JP2017152874A - 電話機、および電話機間の機能相互利用方法 - Google Patents
電話機、および電話機間の機能相互利用方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】電話機間で互いの機能を相互に利用可能とするための技術を提供する。【解決手段】携帯電話機2およびボタン電話機3は、互いに、他方から機能一覧問合せがあればそれに対しては自身が提供可能な機能一覧を通知し、他方から機能の提供可否問合せがあればそれに対してはこの機能の提供可否を通知する。そして、他方から機能要求があればそれに応じて自身の機能を提供する。また、携帯電話機2およびボタン電話機3は、それぞれ必要に応じて、他方に機能一覧問合せを通知して、他方が提供可能な機能一覧を取得するか、他方に機能の提供可否問合せを通知して機能の提供可否を受け取る。そして、他方に機能を要求して、他方の機能の提供を受ける。【選択図】図1
Description
本発明は、電話機間で互いの機能を相互に利用するための技術に関する。
特許文献1には、複雑な操作を行うことなく無線電話回線以外の無線回線を介して通信を行うことができる無線通信システムが開示されている。この無線通信システムにおいて、携帯電話機は、無線LAN回線を介して固定電話機と接続可能な否かについて予め判定している。また、固定電話機は、無線LAN回線を介して接続された携帯電話機と公衆網との間を中継する機能を有する。そして、携帯電話機が他の携帯電話機に対して通信を行う場合、無線LAN回線を介して他の携帯電話機と接続可能ならば、無線LAN回線を介して他の携帯電話機と通信を行い、無線LAN回線を介して他の携帯電話機と接続不可能ならば、無線LAN回線経由で固定電話機に接続し、この固定電話機経由で他の携帯電話機と通信を行う。また、無線LAN回線経由で固定電話機に接続不可能な場合は、無線電話回線を介して他の携帯電話機と通信を行う。
上述したように、特許文献1に記載の無線通信システムにおいて、固定電話機は、無線LAN回線を介して接続された他の携帯電話機と公衆網との間を中継する機能を有しており、携帯電話機は、固定電話機のこの中継機能を利用することにより、無線電話回線を介さずに公衆網を利用することが可能となる。
しかし、固定電話機が携帯電話機に提供する機能はこの中継機能だけであり、固定電話機がその他の機能を携帯電話機に提供することはない。また、特許文献1に記載の無線通信システムは、固定電話機および携帯電話機間で互いの機能を相互利用することについて考慮されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、電話機間で互いの機能を相互に利用するための技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、電話機に、他の電話機と互いの機能を相互に利用するためのインターフェースを設けた。そして、他の電話機から機能一覧の問合せを受けた場合、自電話機が提供可能な機能の一覧を通知するか、あるいは、他の電話機から機能の指定を含む提供可否の問合せを受けた場合、この提供可否の問合せで指定された機能の提供可否を通知するようにした。それから、他の電話機から機能要求を受け付けた場合、要求された機能を提供するようにした。また、他の電話機に機能一覧の問合せを通知して、他の電話機から機能の一覧を取得するか、あるいは、他の電話機に機能の指定を含む提供可否の問合せを通知して、この機能の提供可否を受け取るようにした。それから、他の電話機に、この他の電話機が提供可能な機能の機能要求を送信して、この他の電話機から機能の提供を受けるようにした。
例えば、本発明の第一の態様は、複数の機能を有する電話機であって、
前記複数の機能のうち、提供可能な機能を記憶する記憶手段と、
他の電話機と接続するための接続手段と
前記接続手段を介して前記他の電話機から機能一覧の問合せを受け付けた場合に、前記記憶手段に記憶されている機能の一覧を通知する通知手段と、
前記接続手段を介して前記他の電話機から、機能の指定を含む機能要求を受け付けた場合に、当該機能要求で指定されている機能が前記記憶手段に記憶されているならば、当該機能を前記他の電話機に提供する機能提供手段と、
操作者の指示に従い、前記接続手段を介して前記他の電話機に機能一覧の問合せを通知して、前記他の電話機から当該他の電話機が提供可能な機能の一覧を取得する機能一覧取得手段と、
前記機能一覧取得手段により取得された機能の一覧のなかから操作者により選択された機能の機能要求を、前記接続手段を介して前記他の電話機に通知して、当該他の電話機から機能の提供を受ける機能要求手段と、を有する。
前記複数の機能のうち、提供可能な機能を記憶する記憶手段と、
他の電話機と接続するための接続手段と
前記接続手段を介して前記他の電話機から機能一覧の問合せを受け付けた場合に、前記記憶手段に記憶されている機能の一覧を通知する通知手段と、
前記接続手段を介して前記他の電話機から、機能の指定を含む機能要求を受け付けた場合に、当該機能要求で指定されている機能が前記記憶手段に記憶されているならば、当該機能を前記他の電話機に提供する機能提供手段と、
操作者の指示に従い、前記接続手段を介して前記他の電話機に機能一覧の問合せを通知して、前記他の電話機から当該他の電話機が提供可能な機能の一覧を取得する機能一覧取得手段と、
前記機能一覧取得手段により取得された機能の一覧のなかから操作者により選択された機能の機能要求を、前記接続手段を介して前記他の電話機に通知して、当該他の電話機から機能の提供を受ける機能要求手段と、を有する。
あるいは、本発明の第二の態様は、複数の機能を有する電話機であって、
前記複数の機能のうち、提供可能な機能を記憶する記憶手段と、
他の電話機と接続するための接続手段と
前記接続手段を介して前記他の電話機から、機能の指定を含む提供可否の問合せを受け付けた場合に、当該問合せで指定された機能が前記記憶手段に記憶されているか否かに基づいて、当該問合せで指定された機能の提供可否を通知する通知手段と、
前記接続手段を介して前記他の電話機から、機能の指定を含む機能要求を受け付けた場合に、当該機能要求で指定されている機能が前記記憶手段に記憶されているならば、当該機能を前記他の電話機に提供する機能提供手段と、
自電話機が有する機能以外の機能に対応する所定のイベントが発生した場合に、前記接続手段を介して前記他の電話機に、当該イベントに対応する機能の指定を含む提供可否の問合せを通知して、前記他の電話機から、当該イベントに対応する機能の提供可否を取得する提供可否取得手段と、
前記提供可否取得手段により取得された提供可否が提供可能を示している場合に、提供可能とされた機能の機能要求を、前記接続手段を介して前記他の電話機に通知して、当該他の電話機から前記機能の提供を受ける機能要求手段と、を有する。
前記複数の機能のうち、提供可能な機能を記憶する記憶手段と、
他の電話機と接続するための接続手段と
前記接続手段を介して前記他の電話機から、機能の指定を含む提供可否の問合せを受け付けた場合に、当該問合せで指定された機能が前記記憶手段に記憶されているか否かに基づいて、当該問合せで指定された機能の提供可否を通知する通知手段と、
前記接続手段を介して前記他の電話機から、機能の指定を含む機能要求を受け付けた場合に、当該機能要求で指定されている機能が前記記憶手段に記憶されているならば、当該機能を前記他の電話機に提供する機能提供手段と、
自電話機が有する機能以外の機能に対応する所定のイベントが発生した場合に、前記接続手段を介して前記他の電話機に、当該イベントに対応する機能の指定を含む提供可否の問合せを通知して、前記他の電話機から、当該イベントに対応する機能の提供可否を取得する提供可否取得手段と、
前記提供可否取得手段により取得された提供可否が提供可能を示している場合に、提供可能とされた機能の機能要求を、前記接続手段を介して前記他の電話機に通知して、当該他の電話機から前記機能の提供を受ける機能要求手段と、を有する。
