JP2017155521A - 床用化粧材 - Google Patents

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Abstract

【課題】湿度雰囲気に基づく反りや曳き曲がりの発生を抑制すると共に、長年に亘る床材としての使用に堪える優れた耐摩耗性や耐久性の付与も可能な床用化粧材を提供する。
【解決手段】床用化粧材は、木質基材1の一方の面に化粧シートが設けられると共に、上記木質基材の他方の面に防湿フィルムが設けられ、電離放射線硬化型樹脂で後塗装が施される予定の床用化粧材である。木質基材1は、1%含水率変化当たりの寸法変化量が0.02%よりも大きく、且つ平均含水率が6〜10質量%の範囲であり、防湿フィルム2は、透湿度が1.0g/m・24時間以下であり、化粧シート3は、熱可塑性樹脂基材シートと、その基材シートの上記木質基材とは反対側の面の上に、印刷層と、透明樹脂層と、ウレタン系樹脂層とがこの順に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラワン代替材料を使用し、床材に適用しても、環境の温度や湿度の変化による影響に対し反りを抑制しつつ、耐侯性を考慮した床用化粧材に関する。
床用化粧材は、例えば、木質基材の上に化粧シートを貼り付けて構成される。木質基材としては、良質な原木から得られる木質基材(例えば、広葉樹のラワン合板)があり、天然木による高級感を表現可能である。
しかし、木材伐採制限等により原木が入手し難く、材料不足が進んでいる。この問題は、特にラワン等の広葉樹にとって深刻である。そのため、ラワン合板に代えて使用できる木質基材の開発が進められている。ラワン代替材料としては、例えば、針葉樹合板、木質系廃材から分離した木質繊維又は木質片を接着剤により成形・固化してなる木質板や、早成樹からなる早成樹合板がある。
ただし、これらのラワン代替材料は、ラワン合板と比べて1%含水率変化当たりの寸法変化量が大きく、周囲環境の変化に応じて寸法変化し易いという問題がある。具体的には、ラワン合板の1%含水率当たりの寸法変化量は0.015〜0.02%であるが、MDFやPBでは0.045%程度、針葉樹合板(例えば、ラジアータパイン)では0.025%程度である。そのため、ラワン代替材料は、湿度変化によって反りや曳き曲がり(床面の直角がずれる)が発生し易い特性がある。
上記問題を改善するために、ラワン代替材料の他方の面に防湿フィルムを積層することが提案されている(例えば、特許文献1〜3)。しかしながら、特許文献1〜3に記載した防湿フィルムは透湿度がせいぜい20g/m・24時間程度であり、ラワン代替材料の反りや曳き曲がりを防止するには性能が不十分である。特に近年では、ラワン代替材料の一方の面に透湿度が低い(2g/m・24時間以下)化粧シートを積層する場合が多いため、他方の面の透湿度を一方の面と同等又はより透湿度を下げることが求められている。
以上により、木質基材として1%含水率変化当たりの寸法変化量が0.02%よりも大きいラワン代替材料を使用し、その一方の面に透湿性の低い化粧シートを積層した場合でも、反りや曳き曲がりの発生が抑制された床用化粧材の開発が望まれている。
一方、床用化粧材に関して、例えば一般の戸建て住宅やマンション・アパート等の室内床面仕上げのための床材としては、天然木材からなる厚さ6〜15mm程度の板材すなわち無垢材や、厚さ6〜15mm程度の合板等の木質系基材上に、厚さ数百μm乃至数mm程度の天然木材すなわち突板を貼付したもの、或いは、上記無垢材または突板の表面に更に塗装を施したものなどが広く使用されている。
中でも、価格面や物性面から、木質系基材上に突板を貼付し塗装を施した突板塗装床材が主流となっている。こうした天然木材系の床材は、天然木材の木目による美麗な意匠性に特長があり、古くから親しまれ多用されている。
しかるに近年では、係る意匠性の他にも、例えば汚染防止機能、耐摩耗機能、防音機能、暖房機能等の各種の機能性を備えた床材に対する要望が益々高まっている。
これらの各種の機能性は一般に、床材の表面に適宣の所望の機能性を有する材料の層(機能性層)を設けること、もしくは床基材に特殊な形状、構造を持たせることによって達成されている。例えば防音機能は、床基材の裏面に、必要に応じて適宣設定した深さ・巾の溝を施すことで、高防音機能を付与している。
ところで、前記した突板塗装床材には一般に、通常の木質系基材相当の耐候性しか付与されていないが、本物のオーク材等の意匠性に優れた突板が表面に貼付されている高級感から、耐候性に関する弱さは許容されてきた。
また、木材を表面に貼付していることから、万が一、表面が劣化してきても、それらを研磨・塗装することで補修することも比較的容易にでき、この弱点を補強するに十分なものであった。更に、近年では前述した表面の耐摩耗性を付与することで、更に製品の耐久性を向上させている。
しかし、近年の住宅には十年単位の長期に亘る耐久性が要求されることは周知の通りである。そして、床材に関しても同様の耐久性が要求されていることも事実である。
すなわち床材は、その経時的な使用において、使用者の身体や持ち物等に触れ、或いは他の家具什器等と擦れ、或いはゴミや泥等の汚染物質が付着し、或いは雑巾掛け等の清掃作業を受け、床材表面は絶えず物理的・化学的に厳しい攻撃を受け続ける。
そして、係る攻撃によって、床材表面は、まず塗装塗膜が剥落や摩耗等により失われ、次には突板が剥落や摩耗等により失われて、ついには荒れ果てた本質系基材が表面に出てきてしまう。
更にこれら突板塗装床材の表面の意匠は、幅数cm×長さ数十cm程度のブロック状の突板、それも主としてオーク材を、寄せ木状に表面に敷き詰めたものであり、意匠性においても限られたものである。
オーク材以外の材種によって意匠の幅を拡げようにも、その材料が天然資源に依存することから、例えばバーチ材やチェリー材を使用して、オーク材よりも淡色系の意匠の床仕上げを実現しようとしても、こうした材種を広面積で使用するには世界的にも資源が不足しており、また仮にそれらを大量に調達することが出来ても、色合いを合わせることが難しいために、安定した意匠の床材を大量に生産することは大変困難である。
特開2001−193267号公報 特開2001−260109号公報 特開2006−097321号公報
