JP2017154567A - 電動作業機 - Google Patents

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Yasuo Shimizu
康雄 清水
太祐 市毛
Daisuke Ichige
太祐 市毛
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Abstract

【課題】ディスプレイの温度上昇を抑制することの可能な電動作業機を提供する。【解決手段】自走式芝刈機1は、ディスプレイ125と、ディスプレイ125を覆う開閉カバー103と、を備える。開閉カバー103のディスプレイ125側の面には、断熱材104が設けられる。断熱材104は、少なくともディスプレイ125の上方を覆う。断熱材104は、スポンジ等の多孔質部材である。断熱材104は、開閉カバー103より熱の放射率が小さい。【選択図】図4

Description

本発明は、ディスプレイ又は蓄電池を覆うカバーを備える自走式芝刈機等の電動作業機に関する。
地面に生えた芝生や雑草を刈り取るための芝刈機として、近年、ワイヤ等で区画された芝刈領域内を自動的に走行して芝等を刈り取るようにした自走式芝刈機が普及してきた。自走式芝刈機は、車輪を駆動するための車輪モータと、芝刈用の刈刃を駆動する刈刃モータとを備え、これらモータに電力を供給する蓄電池(バッテリ)を搭載し、制御装置にて自律走行を制御する。自律制御される自走式芝刈機は、蓄電池の残容量が低下すると野外に設置された充電ベースまで自走して蓄電池を充電する。芝刈作業を行う曜日や時間を任意に設定できるスケジュール設定機能を備えた自走式芝刈機もあり、こうした自走式芝刈機には、スケジュール設定用にディスプレイとキーボードが設けられる。
特開平5−23002号公報 特開2007−336672号公報
自走式芝刈機を使用する期間は主に4月〜10月頃で、ユーザは期間中、スケジュール設定をした上で自走式芝刈機を、夏の炎天下でも雨天でも天候に関わらず屋外に放置することが多い。ディスプレイは、ユーザが見やすい位置に設けられる関係で、夏の炎天下等では、ディスプレイを覆うカバーからの輻射熱や日光の熱によって非常に高温になることがある。そうすると、ディスプレイの視認性が悪化したり、ディスプレイの耐熱温度の限界に近づいたりするリスクがある。また、蓄電池は、雨天時を考慮して本体の内部に設けられることから、放熱性が悪くなることが多く、熱の影響を低減する必要があった。
なお、こうした課題は、自走式芝刈機に限らず、ディスプレイ又は/及び蓄電池を覆うカバーを備える他の電動作業機においても共通である。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、ディスプレイ又は蓄電池の温度上昇を抑制することの可能な電動作業機を提供することにある。
本発明のある態様は、電動作業機である。この電動作業機は、
モータに動力を供給するバッテリと、
前記モータを駆動することで作業を行う作業部と、
前記作業に関する情報を表示するディスプレイと、
少なくとも前記ディスプレイを覆うカバーと、を備え、
前記カバーに断熱材が設けられている。
前記断熱材は、前記カバーの前記ディスプレイ側の面に設けられてもよい。
前記カバーを貫通する方向において、前記断熱材の領域内に、前記ディスプレイが配置されてもよい。
前記作業に関する操作を行うキーボードを備え、
前記カバーを貫通する方向において、前記断熱材の領域内に、前記キーボードが配置されてもよい。
前記断熱材が多孔質部材であってもよい。
前記断熱材は、前記カバーより熱の放射率が小さくてもよい。
前記カバーが開閉可能であってもよい。
前記カバーを貫通する方向において、前記断熱材の領域内に、前記バッテリが配置されてもよい。
前記カバーを貫通する方向において、前記断熱材の領域内に、前記モータが配置されてもよい。
前記電動作業機は、刈刃と、前記刈刃を駆動する刈刃モータと、本体を走行させる車輪を駆動する車輪モータと、を備える、自走式芝刈機であってもよい。
本発明のもう1つの態様は、電動作業機である。この電動作業機は、
モータに動力を供給するバッテリと、
前記モータを駆動することで作業を行う作業部と、
少なくとも前記バッテリを覆うカバーと、を備え、
