JP5930745B2 - データの書き込み異常判断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制御データを不揮発性メモリに書き込み、その書き込んだ制御データが正常か異常かを判断するデータの書き込み異常判断装置に関するものである。
従来、電源が遮断されても記憶されたデータを保持する不揮発性メモリを用いて、データの書き込み中に電源が遮断された場合にも、記憶すべきデータを有効に保持するものとして、例えば、下記に示す特許文献1、2が挙げられる。
特開2001−84002号公報 特開2006−39876号公報
上記特許文献1では、クラッチ制御装置(ECU)に、CPUとEEPROMとを備え、EEPROMは、複数のブロックに同一制御データを記憶し、バッテリの電圧が遮断されても、その記憶データを保持するようにしている。CPUは、EEPROMの複数のブロックのうちいずれかのブロックの書き込み途中に発生した電源の瞬断・瞬低の有無を判定し、その判定結果に基づいて複数のブロックに記憶された制御データのうちいずれかの制御データを読み込むようにしている。
上記特許文献2では、CPUと、記憶内容を電気的に書き換え可能なEEPROMとを備えるエアコンECUにおいて、制御データの更新時に、更新された制御データと、所定の規則に従って変化する数値データとを組として、EEPROMに書き込むようにしている。EEPROMには、最新から順に古くなる少なくとも3組の数値データ及び制御データを保持し、これにより、数値データの規則性を利用して、制御データが正常に書き込まれた否かを判別でき、制御データの信頼性を確保しながら、必要な記憶容量を削減することができるとしている。
上記特許文献1において、EEPROMに今回書き込んだデータ(記憶データ)をRAMに読み出し、RAMに保持されている書き込みデータと、記憶データを比較して一致すれば、正常データがEEPROMに書き込まれたと判定している。
また、この特許文献1では、記憶データを書き込む記憶領域であるブロックの前後に前カウンタと後カウンタを設けて、この前後のカウンタにデータの書き込み回数を記憶するようにしている。かかる特許文献1における記憶データの正常の判定方法は、後述するように本発明とは技術思想を異にしている。
一方、上記特許文献2では、制御データと、制御データの更新ごとに所定の規則に従って変化する数値データとを組としているにも関わらず、数値データが、所定の規則に従って変化していると判定された場合に、制御データ(記憶データ)も正常に書き込まれた可能性が非常に高いとしているものであり、制御データ(記憶データ)自体も判定の要素に使用していないため、EEPROMに書き込まれた制御データが正常か否かの判定の信頼性が低いという問題がある。
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、制御データにカウンタ部を付加して該カウンタ部のカウンタ値及び制御データの両方を用いることで、不揮発性メモリに書き込んだ制御データが正常か否かの判定を正確にして信頼性を向上させることを目的としたデータの書き込み異常判断装置を提供するものである。
そこで、本発明のデータの書き込み異常判断装置では、電源が遮断されても記憶されたデータを保持する不揮発性メモリ11と、前記不揮発性メモリ11に制御データRDを前記不揮発性メモリ11における所定の複数の記憶領域に時系列で書き込む制御手段17と、前記不揮発性メモリ11に前記制御データRDが正常に書き込まれた否かを判断する判定手段18を備え、
前記制御手段17は、
前記制御データRDのうち一の制御データRDにカウンタ部15を付加して前記不揮発性メモリ11における前記所定の複数の記憶領域に書き込み、次いで、時系列で次の制御データRDに前記カウンタ部15のカウンタ値Rを1つインクリメントし前記所定の複数の記憶領域に書き込み、前記制御データRDとカウンタ値Rとを記憶データとして前記不揮発性メモリ11の複数の記憶領域に所定順で書き込んでいき、
前記判定手段18は、
