JP2017166024A - 熱処理方法及びプレート - Google Patents

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武明 小園
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裕介 蓮尾
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芳弘 藤川
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克彦 大場
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Abstract

【課題】熱処理に係る搬送や熱処理の過程における被処理物の傷や変形の発生を抑制することができて、しかも、被処理物の全ての部位において適切な熱処理を施すことができる熱処理方法を提供する。該熱処理方法に使用するプレートを提供する。【解決手段】プレート2に積層鉄心1を載置して、積層鉄心1をプレート2と共に搬送して、熱処理炉内に搬入して、積層鉄心1に対して熱処理を施す熱処理方法において、棒状部材4が積層鉄心1を上下に貫通するスロット3に挿通された状態で、積層鉄心1をプレート2と共に搬送する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱処理方法、及び該熱処理方法に使用するプレートに関する。
熱処理とは、加熱又は冷却によって、被処理物の性質を変化させる処理の総称である。熱処理には、焼入れ、焼き戻し、焼き鈍し、焼きならし、油焼き、黒化処理等が包含される(特許文献1)。油焼きは、被処理物の表面に付着したスタンピングオイル等の油分を蒸発させて除去する処理である。焼き鈍しは、焼鈍とも呼ばれ、被処理物の歪みや内部応力を除去する処理である(特許文献2)。黒化処理は、ブルーイングとも呼ばれ、防錆のために、被処理物の表面に四酸化三鉄(Fe)の被膜(いわゆる黒さび)を生成する処理である。
複数の熱処理が連続して施されることもある。例えば、特許文献3の図1には、脱油炉、焼鈍炉、ブルーイング炉を送路で結んで、被処理物を各炉に搬入及び搬出する連続焼鈍・ブルーイング装置が開示されている。
熱処理工程においては、被処理物を搬送治具に載置して、搬送することが行われている。搬送治具は、プレート、トレイあるいはパレットとも呼ばれ、被処理物と共に搬送されて、被処理物と共に熱処理路の中に搬入される(特許文献1,4,5)。
特開2003−113421号公報 特開平11−332183号公報 特公平7−42508号公報 特開2008−38194号公報 特開2009−249649号公報
プレート(搬送治具)に載置された被処理物が、搬送の過程あるいは熱処理の過程で、プレートに対して位置ずれすると、被処理物の表面に擦り傷が生じたり、被処理物が変形したりすることがある。
また、複数の被処理物を上下に積層してプレート上に載置して、被処理物をプレートと共に熱処理炉内に搬入して、被処理物を熱処理する場合がある。このような場合、搬送の過程あるいは熱処理の過程で、上層に載置された被処理物が下層に載置された被処理物に対して位置ずれして、その結果、上層あるいは下層に載置された被処理物に擦り傷や変形が生じることがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、熱処理に係る搬送や熱処理の過程における被処理物の傷や変形の発生を抑制することができて、しかも、被処理物の全ての部位において適切な熱処理を施すことができる熱処理方法を提供することを目的とする。また、該熱処理方法に使用するプレートを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る熱処理方法は、プレートに複数の被処理物を上下に積層して載置して、被処理物をプレートと共に搬送して、熱処理炉内に搬入して、被処理物に対して熱処理を施す熱処理方法において、棒状部材が最下層に積層された被処理物を少なくとも含む単数又は複数の被処理物の当該被処理物を上下に貫通する貫通穴に挿通された状態で、複数の被処理物をプレートと共に搬送するものである。
上下に積層して載置された全ての被処理物の当該被処理物を上下に貫通する貫通穴に、棒状部材が挿通されるようにしても良い。
