JP2017166012A - 分流構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、複数の排出口から供給されるガスの流量のばらつきを減らすことが可能な分流構造を得る。【解決手段】実施形態の分流構造は、導入経路構成部と、複数のブランチ経路構成部と、を備える。導入経路構成部には、第一の方向に延びた導入経路が設けられた。ブランチ経路構成部には複数の並列なブランチ経路が設けられる。ブランチ経路は第一の方向と交差した第二の方向に延びた上流区間と第一の方向に延びた下流区間とを含む。ブランチ経路は導入経路または上流のブランチ経路に連なる。ブランチ経路構成部のそれぞれにおいてブランチ経路までの上流区間の数が同じである。下流のブランチ経路構成部ほど下流区間の数が多い。【選択図】図9

Description

実施形態は、分流構造に関する。
従来、複数の排出口からガスを供給するシャワーヘッドが知られている。
特開2013−067844号公報
例えば、複数の排出口から供給されるガスの流量のばらつきを減らすことが可能な分流構造が得られれば、有益である。
実施形態の分流構造は、導入経路構成部と、複数のブランチ経路構成部と、を備える。導入経路構成部には、第一の方向に延びた導入経路が設けられた。ブランチ経路構成部には複数の並列なブランチ経路が設けられる。ブランチ経路は第一の方向と交差した第二の方向に延びた上流区間と第一の方向に延びた下流区間とを含む。ブランチ経路は導入経路または上流のブランチ経路に連なる。ブランチ経路構成部のそれぞれにおいてブランチ経路までの上流区間の数が同じである。下流のブランチ経路構成部ほど下流区間の数が多い。
図1は、実施形態の処理装置の模式的かつ例示的な断面図である。 図2は、実施形態の分流構造の端面および排出口を示す模式的かつ例示的な説明図である。 図3は、実施形態の分流構造の端面における排出口の充填配置の一例を示す模式的かつ例示的な平面図である。 図4は、実施形態の分流構造の端面における排出口の充填配置の図3とは別の一例を示す模式的かつ例示的な平面図である。 図5は、実施形態の分流構造の端面における排出口の充填配置の図3,4とは別の一例を示す模式的かつ例示的な平面図である。 図6は、実施形態の分流構造の模式的かつ例示的な断面を示す説明図である。 図7は、第1実施形態の分流構造の端面および排出口の模式的かつ例示的な平面図である。 図8は、第1実施形態の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像を導入口側から見た模式的かつ例示的な平面図である。 図9は、第1実施形態の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像の模式的かつ例示的な斜視図である。 図10は、第2実施形態の分流構造の端面および排出口の模式的かつ例示的な平面図である。 図11は、第2実施形態の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像を導入口側から見た模式的かつ例示的な平面図である。 図12は、第2実施形態の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像の模式的かつ例示的な斜視図である。 図13は、第1変形例の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像を導入口側から見た模式的かつ例示的な平面図である。 図14は、第1変形例の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像の模式的かつ例示的な斜視図である。 図15は、第3実施形態の分流構造の端面および排出口の模式的かつ例示的な平面図である。 図16は、第3実施形態の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像を導入口側から見た模式的かつ例示的な平面図である。 図17は、第3実施形態の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像の模式的かつ例示的な斜視図である。 図18は、第2変形例の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像を導入口側から見た模式的かつ例示的な平面図である。 図19は、第2変形例の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像の模式的かつ例示的な斜視図である。 図20は、第4実施形態の分流構造の端面および排出口の模式的かつ例示的な平面図である。 図21は、第4実施形態の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像を導入口側から見た模式的かつ例示的な平面図である。 図22は、第4実施形態の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像の模式的かつ例示的な斜視図である。 図23は、第3変形例の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像を導入口側から見た模式的かつ例示的な平面図である。 図24は、第3変形例の分流構造内に設けられた経路の仮想的な立体像の模式的かつ例示的な斜視図である。 図25は、第5実施形態の分流構造の断面の模式的かつ例示的な斜視図である。 図26は、第4変形例の分流構造の端面および排出口を示す模式的かつ例示的な説明図である。