前記カバーに断熱材が設けられている。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ディスプレイ又は/及び蓄電池の温度上昇を抑制することの可能な電動作業機を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る自走式芝刈機1の斜視図。 自走式芝刈機1の、本体カバー102を外した状態の上面図。 自走式芝刈機1の一部拡大上面図であって、閉じた状態の開閉カバー103及び断熱材104を透視した上面図。 図2のA−A断面図。 自走式芝刈機1の使用環境説明図。 自走式芝刈機1、充電ベース50、及びACアダプタ60を示す概略図。 自走式芝刈機1における各種機能部品及びそれらの相互接続関係を示すブロック図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。図1、図2及び図4により、前後、上下、左右の各方向を定義する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係る自走式芝刈機1の斜視図である。図2は、自走式芝刈機1の、本体カバー102を外した状態の上面図である。図3は、自走式芝刈機1の一部拡大上面図であって、閉じた状態の開閉カバー103及び断熱材104を透視した上面図である。図4は、図2のA−A断面図である。自走式芝刈機1は、走行方向に沿って転回または揺動可能に設けられる小径の前輪8a,8bと、独立した走行用の車輪モータ(左車輪モータ22A及び右車輪モータ22B)で駆動される駆動輪である大径の後輪9a,9bを左右にそれぞれ有する。自走式芝刈機1は、本体カバー102によって上部全体が覆われる。自走式芝刈機1の電源は、着脱可能な蓄電池30(図5及び図6)である。メイン基板40(図2)に搭載されたマイクロコンピュータ等の制御部(図7のメイン基板40に搭載)によって、図2に示す左車輪モータ22A及び右車輪モータ22B、並びに図4に示す刈刃モータ22Cの駆動が制御され、自走式芝刈機1は自律的に走行しながら草を刈り取る。
図1に示すように、本体カバー102の上側には開閉可能な開閉カバー103が設けられる。開閉カバー103は例えば黒色系統の透明性を有する樹脂部材により構成され、開閉カバー103を開けることにより、図2に示すダイヤルノブ160、キーボード124、及びディスプレイ125にアクセス可能となる。すなわち、開閉カバー103は、閉じられた状態で、ダイヤルノブ160、キーボード124、及びディスプレイ125を覆う。開閉カバー103は、ディスプレイ125と近接対向する。
開閉カバー103には、断熱材104が設けられる。断熱材104は、開閉カバー103の内側の面(ディスプレイ125側の面)に接着等により設けられる。断熱材104は、少なくともディスプレイ125の上方を覆うように設けられる。断熱材104は、好ましくは図3に示すように、キーボード124及びダイヤルノブ160の上方も覆う。すなわち、断熱材104は、蓄電池30を収容する容器部122の蓋部123の上方を全面的に覆い、これにより蓋部123の下方に位置する蓄電池30の上方を覆う。また、断熱材104は、ダイヤルノブ160の下方に位置する刈刃モータ22Cの上方も覆うことになる。断熱材104は、好ましくはスポンジ等の多孔質部材(無数の気孔を有するスポンジ状の部材)であり、開閉カバー103より熱の放射率が小さい。なお、本明細書内において、覆う、とはディスプレイ又はバッテリを収容する収容空間を覆う(塞ぐ)ことを指し、カバーに断熱材が設けられることで、収容空間自体の温度上昇を抑制するという効果を奏し、特に上面視において領域が重なることが望ましい。
本体カバー102の前方には、前面視で略長方形の開口部105が設けられ、充電の際には、開口部105を介して図6に示す充電ベース50の2つの直流出力端子51,52(図6)が自走式芝刈機1の充電端子10a,10bと接触可能となる。開口部105の内側には、本体シャーシ110の先端部分が位置し、その左右側面の斜面に充電端子10a,10bが設けられる。本体カバー102の後方側上部には、手動停止用のストップボタン43が設けられる。
左車輪モータ22A及び右車輪モータ22Bは、同期して又は非同期に駆動することによりメイン基板40に搭載される制御部(マイコンを含む)による操舵制御を可能としている。例えば、後輪9a,9bを同期して駆動することにより自走式芝刈機1が直進又は後進し、後輪9a,9bの回転差を生じさせるように駆動することにより所定方向に自走式芝刈機1を転回させることができる。左車輪モータ22A及び右車輪モータ22Bは、例えばブラシレスDCモータが用いられる。
