JP2017163454A - 画像読取装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】黒基準データを適正なタイミングで取得する。
【解決手段】画像形成装置100は、画像形成ユニット1、画像読取ユニット2、表面黒基準取得部55、温度センサーS1、及び、取得指示部54を備える。画像形成ユニット1は、記録用紙に画像を形成する。画像読取ユニット2は、第1画像読取部221を備える。第1画像読取部221は、原稿の表面の画像を読み取る。表面黒基準取得部55は、画像読取ユニット2を介して表面黒基準データKD1を取得する。表面黒基準データKD1は、画像形成ユニット1が読み取った表面画像の補正に用いる。温度センサーS1は、第1画像読取部221の温度TPを検出する。温度TPに基づいて表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像読取装置、及び、画像形成装置に関する。
一般的に、原稿に形成された画像を読み取る画像読取装置が知られている。また、画像読取装置において、白基準データ及び黒基準データを取得する種々の技術が知られている。
特許文献1には、黒基準データを取得する頻度が白基準データを取得する頻度より多い画像読取装置が記載されている。具体的には、原稿を連続的に読み取る場合に、CIS(Contact Image Sensor)モジュールの温度変化の影響で黒基準データが変化する。画像読取装置では、原稿を連続的に読み取る処理が所定時間以上経過したときに、黒基準データを取得する。したがって、原稿画像の画質を向上できる。
特開2013−165425号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像読取装置では、適正なタイミングで黒基準データを取得できない可能性があった。例えば、所定時間経過したときの温度変化が大きい場合には、所定時間内において黒基準データが大きく変化する可能性がある。よって、所定時間内において生成される原稿画像の画質が低下する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、黒基準データを適正なタイミングで取得できる画像読取装置、及び、画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像読取装置は、第1画像読取部、第1黒基準取得部、温度センサー、及び、取得指示部を備える。前記第1画像読取部は、原稿の第1主面の画像を読み取る。前記第1黒基準取得部は、前記第1画像読取部が読み取った前記第1主面の画像の補正に用いる第1黒基準データを、前記第1画像読取部を介して取得する。前記温度センサーは、前記第1画像読取部の温度を検出する。前記第1黒基準取得部が前記温度に基づいて前記第1黒基準データを取得するように前記取得指示部は前記第1黒基準取得部に指示する。
本発明の画像形成装置は、画像形成部、及び、前記画像読取装置を備える。前記画像形成部は、記録媒体に画像を形成する。
本発明の画像読取装置、及び、画像形成装置によれば、黒基準データを適正なタイミングで取得できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 画像読取ユニット及び原稿搬送ユニットの構成を示す図である。 制御部の構成を示す図である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 黒基準取得処理における制御部の動作を示すフローチャートである。 第1画像読取部の温度の変化を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面(図1〜図6)を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100について説明する。画像形成装置100は複合機である。画像形成装置100は、画像形成ユニット1、画像読取ユニット2、及び、原稿搬送ユニット3を備える。
画像形成ユニット1は、記録媒体の一例である用紙Pに画像を形成する。画像読取ユニット2は、原稿Rの表面(第1主面)と裏面(第2主面)とのうち、表面に形成された画像を読み取る。また、画像読取ユニット2は、制御部5を備える。原稿搬送ユニット3は、原稿Rを画像読取ユニット2に供給すると共に、原稿Rの裏面に形成された画像を読み取る。制御部5は、画像形成装置100の動作を制御する。
また、画像形成ユニット1は、給紙カセット11、搬送ローラー対12、画像形成部13、定着器14、排出ローラー対15、及び、排出トレイ16を備える。給紙カセット11から繰り出された用紙Pは、搬送ローラー対12によって画像形成部13まで搬送される。
画像形成部13は、用紙Pに画像を形成する。画像が形成された用紙Pは、定着器14まで搬送される。定着器14は、用紙Pに形成された画像を用紙Pに定着する。画像が定着された用紙Pは、排出ローラー対15によって排出トレイ16へ排出される。