以下、分流構造の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成や制御(技術的特徴)、ならびに当該構成や制御によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。図中には、説明の便宜上、X方向、Y方向、およびZ方向が示されている。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに直交している。
<第1実施形態>
図1は、半導体処理装置1の断面図である。半導体処理装置1は、ベース3と蓋4とによって構成された略円筒状のチャンバ2(処理容器)内で、ウエハWに所定の処理を施す。この半導体処理装置1は、例えば、CVD(chemical vapor deposition)装置であって、ウエハW上に、層間絶縁膜等の絶縁膜として、シリコン酸化膜を形成する。なお、ベース3や蓋4は、壁部とも称されうる。半導体処理装置1は、処理装置の一例である。チャンバ2は、処理部の一例である。
蓋4には、ウエハW上にガスを供給するシャワー機構5が設けられている。シャワー機構5は、間隔をあけて配置された複数のプレート51,520を有する。プレート51には、ガスが通る貫通孔51aが設けられている。プレート520には、厚さ方向(図1の中心軸Axに沿う方向)の両側の面520a,520b間でプレート520を貫通するガスの経路(不図示)が設けられている。貫通孔51aや経路の位置や、数、大きさ等のスペックは、例えば、ウエハW上の場所によるガスの供給量のばらつきが極力小さくなるよう、設定されている。
チャンバ2内で、ウエハWは、円板状のステージ6に支持されている。ステージ6は、ウエハWを、ウエハWの厚さ方向に沿った中心軸Ax回りに回転可能に、支持することができる。また、ステージ6は、ウエハWを加熱する不図示のヒータを有することができる。
蓋4には、給気口4aが設けられている。ガスは、給気口4aを経由してシャワー機構5、ひいてはチャンバ2内に導入される。また、ベース3には、排気口3aと、排気通路3bとが設けられている。チャンバ2内のガスは、排気口3aおよび排気通路3bを経由して排出される。
図2は、プレート520の排出口530bが設けられた面520bの平面図および排出口530bの拡大図である。図2に示されるように、複数の排出口530bは、面520b上で、場所によるガスの供給量のばらつきが小さくなるよう、規則的に配置されている。プレート520は、例えば、三次元造形装置等によって、作成することができるが、製造方法は特に限定されない。また、プレート520の材質も、特に限定されない。プレート520は、分流構造の一例である。プレート520は、流体通路装置とも称されうる。面520bは、端面の一例である。
本実施形態では、平面上における多角形の単位形状の充填配置に基づいて、排出口530bのレイアウト(配置パターン1〜3)が決められている。すなわち、充填配置された単位形状のそれぞれに排出口530bを割り当てることにより、平面上における排出口530bの略均等な分布が実現されている。
(排出口の配置パターン1)
図3は、正六角形の単位形状u1の充填配置に基づく排出口530bの配置を示す説明図である。図3に示されるように、平面状の面520b上に充填配置された正六角形の単位形状u1のそれぞれの中に、一つずつ、排出口530bが配置されている。排出口530bは、円形に形成され、その中心と正六角形の単位形状u1の幾何学的な重心とが重なる位置に配置されている。図3を参照すれば、このように配置された排出口530bは、面520b上に充填配置された正三角形の頂点p1と重なる位置に配置されていることが、理解できよう。
(排出口の配置パターン2)
図4は、正方形の単位形状u2の充填配置に基づく排出口530bの配置を示す説明図である。図4に示されるように、平面状の面520b上に充填配置された正方形の単位形状u2のそれぞれの中に、一つずつ、排出口530bが配置されている。排出口530bは、円形に形成され、その中心と正方形の単位形状u2の幾何学的な重心とが重なる位置に配置されている。図4を参照すれば、このように配置された排出口530bは、面520b上に充填配置された正方形の頂点p2と重なる位置に配置されていることが、理解できよう。
(排出口の配置パターン3)