図2に示すように、本体シャーシ110の後方側には、蓄電池30を収容する容器部122が設けられる。容器部122の開口部は、開閉可能な蓋部123にて覆われる。蓋部123の上面には液晶表示パネル等のディスプレイ125と、キーボード124と、メインスイッチSW1が設けられる。作業者は、キーボード124を操作して草刈りスケジュールの設定等を行うことができる。ディスプレイ125は、好ましくはユーザに見やすいように上方に臨むように設けられる。
本体カバー102は、バネ等によって本体シャーシ110に対して浮いた状態で保持されることにより、前後左右及び上下方向に僅かに移動可能であり、これを本体シャーシ110に設けられたリフトセンサS3や傾斜センサS4、本体カバー102に設けられたマグネット119a,119b等で検出することにより、メイン基板40に設けられた制御部が自走式芝刈機1の障害物への衝突等を検出する。
図4に示すように、本体シャーシ110の中央付近下側には、地面と平行に所定の距離を隔てて回転するロータリー式の刈刃4と、刈刃4を回転させるための駆動装置としての刈刃モータ22Cと、刈刃モータ22Cを上下方向に移動させることによって刈刃4の地面からの高さ、即ち、刈り込み高さを調整する刈り込み高さ調整機構が設けられる。ダイヤルノブ160は作業者によって回転操作が可能である。ダイヤルノブ160は、後述する刈刃4と地面との距離(刈り込み高さ)に対応して“20”、“30”、“40”、“50”“60”と数字が刻印された基台部121により回転可能に保持される。ダイヤルノブ160のマークをいずれかの数値に合わせることにより、それに対応して後述する刈刃4と刈刃モータ22Cが上方向又は下方向に移動する。
刈刃モータ22Cは、例えばブラシレスDCモータであって、励磁コイルが巻かれたステータ(図示せず)の内側にて、永久磁石を有するロータコア(図示せず)が回転する。刈刃モータ22Cの上端側には円形のインバータ回路基板(図示せず)が設けられ、そこに複数のホールIC(図示せず)と、FET(電界効果トランジスタ)やIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)からなる複数のスイッチング素子が搭載される。
刈刃モータ22Cの後方側には、蓄電池30を収容するための略直方体状の容器部122が設けられる。容器部122は、プラスチック等の合成樹脂にて板状の基台部121と一体成形にて製造され、上側の開口を蓋部123にて開閉可能とされる。蓋部123は容器部122の前方側に図示しないヒンジにより回動可能に支持され、ヒンジと反対側でねじ等からなる操作部によって開閉可能とされる。蓄電池30は着脱式であって、その内部には複数の二次電池セル(図示せず)が収容される。蓄電池30は、蓋部123を開いた状態で容器部122の前方側壁部に設けられた接続端子部に上方からスライドして差し込まれることで装着される。蓄電池30を装着した後は、蓋部123を閉じ、操作部を操作して固定することで、容器部122内部の防水性が確保される。メイン基板40は、容器部122の前方側に隣接して配置されている。メイン基板40にはマイコンが搭載され、蓋部123に設けられるディスプレイ125と、キーボード124等と図示しない配線等で接続される。
本体シャーシ110の前端付近には第1ガイドワイヤセンサS1が設けられる。第1ガイドワイヤセンサS1はコイルによって、周囲の磁界の変化を電流の変化に変換する。なお、図4では図示していないが、本体シャーシ110の後端付近には第2ガイドワイヤセンサS2が設けられる。
図5は、自走式芝刈機1の使用環境説明図である。図6は、自走式芝刈機1、充電ベース50、及びACアダプタ60を示す概略図である。自走式芝刈機1は、前輪8a,8b、後輪9a,9b及び刈刃4を有する本体2と、本体2の電池パック取付部5に着脱自在に装着される蓄電池(電池パック)30とを備える。自走式芝刈機1は、蓄電池30の電力によって動作し、蓄電池30の残容量が低下すると、充電ベース50まで自走して蓄電池30を充電する。自走式芝刈機1に着脱可能な蓄電池30は、好ましくは他の種類の電動作業機でも共用可能である。