本発明に係る電話機は、他の電話機から機能一覧の問合せを受けた場合、自電話機が提供可能な機能の一覧を通知するか、あるいは、機能の指定を含む提供可否の問合せを他の電話機から受けた場合、この提供可否の問合せで指定された機能の提供可否を通知する。それから、他の電話機から機能の機能要求を受け付けて、要求された機能を提供する。また、他の電話機に機能一覧の問合せを通知して、他の電話機から機能の一覧を取得するか、あるいは、機能の指定を含む提供可否の問合せを他の電話機に通知して、この機能の提供可否を受け取る。それから、他の電話機に、この他の電話機が提供可能な機能の機能要求を送信して、この他の電話機から機能の提供を受ける。
したがって、本発明によれば、複数の電話機が互いの他の電話機の機能を相互に利用することができる。
以下に、本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る電話システムの概略構成図である。
図示するように、本実施の形態に係る電話システムは、固定電話網6に接続されたボタン電話システム1と、携帯電話網7に接続された携帯電話機2−1、2−2、・・・2−n(以下、単に携帯電話機2とも呼ぶ)と、を備えている。ここで、固定電話網6および携帯電話網7は相互接続されており、ボタン電話システム1が固定電話網6経由で携帯電話網7に電話したり、あるいは携帯電話機2が携帯電話網7経由で固定電話網6に電話したりすることができる。
ボタン電話システム1は、ボタン電話機3−1、・・・3−m(以下、単にボタン電話機3とも呼ぶ)と、固定電話網6に接続されるとともに内線ネットワーク5を介してボタン電話機3を収容する主装置4と、を備えている。
主装置4は、ボタン電話機3と連携して呼制御を実施することにより、ボタン電話機3と固定電話網6との間の通話路(外線)およびボタン電話機3とボタン電話機3との間の通話路(内線)の確立・解放を制御する。また、主装置4は、ボタン電話機3およびその通話相手に対して音声案内等の付加的な機能を提供する。
ボタン電話機3は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信により、固定電話網6および携帯電話網7を介さないで携帯電話機2と直接接続可能であり(以下、ローカル接続と呼ぶ)、このローカル接続を介して携帯電話機2にボタン電話システム1の機能を提供したり、携帯電話機2から機能の提供を受けたりする。これにより、ボタン電話機3は、固定電話網6を経由することなく、例えば、ローカル接続された携帯電話機2経由で携帯電話網7と電話することができる。
同様に、携帯電話機2は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信により、ボタン電話機3とローカル接続可能であり、このローカル接続を介してボタン電話機3に携帯電話機2の機能を提供したり、ボタン電話機3から機能の提供を受けたりする。これにより、携帯電話機2は、携帯電話網7を経由することなく、例えば、ローカル接続されたボタン電話機3経由で固定電話網6と電話することができる。
図2は、本実施の形態に係る電話システムの第1の動作例を説明するためのシーケンス図である。このシーケンスでは、ボタン電話機3が携帯電話機2の発信機能を利用して、固定電話網6からボタン電話機3に着信した呼を携帯電話機2経由で携帯電話網7に転送する場合の動作例を示している。
携帯電話機2は、定期的に、自携帯電話機2に付与されたIDの指定を含むビーコン信号を送信している。ボタン電話機3は、このビーコン信号の受信電波強度に基づいて、自ボタン電話機3とローカル接続可能な携帯電話機2を検出している。
さて、ボタン電話機3は、ローカル接続先の携帯電話機2の指定を伴う機能一覧取得操作を操作者から受け付けると(S100)、指定された携帯電話機2とローカル接続する(S101)。そして、ローカル接続された携帯電話機2に機能一覧問合せを送信する(S102)。
携帯電話機2は、ローカル接続されたボタン電話機3からの機能一覧問合せを受信すると、自携帯電話機2がボタン電話機3に提供可能な機能一覧を通知する(S103)。ボタン電話機3は、ローカル接続された携帯電話機2から機能一覧を受け取って表示するとともに、この機能一覧に示された各機能を、自ボタン電話機3が備える各機能ボタンに割り付ける(S104)。
つぎに、固定電話網6から主装置4に着信したものとする(S105)。これを受けて、主装置4はボタン電話機3を呼び出す(S106)。ここで、ボタン電話機3が操作者から応答操作を受け付けたものとする(S107)。これを受けて、ボタン電話機3は主装置4に応答を送信する(S108)。そして、主装置4は固定電話網6に応答を送信する(S109)。これにより、主装置4を介して、ボタン電話機3と固定電話網6との間に通話路が確立される(S110)。
つぎに、ボタン電話機3において、ローカル接続された携帯電話機2から受け取った機能一覧に含まれている機能「転送」に割り付けられた機能ボタンが操作され、転送先の電話番号が入力されることにより、ボタン電話機3が、操作者から携帯転送操作を受け付けたものとする(S111)。これを受けて、ボタン電話機3は、固定電話網6との通話路に保留音を送出して(S112)、固定電話網6の通話相手との通話を保留する。また、ローカル接続された携帯電話機2に、転送先の電話番号の指定を伴う携帯転送要求を送信する(S113)。
これを受けて、携帯電話機2は、ローカル接続されたボタン電話機3からの携帯転送要求で指定されている転送先の電話番号を発信先番号として携帯電話網7に発信する(S114)。そして、携帯電話網7から応答を受信して(S115)、この応答を、ローカル接続されたボタン電話機3に送信する(S116)。これにより、携帯電話機2を介して、ボタン電話機3と携帯電話網7との間に通話路が確立される(S117)。
つぎに、ボタン電話機3は、操作者より転送実行操作を受け付けると(S118)、ボタン電話機3と固定電話網6との間に確立された通話路と、ボタン電話機3と携帯電話網7との間に確立された通話路と、を中継する(S119)。これにより、ボタン電話システム1および携帯電話機2を介して、固定電話網6側の通話相手と携帯電話網7側の通話相手との通話が可能となる。
図3は、本実施の形態に係る電話システムの第2の動作例を説明するためのシーケンス図である。このシーケンスでは、携帯電話機2がボタン電話システム1の発信機能を利用して、携帯電話網7から携帯電話機2に着信した呼をボタン電話システム1経由で固定電話網6に転送する場合の動作例を示している。
ボタン電話機3は、定期的に、自ボタン電話機3に付与されたIDの指定を含むビーコン信号を送信している。携帯電話機2は、このビーコン信号の受信電波強度に基づいて、自携帯電話機2とローカル接続可能なボタン電話機3を検出している。
さて、携帯電話機2は、ローカル接続先のボタン電話機3の指定を伴う機能一覧取得操作を操作者から受け付けると(S130)、指定されたボタン電話機3とローカル接続する(S131)。そして、ローカル接続されたボタン電話機3に機能一覧問合せを送信する(S132)。
ボタン電話機3は、ローカル接続された携帯電話機2から機能一覧問合せを受信すると、自ボタン電話機3が携帯電話機2に提供可能な機能一覧を通知する(S133)。携帯電話機2は、ローカル接続されたボタン電話機3から機能一覧を受け取って表示する(S134)。
つぎに、携帯電話網7から携帯電話機2に着信したものとする(S135)。携帯電話機2は、操作者から応答操作を受け付けると(S136)、携帯電話網7に応答を送信する(S137)。これにより、携帯電話機2と携帯電話網7との間に通話路が確立される(S138)。
つぎに、携帯電話機2において、ローカル接続されたボタン電話機3から受け取った表示中の機能一覧のなかから機能「転送」が選択され、転送先の電話番号が入力されることにより、携帯電話機2が操作者から固定転送操作を受け付けたものとする(S139)。これを受けて、携帯電話機2は、携帯電話網7との通話路に保留音を送出して(S140)、携帯電話網7の通話相手との通話を保留する。また、ローカル接続されたボタン電話機3に、転送先の電話番号の指定を伴う固定転送要求を送信する(S141)。
