JP2017154303A - 筒体被覆部材の製造装置、筒体被覆部材の製造方法 - Google Patents

筒体被覆部材の製造装置、筒体被覆部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】芯体のみを筒体に挿入する場合に比べ、筒体に挿入する芯体と筒体との擦れを抑制する。【解決手段】筒体が収容され、開口縁に該筒体の一端部を保持する容器と、該筒体に挿入される芯体の外径よりも外径が大きく、該芯体の挿入方向先端側の端部に装着された拡径部材と、該容器中で該筒体の他端部を内側から保持する保持部であって、該拡径部材又は該芯体の挿入方向先端に設けられた被嵌合部に対して、保持状態の前記筒体の軸方向に沿って嵌合される嵌合部を有する該保持部と、該容器内の気体の吸引により、該筒体の該一端部から該筒体に該芯体を挿入しつつ、該拡径部材の通過により拡径された該筒体の部位を筒体内外の圧力差で拡径状態に維持し、該嵌合部が該被嵌合部に嵌合された状態で、該吸引の停止により該圧力差を解消して該筒体で該芯体を被覆する吸引部と、を備える。【選択図】図23

Description

本発明は、筒体被覆部材の製造装置、筒体被覆部材の製造方法に関する。
特許文献1には、PFAチューブを減圧容器内に内挿し、そのPFAチューブの上端部を外周側へ折り曲げて減圧容器の開口部に懸下し、ゴムロールを吸引力によりPFAチューブ内に挿入する構成が開示されている。
特開昭63−222839号公報
ゴムロール等の芯体のみをPFAチューブ等の筒体に挿入して、筒体で芯体を被覆する場合では、筒体に挿入する芯体と筒体とが擦れる場合がある。
本発明は、芯体のみを筒体に挿入する場合に比べ、筒体に挿入する芯体と筒体との擦れを抑制することを目的とする。
請求項1の発明は、筒体が収容され、開口縁に該筒体の一端部を保持する容器と、該筒体に挿入される芯体の外径よりも外径が大きく、該芯体の挿入方向先端側の端部に装着された拡径部材と、該容器中で該筒体の他端部を内側から保持する保持部であって、該拡径部材又は該芯体の挿入方向先端に設けられた被嵌合部に対して、保持状態の前記筒体の軸方向に沿って嵌合される嵌合部を有する該保持部と、該容器内の気体の吸引により、該筒体の該一端部から該筒体に該芯体を挿入しつつ、該拡径部材の通過により拡径された該筒体の部位を筒体内外の圧力差で拡径状態に維持し、該嵌合部が該被嵌合部に嵌合された状態で、該吸引の停止により該圧力差を解消して該筒体で該芯体を被覆する吸引部と、を備える。
請求項2の発明では、前記芯体は、挿入方向先端側の開口端が前記被嵌合部とされた管状に形成され、前記嵌合部は、前記開口端の内側に嵌合される円筒面を有する。
請求項3の発明は、前記芯体の挿入方向後端側の端部の外周に装着され、前記開口縁の内側に対して、保持状態の前記筒体の軸方向に沿って嵌合される後端側嵌合部を備え、前記吸引部は、前記後端側嵌合部が前記開口縁の内側に嵌合された状態で、前記吸引の停止により前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する。
請求項4の発明では、前記吸引部は、前記拡径部材が前記筒体の他端部内にある状態で、前記吸引の停止により、前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する。
請求項5の発明では、前記保持部は、前記筒体の軸方向に沿って移動して前記筒体に軸方向への張力を付与し、前記吸引部は、前記保持部が前記筒体の他端部に軸方向への張力を付与した状態で前記吸引の停止により、前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する。
請求項6の発明では、前記芯体は、その外周面に接着剤が塗布されるものであり、前記拡径部材は、前記接着剤を含めた前記芯体の外径より外径が大きい。
請求項7の発明では、前記芯体は、管状体で構成されており、前記管状体が外周に装着されると共に、前記管状体から引き抜かれる円柱状又は円筒状の芯材を備える。
請求項8の発明では、前記拡径部材は、前記筒体に対する挿入方向から反対方向にかけて徐々に大径化されている。
請求項9の発明では、前記拡径部材は、前記筒体に対する挿入方向から反対方向にかけて徐々に大径化されてから徐々に小径化されている。
請求項10の発明では、請求項1〜9のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造装置を準備する第一工程と、前記筒体の前記他端部を前記保持部で保持し、前記筒体の前記一端部を前記容器の開口縁で保持する第二工程と、前記容器内の気体の吸引により、前記拡径部材が挿入方向先端側の端部に装着された前記芯体を前記筒体の一端部から挿入しつつ、前記拡径部材の通過により拡径された前記筒体の部位を筒体内外の圧力差で拡径状態に維持する第三工程と、保持状態の前記筒体の軸方向に沿って前記嵌合部を前記被嵌合部に嵌合させる第四工程と、前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合された状態で、前記吸引の停止により前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する第五工程と、を有する。
請求項11の発明では、前記芯体は、挿入方向先端側の開口端が前記被嵌合部とされた管状に形成され、前記第四工程では、前記開口端の内側に嵌合される円筒面を有する前記嵌合部が用いられる。
請求項12の発明における第一工程では、請求項3に記載の筒体被覆部材の製造装置を準備し、前記第四工程では、保持状態の前記筒体の軸方向に沿って、前記後端側嵌合部を前記開口縁の内側に嵌合させ、前記第五工程では、前記後端側嵌合部が前記開口縁の内側に嵌合された状態で、前記吸引の停止により前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する。
請求項13の発明における第五工程では、前記拡径部材が前記筒体の他端部内にある状態で前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する。
請求項14の発明における第五工程では、前記保持部を前記筒体の軸方向に沿って移動させることで前記筒体に軸方向への張力を付与した状態で、前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する。
請求項15の発明では、前記芯体は、その外周面に接着剤が塗布され、前記拡径部材は、前記接着剤を含めた前記芯体の外径よりも外径が大きい。
請求項16の発明では、前記芯体は、円柱状又は円筒状の芯材の外周に装着された管状体で構成され、前記筒体で被覆された前記管状体から前記芯材を抜く第六工程を有する。
請求項17の発明では、前記拡径部材は、前記筒体に対する挿入方向から反対方向にかけて徐々に大径化されている。
