JP2017168795A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 優れた演色性を達成可能な発光装置を提供する。【解決手段】 発光装置100は、430nm以上470nm以下の波長範囲に発光ピーク波長を有する発光素子10と、蛍光体70を含む蛍光部材50を備え、蛍光部材50は、Eu賦活のアルカリ土類アルミン酸塩を含む第一蛍光体71と、Mn賦活のフルオロジャーマネートを含む第二蛍光体72と、Ce賦活の希土類アルミン酸塩を含む第三蛍光体73と、Eu賦活のSr、Ca、Al、Siを含む窒化物蛍光体を含む第四蛍光体74を有する。【選択図】 図1

Description

本開示は、発光装置に関する。
発光ダイオード(以下、「LED」とも記載する。)を用いて白色系の光を発する発光装置として、例えば、青色に発光するLEDと黄色に発光する蛍光体とを組み合わせた発光装置がある。この発光装置は、LEDの青色光と、その光によって励起された蛍光体による黄色光とが混色することにより白色系の光を発する。
このような発光装置では、可視光領域における放射強度が強く発光効率は高いが、青緑色領域及び赤色領域における放射強度が充分に得られない場合がある。そのため照射物の色の見え方(演色性)の指数である平均演色評価指数に更なる改良の余地がある。
ところで、光源の演色性の評価手順はJIS Z8726によって、所定の反射率特性を有する試験色(R1〜R15)を、試験光源と基準光源とでそれぞれ測色した場合の色差ΔEi(iは1から15の整数)がどうなるかを数値計算して算出すると定められている。ここで演色評価数Ri(iは1から15の整数)の上限は100である。つまり、試験光源とそれに対応する色温度の基準光源の色差が小さいほど、演色性評価値は100に近づき高くなる。
光源の演色性を高めるため、青色に発光するLEDと、緑色から黄色に発光する2種類の蛍光体として例えば、クロロシリケート蛍光体と、YまたはTbのガーネット蛍光体とを用いた発光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、さらに演色性を高めるため、緑色から黄色に発光する蛍光体に加え、赤色に発光する蛍光体を用いた発光装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特表2003−535477号公報 特開2008−034188号公報
照明用途の発光装置は、例えば、家庭などで用いられる一般照明から医療用照明、美術館など高い演色性が求められる特殊照明まで幅広いニーズがある。このような各種用途で要求される色温度における基準光源に合うように発光スペクトルの制御を行い、各Riの色差が極めて小さい光源を得ることは容易ではない。特に、黄色から緑色の蛍光体と赤色の蛍光体の多種類の蛍光体を組み合わせて白色系の混色光を得ようとするとき、黄色の蛍光体を一種類使う場合と比較して、各蛍光体の発光スペクトルにおける各色成分の調節が複雑になる。さらに、基準光源に対して特定のRiの式差が極めて小さい発光スペクトルを得ようとした場合、他の何れかの式差にずれが生じる可能性が高くなる。
そこで、本発明の一実施形態は、上述したような課題を解決し、優れた演色性を達成可能な発光装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る第一の実施形態は、430nm以上470nm以下の範囲に発光ピーク波長を有する発光素子と、蛍光部材とを備え、相関色温度が3500K以上4500K以下の光を発する発光装置であって、蛍光部材は、Euで賦活されアルカリ土類アルミン酸塩を含む第一蛍光体と、Mnで賦活されフルオロジャーマネートを含む第二蛍光体と、Ceで賦活され希土類アルミン酸塩を含む第三蛍光体と、Euで賦活されSr、Ca、Alを組成に有するシリコンナイトライドを含む第四蛍光体とを含み、第一蛍光体乃至第四蛍光体の総蛍光体量に対する前記第一蛍光体の含有比率が3.0質量%以上55.0質量%以下である発光装置を包含する。
前記課題を解決するため、本発明に係る第二の実施形態は、430nm以上470nm以下の範囲に発光ピーク波長を有する発光素子と、蛍光部材とを備え、相関色温度が4500K以上5500K以下の光を発する発光装置であって、蛍光部材は、Euで賦活されアルカリ土類アルミン酸塩を含む第一蛍光体と、Mnで賦活されフルオロジャーマネートを含む第二蛍光体と、Ceで賦活され希土類アルミン酸塩を含む第三蛍光体と、Euで賦活されSr、Ca、Alを組成に有するシリコンナイトライドを含む第四蛍光体とを含み、第一蛍光体乃至第四蛍光体の総蛍光体量に対する第一蛍光体の含有比率が3.5質量%以上65.0質量%以下である発光装置を包含する。
前記課題を解決するため、本発明に係る第三の実施形態は、430nm以上470nm以下の範囲に発光ピーク波長を有する発光素子と、蛍光部材とを備え、相関色温度が5500K以上7000K以下の光を発する発光装置であって、蛍光部材は、Euで賦活されアルカリ土類アルミン酸塩を含む第一蛍光体と、Mnで賦活されフルオロジャーマネートを含む第二蛍光体と、Ceで賦活され希土類アルミン酸塩を含む第三蛍光体と、Euで賦活されSr、Ca、Alを組成に有するシリコンナイトライドを含む第四蛍光体とを含み、第一蛍光体乃至第四蛍光体の総蛍光体量に対する第一蛍光体の含有比率が7.5質量%以上55.0質量%以下である発光装置を包含する。
本開示に係る一実施形態によれば、高い演色性を達成可能な発光装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る発光装置の一例を示す概略断面図である。 図2は、実施例1及び2、比較例1及び2に係る発光装置の発光スペクトルを例示する図である。 図3は、実施例3及び4、比較例1及び3に係る発光装置の発光スペクトルを例示する図である。 図4は、実施例5から7、比較例4に係る発光装置の発光スペクトルを例示する図である。 図5は、実施例8及び9、比較例4に係る発光装置の発光スペクトルを例示する図である。 図6は、実施例10、比較例4及び5に係る発光装置の発光スペクトルを例示する図である。 図7は、実施例11から13、比較例6に係る発光装置の発光スペクトルを例示する図である。 図8は、実施例14及び15、比較例6及び7に係る発光装置の発光スペクトルを例示する図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための、発光装置を例示するものであって、本発明は、以下の発光装置に限定されない。なお、本明細書において色名と色度座標との関係、光の波長範囲と単色光の色名との関係等は、JIS Z8110に従う。また、組成物中の各成分の含有量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
