JP2017157860A - 現像方法、現像装置、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】面内線幅分布の均一性を向上させる。
【解決手段】現像方法は、ウエハWの表面Wa上に配置され且つ露光されたレジスト膜Rを現像してレジストパターンを形成する現像方法であって、水平に保持されたウエハWの表面Waに直交する方向に延びている回転軸の周りにウエハWを回転させつつ、ウエハWの上方に位置する接液部材Nの吐出口Naから現像液Lをレジスト膜R上に吐出して、レジスト膜Rの表面上に現像液Lを行き渡らせる工程と、ウエハWの表面Waと対向する下端面Nbを有する接液部材Nを、ウエハWの表面Waのうち接液部材Nからの現像液Lの供給が先行した領域である先行領域の上方に配置する工程とを含む。
【選択図】図8

Description

本開示は、露光後のレジスト膜の現像方法、現像装置、及び当該現像装置に用いられるコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
現在、基板の微細加工を行うにあたり、フォトリソグラフィ技術を用いて凹凸パターンを基板(例えば、半導体ウエハ)上に形成することが広く行われている。例えば、半導体ウエハ上にレジストパターンを形成する工程は、半導体ウエハの表面にレジスト膜を形成することと、このレジスト膜を所定のパターンに沿って露光することと、露光後のレジスト膜と現像液とを反応させて現像することとを含む。
これまで種々の現像技術が開発されている。例えば、特許文献1は静止した基板上に現像液からなるパドル(液溜まり)を形成する現像方式を開示する。パドルの形成には長尺な吐出口を備えたノズルが使用され、吐出口から現像液を吐出しながらノズルを基板の一端から他端へ移動させることで基板上のレジスト膜の表面全体に現像液が盛られる。以下、便宜上、この現像方式を「静止現像方式」と称する。
特許文献2は、回転する基板に対して現像液を供給する現像方式を開示する。ノズルは基板の半径方向に移動しながら、その吐出口から基板に向けて現像液を供給する。基板の回転による遠心力の作用と、現像液の供給位置の移動とにより、レジスト膜上に現像液の液膜が形成される。以下、便宜上、回転する基板に対して現像液を供給する現像方式を「回転現像方式」と称する。
特許文献3は、回転現像方式に分類される現像方法の一例を開示する。すなわち、特許文献3に記載の方法は、ウエハに対向配置される下端面を有するノズルを使用するものであり、回転するウエハと、その回転中心を含む領域に配置されたノズルの下端面との隙間を液密状態にしてウエハ上に液が供給され、その液が遠心力によって外側に広がる。
特開2001−196301号公報(特許第3614769号公報) 特開2011−091274号公報(特許第4893799号公報) 特開2012−74589号公報
静止現像方式の場合、現像液からなるパドルにおいて現像液の対流が生じにくく、レジスト膜と反応して反応性が低下した現像液がその場に留まりやすい。そのため、現像処理に比較的長い時間を要することがありうる。
回転現像方式の場合、供給された現像液が基板上を流れる。この場合、現像液が基板上で流動するので、現像液が流動しながらレジスト膜と反応し、現像液の流れる方向に沿って現像液の濃度が変化する。そのため、現像液の液流れに起因して、基板の表面内におけるレジストパターンの線幅(CD(Critical dimension)ともいう。以下では、レジストパターンの線幅を単に「線幅」と称することがある。)の分布(基板の表面内における線幅の分布を「面内線幅分布」ともいう。)が不均一となりうる。
そこで、本開示は、面内線幅分布の均一性を向上させることが可能な現像方法、現像装置、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を説明する。
本開示の一つの観点に係る現像方法は、基板の表面上に配置され且つ露光されたレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する現像方法であって、水平に保持された基板の表面に直交する方向に延びている回転軸の周りに基板を回転させつつ、基板の上方に位置する吐出口から現像液をレジスト膜上に吐出して、レジスト膜の表面上に現像液を行き渡らせる工程と、基板の表面と対向する対向面を有する接液部材を、基板の表面のうち吐出口からの現像液の供給が先行した領域である先行領域の上方に配置する工程とを含む。
通常、現像液の供給が先行した領域ほど、レジスト膜に対する現像液の接液時間が長くなる。そのため、現像液の供給が先行した領域ほど、レジスト膜の現像液への溶解が促進され、線幅が小さくなると共に、現像液の供給が後行した領域ほど、レジスト膜の現像液への溶解が進んでおらず、線幅が大きくなる傾向にある。しかしながら、本開示の一つの観点に係る現像方法では、基板の表面と対向する対向面を有する接液部材を、基板の表面のうち吐出口からの現像液の供給が先行した領域の上方に配置している。そのため、接液部材の対向面とレジスト膜の表面との間で、現像液が保持される。現像液の供給が先行した領域において、接液部材の存在により現像液が保持されると、現像液中に含まれる溶解生成物の濃度が対向面とレジスト膜の表面との間で高まる。従って、現像液の供給が先行した領域において、レジスト膜の溶解が抑制され、現像の進行が抑えられる。その結果、接液部材を用いることで、現像液の供給が先行した領域における線幅を、現像液の供給が後行した領域における線幅と同程度に制御することができる。以上より、面内線幅分布の均一性を向上させることが可能となる。
レジスト膜の表面上に現像液を行き渡らせる工程では、基板の周縁から回転軸に向けて吐出口を移動させてもよい。この場合、基板の周縁側で発生した溶解生成物が、吐出口の移動につれて、吐出口から供給される現像液に随伴して回転軸側に移動しやすくなる。そのため、線幅を制御するために用いられる溶解生成物が、基板の外部に排出され難くなる。従って、基板の表面上において生成された溶解生成物を、線幅の制御のために効果的に活用することが可能となる。
レジスト膜の表面上に現像液を行き渡らせる工程では、回転軸から基板の周縁に向けて吐出口を移動させてもよい。
