JP2017171176A - 車載バッテリの冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】部品を追加することなく、防水構造のケースに収容されたバッテリが浸水する状態になったことを検知する。【解決手段】車載バッテリ7の冷却システム10は、防水構造のケース12に収容されており、走行用のモータ3に供給する電力を蓄えている車載バッテリ7を冷却する。車載バッテリ7の冷却システム10は、バッテリ7を収容している防水構造のケース12に接続している吸気ダクト13と、吸気ダクト13内の空気をケース12に送り込むブロア15と、ブロア15を制御するコントローラ6を備えている。吸気ダクト13の吸気口13aは下方に向かって開口しており、かつ、ブロア15よりも低い位置に設けられている。コントローラ6は、ブロア15のファン回転数が増加した時、又は、ブロア15の消費電力が低下した時に、吸気口13aが塞がれたことを示す信号を出力する。【選択図】図1

Description

本明細書は、車載バッテリの冷却システムを開示する。詳細には、防水構造のケースに収容される車載バッテリが浸水する状態(車載バッテリに水が被る可能性が高まった状態)となったことを検知する冷却システムに関する。
電気自動車・ハイブリッド自動車・燃料電池自動車等は、走行用モータに供給する電力を蓄えている車載バッテリを備えており、その車載バッテリを冷却する冷却システムを備えている。その冷却システムは、車載バッテリを収容しているケースと、ケースに連通している吸気ダクトと、吸気ダクト内の空気をケース内に送り込むブロアと、ブロアを制御するコントローラを備えている。
自動車が冠水地域を走行する場合、あるいは河川を渡河する場合などには、車載バッテリが浸水する虞がある。このため、ケースを防水構造にすることがある。ケースを防水構造にすると、ケースの外側が浸水してもケース内に水が侵入しないため、車載バッテリが浸水することがない。このため、車室内に水が侵入しても、ケース内に水が侵入することを防止することができる。しかしながら、ケースに連通している吸気ダクトの吸気口が浸水すると、吸気ダクトに水が浸入して車載バッテリが浸水する虞がある。これに備えて、例えば、特許文献1に開示された技術では、車載バッテリが収容されているケース内に水が浸入したことを検知するセンサを搭載している。センサによって水の浸入が検知されると、例えば、車載バッテリの充放電量を制限ないし停止して車載バッテリの過熱を防止したり、あるいはブロアの回転を停止して水の浸入速度を低下させたりするなど、浸水時に必要な処理を起動することができる。
特開2015−81896号公報
特許文献1の冷却システムは、浸水を検知するために、浸水を検知するためにのみ必要な浸水センサを追加搭載する。このため、部品点数が増加するという問題があった。本明細書は、浸水検知のための専用部品を追加することなく、防水構造のケースに収容される車載バッテリが浸水する状態になったことを検知する技術を開示する。
本明細書に開示する車載バッテリの冷却システムは、防水構造のケースに収容されており、走行用のモータに供給する電力を蓄えている車載バッテリを冷却する。その冷却システムは、車載バッテリを収容している防水構造のケースと、ケースに連通している吸気ダクトと、吸気ダクト内の空気をケース内に送り込むブロアと、ブロアを制御するコントローラを備えている。吸気ダクトの吸気口は下方に向かって開口しており、かつ、ブロアよりも低い位置に設けられている。コントローラは、ブロアのファン回転数の増加とブロアの消費電力の低下の少なくとも一方が生じた時に、吸気口が塞がれたことを示す信号を出力する。
上記の冷却システムでは、車室内に水が浸入すると、ブロアよりも低い位置において吸気口の空気が通過できる断面積が小さくなり、吸気ダクトを空気が通過する際の抵抗が増加する。このため、ブロアの消費電力を一定に制御している場合はブロアの回転数が増加し、ブロアのファン回転数を一定に制御している場合はブロアの消費電力が減少する。上記の冷却システムでは、ブロアのファン回転数の増加とブロアの消費電力の低下の少なくとも一方が生じた時に吸気口が塞がれていることを示す信号を出力するために、吸気ダクトに水が浸入したことを検知でき、浸水時に必要な処理を起動することができる。自動車に侵入した水位が上昇して吸気口に接近した時、あるいは吸気口が水没した時に、上記の事象が生じて吸気ダクトが塞がれたことを示す信号を出力する。
