JP2017172786A - ガス燃料供給ユニット - Google Patents

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定嗣 永田
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定嗣 永田
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【課題】流量調整弁の作動回数を低減して、作動音や圧力脈動に起因する騒音を抑制することができるガス燃料供給ユニットを提供すること。
【解決手段】水素ガスが導入される導入通路56を備える導入ブロック44と、水素ガスが導出される導出通路72を備える導出ブロック46と、水素ガスの流量を調節するための少なくとも1つのインジェクタ52とを備え、インジェクタ52の入口側が導入通路56に接続され、インジェクタ52の出口側が導出通路72に接続されている水素供給ユニット24において、導入通路56と導出通路72との間に、インジェクタ52に対して並列配置された低流量供給弁80を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料容器から供給先へ供給される燃料ガスの流量を調節するために使用されるガス燃料供給ユニットに関するものである。
ガス燃料供給ユニットとして、例えば、特許文献1に記載された燃料供給ユニットがある。この燃料供給ユニットは、燃料電池車に搭載された燃料電池に燃料ガスを供給するものであり、燃料ガスが導入される導入通路を備える導入ブロックと、燃料ガスが導出される導出通路を備える導出ブロックと、燃料ガスの流量を調節するためのインジェクタとを有している。そして、インジェクタをデューティ制御で開閉することにより、導入通路に導入された燃料ガスの流量を調整しながら導出通路へ噴射することで、必要流量の燃料ガスを燃料電池へ供給するようになっている。
特開2016−15271号公報
しかしながら、上記の燃料供給ユニットでは、インジェクタがデューティ制御で開閉されるため作動回数が多くなる。そのため、例えば騒音の発生が少ない車両停止時の低負荷運転時において、インジェクタの作動音や導入通路内における圧力の脈動に起因する騒音が目立って問題となる。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、流量調整弁の作動回数を低減して、作動音や圧力脈動に起因する騒音を抑制することができるガス燃料供給ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一形態は、燃料ガスが導入される導入通路を備える導入ブロックと、燃料ガスが導出される導出通路を備える導出ブロックと、燃料ガスの流量を調節するための少なくとも1つの流量調整弁とを備え、前記流量調整弁の入口側が前記導入通路に接続され、前記流量調整弁の出口側が前記導出通路に接続されているガス燃料供給ユニットにおいて、前記導入通路と前記導出通路との間に、前記流量調整弁に対して並列配置された低流量供給弁を有することを特徴とする。
このガス燃料供給ユニットでは、流量調整弁に対して並列配置された低流量供給弁を有するので、燃料ガスの供給先における負荷が低く必要流量が少ない場合には、低流量供給弁から必要流量の燃料ガスを供給することができる。つまり、流量調整弁を作動させることなく、必要流量の燃料ガスを供給することができるため、流量調整弁の作動音や導入通路内における圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。
また、低流量供給弁が流量調整弁に対して並列配置されているため、ガス燃料供給ユニット内に簡単に組み込むことができる。さらに、ガス燃料供給ユニットにおける最大流量が、低流量供給弁の最大流量分だけ増えるため、流量調整弁を小型化することができる。
上記課題を解決するためになされた本発明の別形態は、燃料ガスが導入される導入通路を備える導入ブロックと、燃料ガスが導出される導出通路を備える導出ブロックと、燃料ガスの流量を調節するための少なくとも1つの流量調整弁とを備え、前記流量調整弁の入口側が前記導入通路に接続され、前記流量調整弁の出口側が前記導出通路に接続されているガス燃料供給ユニットにおいて、前記流量調整弁に対して直列配置された低流量供給弁を有することを特徴とする。
このガス燃料供給ユニットでは、流量調整弁に対して直列配置された低流量供給弁を有するので、燃料ガスの供給先における負荷が低く必要流量が少ない場合には、低流量供給弁と直列配置されている流量調整弁を開弁させることにより、低流量供給弁から必要流量の燃料ガスを供給することができる。つまり、低流量供給弁と直列配置されている流量調整弁を開弁するだけで(つまり作動回数を大幅に低減して)、必要流量の燃料ガスを供給することができるため、流量調整弁の作動音や導入通路内における圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。特に、流量調整弁が複数設けられている場合には、低流量供給弁と直列配置されている流量調整弁だけを開弁し、その他の流量調整弁を作動させないので騒音の低減効果が大きい。