接液部材を先行領域の上方に配置する工程では、接液部材を先行領域の上方に所定時間静止させてもよい。
接液部材を先行領域の上方に配置する工程では、接液部材に正の電位が付加されていてもよい。溶解生成物は負に帯電していることが知られている。そのため、接液部材に正の電位を付加することで、溶解生成物を接液部材の近傍に滞留させやすくなる。
基板の回転速度は5回転/分〜100回転/分であってもよい。この場合、レジスト膜上に現像液を行き渡らせる速度をより正確に制御できる。
レジスト膜の表面と接液部材の対向面との離間距離は0.1mm〜2.0mmであってもよい。
接液部材を先行領域の上方に配置する工程では、基板の表面のうち吐出口から現像液が供給された領域の順に応じて、接液部材を基板の表面の上方において移動させてもよい。この場合、レジスト膜の溶解が進行しやすい領域の順に接液部材が移動するので、基板の表面の全体において線幅を同等に制御することができる。そのため、面内線幅分布の均一性をより向上させることが可能となる。
吐出口は接液部材の対向面に形成されていてもよい。この場合、現像液の供給が接液部材によって行われる。そのため、部品点数が少なくなるので、コストの低減を図ることができる。
接液部材とは別体の吐出ノズルに吐出口が形成されていてもよい。
本開示の他の観点に係る現像装置は、基板の表面上に配置され且つ露光されたレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する現像装置であって、基板を水平に保持しつつ、基板の表面に直交する方向に延びている回転軸の周りに基板を回転させる回転保持部と、レジスト膜上に現像液を吐出する吐出口と、基板の表面と対向する対向面を有する接液部材と、接液部材を移動させる移動機構と、レジスト膜上に現像液が供給された状態における基板の表面のうちレジストパターンの線幅を調整すべき所定の領域の上方に接液部材が位置するように、移動機構を制御する制御部とを備える。
本開示の他の観点に係る現像装置では、制御部が移動機構を制御して、レジスト膜上に現像液が供給された状態における基板の表面のうちレジストパターンの線幅を調整すべき所定の領域の上方に接液部材を位置させている。そのため、接液部材の対向面とレジスト膜の表面との間で、現像液が保持される。接液部材の存在により現像液が保持されると、現像液中に含まれる溶解生成物の濃度が対向面とレジスト膜の表面との間で高まる。従って、レジストパターンの線幅を調整すべき上記所定の領域において、レジスト膜の溶解が抑制され、現像の進行が抑えられる。その結果、上記領域における線幅を、他の領域における線幅と同程度に制御することができる。以上より、面内線幅分布の均一性を向上させることが可能となる。
接液部材は柱状又は板状を呈していてもよい。
接液部材の周縁には、対向面から基板の表面に向けて延びる環状の突条部が設けられていてもよい。この場合、突条部の存在により、接液部材の中央から周縁に向かう現像液の流れが妨げられる。そのため、接液部材の対向面とレジスト膜の表面との間で現像液を保持しやすくなる。
接液部材の対向面には、対向面から基板の表面に向けて延びる複数の突起部が設けられていてもよい。この場合、複数の突起部の存在により、現像液の流れが妨げられる。そのため、接液部材の対向面とレジスト膜の表面との間で現像液を保持しやすくなる。
本開示の他の観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の現像方法を現像装置に実行させるためのプログラムを記録している。本開示の他の観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、上記の現像方法と同様に、面内線幅分布の均一性を向上させることが可能となる。本明細書において、コンピュータ読み取り可能な記録媒体には、一時的でない有形の媒体(non-transitory computer recording medium)(例えば、各種の主記憶装置又は補助記憶装置)や、伝播信号(transitory computerrecording medium)(例えば、ネットワークを介して提供可能なデータ信号)が含まれる。
本開示に係る現像方法、現像装置、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、面内線幅分布の均一性を向上させることが可能となる。
図1は、基板処理システムを示す斜視図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、現像ユニットを示す模式図である。 図5は、接液部材を斜め下方から見た様子を示す斜視図である。 図6は、接液部材により現像液をレジスト膜上に供給する様子を示す断面図である。 図7は、接液部材により現像液をレジスト膜上に行き渡らせる様子を説明するための図である。 図8は、接液部材により現像液を保持する様子を説明するための図である。 図9の(a)は、現像残渣がレジストパターンの線幅に与える影響を確認するために用いたウエハを示し、図9の(b)は、現像残渣の濃度に対するレジストパターンの線幅を示すグラフである。 図10は、他の例において、接液部材により現像液をレジスト膜上に行き渡らせる様子を説明するための図である。 図11は、他の例において、接液部材により現像液を保持する様子を説明するための図である。 図12の(a)は、他の例における接液部材を斜め下方から見た様子を示し、図12の(b)は、図12の(a)のB−B線断面を示す。 図13の(a)は、他の例における接液部材を斜め下方から見た様子を示し、図13の(b)は、図13の(a)のB−B線断面を示す。 図14の(a)は、他の例における接液部材を斜め上方から見た様子を示し、図14の(b)は、図14の(a)の接液部材により現像液を保持する様子を示す。 図15は、他の例における現像ユニットを示す模式図である。 図16は、試験例1における、ウエハ中心からの距離に対するレジストパターンの線幅の関係を示すグラフである。 図17は、試験例2における、ウエハ中心からの距離に対するレジストパターンの線幅の関係を示すグラフである。 図18は、試験例3における、ウエハ中心からの距離に対するレジストパターンの線幅の関係を示すグラフである。 図19は、試験例4における、ウエハ中心からの距離に対するレジストパターンの線幅の関係を示すグラフである。