図1に、本発明の一実施形態に係る発光装置100の概略断面図を示す。発光装置100は、430nm以上470nm以下の範囲に発光ピーク波長を有する発光素子10と、蛍光部材50とを備える。そして、蛍光部材50は、Euで賦活されアルカリ土類アルミン酸塩を含む第一蛍光体71と、Mnで賦活されフルオロジャーマネートを含む第二蛍光体72と、Ceで賦活され希土類アルミン酸塩を含む第三蛍光体73と、Euで賦活されSr、Ca、Alを組成に有するシリコンナイトライドを含む第四蛍光体74とを含む。以下では、第一蛍光体71と、第二蛍光体72と、第三蛍光体73と、第四蛍光体74を合わせて、蛍光体70と呼ぶ。
430nm以上470nm以下の範囲に発光ピーク波長を有する発光素子10と、第一蛍光体71乃至第四蛍光体74を組み合わせて用いることにより、短波側から長波側まで比較的広い範囲において発光装置の発光スペクトルを基準光源のスペクトルに近づけることができる。これにより、優れた演色性を達成することが可能となる。
演色性についてCIE(国際照明委員会)は、蛍光ランプが具備すべき演色性の指針を1986年に公表しており、その指針によれば、使用される場所に応じた好ましい平均演色評価数(以下、Raと記載する)は、一般作業を行う工場では60以上80未満、住宅、ホテル、レストラン、店舗、オフィス、学校、病院、精密作業を行う工場などでは80以上90未満、高い演色性が求められる臨床検査を行う場所、美術館などでは90以上とされている。
発光装置100のRaは、例えば80以上であり、90以上が好ましく、95以上がより好ましい。なおRaの上限は100である。また特殊演色評価数はR9からR15の評価数で表わされ、R9は赤色、R10は黄色、R11は緑色、R12は青色、R13は西洋人の肌の色、R14は木の葉の色、R15は日本人の肌の色とされている。特に、食肉などを扱う環境下で使用される照明装置ではR9の評価数が着目されたり、アパレルや写真撮影関連の環境下では、各色に対する見え方の忠実度が要求されたりすることが多い。特殊演色性評価数においても高いほど好ましいとされており、本実施形態の発光装置のR9〜R15は例えば、40以上であり、50以上が好ましく、60以上がより好ましい。R9〜R15の上限はそれぞれ100である。
発光装置100が発する光は、発光素子10の光と、第一蛍光体71、第二蛍光体72、第三蛍光体73並びに第四蛍光体74とが発する蛍光との混色光であり、例えば、CIE1931に規定される色度座標が、x=0.00から0.50且つy=0.00から0.50の範囲に含まれる光とすることができ、x=0.25から0.40且つy=0.25から0.40の範囲に含まれる光とすることもできる。
発光装置100が発する光の相関色温度は、例えば3000K以上とすることができ、3500K以上とすることもでる。また相関色温度は7500K以下とすることができ、7000K以下とすることもできる。
以下、発光装置100について、より詳細に説明する。発光装置100は、可視光の短波長側(例えば、380nm以上485nm以下の範囲)の光を発し、発光ピーク波長が430nm以上470nm以下の範囲内にある窒化ガリウム系化合物半導体の発光素子10と、発光素子10を載置する成形体40と、を有する。成形体40は、第1のリード20及び第2のリード30と、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂を含む樹脂部42とが一体的に成形されてなるものである。成形体40は底面と側面を持つ凹部を形成しており、凹部の底面に発光素子10が載置されている。発光素子10は一対の正負の電極を有しており、その一対の正負の電極はそれぞれ第1のリード20及び第2のリード30とワイヤ60を介して電気的に接続されている。発光素子10は蛍光部材50により被覆されている。
[蛍光部材50]
蛍光部材50は、発光素子10からの光を波長変換する蛍光体70と樹脂を含有してなる。樹脂は、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ変性シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を含むことが好ましい。蛍光体70は、第一蛍光体71、第二蛍光体72、第三蛍光体73並びに第四蛍光体74を含む。また、蛍光部材50には蛍光体70が含有されているが、さらに適宜、その他の材料を添加することもできる。例えば、光拡散材を含むことで、発光素子からの指向性を緩和させ、視野角を増大させることができる。
蛍光部材50は、発光素子10が発する光の蛍光体70を含む波長変換部材としてだけではなく、外部環境から発光素子10を保護するための部材としても機能する。図1では、蛍光体70は蛍光部材50中で偏在している。このように発光素子10に接近して蛍光体70を配置することにより、発光素子10からの光を効率よく波長変換することができ、発光効率の優れた発光装置とできる。なお、蛍光体70を含む蛍光部材50と、発光素子10との配置は、それらを接近して配置させる形態に限定されることなく、蛍光体70への熱の影響を考慮して、蛍光部材50中で発光素子10と、蛍光体70との間隔を空けて配置することもできる。また蛍光体70を蛍光部材50の全体にほぼ均一の割合で混合することによって、色ムラがより抑制される。
[発光素子10]
発光素子10の発光ピーク波長は、430nm以上470nm以下の範囲にあり、440nm以上460nm以下の範囲にあることが好ましく、445nm以上455nm以下の範囲にあることがより好ましい。この範囲に発光ピーク波長を有する発光素子を励起光源として用いることにより、発光素子から外部に放射される光を有効に利用することができるため、発光装置から出射される光の損失を少なくすることができ、発光効率が高い発光装置を得ることができる。
