JP2017166470A - 車両用ガス処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガス管が脱落しているか否かは判断する構成において、吸気管からガス管に逆流することを防止する技術を提供する。
【解決手段】 蒸発燃料処理装置10は、キャニスタ14と吸気管IPとを連通しており、少なくとも吸気側の端部が可撓性のガス管32と、吸気管IPとガス管32との間に配置されており、ガス管32から吸気管IPに向かってガスが流れることを許容し吸気管IPからガス管32に向かってガスが流れることを禁止する逆止弁80,83と、ガス管32が逆止弁から脱落していることを判断する制御部102と、を備える。逆止弁80は、吸気管IPに固定されており、ガス管32は、逆止弁80に着脱可能に取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

本明細書は、車両に搭載されるガス処理装置に関し、特に、車両のガス発生源から発生するガスを内燃機関の吸気管に供給するためのガス処理装置に関する。
特許文献1に、内燃機関の排気ガス還流システム(以下「EGRシステム」と呼ぶ(EGRは、Exhaust Gas Recirculationの略))の異常を判断する装置が開示されている。EGRシステムでは、内燃機関の排気管と吸気管との間にEGR配管が配置されている。EGR配管の途中には、EGR配管を開閉するEGR弁が配置されている。
内燃機関から排気管に排出されたガスの一部は、EGR配管を介して吸気管に供給される。EGR配管と排気管との接続箇所には、絞り部が設けられている。従って、EGR配管と排気管とが正常に連結されている場合には、絞り部によってガスの流量が規制される。一方、EGR配管が排気管から外れている場合には、EGR配管は、絞り部を介さずに大気に連通する状態となる。この結果、EGR配管と排気管とが正常に連結されている場合(即ち、ガスが絞りを介して吸気管に供給される場合)と、EGR配管と排気管とが正常に連結されていない場合(即ち、大気が絞りを介さずに吸気管に供給される場合)と、で吸気管内の圧力が変化する。内燃機関の排気ガス還流システムでは、吸気管内の圧力の変化に基づいて、EGR配管と排気管とが正常に連結されているか否かを判断する。
特開2002−349357号公報
上記の技術では、吸気管から車両のガス発生源(上記の技術では内燃機関)に向けて、ガス管(上記の技術ではEGR配管)を介して、気体が逆流する状況が考慮されていない。本明細書では、ガス管が脱落しているか否かは判断する構成において、吸気管からガス管に逆流することを防止する技術を提供する。
本明細書は、車両で発生するガスを内燃機関の吸気管に供給する車両用ガス処理装置を開示する。車両用ガス処理装置は、ガス発生源と吸気管とを連通しており、少なくとも吸気側の端部が可撓性のガス管と、吸気管とガス管との間に配置されており、ガス管から吸気管に向かってガスが流れることを許容し吸気管からガス管に向かってガスが流れることを禁止する逆止弁と、ガス管が逆止弁から脱落していることを判断する判断部と、を備える。逆止弁は、吸気管に固定されており、ガス管は、逆止弁に着脱可能に取り付けられている。
上記の構成では、吸気管とガス管との連結部分に、吸気管に固定された逆止弁が配置されている。これにより、吸気管からガス管に気体が逆流することを防止することができる。この構成によれば、ガス管が逆止弁から脱落すると、ガス管は、大気に直接的に連通する。この結果、内燃機関に供給される空気量やガス管内の圧力が変化する。判断部は、これらの変化を用いてガス管が逆止弁から脱落していることを判断することができる。なお、逆止弁が吸気管に固定されておらず、ガス管の中間位置に逆止弁が配置されており、ガス管が吸気管に着脱可能である構成では、吸気管からガス管が脱落しても、逆止弁によってガス管内に空気が流入しない。この結果、内燃機関に供給される空気量やガス管内の圧力が変化しないため、これらの変化を用いてもガス管が吸気管から脱落したことを判断することができない。
本明細書は、車両で発生するガスを内燃機関の吸気管に供給する他の車両用ガス処理装置を開示する。車両用ガス処理装置は、ガス発生源と吸気管とを連通しており、少なくとも吸気管側の端部が可撓性のガス管と、吸気管とガス管との間に配置されており、ガス管から吸気管に向かってガスが流れることを許容し吸気管からガス管に向かってガスが流れることを禁止する逆止弁と、ガス管が逆止弁から脱落していることを判断する判断部と、ガス管に配置されており、ガス発生源と吸気管をガス管を通じて連通する連通状態とガス発生源と吸気管をガス管を通じて連通しない非連通状態とに切り替える切替弁と、を備える。逆止弁は、吸気管に固定されている。ガス管は、逆止弁に着脱可能に取り付けられている。判断部は、ガス発生源と切替弁との間のガス管の圧力変動を検出する。制御部は、切替弁によって連通状態と非連通状態とが連続的に切り替わる際に、検出されるガス発生源と切替弁との間の圧力変動を用いて、ガス管が逆止弁から脱落していることを判断する。
上記の構成では、吸気管とガス管との連結部分に、吸気管に固定された逆止弁が配置されている。これにより、吸気管からガス管に気体が逆流することを防止することができる。また、切替弁によって非連通状態から連通状態に切り替わる場合、切替弁のガス発生源側のガス管の圧力は、切替弁の吸気管側のガス管の圧力に合わせて変動する。ガス管が逆止弁から脱落していない場合、切替弁の吸気管側のガス管の圧力は、吸気管の圧力と一致する。例えば、吸気管が内燃機関の駆動によって負圧である場合、ガス管も負圧になる。一方、ガス管が逆止弁から脱落すると、ガス管は大気に直接的に連通する。この結果、切替弁の吸気管側の圧力は大気圧に近似する。このため、切替弁の吸気管側の圧力によって、即ち、ガス管が逆止弁から脱落しているか否かによって、連通状態と非連通状態とが連続的に切り替わる際の切替弁のガス発生源側のガス管の圧力の変動が異なる。従って、ガス発生源と切替弁との間の圧力変動を用いてガス管が逆止弁から脱落していることを判断することができる。