本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[基板処理システムの構成]
基板処理システム1は、塗布現像装置2と露光装置3とを備える。露光装置3は、レジスト膜の露光処理を行う。具体的には、液浸露光等の方法によりレジスト膜(感光性被膜)の露光対象部分にエネルギー線を照射する。エネルギー線としては、例えばArFエキシマレーザー、KrFエキシマレーザー、g線、i線又は極端紫外線(EUV:Extreme Ultraviolet)が挙げられる。
塗布現像装置2は、露光装置3による露光処理の前に、ウエハW(基板)の表面にレジスト膜を形成する処理を行い、露光処理後にレジスト膜の現像処理を行う。本実施形態において、ウエハWは円板状を呈するが、円形の一部が切り欠かれていたり、多角形などの円形以外の形状を呈するウエハを用いてもよい。ウエハWは、例えば、半導体基板、ガラス基板、マスク基板、FPD(Flat Panel Display)基板その他の各種基板であってもよい。
図1〜図3に示されるように、塗布現像装置2は、キャリアブロック4と、処理ブロック5と、インターフェースブロック6とを備える。キャリアブロック4、処理ブロック5及びインターフェースブロック6は、水平方向に並んでいる。
キャリアブロック4は、キャリアステーション12と搬入搬出部13とを有する。搬入搬出部13は、キャリアステーション12と処理ブロック5との間に介在する。キャリアステーション12は、複数のキャリア11を支持する。キャリア11は、例えば円形の複数枚のウエハWを密封状態で収容し、ウエハWを出し入れするための開閉扉(不図示)を側面11a側に有する(図3参照)。キャリア11は、側面11aが搬入搬出部13側に面するように、キャリアステーション12上に着脱自在に設置される。搬入搬出部13は、キャリアステーション12上の複数のキャリア11にそれぞれ対応する複数の開閉扉13aを有する。側面11aの開閉扉と開閉扉13aとを同時に開放することで、キャリア11内と搬入搬出部13内とが連通する。搬入搬出部13は受け渡しアームA1を内蔵している。受け渡しアームA1は、キャリア11からウエハWを取り出して処理ブロック5に渡し、処理ブロック5からウエハWを受け取ってキャリア11内に戻す。
処理ブロック5は、BCTモジュール(下層膜形成モジュール)14と、COTモジュール(レジスト膜形成モジュール)15と、TCTモジュール(上層膜形成モジュール)16と、DEVモジュール(現像処理モジュール)17とを有する。これらのモジュールは、床面側からDEVモジュール17、BCTモジュール14、COTモジュール15、TCTモジュール16の順に並んでいる。
BCTモジュール14は、ウエハWの表面上に下層膜を形成するように構成されている。BCTモジュール14は、複数の塗布ユニット(不図示)と、複数の熱処理ユニット(不図示)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA2とを内蔵している。塗布ユニットは、下層膜形成用の塗布液をウエハWの表面に塗布するように構成されている。熱処理ユニットは、例えば熱板によりウエハWを加熱し、加熱後のウエハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行うように構成されている。BCTモジュール14において行われる熱処理の具体例としては、下層膜を硬化させるための加熱処理が挙げられる。
COTモジュール15は、下層膜上に熱硬化性且つ感光性のレジスト膜を形成するように構成されている。COTモジュール15は、複数の塗布ユニット(不図示)と、複数の熱処理ユニット(不図示)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA3とを内蔵している。塗布ユニットは、レジスト膜形成用の処理液(レジスト剤)を下層膜の上に塗布するように構成されている。熱処理ユニットU2は、例えば熱板によりウエハWを加熱し、加熱後のウエハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行うように構成されている。COTモジュール15において行われる熱処理の具体例としては、レジスト膜を硬化させるための加熱処理(PAB:Pre Applied Bake)が挙げられる。
TCTモジュール16は、レジスト膜上に上層膜を形成するように構成されている。TCTモジュール16は、複数の塗布ユニット(不図示)と、複数の熱処理ユニット(不図示)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA4とを内蔵している。塗布ユニットは、上層膜形成用の塗布液をウエハWの表面に塗布するように構成されている。熱処理ユニットは、例えば熱板によりウエハWを加熱し、加熱後のウエハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行うように構成されている。TCTモジュール16において行われる熱処理の具体例としては、上層膜を硬化させるための加熱処理が挙げられる。
DEVモジュール17は、露光されたレジスト膜の現像処理を行うように構成されている。DEVモジュール17は、複数の現像ユニット(現像装置)U1と、複数の熱処理ユニットU2と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA5と、これらのユニットを経ずにウエハWを搬送する直接搬送アームA6とを内蔵している(図2及び図3参照)。現像ユニットU1は、レジスト膜を部分的に除去してレジストパターンを形成するように構成されている。熱処理ユニットU2は、例えば熱板によりウエハWを加熱し、加熱後のウエハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行う。DEVモジュール17において行われる熱処理の具体例としては、現像処理前の加熱処理(PEB:Post Exposure Bake)、現像処理後の加熱処理(PB:Post Bake)等が挙げられる。