発光素子10にはLEDなどの半導体発光素子を用いることが好ましい。光源として半導体発光素子を用いることによって、高効率で入力に対する出力のリニアリティが高く、機械的衝撃にも強い安定した発光装置を得ることができる。
半導体発光素子としては、例えば、窒化物系半導体(InAlGa1−X−YN、ここでX及びYは、0≦X、0≦Y、X+Y≦1を満たす)を用いた青色、緑色等に発光する半導体発光素子を用いることができる。発光素子10の発光スペクトルの半値幅は特に制限されない。半値幅は例えば、30nm以下とすることができる。
[蛍光体70]
発光装置100は、上述したように第一蛍光体71乃至第四蛍光体74を含む蛍光部材50を備える。第一蛍光体71乃至第四蛍光体74それぞれについて、一種類の組成に限定されることなく、組成が異なる複数の種類の蛍光体を組み合わせて用いてもよい。第一蛍光体71、第二蛍光体72、第三蛍光体73及び第四蛍光体74の構成比率を適宜選択することで発光装置の発光効率、演色性等の特性を所望の範囲とすることができる。
(第一蛍光体71)
第一蛍光体71は、Euで賦活されアルカリ土類アルミン酸塩を含む蛍光体である。第一蛍光体71は、下記式(1)で表される組成を有し、ユーロピウムで賦活される緑色発光の蛍光体であることが好ましい。これにより、次に説明する第一蛍光体71の各発光特性を比較的容易に得ることができる。
SrAl1425:Eu (1)
第一蛍光体71の極大励起波長は、270nm以上470nm以下が好ましく、370nm以上460nm以下がより好ましい。上記発光素子10の発光ピーク波長の範囲で、効率よく励起させるためである。第一蛍光体71の発光ピーク波長は、440nm以上550nm以下の範囲にあることが好ましく、460nm以上530nm以下の範囲にあることがより好ましい。このような範囲とすることにより、発光素子10の発光スペクトルや、後述する第三蛍光体73の発光スペクトルとの重複を少なくし、第一蛍光体71の発光スペクトルを基準光源に近づけることができるので、発光装置の演色性を向上させることができる。第一蛍光体71の発光スペクトルにおける半値幅は、例えば58nm以上78nm以下であり、63nm以上73nm以下が好ましい。このような半値幅の範囲にすることにより、色純度を向上させて、緑の領域における発光スペクトルを基準光源に近づけることができ、発光装置の演色性を向上させることができる。
(総蛍光体量に対する第一蛍光体71の含有比率)
相関色温度が3500K以上4500K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第一蛍光体71の含有比率は、3質量%以上であり、6質量%以上であることが好ましく、15質量%以上であることがより好ましく、30質量%以上であることが更に好ましい。また、総蛍光体量に対する第一蛍光体71の含有比率は、55質量%以下であり、50質量%以下であることが好ましく、45質量%以下であることがより好ましく、40質量%以下であることが更に好ましい。含有比率が上記範囲内のとき、相関色温度が3500K以上4500K以下の光を発する発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
相関色温度が4500K以上5500K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第一蛍光体71の含有比率は、3.5質量%以上であり、6.5質量%以上であることが好ましく、15.0質量%以上であることがより好ましく、30.0質量%以上であることが更に好ましい。また、総蛍光体量に対する第一蛍光体71の含有比率は、65.0質量%以下であり、55.0質量%以下であることが好ましく、50.0質量%以下であることがより好ましく、45.0質量%以下であることが更に好ましい。含有比率が上記範囲内のとき、相関色温度が4500K以上5500K以下の光を発する発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
相関色温度が5500K以上7000K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第一蛍光体71の含有比率は、7.5質量%以上であり、10質量%以上であることが好ましく、20質量%以上であることがより好ましく、30質量%以上であることが更に好ましい。また、総蛍光体量に対する第一蛍光体71の含有比率は、55質量%以下であり、50質量%以下であることが好ましく、45質量%以下であることがより好ましく、40質量%以下であることが更に好ましい。含有比率が上記範囲内のとき、相関色温度が5500K以上7000K以下の光を発する発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
(第二蛍光体72)
第二蛍光体72は、Mnで賦活されフルオロジャーマネートを含む蛍光体である。第二蛍光体72は、下記式(2)で表される組成を有し、マンガンで賦活される深赤色発光の蛍光体であることが好ましい。この蛍光体の発光ピーク波長は、赤色発光の他の蛍光体よりも比較的長く、650nm以上である。そのため、長波長側の発光スペクトルを効果的に基準光源に近づけることができるので、発光装置の演色性を高くすることができる。
(x-s)MgO・(s/2)Sc・yMgF・uCaF・(1-t)GeO・(t/2)M :zMn4+ (2)
ただし、式(2)中、x、y、z、s、t及びuは、2.0≦x≦4.0、0<y<1.5、0<z<0.05、0≦s<0.5、0<t<0.5、0≦u<1.5を満たし、y+u<1.5を満たすことが好ましい。また上記一般式(2)中のMはAl、Ga及びInからなる群から選択される少なくとも1種である。
式(2)において、好ましくは0.05≦s≦0.3、0.05≦t<0.3であり、これによりさらに輝度を向上させることができる。更に式(2)は、3.4MgO・0.1Sc・0.5MgF・0.885GeO・0.1Ga:0.015Mn4+で表わされることが好ましい。これにより、上記発光素子の発光ピーク波長を含む波長範囲の光により、第二蛍光体72を効率よく励起することができる。