請求項18の発明では、前記拡径部材は、前記筒体に対する挿入方向から反対方向にかけて徐々に大径化されてから徐々に小径化されている。
本発明の請求項1の構成によれば、芯体のみを筒体に挿入する場合に比べ、筒体に挿入する芯体と筒体との擦れを抑制できる。
本発明の請求項2の構成によれば、芯体の挿入方向先端側の端部から軸方向外側に張り出した拡径部材に嵌合部が嵌合する構成に比べ、筒体の捨て代を短くできる。
本発明の請求項3の構成によれば、後端側嵌合部を有さない構成に比べ、筒体のしわの発生を抑制できる。
本発明の請求項4の構成によれば、拡径部材が筒体の他端部から出た状態において筒体で芯体を被覆する場合に比べ、筒体のしわの発生を抑制できる。
本発明の請求項5の構成によれば、筒体の他端部が無負荷状態である場合において筒体で芯体を被覆する場合に比べ、筒体のしわの発生を抑制できる。
本発明の請求項6の構成によれば、芯体のみを筒体に挿入する場合に比べ、芯体に塗布された接着剤が剥ぎ取られることを抑制できる。
本発明の請求項7の構成によれば、芯体のみを筒体に挿入する場合に比べ、筒体に挿入される芯体の管状体と筒体との擦れを抑制しつつ、筒体で管状体を被覆できる。
本発明の請求項8の構成によれば、拡径部材の外径が軸方向に一定である場合に比べ、拡径部材を筒体にスムーズに挿入できる。
本発明の請求項9の構成によれば、筒体に対する挿入方向から反対方向にかけて徐々に大径化のみされている場合に比べ、筒体に拡径部材を挿入する際に拡径部材の大径部分のエッジが筒体に引っ掛かることを抑制できる。
本発明の請求項10の製造方法によれば、芯体のみを筒体に挿入する場合に比べ、筒体に挿入する芯体と筒体との擦れを抑制できる。
本発明の請求項11の製造方法によれば、芯体の挿入方向先端側の端部から軸方向外側に張り出した拡径部材に嵌合部が嵌合する場合に比べ、筒体の捨て代を短くできる。
本発明の請求項12の製造方法によれば、後端側嵌合部を容器の開口縁の内側に嵌合させない場合に比べ、筒体のしわの発生を抑制できる。
本発明の請求項13の製造方法によれば、拡径部材が筒体の他端部から出た状態において筒体で芯体を被覆する場合に比べ、筒体のしわの発生を抑制できる。
本発明の請求項14の製造方法によれば、筒体の他端部が無負荷状態である場合において筒体で芯体を被覆する場合に比べ、筒体のしわの発生を抑制できる。
本発明の請求項15の製造方法によれば、芯体のみを筒体に挿入する場合に比べ、芯体に塗布された接着剤が剥ぎ取られることを抑制できる。
本発明の請求項16の製造方法によれば、芯体のみを筒体に挿入する場合に比べ、筒体に挿入される芯体の管状体と筒体との擦れを抑制しつつ、筒体で管状体を被覆できる。
本発明の請求項17の製造方法によれば、拡径部材の外径が軸方向に一定である場合に比べ、拡径部材を筒体にスムーズに挿入できる。
本発明の請求項18の製造方法によれば、筒体に対する挿入方向から反対方向にかけて徐々に大径化のみされている場合に比べ、筒体に拡径部材を挿入する際に拡径部材の大径部分のエッジが筒体に引っ掛かることを抑制できる。
本実施形態に係る製造装置の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係るチューブ被覆ロールの構成を示す断面図である。 本実施形態に係る製造装置の構成を示す正断面図である。 本実施形態に係るロール体、拡径部材及び嵌合部材を示す正面図である。 本実施形態に係る搬送装置を示す斜視図である。 本実施形態に係る挿入体の下端部の断面図(図8の6−6線断面図)である。 本実施形態に係る挿入体の上方側部分の断面図(図8の7−7線断面図)である。 本実施形態に係る挿入体においてチューブを保持した状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る下保持機構の構成を示す斜視図である。 図9に示す構成において、膨張部を膨張させた状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る下保持機構の構成を示す正断面図である。 本実施形態に係る上保持機構の構成を示す正面図である。 本実施形態に係る上保持機構の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る上保持機構の爪部の構成を示す斜視図である。 図3に示す製造装置において、容器の内部へチューブを搬送した状態を示す正断面図である。 図15に示す製造装置において、チューブの下端部を保持した状態を示す正断面図である。 本実施形態の吸着パッドでチューブの上端部の外周を吸着した状態を示す平面図である。 図16に示す製造装置において、挿入体をチューブから抜き出した後、チューブに爪部の先端部を差し込んだ状態を示す正面図である。 図18に示す製造装置において、チューブを拡径した状態を示す正面図である。 図19に示す製造装置において、チューブを折り返した状態を示す正面図である。 図20に示す製造装置において、チューブを容器に保持した状態を示す正面図である。 図21に示す製造装置において、チューブに対するロール体の挿入を開始した状態を示す正断面図である。 図22に示す製造装置において、チューブにロール体を挿入完了した状態を示す正断面図である。 図23に示す製造装置において、チューブでロール体を被覆した状態を示す正断面図である。 チューブが拡径される過程、及び拡径されたチューブが縮径される過程を示す概略図である。 ガイドコーンが拡径部材に嵌合する変形例を示す正断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(製造装置10)
まず、製造装置10について説明する。図1には、本実施形態に係る製造装置の構成が示されている。
製造装置10は、図2に示すチューブ被覆ロール100(筒体被覆部材の一例)を製造する装置である。具体的には、製造装置10は、図1に示されるように、容器20と、拡径部材50と、嵌合部材80(後端側嵌合部の一例)と、吸引機構70(吸引部の一例)と、搬送装置300(図5参照)と、下保持機構200(保持部の一例、図9参照)と、上保持機構400(図12参照)と、を備えている。以下、チューブ被覆ロール100の具体的な構成、及び製造装置10の各部の具体的な構成について説明する。
(チューブ被覆ロール100)
製造装置10の製造対象であるチューブ被覆ロール100は、図2に示されるように、ロール体110(芯体の一例)と、ロール体110を被覆するチューブ120(筒体の一例)と、を有している。すなわち、チューブ被覆ロール100は、チューブ120でロール体110が被覆されて構成されたロールである。チューブ120は、円筒状(管状)に形成されており、接着剤130によってロール体110に接着されている。
ロール体110は、円筒状又は円柱状の軸部112と、軸部112の外周に形成された円筒状(管状)の弾性体114と、を有している。軸部112の両端部は、軸受に支持される被支持部116となっている。