第1実施例の自動車の燃料供給システムの概略を示す。 ホースと吸気管との連結部分の構成を示す概略縦断面図である。 ホースと吸気管との連結部分の構成を示す概略縦断面図である。 第1実施例の上流側ホース脱落検出処理のフローチャートを示す。 第2実施例の上流側ホース脱落検出処理のフローチャートを示す。 第3実施例の自動車の燃料供給システムの概略を示す。 第3実施例の上流側ホース脱落検出処理のフローチャートを示す。 第4実施例の自動車の排気再循環システムの概略を示す。 第5実施例の自動車のブローバイガス処理システムの概略を示す。 変形例のホースと吸気管との連結部分の構成を示す概略縦断面図である。 変形例のホースと吸気管との連結部分の構成を示す概略縦断面図である。 変形例のホースと吸気管との連結部分の構成を示す概略縦断面図である。 第6実施例の自動車の燃料供給システムの概略を示す。 第6実施例の上流側ホース脱落検出処理のフローチャートを示す。 第6実施例の第2ホースが脱落していない場合の第3ホースの圧力変動を示す。 第6実施例の第2ホースが脱落している場合の第3ホースの圧力変動を示す。 第7実施例の上流側ホース脱落検出処理のフローチャートを示す。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)本実施例の車両用ガス処理装置では、ガス管は、ガス発生源から吸気管に向かう途中で、吸気管のスロットルバルブの上流側に連結される上流分岐管と、吸気管のスロットルバルブの下流側に連結される下流分岐管と、に分岐されていてもよい。上流分岐管は、可撓性を有しており、逆止弁に着脱可能に取り付けられていてもよい。この構成によれば、スロットルバルブの上流と下流の両方にガスを供給することができる。
(特徴2)本実施例の車両用ガス処理装置では、判断部は、吸気管のスロットルバルブの下流側が負圧である場合に、内燃機関の空燃比が基準よりもリーンである場合に、上流分岐管が逆止弁から脱落していると判断してもよい。この構成では、上流側分岐管が吸気管から脱落すると、上流側分岐管が大気に開放される。吸気管のスロットルバルブの下流側が負圧である場合、上流側分岐管から下流側分岐管を介して、吸気管に空気が供給される。この結果、内燃機関には、多くの空気が供給されて、空燃比がリーンとなる。この構成によれば、判断部は、内燃機関の空燃比が基準よりもリーンである場合に、上流側分岐管が逆止弁から脱落していると判断することができる。
(特徴3)本実施例の車両用ガス処理装置では、車両用ガス処理装置は、さらに、ガス管内の圧力を検出するセンサを備えていてもよい。判断部は、センサによって検出された圧力を用いて、ガス管が逆止弁から脱落していることを判断してもよい。ガス管から逆止弁を介して吸気管にガスが供給される状態では、逆止弁によってガス管の流路面積が絞られているために、ガス管内のガスの圧力は比較的に高くなる。一方、ガス管が逆止弁から脱落すると、ガス管が大気に開放されてガス管内の圧力が低下する。このため、ガス管内の圧力を用いて、ガス管が逆止弁から脱落していると判断することができる。
(特徴4)本実施例の車両用ガス処理装置では、車両用ガス処理装置は、さらに、ガス管上に配置される電動ポンプを備えていてもよい。判断部は、電動ポンプに供給される電力と電動ポンプの出力とを用いて、ガス管が逆止弁から脱落していることを判断してもよい。ガス管が逆止弁から脱落すると、ガス管が大気に開放されてガス管内の圧力が変化する。このため、ガス管に配置されている電動ポンプでは、供給される電力と電動ポンプの出力との関係が変化する。このため、供給される電力と電動ポンプの出力の関係を用いて、ガス管が逆止弁から脱落していると判断することができる。
(特徴5)本実施例の車両用ガス処理装置では、判断部は、ガス発生源と切替弁との間のガス管に配置される圧力センサを備えていてもよい。この構成によれば、圧力センサによって圧力変動を直接的に検出することができる。
(特徴6)本実施例の車両用ガス処理装置は、ガス管上に配置される電動ポンプを備えていてもよい。判断部は、切替弁が非連通状態である場合に電動ポンプによってガス発生源と切替弁との間のガスが昇圧される状況において、切替弁によって連通状態と非連通状態に連続的に切り替わる際の電動ポンプの回転数の変動及び電動ポンプに供給される電力の変動の少なくとも一方を検出することによって、ガス発生源と切替弁との間のガス管の圧力変動を検出してもよい。この構成によれば、ガス管の圧力を検出するためのセンサ等を設けずに済む。
(第1実施例)
図面を参照して、蒸発燃料処理装置10を説明する。図1に示すように、蒸発燃料処理装置10は、自動車等の車両に搭載され、燃料タンクFTに貯留される燃料をエンジンENに供給する燃料供給システム2に配置される。
燃料供給システム2は、燃料タンクFT内に収容される燃料ポンプ(図示省略)から圧送された燃料をインジェクタIJに供給する。インジェクタIJは、後述するECU(Engine Control Unitの略)100によって開度が調整される電磁弁を有する。インジェクタIJは、燃料をエンジンENに噴射する。
エンジンENには、吸気管IPと排気管EPが接続されている。吸気管IPは、エンジンENの負圧あるいは過給機CHの作動によって、エンジンENに空気を供給するための配管である。吸気管IPには、スロットルバルブTVが配置されている。スロットルバルブTVは、吸気管IPの開度を調整することによって、エンジンENに流入する空気量を制御する。スロットルバルブTVは、ECU100によって制御される。吸気管IPのスロットルバルブTVよりも上流側には、過給機CHが配置されている。過給機CHは、いわゆるターボチャージャーであり、エンジンENから排気管EPに排気された気体によってタービンを回転させ、それにより、吸気管IP内の空気を加圧してエンジンENに供給する。過給機CHは、ECU100によって、エンジンENの回転数Nが予め決められた回転数(例えば2000回転)を超えると作動するように制御される。
吸気管IPの過給機CHよりも上流側には、エアクリーナACが配置されている。エアクリーナACは、吸気管IPに流入する空気から異物を除去するフィルタを有する。吸気管IPでは、スロットルバルブTVが開弁すると、エアクリーナACを通過してエンジンENに向けて吸気される。エンジンENは、燃料と空気とを内部で燃焼し、燃焼後に排気管EPに排気する。
過給機CHが停止している状況では、エンジンENの駆動により、吸気管IP内に負圧が発生している。なお、自動車の停止時にエンジンENのアイドリングを停止したり、ハイブリッド車のようにエンジンENを停止してモータで走行する場合、言い換えると、環境対策のためにエンジンENの駆動を制御する場合、エンジンENの駆動による吸気管IP内の負圧が発生しないか、あるいは小さい状況が生じる。一方、過給機CHが作動している状況では、過給機CHよりも上流側では大気圧である一方、過給機CHよりも下流側で正圧が発生している。
