JP2017156418A - 光ファイバカッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】性能の向上を図れる光ファイバカッタを提供する。【解決手段】光ファイバカッタ1は、カッタ基体3と、カッタ基体3に移動可能に設けられたスライダ7と、スライダ7に設けられた刃部材23と、カッタ基体3及びスライダ7のいずれか一方に設けられた被検出体30と、カッタ基体3及びスライダ7のいずれか他方に設けられ、被検出体30を検出するセンサ32と、センサ32の検出結果に基づいて、スライダ7の所定位置へ移動回数を算出して記憶する制御部34と、制御部34により算出されたスライダ7の所定位置へ移動回数を表示する表示部36と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバカッタに関する。
従来の光ファイバカッタとして、例えば、特許文献1に記載されるものが知られている。特許文献1に記載の光ファイバカッタは、光ファイバを保持するファイバホルダを位置決めするホルダガイド部を有するカッタ基体と、カッタ基体に移動可能に取り付けられ、光ファイバに傷を付ける刃部材を有するスライダと、カッタ基体に開閉可能に取り付けられ、カッタ基体に対して閉じることでスライダを初期位置に戻すように移動させるカッタ蓋体と、カッタ基体に設けられ、スライダが初期位置に戻る回数をカウント表示するためのカウント表示機構と、ファイバホルダがホルダガイド部にセットされたときのみ、カウント表示機構によるカウント動作を有効化させるように、カウント表示機構を機械的に制御する制御手段と、を備えている。
特開2013−41042号公報
従来の光ファイバカッタは、スライダが初期位置に戻る回数、すなわち刃部材が回転する回数を機械的に検出している。そのため、従来の光ファイバカッタでは、カウントをリセットするためには、カウント数を機械的にリセットさせる機構が必要となり、構造が複雑化するおそれがある。また、従来の光ファイバカッタでは、カウント数が機械的にリセットされるため、カウント数を積算した積算数を記憶しておくことができない。
本発明は、簡易な構成で性能の向上を図れる光ファイバカッタを提供することを目的とする。
本発明は、その一側面として、光ファイバを切断する光ファイバカッタであって、カッタ基体と、カッタ基体に移動可能に設けられたスライダと、スライダに設けられた刃部材と、カッタ基体及びスライダのいずれか一方に設けられた被検出体と、カッタ基体及びスライダのいずれか他方に設けられ、被検出体を検出するセンサと、センサの検出結果に基づいて、スライダの所定位置への移動回数を算出して記憶する制御部と、制御部により算出された移動回数を表示する表示部と、を備える。
本発明によれば、簡易な構成で性能の向上を図れる。
一実施形態に係る光ファイバカッタを示す斜視図である。 図2(a)は、スライダが初期位置のときを示す正面図であり、図2(b)は、スライダが初期位置のときを示す斜視図である。 図3(a)は、スライダがカット開始位置のときを示す正面図であり、図3(b)は、スライダがカット開始位置のときを示す斜視図である。 カウント機構の構成を示すブロック図である。 図5(a)は、磁気センサが設けられたカッタ基体を示す正面図であり、図5(b)は、磁気センサが設けられたカッタ基体を示す斜視図である。 図6(a)は、スライダが初期位置のときの磁気センサと磁石との位置を示す図であり、図6(b)は、スライダがカット開始位置のときの磁気センサと磁石との位置を示す図である。 図1に示す光ファイバカッタにより光ファイバに傷を付ける様子を示す概念図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施形態を列記して説明する。
本発明は、その一側面として、光ファイバを切断する光ファイバカッタであって、カッタ基体と、カッタ基体に移動可能に設けられたスライダと、スライダに設けられた刃部材と、カッタ基体及びスライダのいずれか一方に設けられた被検出体と、カッタ基体及びスライダのいずれか他方に設けられ、被検出体を検出するセンサと、センサの検出結果に基づいて、スライダの所定位置への移動回数を算出して記憶する制御部と、制御部により算出された移動回数を表示する表示部と、を備える。
この光ファイバカッタでは、被検出体をセンサにより検出し、当該検出結果に基づいて、スライダの所定位置への移動回数、すなわち刃部材による光ファイバのカット回数を算出して記憶する。このように、制御部によりスライダの所定位置への移動回数を算出するため、カウント数のリセットを容易に行うことができると共に、カウント数の積算数を記憶することができる。したがって、光ファイバカッタは、簡易な構成で性能の向上を図れる。