図5は、正三角形の単位形状u3の充填配置に基づく排出口530bの配置を示す説明図である。図5に示されるように、平面状の面520b上に充填配置された正三角形の単位形状u3のそれぞれの中に、一つずつ、排出口530bが配置されている。排出口530bは、円形に形成され、その中心と正三角形の単位形状u3の幾何学的な重心とが重なる位置に配置されている。図5を参照すれば、このように配置された排出口530bは、面520b上に充填配置された正六角形の頂点p3と重なる位置に配置されていることが、理解できよう。
そして、分流構造としてのプレート520には、上述した配置パターン1〜3で配置された複数の排出口530bから同じ流量のガス(流体)が排出されるように、導入口と排出口530bとの間にガスの経路が設けられている。経路は、一つ以上の分岐点で分岐される。経路は、各分岐点でガスが均等に分配されるように、構成される。
図6は、経路530の一部の一例を示す模式図である。図6に示されるように、本実施形態では、経路530のうち、最初の分岐点pd1までの直線状に延びた部分を、導入経路Siと称する。導入経路Siは、第一の方向diに沿って延びている。導入経路Siは、導入口530aから始まらなくてもよい。導入経路Siが設けられている部分を、導入経路構成部52iと称する。
分岐点pdから次の分岐点pdまでの経路をブランチBと称する。また、プレート520のうち、複数の並列なブランチBが設けられた部分を、ブランチ経路構成部521,522と称する。ブランチBは、ブランチ経路の一例である。
ブランチBは、上流区間Suと下流区間Sdとを含む。上流区間Suと下流区間Sdとの間には、屈曲区間(湾曲部)が設けられる。なお、ブランチ経路構成部521,522のそれぞれにおいて、ブランチB1,B2の上流にある上流区間Suの数は同じとする。図6の例では、ブランチ経路構成部521に設けられる全てのブランチB1について、当該ブランチB1よりも上流にある上流区間Suの数は「0」である。また、ブランチ経路構成部522に設けられる全てのブランチB2について、当該ブランチB2よりも上流にある上流区間Suの数は「1」である。
本実施形態では、導入口530aから各排出口530b(図6には不図示)までの流路抵抗(圧力損失)が略同じになるよう、経路は、以下の条件1〜4を満たすように構成される。
(条件1:下流区間が平行、上流区間は下流区間と交差)
導入経路Siおよび全ての下流区間Sdは、第一の方向diに沿って直線状に延びるとともに互いに平行である。また、上流区間Suは、第一の方向diと交差する第二の方向doに沿って延びる。第一の方向diと第二の方向doとの角度差が小さいほど、分岐点pdの直前の導入経路Siまたは下流区間Sdから直後の(次のブランチBの)上流区間Suへガス(流体)が流れ易くなるため、各分岐点pdにおいて、導入経路Siまたは下流区間Sdに対する上流区間Suの角度や、位置、断面積等の誤差による流量の差の感度が高くなりやすい。すなわち、下流区間Sdと上流区間Suとの角度差が小さいと、ガスが均等に分配され難くなる場合がある。そこで、一例としては、各分岐点pdにおいて、第一の方向diと第二の方向doとが略直交するように設けられる。
(条件2:ブランチが同一形状)
ブランチ経路構成部521,522のそれぞれにおいて、全てのブランチBは、略同一形状を有する。図6の例では、ブランチ経路構成部521に含まれる全てのブランチB1は略同一形状であり、ブランチ経路構成部522に含まれる全てのブランチB2は略同一形状である。なお、形状は、例えば、ブランチBの長さや、断面、曲率、等である。
(条件3:分岐数が同一)
ブランチ経路構成部521,522のそれぞれにおいて、分岐点pdで分岐されるブランチBの数、すなわち分岐数は同じである。図6の例では、ブランチ経路構成部522においては、二箇所の分岐点pd2のそれぞれにおいて、その前の下流区間Sd1は、二つのブランチB2に分岐されている。すなわち、ブランチ経路構成部522において、分岐点pd2におけるブランチBの数、すなわち分岐数は同じであり、分岐数は2である。
(条件4:回転対称)
ブランチ経路構成部521,522のそれぞれにおいて、分岐点pdで分岐されるブランチBは、当該分岐点pdを通りその前の下流区間Sdの延びる第一の方向diに沿った軸Axi回りに、回転対称である。条件2を考慮すれば、ブランチ経路構成部521,522のそれぞれにおいて、分岐点Pdにおける回転対称の回数(=分岐数、図6の例では2)も同一である。条件3について換言すれば、分岐点pdを第一の方向di(軸Axiに沿う方向)に見た場合、当該分岐点pdに繋がる複数のブランチBは、軸Axi回りに一定の角度間隔で設けられる。ブランチ経路構成部522については、図6の例では、分岐点pd2に繋がる二つのブランチB2は、180°間隔で設けられている。
なお、経路530の断面形状は、全域において円形であるが、円形には限定されず、例えば、楕円状や、多角形状、長穴状等であってもよい。
