JP2017168740A - 電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】陽極箔の再化成を行う際に、陰極箔に不具合が生じにくい電解コンデンサの製造方法を提供する。【解決手段】電解コンデンサ1の製造方法は、第1の誘電体皮膜16が形成された陽極箔11と陽極箔11に対向する陰極箔12とを巻き取って巻取り素子10Aを作製する巻取り工程と、導電性の貯液槽110に溜められた化成液120に巻取り素子10Aを浸漬させつつ直流電源130から陽極箔11と貯液槽110との間に電圧を印加して、陽極箔11に第2の誘電体皮膜を形成させる断面化成工程と、を含む。ここで、断面化成工程では、陰極箔12から放電させて陰極箔12の電位を低下させる。【選択図】図5

Description

本発明は、電解コンデンサの製造方法に関する。
従来、化成処理により誘電体皮膜(酸化皮膜、化成皮膜とも称される)を形成した陽極箔と対向陰極箔を巻回して巻回素子を作製した後に、巻回素子の陽極箔に再化成処理を施すようにした電解コンデンサの製造方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
再化成処理は、槽内に溜められた化成液に巻回素子を浸漬しつつ、巻回素子の陽極箔と槽との間に誘電体皮膜の形成に必要な電圧を印加し、陽極箔の再化成を行う処理である。陽極箔は、化成処理後に巻回素子のサイズに合わせて切断され、その切断面には誘電体皮膜が形成されていないが、再化成処理を施すことによって、陽極箔の両端面に誘電体皮膜を形成することができる。また、再化成処理により、巻回時に陽極箔の表面の誘電体皮膜にできたクラックを修復することができる。
再化成処理では、誘電体皮膜の成長に伴って陽極箔の電位が上昇するため、それに合わせて印加する電圧が上昇される。
特開2000−277388号公報
上記のような再化成処理が行われた場合、陽極箔と陰極箔との距離が陰極箔と槽との距離に比べて非常に小さく、陽極箔と陰極箔との間の抵抗が陰極箔と槽との間の抵抗に比べて大きくなるため、陽極箔に印加する電圧を上昇させたときに陰極箔の電位が高くなりやすい。陰極箔の電位が高くなると、本来、誘電体皮膜を形成したくない陰極箔に誘電体皮膜が形成されやすくなる虞がある。たとえば、陰極箔に誘電体皮膜が形成された場合は、陰極箔の箔容量の低下を招いたり、陽極箔の誘電体皮膜の形成が阻害されたりする虞がある。
かかる課題に鑑み、本発明は、陽極箔の再化成を行う際に、陰極箔に不具合が生じにくい電解コンデンサの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る電解コンデンサの製造方法は、第1の誘電体皮膜が形成された陽極箔と当該陽極箔に対向する陰極箔とを巻き取って巻取り素子を作製する第1の工程と、導電性の貯液槽に溜められた薬液に前記巻取り素子を浸漬させつつ直流電源から前記陽極箔と前記貯液槽との間に電圧を印加して、前記陽極箔に第2の誘電体皮膜を形成させる第2の工程と、を含む。ここで、前記第2の工程では、前記陰極箔から放電させて前記陰極箔の電位を低下させる。
本発明の第2の態様に係る電解コンデンサの製造方法は、第1の誘電体皮膜が形成された陽極箔と当該陽極箔に対向する陰極箔とを巻き取って巻取り素子を作製する第1の工程と、貯液槽に溜められた薬液に前記巻取り素子と導電性部材とを浸漬させつつ直流電源から前記陽極箔と前記導電性部材との間に電圧を印加して、前記陽極箔に第2の誘電体皮膜を形成させる第2の工程と、を含む。ここで、前記第2の工程では、前記陰極箔から放電させて前記陰極箔の電位を低下させる。
本発明の第3の態様に係る電解コンデンサの製造方法は、第1の誘電体皮膜が形成された陽極箔と当該陽極箔に対向する陰極箔とを巻き取って巻取り素子を作製する第1の工程と、導電性の貯液槽に溜められた薬液に前記巻取り素子を浸漬させつつ直流電源から前記陽極箔と前記貯液槽との間に電圧を印加して、前記陽極箔に第2の誘電体皮膜を形成させる第2の工程と、を含む。ここで、前記第2の工程では、前記陽極箔と前記直流電源の陽極側との間に設けた定電流素子により前記陽極箔に一定の電流を流す。
