JP2017169509A - 育苗方法 - Google Patents

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明正 中野
Akemasa Nakano
明正 中野
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    • A01G22/40Fabaceae, e.g. beans or peas

Abstract

【課題】定植後に根がよく発達し、均質で活着がよく、生育が良好な高品質の果菜類苗を安価に育苗することが可能な、果菜類苗の育苗方法を提供する。
【解決手段】果菜類の苗に対して、人工光である赤色照明光と青色照明光とを、交互かつ繰り返し照射して行う育苗方法であって、栽培面に照射する赤色照明光、青色照明光の日積算光合成有効光量子量を、それぞれ10〜25mol/m・day−1、4〜15mol/m・day−1とし、前記赤色照明光、前記青色照明光の一日当たりの照射時間の合計を、16〜24時間とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、果菜類苗の育苗方法に関し、詳しくは、果菜類苗に人工光を照射して、定植後に根がよく発達し、生育が良好となる高品質の果菜類苗を育成する育苗方法に関する。
従来の植物栽培において、植物苗に人工光を照射して育苗を促す技術が取り入れられている。植物の生長を促進することにより、栽培期間を短縮して、同一の場所での収穫回数を増やすことができる。また、同じ栽培期間であっても、植物をより大きく生長させることができれば、収穫量を増やすことができる。
例えば特許文献1には、青色光(400〜480nm)を放射する発光ダイオードと赤色光(620〜700nm)を放射する発光ダイオードを、同時もしくは交互に点灯することにより、植物の培養、生育、栽培及び組織培養のための光エネルギーを照射する、植物栽培用光源が開示されている。この植物栽培用光源は、葉緑素の光吸収ピーク(450nm付近及び660nm付近)に一致する波長の光のみを照射することによって、エネルギー効率良く植物を栽培しようとするものである。
特許文献1には、青色光と赤色光を同時に照射しても交互に照射してもよいことが規定されている(当該文献[請求項1]参照)。しかし、特許文献1では、青色光あるいは赤色光の単独照射と、青色光および赤色光の同時照射との比較において、同時照射下では日光下での栽培と同様の健全な生長(単独照射における徒長などの不健全な生長と比較して)が確認されているが(当該文献段落[0011]参照)、青色光と赤色光を交互に照射した場合の生長促進効果については確認されていない。従って、特許文献1は、青色光と赤色光の交互照射による植物栽培方法を実質的に開示するものとはなっていない。
また、特許文献2には、人工的に制御された明暗サイクル下で栽培光を照射して植物を栽培するための栽培光制御方法が開示されている。ここでの明暗サイクルは、栽培光が照射される明期と、この明期における光量よりも少ない光量が照射されるか、又は光量のない暗期を有するものとされている。明暗サイクルの周期は、植物が有する固有のフリーラン周期と異なる周期であり、暗期が光合成活性の低い時間帯に設定されているか、又は明期が光合成活性の高い時間帯に設定されている。
また、特許文献3には、赤色照明光を植物に照射するステップと、青色照明光を同じ植物に照射するステップと、を各ステップの照射時間を3時間以上48時間未満として、交互に連続して行う植物栽培方法が開示されている。
また、特許文献4には、発芽した果菜類に赤色光を照射する手順と、発芽した果菜類に青色光を照射する手順を、交互に連続して、別個独立に行うことにより花芽を分化させる工程と、該花芽が分化した果菜類に、蛍光灯を用いて光を照射する工程を有する果菜類の栽培方法が開示されている。この栽培方法は、発芽した果菜類に赤色光を照射する手順及び発芽した果菜類に青色光を照射する手順を、それぞれ1回当たり3〜48時間の範囲内で行うことを特徴としている。
また、特許文献5には、赤色光を植物に照射する工程(A)と、青色光を植物に照射する工程(B)とを、一定期間内に別個独立に行う植物栽培方法が開示されている。この栽培方法は、工程(A)における赤色光の光合成光量子束密度を150μmol/msよりも大きくし、工程(B)における青色光の光合成光量子束密度を50μmol/msよりも大きくし、かつ工程(A)および工程(B)における植物栽培環境の二酸化炭素濃度をいずれも1300ppm以上とすることを特徴としている。
