JP2017159858A - 輻射ヒータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の乗員の温熱感の向上を図ることができる輻射ヒータ装置を提供する。
【解決手段】輻射ヒータ装置10は、車両1の乗員4に対して輻射熱を放射する輻射ヒータ12と、輻射ヒータ12の出力を制御するヒータコントローラ11と、を備える。ヒータコントローラ11は、「乗員4の温熱感に関する情報」を取得し、この情報に基づき輻射ヒータ12の出力を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、輻射ヒータ装置に関する。
輻射熱を利用して対象を暖めることができる輻射ヒータ装置を車両の車室内に設置する構成が知られている。このような構成に関して、例えば特許文献1には、車室内に必要とされる暖房能力により変動する熱負荷に応じて、輻射ヒータの出力を制御することが記載されている。
特開2014−208515号公報
特許文献1に記載の輻射ヒータの制御手法では、車室内に一定時間以上乗車しており、体が十分に暖まった乗員に対しては、快適な状態となるが、例えば車外から入ってきたばかりの体の冷え切った乗員に対しては、算出された熱負荷以上の暖房を提供したいケースが想定される。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の乗員の温熱感の向上を図ることができる輻射ヒータ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る輻射ヒータ装置(10,10A,10B)は、車両(1)の乗員(4)に対して輻射熱を放射する輻射ヒータ(12)と、前記輻射ヒータの出力を制御する制御部(11,11A,11B)と、を備え、前記制御部は、前記乗員の温熱感に関する情報を取得し、前記温熱感に関する情報に基づき前記輻射ヒータの出力を制御する。
この構成により、例えば体の冷え切った乗員には、充分に暖まっている乗員よりも相対的に大きな出力で輻射熱を提供するなど、乗員の個々の温熱感に応じて適切な暖房を提供することができる。この結果、車両の乗員ごとに温熱感や暖房感を向上することが可能となる。
本発明によれば、車両の乗員の温熱感の向上を図ることができる輻射ヒータ装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る輻射ヒータ装置が適用される車両の車室内の概略構成を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る輻射ヒータ装置の構成を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態における輻射ヒータの目標温度算出手法の切り替え制御を示すフローチャートである。 図4は、図3中のステップS105のヒータ目標温度算出処理にて実施されるサブルーチン処理を示すフローチャートである。 図5は、図3中のステップS107のヒータ目標温度補正処理にて実施されるサブルーチン処理を示すフローチャートである。 図6は、第1実施形態で用いるヒータ目標温度特性の一例を示す図である。 図7は、第2実施形態に係る輻射ヒータ装置の構成を示すブロック図である。 図8は、第2実施形態における輻射ヒータの目標温度算出手法の切り替え制御を示すフローチャートである。 図9は、第3実施形態に係る輻射ヒータ装置が適用される車両の車室内の概略構成を示す図である。 図10は、第3実施形態に係る輻射ヒータ装置の構成を示すブロック図である。 図11は、第3実施形態における輻射ヒータの目標温度算出制御を示すフローチャートである。 図12は、図11中のステップS503のヒータ目標温度算出処理にて実施されるサブルーチン処理を示すフローチャートである。 図13は、第3実施形態で用いるヒータ目標温度特性の一例を示す図である。 図14は、実施形態の変形例の構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1〜図6を参照して第1実施形態について説明する。まず図1及び図2を参照して、第1実施形態に係る輻射ヒータ装置10の構成について説明する。
