JP2017164331A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】バランサー内部に高比重の無機粒子を内包し、粘性流体を略満水とすることで、効率よくアンバランス解消動作をおこなうことができる洗濯機を提供する。
【解決手段】弾性的に吊り下げ支持された水槽3内に位置する洗濯槽の上部13および下部またはそのどちらか一方に環状容器14aからなるバランサー14と、前記バランサー14の環状容器内に粘性流体と前記粘性流体より比重の高い無機粒子とを分散させた状態の粘性流体を略満水状態に封入することにより、洗濯機は、バランスよく稼動する。
【選択図】図1
【解決手段】弾性的に吊り下げ支持された水槽3内に位置する洗濯槽の上部13および下部またはそのどちらか一方に環状容器14aからなるバランサー14と、前記バランサー14の環状容器内に粘性流体と前記粘性流体より比重の高い無機粒子とを分散させた状態の粘性流体を略満水状態に封入することにより、洗濯機は、バランスよく稼動する。
【選択図】図1
Description
本発明は、洗濯物を収容して回転可能な洗濯槽を備え、水槽内で洗濯物の洗い、すすぎ、脱水を行う縦型式洗濯機に関する。
一般的に、垂直方向に回転軸を有する縦型式の自動洗濯機の脱水工程において、洗濯物が水槽内で不均一な状態、すなわちアンバランスな状態になる場合がある。その結果、脱水中に回転軸には偏った力が加わり、振動が発生する。振動の振幅は、回転する洗濯槽の回転速度の2乗に比例して増大する。その振動のために、洗濯機自身が移動する、また、騒音が激しいために、ある回転速度以上では運転することができなくなるなどの問題が発生する。
洗濯物のアンバランスによる振動を低減するために、洗濯槽にバランサーが設けられており、内包する流体の比重が高いほど、より効率よくアンバランスを補正することができる。
高比重の粘性流体を内包したバランサーは、比重1の水よりもさらに密度の高い水溶液を使用することで、偏心荷重を生じさせるアンバランス体(洗濯物の偏り)に対して自動的に高比重の粘性流体がアンバランスを打ち消す位置に移動する力学現象を利用したバランス装置である(例えば、特許文献1)。
特許文献1においては、弾性的に吊り下げ支持された水槽内に位置する洗濯槽の上部と下部に中空閉管路よりなるバランサーを設け、上部バランサーに封入する上部流体よりも吊り下げ部の重心近傍に位置する下部バランサーに封入する流体の比重を重くし、下部バランサーによる振動を改善する。
しかしながら、従来の構成では、粘性流体内に溶解しない無機粒子を分散剤で分散させ、封入した粘性流体を用いて高比重を確保している。
しかし、脱水工程時に遠心力がこの無機粒子に加わることで、粘性流体と無機粒子が分離し、分離した無機粒子がバランサーの環状容器内の外周面に堆積し、バランサー内の高比重流体の比重を変化させることとなる。
その結果、一度脱水した後に再度、脱水した場合には、高比重の流体ではなく、堆積した無機粒子分の質量が減量した状態の流体となり、アンバランスを打消す補正量が少なくなってしまうという課題がある。
さらに、粘性流体に溶解しない無機粒子は、沈降速度が遅くなるように分散剤で分散されているものの、環状容器内で長時間経過することで必ず沈降し、底面に堆積することとなる。その際、バランサーの環状容器内面に共振防止を目的とした仕切り板が複数個設けられており、無機粒子が沈降した際にこの仕切り板の間に堆積することで、さらに無機粒
子が、脱水後に再分散することを妨げることとなる。
子が、脱水後に再分散することを妨げることとなる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、無機粒子の堆積を防止するとともにバランサーの共振を極力抑制し、効率よくアンバランス解消動作をおこなうことができる縦型式自動洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、弾性的に吊り下げ支持された水糟内に位置する洗濯槽の上部および下部またはそのどちらか一方に環状容器からなるバランサーと、前記バランサーの環状容器内に粘性流体と前記粘性流体より比重の高い無機粒子とを分散させた状態の粘性流体を略満水状態に封入したものである。
