JP2017171065A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常履歴情報とカウント値との関係が本来の関係と不一致となる否かを判定することができ、判定結果に応じた処理を行うことができる電子制御装置を提供する。【解決手段】電子制御装置1は、エンジン5が異常状態であることが確定した際に異常履歴情報を異常履歴情報記録部23に記録すると共に、エンジン5が異常状態から正常状態に復帰した際に正常判定カウンタ13にカウントを開始させてカウント値を正常判定カウント記録部22に記録し、異常履歴情報記録部23における異常履歴情報の記録の有無と正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値との関係が、予め定めた異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係と一致するか否かを判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、鞍乗型車両のエンジンを制御する電子制御装置に関する。
診断装置による故障診断機能であるOBD(On Board Diagnostic)に関する規約では、車両に搭載されているエンジンの故障等の異常状態を検出し、異常履歴情報の管理を行うことが規定されている。かかる異常履歴情報は、エンジンの制御装置であるECU(Electronic Control Unit)のメモリに記録され、インジケータ等でユーザーに通知するため又は診断装置によるエンジン異常の原因の特定に利用されている。
従来、鞍乗型車両では、1回又は複数回のドライビングサイクルの間にエンジンの異常状態が継続した場合、ECUのメモリに異常履歴情報を記録すると共に、インジケータを点灯等させてユーザーに通知する。また、かかる鞍乗型車両では、エンジンが異常状態であることが確定した後、3回のドライビングサイクルの間にエンジンが正常状態であることが連続して検出された場合に、インジケータを消灯等してユーザーへの通知を停止する。ここで、ドライビングサイクルは、エンジンが起動されてから、その後エンジンが停止して次にエンジンが起動されるまでの期間である。
更に、特許文献1には、異常情報を記録した後に、ドライビングサイクル毎にエンジンが正常状態であるか否かの判定を行い、エンジンが正常状態であることを検出する毎にカウンタでカウントすると共に、カウンタのカウント値が所定値になった場合に、異常情報の記録を消去する電子制御装置が開示されている。
特開2013−32163号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、特許文献1に開示されている電子制御装置の構成では、カウント値の記録処理と、異常情報の記録処理又は消去処理と、の間において、電子制御装置に供給される電源がオフされた場合、異常情報の記録の有無とカウント値との関係が本来の正常な関係と異なることとなる。この場合において、次に電子制御装置の電源をオンした際に、異常情報の記録の有無とカウント値との関係が本来の正常な関係と異なっているため、異常情報の適切な利用ができない状態となる。
例えば、記録したカウント値が異常情報を消去可能な値に到達した後であって異常情報を消去する前に、電子制御装置に電力を供給する電源がオフになり、次にその電源がオンになった際に、記録されている異常情報は消去されていないため、次にカウント値が異常情報を消去可能な値に到達するまで、異常情報を消去することができない。
また、エンジンの異常状態が確定した後に正常状態を検出することによりカウントを開始して最初のカウント値を記録した後であって異常情報を記録する前に、電子制御装置に電力を供給する電源がオフになった場合において、次にその電源がオンになった際に、記録されているカウント値は異常情報を消去可能な値に到達していないにも関わらず異常情報が記録されていないこととなる。
このように、異常情報とカウント値との関係が正常でない場合には異常情報を適切に管理できないため、ユーザーに対してエンジンが正常状態に復帰したことを適切なタイミングで通知することができず、またエンジン異常の原因を特定できなくなる等の事態を生じる。
本発明は、以上の検討を経てなされたものであり、異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係が正常であるか否かを判定することができ、判定結果に応じて適切な処理を行うことができる電子制御装置を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するべく、本発明は、第1の局面において、鞍乗型車両のエンジンを制御する電子制御装置であって、前記エンジンが異常状態であることが確定した際に異常履歴情報を記録する異常履歴情報記録部と、前記エンジンが異常状態から正常状態に復帰した際にカウントを開始するカウンタと、前記カウンタがカウントを開始した後、前記エンジンの正常状態が継続する所定周期毎に前記カウンタのカウント値を更新記録するカウント記録部と、前記異常履歴情報記録部における前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント記録部に記録されている前記カウント値との関係が、予め定めた前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント値との正常な関係と一致するか否かを判定する制御部と、を有する電子制御装置である。
