JP2017157643A - Ledパッケージ及び多列型led用リードフレーム、並びにそれらの製造方法 - Google Patents

Ledパッケージ及び多列型led用リードフレーム、並びにそれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リードフレーム領域内のパッド部の数や形状如何にかかわらず、LEDパッケージの集積化を促進し、パッド部やリード部の段差、変形や反り等を阻止して、外部接続用端子面の平坦性を良好に保ち生産性を向上させ、高価な樹脂テープの貼付が不要でコストを低減でき、放熱性が高く、小型化、薄型化が可能な多列型LED用リードフレームの提供。
【解決手段】個々のリードフレーム領域は、金属板の上下面におけるパッド部11及びリード部12に対応する位置に夫々形成された反射用めっき層13a、外部接続用めっき層13bと、パッド部とリード部との間を離間する貫通孔34aと、金属板の両側で対向する第1の凹部19bからなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、貫通孔に連通する、断面がH形状の薄肉部33と、を有し、貫通孔から第1の凹部に封止樹脂が充填される。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDパッケージ及び多列型LED用リードフレーム、並びにそれらの製造方法に関する。
LED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)素子を搭載した光半導体装置は、一般照明やテレビ・携帯電話・OA機器等のディスプレイ等、様々な機器で使用されるようになってきた。
これらの光半導体装置において、薄型化や量産化等の要請に応えるべく開発されてきたLEDパッケージとして、従来、電気的に絶縁されたパッド部とリード部を有するリードフレームにLED素子が搭載され、LED素子が搭載された側のパッド部とリード部を囲うようにリフレクタ樹脂部が形成され、リフレクタ樹脂部に囲まれLED素子が搭載された側の内部空間が透明樹脂部によって封止されたLEDパッケージがある。
この種のLEDパッケージでは、例えば、図6(a)に示すように、リードフレーム10は、パッド部11と、パッド部11と間隔をおいて配置されたリード部12を有し、パッド部11とリード部12の上面や下面には、反射用や外部接続用のめっき層13を形成した構成となっている。また、リードフレーム10の上面側には、パッド部11上にLED素子20が搭載され、LED素子20とリード部12とがボンディングワイヤ14等を介して接続されている。また、LED素子20の周囲には、光を反射するリフレクタ樹脂部15が、パッド部11とリード部12を囲むように形成されている。そして、リフレクタ樹脂部15に囲まれ、LED素子20が搭載された側の内部空間は、透明な樹脂からなる透明樹脂部16で封止されている。
また、この種のLEDパッケージの製造に使用されるリードフレームは、図7(a)〜図7(c)に示すように、多数のLEDパッケージを一度に得るために、パッド部11とリード部12との組合せからなる個々のリードフレーム領域(図7(b)において夫々一点鎖線の矩形で示してある。)がマトリックス状に配列された多列型リードフレームとして形成されている。パッド部11、リード部12は、図7(b)に示すように、それぞれが、リードフレームの基材をなす金属板から形成された連結部17(図7(b)において斜線のハッチングをつけて示してある。)に接続されており、連結部17を介して、他のリードフレーム領域におけるパッド部11又はリード部12や、多列型リードフレーム製造用の上記金属板における外枠部18と連結されている。
そして、この種のLEDパッケージの製造では、図6(b)に示すように、多列型リードフレームにおける各リードフレーム領域に夫々対応する各リフレクタ樹脂部15を、連結部17を覆うようにして一括形成し、夫々のリフレクタ樹脂部15に囲まれたパッド部11に、LED素子20を搭載・固定、ワイヤボンディング等を行い、その内部空間に透明樹脂部16を形成後、一括形成したリフレクタ樹脂部15の一部と連結部17の一部を、各リードフレーム領域の間の切断部に沿って同時に切断する。
この切断加工により、図6(a)に示すように、LEDパッケージの下面側にパッド部11とリード部12の下面が露出し、外部基板との電気的接続が可能な個々のLEDパッケージが得られる。個々のLEDパッケージの側面には、リードフレームの連結部17がリフレクタ樹脂部15とともに切断面の一部として露出している。
このような構成を備えた従来のLEDパッケージは、例えば次の特許文献1、2に記載されている。
また、例えば、図8に示すように、非線形対象の本体部51a及び本体部51aから幅狭になって延伸する延伸部51bを有する第1の領域51を、外枠部52の縦横3方向から3本以上の吊りリード53、54、55、56、57を介して保持するように構成されたリードフレームが次の特許文献3に提案されている。なお、図8中、65は製品単位の半導体パッケージとなる領域、58、63はリードフレームにおける端子等となる他の領域、59〜62は外枠部52の縦横3方向から領域58を保持する吊りリード、64は外枠部52の1方向から領域63を保持する吊りリードである。
特開2013−232506号公報 特開2013−235872号公報 特開2014−130973号公報
上述のように、LEDパッケージの製造においては、一度に多数のLEDパッケージを得るために、図7(b)に示したような、個々のリードフレーム領域におけるパッド部11やリード部12を、他のリードフレーム領域におけるパッド部11又はリード部12や、多列型リードフレーム製造用の金属板における外枠部18と連結させるための連結部17を介して繋げた多列型リードフレームが用いられる。
ところで、上述の多列型リードフレームを用いて製造されるLEDパッケージは、一般的にリードフレームの裏面側に外部接続用の端子面が露出する表面実装型のパッケージである。表面実装型のLEDパッケージにおいては、裏面側に露出する外部接続用の端子面の平坦性が要求され、パッド部やリード部の段差、変形や反り等も不具合につながるため厳しい制約がある。
しかるに、個々のリードフレーム領域におけるパッド部やリード部と、他のリードフレーム領域におけるパッド部又はリード部や、多列型リードフレーム製造用の金属板における外枠部とを、夫々連結部を介して繋げた構成にすると、連結部の強度や、連結部に接続されるパッド部及びリード部の形状、接続位置によっては、連結部に変形が生じてパッド部やリード部に段差、変形、反り等が生じ易くなり、裏面側に露出する外部接続用の端子面の平坦性が損なわれて、外部機器との接続に悪影響を与える虞がある。
特に、エッチングで形成されるリードフレームの製造において、特許文献3に記載のリードフレームのような非線対称形状のパッド部を有する配置パターンにおいては、材料のストレスがフレーム内に残り、フレーム全体に変形をきたし易い。一般には、フレームのストレスによる変形を抑えるには、ストレスに勝る強度を持つデザインとすることが望ましいが、非線対称形状のパッド部を有するリードフレームにおいては、フレームの構造上、変形防止に適正な強度を持たせることが難しい。
リードフレーム全体の反り及び変形を抑制するためには、連結部にはある程度の強度を持たせることが要求され、そのためには、連結部の幅や厚さを大きくする必要がある。しかも、連結部に変形が生じ難いように、パッド部及びリード部の形状、連結部との接続位置を工夫する必要があり、パッド部やリード部の設計の自由度も制限される。
また、上述のように、連結部を構成する金属は、反りや変形対策となる厚さや幅を必要とするため、個々のリードフレーム領域におけるパッド部やリード部と、他のリードフレーム領域におけるパッド部又はリード部や、多列型リードフレーム製造用の金属板における外枠部とを連結する連結部の長さを、縮めることができない。
その結果、連結部が多列型リードフレームに占める専有面積は無視できない大きさになる。しかも、上述のように、連結部に変形が生じ難いように、パッド部及びリード部の形状、連結部との接続位置を工夫する必要がある。
このため、多列型リードフレーム形成エリア内において形成しうる個々のリードフレームの数が制限されて、多列型LEDパッケージ製造時におけるLEDパッケージ領域の集積化を阻害する。
他方、連結部の幅や厚さを小さくして、連結部がブレードに与える悪影響を弱めることで、ブレードの幅を薄くし、ブレードによる切断幅を薄くすることにより、個々のリードフレーム領域におけるパッド部やリード部と、他のリードフレーム領域におけるパッド部又はリード部や、多列型リードフレーム製造用の金属板における外枠部とを連結する連結部の長さを短くして、組立部位として構成されるパット部、リード部及び個々のリードフレーム領域の連結部エリアを縮小して、多列型LEDパッケージ製造時におけるLEDパッケージ領域の集積化を図ろうとすると、上述のように、個々のリードフレームを連結する連結部の強度が弱くなり、連結部を介して連結されるパッド部やリード部の変形や反りなどが多く発生し、LEDパッケージの組立歩留りを低下させる問題が生じる。このため、特許文献1〜3に記載のLEDパッケージのような連結部を有する多列型リードフレームを用いた従来のLEDパッケージでは、ブレードによる切断幅を、0.3〜0.5mm程度は設けざるを得ず、パッケージ領域の集積化が制限されていた。
また、一般的に、連結部を有する多列型リードフレームにおいては、LEDパッケージの組立工程における、連結部の変形や反りなどを原因とするLEDパッケージの組立歩留りの低下を抑制するために、多列型リードフレームの裏側に露出する面全体に連結部を介して連結されるパッド部やリード部の変形や反りを防止する手段として、樹脂製テープが貼り付けられる。この樹脂製テープは、外部接続用端子表面へのモールド樹脂(リフレクタ樹脂)の回り込みを防止する役目も果たす。
しかし、この樹脂製テープは、搭載したLED素子をパッド部に固定するダイボンディング、LED素子とリード部とを電気的に接続するワイヤボンディング、リフレクタ樹脂部や透明樹脂部を形成するためのモールド樹脂充填など、種々の加熱条件下での使用に耐えることができるように、高価な耐熱性ポリイミドフィルムと耐熱性シリコン接着剤で構成されている。このため、LEDパッケージの製造に際し、多列型リードフレームの裏面に樹脂製のテープを貼り付けると、コスト高となってしまう。