一実施形態においては、カッタ基体は、光ファイバが保持されたファイバホルダの位置を規定するホルダガイド部を有し、ホルダガイド部にファイバホルダが配置されたことを検知するホルダ検知部を備え、制御部は、ホルダ検知部によりファイバホルダが検出された場合に、スライダのカッタ開始位置への移動回数を算出してもよい。この構成では、ファイバホルダがホルダガイド部にセットされたときのみ、制御部が移動回数を算出する。これにより、ファイバホルダがホルダガイド部にセットされていない状態では、スライダを移動させても、制御部によりスライダの所定位置への移動回数が算出されることは無い。これにより、実際に光ファイバのカットが実施されるときにのみ、スライダの所定位置への移動回数を算出できる。
一実施形態においては、ホルダ検知部は、ホルダガイド部にファイバホルダが配置されたときにファイバホルダに移動される移動部と、移動部の移動に連動して通電又は遮断される電気接点と、を有し、電気接点が電又は遮断されたときに、ホルダガイド部にファイバホルダが配置されたことを検知してもよい。この構成では、ホルダガイド部におけるファイバホルダの有無を精度良く検知できる。
一実施形態においては、被検出体はスライダに設けられており、センサはカッタ基体に設けられていてもよい。この構成では、配線等が必要となるセンサをカッタ基体に設けるため、移動体であるスライダにセンサを設ける場合に比べて、構成の簡易化を図ることができる。
一実施形態においては、制御部は、第1期間におけるスライダの所定位置への移動回数であるカウント値を記憶すると共に、第2期間におけるスライダの所定位置への移動回数であり且つカウント値を含む積算値を記憶し、表示部は、カウント値及び積算値の少なくとも一方を表示してもよい。これにより、カウント値及び積算値を表示部に表示させることができる。
一実施形態においては、被検出体は磁性体であり、センサは磁気センサであってもよい。この構成では、センサによって被検出体を精度良く検出することが可能となる。
一実施形態においては、センサは、被検出体と対向する部分以外を磁気的に遮蔽する遮蔽部材を有していてもよい。これにより、センサが被検出体以外の磁場の影響を受け難くなる。したがって、センサにおいて被検出体を精度良く検出できる。その結果、スライダの所定位置への移動回数を正確に算出することができる。
一実施形態においては、刃部材は、スライダに回転可能に設けられ、スライダが所定位置に到達したときに一方向に所定角度回転してもよい。これにより、スライダの所定位置への移動に伴う刃部材の回転回数を算出することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、光ファイバカッタ1は、光ファイバ2の先端部分の被覆を除去して露出されたガラスファイバ2Aを切断する装置である。
光ファイバカッタ1は、カッタ基体3と、カッタ蓋体5と、スライダ7と、刃部9と、カウント機構11と、を備えている。
カッタ基体3は、ホルダガイド部13を有している。ホルダガイド部13は、カッタ基体3の上面3Aに設けられている。ホルダガイド部13は、切断すべき光ファイバ2を保持するファイバホルダ15の位置を規定する。ホルダガイド部13は、略矩形凹状を呈している。ホルダガイド部13の一側面側には、爪部材(ホルダ検知部、移動部)17が配置されている。爪部材17は、ファイバホルダ15がホルダガイド部13にセットされていない通常状態では、バネ(図示せず)の付勢力により出っ張った状態となっている。爪部材17は、ファイバホルダ15がホルダガイド部13にセットされると、バネの付勢力に抗して押されて引っ込んだ状態となる。
カッタ蓋体5は、カッタ基体3に開閉可能に取り付けられている。具体的には、カッタ蓋体5は、カッタ基体3の後端部においてカッタ基体3の幅方向に延びる軸部(図示せず)を介して回動可能に連結されている。
スライダ7は、カッタ基体3におけるホルダガイド部13の後側に設けられている。スライダ7は、図3に示されるように、カッタ基体3の幅方向に移動可能である。スライダ7の一端部には、押し込み部19が設けられている。カッタ基体3の一側面3Bには、押し込み部19を露出させるための開放部3Cが形成されている。スライダ7の他端部とカッタ基体3の他側面3Dとの間には、スライダ7を開放部3C側に付勢するばね21(図7参照)が設けられている。スライダ7は、ばね21の付勢力によって、通常は図1に示すような初期位置にある。
図2及び図3に示されるように、刃部9は、刃部材23と、回転体25と、を有している。刃部材23は、光ファイバ2のガラスファイバ2Aに傷を付ける円盤状の刃である。刃部材23は、スライダ7において一方向(本実施形態ではカッタ基体3の前方から見て反時計回り)に回転可能に設けられている。