軸部112には、一例として、金属材料が用いられている。弾性体114には、一例として、シリコンゴムなどのゴム材料が用いられている。チューブ120は、弾性(可撓性)を有しており、チューブ120には、一例として、PFAやPTFEなどのフッ素樹脂が用いられている。
(容器20)
容器20は、チューブ120を収容するものである(図22参照)。具体的には、容器20は、図1及び図3に示されるように、胴部24と、胴部24の下側に配置された底部22と、胴部24の上側に配置された頂部30と、を有している。
胴部24は、軸方向両端部(上下端部)が開放された円筒状に形成されている。この胴部24は、頂部30における後述の側壁部32とで、容器20の側壁を構成している。さらに、胴部24には、吸引機構70における後述の吸引管76が接続される吸引口24Eが形成されている。
底部22は、円盤状に形成されている。この底部22は、胴部24の下端部に固定されている。これにより、底部22は、胴部24の下側の開放部分を閉鎖すると共に、容器20の底壁を構成している。
頂部30は、円筒状の側壁部32と、環状(リング状)の環状壁部34と、円筒状の周壁部38と、を有している。
環状壁部34は、具体的には、上下方向に厚みを有する板状をしており、平面視にて環状に形成された壁部である。この環状壁部34は、容器20の上壁を構成している。
側壁部32は、環状壁部34の外周縁から下側へ延び出るように形成されている。側壁部32の下端部は、胴部24の上端部に取り付けられている。
周壁部38は、環状壁部34の内周縁から上側へ立ち上がるように形成されている。周壁部38及び環状壁部34の内周側の内周空間が、容器20の開口20Aを構成している。そして、周壁部38は、チューブ120の上端部(一端部の一例)が保持される開口縁20Bを有している。
さらに、容器20の内部には、胴部24、底部22及び頂部30によって、開口20A及び吸引口24Eのみで開放された閉鎖空間が形成されている。
(拡径部材50)
拡径部材50は、図1及び図4に示されるように、ロール体110の下端部(挿入方向先端側の端部の一例)の外周にロール体110と同軸に装着される。具体的には、拡径部材50は、ロール体110の下側の被支持部116(軸部112)に装着される。
この拡径部材50は、チューブ120に対する挿入方向(下方)から反対方向(上方)にかけて徐々に大径化されてから徐々に小径化されている。すなわち、拡径部材50は、上下方向中央部で最大径となり、上下方向中央部から上方及び下方のそれぞれへいくにつれて先細りとなるテーパ形状に形成されている。
また、拡径部材50は、ロール体110の外径よりも大きい外径を有している。拡径部材50は、具体的には、チューブ120の被覆前においてロール体110に塗布された接着剤130を含めたロール体110の外径よりも外径が大きくなっている。本実施形態では、拡径部材50の上下端での外径は、ロール体110の外径と同一径とされている。なお、拡径部材50は、上下端での外径を含めて、上下方向全体の外径が、ロール体110の外径よりも大きくされていてもよい。また、拡径部材50の上下端での外径が、ロール体110の外径よりも小さくてもよい。このように、拡径部材50としては、ロール体110の外径以下の外径を含んでいてもよく、少なくとも一部において、ロール体110の外径よりも大きい外径を有していればよい。
そして、本実施形態では、拡径部材50がチューブ120に挿入されることで、チューブ120が弾性域で拡径されるようになっている。なお、拡径部材50には、一例として、フッ素樹脂などの樹脂材料が用いられている。
(嵌合部材80)
嵌合部材80は、図1及び図4に示されるように、ロール体110の上端部(挿入方向後端側の端部の一例)の外周にロール体110と同軸に装着される。具体的には、嵌合部材80は、ロール体110の上側の被支持部116(軸部112)に装着される。
この嵌合部材80は、チューブ120に対する挿入方向(下方)から反対方向(上方)にかけて徐々に大径化されている。すなわち、嵌合部材80は、上端部で最大径となり、下方へいくにつれて先細りとなるテーパ形状(円錐台状をした筒状)に形成されている。
嵌合部材80の下端部の外径は、ロール体110の外径以上とされている。嵌合部材80の軸方向中間部の外径は、周壁部38の内径よりも大径とされている。嵌合部材80は、チューブ120を保持した状態の周壁部38の開口縁20Bの内側に対して、保持状態のチューブ120の軸方向に沿って、周壁部38と同軸に嵌合される(図23参照)。なお、嵌合部材80は、一例として、ポリアミド合成樹脂などの樹脂材料が用いられている。
(吸引機構70)
吸引機構70は、図1に示されるように、吸引ポンプ72と、レギュレータ74と、吸引管76と、を有している。吸引管76は、一端部が吸引ポンプ72に接続され、他端部が吸引口24Eに接続されている。レギュレータ74は、吸引管76の中間部に配置されている。
吸引機構70では、吸引ポンプ72が駆動することで、吸引管76を通じて、容器20の内部の気体(空気)が吸引されて、容器20の内部が減圧される。レギュレータ74は、容器20の内部の圧力を調整する調圧機能を有している。
(搬送装置300)
搬送装置300は、チューブ120を容器20の内部へ搬送する装置である。搬送装置300は、具体的には、図5に示されるように、チューブ120の内側にその軸方向に沿って挿入される挿入体390と、吸引部382と、移動機構349と、を有している。
挿入体390は、上下方向(チューブ120に対する挿入方向)に沿って長さを有している。挿入体390の下端部391は、図6に示されるように、チューブ120に対する挿入方向(チューブ120の軸方向)に見た断面にて、円形に形成されている。また、下端部391は、図5に示されるように、挿入体390の長手方向に沿って外径が一定である一定部391Aと、徐々に先細りになる先細部391Bと、有している。一定部391Aは円柱状に形成されている。なお、一定部391Aは円筒状であってもよい。一定部391Aの外周(外周長)は、チューブ120の内周(内周長)よりも短くされている。
挿入体390における下端部391を除く上方側部分393は、図7に示されるように、チューブ120に対する挿入方向(チューブ120の軸方向)に見た断面にて、外周に形成された凹部392を有している。凹部392は、前述の断面にて、挿入体390の周方向に沿って等間隔で4つ(90度毎に)配置されている。これにより、上方側部分393は、前述の断面にて、略十字状に形成されている。また、挿入体390における凹部392(凹面)を含む周長が、チューブ120の内周よりも長くされている。なお、挿入体390における凹部392(凹面)を含まない周長(挿入体390の外縁で形成される最短距離の周長、すなわち一点鎖線392Sで示される周長)は、チューブ120の内周よりも短くされている。前述の断面にて、上方側部分393の中心393Cから挿入体390の外縁までの最長距離393Lと、下端部391の一定部391Aの半径とは、例えば、同じとされている。なお、当該半径と最長距離393Lとは異なる長さであってもよい。
