JP2017159706A - キャブのフロアパネル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車幅方向からの荷重に対するキャブの後部領域のフロアパネルの剛性を確保する。【解決手段】フロアパネル10は、着座シート11が固定される複数のシート固定部22と、キャブ2の後端下部であるフロアパネル10のパネル後端縁部でキャブ2の左右に亘って車幅方向に延びるリアキャブマウントレール26と、フロアパネル10の後側シート固定部22aよりも後方、且つフロアパネル10のパネル後端縁部よりも前方に配置される筒状部34とを備える。シート固定部22とリアキャブマウントレール26との間でキャブ2の左右に亘って車幅方向に延びる閉断面状の筒状部34によって、キャブ2の後部領域14のフロアパネル10の車幅方向からの荷重に対する剛性を確保する。【選択図】図4

Description

本発明は、車両のキャブのフロアパネル構造に関する。
特許文献1には、キャブオーバトラックのキャブの車室内の床面を形成するフロアパネルが記載されている。キャブの下部には、キャブの車幅方向両側で車両前後方向に延設されるフロアアンダフレームが配置される。フロアアンダフレームは、車両前方側に略水平に配設される前方部と、前方部の後端から折曲し車両上方へ傾斜して車両上方へ傾斜して延びる立上り部と、立上り部の上端から折曲して車両後方へ略水平に延びて着座シートの下方に配置される後方部とを備えている。フロアアンダフレームは、キャブのフロアパネルの下面と当接した状態で、その当接部分を溶接等することによりキャブに対して固着されている。
特開2008−100658号公報
特許文献1に記載のキャブオーバトラックでは、フロアアンダフレームの後方部が略水平に延び、フロアパネルの下面と当接した状態でキャブに対して固着されている。すなわち、フロアアンダフレームの後方部に固着されたフロアパネルが前後方向に直線状に延びるので、キャブの後部領域では車幅方向から入力する荷重(以下、車幅方向からの荷重という)に対するフロアパネルの剛性を確保することが難しい。特に、着座シートの後方に乗員の休憩スペースを有する長距離用のトラック等のような車両では、キャブの着座シートよりも後方の領域(以下、単にキャブの後部領域という)のフロアパネルの前後方向の長さが長いので、車幅方向からの荷重に対するキャブの後部領域のフロアパネルの剛性を十分に確保できないおそれがある。
そこで、本発明は、車幅方向からの荷重に対するキャブの後部領域のフロアパネルの剛性を確保することが可能なキャブのフロアパネル構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、キャブの車室の後方を区画するキャブ後面部の下端縁部から連続して前方へ延びて車室の床面を形成し、車室内の着座シートを下方から支持するキャブのフロアパネル構造であって、シート支持部とシート後方筒状部とパネル後端縁部とを備える。シート支持部は、着座シートが固定されて着座シートを下方から支持する。シート後方筒状部は、シート支持部よりも後方に配置されてキャブの左右に亘って車幅方向に延びる。シート後方筒状部は、閉断面状である。パネル後端縁部は、シート後方筒状部よりも後方のキャブの後端下部でキャブの左右に亘って車幅方向に延びてキャブ後面部の下端縁部に固定される。
上記構成では、シート支持部とパネル後端縁部との間には、キャブの左右に亘って車幅方向に延びる閉断面状のシート後方筒状部が設けられる。このため、フロアパネルのうちシート支持部とパネル後端縁部との間の領域の車幅方向からの荷重に対する剛性をシート後方筒状部によって確保することができる。
また、シート支持部には、着座シートが固定されるので、フロアパネルのうちシート支持部を有する領域では、車幅方向からの荷重に対する剛性を、着座シートによって確保することができる。また、フロアパネルのパネル後端縁部は、キャブの左右に亘って車幅方向に延びてキャブ後面部の下端縁部に固定されるので、車幅方向からの荷重に対するフロアパネルのパネル後端縁部の剛性をキャブ後面部によって確保することができる。
従って、キャブの着座シートよりも後方の領域(後部領域)のフロアパネルの車幅方向からの荷重に対する剛性を確保することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様のフロアパネル構造であって、シート後方筒状部とパネル後端縁部との間に配置されるシート後方床板部を備える。シート後方筒状部は、シート後方床板部よりも上方に配置されてシート後方筒状部の内部空間の上方を区画する第1上板部と、第1上板部の後端縁から下方へ延びて内部空間の後方を区画する第1縦板部とを有する。シート後方床板部は、シート後方筒状部の第1縦板部から連続して後方へ延びる。パネル後端縁部は、シート後方床板部の後端縁に沿って起立する第2縦板部と、第2縦板部の上端縁から後方へ延びる第2上板部とを有する。シート後方筒状部の第1縦板部とシート後方床板部とパネル後端縁部の第2縦板部との間には、上方に開口する凹空間が形成される
