JP2017156267A - パフォーマンスモニタリング装置、パフォーマンスモニタリング方法、及びパフォーマンスモニタリングプログラム - Google Patents

パフォーマンスモニタリング装置、パフォーマンスモニタリング方法、及びパフォーマンスモニタリングプログラム Download PDF

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【課題】ユーザー(パフォーマンスモニタリングの対象ユーザー)にとって使い勝手の良いパフォーマンスモニタリング装置、パフォーマンスモニタリング方法、及びパフォーマンスモニタリングプログラムを提供する。【解決手段】本発明のパフォーマンスモニタリング装置は、ユーザーの移動時間及び移動距離に関する計測を行う計測部と、前記計測部の出力に基づいて、前記ユーザーが移動するルートの一部である第1の区間における第1のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、前記計測部の出力に基づいて、前記ルートの一部であって、前記第1の区間と開始点が共通し、かつ前記第1の区間とは異なる第2の区間における第2のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、を実行するプロセッサーと、を含むウェアラブルなパフォーマンスモニタリング装置。【選択図】図6

Description

本発明は、パフォーマンスモニタリング装置、パフォーマンスモニタリング方法、及びパフォーマンスモニタリングプログラムに関する。
特許文献1には、区間距離条件を前もって設定しておき、計測したラップタイムと設定された距離条件とを元に、次のラップタイム及び走行積算距離を推定することによって、1台で複数の区間距離条件の要求に対応することが可能なストップウォッチが開示されている。
特開平7−260957号公報
しかし、このストップウォッチのユーザーは、ランナーの走行距離が所定の距離に達したタイミングでスイッチを操作する必要があるので、ストップウォッチの操作をランナー自身が行おうとした場合には、スイッチ操作に気をとられてランニングに集中できないという問題があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様は、ユーザー(パフォーマンスモニタリングの対象となるユーザー)にとって使い勝手の良いパフォーマンスモニタリング装置、パフォーマンスモニタリング方法、及びパフォーマンスモニタリングプログラムを提供する。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置は、ユーザーの移動時間及び移動距離に関する計測を行う計測部と、前記計測部の出力に基づいて、前記ユーザーが移動するルートの一部である第1の区間における第1のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、前記計測部の出力に基づいて、前記ルートの一部であって、前記第1の区間と開始点が共通し、かつ前記第1の区間とは異なる第2の区間における第2のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、を実行するプロセッサーと、を含むウェアラブルなパフォーマンスモニタリング装置である。
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置において、計測部は、ユーザーの移動時間及び移動距離に関する計測を行い、プロセッサーは、開始点が共通する第1の区間のラップ情報と第2の区間のラップ情報とを、ユーザーの移動中に出力する。よって、ユーザーは、例えばプロセッサーからの出力が移動中に通知された場合には、互いに重複した、長さが異なる2通りの区間における自分のパフォーマンスを、移動中に把握することができる。また、プロセッサーは計測部の出力に基づいて、2通りの区間のラップ情報を出
力する。このため、本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置によれば、移動中のユーザーが装置の操作などをせずとも2通りの区間のラップ情報を得ることができるので、ユーザーにとって使い勝手が良い。
[適用例2]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置において、前記第1の区間は、距離の区間であり、前記第2の区間は、距離の区間であり、前記第1のラップ情報には、前記ユーザーの移動時間の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれ、前記第2のラップ情報には、前記ユーザーの移動時間の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれてもよい。
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置によれば、2通りの距離の区間についてのラップ情報を移動中に出力することができる。
[適用例3]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置において、前記第1の区間は、時間の区間であり、前記第2の区間は、時間の区間であり、前記第1のラップ情報には、前記ユーザーの移動距離の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれ、前記第2のラップ情報には、前記ユーザーの移動距離の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれてもよい。
従って、本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置によれば、2通りの時間の区間についてのラップ情報を移動中に出力することができる。
[適用例4]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置において、前記第1の区間は、時間の区間であり、前記第2の区間は、距離の区間であり、前記第1のラップ情報には、前記ユーザーの移動距離の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれ、前記第2のラップ情報には、前記ユーザーの移動時間の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれてもよい。
従って、本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置によれば、距離の区間と時間の区間との各々についてのラップ情報を移動中に出力することができる。
[適用例5]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置において、前記プロセッサーは、前記計測部の出力に基づいて、前記ルートの開始点から現在点に至る経過情報を更に出力してもよい。
従って、本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置によれば、2通りの区間についてのラップ情報に加えて経過情報を移動中に出力することができる。
[適用例6]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置において、前記経過情報には、前記ユーザーの累積移動時間の情報、累積移動距離の情報、及び平均移動速度の情報のうち少なくとも一つが含まれてもよい。
従って、本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置によれば、前記ユーザーの累積移動時間の情報、累積移動距離の情報、及び平均移動速度の情報のうち少なくとも一つを移動中に出力することができる。
[適用例7]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置において、前記プロセッサーは、前記第1のラップ情報と前記第2のラップ情報とを区別して出力してもよい。
従って、例えば、出力された情報がユーザーに通知された場合には、出力されるラップ情報が第1の区間についてのラップ情報であるのか第2の区間についてのラップ情報であるのかをユーザーが容易に識別できる。
[適用例8]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置において、前記第1の区間は、第1の長さを有する複数の第1種のラップ区間のうち、前記ルートにおける1番目の区間であり、前記第2の区間は、前記第1の長さとは異なる第2の長さを有する複数の第2種のラップ区間のうち、前記ルートにおける1番目の区間であり、前記プロセッサーは、前記第1種のラップ区間の各々について前記第1のラップ情報の出力を行い、前記第2種のラップ区間の各々について前記第2のラップ情報の出力を行ってもよい。
従って、本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置によれば、連続する複数の第1種のラップ区間のラップ情報と、連続する複数の第2種のラップ区間のラップ情報とを、移動中に出力することができる。
[適用例9]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置において、前記プロセッサーは、前記コースを移動している期間内に所定の入力を受け付けた場合には、前記入力を受け付けた点の属する前記第1種のラップ区間の開始点から前記入力を受け付けた点までのラップ情報と、現在点の属する前記第2種のラップ区間の開始点から前記入力を受け付けた点までのラップ情報と、を出力してもよい。
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置は、所定の入力を受け付けた場合に、第1種のラップ区間の開始点から入力を受け付けた点までのラップ情報と、第2種のラップ区間の開始点から入力を受け付けた点までのラップ情報との2通りのラップ情報を出力できる。
[適用例10]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置において、前記プロセッサーは、前記入力を受け付けた点を開始点とする前記第1のラップ情報と、前記入力を受け付けた点を開始点とする前記第2のラップ情報と、を出力してもよい。
従って、本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置は、入力を受け付けた点をそれぞれ開始点とする、第1のラップ情報および第2のラップ情報を出力することができる
[適用例11]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置において、前記プロセッサーは、前記入力を受け付けた点から、前記入力を受け付けた点を含む前記第1種のラップ区間の終了点までのラップ情報と、前記入力を受け付けた点から、前記入力を受け付けた点を含む前記第2種のラップ区間の終了点までのラップ情報と、を出力してもよい。
従って、本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置は、入力を受け付けた点から第1種のラップ区間の終了点までのラップ情報と、入力を受け付けた点から第2種のラップ区間の終了点までのラップ情報とを、それぞれ出力することができる。

[適用例12]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング装置は、前記ユーザーが腕又は手首に装着可能なパフォーマンスモニタリング装置であってもよい。
従って、ユーザーは、パフォーマンスモニタリング装置を腕時計と同様の感覚で使用することができる。