回転体25は、刃部材23に取り付けられている。回転体25は、刃部材23と一体に回転する。本実施形態では、回転体25は、円形のギアである。図3に示されるように、回転体25は、スライダ7がカット開始位置(所定位置)に到達したときに、アーム(図示せず)と当接することにより、一方向に回転させられる。すなわち、刃部材23は、スライダ7がカット開始位置に到達したときに回転する。
図4及び図5に示されるように、カウント機構11は、磁石(被検出体、磁性体)30と、磁気センサ(センサ)32と、制御部34と、表示部36と、電源38と、を備えている。本実施形態では、磁気センサ32、制御部34、表示部36及び電源38は、基板39に設けられており、ユニット化されている。
磁石30は、スライダ7に設けられている。図2及び図3に示されるように、磁石30は、スライダ7の下部に配置され、カッタ基体3の前方側に設けられている。磁石30は、スライダ7の移動に伴って、カッタ基体3の幅方向に移動する。
磁気センサ32は、磁石30を検出する。磁気センサ32は、カッタ基体3に設けられている。磁気センサ32は、スライダ7がカット開始位置に到達したときに、磁石30と対向する位置に配置されている。すなわち、磁気センサ32は、スライダ7がカット開始位置に到達したことを検出する。磁気センサ32は、磁石30の検出の有無を示す検出信号を制御部34に出力する。
制御部34は、磁気センサ32の検出結果に基づいて、スライダ7のカット開始位置への移動回数を算出して記憶する。つまり、制御部34は、刃部材23の回転回数(刃部材23による光ファイバ2のカット回数)を算出して記憶する。制御部34は、例えば、プログラマブルICである。
制御部34には、第1スイッチ(ホルダ検知部、電気接点)40及び第2スイッチ42が電気的に接続されている。図5(a)に示されるように、第1スイッチ40は、爪部材17と連結部材44を介して機械的に接続されている。第1スイッチ40は、ファイバホルダ15がホルダガイド部13にセットされ、爪部材17がファイバホルダ15により押圧されて引っ込むと、連結部材44により押圧されてONとなる(通電される)。第1スイッチ40は、爪部材17がファイバホルダ15により押圧されていないときには、OFFとなる(遮断される)。第1スイッチ40は、ONになると、ON信号を制御部34に出力する。
第2スイッチ42は、操作者により押下可能な位置に設けられている。本実施形態では、第2スイッチ42は、例えば、カッタ基体3の底部に設けられた開口部(図示せず)を介して押下可能とされている。第2スイッチ42は、ONになると、ON信号を制御部34に出力する。
制御部34は、磁気センサ32から磁石30を検出していることを示す検出信号が出力された状態で、第1スイッチ40からON信号が出力され、さらに磁気センサ32から磁石30を検出していないことを示す検出信号が出力された場合に、カウント値(移動回数の和(カウント数))及び積算値(積算数)にカウント数を1加算する。すなわち、制御部34は、スライダ7がカット開始位置(所定位置)に到達し、ファイバホルダ15がホルダガイド部13にセットされた後に、スライダ7が初期位置に戻った場合(スライダ7がカット開始位置から移動した場合)に、カウント値及び積算値にカウント数を1加算する。制御部34は、カウント値及び積算値を記憶する。
制御部34は、表示部36にカウント値又は積算値を表示させる。カウント値は、第1期間にカウントされる値である。詳細には、カウント値は、初期状態からカウントされる値、又は、第1リセット動作(後述)が実施された後にカウントされる値である。積算値は、第2期間にカウントされる値である。詳細には、積算値は、初期状態からカウントされる値、又は、第2リセット動作(後述)が実施された後にカウントされる値であり、カウント値が積算された値(カウント値を含む値)である。制御部34は、第2スイッチ42から更にON信号を受け取ると、カウント値を表示部36に表示させる。制御部34は、カウント値を表示部36に表示させた後に第2スイッチ42からON信号を受け取ると、積算値を表示部36に表示させる。すなわち、制御部34は、第2スイッチ42が押下される度に、カウント値と積算値とを交互に表示部36に表示させる。