これを受けて、ボタン電話機3は、ローカル接続された携帯電話機2からの固定転送要求で指定されている転送先の電話番号を発信先番号として主装置4に発信する(S142)。主装置4は、この発信を固定電話網6に送信する(S143)。その後、主装置4は、固定電話網6からの応答を受信して(S144)、この応答をボタン電話機3に送信する(S145)。ボタン電話機3は、主装置4からの応答を受信して、この応答を、ローカル接続された携帯電話機2に送信する(S146)。これにより、ボタン電話システム1を介して、携帯電話機2と固定電話網6との間に通話路が確立される(S147)。
つぎに、携帯電話機2は、操作者より転送実行操作を受け付けると(S148)、携帯電話機2と携帯電話網7との間に確立された通話路と、携帯電話機2と固定電話網6との間に確立された通話路と、を中継する(S149)。これにより、ボタン電話システム1および携帯電話機2を介して、固定電話網6側の通話相手と携帯電話網7側の通話相手との通話が可能となる。
図4は、本実施の形態に係る電話システムの第3の動作例を説明するためのシーケンス図である。このシーケンスでは、ボタン電話機3が携帯電話機2の発信機能を利用して発信する場合の動作例を示している。
携帯電話機2は、定期的に、自携帯電話機2に付与されたIDの指定を含むビーコン信号を送信している。ボタン電話機3は、このビーコン信号の受信電波強度に基づいて、自ボタン電話機3とローカル接続可能な携帯電話機2を検出している。
さて、ボタン電話機3は、発信先の電話番号の指定を伴う外線発信操作を操作者から受け付けると(S160)、主装置4に外線捕捉要求を送信する(S161)。ここで、主装置4に収容されているすべての外線が使用中であり、空き外線がないものとする(S162)。これを受けて、主装置4は、外線捕捉要求の送信元であるボタン電話機3にビジーを送信する(S163)。
ボタン電話機3は、外線捕捉要求に対するビジーを主装置4から受信したならば、携帯電話機2の発信機能を利用する所定のイベントが発生したと判断する。そして、例えば、携帯電話機2のビーコン信号の受信電波強度に基づいて、自ボタン電話機3とローカル接続可能な携帯電話機2のなかから一台の携帯電話機2−1を選択し、この携帯電話機2−1とローカル接続する(S164)。それから、ボタン電話機3は、ローカル接続された携帯電話機2−1に、発信機能の指定を伴う提供可否問合せを送信する(S165)。
携帯電話機2−1は、ローカル接続されたボタン電話機3から提供可否問合せを受信すると、問合わせされた発信機能を自携帯電話機2−1が提供可能か否かを示す提供可否をボタン電話機3に通知する。ここでは、携帯電話機2−1が発信機能を提供不可能であり、ボタン電話機3に提供可否「不可」が通知されたとする(S166)。
ボタン電話機3は、ローカル接続した携帯電話機2−1が発信機能を提供不可能であることを確認すると、この携帯電話機2−1とのローカル接続を切断する(S167)。それから、ボタン電話機3は、例えば、携帯電話機2のビーコン信号の受信電波強度に基づいて、自ボタン電話機3とローカル接続可能な携帯電話機2のなかから未選択の携帯電話機2−2を選択し、この携帯電話機2−2とローカル接続する(S168)。それから、ボタン電話機3は、ローカル接続された携帯電話機2−2に、発信機能の指定を伴う提供可否問合せを送信する(S169)。
携帯電話機2−2は、ローカル接続されたボタン電話機3から提供可否問合せを受信すると、問合わせされた発信機能を自携帯電話機2−2が提供可能か否かを示す提供可否をボタン電話機3に通知する。ここでは、携帯電話機2−2が発信機能を提供可能であり、ボタン電話機3に提供可否「可」が通知されたとする(S170)。
ボタン電話機3は、携帯電話機2−2が発信機能を提供可能であることを確認すると、この携帯電話機2−2に、発信先の電話番号の指定を伴う携帯発信要求を送信する(S171)。これを受けて、携帯電話機2−2は、携帯発信要求で指定されている発信先の電話番号を発信先番号として携帯電話網7に発信する(S172)。そして、携帯電話網7からの応答を受信して(S173)、この応答を、ローカル接続されたボタン電話機3に送信する(S174)。これにより、携帯電話機2−2を介して、ボタン電話機3と携帯電話網7との間に通話路が確立される(S175)。
その後、ボタン電話機3は、操作者から終話操作を受け付けると(S176)、ローカル接続された携帯電話機2−2に切断要求を送信する(S177)。これを受けて、携帯電話機2−2は、携帯電話網7に切断要求を送信して(S178)、携帯電話網7との間に確立された通話路を切断する。それから、ボタン電話機3は、携帯電話機2−2とのローカル接続を切断する(S179)。
図5は、本実施の形態に係る電話システムの第4の動作例を説明するためのシーケンス図である。このシーケンスでは、携帯電話機2がボタン電話システム1の音声案内機能を利用して通話相手に音声案内を出力する場合の動作例を示している。
ボタン電話機3は、定期的に、自ボタン電話機3に付与されたIDの指定を含むビーコン信号を送信している。携帯電話機2は、このビーコン信号の受信電波強度に基づいて、自携帯電話機2とローカル接続可能なボタン電話機3を検出している。
さて、携帯電話機2は、携帯電話網7から着信を受信し(S190)、自携帯電話機2が不在設定されていることを確認すると、ボタン電話システム1の音声案内機能を利用する所定のイベントが発生したと判断する。そして、例えば、ボタン電話機3のビーコン信号の受信電波強度に基づいて、自携帯電話機2とローカル接続可能なボタン電話機3のなかから一台のボタン電話機3−2を選択し、このボタン電話機3−2とローカル接続する(S191)。それから、携帯電話機2は、ローカル接続されたボタン電話機3−2に、音声案内機能の指定を伴う提供可否問合せを送信する(S192)。
ボタン電話機3−2は、ローカル接続された携帯電話機2から提供可否問合せを受信すると、問合わせされた音声案内機能を自ボタン電話機3−2が提供可能か否かを示す提供可否を携帯電話機2に通知する。ここでは、ボタン電話機3−2が音声案内機能を提供不可能であり、携帯電話機2に提供可否「不可」が通知されたとする(S193)。
携帯電話機2は、ボタン電話機3−2が音声案内機能を提供不可能であると確認すると、このボタン電話機3−2とのローカル接続を切断する(S194)。それから、携帯電話機2は、例えば、ボタン電話機3のビーコン信号の受信電波強度に基づいて、自携帯電話機2とローカル接続可能なボタン電話機3のなかから未選択のボタン電話機3−1を選択し、このボタン電話機3−1とローカル接続する(S195)。それから、携帯電話機2は、ローカル接続されたボタン電話機3−1に、音声案内機能の指定を伴う提供可否問合せを送信する(S196)。
ボタン電話機3−1は、ローカル接続された携帯電話機2から提供可否問合せを受信すると、問合わせされた音声案内機能を自ボタン電話機3−1が提供可能か否かを示す提供可否を携帯電話機2に通知する。ここでは、ボタン電話機3−1が音声案内機能を提供可能であり、携帯電話機2に提供可否「可」が通知されたとする(S197)。
携帯電話機2は、ボタン電話機3−1が音声案内機能を提供可能であると確認すると、このボタン電話機3−1に音声案内要求を送信する(S198)、これを受けて、ボタン電話機3−1は主装置4に音声案内要求を送信する(S199)。主装置4は、ボタン電話機3−1からの音声案内要求を受信すると、ボタン電話機3−1に応答を送信する(S200)。ボタン電話機3−1は、この応答を携帯電話機2に送信する(S201)。そして、携帯電話機2は、この応答を携帯電話網7に送信する(S202)。これにより、携帯電話機2およびボタン電話機3−1を介して、携帯電話網7と主装置4との間に通話路が確立される(S203)。それから、主装置4は、確立された通話路に音声案内を送出する(S204)。これにより、携帯電話網7側の通話相手に音声案内が送出される。