上方側部分393には、凹部392で開口する孔394が形成されている。孔394は、上方側部分393の内部に挿入体390の長手方向に沿って形成された通路396と通じている。通路396は、上端部で吸引部382と通じている。挿入体390がチューブ120の内側に挿入された状態で、吸引部382が作動することで、孔394を通じて、チューブ120を吸引する。これにより、図8に示されるように、チューブ120が挿入体390の外周に吸着されて、チューブ120が挿入体390の外周に保持される。
移動機構349(図5参照)は、例えば、挿入体390を上下方向及び水平方向(左右方向)に移動させる三軸ロボットで構成されている。
(下保持機構200)
下保持機構200は、チューブ120の下端部を保持する機構である。下保持機構200は、具体的には、図9、図10及び図11に示されるように、本体部212と、本体部212に対して可動する可動部214と、可動部214に設けられたエアピッカー等の膨張部216と、ガイドコーン220(嵌合部の一例)と、を有している。
本体部212は、円盤状の底部22の平面視における中央部を上下方向に貫通した状態で当該中央部に固定されている。また、本体部212は、底部22の上方へ突出する円筒状に形成されている。
可動部214は、円柱状に形成されており、上下方向に移動可能に本体部212の内側に支持されている。また、可動部214は、固定機構(図示省略)により、本体部212に対して固定可能となっている。すなわち、可動部214は、本体部212に対して、上下方向に移動可能である自由状態と、本体部212に対して固定された固定状態と、に切り替わるようになっている。さらに、可動部214は、自由状態において、駆動機構(図示参照)により下方へ移動するようになっている。
可動部214には、一端が可動部214の上端部で開口し、且つ、他端が可動部214の側部で開口すると共に側断面視にてL字状とされた通路214Aが形成されている。通路214Aは、本体部212をその径方向に貫通する通路212Aと通じている。この通路214A、212Aは、膨張部216がチューブ120の下端部の内周面を内側から保持した状態においても、容器20の内部空間と、チューブ120の内部空間と、を通じさせる。なお、可動部214が移動した場合でも、可動部214の通路214A及び本体部212の通路212Aは、通じた状態が維持される。
膨張部216は、平面視にて中央部に円孔216Aを有する環状(ドーナッツ状)に形成されている。膨張部216は、可動部214の上部を周方向に被覆するゴム等の弾性膜により構成されている。膨張部216の内周端部は、可動部214の上端部に固定され、膨張部216の外周端部は、可動部214の上部の周壁に固定されている。これにより、内部空間を有する袋状に構成されている。
膨張部216の内部空間は、可動部214及び本体部212のそれぞれに形成された通路214B、212Bと通じている。通路214B、212Bは、通路214A、212Aとは仕切られた通路である。通路212Bには、空気を供給する供給部213が接続されている。この供給部213が通路214B、212Bを通じて、膨張部216の内部に空気を供給することで、図10及び図11に示されるように、膨張部216は膨張して、チューブ120の下端部の内周面を内側から保持する。
ガイドコーン220は、図11に示されるように、ロール体110における軸部112(被支持部116)の下端側(挿入方向先端側)の開口端112A(被嵌合部の一例)に対して、膨張部216に下端部が保持された保持状態のチューブ120の軸方向に沿って嵌合する部材である。ガイドコーン220は、軸部112の開口端112Aに嵌合される嵌合部分222と、嵌合部分222から下方へ突出され可動部214の上端部に固定された固定軸部224と、を有している。
嵌合部分222は、開口端112Aの内側に嵌合される円筒面222Aと、円筒面222Aの上端から上方に行くにつれて徐々に外径が小さくなる円錐面222Bと、を有している。円筒面222Aの外径は、ロール体110の軸部112の内径と同じか、軸部112の内径よりも若干小さくされている。ガイドコーン220は、固定軸部224によって膨張部216と同軸に可動部214に固定されている。これにより、円筒面222Aと、膨張部216の外周面と、は同軸上に配置される。
下保持機構200では、可動部214が本体部212に対して可動する構成であったが、可動部214が本体部212に固定され、本体部212が容器20に対して自由状態と固定状態とに切り替わるようになっていてもよい。なお、下保持機構200による具体的な保持動作は、後述する製造方法にて説明する。
(上保持機構400)
上保持機構400は、チューブ120の上端部(一端部の一例)を容器20とで保持する機構である。上保持機構400は、具体的には、図12及び図13に示されるように、複数(具体的には4つ)の吸着パッド410(吸着機構の一例)と、複数(具体的には4つ)の爪部420と、を有している。
4つの吸着パッド410は、頂部30の上方において(図12参照)、周壁部38(チューブ120)の周方向に沿って、図13に示されるように、等間隔で90度毎に配置されている。吸着パッド410の吸引口412は、周壁部38の径方向内側に向けられている。吸着パッド410は、吸引口412を通じて吸引することで、容器20に収容された状態のチューブ120における周壁部38の開口からはみ出した上端部(一端部)の外周を吸着する。
また、吸着パッド410は、図12に示されるように、移動機構415により、矢印Yで示されるように、周壁部38の径方向内側及び径方向外側に移動可能となっている。移動機構415としては、例えば、シリンダが用いられる。
4つの爪部420は、頂部30の上方において(図12参照)、図13に示されるように、平面視にて、4つの吸着パッド410のそれぞれの間に配置されている。詳細には、4つの爪部420は、周壁部38の周方向に沿って等間隔で90度毎に配置されている。
4つの爪部420は、図12及び図14に示されるように、側面視にて、L字状に形成されている。各爪部420は、周壁部38の径方向内側へ延びる爪部本体422と、爪部本体422の当該径方向内側の端部から下方へ突出する先端部424と、を有している。
先端部424における径方向外側(爪部本体422側)の接触面423には、図14に示されるように、周壁部38(チューブ120)の周方向に沿った溝部427が複数形成されている。具体的には、溝部427は、例えば、三本が上下に配置されている。
