JP2017155077A - 視認性向上樹脂組成物 - Google Patents

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【課題】画像表示ディスプレイ等に使用される光硬化性樹脂で、表示体と光学部材を貼り合わせる工程においてリワーク性に優れた透明樹脂組成物を提供する。【解決手段】数平均分子量が3,000〜8,000で、水素添加したポリブタジエン骨格を持つ(メタ)アクリル基を有する化合物(A)と、数平均分子量が500〜5,000で、末端に水酸基を持つ水素添加したポリブタジエン系オリゴマー(B)と、脂環式の単官能(メタ)アクリル酸エステルモノマー(C)と、可塑剤(D)と、光重合開始剤(E)を含み、前記(A)含有量が20〜25重量%で、該硬化物の弾性率が1.0×104Pa以上である光硬化性樹脂組成物である。【選択図】なし

Description

本発明は、画像表示ディスプレイ等に使用される光硬化性樹脂で、表示体と光学部材を貼り合わせる工程においてリワーク性に優れた透明樹脂組成物、並びにこれらで貼り合わせた、表示体と光学部材を含むタッチパネルもしくはフラットパネルディスプレイに関するものである。
アクリル系の光硬化型樹脂は、プラスチックフィルムやプラスチック成型物表面に特別な性能を付与するために多くの分野で使用されている。例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上に塗布して高硬度を付与したハードコートフィルムは、タッチパネル製品で大量に使用されており、またPETフィルムに粘性を付与した粘着フィルムはフラットパネルディスプレイ製品の製造工程でも大量に使用されている。
こうしたプラスチック表面に薄膜で塗布し、特別な性能を付与する分野以外でも、アクリル樹脂はその特徴である透明性や速硬化性を活かし様々な用途で使用されている。例えばスマートフォーンやタッチパネルに代表される画像表示ディスプレイにおいて、画像を表示する液晶表示パネルや有機EL表示パネル等の画像表示部材とそれを保護するカバー部材との間に、こうしたアクリル系の透明樹脂を充填して接着することで、画像表示部材とカバー部材間の空気層をなくしコントラストや輝度の低下を防ぐ技術が開発されてきた。(特許文献1)。
また物性面では更に改善が進み、収縮率と弾性率と高い耐久性(耐熱性、耐湿熱性)を併せ持つ樹脂組成物として、水添ポリブタジエンジオールと、水添ポリブタジエン系ウレタンアクリレートと、単官能アルキル(メタ)アクリレートと、単官能ヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレートと、石油樹脂とからなる組成物が提案されている(特許文献2)。一方で、こうした樹脂により表示体と光学部材を貼り合わせる際、気泡や異物の混入、また貼合わせのズレなどで修正が必要となる事があり、その場合は一度貼合わせた面を一旦剥がして、再度貼合わせるリワーク性が求められるようになってきている。しかしながらこのリワーク性と良好な物性を両立させる事は容易ではなく、改良の余地があった。
特開2005−55641 特開2015−209520
本発明は、画像表示ディスプレイ等に使用される光硬化性樹脂で、表示体と光学部材を貼り合わせる工程においてリワーク性に優れた透明樹脂組成物を提供することにある。
請求項1記載の発明は、数平均分子量が3,000〜8,000で、水素添加したポリブタジエン骨格を持つ(メタ)アクリル基を有する化合物(A)と、数平均分子量が500〜5,000で、末端に水酸基を持つ水素添加したポリブタジエン系オリゴマー(B)と、脂環式の単官能(メタ)アクリル酸エステルモノマー(C)と、可塑剤(D)と、光重合開始剤(E)を含み、前記(A)含有量が20〜25重量%で、該硬化物の弾性率が1.0×10Pa以上である光硬化性樹脂組成物を提供する。
請求項2記載の発明は、前記(B)の含有量が35〜45重量%で、前記(C)含有量が20〜30重量%で、ある請求項1の光硬化性樹脂組成物を提供する。
請求項3記載の発明は、前記(D)が、25℃にて粘度500mPa・s以下のカルボン酸エステルである請求項1または2記載の光硬化性樹脂組成物を提供する。
請求項4記載の発明は、更に水酸基をもつ単官能(メタ)アクリル酸エステルモノマーを2重量%以下含む請求項1〜3いずれかに記載の光硬化性樹脂組成物を提供する。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の光硬化性樹脂組成物と、表示体と光学部材を含むタッチパネルもしくはフラットパネルディスプレイを提供する。