上記の冷却システムに必要なセンサは、ブロアの消費電力を検知するためのセンサ、あるいはブロアのファン回転数を検知するためのセンサであり、冷却システムがもともとに必要とするセンサであり、浸水検知のために新しく必要とされるものでない。必要部品数を増加させることなく、吸気口の浸水を検知することができる。
上記の冷却システムでは、吸気ダクトの吸気抵抗の上昇を検知する。閾値の設定によって、吸気ダクトが完全に塞がれたことを検知するようにすることもできれば、不完全に塞がれたことを検知するようにすることもできる。吸気ダクトが塞がれたことを示す信号は、吸気口が完全に塞がれたことを示す信号であることもあれば、部分的に塞がれたことを示す信号であることもある。
実施例に係る電気自動車の概略構成を示す断面図。 コントローラがブロアの消費電力を一定とする制御をしている場合に、浸水を検知する処理を示すフローチャート。 コントローラがブロアのファン回転数を一定とする制御をしている場合に、浸水を検知する処理を示すフローチャート。
図1に示すように、実施例の電気自動車2は、走行用のモータ3と、インバータ4と、車載バッテリ7を備えている。以下では、車載バッテリ7を、単にバッテリ7という。バッテリ7はインバータ4に接続されており、インバータ4は、バッテリ7が供給する直流を交流に変換し、モータ3に供給する。モータ3は、バッテリ7から供給される電力で駆動される。モータ3は、車両前部に搭載されており、インバータ4も車両前部に搭載されており、バッテリ7は車両後部に搭載されている。
バッテリ7は、冷却システム10によって冷却される。冷却システム10は、バッテリ7を収容しているケース12と、ケース12に連通している吸気ダクト13と、吸気ダクト13内の空気をケース12内に送り込むブロア15と、ブロア15を制御するコントローラ6と、ケース12から空気を排気する排気ダクト14を備えている。
吸気ダクト13の一端には、吸気口13aが設けられている。吸気口13aは車室内に下方に向かって開口しており、ブロア15より低い位置に設けられている。吸気ダクト13の他端はケース12に連通している。ケース12の上面に連通孔が設けられており、この連通孔と吸気ダクト13の他端が接続している。吸気ダクト13は、車室内とケース12内を連通しており、吸気ダクト13の途中にブロア15が配置されている。吸気ダクト13の一部(この場合は吸気口の近傍)は、ブロア15よりも低い位置を通過している。なお、本実施例では吸気ダクト13はケース12の上面に接続されているが、これに限定されない。例えば、吸気ダクト13はケース12の側面に接続されていてもよい。
ケース12内にバッテリ7が収容されている。ケース12は防水構造となっている。ケース12には、吸気ダクト13と排気ダクト14が連通している。ケース12内は、吸気ダクト13と排気ダクト14を介して車室内と連通している。
ブロア15は、吸気ダクト13の途中に配置されている。ブロア15は、コントローラ6により制御されている。ブロア15が作動すると、吸気ダクト13内の空気がケース12内に送り込まれる。すなわち、ブロア15によって、吸気口13aから吸気ダクト13内に空気が取り込まれ、取り込まれた空気が吸気ダクト13を通ってケース12内へ送り込まれる。
排気ダクト14の一端はケース12に連通している。ケース12の上面に連通孔が設けられており、この連通孔と排気ダクト14の一端が接続している。排気ダクト14の他端には、排気口14aが設けられている。排気口14aは車室内に開口している。排気ダクト14は、ケース12内と車室内を連通している。ケース12内に送り込まれた空気は、排気ダクト14を通り、排気口14aから排出される。なお、本実施例では排気ダクト14はケース12の上面に接続されているが、これに限定されない。例えば、排気ダクト14はケース12の側面に接続されていてもよい。
インバータ4や冷却システム10を含む車両全体は、コントローラ6によって制御される。なお、実際の電気自動車2は、複数のプロセッサが共同することでコントローラ6を構成している。本明細書では、一つのコントローラ6が車両の機能を制御しているものとして説明を続ける。