蒸発燃料処理装置10は、燃料タンクFT内の蒸発燃料を、吸気管IPを介してエンジンENに供給する。蒸発燃料処理装置10は、キャニスタ14と、ポンプ12と、ガス管32と、パージ制御弁34と、ECU100内の制御部102と、逆止弁80,83と、を備える。キャニスタ14は、燃料タンクFT内で発生した蒸発燃料を吸着する。キャニスタ14は、活性炭14dと、活性炭14dを収容するケース14eと、を備える。ケース14eは、タンクポート14aと、パージポート14bと、大気ポート14cとを有する。タンクポート14aは、燃料タンクFTの上端に接続されている。これにより、燃料タンクFTの蒸発燃料がキャニスタ14に流入される。活性炭14dは、燃料タンクFTからケース14eに流入する気体から蒸発燃料を吸着する。これにより、蒸発燃料が大気に放出されることを防止することができる。
大気ポート14cは、エアフィルタAFを介して大気に連通している。エアフィルタAFは、大気ポート14cを介してキャニスタ14内に流入する空気から異物を除去する。
パージポート14bには、ガス管32が連通している。ガス管32は、中間位置の分岐点32aで分岐しており、一方は、過給機CHの上流側の吸気管IPに接続され、他方は、過給機CHの下流側でスロットルバルブTVとエンジンENとの間の吸気管IPに接続されている。ガス管32は、第1〜第3ホース24,26,22によって構成されている。第1〜第3ホース24,26,22は、ゴム、樹脂等の可撓性の材料で作製されている。
キャニスタ14内の蒸発燃料を含む気体(以下では「パージガス」と呼ぶ)は、キャニスタ14からパージポート14bを介して第3ホース22内に流入する。第3ホース22内のパージガスは、分岐点32aを経て、第1ホース24又は第2ホース26に流入する。第1ホース24に流入するパージガスは、吸気管IPのスロットルバルブTVとエンジンEN(詳細には、エンジンENのインテークマニホールドIM)との間に供給される。一方、第2ホース26に流入するパージガスは、過給機CHの上流側の吸気管IPに供給される。
第3ホース22の中間位置には、ポンプ12が配置されている。即ちポンプ12は、キャニスタ14と吸気管IPとの間に配置されている。ポンプ12は、いわゆる渦流ポンプ(カスケードポンプ、ウエスコポンプとも呼ぶ)である。ポンプ12は、制御部102によって制御される。ポンプ12の吸入口は、第3ホース22を介してキャニスタ14に連通している。
ポンプ12の吐出口12bは、第3ホース22を介してガス管32の分岐点32aに連通している。分岐点32aの下流側では、ガス管32は、第1ホース24と第2ホース26に分岐している。第2ホース26は、過給機CHよりも上流側の吸気管IPに、逆止弁80を介して連結されている。逆止弁80は、第2ホース26から吸気管IPへの気体の供給を許容する一方、吸気管IPから第2ホース26への気体の供給を禁止する。
図2及び図3を参照して、第2ホース26と吸気管IPとの連結部分の構成を説明する。吸気管IPの外周側には、逆止弁80が吸気管IPに一体で作製されている。逆止弁80は、吸気管IP内に連通しており、図2の上端まで延びる貫通孔を有する。貫通孔には、弁体が配置されている。逆止弁80の外側には、第2ホース26が配置されている。図3に示すように、逆止弁80は、第2ホース26内に挿入される。このとき、第2ホース26を弾性変形させて、逆止弁80を挿入する。次いで、環状のクリップ28で第2ホース26の外側から第2ホース26を締め付けることによって、逆止弁80に取り付ける。
第1ホース24は、インテークマニホールドIMに着脱可能に連結されている。第1ホース24の中間位置には、逆止弁83が配置されている。逆止弁83は、第1ホース24内を気体がインテークマニホールドIM側に向かって流れることを許容し、キャニスタ14側に向かって流れることを禁止する。この構成では、車両のメンテナンスや点検の際に、ホース24,26を吸気管IPから取り外して作業をすることができる。また、ホース24,26の取り換えも容易に行うことができる。
一方で、第2ホース26を吸気管IPから取り外した後、取り付けることを忘れたために、第2ホース26が吸気管IPから脱落したり、適切に取り付けられておらずに走行中に第2ホース26が吸気管IPから脱落したりする場合がある。蒸発燃料処理装置10は、後述するように、第2ホース26の脱落を検出する。
第3ホース22上には、パージ制御弁34が配置されている。パージ制御弁34が閉弁状態である場合には、第3ホース23のパージガスは、パージ制御弁34によって停止され、ホース24,26に向かって流れない。一方、パージ制御弁34が開弁されると、パージガスは吸気管IP又はインテークマニホールドIM内に流入する。パージ制御弁34は、電子制御弁であり、制御部102によって制御される。
制御部102は、ECU100の一部であり、ECU100の他の部分(例えばエンジンENを制御する部分)と一体的に配置されている。なお、制御部102は、ECU100の他の部分と別に配置されていてもよい。制御部102は、CPUとROM,RAM等のメモリとを含む。制御部102は、メモリに予め格納されているプログラムに応じて、蒸発燃料処理装置10を制御する。具体的には、制御部102は、ポンプ12に信号を出力し、ポンプ12を制御する。また、制御部102は、パージ制御弁34に信号を出力しデューティ制御を実行する。即ち、制御部102は、パージ制御弁34に出力する信号のデューティ比を調整することによって、パージ制御弁34の開弁時間を調整する。
ECU100は、排気管EP内に配置される空燃比センサ50に接続されている。ECU100は、空燃比センサ50の検出結果から排気管EP内の空燃比を検出し、インジェクタIJからの燃料噴射量を制御する。
また、ECU100は、エアクリーナAC付近に配置されるエアフローメータ52に接続されている。エアフローメータ52は、いわゆるホットワイヤ式のエアロフローメータであるが、他の構成であってもよい。ECU100は、エアフローメータ52から検出結果を示す信号を受信して、エンジンENに吸入される気体量を検出する。
次いで、キャニスタ14から流出するパージガスを吸気管IPに供給するパージ処理について説明する。エンジンENの駆動中には、キャニスタ14からエンジンENにパージガスが供給される場合がある。パージガスがエンジンENに供給される際、第1ホース24を通過するか第2ホース26を通過するかは、過給機CHが作動しているか否かによって変化する。具体的には、過給機CHが作動していない状況で、制御部102がパージ制御弁34を開弁すると、パージガスは、キャニスタ14から第3ホース22及び第1ホース24を通過して、過給機CHよりも下流側のインテークマニホールドIMに供給される。このとき、制御部102は、インテークマニホールドIMの負圧の状況(例えばエンジンENの回転数)に応じて、ポンプ12を駆動又は停止の制御を実行する。