第二蛍光体72の発光スペクトルにおける半値幅は、特に制限されず、例えば45nm以下であり、40nm以下であることが好ましい。このような半値幅の範囲にすることにより、色純度を向上させて、赤の領域における発光スペクトルを基準光源に近づけることができるので、発光装置の演色性を向上させることができる。また、第二蛍光体72の発光スペクトルは、最大発光強度を100%とした場合に、600nm以上620nm以下の範囲における平均発光強度が20%以下であることが好ましく、10%以下であることがより好ましい。上記上限値以下であると、第二蛍光体72の発光スペクトルが後述する第四蛍光体74の発光スペクトルと重複することが少なくなるので、第四蛍光体74の発光スペクトルの効果を得て演色性を向上させることができる。
(総蛍光体量に対する第二蛍光体72の含有比率)
相関色温度が3500K以上4500K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第二蛍光体72の含有比率は、25質量%以上であり、28質量%以上であることが好ましく、30質量%以上であることがより好ましい。また、総蛍光体量に対する第二蛍光体72の含有比率は、37質量%以下であり、36質量%以下であることが好ましく、33質量%以下であることがより好ましい。含有比率が上記範囲内のとき、相関色温度が3500K以上4500K以下の光を発する発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
相関色温度が4500K以上5500K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第二蛍光体72の含有比率は、22質量%以上であり、24質量%以上であることが好ましく、26質量%以上であることがより好ましい。また、総蛍光体量に対する第二蛍光体72の含有比率は、32質量%以下であり、31質量%以下であることが好ましく、29質量%以下であることがより好ましい。含有比率が上記範囲内のとき、相関色温度が4500K以上5500K以下の光を発する発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
相関色温度が5500K以上7000K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第二蛍光体72の含有比率は、16質量%以上であり、17質量%以上であることが好ましく、18質量%以上であることがより好ましい。また、総蛍光体量に対する第二蛍光体72の含有比率は、24質量%以下であり、20質量%以下であることが好ましく、19質量%以下であることがより好ましい。含有比率が上記範囲内のとき、相関色温度が5500K以上7000K以下の光を発する発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
(第三蛍光体73)
第三蛍光体73は、Ceで賦活され希土類アルミン酸塩を含む蛍光体である。第三蛍光体73は下記式(3)で表される組成を有し、セリウムで賦活される黄色発光の蛍光体であることが好ましい。これにより、次に説明する第三蛍光体73の各発光特性を比較的容易に得ることができる。
Al12:Ce (3)
第三蛍光体73の極大励起波長は、220nm以上490nm以下が好ましく、430nm以上470nm以下がより好ましい。上記発光素子10の発光ピーク波長の範囲で、効率よく励起させるためである。第三蛍光体73の発光ピーク波長は、480nm以上630nm以下が好ましく、500nm以上560nm以下がより好ましい。このような範囲とすることにより、第一蛍光体71の発光スペクトルや、後述する第四蛍光体74の発光スペクトルとの重複を少なくし、第三蛍光体73の発光スペクトルを基準光源に近づけることができ、発光装置の演色性を向上させることができる。第三蛍光体73の発光スペクトルにおける半値幅は、例えば95nm以上115nm以下であり、100nm以上110nm以下が好ましい。このような半値幅の範囲にすることにより、色純度を向上させて、黄色の領域における発光スペクトルを基準光源に近づけることができるので、発光装置の演色性を向上させることができる。
(総蛍光体量に対する第三蛍光体の含有比率)
相関色温度が3500K以上4500K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第三蛍光体73の含有比率は、18質量%以上であり、20質量%以上であることが好ましく、27質量%以上であることがより好ましい。また、総蛍光体量に対する第三蛍光体73の含有比率は、59質量%以下であり、50質量%以下であることが好ましく、35質量%以下であることがより好ましい。含有比率が上記範囲内のとき、相関色温度が3500K以上4500K以下の光を発する発光装置の発光スペクトルを基準光源に近づけることができ、演色性を高くすることができる。
相関色温度が4500K以上5500K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第三蛍光体73の含有比率は、20質量%以上であり、25質量%以上であることが好ましく、30質量%以上であることがより好ましい。また、総蛍光体量に対する第三蛍光体73の含有比率は、60質量%以下であり、50質量%以下であることが好ましく、35質量%以下であることがより好ましい。含有比率が上記範囲内のとき、相関色温度が4500K以上5500K以下の光を発する発光装置の発光スペクトルを基準光源に近づけることができ、演色性を高くすることができる。
相関色温度が5500K以上7000K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第三蛍光体73の含有比率は、25質量%以上であり、30質量%以上であることが好ましく、35質量%以上であることがより好ましい。また、総蛍光体量に対する第三蛍光体73の含有比率は、70質量%以下であり、60質量%以下であることが好ましく、50質量%以下であることがより好ましい。含有比率が上記範囲内のとき、相関色温度が5500K以上7000K以下の光を発する発光装置の発光スペクトルを基準光源に近づけることができ、演色性を高くすることができる。
(第四蛍光体74)
第四蛍光体74は、Euで賦活されSr、Ca、Alを組成に有するシリコンナイトライドを含む蛍光体である。第四蛍光体74は、下記式(4)で表される組成を有し、ユーロピウムで賦活される赤色発光の蛍光体であることが好ましい。これにより、次に説明する第四蛍光体74の各発光特性を比較的容易に得ることができる。
