JP2017167836A - 画像形成装置、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成ジョブの実行要求に加えてサーバジョブのリクエストが集中した場合に、サーバジョブの信頼性を確保しつつ、画像形成ジョブの同時実行の可能性を高めることのできる画像形成装置等を提供する。【解決手段】画像形成装置10は、CPU温度取得部31、CPU11におけるサーバジョブの処理負荷割合を検出する処理負荷検出部32と、画像形成ジョブの実行(CPU自体の発熱および他の部品の発熱)によりCPUの温度が上昇する度合いである負荷値を、実行待ちの画像形成ジョブについて算出する負荷値算出部33と、CPUの温度が第1閾値以上でサーバジョブの処理負荷割合が第2閾値以上の高負荷状態か否かを判断する負荷状況判断部34、高負荷状態の場合はCPUの温度上昇が抑制されるように低負荷値のジョブが優先されるように実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する、又は画像形成ジョブの実行を制限するジョブ実行制御部35を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像データに基づく画像を形成する画像形成ジョブと、クライアント端末から要求された処理を実行してその処理結果をクライアント端末に送信するするサーバジョブとを共通のCPUで同時に実行可能な画像形成装置およびそのプログラムに関する。
画像形成装置の1つである複合機(MFP)は、コピー/プリント/スキャン/FAXなど多様な画像形成機能を有している。近年は、これらの機能以外に外部サーバやクラウドと連携した機能を提供している。そして今後は、画像形成装置自体にサーバ機能を組み込んだ一体型構成が増えると考えられる。一体型構成とは、MFPの筺体の中に、サーバ機能を担う独立したコンピュータ装置を単に入れ込んだものではなく、CPUなどのハードウェア資源を画像形成機能とサーバ機能で共用し、画像形成機能とサーバ機能を同時動作させることのできる構成を指す。
CPUなどのハードウェア資源を画像形成機能とサーバ機能で共用する構成にすることで、装置構成が簡略化されてコストの削減につながる。また、画像形成機能とサーバ機能が同じハードウェア上で動作するため、より強固な連携機能を実現することができる。
たとえば、ユーザがWebブラウザを使ってサーバへアクセスし、プリントプレビューを確認するWebプレビュー機能では、画像形成機能で生成した画像をサーバ機能に渡してプレビュー表示させることがきる。これにより、ユーザは画像形成機能(例えばプリントジョブ)の出力画像そのものをWebプレビュー機能で確認することができる。また、プレビューした内容に問題なければ、サーバ機能から画像形成機能へ印刷要求することで、プレビュー時に生成した画像をそのまま利用して印刷することができ、高速に印刷することができる。
また、たとえば、ファイルサーバ機能と画像形成機能の1つであるスキャン機能との連携を強化することができる。従来は、スキャン機能で原稿を光学的に読み取って得た画像データはネットワークを介してファイルサーバ等に格納されていたが、一体型構成の画像形成装置はファイルサーバの機能を自装置内に有するので、スキャン機能で得た画像データを自装置のファイルサーバへネットワークを介さず格納できるため、セキュリティの向上を図ることができる。また、スキャン機能で得た画像データを自装置のファイルサーバに格納しておけば、ユーザは、スキャン機能で得た画像データへのアクセスを、ファイルサーバに格納されている他のファイルにアクセスする場合と同じ感覚で容易に行うことができる。
また、たとえば、社内の基幹システムサーバ機能と画像形成装置でのユーザ管理機能との連携を強化することができる。社内の勤怠管理、承認ワークフロー、グループウェア等の中核となる基幹システムサーバにより管理されている社員情報と連動して画像形成装置側でのユーザ管理を行うことがきる。これにより、ユーザの追加、変更、削除などを行う場合に、その作業を基幹システムと画像形成装置に対して個別に行う必要がなく、一度に行えるため、管理が容易となる。
このように、サーバ機能を組み込んだ一体型構成の画像形成装置では、コストや連携機能において優位性を有するが、CPUなどのハードウェア資源を画像形成機能とサーバ機能で共用するので、それらに対する負荷が増大する。
1つのプロセッサに負荷が集中することを防止する技術として、下記特許文献1には、複数のプロセッサを備えたシステムにおいて、あるプロセッサの動作温度が所定の温度以上であると判断された場合に、他のプロセッサに実行中の処理を切り替えて実行させる技術が開示されている。
特開2011−13796号公報
画像形成ジョブでは記録紙にトナーを加圧・加熱定着させるために定着器を発熱させて使用する。そのため、サーバ機能一体型の画像形成装置において画像形成ジョブの実行要求に加えてサーバジョブのリクエストが集中すると、CPUの負荷が増大してCPU自体が発熱するだけでなく、定着器の発熱により装置内の温度が急激に上昇する。
このとき、CPUの温度がある一定以上まで上昇すると、過剰な発熱による素子の損傷を防ぐために、CPUは自動的に動作周波数を低下させる等の温度上昇抑制制御(スロットリング)を行う。スロットリングが発生すると、CPUの演算性能や応答速度が著しく低下するため、画像形成ジョブのパフォーマンス低下、及び、画像形成ジョブの実行に掛かる機械制御や画像処理のリアルタイム性が損なわれる。その結果、画像形成ジョブの実行に係る信頼性の低下や、サーバリクエストに対する処理の遅延などの問題が発生する。