輻射ヒータ装置10は、輻射熱を利用する暖房装置であり、車両1の車室2内のための暖房装置の一部を構成している。輻射ヒータ装置10は、車両1に搭載された電池、発電機などの電源から給電されて発熱する電気的なヒータである。輻射ヒータ装置10は、車室2内の座席3に着座している乗員4に対して、この乗員4の足元に輻射熱を放射することができるように、車室2内に設置されている。
車両1の各座席3には、乗員4の着座状態を検出する着座センサ15が設置されている。着座センサ15は、このセンサが設置される座席3に乗員4が着座している状態のとき、この状態を示す着座信号を車両1内のECUや後述する輻射ヒータ装置10のヒータコントローラ11などに出力する(着座信号がオン状態となる、とも表現できる)。
また、車両1には、車両1の外部の温度である外気温度を検出する外気温度センサ16と、車両1の車室2内の温度である内気温度を検出する内気温度センサ17とが設置されている。外気温度センサ16及び内気温度センサ17は、外気温度及び内気温度に対応する情報を車両1内のECUや後述する輻射ヒータ装置10のヒータコントローラ11などに出力する。
また、各座席3には、シートベルト5のバックルの接続状態を検出するバックル接続センサ18が設置されている。バックル接続センサ18は、このセンサが設置される座席3において、シートベルト5のバックルが接続されている状態のとき、この状態を示すバックル接続信号を車両1内のECUや後述する輻射ヒータ装置10のヒータコントローラ11などに出力する(バックル接続信号がオン状態となる、とも表現できる)。バックル接続センサ18がバックル接続信号を出力する状態とは、このセンサが設置される座席3に乗員4が着座し、この乗員4がシートベルト5を装着している状態といえる。したがって、バックル接続センサ18は、乗員4のシートベルト装着状態を検出するシートベルトセンサとして機能するものである。
輻射ヒータ装置10は、ヒータコントローラ11(制御部)と、輻射ヒータ12と、輻射ヒータスイッチ13と、ヒータ表面温度センサ14とを備える。
ヒータコントローラ11は、輻射ヒータ12の動作を制御する制御装置である。ヒータコントローラ11は、着座センサ15、外気温度センサ16、内気温度センサ17、輻射ヒータスイッチ13、ヒータ表面温度センサ14、輻射ヒータ12と電気的に接続されている。ヒータコントローラ11は、着座センサ15、外気温度センサ16、内気温度センサ17、輻射ヒータスイッチ13、ヒータ表面温度センサ14から入力される各種情報に基づき、輻射ヒータ12の出力を制御する。
輻射ヒータ12は、車両1の乗員4に対して輻射熱を放射することができる発熱装置である。輻射ヒータ12は、座席3に着座している乗員4の足元に輻射熱を放射するように車室2内に設置されている。輻射ヒータ12は、車室2内の壁面に設置することができ、例えば車両1の前側の座席3の場合には、座席3の前方に配置されるインストルメントパネル6の下面に、乗員4に対向するように設置することができる。
輻射ヒータスイッチ13は、輻射ヒータ12の動作に関する乗員4の操作入力を受け付ける入力装置である。輻射ヒータスイッチ13は、乗員4の操作によってオン状態となるとき、輻射ヒータ12の動作を実行させる操作指令を受け付ける。また、オフ状態となるとき、輻射ヒータ12の動作を停止させる操作指令を受け付ける。さらに、輻射ヒータスイッチ13は、オン状態において輻射ヒータ12の出力を多段階に切り替えることができる。輻射ヒータスイッチ13は、例えば、輻射ヒータ12の出力を、低出力(Lo)、中出力(Mi)、高出力(Hi)の3段階に切り替えることができる。ヒータコントローラ11は、輻射ヒータスイッチ13により選択される段階(以降ではヒータ出力設定信号という)に応じて、同一条件におけるヒータ目標温度を異ならせることができる。
ヒータ表面温度センサ14は、輻射ヒータ12の表面温度を検出する。ヒータ表面温度センサ14は、輻射ヒータ12の表面温度に対応する情報をヒータコントローラ11に出力する。