また、本発明は、かかる第1の局面に加えて、前記制御部は、前記異常履歴情報記録部における前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント記録部に記録されている前記カウント値との関係が前記正常な関係と不一致であると判定したときに、前記カウント記録部に記録されている前記カウント値を正常値に書き換える処理を行って前記異常履歴情報記録部における前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント記録部に記録されている前記カウント値との関係を前記正常な関係にすることを第2の局面とする。
また、本発明は、かかる第1又は第2の局面に加えて、前記制御部は、前記カウンタの前記カウント値が所定値になった際に前記異常履歴情報記録部に記録している前記異常履歴情報を消去すると共に、前記異常履歴情報記録部における前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント記録部に記録されている前記カウント値との関係が前記正常な関係と不一致であると判定したときに、前記異常履歴情報記録部に記録されている前記異常履歴情報の消去処理、又は前記異常履歴情報記録部への前記異常履歴情報の記録処理を行って前記異常履歴情報記録部における前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント記録部に記録されている前記カウント値との関係を前記正常な関係にすることを第3の局面とする。
また、本発明は、かかる第1から第3の局面の何れかの局面に加えて、前記電子制御装置に供給される電源は、前記鞍乗型車両のイグニッションスイッチのオフと同時にオフされることを第4の局面とする。
本発明の第1の局面における電子制御装置においては、鞍乗型車両のエンジンを制御する電子制御装置であって、エンジンが異常状態であることが確定した際に異常履歴情報を記録する異常履歴情報記録部と、エンジンが異常状態から正常状態に復帰した際にカウントを開始するカウンタと、カウンタがカウントを開始した後、エンジンの正常状態が継続する所定周期毎にカウンタのカウント値を更新記録するカウント記録部と、異常履歴情報記録部における異常履歴情報の記録の有無とカウント記録部に記録されているカウント値との関係が、予め定めた異常履歴情報の記録の有無とカウント値との正常な関係と一致するか否かを判定する制御部と、を有する電子制御装置、であるため異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係が正常であるか否かを判定することができ、判定結果に応じて適切な処理を行うことができる。
本発明の第2の局面における電子制御装置においては、制御部が、異常履歴情報記録部における異常履歴情報の記録の有無とカウント記録部に記録されているカウント値との関係が正常な関係と不一致であると判定したときに、カウント記録部に記録されているカウント値を正常値に書き換える処理を行って異常履歴情報記録部における異常履歴情報の記録の有無とカウント記録部に記録されているカウント値との関係を正常な関係にするものであるため、異常履歴情報を適切に利用することができる。
本発明の第3の局面における電子制御装置においては、制御部が、カウンタのカウント値が所定値になった際に異常履歴情報記録部に記録している異常履歴情報を消去すると共に、異常履歴情報記録部における異常履歴情報の記録の有無とカウント記録部に記録されているカウント値との関係が正常な関係と不一致であると判定したときに、異常履歴情報記録部に記録されている異常履歴情報の消去処理、又は異常履歴情報記録部への異常履歴情報の記録処理を行って異常履歴情報記録部における異常履歴情報の記録の有無とカウント記録部に記録されているカウント値との関係を正常な関係にするものであるため、異常履歴情報を適切に利用することができる。
本発明の第4の局面における電子制御装置においては、電子制御装置に供給される電源が、鞍乗型車両のイグニッションスイッチのオフと同時にオフされるものであるため、セルフシャットダウン機能を有さず、イグニッションスイッチのオフと同時に電子制御装置に供給される電源がオフされる機構であっても、異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係が正常であるか否かを判定することができ、判定結果に応じて適切な処理を行うことができる。
図1は、本発明の実施形態における電子制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態における正常判定カウンタのカウント開始時及びカウント満了時の両方において、異常履歴情報の記録処理又は消去処理よりもカウント値の記録処理を優先する場合の異常履歴情報管理処理の流れを説明する図である。 図3は、本発明の実施形態における正常判定カウンタのカウント開始時において異常履歴情報の記録処理よりもカウント値の記録処理を優先し、正常判定カウンタのカウント満了時においてカウント値の記録処理よりも異常履歴情報の消去処理を優先する場合の異常履歴情報管理処理の流れを説明する図である。 図4は、本発明の実施形態における正常判定カウンタのカウント開始時及びカウント満了時の両方において、カウント値の記録処理よりも異常履歴情報の記録処理又は消去処理を優先する場合の異常履歴情報管理処理の流れを説明する図である。
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施形態における電子制御装置につき、詳細に説明する。
<電子制御装置の構成>
まず、図1を参照して、本発明の実施形態における電子制御装置の構成につき、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における電子制御装置の構成を示すブロック図であり、外部電源2、イグニッションスイッチ3、センサ4及びエンジン5も示す。
