JP2017152869A - 通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 宛先を確認したユーザが、承認権限を有するユーザであることに基づいて画像データを送信する仕組みを提供する。
【解決手段】 ユーザに宛先を入力させる入力手段と、前記宛先を確認したユーザの識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得されたユーザの識別情報に基づいて、前記宛先を確認したユーザが承認権限を有するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記承認権限を有すると判定したことに基づいて、前記入力手段によって入力された宛先に画像データを送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラムに関する。
従来、ファクシミリ装置等の通信装置によって画像を送信する際に、ユーザが指定した送信宛先が誤っていると、意図しない相手に画像データが送信されてしまう。
このような誤送信を防ぐために画像データの送信を指示するユーザが他のユーザに声をかけ、通信装置の前まで連れて行き、他のユーザが確認者として、入力された送信宛先の内容を目視して確認している。
また、従来技術として、入力された宛先をファクスサーバに送信し、ファクスサーバに接続された端末を操作して宛先の確認が行われたことを条件にファクス送信が実行される技術がある(特許文献1参照)。
特開2007−258946号公報
送信の宛先を確認し、画像データの送信の許可を与えるユーザは送信を許可する承認権限を有する人であることが望ましい。
しかしながら、従来、通信装置の前まで行き、宛先を確認したユーザが、画像データの送信の許可を与える権限を持つか否かを判定していなかった。
特許文献1の技術は、承認者に電子メールを送信するものであり、通信装置の前まで行ったユーザが画像データの承認権限を有するかどうかを判定するものではない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、宛先を確認したユーザが、承認権限を有するユーザであることに基づいて画像データを送信する仕組みを提供することを目的とする。
ユーザに宛先を入力させる入力手段と、
前記宛先を確認したユーザの識別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたユーザの識別情報に基づいて、前記宛先を確認したユーザが承認権限を有するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記承認権限を有すると判定したことに基づいて、前記入力手段によって入力された宛先に画像データを送信する送信手段とを有することを特徴とする。
本発明にかかる実施形態によれば、宛先を確認したユーザが、承認権限を有するユーザであることに基づいて画像データを送信することができる。
本実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る操作部を説明するための図である。 本実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る操作画面を説明するための図である。 本実施形態に係るデータベースを説明するための図である。 本実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る操作画面を説明するための図である。 本実施形態に係る操作画面を説明するための図である。 本実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係るデータベースを説明するための図である。
以下、図面を用いて本発明に係る実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
本発明に係る第1の実施形態について説明する。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る通信装置の一例であるMFP(Multi Function Peripheral)100を含む通信システムの構成を示すブロック図である。通信システムは、MFP100と認証サーバ120を有する。
本実施形態に係るMFP100は、CPU101、ROM102、RAM103、操作部104、HDD105、カードリーダ106、タイマ107、モデム108、NCU109、NIC110、スキャナ111、プリンタ112を備える。なお、NCUは、Network Control Unitの略である。また、NICは、Network Interface Cardの略である。
MFP100は、構内交換機180を介してMFP150と接続され、構内交換機1880を介して内線に接続されたMFP150と通信する。また、MFP100は、構内交換機180及びPSTN(Public Switched Telephone Networks)190を介してMFP160と通信する。
CPU101は、ROM102、または、HDD105に記憶されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって、MFP100を統括的に制御する。
ROM102は、CPU101によって読み出され、実行されるプログラムを記憶する。
RAM103は、CPU101の作業領域として機能する。RAM103には、データやCPU101によって読み出されたプログラムが記憶される。