(Sr,Ca)AlSiN:Eu (4)
第四蛍光体74は、Sr及びCaからなる群から選択される少なくとも1種を含むが、SrとCaの両方を含むことが好ましく、Sr及びCaのうちのSr含有比率が0.8モル%以上であることがより好ましい。第四蛍光体74の発光ピーク波長を、以下に述べる範囲とすることができるからである。
第四蛍光体74の発光ピーク波長は、620nm以上650nm以下が好ましく、630nm以上645nm以下がより好ましい。上記下限値以上であると、第二蛍光体72の発光ピーク波長と第四蛍光体74の発光ピーク波長の間の発光成分が不足することなく、発光スペクトルを基準光源に近づけることができる。上記上限値以下であると、第四蛍光体74の発光スペクトルが第二蛍光体72の発光スペクトルと重複することが少なくなるので、第二蛍光体72の発光スペクトルの効果を得て演色性を向上させることができる。第四蛍光体74の発光スペクトルにおける半値幅は、例えば80nm以上100nm以下であり、85nm以上95nm以下が好ましい。このような半値幅の範囲とすることにより、第四蛍光体74の発光スペクトルが第二蛍光体72の発光スペクトルと重複することが少なくなるので、第二蛍光体72の発光スペクトルの効果を得て演色性を向上させることができる。
(総蛍光体量に対する第四蛍光体74の含有比率)
相関色温度が3500K以上4500K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第四蛍光体74の含有比率は、2.9質量%以上3.3質量%以下である。含有比率が上記範囲内のとき、発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
相関色温度が4500K以上5500K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第四蛍光体74の含有比率は、2.8質量%以上3.0質量%以下である。含有比率が上記範囲内のとき、発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
相関色温度が5500K以上7000K以下の光を発する発光装置の場合、総蛍光体量に対する第四蛍光体74の含有比率は、2.4質量%以上2.9質量%以下である。含有比率が上記範囲内のとき、発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
(第三蛍光体73に対する第一蛍光体71の含有比)
相関色温度が3500K以上4500K以下の光を発する発光装置の場合、第三蛍光体73に対する第一蛍光体71の含有比は、0.05以上3.00以下であることが好ましく、0.50以上2.00以下であることがより好ましく、1.00以上1.50以下であることが更に好ましい。含有比が上記範囲内のとき、発光装置の発光スペクトルをより基準光源に近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
相関色温度が4500K以上5500K以下の光を発する発光装置の場合、第三蛍光体73に対する第一蛍光体71の含有比は、0.06以上4.70以下であることが好ましく、0.30以上2.70以下であることがより好ましく、1.00以上1.50以下であることが更に好ましい。含有比が上記範囲内のとき、発光装置の発光スペクトルをより基準光源に近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
相関色温度が5500K以上7000K以下の光を発する発光装置の場合、第三蛍光体73に対する第一蛍光体71の含有比は、0.10以上2.10以下であることが好ましく、0.20以上1.5以下であることがより好ましく、0.40以上1.00以下であることが更に好ましい。含有比が上記範囲内のとき、発光装置の発光スペクトルをより基準光源に近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
(発光素子10に対する第一蛍光体71の発光ピーク強度比)
蛍光部材50が第一蛍光体71を含む発光装置より得られる横軸に波長、縦軸に発光強度を採った発光スペクトルにおいて、発光素子10の発光ピーク強度に対する第一蛍光体71の発光ピーク強度比は特に制限されず、目的とする相関色温度及び所望の発光特性に応じて適宜選択してもよい。
相関色温度が3500K以上4500K以下の光を発する発光装置の場合、発光素子10に対する第一蛍光体71の発光ピーク強度比は、発光素子10の発光強度を1とする場合に、0.40以上0.75以下であることが好ましく、0.45以上0.70以下であることがより好ましく、0.50以上0.65以下であることが更に好ましい。発光ピーク強度比が上記範囲内のとき、発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
相関色温度が4500K以上5500K以下の光を発する発光装置の場合、発光素子10に対する第一蛍光体71の発光ピーク強度比は、発光素子10の発光強度を1とする場合に、0.34以上0.60以下であることが好ましく、0.35以上0.55以下であることがより好ましく、0.40以上0.50以下であることが更に好ましい。発光ピーク強度比が上記範囲内のとき、発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
相関色温度が5500K以上7000K以下の光を発する発光装置の場合、発光素子10に対する第一蛍光体71の発光ピーク強度比は、発光素子10の発光強度を1とする場合に、0.25以上0.42以下であることが好ましく、0.30以上0.40以下であることがより好ましく、0.33以上0.38以下であることが更に好ましい。発光ピーク強度比が上記範囲内のとき、発光装置の発光スペクトルを基準光源により近づけることができるので、より演色性を高くすることができる。
発光装置は、第一蛍光体71から第四蛍光体74以外のその他の蛍光体を必要に応じて含んでいてもよい。発光装置がその他の蛍光体を含む場合、その含有量は特に制限されないが、本発明の発光特性が得られるように適宜調整される。
(蛍光体)