前記不揮発性メモリ11に書き込まれた記憶データの制御データRDが書き込みの失敗または正常かの判定を、前記不揮発性メモリ11の複数の記憶領域に記憶されているそれぞれのカウンタ値R及び制御データRDの内容にて行なうようにしていることを特徴としている。
(1)本発明のデータの書き込み異常判断装置によれば、判定手段18は、前記不揮発性メモリ11に書き込まれた記憶データの制御データRDが書き込みの失敗または正常かの判定を、前記不揮発性メモリ11の複数の記憶領域に記憶されているそれぞれのカウンタ値R及び制御データRDの内容にて行なうようにしているものであり、不揮発性メモリ11への制御データRDの書き込み中に電源の遮断が発生しても、不揮発性メモリ11に書き込まれた制御データRDが正常か異常かの判定を、不揮発性メモリ11に書き込まれた記憶データのカウンタ値Rと制御データRDとの2種類で行なっているので、制御データRDが正常か異常かを正確に判定でき、制御データRDの信頼性を向上させることができる。
(2)本発明のデータの書き込み異常判断装置によれば、判定手段18は、
前記所定の複数の記憶領域の記憶されている前記記憶データのうち前記記憶データの前記カウンタ値Rが異なり、記憶されている異なるカウンタ値Rの差が1インクリメントである際に、前記所定順における複数の前記記憶データを比較して、前記所定順の後の順で記憶された前記カウンタ値Rが前記所定順の前の順で記憶されたカウンタ値Rよりも1インクリメント大きく、前記カウンタ値Rが同じである複数の前記記憶データの制御データRDが同じであるときには、前記カウンタ値Rのインクリメントが大きい制御データRDを正常と判定するようにしているので、電源遮断がいつ発生したかを正確に判定でき、電源遮断が発生した前に不揮発性メモリ11に書き込まれた制御データを正常と判定し、該制御データを用いて以後の制御を正常に行なうことができる。
(3)本発明のデータの書き込み異常判断装置によれば、判定手段18は、前記不揮発性メモリ11における所定の複数の記憶領域に時系列で書き込まれた前後のカウンタ値Rを比較し、当該カウンタ値Rと当該カウンタ値Rより後の順で書き込まれたカウンタ値Rとが同じであり、当該カウンタ値Rより前の順で書き込まれたカウンタ値Rが大きくて、前の順で書き込まれた該カウンタ値Rが当該カウンタ値Rより1インクリメント大きい場合であって、当該カウンタ値Rの制御データRDと当該カウンタ値Rの後の順で書き込まれた制御データRDとが等しい場合には、前記前の順で書き込まれたカウンタ値Rの制御データRDを正常と判定しているので、電源遮断がいつ発生したかを正確に判定でき、電源遮断が発生した前に不揮発性メモリ11に書き込まれた制御データを正常と判定し、該制御データを用いて以後の制御を正常に行なうことができる。
(4)本発明のデータの書き込み異常判断装置によれば、判定手段18は、不揮発性メモリ11における所定の複数の記憶領域に時系列で書き込まれた前後のカウンタ値Rを比較し、当該カウンタ値Rと当該カウンタ値Rより前の順で書き込まれたカウンタ値Rとが同じであり、当該カウンタ値Rがこの当該カウンタ値Rの後の順で書き込まれた次のカウンタ値Rより大きくて、当該カウンタ値Rが後の順で書き込まれたカウンタ値Rより1インクリメント大きい場合であって、当該カウンタ値Rの制御データRDと、当該カウンタ値Rより前の順で書き込まれたカウンタ値Rの制御データRDとが等しい場合には、前記前の順で書き込まれた制御データRDまたは当該カウンタ値Rの制御データRDのいずれかを正常と判定しているので、電源遮断がいつ発生したかを正確に判定でき、電源遮断が発生した前に不揮発性メモリ11に書き込まれた制御データを正常と判定し、該制御データを用いて以後の制御を正常に行なうことができる。
(5)本発明のデータの書き込み異常判断装置によれば、制御データRDは、車両の電動パーキングブレーキの制御用のデータとしているので、電動パーキングブレーキの制御動作中に電源遮断が発生しても電源復帰後に正確な制御データを用いることができる。