独立した通常のサーバであれば、冷却設備の整った専用エリアにて運用されるため、上記問題の発生は抑制されている。しかし、サーバ機能一体型の画像形成装置の場合、特別な冷却設備を備えていない一般的なオフィス内に設置されることが多く、十分な冷却機能を確保できない。また、定着器等が熱源となって装置内の温度が極端に上昇する場合がある。そのため、上記したCPUの温度上昇による問題が発生し易い。
引用文献1に開示の技術は、あるCPUが高負荷となって所定温度を超える場合に、別のCPUに処理を切り替えてCPUの温度上昇を抑えるものであり、定着器など装置内に存在する別の熱源による発熱に対処することはできない。
また、上記の問題に対応するためであっても、サーバ機能に係る処理を滞らせることはタイムアウト等の観点から好ましくない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、画像形成ジョブの実行要求に加えてサーバジョブのリクエストが集中した場合に、サーバジョブの信頼性を確保しつつ、画像形成ジョブの同時実行の可能性を高めて画像形成ジョブの同時実行を促進することのできる画像形成装置およびそのプログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画像データに基づく画像を形成する係る画像形成ジョブと、クライアント端末から要求された処理を実行してその処理結果を前記クライアント端末に送信するするサーバジョブとを、共通のCPUを使用して並列に実行可能な画像形成装置であって、
前記CPUの温度を、測定もしくは推定して、取得するCPU温度取得部と、
前記CPUにおけるサーバジョブの処理負荷の割合を検出する処理負荷検出部と、
前記画像形成ジョブを実行することによる前記CPU自体の発熱および他の部品の発熱によって前記CPUの温度が上昇する度合いである負荷値を、実行待ちの画像形成ジョブについて算出する負荷値算出部と、
前記CPUの温度が第1閾値以上、かつ、前記処理負荷の割合が第2閾値以上の高負荷状態か否かを判断する負荷状況判断部と、
前記負荷状況判断部により前記高負荷状態であると判断された場合に、前記CPUの温度上昇が抑制されるように、前記負荷値算出部で求めた負荷値に基づいて、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する、もしくは、画像形成ジョブの実行を制限するジョブ実行制御部と、
を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
上記発明および下記[10]に記載の発明では、CPUの温度が高くかつサーバジョブの処理負荷割合が高い高負荷状態の場合に、CPUの温度上昇が抑制されるように、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する、もしくは、画像形成ジョブの実行を制限する。たとえば、最も負荷値の小さい画像形成ジョブを実行する、あるいは、負荷値が一定値以下の画像形成ジョブの実行が優先されるように、画像形成ジョブの実行順序を変更する。これにより、CPUのさらなる温度上昇を抑制しつつ、サーバジョブの実行を確保しつつ、画像形成ジョブの同時実行を促進することができる。
[2]前記他の部品に、画像形成ジョブで使用される定着器が含まれる
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成装置。
上記発明および下記[11]に記載の発明では、プリントジョブなどの画像形成ジョブを実行すると、発熱量の大きい定着器が使用されるので、定着器による発熱を考慮してジョブの負荷値を算出する。
[3]前記ジョブ実行制御部は、前記負荷値の低い画像形成ジョブほど優先して実行されるように、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像形成装置。
上記発明および下記[12]に記載の発明では、負荷値の低い画像形成ジョブが優先されるようにジョブの実行順序が変更される。具体的には、負荷値が最も低い画像形成ジョブが次に実行するジョブに選ばれる。
[4]前記ジョブ実行制御部は、前記負荷値が閾値以下の画像形成ジョブが優先されるように、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像形成装置。
上記発明および下記[13]に記載の発明では、負荷値が閾値以下の画像形成ジョブが優先的に実行される。たとえば、実行待ちのジョブをキューの先頭から調べていき、負荷値が最初に閾値以下となったジョブが次に実行されるジョブに選ばれる。
[5]前記ジョブ実行制御部は、前記負荷状況判断部により前記高負荷状態であると判断された場合であって、前記実行待ちの画像形成ジョブの中に前記負荷値が所定の許容値以下の画像形成ジョブがない場合に、画像形成ジョブの実行を制限する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像形成装置。
上記発明および下記[14]に記載の発明では、実行待ちの画像形成ジョブの中に、負荷値が許容値以下のものが無い場合に、初めて、ジョブの実行が制限される。
