縁、53…第3中間層、6…犠牲層、61…犠牲層、61a…外縁部、62…犠牲層、200…高度計、201…表示部、300…ナビゲーションシステム、301…表示部、400…自動車、401…車体、402…車輪、G…空隙、S…空洞部

Claims (10)

  1. 受圧により撓み変形するダイアフラムを有する基板と、
    前記ダイアフラムの一方の面側に配置されている圧力基準室と、
    前記ダイアフラムの前記圧力基準室側の面に配置されているピエゾ抵抗素子と、を有し、
    前記基板の前記圧力基準室側の面が前記圧力基準室に臨んでいることを特徴とする圧力センサー。
  2. 受圧により撓み変形するダイアフラムを有する基板と、
    前記ダイアフラムの一方の面側に配置されている圧力基準室と、
    前記ダイアフラムの前記圧力基準室側の面に配置されているピエゾ抵抗素子と、
    前記ダイアフラムの前記圧力基準室側の面上に配置されている1つの層と、を有していることを特徴とする圧力センサー。
  3. 前記層の厚さは、20Å以上、1000Å以下である請求項2に記載の圧力センサー。
  4. 前記基板の前記圧力基準室側の面側に、前記基板の平面視で、前記圧力基準室を囲むように配置されている枠状の側壁部と、
    前記側壁部と前記基板との間に位置し、前記側壁部と前記基板との間に空隙を形成している中間層と、を有している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  5. 前記中間層は、第1中間層と、前記第1中間層の前記側壁部側の面に配置されている第2中間層と、を有し、
    前記第1中間層の内縁が、前記第2中間層の内縁よりも外側に位置することで前記空隙が形成されており、
    前記中間層の前記空隙と重なる部分に前記側壁部の内縁が位置している請求項4に記載の圧力センサー。
  6. 前記基板の平面視で、
    前記中間層は、前記基板に支持されている枠状の支持部と、前記支持部の内側に位置し、前記基板と空隙を隔てて配置されている枠状の離間部と、前記支持部と前記離間部とを連結する連結部と、を有し、
    前記離間部上に前記側壁部の内縁が位置している請求項4に記載の圧力センサー。
  7. ダイアフラム形成領域を有する基板を準備する工程と、
    前記基板の一方の面に、平面視で前記ダイアフラム形成領域と重なるように犠牲層を配置する工程と、
    前記基板の前記一方の面に、枠状の中間層をその内縁部が前記犠牲層の外縁部と重なるように配置する工程と、
    前記中間層の前記内縁部上に枠状の側壁部を配置する工程と、
    前記犠牲層を除去して、前記基板と前記側壁部との間に空隙を形成する工程と、
    前記基板の前記ダイアフラム形成領域に受圧により撓み変形するダイアフラムを形成する工程と、を含んでいることを特徴とする圧力センサーの製造方法。
  8. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の圧力センサーを備えることを特徴とする高度計。
  9. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の圧力センサーを備えることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の圧力センサーを備えることを特徴とする移動体。
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