その後、携帯電話機2は、携帯電話網7から切断要求を受信すると(S205)ローカル接続されたボタン電話機3−1に、この切断要求を送信する(S206)。ボタン電話機3−1は、携帯電話機2から受け取った切断要求を主装置4に送信する(S207)。これを受けて、主装置4はボタン電話機3−1に応答を送信する(S208)。ボタン電話機3−1は、この応答を携帯電話機2に送信する(S209)。そして、携帯電話機2は、この応答を携帯電話網7に送信する(S210)。これにより、携帯電話機2およびボタン電話機3−1を介して、携帯電話網7と主装置4との間に確立された通話路が切断される。それから、携帯電話機2は、ボタン電話機3−1のローカル接続を切断する(S211)。
図6は、本実施の形態に係る電話システムの第5の動作例を説明するためのシーケンス図である。このシーケンスでは、ボタン電話機3が携帯電話機2の電話帳機能を利用する場合の動作例を示している。
携帯電話機2は、定期的に、自携帯電話機2に付与されたIDの指定を含むビーコン信号を送信し、ボタン電話機3は、このビーコン信号の受信電波強度に基づいて、自ボタン電話機3とローカル接続可能な携帯電話機2を検出している。
さて、ボタン電話機3は、操作者から電話帳取得操作を受け付けると(S230)、携帯電話機2の電話帳機能を利用する所定のイベントが発生したと判断する。そして、例えば、携帯電話機2のビーコン信号の受信電波強度に基づいて、自ボタン電話機3とローカル接続可能な携帯電話機2のなかから一台の携帯電話機2を選択し、この携帯電話機2とローカル接続する(S231)。それから、ボタン電話機3は、ローカル接続された携帯電話機2に、電話帳機能の指定を伴う提供可否問合せを送信する(S232)。
携帯電話機2は、ローカル接続されたボタン電話機3から提供可否問合せを受信すると、問合わせされた電話帳機能を自携帯電話機2が提供可能か否かを示す提供可否をボタン電話機3に通知する。ここでは、携帯電話機2が電話帳機能を提供可能であり、ボタン電話機3に提供可否「可」を通知されたとする(S233)。
ボタン電話機3は、ローカル接続された携帯電話機2が電話帳機能を提供可能であることを確認すると、この携帯電話機2に電話帳要求を送信する(S234)。これを受けて、携帯電話機2は、ローカル接続されたボタン電話機3に電話帳データを送信する(S235)。そして、ボタン電話機3は、ローカル接続された携帯電話機2から受信した電話帳データを表示する(S236)。
その後、ボタン電話機3は、所定時間(例えば5分)の経過によりタイムアウトしたならば(S237)、携帯電話機2とのローカル接続を切断する(S238)。
つぎに、本実施の形態に係る電話システムを構成する携帯電話機2およびボタン電話機3の詳細を説明する。なお、主装置4には既存の装置を用いることができるので、その詳細な説明を省略する。
まず、携帯電話機2について説明する。
図7は、携帯電話機2の概略機能構成図である。
図示するように、携帯電話機2は、マンマシンインターフェース部20と、携帯電話網インターフェース部21と、ボタン電話機インターフェース部22と、電話帳記憶部23と、提供可能機能記憶部24と、問合せ部25と、通知部26と、機能要求部27と、機能提供部28と、主制御部29と、を備えている。
マンマシンインターフェース部20は、操作者に情報を表示したり、操作者から各種操作を受け付けたり、あるいは、操作者が電話をするためのインターフェースであり、マイク、スピーカ、タッチセンサ付き液晶パネル等を含む。
携帯電話網インターフェース部21は、携帯電話網7と通信を行うためのインターフェースである。
ボタン電話機インターフェース部22は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を用いてボタン電話機3と通信を行うためのインターフェースである。ボタン電話機インターフェース部22は、定期的に、自携帯電話機2のIDを含むビーコン信号を送信する。また、ボタン電話機インターフェース部22は、ボタン電話機3から定期的に送信されるビーコン信号の受信電波強度を検出する。
電話帳記憶部23には、発着信に利用する電話帳データが記憶されている。
提供可能機能記憶部24には、自携帯電話機2が有する機能のうち、ボタン電話機3に提供可能な機能に関する情報が記憶されている。図8は、提供可能機能記憶部24の登録内容を模式的に表した図である。図示するように、提供可能機能記憶部24には、ボタン電話機3に提供可能な機能に関するレコード240が記憶されている。レコード240は、このレコード240を識別するための機能IDが登録されたフィールド241と、機能名が登録されたフィールド242と、を有する。
問合せ部25は、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3に機能一覧問合せを送信して、このボタン電話機3が自携帯電話機2に提供可能な機能一覧を取得する。また、問合せ部25は、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3に、機能の指定を伴う提供可否問合せを送信し、指定した機能の提供可否をこのボタン電話機3から取得する。
通知部26は、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3からの機能一覧問合せに応じて、自携帯電話機2がボタン電話機3に提供可能な機能一覧(提供可能機能記憶部24に記憶されている機能名のリスト)をボタン電話機3に送信する。また、通知部26は、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3からの提供可否問合せに応じて、この問合せで指定されている機能の提供可否(この機能の機能名が提供可能機能記憶部24に記憶されているか否か)をボタン電話機3に送信する。
機能要求部27は、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3に、このボタン電話機3が自携帯電話機2に提供可能な機能の提供を要求する機能要求を送信する。
機能提供部28は、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3から受信した機能要求に従い、自携帯電話機2がボタン電話機3に提供可能な機能のなかから要求された機能を実施して、その機能をボタン電話機3に提供する。
そして、主制御部29は、自携帯電話機2の各部20〜28を統括的に制御する。
図9は、携帯電話機2がボタン電話機3から機能一覧を取得して機能の提供を受ける場合の動作フローを説明するための図である。
主制御部29は、マンマシンインターフェース部20を介して操作者から機能一覧取得操作を受け付けると(S300でYES)、問合せ部25に機能一覧問合せを指示する。これを受けて、問合せ部25は、ボタン電話機インターフェース部22におけるビーコン信号の受信電波強度の検出結果に基づいて、ローカル接続可能なボタン電話機3が存在するか否かを判断する(S301)。そして、その判断結果を主制御部29に通知する。
主制御部29は、ローカル接続可能なボタン電話機3が存在しない旨の判断結果を問合せ部25から受け取った場合(S301でNO)、その旨のメッセージをマンマシンインターフェース部20から出力させるなどの所定のエラー処理を実施して(S302)、S300に戻る。一方、主制御部29は、ローカル接続可能なボタン電話機3が存在する旨の判断結果を問合せ部25から受け取った場合(S301でYES)、ローカル接続可能なボタン電話機3の一覧をマンマシンインターフェース部20に表示して、操作者から接続先のボタン電話機3の指定を受け付ける。そして、指定されたボタン電話機3にボタン電話機インターフェース部22をローカル接続させる(S303)。
つぎに、問合せ部25は、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3に機能一覧問合せを送信して、このボタン電話機3から、このボタン電話機3が自携帯電話機2に提供可能な機能一覧を取得する(S304)。そして、取得した機能一覧を主制御部29に渡す。これを受けて、主制御部29は、この機能一覧をマンマシンインターフェース部20に表示する(S305)。