特開平8−103167号公報 特開2012−179009号公報 特許第5729786号公報 特許第5723898号公報 特開2015−204801号公報
特許文献1〜5に開示されているような従来技術によって得られる果菜類の苗は、地上部重量に対する根重量の割合(R/T比)が低く、定植後に、根の部分が十分に発達しない傾向にある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、定植後に根がよく発達し、均質で活着がよく、生育が良好な高品質の果菜類苗を安価に育苗することが可能な、果菜類苗の育苗方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、人工光の照射による果菜類苗の育苗方法について鋭意検討を行った結果、赤色照明光と青色照明光を交互かつ連続に照射する方法を行うとき、特定の光量子量と照射時間を選択するときに目的が達成されることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]果菜類の苗に対して、人工光である赤色照明光と青色照明光とを、交互かつ繰り返し照射して行う育苗方法であって、栽培面に照射する赤色照明光、青色照明光の日積算光合成有効光量子量を、それぞれ10〜25mol/m・day−1、4〜15mol/m・day−1とし、前記赤色照明光、前記青色照明光の一日当たりの照射時間の合計を、16〜24時間とすることを特徴とする育苗方法。
[2]前記赤色照明光の照射光量比率を、50%以上90%以下とすることを特徴とする[1]に記載の育苗方法。
[3]前記果菜類として、ナス科、ウリ科、マメ科、バラ科のうち、いずれかに属するものを用いることを特徴とする[1]または[2]のいずれかに記載の育苗方法。
[4]前記ナス科の果菜類のうちナス、トマト、ピーマン、シシトウ、トウガラシ、パプリカ、前記ウリ科の果菜類のうちキュウリ、カボチャ、シロウリ、マクワウリ、ニガウリ、ズッキーニ、トウガン、スイカ、メロン、前記マメ科の果菜類のうちサヤインゲン、サヤエンドウ、ソラマメ、エダマメ、前記バラ科の果菜類のうちイチゴ、のいずれかを用いることを特徴とする[3]に記載の育苗方法。
[5]前記果菜類としてナス科ものを用いることを特徴とする[1]または[2]のいずれかに記載の育苗方法。
[6]前記ナス科の果菜類として、ナス、トマト、ピーマン、シシトウ、トウガラシ、パプリカのいずれかを用いることを特徴とする[5]に記載の育苗方法。
[7]前記ナス科の果菜類として、トマトを用いることを特徴とする[5]に記載の育苗方法。
[8]前記赤色照明光として、ピーク波長が570nm〜730nmであり、中心波長が645nm〜680nmである光を用いることを特徴とする[1]〜[7]のいずれか一つに記載の育苗方法。
[9]前記青色照明光として、ピーク波長が400nm〜515nmであり、中心波長が440nm〜460nmである光を用いることを特徴とする[1]〜[8]のいずれか一つに記載の育苗方法。
[10]前記赤色照明光および前記青色照明光の光源として、LEDを用いることを特徴とする[1]〜[9]のいずれか一つに記載の育苗方法。
本発明により、定植後に根がよく発達し、均質で活着がよく、定植後の生育が良好な高品質の果菜類苗を安価に育苗することが可能な、果菜類苗の育苗方法が提供することができる。
本発明の実施例として行った発根試験の概要を説明する図である。 本発明の実施例として行った発根試験の結果を示すグラフである。 本発明の実施例として行った発根試験の結果を示すグラフである。 本発明の実施例として行った発根試験の結果を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について説明する。なお、以下の説明は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、本発明の範囲がこの実施形態の範囲に限定されることはない。
本発明の一実施形態に係る育苗方法は、果菜類の苗に対して、人工光である赤色照明光と青色照明光とを、交互かつ繰り返し照射して行うものである。ここでの「交互かつ繰り返し」は、赤色照明光の照射と青色照明光の照射を交互に行い、これを2回以上繰り返すことを意味し、赤色照明光の照射時間と青色照明光の照射時間の間に、光を照射しない時間を設けてもよいし、設けなくてもよい。つまり、赤色照明光の照射と青色照明光の照射は、連続して行ってもよいし、連続して行わなくてもよい。
本実施形態の育苗方法では、特定の光量子量と照射時間を、次の条件を満たすように決定することを特徴としている。