本発明は、以上のような点を鑑みてなされたものであって、木質基材として1%含水率変化当たりの寸法変化量が0.02%よりも大きい木質基材を使用しても、湿度雰囲気に基づく反りや曳き曲がりの発生を抑制すると共に、長年に亘る床材としての使用に堪える優れた耐摩耗性や耐久性の付与も可能な床用化粧材を提供することを目的としている。
課題を解決するために、本発明の一態様である床用化粧材は、木質基材の一方の面に化粧シートが設けられると共に、上記木質基材の他方の面に防湿フィルムが設けられ、電離放射線硬化型樹脂を含む塗装液で後塗装が施される予定の床用化粧材であって、上記木質基材は、1%含水率変化当たりの寸法変化量が0.02%よりも大きく、且つ平均含水率が6〜10質量%の範囲であり、上記防湿フィルムは、透湿度が1.0g/m・24時間以下であり、上記化粧シートは、熱可塑性樹脂の基材シートの上記木質基材とは反対側の面の上に、印刷層と、透明樹脂層と、ウレタン系樹脂層とがこの順に設けられていることを特徴とする。
本発明の態様によれば、木質基材として1%含水率変化当たりの寸法変化量が0.02%よりも大きい木質基材を使用しても、湿度雰囲気に基づく反りや曳き曲がりの発生を抑制することが可能である。
更に、本発明の態様によれば、化粧シート表面が後塗装適正に優れていることから、床用化粧材に対し、長年に亘る床材としての使用に堪える優れた耐摩耗性や耐久性の付与も可能となっている。
本発明に基づく実施形態に係る床用化粧材を模式的に示す断面図である。 本発明に基づく実施形態に係る防湿フィルムを模式的に示す断面図である。 本発明に基づく実施形態に係る化粧シートを模式的に示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
本実施形態の床用化粧材10は、図1に示すように、木質基材1の一方の面(表面)に化粧シート3が接着剤で貼り付けられていると共に、上記木質基材1の他方の面(裏面)に防湿フィルム2が接着剤で貼り付けられている。
<木質基材1>
木質基材1は、1%含水率変化当たりの寸法変化量が0.02%よりも大きく、且つ平均含水率が6〜10質量%である木質基材1を使用する。そのような木質基材1としては、例えば、中密度木質繊維板(MDF)、高密度木質繊維板(HDF)、パーティクルボード(PB)、針葉樹合板及び早成樹合板の一つ、又はこれらの板から選択された2以上の板を積層して構成される基材が例示出来る。
このように、木質基材1としてラワン代替材料を用いる。つまり、従来のラワン合板等に置き換わる材料であって、例えば、中密度木質繊維板(MDF)、高密度木質繊維板(HDF)、パーティクルボード(PB)、針葉樹合板、早成樹合板等の少なくとも1種を用いる。早成樹としては、ポプラ、ファルカタ、アカシア、カメレレ、ユーカリ、ターミナリア等が挙げられる。これらのラワン代替材料は、1%含水率変化当たりの寸法変化量が0.02%よりも大きい。
ここで、本明細書における「1%含水率当たりの寸法変化量」は、次の手順により測定される寸法変化量である。
(1)300mm×303mmにカットした木質基材1の試験片を用意する。
(2)常温(25℃)環境下、試験片の現在の寸法(四辺の長さ)をノギスで測定する。
(3)試験片を40℃オーブン(湿度フリー、乾燥雰囲気≒0%湿度)に1週間放置する。
(4)1週間後、試験片の質量と寸法(四辺の長さ)を測定する。
(5)両条件の測定データから1%含水率変化当たりの寸法変化率を測定する。
木質基材1の厚みは特に限定的ではないが、2〜15mm程度が好ましく、2〜12mm程度がより好ましい。
本実施形態では、床用化粧材10を施工場所に応じてカットして用いる場合に備えて、木質基材1として、平均含水率が6〜10質量%であり、且つ中央部の含水率が周辺部の含水率と比較して−1%〜+2%の範囲である木質基材1を用いることが好ましい。木質基材1のサイズが、例えば、縦150mm×横1840mm程度(特に短辺の長さが200mm以下)となる場合は、木質基材1の中央部と周辺部の含水率の偏りによって反りや曳き曲がりが生じ易くなる。よって、木質基材1の含水率特性を上記条件に設定することにより、床用化粧材10をカットして用いる場合でも反りや曳き曲がりの発生を抑制することができる。なお、床用化粧材10をカットして用いる場合としては、具体的には、床用化粧材10を施工する部屋の隅部分(壁際又は柱の周辺)に施工する場合が想定される。
木質基材1の平均含水率は、6〜10質量%が好ましく、6.5〜8.0質量%がより好ましい。平均含水率が上記範囲内であれば、カット後の曳き曲がりや反りの発生を抑制し易い。その中でも、床用化粧材10を床暖房用途に用いる場合には、平均含水率を6〜9質量%に設定することが好ましい。
木質基材1の含水率は、中央部の含水率が周辺部の含水率と比較して−1%〜+2%の範囲であることが好ましく、−0.5%〜+1.0%の範囲であることがより好ましい。なお、木質基材1の周辺部とは木質基材1の周囲5cmの範囲を意味し、木質基材1の中央部とは上記周辺部を除いた木質基材1の内部を意味する。
また、本明細書における木質基材1の平均含水率及び含水率差(以下、「含水率差」は、木質基材1の周辺部と中央部の含水率差を示す。)は次の手順で測定される値である。
(A)縦303mm×横1818mmの木質基材1を用意する。
(B)木質基材1の周辺から5cmの範囲を周辺部とし、それよりも内側を中央部とする。
上記用意した木質基材1から均等に5cm×5cmのサンプルを35個採取し、全乾法により含水率を測定する。全乾法とは、各サンプルを105℃のオーブンに3日間放置した後、下記算出式から各サンプルの含水率を測定する方法である。放置前を処理前、放置後を処理後と言う。
含水率(%)={(処理前質量−処理後質量)/処理後質量}×100
(C)35個のサンプルの平均値を「平均含水率」とする。
(D)中央部のサンプル(15個)の平均値から周辺部のサンプル(20個)の平均値を引いた値を「含水率差」とする。
<防湿フィルム2>
防湿フィルム2は、透湿度が1.0g/m・24時間以下となっている。
本実施形態の透湿度は、JIS Z0208(透湿度試験方法(カップ法))に準じて、温度40℃、湿度90%RH環境下での測定値である。以下、本明細書における透湿度はこの条件での測定値である。
本実施形態の防湿フィルム2は、樹脂製の基材層2Aと、その基材層2A上に形成された蒸着層2Bとを有する。これによって、透湿度が1.0g/m・24時間以下となるように形成可能である。
防湿フィルム2は、上記蒸着層2Bの上にコート層2Cを有することが好ましい。このとき、防湿フィルム2は、上記基材層2Aと上記蒸着層2Bとの間にプライマー層を有することが好ましい。
