JP2017156793A - プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

プログラムおよび情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017156793A
JP2017156793A JP2016036712A JP2016036712A JP2017156793A JP 2017156793 A JP2017156793 A JP 2017156793A JP 2016036712 A JP2016036712 A JP 2016036712A JP 2016036712 A JP2016036712 A JP 2016036712A JP 2017156793 A JP2017156793 A JP 2017156793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
object image
display
positioning
boundary line
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016036712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6607083B2 (ja
Inventor
諒一 佐藤
Ryoichi Sato
諒一 佐藤
弘和 佐藤
Hirokazu Sato
弘和 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2016036712A priority Critical patent/JP6607083B2/ja
Publication of JP2017156793A publication Critical patent/JP2017156793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6607083B2 publication Critical patent/JP6607083B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】タッチパネルを用いて、直線や直線を連結した閉領域を正確に定義可能とするプログラム及び情報処理装置を提供する。【解決手段】タッチパネルを操作するユーザの手が投影されている投影領域A11を検出する。操作するユーザの指や手によって位置決めする点が覆われ、正確に位置決めできなくなるのを避けるためのオブジェクト画像O1〜O4が、位置決めする点N1〜N4と、投影領域A11に基づいて、境界線F1に重複せず、かつ、位置決めする点の近傍に適切な位置と方向を有して表示される。O1〜O4は、それぞれユーザの操作に応じて位置、方向が変化する。【選択図】図7

Description

本願は、画像を表示部に表示させるプログラムおよび情報処理装置に関する。
特許文献1には、タッチパネル上に表示された画像データに対して、ユーザのタッチ操作により任意の領域を指定する技術が開示されている。具体的には、任意の形状を有する閉じた境界線を備えた範囲指定枠を表示させることにより、範囲指定枠の内側の領域を指定する。また、指定された領域内の画像に対して各種の処理を行う技術が開示されている。
特開2011−035539号
上記技術では、範囲指定枠の形状を決定する際に、タッチパネルを操作する指示体によって境界線が隠れてしまう場合がある。指示体の一例としては、ユーザの指先やタッチペンが挙げられる。この場合、正確な領域指定ができないといった問題がある。本明細書では、このような不便性を解消することができる技術を提供する。
(1)本明細書に記載されているプログラムは、表示部と、タッチパネルと、を備えた情報処理装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、コンピュータに、所定範囲を示す閉じた境界線であって、所定範囲を決定するための複数の位置決め点が線上に位置している境界線を表示部に表示させる第1表示処理と、複数の位置決め点を移動させる移動操作の入力を受け付けるための複数のオブジェクト画像を、複数の位置決め点の各々の近傍に、境界線に重複しないように表示させる第2表示処理と、複数のオブジェクト画像のうちからユーザにより選択された選択オブジェクト画像の表示領域内へ指示体が接触または近接した場合に、指示体が接触または近接した位置を示す第1の指示位置を、タッチパネルに検出させる第1検出処理と、第1の指示位置が第1検出処理によって検出された後に、第1の指示位置とは異なる第2の指示位置をタッチパネルに検出させる第2検出処理と、選択オブジェクト画像に対応する位置決め点である選択位置決め点の第1表示位置を、第2検出処理で検出された第2の指示位置の近傍に決定する第1位置決め処理と、選択位置決め点が第1表示位置に位置するように境界線を再表示する第3表示処理と、移動後の選択オブジェクト画像が境界線に重複しないように、かつ、移動後の選択オブジェクト画像が第3表示処理で再表示された選択位置決め点の近傍に表示されるように、選択オブジェクト画像の表示位置である第2表示位置を決定する第2位置決め処理と、選択オブジェクト画像が第2表示位置に位置するように選択オブジェクト画像を再表示させる第4表示処理と、を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、複数の位置決め点を移動させるための複数のオブジェクト画像を、境界線に重複しないように表示させることができる。これにより、境界線の形状を決定する操作の入力中に、指示体によって境界線が隠されてしまうことがない。所定範囲を正確に決定することが可能となる。
(2)好ましくは、本明細書に記載されているプログラムは、境界線の表示領域の枠線の内側に枠線に沿って配置されている特定領域であって、枠線から第1所定距離内の領域である特定領域に、選択オブジェクト画像の少なくとも一部が重複するか否かについて判断する第1判断処理を、コンピュータにさらに実行させ、第2位置決め処理は、第1判断処理で選択オブジェクト画像の少なくとも一部が特定領域に重複すると判断された場合に、選択オブジェクト画像の全領域が特定領域に含まれないように、第2表示位置を決定することを特徴とする。
上記構成によれば、オブジェクト画像が、境界線の表示領域の枠線の近傍に表示されることがない。オブジェクト画像に対する入力操作性が劣化してしまう事態を、防止することができる。
(3)好ましくは、本明細書に記載されているプログラムは、所定範囲の範囲内に表示されているオブジェクト画像であって、他のオブジェクト画像または境界線と一部が重複しているオブジェクト画像である第1オブジェクト画像が、存在しているか否かについて判断する第2判断処理と、第2判断処理で第1オブジェクト画像が存在していると判断された場合に、第1オブジェクト画像が所定範囲の範囲外に位置し、かつ、第1オブジェクト画像が境界線に重複しないように、第1オブジェクト画像の第3表示位置を決定する第3位置決め処理と、第1オブジェクト画像が第3表示位置に位置するように第1オブジェクト画像を表示する第5表示処理と、をコンピュータにさらに実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、オブジェクト画像の表示位置を、所定範囲の形状に応じて適切に変更することが可能となる。これにより、所定範囲の形状に関わらず、適切に所定範囲を決定することが可能になる。
(4)好ましくは、本明細書に記載されているプログラムは、所定範囲は多角形であり、複数の位置決め点は、多角形の各頂点であることを特徴とする。
上記構成によれば、オブジェクト画像に移動操作を入力することにより、多角形の所定範囲を決定することが可能となる。
(5)好ましくは、本明細書に記載されているプログラムは、所定範囲の範囲内に表示されているオブジェクト画像であって、鋭角の頂点に位置する位置決め点に対する移動操作の入力を受け付けるオブジェクト画像である第2オブジェクト画像が、存在しているか否かについて判断する第3判断処理と、第3判断処理で第2オブジェクト画像が存在していると判断された場合に、第2オブジェクト画像が所定範囲の範囲外に位置し、かつ、第2オブジェクト画像が境界線に重複しないように、第2オブジェクト画像の第4表示位置を決定する第4位置決め処理と、第2オブジェクト画像が第4表示位置に位置するように第2オブジェクト画像を表示する第6表示処理と、をコンピュータにさらに実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、所定範囲の形状が鋭角の頂点を有する形状である場合においても、オブジェクト画像が境界線に重複しないように、適切に表示させることができる。
(6)好ましくは、本明細書に記載されているプログラムは、位置決め点を交点とする直交する2本の仮想的な分割線を引くことにより、位置決め点の周囲に4つの分割領域を生成する処理を、複数の位置決め点の各々について実行する分割処理を、コンピュータにさらに実行させ、第2表示処理および第4表示処理は、4つの分割領域のうちから境界線が含まれていない分割領域の領域内にオブジェクト画像を表示させる処理を、複数の位置決め点の各々について実行することを特徴とする。