図5に示すガイドワイヤ(誘導ワイヤ)80は、充電ベース50に接続され、自走式芝刈機1の走行エリア、すなわち芝刈り領域を区画(規定)するために配設される(例えば埋設される)。ガイドワイヤ80は、充電ベース50を含む芝刈り領域を囲み、自走式芝刈機1は、ガイドワイヤ80で囲まれた領域の内側を自動走行することが前提となっている。充電ベース50は、芝刈り領域の隅に設置され、ケーブル70によってACアダプタ60に接続される。ACアダプタ60は、商用交流電源等の外部交流電源に接続され、外部交流電源から供給される交流電圧(例えば100V)を、直流電圧(例えば21V)に変換する。ACアダプタ60が出力する直流電圧は、ケーブル70によって充電ベース50に伝達され、充電ベース50の2つの直流出力端子51,52間に出力される。
図7は、自走式芝刈機1における各種機能部品及びそれらの相互接続関係を示すブロック図である。メイン基板40には制御部等の各種回路部品が搭載されており、充電ベース50の直流出力端子51,52に接続、離脱可能な充電端子10a,10b、及び電池取付部5に装着された蓄電池30の端子(出力電圧端子及び識別用端子)と着脱自在に接続する電池接続ターミナル42a,42b(図示は省略したが識別用端子に接続するターミナル)が、メイン基板40に接続されている。メインスイッチSW1は、電池接続ターミナル42a,42b及びメイン基板40の接続線路に挿入されるもので、自走式芝刈機1のメイン基板40やモータ等への電源の供給スイッチである。また、メイン基板40には、左車輪モータ22A、右車輪モータ22B及び刈刃モータ22Cが接続されるとともに、第1及び第2ガイドワイヤセンサS1,S2、リフトセンサS3、傾斜センサS4、ストップボタン43、ディスプレイキーボード基板44が接続されている。
第1及び第2ガイドワイヤセンサS1,S2は、例えば本体2の前後に配置されるコイルであり、ガイドワイヤ80の交流電気信号を受信してメイン基板40に出力する。これにより、メイン基板40に搭載された制御部15が芝刈り領域の境界を認識し、自走式芝刈機1の方向制御等を、左車輪モータ22A及び右車輪モータ22Bの回転方向、回転数制御等で実行する。
リフトセンサS3は、自走式芝刈機1の本体2が持ち上げられたときに、これを検知してメイン基板40に出力する。これによりメイン基板40に設けられた制御部は、左車輪モータ22A、右車輪モータ22B及び刈刃モータ22Cを停止させる。傾斜センサS4は、自走式芝刈機1が地面に対して所定角度以上傾斜したときに、これを検知して傾斜面に侵入しないよう、メイン基板40に出力し、制御部は、左車輪モータ22A、右車輪モータ22Bの制御を変更して進行方向を変え、傾斜センサS4が正常値に戻ることを試みる。制御部は、傾斜センサS4がさらに前記所定角度以上のしきい値を超えたことを検知した場合、左車輪モータ22A、右車輪モータ22B及び刈刃モータ22Cを停止させる。ストップボタン43は手動停止手段であり、手動操作で自動走行若しくは芝刈り中の自走式芝刈機1を停止させる。ディスプレイキーボード基板44は芝刈りに関する情報の入力装置であり、操作者が手動操作可能なように本体2の外面に配置され、動作開始の指示、タイマ設定、作業領域等の設定を行うものである。なお、各センサS1〜S4、ディスプレイキーボード基板44等への電力供給はメイン基板40に設けられた制御系電源から行われる。
以上の自走式芝刈機1の構成において、本体2の電池取付部5に蓄電池30を装着し、本体2を充電ベース50に接続すれば(本体側充電端子10a,10bを充電ベース50の直流出力端子51,52に接続すれば)、充電ベース50は21Vの直流電圧を本体2に供給する。本体2の充電回路は、蓄電池30の定格出力電圧を識別した制御部の指令に従って、蓄電池30の定格出力電圧(36V又は18V)に適合する直流電圧で蓄電池30を充電する。
充電完了後、自走式芝刈機1は、充電ベース50から離脱して、制御部により予め定められた自動走行動作及び芝刈り動作を行う。自走式芝刈機1は、要求された芝刈り動作が終了したとき、又は蓄電池30の残容量が低下したときは、充電ベース50に帰還する。なお、蓄電池30の残容量が低下したと判断するしきい値は、接続される蓄電池30の定格出力電圧によって変更される(例えば定格出力電圧に対する所定の割合とされる)。すなわち、制御部は、蓄電池30の定格出力電圧が36Vの場合、蓄電池30の定格出力電圧が18Vの場合よりも高い電圧で残容量が低下したと判断し、充電ベース50への帰還動作を開始する。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) ディスプレイ125の上方を断熱材104で覆う構成のため、ディスプレイ125を覆う開閉カバー103からの輻射熱や日光の熱によるディスプレイ125の温度上昇を抑制できる。このため、ディスプレイ125が高温になることによりディスプレイ125の視認性が悪化したり、ディスプレイ125が耐熱温度の限界に近づいたりするリスクを低減できる。また、ディスプレイ125をユーザが見やすいように上方に向けて配置すると日光からの熱を受けやすくなるが、本実施の形態では断熱材104を設けたことで、そのような配置においてもディスプレイ125の温度上昇を好適に抑制できる。また、開閉カバー103はデザイン上、黒色系統が好まれるが、開閉カバー103が熱を吸収しやすい黒色系統であってもディスプレイ125の温度上昇を好適に抑制できる。