また、低流量供給弁が流量調整弁に対して直列配置されているため、燃料ガスの供給停止時に流量調整弁が燃料ガスを封止するので、低流量供給弁にシール性能が要求されない。さらに、流量調整弁により、低流量供給弁から供給される燃料ガスの流量を制御することができ、低流量供給時においても精度良く流量調整を行うことができる。
上記したガス燃料供給ユニットにおいて、前記低流量供給弁は、前記導入通路内の圧力と前記導出通路の圧力との圧力差が所定値以上になると開弁して燃料ガスを供給するものであればよい。
このようにすることにより、供給先で燃料ガスが消費されると導出通路の圧力が低下して、導入通路内の圧力と導出通路の圧力との圧力差が所定値以上になるため、供給先での燃料ガスの消費量に応じて低流量供給弁から燃料ガスを供給することができる。また、低流量供給弁を非常に簡単な構成にすることができる。
そして、上記したガス燃料供給ユニットにおいて、前記流量調整弁の開閉動作を制御する制御部を有し、前記制御部は、前記低流量供給弁が開弁しているときに、前記低流量供給弁から供給されている燃料ガスの流量が必要流量に満たない場合、前記流量調整弁を開弁させて不足流量分の燃料ガスを供給することが望ましい。
このようにすることにより、流量調整弁の作動回数を必要最小限にして必要流量の燃料ガスを供給することができる。この場合にも、流量調整弁の作動回数が低減されるため、作動音や圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。
また、上記したガス燃料供給ユニットにおいて、前記低流量供給弁は、前記導入通路に導入される燃料ガスの圧力を低下させて所定の圧力に調圧する減圧弁であってもよい。
このようにすることにより、燃料ガスの供給先における負荷が低く必要流量が少ない場合には、減圧弁から必要流量の燃料ガスを供給することができる。これにより、流量調整弁を作動させることなく、必要流量の燃料ガスを供給することができるため、流量調整弁の作動音や導入通路内における圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。そして、減圧弁では、燃料ガスの供給先における負荷が低く必要流量が少ない場合に、導出通路における燃料ガスの圧力を一定にすることができるので、低流量供給弁のように導入通路と導出通路との差圧の変動に影響されることなく、安定して一定流量の燃料ガスを供給することができる。
この場合には、スプリングで前記減圧弁の閉弁方向へ付勢され、前記減圧弁の弁体とともに移動するプランジャを、コイルへの通電によりステータコアに発生する電磁吸引力により、前記減圧弁の開弁方向へ移動させるソレノイド部を有することが好ましい。
このようなソレノイド部を有することにより、燃料ガスの供給を停止する場合には、コイルへの通電を止めれば、スプリングの付勢力により減圧弁を閉弁することができる。つまり、減圧弁の入口が完全に遮断される。従って、低流量供給弁として減圧弁を使用しても、ソレノイド部によって燃料ガスの供給停止時に減圧弁を強制的に閉弁させるので、燃料ガスを無駄に消費することを防止することができる。
本発明に係るガス燃料供給ユニットによれば、流量調整弁の作動回数を低減して、作動音や圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。
第1実施形態における燃料電池システムの概略構成である。 第1実施形態における水素供給ユニットの断面図である。 低流量供給弁の断面図である。 水素供給ユニットの変形例を示す図である。 第1実施形態における水素供給ユニットの動作フローチャートである。 水素供給ユニットの動作の一例を示すタイムチャートである。 第2実施形態における燃料電池システムの概略構成である。 第2実施形態における水素供給ユニットの断面図である。 第2実施形態における水素供給ユニットの動作フローチャートである。 第3実施形態における燃料電池システムの概略構成である。 第3実施形態における水素供給ユニットの断面図である。 第2実施形態における水素供給ユニットの変形例の断面図である。 減圧弁の断面図である。 第3実施形態における水素供給ユニットの動作フローチャートである。
<第1実施形態>
本実施形態では、本発明のガス燃料供給ユニットを燃料電池システムの水素供給ユニットに適用した場合について説明する。そこで、まず、第1実施形態について説明する。
まず、燃料電池システム1について、図1を参照しながら詳細に説明する。燃料電池システム1は、燃料電池10、水素ボンベ12、水素供給通路14、水素排出通路16、主止弁18、第1切換弁20、高圧レギュレータ22、水素供給ユニット24、エア供給通路26、エア排出通路28、エアポンプ30、第2切換弁32、1次圧センサ34、2次圧センサ36、3次圧センサ38、エア圧センサ40、コントローラ42などを有している。
この燃料電池システム1は、燃料電池車に搭載され、その駆動用モータ(図示略)に電力を供給するために使用される。燃料電池(燃料電池スタック)10は、燃料ガスとしての水素ガスと酸化剤ガスとしてのエアの供給を受けて発電を行う。燃料電池10で発電した電力は、インバータ(図示略)を介して駆動用モータ(図示略)に供給される。水素ボンベ12には、高圧の水素ガスが蓄えられる。