さらに、防湿フィルム2の表裏表面の少なくとも一方の面に接着用のプライマー層が形成されていることが好ましい。
透湿度が1.0g/m・24時間以下である防湿フィルム2を裏面に設けることで、木質基材1の裏面の透湿性が大幅に低く抑えられている。そのため、木質基材1として1%含水率変化当たりの寸法変化量が0.02%よりも大きいラワン代替材料を用い且つ表面に透湿性の低い化粧シート3を積層した場合であっても、木質基材1の裏面と表面の透湿性を同程度に設定することができる。このため、床用化粧材10の反りや引き曲がりの発生が十分に抑制されている。このような本発明の床用化粧材10は、各種建築物の床面に施工する床用化粧材10及び特殊用途として床暖房用途などに用いる床用化粧材10として適している。
防湿フィルム2の基材層2Aは、樹脂製であり、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、これらの混合物等のオレフィン系熱可塑性樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合体、ポリカーボネート、ポリアリレート等のエステル系熱可塑性樹脂;ポリメタアクリル酸メチル、ポリメタアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系熱可塑性樹脂;ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂等の非ハロゲン系熱可塑性樹脂などが挙げられる。
基材層2Aは、一軸又は二軸方向に延伸したシートであっても、未延伸であってもよい。蒸着層2Bを形成する場合には、機械的強度が強く、寸法安定性に優れるなどの理由から二軸方向に延伸したシートが好ましい。合成樹脂製の基材層2Aの厚さは、概ね9〜25μmが適当である。
蒸着層2Bとしては、アルミニウムに代表される金属薄膜からなる無機物の蒸着層、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムに代表される無機酸化物薄膜からなる無機酸化物蒸着層が挙げられる。蒸着層2Bは、真空蒸着法、プラズマ活性化化学反応蒸着法等の周知の蒸着法で、合成樹脂製の基材層2Aに形成される。より好ましくは、蒸着層2Bが透明である無機酸化物蒸着層である。
蒸着層2Bのガスバリア性を一層向上させる目的で、蒸着層2B上にコート層2Cを設けることが好ましい。
コート層2Cとしては、ポリビニルアルコール系樹脂が挙げられる。また、一般式R M(OR(ただし、式中、R、Rは炭素数1〜8の有機基を表し、Mは金属原子を表し、nは0以上の整数を表し、mは1以上の整数を表し、n+mはMの原子価を表す)で表される少なくとも1種以上のアルコキシドと、ポリビニルアルコール系樹脂及び/又はエチレン・ビニルアルコール共重合体とを含有し、更にゾル−ゲル法触媒、酸、水及び有機溶剤の存在下でゾルゲル法によって重縮合して調製される組成物が挙げられる。また、ポリビニルアルコール及びエチレン・ビニルアルコール共重合体を組み合わせることによって、ガスバリア性、耐水性、耐候性などが著しく向上する。上記組成物にはシランカップリング剤等を添加してもよい。これらの樹脂又は組成物を蒸着層2B上にロールコート法、グラビアコート法等の周知の塗布方法で塗布することによりコート層2Cが得られる。
すなわち、透明なコート層2Cを、金属アルコキシド加水分解物とポリビニルアルコールを含む水溶性高分子を主成分として構成することで、蒸着層2Bのガスバリア性を向上し、蒸着膜の層数が1層だけであっても、高いバリア性を担保可能となる。これによって、防湿フィルム2の透湿度を、0.5g/m・24時間以下とすることも可能となる。ここで、主成分とは、全体を100質量部とした場合に70質量部以上を指す。
上記の金属アルコキシドは、金属MとしてSi,Ti,Al,Zr等の金属が採用され、RがCH,C 等のアルキル基で表せる化合物であるが、具体的にはテトラエトキシシラン〔Si(OC〕、トリイソプロポキシアルミニウム〔Al(O−2’−C〕などがあげられ、中でもテトラエトキシシラン、トリイソプロポキシアルミニウムが加水分解後、水系の溶媒中において比較的安定であるので好ましい。
この溶液中にガスバリア性を損なわない範囲で、イソシアネート化合物、シランカップリング剤、或いは分散剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤などの公知の添加剤を必要に応じて加えることも可能である。
コーティング剤の塗布方法としては、通常用いられるディッピング法、ロールコーティング法、スクリーン印刷法、スプレー法、グラビア印刷法などの従来公知の方法を用いることが可能である。
コート層2Cの厚さは、コーティング剤の種類や加工機や加工条件によって最適条件が異なる。但し乾燥後の厚さが、0.01μm以下の場合は、均一に塗膜が得られず、十分なガスバリア性を得られない場合があるので好ましくない。また厚さが50μmを超える場合は膜にクラックが生じ易くなるため問題となる場合がある。0.01〜50μmの範囲にあり、より好ましくは0.1〜10μmの範囲にあることである。
基材層2Aの面やコート層2Cの面の少なくとも一方の面は、必要に応じて、コロナ処理等の表面処理を施すことが好ましい。このような表面処理によって、更に隣接層との接着強度を高めることができる。また、基材層2Aと蒸着層2Bとの間、並びに防湿フィルム2の片面、又は両面に更にプライマー層を設けてもよい。
これらのプライマー層は、基材層2Aと蒸着層2Bとの密着性を高めるためや、防湿フィルム2を他の層に積層する際の密着性を高めるために設ける。
プライマー層に用いる樹脂としては、エステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール系樹脂、ニトロセルロース系樹脂等を挙げることができ、これらの樹脂は単独又は混合して使用できる。プライマー層の形成は、ロールコート法やグラビア印刷法等の適宜の塗布手段を用いて行える。