[適用例13]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング方法は、ユーザーの移動時間及び移動距離に関する計測を行う計測部の出力に基づいて、前記ユーザーが移動するルートの一部である第1の区間における第1のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、前記計測部の出力に基づいて、前記ルートの一部であって、前記第1の区間と開始点が共通し、かつ前記第1の区間とは異なる第2の区間における第2のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、を含む。
本適用例に係るパフォーマンスモニタリング方法では、ユーザーの移動時間及び移動距離に関する計測を行う計測部の出力に基づいて、開始点が共通する第1の区間のラップ情報と第2の区間のラップ情報とを、ユーザーの移動中に出力する。よって、ユーザーは、例えばパフォーマンスモニタリング方法による出力が移動中に通知された場合には、互いに重複した、長さが異なる2通りの区間における自分のパフォーマンスを、移動中に把握することができる。また、パフォーマンスモニタリング方法では、計測部の出力に基づいて、2通りの区間のラップ情報を出力する。このため、本適用例に係るパフォーマンスモニタリング方法によれば、移動中のユーザーが装置の操作などをせずとも2通りの区間のラップ情報を得ることができる。
[適用例14]
本適用例に係るパフォーマンスモニタリングプログラムは、ユーザーの移動時間及び移動距離に関する計測を行う計測部の出力に基づいて、前記ユーザーが移動するルートの一部である第1の区間における第1のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、前記計測部の出力に基づいて、前記ルートの一部であって、前記第1の区間と開始点が共通し、かつ前記第1の区間とは異なる第2の区間における第2のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、をコンピューターに実行させる。
本適用例に係るパフォーマンスモニタリングプログラムは、ユーザーの移動時間及び移動距離に関する計測を行う計測部の出力に基づいて、開始点が共通する第1の区間のラップ情報と第2の区間のラップ情報とを、ユーザーの移動中に出力する。よって、ユーザーは、例えばパフォーマンスモニタリングプログラムからの出力が移動中に通知された場合には、互いに重複した、長さが異なる2通りの区間における自分のパフォーマンスを、移動中に把握することができる。また、パフォーマンスモニタリングプログラムでは、計測部の出力に基づいて、2通りの区間のラップ情報を出力する。このため、本適用例に係るパフォーマンスモニタリングプログラムによれば、移動中のユーザーが装置の操作などをせずとも2通りの区間のラップ情報を得ることができる。
第1実施形態における電子機器1の概要を説明するための図である。 電子機器を含むシステムの構成例を説明するための機能ブロック図である。 電子機器1との間におけるデータ転送に関する情報端末2の処理例を説明するためのフローチャートである。 サーバー4との間における情報通信に関する情報端末2の処理例を説明するためのフローチャートである。 オートラップ機能に関する設定画面の遷移例を示す図である。 オートラップ機能におけるラップ区切りの地点を説明する図である。 ラップ情報の表示画面の一例を説明する図である。 電子機器1によるパフォーマンス計測(オートラップ機能オン)の処理例のフローチャートである。 オートラップ機能におけるラップ区切りのタイミングの変形例を説明する図である。 変形例におけるフローチャートである。 情報端末2に表示されるユーザーパフォーマンスデータの一例である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.電子機器の実施形態
1−1.電子機器の概要
図1は、第1実施形態における電子機器の概要を説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態における電子機器1(パフォーマンスモニタリング装置の一例)は、ユーザーの身体の一部へ装着されるウェアラブルな携帯情報機器である。必要なときにユーザーが目視できるよう、電子機器1の装着先は、例えば、肘から手に至る部位(前腕)である。
図1に示す例では、電子機器1はリスト型(腕時計型)の携帯情報機器として構成され、ユーザーの手首へ装着するための装着具であるベルト1Bを有している。また、電子機器1の表示部170の外縁部には、例えばメカスイッチで構成された4つの操作ボタン150B、150A、150C、150Dが設けられている。
ここで、表示部170の中央を基準とした各方向を、表示部170を12時制針式時計の文字盤であると仮定した場合の時刻で表現するならば、図1において、表示部170における操作ボタン150Bの位置は、表示部170の10時の位置であり、操作ボタン150Aの位置は、表示部170の8時の位置であり、操作ボタン150Cの位置は、表示部170の2時の位置であり、操作ボタン150Dの位置は、表示部170の4時の位置である。なお、表示部170の形状は図1に示した円盤状に限定されることはなく、表示部170における操作ボタン150B〜150Dの位置および個数は図1に示したものに限定されることはない。
さて、図1では、電子機器1が時刻表示モードにあるときの様子を示している。時刻表示モードにおける表示部170には、例えば、現在の日時、曜日、午前午後の別などが数値イメージとして表示される。
操作ボタン150Aには、電子機器1のモード切り替えの指示をユーザーが電子機器1へ入力するための機能が割り付けられている。但し、電子機器1がメニュー表示モードにあるとき(メニュー画面が表示されている期間中)は、ユーザーが決定指示(設定指示)を電子機器1へ入力するための機能が操作ボタン150Aに割り付けられる。
操作ボタン150Bには、例えば、ライト点灯指示及び消灯指示をユーザーが電子機器1へ入力するための機能が割り付けられている。
操作ボタン150Cには、ユーザーがパフォーマンス計測(スプリットタイムの計測、オートラップ機能などを含む。)の計測開始指示及び計測終了指示を電子機器1へ入力するための機能が割り付けられている。また、電子機器1がメニュー表示モードにあるとき(メニュー画面が表示されている期間中)は、メニュー画面におけるカーソルの上方向への移動指示を電子機器1へ入力するための機能が操作ボタン150Cに割り付けられる。
操作ボタン150Dには、メニュー画面の呼び出し指示を電子機器1へ入力するための機能が割り付けられている。但し、パフォーマンス計測中には、ユーザーがラップの記録指示(手動によるラップ区切りの指示)を電子機器1へ入力するための機能が操作ボタン150Dに割り付けられる。電子機器1がメニュー表示モードにあるとき(メニュー画面が表示されている期間中)は、カーソルの下方向への移動指示を電子機器1へ入力するための機能が操作ボタン150Dに割り付けられる。
以上の電子機器1は、時計として動作する他、パフォーマンス計測装置として動作する。パフォーマンス計測装置としての電子機器1は、各種のセンシング機能を活用してユーザーパフォーマンスデータを取得(パフォーマンス計測)する。以下、以下、ユーザーがランナーであって、ランニングに有用なユーザーパフォーマンスデータが取得される場合を例に挙げる。
ユーザーパフォーマンスデータには、例えば、走行コースにおけるユーザーの運動に関する経過情報と、走行コースの区間ごとのユーザーの運動に関するラップ情報とが含まれる。
ここで、本明細書において、「ルート」は、ユーザーが移動するルートのことであって、計測開始時点から計測終了時点までの期間、又は計測開始地点から計測終了地点までの道のりのことを指す。ルートは、事前に予定または計画されたものであっても、ユーザーが移動中に任意に選択または変更するものであってもよい。なお、以下においては、ランニングを行うルート、の意味で「走行ルート」という表現を使用する場合がある。
「経過情報」は、走行コースの開始点(開始地点又は開始時点)から現在点(現在地点又は現在時点)に至る区間におけるユーザーパフォーマンスデータのことである。経過情報には、例えば、当該区間の累積走行距離(累積移動距離の一例。)、当該区間の累積走行時間(累積移動時間の一例。スプリットタイム。)、当該区間の平均走行速度(平均移動速度の一例。)、当該区間の平均心拍数などが含まれる。なお、計測を終了した場合には、開始点から計測終了点(計測終了時点又は計測終了地点)までのパフォーマンスデータを「経過情報」としてもよい。
「ラップ情報」は、走行コースを所定時間又は所定距離で区切ってできる区間(以下、ラップ区間という。)におけるユーザーパフォーマンスデータのことである。ラップ区間が距離の区間である場合、ラップ情報には、ラップ区間の走行時間(移動時間の一例である。以下、「ラップタイム」という。)、ラップ区間の平均走行速度(ラップペース)、ラップ区間の平均心拍数(ラップ心拍数)などが含まれる。また、ラップ区間が時間の区間である場合、ラップ情報には、ラップ区間の走行距離(移動距離の一例である。以下、「ラップ距離」という。)、ラップ区間の平均走行速度(移動速度の一例である。以下、「ラップペース」という。)、ラップ区間の平均心拍数(ラップ心拍数)などが含まれる。
なお、ラップ区間の長さは、走行ルートの全長(または全所要時間)よりも短い。また、走行ルートにおける最後のラップ区間は、予め設定した長さにならないことがある。その場合は、電子機器1は、終了指示があった時点(地点)までの区間のラップ情報を通知するか、最後の区間のラップ情報を通知しないこととしてもよい。
なお、ユーザーパフォーマンスデータの生成(計測)には、後述する脈センサー、加速度センサー、角速度センサー、GPSセンサー(GPS:Global Positioning System)、地磁気センサー、気圧センサーなどが用いられる。なお、ユーザーパフォーマンスデータの生成(計測)には、他のセンサーを組み合わせてもよいし、一部のセンサーを用いなくてもよい。また、「脈拍」は、心臓が全身に血液を送り出す拍動(心拍)の変化が身体の各部における動脈に伝わった脈動のことである。以下の説明で「脈拍」又は「脈」と記載する箇所は、技術的に置換可能な範囲において、適宜「心拍」と読み替えることが可能であるとする。
そして、電子機器1は、各種のユーザーパフォーマンスデータについてロギングを行う。ここで、「ロギング」とは、ユーザーパフォーマンスデータを記録することを指す。また、「パフォーマンスデータのロギング」とは、パフォーマンスデータの履歴を記録すること(つまりデータを時系列または個々のデータが特定可能な形で記録すること)を指す。
1−2.ユーザー動作の概要
事前準備では、ユーザーは、電子機器1の表示部170にメニュー画面を表示させ、身長、体重、年齢、性別、体脂肪率など、自分の身体に関するデータ(ユーザー身体データ)の入力を行う。また、ユーザーは、メニュー画面において、オートラップ機能に関する設定(ラップ区間についての第1設定及び第2設定)を行い、電子機器1を時刻表示モードに戻す。なお、ユーザーは、身体データと共に目標データを入力してもよい。
その後、ユーザーは、例えば、電子機器1を腕に装着した状態で、走行コースの開始点(ハーフマラソンやフルマラソンなどのスタート地点)に立ち、スタートのタイミング(ユーザーが走行を開始したタイミング、スタート合図のタイミング等)で電子機器1の操作ボタン150Cを押下し、パフォーマンス計測を電子機器1に開始させ、走行を開始する。その後、電子機器1は、基本的には、例えば、通常計測画面を継続して表示し、ラップ区間の区切りのタイミングが到来したタイミングで、最新のラップ区間のラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数など)を、音、振動、画像、光、色、又はそれらの組み合わせなどでユーザーに通知する。
その後、ユーザーは、走行コースの終了点(ハーフマラソンやフルマラソンなどのゴール地点)に到達すると、電子機器1の操作ボタン150Cを押下し、パフォーマンス計測を電子機器1に終了させる。これによって、電子機器1は時刻表示モードに戻る。
その後、ユーザーは、スマートフォン、タブレットPC(PC: personal computer)、デスクトップPC等の情報端末へ近距離無線通信などを介して電子機器1を接続することで、電子機器1に蓄積されたログデータ(ユーザーパフォーマンスデータ)、ユーザー身体データを、情報端末へ転送することができる。