過給機CHが作動していない状況から、過給機CHが作動している状況に移行する場合、パージガスは、キャニスタ14から第3ホース22及び第2ホース26を通過して、過給機CHの上流側の吸気管IPに供給される。このとき、パージガスが大気圧状態の吸気管IPに送出されるため、制御部102は、ポンプ12を駆動して、パージガスを送出する。これにより、過給機CHが作動している状況において、正圧である過給機CHの下流側のインテークマニホールドIMにパージガスを供給せずに済む。
一方、過給機CHが作動している状況から、過給機CHが作動していない状況に移行する場合、パージガスは、キャニスタ14から第3ホース22及び第1ホース24を通過して、インテークマニホールドIMに供給される。
次いで、図4を参照して、制御部102が実行する第2ホース26の脱落を検出する上流側ホース脱落検出処理を説明する。なお、ここで、「上流側」とは、過給機CHに対して上流側であることを意味する。制御部102は、車両が駆動されると、本処理を実行する。S10では、制御部102は、過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧であるか否かを判断する。具体的には、制御部102は、エンジンENが駆動しており、過給機CHが作動していない場合に、過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧であると判断し、(S10でYES)、エンジンENが駆動していない場合(例えば、ハイブリッド車においてモータで走行している場合)、又は、過給機CHが作動している場合、過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧でないと判断する(S10でNO)。
S10でNOの場合、本処理を終了する。一方で、S10でYESの場合、S12において、制御部102は、空燃比センサ50の検出結果が、予め想定されている基準よりもリーンであるか否かを判断する。過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧である場合に、第2ホース26が吸気管IPから脱落していると、第2ホース26の端が大気に開放され、空気が吸気管IPに向かって流入する。このため、空燃比センサ50の検出結果が、予め想定されている基準よりもリーンとなる。この基準は、車両が通常で走行している状況では発生し得ない程度に設定される。この基準は、予め実験によって特定され、制御部102内に格納されている。
S12の処理を具体的に説明すると、ECU100が、空燃比センサ50の検出結果を用いて、インジェクタIJの噴射期間にフィードバックして、噴射期間を調整する。例えば、空燃比センサ50がリーンである場合、フィードバック値を大きくすることによって、噴射期間を長くする。一方、空燃比センサ50がリッチである場合、フィードバック値を小さくすることによって、噴射期間を短くする。即ち、フィードバック値が大きくなるほど、インジェクタIJの噴射期間が長くなる。フィードバック値が所定値以上である場合とは、インジェクタIJの噴射期間を長くしても、空燃比センサ50において空燃比がリーンである状態が解消されない状態である。所定値は、予め実験によって特定され、制御部102内に格納されている。制御部102は、算出されたフィードバック値が所定値以上であるか否かを判断する。フィードバック値が所定値未満である場合に、予め想定されている基準よりもリーンでないと判断して(S12でNO)、本処理を終了する。S12でNOの場合、第2ホース26が吸気管IPから脱落していないと判断することができる。
制御部102は、フィードバック値が所定値以上である場合に、予め想定されている基準よりもリーンであると判断して(S12でYES)、S14において、制御部102は、第2ホース26が吸気管IPから脱落している可能性を示す信号を、車両のインジケータに出力する。車両のインジケータは、信号が入力されると、第2ホース26が吸気管IPから脱落している可能性を示す表示を出力する。これにより、運転者は、第2ホース26が吸気管IPから脱落している可能性があることを知ることができる。なお、フィードバック値が所定値以上である場合に、予め想定されている基準よりもリーンである場合には、第2ホース26が吸気管IPから脱落している場合以外に、インジェクタIJが正常に燃料を供給することができていない場合と、スロットルバルブが正常に開閉していない場合と、エアフローメータ52が正常に検知できていない場合と、を含む。
なお、第1ホース24がインテークマニホールドIMから脱落すると、インテークマニホールドIMが大気に連通される。この結果、過給機CHが作動していない状況では、インテークマニホールドIMに空気が流入し、空燃比が急激に大きくリーンに変化する。一方、過給機CHが作動している状況では、過給機CHからの空気がインテークマニホールドIMから外部に排出され、空燃比が急激に大きくリッチに変化する。制御部102は、空燃比が急激に大きく変化した場合に、第1ホース24が脱落したと判断する。このとき、制御部102は、第1ホース24がインテークマニホールドIMから脱落している可能性を示す信号を、車両のインジケータに出力する。
(第2実施例)
第2実施例について、第1実施例と異なる点を説明する。第2実施例では、制御部102が実行する上流側ホース脱落検出処理の内容が異なる。図5に示すように、本処理では、まず、制御部102は、S30において、過給機CHが作動しているか否かを判断する。過給機CHが作動している場合、下流側のインテークマニホールドIM内は正圧になる。本処理は、過給機CHが作動している(S30でYES)と判断され、処理が継続される。過給機CHが作動していない場合(S30でNO)、本処理を終了する。過給機CHが作動している場合には、パージガスは、第2ホース26を介して、吸気管IPに流れる。
S30でYESの場合、S32において、制御部102は、ポンプ12が作動しているか否かを判断する。過給機CHよりも下流側のインテークマニホールドIM内の圧力が正圧である場合、パージ処理を実行する際には、ポンプ12を作動しなければならない。ポンプ12が作動していない場合(S32でNO)、本処理を終了する。この場合、パージ処理が実行されておらず、第2ホース26の脱落を検出しない。
ポンプ12が作動している場合(S32でYES)、S34において、制御部102は、ポンプ12の消費電力が、所定値未満であるか否かを判断する。具体的には、制御部102には、ポンプ12の回転数と消費電力との関係を示すデータマップが予め格納されている。このデータマップは、予め実験に基づいて作成され、制御部102内に格納される。第2ホース26が吸気管IPから脱落している場合、ポンプ12は、逆止弁80による圧力損失を受けないため、ポンプ12の消費電力は、第2ホース26が吸気管IPに連結されている場合と比較して小さい。制御部102は、回転数と消費電力との関係を示すデータマップを用いて、現在のポンプ12の回転数に対する消費電力が、回転数に対する消費電力(即ち所定値)以上である場合(S34でNO)、本処理を終了する。