本発明の第4の態様に係る電解コンデンサの製造方法は、第1の誘電体皮膜が形成された陽極箔と当該陽極箔に対向する陰極箔とを巻き取って巻取り素子を作製する第1の工程と、貯液槽に溜められた薬液に前記巻取り素子と導電性部材とを浸漬させつつ直流電源から前記陽極箔と前記導電性部材との間に電圧を印加して、前記陽極箔に第2の誘電体皮膜を形成させる第2の工程と、を含む。ここで、前記第2の工程では、前記陽極箔と前記直流電源の陽極側との間に設けた定電流素子により前記陽極箔に一定の電流を流す。
本発明によれば、陽極箔の再化成を行う際に、陰極箔に不具合が生じにくい電解コンデンサの製造方法を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施の形態に係る、電解コンデンサの正面断面図である。 図2は、実施の形態に係る、電解コンデンサの製造工程を示すフローチャートである。 図3(a)は、実施の形態に係る、断面化成工程が行われる前の巻取り素子の正面断面図であり、図3(b)は、実施の形態に係る、断面化成工程が行われた後の巻取り素子の正面断面図である。 図4は、実施の形態の実施例1に係る、断面化成工程を示す概略斜視図である。 図5(a)は、実施例1に係る、一つの巻取り素子についての断面化成工程を示す概略図であり、図5(b)は、実施例1に係る、図5(a)に示す陽極箔電圧および陰極箔電圧の時間遷移を示すグラフである。 図6は、実施の形態の実施例2に係る、一つの巻取り素子についての断面化成工程を示す概略図である。 図7は、実施の形態の実施例3に係る、断面化成工程を示す概略斜視図である。 図8は、実施の形態の実施例4に係る、一つの巻取り素子についての断面化成工程を示す概略図である。 図9は、実施の形態の実施例5に係る、一つの巻取り素子についての断面化成工程を示す概略斜視図である。 図10(a)は、実施の形態の実施例6に係る、一つの巻取り素子についての断面化成工程を示す概略図であり、図10(b)は、実施の形態の実施例6に係る、図10(a)に示す陽極箔電圧および陰極箔電圧の時間遷移を示すグラフである。 図11は、変更例に係る、断面化成工程を示す概略斜視図である。 図12は、変更例に係る、断面化成工程を示す概略斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
本実施の形態において、巻取り工程S2が、特許請求の範囲に記載の「第1の工程」に対応する。また、断面化成工程S3が、特許請求の範囲に記載の「第2の工程」に対応する。さらに、誘電体皮膜16が、特許請求の範囲に記載の「第1の誘電体皮膜」に対応する。さらに、誘電体皮膜17が、特許請求の範囲に記載の「第2の誘電体皮膜」に対応する。さらに、化成液120が、特許請求の範囲に記載の「薬液」に対応する。さらに、定電流ダイオード160が、特許請求の範囲に記載の「第2の定電流素子」および「定電流素子」に対応する。さらに、定電流ダイオード190が、特許請求の範囲に記載の「第1の定電流素子」に対応する。
ただし、上記記載は、あくまで、特許請求の範囲の構成と実施形態の構成とを対応付けることを目的とするものであって、上記対応付けによって特許請求の範囲に記載の発明が実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
<電解コンデンサの構成>
まず、本実施の形態の電解コンデンサの製造方法により製造される電解コンデンサ1について説明する。電解コンデンサ1は、表面実装タイプの電解コンデンサであり、また、陰極材料として導電性高分子と電解液とを複合した、ハイブリットタイプの電解コンデンサである。
図1は、本実施の形態に係る、電解コンデンサ1の正面断面図である。
電解コンデンサ1は、コンデンサ素子10と、ケース20と、封口部材30と、電解液40と、座板50とを備える。