発明者は、鋭意検討により、上記の条件1〜4を全て満たし、かつ上記の排出口530bの配置パターン1〜3のいずれかを満たす経路530の構成は、限定的である、という知見を得た。以下、実施形態および変形例により、発明者が見いだした経路530の構成が説明される。
図7は、第1実施形態の分流構造としてのプレート520A(520)の一部の排出側の面520bおよび当該面520bに設けられた排出口530bの平面図である。図8は、第1実施形態のプレート520A内に設けられた経路530A(530)の仮想的な立体像の平面図であり、図9は、当該仮想的な立体像の斜視図である。図8,9は、経路530Aの内面が薄肉の管のように立体的に描かれたものであり、経路530Aは管状に構成されているわけではないが、プレート520Aの構成は特に限定されない。
図7に示されるように、本実施形態では、面520bにおいて、正六角形の単位形状の充填配置に基づいて排出口530bが配置されている。すなわち、排出口530bは、充填配置された正三角形の頂点と重なる位置に配置されている。図7の例は、排出口530bの配置パターン1に該当する。面520bは、端面の一例であり、排出口530bは、終端の一例である。
また、図7に示されるように、プレート520Aの面520bでは、合計48個の排出口530bが、外周において5個の排出口530bが並ぶ辺e5と4個の排出口530bが並ぶ辺e4とが交互に現れる六角形状の領域A1内に、配置されている。当該領域A1は、図7に示されるように、16個の排出口530bが菱形状に配置された三つの領域Ad1に分けられる。
そこで、図8,9に示されるように、経路530Aでは、導入経路Siが、1段目の分岐点pd1において、上記条件1〜4を満たすように、三つのブランチB1に分岐され、これらブランチB1のそれぞれが、一つの領域Ad1内の16個の排出口530bに接続される。三つのブランチB1のそれぞれは、ブランチ経路構成部522〜525の2段目〜5段目の分岐点pd2〜pd5で、上記条件1〜4を満たすように、それぞれ二つのブランチB2〜B5に分岐される。2段目〜5段目の分岐点pd2〜pd5の分岐数は、いずれも2である。すなわち、本実施形態では、1段目の分岐点pd1で分岐された三つのブランチB1のそれぞれが、2(=16)のブランチB5に分岐され、合計48のブランチB5の下流端のそれぞれに、排出口530bが設けられる。プレート520Aのうち、各ブランチB1〜B5を構成した部分が、ブランチ経路構成部521〜525である。
また、図9に示されるように、ブランチB1〜B5の下流区間Sdには、下流端に向かうにつれて断面積が漸減する絞り部540が設けられている。絞り部540により、下流区間Sdの断面内での流速のばらつきを抑制することができるため、分岐点pdにおいてガス(流体)がより均等に分岐されやすくなる。なお、絞り部540は、例えば、上流区間Suと下流区間Sdとの間の屈曲部Sbよりも下流に設けられる。また、絞り部540は、オリフィスやチョーク絞り等であってもよい。
以上、説明したように、本実施形態では、分岐点pdにおいて、その直前の上流区間Suの延びた第一の方向di(第一の方向)と、その直後の下流区間Sdの延びた第二の方向doとが交差する。よって、各分岐点pdにおいて、上流区間Suから複数の下流区間Sdにガス(流体)がより均等に分配されやすい。
また、本実施形態では、経路530Aの全ての分岐点pdにおいて、上記条件1〜4が満たされるとともに、経路530Aの終端としての排出口530bが、プレート520A(分流構造、流体通路装置)の面520b(端面)において、正六角形(正多角形)の単位形状u1の充填配置に基づいて均等に配置されている。よって、面520b(端面)の場所によるガスの排出量のばらつきが減りやすい。
<第2実施形態>
本実施形態の構成も、上記他の実施形態と同様の構成を有している。よって、本実施形態によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。
図10は、第2実施形態の分流構造としてのプレート520B(520)の一部の排出側の面520bおよび当該面520bに設けられた排出口530bの平面図である。図11は、第2実施形態のプレート520B内に設けられた経路530B(530)の仮想的な立体像の平面図であり、図12は、当該仮想的な立体像の斜視図である。図11,12は、経路530Bの内面が薄肉の管のように立体的に描かれたものであり、実際には、経路530Bは管状に構成されているわけではないが、プレート520Bの構成は、特に限定されない。
本実施形態でも、面520bにおいて、正六角形の単位形状の充填配置に基づいて排出口530bが配置されている。すなわち、排出口530bは、充填配置された正三角形の頂点と重なる位置に配置されている。図10の例は、排出口530bの配置パターン1に該当する。