次に、図2を参照して、画像読取ユニット2、及び、原稿搬送ユニット3について説明する。図2に示すように、画像読取ユニット2は、コンタクトガラス210、走査部22、レール部材23、及び、温度センサーS1を備えている。走査部22は、第1画像読取部221及びキャリッジ222を備える。第1画像読取部221は、LED(Light Emitting Diode)、コンタクトガラス、結像レンズ及びイメージセンサーを備え、これら各部材が一体化されたCIS(Contact Image Sensor)ユニットである。キャリッジ222は、第1画像読取部221と一体に形成されている。レール部材23は、副走査方向に延び、キャリッジ222を移動可能に支持する。温度センサーS1は、第1画像読取部221の近傍に配置されている。温度センサーS1は、第1画像読取部221の温度TPを検出する。温度センサーS1は、例えば、サーミスターを有する。コンタクトガラス210は、原稿載置用ガラス212と、原稿自動読取用ガラス211とを有している。
画像読取ユニット2による原稿Rの画像読取方法には、フラットベッド読取モード、及び、ADF(Auto Document Feeder)読取モードの2種類の方法が存在する。フラットベッド読取モードでは、原稿載置用ガラス212上に載置された原稿Rの画像を読み取る。ADF読取モードでは、原稿搬送ユニット3によって原稿Rを搬送させ、原稿Rが第1読取位置211aを通過する際に、原稿Rの表面の画像を読み取る。以下の説明では、画像読取ユニット2が、ADF読取モードで原稿トレイ31に載置された原稿Rの画像を読み取る場合について説明する。
具体的には、ADF読取モードでは、原稿Rが第1読取位置211aを通過するときに、第1画像読取部221が原稿Rの表面の画像の連続読み取りを行い、画像データを生成する。
原稿搬送ユニット3は、原稿トレイ31、ピックアップローラー32、給紙部33、搬送ローラー対34、レジストローラー対341、第2画像読取部351、白基準ローラー352、搬送ローラー対35、読取ガイド36、搬送ローラー対37、排出ローラー対38、及び、原稿排出トレイ39を備えている。また、原稿搬送ユニット3は、ADFを構成している。
原稿トレイ31には、複数枚の原稿R(図1参照)が載置される。ピックアップローラー32は、複数枚の原稿Rのうちの最上部の原稿Rを1枚ずつ給紙部33に向けて繰り出す。ピックアップローラー32は、原稿Rの後端を繰り出してから予め定められた紙間時間が経過した後に、次の原稿Rの繰り出しを開始する。給紙部33は、従動ローラー331、駆動ローラー332、張力調整ローラー333、給紙ベルト334、及び、分離ローラー335を備える。
第2画像読取部351は、LED、コンタクトガラス、結像レンズ及びイメージセンサー351aを備え、これら各部材が一体化されたCISユニットである。第2画像読取部351は、原稿Rの裏面の画像を読み取る。
なお、画像読取ユニット2と原稿搬送ユニット3とは、「画像読取装置」に相当する。
<第1実施形態>
次に、図3を参照して、第1実施形態に係る制御部5の構成について説明する。制御部5は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサー、及び、半導体メモリーのようなメモリーを備える。メモリーには、制御プログラムが記憶される。プロセッサーは、制御プログラムを実行することによって、各種機能部として機能する。その結果、プロセッサーの各種機能部は、画像形成装置100の動作を制御する。また、図3に示すように、制御部5は、第1温度判定部51、第2温度判定部52、判定部53、取得指示部54、表面黒基準取得部55、及び、裏面黒基準取得部56を備える。
第1温度判定部51は、温度センサーS1から温度TPを取得する。また、第1温度判定部51は、所定時間PA内における温度TPの最大値TPMと最小値TPNとの温度差ΔTP1が第1温度TS1以上であるか否かを判定する。所定時間PAは、例えば、5秒であり、第1温度TS1は、例えば、2℃である。
第2温度判定部52は、温度差ΔTP1が第1温度TS1以上であると第1温度判定部51が判定した場合に、以下の処理を行う。すなわち、第2温度判定部52は、表面黒基準データ(第1黒基準データ)KD1を前回取得した時点からの温度TPの変化量ΔTP2の絶対値が予め設定された第2温度TS2以上であるか否かを判定する。第2温度TS2は、例えば、5℃である。
判定部53は、温度差ΔTP1が第1温度TS1以上ではないと第1温度判定部51が判定した場合に、以下の処理を行う。すなわち、判定部53は、表面黒基準データKD1を前回取得した時点から予め設定された時間TMS以上経過したか否かを判定する。時間TMSは、例えば、60秒である。
取得指示部54は、温度TPに基づいて表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように、表面黒基準取得部55に指示する。具体的には、温度TPの変化量ΔTP2の絶対値が第2温度TS2以上であると第2温度判定部52が判定した場合に、取得指示部54は、以下の処理を行う。すなわち、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する。また、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データ(第2黒基準データ)KD2を取得するように取得指示部54が裏面黒基準取得部56に指示する。
また、時間TMS以上経過したと判定部53が判定した場合に、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する。更に、時間TMS以上経過したと判定部53が判定した場合には、取得指示部54は、以下の処理を行う。すなわち、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を予め設定された所定回数NS取得する度に、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を取得するように取得指示部54が裏面黒基準取得部56に指示する。所定回数NSは、2回以上に予め設定された回数であり、例えば、2回である。