コンデンサ素子10は、陽極箔11と、陰極箔12と、セパレータ13と、陽極リード14と、陰極リード15とを含む。陽極箔11は、アルミ箔等により形成され、その両面には、化成処理によって誘電体皮膜16(化成皮膜、酸化皮膜とも称される)が形成される。また、陽極箔11には、切断面である両端面に、後述する断面化成工程での化成処理(再化成処理)によって誘電体皮膜17が形成される。陰極箔12は、たとえば、アルミ箔により形成される。陰極箔12は、アルミ箔の表面をカーボン被膜(層)やチタン被膜(層)で覆うような構成とされてもよい。セパレータ13は、絶縁紙等、絶縁性を有する材料により形成され、厚さが数十μmであり、陽極箔11と陰極箔12の接触を防止する。陽極リード14および陰極リード15は、陽極箔11または陰極箔12と接続されるリードタブ端子と、リードタブ端子と接続され外部端子として機能するリード線と、を含み構成される。
コンデンサ素子10は、陽極リード14が接続された陽極箔11と陰極リード15が接続された陰極箔12とがセパレータ13を挟んで対向するとともに、これら陽極箔11、陰極箔12およびセパレータ13がロール状に巻き取られることで円筒形状に形成される。また、コンデンサ素子10には、陽極箔11の両端面に誘電体皮膜17が形成され、陽極箔11と陰極箔12との間に、陰極材料である導電性高分子層が形成される。
ケース20は、アルミニウム等の材料により下面が開口する円筒状に形成され、コンデンサ素子10を収容する。封口部材30は、ゴム等の弾性材料により形成され、コンデンサ素子10が収容され、電解液40が注入されたケース20の下面の開口を塞ぐ。封口部材30には2つの貫通孔31が形成され、これら貫通孔31からケース20の外にコンデンサ素子10の陽極リード14と陰極リード15が突出する。
座板50は、絶縁性を有する材料により形成され、ケース20の下部に取り付けられる。座板50には、2つの貫通孔51が形成される。また、座板50の底面には、各貫通孔51の出口から外側へと延びる2つの収容凹部52が形成される。ケース20の外に突出した陽極リード14および陰極リード15の突出部位14a、15aは、扁平状に形成され、座板50の貫通孔51に通されるとともに両側に折れ曲がって座板50の収容凹部52に収容される。
<電解コンデンサの製造方法>
次に、電解コンデンサ1の製造方法について説明する。
図2は、本実施の形態に係る、電解コンデンサ1の製造工程を示すフローチャートである。図3(a)は、本実施の形態に係る、断面化成工程S3が行われる前の巻取り素子10Aの正面断面図であり、図3(b)は、本実施の形態に係る、断面化成工程S3が行われた後の巻取り素子10Aの正面断面図である。
本実施の形態に係る電解コンデンサ1の製造工程は、リード付け工程S1と、巻取り工程S2と、断面化成工程S3と、導電性高分子重合工程S4と、ケーシング工程S5と、エージング工程S6と、リード加工工程S7とを含む。なお、製造工程に先立ち、両面に誘電体皮膜16が形成された陽極箔11と、陰極箔12とが、コンデンサ素子10のサイズに合わせた所定幅の帯状に切断(裁断)される。
リード付け工程S1では、帯状の陽極箔11および陰極箔12に、それぞれ、陽極リード14および陰極リード15が、カシメや超音波溶接等の工法により接続される。巻取り工程S2では、陽極リード14が接続された陽極箔11と、陰極リード15が接続された陰極箔12とが、セパレータ13を挟んで対向するようにセットされ、これら陽極箔11、陰極箔12およびセパレータ13がロール状に巻き取られることにより、図3(a)に示すような巻取り素子10Aが作製される。
断面化成工程S3では、巻取り素子10Aの陽極箔11に再び化成処理が施され、この再化成処理により、図3(b)に示すように、陽極箔11の切断面である両端面に誘電体皮膜17が形成される。また、巻取り工程S2の際に陽極箔11の両面の誘電体皮膜16にクラックが生じた場合には、そのクラックが修復される。その後、巻取り素子10Aの乾燥が行われる。この断面化成工程S3については、追って詳細に説明する。
導電性高分子重合工程S4では、巻取り素子10Aに導電性高分子の分散液が含浸され、重合および乾燥されることにより、陽極箔11と陰極箔12との間に導電性高分子層が形成される。これにより、コンデンサ素子10が出来上がる。