また、図10に示されるように、プレート520Bの面520bでは、合計36個の排出口530bが、外周において4個の排出口530bが並ぶ辺e4を有した六角形状の領域A2内に配置されている。当該領域A2は、図10に示されるように、12個の排出口530bが平行四辺形状に配置された三つの領域Ad2に分けられる。なお、図10から明らかとなるように、領域A2の中央には、排出口530bは設けられていない。
そこで、図11,12に示されるように、経路530Bでは、導入経路Siが、1段目の分岐点pd1において、上記条件1〜4を満たすように、三つのブランチB1に分岐され、一つのブランチB1が、一つの領域Ad2内の12個の排出口530bに接続される。そして、三つのブランチB1のそれぞれが、2段目および3段目の分岐点pd2,pd3において、上記条件1〜4を満たすように、それぞれ二つのブランチB2,B3に分岐され(分岐数=2)、さらに、4段目の分岐点pd4において、上記条件1〜4を満たすように、三つのブランチB4に分岐される(分岐数=3)。すなわち、本実施形態では、1段目の分岐点pd1で分けられた三つのブランチB1のそれぞれが、2×3(=12)のブランチB4に分岐され、合計36のブランチB4の下流端のそれぞれに、排出口530bが設けられる。プレート520Bのうち、各ブランチB1〜B4を構成した部分が、ブランチ経路構成部521〜524である。
<第1変形例>
本変形例の構成も、上記他の実施形態と同様の構成を有している。よって、本変形例によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。
本変形例は、図10に示される第2実施形態のプレート520Bと同じ排出口530bが設けられたプレートにおける別の経路530Cの構成例である。図13は、本変形例のプレート内に設けられた経路530C(530)の仮想的な立体像の平面図であり、図14は、当該仮想的な立体像の斜視図である。図13,14は、経路530Cの内面が薄肉の管のように立体的に描かれたものであり、実際には、経路530Cは管状に構成されているわけではないが、プレート520Bの構成は、特に限定されない。
図10に示されるように、領域A2は、6個の排出口530bが正三角形状に配置された六つの領域Ad3に分けられる。そこで、図13,14に示されるように、経路530Cでは、導入経路Siが、1段目の分岐点pd1において、上記条件1〜4を満たすように、六つのブランチB1に分岐され、ブランチB1のそれぞれが、一つの領域Ad3内の9個の排出口530bに接続される。そして、三つのブランチB1のそれぞれが、2段目の分岐点pd2で、上記条件1〜4を満たすように、三つのブランチB2に分岐され(分岐数=3)、3段目の分岐点pd3で、上記条件1〜4を満たすように、二つのブランチB3に分岐される(分岐数=2)。すなわち、本実施形態では、1段目の分岐点pd1で分けられた六つのブランチB1のそれぞれが、3×2(=6)のブランチB3に分岐され、合計36のブランチB3の下流端のそれぞれに、排出口530bが設けられる。プレート520Bのうち、各ブランチB1〜B3を構成した部分が、ブランチ経路構成部521〜523である。なお、仮に、2段目の分岐点pd2で二つのブランチB2に分岐され(分岐数=2)、3段目の分岐点pd3で三つのブランチB3に分岐される(分岐数=3)とすると、上記条件2〜4を満たすことができない。
<第3実施形態>
本実施形態の構成も、上記他の実施形態と同様の構成を有している。よって、本実施形態によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。
図15は、第3実施形態の分流構造としてのプレート520D(520)の一部の排出側の面520bおよび当該面520bに設けられた排出口530bの平面図である。図16は、第3実施形態のプレート520D内に設けられた経路530D(530)の仮想的な立体像の平面図であり、図17は、当該仮想的な立体像の斜視図である。図16,17は、経路530Dの内面が薄肉の管のように立体的に描かれたものであり、実際には、経路530Dは管状に構成されているわけではないが、プレート520Dの構成は特に限定されない。
本実施形態では、面520bにおいて、正方形の単位形状の充填配置に基づいて排出口530bが配置されている。すなわち、排出口530bは、充填配置された正方形の頂点と重なる位置に配置されている。図15の例は、排出口530bの配置パターン2に該当する。
また、図15に示されるように、プレート520Dの面520bでは、合計16個の排出口530bが、外周において4個の排出口530bが並ぶ辺e4を有した正方形状の領域A4内に配置されている。当該領域A4は、図15に示されるように、4個の排出口530bが正方形状に配置された四つの領域Ad4に分けられる。