更には、この樹脂製テープには、最終のモールド樹脂充填後に引き剥がして廃棄する際、樹脂製テープの接着剤層が外部接続用の端子面やモールド樹脂側に残存するという問題がある。また、樹脂製テープに耐熱性の材料を用いても、種々の加熱条件下では、耐熱性の限界を超えて、樹脂製テープに熱収縮が生じ、樹脂製テープの熱収縮に伴いパッド部やリード部の位置が変動して個々のLEDパッケージの寸法精度にバラツキが生じてしまうという問題もあった。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、リードフレーム領域内におけるパッド部の数や形状如何にかかわらず、個々に配置されるLEDパッケージの集積化を促進し、パッド部やリード部の段差、変形や反り等を阻止して、裏面側に露出する外部接続用の端子面の平坦性を良好に保って生産性を向上させることができ、また、高価な樹脂テープの貼り付けが不要でコストを低減でき、放熱性が高く、小型化、薄型化が可能なLEDパッケージ、多列型LED用リードフレーム及びそれらの製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による多列型LED用リードフレームは、LED用リードフレーム領域が複数配列された多列型LED用リードフレームであって、個々のリードフレーム領域は、金属板の上面におけるパッド部及びリード部に対応する位置に形成された反射用めっき層と、前記金属板の下面における前記パッド部及び前記リード部に対応する位置に形成された外部接続用めっき層と、夫々のリードフレーム領域内において、前記金属板における前記パッド部と前記リード部との間を離間する貫通孔と、前記金属板の両側で対向する第1の凹部からなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、前記貫通孔に連通する、断面がH形状の薄肉部と、を有し、前記金属板の前記表面上が封止樹脂で覆われたときに、前記貫通孔から該封止樹脂が充填され、前記薄肉部を構成する、該金属板の両側の前記第1の凹部に封止樹脂が充填されるようにしたことを特徴としている。
また、本発明の多列型LED用リードフレームにおいては、個々の前記リードフレーム領域は、第1のパッド部と、前記第1のパッド部と同じ幅の本体部と該第1のパッド部側に該第1のパッド部よりも狭い幅で延伸する延伸部とからなる第2のパッド部と、前記第1のパッド部と前記第2のパッド部との間に前記第2のパッド部の延伸部と対向するように配置される一つのリード部を有し、前記貫通孔は、前記第1のパッド部と前記第2のパッド部と前記リード部の夫々を当該リードフレーム領域内で離間し、夫々の端部が前記薄肉部に連通するのが好ましい。
また、本発明の多列型LED用リードフレームにおいては、前記金属板の下面側には、前記第1のパッド部と前記第2のパッド部と前記リード部の夫々の間であって、前記貫通孔の両側に、前記薄肉部を構成する下面側の前記第1の凹部と連通する段差部が形成されているのが好ましい。
また、本発明の多列型LED用リードフレームにおいては、前記金属板の下面側には、前記第2のパッド部における前記本体部と前記延伸部との間に、前記薄肉部を構成する下面側の前記第1の凹部と前記段差部と前記貫通孔とに連通する第2の凹部が形成されているのが好ましい。
また、本発明の多列型LED用リードフレームにおいては、前記金属板の上面側には、前記第1のパッド部に対応する第1のLED素子搭載領域の外周と、前記第2のパッド部における前記本体部に対応する第2のLED素子搭載領域の外周に、第3の凹部が夫々形成されているのが好ましい。
また、本発明の多列型LED用リードフレームにおいては、前記貫通孔の側面と、前記薄肉部を構成する、前記金属板の両側の前記第1の凹部の面と、の少なくともいずれかは、粗化処理が施されているのが好ましい。
また、本発明の多列型LED用リードフレームにおいては、前記段差部の面は、粗化処理が施されているのが好ましい。
また、本発明の多列型LED用リードフレームにおいては、前記第2の凹部の面は、粗化処理が施されているのが好ましい。
また、本発明の多列型LED用リードフレームにおいては、前記第3の凹部の面は、粗化処理が施されているのが好ましい。
また、本発明によるLEDパッケージは、LEDパッケージ領域が複数配列された多列型LEDパッケージを切断することによって形成された個々のLEDパッケージであって、金属板から、夫々所定形状に形成されたパッド部及びリード部と、前記金属板の上面における前記パッド部及び前記リード部に対応する所定位置に形成された反射用めっき層と、前記金属板の下面における前記パッド部及び前記リード部に対応する所定位置に形成された外部接続用めっき層と、前記金属板の上面側の前記パッド部及び前記リード部におけるLED素子搭載領域及びワイヤボンディング領域の外周を、該パッド部のLED素子搭載面に搭載するLED素子よりも上方に突出するように囲むとともに、該パッド部及び該リード部との間に介在し、該パッド部及び該リード部の外周を囲み、該パッド部及び該リード部を固定するリフレクタ樹脂部と、前記金属板の上面側の前記リフレクタ樹脂部で囲まれ、LED素子が搭載された内部空間を充填する透明樹脂部と、を有し、前記パッド部及び前記リード部は、互いに離間し、前記金属板における、前記パッド部及び前記リード部の外周に、該金属板の両側から夫々所定の深さを有する薄肉部が形成され、前記パッド部及び前記リード部の外周を囲むリフレクタ樹脂部が、前記金属板の両側から夫々所定の深さで介在して前記薄肉部を挟むとともに、前記パッド部とリード部との間に介在する前記リフレクタ樹脂部と一体化していることを特徴としている。
また、本発明のLEDパッケージにおいては、前記パッド部の側面及び前記リード部の側面と、前記薄肉部の両面、の少なくともいずれかは、粗化処理が施されているのが好ましい。
また、本発明による多列型LED用リードフレームの製造方法は、LED用リードフレーム領域が複数配列された多列型LED用リードフレームの製造方法であって、金属板の上面におけるパッド部及びリード部に対応する所定位置に反射用めっき層を形成するとともに、該金属板の下面における前記パッド部及び前記リード部に対応する所定位置に外部接続用めっき層を形成する工程と、前記金属板の上面側に、反射用めっき層を覆う、エッチング用のレジストマスクを形成するとともに、該金属板の下面側に、外部接続用めっき層を覆うエッチング用のレジストマスクを形成する工程と、前記金属板の両側からハーフエッチングを施し、該金属板の両側を、ハーフエッチングを施した深さにおいて、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とに区画した、対向する第1の凹部からなる薄肉部を形成するとともに、個々のリードフレーム領域における該パッド部と該リード部との間に前記薄肉部と連通する貫通孔を形成する工程と、前記金属板に形成した前記エッチング用のレジストマスクを除去する工程と、を有することを特徴としている。
また、本発明の多列型LED用リードフレームの製造方法においては、前記薄肉部と前記貫通孔を形成する工程において、前記貫通孔の側面と、前記薄肉部を構成する、前記金属板の両側の前記第1の凹部の面と、の少なくともいずれかに、粗化処理を施すのが好ましい。
また、本発明のLEDパッケージの製造方法は、LED用リードフレーム領域が複数配列され、個々のリードフレーム領域が、金属板の上面におけるパッド部及びリード部に対応する位置に形成された反射用めっき層と、前記金属板の下面における前記パッド部及び前記リード部に対応する位置に形成された外部接続用めっき層と、夫々のリードフレーム領域内において、前記金属板における前記パッド部と前記リード部との間を離間する貫通孔と、前記金属板の両側で対向する第1の凹部からなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、前記貫通孔に連通する、断面がH形状の薄肉部と、を有し、前記金属板の前記表面上が封止樹脂で覆われたときに、前記貫通孔から該封止樹脂が充填され、前記薄肉部を構成する、前記金属板の両側の前記第1の凹部に封止樹脂が充填されるようにした多列型LED用リードフレームを準備する工程と、前記金属板における前記貫通孔にリフレクタ樹脂を充填するとともに、該貫通孔を介して、前記薄肉部を構成する前記金属板の両側の前記第1の凹部に前記リフレクタ樹脂を充填し、前記パッド部と前記リード部との間と、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域との間に介在するとともに、該金属板の上面側の前記パッド部及び前記リード部におけるLED素子搭載領域及びワイヤボンディング領域の外周を該パッド部のLED素子搭載面に搭載するLED素子よりも上方に突出するように囲むリフレクタ樹脂部を形成する工程と、前記金属板の上面側において、前記パッド部の面にLED素子を搭載するとともに、前記リード部と前記LED素子とをワイヤボンディングする工程と、前記金属板の上面側において、前記パッド部及び前記リード部における前記リフレクタ樹脂部で囲まれ、該LED素子が搭載された内部空間及び該パッド部と該リード部との間を充填する透明樹脂部を設ける工程と、前記リフレクタ樹脂部における、前記パッド部及び前記リード部の外周を囲む部位を切断する工程と、を有することを特徴としている。
また、本発明のLEDパッケージの製造方法においては、前記多列型LED用リードフレームを準備する工程において、準備する多列型LED用リードフレームは、前記貫通孔の側面と、前記薄肉部を構成する、前記金属板の両側の前記第1の凹部の面と、の少なくともいずれかに、粗化処理が施されているのが好ましい。
本発明によれば、リードフレーム領域内におけるパッド部の数や形状如何にかかわらず、個々に配置されるLEDパッケージの集積化を促進し、パッド部やリード部の段差、変形や反り等を阻止して、裏面側に露出する外部接続用の端子面の平坦性を良好に保って生産性を向上させることができ、また、高価な樹脂テープの貼り付けが不要でコストを低減でき、放熱性が高く、小型化、薄型化が可能なLEDパッケージ、多列型LED用リードフレーム及びそれらの製造方法が得られる。
本発明の一実施形態に係るLEDパッケージの概略構成を示す図で、(a)は切断されて一個の製品となった状態のLEDパッケージの断面図、(b)は切断される前の一括製造されたLEDパッケージにおける切断部を示す部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係る多列型LED用リードフレームの概略構成を示す図で、(a)は個々のリードフレーム領域におけるパッド部とリード部の配置を上面側からみた部分平面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は図1(a)に示すLEDパッケージに用いる多列型LED用リードフレームの個々のリードフレーム領域における構成を示す断面図である。 図2に示す多列型LED用リードフレームの製造工程の一例を示す説明図である。 図3に示す工程を経て製造された多列型LED用リードフレームを用いたLEDパッケージの製造工程の一例を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る多列型LED用リードフレームの概略構成を示す図で、(a)は個々のリードフレーム領域におけるパッド部とリード部の配置を上面側からみた部分平面図、(b)は個々のリードフレーム領域におけるパッド部とリード部の配置を下面側からみた部分平面図、(c)は(a)のC−C断面図、(d)は(b)のD−D断面図である。 従来のLEDパッケージの概略構成を示す図で、(a)は切断されて一個の製品となった状態のLEDパッケージの断面図、(b)は切断される前の一括製造された多列型LEDパッケージにおける切断部を示す部分断面図である。 従来のLEDパッケージの製造に用いる多列型LED用リードフレームの概略構成を示す図で、(a)は多列型LED用リードフレームにおける個々のリードフレームの配置を概念的に示す平面図、(b)は図6に示すタイプのLEDパッケージの製造に用いる多列型LED用リードフレームの個々のリードフレーム領域におけるパッド部とリード部の配置を上面側からみた部分拡大平面図、(c)は(b)のA−A断面図である。 従来の非線対称形状のパッド部を有するリードフレームの一構成例を示す説明図である。