処理ブロック5内におけるキャリアブロック4側には棚ユニットU10が設けられている(図2及び図3参照)。棚ユニットU10は、床面からTCTモジュール16に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。棚ユニットU10の近傍には昇降アームA7が設けられている。昇降アームA7は、棚ユニットU10のセル同士の間でウエハWを昇降させる。
処理ブロック5内におけるインターフェースブロック6側には棚ユニットU11が設けられている(図2及び図3参照)。棚ユニットU11は床面からDEVモジュール17の上部に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。
インターフェースブロック6は、受け渡しアームA8を内蔵しており、露光装置3に接続される。受け渡しアームA8は、棚ユニットU11のウエハWを取り出して露光装置3に渡し、露光装置3からウエハWを受け取って棚ユニットU11に戻すように構成されている。
[現像ユニットの構成]
続いて、図4〜図6を参照して、現像ユニット(現像装置)U1についてさらに詳しく説明する。現像ユニットU1は、図4に示されるように、回転保持部20と、駆動部(移動機構)30と、現像液供給部40と、制御部100とを備える。
回転保持部20は、回転部21と、保持部23とを有する。回転部21は、上方に突出したシャフト22を有する。回転部21は、例えば電動モータ等を動力源としてシャフト22を回転させる。保持部23は、シャフト22の先端部に設けられている。保持部23上には、表面Wa上に露光後のレジスト膜Rが形成されたウエハWが水平に配置される。保持部23は、例えば吸着等によりウエハWを略水平に保持する。すなわち、回転保持部20は、ウエハWの姿勢が略水平の状態で、ウエハWの表面に対して垂直な軸(回転軸)周りでウエハWを回転させる。本実施形態では、回転軸は、円形状を呈するウエハWの中心を通っているので、中心軸でもある。本実施形態では、図4に示されるように、回転保持部20は、上方から見て時計回りにウエハWを回転させる。
駆動部30は、接液部材Nを駆動するように構成されている。駆動部30は、ガイドレール31と、スライドブロック32と、アーム33とを有する。ガイドレール31は、回転保持部20(ウエハW)の上方において水平方向に沿って延びている。スライドブロック32は、ガイドレール31に沿って水平方向に移動可能となるように、ガイドレール31に接続されている。アーム33は、上下方向に移動可能となるように、スライドブロック32に接続されている。アーム33の下端には接液部材Nが接続されている。
駆動部30は、例えば電動モータ等を動力源として、スライドブロック32及びアーム33を移動させ、これに伴って接液部材Nを移動させる。平面視において、接液部材Nは、現像液の吐出時において、ウエハWの回転軸に直交する直線上をウエハWの径方向に沿って移動する。
現像液供給部40は、現像液貯留部41と、接液部材Nと、供給管42と、ポンプ43と、バルブ44とを有する。現像液貯留部41は現像液L(図6参照)を貯留する。現像液貯留部41が貯留する現像液Lとしては、ポジ型フォトレジスト用の現像液でもよいし、ネガ型フォトレジスト用の現像液でもよい。レジスト膜Rの種類に応じて、これらの現像液を適宜選択してもよい。ポジ型フォトレジスト用現像液として例えばアルカリ水溶液が挙げられ、そのアルカリ成分として例えばテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイト(TMAH)が挙げられる。ネガ型フォトレジスト用現像液として、例えば有機溶剤が挙げられる。
接液部材Nは、供給管42を介して現像液貯留部41に接続されている。接液部材Nは、図4に示されるように、保持部23に保持されたウエハWの上方に配置される。接液部材Nは、図5に示されるように、本実施形態において円柱形状又は円板形状を呈する。接液部材Nには、その中心軸方向に沿って延びる貫通孔Hが形成されている。貫通孔Hの一端は、供給管42と接続されている。貫通孔Hの他端は、供給管42を介して現像液貯留部41から供給された現像液Lを吐出する吐出口Naである。そのため、接液部材Nは、現像液Lの吐出ノズルとしても機能する。
接液部材Nは、吐出口Naから横方向に広がる下端面(対向面)Nbを有する。すなわち、吐出口Naは下端面Nbに形成されている。下端面Nbは、本実施形態において円形状を呈する略平坦面であり、ウエハWの表面Waと略平行の状態で対向している。そのため、吐出口Naは鉛直下方を向いている。従って、現像液Lは、吐出口Naから表面Waに向けて下方に吐出される。
吐出口Naの断面形状は、例えば円形であってもよい。吐出口Naの直径は、1mm〜8mm程度であってもよいし、3mm〜5mm程度であってもよい。下端面Nbの直径は、20mm〜200mm程度であってもよく、30mm〜100mm程度であってもよい。
ポンプ43は、供給管42の途中に設けられ、現像液貯留部41から接液部材Nに現像液Lを圧送する。バルブ44は、供給管42において接液部材Nとポンプ43との間に設けられている。バルブ44は、接液部材Nからの現像液Lの吐出を開始又は停止させる。
制御部100は、一つ又は複数の制御用コンピュータにより構成され、現像ユニットU1を制御する。制御部100は、制御条件の設定画面を表示する表示部(図示せず)と、制御条件を入力する入力部(図示せず)と、コンピュータ読み取り可能な記録媒体からプログラムを読み取る読取部(図示せず)とを有する。記録媒体は、現像ユニットU1に現像処理を実行させるためのプログラムを記録している。このプログラムが制御部100の読取部によって読み取られる。記録媒体としては、例えば、半導体メモリ、光記録ディスク、磁気記録ディスク、光磁気記録ディスクであってもよい。制御部100は、入力部に入力された制御条件と、読取部により読み取られたプログラムとに応じて現像ユニットU1を制御し、下記の現像処理を現像ユニットU1に実行させる。
[現像方法]