本発明の実施の形態における電動パーキングブレーキシステムの概略ブロック図である。 本発明の実施の形態における概念図である。 本発明の実施の形態におけるブロック図である。 本発明の実施の形態における制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における図4に示すフローAに対応した記憶データの説明図である。 本発明の実施の形態における図4に示すフローBに対応した記憶データの説明図である。 本発明の実施の形態における図4に示すフローCに対応した記憶データの説明図である。 本発明の実施の形態における図4に示すフローDに対応した記憶データの説明図である。 本発明の実施の形態におけるカウンタ値の組み合わせパターンを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は車両の電動パーキングブレーキシステムの概略ブロック図を示しており、制御装置1と、この制御装置1により制御されるアクチュエータ2と、このアクチュエータ2により図外のケーブルの引き作動、解除がされることで、パーキングブレーキの作動、解除が行なわれる図外のブレーキアッセンブリ等で構成されている。また、この電動パーキングブレーキシステムには、パーキングブレーキを作動、解除するために制御装置1に信号を送る操作スイッチ3が設けられている。
アクチュエータ2には、ケーブルの張力を検出する荷重センサ21や、ケーブルを引き作動する場合に、該ケーブルのストローク量を測定するストロークセンサ22が設けられている。荷重センサ21やストロークセンサ22からのデータが制御装置1へフィードバックされ、制御装置1により、ケーブルを駆動してパーキングブレーキが精度良く制御される。
また、この制御装置1へは、バッテリ4からイグニッションスイッチ5を介して電源が供給される。エンジン始動時にイグニッションスイッチ5がオンされると、制御装置1にバッテリ4から電源が供給される。
制御装置1は、CPU10と、電源が遮断されても記憶されたデータを保持する不揮発性メモリ11とを備えており、この不揮発性メモリ11には上記荷重センサ21やストロークセンサ22からのデータを書き込むようになっている。
また、CPU10は、荷重センサ21やストロークセンサ22からのデータを一時的に記憶するためのメモリとしてランダムアクセスメモリ(RAM)12を備えている。
制御装置1のCPU10は、荷重センサ21やストロークセンサ22からのデータを制御データとして不揮発性メモリ11に記憶・保持し、イグニッションスイッチ5のオン時において、不揮発性メモリ11に記憶された制御データを読み出して、その制御データに基づいてアクチュエータ2を駆動制御するようになっている。
なお、本実施形態の制御装置1は、図示しない電源保持回路を有しており、イグニッションスイッチ5がオフしたとき、その電源保持回路によって所定の時間だけCPU10に電源が供給され、その所定時間内に不揮発性メモリ11への制御データの書き込みが行なわれたり、後述する制御データが正常に書き込まれたか否かの判定も電源保持回路にて行なうようにしても良い。
図2は本発明の概念図を示し、不揮発性メモリ11の記憶データに対して、書き込みバッファとしてのRAM12と、読み出しバッファとしてのRAM14とを設ける。RAM12は図1に示すCPU10内のRAM12である。
また、RAM12に書き込む制御データ(書込みデータ)に0〜3のオートインクリメントの2ビットのカウンタ部15を設ける。なお、制御データとカウンタ部15のカウンタ値とで記憶データとし、この記憶データを不揮発性メモリ11に書き込む。
RAM12の記憶データのカウンタ値を初回を「00h(0)」とし、次のストロークセンサ22からの制御データを書き込む(更新する)と、カウンタ部15のカウンタ値は「01h(1)」と1つインクリメントし、順次、「10h(2)」→「11h(3)」とインクリメントしていき、「11h(3)」となると、「00h(0)」に繰り上がり、これを繰り返す。