上記構成によれば、オブジェクト画像の表示位置を、適切に決定することが可能となる。
(7)好ましくは、本明細書に記載されているプログラムは、表示部を上方から見たときに指示体が表示部に投影されている投影領域を、情報処理装置の検出部に検出させる第3検出処理と、位置決め点を基準としたときの投影領域の位置する方向である所定方向を決定する処理を、複数の位置決め点の各々について実行する方向決定処理と、をコンピュータにさらに実行させ、第2表示処理は、位置決め点を基準としたときの所定方向側にオブジェクト画像を表示させる処理を、複数の位置決め点の各々について実行することを特徴とする。
上記構成によれば、指示体の到来方向に応じて、オブジェクト画像の表示位置を変更することができる。これにより、境界線の形状を決定する操作の入力中に、指示体によって境界線が隠されてしまうことがない。所定範囲を正確に決定することが可能となる。
(8)好ましくは、本明細書に記載されているプログラムは、表示部の右側から指示体を近接させる第1態様と、表示部の左側から指示体を近接させる第2態様と、の何れかのユーザによる選択を受け付ける受付処理をコンピュータにさらに実行させ、第2表示処理は、第1態様が選択されている場合には位置決め点を基準としたときの右側にオブジェクト画像を表示させ、第2態様が選択されている場合には位置決め点を基準としたときの左側にオブジェクト画像を表示させる処理を、複数の位置決め点の各々について実行することを特徴とする。
上記構成によれば、ユーザが操作入力する手が右手か左手かに応じて、オブジェクト画像の表示位置を変更することができる。これにより、境界線の形状を決定する操作の入力中に、指示体によって境界線が隠されてしまうことがない。所定範囲を正確に決定することが可能となる。
(9)好ましくは、本明細書に記載されているプログラムは、選択オブジェクト画像との距離が予め定められた第2所定距離以内となるオブジェクト画像であって選択オブジェクト画像以外の他のオブジェクト画像である第3オブジェクト画像が存在するか否かについて判断する第4判断処理と、第4判断処理で第3オブジェクト画像が存在すると判断された場合に、第3オブジェクト画像から第2所定距離の範囲内に選択オブジェクト画像が存在せず、かつ、第3オブジェクト画像が境界線に重複しないように、第3オブジェクト画像の第5表示位置を決定する第5位置決め処理と、第3オブジェクト画像が第5表示位置に位置するように第3オブジェクト画像を表示する第7表示処理と、をコンピュータにさらに実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、選択オブジェクト画像が移動することによって他のオブジェクト画像に重なりそうになる場合には、当該他のオブジェクト画像を選択オブジェクト画像から離すように移動させることができる。他のオブジェクト画像に、移動操作が誤入力されてしまうことがない。
(10)好ましくは、本明細書に記載されているプログラムは、選択オブジェクト画像との距離が予め定められた第2所定距離以内となるオブジェクト画像であって選択オブジェクト画像以外の他のオブジェクト画像である第3オブジェクト画像が存在するか否かについて判断する第4判断処理と、第4判断処理で第3オブジェクト画像が存在すると判断された場合に、第3オブジェクト画像を非表示にする第8表示処理と、第8表示処理によって第3オブジェクト画像が非表示とされた後に、第2検出処理によって第2の指示位置が検出された場合に、第3オブジェクト画像を再表示する第9表示処理と、をコンピュータにさらに実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、選択オブジェクト画像が移動することによって他のオブジェクト画像に重なりそうになる場合には、当該他のオブジェクト画像を表示させないようにすることができる。他のオブジェクト画像に、移動操作が誤入力されてしまうことがない。
(11)好ましくは、本明細書に記載されているプログラムは、第1の指示位置が第1検出処理によって検出された場合に、選択オブジェクト画像以外の他のオブジェクト画像の全てを非表示にする第10表示処理と、第10表示処理によって他のオブジェクト画像の全てが非表示とされた後に、第2検出処理によって第2の指示位置が検出された場合に、他のオブジェクト画像の全てを再表示する第11表示処理と、をコンピュータにさらに実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、選択オブジェクト画像に移動操作が入力されている期間中において、他のオブジェクト画像を表示させないようにすることができる。他のオブジェクト画像に、移動操作が誤入力されてしまうことがない。
(12)好ましくは、本明細書に記載されているプログラムは、複数のオブジェクト画像の各々は、第1領域と、第1領域よりも狭い幅を有するとともに第1端部および第2端部を備えた第2領域と、を備えており、第1端部は第1領域に接続されており、第2端部は、位置決め点の近傍の位置であって第1領域と位置決め点との間の位置に配置されており、第2領域は境界線に重複しないことを特徴とする。
上記構成によれば、オブジェクト画像が対応している位置決め点を、ユーザに明確に認識させることが可能となる。
(13)本明細書に記載されている情報処理装置は、表示部と、タッチパネルと、を備えた情報処理装置であって、所定範囲を示す閉じた境界線であって、所定範囲を決定するための複数の位置決め点が線上に位置している境界線を表示部に表示させる第1表示手段と、複数の位置決め点を移動させる移動操作の入力を受け付けるための複数のオブジェクト画像を、複数の位置決め点の各々の近傍に、境界線に重複しないように表示させる第2表示手段と、複数のオブジェクト画像のうちからユーザにより選択された選択オブジェクト画像の表示領域内へ指示体が接触または近接した場合に、指示体が接触または近接した位置を示す第1の指示位置を、タッチパネルに検出させる第1検出手段と、第1の指示位置が第1検出手段によって検出された後に、第1の指示位置とは異なる第2の指示位置をタッチパネルに検出させる第2検出手段と、選択オブジェクト画像に対応する位置決め点である選択位置決め点の第1表示位置を、第2検出手段で検出された第2の指示位置の近傍に決定する第1位置決め手段と、選択位置決め点が第1表示位置に位置するように境界線を再表示する第3表示手段と、移動後の選択オブジェクト画像が境界線に重複しないように、かつ、移動後の選択オブジェクト画像が第3表示手段で再表示された選択位置決め点の近傍に表示されるように、選択オブジェクト画像の表示位置である第2表示位置を決定する第2位置決め手段と、選択オブジェクト画像が第2表示位置に位置するように選択オブジェクト画像を再表示させる第4表示手段と、を備えることを特徴とする。
情報処理装置のブロック図である。 情報処理装置の動作フローチャートを示す図である。 情報処理装置の動作フローチャートを示す図である。 情報処理装置の動作フローチャートを示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 禁止領域の説明図である。 表示画面の一例を示す図である。 オブジェクト画像の表示位置を決定する方法の説明図である。 オブジェクト画像の拡大図である。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。
図1に、本実施形態として例示される情報処理装置10のブロック図を示す。図1に示すように、情報処理装置10は、CPU11、記憶部12、前面カメラ14、無線送受信部15、無線アンテナ部16、ボタン入力部17、パネル18、座標検出部19、メインカメラ23、接触強度センサ22を主に備えている。情報処理装置10の一例としては、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PCが挙げられる。
前面カメラ14は、情報処理装置10の前面に配置されているカメラである。メインカメラ23は、情報処理装置10の背面に配置されているカメラである。ボタン入力部17は、情報処理装置10のユーザによる操作を受け付ける。ボタン入力部17の一例としては、ハードウェアキーが挙げられる。パネル18は、情報処理装置10の各種機能情報を表示する。座標検出部19は、パネル18の表示領域内へ指示体(例:ユーザの指先)が接触した位置を示す座標である、指示座標を検出する部位である。また座標検出部19は、指示体の接触強度を検出することができる。座標検出部19は、パネル18と一体に構成されることで、タッチパネル20として機能する。座標検出部19は、同時に複数の指示座標を検出することが可能とされている。無線送受信部15は、無線アンテナ部16を介して、携帯電話の規格や無線LANの規格に基づいた無線通信を行う。接触強度センサ22は、タッチパネル20への接触の力(又は、圧力)を測定するために使用されるセンサである。接触強度センサ22は、タッチパネル20と一体に、又は近接して配置される。