本実施形態における電子制御装置1は、図示しない鞍乗型車両に搭載される。電子制御装置1は、イグニッションスイッチ3のオンと同時に外部電源2から電源電圧の供給を受けてオンされることにより鞍乗型車両のエンジン5を制御し、イグニッションスイッチ3のオフと同時に外部電源2から電源電圧の供給が停止されてオフされることにより、鞍乗型車両のエンジン5の制御を停止する。
外部電源2は、イグニッションスイッチ3を介して電子制御装置1に電源電圧を供給する。外部電源2は、典型的には鞍乗型車両に搭載されているバッテリである。
センサ4は、電子制御装置1でエンジン5を制御するためにエンジン5の状態を検出するセンサ、又は鞍乗型車両の状態を検出するセンサであり、エンジン5の状態又は鞍乗型車両の状態に応じた信号を電子制御装置1に出力する。
エンジン5は、図示しない鞍乗型車両に搭載され、電子制御装置1の制御により鞍乗型車両を走行させる内燃機関である。
電子制御装置1は、CPU10及びEPROM20を備えている。より詳細には、CPU10は、機能ブロックとして、エンジン状態判定部11と、異常判定カウンタ12と、正常判定カウンタ13と、制御部14と、を備えている。エンジン状態判定部11と、異常判定カウンタ12と、正常判定カウンタ13と、制御部14と、は、CPU10が、イグニッションスイッチ3がオンされて外部電源2からの電源電圧の供給を受けた際に、図示を省略するメモリから必要な制御プログラム及び制御データを読み出し、読み出した制御プログラムを実行することによって、実現される。
エンジン状態判定部11は、センサ4から入力する信号に基づいてエンジン5の異常状態又は正常状態を検出して、その検出結果を示す電気信号を制御部14に出力する。
異常判定カウンタ12は、エンジン状態判定部11によりエンジン5の異常状態を検出した際に、制御部14の制御によりカウント動作を開始する。
正常判定カウンタ13は、エンジン状態判定部11によりエンジン5が異常状態から正常状態に復帰したことを検出した際に、制御部14の制御によりカウント動作を開始する。
制御部14は、エンジン状態判定部11から入力する電気信号の示すエンジン5の異常状態又は正常状態の検出結果と、異常判定カウンタ12のカウント動作におけるカウント値、及び正常判定カウンタ13のカウント動作におけるカウント値に基づいて、異常履歴情報管理処理を実行する。
具体的には、制御部14は、エンジン状態判定部11より所定周期で繰り返し電気信号が入力し、入力した電気信号の示す検出結果がエンジン5の異常状態であるのか正常状態であるのかを判定する。所定周期は、典型的には1ドライビングサイクルである。
制御部14は、エンジン状態判定部11より入力した電気信号の示す検出結果がエンジン5の異常状態である場合に、異常判定カウンタ12にカウント動作を開始させる。制御部14は、異常判定カウンタ12にカウント動作を開始させた後において、エンジン状態判定部11より入力した電気信号の示す検出結果が連続してエンジン5の異常状態である場合に、検出結果が異常状態である毎に異常判定カウンタ12にカウントさせると共に異常判定カウンタ12におけるカウント値を異常判定カウント記録部21に順次更新記録する。なお、制御部14は、異常判定カウンタ12にカウント動作を開始させた後において、エンジン状態判定部11より入力した電気信号の示す検出結果がエンジン5の正常状態を示す場合には、異常判定カウンタ12におけるカウント動作を停止させる。
制御部14は、異常判定カウント記録部21に記録するカウント値が所定値に達した場合にエンジン5の異常状態が確定したものと判定する。制御部14は、エンジン5の異常状態が確定したものと判定した後、異常履歴情報をEPROM20の異常履歴情報記録部23に記録する。また、制御部14は、エンジン5の異常状態が確定したものと判定した後、エンジン状態判定部11より入力した電気信号の示す検出結果がエンジン5の正常状態である場合に、正常判定カウンタ13にカウント動作を開始させる。
制御部14は、正常判定カウンタ13にカウント動作を開始させた後において、エンジン状態判定部11より入力する電気信号の示す検出結果が連続してエンジン5の正常状態である場合に、検出結果が正常状態である毎に正常判定カウンタ13にカウントさせると共に正常判定カウンタ13におけるカウント値を正常判定カウント記録部22に順次更新記録する。なお、制御部14は、正常判定カウンタ13にカウント動作を開始させた後において、エンジン状態判定部11より入力した電気信号の示す検出結果がエンジン5の異常状態を示す場合には、正常判定カウンタ13におけるカウント動作を停止させる。
制御部14は、正常判定カウンタ13でカウントするカウント値が所定値になった際に、異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報を消去する。
制御部14は、イグニッションスイッチ3のオンと同時に電子制御装置1がオンとなったタイミングで、異常履歴情報記録部23における異常履歴情報の記録の有無と、正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値との関係が、関係記録部24に予め記憶している異常履歴情報の記録の有無とカウント値との正常な関係と一致するか否かを判定する。制御部14は、判定の結果、異常履歴情報記録部23における異常履歴情報の記録の有無と、正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値と、の関係が、関係記録部24に予め記憶している異常履歴情報の記録の有無とカウント値との正常な関係と不一致であると判定したときに、関係記録部24に予め記憶している異常履歴情報の記録の有無とカウント値との正常な関係に基づいて、正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値を正常値に書き換える処理、異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報の消去処理、又は異常履歴情報記録部23への異常履歴情報の記録処理を行って、異常履歴情報の記録の有無とカウント値とを正常な関係にする。
