JP2007304829A - 可搬型記憶装置及び電子機器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】USBメモリの汎用性を保持しつつ高いデータの安全性を得ることができる可搬型記憶装置及び電子機器装置を提供する。
【解決手段】USB−miniAコネクタ207のD+端子207b又はD−端子207cを介してインターネットファクシミリ装置1の識別情報を受信し、かつ、ID端子207eを介してインターネットファクシミリ装置1の識別情報を受信した場合に限り、受信した設定情報と同一の設定情報に対応付けてUSBメモリ2に登録されているインターネットファクシミリ装置1の設定情報に対するインターネットファクシミリ装置1によるアクセスを許可する。
【選択図】図3

Description

本発明は、可搬型記憶装置及び電子機器装置に関し、詳しくは、接続される電子機器装置に応じて、記憶している情報へのアクセスを制御する可搬型記憶装置及び電子機器装置に関するものである。
USB(Universal Serial Bus)コネクタを使用して電子機器装置に着脱自在に接続され、種々のデータをフラッシュメモリに記憶するいわゆるUSBメモリ(可搬型記憶装置)が発明され市場に提供されている。USBコネクタを使用したインターフェースは汎用されており、USBメモリは特定の電子機器装置に限らず、複数かつ種々の電子機器装置に接続して使用することが可能である。このようなUSBメモリは、異なる電子機器装置で使用が可能であるという利点がある反面、1の装置で使用するために記憶された情報が他の装置によって不用意に又は不正にアクセスされて、情報が改変されたり破損させられたり読み出されたりする危険性が高いという問題がある。そのため、このようなUSBメモリにアクセス制限機能を持たせたものが発明されている。例えば、特許文献1に記載されているUSBメモリでは、USBメモリに認証用のデータを記憶し、USBメモリに接続された電子機器装置から認証用のデータと同一のデータが送信されるまで、USBメモリに対するアクセスを遮断している。
特開2006−31540号公報
特許文献1に記載されているUSBメモリでは、単に認証用のデータと同一のデータが送信された場合にアクセスを許可しているので、USBメモリと接続される電子機器装置が、認証用のデータと同一のデータを保持する正規の電子機器装置に成りすまして認証用のデータと同一のデータをUSBメモリに送信することにより、USBメモリに対して容易に不正アクセスすることができるので記憶している情報の安全性が低いという問題がある。
また、特許文献1に記載されているUSBメモリでは、認証用データによって認証されない場合には、USBメモリに対するアクセスがすべて遮断されるので、認証用データと同一のデータをUSBメモリに送信しない電子機器装置ではまったく記憶している情報にアクセスすることができず、USBメモリの汎用性を損ねるという問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、USBメモリの汎用性を維持しつつ高いデータの安全性を得ることができる可搬型記憶装置及び電子機器装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の可搬型記憶装置は、自装置に設けられたUSB−miniコネクタを使用したUSB接続によって他の電子機器装置と着脱自在に接続される可搬型記憶装置であって、電子機器装置の設定情報と当該電子機器装置の識別情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶手段と、自装置が接続された電子機器装置による前記設定情報記憶手段に記憶された設定情報へのアクセスを制御するアクセス制御手段と、自装置が接続された電子機器装置の識別情報をUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子を介して受信する第1受信手段と、自装置が接続された電子機器装置の識別情報をUSB−miniコネクタのID端子を介して受信する第2受信手段とを備え、前記アクセス制御手段は、前記第1受信手段と前記第2受信手段とがともに識別情報を受信した場合に、前記第1受信手段によって受信された識別情報、又は、前記第2受信手段によって受信された識別情報と同一の識別情報と対応付けられている前記設定情報へのアクセスを許可することを特徴としている。
この構成によれば、自装置に設けられたUSB−miniコネクタを使用したUSB接続によって他の電子機器装置と着脱自在に接続される可搬型記憶装置であり、設定情報記憶手段により、電子機器装置の設定情報と当該電子機器装置の識別情報とが対応付けて記憶され、アクセス制御手段により、自装置が接続された電子機器装置による設定情報記憶手段に記憶された設定情報へのアクセスが制御される。また、第1受信手段により、自装置が接続された電子機器装置の識別情報がUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子を介して受信され、第2受信手段により、自装置が接続された電子機器装置の識別情報がUSB−miniコネクタのID端子を介して受信される。そして、第1受信手段によって識別情報が受信され、かつ、第2受信手段によって識別情報が受信された場合に、アクセス制御手段により、第1受信手段によって受信された識別情報、又は、第2受信手段によって受信された識別情報と同一の識別情報と対応付けられている設定情報へのアクセスが許可される。なお、USB−miniコネクタには、USB−miniAコネクタ、USB−miniBコネクタ、及び、USB−miniABコネクタが含まれ、コネクタには、プラグコネクタ、及び、レセプタクルコネクタが含まれる。また、アクセス制御手段により制御されるアクセスには、設定情報の読み出し、及び、書込み(変更)が含まれ、さらに、読み出しには、設定情報記憶手段に記憶されている設定情報を参照する場合の参照が含まれる。
このように、USB−miniコネクタのD+端子又はD−端子を介して識別情報を受信し、かつ、ID端子を介して識別情報を受信した場合に、受信した識別情報と対応付けて記憶されている設定情報へのアクセスを許可するので、識別情報によって識別されるべき電子機器装置への成りすましにより設定情報に不正にアクセスすることをより困難にして設定情報の安全性を高めることができる。
また、識別情報に対応付けて記憶されている設定情報についてのみアクセスを制限する制御を行うので、アクセスが制限されない情報については識別情報を可搬型記憶装置に対して送信しない電子機器装置で使用することが可能であり、設定情報の安全性を高めつつ可搬型記憶装置の本来の汎用性を維持することができる。
請求項2に記載の可搬型記憶装置は、請求項1に記載の可搬型記憶装置において、前記設定情報記憶手段は、設定情報と識別情報とにさらに指紋情報を対応付けて記憶し、指の指紋を外部から読み取って指紋情報を取得する指紋情報取得手段と、前記アクセス制御手段によってアクセスが許可された場合、前記指紋情報取得手段によって取得された指紋情報と前記設定情報記憶手段に記憶されている指紋情報とを照合し、アクセスが許可された設定情報のうち、前記指紋情報取得手段によって取得された指紋情報に対応する設定情報を自装置が接続された電子機器装置にUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子若しくはID端子を介して送信する送信手段とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、設定情報記憶手段により、電子機器装置の設定情報、電子機器装置の識別情報、及び、電子機器装置のユーザの指紋情報が対応付けて記憶され、指紋情報取得手段により、指の指紋が外部から読み取られて指紋情報が取得される。そして、送信手段により、アクセス制御手段によってアクセスが許可された場合、指紋情報取得手段によって取得された指紋情報と前記設定情報記憶手段に記憶されている指紋情報とが照合され、アクセスが許可された設定情報のうち、前記指紋情報取得手段によって取得された指紋情報に対応する設定情報が、自装置が接続された電子機器装置にUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子若しくはID端子を介して送信される。