現像ユニットU1を使用し、露光処理後のレジスト膜Rを現像処理する方法について説明する。まず、レジスト膜Rが露光装置3により露光された後のウエハWを回転保持部20に保持させる。次に、図7の(a)に示されるように、接液部材Nの下端面NbがウエハWの表面Waにおける周縁部と対向するように、制御部100がスライドブロック32及びアーム33を制御して、接液部材NをウエハWの表面Wa上に位置させる。次に、図7の(a)及び(b)に示されるように、制御部100が回転部21を制御してウエハWを回転させた状態で、制御部100がポンプ43及びバルブ44を制御して、レジスト膜Rの表面と下端面Nbとによって形成されるギャップG(図6参照)に吐出口Naから現像液Lを供給させつつ、制御部100がスライドブロック32を制御して、ウエハWの周縁部から中央部(回転軸)に向けて接液部材Nを移動させる(図7の(a)及び(b)における矢印D1参照)。
接液部材NがウエハWの回転軸上に到達後、制御部100がポンプ43及びバルブ44を制御して、吐出口Naからの現像液Lの吐出を停止させる。こうして、図7の(c)に示されるように、レジスト膜Rの表面全体に現像液Lが行き渡り、レジスト膜Rの現像が進行する。ギャップGの大きさ(レジスト膜Rの表面と下端面Nbとの離間距離)は、0.1mm〜2.0mm程度であってもよいし、1.0mm程度であってもよい。
このとき、ウエハWの回転速度は、例えば、5回転/分〜100回転/分であってもよく、10回転/分〜50回転/分であってもよく、20回転/分〜40回転/分であってもよい。ウエハWの回転速度を5回転/分以上とすることで、レジスト膜R上に現像液Lを短時間のうちに十分に行き渡らせることができる。ウエハWの回転速度を100回転/分以下とすることで、接液部材Nから供給された現像液Lがレジスト膜Rの表面において遠心力によってウエハWの周縁側に流れ出ることを十分に抑制でき、これによりレジスト膜R上に現像液を行き渡らせる速度をより一層正確に制御できる。
続いて、図8の(a)に示されるように、接液部材Nの下端面NbとウエハWの表面Waとが対向した状態のまま、制御部100がスライドブロック32を制御して、接液部材NをウエハWの周縁部に移動させる。その後、ウエハWを回転させた状態で、接液部材NをウエハWの周縁部上に静止させる。このとき、ウエハWの回転速度は、現像液Lを供給する工程と同程度であってもよい。
ここで、図8の(b)に示されるように、接液部材Nの周縁近傍においては、接液部材Nの外側に拡がろうとする流れよりも、接液部材Nの内側に戻ろうとする渦流が顕著に生ずる。そのため、接液部材Nの下端面Nbとレジスト膜Rの表面との間に位置する現像液Lの大部分は、接液部材Nの外方に流出せずに、接液部材Nの下端面Nbとレジスト膜Rの表面との間で保持される。特に、本実施形態では、ウエハWの回転数が上述のとおり比較的小さいので、現像液Lが接液部材Nの外方に流失し難い。従って、接液部材NがウエハWの周縁部に位置すると、図8の(a)及び(b)に示されるように、接液部材Nの下端面Nbとレジスト膜Rとの間で現像液Lが保持される。保持する時間(接液部材NがウエハWの周縁部に到達してから当該周縁部に静止している時間)は、例えば、10秒〜20秒程度であってもよい。
続いて、所定の現像時間(現像液Lの吐出が停止してから経過した時間)が経過後、制御部100がスライドブロック32及びアーム33を制御して、接液部材NをウエハWの表面Wa上から退避させる。現像時間は、例えば、10秒〜60秒程度であってもよい。その後、ウエハWの表面Waを洗浄液で洗浄し、ウエハWを乾燥することで、ウエハWの表面Wa上に所定のレジストパターンが形成される。以上により、現像処理が完了する。
[現像残渣の濃度と線幅との関係]
ところで、レジスト膜R(レジスト材料)に現像液Lが供給されると、レジスト膜Rは現像液Lに溶解し始め、レジスト膜Rからの溶解生成物(現像残渣)が現像液L中にイオンとして拡がる。そのため、レジスト膜Rの現像液Lへの溶解が進むと、現像液L中における現像残渣の濃度が高まってくる。本発明者らが当該濃度と線幅との関係性を調査したところ、当該濃度に対する線幅が正の相関を有することが判明した。以下に、その調査方法について、具体的に説明する。
まず、ネガ型のフォトレジストを用いてレジスト膜Rが表面Waに形成されたウエハWを、試験サンプル1〜5として5つ用意した。図9の(a)に示されるように、ウエハWの表面Waにおいて、中心部側の領域S1とその外側の領域S2との2つの領域を設定した。
円形状を呈する領域S1に含まれるレジスト膜Rに対しては、試験サンプル1〜5に応じて露光する面積を任意に調節した。一方、円環状を呈する領域S2に含まれるレジスト膜Rに対しては、パターン間隔(L/S)が45nm程度となるように所定の開口パターンを有するマスク(レチクル)を用いて、試験サンプルによらずに露光量を一定としてその全域を露光した。
続いて、ウエハWの表面Waの全域(レジスト膜Rの表面の全域)に現像液Lを供給して、現像処理を行った。現像処理の完了後、ウエハWの表面Waを洗浄液で洗浄し、ウエハWを乾燥した。そして、試験サンプル1〜5のそれぞれについて線幅を測定した。
ここで、各試験サンプル1〜5の領域S1における露光面積について、以下に具体的に説明する。試験サンプル1では、領域S1の全域を露光した。そのため、続く現像処理では、領域S1のレジスト膜Rはほとんど溶解せず、領域S1からは現像残渣が生じなかった。従って、領域S2に存在する現像残渣の量は、主として、領域S2において溶解したレジスト膜Rに由来した。
試験サンプル2では、領域S1の75%の面積を露光し且つ残余の面積を露光しなかった。そのため、続く現像処理では、領域S1のレジスト膜Rは若干溶解し、領域S1において生じた現像残差のうち少なくとも一部が領域S2に供給された。従って、領域S2に存在する現像残渣の量は、領域S1,S2において溶解したレジスト膜Rの量に由来した。
試験サンプル3では、領域S1の50%の面積を露光し且つ残余の面積を露光しなかった。そのため、続く現像処理では、領域S1のレジスト膜Rは溶解し、領域S1において生じた現像残差のうち少なくとも一部が領域S2に供給された。従って、領域S2に存在する現像残渣の量は、領域S1,S2において溶解したレジスト膜Rの量に由来した。
試験サンプル4では、領域S1の25%の面積を露光し且つ残余の面積を露光しなかった。そのため、続く現像処理では、領域S1のレジスト膜Rは相当量溶解し、領域S1において生じた現像残差のうち少なくとも一部が領域S2に供給された。従って、領域S2に存在する現像残渣の量は、領域S1,S2において溶解したレジスト膜Rの量に由来した。
