JP2017155125A - 発光組成物、発光電気化学素子、及び発光装置 - Google Patents

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Yoshinori Nishikitani
禎範 錦谷
西出 宏之
Hiroyuki Nishide
宏之 西出
聡一 内田
Soichi Uchida
聡一 内田
池田 哲
Tetsu Ikeda
哲 池田
涼 西村
Ryo Nishimura
涼 西村
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Abstract

【課題】高効率、高輝度の限りなく白に近い白色発光が得られる発光組成物、及び発光層が単一層である簡素な素子構造である特徴を活かしつつ、この発光組成物で発光層を形成した発光電気化学素子、及び該発光電気化学素子を有する発光装置を提供する。
【解決手段】フルオレン骨格を有する塩を構造単位として有する共役ポリマー、及び燐光発光金属錯体を含有する発光組成物、該発光組成物からなる発光層を有し、第1電極、発光層、及び第2電極がこの順番に積層されている発光電気化学素子、及び該発光電気化学素子と、該発光電気化学素子の第1電極と第2電極との間に電圧を印加する電圧部とを有する発光装置とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光組成物、この発光組成物で発光層を形成した発光電気化学素子、及び該発光電気化学素子を有する発光装置に関する。
近年、有機電界発光素子(以降、OLED;Organic Light-Emitting Diodeとも称する。)は一般に、軽量で薄く大面積の発光面を形成することが可能であることから、照明、ディスプレイ等の各種発光デバイスへの利用が期待されている。
この有機電界発光素子は、一般に、陽極、陰極、及び発光層から構成され、両極間に電圧を印加することにより、陽極から注入された正孔(ホール)と、陰極から注入された電子とが発光層で結合することにより発光する。この有機電界発光素子の発光効率を高めるためには、発光層の他に、正孔と電子との再結合効率を向上させるための正孔注入層や電子注入層等を設けて多層構造とする必要がある。しかしながらこの場合、発光素子の構造が複雑になると共に製造工程も煩雑になってしまうという課題を有する。更に、発光素子の駆動に高電界が必要であることも課題となっている。
上記した有機電界発光素子の課題を解決する素子として、発光電気化学素子(以降、LEC;Light-emitting Electrochemical Cellと略称することもある。)が、例えば特許文献1〜3等にて提案されている。
LECは、第1電極、第2電極、及び両電極間に設けられた発光層から構成される。発光層は、一般的に、発光材料である導電性ポリマー及び電解塩を電解質に分散して形成される。LECにおいては、両極間に電圧を印加することによって、電極からの正負電荷の注入と電解塩の正負両イオンの移動によりp−n接合又はp−i−n接合が形成され、正孔と電子が発光層内の発光材料分子上で再結合して発光分子を励起し、励起状態から基底状態に失活することにより発光すると推定されている。
LECは一般的に、OLEDに対して、(1)駆動電圧が低い、(2)大気中で安定な電極の使用が可能、(3)単一の発光層での素子の製造が可能になるため素子構成が簡単、等の優位性を持つ。中でも、固体電解質を使用するLECは、素子製造時の電解質の封止が容易であることや、素子破損時に環境に与える影響が少ないことから、特に注目されている。
特許文献1は、LEC用としてポリ(ジエン−アリーレン)系高分子を開示し、特許文献2は、共役ポリマーと電解質を含む発光デバイスを開示している。しかし、いずれも青色(B)、緑色(G)、赤色(R)等の単色発光素子の性能向上に係る発明である。
しかし、LECを照明やディスプレイ等の用途に適用する場合、白色発光させる必要があり、該白色発光が得られるLECとして、特許文献3が導電性ポリマー及び含窒素共役系化合物を含有するLECを開示している。