そこで、図16,17に示されるように、経路530Dでは、導入経路Siが、1段目および2段目の分岐点pd1,pd2において、上記条件1〜4を満たすように、四つのブランチB2に分岐され、一つのブランチB2が、一つの領域Ad4内の4個の排出口530bに接続される。そして、四つのブランチB2のそれぞれが、3段目および4段目の分岐点pd3,pd4において、上記条件1〜4を満たすように、それぞれ二つのブランチB3,B4に分岐される(分岐数=2)。すなわち、本実施形態では、1段目および2段目の分岐点pd1,pd2で分けられた四つのブランチB2のそれぞれが、2(=4)のブランチB4に分岐され、合計16のブランチB4の下流端のそれぞれに、排出口530bが設けられる。プレート520Dのうち、各ブランチB1〜B4を構成した部分が、ブランチ経路構成部521〜524である。
<第2変形例>
本変形例の構成も、上記他の実施形態や変形例と同様の構成を有している。よって、本変形例によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。
本変形例は、図15に示される第3実施形態のプレート520Dと同じ排出口530bが設けられたプレートにおける別の経路530Eの構成例である。図18は、本変形例のプレート内に設けられた経路530E(530)の仮想的な立体像の平面図であり、図19は、当該仮想的な立体像の斜視図である。図18,19は、経路530Eの内面が薄肉の管のように立体的に描かれたものであり、実際には、経路530Eは管状に構成されているわけではないが、プレート520Dの構成は、特に限定されない。
図18,19に示されるように、経路530Eでは、導入経路Siが、1段目の分岐点pd1において、上記条件1〜4を満たすように、四つのブランチB1に分岐され(分岐数=4)、さらに、当該四つのブランチB1が、2段目の分岐点pd2において、上記条件1〜4を満たすように、それぞれ四つのブランチB2に分岐される(分岐数=4)。すなわち、本変形例では、導入経路Siが4(=16)のブランチB2に分岐され、合計16のブランチB2の下流端のそれぞれに、排出口530bが設けられる。プレート520Dのうち、各ブランチB1,B2を構成した部分が、ブランチ経路構成部521,522である。
<第4実施形態>
本実施形態の構成も、上記他の実施形態と同様の構成を有している。よって、本実施形態によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。
図20は、第4実施形態の分流構造としてのプレート520F(520)の一部の排出側の面520bおよび当該面520bに設けられた排出口530bの平面図である。図21は、第4実施形態のプレート520F内に設けられた経路530F(530)の仮想的な立体像の平面図であり、図22は、当該仮想的な立体像の斜視図である。図21,22は、経路530Fの内面が薄肉の管のように立体的に描かれたものであり、実際には、経路530Fは管状に構成されているわけではないが、プレート520Fの構成は、特に限定されない。
本実施形態では、面520bにおいて、正三角形の単位形状の充填配置に基づいて排出口530bが配置されている。すなわち、排出口530bは、充填配置された正六角形の頂点と重なる位置に配置されている。図20の例は、排出口530bの配置パターン3に該当する。
図20に示されるように、プレート520Fの面520bでは、合計6個の排出口530bが配置されている。そこで、経路530Fでは、導入経路Siが、1段目の分岐点pd1において、上記条件1〜4を満たすように、六つのブランチB1に分岐され(分岐数=6)、六つのブランチB1の下流端のそれぞれに、排出口530bが設けられる。プレート520Fのうち、ブランチB1を構成した部分が、ブランチ経路構成部521である。
<第3変形例>
本変形例の構成も、上記他の実施形態や変形例と同様の構成を有している。よって、本変形例によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。
本変形例は、図20に示される第3実施形態のプレート520Fと同じ排出口530bが設けられたプレートにおける別の経路530Gの構成例である。図23は、本変形例のプレート内に設けられた経路530G(530)の仮想的な立体像の平面図であり、図24は、当該仮想的な立体像の斜視図である。図23,24は、経路530Gの内面が薄肉の管のように立体的に描かれたものであり、実際には、経路530Gは管状に構成されているわけではないが、プレート520Fの構成は、特に限定されない。
図23,24に示されるように、経路530Gでは、導入経路Siが、1段目の分岐点pd1において、上記条件1〜4を満たすように、三つのブランチB1に分岐され(分岐数=3)、さらに、当該三つのブランチB1が、2段目の分岐点pd2において、上記条件1〜4を満たすように、それぞれ二つのブランチB2に分岐される(分岐数=2)。すなわち、本変形例では、導入経路Siが3×2(=6)のブランチB2に分岐され、合計6のブランチB2の下流端のそれぞれに、排出口530bが設けられる。プレート520Fのうち、各ブランチB1,B2を構成した部分が、ブランチ経路構成部521,522である。なお、仮に、1段目の分岐点pd1で二つのブランチに分岐され(分岐数=2)、2段目の分岐点pd2で三つのブランチに分岐される(分岐数=3)とすると、上記条件2〜4を満たすことができない。