これにより、分散状態とさせた比重の高い無機粒子が、洗濯槽内部にある洗濯物のアンバランスを打ち消す位置にバランサー内を移動することができ、さらに略満水状態に封入することで、バランサーの共振を抑制し、安定したアンバランスの補正をおこなうバランサーを構築できる。
本発明の洗濯機は、バランサー内部に高比重の無機粒子を封入し、その無機粒子が常に分散状態で、アンバランスを打ち消す方向へ移動することができ、略満水状態に封入することで、バランサーの共振を抑制することができ、より効率よく安定的にアンバランス解消動作をおこなうことができる。
第1の発明の洗濯機は、弾性的に吊り下げ支持された水糟内に位置する洗濯槽の上部および下部またはそのどちらか一方に環状容器からなるバランサーと、前記バランサーの環状容器内に粘性流体と前記粘性流体より比重の高い無機粒子とを分散させた状態の粘性流体を略満水状態に封入したものである。
この構成により、環状容器内に高比重の無機粒子と粘性流体とが分散状態となって、略満水状態で封入されることで、脱水中にドラム内の衣類によるアンバランスを打ち消す方向(位置)へ、粘性流体中の無機粒子が移動することでアンバランスを補正し、ドラムおよび水槽の振動を抑制することができる。さらに略満水状態に粘性流体を封入することで、環状容器内の粘性流体が低粘性であっても、共振による粘性流体のスロッシング動作(容易に急速な移動)を抑制することができる。その結果、無機粒子の移動が容易な低粘性流体であっても略満水に収容することでバランサーの共振を抑制するとともに、アンバランスの補正を内部に収容した高比重の無機粒子で打ち消すことができ、安定したバランサーとして機能させることができる。
第2の発明は、第1の発明の構成に加え、前記バランサーは、環状容器内面が空洞を構成したものである。
この構成により、環状容器内に比重の高い無機粒子および粘性流体の移動を妨げる突起体(例えば、仕切り板、隔壁、凹部および凸部)などを設けないことで、無機粒子の移動が容易にできるとともに前記突起体に無機粒子が堆積または沈降することで移動できない状態を防止することができる。さらに略満水状態に粘性流体を封入することで、前記突起体などの粘性流体の移動を妨げる機能を設けない状態であっても、共振によるスロッシングなどの振動を抑制することができる。
第3の発明は、または第2の発明いずれか1つの構成に加え、前記環状容器内に封入した略満水状態とは、前記環状容器内部が前記粘性流体の高温時の膨張係数から考慮した空間のみ残した略満水状態としたものである。
この構成により、粘性流体が高温時に膨張しても環状容器内で粘性流体が収容でき、バランサーとしての機能を確保できるものである。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれか1つの構成に加え、前記無機粒子は、酸化鉄粒子であり、前記粘性流体は塩化カルシウム水溶液または塩水としたものである。
この構成により、粘性流体中の無機粒子の分散状態を確保でき、バランサー機能を継続的に確保できるものである。
第5の発明は、第1乃至第4の発明において、前記無機粒子は、粒子径がサブミクロン(50μm)径以下としたものである。
この構成により、更に無機粒子の分散状態を良好に確保でき、バランサー機能の確保が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における洗濯機の側面断面図である。洗濯機本体1の内側には、有底円筒状の水槽3が収容されている。水槽3は、サスペンション装置2によって洗濯機本体1の4つの角部分から弾性的に支持されている。水槽3の内部には、有底円筒状の洗濯槽4が収容されている。洗濯槽4は、水槽3の底面中央に回転可能なように回転軸7により支持され、回転軸7は水平に構成されている。なお、回転軸7は、上面側から底面側に向けて垂直またはやや傾斜して配置されていてもよい。