特開2008−291230号公報 特表2012−516033号公報 特開2015−230955号公報
特許文献3には、白色発光可能なLECが開示されているが、これ以外には、白色発光可能なLECに係る技術はいまだ見当たらない。また、特許文献3の技術により、白色発光が可能であるが、発光効率や輝度の点でさらなる性能向上が必要と考える。
そこで、本発明の課題は、高効率、高輝度の限りなく白に近い白色発光が得られる発光組成物、及び発光層が単一層である簡素な素子構造である特徴を活かしつつ、この発光組成物で発光層を形成した発光電気化学素子、及び該発光電気化学素子を有する発光装置を提供することにある。
本発明者らは前記課題について鋭意研究した結果、フルオレン骨格を有する塩を構造単位として有する共役ポリマーと燐光発光金属錯体とを含有する発光組成物、さらにこの発光組成物を発光層として使用する、第1電極、発光層、及び第2電極がこの順番に積層されたLECを開発し、本発明を完成させるに至った。
本発明のLECにおいて、第1電極と第2電極との間に電圧が印加されることにより、発光組成物中のフルオレン骨格を有する塩を構造単位として有する共役ポリマーが青色〜青緑色発光する。燐光発光金属錯体は電圧の印加あるいは共役ポリマーの該青色〜青緑色の光の一部を吸収して励起され、エネルギー移動が生じ、赤色〜赤橙色の燐光を発光する。本発明者らは、この2種類の発光を組み合わせることにより、低駆動電圧で高輝度の優れた白色光が効率よく発光されることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明によれば、フルオレン骨格を有する塩を構造単位として有する共役ポリマー、及び燐光発光金属錯体を含有する発光組成物が提供される。
好ましくは、共役ポリマーと燐光発光金属錯体との最高被占軌道(HOMO)間、及び/又は最低空軌道(LUMO)間のエネルギー差の絶対値が0.5eV以下である発光組成物が提供される。
また本発明によれば、上記発光組成物からなる発光層を有し、第1電極、発光層、及び第2電極がこの順番に積層されている、発光電気化学素子が提供される。
さらに本発明によれば、上記発光電気化学素子と、該発光電気化学素子の第1電極と第2電極との間に電圧を印加する電圧部とを有する発光装置が提供される。
本発明の発光組成物を用いれば、低駆動電圧で、高輝度かつ限りなく白に近い白色発光が高効率で得られる発光電気化学素子の発光層を、容易に作製することができる。
本発明の発光電気化学素子は、単一の発光層とすることができ、簡素な素子構造でありながら、低駆動電圧で、高輝度かつ限りなく白に近い白色発光が高効率で得られる。
本出願において、限りなく白に近い白色とは、色度図においてx及びyが、0.33±0.09の範囲に入るものをいうものとする。本発明の発光電気化学素子や該素子に係る化合物の発光色は、「瞬間マルチ測光システム(広ダイナミックレンジタイプ)MCPD9800」(大塚電子株式会社製)で測定した結果を、CIE色度座標に当てはめたときの色とする。以降、このように白色度の良好なものを高白色度と称する場合もある。
また、本発明の発光電気化学素子を用いることにより、高輝度かつ高白色度の白色光が得られる発光装置とすることができる。
本発明の発光電気化学素子の一実施形態に係る概略断面図である。 本発明の発光電気化学素子の別の実施形態に係る概略断面図である。 実施例及び比較例の各素子の、4V定電圧下での輝度−時間(L−T)特性を示すグラフ図である。 実施例及び比較例の各素子のEL(Electroluminescence)スペクトル図である。 実施例及び比較例の各素子の色度図である。
以下、本発明について詳述する。
本発明の発光組成物は、発光化合物であるフルオレン骨格を有する塩を構造単位として有する共役ポリマー、及び燐光発光金属錯体を含有する。この発光組成物は、例えば、第1電極、発光層、第2電極がこの順番に積層された発光電気化学素子の発光層を形成するのに好ましく使用することができる。以後、共役ポリマーと称した場合、特に断らない限り、本発明のフルオレン骨格を有する塩を構造単位として有する共役ポリマーのことを指すものとする。