このように、アクセスが許可された設定情報のうち、指紋情報取得手段によって取得された指紋情報に対応する設定情報が電子機器装置に送信されるので、可搬型記憶装置に記憶されている設定情報によって電子機器装置の設定を行うユーザは、可搬型記憶装置にアクセスが許可された設定情報が複数存在する場合であっても、自分の指紋を読み取らせることのみによって、自己の設定情報を特定し、電子機器装置に送信できるので、簡便に可搬型記憶装置に記憶された設定情報によって電子機器装置の設定を行うことができる。
請求項3に記載の可搬型記憶装置は、請求項2に記載の可搬型記憶装置であって、自装置が接続された電子機器装置の設定情報をUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子若しくはID端子を介して受信する第3受信手段を備え、前記設定情報記憶手段は、前記第1受信手段によって受信された識別情報、前記第3受信手段によって受信された設定情報、及び、前記指紋取得手段によって取得された指紋情報を対応付けて記憶することを特徴としている。
この構成によれば、第3受信手段により、自装置が接続された電子機器装置の設定情報がUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子若しくはID端子を介して受信される。そして、設定情報記憶手段により、第1受信手段によって受信された識別情報、第3受信手段によって受信された設定情報、及び、指紋取得手段によって取得された指紋情報が対応付けて記憶される。
このように、第1受信手段によって受信された識別情報、第3受信手段によって受信された設定情報、及び、指紋取得手段によって取得された指紋情報を対応付けて設定情報記憶手段に記憶させて、設定情報を登録することができる。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の電子機器装置は、自装置に設けられたUSB−miniコネクタを使用したUSB接続によって請求項2に記載の可搬型記憶装置が着脱自在に接続される電子機器装置であって、自装置の識別情報を自装置に接続された可搬型記憶装置にUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子を介して送信する第1送信手段と、自装置の識別情報を自装置に接続された可搬型記憶装置にUSB−miniコネクタのID端子を介して送信する第2送信手段と、自装置に接続された可搬型記憶装置からUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子若しくはID端子を介して自装置の設定情報を受信する設定情報受信手段と、前記設定情報受信手段によって受信された設定情報に基づいて自装置の設定を行う設定手段とを備えることを特徴としている。
この構成によれば、自装置に設けられたUSB−miniコネクタを使用したUSB接続によって請求項2に記載の可搬型記憶装置が着脱自在に接続される電子機器装置であって、第1送信手段により、自装置の識別情報が自装置に接続された請求項2に記載の可搬型記憶装置にUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子を介して送信され、第2送信手段により、自装置の識別情報が自装置に接続された請求項2に記載の可搬型記憶装置にUSB−miniコネクタのID端子を介して送信される。そして、設定情報受信手段により、自装置に接続された請求項2に記載の可搬型記憶装置からUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子若しくはID端子を介して自装置の設定情報が受信され、設定手段により、設定情報受信手段によって受信された設定情報に基づいて自装置の設定が行われる。
このように、請求項2に記載の可搬型記憶装置に対して、USB−miniコネクタのD+端子又はD−端子、及び、ID端子を介して自装置の識別情報を送信することにより、アクセスが許可された設定情報を請求項2に記載の可搬型記憶装置から受信し、当該受信した設定情報に基づいて自装置の設定を行うので、保存時にアクセスが制限されており、消去されたり、改変や破損等が起こったりしていない安全性の高い設定情報に基づいて正常に自装置の設定を行うことができる。
請求項1に記載の可搬型記憶装置によれば、USB−miniコネクタのD+端子又はD−端子を介して識別情報を受信し、かつ、ID端子を介して識別情報を受信した場合に、受信した識別情報と対応付けて記憶されている設定情報へのアクセスを許可するので、識別情報によって識別されるべき電子機器装置への成りすましにより設定情報に不正にアクセスすることをより困難にして設定情報の安全性を高めることができるという効果が得られる。また、識別情報に対応付けて記憶されている設定情報についてのみアクセスを制限する制御を行うので、アクセスが制限されない情報については識別情報を可搬型記憶装置に対して送信しない電子機器装置で使用するとが可能であり、設定情報の安全性を高めつつ可搬型記憶装置の本来の汎用性を維持することができるという効果が得られる。
請求項2に記載の可搬型記憶装置によれば、このように、アクセスが許可された設定情報のうち、指紋情報取得手段によって取得された指紋情報に対応する設定情報が電子機器装置に送信されるので、可搬型記憶装置に記憶されている設定情報によって電子機器装置の設定を行うユーザは、可搬型記憶装置にアクセスが許可された設定情報が複数存在する場合であっても、自分の指紋を読み取らせることのみによって、自己の設定情報を特定し、電子機器装置に送信できるので、簡便に可搬型記憶装置に記憶された設定情報によって電子機器装置の設定を行うことができるという効果が得られる。
請求項3に記載の可搬型記憶装置によれば、第1受信手段によって受信された識別情報、第3受信手段によって受信された設定情報、及び、指紋取得手段によって取得された指紋情報を対応付けて設定情報記憶手段に記憶させて、設定情報を登録することができるという効果が得られる。
請求項4に記載の電子機器装置によれば、請求項2に記載の可搬型記憶装置に対して、USB−miniコネクタのD+端子又はD−端子、及び、ID端子を介して自装置の識別情報を送信することにより、アクセスが許可された設定情報を請求項2に記載の可搬型記憶装置から受信し、当該受信した設定情報に基づいて自装置の設定を行うので、保存時にアクセスが制限されており、消去されたり、改変や破損等が起こったりしていない安全性の高い設定情報に基づいて正常に自装置の設定を行うことができるという効果が得られる。
以下、本発明に係る電子機器装置の一例としてのインターネットファクシミリ装置1、及び、可搬型記憶装置の一例としてのUSBメモリ2について説明する。インターネットファクシミリ装置1は、印刷機能、複写機能、ファクシミリ通信機能、電子メール通信機能等を備えており、USBによって接続されるUSBメモリ2から送信される設定情報に基づいて、自装置の各種機能について設定することができる。USBメモリ2は、いわゆるUSBメモリとして種々の情報を記憶することができ、インターネットファクシミリ装置1の各種機能を設定するための設定情報を、インターネットファクシミリ装置1を特定することが可能な識別情報、及び、ユーザの指紋情報に対応付けて記憶することもできる。USBメモリ2には、複数のユーザの設定情報を記憶することができる。USBメモリ2は、自装置が接続されたインターネットファクシミリ装置1をはじめとする電子機器装置からアクセスが要求された場合には、接続された電子機器装置に対して識別情報の送信を要求する。そして、USBメモリ2は、送信された識別情報同一の識別情報と対応付けて記憶している設定情報についてのみアクセスを許可する。識別情報は2通りの経路によってUSBメモリ2に送信される。さらに、USBメモリ2は、ユーザの指紋情報が入力されると、アクセスが許可され、かつ、入力された指紋情報によって特定される指と同一の指を示す指紋情報に対応付けられた設定情報を、接続された電子機器装置(インターネットファクシミリ装置1)に送信する。
図1は、インターネットファクシミリ装置1の構成例を示したブロック図である。このインターネットファクシミリ装置1は、図1に示すように、制御部(CPU:Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、操作部104、報知部105、原稿読取部106、画像処理部107、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)108、画像メモリ109、プリンタ110、FAX通信部111、LAN−I/F(Local Area Network Interface)112、及び、USBホストコントローラ113を備えており、各部101乃至113は、バス115によって通信可能に接続されている。