コントローラ6には、吸気ダクト13内の空気温度を計測する温度センサ16と、ブロア15のファン回転数を計測する回転数センサ17と、ブロア15を流れる電流値を検知する電流計18(これに既知の電圧を乗じるとブロア15の消費電力が判明する)と、バッテリ7の温度を計測する温度センサ8が接続されている。後に詳述するように、コントローラ6は、温度センサ16、回転数センサ17、電流計18、温度センサ8から取得した情報に基づいて、吸気ダクト13に水が浸入したことを検知する。コントローラ6は、吸気ダクト13に水が浸入したことを検知すると、インバータ4やブロア15を制御し、浸水したことを運転者に報知する情報をインパネ5に表示する。
図2を参照して、コントローラ6が浸水を検知する処理について説明する。図2は、コントローラ6が、ブロア15の消費電力を一定に制御している場合に浸水を検知する処理の一例である。
図2の処理では、コントローラ6が、回転数センサ17が計測したブロア15のファン回転数に関する情報を取得し、ファン回転数の増加を検知する(S10)。電気自動車2の車室内に浸水すると、吸気ダクト13の吸気口13aが水没し、吸気口13aが水によって塞がれた状態、すなわち、吸気ダクト13が塞がれた状態になる。すると、吸気口13aから吸気ダクト13内に空気を取り込むことができなくなり、ブロア15に達する風量が減少する。このため、吸気ダクト13が塞がれると、ブロア15のファン回転数が増加する。
コントローラ6がブロア15のファン回転数の増加を検知した時(S10でYESの時)には、次に、コントローラ6は、温度センサ16が計測した吸気ダクト13内の温度に関する情報を取得し、吸気ダクト13内の温度上昇を検知する(S12)。吸気ダクト13が塞がれ、吸気ダクト13からケース12内へ空気を送り込むことができなくなると、バッテリ7を冷却することができなくなる。このため、バッテリ7の温度が上昇する。また、吸気ダクト13が塞がれているため、バッテリ7の温度が上昇すると、バッテリ7を収容するケース12と連通している吸気ダクト13内の温度も上昇する。このため、吸気ダクト13が塞がれると、コントローラ6は吸気ダクト13内の温度上昇を検知する。
コントローラ6が吸気ダクト13内の温度上昇を検知した時(S12でYESの時)には、次に、コントローラ6は、温度センサ8が計測したバッテリ7のケース12内の温度に関する情報を取得し、ケース12内の温度上昇を検知する(S14)。吸気ダクト13が塞がれると、バッテリ7を冷却することができなくなる。このため、バッテリ7の温度が上昇し、ケース12内の温度が上昇する。このため、コントローラ6はケース12内の温度上昇を検知する。
図2の実施例では、ブロア15のファン回転数が増加し(S10がYES)、吸気ダクト13内の温度が上昇し(S12がYES)、ケース12内の温度が上昇した(S14がYESのとき)という3条件が成立した時に、コントローラ6によって、吸気ダクト13が塞がれている、すなわち、浸水していると判定する。この場合には、コントローラ6は、バッテリ7の入出力の上限値が制限されるようインバータ4を制御する(単位時間当たりの放電量と充電量の上限を低下させる)。また、コントローラ6は、ブロア15が停止されるよう制御する。さらに、コントローラ6は、浸水していることを運転者に報知する情報をインパネ5に表示させる。
一方、ブロア15のファン回転数が増加しない場合(S10がNO)は、他の2条件が成立してもステップS16の処理を実施しない。同様に、吸気ダクト13内の温度が上昇しない場合(S12がNO)は、他の2条件が成立してもステップS16の処理を実施しない。同様に、ケース12内の温度が上昇しない場合(S14がNO)は、他の2条件が成立してもステップS16の処理を実施しない。
図2の処理は、3条件の全部が成立し、吸気ダクト13が塞がれている可能性が高いと判断できる場合に、ステップS16の処理を実行する。これに代えて、3条件のうちのいずれかの2条件が成立する場合、あるいは3条件のうちのいずれかの1条件が成立する場合にステップS16を実行してもよい。3条件の活用の仕方によって、吸気ダクト13が塞がれている可能性が存在する場合にステップS16の処理を実行するようにしたり、吸気ダクト13が塞がれている可能性が存在するというだけでなくその可能性が高い場合にステップS16の処理を実行するようにしたりすることができる。
本明細書で、ブロア15のファン回転数の増加が生じた時にコントローラ6が閉塞信号を出力するという場合、少なくともファン回転数の増加を条件に計測信号を出力することを意味し、図2に示すようにさらに他の条件が成立することを条件として閉塞信号を出力する場合も含むし、S10がYESであれば直ちに閉塞信号を出力する場合をも含む。