次に、図3〜図6を参照して、第1実施形態に係る輻射ヒータ装置10の動作について説明する。輻射ヒータ装置10において、ヒータコントローラ11は、乗員4の温熱感に関する情報を取得し、この取得した情報に基づき輻射ヒータ12の出力を制御するよう構成されている。ここで「乗員4の温熱感」とは、乗員4が感じる暑さや寒さの感覚(温冷感覚)を単一の尺度で表すことができる指標、とも表現することができる。
第1実施形態では、ヒータコントローラ11が取得する「乗員の温熱感に関する情報」として、着座センサ15により検出される乗員4の着座状態の情報に基づき算出される、乗員4が車両1に乗車した後の経過時間を適用する。ヒータコントローラ11は、この経過時間に基づき、輻射ヒータ12の目標温度の算出手法を切り替える。具体的には、乗員4が車両1に乗車した後の経過時間が所定値未満のときには、乗員4はまだ車外から車内に入ったばかりであるため、車室2内に居続けている乗員と比較して体が冷えており、温熱感も寒い状態と考えられるので、より強い輻射熱を乗員に供給すべく目標温度を嵩上げする補正を行う。一方、経過時間が所定値以上のときには、乗員4が乗車してから充分な時間が経過し、温熱感も充分に回復したと考えられるので、内気温度に基づき目標温度を設定するという通常のヒータ出力制御を行う。
以下、図3のフローチャートに沿って、輻射ヒータ装置10により実施される、輻射ヒータ12の目標温度算出手法の切り替え制御について説明する。図3に示す処理は、ヒータコントローラ11によって例えば所定周期ごとに実行される。
ステップS101では、輻射ヒータスイッチ(SW)13がオン状態か否かが判定される。輻射ヒータスイッチ13がオン状態のとき(ステップS101のYes)ステップS102に進み、オフ状態のとき(ステップS101のNo)ステップS109に進む。
ステップS102では、着座センサ15から入力される着座信号がオフ状態か否かが判定される。着座信号がオン状態のとき(ステップS102のNo)ステップS103に進み、オフ状態のとき(ステップS102のYes)ステップS109に進む。
ステップS103では、ステップS101,S102の判定の結果、輻射ヒータスイッチ13がオン状態であり、かつ、着座信号がオン状態であるので、すなわち、輻射ヒータ12が作動中であり、かつ、座席3に乗員4が着座している状態であるので、着座信号がオン状態となってから所定のα分以上経過しているか否かが判定される。着座信号オンからα分以上経過しているとき(ステップS103のYes)ステップS104に進み、着座信号オンからの経過時間がα分未満のとき(ステップS103のNo)ステップS106に進む。
ステップS104では、ステップS104の判定の結果、乗員が座席に着座してからの所定時間がα分以上経過しているので、通常の目標温度算出手法を用いるべく、目標温度補正ビットが0に設定される。ステップS104の処理が完了するとステップS105に進む。
ステップS105では、通常の目標温度算出手法である「ヒータ目標温度算出」処理が行われる。「ヒータ目標温度算出」の具体的な処理は、図4に示すサブルーチン処理におけるステップS201〜S202である。
ステップS201では、内気温度の情報が内気温度センサ17から取得され、ヒータ出力設定の情報(Hi,Mi,Loのいずれか)が輻射ヒータスイッチ13から取得される。
ステップS202では、ステップS201にて取得した内気温度及びヒータ出力設定に基づいて、所定のヒータ目標温度特性から目標温度が算出される。ここで、ヒータ目標温度特性は、例えば図6に示す特性を用いることができる。図6の横軸は、内気温度又は外気温度[℃](ここでは内気温度)を表し、図6の縦軸はヒータ目標温度[℃]を表す。図6では、内気温度と目標温度との対応関係を示す特性が、3段階のヒータ出力設定に応じて3種類設定されている。これらの3種類の特性は、内気温度が所定の低温側温度T1以下のときに目標温度が最大値となり、低温側温度T1から高温側温度T2までの区間で温度上昇に伴って単調減少し、内気温度が高温側温度T2のときに目標温度が最小値となる点で共通する。また、これらの3種類の特性は、目標温度の最大値及び最小値が、ヒータ出力設定のHi、Mi、Loの順番で段階的に小さくなるように設定されている。ステップS202の処理が完了するとメインフローに戻り、ステップS108に進む。