CPU101は、ROM102に格納されている制御プログラムに従って、インターネットファクシミリ装置1の各部の動作を制御する。ROM102は、CPU101によりこのインターネットファクシミリ装置1の各部の動作を制御するための前記制御プログラム等を格納する。このROM102には、インターネットファクシミリ装置1を識別するための識別情報も記憶されている。RAM103は、インターネットファクシミリ装置1の動作に用いる設定情報等の各種データ等を、読み出し及び書き込みが可能な状態で記憶するものである。
操作部104は、図示しないが、原稿の読み取り動作の開始を指示するためのスタートキー、ファクシミリ番号、コピー部数等を入力するためのテンキー、操作対象を指定するためのカーソルキー、操作の決定を行う決定キー等の他、自装置1に対して各種の設定を行うためのその他の入力キーを備えている。報知部105は、各種の設定状態や自装置1及び6の動作状態等を文字や図形等で表示するタッチパネル式の液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)(オペレーションパネル)や、点灯又は消灯で表示するLED(Light Emitting Diode)ランプ、所定の警告音を鳴動するスピーカ等を備えている。
原稿読取部106は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するものであり、図示しないが、例えば、透明な原稿載置板に載置された原稿を読み取るフラット・ベッド・スキャナ(FBS:Flat Bed Scanner)や、原稿トレイに載置された原稿を読み取るべく、その原稿を搬送する自動原稿給送装置(ADF:Automatic Document Feeder)を備えている。
画像処理部107は、原稿読取部106から出力された画像データに対して、色調整、色空間変換、2値化等の処理を行うものである。コーデック108は、画像処理部107等によって処理された画像データを符号化(エンコード)し、また、符号化された画像データを復号(デコード)するものである。コーデック108に入力された画像データは、JPEG、MH、MR、MMR、JBIG方式等に基づいて符号化され、画像メモリ109に記憶される。
プリンタ110は、画像メモリ109から読み出され、コーデック108によって復号された画像データを印刷出力するものである。
FAX通信部111は、原稿の画像データをファクシミリ通信するものであり、図示しないが、モデム(MODEM:MOdulator-DEModulator)及びNCU(Network Control Unit)を備えている。モデムは、例えばITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行うものである。NCUは、電話回線を制御して電話をかけたり、切ったりする回線網制御装置であり、図示しないPSTNに接続される。PSTNには、インターネットファクシミリ装置1の他にG3ファクシミリ装置等が通信可能に接続され、インターネットファクシミリ装置1は、G3ファクシミリ装置等との間で画像データをファクシミリ送受信することが可能である。
LAN−I/F112は、インターネットファクシミリ装置1を図示しないLANに接続可能にするものである。LANには、図示しないパーソナルコンピュータ等が接続され、インターネットファクシミリ装置1はパーソナルコンピュータ等との間でデータの通信が可能である。また、LANは、図示しないルータを介してインターネットに接続されている。したがって、インターネットファクシミリ装置1は、他のインターネットファクシミリ装置との間でインターネットファクシミリ通信を行うことも可能である。
USBホストコントローラ113は、USBのホストコントローラ機能を実現するものであり、インターネットファクシミリ装置1をUSB接続による通信においてホストとして機能させるものである。USBホストコントローラ113には、外部接続用コネクタとしてUSB−mini(ミニ)Aレセプタクルコネクタ114が接続されている。図3に示すように、このUSB−miniAレセプタクルコネクタ114は、電源供給に使用されるVBUS端子114a、データ通信に使用されるD+端子114b、同じくデータ通信に使用されるD−端子114c、グランドに使用されるGND端子114d、及び、ID端子114eを備えている。VBUS端子114a、D+端子114b、D−端子114c、及び、GND端子114dは、USBホストコントローラ113の対応するポートにそれぞれ接続されている。ID端子(114e)は、パーソナルコンピュータにUSB通信のための外部接続用コネクタとして標準的に装備されているUSB−Aコネクタには存在しない端子である。このID端子(114e)は、従来は、当該ID端子の論理レベル(High/Low)を参照することによって、接続相手装置がホストであるかデバイスであるかを識別するために使用されている。しかし、本発明に係るインターネットファクシミリ装置1では、ID端子114eは、CPU101の双方向通信ポート(汎用入出力ポート)に接続され、自装置の識別情報をUSBメモリ2に送信するデータ送信のために使用される。ID端子114eは、図示しないプルアップ抵抗によってHighレベルに接続される。
図2は、USBメモリ2の構成例を示したブロック図である。このUSBメモリ2は、図2に示すように、制御部(CPU)201、ROM202、RAM203、アクセス制御部204、指紋読取部205、及び、USBデバイスコントローラ206を備えており、各部201乃至206は、バス208によって通信可能に接続されている。
CPU201は、ROM202に記憶された制御プログラムに従ってUSBメモリ2の各部の動作を制御する。ROM202は、CPU201によりこのUSBメモリ2の各部の動作を制御するための前記制御プログラム等を記憶するメモリである。RAM203は、USBメモリ2の動作に用いる各種情報等を記憶するものである。インターネットファクシミリ装置1の設定情報、インターネットファクシミリ装置1の識別情報、設定情報を使用するユーザの指紋情報は、互いに対応付けてこのRAM203に記憶される。また、RAM203には、これらの他に、例えば、パーソナルコンピュータで使用されるアプリケーションデータ等も記憶される。
アクセス制御部204は、自装置2が接続された電子機器装置によるRAM203に対するアクセスを制御するものであり、電子機器装置によるRAM203へのアクセスに対し、RAM203に記憶している情報単位でアクセスを許可又は不許可にすることができる。アクセス制御部204は、電子機器装置の識別情報と対応付けられた情報、この実施の形態においては、インターネットファクシミリ装置1の識別情報と対応付けられた設定情報に関してのみアクセスの許可又は不許可について制御する。
指紋読取部205は、ユーザの指の指紋の凹凸を読み取るセンサを備え、当該センサによって読み取った指紋の凹凸に対応した電子情報(指紋情報)を生成するものである。指紋の凹凸を読み取るセンサは、感熱式、半導体式、光学式等、どのような方式でもよく、既存のセンサを用いることができる。
USBデバイスコントローラ206は、USBのデバイスコントローラ機能を実現するものであり、USBメモリ2をUSB接続による通信においてデバイスとして機能させるものである。USBデバイスコントローラ206には、外部接続用コネクタとしてUSB−miniAプラグコネクタ207が接続される。図3に示すように、このUSB−miniAプラグコネクタ207は、電源供給に使用されるVBUS端子207a、データ通信に使用されるD+端子207b、同じくデータ通信に使用されるD−端子207c、グランドに使用されるGND端子207d、及び、ID端子207eを備えている。VBUS端子207a、D+端子207b、D−端子207c、及び、GND端子207dは、USBデバイスコントローラ206の対応するポートにそれぞれ接続されている。ID端子207eは、CPU201の双方向通信ポート(汎用入出力ポート)に接続され、インターネットファクシミリ装置1の識別情報を受信するために使用される。ID端子207eは、プルダウン抵抗によってグランドに接続される。