図1は実施の形態1における洗濯機の側面断面図である。洗濯機本体1の内側には、有底円筒状の水槽3が収容されている。水槽3は、サスペンション装置2によって洗濯機本体1の4つの角部分から弾性的に支持されている。水槽3の内部には、有底円筒状の洗濯槽4が収容されている。洗濯槽4は、水槽3の底面中央に回転可能なように回転軸7により支持され、回転軸7は水平に構成されている。なお、回転軸7は、上面側から底面側に向けて垂直またはやや傾斜して配置されていてもよい。
また、図1に示すように、洗濯機本体1の内部で水槽3の下方には、洗濯槽4を回転駆動するための駆動モータ6が取り付けられている。駆動モータ6の回転駆動は、洗濯槽4との回転軸7と直結された状態で伝達される。これにより、駆動モータ6が洗濯槽4を回転駆動する。
洗濯槽4の内部には、洗濯物18を洗濯する際に機械力を洗濯物18に加えるパルセータ5が設けられている。洗濯工程では洗濯槽4が回転せずに、パルセータ5のみが回転するように回転軸7で切り替えをおこない、脱水工程では、洗濯槽4とパルセータ5が同時に同じ回転をするように回転軸7が切り替えをおこなっている。
さらに、給水弁8は、洗濯槽4内に水を供給するものであり、洗濯槽4内に洗濯水を貯めるために動作する。また、排水弁10は、脱水工程時に洗濯槽4内に貯められた水を排
水するもので、脱水工程中は常に開状態としている。
水するもので、脱水工程中は常に開状態としている。
洗濯槽4の上部13には、バランサー14が設けられている。バランサー14は、環状容器14aとその環状容器14a内に収容される粘性流体14bを設けた構造としている。このバランサー14は、洗濯槽4内の洗濯物18に偏荷重であるアンバランスを発生した際、脱水回転時にアンバランスを打ち消す方向へ粘性流体14bが移動することで、洗濯槽4および水槽3の振動を抑制する。
図2(a)は、実施の形態1における洗濯機のバランサー14の上部から見た上面断面図、図2(b)は、バランサー14の側面部を見た側面断面を示す図である。バランサー14は、洗濯槽4上部13に配置された環状容器14aと、環状容器14a内に貯留される粘性流体14bと環状容器14a内を移動可能な粘性流体14bに溶解しない無機粒子14cとを有している(例えば、ここでは酸化鉄粒子である)。リング状となる環状容器14aは、回転軸7と軸線を一致するように設置されている。
環状容器14aは、分散剤を粘性流体14bに添加することで、常に無機粒子14cを分散状態とすることで、無機粒子14cが安定した状態で環状容器14a内を粘性流体14bと均一に混ざりあっていることで、高比重の流体を維持する構成としている。
ここで高比重とは、一般的にバランサーに使用されている粘性流体の比重は、水では1、塩水では1.14、塩化カルシウム水溶液では1.34であり、その比重よりも高く、比重が高いほどバランサーの補正性能が向上することからおおよそ比重1.8〜3.0程度を高比重としている。
従って、ここでは、塩化カルシウム水溶液を粘性流体として、比重1.34と酸化鉄を無機粒子として、比重5.3とした場合、粘性流体の質量100に対して約53%の比率の無機粒子を封入することで、比重が約1.8程度となる。
ここでは、比重を1.8程度としているが、質量比率を変えることや無機粒子の比重が高い金属粒子を用いることでより高い比重の溶液ができる。
本実施の形態1では、粘性流体14bは、低粘性で温度変化による粘性変化が小さく、引火性の無い塩化カルシウム水溶液を用いている。より詳細には、4cSt程度の塩化カルシウム水溶液であって、マイナス30℃でも凍らないものを用いている。なお、他の粘性のある流体で、低粘性で温度変化が小さく、引火性の無いものであれば同様の効果が得られることから、塩化カルシウム水溶液の他に、水、塩水、シリコンオイル等の油類が使用可能であるが、これらに限定するものではない。
また、不凍液とは、温度が零度以下の場合に凍結しない状態であり、ここでは水以外の水溶液では、塩化カルシウム水溶液、塩水、シリコンオイルは不凍液に該当する。また、洗濯機本体の使用環境において、零度以下になるような場合に用いられ、零度以上の環境では、凍結しないことから水も使用される。従って、使用環境や仕向け地に応じて粘性流体は選択されるものである。
