JP2017171493A - テープカッター - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール型粘着テープから粘着テープ片を容易に且つ安全に切り離すことができ、粘着テープの貼着作業効率を向上させ、構造が簡単で耐久性のあるテープカッターを得る。
【解決手段】テープ装着部2とカッター刃3との中間に易剥離面9と接着保持面8、8’を有する板バネ7からなるテープ剥離保持手段5を有し、テープ切断後の残テープ先端部をカッター刃3から離し浮かせることで、先端部を摘んで引き出すことができ、且つ板バネ7の接着面と易剥離面との複合作用で板バネ7への残テープ保持性能を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、粘着テープカッター、特に卓上型粘着テープカッターに好適なテープカッターに関する。
従来の卓上型テープカッターは、テープを切断した後の状態(以下、この状態を基本状態という。)は、テープ端部がカッター刃に粘着しているため、テープ端部を摘むことができず、次に使用する際にはカッター刃とロール型粘着テープの中間部分を摘み上げて引き出さなければならない。そのため、テープを綺麗に正確に貼り付けようとした場合、切断直後のテープを無意識に持ち替えてしまうため、作業効率を低下させてしまうと共にテープの粘着面が指の指紋などで汚れてしまうと同時に指もテープの粘着成分により汚れてしまいテープ貼り付け面の粘着性能を悪化させてしまう欠点がある。また切断後の残テープ(貼着するテープ片を切断後のテープロール側のテープをいう。)先端はカッター刃に接着保持されているのみであるので、保持力が弱くカッター刃から外れてロール側に巻き戻される場合もある。
一方、テープを貼着後に剥がし易くするためにテープ先端を摘んで直接引き出すことができるように、テープ切断後に自動的に切断端部を折り重ねて摘み部が形成されるようにしたテープカッターも種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、テープに折り重ねた摘み部を形成するためその分接着に寄与しない部分が生じテープが無駄になると共に、接着した状態では摘み部が接着面から浮き上がっているので、摘み部が目立ち美観を損ねる欠点がある。またテープカッターは、摘み部を形成するための複雑な摘み形成機構を必要とし安価に製作することができない。
そのような従来のテープカッターに代えて、切断後にテープ切断端がカッター刃から浮き上がって剥離させ、次回切断時には切断端部を摘んで引き出されようにしたテープカッターが提案されている(特許文献2、3)。特許文献2、3に提案されているものは、粘着テープロールとカッター刃との間に弾性体からなる剥離手段を設け、切断後に先端がカッター刃に貼着しているテープの中間部を弾性により自動的に押し上げてカッター刃から引き剥がし、テープ中間部を粘着保持することによって、テープ先端を宙に浮かせて摘み易くして次回の使用を容易にしたものである。
特開2010−111515号公報 特開2005−213040号公報 実公昭62−14043号公報
従来提案されている上記テープカッターの剥離手段は、カッターから剥離後のテープを保持する保持部がバネ先端部を折り曲げて円弧部を形成したもの(特許文献2)あるいはリング状弾性体で形成(特許文献3)しているもので、接着面がいずれも円弧状で面積が極小であるため接着が不安定であり、かつテープ装着部と切断間部間は外気に曝されているため、乾燥やテープの伸縮により時間経過と共にテープが弾性体から剥がれ易くロール部から引き出したテープが丸まってしまうため基本状態でのテープ保持性が十分でない問題点がある。また、構造的にも屈曲させた板バネあるいはリング状弾性体を使用しているものであるため、動作の安定性と耐久性が十分でないという問題点もある。
そこで、本発明は、上記問題点を解決しようとするものであり、テープ先端部をカッター刃から離し浮かせることで、先端部を直接摘んで引き出すことができるカッターにおいて、基本状態において、テープの保持性能を格段に向上させ、乾燥やテープの伸縮により時間経過と共にテープが弾性体から剥がれることがなく、かつ使用時には簡単に剥離して安定して容易にテープ片を切り取ることができ、テープ貼着作業を効率的にでき、また構造が簡単で耐久性があると共に従来のテープカッターに容易に適用でき安価に製造することができるテープカッターを提供することにある。