一方、現在のポンプ12の回転数に対する消費電力が、回転数に対する消費電力(即ち所定値)未満である場合(S34でYES)、S36において、制御部102は、第2ホース26が吸気管IPから脱落していることを示す信号を、車両のインジケータに出力する。車両のインジケータは、信号が入力されると、第2ホース26が吸気管IPから脱落していることを示す表示を出力する。これにより、運転者は、第2ホース26が吸気管IPから脱落していることを知ることができる。
(第3実施例)
第3実施例について、第1実施例と異なる点を説明する。図6に示すように、蒸発燃料処理装置10は、第2ホース26内のパージガスの圧力を測定する圧力センサ204と、大気圧を測定する圧力センサ206と、をさらに備える。
制御部102には、第2ホース26内の推定パージガスの流量と第2ホース26内の圧力の大気圧との圧力差の相対関係を表すデータマップが予め格納されている。このデータマップは、予め実験によって特定され、制御部102に格納されている。
本実施例では、図7に示す上流側ホース脱落検出処理によって、第2ホース26が脱落しているか否かが判断される。第2ホース26から逆止弁80を介して吸気管IPにパージガスが供給される場合、逆止弁80の上流側では、逆止弁80による圧力損失によって、パージガスの圧力が高くなる。一方、第2ホース26が逆止弁80から脱落している場合、パージガスは逆止弁80を介さずに第2ホース26から排出されるため、パージガスの圧力は高くならない。本実施例の上流側ホース脱落検出処理では、第2ホース26が逆止弁80に取り付けられている場合と脱落している場合とで、第2ホース26内のパージガスの圧力が変化することを利用して、第2ホース26が脱落しているか否かを判断する。
図7に示すように、上流側ホース脱落検出処理では、まず、第2実施例のS30及びS32の処理と同様のS50及びS51を実行して、S50とS51の両方でYESの場合(即ち、第2ホース26にパージガスが流れていると判断される場合)、S52において、制御部102は、圧力センサ204を用いて第2ホース26内の圧力を検出する。さらに、制御部102は、圧力センサ206を用いて大気圧を検出する。次いで、S54では、制御部102は、データマップを用いて、第2ホース26内のパージガスの流量に対応する圧力差を特定する。次いで、制御部102は、S52で検出された第2ホース26内の圧力が、S52で検出された大気圧と特定された圧力差とを加算した値以上であるか否かを判断する。第2ホース26内の圧力が加算値以上である場合(S54でYES)、処理を終了する。一方、第1ホース24内の圧力が加算値未満である場合(S54でNO)、S56において、制御部102は、第2ホース26が吸気管IPから脱落していることを示す信号を、車両のインジケータに出力する。
一方、S50又はS51でNOの場合、(即ち、第2ホース26にパージガスが流れていないと判断される場合)本処理を終了する。
第1〜第3実施例では、パージガスを吸気管IPに供給する蒸発燃料処理装置10が説明されている。しかしながら、本明細書の技術は、図8に示すように、エンジンENの排気ガスの一部を排気管EPから吸気管IPに循環する排気ガス再循環システム400に用いることができる。また、図9に示すように、ブローバイガス処理システム500にも用いることができる。
(第4実施例)
図8に示すように、排気ガス再循環システム400は、EGRポンプ412と、ガス管432と、ECU401内の制御部402と、逆止弁480,483と、を備える。ガス管432は、排気管EPと吸気管IPとを連通している。ガス管432は、第1〜第3ホース24,26,22と同様の第1〜第3ホース424,426,422によって構成されている。第1ホース424は、インテークマニホールドIMに連結されている。逆止弁483は、第1ホース424の中間位置に配置されている。一方、第2ホース426は、逆止弁480を介してスロットルバルブTVよりも上流側の吸気管IPに接続されている。
第3ホース422の中間位置には、EGRポンプ412が配置されている。EGRポンプ412は、いわゆる渦流ポンプであり、制御部402によって制御される。制御部402は、第1〜第3実施例の上流側ホース脱落検出処理の少なくとも1個の処理を実行する。
(第5実施例)
図9に示すように、ブローバイガス処理システム500は、エンジンEN内で発生したブローバイガスを吸気管IPに導入してエンジンENで燃焼させる。ブローバイガス処理システム500は、排気ガス再循環システム400は、ガス管532と、ECU501内の制御部502と、逆止弁580,583と、を備える。ガス管532は、エンジンENと吸気管IPとを連通している。ガス管532は、第1〜第3ホース24,26,22と同様の第1〜第3ホース524,526,522によって構成されている。第1ホース524は、インテークマニホールドIMに連結されている。逆止弁583は、第1ホース524の中間位置に配置されている。一方、第2ホース526は、逆止弁580を介してスロットルバルブTVよりも上流側の吸気管IPに接続されている。制御部502は、第1実施例の上流側ホース脱落検出処理、第3実施例のホース脱落検出処理の少なくとも1個の処理を実行する。なお、第3ホース522には、ポンプが配置されていてもよい。この場合、制御部502は、第1〜第3実施例の上流側ホース脱落検出処理の少なくとも1個の処理を実行してもよい。
(第6実施例)
図面を参照して、第6実施例の蒸発燃料処理装置600を説明する。なお、第1実施例と共通する構成については、説明が省略されることがある。
図13に示すように、蒸発燃料処理装置600は、蒸発燃料処理装置10と同様に燃料供給システム2に配置される。
蒸発燃料処理装置600は、燃料タンクFT内の蒸発燃料を、吸気管IPを介してエンジンENに供給する。蒸発燃料処理装置600は、キャニスタ614と、ポンプ612と、ガス管632と、パージ制御弁634(「切替弁」の一例)と、圧力センサ616と、ECU100内の制御部702と、逆止弁680,683と、を備える。キャニスタ614は、キャニスタ14と同様の構成を有する。
キャニスタ614のパージポート614bには、ガス管632が連通している。ガス管632は、中間位置の分岐点632aで分岐しており、一方は、過給機CHの上流側の吸気管IPに接続され、他方は、過給機CHの下流側でスロットルバルブTVとエンジンENとの間の吸気管IP、詳細にはインテークマニホールドIMに接続されている。ガス管632は、第1、第2、第3ホース624,626,622によって構成されている。第1、第2、第3ホース624,626,622は、それぞれ、第1、第2、第3ホース24,26,22と同様である。