また、爪部420は、図12に示されるように、移動機構425により、矢印Yで示されるように、周壁部38の径方向内側及び径方向外側に移動可能であり、且つ、上下方向に移動可能となっている。移動機構425としては、例えば、二軸ロボットが用いられる。そして、4つの爪部420は、チューブ120の上端部を容器20の周壁部38とで挟んで保持する。なお、上保持機構400による具体的な保持動作は、後述する製造方法にて説明する。
(製造装置10のその他の構成)
製造装置10は、図23に示されるように、容器20に保持されたチューブ120にロール体110を挿入する挿入機構90を有している。挿入機構90は、例えば、ロール体110の上側の被支持部116を保持して、ロール体110を下降させることで、チューブ120にロール体110を挿入する。
(製造装置10を用いたチューブ被覆ロール100の製造方法)
次に、製造装置10を用いたチューブ被覆ロール100の製造方法について説明する。
本製造方法は、準備工程(第一工程の一例)と、搬送工程と、保持工程(第二工程の一例)と、挿入工程(第三工程の一例)と、嵌合工程(第四工程の一例)と、被覆工程(第五工程の一例)と、を有している。搬送工程、保持工程、挿入工程、嵌合工程及び被覆工程は、この順で行われる。以下、各工程について説明する。
(準備工程)
準備工程では、チューブ被覆ロール100を製造する前述の製造装置10を準備する。
(搬送工程)
搬送工程は、チューブ120を容器20の内部へ搬送する工程である。具体的には、搬送工程は、以下のように行われる。すなわち、搬送工程では、図5に示されるように、まず、搬送装置300の挿入体390をチューブ120の内側に挿入した状態で搬送装置300の吸引部382を作動させる。これにより、チューブ120が挿入体390の外周に吸着され、チューブ120が挿入体390の外周に保持される(図8参照)。
次に、移動機構349により、挿入体390を容器20の開口20Aから容器20の内部へ降下することで、図15に示されるように、容器20の内部へチューブ120が搬送される。具体的には、チューブ120は、下端部が挿入体390の下側にはみ出した状態で、容器20の内部へ搬送され、当該はみ出したが下端部の内周側に、下保持機構200の膨張部216が挿入される。
(保持工程)
保持工程は、チューブ120を保持する工程である。保持工程は、具体的には、下端部保持工程と、上端部保持工程と、を有している。以下、下端部保持工程及び上端部保持工程について説明する。
(下端部保持工程)
下端部保持工程は、チューブ120の下端部を保持する工程である。具体的には、図16に示されるように、下端部保持工程では、供給部213が通路212B、214B、を通じて、膨張部216の内部に空気を供給する。これにより、膨張部216は膨張して、チューブ120の下端部の内周面を内側から保持する。なお、このとき、膨張部216が装着された可動部214は、本体部212に対して固定された固定状態となっている。
(上端部保持工程)
上端部保持工程は、チューブ120の上端部を容器20に保持する工程である。具体的には、上端部保持工程は、以下のように行われる。すなわち、上端部保持工程では、図16及び図17に示されるように、4つの吸着パッド410が、吸引口412を通じて吸引することで、チューブ120における周壁部38の開口からはみ出した上端部(一端部)の外周を吸着する。なお、吸着パッド410の吸引が開始されると、挿入体390での吸引部382による吸引が停止される。また、挿入体390では、吸引を停止する共に、孔394を通じて空気を噴出してもよい。これにより、挿入体390からチューブ120が離れやすくなる。
次に、図18に示されるように、挿入体390が上昇して、挿入体390がチューブ120から抜き出される。次に、4つの爪部420は、図18及び図13に示されるように、移動機構425により、4つの吸着パッド410で上端部の外周が吸着された状態のチューブ120の上方の位置から降下することで、チューブ120の上端部の内側に先端部424が差し込まれる。
さらに、4つの爪部420は、図19に示されるように、接触面423がチューブ120の内周に接触した状態で、移動機構425により、周壁部38の径方向外側へ移動する。これにより、チューブ120の上端部が拡径される。なお、4つの爪部420が周壁部38の径方向外側へ移動する際に、吸着パッド410は、移動機構415によって、周壁部38の径方向外側へ移動する。このため、吸着パッド410は、チューブ120と干渉しない。なお、吸着パッド410の移動は、例えば、爪部420の移動の前、又は同時に行われる。
その後、4つの爪部420は、図20に示されるように、周壁部38の外周側で、移動機構425により下方へ移動することで、チューブ120の上端部を折り返した後、図21に示されるように、周壁部38の径方向内側へ移動する。これにより、4つの爪部420によって、チューブ120の上端部が、周壁部38の外壁に押し付けられて、チューブ120の上端部が保持される。このように、4つの爪部420と容器20の周壁部38とでチューブ120の上端部を挟むことで、チューブ120が周壁部38の開口縁20Bでチューブ120が保持される。
(挿入工程)
挿入工程は、上端部及び下端部が保持されたチューブ120にロール体110を挿入する工程である。具体的には、挿入工程は、以下のように行われる。すなわち、挿入工程では、まず、吸引機構70の吸引ポンプ72を駆動し、容器20の内部の空気の吸引を開始する。
ここで、膨張部216が装着された可動部214は、本体部212に対して上下方向に移動可能である自由状態となっている。この状態において、図22に示されるように、拡径部材50が下端部に装着されたロール体110を、挿入機構90(図23参照)によって、チューブ120に挿入する。
ロール体110がチューブ120の上端部に挿入され、チューブ120の上部開口を封止すると、容器20の内部が減圧され、容器20の内外の圧力差によってロール体110に対して下方(挿入方向)へ引き込む力が作用する。本実施形態では、挿入機構90による押し込み力と、容器20の内外の圧力差による引き込み力と、重力とによって、ロール体110が下降し、ロール体110がチューブ120の上端部から下端部へ挿入される。
拡径部材50がチューブ120の各部を通過すると、チューブ120は拡径されることで軸方向に縮む(図25(A)参照)が、膨張部216は、自由状態であるので、チューブ120の下端部を保持した状態を維持したまま、上昇する。
ロール体110が下降すると、チューブ120は、拡径部材50が通過した部位が弾性域で拡径される。拡径された部位は、チューブ120の内外の圧力差によって、拡径状態が維持される(図23参照)。
このように、ロール体110をチューブ120の上端部から下端側へ挿入しつつ、拡径部材50の通過により拡径されたチューブ120の部位をチューブ120の内外の圧力差によって、拡径状態を維持する。
なお、ロール体110の弾性体114の外周面には、チューブ120に挿入される前に予め接着剤130(図2参照)が塗布されている。