最下層に積層された被処理物の当該被処理物を上下に貫通する貫通穴だけに、棒状部材が挿通されるようにしても良い。
プレートに被処理物を載置し、その後で、被処理物の上方から棒状部材を貫通穴に挿入するようにしても良い。
棒状部材の下端がプレートに固定されるようにしても良い。
本発明に係る熱処理方法は、プレートに被処理物を載置して、被処理物をプレートと共に搬送して、熱処理炉内に搬入して、被処理物に対して熱処理を施す熱処理方法において、棒状部材が被処理物を上下に貫通する貫通穴に挿通されるとともに、棒状部材の下端がプレートに固定された状態で、被処理物をプレートと共に搬送するものであっても良い。
平面形において環状をなして、全体として筒状をなす第1の被処理物の筒内に第2の被処理物を配置して、プレートに載置するとともに、第1の被処理物あるいは第2の被処理物の一方において、棒状部材が当該被処理物を上下に貫通する貫通穴に挿通されて、棒状部材の下端がプレートに固定された状態で、被処理物をプレートと共に搬送するようにしても良い。
棒状部材の下端をプレートに固定し、その後で、被処理物の下方から棒状部材を貫通穴に挿入し、プレートに被処理物を載置するようにしても良い。
プレートに載置された被処理物の更にその上にダミーウェイトを載置して、被処理物の上にダミーウェイトが載置された状態で、被処理物をプレートと共に搬送するようにしても良い。
積層鉄心の上に第2のプレートを載置して、プレートと第2のプレートの間に被処理物を挟んで、被処理物に圧力を加えて、その後に、被処理物を熱処理炉内に搬入するようにしても良い。
被処理物が載置されたプレートを、トレイの上に載置して、被処理物をプレート及びトレイと共に搬送するようにしても良い。
連結部材を介して互いに連結された複数本の棒状部材が被処理物を上下に貫通する貫通穴に挿通され、棒状部材の下端がプレートに固定された状態で、被処理物がプレートと共に搬送されるようにしても良い。
プレートにサイズの異なる複数の被処理物を上下に積層して載置するようにしても良い。
本発明に係るプレートは、被処理物が載置されて、被処理物と共に熱処理炉内に搬入されるプレートにおいて、下端がプレートに固定されて、被処理物を上下に貫通する貫通穴に挿通される棒状部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、搬送過程あるいは熱処理過程における被処理物の水平方向の位置ずれが十分に規制されるので、搬送過程あるいは熱処理過程における傷や変形の発生が抑制される。被処理物の位置ずれ規制部の陰に隠れる部位が小さいので、被処理物の全ての部位において十分な熱処理を施すことができる。その結果、熱処理後の製品の品質が向上する。
本発明の実施形態を示す図であって、積層鉄心をプレート上に載置した状態を示す斜視図である。 プレートに積層鉄心を載置し、棒状部材を取り付ける手順を、時系列に沿って図2(a)〜(c)の順に示す図である。 プレートに棒状部材を取り付け、積層鉄心を載置する手順を、時系列に沿って図3(a)〜(c)の順に示す図である。 プレートに形成されて棒状部材が取り付けられる取り付け穴の構成を示す図であって、図4(a)〜(e)は取り付け穴の各変形例を示す。 積層鉄心に熱処理を施す装置の構成を示す説明図である。 サイズの異なる2種の積層鉄心を上下に積層して、プレート上に載置した状態を示す斜視図である。 サイズの異なる2種の積層鉄心を上下に積層して、プレート上に載置した状態の別例を示す側面図である。 複数の積層鉄心をプレート上に載置した状態を示す図であって、図8(a)は複数の積層鉄心を水平方向に配列してプレート上に載置した状態を示す側面図であり、図8(b)は複数の積層鉄心を水平方向に配列して、さらに上下方向に積層して、プレート上に載置した状態を示す側面図である。 プレート上に積層鉄心を載置した状態を示す平面図であって、図9(a)は、平面形において円環状に形成された積層鉄心内側に、別の積層鉄心を配置した状態を示し、図9(b)は、プレート上に複数組の積層鉄心を配列した状態を示す。 積層鉄心の上にダミーウェイトを載置した状態を示す図であって、図10(a)は積層鉄心の上にダミーコアを載置した状態を示す側断面図であり、図10(b)は積層鉄心の上に金属塊を載置した状態を示す側断面図である。 