本発明の光硬化性樹脂は、表示体と光学部材を貼り合わせる工程においてリワーク性に優れた透明樹脂組成物として有用である。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明の組成物の構成は、数平均分子量が3,000〜8,000で、水素添加したポリブタジエン骨格を持つ(メタ)アクリル基を有する化合物(A)と、数平均分子量が500〜5,000で、末端に水酸基を持つ水素添加したポリブタジエン系オリゴマー(B)と、脂環式の単官能(メタ)アクリル酸エステルモノマー(C)と、可塑剤(D)と、光重合開始剤(E)である。なお、本明細書において、(メタ)アクリレートは、アクリレートとメタクリレートとの双方を包含する。
本発明で使用する前記(A)は、水素添加したポリブタジエンに直接(メタ)アクリル基が結合した構造に加え、水素添加したポリブタジエンのジオールにイソシアネートを反応させたウレタン結合を含有し末端に(メタ)アクリル基が結合したウレタンアクリレート等があるが、強靭性と伸張性をあわせ持つウレタンアクリレートが好ましい。ポリブタジエン骨格を水素添加する事により、反応性が高い2重結合が無くなり紫外線等に対する耐光性を著しく向上させることが可能となる。
上記ウレタンアクリレートにおいて使用するイソシアネートとしては、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等が有る。また当該ウレタンアクリレートの数平均分子量は3,000〜8,000であり、3,000未満では硬化物の凝集力が不足し、8,000を超えると粘度が高くなり作業性が良好な粘度への調整が難しくなると共に硬化物の弾性率も低くなりリワーク性が低下する。なお数平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフィー法により、スチレンビニルベンゼン基材のカラムでテトラハイドロフラン展開溶媒を用いて、標準ポリスチレン換算の分子量を測定、算出した。
全組成物に対する(A)の配合量は20〜25重量%であり、20重量%未満では弾性率が低くなり充分な凝集力と皮膜強度を確保できず、また25重量%を超えると粘度が高くなり作業性が低下する。市販の水素添加ブタジエン系ウレタンアクリレートとしてはExcelateRX71−44(商品名:亜細亜工業社製)等がある。
本発明で使用する前記(B)は、(A)と共に樹脂皮膜を構成する主要材料であり、反応には関与せず皮膜に柔軟性を付与し内部応力を緩和する役割がある。単独あるいは2種類以上のオリゴマーを組み合わせて配合しても良い。末端に水酸基を含んでいない、もしくは二重結合を水素添加していないオリゴマーを使用すると耐光性が低下する。数平均分子量は500〜5,000であり、500未満では充分な柔軟性を確保できず、また5,000を超えると粘度が高くなり作業性が低下する。
(B)の配合量は35〜45重量%が好ましく、この範囲で配合する事により充分な皮膜の柔軟性と硬度のバランスを保ち適切な弾性率を得る事ができる。市販品としてGI−1000および2000(商品名:日本曹達社製)等があり、これらを単独あるいは2種類を併用しても良い。
本発明で使用する脂環式の単官能(メタ)アクリル酸エステルモノマー(C)は、(A)および(B)を希釈すると同時に硬化反応性を上げるために配合される。硬化収縮を抑えるため単官能であり、脂環式構造である事により凝集力を高め、弾性率を向上させる事ができる。配合量は20〜30重量%が好ましく、20重量%以上とすることで速硬化性を得られ、30重量%以下とすることで収縮率を小さくコントロールする事ができる。
例としてはイソボルニルアクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、アダマンタニル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート等があり、これらを単独あるいは2種類を併用しても良い。また配合物の粘度を調整しやすくするため、粘度は500mPa・s以下である事が望ましい。
本発明で使用する可塑剤(D)は、カルボン酸と高級アルコールを合成したエステル化合物等であり、硬化皮膜に可撓性を付与し、また加熱してリワークする際にタックを弱めリワーク性を向上させる役割も担う。例としてはフタル酸エステル、イソフタル酸エステル、アジピン酸エステル、安息香酸エステル等があり、これらを単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。配合物の粘度を調整しやすくするため粘度は500mPa・s以下である事が好ましく、また相溶性のよい脂肪族カルボン酸が好ましい。配合量は10〜20重量%が好ましく、10重量%以上で充分な可撓性を、20重量%以下で長期信頼性を確保できる。市販品としてはエキセパールEH−S(商品名:花王社製、ステアリン酸2−エチルヘキシル)等が有る。