この中でも、プライマー層は、(i)アクリル樹脂とウレタン樹脂との共重合体と(ii)イソシアネートとから形成するのが好ましい。即ち、(i)のアクリル樹脂とウレタン樹脂との共重合体は、末端に水酸基を有するアクリル重合体成分(成分A)、両末端に水酸基を有するポリエステルポリオール成分(成分B)、ジイソシアネート成分(成分C)を配合して反応させてプレポリマーとなし、該プレポリマーに更にジアミンなどの鎖延長剤(成分D)を添加して鎖延長することで得られるものである。この反応によりポリエステルウレタンが形成されると共にアクリル重合体成分が分子中に導入され、末端に水酸基を有するアクリル−ポリエステルウレタン共重合体が形成される。このアクリル−ポリエステルウレタン共重合体の末端の水酸基を(ii)のイソシアネートと反応させて硬化させて形成する。
上記成分Aは、末端に水酸基を有する直鎖状のアクリル酸エステル重合体が用いられる。具体的には、末端に水酸基を有する直鎖状のポリメチルメタクリレート(PMMA)が耐候性(特に光劣化に対する特性)に優れ、ウレタンと共重合させるのが容易である点から好ましい。上記成分Aは、共重合体においてアクリル樹脂成分となるものであり、分子量5000〜7000(質量平均分子量)のものが耐候性、接着性が特に良好であるために好ましく用いられる。また、上記成分Aは、両末端に水酸基を有するもののみを用いてもよいが、片末端に共役二重結合が残っているものを上記の両末端に水酸基を有するものと混合して用いてもよい。
上記成分Bは、ジイソシアネートと反応してポリエステルウレタンを形成し、共重合体においてウレタン樹脂成分を構成する。上記成分Bは、両末端に水酸基を有するポリエステルジオールが用いられる。このポリエステルジオールとしては、芳香族又はスピロ環骨格を有するジオール化合物とラクトン化合物又はその誘導体、又はエポキシ化合物との付加反応生成物、二塩基酸とジオールとの縮合生成物、及び、環状エステル化合物から誘導されるポリエステル化合物等を挙げることができる。上記ジオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、メチルペンテンジオール等の短鎖ジオール;1、4−シクロへキサンジメタノール等の脂環族短鎖ジオール等を挙げることができる。また、二塩基酸としては、アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等を挙げることができる。ポリエステルポリオールとして好ましいのは、酸成分としてアジピン酸又はアジピン酸とテレフタル酸の混合物、特にアジピン酸が好ましく、ジオール成分として3−メチルペンテンジオール及び1、4−シクロへキサンジメタノールを用いたアジペート系ポリエステルである。
プライマー層において、上記成分Bと上記成分Cとが反応して形成されるウレタン樹脂成分は、上記プライマー層に柔軟性を与え、接着性向上に寄与する。また、アクリル重合体からなるアクリル樹脂成分は、上記プライマー層において耐候性および耐ブロッキング性に寄与する。ウレタン樹脂において、上記成分Bの分子量は上記プライマー層に柔軟性を十分に発揮可能なウレタン樹脂が得られる範囲にあればよく、アジピン酸又はアジピン酸とテレフタル酸の混合物と、3−メチルペンタンジオール及び1、4−シクロへキサンジメタノールからなるポリエステルジオールの場合、500〜5000(質量平均分子量)が好ましい。
上記成分Cは、1分子中に2個のイソシアネート基を有する脂肪族又は脂環族のジイソシアネート化合物が用いられる。このジイソシアネートとしては、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、2、2、4(2、4、4)−1、6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4、4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1、4’−シクロヘキシルジイソシアネート等を挙げることができる。ジイソシアネート成分としては、イソホロンジイソシアネートが物性及びコストの点で好ましい。上記の成分A〜Cを反応させる場合のアクリル重合体、ポリエステルポリオールおよび後述する鎖延長剤の合計の水酸基(アミノ基の場合もある)と、イソシアネート基の当量比はイソシアネート基が過剰となるようにする。
上記の三成分A、B、Cを60〜120℃で2〜10時間程度反応させると、ジイソシアネートのイソシアネート基がポリエステルポリオール末端の水酸基と反応してポリエステルウレタン樹脂成分が形成されると共にアクリル重合体末端の水酸基にジイソシアネートが付加した化合物も混在し、過剰のイソシアネート基及び水酸基が残存した状態のプレポリマーが形成される。このプレポリマーに鎖延長剤として、例えば、イソホロンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等のジアミンを加えてイソシアネート基を上記鎖延長剤と反応させ、鎖延長することでアクリル重合体成分がポリエステルウレタンの分子中に導入され、末端に水酸基を有する(i)のアクリル−ポリエステルウレタン共重合体を得ることができる。
(i)のアクリル−ポリエステルウレタン共重合体に、(ii)のイソシアネートを加えると共に、塗布法、乾燥後の塗布量を考慮して必要な粘度に調節した塗布液となし、グラビアコート法、ロールコート法等の周知の塗布法で塗布することにより上記プライマー層を形成すればよいものである。また、(ii)のイソシアネートとしては、(i)のアクリル−ポリエステルウレタン共重合体の水酸基と反応して架橋硬化させることが可能なものであればよく、たとえば、2価以上の脂肪族ないし芳香族イソシアネートが使用でき、特に熱変色防止、耐候性の点から脂肪族イソシアネートが望ましい。具体的には、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4、4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートの単量体、これらの2量体、3量体などの多量体、或いは、これらのイソシアネートをポリオールに付加した誘導体(アダクト体)のようなポリイソシアネートなどを挙げることができる。
なお、上記プライマー層の乾燥後の塗布量としては、1〜20g/mであり、好ましくは1〜5g/mである。また、上記プライマー層は、必要に応じてシリカ粉末などの充填剤、光安定剤、着色剤等の添加剤を添加した層としてもよいものである。