インターネットファクシミリ装置1とUSBメモリ2とは、インターネットファクシミリ装置1のUSB−miniAレセプタクルコネクタ114にUSBメモリ2のUSB−miniAプラグコネクタ207が結合されて、VBUS端子114aとVBUS端子207a、D+端子114bとD+端子207b、D−端子114cとD−端子207c、GND端子114dとGND端子207d、及び、ID端子114eとID端子207eが互いに接続されることによって、相互に通信が可能となる。
なお、インターネットファクシミリ装置1とUSBメモリ2とに設けられるUSB通信のための外部接続に使用されるコネクタは、USB−miniAコネクタに限らず、ID端子を備えるUSB−miniコネクタであればよい。
このようなインターネットファクシミリ装置1とUSBメモリ2とにおいては、インターネットファクシミリ装置1の設定情報をユーザ毎にUSBメモリ2に記憶することができる。設定情報をUSBメモリ2に記憶する際には、インターネットファクシミリ装置1の識別情報をUSBメモリ2に送信する。また、USBメモリ2では、ユーザの指の指紋を読み取って指紋情報を生成する。そして、USBメモリ2は、インターネットファクシミリ装置1の設定情報、識別情報、及び、ユーザの指紋情報を互いに対応付けて記憶する。
USBメモリ2は、自装置2が接続された電子機器装置(インターネットファクシミリ装置1を含む)からアクセス要求があると、まず、電子機器装置に対し、D+端子207b又はD−端子207cを介して電子機器装置の識別情報を受信できるように送信することを要求する。次に、電子機器装置に対し、ID端子207eを介して電子機器装置の識別情報を受信できるように送信することを要求する。そして、D+端子207b又はD−端子207cを介して識別情報を受信し、かつ、ID端子207eを介して識別情報を受信した場合には、両方の識別情報が一致するか否かを判断し、一致する場合には、この識別情報と同一の識別情報と対応付けて記憶されているインターネットファクシミリ装置1の設定情報へのアクセスを許可する。
したがって、識別情報を送信しないパーソナルコンピュータ等にUSBメモリ2が接続され、当該パーソナルコンピュータからUSBメモリ2に記憶されている情報を参照するアクセス要求がなされた場合には、インターネットファクシミリ装置1の識別情報と対応付けられた設定情報に対するアクセスは禁止される。そのため、パーソナルコンピュータでは、USBメモリ2に記憶されている情報のうちの識別情報と対応付けられた設定情報については参照することができない。
インターネットファクシミリ装置1からUSBメモリ2に対して設定情報の送信を要求するアクセス要求がなされ、インターネットファクシミリ装置1による設定情報へのアクセスが許可された状態で、USBメモリ2に対してユーザの指紋(指紋情報)の入力が行われると、USBメモリ2では、アクセスが許可された設定情報に対応付けられた指紋情報と入力された指紋情報とを比較して、入力された指紋情報によって特定される指と同一の指を示す指紋情報が存在するか否かを判断し、該当する指紋情報が存在する場合には、該当する指紋情報と対応付けて記憶している設定情報をインターネットファクシミリ装置1に送信する。
そして、インターネットファクシミリ装置1では、受信した設定情報に基づいてインターネットファクシミリ装置1の設定、例えば、オペレーションパネルの初期画面、コピー濃度、画質のデフォルト等の設定を行う。
次に、図4及び図5を用いて、インターネットファクシミリ装置1の設定情報をUSBメモリ2に登録(記憶)させる場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例、及び、USBメモリ2のCPU201が実行する処理の例を説明する。インターネットファクシミリ装置1のCPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行し、USBメモリ2のCPU201は、ROM202に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行する。なお、図4及び図5に示す各処理の順序は図示するものに限定されるものではなく、処理の順序を変更しても本発明を実現できる場合には適宜に変更してもよい。
まず、CPU101は、ユーザにより、インターネットファクシミリ装置1を使用する際の設定をUSBメモリ2に登録(記憶)する指示が行われたか否かを判断する(S101)。指示が行われていないと判断すると(S101:NO)、指示が行われるまで待機する。一方、指示が行われたと判断すると(S101:YES)、USBメモリ2がインターネットファクシミリ装置1に接続されているか否かを判断する(S102)。USBメモリ2が接続されていないと判断すると(S102:NO)、接続されるまで待機する。一方、USBメモリ2が接続されていると判断すると(S102:YES)、設定を登録する処理の開始を指示する設定登録処理開始指示を、USBメモリ2に送信する(S103)。
USBメモリ2では、インターネットファクシミリ装置1から送信された設定登録処理開始指示を受信し、CPU201は、指紋読取部205を介して、外部から指紋読取部205によってユーザの指の指紋情報を取得する(S201)。このとき、USBメモリ2からインターネットファクシミリ装置1に、USBメモリ2において指紋情報の取得を開始する旨を知らせる情報を送信し、この情報を受信したインターネットファクシミリ装置1がユーザに指紋情報の入力を促すメッセージ、つまり、指紋読取部205の指紋センサに指をあてがうことを促すメッセージを報知部105が備える液晶表示装置に表示する。そして、ユーザはこのメッセージに従って指の指紋の入力を行う。ここで取得される指紋情報を「第1の指紋情報」と呼ぶ。次に、インターネットファクシミリ装置1の設定情報の送信を要求する設定情報要求をインターネットファクシミリ装置1に対して送信する(S202)。
インターネットファクシミリ装置1では、ステップ103(S103)で、設定登録処理開始指示をUSBメモリ2に送信した後、現在のインターネットファクシミリ装置1の設定を示す設定情報を生成し、この設定情報をRAM103の所定の領域に記憶させることにより現在の設定を退避させる(S104)。そして、ユーザによるインターネットファクシミリ装置1の各種機能を設定する操作を、操作部104を介して受け付け(S105)、設定の操作の受け付けが完了したか否かを判断する(S106)。設定の操作の受け付けが完了したか否かは、たとえば、操作部104がユーザによる設定の操作を終了する操作を受け付けたか否かによって判断する。設定の操作の受け付けが完了していないと判断すると(S106:NO)、設定の操作の受け付けを続行する。一方、設定の操作の受け付けが完了したと判断すると(S106:YES)、ステップ107(S107)に処理を進める。
ステップ107では、ステップ202(S202)において、USBメモリ2から送信された設定情報要求を受信する。設定情報要求を受信すると、現在、インターネットファクシミリ装置1で有効となっている設定、つまり、ステップ105において受け付けた設定を示す設定情報を生成し、この設定情報をUSBメモリ2に送信する(S108)。
USBメモリ2では、インターネットファクシミリ装置1から送信された設定情報を受信すると(S203)、インターネットファクシミリ装置1の識別情報の送信を要求する識別情報要求をインターネットファクシミリ装置1に送信する。
インターネットファクシミリ装置1では、USBメモリ2から送信された識別情報要求を受信すると(S109)、ROM102から識別情報を読み出し、読み出した識別情報をUSBメモリ2に送信する(S110)。
USBメモリ2では、インターネットファクシミリ装置1から送信された識別情報を受信し(S205)、再び指紋読取部205を介して、外部からユーザの指の指紋情報を取得する(S206)。このときも、インターネットファクシミリ装置1の報知部105が備える液晶表示装置に指紋情報の入力をユーザに促すメッセージを表示するが、ここでは、先に入力したのと同一の指の指紋情報を入力することを指示する。ここで取得される指紋情報を「第2の指紋情報」と呼ぶ。次に、第1の指紋情報によって特定される指と第2の指紋情報によって特定される指とが同一であると判断できるか、つまり、第1の指紋情報と第2の指紋情報とが同一のユーザを示すと判断できるか否かを判定する(S207)。この判定では、いわゆる指紋認証(照合)処理を行うが、指紋認証のアルゴリズムは、指紋の画像のパターンマッチングを行うもの、指紋の画像から抽出した特徴点を使用するもの等、どのようなものであってもよく、既存の技術を利用することができる。以下において、同じである。なお、指紋読取部205は、指紋認証のアルゴリズムに応じた電子データ(指紋情報)を生成する。そして、第1の指紋情報と第2の指紋情報との判定結果を示す判定結果情報をインターネットファクシミリ装置1に送信する(S208)。