上記課題を解決する本発明のテープカッターは、カッター本体にロール型粘着テープを装着するテープ装着部とカッター刃とを有するテープカッターにおいて、前記テープ装着部とカッター刃との中間に易剥離面と接着保持面を有する板バネからなるテープ剥離保持手段を有し、かつ該テープ剥離保持手段と前記カッター刃は所定距離離れて配置されていることを特徴とするものである。
前記板バネは、前記テープ装着部から前記カッター刃へのテープ供給方向に直線状に伸び、その先端部は前記カッター刃より上方に位置するように配置され、先端部側がカッター刃方向に弾性変形可能に固定され、その反発力によりカッター刃から切断直後の残テープを自動的に剥離させると共に前記接着保持面に粘着保持させることができるように構成することができる。
また、前記板バネは、カッター本体の前記テープ装着部とカッター刃間の空間部に立設された支持体の上面に基端部が固定され、先端部側が弾性変形可能に自由端になっている簡単な構成が採用できる。
前記テープ剥離保持手段のテープ易剥離面は、前記板バネにシリコーン樹脂を部分的に塗布することによって容易に形成することができる。
前記板バネは、弾性材であればその材質は問わないが、プラスチック板で安価に形成することができ、前記テープ易剥離面以外の表面が接着保持面となっている。
また、前記板バネは、少なくとも先端部側に所定幅の接着保持面を有しているが、前記板バネの先端部側と基端部側に形成されているのがより望ましい。
請求項1の発明によれば、テープ保持手段が易剥離面と接着保持面を有する板バネで形成されているので、構造が非常に簡単であり、半永久的に反発力が期待でき耐久性に優れ動作が安定している。そして、テープ切断直後に板バネの反発力により自動的にテープ先端がカッター刃から剥離して跳ね上げられ空間に浮いた状態を維持するため、カッター刃に触れることなくテープ先端部を直接持ちテープを引き出すことができるので、安全であり、またカットされたテープ片を持ち替えることなく綺麗に正確に貼り付けることができ、作業効率が特段に向上し大量のテープ貼り付け作業には特に有効である。
さらに、切断後の基本状態ではテープは平坦な接着面で接着保持されるので、十分な接着面積を確保できて確実に残テープを板バネに接着保持でき、乾燥やテープの伸縮により時間経過と共にテープが弾性体から剥がれることを防止できる。
請求項2の発明によれば、板バネはテープ装着部からカッター刃へのテープ供給方向に直線状に伸びているので、テープは基本状態では常に長手方向に沿って板バネに接触した状態を維持でき、テープと板バネ表面との接着性の調節が容易にでき、保持性能を十分に満足し、かつテープ引き出し時の剥離性能をも満足させ、相反する課題を両立させることが可能となる。
そして、切断時にはテープ自身が順次板バネに接触しながら板バネを押し下げることにより先端部側がカッター刃方向に弾性変形し、切断すると同時にその反発力によりカッター刃からテープを自動的に剥離させることができ、テープを安定して容易に切断することができる。
請求項3の発明によれば、板バネはカッター本体のテープ装着部とカッター刃間の空間部に立設された支持体の上面に基端部が固定されて設けられているので、従来のテープカッターの構造を変えることなく簡単に設けることができ、かつ基端部をテープ装着部に接近して設けることができ、基本状態でテープの大気への曝し距離を短くすることができ、テープ接着性能の低下を防止することができる。
請求項4の発明によれば、板バネに耐久性のある易剥離面を簡単に形成することができる。
請求項5の発明によれば、板バネを安価に得ることができる。
請求項6の発明によれば、板バネの先端面に所定幅で接着保持面を設けているので、カッター刃からの剥離を容易にすると共に残テープの定位置保持性を高めることができる。
請求項7の発明によれば、接着保持面を板バネ先端面に加え基端面にも設けたので、基本状態でテープの板バネへの接着を確実にし、乾燥やテープの伸縮により時間経過と共にテープが弾性体から剥がれることをより確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係るテープカッターの基本状態における斜視図である。 同テープカッターの正面断面概略図である。 同テープカッターのテープ引出時の状態図である。 同テープカッターのテープカット時の状態図である。 同テープカッターの板バネの拡大平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面をもとに詳細に説明する。
図1は、本発明に係るテープカッターの実施形態を示し、粘着テープを切断後にテープをカッター刃から切断端部を跳ね上げた状態でテープ剥離保持手段に保持している基本状態における斜視図であり、図2はその正面概略断面図である。