即ち、パージガスは、キャニスタ614からパージポート614bを介して第3ホース622内に流入する。第3ホース622内のパージガスは、分岐点632aを経て、第1ホース624又は第2ホース626に流入する。第1ホース624に流入するパージガスは、吸気管IPのスロットルバルブTVとエンジンEN(詳細には、エンジンENのインテークマニホールドIM)との間に供給される。一方、第2ホース626に流入するパージガスは、過給機CHの上流側の吸気管IPに供給される。
第3ホース622の中間位置には、ポンプ612が配置されている。即ちポンプ612は、キャニスタ614と吸気管IPとの間に配置されている。ポンプ612は、ポンプ12と同様である。ポンプ612は、制御部702によって制御される。ポンプ612の吸入口は、第3ホース622を介してキャニスタ614に連通している。
ポンプ612の吐出口は、第3ホース622を介してガス管632の分岐点632aに連通している。分岐点632aの下流側では、ガス管632は、第1ホース624と第2ホース626に分岐している。第2ホース626は、過給機CHよりも上流側の吸気管IPに、逆止弁680を介して連結されている。逆止弁680は、逆止弁80と同様である。
第2ホース626と吸気管IPとの連結部分の構成は、第2ホース26と吸気管IPとの連結部分の構成と同様である。
第1ホース624は、インテークマニホールドIMに着脱可能に連結されている。第1ホース624の中間位置には、逆止弁683が配置されている。逆止弁683は、逆止弁83と同様である。
第3ホース622上には、パージ制御弁634が配置されている。パージ制御弁634が閉弁状態である場合には、第3ホース622のパージガスは、パージ制御弁634によって停止され、ホース624,626に向かって流れない。この場合、キャニスタ614と吸気管IP又はインテークマニホールドIMとが連通されず非連通状態となる。一方、パージ制御弁634が開弁されると、パージガスは吸気管IP又はインテークマニホールドIM内に流入する。この場合、キャニスタ614と吸気管IP又はインテークマニホールドIMとが連通される連通状態となる。パージ制御弁634は、電子制御弁であり、制御部702によって制御される。
パージ制御弁634とポンプ612との間の第3ホース622には、圧力センサ616が配置されている。圧力センサ616は、パージ制御弁634の上流側の第3ホース622の圧力を検出する。
制御部702は、ECU100の一部であり、ECU100の他の部分(例えばエンジンENを制御する部分)と一体的に配置されている。なお、制御部702は、ECU100の他の部分と別に配置されていてもよい。制御部702は、CPUとROM,RAM等のメモリとを含む。制御部702は、メモリに予め格納されているプログラムに応じて、蒸発燃料処理装置600を制御する。具体的には、制御部702は、ポンプ612に信号を出力し、ポンプ612を制御する。また、制御部702は、制御部102がパージ制御弁34をデューティ制御するのと同様に、パージ制御弁634に信号を出力しデューティ制御を実行する。
蒸発燃料処理装置600は、蒸発燃料処理装置10と同様のパージ処理を実行する。この結果、過給機CHが作動していない状況では、パージガスは、キャニスタ614から第3ホース622及び第1ホース624を通過して、過給機CHよりも下流側のインテークマニホールドIMに供給される。一方、過給機CHが作動している状況では、パージガスは、キャニスタ614から第3ホース622及び第2ホース626を通過して、過給機CHの上流側の吸気管IPに供給される。
次いで、図14を参照して、制御部702が実行する第2ホース626の脱落を検出する上流側ホース脱落検出処理を説明する。なお、ここで、「上流側」とは、過給機CHに対して上流側であることを意味する。制御部702は、車両が駆動されると、本処理を実行する。S102では、制御部702は、過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧であるか否かを判断する。具体的には、制御部702は、エンジンENが駆動しており、過給機CHが作動していない場合に、過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧であると判断し、(S102でYES)、エンジンENが駆動していない場合(例えば、ハイブリッド車においてモータで走行している場合)、又は、過給機CHが作動している場合、過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧でないと判断する(S102でNO)。
S102でNOの場合、本処理を終了する。一方で、S102でYESの場合、パージガスは、第1ホース624を通過して、インテークマニホールドIMに供給されている。このとき、過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧であり、第2ホース626が吸気管IPから脱落していない場合、パージ制御弁634が閉弁状態(即ち吸気管IPとキャニスタ614とが非連通状態)では、パージ制御弁634の吸気管IP側は負圧である一方、パージ制御弁634のキャニスタ614側の第3ホース622は大気圧以上である。詳細には、パージ制御弁634のキャニスタ614側の第3ホース622は、ポンプ612が駆動している場合には正圧であり、ポンプ612が駆動していない場合には大気圧に略等しい。このため、パージ制御弁634の上下流で、圧力差が生じている。従って、制御部702が、パージ制御弁634をデューティ制御し、連通状態と非連通状態との切り替えが繰り返し実行されている場合、図15に示すように、制御弁34の上流側の圧力が負圧と大気圧又は正圧との間で繰り返し変動する。
しかしながら、過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧であっても、第2ホース626が吸気管IPから脱落している場合、パージ制御弁634の下流側の圧力は、大気圧に略等しい。この結果、図16に示すように、パージ制御弁634がデューティ制御されていても、パージ制御弁634の上流側の圧力の変動は小さい。