判定結果情報をインターネットファクシミリ装置1に送信すると、ステップ207(S207)における判定の結果が、第1の指紋情報と第2の指紋情報とが同一の指(ユーザ)を示す結果であるか否かを判断する(S209)。第1の指紋情報と第2の指紋情報とが同一の指(ユーザ)を示す結果であると判断すると(S209:YES)、インターネットファクシミリ装置1から受信した設定情報及び識別情報と第1の指紋情報とを対応付けてRAM203に記憶(登録)し(S210)、処理を終了する。なお、設定情報及び識別情報と対応付けて記憶する指紋情報は、第2の指紋情報であってもよい。一方、第1の指紋情報と第2の指紋情報とが同一の指(ユーザ)を示さないと判断すると(S209:NO)、ステップ210(S210)をスキップして処理を終了する。第1の指紋情報と第2の指紋情報とが同一の指(ユーザ)を示さない場合には、その旨を伝えるエラーメッセージをインターネットファクシミリ装置1の報知部105の液晶表示装置に表示するようにしてもよい。このように、インターネットファクシミリ装置1の設定情報及び識別情報を受信する前後で、ユーザの指紋情報を取得し、両方の指紋情報が同一のユーザを示す場合にのみ、設定情報及び識別情報を記憶することにより、ユーザの意図する、指の指紋情報及び設定情報を間違いなく指定して、インターネットファクシミリ装置1の識別情報と対応付けて記憶することができる。
インターネットファクシミリ装置1では、USBメモリ2から送信された判定結果情報を受信し(S111)、その判定結果情報が、第1の指紋情報と第2の指紋情報とが同一の指(ユーザ)を示すとの判定結果を示すか否かを判断する(S112)。同一の指(ユーザ)を示す判定結果であると判断すると(S112:YES)、ステップ114(S114)に処理を進める。一方、同一の指(ユーザ)を示す判定結果を示さないと判断すると(S112:NO)、エラー処理を行う(S113)。具体的には、このエラー処理では、報知部105が備える液晶表示装置に異なる指の指紋が入力された旨を知らせるエラーメッセージを表示し、LEDランプを点滅させ、さらに、スピーカーから所定の警告音を鳴動させる。
ステップ114では、インターネットファクシミリ装置1から、USBメモリ2が取り外されたか否かを判断する。USBメモリ2が取り外されていないと判断すると(S114:NO)、USBメモリ2が取り外されるまで待機する。一方、USBメモリ2が取り外されたと判断すると(S114:YES)、ステップ104(S104)で、RAM103に退避されていた設定情報を読み出し、この設定情報に基づいて、ユーザによって変更される前の設定を復帰させる(S115)。
このようにして、ユーザによってインターネットファクシミリ装置1に対して行われた設定を示す設定情報が、当該インターネットファクシミリ装置1の識別情報と当該ユーザの指紋情報とに対応付けてUSBメモリ2に記憶される。
なお、図4及び図5には示さないが、指紋読取部205によって取得した指紋情報によって特定されるユーザの指と同一の指を示す指紋情報がすでにUSBメモリ2に登録されているか否かを判断し、同一の指を示す指紋情報が登録されていない場合に限り、設定情報、識別情報、及び、指紋情報を登録するようにする。これにより、同一の指を示す指紋情報と対応付けられた設定情報が複数登録されることを防止する。
また、図4及び図5を用いて説明した上記の処理におけるインターネットファクシミリ装置1とUSBメモリ2との間の通信は、D+端子(114b、207b)、D−端子(114c、207c)、及び、ID端子(114e、207e)のいずれを介して(経由して)行ってもよい。通信に使用する端子を特に明記しない場合は、以下において同じである。
次に、図6乃至図8を用いて、インターネットファクシミリ装置1からUSBメモリ2に対して、設定情報をインターネットファクシミリ装置1に送信させるアクセス要求があった場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例、及び、USBメモリ2のCPU201が実行する処理の例について説明する。インターネットファクシミリ装置1のCPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行し、USBメモリ2のCPU201は、ROM202に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行する。以下の説明においては、予めUSBメモリ2がインターネットファクシミリ装置1にUSBにより接続されているものとする。インターネットファクシミリ装置1は、USB−miniAレセプタクルコネクタ114のD+端子114b又はD−端子114c並びにID端子114eを介して自装置1の識別情報の送信が可能であり、USBメモリ2のRAM203に記憶されている識別情報と対応付けられた設定情報へのアクセスが許可されるが、図6乃至図8では、設定情報へのアクセスが許可されない場合の処理についても記載している。なお、図6乃至図8に示す各処理の順序は図示するものに限定されるものではなく、処理の順序を変更しても本発明を実現できる場合には適宜に変更してもよい。
ユーザが、インターネットファクシミリ装置1の操作部104を操作して、インターネットファクシミリ装置1の設定情報をUSBメモリ2から読み出す指示を行うと、CPU101は、アクセス要求をUSBメモリ2に送信する(S301)。
USBメモリ2では、インターネットファクシミリ装置1から送信されたアクセス要求を受信すると(S401)、CPU201が、インターネットファクシミリ装置1のUSB−miniAレセプタクルコネクタ114のD+端子114b又はD−端子114cを介して(経由して)識別情報をUSBメモリ2に送信することを要求する識別情報要求をインターネットファクシミリ装置1に送信する(S402)。つまり、USBメモリ2は、USBメモリ2のUSB−miniAプラグコネクタ207のD+端子207b又はD−端子207cを介して受信できるように識別情報を送信することを要求する。
インターネットファクシミリ装置1は、この識別情報要求を受信すると(S302)、ROM102から自装置1の識別情報を読み出し、この識別情報をUSBホストコントローラ113のD+端子114bに対応するポート又はD−端子114cに対応するポートから出力してUSBメモリ2に送信する(S303)。
USBメモリ2では、ステップ402(S402)において識別情報要求を送信すると、D+端子207b又はD−端子207cを介して(経由して)識別情報を受信したか否かを判断する(S403)。識別情報を受信していないと判断すると(S403:NO)、ステップ402(S402)において識別情報要求を送信してから所定の時間が経過したか否かを判断する(S404)。所定の時間が経過していない判断すると(S404:NO)、ステップ403に戻る。一方、所定の時間が経過したと判断すると(S404:YES)、自装置2が接続された電子機器装置(インターネットファクシミリ装置1以外の装置)から識別情報が送信されることはない、つまり、アクセスを要求してきた電子機器装置はD+端子又はD−端子を介した識別情報の送信処理に対応していないと判断し、USBメモリ2のRAM203に記憶されている情報のうち、識別情報と対応付けられているすべての情報(ここでは、設定情報)に対するアクセスを不許可とする(S408)。説明の都合上、ステップ408においてアクセスを不許可とした後の処理については、図9を用いて後に説明する。
一方、インターネットファクシミリ装置1からD+端子207b又はD−端子207cを介して識別情報を受信したと判断すると(S403:YES)、次に、インターネットファクシミリ装置1のUSB−miniAレセプタクルコネクタ114のID端子114eを介して(経由して)識別情報をUSBメモリ2に送信することを要求する識別情報要求をインターネットファクシミリ装置1に送信する(S405)。つまり、USBメモリ2は、USBメモリ2のUSB−miniAプラグコネクタ207のID端子207eを介して受信できるように識別情報を送信することを要求する。