EPROM20は、異常判定カウンタ12でカウントするカウント値の記録領域である異常判定カウント記録部21と、正常判定カウンタ13でカウントするカウント値の記録領域である正常判定カウント記録部22と、異常履歴情報の記録領域である異常履歴情報記録部23と、予め設定されている異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係の記録領域である関係記録部24と、を有している。
このような構成を有する電子制御装置1は、イグニッションスイッチ3がオンのときに外部電源2からの電源電圧の供給を受けて異常履歴情報管理処理を実行する。以下、図2から図4を参照して、異常履歴情報管理処理の流れについて説明する。
<異常履歴情報管理処理>
異常履歴情報管理処理は、正常判定カウント記録部22に対するカウント値の記録処理、異常履歴情報記録部23に対する異常履歴情報の記録処理及び異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報の消去処理の各々の処理タイミングに応じて、異なる処理となる。
まず、正常判定カウンタ13におけるカウント開始時及びカウント満了時の両方において、異常履歴情報の記録処理又は消去処理よりもカウント値の記録処理を優先する場合の異常履歴情報管理処理について、図2を参照して説明する。
図2は、本発明の実施形態における正常判定カウンタのカウント開始時及びカウント満了時の両方において、異常履歴情報の記録処理又は消去処理よりもカウント値の記録処理を優先する場合の異常履歴情報管理処理の流れを説明する図であり、図2(a)は、カウント値の記録処理、異常履歴情報の記録処理及び異常履歴情報の消去処理の各タイミングを示し、図2(b)は、各タイミングでのカウント値と異常履歴情報の記録の有無との関係を示している。
なお、図2(a)の処理タイミングK2において、「カ」はカウント値の記録処理のタイミングを示しており、「履」は異常履歴情報の記録処理又は消去処理のタイミングを示している。また、図2(a)の処理内容K1において、「カ」に対応する値は記録するカウント値を示しており、「履」に対応する値は「1」が異常履歴情報の記録処理を示し、「0」が異常履歴情報の消去処理を示している。
正常判定カウンタ13がカウントを開始するまでは、正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値と異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報の記録の有無との関係は初期状態である。ここで、初期状態は、典型的にはカウント値「40」及び異常履歴情報の記録の有無「0」である。また、異常履歴情報の記録の有無「0」は異常履歴情報記録部23に異常履歴情報が記録されていないことを示し、異常履歴情報の記録の有無「1」は異常履歴情報記録部23に異常履歴情報が記録されていることを示す。
なお、本実施の形態における異常履歴情報管理処理において、初期状態におけるカウント値を「40」とした場合を一例として説明するが、初期状態におけるカウント値はこれに限らず、適宜設定可能である。
関係記録部24は、図2(b)に示すカウント値と異常履歴情報の記録の有無との関係を図2(b)に示す順序でテーブルに予め記憶している。このテーブルにおいて、時刻t=t1、時刻t=t3から時刻t=t5及び時刻t=t7におけるカウント値と異常履歴情報の記録の有無との関係が正常な関係として関係記録部24に予め記録されている。
まず、制御部14は、エンジン状態判定部11でN回連続してエンジン5の異常状態を検出した際に、異常判定カウンタ12のカウント値が所定値となり、エンジン5の異常状態が確定したものと判定する。
次に、制御部14は、エンジン状態判定部11がエンジン5の正常状態を検出して、エンジン5が異常状態から正常状態に復帰した際に、正常判定カウンタ13のカウント値を「40」から「0」に書き換えて正常判定カウンタ13におけるカウント動作を開始させると共に、正常判定カウンタ13のカウント値「0」を正常判定カウント記録部22に記録する。
次に、制御部14は、エンジン5の異常状態を示す異常履歴情報を異常履歴情報記録部23に記録して異常履歴情報の記録の有無「1」となる。
次に、正常判定カウンタ13は、エンジン状態判定部11によりエンジン5の正常状態が連続して検出される場合に、エンジン5の正常状態を検出する毎にカウントアップしていく。これにより、正常判定カウント記録部22は、記録するカウント値をカウントアップしていく。なお、この場合、異常履歴情報の記録の有無は、異常履歴情報が消去されないため「1」のままである。
そして、制御部14は、正常判定カウンタ13のカウント値が「40」に到達した際に、正常判定カウント記録部22にカウント値「40」を記録させ、その後に異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報を消去して異常履歴情報の記録の有無「0」となる。これにより、正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値及び異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報の記録の有無は初期状態となる。