燃料電池10のアノード側には、水素供給システムが設けられている。この水素供給システムは、水素ボンベ12から供給先の燃料電池10へ水素ガスを供給するための水素供給通路14と、燃料電池10から導出される水素オフガスを排出するための水素排出通路16とを備えている。水素ボンベ12の直下流の水素供給通路14には、水素ボンベ12から水素供給通路14への水素ガスの供給と遮断を切り換える電磁弁よりなる主止弁18が設けられる。水素排出通路16には、電磁弁よりなる第1切換弁20が設けられる。
主止弁18より下流の水素供給通路14には、水素ガスの圧力を減圧するための高圧レギュレータ22が設けられる。主止弁18と高圧レギュレータ22との間の水素供給通路14には、その中の圧力を1次圧P1として検出するための1次圧センサ34が設けられる。
高圧レギュレータ22より下流の水素供給通路14には、2次圧センサ36が設けられる。2次圧センサ36は、高圧レギュレータ22と水素供給ユニット24との間の水素供給通路14の中の圧力を2次圧P2として検出する。この2次圧P2は、水素供給ユニット24の導入ブロック44内に設けられた導入通路56内の圧力となる。2次圧センサ36と高圧レギュレータ22との間に中圧リリーフ弁37が設けられる。
2次圧センサ36より下流の水素供給通路14には、燃料電池10へ供給される水素ガスの流量を調節するための水素供給ユニット24が設けられる。水素供給ユニット24は、本発明のガス燃料供給ユニットの一例に相当する。なお、水素供給ユニット24の詳細は、後述する。
水素供給ユニット24より下流の水素供給通路14には、3次圧センサ38が設けられる。3次圧センサ38は、水素供給ユニット24と燃料電池10との間の水素供給通路14の中の圧力を3次圧P3として検出する。この3次圧P3は、水素供給ユニット24の導出ブロック46内に設けられた導出通路72内の圧力となる。3次圧センサ38と燃料電池10との間に低圧リリーフ弁39が設けられる。
一方、燃料電池10のカソード側には、燃料電池10にエアを供給するためのエア供給通路26と、燃料電池10から導出されるエアオフガスを排出するためのエア排出通路28とが設けられている。エア供給通路26には、燃料電池10に供給されるエア流量を調節するためのエアポンプ30が設けられている。エアポンプ30より下流のエア供給通路26には、エア圧力P4を検出するためのエア圧センサ40が設けられる。エア排出通路28には、電磁弁よりなる第2切換弁32が設けられる。
上記構成において、水素ボンベ12から導出される水素ガスは、水素供給通路14を通り、主止弁18、高圧レギュレータ22、水素供給ユニット24を介して燃料電池10に供給される。燃料電池10に供給された水素ガスは、燃料電池10にて発電に使用された後、燃料電池10から水素オフガスとして水素排出通路16及び第1切換弁20を介して排出される。
また、上記構成において、エアポンプ30によりエア供給通路26へ吐出されたエアは燃料電池10に供給される。燃料電池10に供給されたエアは、燃料電池10にて発電に使用された後、燃料電池10からエアオフガスとしてエア排出通路28及び第2切換弁32を介して排出される。
この燃料電池システム1は、システムの制御を司るコントローラ(制御部)42を更に備える。コントローラ42は、燃料電池10へ供給される水素ガスの流量を制御するために、1次圧センサ34、2次圧センサ36及び3次圧センサ38の検出値に基づき、主止弁18、水素供給ユニット24に備わるインジェクタ52を制御する。インジェクタ52は、本発明の流量調整弁の一例に相当する。また、コントローラ42は、水素排出通路16の水素オフガスの流れを制御するために、第1切換弁20を制御する。一方、コントローラ42は、燃料電池10へ供給されるエアの流れを制御するために、エア圧センサ40の検出値に基づきエアポンプ30を制御する。
また、コントローラ42は、エア排出通路28のエアオフガスの流れを制御するために、第2切換弁32を制御する。また、コントローラ42は、燃料電池10の発電に係る電圧値及び電流値をそれぞれ入力するようになっている。コントローラ42は、中央処理装置(CPU)及びメモリを備え、燃料電池10へ供給される水素ガス量及びエア量を制御するために、メモリに記憶された所定の制御プログラムに基づいてインジェクタ52及びエアポンプ30等を制御する。
次に、水素供給ユニット24について、図1〜図3を参照しながら説明する。水素供給ユニット24は、図1及び図2に示すように、導入ブロック44と、導出ブロック46と、低流量供給弁80と、インジェクタ52と、ボルト54などを備えている。インジェクタ52は、本発明の流量調整弁の一例に相当する。
導入ブロック44は、水素供給通路14の水素ガスをインジェクタ52及び低流量供給弁80へ分配する部材である。導入ブロック44は、導入通路56と、導入孔60と、凹部66と、導入孔68と、雌ネジ穴70などを備えている。
導入通路56は、水素供給通路14から水素ガスが導入される通路である。この導入通路56に、導入孔60,68が接続されている。