[6]前記ジョブ実行制御部は、画像形成ジョブの実行を制限する方法として、画像形成ジョブの実行速度を通常より低下させる
ことを特徴とする[5]に記載の画像形成装置。
上記発明および下記[15]に記載の発明では、画像形成ジョブの実行速度を低下させることで、ジョブの実行に伴う発熱量を下げて、CPUの温度上昇を抑制する。
[7]前記負荷値算出部は、モノクロ印刷による1ページ当たりの負荷値をカラー印刷による1ページ当たりの負荷値より少ない値とし、1ページ当たりの負荷値と印刷するページ数とを加味して画像形成ジョブの負荷値を算出する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
[8]前記サーバジョブは、ファイルサーバ、メールサーバ、プリンタサーバ、クラウドアクセスサーバ、Webサーバ、グループウェアサーバ、基幹システムサーバの少なくとも1つに係るジョブである
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
[9]前記画像形成ジョブは、プリント、コピー、スキャン、Fax機能の少なくとも1つに係るジョブである
ことを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
[10]画像データに基づく画像を形成する係る画像形成ジョブと、クライアント端末から要求された処理を実行してその処理結果を前記クライアント端末に送信するするサーバジョブとを、共通のCPUを使用して並列に実行可能な画像形成装置で実行されるプログラムであって、
前記CPUの温度を、測定もしくは推定して、取得するCPU温度取得ステップと、
前記CPUにおけるサーバジョブによる処理負荷の割合を検出する処理負荷検出ステップと、
前記画像形成ジョブを実行することによる前記CPU自体の発熱および他の部品の発熱によって前記CPUの温度が上昇する度合いである負荷値を、実行待ちの画像形成ジョブについて算出する負荷値算出ステップと、
前記CPUの温度が第1閾値以上、かつ、前記処理負荷の割合が第2閾値以上の高負荷状態か否かを判断する負荷状況判断ステップと、
前記負荷状況判断ステップにおいて前記高負荷状態であると判断した場合に、前記CPUの温度上昇が抑制されるように、前記負荷値算出ステップで求めた負荷値に基づいて、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する、もしくは、画像形成ジョブの実行を制限するジョブ実行制御ステップと、
を有する
ことを特徴とするプログラム。
[11]前記他の部品に、画像形成ジョブで使用される定着器が含まれる
ことを特徴とする[10]に記載のプログラム。
[12]前記ジョブ実行制御ステップでは、前記負荷値の低い画像形成ジョブほど優先して実行されるように、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する
ことを特徴とする[10]または[11]に記載のプログラム。
[13]前記ジョブ実行制御ステップでは、前記負荷値が閾値以下の画像形成ジョブが優先されるように、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する
ことを特徴とする[10]または[11]に記載のプログラム。
[14]前記ジョブ実行制御ステップでは、前記負荷状況判断ステップにおいて前記高負荷状態であると判断された場合であって、前記実行待ちの画像形成ジョブの中に前記負荷値が所定の許容値以下の画像形成ジョブがない場合に、画像形成ジョブの実行を制限する
ことを特徴とする[10]または[11]に記載のプログラム。
[15]前記ジョブ実行制御ステップでは、画像形成ジョブの実行を制限する方法として、画像形成ジョブの実行速度を通常より低下させる
ことを特徴とする[14]に記載のプログラム。
[16]前記負荷値算出ステップでは、モノクロ印刷による1ページ当たりの負荷値をカラー印刷による1ページ当たりの負荷値より少ない値とし、1ページ当たりの負荷値と印刷するページ数とを加味して画像形成ジョブの負荷値を算出する
ことを特徴とする[10]乃至[15]のいずれか1つに記載のプログラム。
[17]前記サーバジョブは、ファイルサーバ、メールサーバ、プリンタサーバ、クラウドアクセスサーバ、Webサーバ、グループウェアサーバ、基幹システムサーバの少なくとも1つに係るジョブである
ことを特徴とする[10]乃至[16]のいずれか1つに記載のプログラム。
[18]前記画像形成ジョブは、プリント、コピー、スキャン、Fax機能の少なくとも1つに係るジョブである
ことを特徴とする[10]乃至[17]のいずれか1つに記載のプログラム。