本発明で使用される光重合開始剤(E)は、紫外線や電子線などの照射でラジカルを生じ、そのラジカルが重合反応のきっかけとなるもので、汎用の光重合開始剤で良い。具体的には2−ヒロドキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、ビス(2,4,6‐トリメチルベンゾイル)‐フェニルフォスフィンオキサイド、2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニル-フォスフィンオキサイド、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-オン、1-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)-フェニル]-2-ヒドロキシ-2-メチル-1-プロパン-1-オン等があり、単独または2種以上を併用してもよい。配合量はラジカル重合性成分に対し、0.1〜5重量%配合することが好ましく、0.1〜2重量%が更に好ましい。
本硬化物における弾性率は、1.0×10Pa以上とする必要があり、1.0×10Pa以上が好ましい。1.0×10Pa未満では硬化膜の凝集力よりも基材との密着力が上回り、リワークで剥離する際に硬化膜が引きちぎられやすくなり、リワーク性が低下する。
本発明の光硬化性樹脂組成物には、反応性希釈剤としてヒドロキシ基を持つ単官能(メタ)アクリレートを含んでも良い。ヒドロキシ基を持つ事によりガラスとの密着力が向上するが、3重量%を超えると弾性率が低くなりすぎリワーク性が低下する傾向が有り、2重量%以下とする事が好ましい。ヒドロキシ基をもつ単官能(メタ)アクリレートとして例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2‐ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1,4−シクロヘキサンジメタノールモノアクリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート等があり、これらの中では4−ヒドロキシブチルアクリレートが好適である。
更に加えて本発明の光硬化性樹脂組成物は、性能を損なわない範囲で、更に必要に応じ粘着性付与剤、酸化防止剤、難燃剤、充填剤、シランカップリング剤、重合止剤、着色剤などの添加剤も併用することができる。
本発明の光硬化性樹脂組成物は、タッチパネルもしくはフラットパネルディスプレイ等の表示体と、これを保護する光学部材とを貼り合わせる接着剤として使用できる。光学部材として具体的には保護シートや保護板があり、その材質として例えばPET、COP(シクロオレフィンポリマー)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PC(ポリカーボネート)、ガラスがある。本発明の光硬化性樹脂組成物で貼り合わせた表示体と光学部材は画像等の表示パネルとして、例えば携帯電話、タブレット端末、デジタルカメラ、テレビ、パソコンモニター、などの電子機器に組み込む事ができる。
以下、本発明を実施例、比較例に基づき詳細に説明するが、具体例を示すものであって特にこれらに限定するものではない。なお表記が無い場合は、室温は25℃相対湿度65%の条件下で測定を行った。
実施例1
数平均分子量が3,000〜8,000で、水素添加したポリブタジエン骨格を持つ(メタ)アクリル基を有する化合物(A)としてRX71−44(商品名:亜細亜工業社製、水素化ブタジエン系ウレタンアクリレート、Mn.4,400)を、数平均分子量が500〜5,000で、末端に水酸基を持つ水素添加したポリブタジエン系オリゴマー(B)としてGI−2000(商品名:日本曹達社製、末端水酸基含有水素化ポリブタジエン系、Mn.2,100)を、脂環式の単官能(メタ)アクリル酸エステルモノマー(C)としてIB−XA(商品名:共栄社化学社製、イソボルニルアクリレート)を、可塑剤(D)としてエキセパールEH−S(商品名:花王社製、ステアリン酸2−エチルヘキシル)を、光重合開始剤(E)としてIrgacure184およびIrgacure819(商品名:BASFジャパン製)を表1記載の配合で均一に溶解するまで撹拌し実施例1の光硬化性透明樹脂組成物を調製した。なおここでMn.とは数平均分子量を示す。
実施例2〜8
実施例1で用いた材料の他、前記(B)としてGI−1000(商品名:日本曹達社製、末端水酸基含有水素化ポリブタジエン系、Mn.1,500)を、前記(C)としてFA−511AS(商品名:日立化成社製、ジシクロペンテニルアクリレート)およびFA−513M(商品名:日立化成社製、ジシクロペンタニルメタクリレート)を、その他4HBA(商品名:大阪有機化学工業社製、4-ヒドロキシブチルアクリレート)を表1記載の配合で均一に溶解するまで撹拌し実施例2〜8の光硬化性透明樹脂組成物を調整した。