CPU11は、記憶部12内のプログラム21に従って処理を実行する。以降、文書作成アプリケーション31やオペレーティングシステム21eなど、プログラムを実行するCPU11のことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば「オペレーティングシステム21eが」という記載は、「オペレーティングシステム21eを実行するCPU11が」を意味する場合がある。
記憶部12は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD、CPU11が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。記憶部12は、プログラム21を記憶する。プログラム21は、オペレーティングシステム21e、文書作成アプリケーション31、画像処理アプリケーション32、印刷アプリケーション33、を含んでいる。
オペレーティングシステム21eは、パネル18に各種の画像を表示させる機能や、文書作成アプリケーション31や印刷アプリケーション33に共通して利用される基本的な機能を、提供するプログラムである。またオペレーティングシステム21eは、各アプリケーションが各種ハードウェアに指示をするためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供するプログラムでもある。
文書作成アプリケーション31は、各種の文書ファイルを作成するためのプログラムである。画像処理アプリケーション32は、画像に対して各種の処理を実行するためのプログラムである。印刷アプリケーション33は、画像データを用いて不図示のプリンタに印刷を実行させるためのプログラムである。文書作成アプリケーション31〜印刷アプリケーション33の各アプリケーションは、ユーザ等によって情報処理装置10にインストールすることで、利用することが可能である。
<情報処理装置の動作>
本実施形態に係る情報処理装置10の動作を、図2のフローチャートを用いて説明する。ユーザが、ボタン入力部17を介して画像処理アプリケーション32を起動させる操作を入力すると、CPU11は、画像処理アプリケーション32を読み込んで情報処理装置10の全体の制御を開始する。これにより、図2のフローが開始される。画像処理アプリケーション32は、例えば、メインカメラ23で撮影した画像をプレビュー表示する操作を入力したことに応じて、起動されてもよい。
S80においてCPU11は、処理対象となる処理画像データを取得する。メインカメラ23で撮影した画像をプレビュー表示することに応じて画像処理アプリケーション32が起動された場合には、処理画像データは、メインカメラ23で撮影した画像の画像データであってもよい。または、処理画像データは、記憶部12に記憶されている複数の画像データのうちからユーザによって選択された画像データであってもよい。
S90においてCPU11は、表示画面をタッチパネル20に表示する。図5に、表示画面の一例を示す。表示画面には、表示領域G1およびG2が含まれている。表示領域G1は、電池残量などの各種のステータスが表示される領域である。表示領域G2は、画像処理アプリケーション32によって各種の画像が表示される領域である。図5の例では、表示領域G2には、処理画像M1、ボタン画像B1およびB2が表示される。処理画像M1は、処理画像データによって表示される画像である。ボタン画像B1は、決定指示の入力を受け付けるための画像である。ボタン画像B2は、キャンセル指示の入力を受け付けるための画像である。
また処理画像M1には、禁止領域R11が設定されている。禁止領域R11は、後述するオブジェクト画像O1〜O4を表示することが禁止される領域である。図6を用いて、禁止領域R11について説明する。禁止領域R11は、処理画像M1の枠線の内側に、枠線に沿って配置されている領域である。禁止領域R11は、処理画像M1の枠線から第1所定距離T1内の領域である。第1所定距離T1は、オブジェクト画像の大きさに応じて決定してもよい。例えば第1所定距離T1は、オブジェクト画像の最大幅よりも大きい値としてもよい。禁止領域R11は、非表示とされることでユーザに認識させないとしてもよい。また禁止領域R11は、例えば色つきで表示することで、ユーザが認識できるように処理画像M1内に表示してもよい。
S100においてCPU11は、範囲指定枠F1を処理画像M1内に表示する。範囲指定枠F1は、所定範囲を示す閉じた境界線である。範囲指定枠F1は、多角形である。本実施形態の説明例では、範囲指定枠F1が四角形である場合について、以下に説明する。範囲指定枠F1の各頂点には、所定範囲を決定するための位置決め点N1〜N4が位置している。
S102においてCPU11は、投影領域が前面カメラ14で検出されたか否かを判断する。投影領域は、タッチパネル20を上方から見たときに、指示体がタッチパネル20に投影されている領域である。換言すると、投影領域は、指示体によって隠されてしまう領域である。本実施形態の説明例では、図7に示すように、ユーザの手が投影されている投影領域A11が、タッチパネル20の左側で検出された場合を説明する。
S102において否定判断される場合(S102:NO)にはS106へ進み、肯定判断される場合(S102:YES)にはS104へ進む。S104においてCPU11は、オブジェクト画像の表示方向を決定する処理を実行する。オブジェクト画像の表示方向は、位置決め点N1〜N4の各々を基準としたときの、オブジェクト画像O1〜O4を表示させる方向である。具体的には、S102で検出された投影領域に基づいて、指示体がタッチパネル20へ近づいてきた方向である所定方向を決定する。そして、オブジェクト画像の表示方向を、所定方向側に決定する。本実施形態の説明例では、図7に示すように、所定方向は「左方向」である。よってオブジェクト画像の表示方向は、「左方向」に決定される。
S106においてCPU11は、オブジェクト画像O1〜O4を処理画像M1内に表示する。オブジェクト画像は、複数の位置決め点N1〜N4を移動させる移動操作の入力を受け付けるための画像である。オブジェクト画像は、対応する位置決め点の近傍に、範囲指定枠F1の境界線に重複しないように表示される。
ここで、図8を用いて、オブジェクト画像の表示位置を決定する具体的方法を説明する。位置決め点Nを交点とする直交する2本の仮想的な分割線L1およびL2を引く。分割線L1は、処理画像M1の縦の輪郭線と平行な線である。分割線L2は、処理画像M1の横の輪郭線と平行な線である。これにより、位置決め点Nの周囲に4つの分割領域R1〜R4が生成される。そして、4つの分割領域R1〜R4のうちから、境界線Bが含まれていない2つ以上の選択分割領域を選択する。図8の例では、選択分割領域R1およびR3が選択される。
そして、2つ以上の選択分割領域のうち、S104で決定されたオブジェクト画像の表示方向に対応する領域に、オブジェクト画像を表示させる。図8の例では、例えば、オブジェクト画像の表示方向が「左方向」である場合には、分割線L1の左側の領域である選択分割領域R1にオブジェクト画像を表示させる。一方、オブジェクト画像の表示方向が「右方向」である場合には、分割線L1の右側の領域である選択分割領域R3にオブジェクト画像を表示させる。なお、S102において投影領域が検出されない場合(S102:NO)、予め決められた表示方向(例えば、「右方向」)に対応する領域に、オブジェクト画像を表示させる。
また、位置決め点Nが90度の頂点である場合には、境界線Bが分割線L1およびL2と重なることになる。この場合は、4つの分割領域R1〜R4の全てが選択分割領域となる。
本実施形態の説明例では、図7に示すように、オブジェクト画像O1〜O4が表示される。オブジェクト画像O1〜O4の各々は、位置決め点N1〜N4の各々に対応している。
また図9に、オブジェクト画像O1の拡大図を示す。オブジェクト画像O1は、いわゆる吹き出し図形の形状を備えている。オブジェクト画像O1は、第1領域A1および第2領域A2を備える。第1領域A1は、位置決め点N1を移動させる操作の入力を受け付けるための領域である。第2領域A2は、第1領域A1が位置決め点N1に対応していることを示す領域である。第2領域A2は、第1領域A1よりも狭い幅を有している。第2領域A2の第1端部E1は、第1領域A1に接続されている。第2領域A2の第2端部E2は、位置決め点N1の近傍の位置であって第1領域A1と位置決め点N1との間の位置に配置されている。第2領域A2は境界線Bに重複しない。なお、オブジェクト画像O2〜O4の形状についても、オブジェクト画像O1と同様である。
S110においてCPU11は、タッチパネル20の表示領域G2内で第1の指示位置P1が検出されたか否かを判断する。第1の指示位置P1は、表示領域G2内へ指示体が接触した位置である。指示体の一例としては、ユーザの指先や、スタイラスペンが挙げられる。否定判断される場合(S110:NO)にはS110へ戻り、肯定判断される場合(S110:YES)にはS120へ進む。
S120においてCPU11は、検出された第1の指示位置P1が、オブジェクト画像O1〜O4の何れかの表示領域内であるか否かを判断する。否定判断される場合(S120:NO)には、S125へ進む。
S125においてCPU11は、検出された第1の指示位置P1が、ボタン画像B1およびB2の何れかの表示領域内であるか否かを判断する。否定判断される場合(S125:NO)にはS102へ戻り、肯定判断される場合(S125:YES)にはS130へ進む。