実施例の説明に先立ち、本発明の作用効果について説明する。
本発明の多列型LED用リードフレームは、LED用リードフレーム領域が複数配列された多列型LED用リードフレームであって、個々のリードフレーム領域は、金属板の上面におけるパッド部及びリード部に対応する位置に形成された反射用めっき層と、金属板の下面におけるパッド部及びリード部に対応する位置に形成された外部接続用めっき層と、夫々のリードフレーム領域内において、金属板におけるパッド部とリード部との間を離間する貫通孔と、金属板の両側で対向する第1の凹部からなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、貫通孔に連通する、断面がH形状の薄肉部と、を有し、金属板の表面上が封止樹脂で覆われたときに、貫通孔から封止樹脂が充填され、薄肉部を構成する、金属板の両側の第1の凹部に封止樹脂が充填されるように構成されている。
また、本発明のLEDパッケージは、LEDパッケージ領域が複数配列された多列型LEDパッケージを切断することによって形成された個々のLEDパッケージであって、金属板から、夫々所定形状に形成されたパッド部及びリード部と、金属板の上面におけるパッド部及びリード部に対応する所定位置に形成された反射用めっき層と、金属板の下面におけるパッド部及びリード部に対応する所定位置に形成された外部接続用めっき層と、金属板の上面側のパッド部及びリード部におけるLED素子搭載領域及びワイヤボンディング領域の外周を、パッド部のLED素子搭載面に搭載するLED素子よりも上方に突出するように囲むとともに、パッド部及びリード部との間に介在し、パッド部及びリード部の外周を囲み、パッド部及びリード部を固定するリフレクタ樹脂部と、金属板の上面側のリフレクタ樹脂部で囲まれ、LED素子が搭載された内部空間を充填する透明樹脂部と、を有し、パッド部及びリード部は、互いに離間し、金属板における、パッド部及びリード部の外周に、金属板の両側から夫々所定の深さを有する薄肉部が形成され、パッド部及びリード部の外周を囲むリフレクタ樹脂部が、金属板の両側から夫々所定の深さで介在して薄肉部を挟むとともに、パッド部とリード部との間に介在するリフレクタ樹脂部と一体化している。
本発明の多列型LED用リードフレームのように、金属板の両側で対向する第1の凹部からなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、貫通孔に連通する、断面がH形状の薄肉部を有するように構成すれば、個々のリードフレーム領域におけるパッド部やリード部と、他のリードフレーム領域におけるパッド部又はリード部や、多列型リードフレーム製造用の金属板における外枠部とが、分離されずに一体に繋がっており、リードフレームの基材をなす金属による連結部が存在しない構成となる。
その結果、個々のリードフレーム領域におけるパッド部やリード部と、他のリードフレーム領域におけるパッド部又はリード部や、多列型リードフレーム製造用の金属板における外枠部とを固定するリフレクタ樹脂部の幅を狭くすることができ、多列型リードフレーム形成エリア内において形成しうる個々のリードフレームの数を増やすことができ、製造時において格段の集積化が可能となる。しかも、特許文献1〜3に記載のLEDパッケージとは異なり、連結部に変形が生じ難いように、パッド部及びリード部の形状、連結部との接続位置を工夫する必要がないため、パッド部やリード部の設計の自由度が大きくなる。
また、本発明の多列型LED用リードフレームのように金属板におけるパッド部とリード部との間を離間する貫通孔と、金属板の両側で対向する第1の凹部からなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、貫通孔に連通する、断面がH形状の薄肉部と、を有し、金属板の表面上が封止樹脂で覆われたときに、貫通孔から封止樹脂が充填され、薄肉部を構成する、金属板の両側の第1の凹部に封止樹脂が充填されるように構成すれば、LEDパッケージの製造工程において、貫通孔から各リードフレームの外周全体にリフレクタ樹脂を充填させ易くなる。そして、リフレクタ樹脂部を形成し、金属板の上面側において、パッド部の面にLED素子を搭載するとともに、リード部とLED素子とをワイヤボンディングし、金属板の上面側においてパッド部及びリード部におけるリフレクタ樹脂部で囲まれ、LED素子が搭載された内部空間を充填する透明樹脂部を設けることで、上述した本発明のLEDパッケージを得る前段階の、LEDパッケージ領域が複数配列された多列型LEDパッケージを製造可能となる。
しかも、製造されたLEDパッケージにおいて、夫々外周を囲む、薄肉部の下側に形成されたリフレクタ樹脂部と、薄肉部の上側に形成されたリフレクタ樹脂部とが、リード部とパッド部の間に形成されたリフレクタ樹脂部と一体となって金属板を固定するため、薄肉部の下側と上側とに夫々形成されたリフレクタ樹脂部同士のアンカー効果が強くなり、金属板に対するリフレクタ樹脂部の密着性が向上する。
そして、本発明の多列型LED用リードフレームを用いて、本発明のLEDパッケージを得る前段階の、LEDパッケージ領域が複数配列された多列型LEDパッケージを製造する過程において、個々のリードフレーム領域は、パッド部及びリード部の外周の薄肉部を形成する金属が、例えばリードフレームの基材をなす金属板の厚さの約20〜50%程度等、相当程度の厚みをもって一体に繋がっており、しかも、薄肉部を、金属板の両側で対向する第1の凹部で構成すれば、金属板の両側に形成される第1の凹部の深さを略同じにすることで、薄肉部に繋がるパッド部やリード部にかかる内部応力によるストレスをバランスよく分散させ易くなる。そして、特に、特許文献3に記載のLEDパッケージに用いられている、非線対称形状のパッド部を有する配置パターンのリードフレームであっても、個々のリードフレーム領域の変形が生じ難くなり、パッド部やリード部の段差、変形、反り等が生じず、裏面側に露出する外部接続用の端子面の平坦性が保たれる。このため、多列型リードフレームの裏側に露出する面全体に連結部を介して連結されるパッド部やリード部の変形や反りを防止するための耐熱性ポリイミドフィルムや耐熱性シリコン接着剤で構成される高価な樹脂製のテープが不要となり、コストを低減できる。
さらに、本発明の多列型LED用リードフレームのように金属板におけるパッド部とリード部との間を離間する貫通孔と、金属板の両側で対向する第1の凹部からなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、貫通孔に連通する、断面がH形状の薄肉部を有する構成にすれば、LEDパッケージの製造工程において、LED素子が搭載された内部空間を充填する透明樹脂部を設けた後に下面側からリフレクタ樹脂部が露出するようにエッチングする必要がなくなる。
その結果、透明樹脂部がエッチング液と接触することがなく、その表面が変質して透過率が低下し、製造後のLED装置からの照射光量が弱められる等の品質劣化の懸念もなくなる。
また、LEDパッケージの製造工程において、透明樹脂部を設けた後にエッチングを行う必要がなくなる結果、エッチング液が透明樹脂部とリフレクタ樹脂との界面から透明樹脂部を充填しているLED搭載領域に浸入してLED装置の回路に悪影響を及ぼす虞がなくなる。
また、LEDパッケージの製造工程において、下面側からリフレクタ樹脂部が露出するようにエッチングする必要がなくなる結果、金属板の下面側に凹んだ部分が形成されずに済む。このため、金属板の下面側からのエッチングにより凹んだ部分に補強用の樹脂を充填する工程を設ける必要がなくなり、その分、LEDパッケージの製造を完了するまでの間の樹脂形成工程の回数を減らし、工程を簡素化することができる。
また、本発明のLEDパッケージのように、パッド部及びリード部の外周に、金属板の両側から夫々所定の深さを有する薄肉部が形成された構成にすれば、多列型LEDパッケージを切断することによって形成された切断面が、パッド部及びリード部の外周を囲むリフレクタ樹脂部の外周面と、パッド部及びリード部の外周に形成された薄肉部の端面を含むため、LED装置から生じた熱を、パッド部及びリード部の外周領域に形成された薄肉部の端面から外部に放出できるようになる。
しかも、本発明のLEDパッケージのように、薄肉部を、パッド部及びリード部における、互いに対向する側(即ち、貫通孔が形成されている側)を除いた夫々の外周領域に、金属板の両側からのハーフエッチングにより形成される第1の凹部で構成すれば、薄肉部を形成する金属が、例えば、リードフレームの基材をなす金属板の厚さの約20〜50%程度等、相当程度の厚みをもって一体に繋がり、パッド部及びリード部における互いに対向する側を除いた夫々の外周領域に及ぶようになる。このため、多列型LEDパッケージを切断することによって形成される切断面において薄肉部の端面を形成する金属の面積を大きくとることができ、LED装置から生じた熱の外部への放出量を大きくすることができる。
また、本発明のLEDパッケージにおいては、好ましくは、パッド部の側面及びリード部の側面と、薄肉部の両面、の少なくともいずれかは、粗化処理が施されている。
このようにすれば、リフレクタ樹脂部の密着性が向上する。
また、本発明の多列型LED用リードフレームにおいては、好ましくは、貫通孔の側面と、薄肉部を構成する、金属板の両側の第1の凹部の面と、の少なくともいずれかは、粗化処理が施されている。
このように構成すれば、LEDパッケージの製造工程において、リフレクタ樹脂部を形成したときのリフレクタ樹脂部の密着性が向上する。