つぎに、主制御部29は、マンマシンインターフェース部20に表示した機能一覧のなかから、提供を要求する機能の指定を伴う機能要求操作を操作者より受け付けると(S306でYES)、この機能要求操作において指定された機能および必要に応じて入力された情報(例えば電話番号情報)を機能要求部27に通知する。これを受けて、機能要求部27は、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3に、機能要求操作において指定された機能および必要に応じて入力された情報を含む機能要求を送信して、このボタン電話機3からこの機能の提供を受ける(S307)。
その後、主制御部29は、マンマシンインターフェース部20を介して操作者から終話操作等のローカル接続切断操作を受け付けたならば(S308でYES)、ボタン電話機インターフェース部22を制御して、ボタン電話機3とのローカル接続を切断する(S309)。それから、S300に戻る。
図10は、携帯電話機2がボタン電話機3から機能の提供可否を取得して機能の提供を受ける場合の動作フローを説明するための図である。
主制御部29は、自携帯電話機2が不在設定されている、操作者から電話帳取得操作を受け付けた等、ボタン電話機3の機能の提供を必要とする所定のイベントが発生したことを検出すると(S320でYES)、問合せ部25に、必要とする機能を通知して提供可否問合せを指示する。これを受けて、問合せ部25は、ボタン電話機インターフェース部22におけるビーコン信号の受信電波強度の検出結果に基づいて、ローカル接続可能なボタン電話機3が存在するか否かを判断する(S321)。そして、その判断結果を主制御部29に通知する。
主制御部29は、ローカル接続可能なボタン電話機3が存在しない旨の判断結果を問合せ部25から受け取った場合(S321でNO)、その旨のメッセージをマンマシンインターフェース部20から出力させるなどの所定のエラー処理を実施して(S322)、S320に戻る。一方、主制御部29は、ローカル接続可能なボタン電話機3が存在する旨の判断結果を問合せ部25から受け取った場合(S321でYES)、ローカル接続可能なボタン電話機3のなかに未選択のボタン電話機3が存在していれば、このボタン電話機3を接続先として選択する。そして、接続先として選択したボタン電話機3にボタン電話機インターフェース部22をローカル接続させる(S323)。なお、未選択のボタン電話機3が存在していない場合には、その旨のメッセージをマンマシンインターフェース部20から出力させるなどの所定のエラー処理を実施して、S320に戻る。
つぎに、問合せ部25は、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3に、主制御部29より受け取った機能の指定を伴う提供可否問合せを送信し、この機能の提供可否をこのボタン電話機3から取得する(S324)。そして、取得した提供可否を主制御部29に渡す。
つぎに、主制御部29は、問合せ部25から受け取った提供可否が提供「不可」を示しているならば(S325でNO)、ボタン電話機インターフェース部22を制御して、接続先のボタン電話機3とのローカル接続を切断する。それから、S323に戻る。一方、問合せ部25から受け取った提供可否が提供「可」を示しているならば(S325でYES)、提供可能とされた機能を、必要な情報(例えば、所定のイベント発生時に入力された電話番号情報)とともに機能要求部27に通知する。これを受けて、機能要求部27は、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3に、主制御部29から通知された機能および必要な情報を含む機能要求を送信し、このボタン電話機3からこの機能の提供を受ける(S326)。
その後、主制御部29は、マンマシンインターフェース部20を介して操作者から終話操作等のローカル接続切断操作を受け付けたか(S327でYES)、あるいは、ボタン電話機3から機能を受領した後、所定時間(例えば5分)の経過によりタイムアウトしたならば(S328でYES)、ボタン電話機インターフェース部22を制御して、接続先のボタン電話機3とのローカル接続を切断する(S329)。それから、S320に戻る。
図11は、携帯電話機2がボタン電話機3に機能を提供する場合の動作フローを説明するための図である。
まず、ボタン電話機インターフェース部22は、ボタン電話機3がローカル接続されると(S340でYES)、このボタン電話機3からの問合せを受信して(S341)、通知部26に渡す。
ここで、通知部26は、ボタン電話機インターフェース部22から受け取った問合せが機能一覧問合せならば(S341で「機能一覧」)、主制御部29に機能一覧の取得を要求する。これを受けて、主制御部29は、すべてのフィールド242に登録されている機能名のリストを提供可能機能記憶部24から取得し、自携帯電話機2がボタン電話機3に提供可能な機能一覧としてこれを通知部26に渡す。通知部26は、この機能一覧を、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3に送信する(S342)。
一方、通知部26は、ボタン電話機インターフェース部22から受け取った問合せが提供可否問合せならば(S341で「提供可否」)、この提供可否で指定されている機能の提供可否判断を主制御部29に要求する。これを受けて、主制御部29は、指定された機能の機能名が提供可能機能記憶部24に記憶されているか否かに基づき、この機能の提供可否を判断し、その判断結果を通知部26に渡す。通知部26は、主制御部29から受け取った判断結果を、機能の提供可否として、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3に送信する(S343)。
つぎに、機能提供部28は、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3から機能要求を受信すると(S344でYES)、この機能要求で指定されている機能を主制御部29に通知する。主制御部29は、機能提供部28から受け取った機能の機能名が提供可能機能記憶部24に記憶されていることを確認し、機能提供部28にその機能の実施を指示する。これを受けて、機能提供部28は、主制御部29と連携して、機能要求で指定されている機能を、必要に応じてこの機能要求に含まれている情報を用いて実施する。そして、ボタン電話機インターフェース部22にローカル接続されたボタン電話機3に、この機能を提供する(S345)。例えば、ボタン電話機3から受信した機能要求が電話帳要求であれば、機能提供部28は、主制御部29と連携して、電話帳記憶部23から電話帳データを読み出し、この電話帳データをボタン電話機3に提供する。
その後、主制御部29は、ボタン電話機インターフェース部22におけるボタン電話機3とのローカル接続が切断されたならば(S346でYES)、S340に戻る。
つぎに、ボタン電話機3について説明する。
図12は、ボタン電話機3の概略機能構成図である。
図示するように、ボタン電話機3は、マンマシンインターフェース部30と、内線ネットワークインターフェース部31と、携帯電話機インターフェース部32と、電話帳記憶部33と、提供可能機能記憶部34と、問合せ部35と、通知部36と、機能要求部37と、機能提供部38と、主制御部39と、を備えている。
マンマシンインターフェース部30は、操作者に情報を表示したり、操作者から各種操作を受け付けたり、あるいは、操作者が電話をするためのインターフェースであり、ハンドセットと、ダイヤルキー、機能ボタン等の入力装置と、液晶パネル等の表示装置と、を含む。
内線ネットワークインターフェース部31は、内線ネットワーク5を介して主装置4および他のボタン電話機3と通信を行うためのインターフェースである。