また、RAM12に書き込まれた記憶データは、同じ記憶データを連続して不揮発性メモリ11の3つの記憶領域(エリア1〜エリア3)に時系列で同じ記憶データを書き込んでいく。次に、不揮発性メモリ11に書き込んだ記憶データの読み出しを行なうが、不揮発性メモリ11の記憶領域に書き込んだ記憶データを、エリア1〜エリア3の順に読み出し、RAM14に格納する。RAM14に格納した制御データ(読出しデータ)を後述する判定手法により、不揮発性メモリ11に格納した制御データが正常か否かの判定を行なう。
判定の手法については、フローチャート等を用いて詳細に後述するが、基本的な考え方は、次の通りである。初回以降において、記憶したいRAM12が更新されたら、カウンタ値を1繰り上げてRAM12に記憶すると共に、制御データとカウンタ値からなる記憶データを不揮発性メモリ11の3つの記憶領域(エリア1〜3)に時系列で格納する。
電源が遮断された場合は、制御データが初期化されてしまうので、すべての不揮発性メモリ11の記憶データを読み出してRAM14に格納する。また、不揮発性メモリ11の制御データが異常と判定された場合は、制御データを使用せず、フェールセーフモードに移行する。
図3は、電源が遮断された場合の不揮発性メモリ11に格納している制御データが正常か異常を判定するためのブロック図を示している。制御手段としての制御部17は、RAM12に記憶された制御データにカウンタ部15を付加して不揮発性メモリ11の3つの記憶領域(エリア1〜3)に記憶させ、RAM12に記憶された時系列での次の制御データに、カウンタ部15のカウンタ値を1つインクリメントして付加して、制御データとカウンタ値とを記憶データとして不揮発性メモリ11の3つの記憶領域に所定順で書き込むものである。
また、判定手段としての判定部18は、不揮発性メモリ11に書き込まれた記憶データの制御データが書き込みの失敗または正常かの判定を、不揮発性メモリ11の複数の記憶領域に記憶されているそれぞれのカウンタ値及び制御データの内容にて行なうものである。
次に、制御データの書き込みが正常か異常かの判定手法について図4に示すフローチャートと図5以降により説明する。図4において説明の便宜上フローA〜フローDの4つのフローに分けている。また、図5に示すように、RAM12で記憶した記憶データを不揮発性メモリ11の3つの記憶領域に格納するが、その番地をレコード1〜レコード3とし、R1をレコード1のカウンタ値とし、R2をレコード2のカウンタ値とし、R3をレコード3のカウンタ値とする。
また、RD1をレコード1の制御データとし、RD2をレコード2の制御データとし、RD3をレコード3の制御データとする。このRD1〜RD3の制御データを例えば4ビットで表している。なお、図4に示す「FFFF」はエラー値としている。
図5は、図4のフローAに対応した記憶データであり、制御部17によりCPU10のRAM12の記憶データを不揮発性メモリ11にレコード1〜レコード3に時系列で書き込まれた3つの記憶データに対応している。そして、判定部18が不揮発性メモリ11に書き込まれた3つの記憶データをRAM14に読み出し、この読み出した記憶データの状態が図5に示す記憶データである。
先ず、ステップS1において、判定部18は各レコード1〜3の3つのカウンタ値R1、R2、R3が同一か否かを判定し、同一でなければステップS5に進み、すべてのカウンタ値R1〜R3が同一であればステップS2に移行する。図5に示す例では、3つのカウンタ値R1〜R3がすべて「1」なので同一と判定する。
ステップS2において、判定部18が各レコード1〜3の制御データRD1〜RD3が同一か否かを判定し、同一でない場合はステップS4にてエラー値と判定する。図5の例では、3つの制御データRD1〜RD3がそれぞれ例えば「0011」なので同一と判定する。
ステップS2において3つの制御データRD1〜RD3が同一なので、ステップS3に移行して、データとして制御データRD1を採用する。このフローAの場合は、RAM12から不揮発性メモリ11への書き込み途中には電源の瞬断・瞬低等は発生せず、正常に不揮発性メモリ11に記憶データが書き込まれた場合を示している。