<第5実施形態>
本実施形態の構成も、上記他の実施形態と同様の構成を有している。よって、本実施形態によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。
図25は、本実施形態の分流構造を有したノズル520Hの断面の模式的かつ例示的な斜視図である。
図25に示されるように、ノズル520Hは、全体として円筒状に構成されており、天壁520c、側壁520d、底壁520e、および隔壁520fを有する。側壁520dは、円筒状に構成され、側壁520dの軸方向に沿って、いずれも円板状の天壁520c、複数の隔壁520f、および底壁520eが、略一定の間隔で設けられている。ノズル520H内では、天壁520cおよび底壁520eは、ノズル520Hおよび側壁520dの軸方向(Z方向)の端部に位置されている。天壁520c、側壁520d、および底壁520eは、軸方向と交差する方向(直交方向)に延びている。天壁520c、複数の隔壁520f、および底壁520eのうち互いに隣接する二つと側壁520dとで囲まれた複数の室520gが設けられている。室520gは、軸方向と交差する方向(直交方向)に延びた、偏平な円筒状の空間である。天壁520cには、導入口530aが設けられ、底壁520eには、複数の排出口530bが設けられている。排出口530bは、上述した排出口530bの配置パターンのいずれかで配置されている。隔壁520fには、軸方向に延びた円筒状の貫通孔530cが設けられている。貫通孔530cは、隔壁520fの両側の室520gを接続している。底壁520eに近いほど、隔壁520fに設けられる貫通孔530cの数が多い。このような構成のノズル520Hにあっては、導入口530aと複数の排出口530bとの間に、複数の室520gと貫通孔530cとが交互に直列に配置された経路が設けられる。経路は、複数の貫通孔530cにおいて分岐され、排出口530bに近付くほど、貫通孔530cの数、すなわち経路の分岐数が多い。
導入口530a、排出口530b、および貫通孔530cは、いずれも、ノズル520Hおよび側壁520dの軸方向(Z方向)に沿って平行にかつ直線状に延びている。また、導入口530aおよび貫通孔530cが軸方向に重なっている部分は無く、軸方向と直交する方向にオフセットしている。したがって、導入口530aおよび貫通孔530cから室520g内に流入したガス(流体)は、室520g内で、隔壁520fに沿う方向、すなわち、軸方向と交差する方向に流れ、その後、下流側の隔壁520fに設けられた貫通孔530cまたは底壁520eに設けられた排出口530bから室520g外へ流出する。貫通孔530cおよび排出口530bの3次元の位置は、上記実施形態および変形例の下流区間Sdの位置と同じに設定することができる。
このような構成のノズル520Hにあっては、導入口530aは、導入経路Siの一例であり、貫通孔530cは、下流区間Sdの一例であり、室520gは、上流区間Suの一例であり、Z方向は第一の方向の一例であり、貫通孔530cの下流端は、分岐点の一例であると言える。各ブランチBにおいて、上流区間Suは複数の下流区間Sdについて共用されている。ノズル520Hには、室520gおよび貫通孔530cを構成するブランチ経路構成部521〜527が設けられている。
本実施形態にあっては、上記条件2〜4は満たされていないものの、上記条件1は満たされており、かつ、排出口530bの配置パターンの1〜3のいずれかを適用できる。よって、本実施形態によっても、条件1に基づく効果、すなわち、第一の方向diと第二の方向doとが交差していることによる効果、具体的には、複数の貫通孔530cまたは排出口530bにおける流量の差が減る効果が、得られやすい。
<第4変形例>
本変形例の構成も、上記他の実施形態や変形例と同様の構成を有している。よって、本変形例によっても、当該同様の構成に基づく同様の作用および結果(効果)が得られる。
図26は、第4変形例の分流構造としてのプレート520I(520)の一部の排出側の面520bおよび当該面520bに設けられた排出口530bの平面図である。図10と比較すれば明らかとなるように、本変形例のプレート520Iは、第2実施形態のプレート520Bと同様の排出口530bが設けられている。しかし、本変形例では、中央の六つの排出口530b1が、中心方向(径方向)に延びた長穴状であり、他の円形の排出口530bよりも大きい。すなわち、プレート520Iには、開口面積が異なる複数の排出口530b,530b1が設けられている。本変形例にあっては、排出口530b1に繋がるブランチの流路抵抗(圧力損失)が、排出口530bに繋がるブランチの流路抵抗(圧力損失)よりも小さいため、当該排出口530b1から排出されるガス(流体)の流量が、排出口530bから排出されるガス(流体)の流量よりも多くなる。このように、開口面積が異なる排出口530b,530b1を設けることにより、面520bの場所によるガス(流体)の流量を変化させ、適宜な流量の分布を得ることが可能になる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、実施形態の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、角度、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