携帯電話機インターフェース部32は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を用いて携帯電話機2と通信を行うためのインターフェースである。携帯電話機インターフェース部32は、定期的に、自ボタン電話機3のIDを含むビーコン信号を送信する。また、携帯電話機インターフェース部32は、携帯電話機2から定期的に送信されるビーコン信号の受信電波強度を検出する。
電話帳記憶部33には、発着信に利用する電話帳データが記憶されている。
提供可能機能記憶部34には、自ボタン電話機3が有する機能のうち、携帯電話機2に提供可能な機能に関する情報が記憶されている。図13は、提供可能機能記憶部34の登録内容を模式的に表した図である。図示するように、提供可能機能記憶部34には、携帯電話機2に提供可能な機能に関するレコード340が記憶されている。レコード340は、このレコード340を識別するための機能IDが登録されたフィールド341と、機能名が登録されたフィールド342と、機能をボタン電話機3単独で提供可能かそれとも主装置4と連携して提供可能かを示す提供種別が登録されたフィールド343と、を有する。
問合せ部35は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2に機能一覧問合せを送信して、この携帯電話機2が自ボタン電話機3に提供可能な機能の機能一覧を取得する。また、問合せ部35は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2に、機能の指定を伴う提供可否問合せを送信して、指定された機能の提供可否を取得する。
通知部36は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2から受信した機能一覧問合せに応じて自ボタン電話機3が携帯電話機2に提供可能な機能一覧(提供可能機能記憶部34に記憶されている機能名のリスト)を携帯電話機2に送信する。また、通知部36は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2から受信した提供可否問合せに応じて、この問合せで指定されている機能の提供可否(この機能の機能名が提供可能機能記憶部34に記憶されているか否か)を携帯電話機2に送信する。
機能要求部37は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2に、この携帯電話機2が自ボタン電話機3に提供可能な機能を要求する機能要求を送信する。
機能提供部38は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2から受信した機能要求に従い、自ボタン電話機3が携帯電話機2に提供可能な機能のなかから要求された機能を実施して、その機能を携帯電話機2に提供する。
そして、主制御部39は、自ボタン電話機3の各部30〜38を統括的に制御する。
図14は、ボタン電話機3が携帯電話機2から機能一覧を取得して機能の提供を受ける場合の動作フローを説明するための図である。
主制御部39は、マンマシンインターフェース部30を介して操作者から機能一覧取得操作を受け付けると(S400でYES)、問合せ部35に機能一覧問合せを指示する。これを受けて、問合せ部35は、携帯電話機インターフェース部32におけるビーコン信号の受信電波強度の検出結果に基づいて、ローカル接続可能な携帯電話機2が存在するか否かを判断する(S401)。そして、その判断結果を主制御部39に通知する。
主制御部39は、ローカル接続可能な携帯電話機2が存在しない旨の判断結果を問合せ部35から受け取った場合(S401でNO)、その旨のメッセージをマンマシンインターフェース部30から出力させるなどの所定のエラー処理を実施して(S402)、S400に戻る。一方、主制御部39は、ローカル接続可能な携帯電話機2が存在する旨の判断結果を問合せ部35から受け取った場合(S401でYES)、ローカル接続可能な携帯電話機2の一覧をマンマシンインターフェース部30に表示して、操作者から接続先の携帯電話機2の指定を受け付ける。そして、指定された携帯電話機2に携帯電話機インターフェース部32をローカル接続させる(S403)。
つぎに、問合せ部35は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2に機能一覧問合せを送信して、この携帯電話機2から、この携帯電話機2が自ボタン電話機3に提供可能な機能一覧を取得する(S404)。そして、取得した機能一覧を主制御部39に渡す。これを受けて、主制御部39は、この機能一覧をマンマシンインターフェース部30に表示して、この機能一覧に示された各機能をマンマシンインターフェース部30の各機能ボタンに割り付ける(S405)。
つぎに、主制御部39は、機能一覧に含まれるいずれかの機能が割り付けられた機能ボタンの押下を伴う機能要求操作を操作者より受け付けると(S406でYES)、この機能ボタンに割り付けられた機能および必要に応じて入力された情報(例えば電話番号情報)を機能要求部37に通知する。これを受けて、機能要求部37は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2に、押下された機能ボタンに割り付けられた機能および必要に応じて入力された情報を含む機能要求を送信して、この携帯電話機2からこの機能の提供を受ける(S407)。
その後、主制御部39は、マンマシンインターフェース部30を介して操作者から終話操作等のローカル接続切断操作を受け付けたならば(S408でYES)、携帯電話機インターフェース部32を制御して、携帯電話機2とのローカル接続を切断する(S409)。それから、S400に戻る。
図15は、ボタン電話機3が携帯電話機2から機能の提供可否を取得して機能の提供を受ける場合の動作フローを説明するための図である。
主制御部39は、主装置4が外線捕捉要求に対してビジーを返信した、操作者から電話帳取得操作を受け付けた等、携帯電話機2の機能の提供を必要とする所定のイベントが発生したことを検出すると(S420でYES)、問合せ部35に、必要とする機能を通知して提供可否問合せを指示する。これを受けて、問合せ部35は、携帯電話機インターフェース部32におけるビーコン信号の受信電波強度の検出結果に基づいて、ローカル接続可能な携帯電話機2が存在するか否かを判断する(S421)。そして、その判断結果を主制御部39に通知する。
主制御部39は、ローカル接続可能な携帯電話機2が存在しない旨の判断結果を問合せ部35から受け取た場合(S421でNO)、その旨のメッセージをマンマシンインターフェース部30から出力させるなどの所定のエラー処理を実施して(S422)、S420に戻る。一方、主制御部39は、ローカル接続可能な携帯電話機2が存在する旨の判断結果を問合せ部35から受け取った場合(S421でYES)、ローカル接続可能な携帯電話機2のなかに未選択の携帯電話機2が存在していれば、その携帯電話機2を接続先として選択する。そして、接続先として選択した携帯電話機2に携帯電話機インターフェース部32をローカル接続させる(S423)。なお、未選択の携帯電話機2が存在していない場合には、その旨のメッセージをマンマシンインターフェース部30から出力させるなどの所定のエラー処理を実施して、S420に戻る。
つぎに、問合せ部35は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2に、主制御部39より受け取った機能の指定を伴う提供可否問合せを送信し、この機能の提供可否をこの携帯電話機2から取得する(S424)。そして、取得した提供可否を主制御部39に渡す。
つぎに、主制御部39は、問合せ部35から受け取った提供可否が提供「不可」を示しているならば(S425でNO)、携帯電話機インターフェース部32を制御して、接続先の携帯電話機2とのローカル接続を切断する。それから、S423に戻る。一方、問合せ部35から受け取った提供可否が提供「可」を示しているならば(S425でYES)、提供可能とされた機能を、必要な情報(例えば、所定のイベント発生時に入力された電話番号情報)とともに機能要求部37に通知する。これを受けて、機能要求部37は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2に、主制御部39から通知された機能および情報を含む機能要求を送信して、この携帯電話機2からこの機能の提供を受ける(S426)。