S130においてCPU11は、選択されたボタン画像に対応付けられている処理を実行する。ボタン画像B1が選択された場合には、範囲指定枠F1内の所定範囲が、処理対象範囲として決定される。そして、処理対象範囲内の画像に対して、各種の画像処理が行われる。画像処理は、例えば、処理対象範囲内の画像をトリミングする処理であってもよい。また、処理対象範囲内の画像が台形である場合に、長方形に補正する台形補正処理であってもよい。書類やホワイトボードなど長方形であるべき物体を斜めから撮影した場合に、撮影画像が台形に歪んでしまう場合がある。台形補正処理は、この台形に歪んだ画像を元の長方形に戻すことができる処理である。また、処理対象範囲内の画像を画像認識し、文字を認識して文字データを生成してもよい。そしてフローを終了する。
また、S130においてボタン画像B2が選択された場合には、キャンセル処理が実行される。キャンセル処理では、例えば、画像処理アプリケーション32が終了されてもよい。
一方、S120において肯定判断される場合(S120:YES)には、オブジェクト画像O1〜O4のうちの何れか1つが、選択オブジェクト画像として選択された場合であると判断され、S140へ進む。
(オブジェクト画像の移動中における表示処理)
S140〜S180では、オブジェクト画像の移動表示処理を説明する。移動表示処理は、指示体でタッチされた選択オブジェクト画像をドラッグ操作により移動させている期間中に実行される処理である。
S140においてCPU11は、選択オブジェクト画像を移動させる操作が入力されたか否かを判断する。具体的には、第1の指示位置の移動が検出されたかを判断する。例えば、指示体が選択オブジェクト画像に接触した状態を維持しながら、タッチパネル20表面上を移動する場合に、S140において肯定判断される。否定判断される場合(S140:NO)にはS190へ進み、肯定判断される場合(S140:YES)にはS150へ進む。
本実施形態の説明例では、図10に示すように、オブジェクト画像O1が選択オブジェクト画像とされる場合を説明する。この説明例では、オブジェクト画像O1内で第1の指示位置P1が検出され、第1の指示位置P1aまで移動する場合を説明する(矢印Y11参照)。この場合、S140で肯定判断される。
S150においてCPU11は、移動後の第1の指示位置に、選択オブジェクト画像の表示位置を移動する。本実施形態の説明例では図11に示すように、移動後の第1の指示位置P1aに、選択オブジェクト画像O1が移動する。
S155においてCPU11は、選択位置決め点の移動後の位置を決定する。選択位置決め点は、選択オブジェクト画像に対応する位置決め点である。具体的には、選択位置決め点N1の表示位置を、移動後の第1の指示位置P1aの近傍に決定する。本実施形態の説明例では、図11に示すように、移動後の第1の指示位置P1aの近傍に、移動後の選択位置決め点N1aを決定する。
S160においてCPU11は、移動後の位置決め点に従って、境界線Bを再表示する。これにより、範囲指定枠F1の形状が、図10の形状から図11の形状に変化する。
S170においてCPU11は、選択オブジェクト画像との距離が予め定められた第2所定距離T2以内となる、移動対象オブジェクト画像が存在するか否かについて判断する。否定判断される場合(S170:NO)にはS190へ進み、肯定判断される場合(S170:YES)にはS175へ進む。本実施形態の説明例では、図11に示すように、選択オブジェクト画像O1とオブジェクト画像O2の距離K1が、第2所定距離T2以内となる場合を説明する。よってオブジェクト画像O2が、移動対象オブジェクト画像であると判断される。
S175においてCPU11は、移動対象オブジェクト画像の移動後の位置を決定する。具体的には、移動対象オブジェクト画像から第2所定距離T2の範囲内に選択オブジェクト画像が存在せず、かつ、移動対象オブジェクト画像が境界線に重複しないように、移動対象オブジェクト画像の移動後の位置を決定する。S180においてCPU11は、移動対象オブジェクト画像を、S175で決定された表示位置へ移動させる。
本実施形態の説明例では、移動対象オブジェクト画像O2の表示位置が、図11の位置から図12の位置へ移動する。
(オブジェクト画像の移動完了後における表示処理)
S190〜S270では、選択オブジェクト画像の移動が完了した後に実行される、表示処理を説明する。S190においてCPU11は、S110で検出された第1の指示位置が、検出されなくなったか否かを判断する。否定判断される場合(S190:NO)にはS140へ戻り、肯定判断される場合(S190:YES)にはS200へ進む。
S200においてCPU11は、第2の指示位置を決定する。第2の指示位置は、選択オブジェクト画像の移動後の位置を示す位置である。例えば、指示体が選択オブジェクト画像に接触した状態を維持しながら、タッチパネル20表面上を移動し、その後に指示体がタッチパネル20表面から離反した場合に、その離反位置が第2の指示位置として決定される。すなわち、いわゆるドラッグ操作により、第2の指示位置が決定される。
本実施形態の説明例では、図13に示すように、オブジェクト画像O1が選択オブジェクト画像とされる場合を説明する。この説明例では、オブジェクト画像O1内で第1の指示位置P1が検出され、その後第2の指示位置P2が決定される場合を説明する。
S205においてCPU11は、選択オブジェクト画像の表示位置を、第2の指示位置P2に、仮想的に決定する。「表示位置を仮想的に決定する」とは、実際には第2の指示位置P2には選択オブジェクト画像が表示されないことを意味する。すなわち、CPU11の内部処理的に、第2の指示位置P2に選択オブジェクト画像を表示したものとして、以後の処理を実行する。本実施形態の説明例では図13に示すように、第2の指示位置P2に、選択オブジェクト画像O1の位置が仮想的に決定される。
S210においてCPU11は、選択位置決め点の移動後の位置を決定する。選択位置決め点は、選択オブジェクト画像に対応する位置決め点である。具体的には、選択位置決め点の表示位置を、S200で決定した第2の指示位置の近傍に決定する。本実施形態の説明例では、図13に示すように、第2の指示位置P2の近傍に、移動後の選択位置決め点N1bを決定する。S215においてCPU11は、移動後の位置決め点に従って、境界線Bを再表示する。これにより、範囲指定枠F1の形状が、図13の形状から図14の形状に変化する。
S220においてCPU11は、S205で仮想的に表示位置が決定された選択オブジェクト画像の少なくとも一部が、禁止領域R11に重複しているか否かを判断する。否定判断される場合には、S222へ進む。S222においてCPU11は、S205で仮想的に決定された選択オブジェクト画像の表示位置を、実際の表示位置として確定する。そしてS230へ進む。
一方、S220において肯定判断される場合(S220:YES)には、S225へ進む。S225においてCPU11は、選択オブジェクト画像の表示位置を、S205で仮想的に決定された位置から変更する。このとき、選択オブジェクト画像の全領域が禁止領域R11に重複しないように、選択オブジェクト画像の表示位置を決定する。そしてS230へ進む。S230においてCPU11は、選択オブジェクト画像を、S222またはS225で決定された表示位置へ表示させる。
本実施形態の説明例では図14に示すように、仮想的に表示位置が決定された選択オブジェクト画像O1の一部が、禁止領域R11に重複している(S220:YES)。従ってS225において、選択オブジェクト画像O1の全領域が禁止領域R11に重複しないように、選択オブジェクト画像の表示位置が決定される。そしてS230において、図15に示すように、選択オブジェクト画像O1が表示される。
S240〜S250では、重複オブジェクト画像を移動させる処理が行われる。S240においてCPU11は、オブジェクト画像O1〜O4のうちに、重複オブジェクト画像が存在しているか否かを判断する。重複オブジェクト画像とは、他のオブジェクト画像または境界線と、その一部が重複しているオブジェクト画像である。否定判断される場合(S240:NO)にはS260へ進み、肯定判断される場合(S240:YES)にはS245へ進む。
S245においてCPU11は、重複オブジェクト画像の表示位置を変更する。重複オブジェクト画像の変更後の表示位置は、重複オブジェクト画像が禁止領域R11の範囲外に位置し、かつ、境界線Bに重複しないように決定される。S250においてCPU11は、重複オブジェクト画像を、S245で決定された表示位置へ表示させる。
本実施形態の説明例では、図17の矢印Y1に示すように、位置決め点N1が位置決め点N1cまで移動した場合についての処理例を説明する。この場合、S240において、境界線Bと重複する重複オブジェクト画像O2が存在していると判断される(S240:YES)。従ってS245において、重複オブジェクト画像O2の表示位置が、境界線Bに重複しない位置に変更される。そして重複オブジェクト画像O2の表示位置が、図16の位置から図17の位置へ変更される。