本発明に係る画像形成装置およびそのプログラムによれば、画像形成ジョブの実行要求に加えてサーバジョブのリクエストが集中した場合に、サーバジョブの信頼性を確保しつつ、画像形成ジョブの同時実行の可能性を高めて画像形成ジョブの同時実行を促進することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置を含むネットワークシステムの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置が行う処理の概要を示す流れ図である。 動作モード確認処理(図3のステップS101)の詳細を示す流れ図である。 負荷値算出処理(図3のステップS104)の詳細を示す流れ図である。 基準負荷値登録テーブル40の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置が行う処理の概要であってジョブの実行を制限する場合の処理を示す流れ図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10が使用されるネットワークシステム2の一例を示す図である。図1に示すネットワークシステム2は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク3に、画像形成装置10と、複数のクライアント端末7と、広域ネットワークを介したクラウドサーバ8とを接続して構成される。クライアント端末7は、携帯型PC、タブレットなどのモバイル端末やパーソナルコンピュータである。モバイル端末は、アクセスポイント5を介して無線通信によりネットワーク3に接続される。
画像形成装置10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へネットワーク3を通じて送信したりするスキャン機能、ファクシミリ送信や受信を行うFAX機能、クライアント端末7からネットワーク3を通じて受信した印刷データに基づいて記録紙上に文書や画像を印刷して出力するプリント機能などの各種の機能(画像形成機能)を備えた、所謂、複合機(MFP)である。コピー機能に係るコピージョブ、スキャン機能に係るスキャンジョブ、FAX機能に係るFAXジョブ、プリント機能に係るプリントジョブ等、画像形成機能に係るジョブを総括して画像形成ジョブと呼ぶものとする。
画像形成装置10は、画像形成機能に加えて、サーバ機能も提供する。サーバ機能は、クライアント端末7からのサーバリクエストに応じてジョブを実行する機能である。サーバ機能に係るジョブをサーバジョブと呼ぶものとする。サーバ機能には、ファイルサーバ、メールサーバ、プリンタサーバ、クラウドアクセスサーバ、Webサーバ、グループウェアサーバ、基幹システムサーバなどの機能がある。
画像形成装置10は、画像形成機能とサーバ機能に共通に使用されるハードウェア資源(共用資源とする)を備えている。ここでは、メモリ、CPUが共用資源に該当するものとする。画像形成装置10は、CPUの温度が第1閾値以上であって、CPUにおけるサーバジョブの処理負荷の割合が第2閾値以上のサーバ高負荷状態のとき、CPUの温度上昇が抑制されるように、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する、もしくは、画像形成ジョブの実行を制限するように動作する。
図2は、画像形成装置10の概略構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)11を有している。CPU11にはバスを通じてROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、スキャナ部14、画像形成部15、画像処理部16、FAX制御部17、不揮発メモリ18、ハードディスク装置19、ネットワーク通信部21、操作パネル22などが接続されている。さらに、CPU11の温度を測定するための温度センサ25を備えている。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。また、ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで画像形成装置10としての各機能が実現される。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。またCPU11が、プログラムを実行する際には、該当のプログラムがハードディスク装置19から読み出されてRAM13に展開される。CPU11はRAM13に展開されたプログラムを参照して処理を実行する。
スキャナ部14は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部14は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。スキャナ部14においては光源やモータ等は発熱源となる。
画像形成部15は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成(印刷)する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着器15aとを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタのエンジン部として構成されている。画像形成部15では、搬送装置や感光体ドラムを駆動するモータや定着器15aは発熱源になる。特に、定着器15aは、トナーを記録紙に加圧・加熱して定着させるものであり、発熱量の大きな発熱源である。
画像処理部16は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、プリントジョブに含まれる印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。
FAX制御部17は、ファクシミリ送信、ファクシミリ受信に係る制御を行う。