また、ユーザーは、情報端末をインターネットなどのネットワークを介してサーバー4(後述)へ接続することで、ユーザーパフォーマンスデータ、ユーザー身体データをサーバー4へアップロードし、サーバー4へ保管させることもできる。
また、ユーザーは、所望のタイミングで情報端末をインターネットなどのネットワーク
を介してサーバー4へ接続することで、自分のユーザーパフォーマンスデータを情報端末にて確認することができる。また、ユーザーは、所望のタイミングで情報端末をインターネットなどのネットワークを介してサーバー4へ接続することで、サーバー4から各種の付随情報(アプリケーションソフトウエアプログラム、ユーザーの走行経路を示す地図データなど)の提供を受けることもできる。
なお、ユーザーは、予め、例えば情報端末をインターネットなどのネットワークを介してサーバー4へ接続し、電子機器1のID(識別情報)、ユーザーのID(識別情報)などの登録情報をサーバー4へ送信することにより、サーバー4に対するユーザー登録を完了させたものと仮定する。登録後、ユーザーは、ユーザーパフォーマンスデータを保管するサービスの提供及び前述した付随情報(アプリケーションソフトウエアプログラム、地図データなど)の提供をサーバー4から受けることが可能となる。
1−3.電子機器等の構成
図2は、電子機器を含むシステムの構成を説明するための機能ブロック図である。
本実施形態のシステムには、電子機器1と情報端末2とサーバー4とが含まれ、情報端末2とサーバー4とはインターネットなどのネットワーク3を介して接続される。また、電子機器1と情報端末2とは例えば近距離無線通信などを介して通信することが可能である。
図2に示すように、電子機器1は、GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112、加速度センサー113、角速度センサー114、脈センサー115、温度センサー116、処理部120、記憶部130、操作部150、計時部160、表示部170、音出力部180、通信部190などを含んで構成される。但し、電子機器1の構成は、これらの構成要素の一部を削除又は変更し、或いは他の構成要素(例えば、湿度センサー、紫外線センサーなど)を追加したものであってもよい。GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112、加速度センサー113、角速度センサー114、脈センサー115、温度センサー116、計時部160は、計測部の一例であり、処理部120は、プロセッサーの一例である。また、表示部170、音出力部180などは、ユーザーへ情報を通知する通知装置(出力装置)の一例である。
GPSセンサー110は、電子機器1の位置などを示す測位データ(緯度、経度、高度、速度ベクトルなどのデータ)を生成して処理部120へ出力するセンサーであって、例えばGPS受信機(GPS: Global Positioning System)等を含んで構成される。GPSセンサー110は、外部から到来する所定周波数帯域の電磁波を不図示のGPSアンテナで受信し、GPS衛星からのGPS信号を抽出すると共に、当該GPS信号に基づき電子機器1の位置などを示す測位データを生成する。
地磁気センサー111は、電子機器1から見た地球の磁場の方向を示す地磁気ベクトルを検出するセンサーであって、例えば、互いに直交する3つの軸方向の磁束密度を示す地磁気データを生成する。地磁気センサー111には、例えば、MR(Magnet resistive)素子、MI(Magnet impedance)素子、ホール素子などが用いられる。
気圧センサー112は、周辺の気圧(大気圧)を検出するセンサーであって、例えば、振動片の共振周波数の変化を利用する方式(振動方式)の感圧素子を有している。この感圧素子は、例えば、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電材料で形成された圧電振動子であり、例えば、音叉型振動子、双音叉型振動子、AT振動子(厚みすべり振動子)、SAW共振子などが適用される。なお、気圧センサー112の出力は、測位データを補正するために使用されてもよい。
加速度センサー113は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の加速度を検出し、検出した3軸加速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(加速度データ)を出力する慣性センサーである。なお、加速度センサー113の出力は、GPSセンサー110の測位データに含まれる位置の情報を補正するために使用されてもよい。
角速度センサー114は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の角速度を検出し、計測した3軸角速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(角速度データ)を出力する慣性センサーである。なお、角速度センサー114の出力は、GPSセンサー110の測位データに含まれる位置の情報を補正するために使用されてもよい。
脈センサー115は、ユーザーの脈拍を示す信号を生成して処理部120へ出力するセンサーであって、例えば、適当な波長を有した計測光を皮下の血管に向けて照射するLED光源(LED: Light Emitting Diode)などの光源と、当該計測光に応じて血管で発生した光の強度変化を検出する受光素子とを有している。なお、光の強度変化波形(脈波)を周波数解析など公知の手法により処理することで、脈拍数(1分間当たりの脈拍数)を計測することができる。なお、脈センサー115としては、光源及び受光素子からなる光電センサーに代えて、超音波により血管の収縮を検出して脈拍数を計測する超音波センサーを採用してもよく、電極から微弱電流を体内に流して脈拍数を計測するセンサー等を採用してもよい。
温度センサー116は、周辺の温度に応じた信号(例えば、温度に応じた電圧)を出力する感温素子である。なお、温度センサー116は、温度に応じたデジタル信号を出力するものであってもよい。
処理部120は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成される。処理部120は、記憶部130に格納されたプログラム(パフォーマンスモニタリングプログラムの一例)と、操作部150を介してユーザーが入力した各種のコマンドとに従い各種の処理(パフォーマンスモニタリング方法の一例)を行う。処理部120による処理には、GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112、加速度センサー113、角速度センサー114、脈センサー115、温度センサー116、計時部160などが生成するデータへのデータ処理、表示部170へ画像を表示させる表示処理、音出力部180に音を出力させる音出力処理などが含まれる。また、処理部120は、適宜、距離算出部121、タイム算出部122、ペース算出部123、心拍算出部124として機能する。なお、距離算出部121、タイム算出部122、ペース算出部123、心拍算出部124の詳細については後述する。また、例えば、処理部120は、後述するラップ情報を記憶部130へ出力する処理を実行する。また、例えば、処理部120は、ラップ情報をユーザーへ通知するための制御信号(ラップ情報を含む表示用データ)を表示部170へ出力する処理を実行する。また、例えば、処理部120は、ラップ情報をユーザーへ通知するための制御信号を音出力部180へ出力する処理を実行する。
記憶部130は、例えば1又は複数のICメモリー(IC: Integrated Circuit)などにより構成され、プログラムなどのデータが記憶されるROMと、処理部120の作業領域となるRAMとを有する。なお、RAMには不揮発性のRAMも含まれ、不揮発性のRAMには、ユーザーパフォーマンスデータ133、ユーザー身体データ134などの記憶領域が確保されている。
操作部150は、例えばボタン、キー、マイク、タッチパネル、音声認識機能(不図示のマイクロフォンを利用)、アクション検出機能(加速度センサー113などを利用)な
どで構成され、ユーザーからの指示を適当な信号に変換して処理部120へ送る処理を行う。前述した操作ボタン150B、150A、150C、150Dは、この操作部150の少なくとも一部である。
計時部160は、例えば、リアルタイムクロック(RTC:Real Time Clock)ICなどにより構成され、年、月、日、時、分、秒等の時刻データを生成して処理部120に送る。
表示部170は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、EPD(Electrophoretic Display)、タッチパネル型ディスプレイ等で構成され、処理部120からの指示に従って各種の画像を表示する。
音出力部180は、例えばスピーカー、ブザー、バイブレーターなどで構成され、処理部120からの指示に従って各種の音(又は振動)を発生させる。
通信部190は、電子機器1と情報端末2との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。通信部190は、例えば、Bluetooth(登録商標)(BTLE:Bluetooth Low Energyを含む)、Wi−Fi(登録商標)(Wi-Fi:Wireless Fidelity)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near field communication)、ANT+(登録商標)等の近距離無線通信規格に対応した送受信機を含んで構成される。
情報端末2は、インターネットなどのネットワーク3に接続可能なスマートフォン、タブレットPC(PC: personal computer)、デスクトップPCなどの情報端末であって、電子機器1の通信部190に対応した不図示の通信部を搭載している。また、情報端末2の記憶部(不図示)には、電子機器1を制御するためのプログラムなどがインストールされており、情報端末2は、少なくとも電子機器1に接続された際には、このプログラムに従って動作する。このプログラムは、例えば、インターネットなどのネットワーク3を介してサーバー4からダウンロードされたものである。
サーバー4は、インターネットなどのネットワーク3に接続されたサーバーである。サーバー4には、電子機器1のユーザーからアップロードされたデータなどをユーザーごとに管理する機能が搭載されている。また、サーバー4には、電子機器1のユーザーに向けてプログラムや地図データなどを提供する機能も搭載されている。
1−4.処理部の詳細
以下、処理部120における距離算出部121、タイム算出部122、ペース算出部123、心拍算出部124について順に説明する。なお、ユーザーパフォーマンスデータの生成に用いられるセンサーの組み合わせは一例であり、ユーザーパフォーマンスデータの算出には公知の何れかの組み合わせが採用可能である。
距離算出部121は、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力とに基づき、走行コースの開始時点から現在時点までの期間内におけるユーザーの累積走行距離を算出する。
また、距離算出部121は、ラップ区間として「時間のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力とに基づき、ラップ区間の開始時点から終了時点までの期間内におけるユーザーが移動距離を、当該ラップ区間のラップ距離として算出する。
なお、距離算出部121が算出した累積走行距離、ラップ距離は、記憶部130のユー
ザーパフォーマンスデータ133へ書き込まれる。
また、距離算出部121は、加速度センサー113の出力と、角速度センサー114の出力と、ユーザー身体データ134と、地磁気センサー111の出力と、気圧センサー112の出力との少なくとも1つを用いることで、距離の算出精度を向上させることもできる。