凹部66は、導入ブロック44の一面に対して凹んで形成されている。この凹部66は、導入孔60,68を介して導入通路56に接続している。凹部66の内部には、低流量供給弁80及びインジェクタ52が配置されている。導入孔60には、低流量供給弁80の入口82aが配置されている。導入孔68には、インジェクタ52の入口側にある入口パイプ52bが嵌め込まれている。そして、このようにして、図2に示す例において、導入通路56に、1つの低流量供給弁80の入口82aと3つのインジェクタ52の入口パイプ52bが並列に並んで接続されている。なお、凹部66の内側は、図2の紙面奥側および紙面手前側について空洞になっており、水素供給ユニット24の外部(大気)に連通している。なお、雌ネジ穴70には、ボルト54が締結されている。
また、導出ブロック46は、インジェクタ52から噴射される水素ガス、及び低流量供給弁80から吐出される水素ガスを合流させる部材である。導出ブロック46は、導出通路72と、ノズル孔78と、導出孔79と、ボルト穴90などを備えている。導出通路72は、インジェクタ52及び低流量供給弁80から水素ガスが導出される通路である。
ノズル孔78には、インジェクタ52の出口側にあるノズルパイプ52cが嵌め込まれている。導出孔79には、低流量供給弁80の出口82bが配置されている。そして、このようにして、図2に示す例において、導出通路72に、1つの低流量供給弁80の出口82bと3つのインジェクタ52のノズルパイプ52cが並列に並んで接続されている。なお、ボルト穴90には、ボルト54が挿入されている。
そして、低流量供給弁80は、燃料電池システム1の低負荷時、例えばアイドル運転時に必要な低流量の水素ガスを供給するものである。なお、アイドル運転時とは、燃料電池車の車速が所定値未満であって燃料電池の発電電流が所定値未満である時である。すなわち、アイドル運転時とは、燃料電池車の停止時などにおいて、燃料電池10が最小限度の反応ガス消費で待機動作を行っている時である。
この低流量供給弁80は、図3に示すように、弁本体81と、弁本体81の内部に設けられた燃料流路82と、燃料流路82の入口82aに対応して設けられた弁座83と、弁座83へ向かって往復動可能に設けられたピストン84と、ピストン84の端部に設けられてピストン84とともに移動する弁体85と、弁体85(ピストン84)を弁座83へ押し付ける方向(閉弁方向)へ付勢するスプリング86とを備えている。なお、図3は、弁体85がスプリング86により弁座83に押し付けられた閉弁状態を示す。低流量供給弁80では、2次圧P2と3次圧P3との差圧(P2−P3)が所定値以上になってスプリング86の付勢力よりも大きくなると、弁体85が弁座83から離間して開弁するようになっている。
これにより、低流量供給弁80では、燃料電池10で水素ガスが消費されると3次圧P3が低下して、2次圧P2と3次圧P3との差圧が所定値以上になるため、燃料電池10での水素ガスの消費量に応じて水素ガスを供給することができる。また、低流量供給弁80を非常に簡単な構成にすることができる。
そして、低流量供給弁80は、インジェクタ52に対して並列配置されているため、水素供給ユニット24内に簡単に組み込むことができる。また、水素供給ユニット24における最大流量が、低流量供給弁80の最大流量分だけ増えるため、インジェクタ52を小型化することができる。
また、インジェクタ52は、水素ガスの流量及び圧力を調節する。インジェクタ52は、本体52aと、入口パイプ52bと、ノズルパイプ52cとを備えている。本体52aは、円筒形に形成されている。入口パイプ52bは、本体52aの一端から突出し、本体52aよりも小径な円筒形に形成されている。ノズルパイプ52cは、本体52aの他端から突出し、本体52aより小径な円筒形に形成されている。そして、水素ガスは、入口パイプ52bから入って、ノズルパイプ52cから吐出される。図2に示す例において、水素供給ユニット24は、インジェクタ52を3つ有している。なお、インジェクタ52の数は、特に限定されず、1つであっても2つであっても4つ以上であってもよい。
このような構成の水素供給ユニット24では、導入通路56に導入された水素ガスを、アイドル運転時には主として低流量供給弁80から導出通路72へ吐出することで必要流量の水素ガスを燃料電池10に供給する。また、アイドル運転時以外には主としてインジェクタ52により導出通路72へ噴射することで、必要流量の水素ガスを燃料電池10に供給する。
ここで、低流量供給弁80は、インジェクタ52に対して並列配置されていればよく、必ずしも凹部66に配置されていなくてもよい。例えば、図4に示すように、導入通路56と導出通路72とを連通する連通路95a,95bを設けて、連通路95a又は連通路95bの途中に低流量供給弁80を配置することもできる。図4では、導入ブロック44に設けた連通路95aに低流量供給弁80を設けた場合を例示している。