(嵌合工程)
嵌合工程は、ガイドコーン220をロール体110の下端部に嵌合し、嵌合部材80を容器20の開口縁20Bに嵌合する工程である。具体的には、嵌合工程では、チューブ120に挿入されたロール体110の下端部に対して、図23に示されるように、ガイドコーン220が嵌合する嵌合位置まで、ロール体110を下降させる。これにより、ロール体110における軸部112の下端側の開口端112Aに対して、ガイドコーン220の円筒面222Aが嵌合する。
また、この嵌合位置では、嵌合部材80は、チューブ120を保持した状態の周壁部38の開口縁20Bの内側に対して、保持状態のチューブ120の軸方向に沿って、周壁部38と同軸に嵌合する。
さらに、この嵌合位置にて、ロール体110の下降を停止する。なお、この嵌合位置では、ロール体110の下端部及び拡径部材50は、拡径部材50に対して隙間を有しており、拡径部材50に対して接触していない。
(被覆工程)
被覆工程は、ガイドコーン220をロール体110の下端部に嵌合し、嵌合部材80を容器20の開口縁20Bに嵌合した状態で、ロール体110にチューブ120を被覆する工程である。具体的には、被覆工程では、ガイドコーン220をロール体110の下端部に嵌合し、嵌合部材80を容器20の開口縁20Bに嵌合した状態で、吸引ポンプ72の駆動を停止し、容器20の内部を大気開放する。これにより、拡径部材50がチューブ120の下端部内にある状態で、チューブ120の内外の圧力差が解消されて、チューブ120が縮径する。このように、チューブ120が縮径することで、図24に示されるように、チューブ120でロール体110が被覆される。
さらに、このとき、可動部214を、駆動機構(図示参照)により下方へ移動させる。これにより、チューブ120の下端部に軸方向(下方)への張力を付与する。すなわち、チューブ120の下端部に軸方向(下方)への張力を付与した状態で、チューブ120をロール体110に被覆する。
次に、膨張部216を萎ませて、チューブ120の下端部の保持を解除する。さらに、4つの爪部420を移動機構425により、上端部保持工程における移動動作とは逆の移動動作を実行させる。これにより、チューブ120の上端部の保持を解除する。
次に、ロール体110を容器20の内部から取り出し、チューブ120の余った下端部及び上端部が切断されると共に、拡径部材50及び嵌合部材80がロール体110から取り外される。これにより、チューブ被覆ロール100が製造される。
(本実施形態の作用)
本実施形態では、前述のように、拡径部材50の通過によりチューブ120が拡径される。さらに、拡径された部位は、チューブ120の内外の圧力差によって、拡径状態が維持される。このため、チューブ120に挿入されるロール体110の外周面と、チューブ120の内周面との間に隙間が形成された状態で、ロール体110が挿入される。これにより、外径が軸方向に一定であるロール体110のみをチューブ120に挿入する場合(比較例)に比べ、ロール体110とチューブ120との擦れを抑制できる。
ロール体110とチューブ120との擦れが抑制されるので、ロール体110に塗布された接着剤が剥ぎ取られることが抑制される。さらに、ロール体110とチューブ120との擦れが抑制されるので、ロール体110のみをチューブ120に挿入する場合(比較例)に比べ、ロール体110がスムーズにチューブ120に挿入される。
ここで、前述のように、チューブ120は、製造過程において、拡径及び縮径される。チューブ120は、図25に示されるように、拡径及び縮径されることで、軸方向の長さが変化する。具体的には、図25(A)に示されるように、チューブ120は、拡径すると、ポアソン比分、軸方向に収縮する。図25(A)において、拡径前のチューブ120を二点鎖線で示し、拡径後のチューブ120を実線で示している。
さらに、図25(B)に示されるように、拡径されたチューブ120が縮径されて元の外径に戻ると、軸方向に伸長する。このときの伸長量が、拡径の際の収縮量よりも少ない場合には、その分、チューブ120が軸方向にたるんで、蛇腹状のしわが発生する原因となる。図25(B)において、縮径前のチューブ120を二点鎖線で示し、縮径後のチューブ120を実線で示し、拡径前のチューブ120を一点鎖線で示している。
そして、本実施形態では、拡径部材50がチューブ120の下端部内にある状態で、チューブ120の内外の圧力差を解消して、チューブ120が縮径されることで、チューブ120でロール体110が被覆される。
このため、拡径部材50がチューブ120の下端部から下方へ出た状態で、チューブ120でロール体110が被覆される場合(第一比較例)に比べ、拡径部材50とチューブ120との間に摩擦抵抗が生じ、この摩擦抵抗によりチューブ120の軸方向へ張力が作用する。このように、チューブ120の下端部に軸方向(下方)への張力を付与した状態で、チューブ120でロール体110を被覆することで、当該第一比較例に比べ、チューブ120のしわの発生が抑制される。
また、本製造方法によれば、挿入工程にて、膨張部216が装着された可動部214が上下方向に移動可能な自由状態において、拡径部材50が下端部に装着されたロール体110がチューブ120に挿入される。ここで、拡径部材50の挿入により、チューブ120が拡径されることで軸方向に縮む(図25(A)参照)が、膨張部216は、チューブ120の下端部を保持した状態を維持したまま、上昇する。したがって、膨張部216が固定されている場合(比較例)に比べ、チューブ120から膨張部216が外れることが抑制される。
また、本製造方法では、チューブ120の下端部に軸方向(下方)への張力を付与した状態で、チューブ120でロール体110が被覆される。これにより、チューブ120の下端部が無負荷状態である場合においてチューブ120でロール体110を被覆する場合(比較例)に比べ、チューブ120のしわの発生が抑制される。
さらに、本実施形態では、拡径部材50は、上下方向中央部の下側部分において、下方にいくにつれて先細りとなるテーパ形状に形成されている。このため、拡径部材50がチューブ120を徐々に拡径するので、チューブ120から拡径部材50が受ける反力(抵抗力)が挿入初期において、急激に大きくならない。これにより、拡径部材50の外径が軸方向に一定である場合(比較例)に比べ、ロール体110がチューブ120にスムーズに挿入される。
また、本実施形態では、拡径部材50は、上下方向中央部の上側部分において、上方にいくにつれて先細りとなるテーパ形状に形成されている。このため、上下方向中央部の下側部分のみで構成された拡径部材(第二比較例)に比べ、拡径部材50の外径の変化が穏やかになるので、挿入途中において、拡径部材50の上下方向中央部のエッジがチューブ120に引っ掛かりにくい。これにより、当該第二比較例に比べ、ロール体110がチューブ120にスムーズに挿入される。