本実施形態に係るテープカッターは、カッター本体1にテープ装着部2とカッター刃3を固定したカッター部とを有し、テープ装着部には周知のテープカッターと同様にロール型の粘着テープ10を嵌合保持するリール嵌合軸が回転自在に保持され、本体の先端部に鋸歯状のカッター刃が固定されている。カッター刃3は、本実施形態では図示のように略水平に固定され、切断の容易性と安全性を図っている。
そして、テープ装着部2とカッター刃3との間にテープ剥離保持手段5が設けられている。テープ剥離保持手段5は、カッター本体1の底板から立設された棒状の支持体6の頂部にテープ装着部側からカッター部方向に水平に延び、基端部が固定され先端部側が自由端になっている平坦な短冊状の板バネ7により構成されている。板バネ7は、本実施形態では所定の弾性を有する弾性変形可能なプラスチック板で形成されているが、プラスチック板に限らずバネ性の金属薄板等弾性変形可能であれば任意の材質のものが採用できる。好適には、テープに密着させた状態で所定の面積でテープの長手方向張力に対して適度の接着強度を有し、かつ所定角度での剥離力に対しては容易に剥離できる材質が望ましく、プラスチック板は安価であり好適に採用できる。本実施形態では板バネにシリコーン樹脂を施す部分は板バネの両端部5ミリメートル程度を除く部分とした。このことにより、テープが板バネとの粘着状態がテープ切断後の基本状態の保持性能を十分に満足し、かつテープ引き出し時の剥離性能をも満足させ、相反することを両立させることが可能となる。
該板バネ7は、テープ切断後に自動的にテープ先端に所定長さの摘み部が形成されるように、板バネ先端縁7’がカッター刃3の上方後方に浮き、切断時に図4に示すように、板バネ先端縁7’が撓んだ状態でカッター3との距離Sがテープ摘み部長さとなる距離だけカッター刃3よりもテープ装着部側に位置し、かつカッター刃3より上側に位置するように配置されている。前記摘み部12の長さはテープを摘んで引き剥がし可能な最小長さであればよく、5mm〜15mm程度で十分であるが、摘み部12の粘着面が手に接着しないよう折り曲げて引き出すことを可能にする場合は、15mm以上が望ましい。
このように、テープ先端部をカッター刃から離し浮かせることで、常にテープ先端部を摘んで引き出すことができる機能を有し、また先端部を折り重ねて摘んで引き出すことも可能にした。
板バネ7の上面には、図5に示すように先端部側と基端部側に所定幅w、w’を除き中央部Lにはシリコーン樹脂を塗布することによって、接着保持面8、8’と易剥離面9を形成してある。易剥離面9は必ずしもシリコーン樹脂の塗布に限らず、適宜の剥離剤の塗布や剥離シートの貼付等板バネ表面の接着性を弱めるものであれば、その手段は問わないが、例えば、簡易で有効な手段としてクラフトテープを板バネの所定位置に貼り付けることによって、非接着面が上面になり易剥離面を形成することができる。
残テープの先端部を定位置に保持させるためには、板バネ7に残テープを粘着させる必要があるが、完全に粘着させてしまうとテープを引き出すごとに剥がす作業的負担が増大してしまうため、テープが粘着しすぎずに完全に定位置に保持でき、かつ容易にテープを引き出すことができるように板バネ上面の接着面と易剥離面の割合を両者の条件を満たすように調整して形成した。板バネにシリコーン樹脂を全面に塗布してしまうと、残テープが板バネに接着することなくロールテープに巻き付いてしまいテープ先端部を定位置に保持することができない。本発明者の検証によれば、シリコーン樹脂を塗布しない部分を板バネ先端部のみの必要最小限とすることでカット後の残テープ先端部の定位置保持と次回カットする際に残テープの板バネからの剥離容易性を両立することが可能であると判明した。即ち、接着面は板バネ先端部の所定範囲にのみ設けることで本発明の目的を達成できるが、本実施形態では、後述するように接着面を板バネの基端部側の所定範囲にも設けた。
それは次の理由による。テープは基本状態において、テープ先端部の摘み部を除いて接着面が外気に触れないのが望ましく、その点本実施形態ではテープ装着部とカッター刃との間に長尺状の板バネを設けて該板バネ表面にテープ粘着面が密接している状態にあるので、従来のテープ装着部とカッター刃との間が空間となって外気に晒されているものに比べてテープの接着性を低下させることなく望ましい状態で保持できる。本実施形態では該状態をより確実に保持できるように板バネ基端部側にも接着面を設けて先端部側と併せて2か所で接着保持することにより、基本状態で粘着テープが浮き上がることなく確実に板バネ面に密接させることができる。かつ基端部側に接着面を設けることによって、より有効にテープロールの逆回転等を阻止しそれによるテープの緩み等を確実に阻止でき、常に良好な状態を保つことができる。なお、基端部側に接着部をさらに設けてもテープ引き出し時には、テープは板バネ先端部から剥がされた状態で基端部側の接着保持面に至るので、殆ど作業負担を増大させることなく、容易に剥離することができる。