表面黒基準取得部(第1黒基準取得部)55は、画像読取ユニット2を介して表面黒基準データKD1を取得する。具体的には、表面黒基準取得部55は、LEDをオフにした状態で第1画像読取部221のイメージセンサーに入力される光量データを取得することによって、表面黒基準データKD1を取得する。表面黒基準データKD1は、原稿の表面画像のシェーディング補正に用いられる。
裏面黒基準取得部(第2黒基準取得部)56は、第2画像読取部351を介して裏面黒基準データKD2を取得する。具体的には、裏面黒基準取得部56は、第2画像読取部351のLEDをオフにした状態でイメージセンサー351aに入力される光量データを取得することによって、裏面黒基準データKD2を取得する。裏面黒基準データKD2は、原稿の裏面画像のシェーディング補正に用いられる。本実施形態において、表面黒基準データKD1と裏面黒基準データKD2とを「黒基準データ」と総称する場合がある。
次に、図4を参照して、第1実施形態に係る制御部5の動作について説明する。図4に示すように、まず、ステップS101において、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得し、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を取得する。そして、ステップS103において、原稿搬送ユニット3が原稿トレイ31に載置された原稿Rの搬送を開始するように制御部5が原稿搬送ユニット3に指示する。次に、ステップS105において、第1温度判定部51が、所定時間PA内における温度TPの最大値TPMと最小値TPNとの温度差ΔTP1が第1温度TS1以上であるか否かを判定する。
温度差ΔTP1が第1温度TS1以上ではないと判定された場合(ステップS105でNO)には、処理がステップS111に進む。温度差ΔTP1が第1温度TS1以上であると判定された場合(ステップS105でYES)には、処理がステップS107に進む。そして、ステップS107において、第2温度判定部52が、表面黒基準データKD1を前回取得した時点からの温度TPの変化量ΔTP2の絶対値が第2温度TS2以上であるか否かを判定する。
変化量ΔTP2の絶対値が第2温度TS2以上ではないと判定された場合(ステップS107でNO)には、処理がステップS115に進む。変化量ΔTP2の絶対値が第2温度TS2以上であると判定された場合(ステップS107でYES)、処理がステップS109に進む。そして、ステップS109において、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する。また、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を取得するように取得指示部54が裏面黒基準取得部56に指示する。
ステップS105でNOの場合には、ステップS111において、判定部53が、表面黒基準データKD1を前回取得した時点から時間TMS以上経過したか否かを判定する。時間TMS以上経過していないと判定された場合(ステップS111でNO)には、処理がステップS115に進む。時間TMS以上経過したと判定された場合(ステップS111でYES)には、処理がステップS113に進む。そして、ステップS113において、「黒基準取得処理」が実行される。「黒基準取得処理」は、取得指示部54からの指示に応じて、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得し、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を取得する処理である。
ステップS107でNOの場合、ステップS111でNOの場合、ステップS109の処理が終了した場合、又は、ステップS113の処理が終了した場合には、制御部5が原稿Rの搬送を継続するか否かの判定を行う(ステップS115)。具体的には、制御部5は、原稿トレイ31に原稿Rが載置されているか否かに応じて、原稿Rの搬送を継続するか否かを判定する。原稿Rの搬送を継続すると判定した場合(ステップS115でYES)には、処理がステップS105に戻る。原稿Rの搬送を継続しないと判定した場合(ステップS115でNO)には、処理が終了する。
次に、図5を参照して、「黒基準取得処理」について説明する。「黒基準取得処理」は、図4のステップS113において実行される。図5に示すように、まず、ステップS201において、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する。そして、取得指示部54からの指示に応じて、表面黒基準取得部55は、画像読取ユニット2を介して表面黒基準データKD1を取得する。次いで、ステップS203において、取得指示部54がカウンターNを1だけインクリメントする。次に、ステップS205において、取得指示部54が、カウンターNの値が奇数であるか否かを判定する。カウンターNの値が奇数ではないと判定した場合(ステップS205でNO)には、処理が図4のステップS115に進む。