本発明の発光組成物において、共役ポリマー及び燐光発光金属錯体の最高被占軌道(HOMO)間、及び/又は最低空軌道(LUMO)間のエネルギー差の絶対値は、0.5eV以下であることが好ましく、0.4eV以下がより好ましい。このようなエネルギー差を、HOMO間又はLUMO間のいずれかで有していれば好ましく、両者がこのようなエネルギー差であってもよい。このように最高被占軌道(HOMO)間、又は最低空軌道(LUMO)間のエネルギー差の絶対値を小さくすることにより、この組成物で発光電気化学素子の発光層を形成した場合に、両発光化合物に電荷が注入されやすくなるとともに、共役ポリマーの発光スペクトルと燐光発光金属錯体の吸収スペクトルの重なりが生じるため効率的なエネルギー移動が生じ、発光が得られやすい。
共役ポリマーは電圧が印加されることによって青色〜青緑色に発光し、燐光発光金属錯体は電圧の印加あるいは共役ポリマーの該青色〜青緑色(以後、単に青色と称する)の光の一部を吸収して励起され、エネルギー移動が生じ、赤色〜赤橙色(以後、単に赤色と称する)の燐光を発光する。
共役ポリマーの青色発光と、燐光発光金属錯体の赤色発光が組み合わされることによって、白色光として外部に発光される。発光効率が高い燐光発光金属錯体を用いることで、少量の燐光発光金属錯体の添加によって赤色の発光を得ることができるので、燐光発光金属錯体添加による共役ポリマーの青色発光の低減を抑制して、高輝度・高効率な白色発光を得ることができる。
共役ポリマーが発光する青色光と、燐光発光金属錯体が発光する赤色光は、白色光形成にとって良好な補色関係を有するものであるため、高白色度の白色光を発光させることができる。
本発明の発光組成物に含有される共役ポリマーは、電子及び/又は正孔輸送機能を有するものであり、電子及び/又は正孔を効率よく輸送できる導電性ポリマーである。該共役ポリマーは、下記式(1)に示すフルオレン骨格を有する塩を構造単位として有することを特徴とする。該構造単位を有することにより良好な青色光を発光することができる。
本発明においてフルオレン骨格を有する塩とは、フルオレン骨格を有する有機塩のことを意味し、塩の部位は特に限定されないが、下記式(1)のR中の任意の個所に塩が形成されていればよい。塩としては、第4級アンモニウム塩、硫酸塩、カルボン酸塩、及びリン酸塩等を例示できる。共役ポリマーとしての安定性や製造の容易さの点において、第4級アンモニウム塩が好ましい。
[式(1)中、Rは炭素数1〜20のアルキレン基を有する塩である。]
上記共役ポリマーは、ホモポリマーであってもコポリマーであってもよい。コポリマーにおいては、フルオレン骨格を有する構造式の異なる複数のフルオレン系モノマーとのコポリマー、及びフルオレン系モノマーとフルオレン骨格を有さない他のモノマーとのコポリマーであってもよい。ただし、該フルオレン系モノマーは分子中に塩構造を有しているモノマーである。
共役ポリマーの好ましい例として、下記式(2)のポリ[9,9−ビス{6’−(N,N,N−トリメチルアンモニウム)ヘキシル}フルオレン−co−alt−1,4−フェニレン]ブロマイド(PFNBr)を挙げることができる。
[式(2)中、nは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。]
共役ポリマーとしては、上記式(2)のポリマー以外に、下記式(I)に示すA1〜A12のポリマー化合物群を例示することもできる。
[式(I)中、m、nは重合度を示し、5以上、好ましくは10以上、さらに好ましくは20以上の整数を表す。A8のRはアルキル基含有第4級アンモニウム塩であり、例えば、以下のものを例示できる。(CH)Me(X=Br,BF,CFSO,PF,B(C)(BPh),(B(3,5-(CF))(BAr )))]
共役ポリマーの重合度は、特に上限はなく、発光組成物を溶融又は溶媒に溶解して、電極に塗付する等の方法によって発光層を形成できる重合度範囲であればよい。