タイム算出部122は、例えば、計時部160の出力に基づき、走行コースの開始時点から現在時点までの経過時間を、ユーザーのスプリットタイムとして算出する。
また、タイム算出部122は、ラップ区間として「距離のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力とに基づき、ラップ区間の開始地点から終了地点までの経路におけるユーザーの移動時間を、当該ラップ区間のラップタイムとして算出する。
なお、距離算出部121が算出したスプリットタイム、ラップタイムは、記憶部130のユーザーパフォーマンスデータ133へ書き込まれる。
また、タイム算出部122は、加速度センサー113の出力と、角速度センサー114の出力と、ユーザー身体データ134と、地磁気センサー111の出力と、気圧センサー112の出力との少なくとも1つを用いることで、タイムの算出精度を向上させることもできる。
ペース算出部123は、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力とに基づき、走行コースの開始地点から現在地点までにおけるユーザーの平均走行速度を、ユーザーの平均ペースとして算出する。
また、ペース算出部123は、ラップ区間として「時間のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力とに基づき、ラップ区間の開始時点から終了時点までの期間内におけるユーザーの平均走行速度をラップペースとして算出する。
また、ペース算出部123は、ラップ区間として「距離のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、GPSセンサー110の出力とに基づき、ラップ区間の開始地点から終了地点までの経路におけるユーザーの平均走行速度をラップペースとして算出する。
心拍算出部124は、例えば、計時部160の出力と、脈センサー115の出力とに基づき、走行コースの開始時点から現在時点までのユーザーの単位時間当たりの平均心拍数を算出する。
また、心拍算出部124は、ラップ区間として「時間のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、脈センサー115の出力とに基づき、ラップ区間の開始時点から終了時点までの期間内におけるユーザーの平均心拍数をラップ心拍数として算出する。
また、心拍算出部124は、ラップ区間として「距離のラップ区間」が設定されている場合には、例えば、計時部160の出力と、脈センサー115の出力とに基づき、ラップ区間の開始地点から終了地点までの経路におけるユーザーの平均心拍数をラップ心拍数として算出する。
1−5.情報端末の処理
図3は、電子機器1との間におけるデータ転送に関する情報端末2の処理を説明するためのフローチャートである。以下、図3の各ステップを順に説明する。
ステップS120:情報端末2は、近距離無線通信を介して電子機器1と通信が可能であるか否かを判定し(S120)、接続されていると判定した場合(S120Y)は次の処理(S130)を開始し、そうでない場合(S120N)には待機する。
ステップS130:情報端末2は、電子機器1の通信部190及び処理部120を介して電子機器1の記憶部130にアクセスし、記憶部130に格納されているユーザーパフォーマンスデータ133、ユーザー身体データ134を読み込み、フローを終了する(S130)。なお、電子機器1から情報端末2へのデータの送信(データ転送)は、所定のフォーマットで行われる。
図4は、サーバー4との間における情報通信に関する情報端末2の処理を説明するためのフローチャートである。以下、図4の各ステップを順に説明する。
ステップS210:情報端末2は、ネットワーク3を介してサーバー4にユーザーIDを送信する(S210)。
ステップS230:情報端末2は、ネットワーク3を介してサーバー4からアクセスの許可通知を受信したか否かを判定し(S230)、受信したと判定した場合(ユーザー認証が完了した場合)には(S230Y)、次の処理(S250)を開始し、そうでない場合(S230N)には待機する。
ステップS250:情報端末2は、ユーザーパフォーマンスデータ、ユーザー身体データを、サーバー4へ送信し、フローを終了する(S250)。なお、情報端末2からサーバー4へのデータの送信(情報通信)は、所定のフォーマットで行われる。
1−6.電子機器の処理
1−6.デュアルオートラップ機能について
本実施形態の電子機器1のユーザーは、オートラップ機能のラップ区間を複数通りに設定することができる。言い換えると、複数種類のラップ区間を設定することができる。以下、オートラップ機能のラップ区間の設定数が「2」(2種類)であると仮定する。「3」以上とすることも可能である。
1−6−1.デュアルオートラップ機能の具体例(距離−距離)
例えば、ユーザーは、オートラップ機能のラップ区間の長さを「1km区間」と「5km区間」との2通りに設定することができる(設定方法は後述する。)。1km区間及び5km区間のうち一方は第1種のラップ区間の一例であり、他方は第2種のラップ区間の一例である。第1種のラップ区間の長さは第1の長さであり、第2種のラップ区間は、第1の長さとは異なる第2の長さを有する。また、走行ルートにおける最初の1km区間及び最初の5km区間の一方は、第1種のラップ区間の1番目の区間の一例であり、他方は、第2種のラップ区間の1番目の区間の一例である。
この場合、処理部120は、パフォーマンス計測中に、ラップ区間を1km区間としたオートラップ機能と、ラップ区間を5km区間としたオートラップ機能との双方を、並行して電子機器1に発現させる(デュアルオートラップ機能)。
ここで「オートラップ機能」とは、ユーザーの移動距離または移動時間が所定の長さに達する度に(つまり、ラップ区間の区切りにおいて)、最新区間のラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数などの少なくとも1つ)を自動的に計測または算出する機能のことである。「自動的」に、とは、例えば計測部の出力に基づいて、電子機器1が計測等を実行する状態を意味する。ユーザーが該当のタイミングにおいて特段の指示や入力を行わなくてもよい状態、と言い換えてもよい。計測または算出したラップ情報は、処理部120から出力されたり、ユーザーへ通知されたり、ユーザーパフォーマンスデータ133へ記録されたりしてもよい。
例えば、本具体例においては、「ラップ区間を1km区間としたオートラップ機能」は、ユーザーの走行距離が1kmに達する度に、最新1km区間のラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数などの少なくとも1つ)を計測または算出する。本具体例においては、計測または算出したラップ情報は、ユーザーへ通知され、かつ、ユーザーパフォーマンスデータ133へ記録される。なお、後述する図6(1)は「ラップ区間を1km区間としたオートラップ機能」による区切りのタイミングを矢印で示したものである。
また、例えば、本具体例においては、「ラップ区間を5km区間としたオートラップ機能」とは、ユーザーの走行距離が5kmに達する度に(つまり、ラップ区間の区切りにおいて)、最新5km区間のラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数など)をユーザーへ通知し、かつ、当該ラップ情報をユーザーパフォーマンスデータ133へ記録する機能のことである(後述する図6(2)は「ラップ区間を5km区間としたオートラップ機能」による区切りのタイミングを矢印で示したものである。)。
なお、処理部120は、ラップ区間の区切りにおけるラップ情報の通知を、例えば一定時間(例えば2秒間)に亘って行う。ユーザーへの通知は、例えば、表示部170及び音出力部180の少なくとも一方へ処理部120が制御信号(ラップ情報に対応する信号)を出力することにより行われる。このとき、表示部170は、制御信号に応じてラップ情報を表示し、また、音出力部180は、制御信号に応じてラップ情報を読み上げる。以下、ユーザーへの通知を行うために、ラップ情報に対応する信号を処理部120が各種のデバイスへ出力することを、適宜「通知」という。
また、処理部120は、ラップ情報の通知を表示によって行う場合は、ラップ区間の区切りが到来したことの通知を、例えば一定時間(例えば2秒間)に亘って行うことが望ましい。ユーザーへの通知は、音出力部180による音の出力、音出力部180による振動の発生、表示部170の輝度向上(バックライト点灯)などによって行われる。
また、処理部120は、一方のラップ区間(1km区間)の区切りにおける通知と、他方のラップ区間(5km区間)の区切りにおける通知とを区別する。すなわち、2種類のラップ情報のいずれであるかを、ユーザーが認識できる態様で通知する。
例えば、一方のラップ区間(1km区間)の区切りにおける通知では、振動又点灯の回数を1とし、他方のラップ区間(5km区間)の区切りにおける通知では、振動又は点灯の回数を2とする。
また、例えば、一方のラップ区間(1km区間)の区切りにおける通知では、振動又点灯の時間を所定時間とし、他方のラップ区間(5km区間)の区切りにおける通知では、振動又は点灯の時間を前記所定時間よりも長くしてもよい。
さらに、処理部120は、一方のラップ区間(1km区間)の区切りと、他方のラップ
区間(5km)の区切りとが重なった場合には(図6(1)の地点P(5)を参照)、一方のラップ区間(1km区間)についてのラップ情報と他方のラップ区間(5km区間)ラップ情報とを、区別して通知することが望ましい。例えば、処理部120は、一方のラップ区間(1km区間)についてのラップ情報と、他方のラップ区間(5km区間)についてのラップ情報とを、二段に分けて表示部170へ表示してもよい。
図7(a)〜図7(f)は、ラップ情報の表示画面の一例である。図7(a)は、1km地点で表示される表示画面の例であり、図7(b)は、2km地点で表示される表示画面の例であり、図7(c)は、5km地点で表示される表示画面の例であり、図7(d)は、6km地点で表示される表示画面の例であり、図7(e)は、10km地点で表示される表示画面の例であり、図7(f)は、11km地点で表示される表示画面の例である。
このうち、5km地点は、一方のラップ区間(1km区間)の区切りと他方のラップ区間(5km区間)の区切りとが重なる地点であるので、5km地点における表示画面(図7(c))では、一方のラップ区間(1km区間)のラップ情報と他方のラップ区間(5km区間)のラップ情報とが二段に分けて同時に表示されている。
同様に、10km地点も、一方のラップ区間(1km区間)の区切りと他方のラップ区間(5km区間)の区切りとが重なる地点であるので、10km地点における表示画面(図7(e))では、一方のラップ区間(1km区間)のラップ情報と、他方のラップ区間(5km区間)のラップ情報とが二段に分けて同時に表示されている。
なお、ここでは、一方のラップ区間(1km区間)についてのラップ情報と他方のラップ区間(5km区間)についてのラップ情報とを表示部170へ同時に表示したが、一方のラップ区間(1km区間)についてのラップ情報と他方のラップ区間(5km区間)についてのラップ情報とを、別のページとして表示部170へ表示してもよい。
例えば、処理部120は、一方のラップ区間のラップ情報を優先的に表示部170へ表示し、他方のラップ区間についてのラップ情報を、所定の操作が行われたときにのみ表示してもよい。例えば、所定のボタン操作がされたときにページ送りをして、他方のラップ区間についてのラップ情報を表示してもよい。
なお、ユーザーによる所定の操作は、ユーザーによる所定のジェスチャーでもよいし、表示部170へのタップ操作でもよいし、その他の操作であってもよい。なお、処理部120は、加速度センサー113、角速度センサー114、GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112のうち少なくとも1つの出力に基づきユーザーが所定のジェスチャーをしたか否かを検出することができる。