実施例及び比較例の蛍光体として以下に示す蛍光体をそれぞれ準備した。
第一蛍光体71として、SrAl1425:Euで表される組成を有し、発光ピーク波長を494nm付近に有する緑色発光の蛍光体(以下、「SAE」ともいう。)を準備した。
第二蛍光体72として、3.4MgO・0.1Sc・0.5MgF・0.885GeO・0.1Ga:0.015Mn4+で表される組成を有し、発光ピーク波長を658nm付近に有する深赤色発光の蛍光体(以下、「MGF」ともいう。)を準備した。
第三蛍光体73として、YAl12:Ceで表される組成を有し、発光ピーク波長を544nm付近に有する希土類アルミニウムガーネット蛍光体(以下、「YAG」ともいう。)を準備した。
第四蛍光体74として、(Sr,Ca)AlSiN:Euで表される組成を有し、発光ピーク波長を635nm付近に有する赤色発光の窒化物蛍光体(以下、「SCASN」ともいう。)を準備した。
(実施例1)
発光ピーク波長が450nmである青色発光LEDと、SAE、MGF、YAG及びSCASNを組合せて、発光装置を作製した。
総蛍光体量に対するSAEの含有比率が6.9%であり、相関色温度が5000K付近になるように配合した蛍光体をシリコーン樹脂に添加し、混合分散した後、更に脱泡することにより蛍光体含有樹脂組成物を得た。この蛍光体含有樹脂組成物を発光素子の上に注入、充填し、さらに加熱することで樹脂組成物を硬化させた。このような工程により発光装置を作製した。
(実施例2から4)
各蛍光体の含有比率が以下の表1に示す値となるように蛍光体の量を変更したこと以外は実施例1と同様にして発光装置を作製した。
実施例1から4により得られた発光装置について、発光色の色度座標、相関色温度(Tcp;K)、平均演色評価数(Ra)、特殊演色評価数(R9〜R15)を測定した。以下では、平均演色評価数及び特殊演色評価数を併せて、単に「演色評価数」ともいう。
発光装置の発光スペクトルは、日立ハイテクノロジーズ製の分光蛍光光度計F−4500を用いて測定した。なお、以下に述べる他の実施例および比較例についても同様に測定した。
その演色評価数以外の結果を以下の表1に示し、演色評価数の結果を以下の表2に示す。また、表2におけるRtはR9からR15までの各演色評価数の総和を表わす。
Figure 2017168795
Figure 2017168795
表1及び2に示されるように、実施例1から4は、SAEの量を調整することで、後述する比較例1から3よりもRtが大きくなっており、高い演色性を有する発光装置とすることができた。
表1より、実施例1から4は、いずれも相関色温度が4500K以上5500K以下の範囲にあった。実施例2、3及び4は、総蛍光体量に対するSAEの含有比率が7.0質量%以上55.0質量%以下であり、総蛍光体量に対するMGFの含有比率が22.0質量%以上31.0質量%以下の範囲に含まれている。また、総蛍光体量に対するYAGの含有比率が20.0質量%以上55.0質量%以下の範囲に含まれている。また、総蛍光体量に対するSCASNの含有比率が2.8質量%以上3.0質量%以下の範囲に含まれている。第三蛍光体73(YAG)に対する第一蛍光体71(SAE)の含有比が0.30以上2.70以下の範囲に含まれている。これらの含有比率および含有比とすることにより、発光装置の発光スペクトルを基準光源に近似させることができる。これらの実施例2、3及び4は、平均演色評価数Raが90以上であり、特殊演色評価数R9、R10、R11、R12、R13、R14及びR15が、いずれも60以上であり、Rtの数値が570以上を示しており、演色性が特に優れることが分かる。
図2は、比較例1及び2、実施例1及び2に係る発光装置の発光スペクトルを、図3は、比較例1及び3、実施例3及び4に係る発光装置の発光スペクトルを、それぞれ530nmの発光強度を基準に規格化して比較した図である。図2及び図3の発光スペクトルは、波長に対する相対発光強度を示す。また、5000Kの基準光源のスペクトルも各図に併せて示す。実施例2、3及び4は、表1に示されるように、発光スペクトルにおける第一蛍光体71の発光素子10に対する発光ピークの強度比が、0.35以上0.60以下である。これらの実施例2、3及び4は、表2に示されるように、平均演色評価数Raが90以上であり、特殊演色評価数R9、R10、R11、R12、R13、R14及びR15が、いずれも60以上であり、Rtの数値が570以上を示しており、演色性が特に優れることが分かる。
(比較例1)
蛍光体として、SAEを使用することなく、MGFとYAGとSCASNを組み合わせて用いたこと以外は実施例1と同様にして発光装置を作製した。
(比較例2および3)
各蛍光体の含有比率が以下の表3に示す値となるように蛍光体の量を変更したこと以外は実施例1と同様にして発光装置を作製した。
比較例1から3により得られた発光装置について、その演色評価数以外の結果を以下の表3に、演色評価数の結果を以下の表4に示す。
Figure 2017168795
Figure 2017168795
表4に示されるように、比較例1から3は、Rtが実施例よりも小さく、発光装置の演色性が低かった。
(実施例5から10)
各蛍光体の含有比率が以下の表5に示す値となるように蛍光体の量を変更したことと、相関色温度を4000K前後に合わせたこと以外は実施例1と同様にして発光装置を作製した。
実施例5から10により得られた発光装置について、その演色評価数以外の結果を以下の表5に、演色評価数の結果を以下の表6に示す。
Figure 2017168795
Figure 2017168795
表5及び6に示されるように、実施例5から10は、SAEの量を調整することで、後述する比較例4および5よりもRtが大きくなっており、高い演色性を有する発光装置とすることができた。
表5より、実施例5から10は、いずれも相関色温度が3500K以上4500K以下の範囲にあった。実施例5から10は、総蛍光体量に対するSAEの含有比率が3.0質量%以上55.0質量%以下であり、総蛍光体量に対するMGFの含有比率が25.0質量%以上37.0質量%以下の範囲に含まれている。また、総蛍光体量に対するYAGの含有比率が18.0質量%以上59.0質量%以下の範囲に含まれている。また、総蛍光体量に対するSCASNの含有比率が2.9質量%以上3.3質量%以下の範囲に含まれている。第三蛍光体73(YAG)に対する第一蛍光体71(SAE)の含有比が0.05以上3.00以下の範囲に含まれている。これらの実施例5から10は、これらの含有比率および含有比とすることにより、発光装置の発光スペクトルを基準光源に近似させることができる。これらの実施例5から10は、特殊演色評価数R9、R10、R11、R12、R13、R14及びR15が、いずれも60以上であり、Rtの数値が555よりも大きい値を示しており、演色性に優れることが分かる。