本発明の発光組成物に含有される燐光発光金属錯体は、電圧の印加により、及び/又は光を吸収して電子が励起され、励起三重項状態から基底状態に遷移して発光する、すなわち燐光を発する化合物である。本発明において、錯体は、錯イオン及び錯イオンとその対イオンによる錯塩も含むものとする。
本発明の燐光発光金属錯体としては、下記式(3)の化合物を好適な例として挙げることができる。
[式(3)中、Mは遷移金属又は遷移金属イオン、Lは1種以上の配位子であり、nは2〜5の整数である。Xは、[M−(L)]がイオンである場合の対イオンであり、無くてもよい。]
式(3)で示される燐光発光金属錯体の中でも、Mがイリジウム又はイリジウムイオンである錯体がより好ましい。上記共役ポリマーが発光する青色光に対する良好な補色関係の赤色光を発光するからである。
さらに、上記共役ポリマーの青色発光との組み合わせにより、より高白色度の白色光を得られる点で、上記式(4)の[M−(L)]が下記式(4)の錯イオンであることがより一層好ましい。
また、上記式(3)の対イオンXとしては、Cl、Br、I、F、OH、PF 、BF 、CN、SbF 、AsF 、NCO、ClO 、CHCOO、CFSO 、B(C) 、及びB(C) を例示でき、これらの中から一種以上を選択できる。
極めて高輝度な白色光が得られる点で、下記式(5)に示す燐光発光金属錯体が特に好ましい。
共役ポリマーと燐光発光金属錯体との含有比は、共役ポリマー100質量部に対して燐光発光金属錯体が0.01〜4質量部であることが好ましく、0.1〜2質量部であることがより好ましい。当該範囲内であれば、より良好な補色関係が得られると共に発光効率をより良好にでき、高白色度の白色光となる。
本発明の発光組成物は、さらに、ポリマー電解質及び電解塩を含有しても良い。これらを含有することにより、電圧印加時のキャリア移動が良好となり、共役ポリマーから高輝度、高効率の発光が得られ易くなる利点がある。
ポリマー電解質としては、下記式(6)で表されるアルキレンオキサイド骨格を有する、直鎖状または分岐構造を有するポリマーを例示できる。また、アルキレンオキサイド骨格とそれ以外の他の骨格構造とを有するポリマーであってもよい。
[式(6)中、Rは炭素数2〜4の直鎖又は分岐を有するアルキレン基であり、該アルキレン基の水素原子の一部が、メチル、エチル等のアルキル基、また、フェニル基等の芳香環を有するアリール基で置換されていてもよい。]
これらの中でも、ポリアルキレンオキサイドが好ましく、特に、下記式(7)に例示するエチレンオキサイド骨格を有するポリエチレンオキサイドがより好ましい。加工性、イオン伝導度、機械特性、透明性の点で優れているからである。また、ポリエチレンオキサイドとしては、式(7)に示す直鎖状であってもよく、任意の個所で分岐している分岐状ポリエチレンオキサイドであってもよい。
本発明のポリマー電解質としての直鎖状または分岐状ポリエチレンオキサイドは、粘度平均分子量(Mv)が100,000〜2,000,000であることが好ましく、より好ましくは300,000〜900,000である。加工性、及びイオン伝導度がより良好となるからである。
ポリマー電解質を含む場合、発光組成物中のポリマー電解質の含有量は、共役ポリマー及び燐光発光金属錯体の合計量100質量部に対して10〜400質量部が好まく、より好ましくは40〜160質量部である。ポリマー電解質含有量が10質量部未満である場合、ポリマー電解質を含有させる利点が小さい可能性があり、400質量部を超える場合、きれいな面発光が得られない可能性がある。
本発明の発光組成物は、さらに電解塩を含有してもよく、その電解塩としては、LiCl、LiBr、LiI、LiBF、LiClO、LiPF、LiCFSOなどのリチウム塩、KCl、KI、KBr、KCFSOなどのカリウム塩、NaCl、NaI、NaBrなどのナトリウム塩、ほうフッ化テトラエチルアンモニウム、過塩素酸テトラエチルアンモニウム、ほうフッ化テトラブチルアンモニウム、過塩素酸テトラブチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウムハライドなどのテトラアルキルアンモニウム塩を挙げることができる。上述の4級アンモニウム塩のアルキル鎖長は同じであっても異なっていても良く、必要に応じて1種のみでも良いし、2種以上組み合わせて用いても良い。これらの中でも、イオン伝導度、相溶性、安定性の点からKCFSOが好ましい。