ここで、ステップS3において、正常なデータを制御データRD1としているが、3つの制御データRD1〜RD3は同一なので、他の制御データRD2またはRD3を採用しても良い。
次に、図4のフローBについて説明する。なお、本実施形態ではカウンタ値を2ビットで構成し、「3」から「0」に繰り上がるので、かかる場合をフローBが示している。また、図6はこのフローBの状態の一例を示している。
図6では、レコード1に書き込まれたカウンタ値R1は「3」から繰り上がって「0」となっており、レコード2とレコード3に書き込まれたカウンタ値R2とR3は「0」に繰り上がる前の「3」となっている。また、レコード2、3に書き込まれた制御データRD2、RD3は、カウンタ値R2、R3に対応した「0100」であり、カウンタ値R1が「0」に繰り上がった制御データ「0101」とは異なっている。
図4のステップS5において、判定部18が、レコード1のカウンタ値R1が「0」であって、レコード3のカウンタ値R3が「3」との組み合わせではないと判定した場合はステップS9に進む。一方、レコード1のカウンタ値R1が「0」であって、レコード3のカウンタ値R3が「3」との組み合わせの場合はステップS6に移行する。
ステップS6において、レコード2のカウンタ値R2が「0」で、レコード1の制御データRD1「0101」と、レコード2の制御データRD2「0101」とが同一の場合、またはレコード2のカウンタ値R2が「3」で、レコード2の制御データRD2「0100」と、レコード3の制御データRD3「0100」が同一の場合はステップS8に移行する。
このフローBでは、図6に示すように、レコード1からレコード3へと時系列で記憶データを書き込んでいくときに、レコード1とレコード2との間で電源の瞬断・瞬低が発生したと判定部18が判定し、判定部18は、レコード1の制御データRD1が正常に不揮発性メモリ11に書き込まれたと判定する(ステップS8参照)。また、図6に示す場合においては、判定部18は、不揮発性メモリ11のレコード2とレコード3に書き込まれた制御データRD2、RD3は異常であると判定する。
また、ステップS6において、レコード2のカウンタ値R2が「0」で、レコード1の制御データRD1とレコード2の制御データRD2とが等しくない場合、またはレコード2のカウンタ値R2が「3」で、レコード2の制御データRD2とレコード3の制御データRD3とが等しくない場合は、判定部18がエラー値と判定する(ステップS7参照)。
次に、フローCについて説明する。また、図7はフローCに対応した記憶データである。ステップS9において、レコード2のカウンタ値R2とレコード3のカウンタ値R3が同じで、レコード1のカウンタ値R1の方がカウンタ値R2、R3より大きくて、カウンタ値R1「2」とカウンタ値R2「1」の差が「1」の場合はステップS10に移行し、それ以外はステップS13に進む。
ステップS10において、レコード2の制御データRD2「0110」と、レコード3の制御データRD3「0110」が等しい場合はステップS12に移行し、判定部18は、レコード1の書き込みとレコード2の書き込みの間に電源の瞬断・瞬低が発生したと判定し、不揮発性メモリ11のレコード1に書き込まれた制御データ「0111」が正しいデータであると判定する。
また、判定部18は、レコード2とレコード3に書き込まれた制御データは異常であると判定する。
また、ステップS10においてレコード2の制御データRD2と、レコード3の制御データRD3とが等しくない場合は、判定部18がエラー値と判断する(ステップS11参照)。
次に、フローDについて説明する。また、図8はフローCに対応した記憶データである。ステップS13において、レコード1のカウンタ値R1「2」とレコード2のカウンタ値R2「2」とが同じで、これらのカウンタ値R1、R2「2」が、レコード3のカウンタ値R3「1」より大きくて、カウンタ値R2「2」とカウンタ値R3「1」の差が「1」(1インクリメント)の場合はステップS14に移行し、それ以外は判定部18は、エラー値と判定する(ステップS17参照)。