本実施形態のテープカッターは、以上のように構成され、次のように貼着作業を行うことができる。
ロールテープからテープを所定長さ引き出しカッター刃で切断した基本状態は図1に示す状態にあり、この状態ではテープの切断端11が板バネの先端縁7’から所定長さ突出してカッター刃3の上方空間部で摘み部12を形成している。したがって、テープを使用するときには、使用者はテープ先端の摘み部12を自由に摘んで所定長さ引き出すことができる。このとき、テープは板バネ7の先端部の接着保持面8に接着しているが、接着保持面の長さはテープを引き上げることで容易に剥離できる程度に設定されているため容易に剥離し、かつそれに続く易剥離面9及びテープ装着部側の接着保持面8’も容易に剥離できて、図3に示すようにテープ10を所定長さ引き出すことができる。
この状態から、テープをカッター刃3に押し当てようとすると図4に示すようにテープ10が板バネ7と接触し板バネの接着保持面8、8’と接着すると共に易剥離面でも密接する状態となると共に、板バネ7が弓形に変形しテープがカッター刃3に押し当てられてテープが切断される。テープが切断されると瞬間的に板バネの反発力で残テープの先端部がカッター刃から剥離し押し上げられ、図1に示す基本状態に復帰する。
したがって、本実施形態によれば、テープ切断時及び切断後もテープは板バネに密着した状態であるので、安定した状態で所定長さのテープを切断することができると共に、切断後の残テープも板バネの復帰の影響を受けることなく安定して板バネに密着した状態を保ち、テープ装着部に巻戻されることなく常に緊張状態を保つことができる。
以上のように、本発明のテープカッターによれば、カッター刃と残テープの先端部は離れているため自由にかつ安全に摘むことができ、しかもテープの切断及び切断後の残テープ先端の位置が安定しているので、正確に効率よく安定して貼着作業を行うことができる。そして、テープ先端部を直接持ちテープを引き出すことができ、カットされたテープを持ち替えることなく綺麗に正確に貼り付けられるので、特に大量のテープ貼着作業には従来のテープカッターと比べて非常に効率的であり作業負担を軽減できると共に作業時間を短縮できるという格別な効果を奏する。そして、テープを持ち替えることなく貼れるためテープの接着面に指紋が付きにくく、同時に手がベタ付きにくい効果もある。
本発明は、簡単な構成で貼着作業効率を向上させるテープカッターを得ることができ、特にテープを繰り返し貼着する事務作業や包装作業、工作作業等において好適に利用できる。
1 カッター本体
2 テープ装着部
3 カッター刃
5 テープ剥離保持手段
6 支持体
7 板バネ
7’ 板バネ先端縁
8,8’ テープ接着保持面
9 易剥離面
10 テープ
11 切断端
12 摘み部
13 切断片
上記課題を解決する本発明のテープカッターは、カッター本体にロール型粘着テープを装着するテープ装着部とカッター刃とを有するテープカッターにおいて、前記テープ装着部と前記カッター刃との中間に易剥離面と接着保持面を有する板バネからなるテープ剥離保持手段を有し、かつ該テープ剥離保持手段と前記カッター刃は所定距離離れて配置され
前記板バネは、前記テープ装着部から前記カッター刃へのテープ供給方向に直線状に伸びる平坦な短冊状に形成され、その先端部は前記カッター刃より上方に位置するように配置され、且つ前記カッター本体の前記テープ装着部とカッター刃間の空間部に立設された支持体の上面に基端部が固定され、先端部側が弾性変形可能に自由端になっており、少なくとも前記先端部側に所定幅の接着保持面を有し、その反発力により前記カッター刃から切断直後の残テープを自動的に剥離させると共に前記接着保持面に粘着保持させるようにしてなり、
前記テープ装着部から引き出された残テープの粘着面が前記板バネの長手方向に沿って該板バネ表面と密接状態で保持されるようにしてなることを特徴とするものである。
前記テープ剥離保持手段のテープ易剥離面は、前記板バネにシリコーン樹脂を部分的に塗布することによって容易に形成することができる。
前記板バネは、弾性材であればその材質は問わないが、プラスチック板で安価に形成することができ、前記テープ易剥離面以外の表面が接着面となっている。
また、前記板バネは、少なくとも先端部側に所定幅の接着面を有しているが、前記板バネの先端部側と基端部側に形成されているのがより望ましい。