(2) 蓄電池30の上方を断熱材104で覆う構成のため、蓄電池30の温度上昇を抑制できる。
(3) 刈刃モータ22Cの上方を断熱材104で覆う構成のため、刈刃モータ22Cの温度上昇を抑制できる。
(4) 断熱材104を多孔質部材とすることで、モータや刈刃4の回転により発生する音を吸収し、低騒音化の効果も得られる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
電動作業機は、実施の形態で例示した自走式芝刈機1に限らず、ディスプレイ及びそれを覆うカバーを備える他の種類の電動作業機であってもよい。実施の形態で例示した具体的な数値、例えば蓄電池30の定格出力電圧や充電ベース50の出力電圧及びその上限値等は、説明上の一例に過ぎず、実際の使用環境に合わせて適宜設定されるものである。
1 自走式芝刈機、2 本体、4 刈刃、5 電池パック取付部、8a 左前車輪、8b 右前車輪、9a 左後車輪、9b 右後車輪、10a,10b 充電端子(受電端子)、22A 左車輪モータ、22B 右車輪モータ、22C 刈刃モータ、30 蓄電池(電池パック)、40 メイン基板、42a,42b 電池接続ターミナル、43 ストップボタン、44 ディスプレイキーボード基板、50 充電ベース、51,52 直流出力端子(送電端子)、60 ACアダプタ、70 ケーブル、80 ガイドワイヤ(誘導ワイヤ)、102 本体カバー、103 開閉カバー、104 断熱材、105 開口部、110 本体シャーシ、119a,119b マグネット、121 基台部、122 容器部、123 蓋部、124 キーボード、125 ディスプレイ、160 ダイヤルノブ、S1,S2 ガイドワイヤセンサ、S3 リフトセンサ、S4 傾斜センサ

Claims (11)

  1. モータに動力を供給するバッテリと、
    前記モータを駆動することで作業を行う作業部と、
    前記作業に関する情報を表示するディスプレイと、
    少なくとも前記ディスプレイを覆うカバーと、を備え、
    前記カバーに断熱材が設けられている、電動作業機。
  2. 前記断熱材は、前記カバーの前記ディスプレイ側の面に設けられている、請求項1に記載の電動作業機。
  3. 前記カバーを貫通する方向において、前記断熱材の領域内に、前記ディスプレイが配置される、請求項1又は2に記載の電動作業機。
  4. 前記作業に関する操作を行うキーボードを備え、
    前記カバーを貫通する方向において、前記断熱材の領域内に、前記キーボードが配置される、請求項3に記載の電動作業機。
  5. 前記断熱材が多孔質部材である、請求項1から4のいずれか一項に記載の電動作業機。
  6. 前記断熱材は、前記カバーより熱の放射率が小さい、請求項1から5のいずれか一項に記載の電動作業機。
  7. 前記カバーが開閉可能である、請求項1から6のいずれか一項に記載の電動作業機。
  8. 前記カバーを貫通する方向において、前記断熱材の領域内に、前記バッテリが配置される、請求項1から7のいずれか一項に記載の電動作業機。
  9. 前記カバーを貫通する方向において、前記断熱材の領域内に、前記モータが配置される、請求項1から8のいずれか一項に記載の電動作業機。
  10. 刈刃と、前記刈刃を駆動する刈刃モータと、本体を走行させる車輪を駆動する車輪モータと、を備える、自走式芝刈機であることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の電動作業機。
  11. モータに動力を供給するバッテリと、
    前記モータを駆動することで作業を行う作業部と、
    少なくとも前記バッテリを覆うカバーと、を備え、
    前記カバーに断熱材が設けられている、電動作業機。
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