無機粒子14cは、比重が5.3程度の酸化鉄粒子を用いてここでは説明しているが、酸化鉄粒子のように比重が高く、粒子径が約1μm程度からサブミクロン(約50μm)程度のもので、粘性流体に溶解せず、分散剤により粘性流体14bの中を分散状態で安定して存在するものであれば、他のものであってもよい。
分散状態を保持するには、沈降速度をより遅くすることで実現が可能である。下記の沈
降速度の算出式で表すことができる。
降速度の算出式で表すことができる。
Vp=g・(ps−p)・d2/18・μ・・・・・(1)
Vpは沈降速度、gは重力加速度、psは無機粒子14cの比重、pは粘性流体14bの比重、dは無機粒子14cの粒子径、μは粘性流体14bの粘度である。沈降速度Vpが粒子径dの二乗に比例していることから、粒子径がより小さいものが、沈降速度を遅くし、分散状態を安定化することができる。
Vpは沈降速度、gは重力加速度、psは無機粒子14cの比重、pは粘性流体14bの比重、dは無機粒子14cの粒子径、μは粘性流体14bの粘度である。沈降速度Vpが粒子径dの二乗に比例していることから、粒子径がより小さいものが、沈降速度を遅くし、分散状態を安定化することができる。
図2(b)は、環状容器14aの側面断面図を示し、粘性流体14bおよび無機粒子14cを含む環状容器14a内は、無機粒子14cが安定した分散状態で存在している。
次に、図3(a)は、本発明の実施の形態1における洗濯機の環状容器14aの上面断面図を示し、洗濯槽4内にアンバランス15が存在する場合、脱水工程で洗濯槽4が定常回転している際、環状容器14a内の粘性流体14bは略満水であるために、環状容器14a内をほぼ均一な状態で存在しており、無機粒子14cのみがアンバランス15の位置に対して反対方向の位置に偏る状態を示している。
環状容器14a内の無機粒子14cが、略満水状態の粘性流体14b内を、ほぼ均一の分散状態からアンバランス15を打ち消す方向に、偏り移動する。この時、全ての無機粒子14cが集まる状態ではなく、アンバランス15を打ち消す量がアンバランス15の反対方向に集まり、三日月状の形状で偏る。その後、遠心力により、無機粒子14cがその状態で保持され、アンバランス15による洗濯槽4の振動は、無機粒子14cの移動により徐々に振動が低減されることとなる。
その後、脱水工程が終了し、停止する際に洗濯槽4はブレーキ動作により、環状容器14aは、加振され、その際に無機粒子14cおよび粘性流体14bは、回転方向へより移動することで、無機粒子14cが粘性流体14b内で分散方向へ拡散される。これは、粘性流体14bが略満水であることで、無機粒子14cがアンバランス15の反対側に集まっている場合でも、常に粘性流体14bに浸された状態となっているため、少ない加振力で無機粒子14cが移動することができる。
さらに、脱水終了後に洗濯槽4を脱水起動時のように緩やかに回転させることで、分散状態はさらに進行し、環状容器14a内の粘性流体14b内で無機粒子14cはほぼ分散状態に戻ることができる。
図3(b)は、環状容器14aの側面断面図を示し、粘性流体14bおよび無機粒子14cを含む環状容器14a内は、無機粒子14cが、脱水の定常回転時にアンバランス15の位置と反対側に集まっている状態を示している。
図6(a)は、従来の洗濯機に搭載のバランサー20の上面断面図を示す。従来の洗濯機に搭載のバランサー20内には、粘性流体20bがほぼ内容積の約50〜60%程度が封入されている。さらにバランサー20内には、粘性流体20bが共振時に急激な移動および振動(スロッシング)を発生させないように粘性流体20bを移動抑制する突起体20c(仕切り板)を設けている。
この突起体20cにより、バランサー20は、脱水起動時における共振振動およびスロッシングを防止し、安定した起動および定常回転動作をおこなうことができる。
図6(b)は、従来の洗濯機に搭載のバランサー20の側面断面図を示す。粘性流体20bは約内容積の約50〜60%程度の容量が封入されている。さらに環状容器20aの