なお、上述した本発明のLED用パッケージは、LED用リードフレーム領域が複数配列され、個々のリードフレーム領域が、金属板の上面におけるパッド部及びリード部に対応する位置に形成された反射用めっき層と、金属板の下面におけるパッド部及びリード部に対応する位置に形成された外部接続用めっき層と、夫々のリードフレーム領域内において、金属板におけるパッド部とリード部との間を離間する貫通孔と、金属板の両側で対向する第1の凹部からなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、貫通孔に連通する、断面がH形状の薄肉部と、を有し、金属板の表面上が封止樹脂で覆われたときに、貫通孔から封止樹脂が充填され、薄肉部を構成する、金属板の両側の第1の凹部に封止樹脂が充填されるようにした多列型LED用リードフレームを準備する工程と、金属板における貫通孔にリフレクタ樹脂を充填するとともに、貫通孔を介して、薄肉部を構成する金属板の両側の第1の凹部にリフレクタ樹脂を充填し、パッド部とリード部との間と、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域との間に介在するとともに、金属板の上面側のパッド部及びリード部におけるLED素子搭載領域及びワイヤボンディング領域の外周をパッド部のLED素子搭載面に搭載するLED素子よりも上方に突出するように囲むリフレクタ樹脂部を形成する工程と、金属板の上面側において、パッド部の面にLED素子を搭載するとともに、リード部とLED素子とをワイヤボンディングする工程と、金属板の上面側において、パッド部及びリード部におけるリフレクタ樹脂部で囲まれ、LED素子が搭載された内部空間及びパッド部とリード部との間を充填する透明樹脂部を設ける工程と、リフレクタ樹脂部における、パッド部及びリード部の外周を囲む部位を切断する工程と、を有することによって製造できる。
なお、好ましくは、多列型LED用リードフレームを準備する工程において、準備する多列型LED用リードフレームは、貫通孔の側面と、薄肉部を構成する、金属板の両側の第1の凹部の面と、の少なくともいずれかに、粗化処理が施されている。
このようにすれば、リフレクタ樹脂部を形成したときのリフレクタ樹脂部の密着性が向上する。
また、上述した本発明の多列型LED用リードフレームは、金属板の上面におけるパッド部及びリード部に対応する所定位置に反射用めっき層を形成するとともに、金属板の下面におけるパッド部及びリード部に対応する所定位置に外部接続用めっき層を形成する工程と、金属板の上面側に、反射用めっき層を覆う、エッチング用のレジストマスクを形成するとともに、金属板の下面側に、外部接続用めっき層を覆うエッチング用のレジストマスクを形成する工程と、金属板の両側からハーフエッチングを施し、金属板の両側を、ハーフエッチングを施した深さにおいて、パッド部とリード部とに区画し、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とに区画した、対向する第1の凹部からなる薄肉部を形成するとともに、個々のリードフレーム領域におけるパッド部とリード部との間に薄肉部と連通する貫通孔を形成する工程と、金属板に形成したエッチング用のレジストマスクを除去する工程と、を有することによって製造できる。
なお、好ましくは、薄肉部と貫通孔を形成する工程において、貫通孔の側面と、薄肉部を構成する、金属板の両側の第1の凹部の面と、の少なくともいずれかに、粗化処理を施す。
このようにすれば、金属板の両面に形成されるリフレクタ樹脂部の金属板への密着度が強まり、金属板からのリフレクタ樹脂部の抜けを阻止可能な多列型LED用リードフレームが得られる。
また、本発明の多列型LED用リードフレームにおいては、好ましくは、個々のリードフレーム領域は、第1のパッド部と、第1のパッド部と同じ幅の本体部と第1のパッド部側に第1のパッド部よりも狭い幅で延伸する延伸部とからなる第2のパッド部と、第1のパッド部と第2のパッド部との間に第2のパッド部の延伸部と対向するように配置される一つのリード部を有し、貫通孔は、第1のパッド部と第2のパッド部とリード部の夫々を当該リードフレーム領域内で離間し、夫々の端部が薄肉部に連通する。
このように構成すれば、非線対称形状のパッド部を有する配置パターンのリードフレームにおいて、個々のリードフレーム領域の変形が生じ難くなり、パッド部やリード部の段差、変形、反り等が生じず、裏面側に露出する外部接続用の端子面の平坦性が保たれる効果が具現化できる。
なお、好ましくは、金属板の下面側には、第1のパッド部と第2のパッド部とリード部の夫々の間であって、貫通孔の両側に、薄肉部を構成する下面側の第1の凹部と連通する段差部が形成されている。
このように構成すれば、LEDパッケージの製造工程において、金属板の上面側からリフレクタ樹脂を貫通孔に充填した際に、段差部にもリフレクタ樹脂が充填される。その結果、段差部に形成されるリフレクタ樹脂部が、薄肉部の下側に形成されたリフレクタ樹脂部とともに、薄肉部の上側に形成されたリフレクタ樹脂部と、貫通孔に形成されるリフレクタ樹脂部を介して一体となって金属板を固定する。その結果、薄肉部の下側と上側とに夫々形成されたリフレクタ樹脂部同士のアンカー効果がより一層強くなり、金属板に対するリフレクタ樹脂部の密着性がより一層向上する。
また、好ましくは、金属板の下面側には、第2のパッド部における本体部と延伸部との間に、薄肉部を構成する下面側の第1の凹部と段差部と貫通孔とに連通する第2の凹部が形成されている。
このように構成すれば、LEDパッケージの製造工程において、金属板の上面側からリフレクタ樹脂を貫通孔に充填した際に、非線対称形状のパッド部を有する配置パターンのリードフレームであるにもかかわらず、貫通孔から充填されるリフレクタ樹脂を、第2の凹部を介して下面側の第1の凹部に充填させ易くなる。
また、段差部、第2の凹部に形成されるリフレクタ樹脂部が、第1の凹部に形成されるリフレクタ樹脂部と貫通孔に形成されるリフレクタ樹脂部と一体化することで、リフレクタ樹脂部同士のアンカー効果がより一層強くなり、金属板に対するリフレクタ樹脂部の密着性がより一層向上する。
また、第2のパッド部における本体部と延伸部との間に第2の凹部を形成すれば、本体部と延伸部とを、夫々矩形状に区画し、リードフレーム領域内における第1のパッド部及びリード部と、第2のパッド部の本体部及び延伸部との配置を線対称形状に近づかせることができる。その結果、非線対称形状のパッド部を有する配置パターンのリードフレームにおいて特定箇所に偏り易いストレスが分散させて、バランスをとることができ、リードフレームの変形を抑え易くなる。
さらに、好ましくは、金属板の上面側には、第1のパッド部に対応する第1のLED素子搭載領域の外周と、第2のパッド部における前記本体部に対応する第2のLED素子搭載領域の外周に、第3の凹部が夫々形成されている。
このように構成すれば、LEDパッケージの製造工程において、リフレクタ樹脂部をLED素子搭載領域の外周を囲むように形成する際に、第3の凹部にリフレクタ樹脂を介在させてリフレクタ樹脂部の密着性をより高めることができる。
なお、好ましくは、段差部の面、第2の凹部の面、第3の凹部の面の少なくともいずれかは、粗化処理が施されている。
このように構成すれば、リフレクタ樹脂部を形成した際の金属板に対するリフレクタ樹脂部の密着性がさらに向上する。
従って、本発明によれば、リードフレーム領域内におけるパッド部の数や形状如何にかかわらず、個々に配置されるLEDパッケージの集積化を促進し、パッド部やリード部の段差、変形や反り等を阻止して、裏面側に露出する外部接続用の端子面の平坦性を良好に保って生産性を向上させることができ、また、高価な樹脂テープの貼り付けが不要でコストを低減でき、放熱性が高く、小型化、薄型化が可能なLEDパッケージ、多列型LED用リードフレーム及びそれらの製造方法が得られる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るLEDパッケージの概略構成を示す図で、(a)は切断されて一個の製品となった状態のLEDパッケージの断面図、(b)は切断される前の一括製造されたLEDパッケージにおける切断部を示す部分断面図である。図2は本発明の第1実施形態に係る多列型LED用リードフレームの概略構成を示す図で、(a)は個々のリードフレーム領域におけるパッド部とリード部の配置を上面側からみた部分平面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は図1(a)に示すLEDパッケージに用いる多列型LED用リードフレームの個々のリードフレーム領域における構成を示す断面図である。図3は図2に示す多列型LED用リードフレームの製造工程の一例を示す説明図である。
第1実施形態のLEDパッケージは、図1(a)に示すように、パッド部11と、リード部12と、反射用めっき層13aと、外部接続用めっき層13bと、LED素子20と、ボンディングワイヤ14と、リフレクタ樹脂部15と、透明樹脂部16を有して構成されている。
パッド部11及びリード部12は、リードフレームの基材をなす金属板から、夫々互いに離間した所定形状に形成されている。
また、金属板におけるパッド部11及びリード部12の外周には、金属板の両側から夫々所定の深さを有する薄肉部33が形成されている。
薄肉部33は、後述する第1実施形態の多列型LED用リードフレームにおいて、金属板の両側からのハーフエッチングにより対向する第1の凹部19bが形成されたときに残存する金属板の厚み方向の中央位置に形成された金属部分である。
反射用めっき層13aは、パッド部11及びリード部12の上面側に形成されている。
外部接続用めっき層13bは、パッド部11及びリード部12の下面側に形成されている。
リフレクタ樹脂部15は、後述する多列型LED用リードフレームの貫通孔34aを介して図2(a)においてハッチングで示した領域に金属板の両側から形成された後、パッケージの外形ラインが残るように切断されている。また、リフレクタ樹脂部15は、図1(a)に示すように、金属板の両側から、夫々、例えば、金属板の厚さの約25〜40%程度、入り込んで金属板の側面と密着している。そして、リフレクタ樹脂部15は、パッド部11とリード部12との間に介在し、金属板の両側から所定の深さで介在することでパッド部11及びリード部12の外周を囲むとともに、金属板の上面側のパッド部11及びリード部12におけるLED素子搭載領域及びワイヤボンディング領域の外周を、パッド部11のLED素子搭載面に搭載するLED素子20よりも上方に突出するように囲み、パッド部11及びード部12を固定している。
また、パッド部11及びリード部12の外周を囲むリフレクタ樹脂部15は、パッド部11とリード部12との間に介在するリフレクタ樹脂部15と一体化している。
LED素子20は、反射用めっき層13aが形成されたパッド部11の面に搭載されている。
ボンディングワイヤ14は、LED素子20と反射用めっき層13aが形成されたリード部12の面とを接合している。
透明樹脂部16は、金属板の上面側において区画されたパッド部11及びリード部12におけるリフレクタ樹脂部15で囲まれ、LED素子20が搭載された内部空間を封止している。
