JP2017159976A - 警告装置及び乗客コンベア - Google Patents
警告装置及び乗客コンベア Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017159976A JP2017159976A JP2016043601A JP2016043601A JP2017159976A JP 2017159976 A JP2017159976 A JP 2017159976A JP 2016043601 A JP2016043601 A JP 2016043601A JP 2016043601 A JP2016043601 A JP 2016043601A JP 2017159976 A JP2017159976 A JP 2017159976A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- approach
- warning
- predetermined
- handrail
- detection unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】警告装置は、エスカレータ1の利用に関する警告を行う。警告装置は、エスカレータ1のハンドレール12における乗り口側のニュアル部12nへの物体の所定の接近を検知するハンドレール接近検知部61と、音声による警告を行うことが可能なスピーカ51と、ハンドレール接近検知部61によって所定の接近が検知されたときに、スピーカ51に警告を行わせる制御部41と、を備える。
【選択図】図7
Description
警告装置は、
乗客コンベアの移動手摺における乗り口側のニュアル部に対する物体の所定の接近を検知する移動手摺接近検知部と、
所定の態様の警告を行うことが可能な警告部と、
移動手摺接近検知部によって所定の接近が検知されたときに、警告部に警告を行わせる制御部と、を備える。
エスカレータには搭乗中の利用者が保持するための移動手摺(ハンドレール)が設けられているが、昇降口の周囲では、搭乗していない人が移動手摺のニュアル部に、背を向けた状態で無意識に接近する場合がある。特に乗り口側のニュアル部においては、利用者の体などが接触するとニュアル部による持ち上げが生じる虞があり、これを防止する必要がある。
1.構成
図1は、実施形態1におけるエスカレータの概略側面図である。図2は、実施形態1におけるエスカレータの概略平面図である。なお、図1は、図2のA−A線による断面位置での概略側面図である。本実施形態におけるエスカレータ1は、エスカレータ本体10と、モータ20と、電力供給装置30と、制御装置40と、スピーカ51と、ハンドレール接近検知部61と、インレット接近検知部62とを有する。スピーカ51は、警告装置の警告部の一例であり、制御装置40は警告装置の制御部の一例である。警告装置は、エスカレータ1の利用上の注意喚起等の利用に関する警告を行う。
制御装置40による警告制御についてフローチャートを参照してより詳しく説明する。
本実施形態の警告装置によると、エスカレータ1の運転中において、エスカレータ1が所定の混雑状態にないときに、ハンドレール12における乗り口側のニュアル部12nに対する所定距離L内の接近が所定時間継続して検知されると、「ハンドレール付近には立ち止まらないでください」という警告音声がスピーカ51から出力される。そのため、ハンドレール12における乗り口側のニュアル部12nに無意識に接近してきた利用者等に対して、ニュアル部12nへの接触前に適切に警告を行うことができる。これにより、ハンドレール12における乗り口側のニュアル部12nによる利用者等の物体の持ち上げの虞を低減できる。
(1)実施形態1における警告装置は、エスカレータ1(乗客コンベア)の利用に関する警告を行う。
警告装置は、
エスカレータ1(乗客コンベア)のハンドレール12(移動手摺)における乗り口側のニュアル部12nへの物体の所定の接近を検知するハンドレール接近検知部61(移動手摺接近検知部)と、
音声による警告(所定の態様の警告)を行うことが可能なスピーカ51(警告部)と、
ハンドレール接近検知部61(移動手摺接近検知部)によって所定の接近が検知されたときに、スピーカ51(警告部)に警告を行わせる制御部41と、を備える。
制御部41は、ハンドレール接近検知部61(移動手摺接近検知部)によって所定の接近が所定時間継続して検知されたときに、スピーカ51(警告部)に警告を行わせる。
所定の接近とは、乗り口側のニュアル部12nのハンドレール長手方向端に対して所定距離L内に物体が接近したことである。
制御部41は、エスカレータ1(乗客コンベア)が所定の混雑状態にあるときは、ハンドレール接近検知部61(移動手摺接近検知部)によって所定の接近が検知された場合でも、スピーカ51(警告部)に警告を行わせない。
制御部41は、エスカレータ1(乗客コンベア)を駆動するモータ20の負荷電流値が所定電流値以上である場合、エスカレータ1(乗客コンベア)が所定の混雑状態にあると判断する。
ハンドレール接近検知部61(移動手摺接近検知部)は、ハンドレール12(移動手摺)をその長手方向に仮想的に延長した領域内における所定の接近を検知する。
エスカレータ1(乗客コンベア)の走行方向が反転可能である。
ハンドレール接近検知部61(移動手摺接近検知部)は、エスカレータ1(乗客コンベア)の走行方向両端の昇降口5のそれぞれに対応させて設けられている。
制御部41は、乗り口となっている昇降口5側のハンドレール接近検知部61(移動手摺接近検知部)の検知結果に基づいて所定の接近の検知の有無を判断し、降り口となっている昇降口5側のハンドレール接近検知部61(移動手摺接近検知部)の検知結果を無視する。
警告装置は、ハンドレール12(移動手摺)における降り口側のインレット16に対する物体の第2の所定の接近を検知するインレット接近検知部62をさらに備える。