円周に突起体20c(仕切り板)を複数設け、粘性流体20bの移動を抑制している。ここでは、突起体20cの形状を環状容器20aの外周側の高さを高くし、内周側を低くしている。これは、脱水回転時に粘性流体20bが遠心力により外周側に移動するため、外周側での回転方向への移動を抑制するために高さを変えている。
円周に突起体20c(仕切り板)を複数設け、粘性流体20bの移動を抑制している。ここでは、突起体20cの形状を環状容器20aの外周側の高さを高くし、内周側を低くしている。これは、脱水回転時に粘性流体20bが遠心力により外周側に移動するため、外周側での回転方向への移動を抑制するために高さを変えている。
また、図6(c)は、バランサー20内の突起体21の形状が、外周面の面積が大きく、低面側の形状が半円状にしたものを示している。
ここでは、図6(a)および(b)に示す突起体形状及び複数設けることを示しているが、粘性流体20bの移動を抑制する(スロッシング防止)ために設けた形状及び数量であれば、この形状および数量に限るものではない。
次に、図5(a)は、従来の洗濯機に搭載のバランサー20の環状容器20a内に粘性流体20bに分散剤を用いて無機粒子20dを分散させるように封入したものを上面断面図として示している。ここでは、分散状態にある無機粒子20dが円周状に複数設けられた突起体20cにより仕切られた中にそれぞれ存在していることを示している。
図5(b)は、従来の洗濯機に搭載のバランサー20の環状容器20a内に粘性流体20bに分散剤を用いて無機粒子20dを分散させるように封入したものを側面断面図として示している。さらに粘性流体20bが突起体20cよりも上部に位置するため突起体20cに仕切られない状態で円周状接続されている部分に位置している無機粒子20eを示している。
図5(c)は、図5(b)に示すバランサー20の環状容器20a内の突起体21(仕切り板)の形状を変えた側面断面図を示している。突起体21の形状は、外周面側の幅を広げた形状で内周面の底部は半円周状の形状としたものである。この時、長時間放置したことにより、無機粒子20dは、バランサー20の底面に沈降している状態である。
図5(d)は、従来の洗濯機に搭載のバランサー20の環状容器20a内に粘性流体20bに分散剤を用いて無機粒子20dを分散させるように封入し、その状態で脱水回転による遠心力が加わった状態を示す側面断面図である。この遠心力が加わった状態では、粘性流体20fが環状容器20aの外周面に偏り、さらにその外側に比重の高い無機粒子20dが偏る状態となることを示す側面断面図である。
図5(e)は、従来の洗濯機に搭載のバランサー20の環状容器20a内に粘性流体20bに分散剤を用いて無機粒子20hを分散させるように封入し、その状態で脱水回転による遠心力が加わった状態から脱水を停止した状態を示す側面断面図である。この遠心力が加わった後に脱水停止した状態では、粘性流体20gが環状容器20aの水平面にほぼ約50〜60%の状態で安定し、比重の高い無機粒子20dは、脱水時に外周面に偏った状態でほぼ移動せずに偏る状態となることを示す側面断面図である。
図5(d)に示すように、無機粒子20dが、遠心力で環状容器20aの外周側に偏る場合、環状容器20a内の外周側に高くなっている突起体21の外周側に無機粒子20dが堆積し、移動できない状態となる。その後、図5(e)に示すように、脱水工程が終了し、ブレーキをかけることで加振力が加わり無機粒子20dと粘性流体20gが水平面に移動するが、突起体21により隣の空間への移動が抑制される。従って、比重の高い無機粒子20dが、同じ突起体21の内部から隣の突起体部分に移動できなくなり、無機粒子20dが留まり、ブレーキによる加振力では、分散安定への再分散が容易にできなくなる。
従って、図3(a)および(b)に示すように、本発明の実施の形態1における環状容器14a内に、突起体20cなどを設けることがないため、無機粒子14cが容易に粘性流体14b内を移動することができる。さらに粘性流体14bを略満水状態に環状容器14aに封入することで突起体20cなどが無くとも粘性流体の共振であるスロッシングを抑制することができる。その結果、アンバランス15などの偏りを環状容器14aの構成によって打消すことができ、洗濯機本体1の振動を低減することができる。