図5のステップS205において、カウンターNが奇数であると判定した場合(ステップS205でYES)には、処理がステップS207に進む。そして、ステップS207において、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を取得するように取得指示部54が裏面黒基準取得部56に指示する。また、裏面黒基準取得部56が、第2画像読取部351を介して裏面黒基準データKD2を取得し、処理が図4のステップS115に進む。
以上、図1〜図5を参照して説明したように、温度TPに基づいて表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する。例えば、表面黒基準データKD1を前回取得した時点から温度TPが第2温度TS2上昇したときに、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する。したがって、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を適正なタイミングで取得できる。
また、第1温度判定部51は、所定時間PA内における温度TPの最大値TPMと最小値TPNとの温度差ΔTP1が第1温度TS1以上であるか否かを判定する。温度差ΔTP1が第1温度TS1以上であると第1温度判定部51が判定した場合に、第2温度判定部52は、以下の処理を行う。すなわち、第2温度判定部52は、表面黒基準データKD1を前回取得した時点からの温度TPの変化量ΔTP2の絶対値が第2温度TS2以上であるか否かを判定する。変化量ΔTP2の絶対値が第2温度TS2以上であると第2温度判定部52が判定した場合に、以下の処理を行う。すなわち、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する。また、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を取得するように取得指示部54が裏面黒基準取得部56に指示する。したがって、第2温度TS2を適正な値に設定することによって、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を更に適正なタイミングで取得でき、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を適正なタイミングで取得できる。
更に、所定時間PA内における温度TPの最大値TPMと最小値TPNとの温度差ΔTP1が第1温度TS1以上ではないと第1温度判定部51が判定した場合に、判定部53は、以下の処理を行う。すなわち、判定部53は、表面黒基準データKD1を前回取得した時点から時間TMS以上経過したか否かを判定する。そして、時間TMS以上経過したと判定部53が判定した場合に、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する。したがって、時間TMSを適正な値に設定することによって、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を更に適正なタイミングで取得できる。
加えて、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を所定回数NS取得する度に、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を取得するように取得指示部54が裏面黒基準取得部56に指示する。所定回数NSは、2回以上に予め設定された回数である。一方、図2に示すように、第2画像読取部351は、画像読取ユニット2と比較して、熱を外部に放出し易い位置に配置されている。よって、第2画像読取部351は、画像読取ユニット2よりも温度が上昇し難い。そこで、裏面黒基準データKD2の取得頻度は、表面黒基準データKD1の取得頻度未満とすることが好ましい。したがって、所定回数NSを適正な値に設定することによって、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を適正なタイミングで取得できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る制御部5について説明する。第2実施形態に係る制御部5は、下記2点において第1実施形態に係る制御部5と相違する。
相違点A:第1温度判定部51が、温度TPが予め設定された第3温度TS3以上であるか否かを判定する。
相違点B:判定部53が、表面黒基準データKD1を前回取得した時点から画像読取ユニット2が予め設定された枚数PS(所定枚数)以上の原稿Rの画像を読み取ったか否かを判定する。
以下、第1実施形態に係る制御部5との相違点について詳細に説明し、第1実施形態に係る制御部5と同一の構成については説明を省略する。
第1温度判定部51は、温度TPが第3温度TS3以上であるか否かを判定する。また、第1温度判定部51は、温度TPが第3温度TS3以上であると判定した場合に、所定時間PA内における温度TPの最大値TPMと最小値TPNとの温度差ΔTP1が第1温度TS1以上ではないと判定する。第3温度TS3は、例えば、51℃である。
次に、図6を参照して第1温度判定部51について説明する。図6は、画像読取ユニット2の温度TPの変化を示すグラフGである。図6において、横軸は原稿搬送ユニット3が原稿Rの搬送を開始してからの経過時間Tを示し、縦軸は温度TPを示す。図6のグラフGに示すように、温度TPは、原稿搬送ユニット3が原稿Rの搬送を開始した直後は、急激に上昇する。また、経過時間Tが増大する程、グラフGの傾きは小さくなる。
