JP2017148089A - 洗濯機 - Google Patents

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Toshinari Matsumoto
俊成 松本
明宏 細川
Akihiro Hosokawa
明宏 細川
英史 松井
Hidefumi Matsui
英史 松井
友弘 藤井
Tomohiro Fujii
友弘 藤井
公太 功刀
Kota Kunugi
公太 功刀
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Abstract

【課題】脱水槽底部に設置した流体バランサーの大きさを確保できないため、たとえ多重に構成しても補正力が小さく、脱水槽の底部に発生した大きなアンバランスを補正できないという課題があった。
【解決手段】そこで本発明は、洗濯兼脱水槽の底部43に下バランサー装置44を備え、下バランサー装置44は、円環状のバランサーケース44aと、バランサーケース44a内に収納され洗濯兼脱水槽34のアンバランスをその質量で補正する複数の転動体44bを有し、バランサーケースの底面44cを外周に向かって高くなるよう傾斜させたことにより、下バランサー装置44の補正力を向上させると共に共振回転数を越えるまでは傾斜の効果で転動体44bを内周側に存在させることにより転動体44bがアンバランス側に移動しても振動の悪化が小さくなるため脱水の起動から定常まで外槽33の振動を小さくすることができるというものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、洗濯機本体内に弾性的に支持した外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽内で洗濯物の洗い、すすぎ、脱水を行う洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、図11に示すように本体1と、この本体1にサスペンション2により防振支持される外槽3と、この外槽3内に回転自在に配された洗濯兼脱水槽4と、洗濯兼脱水槽4の上端部5及び底部6に設けた流体バランサー7を備え、前記流体バランサー7は中空閉管路を隔壁により径方向に多重に分割するとともに、底部の流体バランサーは少なくとも上端部の流体バランサーと同数以上の多重にするとともに、その高さを上端部の流体バランサーの高さより低くしたものである。
これにより洗濯兼脱水槽4の上端部5及び底部6に流体バランサー7を設けたこと、底部の流体バランサー7は少なくとも上端部5の流体バランサー7と同数以上の多重にしたことにより、全体の矯正力を上げると同時に、底部6の矯正力をあげることが可能となり、従来の流体バランサーの矯正力に比べ、全体の矯正力を向上させると共に、上端部5及び底部6の流体バランサー7によって矯正力のバランスを保つことで、従来矯正しきれなかったアンバランスの矯正を可能とするものであった(例えば、特許文献1参照)。
特許第2734173号公報
しかしながら、前記従来の構成では、脱水槽底部に設置した流体バランサーの大きさを確保できないためたとえ多重に構成しても補正力が小さく、脱水槽の底部に発生した大きなアンバランスを補正できないという課題があった。本発明は、前記従来の課題を解決するもので、底部に設置したバランサーの形状を大きくすることなく補正力を増加させ脱水槽の底部に発生した大きなアンバランスを補正して脱水時の振動性能を向上させた洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯兼脱水槽を内包した外槽と、前記外槽を洗濯機本体から防振支持したサスペンション装置と、前記洗濯兼脱水槽の底部に配設され前記洗濯兼脱水槽のアンバランスを補正する下バランサー装置を備え、前記下バランサー装置は、底面を外周に向かって高くなるように傾斜させた略円環状のバランサーケースと、前記バランサーケース内に収納され前記洗濯兼脱水槽のアンバランスを補正する複数の転動体を有したものである。
前記バランサーケースの底面を外周に向かって高くなるよう傾斜させたことにより、下バランサー装置の補正力の微妙な調整が可能となる。すなち、共振回転数を越えるまでは傾斜の効果で転動体を内周側に存在させることにより、転動体がアンバランス側に移動しても振動の悪化が小さくなるため脱水の起動から定常まで外槽の振動を小さくすることができ、共振回転数を越えるような高い回転数になった場合には、いわゆるバランサー効果が発揮され、洗濯機の振動の増加を防止するものである。