図3を参照して、コントローラ6がブロア15のファン回転数を一定に制御している場合に、コントローラ6が浸水を検知する処理について説明する。図3に示すように、まずコントローラ6は、電流計18が計測したブロア15を流れる電流値に関する情報を取得し、ブロア15の消費電力の低下を検知する(S20)。電気自動車2の車室内が浸水すると、吸気ダクト13の吸気口13aが水没し、吸気口13aが水により塞がれた状態、すなわち、吸気ダクト13が塞がれた状態になる。すると、吸気口13aから吸気ダクト13内に空気を取り込むことができなくなり、ブロア15に達する風量が減少する。このため、ブロア15が受ける空気抵抗が減少し、ブロア15の消費電力が低下する。
図3の処理は、図2のステップS10をステップS20に置換したものであり、他は同じである。そこで、重複説明を省略する。図3の処理では、ブロア15の消費電力が低下したか(S20がYES?)、吸気ダクト13内の温度が上昇したか(S22がYES?)、ケース12内の温度が上昇したか(S24がYES?)という3条件が用いられる。その3条件の全部が成立した場合には、コントローラ6によって、吸気ダクト13が塞がれている、すなわち、浸水していると判定する。この場合には、コントローラ6は、バッテリ7の入出力の上限値が制限されるようインバータ4を制御する(単位時間当たりの放電量と充電量の上限を低下させる)。また、コントローラ6は、ブロア15が停止されるよう制御する。さらに、コントローラ6は、浸水していることを運転者に報知する情報をインパネ5に表示させる。
一方、ブロア15の消費電力が低下しない場合(S20がNO)は、他の2条件が成立してもステップS26の処理を実施しない。同様に、吸気ダクト13内の温度が上昇しない場合(S22がNO)は、他の2条件が成立してもステップS26の処理を実施しない。同様に、ケース12内の温度が上昇しない場合(S24がNO)は、他の2条件が成立してもステップS26の処理を実施しない。
図3の処理は、3条件の全部が成立し、吸気ダクト13が塞がれている蓋然性が高いと判断できる場合に、ステップS26の処理を実行する。これに代えて、3条件のうちのいずれかの2条件が成立する場合、あるいは3条件のうちのいずれかの1条件が成立する場合にステップS26を実行してもよい。3条件の活用の仕方によって、吸気ダクト13が塞がれている可能性が存在する場合にステップS26の処理を実行するようにしたり、吸気ダクト13が塞がれている可能性が存在するというだけでなくその可能性が高い場合にステップS26の処理を実行するようにしたりすることができる。
本明細書で、ブロア15の消費電力の低下が生じた時にコントローラ6が閉塞信号を出力するという場合、少なくともブロア15の消費電力の低下を条件にして閉塞信号を出力することを意味し、図3に示すようにさらに他の条件が成立することを条件として閉塞信号を出力する場合も含むし、S20がYESであれば直ちに閉塞信号を出力する場合をも含む。
コントローラ6は、他の用途のために既に設置されている各種センサ(特に17,18)から取得した情報に基づいて吸気ダクト13の浸水を判定する。このため、部品点数を増加させることなく、吸気ダクト13の浸水を検知することができる。
また、コントローラ6は、バッテリ7のケース12に接続される吸気ダクト13に水が浸入したことを検知する。このため、バッテリ7のケース12内に水が侵入する前に、バッテリ7が浸水する状況になったことを検知することができる。
また、コントローラ6は、吸気ダクト13の浸水を検知すると、ブロア15を停止させる。このため、吸気ダクト13内に侵入した水を、ブロア15の作動によってケース12内に送り込むことを回避することができる。
また、コントローラ6は、吸気ダクト13の浸水を検知すると、バッテリ7の入出力の上限値を制限する。上述したように、吸気ダクト13が浸水すると、バッテリ7を冷却することができなくなる。このため、バッテリ7の入出力の上限値を制限することによって、バッテリ7の発熱を抑制することができ、バッテリ7の故障を抑制することができる。