S102でYESの場合、S104において、制御部702は、圧力センサ616を用いて、パージ制御弁634がデューティ制御されている間の圧力変動ΔPを検出する。具体的には、図15及び図16に示すように、制御部702は、圧力センサ616によって複数回検出された圧力の高圧側の圧力(即ち、パージ制御弁634によって非連通状態である場合の圧力)の平均と低圧側の圧力(即ち、パージ制御弁634によって連通状態である場合の圧力)の平均との差を算出する。
次いで、S106では、制御部702は、圧力変動ΔPが予め決められた判定値よりも大きいか否かを判断する。判定値は、予め実験によって特定され、制御部702に格納されている。判定値は、例えば4kPaである。なお、判定値は、パージ制御弁634から単位時間(例えば一分)当たりにパージ制御弁634を通過すると想定される想定パージ流量に基づいて、変化してもよい。具体的には、制御部702は、まず、想定パージ流量を特定してもよい。制御部702は、パージ制御弁634のデューティ比と、パージ制御弁634によって非連通状態である場合の圧力センサ616の検出値を用いて、実験によって予め特定され制御部702に格納されているデータマップ(図示省略)より想定パージ流量を特定してもよい。なお、想定パージ流量は、第2ホース626が吸気管IPから脱落していない場合のパージ流量であってもよい。
圧力変動ΔPが判定値よりも小さい場合(S106でNO)、S108において、制御部702は、第2ホース626が吸気管IPから脱落している可能性を示す信号を、車両のインジケータに出力して、本処理を終了する。車両のインジケータは、信号が入力されると、第2ホース626が吸気管IPから脱落している可能性を示す表示を出力する。これにより、運転者は、第2ホース626が吸気管IPから脱落している可能性があることを知ることができる。
一方、圧力変動ΔPが判定値よりも大きい場合(S106でYES)、S108をスキップして、本処理を終了する。圧力変動ΔPが判定値よりも大きい場合には、第2ホース626が吸気管IPから脱落していないと判断することができる。
この構成によれば、パージ制御弁634の上流側の圧力変動ΔPを利用して、第2ホース626が吸気管IPから脱落しているか否かを判断することができる。なお、圧力変動ΔPを検出する際に、ポンプ612を駆動させてもよい。この構成では、第2ホース626が吸気管IPから脱落していない場合のパージ制御弁634の上下流の圧力差を大きくすることができる。この結果、第2ホース626が吸気管IPから脱落していない場合の圧力変動ΔPを大きくすることができ、第2ホース626が吸気管IPから脱落しているか否かを判断し易くすることができる。
(第7実施例)
第7実施例について、第6実施例と異なる点を説明する。第7実施例では、制御部702が実行する上流側ホース脱落検出処理の内容が異なる。なお、本実施例では、圧力センサ616が配置されていなくてもよい。図17に示すように、本処理では、まず、制御部702は、S202において、S102と同様に、過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧であるか否かを判断する。過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧でない場合(S202でNO)、本処理を終了する。
一方、過給機CHよりも下流側の吸気管IP内の圧力が負圧であると判断する(S202でYES)、S203において、制御部702は、ポンプ612が駆動しているか否かを判断する。ポンプ612が駆動していない場合(S203でNO)、S204において、制御部702は、ポンプ612を予め決められた電流値(例えば2.0A)で駆動させて、S206に進む。一方、ポンプ612がすでに駆動している場合(S203でYES)、S204をスキップして、S206に進む。
S206では、制御部702は、パージ制御弁634がデューティ制御されている間のポンプ612の回転数変動ΔNを検出する。具体的には、ポンプ612の回転数は、第3ホース622の圧力によって変動する。第3ホース622の圧力が高いほど、ポンプ612の回転に対する抵抗が大きく、回転数が下がる。制御部702は、パージ制御弁634がデューティ制御されている間のポンプ612の高回転側の回転数(即ち、パージ制御弁634によって連通状態である場合の圧力)の平均と低回転側の回転数(即ち、パージ制御弁634によって非連通状態である場合の圧力)の平均との差を算出する。
次いで、S208では、制御部702は、回転数変動ΔNが予め決められた判定値よりも大きいか否かを判断する。判定値は、予め実験によって特定され、制御部702に格納されている。判定値は、例えば200rpmである。なお、判定値は、パージ制御弁634から単位時間(例えば一分)当たりにパージ制御弁634を通過すると想定される想定パージ流量に基づいて、変動してもよい。
回転数変動ΔNが判定値よりも小さい場合(S208でNO)、S210において、制御部702は、第2ホース626が吸気管IPから脱落している可能性を示す信号を、車両のインジケータに出力して、本処理を終了する。車両のインジケータは、信号が入力されると、第2ホース626が吸気管IPから脱落している可能性を示す表示を出力する。
一方、回転数変動ΔNが判定値よりも大きい場合(S208でYES)、S210をスキップして、本処理を終了する。回転数変動ΔNが判定値よりも大きい場合には、第2ホース626が吸気管IPから脱落していないと判断することができる。
この構成によれば、ポンプ612の回転数変動ΔNを利用して、第2ホース626が吸気管IPから脱落しているか否かを判断することができる。このため、圧力センサ616を配置しなくてもよい。なお、上流側ホース脱落検出処理では、ポンプ612を一定の回転数(例えば12000rpm)で駆動させ、ポンプ612に流れる電流の変動等の電力の変動に応じて、第2ホース626が吸気管IPから脱落しているか否かを判断してもよい。第3ホース622の圧力が高いほど、ポンプ612の回転に対する抵抗が大きくなり、回転数を一定に維持するために電流値が上がる。これを利用して、第2ホース626が吸気管IPから脱落しているか否かを判断してもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
上記の各実施例では、逆止弁80は、吸気管IPと一体で作製されている。しかしながら、逆止弁80は、吸気管IPと別体で作製され、吸気管IPに固定されてもよい。例えば、図10に示すように、逆止弁80は、吸気管IPにねじSCによって固定されていてもよい。あるいは、図11に示すように、逆止弁80は、吸気管IPにボルトBLによって締結されていてもよい。また、あるいは、図12に示すように、逆止弁80は、吸気管IPの開口に挿入され、吸気管IPの内周面に係合するスナップフィットSFによって固定されていてもよい。