プレートの上に載置された積層鉄心の上に第2のプレートが載置された状態を示す側断面図である。 積層鉄心が載置されたプレートが更にトレイの上に載置された状態を示す側面図である。 プレート上に積層鉄心を載置し、棒状部材を取り付ける手順を示す図であって、図13(a)は、プレート上に積層鉄心を載置した状態を示す側面図であり、図13(b)は、複数の棒状部材を一括して積層鉄心に差し込んだ状態を示す側面図であり、図13(c)と図13(d)は、図13(b)に示す状態の変形例を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態に係る熱処理方法、及び該熱処理方法に使用するプレートを、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態を示す図であって、積層鉄心1をプレート2上に載置した状態を示す斜視図である。積層鉄心1は、被処理物の例示であって、回転電機の電機子を構成する部品である。プレート2は、金属製の平板であって、積層鉄心1を載置して、熱処理炉に搬入して、熱処理を行い、その後に搬出する搬送治具の一種である。
図1に示すように、プレート2上には、2個の積層鉄心1が上下に積層されて、載置されている。積層鉄心1は、合計18個のスロット3を備えている。スロット3は、積層鉄心1に巻き回される巻き線(図示せず)が収容されるスペースであって、積層鉄心1を上下に貫いている。これらのスロット3は、被処理物(積層鉄心1)が備える貫通穴の例示である。18個のスロット3の内4個には、棒状部材4が挿通されている。つまり、積層鉄心1には4本の棒状部材4が挿通されている。棒状部材4は金属製の棒であって、その下端はプレート2に形成された嵌合穴(図示せず)と嵌合して、プレート2に固定されている。なお、棒状部材4をプレート2に固定する手段については後述する。一方、棒状部材4の上端は積層鉄心1の上方に突出している。積層鉄心1は、プレート2に固定された棒状部材4に刺し貫かれているので、下層に載置された(プレート2に直接載置された)積層鉄心1のプレート2に対する水平方向の位置ずれは、棒状部材4によって規制される。上層に載置された積層鉄心1の、下層に載置された積層鉄心1及びプレート2に対する水平方向の位置ずれも、棒状部材4によって規制される。
なお、棒状部材4は、上下に積層された2個の積層鉄心1に挿通されるだけであっても良い。つまり、棒状部材4はプレート2に固定されていなくても良い。例えば、プレート2に積層鉄心1を陥入させる凹部を備えて、該凹部によって、下層に載置された積層鉄心1のプレート2に対する水平方向の位置ずれを規制する場合は、棒状部材4はプレート2に固定されていなくても良い。
積層鉄心1のプレート2への載置と、棒状部材4の取り付けは、図2に示すような手順で行われる。すなわち、最初に、図2(a)に示すように、積層鉄心1をプレート2の上に載置する。その後、図2(b)に示すように、積層鉄心1の上方から、棒状部材4をスロット3に挿入する。そして、棒状部材4の下端を積層鉄心1の下方においてプレート2に固定する。その結果、図2(c)に示すように、棒状部材4の上端は上層に置かれた積層鉄心1の上方に突出する。もっとも、棒状部材4の長さは、その上端が上層に置かれた積層鉄心1の上方に突出するものには限定されない。棒状部材4の長さは、その上端が上層に置かれた積層鉄心1の中に隠れるものであっても良い。
積層鉄心1のプレート2への載置と、棒状部材4の取り付けを逆の順序で行っても良い。すなわち、最初に、図3(a)に示すように、棒状部材4をプレート2に立設する。その後、図3(b)に示すように、積層鉄心1の下方から、棒状部材4をスロット3に挿入し、積層鉄心1をプレート2の上に載置する。その結果、図3(c)に示すように、棒状部材4の上端は積層鉄心1の上方に突出する。