すなわち、赤色照明光の日積算光合成有効光量子量を、10〜25mol/m・day−1(10mol/m・day−1以上25mol/m・day−1以下)とする。
また、青色照明光の日積算光合成有効光量子量を、4〜15mol/m・day−1(4mol/m・day−1以上15mol/m・day−1以下)とする。
また、赤色照明光、青色照明光の一日当たりの照射時間の合計を、16〜24時間(16時間以上24時間以下)とする。
日積算光合成有効光量子量(Daily light integral;DLI)、すなわち、1日に単位面積当たりに照射する光の光量子量は、栽培面において光量子計を用いて測定された光合成有効光量子束密度に、一日当たりの照射時間を乗じて算出される。ここで、栽培面とは、苗を栽培するためのポットやセルトレイ等の支持体を置く場所を意味する。
本実施形態に係る赤色照明光の日積算光合成有効光量子量は、上述した範囲10〜25mol/m・day−1のうち、14〜24mol/m・day−1(14mol/m・day−1以上24mol/m・day−1以下)とすることが好ましく、18〜23mol/m・day−1(18mol/m・day−1以上23mol/m・day−1以下)とすることがより好ましい。
赤色照射光の日積算光合成有効光量子量が10mol/mより少ないと、苗の生育が悪くなり良好な育苗が行えない。一方、赤色照射光の日積算光合成有効光量子量が25mol/mを超えても苗の生育は変わらず、エネルギーを無駄に消費することになる。
本実施形態に係る青色照明光の日積算光合成有効光量子量は、上述した範囲4〜15mol/m・day−1のうち、6〜12mol/m・day−1(6mol/m・day−1以上12mol/m・day−1以下)とすることが好ましく、7〜10mol/m・day−1(7mol/m・day−1以上10mol/m・day−1以下)とすることがより好ましい。
青色照射光の日積算光合成有効光量子量が4mol/m・day−1より少ないと、苗の生育が悪くなり良好な育苗が行えない。一方、青色照射光の日積算光合成有効光量子量が15mol/m・day−1を超えても苗の生育は変わらず、エネルギーを無駄に消費することになる。
赤色照明光の照射時間と青色照明光の照射時間を合わせた、一日当たりの光照射時間は、上述した範囲16〜24時間のうち、18〜24時間(18時間以上24時間以下)とすることが好ましい。赤色照明光の照射時間が16時間より少ないと、苗の生育が悪くなり、良好な育苗を行うことが難しい。
一日当たりの光照射時間のうち、赤色照明光の照射時間の比率(照射光量比率)は、50%以上90%以下とすることが好ましく、60%以上80%以下とすることがより好ましい。赤色照明光の照射時間比率が50%より低いと苗の生育が悪くなり、90%より高いと苗が徒長し、いずれの場合も良好な育苗ができない。
赤色照明光、青色照明光の光源としては、従来公知の光源を用いることができるが、波長の選択が容易で、有効波長域の光エネルギーの占める割合が大きい光を放射することから、発光ダイオード(LED)、レーザーダイオード(LD)等の光半導体素子を用いることが好ましい。LEDとして、エレクトロルミネッセンス(EL)を用いる場合、そのELは、有機ELであってもよいし、無機ELであってもよい。
本実施形態における赤色照明光は、少なくとも、ピーク波長が570nm〜730nmであり、中心波長が645nm〜680nmである赤色光を含む照明光である。赤色照明光は、赤色光と異なる波長域の光を含んでいてもよいが、次に述べる青色光を含んでいないことが好ましく、赤色光と異なる波長域の光を含んでいなければ、より好ましい。つまり、赤色照明光は、赤色光のみによって構成される光であることが、より好ましい。
本実施形態における青色照明光は、少なくとも、ピーク波長が400nm〜515nmであり、中心波長が440nm〜460nmである青色光を含む照明光である。青色照明光は、青色光と異なる波長域の光を含んでいてもよいが、先に述べた赤色光を含んでいないことが好ましく、青色光と異なる波長域の光を含んでいなければ、より好ましい。つまり、青色照明光は、青色光のみによって構成される光であることが、より好ましい。
本実施形態に係る育苗方法において、育苗時の温度は、一般的に育苗を行う温度であればよいが、具体的には16〜28℃であれば好ましく、17〜26℃であればより好ましく、18〜25℃であればさらに好ましい。
育苗時における周囲の炭酸ガス濃度に関しては、制限がなく、通常の大気中の濃度と同程度に設定してもよいし、さらに炭酸ガスを付加して高濃度に設定してもよい。ただし、炭酸ガスを付加する場合、経済性および生育への影響の観点から、設定濃度を400〜1200ppmとすることが好ましく、600〜1100ppmとすればより好ましく、700〜1000ppmとすればさらに好ましい。