ステップS106では、ステップS104の判定の結果、乗員が座席に着座してからの所定時間がα分未満であるので、一時的に目標温度を嵩上げする補正を行うべく、目標温度補正ビットが1に設定される。ステップS106の処理が完了するとステップS107に進む。
ステップS107では、一時的に目標温度を嵩上げする補正を行う処理である「ヒータ目標温度補正」処理が行われる。「ヒータ目標温度補正」の具体的な処理は、図5に示すサブルーチン処理におけるステップS301〜S304である。
ステップS301では、内気温度の情報が内気温度センサ17から取得され、外気温度の情報が外気温度センサ16から取得され、ヒータ出力設定の情報(Hi,Mi,Loのいずれか)が輻射ヒータスイッチ13から取得される。
ステップS302では、ステップS301にて取得した内気温度及びヒータ出力設定に基づいて、所定のヒータ目標温度特性から目標温度Aが算出される。ここで、ヒータ目標温度特性は、ステップS202と同様に図6に示す特性を用いることができる。
ステップS303では、ステップS301にて取得した外気温度及びヒータ出力設定に基づいて、所定のヒータ目標温度特性から目標温度Bが算出される。ここで、ヒータ目標温度特性は、ステップS202、S302と同様に図6に示す特性を用いることができる。本ステップでは、図6の横軸は外気温度[℃]となる。
ステップS304では、ステップS302にて算出された内気温度に基づく目標温度Aと、ステップS303にて算出された外気温度に基づく目標温度Bとを用いて、ヒータ目標温度が算出される。ヒータ目標温度は、例えば下記の(1)式により算出することができる。
Figure 2017159858
ここで、AはステップS302にて算出された内気温度に基づく目標温度[℃]であり、BはステップS303にて算出された外気温度に基づく目標温度[℃]である。Cは、目標温度Bと目標温度Aとの偏差(B−A)[℃]であり、C≦0の場合はC=0とする。Tは、着座信号がオフ状態からオン状態に切り替わった後の経過時間[分]であり、αは、所定時間[分]であり、例えば5分である。αは、ステップS105のヒータ目標温度算出処理と、ステップS107のヒータ目標温度補正処理とを切り替えるための基準値としても機能する。kは、経過時間Tに応じて変動する係数であり、経過時間Tが0に近いほど1に近い値となり、経過時間がαに近いほど0に近い値となる。
ここで(1)式についてさらに述べると、右辺第一項(A)は、内気温度及びヒータ出力設定に基づいて、図6に示すヒータ目標温度特性から算出される目標温度であり、ステップS105の通常の目標温度算出手法において算出されるヒータ目標温度と同一である。右辺第二項(k*C)は、第一項の目標温度Aを嵩上げするための補正項として機能する。第二項において、kが経過時間Tに応じて変動する変数であり、Cが目標温度Bと目標温度Aとの偏差によって決まる変数である。第二項は、経過時間Tが短いほど嵩上げ量が大きく、経過時間Tが所定時間αに近づくほど嵩上げ量が小さくなる傾向がある。また、第二項は、外気温度に基づく目標温度Bと、内気温度に基づく目標温度Aとの偏差が大きいほど、つまり、外気温度が内気温度より低温であるほど嵩上げ量が大きく、外気温度が内気温度に近づくほど嵩上げ量が小さくなる傾向がある。ステップS304の処理が完了するとメインフローに戻り、ステップS108に進む。
ステップS108では、輻射ヒータ12がオン状態に制御され、ステップS105またはステップS107にて算出されたヒータ目標温度に基づいて輻射ヒータ12の出力が制御される。ヒータコントローラ11は、ヒータ表面温度センサ14から入力される輻射ヒータ12の実際の表面温度の情報に基づき、輻射ヒータ12の出力をフィードバック制御することによって、輻射ヒータ12の表面温度をヒータ目標温度にすることができる。ステップS108の処理が完了すると本制御フローを終了する。
ステップS109では、ステップS101,S102の判定の結果、輻射ヒータスイッチ13がオフ状態であるか、または、着座信号がオフ状態であるので、輻射ヒータ12がオフ状態に制御され、本制御フローを終了する。