ケーシング工程S5では、ケース20にコンデンサ素子10が収納され、ケース20内に電解液40が注入された後に、ケース20の開口が封口部材30により封止される。エージング工程S6では、コンデンサ素子10に熱および電圧が加えられる。これにより、コンデンサ素子10のLC特性が安定する。
リード加工工程S7では、ケース20の外に突出した陽極リード14および陰極リード15の突出部位14a、15aが、所定の長さに切断された後、押し潰されて扁平にされる。その後、突出部位14a、15aは、座板50の貫通孔51に通され、さらに両側に折り曲げられて座板50の収容凹部52に収容される。
このようにして、リード付け工程S1からリード加工工程S7までが行われることにより、電解コンデンサ1が完成する。完成した電解コンデンサ1は、包装されて出荷される。
次に、断面化成工程S3について、詳細に説明する。
<断面化成工程の実施例1>
図4は、本実施の形態の実施例1に係る、断面化成工程S3を示す概略斜視図である。図5(a)は、実施例1に係る、一つの巻取り素子10Aについての断面化成工程S3を示す概略図であり、図5(b)は、実施例1に係る、図5(a)に示す陽極箔電圧Vaおよび陰極箔電圧Vkの時間遷移を示すグラフである。
図4に示すように、断面化成工程S3では、一度に複数の巻取り素子10Aの化成処理が行われる。
断面化成工程S3のために、化成装置100が用いられる。化成装置100は、複数の巻取り素子10Aが収容可能な貯液槽110を備える。貯液槽110は、ステンレス(金メッキを施すとより好ましい)等、導電性を有する材料により形成される。貯液槽110内には、化成のための薬液である化成液120が溜められる。複数の巻取り素子10Aが化成液120中に浸漬される。各巻取り素子10Aの陽極リード14と陰極リード15は化成液120から露出し、陽極リード14、即ち陽極箔11が、第1接続線140によって直流電源130の陽極側に電気的に接続され、陰極リード15、即ち陰極箔12が、第2接続線150によって直流電源130の陰極側に電気的に接続される。
第1接続線140は、直流電源130の陽極側から延びる第1本線141と、第1本線141から分岐し各陽極リード14へと延びる第1分岐線142により構成される。各第1分岐線142には、定電流ダイオード160が設けられる。一方、第2接続線150は、直流電源130の陰極側から延びる第2本線151と、第2本線151から分岐し各陰極リード15へと延びる第2分岐線152により構成される。第2本線151には、抵抗素子170が設けられる。この抵抗素子170の抵抗値Rcは、図5(a)に示す、化成液120による陰極箔12と貯液槽110との間の抵抗値Rbに比べて非常に小さい値に設定される。
貯液槽110は、第3接続線180によって直流電源130の陰極側に電気的に接続される。
直流電源130によって陽極箔11と貯液槽110との間に電圧が印加されると、電気分解によって陽極箔11の両端面に誘電体皮膜17(図3(b)参照)が形成される。図5(b)に示すように、時間経過に伴って誘電体皮膜17が成長していくと、この誘電体皮膜17の成長に応じて陽極箔11の両端面の電圧(以下、「陽極箔電圧Va」という)が上昇する。よって、これに合わせて印加電圧が上昇される。印加電圧は、最終的に予め設定された化成電圧Vfに達すると一定に維持され、その後、陽極箔電圧Vaも、印加電圧と同じく化成電圧Vfに達して一定となる。こうして、陽極箔11に、化成電圧Vfに応じた所期の厚さの誘電体皮膜17が形成される。
ここで、第1接続線140の各第1分岐線142には、定電流ダイオード160が設けられており、印加電圧と陽極箔電圧Vaとの電位差が一定値以上であれば、印加電圧の大きさによらず陽極箔11には一定の電流が流れる。印加電圧と陽極箔電圧Vaとの電位差が大きいほど陽極箔11に大きな電流が流れるが、その電流値が大き過ぎると、誘電体皮膜17が早く成長し過ぎて緻密な誘電体皮膜17が形成されない。即ち、誘電体皮膜17の出来栄えが悪くなる。一方で、陽極箔11に流れる電流値が小さ過ぎると、誘電体皮膜17の成長に時間がかかり過ぎて、所期の厚さを有する誘電体皮膜17が形成されるまでに長い時間が掛かってしまう。そこで、本実施の形態では、誘電体皮膜17の出来栄えと形成に要する時間とを考慮して陽極箔11に流れる電流の適正値が定められ、このような適正値の一定電流が流れるように、定電流ダイオード160が選定される。