S260〜S270では、鋭角オブジェクト画像を移動させる処理が行われる。S260においてCPU11は、オブジェクト画像O1〜O4のうちに、鋭角オブジェクト画像が存在しているか否かを判断する。鋭角オブジェクト画像とは、範囲指定枠F1の範囲内に表示されているオブジェクト画像である。また、鋭角の頂点に位置する位置決め点に対する移動操作の入力を受け付けるための、オブジェクト画像である。否定判断される場合(S260:NO)にはS102へ戻り、肯定判断される場合(S260:YES)にはS265へ進む。
S265においてCPU11は、鋭角オブジェクト画像の表示位置を変更する。鋭角オブジェクト画像の変更後の表示位置は、鋭角オブジェクト画像が範囲指定枠F1の範囲外に位置し、かつ、境界線Bに重複しないように、決定される。S270においてCPU11は、鋭角オブジェクト画像を、S265で決定された表示位置へ表示させる。
本実施形態の説明例では、図18の矢印Y2に示すように、位置決め点N1が位置決め点N1cまで移動した場合についての処理例を説明する。この場合、S260において、鋭角オブジェクト画像O2が存在していると判断される(S260:YES)。従ってS265において、鋭角オブジェクト画像O2の表示位置が、境界線Bに重複しない位置に変更される。そして重複オブジェクト画像O2の表示位置が、図18の位置から図17の位置へ変更される。
<効果>
図7に示すように、複数の位置決め点N1〜N4、および、範囲指定枠F1を構成する境界線Bに重複しないように、複数のオブジェクト画像O1〜O4を表示させることができる。これにより、選択位置決め点を移動させるために選択オブジェクト画像を指示体でタッチした場合においても、選択位置決め点自身や、選択位置決め点に接続されている境界線Bが、指示体によって隠されてしまうことがない。範囲指定枠F1の形状を正確に決定することが可能となる。
例えば図14に示すように、オブジェクト画像O1が処理画像M1の左側の枠線の極近傍に位置している場合を想定する。この場合、オブジェクト画像O1は、枠線を超えて左側に移動することができないため、位置決め点N1をこれ以上左側に移動させることができない。すなわち、位置決め点N1を、処理画像M1の左辺の枠線上まで移動させることができない。本明細書の技術によれば、図15に示すように、オブジェクト画像の少なくとも一部が禁止領域R11に重複することがないように、オブジェクト画像を表示することができる(S225、S230)。これにより、オブジェクト画像が、処理画像M1の枠線の近傍に表示されることがない。従って、オブジェクト画像の移動が、処理画像M1の枠線によって制限されてしまうことがない。以上より、位置決め点N1〜N4を、処理画像M1の枠線上まで移動させることが可能となる。
例えば図16の矢印Y1に示すように、範囲指定枠F1を変形させる場合には、境界線Bと重複する重複オブジェクト画像O2が発生してしまう場合がある。この場合、重複オブジェクト画像O2を選択しようとすると必ず指示体により境界線Bが隠れてしまう。その結果、操作入力性が低下してしまう。本明細書の技術によれば、重複オブジェクト画像O2が発生した場合(S240:YES)には、図17に示すように、重複オブジェクト画像O2の表示位置を、境界線Bに重複しない位置に変更することができる(S245、S250)。これにより、重複オブジェクト画像O2の操作入力性が低下してしまうことを防止することが可能となる。
例えば図18の矢印Y2に示すように、範囲指定枠F1を変形させる場合には、位置決め点N2を頂点として境界線Bが鋭角を形成している領域に、鋭角オブジェクト画像O2が発生してしまう場合がある。境界線Bが鋭角を形成している場合には、境界線Bが鈍角を形成している場合に比して、鋭角オブジェクト画像O2と境界線Bとの距離が近くなってしまう。よって、鋭角オブジェクト画像O2をタッチする際に、鋭角オブジェクト画像O2近傍の境界線Bが指示体によって隠れてしまう事態が発生しやすい。鋭角オブジェクト画像O2の操作入力性が低下してしまう。本明細書の技術によれば、鋭角オブジェクト画像O2が発生した場合(S260:YES)には、図17に示すように、鋭角オブジェクト画像O2の表示位置を、鋭角な境界線Bに挟まれた領域の外に変更することができる(S265、S270)。これにより、鋭角オブジェクト画像O2の操作入力性が低下してしまうことを防止することが可能となる。
図8に示すように、位置決め点Nの周囲に4つの分割領域R1〜R4を形成し、境界線Bが含まれていない分割領域の領域内にオブジェクト画像を表示させることができる(S106)。これにより、境界線Bに重複しない適切な位置に、オブジェクト画像を表示させることが可能となる。
投影領域を検出することによって、指示体がタッチパネル20の上下左右方向の何れから到来してきたかを示す所定方向を判断することができる(S102)。そして、位置決め点を基準とした所定方向側に、オブジェクト画像を表示することができる(S106)。これにより、選択位置決め点を移動させるために選択オブジェクト画像を指示体でタッチした場合においても、選択位置決め点自身や、選択位置決め点に接続されている境界線Bが、指示体によって隠されてしまうことがない。また、S102において、所定方向を毎回検出している。従って、ユーザが情報処理装置10を持つ手を持ち替える場合など、タッチパネルへ指示体を近づける方向が頻繁に変更される場合においても、選択位置決め点や境界線Bが、指示体によって隠されないようにすることが可能となる。
選択オブジェクト画像が移動することによって他のオブジェクト画像に重なりそうになる場合(S170:YES)には、当該他のオブジェクト画像を選択オブジェクト画像から離すように移動させることができる(S175、S180)。これにより、他のオブジェクト画像が、誤ってタッチされてしまうことがない。
図9に示すように、オブジェクト画像を、いわゆる吹き出し図形の形状とすることができる。これにより、境界線や位置決め点と重複しないようにオブジェクト画像を表示する場合においても、オブジェクト画像が対応している位置決め点を、ユーザに明確に認識させることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
<第1変形例>
オブジェクト画像の表示方向を決定する方法は、S102で投影領域を検出する方法に限られず、各種の方法を用いることが可能である。例えば、タッチパネル20の右側から指示体を近接させる第1態様と、表示部の左側から指示体を近接させる第2態様と、の何れを用いるかについてのユーザによる選択を、予め受け付けるとしてもよい。そして、選択結果を示す設定情報を、記憶部12に記憶させてもよい。CPU11は、S102で投影領域を検出することなく、オブジェクト画像の表示方向を決定する処理(S104)を実行するとしてもよい。S104の処理では、第1態様が選択されていることを設定情報が示している場合には、位置決め点を基準としたときの「右方向」を、オブジェクト画像の表示方向として決定する。一方、第2態様が選択されていることを設定情報が示している場合には、位置決め点を基準としたときの「左方向」を、オブジェクト画像の表示方向として決定する。
これにより、ユーザが操作入力する手が右手か左手かに応じて、オブジェクト画像の表示位置を適切に設定することができる。従って、選択位置決め点自身や、選択位置決め点に接続されている境界線Bが、指示体によって隠されてしまうことがない。
<第2変形例>
移動対象オブジェクト画像が存在すると判断された場合(S170:YES)に、移動対象オブジェクト画像を非表示にしてもよい。そして、移動対象オブジェクト画像が非表示とされた後に、第2の指示位置が検出された場合(S200)には、移動対象オブジェクト画像を再表示するとしてもよい。これにより、選択オブジェクト画像が移動することによって他のオブジェクト画像に重なりそうになる場合には、当該他のオブジェクト画像を表示させないようにすることができる。従って、他のオブジェクト画像が、誤ってタッチされてしまうことがない。
<第3変形例>
選択オブジェクト画像の表示範囲内で第1の指示位置P1が検出された場合(S120:YES)に、選択オブジェクト画像以外の他のオブジェクト画像の全てを非表示にしてもよい。この場合、図3のS170〜180の処理を実行する必要が無い。そして、他のオブジェクト画像の全てが非表示とされた後に、第2の指示位置が検出された場合(S200)には、他のオブジェクト画像の全てを再表示するとしてもよい。これにより、選択オブジェクト画像に移動操作が入力されている期間中において、他のオブジェクト画像を表示させないようにすることができる。従って、他のオブジェクト画像が、誤ってタッチされてしまうことがない。
<第4変形例>
例えば図14に示すように、オブジェクト画像O1が処理画像M1の左側の枠線の極近傍に位置している場合において、オブジェクト画像O1を、枠線を超えたさらに左側に移動させる場合を想定する。この場合に、処理画像M1をスクロール表示することによって、オブジェクト画像O1を枠線を超えた左側に移動可能としてもよい。図19を用いて、スクロール表示の一例を説明する。表示領域G2には、表示枠C1が表示されている。オブジェクト画像O1を、矢印Y21に示すように、処理画像M1の左側の枠線を超えて左側へ移動させる。このとき、枠線を超えて移動した距離分だけ、処理画像M1が表示枠C1の右側へ移動するようにスクロール表示が行われる。なお、処理画像M1のうち、表示枠C1からはみ出た領域は、表示領域G2内には表示されない。そして移動後のオブジェクト画像O1aが、スクロール表示により新たに表示された余白領域R21に表示される。これにより、オブジェクト画像の移動が、処理画像M1の枠線によって制限されてしまうことがない。以上より、位置決め点を、処理画像M1の枠線上まで移動させることが可能となる。