次に、第1実施形態に係る輻射ヒータ装置10の効果について説明する。
車両1の車室2内に着座している乗員4を輻射ヒータの暖房提供の対象とする構成を考える。従来の輻射ヒータの制御手法では、例えば特許文献1のように、車室2内に必要とされる暖房能力により変動する熱負荷に応じて、輻射ヒータの出力を変動させる制御手法が提案されている。しかし、これらの制御手法では、車室2内に一定時間以上乗車しており、体が十分に暖まった乗員4に対しては、快適な状態となるが、例えば車外から入ってきたばかりの体の冷え切った乗員4に対しては、算出された熱負荷以上の暖房感が求められるケースが想定され、乗員4にとって充分な暖房提供を行えない虞がある。
これに対して、第1実施形態の輻射ヒータ装置10は、車両1の乗員4に対して輻射熱を放射する輻射ヒータ12と、輻射ヒータ12の出力を制御するヒータコントローラ11と、を備え、ヒータコントローラ11は、「乗員4の温熱感に関する情報」を取得し、この情報に基づき輻射ヒータ12の出力を制御する。
例えば、車室2内に一定時間以上乗車しており、体が十分に暖まっている乗員4と、車外から入ってきたばかりの体の冷え切った乗員4とを比較すると、同じ温度の車室2にいても乗員4が感じる温熱感(すなわち、乗員4が感じる暑さや寒さの感覚(温冷感覚)を単一の尺度で表すことができる指標)は異なるものとなる。第1実施形態の輻射ヒータ装置10は、上記構成によって、「乗員4の温熱感に関する情報」に基づき輻射ヒータ12の出力を制御できるので、例えば体の冷え切った乗員4には、充分に暖まっている乗員4よりも相対的に大きな出力で輻射熱を提供するなど、乗員4の個々の温熱感に応じて適切な暖房を提供することができる。この結果、車両1の乗員4ごとに温熱感や暖房感を向上することが可能となる。
また、上述した「乗員4の温熱感に関する情報に基づく輻射ヒータ12の出力制御」とは、第1実施形態の輻射ヒータ装置10では具体的には以下の構成をとる。すなわち、ヒータコントローラ11は、着座センサ15により検出される乗員4の着座状態の情報に基づき、乗員4が車両1に乗車した後の経過時間を「乗員4の温熱感に関する情報」として算出し、経過時間に基づき輻射ヒータ12の目標温度の算出手法を切り替える。
乗員4が乗車した後の経過時間は、乗員4の温熱感と高い相関があると考えられる。例えば、この経過時間が短ければ乗員4の体は冷えており温熱感が低い状態であり、経過時間が長ければ乗員4の体は充分に暖まっており温熱感は高い状態といえる。上記構成のとおり、経過時間に基づき輻射ヒータ12の目標温度の算出手法を切り替えることにより、乗員4の温熱感に応じた適切な暖房の提供が可能となる。
また、第1実施形態の輻射ヒータ装置10において、ヒータコントローラ11は、乗員4が車両1に乗車した後の経過時間が所定値α分以上のとき、車両1の車室2内の温度である内気温度に基づき目標温度を設定し、経過時間が所定値α未満のとき、目標温度を嵩上げする補正を行う。
この構成により、乗員4が車両1に乗車した後の経過時間が短く、乗員4の温熱感が比較的低いときには、輻射ヒータ12の目標温度を嵩上げして通常時より出力を増大させることができるので、乗員4の温熱感を適切に向上させることができる。
また、上述した「目標温度を嵩上げする補正」とは、第1実施形態の輻射ヒータ装置10では具体的には以下の構成をとる。すなわち、ヒータコントローラ11は、数式(1)を参照して説明したように、経過時間が短いほど目標温度の嵩上げ量を大きくする補正を行い、さらに、車両1の外部の温度である外気温度が内気温度に対して低くなるほど、目標温度の嵩上げ量を大きくする補正を行う。この構成により、乗員4の温熱感を向上させるために必要な輻射ヒータ12の目標温度の嵩上げ補正を適切に行うことができる。
[第2実施形態]
図7及び図8を参照して第2実施形態について説明する。図7に示すように、第2実施形態に係る輻射ヒータ装置10Aは、着座センサ15から取得される着座情報の代わりに、バックル接続センサ18から取得されるバックル接続信号を入力情報として用いる点で、第1実施形態の輻射ヒータ装置10と異なる。