操作部104は、ハードキーと、タッチパネルを備える表示部で構成される。操作部104は、表示部に、操作画面やMFP100のステータスを表示する。また、操作部104は、ハードキーまたはタッチパネルを介してユーザから操作を受け付ける。
HDD105は、プログラムや画像データを記憶する大容量の不揮発性メモリである。なお、HDD105の代わりに、ブルーレイディスクやSSD(Sold State Drive)を用いてもよい。
カードリーダ106は、ユーザによって近づけられたICカードから、ICカード内の情報を無線で読み取るICカードリーダである。ICカードリーダの代わりに、磁気テープが貼り付けられたカードの磁気テープから情報を読み取る方式のものであってもよい。なお、カードリーダ106は、オプション装置として設けられたものであり、MFP100に着脱可能になっている。
タイマ107は、現在時刻を管理する。
モデム108は、ファクシミリ通信される信号の変調/復調を行う。モデム108は、MFP100からファクシミリ送信されるデータを変調する。また、モデム108は、ファクシミリ受信されるデータを復調する。
NCU109は、構内交換機180と所定の手順により情報のやりとりを行う。例えば、NCU109は、MFP100がPSTN190を介して通信を行うために、ダイヤル信号を送受信する。
NIC110は、MFP100がLAN120を介して行うネットワーク通信を制御する。MFP100は、NIC110及びLAN120を介して認証サーバ120や、不図示のPCやMFPとネットワーク通信を行う。
スキャナ111は、原稿台に載置された原稿の画像を読み取り、読み取られた原稿の画像を示す画像データを生成する。また、スキャナ111は、複数枚の原稿を1枚ずつ順に搬送するADF(Auto Document Feeder)を有していてもよい。ADFを用いて原稿を読取る場合、スキャナ111は、ADFによって搬送される原稿を読み取って、原稿の画像を示す画像データを生成する。生成された画像データはHDD105に記憶される。
プリンタ112は、シートを給送し、給送されたシートに画像を印刷する。画像の印刷は、スキャナ111によって読み取られた原稿の画像データ、NCU109を介して受信した画像データ、または、LAN120を介して受信した画像データ等に基づいて行われる。
MFP150と、MFP160は、MFP100と同様の構成を有するため、詳細な説明を省略する。
構内交換機180は、MFP100から着信を受け、外線発呼番号が宛先の先頭に付加されていればPSTN190に発呼する。一方、構内交換機180は、MFP100から着信を受け、外線発呼番号が宛先の先頭に付加されていなければMFP150に発呼する。
認証サーバ121は、MFP100で入力されたユーザを識別するための識別情報をMFP100から受信し、受信した識別情報に基づいてユーザを認証する。ユーザの認証に成功したら、認証サーバ121は、認証が成功した旨の通知と、ユーザ情報をMFP100に送信する。なお、本実施形態では認証サーバ121とMFP101を別筺体で構成するようにしたが、認証サーバ121とMFP100は一体のものとして構成されていてもよい。
図2は、図1の操作部104を表した図である。
操作部104は、ハードキーによるユーザ操作を受付けるキー入力部201を有する。また、操作部104は、ソフトキーを表示可能で、当該ソフトキーによるユーザ操作を受付けるタッチパネル部202を有する。
まず、キー入力部201について説明する。図2に示すように、キー入力部201は、操作部電源スイッチ203を備える。MFP100が、スタンバイモード(通常動作状態)のときに、操作部電源スイッチ203がユーザによって押されると、CPU101は、MFP100をスタンバイモードからスリープモード(通常動作状態より消費電力が小さい状態)に切り替える。一方、MFP100が、スリープモードのときに、操作部電源スイッチ203がユーザによって押されると、CPU101は、MFP100をスリープモードからスタンバイモードに切り替える。
スタートキー205は、コピージョブや送信ジョブをMFP100に実行させる指示をユーザから受付けるためのキーである。
ストップキー204は、実行中のコピージョブや送信ジョブを中断する指示をユーザから受付けるためのキーである。
テンキー206は、コピー部数の設定や、電話番号をユーザから受け付けるためのキーである。
次に、タッチパネル部202について説明する。タッチパネル部202は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示部)と、その上に貼られた透明電極からなるタッチパネルシートとを有する。LCDには、操作画面やMFP100のステータスが表示され、タッチパネルシートは、LCDに操作画面が表示された状態で、ユーザからの操作を受け付けるために使われる。
ユーザは、操作部104を操作することによって宛先を入力し、スタートキー205を押すことによって送信ジョブの実行を要求する。送信ジョブには、原稿の画像をスキャナ111で読み取って生成された画像データを電子メールに添付してLAN120を介して送信するものがある。また、送信ジョブには、原稿の画像をスキャナ111で読み取って生成された画像データを、NCU109を介してファクス送信するものがある。本実施形態では、送信ジョブとしてファクス送信を例に説明する。
MFP100は、ファクス送信の指示を受けると、スキャナ111に原稿の画像を読み取らせ、原稿の読み取りによってスキャナ111で生成された画像データを、NCU109を介してファクス送信する。