比較例1〜7
実施例で用いた材料の他、水素添加したポリブタジエン系のウレタンアクリレートとして、RX71−25(商品名:亜細亜工業社製、水素化ブタジエン系ウレタンアクリレート、Mn.20,000)および13−275(商品名:Rahn社製、Mn.10,500)を、単官能アクリレートとしてNOAA(商品名:大阪有機化学工業社製、ノルマルオクチルアクリレート)を、(D)としてHexamoll DINCH(商品名:BASFジャパン社製、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニルエステル)を、粘着付与剤としてアルコンP−90(商品名:荒川化学工業社製、完全水素化石油樹脂)を表1記載の配合で均一に溶解するまで撹拌し比較例1〜7の光硬化性透明樹脂組成物を調整した。
表1
評価方法は以下の通りとした。
紫外線硬化条件
フュージョンUVシステムズジャパン製の無電極UV照射装置F300S/LC−6Bを用い、Dバルブで出力100mW/cm、積算光量が3000mJ/cmとした。
リワーク性:厚み1mmの白板ガラス(松浪硝子工業社製)76×104mmに硬化樹脂組成物を厚み200μmとなるよう塗布し、厚み1mmの白板ガラスを貼り合せ上記条件で硬化させる。その後150℃のホットプレート上に5分静置させた後取り出し、下側のガラスをたわませる、もしくは上側のガラスをスパチュラなどで物理的に引き剥し、硬化物が凝集破壊する事無く剥がれる場合を○、硬化物が凝集破壊する場合やガラスを剥がすことが出来ない場合を×とした。
クロスピール強度:厚さ2mmの青板ガラス(松浪硝子工業社製)20×60mmの中央に硬化樹脂組成物を厚み200μm、直径10mmになるよう塗布し、同じ青板ガラスを交差するように貼り合わせ上記条件で硬化させる。その後引張り試験機テクノグラフTGI−1kN(ミネベア製)を用い、クロスヘッドスピード10mm/分で引張った際のピール強度が0.1MPa以上を○、0.1MPa未満を×とした。
高温高湿信頼性:白板ガラスを硬化樹脂で貼合わせたリワーク性評価と同じ試験片を用い、85℃85%RHの環境下で500時間静置させた後、ヘイズメーターHAZEGAED2(Gardner製)を用い、樹脂を挟んでいるガラス分を差し引いてヘイズを測定し、ヘイズ値が1.0以下を○、以上を×とした。
弾性率:HAAKERheoStress600 (ThermoScientific社製)により、直径20mmΦのサンプルBを用いて、25℃、1Hzのずりせん断モードの貯蔵弾性率を測定し、1.0×10Pa以上を○、以下を×とした。
評価結果
表2
実施例の各樹脂組成物はリワーク性、クロスピール強度、高温高湿信頼性および弾性率、いずれの評価においても良好な結果を得た。
一方、水酸基含有の単官能アクリレートを3%以上含む比較例1,2、6、7はリワーク性に劣り、数平均分子量が8,000を超える水添ポリブタジエン系ウレタンアクリレートを含む比較例3,4,5は高温高湿信頼性が劣りまた弾性率も低く、いずれも本願発明に適さないものであった。
本願発明は、高い耐久性と共に、表示体と光学部材を貼り合わせる工程においてリワーク性に優れた透明樹脂組成物として有用である。





Claims (5)

  1. 数平均分子量が3,000〜8,000で、水素添加したポリブタジエン骨格を持つ(メタ)アクリル基を有する化合物(A)と、数平均分子量が500〜5,000で、末端に水酸基を持つ水素添加したポリブタジエン系オリゴマー(B)と、脂環式の単官能(メタ)アクリル酸エステルモノマー(C)と、可塑剤(D)と、光重合開始剤(E)を含み、前記(A)含有量が20〜25重量%で、該硬化物の弾性率が1.0×10Pa以上である光硬化性樹脂組成物。
  2. 前記(B)の含有量が35〜45重量%で、前記(C)の含有量が20〜30重量%である請求項1の光硬化性樹脂組成物。
  3. 前記(D)が、25℃にて粘度500mPa・s以下のカルボン酸エステルである請求項1または2記載の光硬化性樹脂組成物。
  4. 更に、水酸基をもつ単官能(メタ)アクリル酸エステルモノマーを2重量%以下含む請求項1〜3いずれかに記載の光硬化性樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光硬化性樹脂組成物と、表示体と光学部材を含むタッチパネルもしくはフラットパネルディスプレイ。

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