本発明の洗濯機は、洗濯兼脱水槽の底部に円環状のバランサーケースと、バランサーケース内に洗濯兼脱水槽のアンバランスをその質量で補正する複数の転動体を収納し、バランサーケースの底面を外周に向かって高くなるよう傾斜させたことにより、洗濯兼脱水槽の底部に設置した下バランサー装置の補正力を向上させると共に共振回転数を越えるまでは傾斜の効果で転動体を内周側に存在させることにより転動体がアンバランス側に移動しても振動の悪化が小さくなるようにして脱水の起動から定常まで外槽の振動を小さくすることができるというものである。
これにより、下バランサー装置を大きくすることなく、バランサーとしての補正の効果をより向上させることができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の横断面図 同下バランサー装置の横断面図 同停止時の下バランサー装置の平面図 同回転時の下バランサー装置の平面図 本発明の実施の形態2における洗濯機の下バランサー装置の平面図 本発明の実施の形態3における洗濯機の下バランサー装置の平面図 本発明の実施の形態4における洗濯機の下バランサー装置の横断面図 本発明の実施の形態5における洗濯機の下バランサー装置の横断面図 本発明の実施の形態6における洗濯機の下バランサー装置の平面図 本発明の実施の形態7における洗濯機の下バランサー装置の平面図 従来の洗濯機の横断面図
第1の発明は、洗濯兼脱水槽を内包した外槽と、前記外槽を洗濯機本体から防振支持したサスペンション装置と、前記洗濯兼脱水槽の底部に配設され前記洗濯兼脱水槽のアンバランスを補正する下バランサー装置を備え、前記下バランサー装置は、底面を外周に向かって高くなるように傾斜させた略円環状のバランサーケースと、前記バランサーケース内に収納され前記洗濯兼脱水槽のアンバランスを補正する複数の転動体を有した洗濯機である。この構成により、洗濯兼脱水槽の底部に設置した下バランサー装置の補正力が向上すると共に共振回転数を越えるまでは傾斜の効果で転動体が内周側に存在し、共振前に転動体がアンバランス側に移動しても振動の悪化が小さくなり脱水の起動から定常まで外槽の振動が小さくなるというものである。
第2の発明は、第1の発明の構成に加え、前記下バランサー装置の内壁内面の径は、前記洗濯兼脱水槽の停止時に集合する転動体同士の隙間が前記転動体の外径の10%以下になるよう設定したものである。この構成により、脱水起動前は、転動体がバランサーケースの内壁内面に沿ってほぼ均一に配置されることになり、衣類のアンバランスに伴う転動体の移動によるアンバラスが大きく発生しないので安定した脱水起動が可能となるものである。
第3の発明は、第1の発明の構成に加え、前記洗濯兼脱水槽の共振回転数時の前記バランサーケースの中心と前記転動体の距離は、前記バランサーケースの中心と前記バランサーケースの外壁の距離より小さくなるよう設計したものである。この構成により、洗濯兼脱水槽の回転が共振回転数を越えるまでは、転動体が外周まで移動しないので、共振回転数に達する前に転動体がアンバランス側に移動しても転動体が発生する遠心力が小さいので振動の悪化が小さくなり脱水起動時の外槽の振動の増加が抑制されることになる。
第4の発明は、第1の発明の構成に加え、前記バランサーケース底面には、外周側の第1の傾斜角度と、内周側の第2の傾斜角度を設け、前記第2の傾斜角度を前記第1の傾斜角度より大きくしたものである。これにより転動体は洗濯兼脱水槽が共振回転数を通過するまでは内周側から外周側への移動が抑止されることになり、共振回転数に達する前に転動体がアンバランス側に移動しても転動体が発生する遠心力が小さいので振動の悪化が小さくなり脱水起動時の外槽の振動の増加が抑制されることになる。
第5の発明は、第4の発明の構成に加え、前記第1の傾斜角度と前記第2の傾斜角度との変化位置を、共振回転数の時に前記転動体が存在する位置より外周側としたものである。これにより更に確実に転動体は共振回転数を通過するまでは内周側から外周側への移動が抑止されることになり、共振回転数を通過する前には、転動体はバランサーケースの内壁に近い位置での移動となり、衣類のアンバランス側に移動しても小さな遠心力で抑えることが出来、脱水起動時に大きな振動の発生を抑制する。共振回転数を通過後は、バランサーケースの外壁に近いまたは接する位置で衣類のアンバラとは反対方向に集合することで大きな遠心力を発生し、全体のアンバラ補正を行い洗濯機の振動が抑制される。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明のいずれか1つの構成に加え、前記バランサーケースの外壁内面から内側へ伸びる隔壁を少なくとも1箇所以上設けたものである。これにより脱水中にアンバランスが小さい時に発生する転動体の移動が防止されるので、転動体自身がアンバランスとなって振動が悪化することがなくなるというものである。