また、発光組成物に含有される電解塩として、イオン液体を用いることもできる。本明細書においてイオン液体とは、室温(25℃)で液体として存在する塩を意味する。イオン液体のカチオンとしては、例えば、イミダゾリウムカチオン、ピリジニウムカチオン、ピロリジニウムカチオン、ピペリジニウムカチオン、テトラアルキルアンモニウムカチオン、ピラゾリウムカチオン、又はテトラアルキルホスホニウムカチオン等が挙げられる。
上記イミダゾリウムカチオンとしては、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウム、1−アリル−3−メチルイミダゾリウム、1−アリル−3−エチルイミダゾリウム、1−アリル−3−ブチルイミダゾリウム、1,3−ジアリルイミダゾリウム等が挙げられる。
上記ピリジニウムカチオンとしては、例えば、1−プロピルピリジニウム、1−ブチルピリジニウム、1−エチル−3−(ヒドロキシメチル)ピリジニウム、1−エチル−3−メチルピリジニウム等が挙げられる。
上記ピロリジニウムカチオンとしては、例えば、N−メチル−N−プロピルピロリジニウム、N−メチル−N−ブチルピロリジニウム、N−メチル−N−メトキシメチルピロリジニウム等が挙げられる。
上記ピペリジニウムカチオンとしては、例えば、N−メチル−N−プロピルピペリジニウム等が挙げられる。
上記テトラアルキルアンモニウムカチオンとしては、例えば、N,N,N−トリメチル−N−プロピルアンモニウム、メチルトリオクチルアンモニウム等が挙げられる。
上記ピラゾリウムカチオンとしては、例えば、1−エチル−2,3,5−トリメチルピラゾリウム、1−プロピル−2,3,5−トリメチルピラゾリウム、1−ブチル−2,3,5−トリメチルピラゾリウム等が挙げられる。
上記テトラアルキルホスホニウムカチオンとしては、例えば、テトラメチルホスホニウム、テトラブチルホスホニウム等が挙げられる。
また、上記カチオンと組み合わされてイオン液体を構成するアニオンとしては、例えば、BF 、NO 、PF 、SbF 、CHCHOSO 、CHCO 、又はCFCO 、CFSO 、(CFSO[ビス(トリフルオロメチルスルフォニル)イミド]、(CFSOなどのフルオロアルキル基含有アニオンが挙げられる。
電解塩を含む場合、発光組成物中の電解塩の含有量は、共役ポリマー及び燐光発光金属錯体の合計量100質量部に対して0.01〜40質量部が好まく、より好ましくは0.1〜20質量部である。当該範囲内であれば、発光組成物を発光層とした際の電流の流れが非常に良好となり、優れた発光が得られるからである。なお、40質量部を超える場合は、ドーピングが進みすぎて短絡を起こしやすくなるおそれがある。
本発明の発光電気化学素子は、第1電極、発光層、及び第2電極がこの順番に積層されてなり、発光層が上記説明した本発明の発光組成物からなる。
本発明の発光電気化学素子の発光層の層厚は、原理的には発光性能は膜厚に依存することはないことから、任意の層厚とすることができるが、通常、実用性の点で、1nm〜1000nmの範囲であり、より好ましくは10〜500nm、さらに好ましくは50nm〜250nmの範囲で所望の層厚を適用する。層厚が1nmより薄い場合、短絡することがあり、1000nmを超える場合は、発光光の取り出し効率が低下するおそれがある。
本発明の発光電気化学素子を構成する第1電極及び第2電極の少なくとも一方は透光性電極、すなわち透明電極であり、発光層が発光した光を取り出すことができる。透明電極の材料としては、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化インジウム・酸化亜鉛化合物、酸化スズ・アンチモン化合物、酸化ガリウム・酸化亜鉛化合物などを挙げることができる。
他方の電極は透明電極である必要はなく、例えば、アルミニウム、インジウム、マグネシウム、タングステン、チタン、モリブデン、カルシウム、ナトリウム、カリウム、イットリウム、リチウム、マンガン、金、銀、銅、パラジウム、白金、スズ、鉛、ニッケル等の金属、これらの金属の合金などを使用できる。もちろん透明電極であってもよい。