上記構成では、パネル後端縁部が、シート後方床板部の後端縁に沿って起立する第2縦板部と、第2縦板部の上端縁から後方へ延びる第2上板部とを有する。すなわち、パネル後端縁部には、シート後方床板部と第2縦板部とが交叉する角部、及び第2縦板部と第2上板部とが交叉する角部の少なくとも2つの角部が形成される。このため、車幅方向からの荷重に対するフロアパネルのパネル後端縁部の剛性を少なくとも2つの角部によって確保することができる。
また、シート後方筒状部の後板部とシート後方床板部とパネル後端縁部の前板部との間には、上方に開口する凹空間が形成されるので、該凹空間を小物等の収納空間として利用することができ、キャブの後部領域を有効に活用することができる。
本発明によれば、車幅方向からの荷重に対するキャブの後部領域のフロアパネルの剛性を確保することができる。
本発明に係るフロアパネル構造を適用した車両の前部の斜視図である。 図1の車両のキャブの後方からの概略斜視図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 図2のIV−IV矢視断面図である。 他の実施例に係るフロアパネル構造の要部の概略断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本発明に係るキャブのフロアパネル構造は、例えば、キャブ2が概ねエンジン(図示省略)の上方に配置されるキャブオーバ型のトラック(車両)1のフロアパネル10(図3参照)に適用される。
図2及び図3に示すように、キャブ2は、キャブ前面部3、左右のキャブ側面部4、キャブ後面部5、キャブ上面部6、及びキャブ下面部7によって箱状に形成され、その内部には、車室8が区画される。キャブ前面部3は、キャブ2の前端部で起立し、車室8の前方を区画する。左右のキャブ側面部4は、車室8を側方に開放可能に閉止するドア9をそれぞれ有し、キャブ2の左右両端部で起立し、車室8の側方を区画する。キャブ後面部5は、バックパネル28と、バックパネル28を補強する複数のレインフォース29とを有し、キャブ2の後端部で起立し、車室8の後方を区画する。キャブ上面部6は、キャブ2の上端部で上下方向と交叉し、車室8の上方を区画する。なお、図3は、キャブ2の構造を概略的に示す断面図であり、ドア9や車室8の前方の各種装置(ステアリング等)や後述する着座シート11等を省略した状態が図示されている。
図3及び図4に示すように、キャブ2の車室8には、乗員が着座する着座シート11が左右両側(運転席側及び助手席側)に配置される。キャブ2の着座シート11よりも後方の領域14(以下、後部領域14という)には、乗員が休憩可能な休憩スペース12が設けられ、休憩スペース12には、略矩形板状に形成されたベッド13が設置されている。なお、ベッド13は、上面側にクッション材等を有する柔らかいベッドであってもよいし、或いは、上面に布団等を敷くことによってベッドとして機能するような硬い板状のベッドであってもよい。
キャブ下面部7は、フロアパネル10と左右1対のフロアアンダフレーム15(図3及び図4には、車幅方向右側のフロアアンダフレーム15のみが示されている)とを有し、車室8の下方を区画する。フロアパネル10は、第1パネル部材16、第2パネル部材17、及び第3パネル部材18の3つのパネル部材16,17,18を接合することによって構成されて車室8の床面を形成する。左右のフロアアンダフレーム15は、断面略U字形状を有し、フロアパネル10の下方の左右両側に配置されて前後方向に延びる。フロアアンダフレーム15は、キャブ2の前端部から着座シート11の後方まで延びる前方部15aと、前方部15aの後端から連続して後上方へ傾斜して延びる傾斜部15bと、傾斜部15bの後端からキャブ2の後端部まで略水平に延びる後方部15cとを有する。フロアアンダフレーム15は、キャブ2のフロアパネル10の下面に当接した状態で、その当接部分を溶接等することによりフロアパネル10に対して固定されている。
フロアパネル10の第1パネル部材16は、キャブ前方床板部19と傾斜床板部20とベッド支持床板部(第1上板部)21とを一体的に有し、キャブ2の前端下部から着座シート11よりも後方まで延びる。第1パネル部材16の前端縁は、フロアパネル10の前端縁である。
第1パネル部材16のキャブ前方床板部19は、上方に突出した状態で前後方向に延びる車幅方向中央部のセンタートンネル38と、センタートンネル38の左右両側の前方床板部39(図3及び図4には、車幅方向右側の前方床板部39のみが示されている)とを有し、キャブ2の前端下部から後方へ延びる。キャブ前方床板部19は、前後方向に直交する断面形状が略ハット状になるように、センタートンネル38と左右の前方床板部39とによって形成される。センタートンネル38の上面部38aは、フロアアンダフレーム15の前方部15aよりも上方、且つ後方部15cの上面よりも僅かに下方に配置される。センタートンネル38の下方の空間には、ラジエータ(図示省略)やエンジン(図示省略)、それらに関わる補機類(図示省略)が配置される。左右の前方床板部39は、着座シート11よりも前方の前部領域39aと、着座シート11の下方に配置されて着座シート11を下方から支持する後部領域39bとを有し、フロアアンダフレーム15の前方部15aに固定されて前方部15aに下方から支持される。左右の前方床板部39の後部領域39bは、着座シート11が固定される複数のシート固定部(シート支持部)22をそれぞれ有する。複数のシート固定部22は、例えば、2箇所の後側シート固定部22aと2箇所の前側シート固定部22bとである。後側シート固定部22aは、左右の前方床板部39の後端部に車幅方向に間隔を空けた状態で配置される。前側シート固定部22bは、左右の前方床板部39の後端部から前方に離間した位置で車幅方向に間隔を空けた状態で配置される。なお、図4には、1箇所の後側シート固定部22aと1箇所の前側シート固定部22bとが図示されている。また、シート固定部22の数は、4箇所に限定されない。
着座シート11は、着座シート11の下端部で前後方向に延びて着座シート11を前後方向にスライド移動可能な左右のスライドレール(図示省略)を有する。着座シート11の左右のスライドレールの前端部及び後端部には、ボルト挿通孔(図示省略)を有する固定部23が形成され、該固定部23が左右の前方床板部39の4箇所のシート固定部22にボルト(図示省略)によって締結固定される。すなわち、左右の前方床板部39の複数のシート固定部22は、着座シート11の左右のスライドレールの固定部23に対応する位置に設けられる。なお、着座シート11を、シート固定部22に対し、上記スライドレールを介することなく直接的に固定してもよい。
第1パネル部材16の傾斜床板部20は、左右の前方床板部39の後端縁から曲折して後上方へ延びる左右の下部領域20a(図4には、車幅方向右側の下部領域20aのみが示されている)と、下部領域20aの上端縁及びセンタートンネル38の後端縁から連続して後上方へ延びる上部領域20bとを有する。傾斜床板部20の左右の下部領域20aは、フロアアンダフレーム15の傾斜部15bに沿って延びて傾斜部15bに固定される。左右の下部領域20aの上端縁は、フロアアンダフレーム15の傾斜部15bの上端(後方部15cの上面)と略同じ高さ位置に配置される。傾斜床板部20の上部領域20bは、フロアアンダフレーム15の傾斜部15bの上端(後方部15cの上面)よりも上方へ突出し、キャブ2の左右に亘って車幅方向に延びる。傾斜床板部20の上部領域20bの上端縁は、フロアアンダフレーム15の後方部15cの上面よりも上方の所定の高さ位置でキャブ2の左右に亘って車幅方向に延びる。
第1パネル部材16のベッド支持床板部21は、傾斜床板部20の上部領域20bの上端縁から曲折して後方へ上記所定の高さ位置で略水平に延びる。ベッド支持床板部21の上面には、ベッド13の前端縁部13aが載置され、ベッド支持床板部21がベッド13の前端縁部13aを下方から支持する。なお、図4では、分かり易くするために、ベッド支持床板部21とベッド13とを僅かに離間させているが、実際には、ベッド13がベッド支持床板部21に載置され、ベッド支持床板部21とベッド13とが当接している。
フロアパネル10の第2パネル部材17は、前固定板部32とキャブ後方床板部25とリアキャブマウントレール26とを一体的に有し、第1パネル部材16の後方に配置され、キャブ2の左右に亘って車幅方向に延びる。
第2パネル部材17の前固定板部32は、第1パネル部材16の傾斜床板部20の後面27に面接触した状態で接合される。
第2パネル部材17のキャブ後方床板部25は、前固定板部32の上端縁から曲折して後方へ略水平に延び、第1パネル部材16の左右の前方床板部39よりも上方に配置され、フロアアンダフレーム15の後方部15cに固定されて後方部15cに下方から支持される。
第2パネル部材17のリアキャブマウントレール26は、レール縦板部(第2縦板部)26aと、レール上板部(第2上板部)26bと、レール後板部26cとを有し、キャブ2の後端下部であるフロアパネル10の後端縁部(パネル後端縁部)でキャブ2の左右に亘って車幅方向に延びる。レール縦板部26aは、キャブ後方床板部25の後端縁から曲折して上方へ延びる。レール上板部26bは、レール縦板部26aの上端縁から曲折して後方へ延び、第1パネル部材16のベッド支持床板部21と略同じ高さ位置(上記所定の高さ位置)に配置される。レール上板部26bの上面には、ベッド13の後端縁部13bが載置され、レール上板部26bがベッド13の後端縁部13bを下方から支持する。レール後板部26cは、レール上板部26bの後端縁から曲折して下方へ延びる。レール後板部26cの後方には、キャブ後面部5のバックパネル28の下端縁部28aが配置され、レール後板部26cとバックパネル28の下端縁部28aとが溶接等によって接合(固定)されている。リアキャブマウントレール26は、レール縦板部26aとレール上板部26bとレール後板部26cとによって下方へ開放された断面略U字状に形成され、その内側に空間30を区画する。リアキャブマウントレール26の空間30には、トラック1の車体フレーム(図示省略)に下方から支持されるリアキャブマウントブラケット31が配置され、リアキャブマウントブラケット31がリアキャブマウントレール26に固定されている。すなわち、本実施形態では、フロアパネル10のパネル後端縁部は、キャブ2の後端下部で車幅方向に延び、車体フレームに下方から支持されてバックパネル28に固定されるリアキャブマウントレール26である。なお、図4では、分かり易くするために、レール上板部26bとベッド13とを僅かに離間させているが、実際には、ベッド13がレール上板部26bに載置され、レール上板部26bとベッド13とが当接している。
フロアパネル10の第3パネル部材18は、第1パネル部材16のベッド支持床板部21の下面に面接触した状態で接合される上固定板部18aと、第2パネル部材17のキャブ後方床板部25の上面に面接触した状態で接合される下固定板部18bと、上固定板部18aと下固定板部18bとの間で延びる中板部(第1縦板部)18cとを有し、キャブ2の左右に亘って車幅方向に延びる。上固定板部18aの後端縁は、第1パネル部材16のベッド支持床板部21の後端縁部に配置される。下固定板部18bの前端縁は、第1パネル部材16の傾斜床板部20の後面27から後方へ離間した位置に配置される。中板部18cは、上固定板部18aの後端縁と下固定板部18bの前端縁との間で延びる。
第1パネル部材16の傾斜床板部20の上部領域20bと、第1パネル部材16のベッド支持床板部21と、第3パネル部材18の中板部18cと、第2パネル部材17のキャブ後方床板部25のうち第3パネル部材18の中板部18cよりも前方の前端部領域33とは、キャブ2の左右に亘って車幅方向に延びる筒状部(シート後方筒状部)34を形成する。筒状部34は、フロアパネル10の後側シート固定部22aよりも後方、且つフロアパネル10のパネル後端縁部(本実施形態では、リアキャブマウントレール26)よりも前方に配置される。筒状部34の車幅方向に直交する断面は、略矩形状の閉断面である。すなわち、筒状部34の内部空間35は、前方が、第1パネル部材16の傾斜床板部20の上部領域20bに区画され、上方が、第1パネル部材16のベッド支持床板部21に区画され、後方が、第3パネル部材18の中板部18cに区画され、下方が、第2パネル部材17のキャブ後方床板部25の前端部領域33に区画される。筒状部34は、筒状部34よりも前方の第1パネル部材16のキャブ前方床板部19、及び筒状部34よりも後方の第2パネル部材17のキャブ後方床板部25よりも上方へ突出する。
第3パネル部材18の中板部18cと、第2パネル部材17のキャブ後方床板部25のうち第3パネル部材18の中板部18cよりも後方のシート後方床板部36と、リアキャブマウントレール26のレール縦板部26aとは、上方へ開口する凹空間37を区画形成する。シート後方床板部36は、第3パネル部材18の中板部18cの下端から連続して後方へ延びている。すなわち、シート後方床板部36は、筒状部34とリアキャブマウントレール26との間に配置され、筒状部34とリアキャブマウントレール26とを連結する。第1パネル部材16のベッド支持床板部21及びリアキャブマウントレール26のレール上板部26bにベッド13を載置した状態で、凹空間37の上方は、ベッド13によって塞がれる。また、ベッド13の前端縁部13a又は後端縁部13bの少なくとも一方を上方へ移動した状態で、凹空間37の上方は、解放される。
上記のように構成されたフロアパネル10では、着座シート11が固定されるシート固定部22とリアキャブマウントレール26との間に、キャブ2の左右に亘って車幅方向に延びる閉断面状の筒状部34が形成される。このため、フロアパネル10のうちシート固定部22とリアキャブマウントレール26との間の領域の車幅方向からの荷重に対する剛性を筒状部34によって確保することができる。すなわち、キャブ2の後部領域14のフロアパネル10の車幅方向からの荷重に対する剛性を確保することができる。
また、第1パネル部材16のシート固定部22に着座シート11が固定されるので、フロアパネル10のうちシート固定部22を有する領域(第1パネル部材16の後部領域39b)では、車幅方向からの荷重に対する剛性を、着座シート11によって確保することができる。
また、フロアパネル10のパネル後端縁部(本実施形態では、リアキャブマウントレール26)に、バックパネル28が固定されるので、車幅方向からの荷重に対するフロアパネル10のパネル後端縁部の剛性をバックパネル28によって確保することができる。
また、リアキャブマウントレール26は、キャブ後方床板部25の後端縁から曲折して上方へ延びるレール縦板部26aと、レール縦板部26aの上端縁から曲折して後方へ延びるレール上板部26bと、レール上板部26bの後端縁から曲折して下方へ延びるレール後板部26cとを有し、キャブ2の後端下部でキャブ2の左右に亘って車幅方向に延びる。すなわち、リアキャブマウントレール26には、キャブ後方床板部25とレール縦板部26aとが交叉する角部40、レール縦板部26aとレール上板部26bとが交叉する角部41、及びレール上板部26bとレール後板部26cとが交叉する角部42の3つの角部40,41,42が形成され、キャブ2の左右に亘って車幅方向に延びている。このため、車幅方向からの荷重に対するフロアパネル10の後端縁部の剛性を3つの角部40,41,42によって確保することができる。
従って、キャブ2の着座シート11よりも後方の後部領域14のフロアパネル10の車幅方向からの荷重に対する剛性を確保することができる。
また、第3パネル部材18の中板部18cと、第2パネル部材17のシート後方床板部36と、リアキャブマウントレール26のレール縦板部26aとが上方へ開口する凹空間37を区画形成するので、凹空間37を小物等の収納空間として利用することができる。このように、キャブ2の後部領域14を、ベッド13を有する乗員の休憩スペース12として使用するとともに、ベッド13の下方の凹空間37を小物等の収納空間として使用することができるので、キャブ2の後部領域14を有効に活用することができる。また、ベッド13の下方に凹空間37を設けるので、ベッド13の下方のデッドスペース化を防止することができる。
なお、本実施形態では、フロアパネル10を、第1パネル部材16、第2パネル部材17、及び第3パネル部材18の3つのパネル部材16,17,18を接合することによって構成したが、フロアパネル10を構成するパネル部材の数は、これに限定されるものではない。また、3つのパネル部材16,17,18の相互間の接合箇所も、上記に限定されるものではない。
また、本実施形態では、前方部15aと、前方部15aの後端から連続して後上方へ傾斜して延びる傾斜部15bと、傾斜部15bの後端からキャブ2の後端部まで略水平に延びる後方部15cとを有するフロアアンダフレーム15を設けたが、フロアアンダフレーム15の形状は、これに限定されるものではない。
また、本実施形態では、キャブ後面部5(バックパネル28の下端縁部28a)を、リアキャブマウントレール26のレール後板部26cに固定したが、キャブ後面部5をリアキャブマウントレール26のレール縦板部26aやレール上板部26b等に固定してもよい。
また、本実施形態では、キャブ2の後部領域14の休憩スペース12にベッド13を設けたが、これに限定されるものではなく、凹空間37の上方を開閉自在に塞ぐ蓋体として機能する板状部材であればよい。或いは、ベッド13を設けることなく、キャブ2の後部領域14の凹空間37を上方へ開放していてもよい。
また、本実施形態では、フロアパネル10のパネル後端縁部に、車体フレーム(図示省略)に下方から支持されるリアキャブマウントレール26を設けたが、これに限定されるものではない。例えば、フロアパネル10のパネル後端縁部にリアキャブマウントレール26を設けることなく、フロアパネル10のパネル後端縁部をキャブ後面部5のバックパネル28の下端縁部28aに固定してもよい。この場合であっても、フロアパネル10のパネル後端縁部に、バックパネル28が固定されるので、車幅方向からの荷重に対するフロアパネル10のパネル後端縁部の剛性をバックパネル28によって確保することができる。
また、本実施形態では、第2パネル部材17のキャブ後方床板部25を略水平に延ばし、キャブ2の後部領域14の凹空間37の下方を区画形成する第2パネル部材17のシート後方床板部36と、筒状部34の内部空間35の下方を区画する第2パネル部材17の前端縁部33とを略同じ高さ位置に配置したが、これに限定されるものではない。
例えば、図5(a)に示すように、凹空間37の下方を区画形成するパネル部材47のシート後方床板部47aを、筒状部(シート後方筒状部)44の内部空間45の下方を区画するパネル部材47の前端縁部47bよりも上方に配置してもよい。この場合、筒状部44の内部空間45の後方を、2つのパネル部材46,47の縦板部(第1縦板部)46a,47cによって区画し、パネル部材47のシート後方床板部47aを、パネル部材47の縦板部47cの上端から連続して後方へ延ばしてもよい。
また、図5(b)に示すように、凹空間37の下方を区画形成するパネル部材57のシート後方床板部57aを、筒状部(シート後方筒状部)54の内部空間55の下方を区画するパネル部材57の前端縁部57bよりも下方に配置してもよい。この場合、パネル部材57のシート後方床板部57aが、前端縁部57bの後端縁から曲折して下方へ延びる縦板部58と、縦板部58の下端縁から曲折して後方へ延びる横板部59とを有してもよく、筒状部54の内部空間55の後方を区画するパネル部材56の縦板部(第1縦板部)56aの下端縁部が、シート後方床板部57aの縦板部の上端縁部に接合されてもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係るキャブのフロアパネル構造を、キャブオーバ型のトラック1に適用したが、これに限定されるものではなく、例えば、トレーラを牽引するトラクタ等のキャブなどに適用してもよい。
1:トラック(車両)
2:キャブ
5:キャブ後面部
8:車室
10:フロアパネル
11:着座シート
18c:第3パネル部材の中板部(第1縦板部)
21:第1パネル部材のベッド支持床板部(第1上板部)
22:第1パネル部材のシート固定部(シート支持部)
26:リアキャブマウントレール(パネル後端縁部)
26a:レール縦板部(第2縦板部)
26b:レール上板部(第2上板部)
28a:バックパネルの下端縁部(キャブ後面部の下端縁部)
34,44,54:筒状部(シート後方筒状部)
35,45,55:筒状部の内部空間
36,47a,57a:シート後方床板部
37:凹空間
46,47,56,57:パネル部材
46a,47c,56a:パネル部材の縦板部(第1縦板部)

Claims (2)

  1. キャブの車室の後方を区画するキャブ後面部の下端縁部から連続して前方へ延びて前記車室の床面を形成し、前記車室内の着座シートを下方から支持するキャブのフロアパネル構造であって、
    前記着座シートが固定されて前記着座シートを下方から支持するシート支持部と、
    前記シート支持部よりも後方に配置されて前記キャブの左右に亘って車幅方向に延びる閉断面状のシート後方筒状部と、
    前記シート後方筒状部よりも後方の前記キャブの後端下部で前記キャブの左右に亘って車幅方向に延びて前記キャブ後面部の前記下端縁部に固定されるパネル後端縁部と、を備えた
    ことを特徴とするキャブのフロアパネル構造。
  2. 請求項1に記載のフロアパネル構造であって、
    前記シート後方筒状部と前記パネル後端縁部との間に配置されるシート後方床板部を備え、
    前記シート後方筒状部は、前記シート後方床板部よりも上方に配置されて前記シート後方筒状部の内部空間の上方を区画する第1上板部と、前記第1上板部の後端縁から下方へ延びて前記内部空間の後方を区画する第1縦板部とを有し、
    前記シート後方床板部は、前記シート後方筒状部の前記第1縦板部から連続して後方へ延び、
    前記パネル後端縁部は、前記シート後方床板部の後端縁に沿って起立する第2縦板部と、前記第2縦板部の上端縁から後方へ延びる第2上板部とを有し、
    前記シート後方筒状部の前記第1縦板部と前記シート後方床板部と前記パネル後端縁部の前記第2縦板部との間には、上方に開口する凹空間が形成される
    ことを特徴とするキャブのフロアパネル構造。
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