その後、主制御部39は、マンマシンインターフェース部30を介して操作者から終話操作等のローカル接続切断操作を受け付けたか(S427でYES)、あるいは、携帯電話機2から機能を受領した後、所定時間(例えば5分)の経過によりタイムアウトしたならば(S428でYES)、携帯電話機インターフェース部32を制御して、携帯電話機2とのローカル接続を切断する(S429)。それから、S420に戻る。
図16は、ボタン電話機3が携帯電話機2に機能を提供する場合の動作フローを説明するための図である。
まず、携帯電話機インターフェース部32は、携帯電話機2がローカル接続されると(S440でYES)、この携帯電話機2からの問合せを受信して(S441)、通知部36に渡す。
ここで、通知部36は、携帯電話機インターフェース部32から受け取った問合せが機能一覧問合せならば(S441で「機能一覧」)、主制御部39に機能一覧の取得を要求する。これを受けて、主制御部39は、すべてのフィールド342に登録されている機能名のリストを提供可能機能記憶部34から取得し、自ボタン電話機3が携帯電話機2に提供可能な機能一覧として、これを通知部36に渡す。通知部36は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2に、この機能一覧を送信する(S442)。
一方、通知部36は、携帯電話機インターフェース部32から受け取った問合せが提供可否問合せならば(S441で「提供可否」)、この提供可否で指定されている機能の提供可否判断を主制御部39に要求する。これを受けて、主制御部39は、指定された機能の機能名が提供可能機能記憶部34に記憶されているか否かに基づき、この機能の提供可否を判断し、その判断結果を通知部36に渡す。通知部36は、主制御部39から受け取った判断結果を、機能の提供可否として、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2に送信する(S443)。
つぎに、機能提供部38は、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2から機能要求を受信すると(S444でYES)、この機能要求で指定されている機能を主制御部39に渡す。主制御部39は、機能提供部38から受け取った機能の機能名が提供可能機能記憶部34に記憶されていることを確認し、機能提供部38に実施を指示する。これを受けて、機能提供部38は、機能要求で指定されている機能を実施する。ここで、機能要求で指定されている機能の機能名に対応付けられて提供可能機能記憶部34に記憶されている提供種別が「ボタン電話機単独」である場合、主制御部39と連携して、この機能を、必要に応じてこの機能要求に含まれている情報を用いて実施する。例えば、携帯電話機2から受信した機能要求が電話帳要求であれば、機能提供部38は、主制御部39と連携して、携帯電話機2に提供する電話帳データを電話帳記憶部33から、読み出す。また、機能要求で指定されている機能の機能名に対応付けられて提供可能機能記憶部34に記憶されている提供種別が「主装置連携」である場合、主制御部39と連携し、この機能要求を、必要に応じてこの機能要求に含まれている情報とともに、内線ネットワークインターフェース部31から主装置4に送信する。これにより、主装置4に、機能要求で指定されている機能を実施させる。例えば、携帯電話機2から受信した機能要求が、固定転送要求、音声案内要求であれば、機能提供部38は、主制御部39および主装置4と連携して、機能提供に必要な通話路を確立する。そして、携帯電話機インターフェース部32にローカル接続された携帯電話機2にこの機能を提供する(S445)。
その後、主制御部39は、携帯電話機インターフェース部32における携帯電話機2とのローカル接続が切断されたならば(S446でYES)、S440に戻る。
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
本実施の形態において、携帯電話機2は、ボタン電話機3から機能一覧問合せを受けた場合、自携帯電話機2が提供可能な機能の一覧をボタン電話機3に通知する。あるいは、ボタン電話機3から機能の指定を含む提供可否問合せを受けた場合、この提供可否問合せで指定された機能の提供可否をボタン電話機3に通知する。それから、ボタン電話機3から機能要求を受け付けて、要求された機能を提供する。また、携帯電話機2は、ボタン電話機3に機能一覧問合せを通知して、ボタン電話機3が提供可能な機能の一覧を取得する。あるいは、機能の指定を含む提供可否問合せをボタン電話機3に通知して、この機能の提供可否をボタン電話機3から受け取る。それから、ボタン電話機3に、このボタン電話機3が提供可能な機能の機能要求を送信して、このボタン電話機3から機能の提供を受ける。したがって、本実施の形態に係る携帯電話機2によれば、ボタン電話機3と互いの機能を相互に利用することができる。
また、本実施の形態において、ボタン電話機3は、携帯電話機2から機能一覧問合せを受けた場合、自ボタン電話機3が提供可能な機能の一覧を通知する。あるいは、機能の指定を含む提供可否問合せを携帯電話機2から受けた場合、この提供可否問合せで指定された機能の提供可否を通知する。それから、携帯電話機2から機能要求を受け付けて、要求された機能を提供する。また、ボタン電話機3は、携帯電話機2に機能一覧問合せを通知して、携帯電話機2が提供可能な機能の一覧を取得する。あるいは、機能の指定を含む提供可否問合せを携帯電話機2に通知して、この機能の提供可否を受け取る。それから、携帯電話機2に、この携帯電話機2が提供可能な機能の機能要求を送信して、この携帯電話機2から機能の提供を受ける。したがって、本実施の形態に係るボタン電話機3によれば、携帯電話機2と互いの機能を相互に利用することができる。
また、本実施の形態において、ボタン電話機3は、携帯電話機2から取得した機能一覧に示された各機能をマンマシンインターフェース部30の各機能ボタンにそれぞれ割り付ける。このため、操作者は、ボタン電話機3において、携帯電話機2の機能を簡単な操作で起動させることができる。
また、携帯電話機2においても同様に、ボタン電話機3から取得した機能一覧に示された各機能をマンマシンインターフェース部20を構成するタッチセンサ付き液晶パネル上の機能ボタンに割り付ける、もしくは機能ボタンとして配置することで、ボタン電話機3の機能を簡単な操作で起動させることができる。
また、本実施の形態において、携帯電話機2は、ローカル接続されたボタン電話機3から受け付けた提供可否問合せに対する提供可否が「不可」である場合、ローカル接続するボタン電話機3を切り替えて、新たなボタン電話機3に提供可否問合せを通知し、新たなボタン電話機3から提供可否を取得する。したがって、本実施の形態に係る携帯電話機2によれば、ボタン電話機3の機能をより確実に利用することが可能となる。
同様に、ボタン電話機3は、ローカル接続された携帯電話機2から受け付けた提供可否問合せに対する提供可否が「不可」である場合、ローカル接続する携帯電話機2を切り替えて、新たな携帯電話機2に提供可否問合せを通知し、新たな携帯電話機2から提供可否を取得する。したがって、本実施の形態に係るボタン電話機3によれば、携帯電話機2の機能をより確実に利用することが可能となる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態において、図7に示す携帯電話機2の機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Card)、Bluetooth(登録商標)アダプタ等の通信機を備えたタブレットPC(Personal Computer)、スマートホン等の携帯端末において、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