このように、本実施の形態では、印加電圧を早く上昇させ過ぎて印加電圧と陽極箔電圧Vaとの電位差が大きくなり過ぎても、陽極箔11に流れる電流が適正値に保たれるので、陽極箔11の両端面に緻密な誘電体皮膜17を形成することが可能となる。
さらに、図5(a)に示す、化成液120による陽極箔11と陰極箔12との間の抵抗値Raは、陰極箔12と貯液槽110との間の抵抗値Rbに比べて非常に小さいため、陽極箔電圧Vaの上昇に伴って、図5(a)に示す、陰極箔12の両端面の電圧(以下、「陰極箔電圧Vk」という)が上昇し、電気分解によって陰極箔12に誘電体皮膜が形成されやすくなる。しかしながら、本実施の形態では、陰極箔12が、抵抗素子170を介して直流電源130の陰極側に電気的に接続されており、抵抗素子170の抵抗値Rcは陰極箔12と貯液槽110との間の抵抗値Rbに比べて非常に小さいため、陰極箔12から放電が行われて陰極箔12の電位が強制的に下げられる。これにより、図5(b)の実線カーブに示すように、陰極箔電圧Vkが低い状態に維持される。これにより、陰極箔電圧Vkが、陰極箔12に誘電体皮膜(酸化皮膜)が形成される酸化皮膜電圧を超えにくくなり、陰極箔12に誘電体皮膜が形成されにくくなる。
なお、陰極箔12が、従来のように、直流電源130の陰極側に電気的に接続されず陰極箔12から強制的な放電が行われない場合、図5(b)の破線カーブに示すように、陽極箔電圧Vaの上昇に伴って陰極箔電圧Vkが上昇する虞がある。こうなると、陰極箔12に誘電体皮膜が形成されやすくなる。
<実施例1の効果>
以上、実施例1によれば、以下の作用効果を奏することができる。
陰極箔12を、抵抗素子170を介して直流電源130の陰極側に電気的に接続することで、陰極箔12から放電されるようにしたので、陽極箔電圧Vaが上昇しても陰極箔電圧Vkを低い状態に維持できる。これにより、陰極箔12への誘電体皮膜の形成を抑制することができ、陰極箔12の箔容量の低下を招いたり、陽極箔11の誘電体皮膜17の形成が阻害されたりすることを防止できる。また、陰極箔12が、アルミ箔をカーボン被膜等で覆うような構成である場合、誘電体皮膜の形成によりカーボン被膜等が剥離してしまうことを防止できる。
また、陽極箔11を、定電流ダイオード160を介して直流電源130の陽極側に電気的に接続することで、陽極箔11に流れる電流を適正値に保つことができるので、陽極箔11の両端面に形成される誘電体皮膜17の急な成長を防止できる。これにより、陽極箔11の両端面に緻密な誘電体皮膜17を形成することができる。
さらに、誘電体皮膜17の急な成長が防止されることで陽極箔電圧Vaの急な上昇が防止されるので、陽極箔電圧Vaの上昇に伴う陰極箔電圧Vkの上昇も抑えられ、陰極箔12への誘電体皮膜の形成の一層の抑制が期待される。
<断面化成工程の実施例2>
図6は、本実施の形態の実施例2に係る、一つの巻取り素子10Aについての断面化成工程S3を示す概略図である。
本実施例の断面化成工程S3では、化成装置100において、第2接続線150の第2本線151に、抵抗素子170に替えて、定電流ダイオード190が設けられる。化成装置100のその他の構成は、実施例1と同じである。
本実施例のように、陰極箔12が、定電流ダイオード190を介して直流電源130の陰極側に電気的に接続する場合にも、実施例1と同様、陰極箔12から放電が行われて陰極箔12の電位が強制的に下げられ、陰極箔電圧Vkが低い状態に維持される。これにより、陰極箔12に誘電体皮膜が形成されにくくなる。また、本実施例では、その他の実施例1の作用効果と同様な作用効果を奏することができる。
<断面化成工程の実施例3>
図7は、本実施の形態の実施例3に係る、断面化成工程S3を示す概略斜視図である。