第7の発明は、第1から第6の発明のいずれか1つの構成に加え、前記バランサーケース内に流体を封入したものである。これにより転動体同士が衝突して発生する音や、バランサーケース内を転動体が移動する時に発生する移動音を流体が吸収するので下バランサー装置の動作音を小さくできるというものである。また流体によって転動体の急激な移動が抑止され下バランサー装置の動作が安定するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の横断面図を示すものである。図2は同下バランサー装置の横断面図、図3は停止時の同下バランサー装置の平面図、図4は回転時の同下バランサー装置の平面図を示すものである。
図1、図2、図3、図4 において、洗濯機本体31は、4本のサスペンション装置32により外槽33を吊り下げている。洗濯兼脱水槽(以下、洗濯槽という)34は外槽33内に回転自在に配設し、洗濯槽34の底部に攪拌翼35を回転自在に配設している。モータ(駆動手段)36は、ブラシレス直流モータから成っており、インバータ制御され、回転速度が自在に変化できるようになっている。そして、減速機構37を介して攪拌翼35および洗濯槽34を駆動する。洗濯水供給手段38は洗濯槽34内に給水するもので、水位検知手段39は外槽33内の洗濯水位を検知する。排水手段40は、外槽33内の洗濯水を排水するものである。
制御装置41は洗濯機本体31の背面に設けている。制御装置41は、洗濯機本体31の上面に設けられた操作表示手段42により入力された設定内容に基づいて洗い、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するもので、パワースイッチング手段(図示せず) を介してモータ36、洗濯水供給手段38、排水手段40などを逐次制御する。記憶手段(図示せず)は、制御装置41による逐次制御に必要なデータを記憶している。布量検知手段(図示せず)は、洗濯槽34内の洗濯物(衣類)の量を検知するもので、その出力を制御装置
41に入力している。
洗濯槽の開口部34aには流体の移動を利用した上バランサー装置34bが設置されている。洗濯兼脱水槽の底部43には下バランサー装置44が設置されている。下バランサー装置44は円環状のバランサーケース44a、複数の転動体44bで構成されている。バランサーケースの底面44cには、バランサーケースの内壁44dからバランサーケースの外壁44eに向かって上昇する傾斜が設けられている。洗濯槽34が停止しているときは転動体44bがバランサーケースの内壁44dに沿ってバランサーケース44a内に均一に配置されるようになっている。
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、洗濯槽34内に衣類と洗剤を投入後、操作表示手段42を操作して運転を開始する。これによって洗濯水供給手段38が動作し、洗濯槽34内に洗濯水が供給される。規定量の洗濯水が供給されると洗濯水供給手段38は給水を停止する。攪拌翼35の回転によって、洗剤は洗濯水に溶かされ洗濯液となって衣類に浸透する。攪拌翼35は、130r/min程度の低速で回転して衣類を攪拌する揉み洗いを規定時間行う。洗濯終了後、排水手段40が作動し、汚れを溶かし込んだ洗濯液は外槽33の外に排水される。
排水終了後、洗濯槽34は回転を開始し脱水行程に入る。図3に示すように脱水開始前の停止時は、バランサーケース44a内の転動体44bはバランサーケースの内壁44dに沿って均一に配置されている。従って、脱水開始直後は洗濯槽34内の衣類の偏り45のみが加振力を発生する。
前述の加振力で外槽33が振れ回り、振れ回りの方向に転動体44bが移動する。外槽33の共振回転数(90r/min)までは、衣類の偏り45の位置と振れ回りの方向が一致しており転動体44bは衣類の偏り45の位置に移動しようとする。バランサーケースの底面44cには、バランサーケースの内壁44dからバランサーケースの外壁44eに向かって上昇する傾斜が設けられており、転動体44bは重力と遠心力のバランスでバランサーケースの内壁44dとバランサーケースの外壁44eの間に存在する。
従って転動体44bが発生する加振力は、バランサーケースの外壁44eに沿って存在する場合より弱くなり外槽33の振れ回りに対する影響が小さいものになっている。洗濯槽34の回転速度が上昇し、外槽33の振れ回り共振回転数である約90r/minを通過する。図4に示すように共振回転数を通過すると外槽33の振れ回り方向と、衣類の偏り45の位置が正反対となり転動体44bが衣類の偏り45の位置の反対側に移動しようとする。