不揮発メモリ18は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)である。ハードディスク装置19は、不揮発で大容量の記憶装置であり、各種のプログラム、印刷データなどが記憶される。
ネットワーク通信部21は、ネットワーク3を通じてクライアント端末7やクラウドサーバ8などの外部装置と通信する機能を果たす。
操作パネル22は、表示部23と、操作部24を備えている。表示部23は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作部24は、テンキーやスタートボタンなどのハードキーと、表示部23の物理的画面上に設けられたタッチパネルとを備えている。タッチパネルは、表示部23の物理的画面がタッチペンや指などで接触操作された座標位置を検出する。
画像形成装置10のCPU11は、プログラムを実行することで、CPU温度取得部31、処理負荷検出部32、負荷値算出部33、負荷状況判断部34、ジョブ実行制御部35、サーバ機能制御部36の各機能を果たす。
CPU温度取得部31は、CPU11の温度を、温度センサ25によって測定、もしくは温度センサ25を備えていない場合等には、ジョブの動作状況等から推定して、取得する機能を果たす。たとえば、プリントジョブが実行されていない場合にはCPU11の温度は低く、プリントジョブが実行された直後はCPU11の温度は高いと推定できる。そこで、ジョブの実行状況や環境温度とCPU11の温度との関係を予め実測して、これらの対応関係を示すテーブルや演算式を作成しておけば、該テーブルや演算式を使用して現在のCPU温度を推定することができる。
処理負荷検出部32は、CPU11におけるサーバジョブの処理負荷の割合を検出する。すなわち、CPUの処理能力のうち何割がサーバジョブの実行に費やされているかを検出する。
負荷値算出部33は、画像形成ジョブを実行することによるCPU11自体の発熱および他の部品(定着器15aやモータなど)の発熱によってCPU11の温度が上昇する度合いである負荷値を、実行待ちの画像形成ジョブについて算出する。なお、ここでは、実行待ちの画像形成ジョブは、MFPジョブリストに登録されている。MPFジョブリストは、実行待ちの画像形成ジョブが先着順に登録されたキューに相当し、通常は、MFPジョブリストの先頭から順に、画像形成ジョブが実行される。
負荷状況判断部34は、現在の装置状態が、CPU11の温度が第1閾値以上、かつ、CPU11におけるサーバジョブの処理負荷の割合が第2閾値以上のサーバ高負荷状態であるか否かを判断する。
ジョブ実行制御部35は、負荷状況判断部34によりサーバ高負荷状態であると判断された場合に、CPU11の温度上昇が抑制されるように、負荷値算出部33で求めた、実行待ちの各画像形成ジョブの負荷値に基づいて、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する、もしくは、画像形成ジョブの実行を制限する。このほか、ジョブ実行制御部35は、画像形成ジョブの実行に関する制御全般を行う。
サーバ機能制御部36は、サーバジョブの実行に係る制御を行う。また、CPU11は、画像形成ジョブを実行する画像形成機能とサーバジョブを実行するサーバ機能とを連携させる機能も果たす。
次に、CPU11が高温になって処理能力の低下する状態になることを防止するために画像形成装置10が行う処理について説明する。
図3は、上記のために画像形成装置10が行う処理を示す流れ図である。画像形成装置10は、次の画像形成ジョブの実行を開始する際に、図3に示す処理を実行する。
まず、自装置の動作モードを確認する(ステップS101)。動作モードには、通常状態と、サーバ高負荷状態がある。サーバ高負荷状態は、CPU11の温度が高く(第1閾値以上)かつCPU11におけるサーバジョブの処理負荷の割合が高い(第2閾値以上)の状態であり、さらなるCPU11の温度上昇を抑える必要のある状態である。
動作モードがサーバ高負荷状態でなければ(ステップS102;No)、MFPジョブリストの先頭に登録されている画像形成ジョブを実行して(ステップS103)、本処理を終了する。
動作モードがサーバ高負荷状態の場合は(ステップS102;Yes)、MFPジョブリストに登録されている実行待ちの画像形成ジョブのそれぞれについて、その画像形成ジョブを実行することによるCPU自体の発熱および他の部品の発熱によってCPU11の温度が上昇する度合いである負荷値を算出する(ステップS104)。
そして、MFPジョブリストに登録されている実行待ちの画像形成ジョブの中で最も負荷値の小さい画像形成ジョブを次に実行すべきジョブに選択し、該選択したジョブを実行して(ステップS105)、本処理を終了する。すなわち、サーバ高負荷状態で負荷値の大きい画像形成ジョブを実行すると、CPU11が過度に温度上昇してスロットリングが行われる可能性があるので、負荷値の低い画像形成ジョブ、すなわち、CPU11の温度を上昇させ難い画像形成ジョブを選択して実行する。
図4は、動作モード確認処理(図3のステップS101)の詳細を示す流れ図である。まず、CPU11の温度を測定もしくは推定して取得する(ステップS201)。取得したCPU11の温度が、予め定めた第1閾値以上か否かを調べ(ステップS202)、CPU温度<第1閾値であれば(ステップS202;No)、動作モードを「通常状態」に設定して(ステップS206)、本処理を終了する。