また、上下方向中央部の下側部分のみで構成された拡径部材をチューブ120に挿入した場合では、チューブ120が大径化された後、急激に小径化しようとするので、装置のトラブル等により拡径部材50がチューブ120の挿入途中で停止した場合、拡径部材の大径化されたエッジによりチューブ120にキズが発生する可能性がある。
また、本実施形態では、ガイドコーン220をロール体110の下端部に嵌合した状態で、ロール体110にチューブ120を被覆する。ロール体110の下端部に嵌合するガイドコーン220と、チューブ120の下端部を保持する膨張部216とは、同軸上に配置されているため、ガイドコーン220がロール体110に嵌合しない場合(第三比較例)に比べ、ロール体110とチューブ120との同軸度が向上する。特に、ロール体110の下端側でロール体110とチューブ120との同軸度が向上する。
ロール体110とチューブ120との同軸度が向上することで、拡径されているチューブ120とロール体110との周方向での距離のバラつきが抑制された状態から、チューブ120が縮径されてロール体110に被覆される。これにより、当該第三比較例に比べ、チューブ120のしわの発生が抑制される。特に、ロール体110の下端側において、チューブ120のしわの発生が抑制される。
また、本実施形態では、嵌合部材80を容器20の開口縁20Bに嵌合した状態で、ロール体110にチューブ120を被覆する。嵌合部材80は、ロール体110の上端部に同軸に装着され、且つ、チューブ120を保持する周壁部38に対して同軸に嵌合されるため、嵌合部材80が周壁部38に嵌合しない場合(第四比較例)に比べ、ロール体110とチューブ120との同軸度が向上する。特に、ロール体110の上端側でロール体110とチューブ120との同軸度が向上する。
ロール体110とチューブ120との同軸度が向上することで、拡径されているチューブ120とロール体110との周方向での距離のバラつきが抑制された状態から、チューブ120が縮径されてロール体110に被覆される。これにより、当該第四比較例に比べ、チューブ120のしわの発生が抑制される。特に、ロール体110の上端側において、チューブ120のしわの発生が抑制される。このように、本実施形態では、ロール体110の上端側及び下端側において、チューブ120のしわの発生が抑制されることで、ロール体110の軸方向の全体で、チューブ120のしわの発生が抑制される。
また、本実施形態では、前述のように、ガイドコーン220は、ロール体110の下端部に嵌合する。ここで、ロール体110の下端部から軸方向外側に張り出すように、拡径部材50を装着し、当該拡径部材50に対してガイドコーン220が嵌合する場合(第六比較例)では、膨張部216からロール体110の下端部までの距離を長くとる必要があり、その分、チューブ120を長くする必要がある。これに対して、本実施形態では、ガイドコーン220がロール体110の下端部に嵌合するので、第六比較例に比べ、チューブ120の軸方向長さが短くて済み、捨て代(切断する部分)が短くなる。
(変形例)
本実施形態では、ガイドコーン220は、ロール体110の下端部に嵌合される構成であったが、これに限られない。例えば、ガイドコーン220は、図26に示されるように、拡径部材50に嵌合する構成であってもよい。図26に示す構成では、拡径部材50は、ロール体110の下側の被支持部116(軸部112)が軸方向に差し込まれる凹部53を上端部(軸方向一端部)に有している。この凹部53にロール体110の下側の被支持部116が差し込まれることで、拡径部材50はロール体110の下端部から軸方向外側に張り出した状態で、ロール体110に装着される。
また、拡径部材50は、ガイドコーン220が嵌合される嵌合凹部51(被嵌合部の一例)を下端部(軸方向他端部)に有している。嵌合凹部51は、拡径部材50がロール体110に装着された状態において、軸部112に対して同軸に配置される。なお、嵌合凹部が、下保持機構200に配置され、嵌合凹部に嵌合する凸部が拡径部材50(ロール体110)側に配置される構成であってもよい。
前述した実施形態では、芯体として、軸部112と軸部112の外周に形成された円筒状の弾性体114とを有するロール体110を用いたが、これに限られない。芯体としては、例えば、軸部112のみであってもよい。
前述した実施形態では、ロール体110に接着剤130が塗布されていたが、これに限られない。例えば、チューブ120の内周面に接着剤130が塗布される構成であってもよい。また、接着剤130が、ロール体110及びチューブ120のいずれにも塗布されていない構成であってもよい。
前述した実施形態では、筒体被覆部材の一例としてのチューブ被覆ロール100を製造していたが、製造対象である筒体被覆部材としては、これに限られない。例えば、筒体被覆部材としては、ベルト体がチューブ120で被覆されて構成されたチューブ被覆ベルトであってもよい。チューブ被覆ベルトの場合では、芯材と、芯材の外周に形成された円筒状のベルト体(管状体の一例)と、を有する芯体を用いる。すなわち、当該芯体を、前述のロール体110と同様に、チューブ120に挿入して、チューブ120でベルト体を被覆する。その後、チューブ120で被覆されたベルト体から芯材を抜くことで(第六工程の一例)、チューブ被覆ベルトが製造される。ベルト体としては、ポリイミド等で形成された樹脂ベルト、金属ベルトなどが用いられる。
前述した本実施形態では、チューブ120の上端部が、4つの爪部420により保持されていたが、これに限られない。例えば、周壁部38に形成した複数の吸引孔を通じて、吸引することで、チューブ120の上端部を周壁部38の内周面に吸着して保持する構成であってもよい。
前述した製造方法では、吸引機構70の吸引ポンプ72を駆動して容器20の内部の空気の吸引を開始した後に、拡径部材50が下端部に装着されたロール体110をチューブ120の上端部に挿入したが、これに限られない。例えば、拡径部材50が下端部に装着されたロール体110をチューブ120の上端部に挿入した後に、吸引機構70の吸引ポンプ72を駆動して容器20の内部の空気の吸引を開始してもよい。
製造装置10では、チューブ120は上下方向に沿って配置される構成であったがこれに限られない。例えば、容器20を水平方向に沿って設置し、チューブ120が水平方向に沿って配置されるように構成してもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
10 製造装置
20 容器
20B 開口縁
50 拡径部材
70 吸引機構(吸引部の一例)
80 嵌合部材(後端側嵌合部の一例)
100 チューブ被覆ロール(筒体被覆部材の一例)
110 ロール体(芯体の一例)
112A 開口端(被嵌合部の一例)
120 チューブ(筒体の一例)
130 接着剤
200 下保持機構(保持部の一例)
220 ガイドコーン(嵌合部の一例)
222A 円筒面