上記防湿フィルム2を木質基材1に積層する際は、公知の接着剤が使用できる。接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、アイオノマー、ブタジエン・アクリルニトリルゴム、ネオプレンゴム、天然ゴム等を有効成分とする接着剤が挙げられる。接着剤層の厚さは限定的ではないが、0.1〜50μm程度が好ましい。
<化粧シート3>
化粧シート3は、木質基材1の側から、熱可塑性樹脂の基材シート3A、印刷層3B、透明樹脂層3C、ウレタン系樹脂層3D、及びウレタン樹脂系プライマー層3Eがこの順に積層されて構成されている透明樹脂層3C、ウレタン系樹脂層3D、及びウレタン樹脂系プライマー層3Eは、表面側から印刷層3Bを視認出来るだけの透明性を有することが好ましい。
化粧シート31としては温度40℃、湿度90%における透湿度が7g/m・24時間以下のものが好ましく、5g/m・24時間以下のものが更に好ましい。
基材シート3Aは、熱可塑性樹脂から構成される。基材シート3Aは、例えば、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアクリル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスチレン等の合成樹脂シートが例示できる。なかでも環境適合性や加工性、価格の点でポリオレフィン系樹脂を好ましく用いることができる。
基材シート3Aの厚さは、20〜300μm程度が好ましい。基材シート3Aは、必要に応じて着色されていてもよい。また、表面にコロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理等の表面処理が施されていてもよい。
基材シート3Aにポリオレフィン系樹脂を使用することにより、化粧材10は、フッ素系樹脂と異なり、焼却処理しても問題の無いものとなる。ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレンまたはそれらの変性樹脂が一般的に用いられるが、表面の硬度や耐熱性等も考慮するとポリプロピレン系樹脂が好適である。ポリプロピレン系樹脂としてはランダム共重合、ホモ系の2種類があるが、いずれも用途に応じて使用可能である。
また基材シート3Aには耐候性の処方として紫外線吸収剤(ベンゾトリアゾール系、トリアジン系、ベンゾフェノン系等)が添加されていてもよい。添加量は所望の耐候性に応じて添加すればよいが、樹脂固形分に対して0.1質量%〜10質量%、好ましくは1質量%〜5質量%である。
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、2−(2−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール,2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール,2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール,2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール等やこれらの混合物、変性物、重合物、誘導体が挙げられる。
また、トリアジン系紫外線吸収剤としては、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−トリデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−イソ−オクチルオキシフェニル)−s−トリアジン等やこれらの混合物、変性物、重合物、誘導体が使用できる。さらに、ベンゾフェノン系としては、オクタベンゾンやこの変性物、重合物、誘導体が使用できる。
また、樹脂自体の光・熱・水等による劣化を防止するため、ヒンダードアミン系光安定剤を添加してもよい。添加部数は所望の耐候性に応じて添加すればよいが、樹脂固形分に対して0.1質量%〜10質量%、好ましくは1質量%〜5質量%である。ヒンダードアミン系光安定剤としては、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)[[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドリキシフェニル]メチル]ブチルマロネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セバケート、メチル(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ポペリジニル)セバケート、デカン二酸ビス(2,2,6,6−テトラメチル−1(オクチルオキシ)−4−ピペリジニル)エステル等やこれらの混合物、変性物、重合物、誘導体等が使用できる。
基材シート3Aは、上記材料の配合を適宜行い、押出成形法、インフレーション成形法、カレンダー成形法等でフィルム状に成形して得ることができる。基材シート3Aの厚さは、粘着貼合わせ加工のし易さや、耐候性、透明性等を考慮すると30μmから120μm程度が適切である。
また、基材シート3Aに、隠蔽層としての役割を持たせるために酸化チタンを用いる場合、隠蔽層としての酸化チタンの含有量と添加された酸化チタンとの合計が23質量部以上であればよい。また、基材シート3Aが隠蔽層として酸化チタンを23質量部以上含む場合、これ以酸化チタンを添加しなくともよい。
ただし、基材シート3Aに添加される酸化チタンが多くなると、基材シート3Aの膜質に酸化チタンが影響を及ぼす。このため、基材シート3Aの酸化チタンの好適な含有量は、23質量部以上40質量部以下である。
また、本実施形態は、図1に示したように、基材シート3Aにおける印刷層3Bの側の面に酸化チタンを塗布して酸化チタン層を設けてもよい。なお、酸化チタン層を設ける場合であっても、酸化チタン層によって基材シート3Aが酸化チタンを23質量部以上含有すれば基材シート3Aによる木質基材1への遮熱性が向上する。このような条件により、酸化チタン層の厚さとしては、5μmから10μmが好ましい。
〈印刷層3B〉
印刷層3Bは、目的とする化粧シート3に所望の絵柄の意匠性を付与する目的で設けられるものである。本実施形態においては基材シート3Aの表面に、印刷法等の手段により適宜の絵柄模様を有する印刷層3Bが設けられる。
印刷層3Bは、基材シート3Aに好適なインキを用いて設けられる。具体的には熱可塑性樹脂の基材シート3Aがポリプロピレン樹脂であれば、ウレタン樹脂と塩化ビニル=酢酸ビニル共重合樹脂の混合物が好適に用いられる。