続いて、上記構成の水素供給ユニット24の動作について、図5に示す動作フローチャートを参照しながら説明する。車両が起動されると、燃料電池10で水素ガスが消費されて3次圧P3が必要圧力以下になり(ステップS1:YES)、2次圧P2と3次圧P3と差圧が規定以上、つまり2次圧P2と3次圧P3と差圧が低流量供給弁80のスプリング86の付勢力よりも大きくなると(ステップS2:YES)、その差圧に応じた開度で低流量供給弁80が開弁し、その開度が保持される(ステップS3〜S5)。これにより、アイドル運転時に必要な水素ガスをインジェクタ52を作動させることなく、水素供給ユニット24から供給することができる。従って、アイドル運転時において、インジェクタ52の作動音や導入通路56内における圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。
ここで、アイドル運転時において、低流量供給弁80から供給する水素ガスの流量では必要流量に満たない場合には(ステップS4:NO)、コントローラ42がインジェクタ52を作動させて不足分の水素ガスを供給する(ステップS6)。これにより、インジェクタ52の作動回数を必要最小限にして必要流量の水素ガスを供給することができる。この場合でも、インジェクタの作動回数が低減されるため、作動音や圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。
そして、負荷が増加すると(ステップS7:YES)、コントローラ42により、負荷に応じた必要流量を供給するために必要なインジェクタ52の作動本数及び開弁時間が決定され、その決定に従ってインジェクタ52が作動させられる。このようなインジェクタ52の制御は、アイドル運転になるまで継続される(ステップS9:NO)。その後、アイドル運転になると(ステップS9:YES)、ステップS1〜S8の動作が繰り返される。
一方、負荷が増加せずに(ステップS7:NO)、停止時になると(ステップS10:YES)、コントローラ42は、2次圧P2が規定圧力以上であるか否かを判断する(ステップS11)。この判断処理を行うのは、2次圧P2が高いと低流量供給弁80が閉弁しなくなるからである。このとき、2次圧P2が規定圧力以上である場合には(ステップS11:YES)、低流量供給弁80が閉弁しなくなるおそれがあるため、コントローラ42はインジェクタ52を作動させて2次圧P2を下げる(ステップS12)。そうすると、差圧により低流量供給弁80が閉弁する(ステップS13)。一方、2次圧P2が規定圧力より小さい場合には(ステップS11:NO)、差圧により低流量供給弁80が閉弁する(ステップS13)。
上記のフローチャートのように水素供給ユニット24が動作することにより、例えば、図6に示すようなタイムチャートで表される圧力変化等が生じる。図6に示すように、時刻T1にて、2次圧P2と3次圧P3の差圧により低流量供給弁80が開弁して燃料電池10に水素ガスが供給されて発電が開始する。これにより、アイドル運転が開始する。その後、時刻T2まで低流量供給弁80の開弁が保持されてアイドル運転が継続される。このとき、低流量供給弁80からの供給する水素ガスの流量では必要流量に満たない場合には、インジェクタ52が作動して不足分が補われる。そして、時刻T2にて運転が停止されると、低流量供給弁80が閉弁して燃料電池10への水素ガスの供給が停止して、燃料電池10の発電が終了する。
以上、詳細に説明したように本実施形態に係る水素供給ユニット24によれば、インジェクタ52に対して並列配置された低流量供給弁80を有するので、必要流量が少ないアイドル運転時に、低流量供給弁80から必要流量の水素ガスを供給することができる。これにより、アイドル運転時において、インジェクタ52を作動させることなく、必要流量の水素ガスを供給することができるため、インジェクタ52の作動音や導入通路56内における圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について、図7〜図9を参照しながら説明するが、第1実施形態と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
本実施形態では、図7に示すように、水素供給ユニット24aの構成が第1実施形態とは異なっており、低流量供給弁80がインジェクタ52に対して直列配置されている。具体的には、図8に示すように、導出通路72に低流量供給弁80が配置されている。これにより、3つのインジェクタ52のうちの1つに対して低流量供給弁80が直列配置される。なお、低流量供給弁80を導入通路56に配置しても、インジェクタ52に対して低流量供給弁80を直列配置することができる。
このように低流量供給弁80がインジェクタ52に対して直列配置されているため、水素ガスの供給停止時にインジェクタ52が水素ガスを封止するので、低流量供給弁80にシール性能が要求されない。また、インジェクタ52により、低流量供給弁80から供給される水素ガスの流量を制御することができ、低流量供給時においても精度良く流量調整を行うことができる。
そして、水素供給ユニット24aでは、導入通路56に導入された水素ガスを、アイドル運転時には主として1つのインジェクタ52と低流量供給弁80を介して導出通路72へ吐出することで必要流量の水素ガスを燃料電池10に供給する。また、アイドル運転時以外には主としてインジェクタ52により導出通路72へ噴射することで、必要流量の水素ガスを燃料電池10に供給する。