試験サンプル5では、領域S1の全域を露光しなかった。そのため、続く現像処理では、領域S1のレジスト膜Rはほとんど溶解し、領域S1において生じた現像残差のうち少なくとも一部が領域S2に供給された。従って、領域S2に存在する現像残渣の量は、領域S1,S2において溶解したレジスト膜Rの量に由来した。以上より、領域S2における現像残渣の濃度(領域S2において現像液Lに含まれる現像残渣の量)は、試験サンプル1において最も低く、試験サンプル2〜5の順に高くなっていった。
各試験サンプル1〜5について測定された線幅の結果を図9の(b)に示す。図9の(b)に示されるように、現像残渣の濃度に対するレジストパターンの線幅は正の相関を示すことが確認された。すなわち、現像残渣の濃度が高いほど現像速度が遅く、線幅が大きくなるという知見が得られた。なお、図9の(b)に示される直線状の破線は、各点に関する一次近似直線(回帰直線)である。
[作用]
ところで、通常、現像液Lの供給が先行した領域(先行領域)ほど、レジスト膜Rに対する現像液Lの接液時間が長くなる。そのため、現像液Lの供給が先行した領域ほど現像が進行して、レジスト膜Rの現像液への溶解が促進され、線幅が小さくなる傾向にある。一方、現像液の供給が後行した領域ほど現像が遅く、レジスト膜の現像液への溶解が進まず、線幅が大きくなる傾向にある。そのため、均一な面内線幅分布を得るためには、ウエハWの表面Waのうち線幅が小さくなる傾向にある領域において、現像の進行を遅らせて、線幅を調整すべきである。そこで、本実施形態では、ウエハWの表面Waと対向する下端面Nbを有する接液部材Nを、ウエハWの表面Waのうち接液部材Nの吐出口Naからの現像液Lの供給が先行した領域(本実施形態において、ウエハWの周縁部)の上方に配置して、下端面Nbとレジスト膜Rの表面との間で現像液を保持している。そのため、現像液Lの供給が先行した領域(ウエハWの周縁部)において、接液部材Nの存在により現像液Lが保持されると、現像液L中に含まれる現像残渣の濃度が下端面Nbとレジスト膜Rの表面との間で高まる。従って、現像液Lの供給が先行した領域(ウエハWの周縁部)において、レジスト膜Rの溶解が抑制され、現像の進行が抑えられる。その結果、接液部材Nを用いることで、現像液Lの供給が先行した領域(ウエハWの周縁部)における線幅を、現像液Lの供給が後行した領域(ウエハWの中央部)における線幅と同程度に制御することができる。以上より、面内線幅分布の均一性を向上させることが可能となる。特に、現像残渣の濃度に対して線幅が正の相関を有するという上記の知見に基づいて、現像液Lの供給が先行した領域に接液部材を配置して当該領域における現像残渣の濃度を調節することにより、所望の線幅を実現することが可能となる。
本実施形態では、レジスト膜Rの表面全体に現像液Lが行き渡らせる際に、ウエハWの周縁部から回転軸に向けて接液部材Nを移動させている。そのため、ウエハWの周縁側で発生した現像残渣が、接液部材Nの移動につれて、吐出口Naから供給された現像液Lに随伴してウエハWの中央部(回転軸)側に移動しやすくなる。従って、線幅を制御するために用いられる現像残渣が、ウエハWの外部に排出され難くなる。その結果、ウエハWの表面Wa上において生成された現像残渣を、線幅の制御のために効果的に活用することが可能となる。
本実施形態では、吐出口Naが、接液部材Nの下端面Nbに形成されている。そのため、現像液Lの供給が接液部材Nによって行われる。そのため、部品点数が少なくなるので、コストの低減を図ることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、接液部材NをウエハWの周縁部上に位置させて、接液部材Nの下端面Nbとレジスト膜Rの表面との間で現像液Lを保持したが、ウエハWの表面Waのうち接液部材Nからの現像液Lの供給が先行した領域であれば、接液部材NをウエハWの周縁部以外に位置させてもよい。
レジスト膜Rの表面全体に現像液Lを行き渡らせる際に、制御部100がスライドブロック32を制御して、ウエハWの中央部(回転軸)から周縁部に向けて接液部材Nを移動させてもよい。具体的には、まず、図10の(a)に示されるように、接液部材Nの下端面NbがウエハWの表面Waにおける中央部(回転軸)と対向するように、制御部100がスライドブロック32及びアーム33を制御して、接液部材NをウエハWの表面Wa上に位置させる。次に、図10の(a)及び(b)に示されるように、制御部100が回転部21を制御してウエハWを回転させた状態で、制御部100がポンプ43及びバルブ44を制御して、レジスト膜Rの表面と下端面Nbとによって形成されるギャップG(図6参照)に吐出口Naから現像液Lを供給させつつ、制御部100がスライドブロック32を制御して、ウエハWの中央部(回転軸)から周縁部に向けて接液部材Nを移動させる(図10の(a)における矢印D1参照)。次に、接液部材NがウエハWの周縁部に到達したときに、制御部100がポンプ43及びバルブ44を制御して、吐出口Naからの現像液Lの吐出を停止させる。こうして、図10の(c)に示されるように、レジスト膜Rの表面全体に現像液Lが行き渡り、レジスト膜Rの現像が進行する。この場合、ウエハWの中央部において現像液Lの供給が先行するので、接液部材Nの下端面Nbとレジスト膜Rの表面との間に現像液Lを保持する際には、接液部材NをウエハWの中央部上に位置させる。
接液部材Nの下端面Nbとレジスト膜Rの表面との間で現像液Lを保持する際に、図11に示されるように、接液部材Nに正の電位が付加されていてもよい。現像残渣は負に帯電していることが知られている。そのため、接液部材Nに正の電位を付加することで、現像残渣を接液部材Nの近傍に保持しやすくなる。
接液部材Nは、レジスト膜Rの表面(ウエハWの表面Wa)と対向する下端面Nbを有していればよい。そのため、接液部材Nの形状は特に制限されず、例えば柱状や板状を呈していてもよい。
下端面Nbは、平面状のみならず、例えば、二次元的又は三次元的に湾曲した湾曲状面、凹凸面などであってもよい。下端面Nbが粗面化処理されていてもよい。これらの場合でも、下端面Nbの表面積が増加し、下端面Nbにより現像液Lの流動が妨げられるので、下端面Nbとレジスト膜Rの表面との間で現像液Lを保持しやすくなる。