また、転動体44bに作用する遠心力が大きくなりバランサーケースの外壁44eに沿って存在するようになる。これがオートバランサーの原理であり、転動体44bと衣類の偏り45が相殺されてアンバランスが少なくなり外槽33を振動させる加振力が小さくなるというものである。加振力が小さくなるので洗濯槽34の定常回転(780r/min)時は、外槽33の振動は小さくなり、衣類は効率良く脱水されることになる。脱水終了後、洗濯槽34が回転を停止すると転動体44bはバランサーケースの底面44cの傾斜を移動しバランサーケースの内壁44dに沿って均一に分布する。
このように下バランサー装置44を円環状のバランサーケース44aと、バランサーケース44a内に収納され洗濯兼脱水槽34のアンバランスを補正する複数の転動体44bで構成し、バランサーケースの底面44cを外周に向かって上方へ傾斜させたことにより洗濯兼脱水槽の底部43に設置した下バランサー装置44の補正力が向上すると共に共振回転数を越えるまでは傾斜の効果で転動体44bが内周側に存在し、共振前に転動体44
bがアンバランス側に移動しても振動の悪化が小さくなり脱水の起動から定常まで外槽の振動が小さくなるというものである。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態の洗濯機の下バランサー装置の平面図を示すものである。図5において、第2の実施の形態の下バランサー装置44は、バランサーケースの内壁内面の径46を集合した転動体44b同士の隙間47が前記転動体の外径48の10%以下になる大きさに設定したものである。洗濯槽34が停止しているときはバランサーケースの底面44cの傾斜で転動体44bがバランサーケース44a内に均一に配置されるようになっている。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
これにより脱水起動前は、転動体44bがバランサーケースの内壁44dの内面に沿って均一に配置されることになり、衣類のアンバランスに伴う転動体44bの移動による転動体44b自身のアンバラスが発生しないので安定した脱水起動が可能となるものである。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態の洗濯機の下バランサー装置の平面図を示すものである。図6において、第3の実施の形態の下バランサー装置44は、共振回転数の時のバランサーケースの中心と転動体の距離49は、バランサーケースの中心とバランサーケース外壁内面の距離50より小さくしたものである。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
これにより共振回転数を越えるまでは転動体44bが外周まで移動しないので、共振前に転動体44bがアンバランス側に移動しても、転動体44bが発生する遠心力はさほど大きくなることはない。したがって、転動体44bのアンバラが加わったとしても小さいので振動の悪化は抑えられ、脱水起動時の外槽33の振動の増加が抑制されることになる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の第4の実施の形態の洗濯機の下バランサー装置の横断面図を示すものである。図7において、第4の実施の形態の下バランサー装置44は、バランサーケースの底面44cに外周側の第1の傾斜角度51と、内周側の第2の傾斜角度52を設け、第2の傾斜角度52を第1の傾斜角度51より大きくしたものである。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
これにより転動体44bは共振回転数を通過するまでは内周側から外周側への移動が抑止されることになり、共振前に転動体44bがアンバランス側に移動しても転動体44bが発生する遠心力が小さいので振動の悪化が小さくなり脱水起動時の外槽33の振動の増加が抑制されることになる。
(実施の形態5)
図8は、本発明の第5の実施の形態の洗濯機の下バランサー装置の横断面図を示すものである。図8において、第5の実施の形態の下バランサー装置44は、バランサーケースの底面44cに外周側の第1の傾斜角度51と、内周側の第2の傾斜角度52を設け、第1の傾斜角度51と第2の傾斜角度52との変化位置53を共振回転数の時に転動体44bが存在する位置より外周側としたものである。その他の構成は第4の実施の形態と同様である。