続いて、上記構成の水素供給ユニット24aの動作について、図9に示す動作フローチャートを参照しながら説明する。車両が起動されると、コントローラ42は、低流量供給弁80に直列配置されているインジェクタ52を開弁する(ステップS20)。そうすると、2次圧P2と3次圧P3と差圧が規定以上、つまり2次圧P2と3次圧P3と差圧が低流量供給弁80のスプリング86の付勢力よりも大きくなると、その差圧に応じた開度で低流量供給弁80が開弁し、その開度が保持される(ステップS21)。これにより、アイドル運転時に必要な水素ガスを1つのインジェクタ52のみを開弁させるだけで、水素供給ユニット24から供給することができる。この場合の開弁は1回だけであり、しかも残りの2つのインジェクタ52は作動しないので、従来のインジェクタの作動回数と比較すると大幅に低減される。従って、アイドル運転時において、インジェクタ52の作動音や導入通路56内における圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。
なお、アイドル運転時において、低流量供給弁80から供給する水素ガスの流量では必要流量に満たない場合には、第1実施形態と同様に、コントローラ42が低流量供給弁80に直列配置されていないインジェクタ52を作動させて不足分の水素ガスを供給する。これにより、インジェクタ52の作動回数を必要最小限にして必要流量の水素ガスを供給することができる。この場合でも、インジェクタの作動回数が低減されるため、作動音や圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。
そして、負荷が増加すると(ステップS22:YES)、コントローラ42により、負荷に応じた必要流量を供給するために必要なインジェクタ52の作動本数及び開弁時間が決定され、その決定に従ってインジェクタ52が作動させられる。このようなインジェクタ52の制御は、アイドル運転になるまで継続される(ステップS24:NO)。その後、アイドル運転になると(ステップS24:YES)、ステップS20〜S23の動作が繰り返される。
一方、負荷が増加せずに(ステップS22:NO)、停止時になると(ステップS25:YES)、コントローラ42は、低流量供給弁80に直列配置されているインジェクタ52を閉弁する(ステップS26)。これにより、低流量供給弁80が閉弁する。
上記のフローチャートのように水素供給ユニット24aが動作することにより、例えば、図6に示したタイムチャートと同様の圧力変化等が生じる。すなわち、本実施形態では時刻T1にて、低流量供給弁80に直列配置されているインジェクタ52が開弁するとともに低流量供給弁80が開弁して燃料電池10に水素ガスが供給されて発電が開始する。これにより、アイドル運転が開始する。その後、時刻T2まで、低流量供給弁80に直列配置されているインジェクタ52及び低流量供給弁80の開弁が保持されてアイドル運転が継続される。このとき、低流量供給弁80からの供給する水素ガスの流量では必要流量に満たない場合には、低流量供給弁80に直列配置されていないインジェクタ52が作動して不足分が補われる。そして、時刻T2にて運転が停止されると、低流量供給弁80に直列配置されているインジェクタ52が開弁して低流量供給弁80が閉弁する。これにより、燃料電池10への水素ガスの供給が停止して、燃料電池10の発電が終了する。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について、図10〜図14を参照しながら説明するが、第1実施形態と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
本実施形態では、図10に示すように、水素供給ユニット24bの構成が第1実施形態とは異なっており、低流量供給弁80として低圧減圧弁100がインジェクタ52に対して並列配置されている。具体的には、図11に示すように、2つのインジェクタ52に対して低圧減圧弁100が並列配置されている。低圧減圧弁100は、導入ブロック44に設けられており、入口102aが導入通路56に連通する導入孔60に配置され、出口102bが導出通路72に連通する導出孔79に配置されている。なお、図12に示すように、導入孔60及び導出孔79の位置を変更することにより、低圧減圧弁100は、導出ブロック46に設けることもできる。
低圧減圧弁100は、図13に示すように、減圧(調圧)を行う弁部101と、弁部101(減圧弁100)における弁開閉(弁座103と弁体105の離間/当接)を行うソレノイド部110とで構成されている。弁部101は、導入ブロック44に形成された燃料流路102と、燃料流路102の入口102aに対応して設けられた弁座103と、弁座103へ向かって往復動可能に設けられたピストン104と、ピストン104の一端に設けられてピストン104とともに移動する弁体105と、弁体105(ピストン104)を弁座103から離れる方向(開弁方向)へ付勢するスプリング106と、ピストン104の他端に設けられた調圧室107と、ピストン104に形成されて燃料流路102と調圧室107とを連通する連通路108とを備えている。なお、図13は、ソレノイド部110がオフ(コイル111へ通電していない)状態において、プランジャ114がスプリング115によって閉弁方向へ付勢されてピストン104を介して弁体105が弁座103に押し付けられた閉弁(遮断)状態を示す。