着色剤としては、特に黒色顔料として、ペリレン系の黒色顔料を用いる。代表的なペリレン系の黒色顔料としては、ペリレンブラックがある。この点により、本実施形態は、既存の化粧シート3が黒色顔料としてカーボンブラックを用いることが多く、近赤外光領域(0.781μm〜2.5μm)においての反射率が低かったため、赤外光による熱の吸収によって、蓄熱作用が発生するという不具合を改善することができる。
また、黒色顔料以外の顔料として、印刷層3Bには、イソインドリノン、ジスアゾ、ポリアゾ、ジケトピロロピロール、キイナクリドン、フタロシアニン、酸化チタンの少なくとも一つ以上が用いられる。
印刷層3Bの形成方法には特に制限はなく、例えばグラビア印刷法やオフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、静電印刷法、インキジェット印刷法等の従来公知の各種印刷方法を使用することができる。また、例えば全面ベタ状の場合には上記した各種の印刷方法の他、例えばロールコート法やナイフコート法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リップコート法、コンマコート法、キスコート法、フローコート法、ディップコート法等の各種のコーティング方法によることもできる。その他、例えば手描き法、墨流し法、写真法、レーザービーム又は電子ビーム描画法、金属等の部分蒸着法やエッチング法等、又はこれらの方法を複数組み合わせて行うことも勿論可能である。
また、印刷層3Bの形成に先立ち、必要に応じて、基材シート3Aの表面に例えばコロナ処理、オゾン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、重クロム酸処理、アンカー又はプライマー処理等の表面処理を施すことによって、基材シート3Aと印刷層3Bとの間の密着性を向上することもできる。
印刷層3Bが構成する絵柄の種類には特に制限はなく、従来から化粧シート3の分野において広く採用されている木目柄や、石目柄、布目柄、抽象柄、幾何学模様等、或いは単なる着色や色彩調整を目的とする場合には単色無地であっても良く、要するに、目的の化粧シート3の用途に応じ任意の所望の絵柄を採用することができる。
透明樹脂層3Cは、透明性を有する熱可塑性樹脂により構成される。
透明樹脂層3Cの材料は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル等が挙げられる。上記の中でも、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が好ましい。
透明樹脂層3Cには、充填剤、艶消し剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、ラジカル捕捉剤、軟質成分(例えば、ゴム)等の各種の添加剤を含めてもよい。
ウレタン系樹脂層3Dは、例えば、リコート性樹脂層から構成される。
リコート性樹脂層は、2液硬化型ウレタン系樹脂からなる。このリコート性樹脂層は、表面保護層の表面に、後塗工される電子線又は紫外線硬化性樹脂による再塗装適性を付与する層である。
リコート性樹脂層のウレタン系樹脂は、ポリエステル系ポリオールが好ましい。更に、ポリエステル系ポリオールに対し、セルロースアセテートブチレートをブロッキング剤として混合するとともに、フィラー及び消泡剤としてのシリカ、硬化剤としての無黄変型ポリイソシアネートが添加されている。
ウレタン樹脂系プライマー層3Eは、ウレタン系樹脂から構成される。ウレタン系樹脂層3Dの更なる密着性を向上させるために設けた。ウレタン樹脂系プライマー層3Eは無くても良い。
化粧シート3を木質基材1に積層する際は、公知の接着剤が使用できる。接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、アイオノマー、ブタジエン・アクリルニトリルゴム、ネオプレンゴム、天然ゴム等を有効成分とする接着剤が挙げられる。接着剤層の厚さは限定的ではないが、0.1〜50μm程度が好ましい。
ここで以上説明した床用化粧材10は、床材として使用するときや、床材として使用中に、電離放射線硬化型樹脂を含む塗装液で後塗装が適宜施されて、別途、保護層としてのトップコート層(不図示)が付与される。
トップコート層は、化粧シート31に要求される耐擦傷性、耐摩耗性、耐水性、耐汚染性等の表面物性を付与するために設けられる。このトップコート層を形成する樹脂としては、電離放射線硬化型樹脂が、高い表面硬度、生産性等の観点から好ましい。
電離放射線硬化型樹脂は、電離放射線の照射により架橋重合反応を生じ、3次元の高分子構造に変化する樹脂であれば限定されない。例えば、電離放射線の照射により架橋可能な重合性不飽和結合又はエポキシ基を分子中に有するプレポリマー、オリゴマー及びモノマーの1種以上が使用できる。例えば、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート等のアクリレート樹脂;シロキサン等のケイ素樹脂;ポリエステル樹脂;エポキシ樹脂などが挙げられる。
電離放射線としては、可視光線、紫外線(近紫外線、真空紫外線等)、X線、電子線、イオン線等があるが、この中でも、紫外線、電子線が望ましい。
紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライドランプ灯の光源が使用できる。紫外線の波長としては、190〜380nm程度である。
電子線源としては、例えば、コッククロフトワルト型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器が使用できる。電子線のエネルギーとしては、100〜1000keV程度が好ましく、100〜300keV程度がより好ましい。電子線の照射量は、2〜15Mrad程度が好ましい。
電離放射線硬化型樹脂は電子線を照射すれば十分に硬化するが、紫外線を照射して硬化させる場合には、光重合開始剤(増感剤)を添加することが好ましい。
ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合の光重合開始剤は、例えば、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、ミヒラーケトン、ジフェニルサルファイド、ジベンジルジサルファイド、ジエチルオキサイト、トリフェニルビイミダゾール、イソプロピル−N、N−ジメチルアミノベンゾエート等の少なくとも1種が使用できる。また、カチオン重合性官能基を有する樹脂系の場合は、例えば、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル、フリールオキシスルホキソニウムジアリルヨードシル塩等の少なくとも1種が使用できる。