ここで、時刻t=t1において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合に、正常判定カウント記録部22はカウント値「40」を記録していると共に、異常履歴情報記録部23は異常履歴情報の記録の有無「0」となる。この場合において、次にイグニッションスイッチ3がオンされた際に、制御部14は、関係記録部24に記憶されているテーブルを参照した結果、正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値及び異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報の記録の有無は初期状態であるため、カウント値「40」と異常履歴情報の記録の有無「0」とは、正常な関係と一致すると判定する。
時刻t=t2において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合に、正常判定カウント記録部22はカウント値「0」を記録していると共に、異常履歴情報記録部23は異常履歴情報の記録の有無「0」となる。この場合において、次にイグニッションスイッチ3がオンされた際に、制御部14は、関係記録部24に記憶されているテーブルを参照した結果、カウント値「0」と異常履歴情報の記録の有無「0」との関係は、正常な関係と不一致であると判定する。従って、制御部14は、関係記録部24に記憶しているテーブルを参照して、次の時刻t=t3におけるカウント値「0」と異常履歴情報の記録の有無「1」との正常な関係になるように、異常履歴情報を記録する。これにより、異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係が正常であるか否かの判定結果に応じて適切な処理を行うことができる。
時刻t=t3において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合に、正常判定カウント記録部22はカウント値「0」を記録していると共に、異常履歴情報記録部23は異常履歴情報の記録の有無「1」となる。この場合において、次にイグニッションスイッチ3がオンされた際に、制御部14は、関係記録部24に記憶されているテーブルを参照した結果、カウント値「0」と異常履歴情報の記録の有無「1」とは、正常な関係と一致すると判定する。
時刻t=t4において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合に、正常判定カウント記録部22はカウント値「38」を記録していると共に、異常履歴情報記録部23は異常履歴情報の記録の有無「1」となる。この場合において、次にイグニッションスイッチ3がオンされた際に、制御部14は、関係記録部24に記憶されているテーブルを参照した結果、カウント値「38」と異常履歴情報の記録の有無「1」とは、正常な関係と一致すると判定する。
時刻t=t5において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合に、正常判定カウント記録部22はカウント値「39」を記録していると共に、異常履歴情報記録部23は異常履歴情報の記録の有無「1」となる。この場合において、次にイグニッションスイッチ3がオンされた際に、制御部14は、関係記録部24に記憶されているテーブルを参照した結果、カウント値「39」と異常履歴情報の記録の有無「1」とは、正常な関係と一致すると判定する。
時刻t=t6において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合に、正常判定カウント記録部22はカウント値「40」を記録していると共に、異常履歴情報記録部23は異常履歴情報の記録の有無「1」となる。この場合において、次にイグニッションスイッチ3がオンされた際に、制御部14は、関係記録部24に記憶されているテーブルを参照した結果、カウント値「40」と異常履歴情報の記録の有無「1」との関係は、正常な関係と不一致であると判定する。従って、制御部14は、関係記録部24に記憶しているテーブルを参照して、次の時刻t=t7におけるカウント値「40」と異常履歴情報の記録の有無「0」との正常な関係になるように、異常履歴情報を消去する。これにより、異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係が正常であるか否かの判定結果に応じて適切な処理を行うことができる。
時刻t=t7において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合に、正常判定カウント記録部22はカウント値「40」を記録していると共に、異常履歴情報記録部23は異常履歴情報の記録の有無「0」となる。この場合において、次にイグニッションスイッチ3がオンされた際に、制御部14は、関係記録部24に記憶されているテーブルを参照した結果、カウント値「40」と異常履歴情報の記録の有無「0」とは、正常な関係と一致すると判定する。
次に、正常判定カウンタ13のカウント開始時において異常履歴情報の記録処理よりもカウント値の記録処理を優先し、正常判定カウンタ13のカウント満了時においてカウント値の記録処理よりも異常履歴情報の消去処理を優先する場合の異常履歴情報管理処理について、図3を参照して説明する。
図3は、本発明の実施形態における正常判定カウンタのカウント開始時において異常履歴情報の記録処理よりもカウント値の記録処理を優先し、正常判定カウンタのカウント満了時においてカウント値の記録処理よりも異常履歴情報の消去処理を優先する場合の異常履歴情報管理処理の流れを説明する図であり、図3(a)は、カウント値の記録処理、異常履歴情報の記録処理及び異常履歴情報の消去処理の各タイミングを示し、図3(b)は、各タイミングでのカウント値と異常履歴情報の記録の有無との関係を示している。