そして、本実施形態のLEDパッケージでは、LEDパッケージ領域が複数配列された多列型LEDパッケージを切断することによって形成された切断面は、パッド部11及びリード部12の外周を囲むリフレクタ樹脂部15の外周面と、パッド部11及びリード部12の外周に形成された薄肉部33の端面を含んでいる。
また、パッド部11の側面とリード部12の側面、薄肉部33の両面には、粗化処理が施されている。
また、本実施形態のLEDパッケージの製造に使用されるリードフレームは、図2(a)、に示すように、多数のLEDパッケージを一度に得るために、パッド部11とリード部12の組合せからなる個々のリードフレーム領域(図2においては夫々一点鎖線の矩形で示すパッケージ外形ラインが相当する。)がマトリックス状に配列された多列型リードフレームとして形成されている。
個々のリードフレーム領域は、反射用めっき層13aと、外部接続用めっき層13bと、貫通孔34aと薄肉部33を有している。
反射用めっき層13aは、金属板の上面におけるパッド部11及びリード部12に対応する所定位置に形成されている。
外部接続用めっき層13bは、金属板の下面におけるパッド部11及びリード部12に対応する所定位置に形成されている。
貫通孔34aは、夫々のリードフレーム領域内において、金属板におけるパッド部11とリード部12との間を対向する辺の長さにわたり離間するように形成されている。
薄肉部33は、金属板の両側からハーフエッチングにより形成された対向する第1の凹部19bにより、断面がH形状に形成された金属部分で構成されている。そして、薄肉部33は、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画するとともに、貫通孔34aに連通している。
また、貫通孔34aの側面と、薄肉部33を構成する、金属板の両側の第1の凹部19bの面には、粗化処理が施されている。
このように構成される第1実施形態の多列型LED用リードフレームは、例えば、次のようにして製造する。なお、製造の各工程において実施される、薬液洗浄や水洗浄等を含む前処理・後処理等は、便宜上説明を省略する。
まず、基材mとなる金属板(例えば、Cu材)(図3(a)参照)の両面にめっき用のレジストマスク30を形成し(図3(b)、図3(c)参照)、露出している金属板の面に必要なめっき層(上側の面には反射用めっき層13a、下側の面には外部接続用めっき層13b)を形成する。
なお、本実施形態並びに後述の各実施形態及び各実施例のLEDパッケージ、多列型LED用リードフレームの製造工程において用いるレジストマスクの形成は、金属板の両面に例えばドライフィルムレジストR1をラミネートし、両面のドライフィルムレジストに対し、所定位置に、パッド部及びリード部の基部を形成するパターンが形成されたガラスマスクを用いて、両面を露光・現像することによって行う。なお、露光・現像は従来公知の方法により行う。例えば、ガラスマスクで覆った状態で紫外線を照射し、ガラスマスクを通過した紫外線が照射されたドライフィルムレジストの部位の現像液に対する溶解性を低下させて、それ以外の部分を除去することで、レジストマスクを形成する。なお、ここでは、レジストとしてネガ型のドライフィルムレジストを用いたが、レジストマスクの形成には、ネガ型の液状レジストを用いてもよい。さらには、ポジ型のドライフィルムレジスト又は液状レジストを用いて、ガラスマスクを通過した紫外線が照射されたレジストの部分の現像液に対する溶解性を増大させて、その部分を除去することでレジストマスクを形成するようにしてもよい。
露出している金属板の上側及び下側の面に夫々必要なめっき層(反射用めっき層13a、外部接続用めっき層13b)を形成後、めっき用のレジストマスク30を剥離し(図3(d)参照)、金属板の両面にレジスト膜R2をラミネートし(図3(e)参照)、所定パターンが形成されたガラスマスクを用いて両面の露光・現像を行い、反射用めっき層13aを覆うエッチング用のレジストマスク31を形成するとともに、下面側には形成した外部接続用めっき層13bを覆うエッチング用のレジストマスク31を形成する(図3(f)参照)。
なお、上面側のエッチング用のレジストマスク31は、露出した金属板をハーフエッチングしたときに、反射用めっき層13a直下の金属が溶解除去されない程度、反射用めっき層13aを覆うように形成する。
露出した金属板をハーフエッチングしたときに、反射用めっき層13a直下の金属が溶解除去されて、金属が溶解除去された部位の反射用めっき層13aが露出すると、反射用めっき層13aは薄いため,露出した部分がめっきバリとなって割れや欠けを生じ易くなる。そして、めっきバリが割れると、めっきバリ近傍の反射用めっき層13aも一緒に剥がれて、製品の品質劣化を招く虞がある。
そこで、反射用めっき層13a直下の金属が溶解除去されない程度、反射用めっき層13aを覆うように上面側のエッチング用のレジストマスク31を形成することによって、ハーフエッチングしたときの、めっきバリの発生を防止する。
次に、金属板の両側から、夫々、例えば、金属板の厚さの約25〜40%程度の深さで、ハーフエッチングを施し、金属板の両側の対向する位置に、夫々ハーフエッチングを施した深さにおいて、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とに区画した、対向する第1の凹部19bからなる薄肉部33を形成する。また、金属板の両側からのハーフエッチングにより、個々のリードフレーム領域におけるパッド部11とリード部12との間に薄肉部33と連通する貫通孔34aを形成する(図3(g)参照)。
なお、金属板の上面側及び下面側からのハーフエッチングは、好ましくは、形成される第1の凹部19bの面及び貫通孔34aの側面を粗化処理するように行う。
次に、エッチング用のレジストマスク31を除去する(図3(h)参照)。これにより、第1実施形態の多列型LED用リードフレームが完成する。
次に、第1実施形態のLEDパッケージの製造工程を説明する。
図4は図3に示す工程を経て製造された多列型LED用リードフレームを用いたLEDパッケージの製造工程の一例を示す説明図である。
まず、金属板におけるハーフエッチングにより形成された貫通孔34aにリフレクタ樹脂を充填するとともに、貫通孔34aを介して、薄肉部33を構成する金属板の両側の第1の凹部19bにリフレクタ樹脂を充填し、パッド部11とリード部12との間と、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域との間に介在するとともに、金属板の上面側のパッド部11及びリード部12におけるLED素子搭載領域及びワイヤボンディング領域の外周をパッド部11のLED素子搭載面に搭載するLED素子よりも上方に突出するように囲むリフレクタ樹脂部15を形成する(図4(a)参照)。このとき、薄肉部33の下側(即ち、下側の第1の凹部19b)に形成されたリフレクタ樹脂部15と、薄肉部33の上側(即ち、上側の第1の凹部19b)に形成されたリフレクタ樹脂部15とがリード部11とパッド部12の間に形成されたリフレクタ樹脂部15と一体となって金属板を固定する。
次に、金属板の上面側において区画されたパッド部11の面にLED素子20を搭載・固定する(図4(b)参照)とともに、金属板の上面側において区画されたリード部12とLED素子とをボンディングワイヤ14を介して接続する(図4(c)参照)。さらに、金属板の上面側において区画されたパッド部11及びリード部12におけるリフレクタ樹脂部15で囲まれ、LED素子20が搭載された内部空間及びパッド部11とリード部12との間に透明樹脂を充填し、透明樹脂部16を形成して、このリフレクタ樹脂部15で囲まれた内部空間を封止する(図4(d)参照)。
次に、リフレクタ樹脂部15における、パッド部11及びリード部12の外周を囲む部位を切断する。これにより、図1(a)に示した本実施形態のLEDパッケージが完成する。
第1実施形態の多列型LED用リードフレームによれば、金属板の両側で対向する第1の凹部19bからなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、貫通孔34aに連通する、断面がH形状の薄肉部33を有するように構成したので、個々のリードフレーム領域におけるパッド部11やリード部12と、他のリードフレーム領域におけるパッド部11又はリード部12や、多列型リードフレーム製造用の金属板における外枠部とが、分離されずに一体に繋がっており、リードフレームの基材をなす金属による連結部が存在しない構成となる。
その結果、個々のリードフレーム領域におけるパッド部やリード部と、他のリードフレーム領域におけるパッド部又はリード部や、多列型リードフレーム製造用の金属板における外枠部とを固定するリフレクタ樹脂部の幅を狭くすることができ、多列型リードフレーム形成エリア内において形成しうる個々のリードフレームの数を増やすことができ、製造時において格段の集積化が可能となる。しかも、特許文献1〜3に記載のLEDパッケージとは異なり、連結部に変形が生じ難いように、パッド部及びリード部の形状、連結部との接続位置を工夫する必要がないため、パッド部やリード部の設計の自由度が大きくなる。
また、第1実施形態の多列型LED用リードフレームによれば、金属板におけるパッド部11とリード部12との間を離間する貫通孔34aと、金属板の両側で対向する第1の凹部19bからなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、貫通孔34aに連通する、断面がH形状の薄肉部33と、を有し、金属板の表面上が封止樹脂(リフレクタ樹脂)で覆われたときに、貫通孔34aから封止樹脂が充填され、薄肉部33を構成する、金属板の両側の第1の凹部19bに封止樹脂が充填されるように構成したので、LEDパッケージの製造工程において、貫通孔34aから各リードフレームの外周全体にリフレクタ樹脂を充填させ易くなる。そして、リフレクタ樹脂部15を形成し、金属板の上面側において、パッド部11の面にLED素子20を搭載するとともに、リード部11とLED素子20とをワイヤボンディングし、金属板の上面側においてパッド部11及びリード部12におけるリフレクタ樹脂部15で囲まれ、LED素子20が搭載された内部空間を充填する透明樹脂部16を設けることで、上述した第1実施形態のLEDパッケージを得る前段階の、LEDパッケージ領域が複数配列された多列型LEDパッケージを製造可能となる。
しかも、製造されたLEDパッケージにおいて、夫々外周を囲む、薄肉部33の下側に形成されたリフレクタ樹脂部15と、薄肉部33の上側に形成されたリフレクタ樹脂部とが、リード部11とパッド部12の間に形成されたリフレクタ樹脂部15と一体となって金属板を固定するため、薄肉部33の下側と上側とに夫々形成されたリフレクタ樹脂部15同士のアンカー効果が強くなり、金属板に対するリフレクタ樹脂部の密着性が向上する。