具体的には、図6に示すように、経過時間TAにおいて、温度TPは第3温度TS3に到達する。図6に示す温度差ΔTPAは、第1温度TS1以上であり、温度差ΔTPBは、第1温度TS1未満である。温度差ΔTPAは、経過時間TAの直前の所定時間PA内における温度TPの最大値TPMと最小値TPNとの温度差ΔTP1を示す。温度差ΔTPBは、経過時間TAの直後の所定時間PA内における温度TPの最大値TPMと最小値TPNとの温度差ΔTP1を示す。よって、第1温度判定部51は、温度TPが第3温度TS3以上である場合に、所定時間PA内における温度TPの最大値TPMと最小値TPNとの温度差ΔTP1が第1温度TS1以上ではないと判定することができる。
判定部53は、温度TPが第3温度TS3以上ではないと第1温度判定部51が判定した場合に、以下の処理を行う。すなわち、判定部53は、表面黒基準データKD1を前回取得した時点から画像読取ユニット2が枚数PS以上の原稿Rの画像を読み取ったか否かを判定する。枚数PSは、例えば、30枚である。
また、画像読取ユニット2が枚数PS以上の原稿Rの画像を読み取ったと判定部53が判定した場合に、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する。
以上、図6を参照して説明したように、第1温度判定部51は、温度TPが第3温度TS3以上である場合に、所定時間PA内における温度TPの最大値TPMと最小値TPNとの温度差ΔTP1が第1温度TS1以上ではないと判定する。したがって、所定時間PA内における温度TPの最大値TPMと最小値TPNとの温度差ΔTP1が第1温度TS1以上であるか否かを簡素な構成で判定することができる。
また、画像読取ユニット2が枚数PS以上の原稿Rの画像を読み取ったと判定部53が判定した場合に、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する。したがって、枚数PSを適正な値に設定することによって、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を更に適正なタイミングで取得できる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(4))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図2を参照して、温度センサーS1が第1画像読取部221の近傍に配置されている形態について説明したが、これに限定されない。例えば、温度センサーS1が第1画像読取部221の内部に配置されている形態でもよい。また、例えば、画像読取ユニット2が、LED、ミラー、キャリッジ、結像レンズ、及び、イメージサンサーを備え、イメージサンサーが画像読取ユニット2に固定して配置される場合には、温度センサーS1は、イメージサンサーの近傍に配置されていればよい。
(2)図3〜図5を参照して、以下の2つの条件を満たす場合に、取得指示部54が以下の指示をする形態について説明したが、これに限定されない。すなわち、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示し、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を取得するように取得指示部54が裏面黒基準取得部56に指示する。
条件A:第1温度判定部51が所定時間PA内における温度TPの最大値TPMと最小値TPNとの温度差ΔTP1が第1温度TS1以上であると判定した。
条件B:第2温度判定部52が表面黒基準データKD1を前回取得した時点からの温度TPの変化量ΔTP2の絶対値が第2温度TS2以上であると判定した。
例えば、条件Aを満たす場合に、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を取得するように取得指示部54が表面黒基準取得部55に指示する形態でもよい。この形態では、制御部5の構成を簡略化できる。
また、条件A及び条件Bを満たす場合に、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を所定回数NS取得する度に、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を取得するように取得指示部54が裏面黒基準取得部56に指示する形態でもよい。この形態では、所定回数NSを適正な値に設定することによって、裏面黒基準データKD2を更に適正なタイミングで取得できる。
(3)図3〜図5を参照して、第2温度判定部52が、表面黒基準データKD1を前回取得した時点からの温度TPの変化量ΔTP2の絶対値が第2温度TS2以上であるか否かを判定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、第2温度判定部52が、予め設定された所定期間における温度TPの変化量ΔTP2の絶対値が第2温度TS2以上であるか否かを判定する形態でもよい。この場合は、所定期間を適正に設定することによって、表面黒基準データKD1を適正なタイミングで取得できる。