<第5変形例>
指示体がタッチパネル20へのタッチを開始してから終了するまでの接触強度を、接触強度センサ22で監視してもよい。そして、接触強度の出力値があらかじめ決められた閾値を超えた時点における指示体の位置を、第2の指示位置として決定してもよい。この場合、選択オブジェクト画像にドラッグ操作を入力することで、選択オブジェクト画像を移動させることができる。そして、選択オブジェクト画像を強く押し込むように接触力を高めることで、選択オブジェクト画像の移動後の位置を決定することができる。
指示体がタッチパネル20へのタッチを開始してから終了するまでの接触強度を、接触強度センサ22で監視してもよい。そして、接触強度の出力値があらかじめ決められた閾値を超えた時点における指示体の位置を、第2の指示位置として決定してもよい。この場合、選択オブジェクト画像にドラッグ操作を入力することで、選択オブジェクト画像を移動させることができる。そして、選択オブジェクト画像を強く押し込むように接触力を高めることで、選択オブジェクト画像の移動後の位置を決定することができる。
<その他の変形例>
禁止領域R11の設定方法は、各種の方法であってよい。例えば、タッチパネル20の枠線から第1所定距離T1内の領域を、禁止領域R11としてもよい。
範囲指定枠F1が四角形である場合を説明したが、この形態に限られない。J角形(Jは3以上の自然数)であってもよい。この場合、J個の位置決め点およびオブジェクト画像が、処理画像M1内に表示されることになる。また範囲指定枠F1の形状は、多角形に限られず、少なくとも一部に曲線を備えた形状であってもよい。例えば、円形や楕円形であってもよい。
位置決め点の表示位置は、範囲指定枠F1の各頂点に限られない。境界線の線上に表示されるとしても、本発明の技術を適用することが可能である。
S102において、投影領域を検出する方法は、様々な態様であってよい。例えば、パネル18の画素が光受信素子として機能してもよい。これにより、パネル18が受光部としても機能する。よって、投影領域をパネル18で検出することができる。また例えば、座標検出部19が、高感度の静電容量型のセンサであってもよい。これにより、投影領域を座標検出部19で検出することができる。
第1の指示位置P1や第2の指示位置P2は、指示体がタッチパネル20表面に接触した場合に検出されるのみならず、近接した場合に検出されてもよい。
図5〜図19に示した表示画面の表示態様は一例であり、他の表示態様を用いることも可能である。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
パネル18は、表示部の一例である。CPU11は、コンピュータの一例である。画像処理アプリケーション32は、プログラムの一例である。S100を実行するCPU11は、第1表示処理の一例である。S106を実行するCPU11は、第2表示処理の一例である。S120を実行するCPU11は、第1検出処理の一例である。S200を実行するCPU11は、第2検出処理の一例である。S210を実行するCPU11は、第1位置決め処理の一例である。S215を実行するCPU11は、第3表示処理の一例である。S222、S225を実行するCPU11は、第2位置決め処理の一例である。S230を実行するCPU11は、第4表示処理の一例である。禁止領域R11は、特定領域の一例である。S220を実行するCPU11は、第1判断処理の一例である。S240を実行するCPU11は、第2判断処理の一例である。S245を実行するCPU11は、第3位置決め処理の一例である。S250を実行するCPU11は、第5表示処理の一例である。鋭角オブジェクト画像は、第2オブジェクト画像の一例である。S265を実行するCPU11は、第4位置決め処理の一例である。S270を実行するCPU11は、第6表示処理の一例である。前面カメラ14は、検出部の一例である。S102を実行するCPU11は、第3検出処理の一例である。S104を実行するCPU11は、方向決定処理の一例である。移動対象オブジェクト画像は、第3オブジェクト画像の一例である。S170を実行するCPU11は、第4判断処理の一例である。S175を実行するCPU11は、第5位置決め処理の一例である。S180を実行するCPU11は、第7表示処理の一例である。S170を実行するCPU11は、第4判断処理の一例である。
なお、各プログラムは一つのプログラムモジュールから構成されるものであってもよいし、複数のプログラムモジュールから構成されるものであってもよい。また、各一例は置換可能な他の構成であってもよく、本発明の範疇である。アプリケーションプログラム(文書作成アプリケーション31など)に基づく処理を実行するコンピュータ(CPU11など)であってもよいし、オペレーティングシステムなど、アプリケーションプログラム以外のプログラムに基づく処理を実行するコンピュータであってもよいし、コンピュータの指示に従って動作するハード構成(パネル18など)であってもよいし、コンピュータとハード構成とが連動した構成であってもよい。もちろん、複数のプログラムに基づく処理を連動させて処理を実行するコンピュータであってもよいし、複数のプログラムに基づく処理を連動させて処理を実行するコンピュータの指示に従って動作するハード構成であってもよい。
10:情報処理装置、11:CPU、12:記憶部、18:パネル、19:座標検出部、20:タッチパネル、21e:オペレーティングシステム、32:画像処理アプリケーション、N1〜N4:位置決め点、O1〜O4:オブジェクト画像

Claims (13)

  1. 表示部と、
    タッチパネルと、
    を備えた情報処理装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    所定範囲を示す閉じた境界線であって、前記所定範囲を決定するための複数の位置決め点が線上に位置している前記境界線を前記表示部に表示させる第1表示処理と、
    前記複数の位置決め点を移動させる移動操作の入力を受け付けるための複数のオブジェクト画像を、前記複数の位置決め点の各々の近傍に、前記境界線に重複しないように表示させる第2表示処理と、
    前記複数のオブジェクト画像のうちからユーザにより選択された選択オブジェクト画像の表示領域内へ指示体が接触または近接した場合に、前記指示体が接触または近接した位置を示す第1の指示位置を、前記タッチパネルに検出させる第1検出処理と、
    前記第1の指示位置が前記第1検出処理によって検出された後に、前記第1の指示位置とは異なる第2の指示位置を前記タッチパネルに検出させる第2検出処理と、
    前記選択オブジェクト画像に対応する位置決め点である選択位置決め点の第1表示位置を、前記第2検出処理で検出された前記第2の指示位置の近傍に決定する第1位置決め処理と、
    前記選択位置決め点が前記第1表示位置に位置するように前記境界線を再表示する第3表示処理と、
    移動後の前記選択オブジェクト画像が前記境界線に重複しないように、かつ、移動後の前記選択オブジェクト画像が前記第3表示処理で再表示された前記選択位置決め点の近傍に表示されるように、前記選択オブジェクト画像の表示位置である第2表示位置を決定する第2位置決め処理と、
    前記選択オブジェクト画像が前記第2表示位置に位置するように前記選択オブジェクト画像を再表示させる第4表示処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記境界線の表示領域の枠線の内側に前記枠線に沿って配置されている特定領域であって、前記枠線から第1所定距離内の領域である前記特定領域に、前記選択オブジェクト画像の少なくとも一部が重複するか否かについて判断する第1判断処理を、前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記第2位置決め処理は、前記第1判断処理で前記選択オブジェクト画像の少なくとも一部が前記特定領域に重複すると判断された場合に、前記選択オブジェクト画像の全領域が前記特定領域に含まれないように、前記第2表示位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記所定範囲の範囲内に表示されている前記オブジェクト画像であって、他のオブジェクト画像または前記境界線と一部が重複しているオブジェクト画像である第1オブジェクト画像が、存在しているか否かについて判断する第2判断処理と、
    前記第2判断処理で前記第1オブジェクト画像が存在していると判断された場合に、前記第1オブジェクト画像が前記所定範囲の範囲外に位置し、かつ、前記第1オブジェクト画像が前記境界線に重複しないように、前記第1オブジェクト画像の第3表示位置を決定する第3位置決め処理と、
    前記第1オブジェクト画像が前記第3表示位置に位置するように前記第1オブジェクト画像を表示する第5表示処理と、