また、電子機器1は、一方のラップ区間についての通知機能と、他方のラップ区間についての通知機能とを、それぞれユーザーが任意にオフできるようにしてもよい。
また、電子機器1は、ラップ情報の表示部170への表示時間を一定期間のみに制限してもよいし、次のラップ区切りまでラップ情報の表示を継続してもよい(ラップ情報の常時表示)。
また、電子機器1は、ラップ情報の表示部170への表示を継続させるか否かをユーザーに設定させてもよい。因みに、ラップ情報の表示を継続させない場合には、ラップ情報の表示が終了すると、表示部170には、通常計測画面が表示される。通常計測画面には、例えば、計測開始から現在地点(現在時点)までの経過情報(累積走行距離、累積走行
時間)や、現在地点(現在時点)におけるパフォーマンスデータ(現在の走行ペース、現在の心拍数など)が表示される(図7では不図示)。
1−6−2.デュアルオートラップ機能の具体例(距離−時間)
例えば、ユーザーは、オートラップ機能のラップ区間を「1km区間」と「15分区間」との2通りに設定することができる。本具体例はラップ区間を決定するパラメータ(決定に用いるパフォーマンスデータ)が異なる、と言うことができる。
この場合、処理部120は、パフォーマンス計測中に、ラップ区間を1km区間としたオートラップ機能と、ラップ区間を15分区間としたオートラップ機能との双方を、並行して電子機器1に発現させる(デュアルオートラップ機能)。
ここで「ラップ区間を1km区間としたオートラップ機能」とは、ユーザーの走行距離が1kmに達する度に(つまり、ラップ区間の区切りにおいて)、最新1km区間のラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数など)をユーザーへ通知し、かつ、当該ラップ情報をユーザーパフォーマンスデータ133へ記録する機能のことである。
また、「ラップ区間を15分区間としたオートラップ機能」とは、ユーザーの走行時間が15分に達する度に(つまり、ラップ区間の区切りにおいて)、最新15分区間のラップ情報(ラップ距離、ラップペース、ラップ心拍数など)をユーザーへ通知し、かつ、当該ラップ情報をユーザーパフォーマンスデータ133へ記録する機能のことである。
なお、2通りのラップ区間のラップ情報の通知態様については、前述した通知態様の何れかを採用することができる。
1−6−3.デュアルオートラップ機能の具体例(時間−時間)
例えば、ユーザーは、オートラップ機能のラップ区間を「1分区間」と「15分区間」との2通りに設定することができる(設定方法は後述する。)。
この場合、処理部120は、パフォーマンス計測中に、ラップ区間を1分区間としたオートラップ機能と、ラップ区間を15分区間としたオートラップ機能との双方を、並行して電子機器1に発現させる(デュアルオートラップ機能)。
ここで「ラップ区間を1分区間としたオートラップ機能」とは、ユーザーの走行時間が1分に達する度に(つまり、ラップ区間の区切りにおいて)、最新1分区間のラップ情報(ラップ距離、ラップペース、ラップ心拍数など)をユーザーへ通知し、かつ、当該ラップ情報をユーザーパフォーマンスデータ133へ記録する機能のことである。
また、「ラップ区間を15分区間としたオートラップ機能」とは、ユーザーの走行時間が15分に達する度に(つまり、ラップ区間の区切りにおいて)、最新15分区間のラップ情報(ラップ距離、ラップペース、ラップ心拍数など)をユーザーへ通知し、かつ、当該ラップ情報をユーザーパフォーマンスデータ133へ記録する機能のことである。
なお、2通りのラップ区間のラップ情報の通知態様については、前述した通知態様の何れかを採用することができる。
1−7.デュアルオートラップ機能のユーザー設定について
以下、2通りのラップ区間の一方についてのユーザー設定を「第1設定」と称し、他方についてのユーザー設定を「第2設定」と称し、ユーザーが第1設定を行うための電子機器1のモードを「第1設定モード」と称し、ユーザーが第2設定を行うための電子機器1
のモードを「第2設定モード」と称す。なお、ここでは、第1設定及び第2設定をユーザーが行う場合を説明するが、第2設定を「オフ」することも可能である。その場合、電子機器1にシングルオートラップ機能を発現させることができる。
図5は、オートラップ機能に関する設定画面の遷移を示す図である。ここでは、オートラップ機能に関するユーザーの設定を、画面の遷移(図5(a)、図5(b)、図5(c)、図5(d)、図5(e)、図5(f)、図5(g)、図5(h))に基づき説明する。なお、ここでは、ユーザー側から見た表示画面の遷移について説明するが、表示画面の切り替えは、基本的に処理部120の制御下で表示部170が行うものとする。
図5(a)は、電子機器1が時刻表示モードにあるときに表示部170に表示される時刻表示画面である。時刻表示画面には、現在時刻(日時、曜日、午前午後の別などを含む)を示すイメージが配置される。なお、時刻表示画面には、現在時刻と共に現在の心拍数などのパフォーマンスデータが配置されてもよい。
ユーザーは、電子機器1が時刻表示モード(図5(a))にあるときに、例えば、操作ボタン150Dを1回押下することにより、電子機器1をメニュー表示モード(図5(b))に移行させることができる。
図5(b)は、電子機器1がメニュー表示モードにあるときに表示部170に表示されるメニュー画面である。メニュー画面には、設定対象となる各種の項目が表示される。表示される項目の1つに、「計測設定」の項目がある。
ユーザーは、電子機器1がメニュー表示モードにあるときに、必要に応じて操作ボタン150C、150Dを操作して画面内のカーソルを「計測設定」の項目に位置させてから、操作ボタン150Aを押下することにより、電子機器1を計測設定モード(図5(c))に移行させることができる。
図5(c)は、電子機器1が計測設定モードにあるときに表示部170に表示される計測設定画面である。計測設定画面には、設定対象の候補である各種の計測項目が表示される。表示される計測項目の1つに、「オートラップ」の計測項目がある。
ユーザーは、電子機器1が計測設定モードにあるときに、必要に応じて操作ボタン150C、150Dを操作して画面内のカーソルを「オートラップ」の計測項目に位置させてから、操作ボタン150Aを押下することにより、電子機器1をオートラップ設定モード(図5(d))に移行させることができる。
図5(d)は、電子機器1がオートラップ設定モードにあるときに表示部170に表示されるオートラップ設定画面である。オートラップ設定画面には、オートラップ機能をオンするための「オン」というテキストイメージと、オートラップ機能をオフするための「オフ」というテキストイメージとが表示される。
ユーザーは、電子機器1がオートラップ設定モードにあるときに、必要に応じて操作ボタン150C、150Dを操作して画面内のカーソルを「オン」というテキストイメージに位置させてから、操作ボタン150Aを押下する。これにより、オートラップ機能の発現指示を電子機器1へ入力すると共に、電子機器1を第1設定モード(図5(e))に移行させることができる。なお、ユーザーが画面内のカーソルを「オフ」というテキストイメージに位置させてから、操作ボタン150Aを押下した場合は、電子機器1を時刻表示モード(図5(a))に移行させることができる。
図5(e)は、電子機器1が第1設定モードにあるときに表示部170に表示される第1設定画面である。第1設定画面には、第1設定のラップ区間を距離の区間に設定するための「距離」というテキストイメージと、第1設定のラップ区間を時間の区間に設定するための「時間」というテキストイメージとが表示される。
ユーザーは、電子機器1が第1設定モードにあるときに、必要に応じて操作ボタン150C、150Dを操作して画面内のカーソルを「距離」というテキストイメージに位置させてから、操作ボタン150Aを押下する。これにより、第1設定のラップ区間を距離の区間に設定する指示を電子機器1へ入力すると共に、電子機器1を第1の区間長さ設定モード(図5(f))に移行させることができる。なお、ユーザーは、カーソルを「時間」というテキストイメージに位置させてから、操作ボタン150Aを押下することにより、第1設定のラップ区間を時間の区間に設定する指示を電子機器1へ入力すると共に、電子機器1を第1の区間長さ設定モードに移行させることができる。
図5(f)は、電子機器1が第1の区間長さ設定モードにあるときに表示部170に表示される第1の区間長さ設定画面である。第1の区間長さ設定画面には、第1設定で設定すべきラップ区間の長さの候補となる数値イメージが表示される。ここでは、第1設定のラップ区間が距離の区間に設定されたので、候補となる数値イメージには、距離の単位である「km」が付与されている。なお、時間の区間に設定された場合は、候補となる数値イメージには時間の単位が付与される。
ユーザーは、電子機器1が第1の区間長さ設定モードにあるときに、必要に応じて操作ボタン150C、150Dを操作して数値を上下させ、所望の数値を表示させてから、操作ボタン150Aを押下することにより、第1設定のラップ区間の長さを当該所望の数値に設定するよう電子機器1へ指定すると共に、電子機器1を第2設定モード(図5(g))へ移行させることができる。
図5(g)は、電子機器1が第2設定モードにあるときに表示部170に表示される第2設定画面である。第2設定画面には、第2設定のラップ区間を距離の区間に設定するための「距離」というテキストイメージと、第2設定のラップ区間を時間の区間に設定するための「時間」というテキストイメージとが表示される。
ユーザーは、電子機器1が第2設定モードにあるときに、必要に応じて操作ボタン150C、150Dを操作して画面内のカーソルを「距離」というテキストイメージに位置させてから、操作ボタン150Aを押下することにより、第2設定のラップ区間を距離の区間に設定する指示を電子機器1へ入力すると共に、電子機器1を第2の区間長さ設定モード(図5(h))に移行させることができる(なお、カーソルを「時間」というテキストイメージに位置させてから、操作ボタン150Aを押下することにより、第2設定のラップ区間を時間の区間に設定する指示を電子機器1へ入力すると共に、電子機器1を第2の区間長さ設定モードに移行させることができる)。
図5(h)は、電子機器1が第2の区間長さ設定モードにあるときに表示部170に表示される第2の区間長さ設定画面である。第2の区間長さ設定画面には、第2設定で設定すべきラップ区間の長さの候補となる数値イメージが表示される。ここでは、第2設定のラップ区間が距離の区間に設定されたので、候補となる数値イメージには、距離の単位である「km」が付与されている(時間の区間に設定された場合は、候補となる数値イメージには時間の単位が付与される)。
ユーザーは、電子機器1が第2の区間長さ設定モードにあるときに、必要に応じて操作ボタン150C、150Dを操作して数値を上下させ、所望の数値を表示させてから、操
作ボタン150Aを押下することにより、第2設定のラップ区間の長さを当該所望の数値に設定するよう電子機器1へ指定すると共に、電子機器1を時刻表示モード(図5(a))へ移行させることができる。
以下、図6(1),図6(2)に示すとおり、第1設定のラップ区間が1km区間に設定され、第2設定のラップ区間が5km区間に設定された場合(第1設定のラップ区間と第2設定のラップ区間との組み合わせが「距離−距離」の場合)を想定する。なお、第1設定のラップ区間と第2設定のラップ区間との組み合わせが「距離−時間」の場合、第1設定のラップ区間と第2設定のラップ区間との組み合わせが「時間−距離」の場合、第1設定のラップ区間と第2設定のラップ区間との組み合わせが「時間−時間」の場合は、ラップ区間の単位及び通知及び記録すべきラップ情報の単位が異なるだけであってフローの手順などは基本的に同じであるので説明を省略する。
1−8.手動によるラップ区切り(マニュアルラップ)
本実施形態のユーザーは、オートラップ機能をオンした場合であっても、パフォーマンス計測中の所望のタイミングで手動によるラップ区切り(マニュアルラップ)をすることが可能である。ユーザーは、パフォーマンス計測中の所望のタイミングで操作ボタン150Dを押下すること(所定の操作の一例、所定の入力の一例)により、手動によるラップ区切りの指示の入力を電子機器1へ入力することができる。以下、手動によるラップ区切りが行われた場合における電子機器1の動作を説明する。