本実施例の断面化成工程S3では、化成装置100において、第2接続線150の各第2分岐線152に抵抗素子170が設けられる。化成装置100のその他の構成は、実施例1と同じである。
本実施例では、各陰極箔12が、各抵抗素子170を介して直流電源130の陰極側に電気的に接続されているので、実施例1と同様、陰極箔12から放電が行われて陰極箔12の電位が強制的に下げられ、陰極箔電圧Vkが低い状態に維持される。これにより、陰極箔12に誘電体皮膜が形成されにくくなる。しかも、一つの巻取り素子10Aがショートした場合、上記実施例1では、抵抗素子170に流れる電流が変わるため、他の巻取り素子10Aの陰極箔12の電位に影響が生じる虞があるが、本実施例では、他の巻取り素子10Aの陰極箔12の電位に影響が生じない。
また、本実施例では、その他の実施例1の作用効果と同様な作用効果を奏することができる。
なお、本変更例において、各第2分岐線152に、抵抗素子170に替えて、実施例3で用いられた定電流ダイオード190が設けられてもよい。
<断面化成工程S3の実施例4>
図8は、本実施の形態の実施例4に係る、一つの巻取り素子10Aについての断面化成工程S3を示す概略図である。
本実施例の断面化成工程S3では、化成装置100において、陰極リード15、即ち、陰極箔12が第4接続線200により、抵抗素子170を介して接地される。また、貯液槽110が第5接続線210により、抵抗素子220を介して接地される。化成装置100のその他の構成は、実施例1と同じである。
本実施例では、陰極箔12が抵抗素子170を介して接地されているので、実施例1と同様、陰極箔12から放電が行われて陰極箔12の電位が強制的に下げられ、陰極箔電圧Vkが低い状態に維持される。これにより、陰極箔12に誘電体皮膜が形成されにくくなる。また、本実施例では、貯液槽110を、陰極箔12と同様に接地することで、基準電位を合わせることができる。
さらに、本実施例では、その他の実施例1の作用効果と同様な作用効果を奏することができる。
なお、本変更例において、第4接続線200に抵抗素子170に替えて実施例3で用いられた定電流ダイオード190が設けられてもよい。
<断面化成工程S3の実施例5>
図9は、本実施の形態の実施例5に係る、一つの巻取り素子10Aについての断面化成工程S3を示す概略図である。
本実施例の断面化成工程S3では、化成装置100において、貯液槽110が直流電源130の陰極側に電気的に接続されない。替わって、ステンレス(金メッキを施すとより好ましい)からなる導電性部材230が、貯液槽110に溜められた化成液120中に浸漬され、この導電性部材230が第6接続線240によって直流電源130の陰極側に電気的に接続される。化成装置100のその他の構成は、実施例1と同じである。本実施例では、陽極箔11と導電性部材230との間に直流電源130から電圧が印加されて、陽極箔11の化成処理が行われる。
本実施例においても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本変更例において、第2接続線150に抵抗素子170に替えて実施例3で用いられた定電流ダイオード190が設けられてもよい。
<断面化成工程S3の実施例6>
図10(a)は、本実施の形態の実施例6に係る、一つの巻取り素子10Aについての断面化成工程S3を示す概略図であり、図10(b)は、本実施の形態の実施例6に係る、図10(a)に示す陽極箔電圧Vaおよび陰極箔電圧Vkの時間遷移を示すグラフである。
本実施例の断面化成工程S3では、化成装置100に、陰極箔電圧Vkを測定するための電圧計250と、電圧計250により測定された陰極箔電圧Vkに応じて直流電源130による印加電圧を調整する電圧制御部260とが設けられる。また、化成装置100には、第1接続線140に各定電流ダイオード160が設けられない。化成装置100のその他の構成は、実施例1と同じである。
電圧制御部260は、電圧計250で測定された陰極箔電圧Vkが予め設定された陰極箔電圧Vkの上限値Vkmaxに達すると、印加電圧の上昇を停止させ、その後、陰極箔電圧Vkが上限値Vkmaxを超えないように印加電圧を上昇させる。なお、上限値Vkmaxは、陰極箔12の酸化皮膜電圧より低い値とされ得る。