    を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記所定範囲は多角形であり、
    前記複数の位置決め点は、前記多角形の各頂点であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のプログラム。
  5. 前記所定範囲の範囲内に表示されている前記オブジェクト画像であって、鋭角の前記頂点に位置する位置決め点に対する前記移動操作の入力を受け付けるオブジェクト画像である第2オブジェクト画像が、存在しているか否かについて判断する第3判断処理と、
    前記第3判断処理で前記第2オブジェクト画像が存在していると判断された場合に、前記第2オブジェクト画像が前記所定範囲の範囲外に位置し、かつ、前記第2オブジェクト画像が前記境界線に重複しないように、前記第2オブジェクト画像の第4表示位置を決定する第4位置決め処理と、
    前記第2オブジェクト画像が前記第4表示位置に位置するように前記第2オブジェクト画像を表示する第6表示処理と、
    を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記位置決め点を交点とする直交する2本の仮想的な分割線を引くことにより、前記位置決め点の周囲に4つの分割領域を生成する処理を、前記複数の位置決め点の各々について実行する分割処理を、前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記第2表示処理および前記第4表示処理は、前記4つの分割領域のうちから前記境界線が含まれていない分割領域の領域内に前記オブジェクト画像を表示させる処理を、前記複数の位置決め点の各々について実行することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のプログラム。
  7. 前記表示部を上方から見たときに前記指示体が前記表示部に投影されている投影領域を、前記情報処理装置の検出部に検出させる第3検出処理と、
    前記位置決め点を基準としたときの前記投影領域の位置する方向である所定方向を決定する処理を、前記複数の位置決め点の各々について実行する方向決定処理と、
    を前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記第2表示処理は、前記位置決め点を基準としたときの前記所定方向側に前記オブジェクト画像を表示させる処理を、前記複数の位置決め点の各々について実行することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のプログラム。
  8. 前記表示部の右側から前記指示体を近接させる第1態様と、前記表示部の左側から前記指示体を近接させる第2態様と、の何れかのユーザによる選択を受け付ける受付処理
    を前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記第2表示処理は、前記第1態様が選択されている場合には前記位置決め点を基準としたときの右側に前記オブジェクト画像を表示させ、前記第2態様が選択されている場合には前記位置決め点を基準としたときの左側に前記オブジェクト画像を表示させる処理を、前記複数の位置決め点の各々について実行することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のプログラム。
  9. 前記選択オブジェクト画像との距離が予め定められた第2所定距離以内となるオブジェクト画像であって前記選択オブジェクト画像以外の他のオブジェクト画像である第3オブジェクト画像が存在するか否かについて判断する第4判断処理と、
    前記第4判断処理で前記第3オブジェクト画像が存在すると判断された場合に、前記第3オブジェクト画像から前記第2所定距離の範囲内に前記選択オブジェクト画像が存在せず、かつ、前記第3オブジェクト画像が前記境界線に重複しないように、前記第3オブジェクト画像の第5表示位置を決定する第5位置決め処理と、
    前記第3オブジェクト画像が前記第5表示位置に位置するように前記第3オブジェクト画像を表示する第7表示処理と、
    を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のプログラム。
  10. 前記選択オブジェクト画像との距離が予め定められた第2所定距離以内となるオブジェクト画像であって前記選択オブジェクト画像以外の他のオブジェクト画像である第3オブジェクト画像が存在するか否かについて判断する第4判断処理と、
    前記第4判断処理で前記第3オブジェクト画像が存在すると判断された場合に、前記第3オブジェクト画像を非表示にする第8表示処理と、
    前記第8表示処理によって前記第3オブジェクト画像が非表示とされた後に、前記第2検出処理によって前記第2の指示位置が検出された場合に、前記第3オブジェクト画像を再表示する第9表示処理と、
    を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のプログラム。
  11. 前記第1の指示位置が前記第1検出処理によって検出された場合に、前記選択オブジェクト画像以外の他のオブジェクト画像の全てを非表示にする第10表示処理と、
    前記第10表示処理によって前記他のオブジェクト画像の全てが非表示とされた後に、前記第2検出処理によって前記第2の指示位置が検出された場合に、前記他のオブジェクト画像の全てを再表示する第11表示処理と、
    を前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のプログラム。
  12. 前記複数のオブジェクト画像の各々は、第1領域と、前記第1領域よりも狭い幅を有するとともに第1端部および第2端部を備えた第2領域と、を備えており、
    前記第1端部は前記第1領域に接続されており、
    前記第2端部は、前記位置決め点の近傍の位置であって前記第1領域と前記位置決め点との間の位置に配置されており、
    前記第2領域は前記境界線に重複しないことを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載のプログラム。
  13. 表示部と、
    タッチパネルと、
    を備えた情報処理装置であって、
    所定範囲を示す閉じた境界線であって、前記所定範囲を決定するための複数の位置決め点が線上に位置している前記境界線を前記表示部に表示させる第1表示手段と、
    前記複数の位置決め点を移動させる移動操作の入力を受け付けるための複数のオブジェクト画像を、前記複数の位置決め点の各々の近傍に、前記境界線に重複しないように表示させる第2表示手段と、
    前記複数のオブジェクト画像のうちからユーザにより選択された選択オブジェクト画像の表示領域内へ指示体が接触または近接した場合に、前記指示体が接触または近接した位置を示す第1の指示位置を、前記タッチパネルに検出させる第1検出手段と、
    前記第1の指示位置が前記第1検出手段によって検出された後に、前記第1の指示位置とは異なる第2の指示位置を前記タッチパネルに検出させる第2検出手段と、
    前記選択オブジェクト画像に対応する位置決め点である選択位置決め点の第1表示位置を、前記第2検出手段で検出された前記第2の指示位置の近傍に決定する第1位置決め手段と、
    前記選択位置決め点が前記第1表示位置に位置するように前記境界線を再表示する第3表示手段と、
    移動後の前記選択オブジェクト画像が前記境界線に重複しないように、かつ、移動後の前記選択オブジェクト画像が前記第3表示手段で再表示された前記選択位置決め点の近傍に表示されるように、前記選択オブジェクト画像の表示位置である第2表示位置を決定する第2位置決め手段と、
    前記選択オブジェクト画像が前記第2表示位置に位置するように前記選択オブジェクト画像を再表示させる第4表示手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
JP2016036712A 2016-02-29 2016-02-29 プログラムおよび情報処理装置 Active JP6607083B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016036712A JP6607083B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 プログラムおよび情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016036712A JP6607083B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 プログラムおよび情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017156793A true JP2017156793A (ja) 2017-09-07
JP6607083B2 JP6607083B2 (ja) 2019-11-20