ここで、ユーザが入力した宛先が誤っていると、画像データが意図しない宛先に送信されてしまう。
そこで、本実施形態に係るMFP100では、入力された宛先を、送信者であるユーザとは別のユーザが確認者として確認する。そして、確認者は、確認者の識別情報をMFP100に入力する。そして、MFP100は、確認者の識別情報が入力されたことに従って画像データの送信を実行する。
それによって、誤送信の発生を抑制することができる。
以下に、処理の詳細を説明する。
<ログイン処理>
まず、MFP100に送信者がログインするためのログイン処理について図3を用いて説明する。図3のフローチャートに示す処理は、CPU101が、ROM102に記憶されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって実現される。
図3のフローチャートに示す処理は、MFP100の起動時やユーザがMFP100からログアウトしたときに開始される。
S3010で、CPU101は、MFP100にカードリーダ106が接続されているか否かを判定する。カードリーダ106が接続されていると判定した場合、CPU101はS3020に処理を進め、カードリーダ106が接続されていないと判定した場合、CPU101はS3080に処理を進める。
S3020で、CPU101は、カードをタッチするよう促すログイン画面を操作部104に表示させる。図4(a)はログイン画面の一例である。ログイン画面401には、ICカードをカードリーダにタッチしてくださいというメッセージが表示されている。
S3030で、CPU101は、ICカードがカードリーダ106に近づけられたか否かを判定する。ICカードは非接触型ICカードを用いればよく、ICカードがカードリーダ106に近づけられ、ICカードとカードリーダ106の間が所定の距離になると、ICカード内のICチップとカードリーダ106との間で無線通信が行われる。無線通信が行われたことをカードリーダ106が検知すると、カードリーダ106は、CPU101に無線通信が行われたことを通知し、CPU101はカードリーダ106にICカードが近づけられたと判定する。ICカードがカードリーダ106に近づけられるまで、CPU101はS3030の処理を繰り返す。そして、ICカードがカードリーダ106に近づけられたと判定した場合、CPU101はS3040に処理を進める。
S3040で、CPU101は、近づけられたICカードと無線通信を行い、ICカードに記憶されたユーザ名をICカードから取得し、RAM103に記憶する。
S3050で、CPU101は、S3040で取得されたユーザ名に基づいて、ユーザを認証する。具体的に、CPU101は、S3040で取得されたユーザ名が、図5(a)に示すユーザデータベース501に登録されているか否かを判断することによって、ユーザを認証する。このユーザデータベース501はHDD105に記憶され、CPU101によって参照される。ユーザデータベースは、ユーザ名(ユーザID)、カードID、パスワード、ロール、肩書、所属から構成されている。パスワードは暗号化されて記憶されている。暗号化されたパスワードは、読み出される際に復号化される。なお、パスワード以外の情報も暗号化されてHDD105に記憶されてもよい。
S3040で取得され、RAM103に記憶されたユーザ名が、ユーザデータベース501に登録されている場合にユーザの認証が成功する。一方、S3040で取得され、RAM103に記憶されたユーザ名が、ユーザデータベース501に登録されていない場合にユーザの認証が失敗する。
一方、S3010からS3080に処理を進めた場合、S3080で、CPU101は、ユーザ名を入力するためのユーザ名入力画面を操作部104に表示させる。図4(b)はユーザ名入力画面の一例である。ユーザ名入力画面402には、ユーザ名を入力してくださいというメッセージと、ユーザ名入力領域403と、OKボタン404が表示される。ユーザ名入力領域403がユーザによって選択されると、文字や数字を入力するためのソフトウェアキーボードが表示され、ユーザは、そのソフトウェアキーボードを介してユーザ名を入力する。
S3090で、CPU101は、ユーザ名が入力されたか否かを判定する。OKボタン404が押されるまで、CPU101はS3090の処理を繰り返し、OKボタン404が押された場合に、CPU101は、ユーザ名入力領域403に入力されたユーザ名をRAM103に記憶し、S3100に処理を進める。
S3100で、CPU101は、パスワードを入力するためのパスワード入力画面を操作部104に表示させる。図4(c)は、パスワード入力画面の一例である。パスワード入力画面405には、ユーザパスワードを入力してくださいというメッセージと、パスワード入力領域406と、OKボタン407が表示される。パスワード入力領域406がユーザによって選択されると、文字や数字を入力するためのソフトウェアキーボードが表示され、ユーザは、そのソフトウェアキーボードを介してパスワードを入力する。
S3110で、CPU101は、パスワードが入力されたか否かを判定する。OKボタン407が押されるまで、CPU101はS3110の処理を繰り返し、OKボタン407が押された場合に、CPU101は入力されたパスワードをRAM103に記憶し、S3120に処理を進める。
S3120で、CPU101は、RAM103に記憶されたユーザ名とパスワードに基づいてユーザを認証する。具体的に、CPU101は、RAM103に記憶されたユーザ名とパスワードが、図5(a)に示すユーザデータベース501に登録されているか否かを判定することによって、ユーザを認証する。RAM103に記憶されたユーザ名とパスワードがユーザデータベース501に登録されている場合、ユーザの認証が成功する。一方、RAM103に記憶されたユーザ名とパスワードが、ユーザデータベースに登録されていない場合、ユーザの認証が失敗する。