他の例に係る接液部材Nを、図12を参照して説明する。図12に示される接液部材Nの下端面Nbには、突条部Ncが設けられている。突条部Ncは、接液部材N(下端面Nb)の周縁に沿って円環状に延びている。そのため、突条部Ncの存在により、接液部材Nの中央から周縁に向かう現像液Lの流れが妨げられる。従って、接液部材Nの下端面Nbとレジスト膜の表面との間で現像液Lをより保持しやすくなる。
他の例に係る接液部材Nを、図13を参照して説明する。図13に示される接液部材Nの下端面Nbには、複数の突起部Ndが設けられている。そのため、複数の突起部Ndの存在により、現像液Lの流れが妨げられる。そのため、接液部材Nの下端面Nbとレジスト膜Rの表面との間で現像液Lを保持しやすくなる。突起部Ndは、図13においては三角錐形状を呈しているが、接液部材Nと現像液Lとの接触面積を大きくして現像液Lの流れを妨げることができればよいので、例えば、他の多角錐形状、多角柱形状、その他の異形状であってもよい。
上記実施形態では、吐出口Naが下端面Nbに形成されており、接液部材Nが現像液Lの吐出ノズルとしても機能したが、図14に示されるように、接液部材Nに貫通孔H及び吐出口Naが形成されておらず、現像液供給部40が接液部材Nとは別体の吐出ノズルN1を備えていてもよい。このとき、同図に示されるように、駆動部30は、スライドブロック34と、アーム35とをさらに有する。スライドブロック34は、ガイドレール31に沿って水平方向に移動可能となるように、ガイドレール31に接続されている。アーム35は、上下方向に移動可能となるように、スライドブロック34に接続されている。アーム35の下端には吐出ノズルN1が接続されている。吐出ノズルN1は、供給管42を介して現像液貯留部41に接続されている。吐出ノズルN1の下端には吐出口N1aが形成されており、現像液貯留部41から供給された現像液Lが吐出口N1aから吐出される。
図14に示される現像ユニットU1において、ウエハWの表面Waにおいて周縁部から中央部へと現像液Lを供給した場合には、貫通孔H及び吐出口Naが形成されていない単なる柱状又は板状の接液部材Nの代わりに、図15の(a)に示されるような接液部材N2を用いてもよい。接液部材N2は、円環状を呈しており、例えば、円板の中央部を円形に切り抜いて得られる。接液部材N2は、その中心軸と交差する方向に拡がる下端面Nbを有する。図14の(b)に示されるように、下端面Nbは、ウエハWの周縁部において、ウエハWの表面Waと略平行の状態で対向する。この場合も、現像液Lの供給が先行した領域(ウエハWの周縁部)において、レジスト膜Rの溶解が抑制され、現像の進行が抑えられる。その結果、面内線幅分布の均一性を向上させることが可能となる。なお、接液部材N2をウエハWの表面Waに位置させている間、ウエハWを回転させていてもよいし、ウエハWを回転させていなくてもよい。
接液部材Nの下端面Nbとレジスト膜Rの表面との間で現像液Lを保持する際に、ウエハWの表面Waのうち接液部材N又は吐出ノズルN1から現像液Lが供給された領域の順に応じて、接液部材N又は吐出ノズルN1をウエハWの表面Waの上方において移動させてもよい。この場合、レジスト膜Rの溶解が進行しやすい領域の順に接液部材N又は吐出ノズルN1が移動するので、ウエハWの表面Waの全体において線幅の大きさを同等に制御することができる。そのため、面内線幅分布の均一性をより向上させることが可能となる。
レジスト膜Rは、ネガ型のフォトレジストを用いて形成されていてもよいし、ポジ型のフォトレジストを用いて形成されていてもよい。
上記実施形態に係る現像ユニットU1と同様の構成を有する現像ユニットを用いて現像処理を行った場合に、面内線幅分布の均一性を向上できることを確認するため、下記の試験例1〜4の試験を行った。
(試験例1)
直径300mmのウエハと、ネガ型のフォトレジストとを用意した。次に、当該フォトレジストを用いて、厚さ0.1μmのレジスト膜をウエハの表面に形成した。次に、レジスト膜は、所定パターンの開口を有するマスク(レチクル)を用いて、露光装置によりレジスト膜を露光した。次に、ウエハを回転させた状態で、レジスト膜の表面と接液部材の下端面(直径20mm)とによって形成されるギャップ(図6参照の符号G参照)に接液部材の吐出口から現像液を供給させつつ、ウエハの周縁部から中央部(回転軸)に向けて接液部材を移動させた。このとき、ウエハの回転数を30回転/分に設定し、接液部材の移動速度を20mm/秒に設定し、吐出口からの現像液の吐出流量を1cc/秒に設定した。ウエハの周縁部から中央部までの接液部材の移動時間は、7.5秒であった。
接液部材がウエハの回転軸上に到達後、吐出口からの現像液の吐出を停止させた。次に、接液部材をウエハの中央部から周縁部に向けて移動させた。接液部材がウエハの中央部から周縁部まで移動するのに要した時間は、1秒程度であった。その後、ウエハを回転させた状態で、接液部材をウエハの周縁部上に5秒程度静止させた。このとき、ウエハの回転数を30回転/分に設定した。試験例1において、接液部材の中心位置は、ウエハWの中心から130mmとなる位置であった。すなわち、試験例1における接液部材の中心位置は、ウエハの表面のうち接液部材の吐出口からの現像液の供給が最先となる領域であった。
続いて、現像液の吐出が停止してから経過した時間(現像時間)が10秒経過した後に、接液部材をウエハの表面上から退避させた。次に、ウエハの表面を洗浄液で洗浄し、ウエハを乾燥した。以上により、現像処理が完了し、ウエハの表面上に所定のレジストパターンが形成された。その後、形成された当該レジストパターンについて、ウエハの中心からの距離に応じて線幅を測定した。この線幅の測定には、測長SEM(株式会社日立ハイテクノロジーズ製)を使用した。その測定結果を図16に示す。試験例1においては、線幅の最大値と最小値との差が1.6nm程度であった。
(試験例2)
接液部材の静止位置をウエハの中心から80mmの位置とした以外は、試験例1と同様に現像処理を行い、ウエハの中心からの距離に応じて線幅を測定した。その測定結果を図17に示す。試験例2においては、線幅の最大値と最小値との差が2.3nm程度であった。
(試験例3)