以上のように構成された洗濯機のバランサー14を搭載した洗濯機について、以下、その動作を図1〜図4に基づいて説明する。
図1において、洗濯機が排水後に脱水を行う場合、洗濯槽4の上部13の位置にバランサー14を備え、制御部11は、駆動モータ6に駆動電圧を印加させる。制御部11は、駆動モータ6を低速回転から高速回転に移行させ、洗濯槽4の回転速度を徐々に上昇させる。
その際、脱水回転上昇時にバランサー14内の粘性流体14bおよび無機粒子14cが洗濯槽4内のアンバランスに応じてアンバランスを打ち消す方向に移動することで洗濯槽4の振動を抑制する。
本実施の形態では、駆動モータ6は、永久磁石同期モータを用いており、駆動モータ6のロータ位置を検知する。これにより、駆動モータ6の脱調を防止することで、安全、かつ高速に回転速度を上昇させることができる。
次に、実施の形態1における洗濯機の高比重のバランサー14の動作を説明する。洗濯槽4が停止状態では、図2(a)に示すように、分散剤を添加した粘性流体14bと無機粒子14cが分散剤によって粘性流体14b中に均一に分散している状態で安定している。ここでは、粘性流体14bがa内に略満水状態で封入されていることで、バランサー14全体ではアンバランスがほぼ無い状態となっている。
また、ここでは、粘性流体14bを塩化カルシウム水溶液とし、比重は1.34であり、無機粒子14cは、酸化鉄であるとし、比重は5.3である場合に、粘性流体14bと無機粒子14cが混在したコロイド溶液での比重が1.8以上となっているものとする。
このコロイド溶液状態での無機粒子14cの分散状態は平面上だけではなく、図2(b)に示すように、側面断面図に示すように、バランサー14の上部方向および下部方向においてもほぼ均一に無機粒子14cが分散している。
次に、図3(a)および(b)に示すように、洗濯物のアンバランス15が洗濯槽4内に存在する場合に、脱水回転を上昇していくと、共振回転数近傍で、洗濯槽4はアンバランス15により、大きく振動をする。
その際、その振動による加振力が洗濯槽4の上部に加わり、環状容器14a内の粘性流体14bは、略満水であるため、アンバランス15を打ち消す方向への動作はせず、内部に含まれる無機粒子14cが、アンバランス15を打ち消す方向(アンバランス15の位置と反対方向)へ集まり始める。
その後、さらに回転数が上昇し、共振回転数を通過すると、比重が高い無機粒子14cが、アンバランス15の偏荷重を打ち消す状態まで集まし、洗濯槽4の振動が小さくなることで、加振力が低下し、その低振動状態で維持される。
さらに回転数が上昇すると、遠心力により無機粒子14cが環状容器14aの内面外周側に押し付けられることでほぼ移動できない状態となり、その状態で脱水回転の定常回転数まで動作する。
図6(a)および(b)に示すように従来例にあるような粘性流体20bが環状容器20aの容積比で約50〜60%程度に封入されている場合、環状容器20a内に突起体20cが存在することで、粘性流体20bが容易に移動できないことで、共振時における自励振動によるスロッシング現象を抑制している。
さらに、アンバランス15が存在する場合には、容積比約50〜60%に封入した粘性流体20bそのものが、振動が大きくなると突起体20cを乗り越えてアンバランス15を打ち消す方向へ移動することで振動の抑制をおこなう動作をする。
図6(c)に示す突起体21の形状は、突起体20cの形状より面積を大きくすることで、より粘性流体20bの移動を抑制するものであり、自励振動の発生を抑制すると同時に振動抑制時の粘性流体20bの移動も抑制するため、共振時の自励振動と、定常回転時の振動抑制はトレードオフの関係を有しているが、使用する回転数、環状容器20aの大きさ、形状から最適な条件に合わせ込みをしている。
しかし、本発明の実施の形態のように突起体20cが無い環状容器14aで容積比約50〜60%程度の粘性流体14bが封入されている場合では、粘性流体14bが容易に移動することで、共振回転数の近傍では、粘性流体14bが急激に移動し、自励振動を発生することで、スロッシング現象により、洗濯槽4を大きく振動させる。その結果、脱水起動ができない状態となる。