制御部41は、インレット接近検知部62によって第2の所定の接近が検知されたときに、スピーカ51(警告部)に警告を行わせる。
第2の所定の接近は、物体がハンドレール12(移動手摺)の降り口側のニュアル部12nのハンドレール長手方向端と同じ位置またはそれよりもインレット16に近い位置に接近したことである。
エスカレータ1(乗客コンベア)の走行方向が反転可能である。
インレット接近検知部62は、エスカレータ1(乗客コンベア)の走行方向両端の昇降口5のそれぞれに対応させて設けられている。
制御部41は、降り口となっている昇降口5側のインレット接近検知部62の検知結果に基づいて所定の接近の検知の有無を判断し、乗り口となっている昇降口5側のインレット接近検知部62の検知結果を無視する。
乗客コンベアは、下階が存在する2つの異なる階床間に掛け渡され、かつこれらの階床よりも下の階床につながる空間の近傍に配置されたエスカレータ1である。
(1)から(11)における警告装置を有するエスカレータ1(乗客コンベア)が提供される。
前記実施形態では、乗客コンベアが、異なる階床間に斜めに掛け渡されたエスカレータ1である場合を説明した。しかし、本発明は、乗客コンベアが、一の階床において水平あるいは斜めに配置されたいわゆる動く歩道等の乗客コンベアである場合にも適用可能である。
5 昇降口
10 エスカレータ本体
11 踏段
12 ハンドレール
12n ニュアル部
13 スカートガード
14 外部サイドパネル
18 デッキカバー
16 インレット
17 インレットガード
19 突出部
20 モータ
30 電力供給装置
40 制御装置
41 制御部
42 記憶部
51 スピーカ
61 ハンドレール接近検知部
62 インレット接近検知部
R1 ハンドレール接近検知部の検知領域
R2 インレット接近検知部の検知領域
R3 領域
Claims (12)
- 乗客コンベアの利用に関する警告を行う警告装置であって、
乗客コンベアの移動手摺における乗り口側のニュアル部に対する物体の所定の接近を検知する移動手摺接近検知部と、
所定の態様の警告を行うことが可能な警告部と、
前記移動手摺接近検知部によって前記所定の接近が検知されたときに、前記警告部に警告を行わせる制御部と、を備える、
警告装置。 - 前記制御部は、前記移動手摺接近検知部によって前記所定の接近が所定時間継続して検知されたときに、前記警告部に警告を行わせる、
請求項1記載の警告装置。 - 前記所定の接近とは、前記乗り口側のニュアル部の移動手摺長手方向端に対して所定距離内に物体が接近したことである、
請求項1または請求項2に記載の警告装置。 - 前記制御部は、前記乗客コンベアが所定の混雑状態にあるときは、前記移動手摺接近検知部によって前記所定の接近が検知された場合でも、前記警告部に警告を行わせない、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の警告装置。 - 前記制御部は、前記乗客コンベアを駆動するモータの負荷電流値が所定電流値以上である場合、前記乗客コンベアが所定の混雑状態にあると判断する、
請求項4に記載の警告装置。 - 前記移動手摺接近検知部は、前記移動手摺をその長手方向に仮想的に延長した領域内における前記所定の接近を検知する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の警告装置。 - 前記乗客コンベアの走行方向が反転可能であり、
前記移動手摺接近検知部は、前記乗客コンベアの走行方向両端の昇降口のそれぞれに対応させて設けられており、
前記制御部は、乗り口となっている昇降口側の移動手摺接近検知部の検知結果に基づいて前記所定の接近の検知の有無を判断し、降り口となっている昇降口側の移動手摺接近検知部の検知結果を無視する、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の警告装置。 - 前記移動手摺における降り口側のインレットに対する物体の第2の所定の接近を検知するインレット接近検知部をさらに備え、
前記制御部は、前記インレット接近検知部によって前記第2の所定の接近が検知されたときに、前記警告部に警告を行わせる、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の警告装置。 - 前記第2の所定の接近は、物体が前記移動手摺の降り口側のニュアル部の移動手摺長手方向端と同じ位置またはそれよりもインレットに近い位置に接近したことである、
請求項8に記載の警告装置。 - 前記乗客コンベアの走行方向が反転可能であり、
前記インレット接近検知部は、前記乗客コンベアの走行方向両端の昇降口のそれぞれに対応させて設けられており、
前記制御部は、降り口となっている昇降口側のインレット接近検知部の検知結果に基づいて前記第2の所定の接近の検知の有無を判断し、乗り口となっている昇降口側のインレット接近検知部の検知結果を無視する、
請求項8または請求項9に記載の警告装置。 - 前記乗客コンベアは、2つの異なる階床間に掛け渡され、かつこれらの階床よりも下の階床につながる空間の近傍に配置されたエスカレータである、