同様に、図12に示すボタン電話機3の機能構成も、ASIC、FPGAなどの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSPなどの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびBluetooth(登録商標)アダプタ等の通信機を備えたPC等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
また、上記の実施の形態では、携帯電話機2およびボタン電話機3間で互いの機能を相互に利用する場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、電話機間で互いの機能を相互に利用する場合に広く適用可能である。
1:ボタン電話システム、 2、2−1、2−2、・・・2−n:携帯電話機、 3、3−1、・・・3−m:ボタン電話機、 4:主装置、 5:内線ネットワーク、 6:固定電話網、 7:携帯電話網、 20、30:マンマシンインターフェース部、 21:携帯電話網インターフェース部、 22:ボタン電話機インターフェース部、 23、33:電話帳記憶部、 24、34:提供可能機能記憶部、 25、35:問合せ部、 26、36:通知部、 27、37:機能要求部、 28、38:機能提供部、 29、39:主制御部、 31:内線ネットワークインターフェース部、 32:携帯電話機インターフェース部
Claims (6)
- 複数の機能を有する電話機であって、
前記複数の機能のうち、提供可能な機能を記憶する記憶手段と、
他の電話機と接続するための接続手段と
前記接続手段を介して前記他の電話機から機能一覧の問合せを受け付けた場合に、前記記憶手段に記憶されている機能の一覧を通知する通知手段と、
前記接続手段を介して前記他の電話機から、機能の指定を含む機能要求を受け付けた場合に、当該機能要求で指定されている機能が前記記憶手段に記憶されているならば、当該機能を前記他の電話機に提供する機能提供手段と、
操作者の指示に従い、前記接続手段を介して前記他の電話機に機能一覧の問合せを通知して、前記他の電話機から当該他の電話機が提供可能な機能の一覧を取得する機能一覧取得手段と、
前記機能一覧取得手段により取得された機能の一覧のなかから操作者により選択された機能の機能要求を、前記接続手段を介して前記他の電話機に通知して、当該他の電話機から機能の提供を受ける機能要求手段と、を有する
ことを特徴とする電話機。 - 請求項1に記載の電話機であって、
前記機能一覧取得手段により取得された機能の一覧に示された各機能を、自電話機が備える各機能ボタンにそれぞれ割り付ける機能割付手段をさらに有し、
前記機能要求手段は、操作者により選択された前記機能ボタンに割り当てられた機能の機能要求を前記他の電話機に通知する
ことを特徴とする電話機。 - 複数の機能を有する電話機であって、
前記複数の機能のうち、提供可能な機能を記憶する記憶手段と、
他の電話機と接続するための接続手段と
前記接続手段を介して前記他の電話機から、機能の指定を含む提供可否の問合せを受け付けた場合に、当該問合せで指定された機能が前記記憶手段に記憶されているか否かに基づいて、当該問合せで指定された機能の提供可否を通知する通知手段と、
前記接続手段を介して前記他の電話機から、機能の指定を含む機能要求を受け付けた場合に、当該機能要求で指定されている機能が前記記憶手段に記憶されているならば、当該機能を前記他の電話機に提供する機能提供手段と、
自電話機が有する機能以外の機能に対応する所定のイベントが発生した場合に、前記接続手段を介して前記他の電話機に、当該イベントに対応する機能の指定を含む提供可否の問合せを通知して、前記他の電話機から、当該イベントに対応する機能の提供可否を取得する提供可否取得手段と、
前記提供可否取得手段により取得された提供可否が提供可能を示している場合に、提供可能とされた機能の機能要求を、前記接続手段を介して前記他の電話機に通知して、当該他の電話機から前記機能の提供を受ける機能要求手段と、を有する
ことを特徴とする電話機。 - 請求項3に記載の電話機であって、
前記提供可否取得手段は、
前記提供可否の問合せを通知した他の電話機から取得した前記提供可否が提供不可能を示している場合、前記接続手段に接続する他の電話機を新たな他の電話機に切り替えて、当該新たな他の電話機に前記提供可否の問合せを通知し、当該新たな他の電話機から前記提供可否を取得する
ことを特徴とする電話機。 - 電話機間で互いの機能を相互に利用する電話機間の機能相互利用方法であって、
一方の電話機は、
他方の電話機から機能一覧の問合せを受け付けた場合に、自電話機が提供可能な機能の一覧を通知し、
前記他方の電話機から、機能の指定を含む機能要求を受け付けた場合に、当該機能要求で指定されている機能が前記提供可能な機能の一覧に含まれているならば、当該機能を前記他の電話機に提供し、
前記他方の電話機は、
操作者の指示に従い、前記一方の電話機に機能一覧を問合せを通知して、当該一方の電話機から前記提供可能な機能の一覧を取得し、
前記一方の電話機から取得した前記提供可能な一覧のなかから操作者により選択された機能の機能要求を前記一方の電話機に通知して、当該一方の電話機から機能の提供を受ける
ことを特徴とする電話機間の機能相互利用方法。 - 電話機間で互いの機能を相互に利用する電話機間の機能相互利用方法であって、
一方の電話機は、
他方の電話機から、機能の指定を含む提供可否の問合せを受け付けた場合に、当該問合せで指定された機能の提供可否を通知し、
前記他の電話機から、機能の指定を含む機能要求を受け付けた場合に、当該機能要求で指定されている機能が提供可能ならば、当該機能を前記他方の電話機に提供し、
前記他方の電話機は、
自電話機が有する機能以外の機能に対応する所定のイベントが発生した場合に、前記一方の電話機に、当該イベントに対応する機能の指定を含む提供可否の問合せを通知して、当該一方の電話機から、当該イベントに対応とする機能の提供可否を取得し、
取得した提供可否が提供可能を示している場合に、提供可能とされた機能の機能要求を前記一方の電話機に通知して、当該一方の電話機から機能の提供を受ける
ことを特徴とする電話機間の機能相互利用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016032524A JP2017152874A (ja) | 2016-02-23 | 2016-02-23 | 電話機、および電話機間の機能相互利用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016032524A JP2017152874A (ja) | 2016-02-23 | 2016-02-23 | 電話機、および電話機間の機能相互利用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017152874A true JP2017152874A (ja) | 2017-08-31 |
Family
ID=59739097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016032524A Pending JP2017152874A (ja) | 2016-02-23 | 2016-02-23 | 電話機、および電話機間の機能相互利用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017152874A (ja) |
-
2016
- 2016-02-23 JP JP2016032524A patent/JP2017152874A/ja active Pending
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