さらに、実施例8及び9は、総蛍光体量に対するSAEの含有比率が16.5質量%以上50.0質量%以下であり、総蛍光体量に対するMGFの含有比率が28.0質量%以上33.0質量%以下であり、総蛍光体量に対するYAGの含有比率が20.0質量%以上35.0質量%以下であり、総蛍光体量に対するSCASNの含有比率が3.0質量%以上3.2質量%以下の範囲に含まれる。第三蛍光体73(YAG)に対する第一蛍光体71(SAE)の含有比が0.40以上2.60以下の範囲に含まれる。これらの実施例8及び9は、平均演色評価数Raが90以上であり、特殊演色評価数R9、R10、R11、R12、R13、R14及びR15が、いずれも60以上であり、Rtの数値が600以上を示しており、演色性が特に優れることが分かる。
図4は、比較例4及び実施例5から7に係る発光装置の発光スペクトルを、図5は、比較例4及び実施例8、9に係る発光装置の発光スペクトルを、図6は、比較例4及び5、実施例10に係る発光装置の発光スペクトルを、それぞれ530nmの発光強度を基準に規格化して比較した図である。図4乃至図6の発光スペクトルは、波長に対する相対発光強度を示す。また、4000Kの基準光源のスペクトルも各図に併せて示す。実施例5から10は、表5に示されるように、発光スペクトルにおける第一蛍光体71の発光素子10に対する発光ピークの強度比が、0.40以上0.75以下である。これらの実施例5から10は、表6に示されるように、Rtの数値が555以上を示しており、演色性に優れることが分かる。さらに、実施例8は、表5に示されるように、発光スペクトルにおける第一蛍光体71の発光素子10に対する発光ピークの強度比が、0.60以上0.65以下である。この実施例8は、表6に示されるように、Rtの数値が660以上を示しており、演色性が特に優れることが分かる。
(比較例4)
蛍光体として、SAEを使用することなく、MGFとYAGとSCASNを組み合わせて用いたことと、相関色温度を4000K付近に合わせたこと以外は実施例1と同様にして発光装置を作製した。
(比較例5)
各蛍光体の含有比率が以下の表7に示す値となるように蛍光体の量を変更したこと以外は実施例1と同様にして発光装置を作製した。
比較例4および5により得られた発光装置について、その演色評価数以外の結果を以下の表7に、演色評価数の結果を以下の表8に示す。
Figure 2017168795
Figure 2017168795
表8に示されるように、比較例4および5は、Rtが実施例よりも小さく、発光装置の演色性が低かった。
(実施例11から15)
各蛍光体の含有比率が以下の表9に示す値となるように蛍光体の量を変更したことと、相関色温度を6500K前後に合わせたこと以外は実施例1と同様にして発光装置を作製した。
実施例11から15により得られた発光装置について、その演色評価数以外の結果を以下の表9に、演色評価数の結果を以下の表10に示す。
Figure 2017168795
Figure 2017168795
表9及び10に示されるように、実施例11から15は、SAEの量を調整することにより、後述する比較例6および7よりもRtが大きくなっており、高い演色性を有する発光装置とすることができた。
表9に示されるように、実施例11から15は、いずれも相関色温度が5500K以上7000K以下の範囲にあった。実施例11から15は、表9に示されるように、総蛍光体量に対するSAEの含有比率が7.5質量%以上55.0質量%以下であり、総蛍光体量に対するMGFの含有比率が16.0質量%以上24.0質量%以下の範囲に含まれている。また、総蛍光体量に対するYAGの含有比率が25.0質量%以上70.0質量%以下の範囲に含まれている。また、総蛍光体量に対するSCASNの含有比率が2.4質量%以上2.9質量%以下の範囲に含まれている。第三蛍光体73(YAG)に対する第一蛍光体71(SAE)の含有比が0.10以上2.10以下の範囲に含まれる。これらの含有比率および含有比とすることにより、発光装置の発光スペクトルを基準光源に近似させることができる。これらの実施例11から15は、表10に示されるように、平均演色評価数Raが90以上であり、特殊演色評価数R9、R10、R11、R12、R13、R14及びR15が、いずれも60以上であり、Rtの数値が580以上を示しており、演色性が優れることが分かる。
さらに、実施例13及び14は、表9に示されるように、総蛍光体量に対するSAEの含有比率が15.0質量%以上40.0質量%以下であり、総蛍光体量に対するMGFの含有比率が18.0質量%以上20.0質量%以下であり、総蛍光体量に対するYAGの含有比率が35.0質量%以上60.0質量%以下であり、総蛍光体量に対するSCASNの含有比率が2.6質量%以上2.7質量%以下の範囲に含まれる。第三蛍光体73(YAG)に対する第一蛍光体71(SAE)の含有比が0.30以上1.00以下の範囲に含まれる。これらの実施例13及び14は、表10に示されるように、Rtの数値が610以上を示しており、演色性が特に優れることが分かる。
図7は、比較例6及び実施例11から13に係る発光装置の発光スペクトルを、図8は、比較例6及び7、実施例14および15に係る発光装置の発光スペクトルを、それぞれ530nmの発光強度を基準に規格化して比較した図である。図7及び図8の発光スペクトルは、波長に対する相対発光強度を示す。また、6500Kの基準光源のスペクトルも各図に併せて示す。実施例11から15は、表9に示されるように、発光スペクトルにおける第一蛍光体71の発光素子10に対する発光ピークの強度比が、0.25以上0.42以下である。これらの実施例11から15は、表10に示されるように、Rtの数値が580以上を示しており、演色性が優れることが分かる。さらに、実施例13及び14は、表9に示されるように、発光スペクトルにおける第一蛍光体71の発光素子10に対する発光ピークの強度比が、0.30以上0.38以下である。これらの実施例13及び14は、表10に示されるように、Rtの数値が610以上を示しており、演色性が特に優れることが分かる。