制御部34は、第1リセット動作が実施されると、カウント値をリセットする。具体的には、制御部34は、第2スイッチ42からON信号が連続して所定時間以上出力されると(第2スイッチ42が長押しされると)、記憶しているカウント値をリセットする。制御部34は、第2リセット動作が実施されると、積算値をリセットする。具体的には、制御部34は、第2スイッチ42からON信号が出力されている状態で、磁気センサ32から検出信号が出力され、且つ、当該検出信号が出力されてから例えば5秒以内に第1スイッチ40からON信号が出力されると、記憶している積算値をリセットする。
表示部36は、制御部34により算出されたスライダ7のカット開始位置への移動回数を表示する。表示部36は、図1に示されるように、カッタ基体3の前方に配置されている。表示部36は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)である。表示部36は、制御部34から出力される表示信号に基づいてカウント値又は積算値を表示する。表示部36は、例えば、スライダ7がカット開始位置に到達したとき、或いは、ホルダガイド部13にファイバホルダ15がセットされたときに、カウント値又は積算値を表示する。表示部36は、カウント値又は積算値を表示させて所定時間が経過すると、表示を終了する。
電源38は、制御部34及び表示部36に電力を供給する。電源38は、例えば、電池である。電源38は、制御部34を介して、磁気センサ32、第1スイッチ40及び第2スイッチ42に電力を供給する。
続いて、カウント機構11の動作について説明する。カウント機構11では、図6(a)に示されるように、スライダ7の押し込み部19が押し込まれてスライダ7がカット開始位置に到達すると、磁気センサ32が、スライダ7に設けられた磁石30を検出する。磁気センサ32は、磁石30を検出すると、磁石30を検出していることを示す検出信号を制御部34に出力する。表示部36は、磁気センサ32から当該検出信号が出力されると、例えば、カウント値を表示する。
また、ホルダガイド部13にファイバホルダ15がセットされると、爪部材17に連結部材44を介して接続されている第1スイッチ40がONとなる。第1スイッチ40は、ONとなると、ON信号を制御部34に出力する。カッタ基体3に対してカッタ蓋体5が閉じられ、カッタ基体3に対するスライダ7の係止状態が解除されると、図6(b)に示されるように、スライダ7が初期位置に戻る。このとき、磁気センサ32は、磁石30を検出していないことを示す検出信号を制御部34に出力する。
制御部34は、磁気センサ32から磁石30を検出していることを示す検出信号が出力された状態で、第1スイッチ40からON信号が出力され、さらに磁気センサ32から磁石30を検出していないことを示す検出信号が出力された場合に、カウント値及び積算値にカウント数を1加算する。表示部36は、カウント値を表示してから所定時間が経過すると、カウント値の表示を終了させる。
続いて、光ファイバカッタ1を用いた光ファイバ2の切断方法について説明する。図7(a)に示されるように、光ファイバカッタ1を用いて、光ファイバ2の切断作業を行うときは、まずカッタ基体3に対してカッタ蓋体5が開いた状態で、スライダ7の押し込み部19を押し込む。そうすると、図7(b)に示されるように、スライダ7がばね21の付勢力に抗して開放部3Cの反対側(他側面3D側)に移動してカット開始位置に達する。このとき、カッタ基体3に設けられた係止構造(図示せず)によって、スライダ7はカット開始位置に保持された状態となる。
また、アームが回転体25と当接することで、回転体25が所定量だけ回転し、これに伴って刃部材23が所定量だけ回転する。このため、スライダ7がカット開始位置に達する度に、刃部材23における光ファイバ2と接触する部分が所定量だけずれることになる。
その状態で、図1に示されるように、光ファイバ2を保持したファイバホルダ15をカッタ基体3のホルダガイド部13にセットする。これにより、図7(c)に示されるように、光ファイバ2がスライダ7に対して位置決めされた状態となる。
次いで、カッタ基体3に対してカッタ蓋体5を閉じる。すると、カッタ基体3に設けられた係止解除部4がカッタ蓋体5により押圧されることによって、カッタ基体3に対するスライダ7の係止状態が解除される。これにより、図7(d)に示されるように、スライダ7がばね21の付勢力により開放部3C側に移動して初期位置(カット完了位置)に戻るようになる。
このとき、刃部材23が開放部3C側に移動することで、刃部材23が光ファイバ2のガラスファイバ2Aに接触し、刃部材23によりガラスファイバ2Aに傷が付けられて、ガラスファイバ2Aがカットされることとなる。
以上説明したように、本実施形態に係る光ファイバカッタ1では、磁石30を磁気センサ32により検出し、当該検出結果に基づいて、制御部34がスライダ7のカッタ開始位置への移動回数を算出して記憶する。このように、制御部34によりスライダ7のカッタ開始位置への移動回数を算出するため、カウント値のリセットを容易に行うことができると共に、カウント値の積算値を記憶することができる。したがって、光ファイバカッタ1は、簡易な構成で性能の向上を図れる。