例えば、分流構造や、流体通路装置は、半導体製造装置以外の装置に用いることができるし、単体で使用することもできる。また、分流構造や、流体通路装置は、気体の他、液体や、プラズマ、混相流、ゲル、粉末を含む気体、流動性を有した固体等にも適用可能である。これらのような流動性を有した物体を、流体と称する。また、経路のスペックは、種々に変更して実施することが可能である。例えば、流路断面は円形状には限定されない。また、上記開示された経路および分流構造は、互いに組み合わせられたり、並列あるいは直列に組み合わせられたりすることにより、より大きな経路や分流構造が構成されうる。また、経路は、流体の経路には限定されず、電気信号や、高周波信号、電磁波等の経路であってもよい。また、排出口が設けられる端面は、曲面状であってもよい。この場合、例えば、一方向から見た場合に図3〜5の正多角形の充填配置が得られ、端面は図3〜5の紙面に沿う方向に対して傾斜していたり、曲面であったりしてもよい。
520…プレート(分流構造)、520H…ノズル(分流構造)、520b…面(端面)、52i…導入経路構成部、521〜527…ブランチ経路構成部、530…経路、530b…排出口、540…絞り部、A1…領域(六角形状の領域)、A2…領域(正六角形状の領域)、A4…領域(正方形状の領域)、B(B1〜B5)…ブランチ(ブランチ経路)、di…第一の方向、do…第二の方向、Si…導入経路、Su…上流区間、Sd…下流区間。

Claims (10)

  1. 第一の方向に延びた導入経路が設けられた導入経路構成部と、
    複数のブランチ経路構成部であって、前記ブランチ経路構成部には複数の並列なブランチ経路が設けられ、前記ブランチ経路には前記第一の方向と交差した第二の方向に延びた上流区間と前記第一の方向に延びた下流区間とを含み、前記ブランチ経路は前記導入経路または上流の前記ブランチ経路に連なり、前記ブランチ経路構成部のそれぞれにおいて前記ブランチ経路の上流にある前記上流区間の数が同じであり、下流の前記ブランチ経路構成部ほど前記下流区間の数が多い、ブランチ経路構成部と、
    を備えた、分流構造。
  2. 前記ブランチ経路構成部には、複数の前記上流区間が、前記第一の方向から見て略一定の角度間隔で設けられ、
    前記ブランチ経路構成部のそれぞれに含まれる前記複数のブランチ経路の長さが、略同一である、請求項1に記載の分流構造。
  3. 前記ブランチ経路の下流の排出口が露出した端面を有し、
    前記端面において、前記排出口は、前記第一の方向から見て平面内に充填された複数の正多角形の頂点と重なる位置に配置された請求項2に記載の分流構造。
  4. 前記端面において、前記排出口は、前記第一の方向から見て平面内に充填された複数の正三角形の頂点と重なる位置に配置され、
    前記排出口は、4つの前記排出口による辺と5つの前記排出口による辺とが交互に並ぶ6辺を有した六角形状の領域内に配置された、請求項3に記載の分流構造。
  5. 前記端面において、前記排出口は、前記第一の方向から見て平面内に充填された複数の正三角形の頂点と重なる位置に配置され、
    前記排出口は、4つの前記排出口による6辺を有した正六角形状の領域内で、中央の1点を除く位置に配置された、請求項3に記載の分流構造。
  6. 前記端面において、前記排出口は、前記第一の方向から見て平面内に充填された複数の正三角形の頂点と重なる位置に配置され、
    前記排出口は、3つの前記排出口による6辺を有した正六角形状の領域内で、中央の1点を除く位置に配置された、請求項3に記載の分流構造。
  7. 前記端面において、前記排出口は、前記第一の方向から見て正六角形の頂点と重なる位置に配置された、請求項3に記載の分流構造。
  8. 前記端面において、前記排出口は、前記第一の方向から見て平面内に充填された複数の正方形の頂点と重なる位置に配置され、
    前記排出口は、4つの前記排出口による4辺を有した正方形状の領域内に配置された、請求項3に記載の分流構造。
  9. 前記端面における開口面積が異なる複数の前記排出口が設けられた、請求項3〜8のうちいずれか一つに記載の分流構造。
  10. 前記下流区間に、下流端に向かうにつれて断面積が漸減する絞り部が設けられた、請求項1〜9のうちいずれか一つに記載の分流構造。
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