次に、棒状部材4をプレート2に固定する手段について説明する。図4(a)〜(e)の各図に示すように、プレート2は、棒状部材4が挿入されて、棒状部材4を固定する取り付け穴7を備えている。これらの取り付け穴7の形式は特に限定されない。取り付け穴7は、図4(a)に示すような、棒状部材4が嵌合される単純な丸穴であっても良い。つまり、取り付け穴7と棒状部材4の間で生じる摩擦力で、棒状部材4がプレート2に固定されるようにしても良い。図4(b)に示すように、取り付け穴7の内面に雌ねじを形成して、棒状部材4に形成された雄ねじが螺合されるようにしても良い。あるいは、図4(c)に示すように、棒状部材4から見て反対側の面に、ナット8が収まるような座刳り穴を形成して、棒状部材4に形成された雄ねじをナット8と螺合させるようにしても良い。あるいは、図4(d)に示すように、プレート2に、プレート2の上面から棒状部材4が装着される取り付け穴7aと、プレート2の下面から棒状部材4が装着される取り付け穴7bを備えるようにしても良い。複数の取り付け穴7aの相互の配置と、複数の取り付け穴7bの相互の配置を互いに相違させて、取り付け穴7aと取り付け穴7bが、それぞれ、互いに形式が異なる積層鉄心1に対応するように構成すれば、プレート2を反転することによって、プレート2に載置される積層鉄心1の形式を変更することができる。また、例えば、後述するようにトレイ15の上にプレート2を載置する場合(図12参照)には、図4(e)に示すように、取り付け穴7の径を棒状部材4の径より大きくしても良い。この場合、棒状部材4の落下はトレイ15によって防止される。
前述したように、プレート2は、積層鉄心1を搬送する搬送治具の一種である。積層鉄心1は図5に示すようなチェーンコンベア5を備える装置で焼鈍される。積層鉄心1は図1に示された状態で、つまり、プレート2に載置され、棒状部材4がスロット3に挿通された状態で、チェーンコンベア5上に搭載される。チェーンコンベア5上に搭載された積層鉄心1は、図2において右方向に移送されて、プレート2と共に搬入口6aを通って焼鈍炉6内に搬入されて、焼鈍炉6内で焼鈍処理される。なお、焼鈍炉6は全体として、トンネル状に構成されていて、チェーンコンベア5は、トンネル状の焼鈍炉6を貫通している。
積層鉄心1は、焼鈍炉6内で焼鈍処理されると、プレート2と共に更に右方向に移送されて、搬出口6bを通って焼鈍炉6の外に搬出される。チェーンコンベア5による搬送の際には、特に、チェーンコンベア5の起動及び停止の際には、積層鉄心1に横向きの慣性力が加わるが、積層鉄心1のプレート2に対する水平方向の位置ずれは、棒状部材4によって規制される。そのため、積層鉄心1が搬送される過程、及び積層鉄心1が焼鈍される過程において、積層鉄心1のプレート2に対する水平方向の位置ずれは殆ど生じない。その結果、位置ずれに起因する積層鉄心1の表面の傷や変形の発生は抑制される。
プレート2の上に、上下に積層されて、載置される積層鉄心1は、同一寸法のものには限定されない。図6に示すように、プレート2の上に直接載置された積層鉄心1aの上に、それよりも一回り小さい積層鉄心1bを載置するようにしても良い。なお、この場合も、積層鉄心1bの下端がプレート2に固定されるようにしても良いし、プレート2に固定されなくても良い。また、積層鉄心1bは、積層鉄心1aよりも一回り大きいものであっても良い。
上記において、上下に積層されてプレート2に載置された積層鉄心1(被処理物)の全てに棒状部材4が挿通される例を示した。しかしながら、本発明はこのようなものには限定されない。上下に積層されてプレート2に載置された積層鉄心1の一部のみに、棒状部材4が挿通されるようにしても良い。例えば、図7に示すように、プレート2の上に直接載置された積層鉄心1aの上に、それよりも一回り小さい積層鉄心1bが載置される場合に、下層に積層された積層鉄心1aだけに棒状部材4が挿通されるようにしても良い。なお、この場合、上層に積層された積層鉄心1bの水平方向の位置ずれは、棒状部材4の、積層鉄心1aの上面から突出して積層鉄心1bを取り囲む部分によって規制される。また、棒状部材4が挿通される被処理物は、積層鉄心1aには限定されない。上層に積層された積層鉄心1bのみに棒状部材4が挿通されるようにしても良い。
上記において、複数個の積層鉄心1(被処理物)を上下に積層して、プレート2に載置する例を示した。しかしながら、本発明はこのようなものには限定されない。積層鉄心1(被処理物)は上下に積層されていなくても良い。例えば、図8(a)に示すように、複数個の積層鉄心1を水平方向に配列して、プレート2上に載置しても良い。また、図8(b)に示すように、複数個の積層鉄心1(被処理物)を上下に積層してなる積層鉄心1の組を、複数組、水平方向に配列して、プレート2の上に載置しても良い。