上記の第1及び第2実施例では、過給機CHが配置されている。しかしながら、過給機CHは配置されていなくてもよい。
上記の各実施例では、吸気管IPのスロットルバルブTVの上流側と下流側のそれぞれに、ホース(例えば第1ホース24)が連結されている。しかしながら、ホースは、スロットルバルブTVの上流側のみに接続されていてもよい。即ち、ガス管32等が分岐していなくてもよい。
上記の各実施例では、ガス管(例えばガス管32)の全長に亘って、可撓性の材料で作製されている。しかしながら、ガス管の一部は、例えばステンレス鋼やアルミ合金等の可撓性の低い材料で作製されていてもよい。
上記の第1、第3、第4実施例では、ポンプ(例えばポンプ12)が配置されている。しかしながら、ポンプは配置されていなくてもよい。この場合、ポンプを利用するホース脱落検出処理(例えば図5の上流側ホース脱落検出処理)は実行しなくてもよい。
上記の第6、第7実施例では、ポンプ(例えばポンプ612)が配置されている。しかしながら、ポンプは配置されていなくてもよい。例えば、ガス発生源自身がガスを昇圧する機能を有していてもよい。
上記の第6、第7実施例では、車両の蒸発燃料処理装置600が「車両用ガス処理装置」の一例である。しかしながら、第6、第7実施例の技術は、第4実施例の排気ガス再循環システム400及び第5実施例のブローバイガス処理システム500にも適用することができる。この場合、排気ガス再循環システム、ブローバイガス処理システムのそれぞれが、「車両用ガス処理装置」の一例である。
上記の第6、第7実施例では、過給機CHが配置されている。しかしながら、過給機CHは配置されていなくてもよい。
上記の第6、第7実施例では、吸気管IPのスロットルバルブTVの上流側と下流側のそれぞれに、第1ホース624が連結されている。しかしながら、ホースは、スロットルバルブTVの上流側のみに接続されていてもよい。あるいは、ホースは、スロットルバルブTVの下流側のみに接続されていてもよい。即ち、ガス管632が分岐していなくてもよい。
上記の第6、第7実施例では、ガス管(例えばガス管632)の全長に亘って、可撓性の材料で作製されている。しかしながら、ガス管の一部は、例えばステンレス鋼やアルミ合金等の可撓性の低い材料で作製されていてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :燃料供給システム
10 :蒸発燃料処理装置
12 :ポンプ
14 :キャニスタ
22 :第3ホース
24 :第1ホース
26 :第2ホース
28 :クリップ
32 :ガス管
34 :第1パージ制御弁
50 :空燃比センサ
52 :エアフローメータ
80 :逆止弁
83 :逆止弁
100 :ECU
102 :制御部
204 :圧力センサ
206 :圧力センサ
400 :排気ガス再循環システム
500 :ブローバイガス処理システム

Claims (8)

  1. 車両で発生するガスを内燃機関の吸気管に供給する車両用ガス処理装置であって、
    ガス発生源と吸気管とを連通しており、少なくとも吸気側の端部が可撓性のガス管と、
    吸気管とガス管との間に配置されており、ガス管から吸気管に向かってガスが流れることを許容し吸気管からガス管に向かってガスが流れることを禁止する逆止弁と、
    ガス管が逆止弁から脱落していることを判断する判断部と、を備え、
    逆止弁は、吸気管に固定されており、
    ガス管は、逆止弁に着脱可能に取り付けられている、車両用ガス処理装置。
  2. ガス管は、ガス発生源から吸気管に向かう途中で、吸気管のスロットルバルブの上流側に連結される上流分岐管と、吸気管のスロットルバルブの下流側に連結される下流分岐管と、に分岐されており、
    上流分岐管は、可撓性を有しており、逆止弁に着脱可能に取り付けられている、請求項1に記載の車両用ガス処理装置。
  3. 判断部は、吸気管のスロットルバルブの下流側が負圧である場合に、内燃機関の空燃比が基準よりもリーンである場合に、上流分岐管が逆止弁から脱落していると判断する、請求項2に記載の車両用ガス処理装置。
  4. 車両用ガス処理装置は、さらに、
    ガス管内の圧力を検出するセンサを備え、
    判断部は、センサによって検出された圧力を用いて、ガス管が逆止弁から脱落していること判断する、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用ガス処理装置。
  5. 車両用ガス処理装置は、さらに、
    ガス管上に配置される電動ポンプを備え、
    判断部は、電動ポンプに供給される電力と電動ポンプの出力とを用いて、ガス管が逆止弁から脱落していること判断する、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用ガス処理装置。
  6. 車両で発生するガスを内燃機関の吸気管に供給する車両用ガス処理装置であって、
    ガス発生源と吸気管とを連通しており、少なくとも吸気管側の端部が可撓性のガス管と、
    吸気管とガス管との間に配置されており、ガス管から吸気管に向かってガスが流れることを許容し吸気管からガス管に向かってガスが流れることを禁止する逆止弁と、
    ガス管が逆止弁から脱落していることを判断する判断部と、
    ガス管に配置されており、ガス発生源と吸気管をガス管を通じて連通する連通状態とガス発生源と吸気管をガス管を通じて連通しない非連通状態とに切り替える切替弁と、を備え、
    逆止弁は、吸気管に固定されており、
    ガス管は、逆止弁に着脱可能に取り付けられており、
    判断部は、
    ガス発生源と切替弁との間のガス管の圧力変動を検出し、
    切替弁によって連通状態と非連通状態とが連続的に切り替わる際に、検出されるガス発生源と切替弁との間の圧力変動を用いて、ガス管が逆止弁から脱落していることを判断する、車両用ガス処理装置。
  7. 判断部は、ガス発生源と切替弁との間のガス管に配置される圧力センサを備える、請求項6に記載の車両用ガス処理装置。
  8. 車両用ガス処理装置は、さらに、
    ガス管上に配置される電動ポンプを備え、
    判断部は、切替弁が非連通状態である場合に電動ポンプによってガス発生源と切替弁との間のガスが昇圧される状況において、切替弁によって連通状態と非連通状態に連続的に切り替わる際の電動ポンプの回転数の変動及び電動ポンプに供給される電力の変動の少なくとも一方を検出することによって、ガス発生源と切替弁との間のガス管の圧力変動を検出する、請求項6に記載の車両用ガス処理装置。



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