請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の警告装置。 - 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の警告装置を有する乗客コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016043601A JP6610343B2 (ja) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | 警告装置及び乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016043601A JP6610343B2 (ja) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | 警告装置及び乗客コンベア |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019168504A Division JP6819750B2 (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 警告装置及び乗客コンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017159976A true JP2017159976A (ja) | 2017-09-14 |
JP6610343B2 JP6610343B2 (ja) | 2019-11-27 |
Family
ID=59853401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016043601A Active JP6610343B2 (ja) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | 警告装置及び乗客コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6610343B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020164295A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | フジテック株式会社 | 乗客検知センサーを具える乗客コンベア |
-
2016
- 2016-03-07 JP JP2016043601A patent/JP6610343B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020164295A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | フジテック株式会社 | 乗客検知センサーを具える乗客コンベア |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6610343B2 (ja) | 2019-11-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5089304B2 (ja) | エスカレーターの安全装置 | |
JP5148977B2 (ja) | 乗客コンベアの安全装置および安全制御方法 | |
KR20150105542A (ko) | 무게감지센서 및 변속수단을 구비한 에스컬레이터의 안전운행시스템 | |
JP2013043711A (ja) | エレベータの乗降検出装置およびエレベータ装置、並びにエレベータの乗降検出方法 | |
JP6610343B2 (ja) | 警告装置及び乗客コンベア | |
JP2008056469A (ja) | エレベータドア安全装置 | |
JP5575839B2 (ja) | 乗客コンベア | |
JP4869785B2 (ja) | エレベータのドア制御装置 | |
JP6819750B2 (ja) | 警告装置及び乗客コンベア | |
JP5921238B2 (ja) | 乗客コンベアの警告装置 | |
JP2007320674A (ja) | 乗客コンベアの安全装置 | |
JP2007153539A (ja) | 乗客コンベア | |
JP2013056735A (ja) | 乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法 | |
CN111433148B (zh) | 运转控制系统以及乘客输送装置 | |
JP6682912B2 (ja) | 警告装置及び乗客コンベア | |
JP2015140231A (ja) | 乗客コンベアの自動速度切換装置 | |
JP6351543B2 (ja) | エレベーターの注意喚起システム | |
JP2007076786A (ja) | 乗客コンベア制御装置及び乗客コンベア | |
JP2012236654A (ja) | 乗客コンベアの制御装置 | |
JP7279331B2 (ja) | 利用者に適した運転を実施するエスカレーターシステム | |
JP6669060B2 (ja) | 乗客コンベア | |
JP2005280900A (ja) | エレベータシステム | |
JP5676792B1 (ja) | 乗客コンベア | |
JP5951833B1 (ja) | 乗客コンベア | |
JP2010189152A (ja) | 乗客コンベアの安全装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190723 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190719 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190917 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191001 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191014 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6610343 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |