JP2017158301A - スイッチング電源装置及びスイッチング電源制御方法 - Google Patents

スイッチング電源装置及びスイッチング電源制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】整流回路のスイッチング素子を制御するモードを切り替えるときに、電圧の変動を抑制できるスイッチング電源装置及びスイッチング電源制御方法を提供する。【解決手段】スイッチング電源装置1は、電流連続モードにおける検出電流Ioutが電流閾値Ithより小さくなった時点からタイマー値tiに基づいて経過時間を求め、経過時間が遅延時間を過ぎた後、電流連続モードから電流不連続モードに切り替える。これにより、スイッチング電源装置1は、検出電流Iout及び出力電圧Voutが安定した状態で電流連続モードから電流不連続モードに切り替えることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチング電源装置及びスイッチング電源制御方法に関する。
従来、スイッチング電源装置は、例えばDC/DCコンバータであり、スイッチング回路から出力される交流電圧を変圧し、変圧された交流電圧を整流回路により整流する。スイッチング電源装置は、整流回路による電力損失を抑制するために同期整流を行うものがある(例えば、特許文献1)。スイッチング電源装置は、同期整流において、電流が整流回路側に逆流することを防止するために、整流回路のスイッチング素子を制御するモードを切り替えている。
特開2010−206858号公報
しかしながら、スイッチング電源装置は、整流回路のスイッチング素子を制御するモードを切り替えるときに、電圧の変動が大きくなる問題があった。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、整流回路のスイッチング素子を制御するモードを切り替えるときに、電圧の変動を抑制できるスイッチング電源装置及びスイッチング電源制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るスイッチング電源装置は、直流電圧を交流電圧に変換するスイッチング回路と、前記スイッチング回路により変換された前記交流電圧を直流電圧に整流する同期整流回路と、コイルとコンデンサとを有し、前記同期整流回路により整流された前記直流電圧を平滑化する平滑回路と、電流を検出して検出電流を出力する電流検出部と、前記スイッチング回路及び前記同期整流回路を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記コイルに流れるコイル電流が連続して流れる電流連続モードと、前記コイル電流が逆流せずに不連続に流れる電流不連続モードと、を切り替えて前記同期整流回路を制御する同期整流制御部を有し、前記同期整流制御部は、前記電流連続モードにおける前記検出電流と電流閾値とを比較し、前記検出電流が前記電流閾値より小さくなった時点から経過した経過時間を求め、前記経過時間が遅延時間を過ぎた後、前記電流連続モードから前記電流不連続モードに切り替えることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチング電源制御方法は、直流電圧を交流電圧に変換するスイッチングステップと、前記スイッチングステップで変換された前記交流電圧を直流電圧に同期整流する同期整流ステップと、前記同期整流ステップで同期整流された前記直流電圧を平滑化する平滑ステップと、電流を検出して検出電流を出力する電流検出ステップと、平滑回路のコイルに流れるコイル電流が連続して流れる電流連続モードと、前記コイル電流が逆流せずに不連続に流れる電流不連続モードと、を切り替えて前記同期整流を制御する同期整流制御ステップと、を有し、前記同期整流制御ステップでは、前記電流連続モードにおける前記検出電流と電流閾値とを比較し、前記検出電流が前記電流閾値より小さくなった時点から経過した経過時間を求め、前記経過時間が遅延時間を過ぎた後、前記電流連続モードから前記電流不連続モードに切り替えることを特徴とする。
本発明に係るスイッチング電源装置及びスイッチング電源制御方法は、電流連続モードにおける検出電流が電流閾値より小さくなった時点から経過した経過時間を求め、経過時間が遅延時間を過ぎた後、電流連続モードから電流不連続モードに同期整流回路を切り替えるので、電圧の変動を抑制することができる。
図1は、実施形態に係るスイッチング電源装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係るスイッチング電源装置の制御部の構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る電流連続モードにおけるPWM信号及びコイル電流の波形を示す図である。 図4は、実施形態に係る電流連続モードにおけるPWM信号及びコイル電流の波形を示す図である。 図5は、実施形態に係る電流不連続モードにおけるPWM信号及びコイル電流の波形を示す図である。 図6は、実施形態に係る電流不連続モードにおけるPWM信号及びコイル電流の波形を示す図である。 図7は、実施形態に係る電流閾値の計算例を示す図である。 図8は、実施形態に係るスイッチング電源装置の動作例を示すフローチャートである。 図9は、比較例に係る電流連続モードから電流不連続モードに切り替える例を示す図である。 図10は、実施形態に係る電流連続モードから電流不連続モードに切り替える例を示す図である。 図11は、変形例に係るスイッチング電源装置の構成例を示すブロック図である。 図12は、変形例に係るスイッチング電源装置の構成例を示すブロック図である。 図13は、変形例に係るスイッチング電源装置の構成例を示すブロック図である。 図14は、変形例に係るスイッチング電源装置の制御部の構成例を示すブロック図である。 図15は、変形例に係る電流連続モードにおけるPWM信号及びコイル電流の波形を示す図である。 図16は、変形例に係る電流不連続モードにおけるPWM信号及びコイル電流の波形を示す図である。 図17は、変形例に係る電流不連続モードにおけるPWM信号及びコイル電流の波形を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
実施形態に係るスイッチング電源装置及びスイッチング電源制御方法について説明する。スイッチング電源装置1は、例えば、車両などに適用される降圧型のDC/DCコンバータである。スイッチング電源装置1は、DC/DC変換時に、後述する電流連続モードと電流不連続モードとを切り替えて同期整流を行うものである。スイッチング電源装置1は、図1に示すように、高圧バッテリ2と、負荷3と、入力平滑コンデンサ4と、入力電圧検出部5と、電流検出部6と、スイッチング回路7と、同期整流回路8と、平滑回路9と、出力電圧検出部10と、パルス生成部11と、制御部12と、ドライブ回路13とを備える。
高圧バッテリ2は、相対的に電圧の高いバッテリであり、例えば100V〜500Vの電圧を蓄電するバッテリである。負荷3は、相対的に電圧の低い低圧バッテリであり、例えば12V程度の電圧を蓄電するバッテリである。
入力平滑コンデンサ4は、高圧バッテリ2に接続される入力端子2aから入力された直流の電圧を平滑化するものである。
入力電圧検出部5は、高圧バッテリ2側に設けられ、高圧バッテリ2側の電圧を検出するものである。入力電圧検出部5は、検出した入力電圧Vinを制御部12に出力する。
電流検出部6は、電流を検出して検出電流Ioutを出力するものである。例えば、電流検出部6は、後述するスイッチング回路7のスイッチング素子Q3、Q4と1次コイルL1との間に設けられ、1次コイルL1に流れる電流を検出する。電流検出部6は、検出した検出電流Ioutを制御部12に出力する。
スイッチング回路7は、直流電圧を交流電圧に変換するものである。スイッチング回路7は、4つのスイッチング素子Q1〜Q4と、1次コイルL1と、2次コイルL2とを備える。スイッチング素子Q1〜Q4は、例えば、電界効果型トランジスタ(MOS−FET)であり、フルブリッジ回路として構成される。スイッチング素子Q1、Q3は、上アームに相当し、スイッチング素子Q2、Q4は、下アームに相当する。スイッチング素子Q1〜Q4は、後述するドライブ回路13から制御端子(例えばゲート端子等)に出力されるPWM信号(パルス幅変調信号)に基づいてオン/オフが設定される。スイッチング回路7は、スイッチング素子Q1、Q4のオン状態と、スイッチング素子Q2、Q3のオン状態とが交互に設定され、交流電圧を1次コイルL1に出力する。
1次コイルL1は、2次コイルL2と共に変圧器7aを構成する。変圧器7aは、スイッチング回路7のスイッチング素子Q1〜Q4から出力された交流電圧を変圧する。変圧の度合いは、1次コイルL1と2次コイルL2との巻数比によって定まる。1次コイルL1は、1次コイルL1の一端側が、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との間に接続され、1次コイルL1の他端側が、スイッチング素子Q3とスイッチング素子Q4との間に接続される。
2次コイルL2は、2次コイルL2の両端部が同期整流回路8及び平滑回路9を介してマイナス側の出力端子3bに接続される。また、2次コイルL2は、中間タップCTを備え、中間タップCTが平滑回路9を介してプラス側の出力端子3aに接続される。
同期整流回路8は、スイッチング回路7により変換された交流電圧を直流電圧に整流するものである。同期整流回路8は、スイッチング素子Q5、Q6を備える。スイッチング素子Q5、Q6は、例えば、電界効果型トランジスタ(MOS−FET)であり、単相全波整流回路として構成される。同期整流回路8は、スイッチング素子Q5が2次コイルL2の一端に接続され、スイッチング素子Q6が2次コイルL2の他端に接続される。同期整流回路8は、スイッチング素子Q5、Q6のオン/オフ制御により交流電圧を整流して直流電圧を生成し、生成した直流電圧を平滑回路9に出力する。
平滑回路9は、同期整流回路8により整流された直流電圧を平滑化するものである。平滑回路9は、コイル9aとコンデンサ9bとを備える。平滑回路9は、コイル9aが2次コイルL2の中間タップCTとプラス側の出力端子3aとの間に設けられ、コンデンサ9bが出力端子3a、3bの間に設けられる。平滑回路9は、コイル9a及びコンデンサ9bにより直流電圧を平滑化して出力端子3a、3bに出力する。
出力電圧検出部10は、例えば低圧バッテリである負荷3側に設けられ、負荷3側の電圧を検出するものである。出力電圧検出部10は、検出した出力電圧Voutを制御部12に出力する。
パルス生成部11は、スイッチング回路7及び同期整流回路8を制御するためのパルス信号を生成するものである。パルス生成部11は、図2に示すように、1次側パルス生成部11aと、2次側パルス生成部11bとを備える。1次側パルス生成部11aは、スイッチング回路7のスイッチング素子Q1〜Q4を制御するためのパルス信号を生成する。例えば、1次側パルス生成部11aは、制御部12から出力される制御信号S1に基づいて、パルス信号のデューティー比を変化させてPWM信号T1〜T4を生成し、当該PWM信号T1〜T4をドライブ回路13に出力する。ここで、PWM信号T1は、スイッチング素子Q1を制御するための信号であり、PWM信号T2は、スイッチング素子Q2を制御するための信号であり、PWM信号T3は、スイッチング素子Q3を制御するための信号であり、PWM信号T4は、スイッチング素子Q4を制御するための信号である。
2次側パルス生成部11bは、同期整流回路8のスイッチング素子Q5、Q6を制御するためのパルス信号を生成する。例えば、2次側パルス生成部11bは、制御部12から出力される制御信号S1、S2に基づいて、パルス信号のデューティー比を変化させてPWM信号T5、T6を生成し、当該PWM信号T5、T6をドライブ回路13に出力する。ここで、PWM信号T5は、スイッチング素子Q5を制御するための信号であり、PWM信号T6は、スイッチング素子Q6を制御するための信号である。図3に示すPWM信号T5a、T6aは、同期整流回路8を電流連続モードで制御する信号である。ここで、電流連続モードは、コイル電流ILaが連続して流れるモードである。例えば、電流連続モードは、検出電流Ioutが低電流領域において、コイル電流ILaが、順方向と逆方向に繰り返し連続して流れる。なお、同期整流回路8を電流連続モードで制御する信号は、図4に示すPWM信号T5b、T6bのように生成してもよい。
図5に示すPWM信号T5c、T6cは、同期整流回路8を電流不連続モードで制御する信号である。ここで、電流不連続モードは、コイル電流ILbが逆流せずに不連続に流れるモードである。例えば、電流不連続モードは、検出電流Ioutが低電流領域において、コイル電流ILbが、逆方向に流れず順方向のみに不連続(間欠的)に流れる。なお、同期整流回路8を電流不連続モードで制御する信号は、図6に示すPWM信号T5d、T6dのように生成してもよい。また、電流不連続モードは、同期整流回路8のスイッチング素子Q5、Q6をオフして内蔵ダイオードにより整流してもよい。
ドライブ回路13は、PWM信号に基づいてスイッチング素子Q1〜Q6を駆動させるものである。例えば、ドライブ回路13は、パルス生成部11から出力されたPWM信号を増幅し、対応するスイッチング素子Q1〜Q6のオン/オフを設定する。
制御部12は、パルス生成部11に制御信号S1、S2を出力し、スイッチング回路7及び同期整流回路8を制御するものである。制御部12は、スイッチング回路7のスイッチング素子Q1〜Q4をオン/オフ制御して直流電圧を交流電圧に変換する。また、制御部12は、同期整流回路8のスイッチング素子Q5、Q6をオン/オフ制御して交流電圧を直流電圧に全波整流する。このとき、制御部12は、電流連続モードと電流不連続モードとを切り替えてスイッチング素子Q5、Q6をオン/オフ制御する。制御部12は、図2に示すように、目標電圧設定部12aと、フィードバック制御部12bと、電流閾値計算部12cと、タイマー12dと、同期整流制御部12eとを回路の機能として備える。
目標電圧設定部12aは、予め目標電圧Vthを記憶し、記憶した目標電圧Vthを設定するものである。ここで、目標電圧Vthは、スイッチング電源装置1が目標とする電圧であり、出力電圧Vоutが目標電圧Vthに保たれる。目標電圧設定部12aは、目標電圧Vthをフィードバック制御部12bに出力する。
フィードバック制御部12bは、電圧を一定に制御するものである。例えば、フィードバック制御部12bは、目標電圧設定部12aから出力される目標電圧Vthと、出力電圧検出部10から出力される出力電圧Vоutとを比較し、目標電圧Vthと出力電圧Vоutとの差分に基づいて、出力電圧Vоutを一定に保つ制御信号S1を生成して1次側パルス生成部11a及び2次側パルス生成部11bに出力する。
電流閾値計算部12cは、電流連続モードと電流不連続モードとを切り替えるための電流閾値Ithを計算するものである。電流閾値計算部12cは、例えば、検出電流Iout、出力電圧Vоut、及び、入力電圧Vinに基づいて電流閾値Ithを計算する。例えば、電流閾値計算部12cは、検出電流Ioutに基づいて電流閾値Ithを計算する。この場合、電流閾値計算部12cは、図7に示すように、検出電流Ioutの実効値に基づいて電流閾値Ithを計算する。
タイマー12dは、時間を計測するためのタイマー値tiを出力するものである。タイマー12dは、例えば、一定間隔のタイマー値tiを生成し、当該タイマー値tiを同期整流制御部12eに出力する。
同期整流制御部12eは、同期整流回路8を制御して同期整流を行うものである。同期整流制御部12eは、検出電流Ioutに基づいて電流連続モードと電流不連続モードとを切り替えて同期整流を行う。例えば、同期整流制御部12eは、検出電流Ioutが相対的に大電流の場合には電流連続モードで同期整流を行い、検出電流Ioutが相対的に低電流の場合には電流不連続モードで同期整流を行う。具体的には、同期整流制御部12eは、電流連続モードにおける検出電流Ioutと電流閾値Ithとを比較し、検出電流Ioutが電流閾値Ithより小さくなった時点からタイマー値tiに基づいて経過時間を求め、経過時間が遅延時間tsyncを過ぎた後、電流連続モードから電流不連続モードに切り替える。これにより、同期整流制御部12eは、検出電流Ioutが相対的に低電流の場合に、電流が逆流しないので効率を向上できる。ここで、遅延時間tsyncは、検出電流Ioutが電流閾値Ithより小さくなった時点から検出電流Iout及び出力電圧Voutが安定するまでの時間である。同期整流制御部12eは、電流連続モード又は電流不連続モードを示す制御信号S2を2次側パルス生成部11bに出力する。
次に、図8〜図10を参照して、スイッチング電源装置1の動作例について説明する。この例では、電流連続モードから電流不連続モードに切り替える例について説明する。スイッチング電源装置1は、電流を検出する(ステップST1)。例えば、電流検出部6は、電流を検出し、検出した検出電流Ioutを制御部12に出力する。次に、制御部12は、検出電流Ioutが電流閾値Ithより小さいか否かを判定する(ステップST2)。制御部12は、検出電流Ioutが電流閾値Ithより小さいと判定した場合(ステップST2;Yes)、タイマー12dのタイマー値tiのカウントを開始し、経過時間を求める(ステップST3)。次に、制御部12は、経過時間が遅延時間tsyncを過ぎたか否かを判定する(ステップST4)。例えば、同期整流制御部12eは、経過時間と遅延時間tsyncとを比較し、経過時間が遅延時間tsyncを過ぎたと判定した場合(ステップST4;Yes)、電流連続モードから電流不連続モードに切り替える(ステップST5)。例えば、同期整流制御部12eは、電流不連続モードを示す制御信号S2を2次側パルス生成部11bに出力する。2次側パルス生成部11bは、電流不連続モードを示す制御信号S2に基づいて、PWM信号T5c、T6c(PWM信号T5d、T6d)を生成し、ドライブ回路13に出力する。ドライブ回路13は、PWM信号T5c、T6c(PWM信号T5d、T6d)に基づいて同期整流回路8のスイッチング素子Q5、Q6のオン/オフを設定する。スイッチング電源装置1は、電流不連続モードに設定された後、低電流領域において、図5(図6)に示す不連続のコイル電流ILbが流れる。次に、制御部12は、タイマー12dのタイマー値tiのカウントを停止し(ステップST6)、処理を終了する。
なお、制御部12は、上述のステップST2で、検出電流Ioutが電流閾値Ith以上と判定した場合(ステップST2;No)、上述のステップST1に戻り、再び電流を検出する。また、同期整流制御部12eは、上述のステップST4で、経過時間が遅延時間tsyncを過ぎていないと判定した場合(ステップST4;No)、再び経過時間が遅延時間tsyncを過ぎたか否かを判定する。
次に、電流連続モードから電流不連続モードに切り替える際に発生する電圧の変動について比較例を用いて説明する。比較例は、図9に示すように、検出電流Ioutが電流閾値Ithより小さくなると、直ぐに電流連続モードから電流不連続モードに切り替えている。このとき、比較例では、電流連続モードから電流不連続モードに切り替えた時点(時刻t1)から出力電圧Voutが大きく変動し、オーバーシュートが発生している。これは、検出電流Ioutが低下しているときに、電流連続モードから電流不連続モードに切り替えて同期整流回路8の回路特性を変更するためである。
これに対して、実施形態に係るスイッチング電源装置1は、図10に示すように、検出電流Ioutが電流閾値Ithより小さくなった時点(時刻t1)から遅延時間tsyncを経過後に、電流連続モードから電流不連続モードに切り替える。このとき、スイッチング電源装置1は、電流連続モードから電流不連続モードに切り替えても出力電圧Voutがほとんど変動せず、オーバーシュートの発生が抑制されている。これは、検出電流Ioutが低下しているときには電流連続モードから電流不連続モードに切り替えず、検出電流Iout及び出力電圧Voutが安定した時点(時刻t2)で電流連続モードから電流不連続モードに切り替えるためである。
以上のように、実施形態に係るスイッチング電源装置1及びスイッチング電源制御方法は、電流連続モードにおける検出電流Ioutが電流閾値Ithより小さくなった時点(時刻t1)から経過時間を求め、経過時間が遅延時間tsyncを過ぎた後、電流連続モードから電流不連続モードに切り替える。これにより、スイッチング電源装置1は、検出電流Iout及び出力電圧Voutが安定した状態で電流連続モードから電流不連続モードに切り替えることができる。従って、スイッチング電源装置1は、電流連続モードから電流不連続モードに切り替えるときに出力電圧Voutの変動を抑制することができ、オーバーシュートが発生することを抑制できる。また、スイッチング電源装置1は、簡素な構成とすることができ、コストを削減することができる。
〔変形例〕
次に、実施形態の変形例について説明する。スイッチング電源装置1は、電流検出部6をスイッチング素子Q3、Q4と1次コイルL1との間以外に設けてもよい。例えば、スイッチング電源装置1Aは、図11に示すように、電流検出部6Aを高圧バッテリ2とスイッチング回路7との間に設けている。また、スイッチング電源装置1Bは、図12に示すように、電流検出部6Bを2次コイルL2と負荷3との間に設けている。また、スイッチング電源装置1、1A、1Bは、同期整流型のDC/DCコンバータでもよい。例えば、図13に示すように、スイッチング電源装置1Cは、スイッチング回路7Cのスイッチング素子Q7、Q8をオン/オフ制御することにより直流電圧を交流電圧に変換し、当該交流電圧を平滑回路9Aにより平滑化して直流電圧を生成する。例えば、スイッチング電源装置1Cは、図14に示すように、第1パルス生成部11cによりPWM信号T7を生成してスイッチング素子Q7をオン/オフ制御し、第2パルス生成部11dによりPWM信号T8を生成してスイッチング素子Q8をオン/オフ制御する。図15に示すPWM信号T7a、T8aは、スイッチング回路7Cを電流連続モードで制御する信号である。コイル電流ILcは、電流連続モードにおいて、低電流領域で順方向と逆方向に繰り返して流れる。図16に示すPWM信号T7b、T8bは、スイッチング回路7Cを電流不連続モードで制御する信号である。コイル電流ILdは、電流不連続モードにおいて、低電流領域で逆方向に流れず順方向のみに不連続(間欠的)に流れる。なお、スイッチング回路7Cを電流不連続モードで制御する信号は、図17に示すPWM信号T7c、T8cのように生成してもよい。
また、同期整流制御部12eは、検出電流Iоutが変化する変化率や検出電流Iоutが下がる勾配などに基づいて、電流連続モードから電流不連続モードに切り替えるか否かを判定してもよい。例えば、同期整流制御部12eは、変化率又は勾配が基準値よりも大きい場合、遅延時間tsyncを過ぎた後に電流連続モードから電流不連続モードに切り替える。また、同期整流制御部12eは、変化率又は勾配が基準値以下の場合、遅延時間tsyncの経過を待たないで直ぐに、電流連続モードから電流不連続モードに切り替える。
また、電流不連続モードから電流連続モードへ切り替えるときも、同様に制御してもよい。例えば、同期整流制御部12eは、検出電流Iоutが電流閾値Ith以上になった時点から経過した経過時間を求め、経過時間が所定の遅延時間を過ぎた後、電流不連続モードから電流連続モードに切り替える。
1、1A、1B、1C スイッチング電源装置
6、6A、6B 電流検出部
7、7C スイッチング回路
8 同期整流回路
9 平滑回路
9a コイル
9b コンデンサ
12 制御部
12a 目標電圧設定部
12b フィードバック制御部
12c 電流閾値計算部
12e 同期整流制御部
Vin 入力電圧
Vout 出力電圧
Ith 電流閾値
Iout 検出電流
T1〜T8 PWM信号
T5a〜T5d、T6a〜T6d PWM信号
ILa〜ILd コイル電流
sync 遅延時間

Claims (2)

  1. 直流電圧を交流電圧に変換するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路により変換された前記交流電圧を直流電圧に整流する同期整流回路と、
    コイルとコンデンサとを有し、前記同期整流回路により整流された前記直流電圧を平滑化する平滑回路と、
    電流を検出して検出電流を出力する電流検出部と、
    前記スイッチング回路及び前記同期整流回路を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記コイルに流れるコイル電流が連続して流れる電流連続モードと、前記コイル電流が逆流せずに不連続に流れる電流不連続モードと、を切り替えて前記同期整流回路を制御する同期整流制御部を有し、
    前記同期整流制御部は、
    前記電流連続モードにおける前記検出電流と電流閾値とを比較し、前記検出電流が前記電流閾値より小さくなった時点から経過した経過時間を求め、前記経過時間が遅延時間を過ぎた後、前記電流連続モードから前記電流不連続モードに切り替えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 直流電圧を交流電圧に変換するスイッチングステップと、
    前記スイッチングステップで変換された前記交流電圧を直流電圧に同期整流する同期整流ステップと、
    前記同期整流ステップで同期整流された前記直流電圧を平滑化する平滑ステップと、
    電流を検出して検出電流を出力する電流検出ステップと、
    平滑回路のコイルに流れるコイル電流が連続して流れる電流連続モードと、前記コイル電流が逆流せずに不連続に流れる電流不連続モードと、を切り替えて前記同期整流を制御する同期整流制御ステップと、を有し、
    前記同期整流制御ステップでは、
    前記電流連続モードにおける前記検出電流と電流閾値とを比較し、前記検出電流が前記電流閾値より小さくなった時点から経過した経過時間を求め、前記経過時間が遅延時間を過ぎた後、前記電流連続モードから前記電流不連続モードに切り替えることを特徴とするスイッチング電源制御方法。
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