第2実施形態に係る輻射ヒータ装置10Aの動作について、図8のフローチャートを参照して説明する。図8のフローチャートのステップS401,S404〜S409の各処理は、図3のフローチャートのステップS101,S104〜S109と同一の処理であるので説明を省略する。なお、ステップS405のヒータ目標温度算出処理は、第1実施形態と同様に図4に示すサブルーチン処理を実行し、ステップS407のヒータ目標温度補正処理は、第1実施形態と同様に図5のサブルーチン処理を実行する。
ステップS402では、バックル接続センサ18から入力されるバックル接続信号がオフ状態か否かが判定される。バックル接続信号がオン状態のとき(ステップS402のNo)ステップS403に進み、オフ状態のとき(ステップS402のYes)ステップS409に進む。
ステップS403では、ステップS401,S402の判定の結果、輻射ヒータスイッチ13がオン状態であり、かつ、バックル接続信号がオン状態であるので、すなわち、輻射ヒータ12が作動中であり、かつ、座席3に乗員4がシートベルトを装着して着座している状態であるので、バックル接続信号がオン状態となってから所定のα分以上経過しているか否かが判定される。バックル接続信号オンからα分以上経過しているとき(ステップS403のYes)ステップS404に進み、バックル接続信号オンからの経過時間がα分未満のとき(ステップS403のNo)ステップS406に進む。
第2実施形態の輻射ヒータ装置10Aにおいて、上述した「乗員4の温熱感に関する情報に基づく輻射ヒータ12の出力制御」とは具体的には以下の構成をとる。すなわち、ヒータコントローラ11Aは、バックル接続センサ18により検出される乗員4のシートベルト装着状態の情報に基づき、乗員4が車両1に乗車した後の経過時間を「乗員4の温熱感に関する情報」として算出し、経過時間に基づき輻射ヒータ12の目標温度の算出手法を切り替える。
このように、第2実施形態の輻射ヒータ装置10Aは、乗員4が乗車した後の経過時間に基づき輻射ヒータ12の目標温度の算出手法を切り替える、という第1実施形態と共通の特徴を有するので、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
[第3実施形態]
図9〜図13を参照して第3実施形態について説明する。図10に示すように、第3実施形態に係る輻射ヒータ装置10Bは、IR(赤外線)センサ19を入力情報として用いる点で、第1、第2実施形態と異なる。また、図10に示すように、ヒータコントローラ11Bは、着座センサ15、外気温度センサ16、内気温度センサ17、バックル接続センサ18からの情報を利用しない点で、第1、第2実施形態と異なる。
図9及び図10に示すように、車両1にはIRセンサ19が設けられる。IRセンサ19は、人体の表面温度を検知する。IRセンサ19は、輻射ヒータ12からの輻射熱が照射される乗員4の部分(例えば膝下の足部)の表面温度を検知できるよう、例えば輻射ヒータ12の近傍に設置される。IRセンサ19は、検知領域の温度に対応する情報を車両1内のECUや輻射ヒータ装置10Bのヒータコントローラ11Bなどに出力する。
次に、図11〜図13を参照して、第3実施形態に係る輻射ヒータ装置10Bの動作について説明する。第3実施形態では、ヒータコントローラ11Bが取得する「乗員の温熱感に関する情報」として、IRセンサ19により検出される乗員4の足部の表面温度の情報を適用する。ヒータコントローラ11は、この表面温度に基づき、輻射ヒータ12の目標温度を設定する。具体的には、表面温度が低いほど、乗員4はまだ車外から車内に入ったばかりであるため、車室2内に居続けている乗員と比較して体が冷えており、温熱感も寒い状態と考えられるので、ヒータ目標温度を相対的に高くする。一方、表面温度が高いほど、乗員4が乗車してから充分な時間が経過し、温熱感も充分に回復したと考えられるので、ヒータ目標温度を相対的に低くする。
以下、図11のフローチャートに沿って、輻射ヒータ装置10Bにより実施される、輻射ヒータ12の目標温度の算出制御について説明する。図11に示す処理は、ヒータコントローラ11Bによって例えば所定周期ごとに実行される。