ソレノイド部110は、中空円筒状のコイルボビン111aと、コイルボビン111aに導線が巻かれて形成されたコイル111と、コイルボビン111aの中空部の一端に固定されたステータコア112と、コイルボビン111aの中空部の他端に、非磁性体であるカラー113を介して、ピストン104の移動方向へ移動可能に設けられたプランジャ114と、ステータコア112とプランジャ114との間に配置されてプランジャ114をピストン104側(閉弁方向)へ付勢するスプリング115と、コイル111の外側に設けられたヨーク116と、これらの部材を覆うように形成されたカバー117と、カバー117に形成されてコイル111と外部電源とを接続するコネクタ118とを備えている。なお、スプリング115の付勢力は、弁部101のスプリング106の付勢力より大きく、コイル111への通電時においてステータコア112に発生する磁気吸引力より小さい。
このような構成を有する低圧減圧弁100において、ソレノイド部110がオフ状態、つまりコイル111へ通電していない状態では、スプリング115の付勢力によって、プランジャ114が閉弁方向へ移動し、プランジャ114は、ピストン104の端部に形成された突起部104aに当接する。このとき、スプリング115の付勢力がスプリング106の付勢力より大きいので、ピストン104がプランジャ114とともに閉弁方向(弁座103側)へ移動する。これにより、弁体105が弁座103に当接して入口102aが遮断され、低圧減圧弁100が閉弁する。この状態が低圧減圧弁100の閉弁状態である。
一方、ソレノイド部110がオン状態、つまりコイル111へ通電している状態では、磁気吸引力によりプランジャ114がステータコア112に引き寄せられて当接する。そうすると、スプリング106の付勢力によりピストン104がプランジャ114側(開弁方向)へ移動する。これにより、弁体105が弁座103から離れて入口102aが開放され、低圧減圧弁100が開弁する。この状態が低圧減圧弁100の開弁状態である。このようして、低圧減圧弁100では、ソレノイド部110のコイル111への通電/非通電を切り替えることにより、開弁状態と閉弁状態とを切り替えている。
そして、低圧減圧弁100が開弁状態になると、入口102aから水素ガスが燃料流路102に導入される。燃料流路102に導入された水素ガスは、連通路108を介して調圧室107に供給される。このとき、調圧室107に供給された水素ガスの圧力によりピストン104を閉弁方向へ移動させる力が発生し、その力とスプリング106の付勢力との関係に応じて弁開度が調節されることにより、低圧減圧弁100に供給された水素ガスが、所定の圧力に調圧(減圧)されて出口102bから導出される。なお、本実施形態では、例えば、1MPa程度で供給される水素ガスを、0.1〜0.2MPaに減圧する。
これにより、低圧減圧弁100では、3次圧P3を一定にすることができるので、低流量供給時において、低流量供給弁80のように2次圧P2と3次圧P3との差圧の変動に影響されることなく、安定して一定流量の水素ガスを燃料電池10に供給することができる。また、燃料電池10への水素ガスの供給を停止する場合には、ソレノイド部110によって低圧減圧弁100を強制的に閉弁させるので、水素ガスを無駄に消費することを防止することができる。
そして、水素供給ユニット24bでは、導入通路56に導入された水素ガスを、アイドル運転時には低圧減圧弁100により導出通路72へ吐出することで必要流量の水素ガスを燃料電池10に供給する。そのため、アイドル運転時において、インジェクタ52を作動させないので、インジェクタ52の作動音や導入通路56内における圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。
続いて、上記構成の水素供給ユニット24bの動作について、図14に示す動作フローチャートを参照しながら説明する。車両が起動されると、コントローラ42は、コイル111への通電を開始して低圧減圧弁100を開弁する(ステップS30)。そうすると、低圧減圧弁100では、調圧値に応じた弁開度に保持される(ステップS31)。これにより、アイドル運転時に必要な水素ガスをインジェクタ52を作動させることなく、水素供給ユニット24bから供給することができる。従って、アイドル運転時において、インジェクタ52の作動音や導入通路56内における圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。
なお、アイドル運転時において、低圧減圧弁100から供給する水素ガスの流量では必要流量に満たない場合には、第1実施形態と同様に、コントローラ42がインジェクタ52を作動させて不足分の水素ガスを供給するようにしてもよい。