第1電極及び/又は第2電極としては、透明性を有するITO(酸化インジウムスズ)が好ましく、これ以外に、導電性、経済性の点でアルミニウムが好ましい。
本発明の発光電気化学素子は、基板は必須ではないが、基板を有してもよく、その場合、具体的な製造方法としては、ガラス等の透明基板上に、第1電極、発光層、及び第2電極を順番に形成する方法が好ましい。第1電極及び第2電極を形成する方法としては、スパッタリング法、真空蒸着法等を例示できる。
次に、本発明の発光電気化学素子の製造方法例について、図1及び2を参照しながら詳細に説明する。
本発明の発光電気化学素子の必須の構成は、図1に発光電気化学素子10として示す第1電極、発光層及び第2電極からなる3層構造であるが、上記したように、図2に発光電気化学素子20として示す基板4を有する構造であってもよい。発光光を取り出すため、当該基板は透明基板である。
以下、図2に示す発光電気化学素子20を例として製造方法を説明する。まず、ガラス等の透明基板4上に第1電極1としてITO電極等の透明電極を、スパッタリング法、又は真空蒸着法等で形成する。次に、該ITO電極等の表面に、本発明の発光組成物を溶媒に溶解・分散した分散溶液を、例えばスピンコート成膜法により塗付し、溶媒を乾燥除去して発光層2を積層する。ここで、分散溶液のための溶媒は、各構成成分を溶解するものであれば特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール等の低級アルコール、アセトニトリル、クロロホルム、シクロヘキサノン、トルエン、又はこれらの混合溶媒等の溶媒を使用することができる。
続いて、発光層2上に第2電極3としてのアルミニウムを、例えば、真空蒸着法により蒸着、製膜させることにより積層して発光電気化学素子20を製造することができる。
本発明の発光電気化学素子の素子特性は、定電圧下での輝度−時間(L−T)特性、ELスペクトル図、色度図(色度座標)、及び演色性で評価できる。ここで、演色性は、JIS 8726(1990)に準拠して測定する平均演色評価数(Ra)で表す。
L−T特性評価では、定駆動電圧下での、発光光の輝度の時間変化を評価できる。ELスペクトル図では、電圧を印加した場合の波長ごとの発光強度により発光色の詳細を把握できる。なお、本明細書においては、発光強度を規格化して規格化発光強度で示す。規格化発光強度とは波長400nmから800nmの範囲で測定した波長ごとの発光強度をその中の最大値により除して規格化したものである。
また、色度図を用いてxy座標の数値によって発光色を表すことができ、本発明の一目的である白色光の白色の度合いをxy座標の数値で評価することができる。さらに、演色性評価により、自然光に近い良好な光か否かを評価でき、具体的には、Ra値が100に近いほど自然光に近い良好な光と判定できる。
本発明の発光装置は、上記本発明の発光電気化学素子と、該発光電気化学素子に電圧を印加するための電圧部とを有する構成である。当該電圧部としては、直流電圧又は交流電圧の何れを印加するものであってもよい。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は本実施例に限定されるものではない。
[発光層2の発光組成物を構成する各化合物]
共役ポリマー;上記式(2)のポリ[9,9−ビス{6’−(N,N,N−トリメチルアンモニウム)ヘキシル}フルオレン−co−alt−1,4−フェニレン]ブロマイド(PFNBr)(文献「S. M. Peng, et al., J. Am. Chem. Soc. vol.130, pp.3413(2008年)」に従い、下記に示す方法により合成したものを使用した)。LUMO:3.0eV、HOMO:5.8eV。
燐光発光金属錯体;上記式(5)に示すイリジウム錯体([Ir(ppy)2(biq)]+PF6 -)(下記に示す方法により合成したものを使用した)。LUMO:3.8eV、HOMO:6.2eV。
(PFNBrの合成)