光重合開始剤の添加量は特に限定されないが、一般に電離放射線硬化型樹脂100質量部に対して0.1〜10質量部程度である。
電離放射線硬化型樹脂でトップコート層を形成する方法としては、例えば、電離放射線硬化型樹脂の溶液をグラビアコート法、ロールコート法等の塗布法で塗布すればよい。溶液の塗布量としては、固形分として概ね5〜30μm、好ましくは5〜20μm程度である。
電離放射線硬化型樹脂から形成されたトップコート層に、耐擦傷性、耐摩耗性をさらに付与する場合には、無機充填材を配合すればよい。無機充填材としては、例えば、粉末状の酸化アルミニウム、炭化珪素、二酸化珪素、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、マグネシウムパイロボレート、酸化亜鉛、窒化珪素、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化鉄、窒化硼素、ダイアモンド、金剛砂、ガラス繊維等が挙げられる。
無機充填材の添加量としては、電離放射線硬化型樹脂100質量部に対して1〜80質量部程度である。
<実施形態の効果>
本発明の実施形態は以下の効果を奏する。
(1)床用化粧材10は、透湿度が1.0g/m・24時間以下である防湿フィルム2を有する。
この構成によれば、木質基材1の裏面の透湿性が低く抑えられている。そのため、木質基材1として1%含水率変化当たりの寸法変化量が0.02%よりも大きいラワン代替材料を用いて、表面に化粧シート3を積層した場合でも、木質基材1の一方の面と他方の面の透湿性を同程度に設定することができる。この結果、床用化粧材10の反りや引き曲がりの発生が十分に抑制されている。
このような本実施形態の床用化粧材10は、各種建築物の床面に施工する床用化粧材10及び特殊用途として床暖房用途に用いる床用化粧材10として適している。
(2)また、本実施形態では、印刷層による自由な絵柄表現が可能であることから、天然資源の量的制約から材料としての大量調達が困難な、淡く白い材質を有するバーチ材やチェリー材などの、稀少材種の有する特殊な意匠が施された床材をも、色違い等の問題を発生することもなく、安価に大量生産することが可能である。
(3)ウレタン系樹脂層を構成するウレタン系樹脂、特にポリエステル系ポリオールで構成した場合、後塗装として電離放射線硬化型樹脂を塗布して、紫外線を照射して硬化させる際に、ウレタン系樹脂の一部がUV架橋する。このため、電離放射線硬化型樹脂で後塗工をしてトップコート層を形成しても、そのトップコート層の密着性に優れる化粧材となる。即ち、後塗工適正に優れた床用化粧材10を提供可能となる。
すなわち、表面の透明樹脂層3C上には、後工程において電子線又は紫外線硬化性樹脂による表面保護層を設けることが可能であるから、床材として使用される際の、使用者の身体や持ち物、或いは家具什器等との擦れにも耐えうる十分な表面硬度や耐摩耗性の付与が可能である。特に表面保護層の適宜の層に耐摩耗性硬質粒子を添加すれば、表面硬度や耐摩耗性の更なる向上と共に、耐滑り性の付与も可能である。
しかも、後工程で形成されたトップコート層と絵柄印刷層との間に透明樹脂層3Cが存在することから、万が一、表面から何らかの過度の外乱により表面保護層(トップコート層)の摩耗が進行しても、透明樹脂層3Cにより印刷層3Bが保護されるので、透明樹脂層3Cの全てが摩耗消失しない限り、絵柄が摩耗消失することがないので、長期に亘り表面からの摩耗に耐えうることができる。
また、この床用化粧シート3を木質系基材上に貼付した本実施形態の床材は、上述した床用シートとしての諸々の利点がそのまま活かされることに加え、床材用基材と、高硬度の電子線又は紫外線硬化性樹脂からなる表面保護層との間に、オレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂からなる基材シート3A及び透明樹脂層3Cが介在していることにより、以下の様な優れた実用上の利点をも有するものである。
すなわち、床材の表面としての物理的特性を見れば、電子線又は紫外線硬化性樹脂からなる表面保護層の硬さが、熱可塑性樹脂からなる基材シート3A及び透明樹脂層3Cによって適度に緩和される結果、床材としての衝撃緩和性や歩行性に優れると共に、熱可塑性樹脂の低熱伝導性により、適度な蓄熱効果を保持させることも可能となるのである。
次に、本発明に基づく実施例について説明する。
<実施例1>
[化粧シート3]
実施例1の化粧シート3を次のように作製した。
厚さ60μmの着色無延伸ポリプロピレン樹脂フィルムを基材シート3Aとして、その表面にコロナ処理を施して濡れ指数38dyn/cm以上に調整し、その表面にウレタン樹脂系インキにてグラビア印刷法により隠蔽層及び木目柄の絵柄印刷層3Bを順次印刷形成した。
次に、該絵柄印刷層3B上に、エチレン−エチルアクリレート共重合体系接着性樹脂層20μmと、光安定剤0.2質量%及び紫外線吸収剤0.3質量%を添加したランダム共重合ポリプロピレン樹脂90μmとを、共押出ラミネートして2層からなる透明樹脂層3Cを形成すると同時に、金属製エンボスロールにて導管柄のエンボスを施した。
冷却固化後、該透明樹脂層3Cの表面にコロナ処理を施して濡れ指数を38dyn/cm以上に調整し、表面全体に2液硬化型ウレタン系樹脂をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量2g/mに施し乾燥硬化させてリコート性樹脂層3Dを形成し、透明樹脂層3Cの表面に電子線又は紫外線硬化性樹脂による再塗装適性を付与した。
しかる後、基材シート3Aの裏面にコロナ処理を施して濡れ指数を38dyn/cm以上に調整し、シリカ粉末を配合したウレタン樹脂系プライマー剤をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量1g/mに施してプライマー層3Eを形成して、表面保護層の形成前の床用シートを作製し、これをロール状に巻き取った。
以上によって、実施例1で使用する化粧シート3を作製した。