S3060で、CPU101は、ユーザの認証が成功したか、失敗したかを判定する。ユーザの認証が成功したと判定した場合、S3070に処理を進め、ユーザの認証に失敗したと判定した場合に、S3130に処理を進める。
S3070で、CPU101は、認証されたユーザをMFP100にログインさせ、ユーザにMFP100の使用を許可する。そして、CPU101は、操作部104にジョブの設定画面を表示させる。
一方、S3060からS3130に処理を進めた場合、CPU101は、操作部104に、認証が失敗したことを示すエラー画面を表示させる。
以上がログイン処理である。
なお、図3では、ログイン処理をMFP100内で行う例を説明したが、認証サーバ120を用いて行うようにしてもよい。その場合、MFP100のCPU101は、S3040で取得したユーザ名、または、S3090で取得したユーザ名及びS3110で取得したパスワードを認証サーバ120に送信し、認証サーバ120が、S3050や、S3120の処理を実行すればよい。そして、認証サーバ120が、認証の結果をMFP100に送信すればよい。
<送信ジョブの実行と送信履歴の記憶>
ユーザは、MFP100にログインした後、表示されたジョブ設定画面を介して送信ジョブの設定を行う。MFP100にログインした後、すぐに送信ジョブの設定を行うためのジョブ設定画面が表示されてもよいし、MFP100にログインした後、機能選択画面によって送信機能が選択されたことに従ってジョブの設定画面が表示されてもよい。
図6は、ユーザがMFP100にログインした後、送信ジョブを実行し、その送信ジョブの履歴情報を記憶するまでの処理を示すフローチャートである。図6のフローチャートに示す処理は、CPU101が、ROM102に記憶されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって実現される。
S6010で、CPU101は、操作部104にジョブ設定画面を表示させる。MFP100は、コピージョブの設定を行うためのジョブ設定画面や電子メールを送信するジョブの設定を行うためのジョブ設定画面、ファクス送信を行うためのジョブの設定を行うためのジョブ設定画面などを表示可能である。本実施形態では、ファクス送信を行うためのジョブの設定を行うためのジョブ設定画面が表示された後の処理を説明する。
S6015で、CPU101は、ジョブ設定画面を介して宛先や詳細設定を受け付ける。図9(a)は、ジョブ設定画面の一例である。ジョブ設定画面410は、送信ジョブの設定画面である。送信ジョブの設定画面は、宛先入力領域411、用紙サイズ設定欄412、解像度設定欄413、用紙向き設定欄414、スタートキー415を含む。宛先入力領域411は、画像データの送信宛先をユーザに設定させるための領域である。用紙サイズ設定欄414は、宛先で使用される用紙のサイズを設定するための設定欄である。解像度設定欄413は、画像データの送信解像度を設定するための設定欄である。用紙向き設定欄は、宛先で使用される用紙の向きを設定するための設定欄である。
ユーザは、宛先入力領域411にタッチし、テンキー206を操作して宛先を入力する。また、ユーザは、必要に応じて詳細設定を変更する。例えば、解像度設定欄413を200dpi×200dpiから、400dpi×400dpiに変更する。変更された内容は、CPU101によってHDD105に記憶される。なお、詳細設定は、図9(a)に示されるものに限らず、メモリ送信とダイレクト送信の切り替え等、他の設定があってもよい。
S6020で、CPU101は、ハードキーであるスタートキー205またはソフトキーであるスタートキー415が押されたか否かを判定する。スタートキー205とスタートキー415のいずれかが押されるまでCPU101は、S6020の処理を繰り返す。スタートキー205またはスタートキー415が押されたら、CPU101は送信要求を受け付けたと判定し、S6030に処理を進める。
S6030で、CPU101は、宛先入力欄411に入力された宛先が外線であるか、内線であるかを判定する。外線に発呼する場合、外線発呼番号の0と市外局番の先頭の0を合わせた00から始まるのが一般的である。そこで、宛先入力欄411に入力された宛先が00で始まる場合に、CPU101はその宛先が外線であると判定する。一方、宛先入力欄411に入力された宛先が00以外の数字で始まる場合に、CPU101は、その宛先が内線であると判定する。なお、CPU101は、宛先の桁数が所定の桁数より多いときに外線と判定し、宛先の桁数が所定の桁数より少ないときに内線と判定するようにしてもよい。宛先入力欄411に入力された宛先が外線であると判定した場合、CPU101はS6040に処理を進め、宛先入力欄411に入力された宛先が内線であると判定した場合、S6040の処理を実行することなく、S6050に処理を進める。
S6040で、CPU101は、宛先と、送信対象の画像を確認者に確認させる処理を実行する。ここで、図7のフローチャートを用いてS6040の処理の詳細を説明する。図7のフローチャートに示す処理は、CPU101が、ROM102に記憶されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって実現される。