ステップS14において、レコード1の制御データRD1「1011」とレコード2の制御データRD2「1011」が等しい場合は、判定部18は、レコード2の書き込みとレコード3の書き込みの間に電源の瞬断・瞬低が発生したと判定し、不揮発性メモリ11のレコード1に書き込まれた制御データRD1「1011」が正しいデータであると判定する(ステップS16参照)。なお、レコード2に書き込まれた制御データRD2も正常であるので、制御データRD2を用いても良い。
また、判定部18は、レコード3に書き込まれた制御データは異常であると判定する。
また、ステップS14においてレコード1の制御データRD1と、レコード2の制御データRD2とが等しくない場合は、判定部18がエラー値と判定する(ステップS15参照)。
なお、図4では、制御データの正常か否かの判定をフローAからフローDへと流れるフローチャートとしているが、フローチャートの流れはいずれのフローからスタートとしても良い。
このように、荷重センサ21やストロークセンサ22からの制御データをCPU10のRAM12に書き込み、さらに電源の瞬断・瞬低に対する制御データの保持に不揮発性メモリ11に書き込んでいく際に、不揮発性メモリ11への書き込み中に電源の瞬断・瞬低が発生した場合には、判定部18が正確に正常な制御データを採用して、電源復帰後の制御データとして用いる。
また、本実施形態では、不揮発性メモリ11への制御データRDの書き込み中に電源の遮断が発生しても、不揮発性メモリ11に書き込まれた制御データRDが正常か異常かの判定を、不揮発性メモリ11に書き込まれた記憶データのカウンタ値Rと制御データRDとの2種類で行なっているので、制御データRDが正常か異常かを正確に判定でき、制御データRDの信頼性を向上させることができる。
また、不揮発性メモリ11に書き込まれた制御データRDのうち正常な制御データRDを正確に判定できるので、電源の復帰後に用いる制御データRDを正確なものとすることができる。
また、図4に示すフローB、C、Dにおいては、電源遮断がいつ発生したかを正確に判定でき、電源遮断が発生した前に不揮発性メモリ11に書き込まれた制御データを正常と判定し、該制御データを用いて以後の制御を正常に行なうことができる。
図9はカウンタ値の全組み合わせのパターンを示し、破線で囲っている部分が制御データの中身が違うと異常であると判定するものである。また、実線で囲っている部分は、カウンタ値のカウントとMAXに達した後ゼロ戻り含む箇所である。
図9から、カウンタ値が同じで(破線で囲った箇所)で制御データの中身が異なる、若しくはカウンタ値が全て違う、若しくはカウンタ値(0、2、2)などカウンタ値に抜けがある場合は、不揮発性メモリ11に書き込まれた制御データは異常であると判定される。これにより、不揮発性メモリ11の異常を判定することができる。
また、制御データの中身が同じだが、カウンタ値が異なる場合は、制御データの中身は同じ場合があるので、異常とは判定しない。つまり、制御データの中身が同じなので、制御データを正常と判定することができる。
これらの制御データRDは、車両の電動パーキングブレーキの制御用のデータとしており、そのため、電動パーキングブレーキの制御動作中に電源遮断が発生しても電源復帰後に正確な制御データを用いることができる。
なお、上記実施形態において、不揮発性メモリ11に記憶データを格納する領域を3つとして説明したが、記憶領域を3つ以上としても良い。しかし、多種の制御データを記憶させるので、同じ記憶データを記憶させる記憶領域を多くすると格納するための容量が必要以上に多くなるため、本実施形態のように記憶領域を3つとするのが好適例である。記憶領域を3つで、制御データの正常か異常の判定は十分に行なうことができる。
また、制御データに付加したカウンタ部15のビット数を2ビットとしているが、これも2ビットに限られるものではなく、3ビット以上としても良い。