しかし、本発明の実施の形態では、環状容器14a内の粘性流体14bが略満水で封入されていることで、容易に移動できないため、共振時に自励振動を抑制し、スロッシング現象を発生させないように振動を抑制することができ、本発明の実施の形態ではスロッシング現象による洗濯槽4の振動拡大は発生しない。従って、脱水起動をおこなうことができる。そのため、アンバランス15の打消す補正量を環状容器14a内の無機粒子14cがその働きをおこなうことで、アンバランスによる振動を抑制できる。
次に、図5(a)から(c)においては、従来例にあるバランサー20において、環状容器20a内に突起体20cである仕切り板が設けられ、粘性流体20bである塩化カルシウム水溶液が封入されており、容積比が約50〜60%で封入されおり、その従来のバランサー20の環状容器20a内に、無機粒子20dを封入した場合の上面断面図を示している。
この時、無機粒子20dは、粘性流体20bの中に分散剤を添加することで、安定した分散状態で維持されている。その結果、突起体20cが存在するなか無機粒子20dは、突起体20cの底部の高さを超える粘性流体20bとともに環状容器20aの全体に安定して分布している。この状態は、洗濯槽4が停止状態のときである。
次に図5(c)に示すように、長時間この状態で放置された場合には、突起体21の高さより底面に無機粒子20dが沈降するため、洗濯槽4の水平回転状態では、無機粒子20dが水平回転による粘性流体20bの流速のみでは、沈降した無機粒子20dを突起体21の仕切り板の高さを超えて、となりの突起体21で仕切られたところへ移動させることが難しい状態となる。
そのため、図5(d)に示すようにアンバランスを打ち消す状態で脱水動作中に、無機
粒子20dがアンバランスの位置と逆方向に偏った状態で、環状容器20aの外周側に粘性流体20fとともに偏り、比重の高い無機粒子20dがより外周側に偏っている。
粒子20dがアンバランスの位置と逆方向に偏った状態で、環状容器20aの外周側に粘性流体20fとともに偏り、比重の高い無機粒子20dがより外周側に偏っている。
この状態で脱水停止した場合、図5(e)に示すように、突起体21の仕切り板の高さよりも低い位置で無機粒子20dが底面に沈降しているために、停止時のブレーキによる加振力では、隣接する突起体21の高さを超えて、となりの空間へ移動することはできない。
図5(e)に示すような状態で、長期放置された場合では、突起体21の高さよりも低い状態に、無機粒子20dが沈降しているために、次の脱水起動をおこなう場合に、洗濯槽4内のアンバランス15の位置がどこにあるか分からない状態であり、そのアンバランス15と無機粒子20dの偏りが重なる位置にある場合、容易に突起体21を超えて無機粒子20dが移動することができないために、洗濯槽4内にあるアンバランス15の状態に応じて無機粒子20dが移動できす、洗濯槽4は大きな振動を発生する。
このため、図5(a)〜(e)に示す従来例のように、突起体20cおよび21が存在する環状容器20aに無機粒子20dを封入する場合では、長期放置した後に使用する条件で、アンバランスを打ち消す方向へ無機粒子20dおよび20hを移動することができず、バランサー20のバランシング動作機能を満足できない状態となる。その結果、洗濯機本体1のバランサー20として使用することができない。
しかしながら、図3(a)および(b)に示すように、本発明の実施の形態では、突起体20cおよび21を設けないことおよび粘性流体14bを略満水状態にすることで、無機粒子14cを容易に移動させることができる。さらに突起体20cおよび21を設けていないことで粘性流体14bの共振回転数における自励振動によるスロッシング現象を略満水とすることで抑制できる。安定した振動抑制をおこなうことができる。
(実施の形態2)製品の構成
実施の形態2を図4(a)および図4(b)に基づいて説明する。なお、実施の形態1と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2を図4(a)および図4(b)に基づいて説明する。なお、実施の形態1と同一部品は同一符号を付して説明を省略する。