図6(1)、図6(2)は、オートラップ機能におけるラップ区切りの地点を説明する図である。図6(1)の矢印は、第1設定によるラップ区切りの地点を示しており、図6(1)の横方向が距離を表している。図6(2)の矢印は、第2設定によるラップ区切りの地点を示しており、図6(2)の横方向が距離を表している。
図6(1’)、図6(2’)は、手動によるラップ区切りが行われた場合におけるオートラップ機能を説明する図である。図6(1’)の矢印は、第1設定によるラップ区切りの地点を示しており、図6(1’)の横方向が距離を表している。図6(2’)の矢印は、第2設定によるラップ区切りの地点を示しており、図6(2’)の横方向が距離を表している。そして、図6(1’)、図6(2’)における太い矢印は、手動によるラップ区切りの地点Pmを示している。
先ず、本実施形態の処理部120は、パフォーマンス計測中に手動によるラップ区切りが行われると、手動によるラップ区切りが行われた地点Pmの属する1km区間を、当該地点Pmを境として2つの小区間に分割する。
例えば、手動によるラップ区切りの地点(入力を受け付けた点の一例)が3.5km地点P(3.5)であったとすると、3km地点P(3)から4km地点P(4)までの1km区間は、3km地点P(3)から3.5km地点P(3.5)までの0.5km区間と、3.5km地点P(3.5)から4km地点P(4)(終了点の一例)までの0.5km区間とに分割される。
この場合、処理部120は、3.5km地点P(3.5)においては、3km地点P(3)から3.5km地点P(3.5)までの0.5km区間のラップ情報を通知及び記録し、4km地点P(4)においては、3.5km地点P(3.5)から4km地点P(4)までの0.5km区間のラップ情報を通知及び記録する。
また、本実施形態の処理部120は、パフォーマンス計測中に手動によるラップ区切りが行われると、手動によるラップ区切りが行われた地点Pmの属する5km区間を、当該
地点Pmを境として2つの小区間に分割する。
例えば、手動によるラップ区切りの地点(入力を受け付けた点の一例)が3.5km地点P(3.5)であったとすると、0km地点P(0)から5km地点P(5)までの5km区間は、0km地点P(0)から3.5km地点P(3.5)までの3.5km区間と、3.5km地点P(3.5)から5km地点P(5)(終了点の一例)までの1.5km区間とに分割される。
つまり、手動によるラップ区切りが行われた場合でも、手動によるラップ区切りが行われない場合と同じ地点(または時点、距離)においてオートラップのラップ区切りが行われる。手動によるラップ区切りが行われた場合でも、以降のラップ区切りの地点が一定(変更されない)ため、ユーザーにとってはラップ区切りの地点が予想しやすい。
この場合、処理部120は、3.5km地点P(3.5)においては、0km地点P(0)から3.5km地点P(3.5)までの3.5km区間のラップ情報を通知及び記録し、5km地点P(5)においては、3.5km地点P(3.5)から5km地点P(5)までの1.5km区間のラップ情報を通知及び記録する。
なお、手動によるラップ区切りが行われた場合の処理部120の動作は、上記したものに限定されることはない。手動によるラップ区切りが行われた場合における処理部120の他の動作の例は、後述する。
1−9.パフォーマンス計測のフロー
図8は、電子機器1によるパフォーマンス計測(オートラップ機能オン)の処理のフローチャートである。ここでは、ユーザーが上述した第1設定及び第2設定により「1km区間」及び「5km区間」を設定したものと仮定する。以下、図8における各処理を順に説明する。なお、なお、第1設定のラップ区間と第2設定のラップ区間との組み合わせが「距離−時間」、「時間−距離」、「時間−時間」のいずれの場合にも以下は適用可能である。時間を含む場合には、以下において「地点」との記載を適宜「時点」と読み替えることができる。
先ず、電子機器1の処理部120は、計測開始指示が入力されたか否かを判定し(S11)、入力されない場合(S11N)には待機する。
その後、計測開始指示が入力されると(S11Y)、処理部120は、1km区間の計測及び5km区間の計測を開始する(S13)。「1km区間の計測」は、1km区間の区切りにおいて通知又は記録すべきラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数など)を生成するための処理のことであり、「5km区間の計測」は、5km区間の区切りにおいて通知又は記録すべきラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数など)を生成するための処理のことである。
次に、処理部120は、手動によるラップ区切りの指示が入力されたか否かを判定し(S15)、入力されない場合(S15N)は、手動によるラップ区切りに関する処理(S17)をスキップする。
次に、処理部120は、現在地点が1km区間の区切りの地点に達したか否かを判定し(S19)、達した場合には(S19Y)、最新1km区間のラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数などのラップ情報をユーザーへ通知すると共に(S21)、記録する(S23)。通知、記録の処理は、前述したとおりである。
また、処理部120は、ステップS19〜S23の処理と前後して又は並行して、ステップS25〜S29の処理を実行する。
すなわち、処理部120は、現在地点が5km区間の区切りの地点に達したか否かを判定し(S25)、達した場合には(S25Y)、最新5km区間のラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数などのラップ情報をユーザーへ通知すると共に(S27)、記録する(S29)。通知、記録の処理は、前述したとおりである。
一方、処理部120は、手動によるラップ区切りの指示が入力された場合には(S15Y)、ラップ区切りの指示の入力を受け付けた点(すなわち、入力されたと判定したときの現在点)の属する区間(すなわち、現在の1km区間、現在の5km区間)を、当該地点で分割する(S17)。分割する方法の詳細については、前述したとおりである(図6(1’),図6(2’))。
また、分割により1km区間の長さが一時的に1kmより短くなるが、その場合であっても、処理部120は、区切りの地点に現在地点が達したタイミング(ステップS19Y)でラップ情報の通知、記録(S21、S23)の処理を実行する。
また、分割により5km区間の長さが一時的に5kmより短くなるが、その場合であっても、処理部120は、区切りの地点に現在地点が達したタイミング(ステップS19Y)でラップ情報の通知、記録(S21、S23)の処理を実行する。
また、処理部120は、計測終了指示が入力されたか否かを判定し(S35)、入力されない限り(S35N)、以上のステップS15〜S29を繰り返す。本例においては、計測を継続する場合、直前のラップ区間のラップ区切りの地点(ラップ区切りの点)は、そのラップ区間の終了点であり、かつ、次のラップ区間の開始点である。なお、同じ点のデータを連続するラップ区間で共有することは必須ではない。
そして、処理部120は、計測終了指示が入力された場合(S35Y)に、フローを終了する。
1−10.実施形態の作用効果
以上説明したとおり、本実施形態の電子機器1は、ユーザーの走行時間に関する計測を行う計時部160と、ユーザー走行距離に関する計測を行うGPSセンサー110と、処理部120とを含む。
ここで、処理部120は、計時部160及びGPSセンサー110の出力に基づいて、走行コースの一部である1km区間(図6のラップ区間P(0)〜P(1))におけるラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数など)を、ユーザーが走行コースを走行している期間内に(当該1km区間の終了地点P(1)において)出力することを実行する(S21)。
また、処理部120は、計時部160及びGPSセンサー110の出力に基づいて、走行コースの一部であって、1km区間と開始点(開始地点P(0))が共通する5km区間(図6のラップ区間P(0)〜P(5))におけるラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数など)を、ユーザーが走行コースを走行している期間内に(当該5km区間の終了地点P(5)において)出力することを実行する(S27)。
つまり、処理部120は、開始点が共通する1km区間及び5km区間のラップ情報をユーザーの走行中に出力する。よって、ユーザーは、互いに重複した異なる2通りの区間
における自分のパフォーマンスを、走行中に把握することができる。マラソンのように走行コースが長い場合、記録更新や完走を目標として最適なペース配分を見出す際には、相対的に短い区間のパフォーマンスだけでなく相対的に長い区間のパフォーマンスを考慮することが極めて重要となる。このため、本実施形態の電子機器1は、走行中のユーザーがペース管理を行う際の有効な補助となる。
なお、仮に、処理部120が1km区間のラップ情報の出力を最新の5km区間に亘って繰り返したならば、ユーザーが最新の5km区間のラップ情報を計算することは可能であるが、この計算をユーザーが走行中に行うことは極めて難しい。その点、本実施形態の電子機器1は、走行中のユーザーに計算を強いることがないので、ユーザーにとって使い勝手が良い。
2.変形例
2−1.手動によるラップ区切りの変形例
以下、手動によるラップ区切りが行われた場合における電子機器1の動作の変形例を説明する。
図9(1)、図9(2)は、オートラップ機能におけるラップ区切りの地点を説明する図である。図9(1)の矢印は、第1設定によるラップ区切りの地点を示しており、図9(1)の横方向が距離を表している。図9(2)の矢印は、第2設定によるラップ区切りの地点を示しており、図9(2)の横方向が距離を表している。
図9(1’)、図9(2’)は、手動によるラップ区切りが行われた場合におけるオートラップ機能を説明する図である。図9(1’)の矢印は、第1設定によるラップ区切りの地点を示しており、図9(1’)の横方向が距離を表している。図9(2’)の矢印は、第2設定によるラップ区切りの地点を示しており、図9(2’)の横方向が距離を表している。そして、図9(1’)、図9(2’)における太い矢印(Lam)は、手動によるラップ区切りの地点Pmを示している。
先ず、本実施形態の処理部120は、パフォーマンス計測中に手動によるラップ区切りが行われると、手動によるラップ区切りが行われた地点Pmの属する1km区間を、当該地点Pmで中断して後続の1km区間を開始する。
例えば、手動によるラップ区切りの地点(入力を受け付けた点の一例)が3.5km地点P(3.5)であったとすると、「3km地点P(3)から4km地点P(4)までの1km区間」は、「3km地点P(3)から3.5km地点P(3.5)までの0.5km区間」へと短縮される。
この場合、処理部120は、3.5km地点P(3.5)においては、「3km地点P(3)から3.5km地点P(3.5)までの0.5km区間のラップ情報」を通知及び記録し、後続の1km区間を開始する。つまり、後続の1km区間の終了地点P(4.5)では、入力を受け付けた点P(3.5)を開始点とするラップ情報が記録及び通知される。
また、本実施形態の処理部120は、パフォーマンス計測中に手動によるラップ区切りが行われると、手動によるラップ区切りが行われた地点Pmの属する5km区間を、当該地点Pmで中断して後続の5km区間を開始する。
例えば、手動によるラップ区切りの地点が3.5km地点P(3.5)であったとすると、「0km地点P(0)から5km地点P(5)までの5km区間」は、「0km地点
P(0)から3.5km地点P(3.5)までの3.5km区間」へと短縮される。