そして、第1実施形態の多列型LED用リードフレームを用いて、第1実施形態のLEDパッケージを得る前段階の、LEDパッケージ領域が複数配列された多列型LEDパッケージを製造する過程において、個々のリードフレーム領域は、パッド部11及びリード部12の外周の薄肉部を形成する金属が、例えばリードフレームの基材をなす金属板の厚さの約20〜50%程度等、相当程度の厚みをもって一体に繋がっており、しかも、薄肉部33は、金属板の両側で対向する第1の凹部19bで構成したので、金属板の両側に形成される第1の凹部19bの深さを略同じにすることで、薄肉部33に繋がるパッド部やリード部にかかる内部応力によるストレスをバランスよく分散させ易くなる。そして、特に、特許文献3に記載のLEDパッケージに用いられている、非線対称形状のパッド部を有する配置パターンのリードフレームであっても、個々のリードフレーム領域の変形が生じ難くなり、パッド部やリード部の段差、変形、反り等が生じず、裏面側に露出する外部接続用の端子面の平坦性が保たれる。このため、多列型リードフレームの裏側に露出する面全体に連結部を介して連結されるパッド部やリード部の変形や反りを防止するための耐熱性ポリイミドフィルムや耐熱性シリコン接着剤で構成される高価な樹脂製のテープが不要となり、コストを低減できる。
さらに、第1実施形態の多列型LED用リードフレームによれば、金属板におけるパッド部11とリード部12との間を離間する貫通孔34aと、金属板の両側で対向する第1の凹部19bからなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、貫通孔34aに連通する、断面がH形状の薄肉部33を有する構成にしたので、LEDパッケージの製造工程において、LED素子が搭載された内部空間を充填する透明樹脂部を設けた後に下面側からリフレクタ樹脂部が露出するようにエッチングする必要がなくなる。
その結果、透明樹脂部がエッチング液と接触することがなく、その表面が変質して透過率が低下し、製造後のLED装置からの照射光量が弱められる等の品質劣化の懸念もなくなる。
また、LEDパッケージの製造工程において、透明樹脂部を設けた後にエッチングを行う必要がなくなる結果、エッチング液が透明樹脂部とリフレクタ樹脂との界面から透明樹脂部を充填しているLED搭載領域に浸入してLED装置の回路に悪影響を及ぼす虞がなくなる。
また、LEDパッケージの製造工程において、下面側からリフレクタ樹脂部が露出するようにエッチングする必要がなくなる結果、金属板の下面側に凹んだ部分が形成されずに済む。このため、金属板の下面側からのエッチングにより凹んだ部分に補強用の樹脂を充填する工程を設ける必要がなくなり、その分、LEDパッケージの製造を完了するまでの間の樹脂形成工程の回数を減らし、工程を簡素化することができる。
また、第1実施形態のLEDパッケージのように、パッド部11及びリード部12の外周に、金属板の両側から夫々所定の深さを有する薄肉部33が形成された構成にすれば、多列型LEDパッケージを切断することによって形成された切断面が、パッド部11及びリード部12の外周を囲むリフレクタ樹脂部の外周面と、パッド部11及びリード部12の外周に形成された薄肉部33の端面を含むため、LED装置から生じた熱を、パッド部及びリード部の外周領域に形成された薄肉部33の端面から外部に放出できるようになる。
しかも、第1実施形態のLEDパッケージによれば、薄肉部33を、パッド部11及びリード部12における、互いに対向する側(即ち、貫通孔34aが形成されている側)を除いた夫々の外周領域に、金属板の両側からのハーフエッチングにより形成される第1の凹部19bで構成したので、薄肉部33を形成する金属が、例えば、リードフレームの基材をなす金属板の厚さの約20〜50%程度等、相当程度の厚みをもって一体に繋がり、パッド部11及びリード部12における互いに対向する側を除いた夫々の外周領域に及ぶようになる。このため、多列型LEDパッケージを切断することによって形成される切断面において薄肉部33の端面を形成する金属の面積を大きくとることができ、LED装置から生じた熱の外部への放出量を大きくすることができる。
また、第1実施形態のLEDパッケージよれば、パッド部11の側面及びリード部12の側面と、薄肉部33の両面は、粗化処理が施された構成としたので、リフレクタ樹脂部15の密着性が向上する。
また、第1実施形態の多列型LED用リードフレームによれば、貫通孔34aの側面と、薄肉部33を構成する、金属板の両側の第1の凹部19bの面は、粗化処理が施された構成としたので、LEDパッケージの製造工程において、リフレクタ樹脂部15を形成したときのリフレクタ樹脂部の密着性が向上する。
従って、第1実施形態によれば、リードフレーム領域内におけるパッド部の数や形状如何にかかわらず、個々に配置されるLEDパッケージの集積化を促進し、パッド部やリード部の段差、変形や反り等を阻止して、裏面側に露出する外部接続用の端子面の平坦性を良好に保って生産性を向上させることができ、また、高価な樹脂テープの貼り付けが不要でコストを低減でき、放熱性が高く、小型化、薄型化が可能なLEDパッケージ、多列型LED用リードフレーム及びそれらの製造方法が得られる。
第2実施形態
図5は本発明の第2実施形態に係る多列型LED用リードフレームの概略構成を示す図で、(a)は個々のリードフレーム領域におけるパッド部とリード部の配置を上面側からみた部分平面図、(b)は個々のリードフレーム領域におけるパッド部とリード部の配置を下面側からみた部分平面図、(c)は(a)のC−C断面図、(d)は(b)のD−D断面図である。
第2実施形態の多列型LED用リードフレームでは、個々のリードフレーム領域は、長手方向に配列された、第1のパッド部11と、第2のパッド部11と、リード部12を有している。
第1のパッド部11は、矩形状に形成されている。
第2のパッド部11は、本体部112aと、延伸部112bとで構成されている。
本体部112aは、第1のパッド部11と同じ幅を有する矩形状に形成されている。
延伸部112bは、第1のパッド部11よりも狭い幅を有する矩形状に形成され、第1のパッド部11側に延伸している。
リード部12は、第1のパッド部11と第2のパッド部11との間に第2のパッド部11の延伸部112bと対向するように配置されている。
貫通孔33は、第1のパッド部11と第2のパッド部11とリード部12の夫々を当該リードフレーム領域内で離間し、夫々の端部が薄肉部33に連通するように形成されている。
更に、第2実施形態の多列型LED用リードフレームでは、第1のパッド部11に対応する第1のLED素子搭載領域の外周と、第2のパッド部11における本体部112aに対応する第2のLED素子搭載領域の外周には、金属板の上面側からのハーフエッチングにより形成された第3の凹部19cが夫々形成されている。
また、金属板の下面側には、第1のパッド部11と第2のパッド部11とリード部12の夫々の間であって、貫通孔34aの外側に、薄肉部33を構成する下面側の第1の凹部19bと連通する段差部26aが形成されている。
さらに、金属板の下面側には、第2のパッド部11における本体部112aと延伸部112bとの間に、薄肉部33を構成する下面側の第1の凹部19bと段差部26aと貫通孔34aとに連通する第2の凹部19aが更に形成されている。
また、段差部26aの面、第2の凹部19aの面、第3の凹部19cの面は、粗化処理が施されている。
その他の構成は、第1実施形態の多列型LED用リードフレームと略同じである。
第2実施形態の多列型LED用リードフレームによれば、非線対称形状のパッド部を有する配置パターンのリードフレームであっても、第1実施形態の多列型LED用リードフレームと同様、個々のリードフレーム領域の変形が生じ難くなり、パッド部やリード部の段差、変形、反り等が生じず、裏面側に露出する外部接続用の端子面の平坦性が保たれる等、第1実施例の多列型LED用リードフレームと同様の効果が得られる。
また、第2実施形態の多列型LED用リードフレームによれば、第1のパッド部11に対応する第1のLED素子搭載領域の外周と、第2のパッド部11における本体部112aに対応する第2のLED素子搭載領域の外周に第3の凹部19cを形成したので、LEDパッケージの製造工程において、リフレクタ樹脂部15をLED素子搭載領域の外周を囲むように形成する際に、第3の凹部19cにリフレクタ樹脂を介在させてリフレクタ樹脂部15の密着性をより高めることができる。
また、第2実施形態の多列型LED用リードフレームによれば、金属板の下面側において、貫通孔34aの外側に、薄肉部33を構成する下面側の第1の凹部19bと連通する段差部26aを形成したので、LEDパッケージの製造工程において、金属板の上面側からリフレクタ樹脂を貫通孔34aに充填した際に、段差部26aにもリフレクタ樹脂が充填される。その結果、段差部26aに形成されるリフレクタ樹脂部15が、薄肉部33の下側に形成されたリフレクタ樹脂部15とともに、薄肉部33の上側に形成されたリフレクタ樹脂部15と、貫通孔34aに形成されるリフレクタ樹脂部15を介して一体となって金属板を固定する。その結果、薄肉部33の下側と上側とに夫々形成されたリフレクタ樹脂部15同士のアンカー効果がより一層強くなり、金属板に対するリフレクタ樹脂部の密着性がより一層向上する。
さらに、第2実施形態の多列型LED用リードフレームによれば、金属板の下面側において、第2のパッド部11の本体部112aと延伸部112bとの間に、薄肉部33を構成する下面側の第1の凹部19bと段差部26aと貫通孔34aとに連通する第2の凹部19aを形成したので、LEDパッケージの製造工程において、金属板の上面側からリフレクタ樹脂を貫通孔34aに充填した際に、非線対称形状のパッド部を有する配置パターンのリードフレームであるにもかかわらず、貫通孔34aから充填されるリフレクタ樹脂を、第2の凹部19aを介して下面側の第1の凹部19bに充填させ易くなる。
また、段差部26a、第2の凹部19aに形成されるリフレクタ樹脂部15が、第1の凹部19bに形成されるリフレクタ樹脂部15と貫通孔34aに形成されるリフレクタ樹脂部15と一体化することで、リフレクタ樹脂部15同士のアンカー効果がより一層強くなり、金属板に対するリフレクタ樹脂部の密着性がより一層向上する。
また、第2のパッド部11における本体部112aと延伸部112bとの間に第2の凹部19aを形成したので、本体部112aと延伸部112bとを、夫々矩形状に区画し、リードフレーム領域内における第1のパッド部11及びリード部12と、第2のパッド部11の本体部112a及び延伸部112bとの配置を線対称形状に近づかせることができる。その結果、非線対称形状のパッド部を有する配置パターンのリードフレームにおいて特定箇所に偏り易いストレスが分散させて、バランスをとることができ、リードフレームの変形を抑え易くなる。