CPU温度≧第1閾値、の場合は(ステップS202;Yes)、CPU11におけるサーバジョブの処理負荷の割合を確認する(ステップS203)。CPU11は、サーバジョブや画像形成ジョブに係る処理や他の処理(たとえばユーザからの操作に応答する処理等)を時分割で同時並行に処理する。ここでは、単位時間の中でCPU11がサーバジョブを処理している時間を調べて、サーバジョブの処理負荷の割合を導出する。
CPU11におけるサーバジョブの処理負荷の割合が予め定めた第2閾値未満ならば(ステップS204;No)、動作モードを「通常状態」に設定して(ステップS206)、本処理を終了する。なお、CPU11の温度が第1閾値以上であっても、サーバジョブの処理負荷の割合が低ければ(たとえば、サーバジョブがなく、画像形成ジョブのみ実行しているような状態では)スロットリングが生じないように、元々、画像形成装置10は設計されている。そのため、サーバジョブの処理負荷の割合が第2閾値以下ならば動作モードは「通常状態」と判断する。
CPU11におけるサーバジョブの処理負荷の割合が第2閾値以上の場合は(ステップS204;Yes)、動作モードを「サーバ高負荷状態」に設定して(ステップS205)、本処理を終了する。
図5は、負荷値算出処理(図3のステップS104)の詳細を示す流れ図である。まず、MFPジョブリストを読み込む(ステップS301)。そして、MFPジョブリストから負荷値を未算出の一の画像形成ジョブを選択してこれを着目するジョブとし、該着目するジョブで印刷されるカラーページ数、モノクロページ数、用紙サイズ等から、該着目するジョブの負荷値を算出する(ステップS302)。そして、MFPジョブリストの全ジョブについて、負荷値の算出が終了していなければ(ステップS303;No)、ステップS302に戻って処理を継続する。MFPジョブリストの全ジョブについて、負荷値の算出が終了したら(ステップS303;Yes)、本処理を終了する。
図6は、基準負荷値登録テーブル40の一例を示している。この基準負荷値登録テーブル40にはプリントジョブの負荷値の基準値として、カラー/モノクロ、用紙サイズに対応した1ページ当たりの負荷値が登録されている。
たとえば、カラーでA4サイズの用紙1枚の印刷につき「10」、モノクロでA4サイズの用紙1枚の印刷につき「3」の負荷値が設定されている。カラーA4のページを10ページ、モノクロA4のページを5ページ印刷する画像形成ジョブの場合、該ジョブの負荷値は、10×10+3×5=125、と算出される。
以上説明したように、本実施の形態に係る画像形成装置10は、サーバ高負荷状態のときに、さらなるCPU11の温度上昇が抑制されるように、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更するので、サーバジョブの信頼性を確保しつつ、画像形成ジョブを同時に実行させることができる。
図7は、画像形成装置が行う処理の概要を示す流れ図であって、サーバ高負荷状態のときに画像形成ジョブの実行を制限する場合を有する処理を示す流れ図である。
まず、自装置の動作モードを確認する(ステップS401)。動作モードがサーバ高負荷状態でなければ(ステップS402;No)、MFPジョブリストの先頭に登録されている画像形成ジョブを実行して(ステップS403)、本処理を終了する。
動作モードがサーバ高負荷状態の場合は(ステップS402;Yes)、MFPジョブリストに登録されている実行待ちの画像形成ジョブのそれぞれについて負荷値を算出する(ステップS404)。
そして、MFPジョブリストに登録されている実行待ちの画像形成ジョブの中に、負荷値が予め定めた許容値以下のジョブがあるか否かを判断する(ステップS405)。負荷値が許容値以下のジョブがあれば(ステップS405;Yes)、MFPジョブリストの中で最も負荷値の小さい画像形成ジョブを次に実行すべきジョブに選択し、該選択したジョブを実行して(ステップS406)、本処理を終了する。
MFPジョブリストに登録されている画像形成ジョブの中に負荷値が許容値以下のジョブがなければ(ステップS405;No)、スローモードで次の画像形成ジョブを実行する、もしくは、画像形成ジョブの実行を一時的に停止して(ステップS403)、本処理を終了する。
スローモードは、負荷値、すなわち、CPU11の温度上昇を抑制したジョブの実行モードであり、たとえば、プリントジョブでは、印刷速度を通常より遅くしてジョブを実行する。印刷速度を遅くすれば、定着器15aの温度を下げることができるため、CPU11の温度上昇を少なく抑えることができる。
たとえば、MFPジョブリストに登録されている実行待ちの画像形成ジョブがすべてカラー印刷のジョブであったため、全てのジョブで負荷値が許容値を超える、といった事態が生じる。このような場合、印刷速度を低下させたスローモードでジョブを実行する、もしくは、ジョブの実行を一時的に停止すれば、CPU11の温度上昇を抑えて、サーバジョブの実行を確保することができる。
なお、画像形成ジョブの実行を一時停止するのは、装置がスローモードに対応してない場合やスローモードでジョブを実行してもCPU11の温度上昇を適切に抑制できない場合に限定するとよい。
スローモードで実行するジョブは、スローモードで実行したときの負荷値が許容値以下になるものであればよい。たとえば、スローモードで実行するジョブとして、(1)MFPジョブリストの中で負荷値が最小の画像形成ジョブを選択する、あるいは(2)MFPジョブリストの先頭から調べていき、スローモードで実行したときの負荷値が許容値以下になる最初の画像形成ジョブを次に実行するジョブに選択する。