これにより更に確実に転動体44bは共振回転数を通過するまでは内周側から外周側へ
の移動が抑止されることになる。
(実施の形態6)
図9は、本発明の第6の実施の形態の洗濯機の下バランサー装置の平面図を示すものである。図9において、第6の実施の形態の下バランサー装置44は、バランサーケースの外壁内面54から内側へ転動体44bの半径より長い隔壁55を均等に4箇所設けたものである。その他の構成は第1から第5の実施の形態と同様である。
これにより脱水中にアンバランスが小さい時に発生する転動体44bの自励振動による転動体44bの移動が防止されるので、転動体44b自身がアンバランスの発生源となって振動が悪化することがなくなるというものである。
(実施の形態7)
図10は、本発明の第7の実施の形態の洗濯機の下バランサー装置の平面図を示すものである。図10において、第7の実施の形態の下バランサー装置44は、バランサーケース44a内にバランサーケース44aの体積の約半分の流体56を封入したものである。その他の構成は第1から第6の実施の形態と同様である。
これにより転動体44b同士が衝突して発生する音や、バランサーケース44a内を転動体44bが移動する時に発生する移動音を流体が吸収するので下バランサー装置44の動作音を小さくできるというものである。また流体によって転動体44bの急激な移動が抑止され下バランサー装置44の動作が安定するものである。流体56をバランサーケース44aの体積の約半分の量を封入することで流体バランサーとして動作させることができ更に下バランサー装置の補正力を向上することもできる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯兼脱水槽の底部に円環状のバランサーケースと、バランサーケース内に洗濯兼脱水槽のアンバランスをその質量で補正する複数の転動体を収納し、バランサーケースの底面を外周に向かって高くなるよう傾斜させたことにより、洗濯兼脱水槽の底部に設置した下バランサー装置の補正力を向上させると共に共振回転数を越えるまでは傾斜の効果で転動体を内周側に存在させることにより転動体がアンバランス側に移動しても振動の悪化が小さくなるようにして脱水の起動から定常まで外槽の振動を小さくすることができるというものである。この機能は、その他の回転機械の防振装置としても利用できるものである。
31 洗濯機本体
32 サスペンション装置
33 外槽
34 洗濯兼脱水槽(洗濯槽)
43 洗濯兼脱水槽の底部
44 下バランサー装置
44a バランサーケース
44b 転動体
44c バランサーケースの底面
46 バランサーケースの内壁内面の径
47 隙間
48 転動体の外径
49 バランサーケースの中心と転動体の距離
50 バランサーケースの中心とバランサーケース外壁内面の距離
51 第1の傾斜角度
52 第2の傾斜角度
53 変化位置
54 バランサーケースの外壁内面
55 隔壁
56 流体

Claims (7)

  1. 洗濯兼脱水槽を内包した外槽と、前記外槽を洗濯機本体から防振支持したサスペンション装置と、前記洗濯兼脱水槽の底部に配設され前記洗濯兼脱水槽のアンバランスを補正する下バランサー装置を備え、前記下バランサー装置は、底面を外周に向かって高くなるように傾斜させた略円環状のバランサーケースと、前記バランサーケース内に収納され前記洗濯兼脱水槽のアンバランスを補正する複数の転動体を有した洗濯機。
  2. 前記下バランサー装置の内壁内面の径は、前記洗濯兼脱水槽の停止時に集合する転動体同士の隙間が前記転動体の外径の10%以下になるよう設定した請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記洗濯兼脱水槽の共振回転数時の前記バランサーケースの中心と前記転動体の距離は、前記バランサーケースの中心と前記バランサーケースの外壁の距離より小さくなるよう設計した請求項1記載の洗濯機。
  4. 前記バランサーケース底面には、外周側の第1の傾斜角度と、内周側の第2の傾斜角度を設け、前記第2の傾斜角度を前記第1の傾斜角度より大きくした請求項1記載の洗濯機。
  5. 前記第1の傾斜角度と前記第2の傾斜角度との変化位置を、共振回転数の時に前記転動体が存在する位置より外周側とした請求項4記載の洗濯機。
  6. 前記バランサーケースの外壁内面から内側へ伸びる隔壁を少なくとも1箇所以上設けた請求項1〜5いずれか1項記載の洗濯機。
  7. 前記バランサーケース内に流体を封入した請求項1〜6いずれか1項記載の洗濯機。
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