また、第2実施形態の多列型LED用リードフレームによれば、段差部26aの面、第2の凹部19aの面、第3の凹部19cの面を、粗化処理が施された構成にしたので、リフレクタ樹脂部15を形成した際の金属板に対するリフレクタ樹脂部15の密着性がさらに向上する。
実施例
次に、本発明の実施例について、説明する。
なお、以下の各実施例では、洗浄処理や乾燥処理など各工程の前処理、後処理は、一般的な処理であることから記載を省略する。
実施例1
最初に、帯状で厚さが0.125mmのCu系合金材をリードフレームの基材mとして準備し(図3(a)参照)、外枠部における縁部にパイロットホールを形成した後、両面にレジスト層R1を形成した(図3(b)参照)。
次に、リードフレームの基材の上面側には、パッド部とリード部に夫々対応する所定位置に反射用めっき層を形成するためのレジストマスクを得るために必要なパターンが描画されたガラスマスクを用意し、下面側には、パッド部とリード部に夫々対応する所定位置に外部接続用めっき層を形成するためのレジストマスクを得るために必要なパターンが描画されたガラスマスクを用意し、先に形成したパイロットホールを基準にガラスマスクの位置を決定して露光・現像を行うことでリードフレームの基材の両面にめっき用のレジストマスク30を形成した(図3(c)参照)。
次に、露出しているリードフレーム基材の上側の面に反射用めっき層13aを形成するとともに、下側の面に外部接続用めっき層13bを形成し、めっき層を形成後、両面に形成されためっき用のレジストマスク30を剥離した(図3(d)参照)。
反射用のめっき層13a、外部接続用めっき層13bは、Cuストライクめっきを形成後、設定厚さ2.0μmのAgめっきを形成することによって得た。
次に、再びリードフレーム基材の両面にレジスト層R2を形成し(図3(e)参照)、夫々、パッド部11及びリード部12並びに個々のリードフレーム領域を区画する凹部19と、貫通孔34aを得るために必要なパターンが描画されたガラスマスクを用意し、先に形成したパイロットホールを基準にガラスマスクの位置を決定して露光・現像を行うことで、上面側には形成した反射用めっき層13aを覆う所定のパターン形状のエッチングング用のレジストマスク31を形成するとともに、下面側には形成した外部接続用めっき層13bを覆う所定のパターン形状のエッチング用のレジストマスク31を形成した(図3(f)参照)。
次に、エッチング処理を行って両側から夫々約0.05mmの深さとなるハーフエッチング加工を行い、ハーフエッチングを施した深さにおいてパッド部11及びリード部12並びに個々のリードフレーム領域が区画されるように対向する第1の凹部19bを形成するとともに、パッド部11とリード部12との間に貫通孔34aを形成した(図3(g)参照)。これにより、対向する第1の凹部19bにより構成される薄肉部33の残り板厚は、0.025mmとなった。
なお、貫通孔34aは、0.3mmの幅を有する開口形状が長方形のスリット状に形成し、夫々のリードフレーム領域内のリード部11とパッド部12とを離間させた。
次に、両面に形成したエッチング用のレジストマスク31を剥離し、第1実施形態の構成を備えた実施例1の多列型LED用リードフレームを得た(図3(h)参照)。
次に、モールド金型を用いてリフレクタ樹脂部15を形成した(図4(a)参照)。
LED用リードフレームの上面側から貫通孔34aにリフレクタ樹脂を充填すると、リフレクタ樹脂は、貫通孔34bを介して、薄肉部33を構成するリードフレームの基材の両側の第1の凹部19bに充填され、パッド部11とリード部12との間と、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域との間に介在してリフレクタ樹脂部15を形成する。また、リフレクタ樹脂は、基材上面側のパッド部11及びリード部12におけるLED素子搭載領域及びワイヤボンディング領域の外周をパッド部11のLED素子搭載面に搭載するLED素子20よりも上方に突出するように囲むリフレクタ樹脂部15を形成する(図4(a)参照)。このとき、薄肉部33の下側(即ち、下側の第1の凹部19b)に形成されたリフレクタ樹脂部15と、薄肉部33の上側(即ち、上側の第1の凹部19b)に形成されたリフレクタ樹脂部15とがリード部11とパッド部12の間に形成されたリフレクタ樹脂部15と一体となってリードフレームの基材を固定する。なお、リフレクタ樹脂部15に囲まれる、パッド部11のLED素子が搭載固定される部分とリード部12のボンディング部分は、先に形成した反射用めっき層13aが露出した状態となっている。
次に、リフレクタ樹脂部15が形成されたLED用リードフレームのパッド部11にLED素子20を搭載・固定する(図4(b)参照)とともに、LED素子20とリード部12とをワイヤボンディングし(図4(c)参照)、さらに、リフレクタ樹脂部15に囲まれるLED素子20が搭載された内部空間に透明樹脂を充填し、LED素子20とボンディングワイヤ14を封止する透明樹脂部16を形成した(図4(d)参照)。
次に、複数のLEDパッケージ領域がリフレクタ樹脂部15によって固定された状態で形成された多列型LEDパッケージから個々のLEDパッケージを得るために、リフレクタ樹脂部15における、パッド部11及びリード部12の外周を囲む部位を、金属板の両側における対向する第1の凹部19bが形成されている部位とともに切断加工した。これにより、第1実施形態の構成を備えた実施例1のLEDパッケージを得た(図4(e)参照)。
実施例2
実施例1と同様に、リードフレームの基材を準備し、レジスト層を形成した。
次に、リードフレームの基材の上面側には、第1及び第2のパッド部における第2の凹部の内側領域と、リード部に、夫々対応する所定位置に反射用めっき層を形成するためのレジストマスクを得るために必要なパターンが描画されたガラスマスクを用意し、下面側には、第1及び第2のパッド部とリード部に夫々対応する所定位置に外部接続用めっき層を形成するためのレジストマスクを得るために必要なパターンが描画されたガラスマスクを用意し、先に形成したパイロットホールを基準にガラスマスクの位置を決定して露光・現像を行うことでリードフレームの基材の両面にめっき用のレジストマスク30を形成した。
次に、実施例1と同様に、反射用めっき層、外部接続用めっき層を形成し、両面に形成されためっき用のレジストマスク30を剥離した。
次に、再びリードフレーム基材の両面にレジスト層を形成し、上面側には、第1及び第2のパッド部11,11、リード部12並びに個々のリードフレーム領域を区画する凹部19と、第1及び第2のパッド部11,11における第3の凹部19cと、貫通孔34aを得るために必要なパターンが描画されたガラスマスクを用意し、下面側には、第1及び第2のパッド部11,11、リード部12並びに個々のリードフレーム領域を区画する第1の凹部19bと、第2のパッド部11の本体部112aと延伸部112bとを区画する第2の凹部19aと、貫通孔34bと段差部26aを得るために必要なパターンが描画されたガラスマスクを用意し、先に形成したパイロットホールを基準にガラスマスクの位置を決定して露光・現像を行うことで、上面側には形成した反射用めっき層13aを覆う所定のパターン形状のエッチングング用のレジストマスク31を形成するとともに、下面側には形成した外部接続用めっき層13bを覆う所定のパターン形状のエッチング用のレジストマスク31を形成した。
次に、実施例1と同様に、エッチング処理を行って両側から夫々約0.05mmの深さとなるハーフエッチング加工を行い、ハーフエッチングを施した深さにおいて第1及び第2のパッド部11,11、リード部12並びに個々のリードフレーム領域が区画されるように対向する第1の凹部19bを形成し、また、上面側における第1及び第2のパッド部11,11の内側領域に第3の凹部19cを形成し、さらに、下面側における第2のパッド部11の本体部112aと延伸部112bとが区画されるように第2の凹部19aを形成し、さらにまた、第1のパッド部11と第2のパッド部11とリード部12との間に貫通孔34aを形成するとともに、下面側における貫通孔34aの外側に段差部26aを形成した。これにより、対向する第1の凹部19bにより構成される薄肉部33の残り板厚は、0.025mmとなった。
なお、貫通孔34aは、0.3mmの幅を有する開口形状が長方形のスリット状に形成し、夫々のリードフレーム領域内の第1のパッド部11と第2のパッド部11とリード部12とを離間させた。
次に、両面に形成したエッチング用のレジストマスク31を剥離し、第2実施形態の構成を備えた実施例2の多列型LED用リードフレームを得た。
次に、実施例1と同様に、モールド金型を用いてリフレクタ樹脂部15を形成した。
LED用リードフレームの上面側から貫通孔34aにリフレクタ樹脂を充填すると、リフレクタ樹脂は、貫通孔34bを介して、薄肉部33を構成するリードフレームの基材の両側の第1の凹部19bに充填され、第1のパッド部11と第2のパッド部11とリード部12との間と、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域との間に介在してリフレクタ樹脂部15を形成する。また、リフレクタ樹脂は、貫通孔34bを介して、基材の下面側の段差部26aと、第2のパッド部11の本体部112aと延伸部112bとの間の第2の凹部19aにも充填され、リフレクタ樹脂部15を形成する。また、リフレクタ樹脂は、金属板の上面側の第1のパッド部11と第2のパッド部11とリード部12とにおけるLED素子搭載領域及びワイヤボンディング領域の外周を第1のパッド部11と第2のパッド部11の夫々のLED素子搭載面に搭載する夫々のLED素子20よりも上方に突出するように囲むリフレクタ樹脂部15を形成する。その際、リフレクタ樹脂は、夫々の第3の凹部19cにも充填される。そして、薄肉部33の下側(即ち、下側の第1の凹部19b)に形成されたリフレクタ樹脂部15と、薄肉部33の上側(即ち、上側の第1の凹部19b)に形成されたリフレクタ樹脂部15とが第1のパッド部11と第2のパッド部11とリード部12の間に形成されたリフレクタ樹脂部15と一体となってリードフレームの基材を固定する。さらに、段差部26a、第2の凹部19aに形成されたリフレクタ樹脂部15が、第1の凹部19bに形成されるリフレクタ樹脂部15と貫通孔34aに形成されるリフレクタ樹脂部15と一体化する。なお、リフレクタ樹脂部15に囲まれる、第1のパッド部11と第2のパッド部11の夫々のLED素子が搭載固定される部分とリード部12のボンディング部分は、先に形成した反射用めっき層13aが露出した状態となっている。
次に、リフレクタ樹脂部15が形成されたLED用リードフレームの第1のパッド部11と第2のパッド部11の夫々にLED素子20を夫々搭載・固定するとともに、夫々のLED素子20とリード部12とをワイヤボンディングし、さらに、リフレクタ樹脂部15に囲まれるLED素子20が搭載された内部空間に透明樹脂を充填し、LED素子20とボンディングワイヤ14を封止する透明樹脂部16を形成した。