なお、図3(a)の処理タイミングK12において、「カ」はカウント値の記録処理のタイミングを示しており、「履」は異常履歴情報の記録処理又は消去処理のタイミングを示している。また、図3(a)の処理内容K11において、「カ」に対応する値は記録するカウント値を示しており、「履」に対応する値は「1」が異常履歴情報の記録処理を示し、「0」が異常履歴情報の消去処理を示している。
関係記録部24は、図3(b)に示すカウント値と異常履歴情報の記録の有無との関係を図3(b)に示す順序でテーブルに予め記憶している。このテーブルにおいて、時刻t=t1、時刻t=t3から時刻t=t5及び時刻t=t7におけるカウント値と異常履歴情報の記録の有無との関係が正常な関係として関係記録部24に予め記録されている。
なお、図3における異常履歴情報管理処理において、正常判定カウンタ13のカウント値が「40」に到達するまでの処理は図2における異常履歴情報管理処理と同一処理であるため、その説明を省略する。
制御部14は、正常判定カウンタ13のカウント値が「40」に到達した際に、異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報を消去して異常履歴情報の記録の有無「0」となり、その後に正常判定カウント記録部22にカウント値「40」を記録させる。
ここで、時刻t=t6において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合に、正常判定カウント記録部22はカウント値「39」を記録していると共に、異常履歴情報記録部23は異常履歴情報の記録の有無「0」となる。この場合において、次にイグニッションスイッチ3がオンされた際に、制御部14は、関係記録部24に記憶されているテーブルを参照した結果、カウント値「39」と異常履歴情報の記録の有無「0」との関係は、正常な関係と不一致であると判定する。従って、制御部14は、関係記録部24に記憶しているテーブルを参照して、次の時刻t=t7におけるカウント値「40」と異常履歴情報の記録の有無「0」との正常な関係になるように、正常判定カウント記録部22のカウント値を正常値「40」に書き換える。これにより、異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係が正常であるか否かの判定結果に応じて適切な処理を行うことができる。
なお、図3の時刻t=t1から時刻t=t5及び時刻t=t7において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合における異常履歴情報管理処理は、図2の時刻t=t1から時刻t=t5及び時刻t=t7において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合における異常履歴情報管理処理と同一であるので、その説明を省略する。
最後に、正常判定カウンタ13のカウント開始時及びカウント満了時の両方において、カウント値の記録処理よりも異常履歴情報の記録処理又は消去処理を優先する場合の異常履歴情報管理処理について、図4を参照して説明する。
図4は、本発明の実施形態における正常判定カウンタのカウント開始時及びカウント満了時の両方において、カウント値の記録処理よりも異常履歴情報の記録処理又は消去処理を優先する場合の異常履歴情報管理処理の流れを説明する図であり、図4(a)は、カウント値の記録処理、異常履歴情報の記録処理及び異常履歴情報の消去処理の各タイミングを示し、図4(b)は、各タイミングでのカウント値と異常履歴情報の記録の有無との関係を示している。
なお、図4(a)の処理タイミングK22において、「カ」はカウント値の記録処理のタイミングを示しており、「履」は異常履歴情報の記録処理又は消去処理のタイミングを示している。また、図4(a)の処理内容K21において、「カ」に対応する値は記録するカウント値を示しており、「履」に対応する値は「1」が異常履歴情報の記録処理を示し、「0」が異常履歴情報の消去処理を示している。
正常判定カウンタ13がカウントを開始するまでは、正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値及び異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報の記録の有無との関係は初期状態である。
関係記録部24は、図4(b)に示すカウント値と異常履歴情報の記録の有無との関係を図4(b)に示す順序でテーブルに予め記憶している。このテーブルにおいて、時刻t=t1、時刻t=t3から時刻t=t5及び時刻t=t7におけるカウント値と異常履歴情報の記録の有無との関係が正常な関係として関係記録部24に予め記録されている。
まず、制御部14は、エンジン状態判定部11でN回連続してエンジン5の異常状態を検出した際に、異常判定カウンタ12のカウント値が所定値となり、エンジン5の異常状態が確定したものと判定する。
次に、制御部14は、エンジン状態判定部11がエンジン5の正常状態を検出して、エンジン5が異常状態から正常状態に復帰した際に、エンジン5の異常状態を示す異常履歴情報を異常履歴情報記録部23に記録して異常履歴情報の記録の有無「1」となる。
次に、制御部14は、正常判定カウンタ13のカウント値を「40」から「0」に書き換えて正常判定カウンタ13におけるカウント動作を開始させると共に、正常判定カウンタ13のカウント値「0」を正常判定カウント記録部22に記録する。
次に、正常判定カウンタ13は、エンジン状態判定部11によりエンジン5の正常状態が連続して検出される場合に、エンジン5の正常状態を検出する毎にカウントアップしていく。これにより、正常判定カウント記録部22は、記録するカウント値をカウントアップしていく。なお、この場合、異常履歴情報の記録の有無は、異常履歴情報が消去されないため「1」のままである。