そして、負荷が増加すると(ステップS32:YES)、コントローラ42により、負荷に応じた必要流量を供給するために必要なインジェクタ52の作動本数及び開弁時間が決定され、その決定に従ってインジェクタ52が作動させられる。このようなインジェクタ52の制御は、アイドル運転になるまで継続される(ステップS34:NO)。その後、アイドル運転になると(ステップS34:YES)、コントローラ42は、停止時か否か、つまり燃料電池10の発電を停止するか否かを判断する(ステップS35)。
一方、負荷が増加しない場合にも(ステップS32:NO)、コントローラ42は、停止時か否か判断する(ステップS35)。そして、停止時である場合には(ステップS35:YES)、コントローラ42は、コイル111への通電を停止して低圧減圧弁100を閉弁する(ステップS36)。これにより、燃料電池10への水素ガスの供給が停止して、燃料電池10の発電が終了する。このように停止時には、低圧減圧弁100は、ソレノイド部110によって強制的に閉弁されるので、水素ガスを無駄に消費することを防止することができる。なお、停止時でない場合には(ステップS35:NO)、ステップS31以降の処理が再度実施される。
このように、水素供給ユニット24bによれば、インジェクタ52に対して並列配置された低圧減圧弁100を有するので、必要流量が少ないアイドル運転時に、低圧減圧弁100から一定流量の水素ガスを燃料電池10に安定して供給することができる。これにより、アイドル運転時において、インジェクタ52を作動させることなく、必要流量の水素ガスを安定して供給することができるため、インジェクタ52の作動音や導入通路56内における圧力脈動に起因する騒音を抑制することができる。また、水素ガスの供給を停止する場合には、コイルへの通電を止めることにより、減圧弁を閉弁して減圧弁の入口を完全に遮断することができる。これにより、水素ガスを無駄に消費することを防止することができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、第3実施形態では、ソレノイド部110が低圧減圧弁100に一体化された構成を例示したが、ソレノイド部110を低圧減圧弁100と別体に構成することもできる。
1 燃料電池システム
24 水素供給ユニット
36 2次圧センサ
38 3次圧センサ
42 コントローラ
44 導入ブロック
46 導出ブロック
52 インジェクタ
56 導入通路
72 導出通路
80 低流量供給弁
100 低圧減圧弁
101 弁部
110 ソレノイド部
111 コイル
114 プランジャ
115 スプリング

Claims (6)

  1. 燃料ガスが導入される導入通路を備える導入ブロックと、燃料ガスが導出される導出通路を備える導出ブロックと、燃料ガスの流量を調節するための少なくとも1つの流量調整弁とを備え、前記流量調整弁の入口側が前記導入通路に接続され、前記流量調整弁の出口側が前記導出通路に接続されているガス燃料供給ユニットにおいて、
    前記導入通路と前記導出通路との間に、前記流量調整弁に対して並列配置された低流量供給弁を有する
    ことを特徴とするガス燃料供給ユニット。
  2. 燃料ガスが導入される導入通路を備える導入ブロックと、燃料ガスが導出される導出通路を備える導出ブロックと、燃料ガスの流量を調節するための少なくとも1つの流量調整弁とを備え、前記流量調整弁の入口側が前記導入通路に接続され、前記流量調整弁の出口側が前記導出通路に接続されているガス燃料供給ユニットにおいて、
    前記流量調整弁に対して直列配置された低流量供給弁を有する
    ことを特徴とするガス燃料供給ユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するガス燃料供給ユニットにおいて、
    前記低流量供給弁は、前記導入通路内の圧力と前記導出通路の圧力との圧力差が所定値以上になると開弁して燃料ガスを供給する
    ことを特徴とするガス燃料供給ユニット。
  4. 請求項1から請求項3に記載するいずれか1つのガス燃料供給ユニットにおいて、
    前記流量調整弁の開閉動作を制御する制御部を有し、
    前記制御部は、前記低流量供給弁が開弁しているときに、前記低流量供給弁から供給されている燃料ガスの流量が必要流量に満たない場合、前記流量調整弁を開弁させて不足流量分の燃料ガスを供給する
    ことを特徴とするガス燃料供給ユニット。
  5. 請求項1に記載するガス燃料供給ユニットにおいて、
    前記低流量供給弁は、前記導入通路に導入される燃料ガスの圧力を低下させて所定の圧力に調圧する減圧弁である
    ことを特徴とするガス燃料供給ユニット。
  6. 請求項5に記載するガス燃料供給ユニットにおいて、
    スプリングで前記減圧弁の閉弁方向へ付勢され、前記減圧弁の弁体とともに移動するプランジャを、コイルへの通電によりステータコアに発生する電磁吸引力により、前記減圧弁の開弁方向へ移動させるソレノイド部を有する
    ことを特徴とするガス燃料供給ユニット。
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