S7010で、CPU101は、図9(b)に示す確認画面を操作部104に表示させる。図9(b)は、確認画面の一例を示す。確認画面430は、確認者に、宛先と画像を確認させるための画面である。
確認画面430は、チェックボックス431とチェックボックス432を含む。また、確認画面430は、OKボタン433とキャンセルボタン434を含む。初期状態では、チェックボックス431とチェックボックス432はいずれもチェックされていない。また、確認画面430で、OKボタン433はグレーアウトされ、選択できない状態で表示される。確認者は、送信者が入力した宛先が正しいことを確認したら、チェックボックス431を選択する。チェックボックス431が選択されると、CPU101は、チェックボックス431にチェックマークを表示させる。また、確認者は、送信者がスキャナ111にセットした原稿が正しい原稿であることを確認したら、チェックボックス432を選択する。チェックボックス432が選択されると、CPU101は、チェックボックス432にチェックマークを表示させる。このように、確認者は、それぞれを確認したことをチェックする。
S7015で、CPU101は、キャンセルボタン434が押されたか否かを判定する。キャンセルボタン434が押されたと判定した場合、CPU101は、図6のS6010に処理を進める。一方、キャンセルボタン434が押されていないと判定した場合、CPU101は、S7020に処理を進める。
S7020で、CPU101は、OKボタン433が押されたか否かを判定する。OKボタン433が押されていない場合、S7050に処理を進める。一方、OKボタン433が押された場合、CPU101はS7050に処理を進める。
S7030で、CPU101は、全てのチェックボックスが選択されたか否かを判定する。全てのチェックボックスが選択されたと判定された場合、CPU101は7040に処理を進め、いずれかのチェックボックスが選択されていないと判定された場合、CPU101はS7015に処理を進める。
S7040で、CPU101は、OKボタン433を選択可能な状態にする。図9(c)がこのときに操作部104に表示される確認画面である。そして、CPU101はS7015に処理を進める。このように、本実施形態では、確認者に宛先が正しいことと、送信対象の原稿が正しいことを確認したかを問合せ、チェックボックスによって確認したことの指示がなされるまで、確認画面を次に進めないことによって画像データの送信を禁止するようにしている。それによって、確認者による宛先と原稿のそれぞれの確認のし忘れを抑制することができる。
S7020からS7050に処理を進めた場合、S7050で、CPU101は、MFP101にカードリーダ106が接続されているか否かを判定する。MFP101にカードリーダ106が接続されていると判定された場合、CPU101はS7060に処理を進め、MFP101にカードリーダ106が接続されていないと判定された場合、CPU101はS7120に処理を進める。
S7060で、CPU101は、図10(a)に示す確認者認証画面を操作部104に表示させる。図10(a)は、確認者認証画面の一例である。確認者認証画面440は、キャンセルボタン441を含む。確認者は、この確認者認証画面を見て、確認者が持つICカードをカードリーダ106に近づける。
S7070で、CPU101は、カードが近づけられたか否かを判定する。判定の方法は、S3030と同様である。カードが近づけられていないと判定した場合、CPU101はS7080に処理を進め、カードが近づけられたと判定した場合、CPU101はS7090に処理を進める。
S7080で、CPU101は、図10(a)のキャンセルボタン441が押されたか否かを判定する。キャンセルボタン441が押されていないと判定した場合、CPU101はS7070に処理を進め、キャンセルボタン441が押されたと判定した場合、CPU101は図6のS6010に処理を進める。このとき、CPU101は、設定された宛先と詳細設定をキャンセルし、デフォルト値に戻してもよいし、設定された宛先と詳細設定をキャンセルせずに残し、設定の変更を受け付けるようにしてもよい。
S7090で、CPU101は、近づけられたICカードと無線通信を行い、ICカードに記憶された確認者のユーザ名(確認者名)をICカードから取得し、RAM103に記憶する。
ここまでがICカードによる確認者の識別情報の取得方法である。
一方、S7050からS7120に処理を進めた場合、S7120で、CPU101は、図10(b)に示す確認者名入力画面を操作部104に表示させる。確認者名入力画面442は、確認者名入力領域443と、OKボタン444と、キャンセルボタン445を含む。確認者名入力領域443がユーザによって選択されると、文字や数字を入力するためのソフトウェアキーボードが表示され、ユーザは、そのソフトウェアキーボードを介してユーザ名を入力する。
S7130で、CPU101は、確認者のユーザ名が入力されたか否かを判定する。OKボタン444が選択されたことに従って、CPU101は確認者のユーザ名が入力されたと判定する。確認者のユーザ名が入力されるまでS7130の処理を繰り返し、確認者のユーザ名が入力されたと判定した場合に、CPU101はS7100に処理を進める。なお、キャンセルボタン445が押された場合、CPU101は図6のS6010に処理を進めればよい。
S7100で、CPU110は、図5(b)の承認権限テーブルを参照する。承認権限テーブルには、データの宛先を確認し、データの送信を許可する権限を有する確認者のユーザ名が記憶されている。