本実施例では、コントローラ6は、ブロア15のファン回転数の増加(S10)又はブロア15の消費電力の低下(S20)を検知することに加えて、吸気ダクト13内の温度の上昇(S12、S22)と、バッテリ7のケース12内の温度の上昇(S14、S24)を検知することによって吸気ダクト13の浸水を判定しているが、このような構成に限定されない。上述したように、吸気ダクト13が塞がれていることは、ブロア15のファン回転数の増加(S10)又はブロア15の消費電力の低下(S20)のみから検知することができる。このため、ブロア15のファン回転数の増加(S10)又はブロア15の消費電力の低下(S20)のみを検知することによって吸気ダクト13の浸水を判定してもよい。また、上述したように、ブロア15のファン回転数の増加(S10)又はブロア15の消費電力の低下(S20)を検知することに加えて、吸気ダクト13内の温度の上昇(S12、S22)と、バッテリ7のケース12内の温度の上昇(S14、S24)を検知することによって、吸気ダクト13が塞がれていることをより確実に判定することができ、誤判定を回避することができる。このため、ブロア15のファン回転数の増加(S10)又はブロア15の消費電力の低下(S20)を検知することに加えて、吸気ダクト13内の温度の上昇(S12、S22)又はバッテリ7のケース12内の温度の上昇(S14、S24)のいずれかを検知することによって、吸気ダクト13の浸水を判定してもよい。
なお、本実施例の冷却システム10は、電気自動車2に搭載されているが、このような構成に限定されない。例えば、ハイブリッド自動車や燃料電池自動車等のような走行用モータに供給する電力を蓄えているバッテリを備える自動車であれば、当該バッテリの冷却システムに本明細書で開示する冷却システムを用いることができる。
なお、冷却システム10では、排気ダクト14の形状は限定されない。上述のように、コントローラ6は、吸気ダクト13が塞がれた状態であることを検知することによって、浸水したことを検知する。このため、排気ダクト14が塞がれた状態であるかどうかにかかわらず、浸水を検知することができる。
なお、冷却システム10は、吸気ダクト13が完全に塞がれた状態だけでなく、吸気ダクト13が不完全に塞がれた状態についても検知することができる。コントローラ6は、吸気ダクト13を空気が通過する際の抵抗が増加したことを検知することによって、吸気ダクト13が塞がれたことを検知する。すなわち、吸気ダクト13が空気を吸気する際の抵抗が上昇した場合に、コントローラ6は吸気ダクト13が塞がれたことを検知する。吸気ダクト13の吸気抵抗が上昇する場合としては、吸気ダクト13が完全に塞がれた状態の他に、吸気ダクト13の一部が塞がれた状態や、電気自動車2に侵入した水位が上昇して吸気口13aに接近した状態を挙げることができる。したがって、吸気ダクト13が不完全に塞がれた状態である、吸気口13aの一部が塞がれた状態又は上昇した水位が吸気口13aに接近した状態についても、コントローラ6は検知することができる。このため、このような状態のブロア15のファン回転数又はブロア15の消費電力を検知するように閾値を設定することによって、吸気ダクト13が不完全に塞がれた状態を検知することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:電気自動車
3:走行用のモータ
4:インバータ
5:インパネ
6:コントローラ
7:バッテリ
8:温度センサ
10:冷却システム
12:ケース
13:吸気ダクト
13a:吸気口
14:排気ダクト
14a:排気口
15:ブロア
16:温度センサ
17:回転数センサ
18:電流計

Claims (1)

  1. 防水構造のケースに収容されており、走行用のモータに供給する電力を蓄えている車載バッテリの冷却システムであり、
    前記車載バッテリを収容している防水構造のケースと、
    前記ケースに連通している吸気ダクトと、
    前記吸気ダクト内の空気を前記ケース内に送り込むブロアと、
    前記ブロアを制御するコントローラと、
    を備えており、
    前記吸気ダクトの吸気口が下方に向かって開口しており、かつ、前記ブロアよりも低い位置に設けられており、
    前記コントローラは、前記ブロアのファン回転数の増加と前記ブロアの消費電力の低下の少なくとも一方が生じた時に、前記吸気口が塞がれたことを示す信号を出力する、車載バッテリの冷却システム。
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