(比較例6)
蛍光体として、SAEを使用することなく、MGFとYAGとSCASNを組み合わせて用いたことと、相関色温度を6000K付近に合わせたこと以外は実施例1と同様にして発光装置を作製した。
(比較例7)
各蛍光体の含有比率が以下の表11に示す値となるように蛍光体の量を変更したこと以外は実施例1と同様にして発光装置を作製した。
比較例6および7により得られた発光装置について、その演色評価数以外の結果を以下の表11に、演色評価数の結果を以下の表12に示す。
Figure 2017168795
Figure 2017168795
表12に示されるように、比較例6および7は、Rtが実施例よりも小さく、発光装置の演色性が低かった。
本開示の発光装置は、青色発光ダイオード又は紫外線発光ダイオードを励起光源とする発光特性に優れた照明器具、LEDディスプレイ、カメラのフラッシュライトなどに利用することができる。特に、高い演色性が求められる照明器具や光源に好適に利用することができる。
10:発光素子、50:蛍光部材、70:蛍光体、71:第一蛍光体、72:第二蛍光体、73:第三蛍光体、74:第四蛍光体、100:発光装置。

Claims (17)

  1. 430nm以上470nm以下の範囲に発光ピーク波長を有する発光素子と、蛍光部材とを備え、相関色温度が3500K以上4500K以下の光を発する発光装置であって、
    前記蛍光部材は、Euで賦活されアルカリ土類アルミン酸塩を含む第一蛍光体と、Mnで賦活されフルオロジャーマネートを含む第二蛍光体と、Ceで賦活され希土類アルミン酸塩を含む第三蛍光体と、Euで賦活されSr、Ca、Alを組成に有するシリコンナイトライドを含む第四蛍光体とを含み、
    前記第一蛍光体乃至前記第四蛍光体の総蛍光体量に対する前記第一蛍光体の含有比率が3.0質量%以上55.0質量%以下である発光装置。
  2. 前記第三蛍光体に対する前記第一蛍光体の含有比が、0.05以上3.00以下である請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記発光素子の発光ピークに対する前記第一蛍光体の発光ピークの強度比が、0.40以上0.75以下である請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 430nm以上470nm以下の範囲に発光ピーク波長を有する発光素子と、蛍光部材とを備え、相関色温度が4500K以上5500K以下の光を発する発光装置であって、
    前記蛍光部材は、Euで賦活されアルカリ土類アルミン酸塩を含む第一蛍光体と、Mnで賦活されフルオロジャーマネートを含む第二蛍光体と、Ceで賦活され希土類アルミン酸塩を含む第三蛍光体と、Euで賦活されSr、Ca、Alを組成に有するシリコンナイトライドを含む第四蛍光体とを含み、
    前記第一蛍光体乃至前記第四蛍光体の総蛍光体量に対する前記第一蛍光体の含有比率が3.5質量%以上65.0質量%以下である発光装置。
  5. 前記第三蛍光体に対する前記第一蛍光体の含有比が、0.06以上4.70以下である請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記発光素子の発光ピークに対する前記第一蛍光体の発光ピークの強度比が、0.34以上0.60以下である請求項4または5に記載の発光装置。
  7. 430nm以上470nm以下の範囲に発光ピーク波長を有する発光素子と、蛍光部材とを備え、相関色温度が5500K以上7000K以下の光を発する発光装置であって、
    前記蛍光部材は、Euで賦活されアルカリ土類アルミン酸塩を含む第一蛍光体と、Mnで賦活されフルオロジャーマネートを含む第二蛍光体と、Ceで賦活され希土類アルミン酸塩を含む第三蛍光体と、Euで賦活されSr、Ca、Alを組成に有するシリコンナイトライドを含む第四蛍光体とを含み、
    前記第一蛍光体乃至前記第四蛍光体の総蛍光体量に対する前記第一蛍光体の含有比率が7.5質量%以上55.0質量%以下である発光装置。
  8. 前記第三蛍光体に対する前記第一蛍光体の含有比が、0.10以上2.10以下である請求項7に記載の発光装置。
  9. 前記発光素子の発光ピークに対する前記第一蛍光体の発光ピークの強度比が、0.25以上0.42以下である請求項7または8に記載の発光装置。
  10. 前記第一蛍光体が、下記式(1)で示される組成を有する請求項1から9のいずれか一項に記載の発光装置。
    SrAl1425:Eu (1)
  11. 前記第二蛍光体が、下記式(2)で示される組成を有する請求項1から10のいずれか一項に記載の発光装置。
    (x-s)MgO・(s/2)Sc・yMgF・uCaF・(1-t)GeO・(t/2)M :zMn4+ (2)
    (式(2)中、MはAl、Ga及Inからなる群から選択される少なくとも1種であり、x、y、z、s、t及びuはそれぞれ、2≦x≦4、0<y<1.5、0<z<0.05、0≦s<0.5、0<t<0.5、及び0≦u<1.5を満たす。)
  12. 前記第三蛍光体が、下記式(3)で示される組成を有する請求項1から11のいずれか一項に記載の発光装置。
    Al12:Ce (3)
  13. 前記第四蛍光体が、下記式(4)で示される組成を有する請求項1から12のいずれか一項に記載の発光装置。
    (Sr,Ca)AlSiN:Eu (4)
  14. 前記発光素子は、440nm以上460nm以下の波長範囲に発光ピークを有する請求項1から13のいずれか1項に記載の発光装置。
  15. 平均演色評価数Raが90以上である請求項1から14のいずれか1項に記載の発光装置。
  16. 特殊演色評価数R9、R10、R11、R12、R13、R14及びR15が、いずれも60以上である請求項1から15のいずれか1項に記載の発光装置。
  17. 特殊演色評価数R9、R10、R11、R12、R13、R14及びR15の総和が555よりも大きい請求項1から16のいずれか1項に記載の発光装置。
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