そして、制御部14は、正常判定カウンタ13のカウント値が「40」に到達した際に、異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報を消去して異常履歴情報の記録の有無「0」となり、その後に正常判定カウント記録部22にカウント値「40」を記録させる。これにより、正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値及び異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報の記録の有無との関係は初期状態となる。
ここで、時刻t=t2において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合に、正常判定カウント記録部22はカウント値「40」を記録していると共に、異常履歴情報記録部23は異常履歴情報の記録の有無「1」となる。この場合において、次にイグニッションスイッチ3がオンされた際に、制御部14は、関係記録部24に記憶されているテーブルを参照した結果、カウント値「40」と異常履歴情報の記録の有無「1」との関係は、正常な関係と不一致であると判定する。従って、制御部14は、関係記録部24に記憶しているテーブルを参照して、次の時刻t=t3におけるカウント値「0」と異常履歴情報の記録の有無「1」との正常な関係になるように、正常判定カウント記録部22に記録しているカウント値を正常値「0」に書き換える。これにより、異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係が正常であるか否かの判定結果に応じて適切な処理を行うことができる。
時刻t=t6において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合に、正常判定カウント記録部22はカウント値「39」を記録していると共に、異常履歴情報の記録の有無「0」となる。この場合において、次にイグニッションスイッチ3がオンされた際に、制御部14は、関係記録部24に記憶されているテーブルを参照した結果、カウント値「39」と異常履歴情報の記録の有無「0」との関係は、正常な関係と不一致であると判定する。従って、制御部14は、関係記録部24に記憶しているテーブルを参照して、次の時刻t=t7におけるカウント値「40」と異常履歴情報の記録の有無「0」との正常な関係になるように、正常判定カウント記録部22に記録しているカウント値を正常値「40」に書き換える。これにより、異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係が正常であるか否かの判定結果に応じて適切な処理を行うことができる。
なお、図4の時刻t=t1、時刻t=t3から時刻t=t5及び時刻t=t7において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合における異常履歴情報管理処理は、図2の時刻t=t1、時刻t=t3から時刻t=t5及び時刻t=t7において、イグニッションスイッチ3がオフになると同時に電子制御装置1がオフになった場合における異常履歴情報管理処理と同一であるので、その説明を省略する。
以上の本発明の実施形態における電子制御装置では、鞍乗型車両のエンジン5を制御する電子制御装置1であって、エンジン5が異常状態であることが確定した際に異常履歴情報を記録する異常履歴情報記録部23と、エンジン5が異常状態から正常状態に復帰した際にカウントを開始する正常判定カウンタ13と、正常判定カウンタ13がカウントを開始した後、エンジン5の正常状態が継続する所定周期毎に正常判定カウンタ13のカウント値を更新記録する正常判定カウント記録部22と、異常履歴情報記録部23における異常履歴情報の記録の有無と正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値との関係が、予め定めた異常履歴情報の記録の有無とカウント値との正常な関係と一致するか否かを判定する制御部14と、を有する電子制御装置1、であるため異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係が正常であるか否かを判定することができ、判定結果に応じて適切な処理を行うことができる。
また、本発明の実施形態における電子制御装置では、制御部14が、異常履歴情報記録部23における異常履歴情報の記録の有無と正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値との関係が正常な関係と不一致であると判定したときに、正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値を正常値に書き換える処理を行って異常履歴情報記録部23における異常履歴情報の記録の有無と正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値との関係を正常な関係にするものであるため、異常履歴情報を適切に利用することができる。
また、本発明の実施形態における電子制御装置では、制御部14が、正常判定カウンタ13のカウント値が所定値になった際に異常履歴情報記録部23に記録している異常履歴情報を消去すると共に、異常履歴情報記録部23における異常履歴情報の記録の有無と正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値との関係が正常な関係と不一致であると判定したときに、異常履歴情報記録部23に記録されている異常履歴情報の消去処理、又は異常履歴情報記録部23への異常履歴情報の記録処理を行って異常履歴情報記録部23における異常履歴情報の記録の有無と正常判定カウント記録部22に記録されているカウント値との関係を正常な関係にするものであるため、異常履歴情報を適切に利用することができる。