インターネットファクシミリ装置1は、この識別情報要求を受信すると(S304)、ROM102から自装置1の識別情報を読み出し、この識別情報をUSBホストコントローラ113のID端子114eに対応するポートから出力してUSBメモリ2に送信する(S305)。
USBメモリ2では、ステップ405(S405)において識別情報要求を送信すると、ID端子207eを介して(経由して)識別情報を受信したか否かを判断する(S406)。ID端子207eを介して識別情報を受信していないと判断すると(S406:NO)、ステップ405(S405)において識別情報要求を送信してから所定の時間が経過したか否かを判断する(S407)。所定の時間が経過していない判断すると(S407:NO)、ステップ406に戻る。一方、所定の時間が経過したと判断すると(S407:YES)、自装置2が接続された電子機器装置(インターネットファクシミリ装置1以外の装置)からID端子207eを介して識別情報が送信されることはない、つまり、アクセスを要求してきた電子機器装置はID端子を介した識別情報の送信処理に対応していないと判断し、USBメモリ2のRAM203に記憶されている情報のうち、識別情報と対応付けられているすべての情報(ここでは、設定情報)に対するアクセスを不許可とする(S408)。
一方、ID端子207eを介して識別情報を受信したと判断すると(S406:YES)、D+端子207b又はD−端子207cを介して受信した識別情報とID端子207eを介して受信した識別情報とが一致するか否かを判断する(S409)。この2つの識別情報が一致しないと判断すると(S409:NO)、USBメモリ2のRAM203に記憶されている情報のうち、識別情報と対応付けられているすべての情報(ここでは、設定情報)に対するアクセスを不許可とする(S408)。D+端子207b又はD−端子207cを介して受信した識別情報とID端子207eを介して受信した識別情報とが一致しない場合は、USBメモリ2が接続された電子機器装置がインターネットファクシミリ装置1に成りすましている可能性が考えられる。
一方、D+端子207b又はD−端子207cを介して受信した識別情報とID端子207eを介して受信した識別情報とが一致すると判断すると(S409:YES)、このインターネットファクシミリ装置1から受信した識別情報と同一の識別情報に対応付けられた設定情報がRAM203に存在するか否かを判断する(S410)。インターネットファクシミリ装置1から受信した識別情報と同一の識別情報に対応付けられた設定情報がRAM203に存在しない場合は、識別情報と対応付けてRAM203に記憶されているすべての情報に対するアクセスを不許可とする(S408)。RAM203には、インターネットファクシミリ装置1以外の電子機器装置の識別情報を記憶することが可能であるため、USBメモリ2が受信した識別情報と同一の識別情報に対応付けられた情報がRAM203に存在しない場合であっても、識別情報と対応付けてRAM203に記憶されている情報に対するアクセスを不許可とする。
一方、インターネットファクシミリ装置1から受信した識別情報と同一の識別情報に対応付けられた設定情報がRAM203に存在すると判断すると(S410:YES)、この識別情報と同一の識別情報に対応付けられたすべての情報(ここでは、設定情報)に対するアクセスを許可する(S411)。したがって、USBメモリ2のRAM203に、インターネットファクシミリ装置1から受信した識別情報と同一の識別情報に対応付けられた設定情報が複数存在する場合、つまり、インターネットファクシミリ装置1の複数のユーザの設定情報が存在する場合には、そのすべての設定情報に対するアクセスを許可する。
次に、アクセスを許可した設定情報のなかからインターネットファクシミリ装置1に送信する設定情報を特定するべく、指紋読取部205を介して、外部からユーザの指の指紋情報を取得する(S412)。このとき、USBメモリ2からインターネットファクシミリ装置1に、USBメモリ2において指紋情報の取得を開始する旨を知らせる情報を送信し、この情報を受信したインターネットファクシミリ装置1がユーザに指紋情報の入力を促すメッセージ、つまり、指紋読取部205の指紋センサに指をあてがうことを促すメッセージを報知部105が備える液晶表示装置に表示する。そして、ユーザはこのメッセージに従って指の指紋の入力を行う。ここで取得される指紋情報を「第3の指紋情報」と呼ぶ。
ユーザの指から第3の指紋情報を取得すると、第3の指紋情報と、アクセスが許可された設定情報と対応付けられた指紋情報とを比較して指紋認証(照合)処理を行い、アクセスが許可された設定情報と対応付けられた指紋情報が、第3の指紋情報によって特定されるユーザの指と同一の指を示すと判断できるか否かを判定する(S414)。この判定は、アクセスが許可された設定情報と対応付けられたすべての指紋情報について行われる。そして、第3の指紋情報によって特定されるユーザの指と同一の指を示す指紋情報と対応付けられた設定情報が存在するか否かを判断する(S414)。該当する設定情報が存在すると判断すると(S414:YES)、該当する設定情報をインターネットファクシミリ装置1に送信する(S415)。一方、該当する設定情報が存在しないと判断すると(S414:NO)、該当する設定情報が存在しない旨を伝えるエラー報告情報をインターネットファクシミリ装置1に送信して(S416)処理を終了する。
インターネットファクシミリ装置1は、設定情報又はエラー報告情報のいずれか一方をUSBメモリ2から受信する(S306)。そして、設定情報を受信したか否かを判断する(S307)。設定情報を受信していないと判断すると(S307:NO)、エラー処理を行う(S308)。具体的には、このエラー処理では、USBメモリ2から受信したエラー報告情報に基づいてユーザの設定情報がUSBメモリ2に記憶されていない旨を伝えるエラーメッセージを報知部105が備える液晶表示装置に表示し、LEDランプを点滅させ、さらに、スピーカーから所定の警告音を鳴動させる。一方、設定情報を受信したと判断すると(S307:YES)、現在、インターネットファクシミリ装置1に設定されている設定の内容を示す設定情報を生成し、この設定情報をRAM103の所定の領域に記憶することによって、現在の設定を退避させる(S309)。そして、USBメモリ2から受信した設定情報に基づいてインターネットファクシミリ装置1の設定を変更する(S310)。
ユーザは、設定を変更したインターネットファクシミリ装置1を使用して所定の作業(原稿の複写、原稿のFAX送信等)を行い、作業を終えると、USBメモリ2をインターネットファクシミリ装置1から取り外す。
インターネットファクシミリ装置1のCPU101は、USBメモリ2が取り外されたか否かを判断し(S311)、取り外されていないと判断すると(S311:NO)、取り外されるまで待機する。一方、USBメモリ2が取り外されたと判断すると(S311:YES)、RAM103に退避された設定情報があるか否かを判断する(S312)。退避された設定情報があると判断すると(S312:YES)、ステップ309(S309)においてRAM103に退避させた設定情報を使用してインターネットファクシミリ装置1を設定することにより、ユーザによって変更される前の設定を復帰させ(S313)、処理を終了する。一方、退避された設定情報がないと判断すると(S312:NO)、ステップ313(S313)をスキップして処理を終了する。
次に、図9を用いて、識別情報をUSBメモリ2に送信しないパーソナルコンピュータ等がUSBメモリ2に接続され、このパーソナルコンピュータ等からUSBメモリ2に対して、アクセス要求が行われる場合に、パーソナルコンピュータ等のCPUが実行する処理の例、及び、USBメモリ2のCPU201が実行する処理の例について説明する。USBメモリ2のCPU201は、ROM202に記憶されている制御プログラムに従って処理を実行する。パーソナルコンピュータはUSB−Aレセプタクルコネクタを備えており、USBメモリ2とパーソナルコンピュータとは、USB−A/USB−miniA変換コネクタを介してUSBにより接続される。以下の説明においては、予めUSBメモリ2がパーソナルコンピュータにUSBにより接続されており、パーソナルコンピュータは、インターネットファクシミリ装置1に成りすまして、D+端子又はD−端子を介して識別情報をUSBメモリ2に送信するが、USB−AレセプタクルコネクタはID端子を有さないため、ID端子を介して識別情報をUSBメモリ2に送信することができない場合を想定している。なお、図9に示す各処理の順序は図示するものに限定されるものではなく、処理の順序を変更しても本発明を実現できる場合には適宜に変更してもよい。