育苗に用いる肥料としては、一般的な育苗に用いられるものであればよく、市販の肥料を用いることができる。また、肥料の有効成分を適宜個別に配合して用いることもできる。
当該育苗方法が対象とする果菜類とは、野菜の中で果実又は種実を食用にする植物を意味する。果菜類としては、例えば、ナス科、ウリ科、マメ科、バラ科のうち、いずれかに属するものを用いることができる。
ナス科の果菜類としては、例えば、ナス、トマト、ピーマン、シシトウ、トウガラシ、パプリカ等のいずれかを用いることができる。
ウリ科の果菜類としては、例えば、キュウリ、カボチャ、シロウリ、マクワウリ、ニガウリ、ズッキーニ、トウガン、スイカ、メロン等のいずれかを用いることができる。
マメ科の果菜類としては、例えば、サヤインゲン、サヤエンドウ、ソラマメ、エダマメ等のいずれかを用いることができる。
バラ科の果菜類としては、例えばイチゴ等を用いることができる。
以上のように、本実施形態に係る育苗方法では、1日に単位面積当たりに照射する赤色照明光、青色照明光の光量子量を、それぞれ10〜25mol/m、4〜15mol/mとし、かつ一日当たりの照射時間の合計を16〜24時間として、果菜類苗に対して交互かつ連続に照射する。これにより、ヤシガラ、ウレタン樹脂、土壌等の支持体への定植後に根がよく発達し、均質で活着がよく、定植後の生育が良好な高品質の果菜類苗を育苗することが可能となる。
以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
本発明の育苗方法を用いて、果菜類の苗を育苗する実験を行った。この実験は、苗テラス(人工光育苗装置4段×6棚、三菱樹脂アグリドリーム)内で行った。実験サンプルとして、‘桃太郎ヨーク’(タキイ種苗)のトマトを使用した。72穴のセルトレイ(セルトレーAP、東罐興業株式会社製)を構成する各セルに、培養土(種培土1号、スミリン製)を充填し、1セル当たりに1粒を播種した。
播種後の培養土を、セルトレイとともに、27℃に保った催芽器内に3日間収容し、播種後3日目に苗テラスに定植し(定植0日目)、光照射しながら定植21日目まで育苗を行った。培養液として、1L当たりにハイテンポCu(住友化学株式会社製)2.93mLとハイテンポAr(住友化学株式会社製)0.98mLを溶解したものを用い、その電気伝導度(EC)を1.6dS/m、pHを5.9とした。窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)の含有比率について、N:P:K=5.9:1.1:2.4とした。
潅水は、1日1回、10分間(8時から8時10分まで)行い、セルトレイの底面から30mm程度の高さまで培養液が満たされた状態とした。
育苗温度は、毎日0時〜8時の間は18℃とし、8時〜0時の間は25℃とした。苗テラス内のCO濃度は1000ppmとした。
光源としては、赤色照明光と青色照明光の照明(RRB、品番:UL0005#01−0R、LEDチップ:赤160個+青80個、ピーク波長:赤660nm、青450nm、昭和電工株式会社製)を備えた、直管型LED照明を使用した。タイマー付き調光器によって各色独立して調光し、照射光量の調整を行った(略号:赤色照射光;R、青色照射光;Bと表記)。
LEDによる照射条件(LED照射区)を変えて、実施例1〜4を行った。各実施例における具体的なLED照射条件を、次のように設定した。
(実施例1、AI−D0)
定植0日目から定植21日目まで、一日のうち、0時〜12時の間にB166μmol・m−2・s−1を照射し、その後、12時〜24時の間にR500μmol・m−2・s−1を照射した。この時、RのDLIを21.6mol・m−2・day−1、BのDLIを7.2mol・m−2・day−1、RとBの合計のDLIを28.8mol・m−2・dat−1とし、一日当たりの光照射時間を24時間とし、赤色照明光の照射光量比率を75%とした。
(実施例2、AI−D2)
定植0日目から定植14日目までの14日間は、一日のうち、0時〜12時の間にB166μmol・m−2・s−1を照射し、その後、12時〜24時の間にR500μmol・m−2・s−1を照射した。この時、RのDLIを21.6mol・m−2・day−1、BのDLIを7.2mol・m−2・day−1、RとBの合計のDLIを28.8mol・m−2・day−1とし、一日当たりの光照射時間を24時間とし、赤色照明光の照射光量比率を75%とした。