次に、実施例1と同様に、複数のLEDパッケージ領域がリフレクタ樹脂部15によって固定された状態で形成された多列型LEDパッケージから個々のLEDパッケージを得るために、リフレクタ樹脂部15における、第1のパッド部11、第2のパッド部11及びリード部12の外周を囲む部位を、金属板の両側における対向する第1の凹部19bが形成されている部位とともに切断加工した。これにより、実施例2のLEDパッケージを得た。
以上、本発明の実施形態及び実施例を説明したが、本発明の多列型LED用リードフレームは、上述した各実施形態及び各実施例に限定されるものではない。
例えば、第1実施形態の多列型LED用リードフレームにおいて、貫通孔34aの外側に、金属板の下面側から段差部26aを形成してもよい。
10 リードフレーム
11 パッド部
11 第1のパッド部
11 第2のパッド部
112a 本体部
112b 延伸部
12 リード部
13 めっき層
14 ボンディングワイヤ
15 リフレクタ樹脂部
16 透明樹脂部
17 連結部
18 外枠部
19a 第2の凹部
19b 第1の凹部
19c 第3の凹部
20 LED素子
26a 段差部
33 薄肉部
34a 貫通孔
51 第1の領域
51a 本体部
51b 延伸部
52 外枠部
53、54、55、56、57、59、60、61、62、64 吊りリード
58、63 端子となる領域
65 半導体パッケージとなる領域
m リードフレームの基材
R1,R2 レジスト膜

Claims (15)

  1. LED用リードフレーム領域が複数配列された多列型LED用リードフレームであって、
    個々のリードフレーム領域は、
    金属板の上面におけるパッド部及びリード部に対応する位置に形成された反射用めっき層と、
    前記金属板の下面における前記パッド部及び前記リード部に対応する位置に形成された外部接続用めっき層と、
    夫々のリードフレーム領域内において、前記金属板における前記パッド部と前記リード部との間を離間する貫通孔と、
    前記金属板の両側で対向する第1の凹部からなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、前記貫通孔に連通する、断面がH形状の薄肉部と、
    を有し、
    前記金属板の前記表面上が封止樹脂で覆われたときに、前記貫通孔から該封止樹脂が充填され、前記薄肉部を構成する、該金属板の両側の前記第1の凹部に封止樹脂が充填されるようにしたことを特徴とする多列型LED用リードフレーム。
  2. 個々の前記リードフレーム領域は、第1のパッド部と、前記第1のパッド部と同じ幅の本体部と該第1のパッド部側に該第1のパッド部よりも狭い幅で延伸する延伸部とからなる第2のパッド部と、前記第1のパッド部と前記第2のパッド部との間に前記第2のパッド部の延伸部と対向するように配置される一つのリード部を有し、
    前記貫通孔は、前記第1のパッド部と前記第2のパッド部と前記リード部の夫々を当該リードフレーム領域内で離間し、夫々の端部が前記薄肉部に連通することを特徴とする請求項1に記載の多列型LED用リードフレーム。
  3. 前記金属板の下面側には、前記第1のパッド部と前記第2のパッド部と前記リード部の夫々の間であって、前記貫通孔の両側に、前記薄肉部を構成する下面側の前記第1の凹部と連通する段差部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の多列型LED用リードフレーム。
  4. 前記金属板の下面側には、前記第2のパッド部における前記本体部と前記延伸部との間に、前記薄肉部を構成する下面側の前記第1の凹部と前記段差部と前記貫通孔とに連通する第2の凹部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の多列型LED用リードフレーム。
  5. 前記金属板の上面側には、前記第1のパッド部に対応する第1のLED素子搭載領域の外周と、前記第2のパッド部における前記本体部に対応する第2のLED素子搭載領域の外周に、第3の凹部が夫々形成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の多列型LED用リードフレーム。
  6. 前記貫通孔の側面と、前記薄肉部を構成する、前記金属板の両側の前記第1の凹部の面と、の少なくともいずれかは、粗化処理が施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の多列型LED用リードフレーム。
  7. 前記段差部の面は、粗化処理が施されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の多列型LED用リードフレーム。
  8. 前記第2の凹部の面は、粗化処理が施されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の多列型LED用リードフレーム。
  9. 前記第3の凹部の面は、粗化処理が施されていることを特徴とする請求項5に記載の多列型LED用リードフレーム。
  10. LEDパッケージ領域が複数配列された多列型LEDパッケージを切断することによって形成された個々のLEDパッケージであって、
    金属板から、夫々所定形状に形成されたパッド部及びリード部と、
    前記金属板の上面における前記パッド部及び前記リード部に対応する所定位置に形成された反射用めっき層と、
    前記金属板の下面における前記パッド部及び前記リード部に対応する所定位置に形成された外部接続用めっき層と、
    前記金属板の上面側の前記パッド部及び前記リード部におけるLED素子搭載領域及びワイヤボンディング領域の外周を、該パッド部のLED素子搭載面に搭載するLED素子よりも上方に突出するように囲むとともに、該パッド部及び該リード部との間に介在し、該パッド部及び該リード部の外周を囲み、該パッド部及び該リード部を固定するリフレクタ樹脂部と、
    前記金属板の上面側の前記リフレクタ樹脂部で囲まれ、LED素子が搭載された内部空間を充填する透明樹脂部と、
    を有し、
    前記パッド部及び前記リード部は、互いに離間し、
    前記金属板における、前記パッド部及び前記リード部の外周に、該金属板の両側から夫々所定の深さを有する薄肉部が形成され、
    前記パッド部及び前記リード部の外周を囲むリフレクタ樹脂部が、前記金属板の両側から夫々所定の深さで介在して前記薄肉部を挟むとともに、前記パッド部とリード部との間に介在する前記リフレクタ樹脂部と一体化している
    ことを特徴とするLEDパッケージ。
  11. 前記パッド部の側面及び前記リード部の側面と、前記薄肉部の両面、の少なくともいずれかは、粗化処理が施されていることを特徴とする請求項10に記載のLEDパッケージ。
  12. LED用リードフレーム領域が複数配列された多列型LED用リードフレームの製造方法であって、
    金属板の上面におけるパッド部及びリード部に対応する所定位置に反射用めっき層を形成するとともに、該金属板の下面における前記パッド部及び前記リード部に対応する所定位置に外部接続用めっき層を形成する工程と、
    前記金属板の上面側に、反射用めっき層を覆う、エッチング用のレジストマスクを形成するとともに、該金属板の下面側に、外部接続用めっき層を覆うエッチング用のレジストマスクを形成する工程と、
    前記金属板の両側からハーフエッチングを施し、該金属板の両側を、ハーフエッチングを施した深さにおいて、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とに区画した、対向する第1の凹部からなる薄肉部を形成するとともに、個々のリードフレーム領域における該パッド部と該リード部との間に前記薄肉部と連通する貫通孔を形成する工程と、
    前記金属板に形成した前記エッチング用レジストマスクを除去する工程と、
    を有することを特徴とする多列型LED用リードフレームの製造方法。
  13. 前記薄肉部と前記貫通孔を形成する工程において、前記貫通孔の側面と、前記薄肉部を構成する、前記金属板の両側の前記第1の凹部の面と、の少なくともいずれかに、粗化処理を施すことを特徴とする請求項12に記載の多列型LED用リードフレームの製造方法。
  14. LED用リードフレーム領域が複数配列され、個々のリードフレーム領域が、金属板の上面におけるパッド部及びリード部に対応する位置に形成された反射用めっき層と、前記金属板の下面における前記パッド部及び前記リード部に対応する位置に形成された外部接続用めっき層と、夫々のリードフレーム領域内において、前記金属板における前記パッド部と前記リード部との間を離間する貫通孔と、前記金属板の両側で対向する第1の凹部からなり、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域とを区画し、且つ、前記貫通孔に連通する、断面がH形状の薄肉部と、を有し、前記金属板の前記表面上が封止樹脂で覆われたときに、前記貫通孔から該封止樹脂が充填され、前記薄肉部を構成する、前記金属板の両側の前記第1の凹部に封止樹脂が充填されるようにした多列型LED用リードフレームを準備する工程と、
    前記金属板における前記貫通孔にリフレクタ樹脂を充填するとともに、該貫通孔を介して、前記薄肉部を構成する前記金属板の両側の前記第1の凹部に前記リフレクタ樹脂を充填し、前記パッド部と前記リード部との間と、当該リードフレーム領域と隣り合う他のリードフレーム領域との間に介在するとともに、該金属板の上面側の前記パッド部及び前記リード部におけるLED素子搭載領域及びワイヤボンディング領域の外周を該パッド部のLED素子搭載面に搭載するLED素子よりも上方に突出するように囲むリフレクタ樹脂部を形成する工程と、
    前記金属板の上面側において、前記パッド部の面にLED素子を搭載するとともに、前記リード部と前記LED素子とをワイヤボンディングする工程と、
    前記金属板の上面側において、前記パッド部及び前記リード部における前記リフレクタ樹脂部で囲まれ、該LED素子が搭載された内部空間及び該パッド部と該リード部との間を充填する透明樹脂部を設ける工程と、
    前記リフレクタ樹脂部における、前記パッド部及び前記リード部の外周を囲む部位を切断する工程と、
    を有することを特徴とするLEDパッケージの製造方法。
  15. 前記多列型LED用リードフレームを準備する工程において、準備する多列型LED用リードフレームは、前記貫通孔の側面と、前記薄肉部を構成する、前記金属板の両側の前記第1の凹部の面と、の少なくともいずれかに、粗化処理が施されていることを特徴とする請求項8に記載の多列型LED用パッケージの製造方法。
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