本実施例では、図10(b)に示すように、陰極箔電圧Vkを上限値Vkmaxより低い電圧に抑えて陰極箔12への誘電体皮膜の形成や陰極箔12の破損を抑制しつつ、陽極箔電圧Vaが規定の化成電圧Vfに達するまでの時間を短くして陽極箔11への誘電体皮膜の形成時間を短くできる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、また、本発明の適用例も、上記実施の形態の他に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施例1では、各陽極箔11が、定電流ダイオード160を介して直流電源130の陽極側に電気的に接続された。しかしながら、たとえば、陽極箔11に流れる電流がほぼ一定値を維持できるよう印加電圧を精度良く調整できるなど、定電流ダイオード160が不要と考えられる状況にある場合には、図11に示すように、化成装置100に定電流ダイオード160が設けられなくてもよい。同様に、実施例2ないし5においても、化成装置100に定電流ダイオード160が設けられなくてもよい。
また、上記実施例1では、陰極箔12が第2接続線150により直流電源130の陰極側に電気的に接続された。しかしながら、たとえば、巻取り素子10Aに用いられる陰極箔12の酸化皮膜電圧が比較的高いなど、陰極箔12から強制的な放電を行わなくても陰極箔12に誘電体皮膜が形成されにくい場合は、図12に示すように、陰極箔12が第2接続線150により直流電源130の陰極側に電気的に接続されなくてもよい。同様に、実施例2、3および5においても、陰極箔12が第2接続線150により直流電源130の陰極側に電気的に接続されなくてもよい。また同様に、実施例4において、陰極箔12が第4接続線200により接地されなくてもよい。
さらに、上記実施例1、3ないし6において、抵抗素子170と並列に定電流ダイオード190が設けられてもよい。
さらに、上記実施の形態では、電解コンデンサ1は、陰極材料として導電性高分子と電解液40とを複合させたハイブリッドタイプの電解コンデンサであり、このような電解コンデンサの製造方法に、本発明の電解コンデンサの製造方法が適用された。しかしながら、陰極材料として導電性高分子を用いた、いわゆる固体電解コンデンサの製造方法や、陰極材料として電解液を用いた電解コンデンサの製造方法に、本発明の電解コンデンサの製造方法が適用されてもよい。
さらに、上記実施例1ないし5では、陽極箔11と貯液槽110との間に印加する電圧を化成電圧Vfまで経時的に上昇させるようにしたが、陽極箔11と貯液槽110との間に最初から化成電圧Vfを印加するようにしてもよい。このようにすれば、印加電圧の大きさを調整せずに済む。この場合、電圧印加を開始してからしばらくの間は、化成電圧Vfと陽極箔電圧Vaの電位差がかなり大きくなるため、定電流ダイオード160の保護の点から、定電流ダイオード160と直列接続される抵抗素子が設けられるとよい。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
本発明は、各種電子機器、電気機器、産業機器、車両の電装等に使用される電解コンデンサの製造方法に有用である。
S2 巻取り工程(第1の工程)
S3 断面化成工程(第2の工程)
1 電解コンデンサ
10 コンデンサ素子
10A 巻取り素子
11 陽極箔
12 陰極箔
16 誘電体皮膜(第1の誘電体皮膜)
17 誘電体皮膜(第2の誘電体皮膜)
100 化成装置
110 貯液槽
120 化成液(薬液)
130 直流電源
160 定電流ダイオード(第2の定電流素子、定電流素子)
170 抵抗素子
190 定電流ダイオード(第1の定電流素子)

Claims (9)

  1. 第1の誘電体皮膜が形成された陽極箔と当該陽極箔に対向する陰極箔とを巻き取って巻取り素子を作製する第1の工程と、
    導電性の貯液槽に溜められた薬液に前記巻取り素子を浸漬させつつ直流電源から前記陽極箔と前記貯液槽との間に電圧を印加して、前記陽極箔に第2の誘電体皮膜を形成させる第2の工程と、を含み、