Family

ID=59810137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016036712A Active JP6607083B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 プログラムおよび情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6607083B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102176443B1 (ko) * 2019-11-18 2020-11-09 셀렉트스타 주식회사 데이터 라벨링을 위한 방법 및 장치
JP2021056809A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 キヤノン株式会社 表示制御装置、方法及びプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08147491A (ja) * 1994-11-15 1996-06-07 Canon Inc 文書編集装置
US20080059914A1 (en) * 2003-10-31 2008-03-06 Microsoft Corporation Intuitive tools for manipulating objects in a display
US20120313870A1 (en) * 2011-06-10 2012-12-13 Fuminori Homma Information processing apparatus, program, and information processing method
US20130067373A1 (en) * 2011-09-12 2013-03-14 Microsoft Corporation Explicit touch selection and cursor placement
JP2014035623A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Sharp Corp 操作入力装置、操作入力方法、操作入力プログラム及び電子機器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08147491A (ja) * 1994-11-15 1996-06-07 Canon Inc 文書編集装置
US20080059914A1 (en) * 2003-10-31 2008-03-06 Microsoft Corporation Intuitive tools for manipulating objects in a display
US20120313870A1 (en) * 2011-06-10 2012-12-13 Fuminori Homma Information processing apparatus, program, and information processing method
JP2012256270A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Sony Corp 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
US20130067373A1 (en) * 2011-09-12 2013-03-14 Microsoft Corporation Explicit touch selection and cursor placement
JP2014529137A (ja) * 2011-09-12 2014-10-30 マイクロソフト コーポレーション 明示的なタッチ選択およびカーソル配置
JP2014035623A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Sharp Corp 操作入力装置、操作入力方法、操作入力プログラム及び電子機器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021056809A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 キヤノン株式会社 表示制御装置、方法及びプログラム
JP7379052B2 (ja) 2019-09-30 2023-11-14 キヤノン株式会社 表示制御装置、方法及びプログラム
KR102176443B1 (ko) * 2019-11-18 2020-11-09 셀렉트스타 주식회사 데이터 라벨링을 위한 방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP6607083B2 (ja) 2019-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6432409B2 (ja) タッチパネルの制御装置およびタッチパネルの制御プログラム
US8525854B2 (en) Display device and screen display method
EP2420914A2 (en) Information processing apparatus, information processing method and program
JP5371798B2 (ja) 情報処理装置、その情報処理方法及びプログラム
JP2008134918A (ja) 画像処理装置及び画像処理決定方法
JP6171643B2 (ja) ジェスチャ入力装置
US9557904B2 (en) Information processing apparatus, method for controlling display, and storage medium
US9430089B2 (en) Information processing apparatus and method for controlling the same
US10735606B2 (en) Display device, image processing device and non-transitory recording medium determining continuity of operation two or more display areas
US9575656B2 (en) Method, electronic device, and computer program product for displaying virtual button
JP6607083B2 (ja) プログラムおよび情報処理装置
US10705698B2 (en) Executing functions associated with icons having overlapping areas
JP2015138360A (ja) オブジェクト操作システム及びオブジェクト操作制御プログラム並びにオブジェクト操作制御方法
US10057315B2 (en) Communication support system, information processing apparatus, control method, and storage medium that display an output image obtained by superposing a reference image over a captured image
JP6682951B2 (ja) プログラムおよび情報処理装置
JP6252351B2 (ja) 電子機器
US9348443B2 (en) Information processing apparatus, method of controlling the same, program and storage medium
US9501210B2 (en) Information processing apparatus
JP6584876B2 (ja) 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法
JP4940911B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理選択方法
KR101765202B1 (ko) 화면 밖의 부분이 터칭되면 미리 설정된 기능이 실행되는 전자칠판
US9819817B2 (en) Display input device and method of controlling display input device
JP6973524B2 (ja) プログラム
CN111886567A (zh) 操作输入装置、操作输入方法及计算机可读的记录介质
JP6665575B2 (ja) プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6607083

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150