(4)図3〜図5を参照して、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を2回取得する度に、以下の処理を行う形態について説明したが、これに限定されない。すなわち、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を取得するように取得指示部54が裏面黒基準取得部56に指示する。例えば、表面黒基準取得部55が表面黒基準データKD1を所定回数NS取得する度に、裏面黒基準取得部56が裏面黒基準データKD2を取得するように取得指示部54が裏面黒基準取得部56に指示する形態であればよい。所定回数NSが多い程、制御部5の負荷を軽減することができる。
本発明は、画像読取装置、及び、画像形成装置に利用可能である。
100 画像形成装置
1 画像形成ユニット
13 画像形成部
2 画像読取ユニット(画像読取装置の一部)
210 コンタクトガラス
22 走査部
221 第1画像読取部
3 原稿搬送ユニット(画像読取装置の一部)
31 原稿トレイ
351 第2画像読取部
351a イメージセンサー
5 制御部
51 第1温度判定部
52 第2温度判定部
53 判定部
54 取得指示部
55 表面黒基準取得部(第1黒基準取得部)
56 裏面黒基準取得部(第2黒基準取得部)
S1 温度センサー

Claims (9)

  1. 原稿の第1主面の画像を読み取る第1画像読取部と、
    前記第1画像読取部が読み取った前記第1主面の画像の補正に用いる第1黒基準データを、前記第1画像読取部を介して取得する第1黒基準取得部と、
    前記第1画像読取部の温度を検出する温度センサーと、
    前記温度に基づいて前記第1黒基準取得部が前記第1黒基準データを取得するように前記第1黒基準取得部に指示する取得指示部と
    を備える、画像読取装置。
  2. 所定時間内における前記温度の最大値と最小値との温度差が第1温度以上であるか否かを判定する第1温度判定部を更に備え、
    前記温度差が第1温度以上であると前記第1温度判定部が判定した場合に、前記第1黒基準取得部が前記第1黒基準データを取得するように前記取得指示部は前記第1黒基準取得部に指示する、請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 所定時間内における前記温度の最大値と最小値との温度差が第1温度以上であるか否かを判定する第1温度判定部と、
    前記温度差が前記第1温度以上であると前記第1温度判定部が判定した場合に、前記温度の変化量の絶対値が予め設定された第2温度以上であるか否かを判定する第2温度判定部と
    を更に備え、
    前記温度の変化量の絶対値が前記第2温度以上であると前記第2温度判定部が判定した場合に、前記第1黒基準取得部が前記第1黒基準データを取得するように前記取得指示部は前記第1黒基準取得部に指示する、請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記第2温度判定部は、前記第1黒基準データを前回取得した時点からの前記温度の変化量の絶対値が前記第2温度以上であるか否かを判定し、
    前記温度の変化量の絶対値が前記第2温度以上であると前記第2温度判定部が判定した場合に、前記第1黒基準取得部が前記第1黒基準データを取得するように前記取得指示部は前記第1黒基準取得部に指示する、請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記第1温度判定部は、前記温度が予め設定された第3温度以上であるか否かを判定し、前記温度が前記第3温度以上であると判定した場合に、前記温度差が第1温度以上ではないと判定する、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記温度差が前記第1温度以上ではないと前記第1温度判定部が判定した場合に、前記第1黒基準データを前回取得した時点から予め設定された時間以上経過したか否かを判定する判定部を更に備え、
    前記時間以上経過したと前記判定部が判定した場合に、前記第1黒基準取得部が前記第1黒基準データを取得するように前記取得指示部は前記第1黒基準取得部に指示する、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記温度差が前記第1温度以上ではないと前記第1温度判定部が判定した場合に、前記第1黒基準データを前回取得した時点から前記第1画像読取部が予め設定された所定枚数以上の前記原稿の画像を読み取ったか否かを判定する判定部を更に備え、
    前記所定枚数以上の前記原稿の画像を読み取ったと前記判定部が判定した場合に、前記第1黒基準取得部が前記第1黒基準データを取得するように前記取得指示部は前記第1黒基準取得部に指示する、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記原稿の前記第1主面に対向する第2主面の画像を読み取る第2画像読取部と、
    前記第2画像読取部が読み取った前記第2主面の画像の補正に用いる第2黒基準データを、前記第2画像読取部を介して取得する第2黒基準取得部と
    を更に備え、
    前記第1黒基準取得部が前記第1黒基準データを所定回数取得する度に、前記第2黒基準取得部が前記第2黒基準データを取得するように前記取得指示部が前記第2黒基準取得部に指示し、
    前記所定回数は、2回以上に予め設定された回数である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像読取装置と
    を備える、画像形成装置。
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