定植14日目から定植21日目までの7日間は、一日のうち8時〜19時の間にB182μmol・m−2・s−1を照射後、19時〜24時および0時〜6時の間にR545μmol・m−2・s−1を照射し、6時から8時の間を暗期とした。この時、定植0日目から定植21日目の間を通して、RのDLIを21.6mol・m−2・day−1、BのDLIを7.2mol・m−2・day−1、RとBの合計のDLIを28.8mol・m−2・day−1とし、一日当たりの光照射時間を22時間とし、赤色照明光の照射光量比率を75%とした。
(実施例3、AI−D4)
定植14日目から定植21日目までの7日間の光照射を、一日のうち8時〜18時の間B200μ・m−2・s−1を照射し、その後、18時〜24時および0時〜4時の間にR600μmol・m−2・s−1を照射し、4時から8時の間を暗期とした他は、実施例2と同様に行った。この時、定植0日目から定植21日目の間を通して、RのDLIを21.6mol・m−2・day−1、BのDLIを7.2mol・m−2・day−1、RとBの合計のDLIを28.8mol・m−2・day−1とした。一日当たりの光照射時間について、定植0日目から定植14日目までの間では24時間、定植14日目から定植21日目までの間では20時間とした。赤色照明光の照射光量比率を75%とした。
(実施例4、AI−D6)
定植14日目から定植21日目までの7日間の光照射を、一日のうち8時〜17時の間にB222μmol・m−2・s−1を照射し、その後、17時〜24時および0時〜2時の間にR667μmol・m−2・s−1を照射し、2時から8時の間を暗期とした他は、実施例2と同様に行った。この時、定植0日目から定植21日目の間を通して、RのDLIを21.6mol・m−2・day−1、BのDLIを7.2mol・m−2・day−1、RとBの合計のDLIを28.8mol・m−2・day−1とした。一日当たりの光照射時間について、定植0日目から定植14日目までの間では24時間、定植14日目から定植21日目までの間では18時間とした。赤色照明光の照射光量比率を75%とした。
(比較例1、Ctrl.)
比較用の光源として、3波長系昼白色Hf蛍光灯(FHF32EX−N−H、パナソニック株式会社製)を用いた育苗実験も行った。使用する本数は、栽培棚一段当たり6本とした。蛍光灯照射区(略号:FL)は、定植0日目から定植21日目の間を通して、一日のうち0時〜8時を暗期とし、8〜24時を明期とした。また、光量に関しては、光合成有効光量子束密度(PPFD)を503μmol・m−2・s−1とし、DLIを29.0mol・m−2・day−1とした。
(定植後の苗の生育の評価)
上記条件で育苗した苗を、太陽光型植物工場内へ移した。苗からの発根を評価するため、以下の発根試験を行った。
図1は、実施例1〜4、比較例1の条件で得られた苗に対して行った、発根試験の概要を説明する図である。定植を開始する時点(定植0日目)での状態を左側に、定植n日後(nは1〜21)の培養液に浸した状態を右側に示している。R、Rは、それぞれ定植n日目、0日目の根重量を意味している。T、Tは、それぞれ定植n日目、0日目の地上部重量を意味している。
図1に示すように、容器10に収容された培養液20(大塚化学株式会社製、大塚A処方1単位)に、保水性のある親水性不織布30(東洋紡株式会社製、ジャームガード、厚さ2mm、目付0.11g・cm−3)を浸し、その上に黒不織布40(ユニチカ株式会社製、ラブシートブラック、20307BKD、厚さ0.13mm、透水率85%、遮光率75%)を敷設した。そして、黒不織布40上に苗を定植したセル50を載置した。セル50は、苗の根の部分で給液を行えるように、底部が除去されている。
親水性不織布30、黒不織布40のいずれも培養液20に浸されているため、両布30、40を介して、苗の根の部分への培養液20の供給が、十分に行われることになる。また、苗の周辺はシルバーマルチ60で遮光されているため、処理期間中に根が乾燥するようなことはない。
発根試験の開始前(定植0日目)および開始後(定植17日目)に、地上に出ている部分(地上部)の重量(地上部重量)および根の重量(根重量)を測定し、各種解析を行った。この解析には、根長形態構造解析システムWinRhizo(Regent社製)を用いた。具体的には、地上部重量および根重量に加えて、根長および根の平均直径を測定し、R/T比、根増加速度比、比根長を算出して評価を行った。算出したR/T比、根増加速度比、比根長について、それぞれ図2〜4に示す。