S7110で、CPU110は、参照した承認権限テーブルに基づいて、確認者のユーザ名が承認権限テーブルに登録されているか否かを判定する。確認者のユーザ名が承認権限テーブルに登録されていると判定した場合、CPU110はS7170に処理を進め、確認者のユーザ名が承認権限テーブルに登録されていないと判定した場合、CPU110はS7160に処理を進める。
S7170で、CPU101は、確認者のユーザ名を、送信履歴データベースに記憶するための情報としてHDD105に記憶しておく。その後、図6のS6050に処理を進める。
S7110からS7160に処理を進めた場合、CPU101は、確認者が正当な確認者ではないことを示す図12(c)のエラー画面を操作部104に表示させる。図12(c)のOKボタン931が選択されると、CPU101は、S7050に処理を進める。
図6に説明を戻す。S6050で、CPU101は、新たに実行される送信ジョブの送信履歴レコードを送信履歴データベースに追加するために管理番号を発行し、送信履歴データベースに記憶する。送信履歴データベースには、管理番号の他、開始時刻、宛先、送信者、確認者、通信枚数、通信結果の項目が含まれる。
S6060で、CPU101は、S6050で発行された管理番号を送信履歴データベース801に記憶し、その管理番号に関連付けて、この時点で確定している送信ジョブの開始時刻、宛先、送信者、確認者を送信履歴データベースに記憶する。具体的に、CPU101は、タイマ107から現在時刻を取得し、S6050で発行された管理番号に関連付けて、取得した現在時刻を開始時刻の列に記憶する。また、CPU101は、S6015で設定された宛先を取得し、取得された宛先をS6050で発行された管理番号に関連付けて記憶する。さらに、CPU101は、図3のS3050またはS3120で認証された送信者のユーザ名をS6050で発行された管理番号に関連付けて記憶する。また、CPU101は、S7170で記憶された確認者のユーザ名をS6050で発行された管理番号に関連付けて記憶する。これらの情報は、原稿の読み取り前に確定する情報であるため、この段階で送信履歴データベースに記憶することができる。
S6070で、CPU101は送信ジョブを実行する。ここで、S6070の詳細を、図8を用いて説明する。図8のフローチャートに示す処理は、CPU101が、ROM102に記憶されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって実現される。
S8010で、CPU101は、原稿の枚数をカウントするための原稿枚数カウンタ(変数)をRAM103に用意し、原稿枚数カウンタの値を0に初期化する。
S8020で、CPU101は、設定された詳細設定に従って原稿を読み取るようスキャナ111に指示する。スキャナ111は、指示に従ってADFにセットされた1枚目の原稿の搬送を開始し、搬送された原稿の画像を読み取り、読み取った原稿の画像を示す画像データを生成する。CPU101は、生成された画像データをHDD105に記憶する。
S8030で、CPU101は、原稿の枚数をカウントするために、RAM103に格納された原稿枚数カウンタの値を1増やす。
S8040で、CPU101は、ADFに次の原稿があるか否かをADFに設けられた原稿検知センサによって判定する。ADFに次の原稿があると判定した場合、S8020に処理を進め、ADFに次の原稿がないと判定した場合、S8050に処理を進める。
S8050で、CPU101は、HDD105に記憶された画像データをS6015で入力された宛先にモデム108及びNCU109を介して送信する。
なお、本実施形態では、全ての原稿を読み終わってから、先頭の原稿の画像データを送信するメモリ送信を例に説明した。しかしながら、本発明は、これに限られず、1枚の原稿の読み取りと送信が完了してから、次の原稿の読み取りと送信を実行するダイレクト送信を実行してもよい。
図6に説明を戻す。S6080で、CPU101は、S8030でカウントされたRAM103の原稿枚数カウンタの値を、送信履歴データベース内のS6050で発行された管理番号に関連付けて通信枚数として記憶する。また、CPU101は、通信結果をS6050で発行された管理番号に関連付けて、通信結果の列に記憶する。通信結果には、エラーが発生することなく最後の原稿の画像の送信が完了したらOKが記憶され、最後の原稿の画像の送信が完了する前にエラーが発生したらNGが記憶される。
以上の手順で、送信ジョブが実行され、送信履歴がHDD105に記憶される。HDD105に記憶された送信履歴は、後から、ユーザから表示指示を受け付けたことに基づいて操作部104に表示可能である。また、ユーザから印刷指示を受け付けたことに基づいてプリンタ112によって印刷可能である。
以上のような実施形態によって、宛先を確認したユーザが、承認権限を有するユーザであることに基づいて画像データを送信することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、承認権限テーブルに、承認権限を有する確認者をユーザ名によって管理する例を説明した。第2の実施形態では、承認権限を有する確認者を肩書によって管理する例を説明する。
MFP100の構成や、通信システムの構成は、第1の実施形態と同様であるため、詳しい説明を省略し、差分について説明する。
図11は、第2の実施形態にかかる処理を説明するためのフローチャートである。図11のフローチャートに示す処理は、CPU101が、ROM102に記憶されたプログラムをRAM103に読み出して実行することによって実現される。
第2の実施形態では、第1の実施形態における図7のフローチャートに示す処理の代わりに、図11のフローチャートに示す処理が実行される。