請求項1の発明によれば、テープ保持手段が易剥離面と接着面を有する短冊状の平坦な板バネで形成されているので、構造が非常に簡単であり、半永久的に反発力が期待でき耐久性に優れ動作が安定している。そして、切断時にはテープ自身が順次板バネに接触しながら板バネを押し下げることにより先端部側がカッター刃方向に弾性変形し、切断と同時にその反発力によりカッター刃を自動的に剥離させることができ、テープを安定して容易に切断することができる。
しかも、テープ切断直後にテープ先端がカッター刃から剥離して跳ね上げられ空間に浮いた状態を維持するため、カッター刃に触れることなくテープ先端部を直接持ちテープを引き出すことができるので、安全であり、またカットされたテープ片を持ち変えることなく綺麗に正確に貼り付けることができ、作業効率が特段に向上し大量のテープ貼り付け作業には特に有効である。
さらに、請求項1の発明によれば、テープ剥離保持手段が、短冊状の平坦な板バネ表面に易剥離面と接着保持面を有して形成されているので、易剥離面と接着保持面の調節が容易にでき、十分な接着保持面積を確保できて確実に残テープを板バネに接着保持でき、且つテープ引出時の剥離性能をも満足させ、相反する課題を同時に解決することができる。
また、板バネの先端面に所定幅で接着面を設けているので、カッター刃からの剥離を容易にすると共に残テープの定位置保持性を高めることができる。
さらに、前記板バネはカッター本体のテープ装着部とカッター刃間の空間部に立設された支持体の上面に基端部が固定されて設けられているので、従来のテープカッターの構造を変えることなく簡単に且つ強固に設けることができ、しかも基端部をテープ装着部に接近して設けることができ、基本状態でテープの大気への曝し距離を短くすることができ、テープ接着性能の低下を防止することができる。
特に、請求項1の発明によれば、前記板バネは、平坦な短冊状に形成されテープ装着部からカッター刃へのテープ供給方向に直線状に伸びているため、切断後の残テープは基本状態では常に長手方向に沿って板バネ全面に接触した状態を維持でき、残テープの粘着面が前記板バネの長手方向に沿って該板バネ表面と密接状態で保持されるので、切断後の残テープが従来のテープ装着部とカッター刃との間が空間になって空気に晒されているものと比べてテープの接着性を低下させることなく望ましい状態に保持でき、乾燥やテープの伸縮により時間経過と共にテープが板バネから剥がれることを防止できる。
請求項2〜5の発明によれば、請求項1の発明の上記効果に加えてさらに次のような効果を奏する。
請求項の発明によれば、板バネに耐久性のある易剥離面を簡単に形成することができる。
請求項の発明によれば、接着保持面を板バネ先端面に加え基端面にも設けたので、基本状態でテープの板バネへの接着を確実にし、乾燥やテープの伸縮により時間経過と共にテープが弾性体から剥がれることをより確実に防止することができる。

Claims (7)

  1. カッター本体にロール型粘着テープを装着するテープ装着部とカッター刃とを有するテープカッターにおいて、前記テープ装着部とカッター刃との中間に易剥離面と接着保持面を有する板バネからなるテープ剥離保持手段を有し、かつ該テープ剥離保持手段と前記カッター刃は所定距離離れて配置されていることを特徴とするテープカッター。
  2. 前記板バネは、前記テープ装着部から前記カッター刃へのテープ供給方向に直線状に伸び、その先端部は前記カッター刃より上方に位置するように配置され、前記カッター刃の方向に弾性変形可能に固定され、その反発力によりカッター刃から切断直後の残テープを自動的に剥離させると共に前記接着保持面に粘着保持させるようにしてなる請求項1に記載のテープカッター。
  3. 前記板バネは、前記カッター本体の前記テープ装着部とカッター刃間の空間部に立設された支持体の上面に基端部が固定され、先端部側が弾性変形可能に自由端になっている請求項1又は2に記載のテープカッター。
  4. 前記テープ剥離保持手段のテープ易剥離面は前記板バネにシリコーン樹脂を部分的に塗布して形成したものである請求項1〜3の何れかに記載のテープカッター。
  5. 前記板バネは、プラスチック板で形成され、前記テープ易剥離面以外の表面が接着保持面となっている請求項1〜4の何れかに記載のテープカッター。
  6. 前記板バネは、少なくとも先端部側に所定幅の接着保持面を有している請求項1〜5の何れかに記載のテープカッター。
  7. 前記接着保持面は、前記板バネの先端部側と基端部側に形成されている請求項1〜6の何れかに記載のテープカッター。
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