数日後、上記の実施例1の化粧シート3に対し、表面保護層として、アクリル系紫外線硬化性樹脂をグラビアコート法にて、硬化後の塗布量がそれぞれ3g/mとなるように、2層に亘り塗工し硬化させて、下塗層及び上塗層の2層からなる総厚100μmとなるように表面保護層を形成して、表面保護層付きの化粧シート3を完成した。
この化粧シート3を、ジャバンコーティングレジン株式会社製接着剤(BA・10L/BA−11B,9g/尺角)を用いて5.5mm厚のMDF(木質基材1)のおもて面に貼り合わせた。当該MDFの1%含水率変化当たりの寸法変化率は0.05%であった。なお、尺角とは、縦303mm×横303mmで表される平面の面積を示す(以下同じ)。
MDFの裏面に、ジャバンコーティングレジン株式会社製(BA−10L/BA−11B,9g/尺角)を用いて防湿シートを貼り合わせて、実施例1の床用化粧板とした。
[防湿シート]
ここで、防湿シートの作製は次の通りとした。即ち、12μm厚さの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用意し、片面に2液硬化型ウレタン系樹脂からなるプライマー層を設けた。更にプライマー層の上にアルミニウム蒸着層を設けた。
この蒸着層の上にPVA/シリケート系からなる表面コート層を0.2g/m2(乾燥状態)を形成し、積層体(合成樹脂製基材層(PET)/蒸着層/表面コート層)を作製した。
前記積層体の両面を、コロナ放電処理した後、主剤(ウレタン樹脂及び硝化綿系樹脂の混合物)に硬化剤(イソシアネート)を添加した2液硬化型樹脂をグラビア印刷法にてそれぞれ固形分として5g/mの塗布量で塗布し、接着用プライマー層を両面に形成した。これにより防湿フィルム2(透湿度1g/m・24時間)を得た。
<比較例1>
リコート性樹脂層3Dを形成しない以外は、実施例1と同様にして比較例1の床用化粧材10を作製した。
<比較例2>
防湿フィルム2としてPE(ポリエチレンシート。透湿度7g/m・24時間)を用いた以外は実施例1と同様にして比較例2の床用化粧材10を作製した。
<性能比較>
・防湿性能
防湿シートについて、JIS Z 0208「防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)」に準拠して実施例1、および、比較例1、2の防湿フィルム2を測定して水蒸気透過度を算出しか。水蒸気透過度の単位は、g/m・dayである。
<表面保護層密着性>
化粧シート3について、カッターによるクロスカットを入れた後、粘着性テープを密着させた後に、勢い良く剥がす事によって、表面保護層の密音陛を確認した。
剥離しなかった場合は×、剥離した場合は○とした。
評価結果を表1に示す。
Figure 2017155521
表1の結果から、本発明に基づく実施例1の床用化粧材10は、コート層の密着性及び防湿性能に優れていることを検証することができた。
ここで、実施例1の床用化粧材10に対し、40℃雰囲気(乾燥雰囲気)中に7日間放置(7日間)し、床用化粧材10の反り量を測定したが、反りが抑制されていることを確認している。
また、実施例1の床用化粧材10に対し、40℃雰囲気(湿度90%の雰囲気)中に7日間放置(7日間)し、床用化粧材10の反り量を測定したが、反りが抑制されていることを確認している。
このように、本発明に基づく床用化粧材10は、防湿フィルム2の存在により木質基材1の湿度による寸法変化が効果的に抑制されている。
また、実施例1の床用化粧材10に対し、遮熱性能を、JIS規格、K5602に規定された塗膜の日射反射率の測定方法を用いて測定した。測定は、株式会社島津製作所製分光光度計UV3600(製品名)によって行われた。そして、JIS規格、K5602の規定により、塗膜の日射反射率が40%以上であったことを確認した。
また、実施例1の床用化粧材10に使用される化粧シート3について、縦21cm、横29.7cm、厚みが0.5mmの無塗装鋼板の片側の表面に接着剤を用いて貼り合わせ、試験片を作製した。そして、試験片表面の真上であって、表面から15cm離れた位置にハロゲン球を設置し、120分間ハロゲン光を照射しながら試験片の表面と裏面の温度を1分毎に測定し、その最高温度を記録した。その記録によれば、最高温度が62℃以下であったことを確認している。
1 木質基材
2 防湿フィルム
2A 基材層
2B 蒸着層
2C コート層
3 化粧シート
3A 基材シート
3B 印刷層
3C 透明樹脂層
3D ウレタン系樹脂層
3E ウレタン樹脂系プライマー層
10 床用化粧材

Claims (6)

  1. 木質基材の一方の面に化粧シートが設けられると共に、上記木質基材の他方の面に防湿フィルムが設けられ、電離放射線硬化型樹脂で後塗装が施される予定の床用化粧材であって、
    上記木質基材は、1%含水率変化当たりの寸法変化量が0.02%よりも大きく、且つ平均含水率が6〜10質量%の範囲であり、
    上記防湿フィルムは、透湿度が1.0g/m・24時間以下であり、
    上記化粧シートは、熱可塑性樹脂の基材シートの上記木質基材とは反対側の面の上に、印刷層と、透明樹脂層と、ウレタン系樹脂層とがこの順に設けられていることを特徴とする床用化粧材。
  2. 上記ウレタン系樹脂層のウレタン系樹脂がポリエステル系ポリオールであることを特徴とする請求項1に記載した床用化粧材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載した床用化粧材の上記ウレタン系樹脂層の上に、電離放射線硬化型樹脂からなるトップコート層が形成されていることを特徴とする床用化粧材。
  4. 上記木質基材は、中密度木質繊維板(MDF)、高密度木質繊維板(HDF)、パーティクルボード(PB)、針葉樹合板及び早成樹合板の一つ、又はこれらの板から選択された2以上の板を積層して構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した床用化粧材。
  5. 上記防湿フィルムは、樹脂製の基材層と、その基材層上に形成された蒸着層とを有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した床用化粧材。
  6. 上記防湿フィルムは、上記蒸着層の上に表面保護層を有することを特徴とする請求項5に記載した床用化粧材。
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