上記において、プレート2に直接載置された複数個の積層鉄心1(被処理物)の全てに棒状部材4を挿通させる例を示した。しかしながら、本発明はこのようなものには限定されない。プレート2に直接載置された複数個の積層鉄心1(被処理物)の一部のみに棒状部材4を挿通させるようにしても良い。例えば、図9(a)に示すように、平面形において円環状に形成されて、全体として筒状をなす積層鉄心1aの筒内に、別の積層鉄心1bを配置して、プレート2の上に載置する場合に、積層鉄心1aのみに棒状部材4が挿通されるようにしても良い。あるいは、積層鉄心1bのみに棒状部材4が挿通されるようにしても良い。また、図9(b)に示すように、1枚のプレート2の上に複数個の積層鉄心1a,1bの組を、配列して載置する場合には、プレート2の周縁部に載置された積層鉄心1a(図9(b)において網掛けで示す積層鉄心1a)だけに、棒状部材4が挿通されるようにしても良い。
また、積層鉄心1に上下方向に圧力を加えて、熱処理を行えば、熱処理の過程で積層鉄心1に生じる変形の発生を抑制できる。また、積層鉄心1の機械的強度のばらつきの発生を抑制できる。そのために、積層鉄心1の上にダミーウェイトを載置して、ダミーウェイトの重量によって積層鉄心1に圧力を加えるようにしても良い。ダミーウェイトは、図10(a)に示すようなダミーコア9であっても良い。なお、ダミーコア9は、積層鉄心1と同一の素材で構成された、同寸同形の部材であって、ダミーウェイトとして使い回しされる部材である。つまり、新しい積層鉄心1を熱処理する度に、同一のダミーコア9が繰り返し使用される。また、積層鉄心1と同様に、ダミーコア9もスロット3を備えていて、棒状部材4はダミーコア9のスロット3に挿通される。
ダミーウェイトは、図10(b)に示すような金属塊10であっても良い。なお、金属塊10は文字通り金属の塊であって、積層鉄心1に適正な圧力が生じるような重量を有している。金属塊10にも上下に貫通する穴11が形成されていて、棒状部材4は、金属塊10の穴11に挿通される。
積層鉄心1に圧力を加える手段は、ダミーウェイトには限定されない。図11に示すように、積層鉄心1の上に第2のプレート12を載置して、プレート2に固定されたボルト13を第2のプレート12に挿通させて、第2のプレート12の上方においてボルト13にナット14を螺合させるようにしても良い。図11においてナット14が下方に移動するように、ナット14をボルト13に対して回転させれば、第2のプレート12はプレート2に接近する。その結果、積層鉄心1は上下方向に圧力が加わる。
上記において、積層鉄心1が載置されたプレート2をチェーンコンベア5の上に直接、載置する例を示したが、プレート2はチェーンコンベア5の上に直接載置されるものには限定されない。図12に示すように、積層鉄心1が載置されたプレート2を、トレイ15の上に載置して、トレイ15をチェーンコンベア5の上に載置して、積層鉄心1をプレート2とトレイ15と共に搬送するようにしても良い。
図13(a)に示すように、複数の棒状部材4を、連結部材16を介して互いに連結して、積層鉄心1の上方からスロット3に挿入するようにしても良い。つまり、複数の棒状部材4を一括して、スロット3に挿入するようにしても良い。この場合、図13(b)に示すように、棒状部材4は、積層鉄心1の上方に突出する部分において連結部材16を介して互いに連結されるので、複数の棒状部材4を一括して、取り外すことができる。なお、棒状部材4は、図13(b)に示す状態において、先端がプレート2に嵌装されるような長さを有するものには限定されない。棒状部材4の長さは、図13(c)に示すように、その先端が下層に置かれた積層鉄心1の内部に留まるものであっても良い。また、棒状部材4は、積層鉄心1に挿通される全ての棒状部材4が一括して1個の連結部材16に連結されるものには限定されない。図13(d)に示すように、連結部材16を介して互いに連結された棒状部材4の組が複数組あって、該複数組の棒状部材4の組が積層鉄心1に挿通されるようにしても良い。
以上説明したように、上記実施形態においては、棒状部材4が、積層鉄心1のスロット3に挿通され、その下端がプレート2に固定されている。そのため、上記実施形態に依れば、積層鉄心1のプレート2に対する水平方向の移動を確実に規制することができる。棒状部材4は簡単にはスロット3から外れない。その結果、積層鉄心1の搬送過程あるいは熱処理過程において、積層鉄心1に傷や変形が生じにくくなる。また、積層鉄心1の表面において棒状部材4の陰に隠れる部分が小さいので、積層鉄心1の全ての部位において十分な熱処理を施すことができる。よって、製品(熱処理後の積層鉄心1)の品質が向上する。