差分は、S8100とS8110である。
S8100で、CPU101は、図5(a)のユーザデータベース501と、図12(a)の肩書管理テーブル1201を参照する。
S8110で、CPU101は、S7080またはS7130で取得された確認者のユーザ名に対応する確認者のレコードを図5(a)のユーザデータベース501から特定する。そして、その確認者の肩書を取得し、取得した肩書が、図12(a)の肩書管理テーブル1202に登録されているか否かを判定する。確認者の肩書が、図12(a)の肩書管理テーブル1202に登録されていると判定された場合、CPU101は、S7170に処理を進める。一方、確認者の肩書が、図12(a)の肩書管理テーブル1202に登録されていないと判定された場合、CPU101は、S7160に処理を進める。
以上のような実施形態によって、データの送信宛先を確認したユーザが、データの送信を許可する承認権限を有する肩書を持つユーザであることに基づいてデータの送信を許可することが可能となる。
このような実施形態によれば、データの送信を許可する権限を肩書ごとに管理することができる。
上述した実施形態では、図12(a)に示す肩書管理テーブル1201を用いて、確認者が、データの送信を許可する承認権限を有するか否かを判定していた。しかしながら、本発明はこれに限られず、図12(b)に示す所属管理テーブル1202を用いて、確認者が、データの送信を許可する承認権限を有するか否かを判定してもよい。その場合、S8100で、CPU101は、図5(a)のユーザデータベース501と、図12(b)の所属管理テーブル1202を参照する。
S8110で、CPU101は、S7080またはS7130で取得された確認者のユーザ名に対応する確認者のレコードを図5(a)のユーザデータベース501から特定する。そして、その確認者の所属を取得し、取得した所属が、図12(b)の所属管理テーブル1202に登録されているか否かを判定する。確認者の所属が、図12(b)の所属管理テーブル1202に登録されていると判定された場合、CPU101は、S7170に処理を進める。一方、確認者の所属が、図12(b)の所属管理テーブル1202に登録されていないと判定された場合、CPU101は、S7160に処理を進める。
このような実施形態によれば、データの送信宛先を確認したユーザが、データの送信を許可する承認権限が与えられた部署に所属するユーザであることに基づいてデータの送信を許可することが可能となる。データの送信を許可する権限を所属ごとに管理することができる。
なお、図12(a)の肩書管理テーブル1201と、図12(b)の所属管理テーブル1202の両方を用いるようにしてもよい。その場合、S8110で、CPU101は、確認者の肩書が図12(a)の肩書管理テーブル1201に登録されているか、または、確認者の所属が図12(b)の所属管理テーブル1202に登録されているかを判定すればよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、宛先がアドレス帳を用いて設定されたときと、アドレス帳を用いずに新規宛先入力によって設定されたときとで、宛先を確認する権限を有する肩書きや所属を変える例を説明する。
MFP100の構成や、通信システムの構成は、第1の実施形態と同様であるため、詳しい説明を省略し、差分について説明する。
CPU101は、S6015で設定された宛先が、アドレス帳によって設定されたものであるか、新規宛先入力によって設定されたものであるかを判定する。
アドレス帳によって設定されたものである場合、S7110で、CPU101は、図12(c)の肩書管理テーブルの承認可能宛先が「アドレス帳内」のレコードを特定する。そして、CPU101は、そのレコードの属性値として記憶されている「課長,主任」を取得し、確認者の肩書が「課長」または「主任」であるかを判定する。確認者の肩書が「課長」または「主任」であると判定すれば、CPU101は、S7170に処理を進め、確認者の肩書がいずれでもなければ、S7160に処理を進める。
一方、新規宛先入力によって設定されたものである場合、S7110で、CPU101は、図12(c)の肩書管理テーブルの承認可能宛先が「すべて」のレコードを特定する。そして、CPU101は、そのレコードの属性値として記憶されている「課長」を取得し、確認者の肩書が「課長」であるかを判定する。確認者の肩書が「課長」であると判定すれば、CPU101は、S7170に処理を進め、確認者の肩書が「課長」でなければ、S7160に処理を進める。
つまり、肩書が主任であるユーザは、アドレス帳を用いて設定された宛先を確認し、データの送信を許可するための権限を有するが、新規宛先入力によって設定された宛先を確認し、データの送信を許可するための権限を有しない。
このように、宛先がアドレス帳を用いて設定されたときと、アドレス帳を用いずに新規宛先入力によって設定されたときとで、宛先を確認する権限を有する肩書きや所属を変えることができる。
(その他の実施形態)
なお、上述した実施形態では、ファクス送信ジョブについて説明したが、電子メールを送信する送信ジョブに適用してもよい。その場合、宛先は、電話番号ではなく、メールアドレスになる。また、電子メールの場合、S6030における宛先が外線か内線かの判定はスキップすればよい。
また、上述した実施形態で、ICカードから取得した確認者のユーザ名が図5(a)のユーザデータベース501に登録されているか否かを判定し、登録されていると判定したときに、S7100やS8100の処理を実行するようにしてもよい。一方、登録されていないと判定した場合、CPU101は、S7160の処理を実行する。