図4(a)は、環状容器14a内の形状が外周面側を底部から上面にかけて傾斜を設けた構造とした環状容器14aの側面断面図、図4(b)は、環状容器14aの内周空間路の形状が真円状では無い形状で、突起体20cなどの形状を備えていない環状容器14aの上面断面図である。
図4(a)は、環状容器14aの内空間の外周面側の形状が底部から上部にかけて内周側に傾斜しており、脱水工程時に無機粒子14cおよび粘性流体14bの移動を妨げないように突起体20cなどを向けない構成とし、粘性流体14bおよび無機粒子14cの移動においては、突起体20c等が無く、粘性流体14bおよび無機粒子14cの動作を妨げる要因にならず、自由に環状容器14a内を移動できることから、実施の形態1と同様の動作および効果がある。
図4(b)は、環状容器14aの内周空間路の形状が真円状では無い形状で、突起体20cなどの形状を備えていないものである。従って、粘性流体14bおよび無機粒子14cが移動を妨げる構造物を有していないことで、粘性流体14bおよび無機粒子14cの移動においては実施の形態1と同様の動作および効果がある。
実施の形態2の構成においては、突起体20cのような粘性流体14bおよび無機粒子14cの移動の妨げにならなければ、図4(a)のような内側傾斜の形状や図4(b)の
ような真円では無い形状であってもよく、この限りにはない。
ような真円では無い形状であってもよく、この限りにはない。
本発明にかかる洗濯機は、起動時および定常時ともに振動を抑制でき、脱水時の振動を抑制することができることから、家庭用、業務用の洗濯機やクリーニング装置として有用である。
1 洗濯機本体
2 サスペンション装置
3 水槽
4 洗濯槽
5 パルセータ
6 駆動モータ
7 回転軸
8 給水弁
10 排水弁
11 制御部
13 洗濯槽の上部
14、20 バランサー
14a、20a 環状容器
14b、20b、20f 粘性流体(塩化カルシウム水溶液)
14c、20d、20e、20h 無機粒子(酸化鉄粒子)
15 アンバランス
20c、21 突起体(仕切り板)
2 サスペンション装置
3 水槽
4 洗濯槽
5 パルセータ
6 駆動モータ
7 回転軸
8 給水弁
10 排水弁
11 制御部
13 洗濯槽の上部
14、20 バランサー
14a、20a 環状容器
14b、20b、20f 粘性流体(塩化カルシウム水溶液)
14c、20d、20e、20h 無機粒子(酸化鉄粒子)
15 アンバランス
20c、21 突起体(仕切り板)
Claims (5)
- 弾性的に吊り下げ支持された水槽内に位置する洗濯槽の上部および下部またはそのどちらか一方に環状容器からなるバランサーと、前記バランサーの環状容器内に粘性流体と前記粘性流体より比重の高い無機粒子とを分散させた状態の粘性流体を略満水状態に封入したことを特徴とする洗濯機。
- 前記バランサーは、前記環状容器内面を空洞としたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
- 前記環状容器内に封入した略満水状態の粘性流体は、前記粘性流体の高温時の膨張係数から考慮した空間のみ残した略満水状態としたことを特徴とする請求項1または2記載のいずれかの洗濯機。
- 前記無機粒子は、酸化鉄粒子であり、前記粘性流体は塩化カルシウム水溶液または塩水としたことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の洗濯機。
- 前記無機粒子は、粒子径がサブミクロン(50μm)径以下であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の洗濯機。
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-
2016
- 2016-03-17 JP JP2016053347A patent/JP2017164331A/ja active Pending
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