1,4−フェニレンジボロン酸(0.2485g)、2,7−ジブロモ−9,9−ビス(6’−ブロモヘキシル)フルオレン(0.9755g)、及び触媒としての[1,1’−Bis(diphenylphosphino) ferrocene] dichloropalladium(II)(Pd(dppf)Cl)(20mg)及びテトラブチルアンモニウムブロマイド(BuNBr)(20mg)をテトラヒドロフラン(THF)(10mL)に溶解後、塩基として炭酸カリウム水溶液(2.10g/7.5mL水)を加え、不活性ガス(窒素)雰囲気、85℃で24時間反応させた。さらに、フェニルボロン酸(60.5mg)を加えて3時間、またさらにブロモベンゼン(78mg)を加えて1時間反応させた。得られた生成物をメタノールで沈殿精製し、乾燥させることにより、黄色粉末の下記式(8)に示す中間体ポリマーを得た。当該中間体ポリマーのMnは14,000、Mw/Mnは5.18であった。分子量(Mn及びMw)の測定法は下記に示す。
−78℃に冷却した当該中間体ポリマー(60mg)のTHF溶液(10mL)にトリメチルアミン(2mL)を加えた後、室温に戻し純水(10mL)を加えた。再び−78℃に冷却し、同量のトリメチルアミン(2mL)を加えた後、室温で24時間反応させた。その後、THFを除去してアセトンで洗浄し、乾燥させることにより、褐色粉末のPFNBrを得た。
(PFNBrの分子量測定方法)
PFNBrの分子量はゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)により、以下の条件で測定した。
測定装置:CBN-20A, SHIMADZU製
カラム:TSKgel super HM-N (φ6 mm×15 cm, 東ソ製)
溶媒(溶離液):クロロホルム
検出器:SPD-M20A(UV検出器)
標準物質:単分散ポリスチレン(東ソ製)
測定条件:0.3 mL/min、1 mg/mL、20μL
([Ir(ppy)2(biq)]+PF6 -の合成)
Ar雰囲気下、反応釜中で、199mgのBis−(μ)−chlorotetrakis(2−phenylpyridinato−C2,N)diiridium(III)と100mgの2,2′−biquinolineとを、15mlの1,2−ethanediolに溶解させ、150℃で16時間撹拌した。反応後、室温まで冷却したのち、400mgのNHPFを4mlのイオン交換水に溶解させて反応釜に加え、沈殿を生成させた。次に、沈殿物を、グラスフィルターにて濾過した後、80℃で一晩真空乾燥し、常法に従い、カラムクロマトグラフィー(溶媒;CHCl/MeCN=10/1)で精製した。つづいて、溶媒を留去して乾燥させることにより、[Ir(ppy)2(biq)]+PF6 -を得た。
(実施例)
<発光電気化学素子:素子Aの作製>
PFNBr 10mgをメタノール1mL中に添加し、40℃で30分間撹拌してPFNBrのメタノール溶液を調製した。次に、[Ir(ppy)2(biq)]+PF6 - 10mgをアセトニトリル1mL中に添加し、40℃で3分間撹拌して[Ir(ppy)2(biq)]+PF6 -のアセトニトリル溶液を調製した。
PFNBr 100質量部に対して、[Ir(ppy)2(biq)]+PF6 - 1質量部となるように、調製した両溶液を混合し、40℃で3時間撹拌した。得られた混合溶液100μLを、UVオゾン洗浄したITO電極(第1電極1)上にスピンコート成膜法により塗付し、溶媒を乾燥除去して100nmの発光層2を積層した。更に、この発光層上にアルミニウムを真空蒸着して100nmの第2電極3を積層し、素子Aを作製した。
素子Aの発光層中の発光組成物の各成分の組成比、及び各成分間のHOMOの差(絶対値)を表1に示す。
得られた素子AについてL−T特性、ELスペクトル、色度図、及び演色性での発光色評価を実施した。L−T特性を図3に、ELスペクトルを図4に、色度図を図5に、並びに色度図上の色度座標のxy座標、及び平均演色評価数(Ra)を表1に示す。L−T特性及びELスペクトルは瞬間マルチ測光システム(広ダイナミックレンジタイプ)MCPD9800(大塚電子株式会社製)を用いて測定した。測定条件としては、検出器から素子発光面までの距離は0.028m、発光面積は9×10−6(3mm×3mm)、印加電圧は4.0Vである。また、全ての測定は暗室下で行った。