ステップS501では、輻射ヒータスイッチ(SW)13がオン状態か否かが判定される。輻射ヒータスイッチ13がオン状態のとき(ステップS501のYes)ステップS502に進み、オフ状態のとき(ステップS501のNo)ステップS505に進む。
ステップS502では、IRセンサ19から入力されるIRセンサ信号により乗員4の存在を検知できるか否かが判定される。ヒータコントローラ11Bは、例えばIRセンサ信号が、座席3の表面温度とは異なる温度分布を検知したときに、乗員4が座席3にいると判定することができる。乗員4を検知したとき(ステップS502のYes)ステップS503に進み、乗員4を検知できないとき(ステップS502のNo)ステップS505に進む。
ステップS503では、ステップS501,S502の判定の結果、輻射ヒータスイッチ13がオン状態であり、かつ、IRセンサ信号により乗員4を検知できたので、「ヒータ目標温度算出」処理が行われる。「ヒータ目標温度算出」の具体的な処理は、図12に示すステップS601〜S602である。
ステップS601では、乗員4の表面温度の情報がIRセンサ19から取得され、ヒータ出力設定の情報(Hi,Mi,Loのいずれか)が輻射ヒータスイッチ13から取得される。
ステップS602では、ステップS601にて取得した乗員表面温度及びヒータ出力設定に基づいて、所定のヒータ目標温度特性から目標温度が算出される。ここで、ヒータ目標温度特性は、例えば図13に示す特性を用いることができる。図13の横軸は、乗員表面温度[℃]を表し、図13の縦軸はヒータ目標温度[℃]を表す。図13に示す特性は、その他の点については図6に示した特性と同様である。ステップS602の処理が完了するとメインフローに戻り、ステップS504に進む。
ステップS504では、輻射ヒータ12がオン状態に制御され、ステップS503にて算出されたヒータ目標温度に基づいて輻射ヒータ12の出力が制御される。ヒータコントローラ11Bは、ヒータ表面温度センサ14から入力される輻射ヒータ12の実際の表面温度の情報に基づき、輻射ヒータ12の出力をフィードバック制御することによって、輻射ヒータ12の表面温度をヒータ目標温度にすることができる。ステップS504の処理が完了すると本制御フローを終了する。
ステップS505では、ステップS501,S502の判定の結果、輻射ヒータスイッチ13がオフ状態であるか、または、IRセンサ信号により乗員4を検知できなかったので、輻射ヒータ12がオフ状態に制御され、本制御フローを終了する。
なお、ステップS502における乗員4の有無を検出する手法は、上記のIRセンサ19を用いる手法の他に、着座センサ15から入力される着座信号や、バックル接続センサ18から入力されるバックル接続信号を組み合わせて用いても良い。
第3実施形態の輻射ヒータ装置10Bにおいて、上述した「乗員4の温熱感に関する情報に基づく輻射ヒータ12の出力制御」とは具体的には以下の構成をとる。すなわち、ヒータコントローラ11Bは、IRセンサ19により検出される乗員4の表面温度を「乗員4の温熱感に関する情報」として用い、表面温度に基づき輻射ヒータ12の目標温度を設定する。
IRセンサ19により検知される乗員4(例えば輻射ヒータ12により輻射熱が供給される乗員4の膝下部)の表面温度は、乗員4の温熱感と高い相関があると考えられる。例えば、この表面温度が低ければ乗員4の体は冷えており温熱感が低い状態であり、表面温度が高ければ乗員4の体は充分に暖まっており温熱感は高い状態といえる。したがって、上記構成のとおり、表面温度に基づき輻射ヒータ12の目標温度を設定することにより、乗員4の温熱感に応じた適切な暖房の提供が可能となる。
また、IRセンサ19により検知される乗員4の表面温度の情報は、「乗員4の温熱感に関する情報」との相関が強いと考えられる。このため、乗員表面温度を入力情報として適用することにより、乗員4の温熱感を精度良く推定することが可能となり、輻射ヒータ12の出力制御をより一層乗員4の温熱感に則したものとすることができる。なお、第3実施形態の輻射ヒータ装置10Bでは、IRセンサ19を、乗員4の表面温度を計測することができる他のセンサ類に置き換えることも可能である。
[変形例]