なお、上記の実施形態は、本発明の具体的実施態様を例示するものであって、本発明の技術的範囲を画すものではない。本発明は特許請求の範囲に記述された技術的思想の限りにおいて、自由に変形、応用あるいは改良して実施することができる。
例えば、上記実施形態の説明においては、被処理物の具体例として、回転電機の電機子を構成する積層鉄心1を例示したが、被処理物は積層鉄心1には限定されないし、電機部品にも限定されない。本発明は、機械部品や構造部品等、様々な被処理物に適用される。
また、被処理物の平面形は、円板や円弧には限定されない。本発明は、三角形、矩形、その他の多角形等、さまざまな平面形を有する被処理物に適用される。
また、上記実施形態においては、被処理物が備える貫通穴の具体例として、スロット3を例示したが、被処理物が備える貫通穴はスロット3には限定されない。貫通穴は被処理物の上端面と下端面の間を貫通する穴であって、棒状部材4を挿通させることができる形状を備える穴あれば、十分である。貫通穴の本来の用途は特に限定されない。貫通穴は、軽め穴やボルト穴であっても良いし、永久磁石が埋め込まれる穴であっても良い。あるいは、棒状部材4を挿通させるための専用の貫通穴が形成されても良い。
図9において、「平面形において環状をなして、全体として筒状をなす第1の被処理物」の具体例として、平面形において円環状に形成されて、全体として筒状をなす積層鉄心1aを例示した。しかしながら、「第1の被処理物」は積層鉄心1aには限定されない。「第1の被処理物」は、例えば、平面形において矩形をなしていて、その中心に円管状の貫通穴が形成されたものであっても良い。貫通穴の断面形も円には限定されない。貫通穴の断面形は、例えば矩形であっても良い。
棒状部材4の断面形状は特に限定されない。棒状部材4の断面形状は、貫通穴に挿通可能な形状であって、本発明の目的を達成できるような剛性と強度を確保できる形状であれば十分であって、任意に選択することができる。棒状部材4の素材も、特に限定されない。本発明の目的を達成できれば、棒状部材4の素材は何でも良い。
また、プレート2やトレイ15の素材や構造も、特に限定されない。被処理物の物理的化学的性質、あるいは、熱処理の種類、あるいは温度条件に応じて、様々な素材や構造を選択することができる。
上記実施形態においては、熱処理の具体例として、焼鈍を例示したが、本発明に係る熱処理は、焼鈍には限定されない。背景技術で説明したように、熱処理は、焼入れ、焼き戻し、焼き鈍し、焼きならし、油焼き、黒化処理等が包含される広い概念である。したがって、本発明は、各種の熱処理に広く適用される。
上記実施形態においては、熱処理炉の具体例として、焼鈍炉6を例示したが、本発明が適用される熱処理炉は焼鈍炉6に限定されない。前述したように、本発明は、各種の熱処理に広く適用されるものであるので、本発明は各種様々な熱処理炉を使用する熱処理工程に適用される。また、熱処理炉は単一の処理を行うバッチ式熱処理装置には限定されない。複数の異なる処理を行う熱処理炉がシリーズに配置されて、複数の熱処理を連続して行う連続式熱処理装置を備える工程において本発明を適用することもできる。
1,1a,1b 積層鉄心
2 プレート
3 スロット
4 棒状部材
5 チェーンコンベア
6 焼鈍炉
6a 搬入口
6b 搬出口
7,7a,7b 取り付け穴
8 ナット
9 ダミーコア
10 金属塊
11 穴
12 第2のプレート
13 ボルト
14 ナット
15 トレイ
16 連結部材


Claims (14)

  1. プレートに複数の被処理物を上下に積層して載置して、前記被処理物を前記プレートと共に搬送して、熱処理炉内に搬入して、前記被処理物に対して熱処理を施す熱処理方法において、
    棒状部材が最下層に積層された前記被処理物を少なくとも含む単数又は複数の前記被処理物の当該被処理物を上下に貫通する貫通穴に挿通された状態で、前記複数の被処理物を前記プレートと共に搬送する、
    ことを特徴とする熱処理方法。
  2. 上下に積層して載置された全ての前記被処理物の当該被処理物を上下に貫通する貫通穴に、前記棒状部材が挿通される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱処理方法。
  3. 最下層に積層された前記被処理物の当該被処理物を上下に貫通する貫通穴だけに、前記棒状部材が挿通される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱処理方法。
  4. 前記プレートに前記被処理物を載置し、
    その後で、前記被処理物の上方から前記棒状部材を前記貫通穴に挿入する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の熱処理方法。
  5. 前記棒状部材の下端が前記プレートに固定される、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の熱処理方法。
  6. プレートに被処理物を載置して、前記被処理物を前記プレートと共に搬送して、熱処理炉内に搬入して、前記被処理物に対して熱処理を施す熱処理方法において、
    棒状部材が前記被処理物を上下に貫通する貫通穴に挿通されるとともに、前記棒状部材の下端が前記プレートに固定された状態で、前記被処理物を前記プレートと共に搬送する、
    ことを特徴とする熱処理方法。
  7. 平面形において環状をなして、全体として筒状をなす第1の被処理物の筒内に第2の被処理物を配置して、前記プレートに載置するとともに、
    前記第1の被処理物あるいは前記第2の被処理物の一方において、前記棒状部材が当該被処理物を上下に貫通する貫通穴に挿通されて、前記棒状部材の下端が前記プレートに固定された状態で、前記被処理物を前記プレートと共に搬送する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の熱処理方法。
  8. 前記棒状部材の下端を前記プレートに固定し、
    その後で、前記被処理物の下方から前記棒状部材を前記貫通穴に挿入し、前記プレートに前記被処理物を載置する、
    ことを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載の熱処理方法。
  9. 前記プレートに載置された前記被処理物の更にその上にダミーウェイトを載置して、
    前記被処理物の上に前記ダミーウェイトが載置された状態で、前記被処理物を前記プレートと共に搬送する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3、請求項5あるいは請求項6のいずれか一項に記載の熱処理方法。
  10. 積層鉄心の上に第2のプレートを載置して、
    前記プレートと前記第2のプレートの間に前記被処理物を挟んで、前記被処理物に圧力を加えて、その後に、前記被処理物を前記熱処理炉内に搬入する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3、請求項5あるいは請求項6のいずれか一項に記載の熱処理方法。
  11. 前記被処理物が載置された前記プレートを、トレイの上に載置して、前記被処理物を前記プレート及び前記トレイと共に搬送する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3、請求項5あるいは請求項6のいずれか一項に記載の熱処理方法。
  12. 連結部材を介して互いに連結された複数本の前記棒状部材が前記被処理物を上下に貫通する貫通穴に挿通され、前記棒状部材の下端が前記プレートに固定された状態で、前記被処理物が前記プレートと共に搬送される、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3、請求項5あるいは請求項6のいずれか一項に記載の熱処理方法。
  13. 前記プレートにサイズの異なる複数の被処理物を上下に積層して載置する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の熱処理方法。
  14. 被処理物が載置されて、前記被処理物と共に熱処理炉内に搬入されるプレートにおいて、
    下端が前記プレートに固定されて、前記被処理物を上下に貫通する貫通穴に挿通される棒状部材を備える、
    ことを特徴とするプレート。
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