なお、上記制御データRDは、車両の電動パーキングブレーキの制御用のデータに限られるものではない。例えば、クラッチ制御装置やエアコンや、ヒータの制御用のデータにも適用できるものである。
1 制御装置
10 CPU
11 不揮発性メモリ(EEPROM)
12 RAM
14 RAM
17 制御部(制御手段)
18 判定部(判定手段)

Claims (4)

  1. 電源が遮断されても記憶されたデータを保持する不揮発性メモリ(11)と、前記不揮発性メモリ(11)に制御データ(RD)を前記不揮発性メモリ(11)における所定の複数の記憶領域に時系列で書き込む制御手段(17)と、前記不揮発性メモリ(11)に前記制御データ(RD)が正常に書き込まれた否かを判断する判定手段(18)を備え、
    前記制御手段(17)は、
    前記制御データ(RD)のうち一の制御データ(RD)にカウンタ部(15)を付加して前記不揮発性メモリ(11)における前記所定の複数の記憶領域に書き込み、次いで、時系列で次の制御データ(RD)に前記カウンタ部(15)のカウンタ値(R)を1つインクリメントし前記所定の複数の記憶領域に書き込み、前記制御データ(RD)とカウンタ値(R)とを記憶データとして前記不揮発性メモリ(11)の複数の記憶領域に所定順で書き込んでいき、
    前記判定手段(18)は、
    前記所定の複数の記憶領域の記憶されている前記記憶データのうち前記記憶データの前記カウンタ値(R)が異なり、記憶されている異なるカウンタ値(R)の差が1インクリメントである際に、前記所定順における複数の前記記憶データを比較して、前記所定順の後の順で記憶された前記カウンタ値(R)が前記所定順の前の順で記憶されたカウンタ値(R)よりも1インクリメント大きく、前記カウンタ値(R)が同じである複数の前記記憶データの制御データ(RD)が同じであるときには、前記カウンタ値(R)のインクリメントが大きい制御データ(RD)を正常と判定するようにしている
    ことを特徴とするデータの書き込み異常判断装置。
  2. 前記判定手段(18)は、
    前記不揮発性メモリ(11)における所定の複数の記憶領域に時系列で書き込まれた前後のカウンタ値(R)を比較し、当該カウンタ値(R)と当該カウンタ値(R)より後の順で書き込まれたカウンタ値(R)とが同じであり、当該カウンタ値(R)より前の順で書き込まれたカウンタ値(R)が大きくて、前の順で書き込まれた該カウンタ値(R)が当該カウンタ値(R)より1インクリメント大きい場合であって、当該カウンタ値(R)の制御データ(RD)と当該カウンタ値(R)の後の順で書き込まれた制御データ(RD)とが等しい場合には、前記前の順で書き込まれたカウンタ値(R)の制御データ(RD)を正常と判定していることを特徴とする請求項1に記載のデータの書き込み異常判断装置。
  3. 前記判定手段(18)は、
    前記不揮発性メモリ(11)における所定の複数の記憶領域に時系列で書き込まれた前後のカウンタ値(R)を比較し、当該カウンタ値(R)と当該カウンタ値(R)より前の順で書き込まれたカウンタ値(R)とが同じであり、当該カウンタ値(R)がこの当該カウンタ値(R)の後の順で書き込まれた次のカウンタ値(R)より大きくて、当該カウンタ値(R)が後の順で書き込まれたカウンタ値(R)より1インクリメント大きい場合であって、当該カウンタ値(R)の制御データ(RD)と、当該カウンタ値(R)より前の順で書き込まれたカウンタ値(R)の制御データ(RD)とが等しい場合には、前記前の順で書き込まれた制御データ(RD)または当該カウンタ値(R)の制御データ(RD)のいずれかを正常と判定していることを特徴とする請求項1に記載のデータの書き込み異常判断装置。
  4. 前記制御データ(RD)は、車両の電動パーキングブレーキの制御用のデータとしていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のデータの書き込み異常判断装置
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