接液部材の静止位置をウエハの中心から40mmの位置とした以外は、試験例1と同様に現像処理を行い、ウエハの中心からの距離に応じて線幅を測定した。その測定結果を図18に示す。試験例3においては、線幅の最大値と最小値との差が3.7nm程度であった。
(試験例4)
接液部材の静止位置をウエハの中心から0mmの位置(ウエハの直上)とした以外は、試験例1と同様に現像処理を行い、ウエハの中心からの距離に応じて線幅を測定した。その測定結果を図19に示す。試験例4においては、線幅の最大値と最小値との差が3.8nm程度であった。
(試験結果)
図19に示されるように、接液部材の静止位置がウエハの中心であった試験例4においては、現像液の供給が先行したウエハの周縁部ほど、レジスト膜に対する現像液の接液時間が長くなる。そのため、現像液の供給が先行したウエハの周縁部ほど、レジスト膜の現像液への溶解が促進され、線幅が小さくなる傾向にあるが、現像液の供給が後行したウエハの中央部ほど、レジスト膜の現像液への溶解が進んでおらず、線幅が大きくなる傾向にあることが確認された。
これに対し、図16〜図18に示されるように、試験例1〜3では、接液部材の静止位置において線幅が大きくなる傾向にあることが確認された。特に、図16に示されるように、ウエハの表面のうち接液部材の吐出口からの現像液の供給が最先となる領域に接液部材を静止させた試験例1では、ウエハの中央部から周縁部にかけて線幅の分布がほぼ一定となり、面内線幅分布の均一性が極めて高いことが確認された。
1…基板処理システム、2…塗布現像装置、20…回転保持部、30…駆動部(移動機構)、100…制御部、L…現像液、N,N2…接液部材、Na…吐出口、Nb…下端面(対向面)、Nc…突条部、Nd…突起部、N1…吐出ノズル、R…レジスト膜、U1…現像ユニット(現像装置)、W…ウエハ(基板)、Wa…表面

Claims (15)

  1. 基板の表面上に配置され且つ露光されたレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する現像方法であって、
    水平に保持された前記基板の表面に直交する方向に延びている回転軸の周りに前記基板を回転させつつ、前記基板の上方に位置する吐出口から現像液を前記レジスト膜上に吐出して、前記レジスト膜の表面上に現像液を行き渡らせる工程と、
    前記基板の表面と対向する対向面を有する接液部材を、前記基板の表面のうち前記吐出口からの現像液の供給が先行した領域である先行領域の上方に配置する工程とを含む、現像方法。
  2. 前記レジスト膜の表面上に現像液を行き渡らせる前記工程では、前記基板の周縁から前記回転軸に向けて前記吐出口を移動させる、請求項1に記載の現像方法。
  3. 前記レジスト膜の表面上に現像液を行き渡らせる前記工程では、前記回転軸から前記基板の周縁に向けて前記吐出口を移動させる、請求項1に記載の現像方法。
  4. 前記接液部材を前記先行領域の上方に配置する前記工程では、前記接液部材を前記先行領域の上方に所定時間静止させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の現像方法。
  5. 前記接液部材を前記先行領域の上方に配置する前記工程では、前記接液部材に正の電位が付加されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の現像方法。
  6. 前記基板の回転速度は5回転/分〜100回転/分である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の現像方法。
  7. 前記レジスト膜の表面と前記接液部材の前記対向面との離間距離は0.1mm〜2.0mmである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の現像方法。
  8. 前記接液部材を前記先行領域の上方に配置する前記工程では、前記基板の表面のうち前記吐出口から現像液が供給された領域の順に応じて、前記接液部材を前記基板の表面の上方において移動させる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の現像方法。
  9. 前記吐出口は前記接液部材の前記対向面に形成されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の現像方法。
  10. 前記接液部材とは別体の吐出ノズルに前記吐出口が形成されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の現像方法。
  11. 基板の表面上に配置され且つ露光されたレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する現像装置であって、
    前記基板を水平に保持しつつ、前記基板の表面に直交する方向に延びている回転軸の周りに前記基板を回転させる回転保持部と、
    前記レジスト膜上に現像液を吐出する吐出口と、
    前記基板の表面と対向する対向面を有する接液部材と、
    前記接液部材を移動させる移動機構と、
    前記レジスト膜上に前記現像液が供給された状態における前記基板の表面のうち前記レジストパターンの線幅を調整すべき所定の領域の上方に前記接液部材が位置するように、前記移動機構を制御する制御部とを備える、現像装置。
  12. 前記接液部材は柱状又は板状を呈している、請求項11に記載の現像装置。
  13. 前記接液部材の周縁には、前記対向面から前記基板の表面に向けて延びる環状の突条部が設けられている、請求項11又は12に記載の現像装置。
  14. 前記接液部材の前記対向面には、前記対向面から前記基板の表面に向けて延びる複数の突起部が設けられている、請求項11〜13のいずれか一項に記載の現像装置。
  15. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の現像方法を現像装置に実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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