Claims (18)

  1. 筒体が収容され、開口縁に該筒体の一端部を保持する容器と、
    該筒体に挿入される芯体の外径よりも外径が大きく、該芯体の挿入方向先端側の端部に装着された拡径部材と、
    該容器中で該筒体の他端部を内側から保持する保持部であって、該拡径部材又は該芯体の挿入方向先端に設けられた被嵌合部に対して、保持状態の前記筒体の軸方向に沿って嵌合される嵌合部を有する該保持部と、
    該容器内の気体の吸引により、該筒体の該一端部から該筒体に該芯体を挿入しつつ、該拡径部材の通過により拡径された該筒体の部位を筒体内外の圧力差で拡径状態に維持し、該嵌合部が該被嵌合部に嵌合された状態で、該吸引の停止により該圧力差を解消して該筒体で該芯体を被覆する吸引部と、
    を備える筒体被覆部材の製造装置。
  2. 前記芯体は、挿入方向先端側の開口端が前記被嵌合部とされた管状に形成され、
    前記嵌合部は、前記開口端の内側に嵌合される円筒面を有する
    請求項1に記載の筒体被覆部材の製造装置。
  3. 前記芯体の挿入方向後端側の端部の外周に装着され、前記開口縁の内側に対して、保持状態の前記筒体の軸方向に沿って嵌合される後端側嵌合部を備え、
    前記吸引部は、前記後端側嵌合部が前記開口縁の内側に嵌合された状態で、前記吸引の停止により前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する
    請求項1又は2に記載の筒体被覆部材の製造装置。
  4. 前記吸引部は、前記拡径部材が前記筒体の他端部内にある状態で、前記吸引の停止により、前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造装置。
  5. 前記保持部は、前記筒体の軸方向に沿って移動して前記筒体に軸方向への張力を付与し、
    前記吸引部は、前記保持部が前記筒体の他端部に軸方向への張力を付与した状態で前記吸引の停止により、前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造装置。
  6. 前記芯体は、その外周面に接着剤が塗布されるものであり、
    前記拡径部材は、前記接着剤を含めた前記芯体の外径より外径が大きい
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造装置。
  7. 前記芯体は、管状体で構成されており、
    前記管状体が外周に装着されると共に、前記管状体から引き抜かれる円柱状又は円筒状の芯材を備える
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造装置。
  8. 前記拡径部材は、前記筒体に対する挿入方向から反対方向にかけて徐々に大径化されている
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造装置。
  9. 前記拡径部材は、前記筒体に対する挿入方向から反対方向にかけて徐々に大径化されてから徐々に小径化されている
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造装置を準備する第一工程と、
    前記筒体の前記他端部を前記保持部で保持し、前記筒体の前記一端部を前記容器の開口縁で保持する第二工程と、
    前記容器内の気体の吸引により、前記拡径部材が挿入方向先端側の端部に装着された前記芯体を前記筒体の一端部から挿入しつつ、前記拡径部材の通過により拡径された前記筒体の部位を筒体内外の圧力差で拡径状態に維持する第三工程と、
    保持状態の前記筒体の軸方向に沿って前記嵌合部を前記被嵌合部に嵌合させる第四工程と、
    前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合された状態で、前記吸引の停止により前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する第五工程と、
    を有する筒体被覆部材の製造方法。
  11. 前記芯体は、挿入方向先端側の開口端が前記被嵌合部とされた管状に形成され、
    前記第四工程では、前記開口端の内側に嵌合される円筒面を有する前記嵌合部が用いられる
    請求項10に記載の筒体被覆部材の製造方法。
  12. 前記第一工程では、請求項3に記載の筒体被覆部材の製造装置を準備し、
    前記第四工程では、保持状態の前記筒体の軸方向に沿って、前記後端側嵌合部を前記開口縁の内側に嵌合させ、
    前記第五工程では、前記後端側嵌合部が前記開口縁の内側に嵌合された状態で、前記吸引の停止により前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する
    請求項10又は11に記載の筒体被覆部材の製造方法。
  13. 前記第五工程では、前記拡径部材が前記筒体の他端部内にある状態で前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する
    請求項10〜12のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造方法。
  14. 前記第五工程では、前記保持部を前記筒体の軸方向に沿って移動させることで前記筒体に軸方向への張力を付与した状態で、前記圧力差を解消して前記筒体で前記芯体を被覆する
    請求項10〜13のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造方法。
  15. 前記芯体は、その外周面に接着剤が塗布され、
    前記拡径部材は、前記接着剤を含めた前記芯体の外径よりも外径が大きい
    請求項10〜14のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造方法。
  16. 前記芯体は、円柱状又は円筒状の芯材の外周に装着された管状体で構成され、
    前記筒体で被覆された前記管状体から前記芯材を抜く第六工程を有する
    請求項10〜15のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造方法。
  17. 前記拡径部材は、前記筒体に対する挿入方向から反対方向にかけて徐々に大径化されている
    請求項10〜16のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造方法。
  18. 前記拡径部材は、前記筒体に対する挿入方向から反対方向にかけて徐々に大径化されてから徐々に小径化されている
    請求項10〜17のいずれか1項に記載の筒体被覆部材の製造方法。
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