このように、サーバ高負荷状態のときに、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する方法ではCPU11の温度上昇を適切に抑制できない場合に、画像形成ジョブをスローモードで実行すれば、画像形成ジョブの同時実行の可能性を高めて画像形成ジョブの同時実行を促進することができる。また、スローモードに対応していない場合やスローモードでもCPU11の温度上昇を適切に抑制できない場合に画像形成ジョブの実行を一時的に停止するように制御することで、CPU11のさらなる温度上昇を抑えて、CPU11の処理速度の低下を回避し、サーバジョブの実行(信頼性)を確保することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、カラーページ数、モノクロページ数、用紙サイズを基準に個々の画像形成ジョブの負荷値を算出したが、負荷値の算出方法はこれに限定されない。たとえば、ページ数の増加に伴って、1ページ当たりの負荷値を小さくするように変化させてもよい。周囲の環境温度を、負荷値を算出するパラメータに加えてもよい。
CPU温度の推定は、たとえば、その時点までの画像形成ジョブの実行履歴、サーバジョブの実行履歴、環境温度等から推定することができる。温度センサ25で測定した場合に比べて、推定した温度は温度の誤差が大きくなる恐れがあるが、その場合は、CPU11の温度と比較される第1閾値を、温度センサ25でCPU温度を測定する場合の値に比べて、少し低く設定する等すれば、フェールセーフな判断が可能になる。
また、図3のステップS105や図7のステップS406では、負荷値が最小の画像形成ジョブを実行するようにしたが、算出された負荷値が一定値以下のジョブを実行するようにしてもよい。これは、サーバ高負荷状態の場合に実行可能な画像形成ジョブが、負荷値が一定以下の画像形成ジョブに制限されることになる。たとえば、実行待ちのジョブをMFPジョブリストの先頭から調べていき、負荷値が最初に一定値以下となった画像形成ジョブを次に実行するジョブに選択すればよい。このほか、サーバ高負荷状態のときは、実行可能な画像形成ジョブをモノクロのジョブのみに制限するようにしてもよい。
実施の形態では、画像形成ジョブとしてプリントジョブを例に説明したが、FAXジョブ、スキャンジョブ、コピージョブなどについても、それぞれ負荷値を算出して同様の扱いとすればよい。
画像形成装置10は、画像形成機能としてFAX機能やコピー機能などを備える必要はなく、少なくとも印刷機能があればよく、サーバ機能を備えた印刷装置であってもよい。
2…ネットワークシステム
3…ネットワーク
5…アクセスポイント
7…クライアント端末
8…クラウドサーバ
10…画像形成装置
11…CPU
12…RAM
12…ROM
13…RAM
14…スキャナ部
15…画像形成部
15a…定着器
16…画像処理部
17…FAX制御部
18…不揮発メモリ
21…ネットワーク通信部
22…操作パネル
23…表示部
24…操作部
25…温度センサ
31…CPU温度取得部
32…処理負荷検出部
33…負荷値算出部
34…負荷状況判断部
35…ジョブ実行制御部
36…サーバ機能制御部
40…基準負荷値登録テーブル

Claims (18)

  1. 画像データに基づく画像を形成する係る画像形成ジョブと、クライアント端末から要求された処理を実行してその処理結果を前記クライアント端末に送信するするサーバジョブとを、共通のCPUを使用して並列に実行可能な画像形成装置であって、
    前記CPUの温度を、測定もしくは推定して、取得するCPU温度取得部と、
    前記CPUにおけるサーバジョブの処理負荷の割合を検出する処理負荷検出部と、
    前記画像形成ジョブを実行することによる前記CPU自体の発熱および他の部品の発熱によって前記CPUの温度が上昇する度合いである負荷値を、実行待ちの画像形成ジョブについて算出する負荷値算出部と、
    前記CPUの温度が第1閾値以上、かつ、前記処理負荷の割合が第2閾値以上の高負荷状態か否かを判断する負荷状況判断部と、
    前記負荷状況判断部により前記高負荷状態であると判断された場合に、前記CPUの温度上昇が抑制されるように、前記負荷値算出部で求めた負荷値に基づいて、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する、もしくは、画像形成ジョブの実行を制限するジョブ実行制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記他の部品に、画像形成ジョブで使用される定着器が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ジョブ実行制御部は、前記負荷値の低い画像形成ジョブほど優先して実行されるように、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ジョブ実行制御部は、前記負荷値が閾値以下の画像形成ジョブが優先されるように、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記ジョブ実行制御