ユーザが、パーソナルコンピュータのキーボードやマウスを操作して、USBメモリ2の内容を参照する操作、例えば、USBメモリ2のRAM203に記憶している情報を一覧する操作を行うと、パーソナルコンピュータのCPUは、アクセス要求をUSBメモリ2に送信する(S501)。
USBメモリ2では、パーソナルコンピュータから送信されたアクセス要求を受信すると(S601)、CPU201は、パーソナルコンピュータのUSB−AレセプタクルコネクタのD+端子又はD−端子を介して(経由して)識別情報をUSBメモリ2に送信することを要求する識別情報要求をパーソナルコンピュータに送信する(S602)。つまり、USBメモリ2は、USBメモリ2のUSB−miniAプラグコネクタ207のD+端子207b又はD−端子207cを介して受信できるように識別情報を送信することを要求する。
パーソナルコンピュータは、この識別情報要求を受信すると(S502)、ハードディスクに記憶されている、例えば、インターネットファクシミリ装置1の識別情報を読み出し、この識別情報をUSBホストコントローラのD+端子に対応するポート又はD−端子に対応するポートから出力してUSBメモリ2に送信する(S503)。
USBメモリ2では、ステップ602(S602)において識別情報要求を送信すると、D+端子207b又はD−端子207cを介して(経由して)識別情報を受信したか否かを判断する(S603)。D+端子207b又はD−端子207cを介して識別情報を受信していないと判断すると(S603:NO)、ステップ602(S602)において識別情報要求を送信してから所定の時間が経過したか否かを判断する(S604)。所定の時間が経過していない判断すると(S604:NO)、ステップ603に戻る。一方、所定の時間が経過したと判断すると(S604:YES)、自装置2が接続されたパーソナルコンピュータから識別情報が送信されることはない、つまり、アクセスを要求してきたパーソナルコンピュータはD+端子又はD−端子を介した識別情報の送信処理に対応していないと判断し、USBメモリ2のRAM203に記憶されている情報のうち、識別情報と対応付けられているすべての情報(ここでは、設定情報)に対するアクセスを不許可とする(S608)。そして、識別情報と対応付けられている情報に対するアクセスを不許可としたうえで、ステップ601(S601)で受信したアクセス要求に応じた情報をパーソナルコンピュータに送信する(S609)。パーソナルコンピュータからRAM203に記憶された情報を一覧するアクセス要求があった場合には、アクセスを不許可とした情報以外の情報の一覧を示す情報をパーソナルコンピュータに送信する。
一方、パーソナルコンピュータからD+端子207b又はD−端子207cを介して識別情報を受信したと判断すると(S603:YES)、次に、USB−miniAプラグコネクタ207のID端子207eを介して(経由して)識別情報をUSBメモリ2に送信することを要求する識別情報要求をパーソナルコンピュータに送信する(S605)。
パーソナルコンピュータは、この識別情報要求を受信するが(S504)、パーソナルコンピュータが備えるUSB−Aレセプタクルコネクタには、ID端子が存在しないのでこの識別情報要求にこたえることができない。
USBメモリ2では、ステップ605(S605)において識別情報要求を送信すると、ID端子207eを介して(経由して)識別情報を受信したか否かを判断する(S606)。パーソナルコンピュータからID端子207eを介して識別情報が送信されることはない。そして、ID端子207eを介して識別情報を受信した場合の処理は、図6のステップ406以降で説明済みであるので、説明の都合上、ID端子207eを介して識別情報を受信した場合の処理の説明を省略する。ステップID端子207eを介して識別情報を受信していないと判断すると(S606:NO)、ステップ605(S605)において識別情報要求を送信してから所定の時間が経過したか否かを判断する(S607)。所定の時間が経過していないと判断すると(S607:NO)、ステップ606に戻る。一方、所定の時間が経過したと判断すると(S607:YES)、自装置2が接続されたパーソナルコンピュータからID端子207eを介して識別情報が送信されることはない、つまり、アクセスを要求してきたパーソナルコンピュータはID端子を介した識別情報の送信処理に対応していないと判断し、USBメモリ2のRAM203に記憶されている情報のうち、識別情報と対応付けられているすべての情報(ここでは、設定情報)に対するアクセスを不許可とする(S608)。そして、識別情報と対応付けられている情報に対するアクセスを不許可としたうえで、ステップ601(S601)で受信したアクセス要求に応じた情報をパーソナルコンピュータに送信する(S609)。パーソナルコンピュータからRAM203に記憶された情報を一覧するアクセス要求があった場合には、アクセスを不許可とした情報以外の情報の一覧を示す情報をパーソナルコンピュータに送信する。
パーソナルコンピュータでは、アクセス要求に応じた情報をUSBメモリ2から受信する(S505)。USBメモリ2の内容を参照するアクセス要求を行った場合には、USBメモリ2のRAM203に記憶されている情報の一覧を示す情報を受信し、この情報にしたがってUSBメモリ2に記憶されている情報の一覧がパーソナルコンピュータのモニタに表示されるが、識別情報と対応してUSBメモリ2に記憶されている情報(ここでは、設定情報)は一覧を示す情報に含まれておらず、モニタに表示されることはない。
以上に説明したように、本発明に係るインターネットファクシミリ装置1、及び、USBメモリ2では、ユーザのインターネットファクシミリ装置1における設定の内容を示す設定情報を、インターネットファクシミリ装置1の識別情報とユーザの指の指紋情報と対応付けてUSBメモリ2に登録する。
そして、USBメモリ2は、自装置2に接続されたインターネットファクシミリ装置1をはじめとする電子機器装置からアクセス要求があった場合には、電子機器装置に対して、USBメモリ2に設けられたUSB−miniAプラグコネクタ207のD+端子207b又はD−端子207cを介して受信できるように電子機器装置の識別情報を送信することを要求し、更に、USB−miniAプラグコネクタ207のID端子207eを介して受信できるように電子機器装置の識別情報を送信することを要求する。
これらの要求に対し、インターネットファクシミリ装置1は、自装置1の識別情報を自装置1に設けられたUSB−miniAレセプタクルコネクタ114のD+端子114b又はD−端子114c、及び、ID端子114eを介してUSBメモリ2に送信する。
USBメモリ2は、USB−miniAプラグコネクタ207のD+端子207b又はD−端子207cを介して識別情報を受信し、かつ、ID端子207eを介して識別情報を受信した場合に限り、当該識別情報と同一の識別情報に対応付けられた設定情報へのアクセスを許可する。
したがって、設定情報と対応付けられた識別情報によって識別されるインターネットファクシミリ装置1以外の電子機器装置に対しては、設定情報へのアクセスが許可されないので、本来、設定情報を使用するべきインターネットファクシミリ装置1以外の電子機器装置によって、設定情報にアクセスされて、削除されたり、改変されたり、破損されたりする恐れがないので、設定情報の安全性を高めることができる。また、ID端子はUSB−Aコネクタには存在せず、さらに、従来は、USB−miniAコネクタのID端子は接続相手装置がホストであるかデバイスであるかを識別するために使用されているので、パーソナルコンピュータ等によるインターネットファクシミリ装置1への成りすましをより困難にして設定情報への不正なアクセスを防止できるので、設定情報の安全性をより高めることができる。
USBメモリ2は、ユーザの指の指紋情報を取得すると、アクセスが許可された1又は2以上の設定情報のうち、取得した指紋情報によって特定される指と同一の指を示す指紋情報と対応付けられている設定情報をインターネットファクシミリ装置1に送信する。そして、インターネットファクシミリ装置1は、受信した設定情報に基づいて自装置の設定を行う。