(比較例)
<発光電気化学素子:素子Bの作製>
[Ir(ppy)2(biq)]+PF6 - を使用せず、PFNBrのみの発光層を積層する以外は実施例と同様にして素子Bを作製し、同様に評価した。結果を表1及び図3〜5に示す。
図3、5、及び表1のRa値から明らかなように、実施例の発光電気化学素子は、比較例に比して高輝度、高白色度、かつ自然光に近い白色光が得られることが分かる。
また、実施例(素子A)の発光スペクトルは、図4から明らかなように、400nm〜500nm付近に極大値を有する発光と、600nm付近以降のショルダーの発光を合わせたものとなっている。400nm〜500nm付近の発光は、PFNBrによる青色光であり、600nm付近以降のショルダーの発光は、当該青色光を吸収した[Ir(ppy)2(biq)]+PF6 -が赤色の燐光を発光しているものである。両発光により、高輝度かつ限りなく白色に近い白色発光が得られていることが分かる。
1 第1電極
2 発光層
3 第2電極
4 基板

Claims (13)

  1. フルオレン骨格を有する塩を構造単位として有する共役ポリマー、及び燐光発光金属錯体を含有する、
    発光組成物。
  2. 前記共役ポリマーと前記燐光発光金属錯体との最高被占軌道(HOMO)間、及び/又は最低空軌道(LUMO)間のエネルギー差の絶対値が0.5eV以下である、
    請求項1に記載の発光組成物。
  3. 電圧が印加されることにより、前記共役ポリマーが青色〜青緑色発光し、前記燐光発光金属錯体が赤色〜赤橙色発光することで白色発光する、
    請求項1又は2に記載の発光組成物。
  4. 前記共役ポリマーの前記フルオレン骨格を有する塩の構造単位が下記式(1)で表される、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の発光組成物。
    [式(1)中、Rは炭素数1〜20のアルキレン基を有する塩である。]
  5. 前記共役ポリマーは下記式(2)で表される化合物である、
    請求項4に記載の発光組成物。
    [式(2)中、nは5以上の整数である。]
  6. 前記燐光発光金属錯体は、下記式(3)で表される遷移金属錯体である、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の発光組成物。
    [式(3)中、Mは遷移金属又は遷移金属イオン、Lは1種以上の配位子であり、nは2〜5の整数である。Xは、[M−(L)]がイオンである場合の対イオンであり、無くてもよい。]
  7. 前記遷移金属錯体のMがイリジウム又はイリジウムイオンである、
    請求項6に記載の発光組成物。
  8. 前記遷移金属錯体の[M−(L)]が、下記式(4)で表される錯イオンである、
    請求項7に記載の発光組成物。
  9. 前記遷移金属錯体のXは、Cl、Br、I、F、OH、PF 、BF 、CN、SbF 、AsF 、NCO、ClO 、CHCOO、CFSO 、B(C) 、及びB(C) から選択される一種以上である、
    請求項6〜8の何れか一項に記載の発光組成物。
  10. 前記遷移金属錯体は下記式(5)の化合物である、
    請求項6に記載の発光組成物。
  11. 前記発光組成物が、さらに、ポリマー電解質及び電解塩を含有する、
    請求項1〜10の何れか一項に記載の発光組成物。
  12. 請求項1〜11の何れか一項に記載の発光組成物からなる発光層を有し、
    第1電極、前記発光層、及び第2電極がこの順番に積層されている、
    発光電気化学素子。
  13. 請求項12に記載の発光電気化学素子と、該発光電気化学素子の第1電極と第2電極との間に電圧を印加する電圧部とを有する、
    発光装置。
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