また、本発明の実施形態における電子制御装置では、電子制御装置1に供給される外部電源2は、鞍乗型車両のイグニッションスイッチ3のオフと同時にオフされるものであるため、セルフシャット機能を有さず、イグニッションスイッチのオフと同時に電子制御装置に供給される電源がオフされる機構であっても、異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係が正常であるか否かを判定することができ、判定結果に応じて適切な処理を行うことができる。
なお、本発明は、部材の種類、形状、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
具体的には、本実施の形態において、正常判定カウンタ13はカウント値をカウントアップしたが、カウント値をカウントダウンしてもよい。
また、本実施の形態において、正常判定カウント記録部22に記録しているカウント値と異常履歴情報記録部23に記録している異常履歴情報の記録の有無との関係が本来の正常な関係と不一致であると判定した場合に、正常判定カウント記録部22に記録しているカウント値を書き換えるか、異常履歴情報記録部23に記録している異常履歴情報を消去するか、又は異常履歴情報記録部23に異常履歴情報を記録したが、上記の判定結果に基づいて正常判定カウント記録部22に記録しているカウント値と異常履歴情報記録部23に記録している異常履歴情報の記録の有無との関係が正常でないことを報知する等の鞍乗型車両に関する他の処理を行うようにしてもよい。
また、本実施形態において、カウント値の書き換え処理、異常履歴情報の記録処理及び異常履歴情報の消去処理を行って異常履歴情報の記録の有無とカウント値とを正常な関係にしたが、カウント値の書き換え処理と、異常履歴情報の記録処理及び消去処理と、の何れか一方のみを行って異常履歴情報の記録の有無とカウント値とを正常な関係にしてもよい。
以上のように、本発明においては、異常履歴情報の記録の有無とカウント値との関係が正常であるか否かを判定することができ、判定結果に応じて適切な処理を行うことができ、その汎用普遍的な性格から自動二輪車等の電子制御装置に広範に適用され得るものと期待される。
1…電子制御装置
2…外部電源
3…イグニッションスイッチ
4…センサ
5…エンジン
10…CPU
11…エンジン状態判定部
12…異常判定カウンタ
13…正常判定カウンタ
14…制御部
20…EPROM
21…異常判定カウント記録部
22…正常判定カウント記録部
23…異常履歴情報記録部
24…関係記録部

Claims (4)

  1. 鞍乗型車両のエンジンを制御する電子制御装置であって、
    前記エンジンが異常状態であることが確定した際に異常履歴情報を記録する異常履歴情報記録部と、
    前記エンジンが異常状態から正常状態に復帰した際にカウントを開始するカウンタと、
    前記カウンタがカウントを開始した後、前記エンジンの正常状態が継続する所定周期毎に前記カウンタのカウント値を更新記録するカウント記録部と、
    前記異常履歴情報記録部における前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント記録部に記録されている前記カウント値との関係が、予め定めた前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント値との正常な関係と一致するか否かを判定する制御部と、
    を有することを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記制御部は、
    前記異常履歴情報記録部における前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント記録部に記録されている前記カウント値との関係が前記正常な関係と不一致であると判定したときに、前記カウント記録部に記録されている前記カウント値を正常値に書き換える処理を行って前記異常履歴情報記録部における前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント記録部に記録されている前記カウント値との関係を前記正常な関係にすることを特徴とする請求項1記載の電子制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記カウンタの前記カウント値が所定値になった際に前記異常履歴情報記録部に記録している前記異常履歴情報を消去すると共に、前記異常履歴情報記録部における前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント記録部に記録されている前記カウント値との関係が前記正常な関係と不一致であると判定したときに、前記異常履歴情報記録部に記録されている前記異常履歴情報の消去処理、又は前記異常履歴情報記録部への前記異常履歴情報の記録処理を行って前記異常履歴情報記録部における前記異常履歴情報の記録の有無と前記カウント記録部に記録されている前記カウント値との関係を前記正常な関係にすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子制御装置。
  4. 前記電子制御装置に供給される電源は、前記鞍乗型車両のイグニッションスイッチのオフと同時にオフされることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の電子制御装置。
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