したがって、インターネットファクシミリ装置1のユーザは、USBメモリ2に自分の指の指紋を読み取らせることのみによって、USBメモリ2に登録されている自分の設定情報に基づいて簡便にインターネットファクシミリ装置1を所望の状態に設定することができる。
なお、本発明の実施形態は上述の形態に限らず、種々に変更してもよい。例えば、上述の実施形態では、1の指紋情報によって特定される指と他の指紋情報によって特定される指とが同一であるか否かを判定する処理をUSBメモリ2側のCPU201によって実行することとしたが、この判定処理をインターネットファクシミリ装置1側のCPU101によって実行するようにしてもよい。ただし、指紋情報の判定処理をUSBメモリ2側で行うと、指紋情報をインターネットファクシミリ装置1に転送する必要がなく、指紋情報の安全性を高めることができるのでより好ましい。
また、上述の実施形態では、USB−miniAプラグコネクタ207のD+端子207b又はD−端子207cを介して識別情報を受信し、かつ、ID端子207eを介して識別情報を受信した場合に、当該識別情報と対応付けられたすべての設定情報へのアクセスを許可することとしたが、受信した識別情報、及び、ユーザの指から取得した指紋情報によって特定される指と同一の指を示す指紋情報に対応付けられている設定情報についてのみ、つまり、実際にインターネットファクシミリ装置1に送信される設定情報についてのみアクセスを許可するようにしてもよい。
さらに、上述の実施形態では、USBメモリ2が接続された電子機器装置から識別情報が送信されない場合に、識別情報と対応付けて記憶されている設定情報を参照するアクセスを不許可としたが、識別情報が送信されない場合にも参照するアクセスは許可し、設定情報を読み出したり、書き込んだり(変更)するアクセスを不許可とするようにしてもよい。
本発明は、例えば、接続される電子機器装置に応じて記憶している情報へのアクセスを制御する装置に適用可能である。
本発明に係る電子機器装置の一例としてのインターネットファクシミリ装置1の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る可搬型記憶装置の一例としてのUSBメモリ2の構成例を示すブロック図である。 インターネットファクシミリ装置1とUSBメモリ2とを接続するUSB−miniAレセプタクルコネクタ114とUSB−miniAプラグコネクタ207との構成例を示す図解図である。 インターネットファクシミリ装置1の設定情報をUSBメモリ2に登録する場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例、及び、USBメモリ2のCPU201が実行する処理の例を示すフローチャートである。 図4のフローチャートに続くフローチャートである。 インターネットファクシミリ装置1からUSBメモリ2に対して、設定情報をインターネットファクシミリ装置1に送信させるアクセス要求があった場合に、インターネットファクシミリ装置1のCPU101が実行する処理の例、及び、USBメモリ2のCPU201が実行する処理の例を示すフローチャートである。 図6のフローチャートに続くフローチャートである。 図7のフローチャートに続くフローチャートである。 識別情報をUSBメモリ2に送信しないパーソナルコンピュータがUSBメモリ2に接続され、このパーソナルコンピュータ等からUSBメモリ2に対して、アクセス要求が行われる場合に、パーソナルコンピュータのCPUが実行する処理の例、及び、USBメモリ2のCPU201が実行する処理の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 インターネットファクシミリ装置(電子機器装置)
101 CPU
102 ROM
103 RAM
113 USBホストコントローラ
114 USB−miniAレセプタクルコネクタ
114b D+端子
114c D−端子
114e ID端子
2 USBメモリ(可搬型記憶装置)
201 CPU201
202 ROM
203 RAM
204 アクセス制御部
205 指紋読取部
206 USBデバイスコントローラ
207 USB−miniAプラグコネクタ
207b D+端子
207c D−端子
207e ID端子

Claims (4)

  1. 自装置に設けられたUSB(Universal Serial Bus)−miniコネクタを使用したUSB接続によって他の電子機器装置と着脱自在に接続される可搬型記憶装置であって、
    電子機器装置の設定情報と当該電子機器装置の識別情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶手段と、
    自装置が接続された電子機器装置による前記設定情報記憶手段に記憶された設定情報へのアクセスを制御するアクセス制御手段と、
    自装置が接続された電子機器装置の識別情報をUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子を介して受信する第1受信手段と、
    自装置が接続された電子機器装置の識別情報をUSB−miniコネクタのID端子を介して受信する第2受信手段とを備え、
    前記アクセス制御手段は、前記第1受信手段と前記第2受信手段とがともに識別情報を受信した場合に、前記第1受信手段によって受信された識別情報、又は、前記第2受信手段によって受信された識別情報と同一の識別情報と対応付けられている前記設定情報へのアクセスを許可することを特徴とする可搬型記憶装置。
  2. 前記設定情報記憶手段は、設定情報と識別情報とにさらに指紋情報を対応付けて記憶し、
    指の指紋を外部から読み取って指紋情報を取得する指紋情報取得手段と、
    前記アクセス制御手段によってアクセスが許可された場合、前記指紋情報取得手段によって取得された指紋情報と前記設定情報記憶手段に記憶されている指紋情報とを照合し、アクセスが許可された設定情報のうち、前記指紋情報取得手段によって取得された指紋情報に対応する設定情報を自装置が接続された電子機器装置にUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子若しくはID端子を介して送信する送信手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の可搬型記憶装置。
  3. 自装置が接続された電子機器装置の設定情報をUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子若しくはID端子を介して受信する第3受信手段を備え、
    前記設定情報記憶手段は、前記第1受信手段によって受信された識別情報、前記第3受信手段によって受信された設定情報、及び、前記指紋取得手段によって取得された指紋情報を対応付けて記憶することを特徴とする請求項2に記載の可搬型記憶装置。
  4. 自装置に設けられたUSB−miniコネクタを使用したUSB接続によって請求項2に記載の可搬型記憶装置が着脱自在に接続される電子機器装置であって、
    自装置の識別情報を自装置に接続された可搬型記憶装置にUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子を介して送信する第1送信手段と、
    自装置の識別情報を自装置に接続された可搬型記憶装置にUSB−miniコネクタのID端子を介して送信する第2送信手段と、
    自装置に接続された可搬型記憶装置からUSB−miniコネクタのD+端子又はD−端子若しくはID端子を介して自装置の設定情報を受信する設定情報受信手段と、
    前記設定情報受信手段によって受信された設定情報に基づいて自装置の設定を行う設定手段とを備えることを特徴とする電子機器装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010224790A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Kayaba Ind Co Ltd ドライブレコーダ
JP2013114489A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Sharp Corp 電子機器システム及び記憶装置

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