本実施形態に係る光ファイバカッタ1では、カッタ基体3は、光ファイバ2が保持されたファイバホルダ15の位置を規定するホルダガイド部13を有する。カウント機構11は、ホルダガイド部13にファイバホルダ15が配置されたことを検知する第1スイッチ40を備える。制御部34は、第1スイッチ40によりファイバホルダ15が検出された場合に、スライダ7のカッタ開始位置への移動回数を算出する。この構成では、ファイバホルダ15がホルダガイド部13にセットされたときのみ、制御部34が移動回数を算出する。これにより、ファイバホルダ15がホルダガイド部13にセットされていない状態では、スライダ7を移動させても、制御部34によりスライダ7のカッタ開始位置への移動回数が算出されることは無い。これにより、実際に光ファイバ2のカットが実施されるときにのみ、スライダ7のカッタ開始位置への移動回数を算出できる。
本実施形態に係る光ファイバカッタ1では、ホルダガイド部13にファイバホルダ15が配置されたときにファイバホルダ15に移動される爪部材17と、爪部材17の移動に連動して通電(ON)又は遮断(OFF)される第1スイッチ40とにより、ホルダ検知部が構成されている。制御部34は、爪部材17がファイバホルダ15に移動されて第1スイッチ40がONとなったときに、ホルダガイド部13にファイバホルダ15が配置されたことを検知する。この構成では、ホルダガイド部13におけるファイバホルダ15の有無を精度良く検知できる。
本実施形態に係る光ファイバカッタ1では、磁石30がスライダ7に設けられており、磁気センサ32がカッタ基体3に設けられている。この構成では、配線等が必要となる磁気センサ32をカッタ基体3に設けるため、移動体であるスライダ7にセンサを設ける場合に比べて、構成の簡易化を図ることができる。また、被検出体を磁石30として、磁気センサ32により磁石30を検出する構成とすることにより、スライダ7のカッタ開始位置への到達を精度良く検出することができる。
本実施形態に係る光ファイバカッタ1では、制御部34は、第1期間における刃部材23の回転回数であるカウント値を記憶すると共に、第2期間における刃部材23の回転回数であり且つカウント値を含む積算値を記憶する。表示部36は、カウント値及び積算値の少なくとも一方を表示する。これにより、カウント値及び積算値を表示部36に表示させることができる。
本実施形態に係る光ファイバカッタ1では、刃部材23は、スライダ7に回転可能に設けられ、スライダ7がカット開始位置に到達したときに一方向に所定角度回転する。これにより、スライダ7のカット開始位置への移動に伴う刃部材23の回転回数を算出することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
上記実施形態に加えて、磁気センサ32は、磁石30と対向する部分以外を磁気的に遮蔽する遮蔽部材を有していてもよい。遮蔽部材は、例えば、鉄、コバルト、ニッケル等の磁性を有する金属、これら金属を含む合金、又は、これらを含む部材等からなるシールド材である。この場合、磁石30と対向する部分以外全てを遮蔽することが最も好ましい形態であるが、対向する部分以外の少なくとも一部を遮蔽していればよい。これにより、磁気センサ32が磁石30以外の磁場の影響を受け難くなる。したがって、磁気センサ32において磁石30を精度良く検出できる。その結果、スライダ7の所定位置への移動回数を正確に算出することができる。
上記実施形態では、被検出体が磁石30であり、センサが磁気センサ32である形態を一例に説明した。しかし、被検出体及びセンサはこれに限定されず、非接触で検出する形態のものであればよい。例えば、被検出体にミラーがあり、センサが投受光センサであってもよい。
上記実施形態では、磁石30がスライダ7に設けられ、磁気センサ32がカッタ基体3に設けられている形態を一例に説明した。しかし、磁石30がカッタ基体3に設けられ、磁気センサ32がスライダ7に設けられていてもよい。
上記実施形態では、制御部34が、表示部36にカウント値又は積算値のいずれか一方を表示させる形態を一例に説明した。しかし、表示部の形態によっては、表示部にカウント値及び積算値の両方を表示させてもよい。