この場合、処理部120は、3.5km地点P(3.5)においては、「0km地点P(0)から3.5km地点P(3.5)までの3.5km区間のラップ情報」を通知及び記録し、後続の5km区間を開始する。つまり、後続の5km区間の終了地点P(8.5)では、入力を受け付けた点P(3.5)を開始点とするラップ情報が記録及び通知される。
つまり、手動によるラップ区切りが行われた場合でも、オートラップの区間の長さは一定(変更されない)である。手動によるラップ区切りが行われた場合でも、ユーザーは一定の長さのラップ区間についてのラップ情報を把握することができるので、他のラップ区間との比較がしやすい。
なお、その場合は、図8に代えて図10に示すフローが実行される。図10に示すフローは、パフォーマンス計測のフローの変形例として説明する。
2−2.パフォーマンス計測のフローの変形例
図10は、電子機器1によるパフォーマンス計測(オートラップ機能オン)の処理のフローチャートである。ここでは、ユーザーが上述した第1設定及び第2設定により「1km区間」及び「5km区間」を設定したものと仮定する。以下、図10における各処理を順に説明する。なお、先頭の1k区間の開始点(開始地点)と先頭の5km区間の開始点(開始地点)とは、共通している(0km地点)。
先ず、電子機器1の処理部120は、計測開始指示が入力されたか否かを判定し(S11)、入力されない場合(S11N)には待機する。
その後、計測開始指示が入力されると(S11Y)、処理部120は、1km区間の計測及び5km区間の計測を開始する(S13)。「1km区間の計測」は、1km区間の区切りにおいて通知又は記録すべきラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数など)を生成するための処理のことであり、「5km区間の計測」は、5km区間の区切りにおいて通知又は記録すべきラップ情報(ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数など)を生成するための処理のことである。
次に、処理部120は、手動によるラップ区切りの指示が入力されたか否かを判定し(S15)、入力されない場合(S15N)は、手動によるラップ区切りに関する処理(S17’)をスキップする。
次に、処理部120は、現在地点が1km区間の区切りの地点に達したか否かを判定し(S19)、達していた場合には(S19Y)、最新1km区間のラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数などのラップ情報をユーザーへ通知すると共に(S21)、記録する(S23)。通知、記録の処理は、前述したとおりである。
また、処理部120は、ステップS19〜S23の処理と前後して又は並行して、ステップS25〜S29の処理を実行する。
すなわち、処理部120は、現在地点が5km区間の区切りの地点に達したか否かを判定し(S25)、達していた場合には(S25Y)、最新5km区間のラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数などのラップ情報をユーザーへ通知すると共に(S27)、記録する(S29)。通知、記録の処理は、前述したとおりである。
一方、処理部120は、手動によるラップ区切りの指示が入力された場合には(S15Y)、ラップ区切りの指示が入力された地点(すなわち現在地点)の属する区間(すなわち、現在の1km区間、現在の5km区間)を、当該地点で中断する(S17’)。中断する方法の詳細については、前述したとおりである(図9(1’),図9(2’))。
また、中断により1km区間の長さが一時的に1kmより短くなるが、その場合であっても、処理部120は、当該区間の区切りの地点に現在地点が達したタイミング(ステップS19Y)でラップ情報の通知、記録(S21、S23)の処理を実行する。
また、中断により5km区間の長さが一時的に5kmより短くなるが、その場合であっても、処理部120は、当該区間の区切りの地点に現在地点が達したタイミング(ステップS19Y)でラップ情報の通知、記録(S21、S23)の処理を実行する。
また、計測終了指示が入力されたか否かを判定し(S35)、入力されない限り(S35N)、以上のステップS15〜S29を繰り返す。
そして、処理部120は、計測終了指示が入力された場合(S35Y)に、フローを終了する。
2−3.振り返り機能
本実施形態のシステムは、パフォーマンス計測の終了後(マラソン後)に、電子機器1の記憶部130に蓄積されたユーザーパフォーマンスデータ133を情報端末2の表示部へ表示させることで、ラップ情報をユーザーが確認できるようにしてもよい。なお、ユーザーパフォーマンスデータ133を情報端末2へ転送する方法の一例については、前述したとおりである(図3、図4などを参照。)。
図11は、情報端末2の表示部に表示されたユーザーパフォーマンスデータの一例である。図11に示すユーザーパフォーマンスデータは、オートラップ機能がオンされ、かつ、第1設定により1km区間が設定され、かつ、第2設定により5km区間が設定された場合のユーザーパフォーマンスデータの例である。図11に示すとおり、情報端末2の表示部には、累積距離、スプリットタイム、走行距離、1km区間のラップタイム、5km区間のラップタイム、1km区間のラップペース、5km区間のラップペース、1km区間のラップ心拍数、5km区間のラップ心拍数などの情報が、時系列順に表示される。つまり、本実施形態では、ラップタイム、ラップペース、ラップ心拍数の各ラップ情報が、1km区間と5km区間のそれぞれについて表示される。
なお、図11には示していないが、ユーザーパフォーマンスデータには、ネットタイムとグロスタイムとがそれぞれ含まれていてもよい。ネットタイムは、スタート地点を起点とするタイムであり、グロスタイムは、スタート時刻を起点とするタイムである。
また、図11には示していないが、情報端末2は、サーバー4からダウンロードした地図上にラップ区切りの行われた地点を表示してもよい。
また、図11に示した数値は、実測された数値と同じであるとは限らない。
2−4.ラップ区間のバリエーション
上記実施形態では、オートラップ機能のラップ区間の例として、「1km区間」、「5km区間」、「1分区間」を挙げたが、区間の長さはこれに限定されることはない。オートラップ機能のラップ区間の少なくとも1つは、「0.5km区間」であってもよいし、「10km区間」であってもよいし、「20分区間」であってもよい。
2−5.ラップ情報のバリエーション
本実施形態の電子機器1の処理部120は、通知及び記録すべきラップ情報に、ラップタイム、ラップ距離、ラップペース、ラップ心拍数を含めたが、他のラップ情報を含めてもよい。ラップ情報は、ユーザーパフォーマンスデータ(又はユーザー活動量データ)を区間ごとに計測したものである。ユーザーパフォーマンスデータ(又はユーザー活動量データ)の例は、後述するが、以下、ラップ情報として採用可能なデータをいくつか説明する。
例えば、処理部120は、通知及び記録すべきラップ情報の1つに、(g)最大酸素摂取量(VOmax)を加えてもよい。
ここで、最大酸素摂取量(VOmax)は、ラップ区間におけるユーザーの最大の酸素摂取量である。
酸素摂取量は、ユーザーの年齢や性別、体重等のパラメーター値を用いて、所定の演算式に従って演算(推定)することができる。なお、演算式それ自体は公知であるため、ここでは説明を省略する。
また、上記の実施形態の処理部120は、通知及び記録すべきラップ情報の1つに、(i)最大脈拍数の項目と、(j)最小脈拍数の項目の少なくとも一方を加えてもよい。
ここで、最大脈拍数“HRmax”は、ラップ区間におけるユーザーの最大の脈拍数であり、例えば「HRmax=220−ユーザーの年齢」によって算出することが可能である。
また、最小脈拍数“HRmin”は、ラップ区間におけるユーザーの最小の脈拍数であり、例えば安静時脈拍数を設定することが可能である。一般的な成人の安静時脈拍数は「60〜70」程度である。この範囲の中から、ユーザーの性別や年齢等に基づいて安静時脈拍数を決定し、最小脈拍数“HRmin”として設定することができる。
2−6.ユーザーパフォーマンスデータについて
また、上記の実施形態の処理部120は、以下のユーザーパフォーマンスデータの少なくとも1つを生成して記録してもよい。
ユーザーパフォーマンスデータの例:運動距離(移動距離、累積移動距離)、運動時間、所定の心拍ゾーンにおける運動時間、歩数、ラップ歩数、走行ペース、走行ピッチ、歩幅(ストライド)、スプリットタイム、ラップタイム、累積上昇高度、累積下降高度、標高(運動した場所の平均高度)、勾配、トレーニング回数(ランニング回数、最大、平均など)、目標達成度、姿勢(走行姿勢)、左右差、接地時間、真下着地率、推進効率、脚の流れ、着地ブレーキ量、着地衝撃、心拍数、消費カロリー、酸素摂取量、発汗量、水分摂取量、所定条件における予想運動距離(移動距離、予想累積距離)、所定の心拍ゾーンに到達するまでの時間、所定条件での予想ペース、所定条件での予想ピッチ、所定条件での予想歩幅(予想ストライド)、所定条件での予想タイム(ラップタイム、スプリットタイム)、所定条件での予想消費カロリー、自動生成された目標、紫外線量、VOmax、SpO(動脈血酸素飽和度、推定値)、種目別ユーザーパフォーマンスデータ、…など。
2−7.ユーザー活動量データについて
また、上記の実施形態の処理部120は、以下のユーザー活動量データの少なくとも1
つを生成して記録してもよい。
ユーザー活動量データの例:移動距離、運動時間、歩数、歩行ペース、歩行ピッチ、歩幅、早歩き歩数、ランニング歩数、上昇階数(「5階分」、「2階分」等)、上昇階段数(「100段」、「200段」等)、心拍数、睡眠時間、ストレス(興奮状態とリラックス状態とのバランス)、酸素摂取量、発汗量、水分摂取量(ユーザーによる手動入力)、消費カロリー、摂取カロリー(ユーザーによる手動入力)、カロリー収支、体重(体重計との通信による入力、又はユーザーによる手動入力)、ウエストサイズ(ユーザーによる手動入力)、緊張時間とリラックス時間とのバランス(心バランス)、心拍数、目標達成度、紫外線量、VOmax、SpO(動脈血酸素飽和度、推定値)、睡眠状態(深い、浅い、良い、悪い、などの割合又は点数)…など。
2−8.センサー種類について
上記の実施形態の電子機器1は、センサーとして、以下の各種のセンサーのうち少なくとも1つを用いることができる。すなわち、加速度センサー、GPS(GNSS)センサー、角速度センサー、速度センサー、心拍センサー(胸ベルトなど)、脈拍センサー(心臓以外の場所で測るセンサー)、歩数計、圧力センサー、高度センサー、温度センサー(気温センサー、体温センサー)、地磁気センサー、体重計(電子機器1の外部装置として用いる)、紫外線センサー、発汗量センサー、血圧センサー、血中酸素濃度(SpO)センサー、乳酸センサー、血糖値センサーなどである。
2−9.データ集計手法について
上記の実施形態の処理部120は、少なくとも1つのラップ情報として、ラップ区間内の平均値の他に、ラップ区間内の代表値(ベスト値、ワースト値)、ラップ区間内の累計、ラップ区間内の推移、ラップ区間内の割合、ラップ区間内のばらつき、ラップ区間内のばらつき(変動の大きさまたは小ささなど)、ラップ区間内の目標達成度、ラップ区間内データから算出した予想値、ラップ区間内のデータから算出した目標値、ラップ区間の評価結果(点数、レベル、良かった割合など)の少なくとも1つをユーザーへ通知又は記録することができる。
2−10.グラフ表示について
上記の実施形態の処理部120は、ラップ区間におけるデータを数値で表してもよいし、棒グラフや折れ線グラフなどの他種のグラフで表示してもよい。
また、上記の実施形態の処理部120は、少なくとも1つのデータを数値イメージで表したが、ユーザーが所定の操作ボタンを押下し続けること(又は繰り返し押下すること)で数値イメージが時系列に切り替わるようにしてもよい。或いは、上記の実施形態の処理部120は、複数の数値イメージを画面内に列記することで数値の推移が一覧できるようにしてもよい。