    前記第2の工程では、前記陰極箔から放電させて前記陰極箔の電位を低下させる、
    ことを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  2. 第1の誘電体皮膜が形成された陽極箔と当該陽極箔に対向する陰極箔とを巻き取って巻取り素子を作製する第1の工程と、
    貯液槽に溜められた薬液に前記巻取り素子と導電性部材とを浸漬させつつ直流電源から前記陽極箔と前記導電性部材との間に電圧を印加して、前記陽極箔に第2の誘電体皮膜を形成させる第2の工程と、を含み、
    前記第2の工程では、前記陰極箔から放電させて前記陰極箔の電位を低下させる、
    ことを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  3. 請求項1また2に記載の電解コンデンサの製造方法において、
    前記第2の工程では、前記陰極箔を前記直流電源の陰極側に抵抗素子を介して電気的に接続することにより、前記陰極箔から放電させる、
    ことを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の電解コンデンサの製造方法において、
    前記第2の工程では、前記陰極箔を前記直流電源の陰極側に第1の定電流素子を介して電気的に接続することにより、前記陰極箔から放電させる、
    ことを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  5. 請求項1また2に記載の電解コンデンサの製造方法において、
    前記第2の工程では、前記陰極箔を接地することにより、前記陰極箔から放電させる、
    ことを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の電解コンデンサの製造方法において、
    前記第2の工程では、前記陽極箔と前記直流電源の陽極側との間に設けた第2の定電流素子により前記陽極箔に一定の電流を流す、
    ことを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  7. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の電解コンデンサの製造方法において、
    前記第2の工程では、前記陽極への印加電圧を上昇させるとともに、前記陰極箔の電位を計測し、計測された電位に応じて前記印加電圧の上昇勾配を調整する、
    ことを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  8. 第1の誘電体皮膜が形成された陽極箔と当該陽極箔に対向する陰極箔とを巻き取って巻取り素子を作製する第1の工程と、
    導電性の貯液槽に溜められた薬液に前記巻取り素子を浸漬させつつ直流電源から前記陽極箔と前記貯液槽との間に電圧を印加して、前記陽極箔に第2の誘電体皮膜を形成させる第2の工程と、を含み、
    前記第2の工程では、前記陽極箔と前記直流電源の陽極側との間に設けた定電流素子により前記陽極箔に一定の電流を流す、
    ことを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  9. 第1の誘電体皮膜が形成された陽極箔と当該陽極箔に対向する陰極箔とを巻き取って巻取り素子を作製する第1の工程と、
    貯液槽に溜められた薬液に前記巻取り素子と導電性部材とを浸漬させつつ直流電源から前記陽極箔と前記導電性部材との間に電圧を印加して、前記陽極箔に第2の誘電体皮膜を形成させる第2の工程と、を含み、
    前記第2の工程では、前記陽極箔と前記直流電源の陽極側との間に設けた定電流素子により前記陽極箔に一定の電流を流す、
    ことを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
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