上記実施形態では、磁気センサ32から磁石30を検出していることを示す検出信号が出力された状態で、第1スイッチ40からON信号が出力され、さらに磁気センサ32から磁石30を検出していないことを示す検出信号が出力された場合に、カウント値及び積算値にカウント数を1加算する形態を一例に説明した。しかし、制御部34は、磁気センサ32から磁石30を検出していることを示す検出信号が出力された後に、磁気センサ32から磁石30を検出していないことを示す検出信号が出力された場合に、カウント数をカウント値及び積算値に1加算してもよい。つまり、第1スイッチ40は備えていなくてもよい。
上記実施形態では、ホルダガイド部13にファイバホルダ15が配置されたときに、第1スイッチ40が、爪部材17の移動に連動して通電される(ONとなる)形態を一例に説明した。しかし、第1スイッチ40は、爪部材17の移動に連動して遮断される(OFF)となる形態であってもよい。この場合、制御部34は、第1スイッチ40からON信号が出力されない状態で、磁気センサ32から検出信号が出力された場合に、カウント値及び積算値にカウント数を1加算する。
上記実施形態では、電源38が電池である形態を一例に説明した。しかし、電源38は、各部に電力を供給できるものであればよい。例えば、電源38は、外部から電力の供給を受けて、各部に電力を供給する装置であってもよい。
上記実施形態では、円盤状の刃部材23がスライダ7に回転可能に設けられている形態を一例に説明した。しかし、刃部材の形状は円盤状のものに限定されず、また、刃部材が回転しない形態であってもよい。
1…光ファイバカッタ、2…光ファイバ、3…カッタ基体、7…スライダ、13…ホルダガイド部、15…ファイバホルダ、17…爪部材(ホルダ検知部、移動部)、23…刃部材、30…磁石(被検出体、磁性体)、32…磁気センサ(センサ)、34…制御部、36…表示部、40…第1スイッチ(ホルダ検知部、電気接点)。

Claims (8)

  1. 光ファイバを切断する光ファイバカッタであって、
    カッタ基体と、
    前記カッタ基体に移動可能に設けられたスライダと、
    前記スライダに設けられた刃部材と、
    前記カッタ基体及び前記スライダのいずれか一方に設けられた被検出体と、
    前記カッタ基体及び前記スライダのいずれか他方に設けられ、前記被検出体を検出するセンサと、
    前記センサの検出結果に基づいて、前記スライダの所定位置への移動回数を算出して記憶する制御部と、
    前記制御部により算出された前記移動回数を表示する表示部と、を備える、光ファイバカッタ。
  2. 前記カッタ基体は、前記光ファイバが保持されたファイバホルダの位置を規定するホルダガイド部を有し、
    前記ホルダガイド部に前記ファイバホルダが配置されたことを検知するホルダ検知部を備え、
    前記制御部は、前記ホルダ検知部により前記ファイバホルダが検出された場合に、前記スライダの前記所定位置への移動回数を算出する、請求項1に記載の光ファイバカッタ。
  3. 前記ホルダ検知部は、
    前記ホルダガイド部に前記ファイバホルダが配置されたときに前記ファイバホルダに移動される移動部と、
    前記移動部の移動に連動して通電又は遮断される電気接点と、を有し、
    前記電気接点が通電又は遮断されたときに、前記ホルダガイド部に前記ファイバホルダが配置されたことを検知する、請求項2に記載の光ファイバカッタ。
  4. 前記被検出体は前記スライダに設けられており、
    前記センサは前記カッタ基体に設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光ファイバカッタ。
  5. 前記制御部は、第1期間における前記スライダの前記所定位置への移動回数であるカウント値を記憶すると共に、第2期間における前記スライダの前記所定位置への移動回数であり且つ前記カウント値を含む積算値を記憶し、
    前記表示部は、前記カウント値及び前記積算値の少なくとも一方を表示する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光ファイバカッタ。
  6. 前記被検出体は磁性体であり、
    前記センサは磁気センサである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光ファイバカッタ。
  7. 前記センサは、前記被検出体と対向する部分以外を磁気的に遮蔽する遮蔽部材を有する、請求項6に記載の光ファイバカッタ。
  8. 前記刃部材は、前記スライダに回転可能に設けられ、前記スライダが前記所定位置に到達したときに一方向に所定角度回転する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の光ファイバカッタ。
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