また、上記の実施形態の処理部120は、少なくとも1つのデータを当該項目の目標と共に表示してもよい(目標と結果)。また、その場合、処理部120は、或る項目のデータが目標に達した場合には、データを強調表示してもよい。データの強調表示は、データのコントラスト、明るさ、色、彩度の少なくとも1つを変化させたり、反転表示したり、点滅表示したり、マークを付与したり、データの表示サイズを拡大したりすることなどにより行われる。
また、上記の実施形態の処理部120は、少なくとも1つの項目に関する(i)目標と結果、(ii)結果と予想、(iii)最大最小と平均のうち、少なくとも1つの組み合わせを並べて表示してもよい。
2−11.通知態様について
また、電子機器1又は情報端末2は、ユーザーに対する情報の通知を、画像表示により行ってもよいし、音出力、振動、光、色(LEDの発光やディスプレイの表示色)などにより行ってもよいし、画像表示、音出力、振動、光、色のうち少なくとも2つの組み合わせにより行ってもよい。
2−12.ユーザー設定について
また、上記の実施形態では、第1設定及び第2設定の双方を電子機器1に対してユーザーが直接的に行ったが、第1設定及び第2設定の少なくとも一方を、ユーザーが情報端末2を介して間接的に行ってもよい。情報端末2は、電子機器1の設定に必要な情報(距離と時間の別、区間の長さ)をユーザーに入力させ、情報端末2は、電子機器1と通信可能な環境にあるときに、当該情報を電子機器1へ転送すればよい。
2−13.その他のカスタマイズについて
また、上記の実施形態の処理部120によるユーザーへの通知内容(通知期間、通知項目、通知態様、集計手法、通知順序などを含む)の少なくとも一部は、ユーザーが予め設定することが可能(カスタマイズ可能)であってもよい。
2−14.機器の形態について
また、電子機器1及び情報端末2の少なくとも一方は、リスト型電子機器、イヤホン型電子機器、指輪型電子機器、ペンダント型電子機器、スポーツ器具に装着して使用する電子機器、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mount Display)、ヘッドアップディスプレイ(HUD:Head Up Display)など、様々なタイプの携帯情報機器として構成することができる。
2−15.オプション機能について
また、電子機器1及び情報端末2の少なくとも一方には、他の機能が搭載されてもよい。他の機能とは、例えば公知のスマートフォン機能である。スマートフォン機能には、例えば、通話機能、メール着信通知機能、電話着信通知機能、通信機能、カメラ機能、などが含まれる。
2−16.システム用途について
また、本実施形態のシステムは、ルートの区間におけるペースや速度、距離等の情報を参照する活動に適用が可能である。例えば、マラソン、ランニング、ウォーキングのほか、登山、トレッキング、競歩、スキー(クロスカントリー)、スノーボード、スノーシューハイキング、自転車、スイミング、トライアスロン、スケート、バイク、トレイルランニング、犬ぞり、などの各種スポーツが挙げられる。またスポーツ以外であっても、各種フィットネス等を含むアクティビティ、例えばダイエット、リハビリテーションなどにも適用が可能である。なお、ラップ機能以外の機能については、適宜組み合わせて上記以外の種目等にも適用可能である。また、本実施形態のシステムは、各用途に応じて異なる項目をロギングしてもよいし、ユーザーに用途を選択させてもよい。
2−16.システム形態について
上記の実施形態では、サーバー4の機能の一部が情報端末2又は電子機器1に搭載されてもよいし、情報端末2又は電子機器1の機能の一部がサーバー4に搭載されてもよい。また、上記の実施形態では、電子機器1の機能の一部又は全部が情報端末2に搭載されてもよいし、サーバー4及び情報端末2の機能の一部又は全部が電子機器1に搭載されてもよいし、サーバー4及び電子機器1の機能の一部又は全部が情報端末2に搭載されてもよい。
2−17.測位システムについて
また、上記の実施形態では、全地球衛星測位システムとしてGPS(Global Positioning System)を利用したが、他の全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation
Satellite System)を利用してもよい。例えば、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou Navigation Satellite System)、等の衛星測位システムのうち1又は2以上を利用してもよい。また、衛星測位システムの少なくとも1つにWAAS(Wide Area Augmentation System)、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)等の静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS:Satellite-based Augmentation System)を利用してもよい。
3.その他
本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
また、上述した各実施形態及び各変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態及び各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
また、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…電子機器、110…GPSセンサー、120…処理部、130…記憶部、111…地磁気センサー、112…気圧センサー、113…加速度センサー、114…角速度センサー、115…脈センサー、116…温度センサー、150…操作部、160…計時部、170…表示部、180…音出力部、190…通信部、2…情報端末、3…ネットワーク、4…サーバー

Claims (14)

  1. ユーザーの移動時間及び移動距離に関する計測を行う計測部と、
    前記計測部の出力に基づいて、前記ユーザーが移動するルートの一部である第1の区間における第1のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、
    前記計測部の出力に基づいて、前記ルートの一部であって、前記第1の区間と開始点が共通し、かつ前記第1の区間とは異なる第2の区間における第2のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、
    を実行するプロセッサーと、を含む、
    ウェアラブルなパフォーマンスモニタリング装置。
  2. 前記第1の区間は、距離の区間であり、
    前記第2の区間は、距離の区間であり、
    前記第1のラップ情報には、前記ユーザーの移動時間の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれ、
    前記第2のラップ情報には、前記ユーザーの移動時間の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれる、
    請求項1に記載のパフォーマンスモニタリング装置。
  3. 前記第1の区間は、時間の区間であり、
    前記第2の区間は、時間の区間であり、
    前記第1のラップ情報には、前記ユーザーの移動距離の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれ、
    前記第2のラップ情報には、前記ユーザーの移動距離の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれる、
    請求項1に記載のパフォーマンスモニタリング装置。
  4. 前記第1の区間は、時間の区間であり、
    前記第2の区間は、距離の区間であり、
    前記第1のラップ情報には、前記ユーザーの移動距離の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれ、
    前記第2のラップ情報には、前記ユーザーの移動時間の情報及び移動速度の情報の少なくとも一方が含まれる、
    請求項1に記載のパフォーマンスモニタリング装置。
  5. 前記プロセッサーは、
    前記計測部の出力に基づいて、前記ルートの開始点から現在点に至る経過情報を更に出力する、
    請求項1〜4の何れか一項に記載のパフォーマンスモニタリング装置。
  6. 前記経過情報には、
    前記ユーザーの累積移動時間の情報、累積移動距離の情報、及び平均移動速度の情報のうち少なくとも一つが含まれる、
    請求項5に記載のパフォーマンスモニタリング装置。
  7. 前記プロセッサーは、
    前記第1のラップ情報と前記第2のラップ情報とを区別して出力する、
    請求項1〜6の何れか一項に記載のパフォーマンスモニタリング装置。
  8. 前記第1の区間は、
    第1の長さを有する複数の第1種のラップ区間のうち、前記ルートにおける1番目の区間であり、
    前記第2の区間は、
    前記第1の長さとは異なる第2の長さを有する複数の第2種のラップ区間のうち、前記ルートにおける1番目の区間であり、
    前記プロセッサーは、
    前記第1種のラップ区間の各々について前記第1のラップ情報の出力を行い、
    前記第2種のラップ区間の各々について前記第2のラップ情報の出力を行う、
    請求項1〜7の何れか一項に記載のパフォーマンスモニタリング装置。
  9. 前記プロセッサーは、
    前記コースを移動している期間内に所定の入力を受け付けた場合には、
    前記入力を受け付けた点の属する前記第1種のラップ区間の開始点から前記入力を受け付けた点までのラップ情報と、
    現在点の属する前記第2種のラップ区間の開始点から前記入力を受け付けた点までのラップ情報と、
    を出力する、
    請求項8に記載のパフォーマンスモニタリング装置。
  10. 前記プロセッサーは、
    前記入力を受け付けた点を開始点とする前記第1のラップ情報と、
    前記入力を受け付けた点を開始点とする前記第2のラップ情報と、
    を出力する、
    請求項9に記載のパフォーマンスモニタリング装置。
  11. 前記プロセッサーは、
    前記入力を受け付けた点から、前記入力を受け付けた点を含む前記第1種のラップ区間の終了点までのラップ情報と、
    前記入力を受け付けた点から、前記入力を受け付けた点を含む前記第2種のラップ区間の終了点までのラップ情報と、
    を出力する、
    請求項9に記載のパフォーマンスモニタリング装置。
  12. 前記ユーザーが腕又は手首に装着可能な請求項1〜11の何れか一項に記載のパフォーマンスモニタリング装置。
  13. ユーザーの移動時間及び移動距離に関する計測を行う計測部の出力に基づいて、前記ユーザーが移動するルートの一部である第1の区間における第1のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、
    前記計測部の出力に基づいて、前記ルートの一部であって、前記第1の区間と開始点が共通し、かつ前記第1の区間とは異なる第2の区間における第2のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、
    を含むパフォーマンスモニタリング方法。
  14. ユーザーの移動時間及び移動距離に関する計測を行う計測部の出力に基づいて、前記ユーザーが移動するルートの一部である第1の区間における第1のラップ情報を、前記ユーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、
    前記計測部の出力に基づいて、前記ルートの一部であって、前記第1の区間と開始点が共通し、かつ前記第1の区間とは異なる第2の区間における第2のラップ情報を、前記ユ
    ーザーが前記ルートを移動している期間内に出力することと、
    をコンピューターに実行させるパフォーマンスモニタリングプログラム。
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