また、上述した実施形態では、キーボードを介して確認者のユーザ名のみを入力させる例を説明したが、確認者のユーザ名に加えてパスワードを入力させてもよい。そして、入力された確認者のユーザ名とパスワードが、図5(a)のユーザデータベース501に登録されているか否かを判定してもよい。そして、登録されていると判定したときに、S7100やS8100の処理を実行するようにしてもよい。一方、登録されていないと判定した場合、CPU101は、S7160の処理を実行する。
また、上述した実施形態では、キーボードを介して確認者のユーザ名のみを入力させる例を説明したが、確認者のユーザ名に加えてパスワードを入力させてもよい。そして、入力された確認者のユーザ名とパスワードが、図5(a)のユーザデータベース501に登録されているか否かを判定してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 MFP
101 CPU
102 ROM
103 RAM

Claims (12)

  1. ユーザに宛先を入力させる入力手段と、
    前記宛先を確認したユーザの識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得されたユーザの識別情報に基づいて、前記宛先を確認したユーザが承認権限を有するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記承認権限を有すると判定したことに基づいて、前記入力手段によって入力された宛先に画像データを送信する送信手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 承認権限を有するユーザの識別情報を記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記判定手段は、前記取得手段によって取得されたユーザの識別情報と前記記憶手段に記憶されたユーザの識別情報に基づいて、前記宛先を確認したユーザが承認権限を有するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 承認権限を有するユーザの肩書を格納する格納手段と、
    前記取得手段によって取得されたユーザの識別情報に基づいて、当該ユーザの肩書を特定する特定手段をさらに有し、
    前記判定手段は、前記特定手段によって特定された肩書きと前記格納手段に格納された肩書に基づいて、前記宛先を確認したユーザが承認権限を有するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記入力手段は、前記宛先をアドレス帳を用いて入力でき、
    前記格納手段は、前記入力手段が前記宛先をアドレス帳を用いて入力した場合と、前記入力手段が前記宛先をアドレス帳を用いずに入力した場合とで異なる肩書を、承認権限を有するユーザの肩書として格納することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記判定手段によって前記承認権限を有しないと判定されたことに基づいて、エラーを表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記宛先を確認したユーザに識別情報の入力を要求する要求手段をさらに有し、
    前記取得手段は、前記要求手段による要求の後、前記宛先を確認したユーザから識別情報を取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記宛先を確認したかをユーザに問い合わせる問合せ手段をさらに有し、
    前記要求手段は、前記問合せ手段による問合せの後、前記宛先を確認したユーザに識別情報の入力を要求することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記問合せ手段による問合せの後、前記宛先を確認したことが指示されるまで前記画像データの送信を禁止する禁止手段をさらに有することを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. ユーザを認証する認証手段をさらに有し、
    前記入力手段は、前記認証手段によって認証されたユーザに宛先を入力させることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 原稿を読み取って、画像データを生成する読取手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記判定手段によって前記承認権限を有すると判定したことに基づいて、前記入力手段によって入力された宛先に前記読取手段によって生成された画像データを送信することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. ユーザに宛先を入力させ、
    前記宛先を確認したユーザの識別情報を取得し、
    前記識別情報に基づいて、前記宛先を確認したユーザが承認権限を有するか否かを判定し、
    前記承認権限を有すると判定したことに基づいて、前記宛先に画像データを送信することを特徴とする通信装置の制御方法。
  12. 請求項11に記載された通信装置の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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