図2は、発根試験の開始前(定植0日目)および開始後(定植17日目)におけるR/T比を示すグラフである。R/T比は、根重量を地上部重量で除して算出した。比較例1の蛍光灯(Ctrl.)に比べ、実施例1〜4(AI−D0、AI−D2、AI−D4、AI−D6)の方が、育苗期間終了時(定植0日目)の苗の地上部重量に対する根重量の割合(R/T比)が低くなる傾向が見られた。ところが、発根試験の開始から17日経過した時点では、大小関係が逆転しており、比較例1よりも実施例1〜4の方が、R/T比が低くなる傾向が見られた。特に実施例4で最も高いR/T比が得られ、その後の乾物生産の増加が最も大きくなった。
図3は、実施例1〜4(AI−D0、AI−D2、AI−D4、AI−D6)および比較例1(Ctrl.)において得られた、根増加速度比(活着定数)のグラフである。根増加速度比は、次の式で示すように、根重量の増加量(R−R)を地上部重量の増加量(T−T)で除して算出した。
Figure 2017169509
比較例1に比べ、実施例1〜4の方が、根増加速度が高い傾向があり、特に実施例2〜4において、その差が顕著に表れることが分かった。実施例2〜4では、光の照射を行わない暗期を設けたことにより、根の増加がより促進されていると考えられる。
図4は、実施例1〜4(AI−D0、AI−D2、AI−D4、AI−D6)および比較例1(Ctrl.)において得られた、比根長のグラフである。比根長は、根長を根重量で除して算出した。比根長が実施例1〜4で小さくなっていることから、比較例より実施例1〜4の方が、定植後に太い根が発根していることが示された。以上の結果から、人工光の照射条件を適切にすることにより、果菜類苗のその後の生育が安定化できる可能性があると考えられる。
本発明の育苗方法によれば、人工光を用いることにより、定植後に根がよく発達し、均質で活着がよく、生育が良好な高品質の果菜類苗を安価に育苗することができる。したがって、本発明は、高品質の果菜類を効率的に人工栽培する技術として、広く利用することができる。
10:容器
20:培養液
30:親水性不織布
40:黒不織布
50:セル
60:シルバーマルチ

Claims (10)

  1. 果菜類の苗に対して、人工光である赤色照明光と青色照明光とを、交互かつ繰り返し照射して行う育苗方法であって、
    栽培面に照射する赤色照明光、青色照明光の日積算光合成有効光量子量を、それぞれ10〜25mol/m・day−1、4〜15mol/m・day−1とし、
    前記赤色照明光、前記青色照明光の一日当たりの照射時間の合計を、16〜24時間とすることを特徴とする育苗方法。
  2. 前記赤色照明光の照射光量比率を、50%以上90%以下とすることを特徴とする請求項1に記載の育苗方法。
  3. 前記果菜類として、ナス科、ウリ科、マメ科、バラ科のうち、いずれかに属するものを用いることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の育苗方法。
  4. 前記ナス科の果菜類のうちナス、トマト、ピーマン、シシトウ、トウガラシ、パプリカ、前記ウリ科の果菜類のうちキュウリ、カボチャ、シロウリ、マクワウリ、ニガウリ、ズッキーニ、トウガン、スイカ、メロン、前記マメ科の果菜類のうちサヤインゲン、サヤエンドウ、ソラマメ、エダマメ、前記バラ科の果菜類のうちイチゴ、のいずれかを用いることを特徴とする請求項3に記載の育苗方法。
  5. 前記果菜類としてナス科ものを用いることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の育苗方法。
  6. 前記ナス科の果菜類として、ナス、トマト、ピーマン、シシトウ、トウガラシ、パプリカのいずれかを用いることを特徴とする請求項5に記載の育苗方法。
  7. 前記ナス科の果菜類として、トマトを用いることを特徴とする請求項5に記載の育苗方法。
  8. 前記赤色照明光として、ピーク波長が570nm〜730nmであり、中心波長が645nm〜680nmである光を用いることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の育苗方法。
  9. 前記青色照明光として、ピーク波長が400nm〜515nmであり、中心波長が440nm〜460nmである光を用いることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の育苗方法。
  10. 前記赤色照明光および前記青色照明光の光源として、LEDを用いることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の育苗方法。
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