図14を参照して上記実施形態の変形例について説明する。第1〜第3実施形態では、輻射ヒータ装置10,10A,10Bのヒータコントローラ11,11A,11Bに各種センサが電気的に接続され、各種センサから直接信号が入力される構成を例示したが、輻射ヒータ装置10,10A,10Bはこれらの構成に限られない。例えば図14に示すように、各種センサ類が、ヒータコントローラ11,11A,11Bの上位のA/C ECU100に電気的に接続され、A/C ECU100が、各種センサ類から入力される信号をヒータコントローラ11,11A,11Bに送信し、ヒータコントローラ11,11A,11BがA/C ECU100から受信した各種センサ信号に基づき輻射ヒータ12を制御する構成としてもよい。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
第1、第2実施形態に示した、乗員4の乗車後の経過時間に基づく輻射ヒータ12の目標温度の嵩上げ補正手法と、第3実施形態に示した、乗員4の表面温度に基づく輻射ヒータ12の目標温度の設定手法とを組み合わせる構成としてもよい。
また、第1〜第3実施形態では、乗員4が座席3に着座しているか否かの判定手法として、それぞれ着座センサ15の着座信号、バックル接続センサ18のバックル接続信号、IRセンサ19のIRセンサ信号を利用する構成を例示したが、これらの信号を組み合わせて使用してもよい。
1:車両
4:乗員
10,10A,10B:輻射ヒータ装置
11,11A,11B:ヒータコントローラ(制御部)
12:輻射ヒータ
15:着座センサ
18:バックル接続センサ(シートベルトセンサ)
19:IRセンサ(温度センサ)

Claims (7)

  1. 車両(1)の乗員(4)に対して輻射熱を放射する輻射ヒータ(12)と、
    前記輻射ヒータの出力を制御する制御部(11,11A,11B)と、
    を備え、
    前記制御部は、前記乗員の温熱感に関する情報を取得し、前記温熱感に関する情報に基づき前記輻射ヒータの出力を制御する、
    輻射ヒータ装置(10,10A,10B)。
  2. 前記乗員の着座状態を検出する着座センサ(15)を備え、
    前記制御部(11)は、前記着座センサにより検出される前記着座状態の情報に基づき、前記乗員が前記車両に乗車した後の経過時間を前記温熱感に関する情報として算出し、前記経過時間に基づき前記輻射ヒータの目標温度の算出手法を切り替える、
    請求項1に記載の輻射ヒータ装置(10)。
  3. 前記乗員のシートベルト装着状態を検出するシートベルトセンサ(18)を備え、
    前記制御部(11A)は、前記シートベルトセンサにより検出される前記シートベルト装着状態の情報に基づき、前記乗員が前記車両に乗車した後の経過時間を前記温熱感に関する情報として算出し、前記経過時間に基づき前記輻射ヒータの目標温度の算出手法を切り替える、
    請求項1または2に記載の輻射ヒータ装置(10A)。
  4. 前記制御部(11,11A)は、
    前記経過時間が所定値以上のとき、前記車両の車室内の温度である内気温度に基づき前記目標温度を設定し、
    前記経過時間が所定値未満のとき、前記目標温度を嵩上げする補正を行う、
    請求項2または3に記載の輻射ヒータ装置(10,10A)。
  5. 前記制御部は、前記経過時間が短いほど前記目標温度の嵩上げ量(k・C)を大きくする補正を行う、
    請求項4に記載の輻射ヒータ装置。
  6. 前記制御部は、前記車両の外部の温度である外気温度が、前記内気温度に対して低くなるほど、前記目標温度の嵩上げ量を大きくする補正を行う、
    請求項5に記載の輻射ヒータ装置。
  7. 前記乗員の表面温度を検出する温度センサ(19)を備え、
    前記制御部(11B)は、前記温度センサにより検出される前記表面温度を前記温熱感に関する情報として用い、前記表面温度に基づき前記輻射ヒータの目標温度を設定する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の輻射ヒータ装置(10B)。
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