部は、前記負荷状況判断部により前記高負荷状態であると判断された場合であって、前記実行待ちの画像形成ジョブの中に前記負荷値が所定の許容値以下の画像形成ジョブがない場合に、画像形成ジョブの実行を制限する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記ジョブ実行制御部は、画像形成ジョブの実行を制限する方法として、画像形成ジョブの実行速度を通常より低下させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記負荷値算出部は、モノクロ印刷による1ページ当たりの負荷値をカラー印刷による1ページ当たりの負荷値より少ない値とし、1ページ当たりの負荷値と印刷するページ数とを加味して画像形成ジョブの負荷値を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記サーバジョブは、ファイルサーバ、メールサーバ、プリンタサーバ、クラウドアクセスサーバ、Webサーバ、グループウェアサーバ、基幹システムサーバの少なくとも1つに係るジョブである
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成ジョブは、プリント、コピー、スキャン、Fax機能の少なくとも1つに係るジョブである
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  10. 画像データに基づく画像を形成する係る画像形成ジョブと、クライアント端末から要求された処理を実行してその処理結果を前記クライアント端末に送信するするサーバジョブとを、共通のCPUを使用して並列に実行可能な画像形成装置で実行されるプログラムであって、
    前記CPUの温度を、測定もしくは推定して、取得するCPU温度取得ステップと、
    前記CPUにおけるサーバジョブによる処理負荷の割合を検出する処理負荷検出ステップと、
    前記画像形成ジョブを実行することによる前記CPU自体の発熱および他の部品の発熱によって前記CPUの温度が上昇する度合いである負荷値を、実行待ちの画像形成ジョブについて算出する負荷値算出ステップと、
    前記CPUの温度が第1閾値以上、かつ、前記処理負荷の割合が第2閾値以上の高負荷状態か否かを判断する負荷状況判断ステップと、
    前記負荷状況判断ステップにおいて前記高負荷状態であると判断した場合に、前記CPUの温度上昇が抑制されるように、前記負荷値算出ステップで求めた負荷値に基づいて、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する、もしくは、画像形成ジョブの実行を制限するジョブ実行制御ステップと、
    を有する
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 前記他の部品に、画像形成ジョブで使用される定着器が含まれる
    ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記ジョブ実行制御ステップでは、前記負荷値の低い画像形成ジョブほど優先して実行されるように、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載のプログラム。
  13. 前記ジョブ実行制御ステップでは、前記負荷値が閾値以下の画像形成ジョブが優先されるように、実行待ちの画像形成ジョブの実行順序を変更する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載のプログラム。
  14. 前記ジョブ実行制御ステップでは、前記負荷状況判断ステップにおいて前記高負荷状態であると判断された場合であって、前記実行待ちの画像形成ジョブの中に前記負荷値が所定の許容値以下の画像形成ジョブがない場合に、画像形成ジョブの実行を制限する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載のプログラム。
  15. 前記ジョブ実行制御ステップでは、画像形成ジョブの実行を制限する方法として、画像形成ジョブの実行速度を通常より低下させる
    ことを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記負荷値算出ステップでは、モノクロ印刷による1ページ当たりの負荷値をカラー印刷による1ページ当たりの負荷値より少ない値とし、1ページ当たりの負荷値と印刷するページ数とを加味して画像形成ジョブの負荷値を算出する
    ことを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1つに記載のプログラム。
  17. 前記サーバジョブは、ファイルサーバ、メールサーバ、プリンタサーバ、クラウドアクセスサーバ、Webサーバ、グループウェアサーバ、基幹システムサーバの少なくとも1つに係るジョブである
    ことを特徴とする請求項10乃至16のいずれか1つに記載のプログラム。
  18. 前記画像形成ジョブは、プリント、コピー、スキャン、Fax機能の少なくとも1つに係るジョブである
    ことを特徴とする請求項10乃至17のいずれか1つに記載のプログラム。
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