JP2017152812A - 基地局制御装置、基地局制御方法及び基地局制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基地局制御サーバ1は、衛星STと無線通信をする地球局ESにおける第1減衰量を推定する第1推定部121と、複数の移動端末MSと無線通信をする基地局BSから所定の範囲における第2減衰量を推定する第2推定部122と、第1減衰量に基づいて、衛星STと地球局ESとの間の無線通信回線の衛星STにおける搬送波レベルを算出する搬送波レベル算出部123と、第2減衰量に基づいて、基地局BS及び基地局BSが通信する一つ以上の移動端末MSの少なくともいずれかが衛星STに与える干渉量を算出する干渉量算出部124と、搬送波レベルと干渉量との関係に基づいて、基地局BSから一つ以上の移動端末MSに対して電波を送信する条件を制御する制御部125と、を有する。
【選択図】図3
Description
図1は、本実施形態に係る基地局制御システムSの概要を説明するための図である。図1においては、衛星ST(STa,STb,STc)と、地球局ESと、基地局BSと、移動端末MSとの関係が示されている。以下、衛星STa,STb,STcを区別する必要がない場合、これらを衛星STと総称することがある。
図3は、基地局制御システムSの構成を示す図である。基地局制御システムSは、基地局制御サーバ1と、基地局BSとを有する。基地局制御サーバ1は、記憶部11とCPU(Central Processing Unit)12とを有する。
C = EIRPES − Lf_C − Latom_C − Lrain_C + Gr_C (dBm)
in = EIRPIMT −Lf_I − Latom_I − Lrain_I + Gr_I (dBm)
I = Σ in (n=1,・・・,nm)
= 10 log (Σ 10in/10) (n=1,・・・,nm)(dBm)
干渉量算出部124は、算出した干渉量Iを記憶部11に記憶させる。
N=kTsys B=10log(kTsys B) (dBm)
また、雑音と干渉量の和N+Iは、以下の式により表される。
N+I=10log(10N/10+10I/10)=10log(kTsysB+10I/10) (dBm)
よって、評価値E=C/(N+I)は、次式で得られる。
E=C/(N+I)=C−(N+I)(dB)
図4は、基地局制御システムSの動作シーケンスを示す図である。
基地局制御サーバ1は、降雨データを管理するデータベースDBに対して、地球局ES及び基地局BSの位置の降雨データを問い合わせる。基地局制御サーバ1は、地球局ESの位置の降雨データ、及び基地局BSの位置の降雨データを取得すると、取得した降雨データを記憶部11に記憶させる。第1推定部121及び第2推定部122は、取得した降雨データに基づいて、地球局ESの位置及び基地局BSの位置における降雨減衰量を推定する。
以上の説明においては、地球局ESが固定されていることが想定されていたが、地球局ESが可動式である場合もある。このような場合、基地局制御サーバ1は、衛星フットプリントPを、複数のセグメントに分割し、それぞれのセグメントに1台の地球局ESが設置されていると仮定して図5に示した処理を実行してもよい。
以上説明したように、本実施形態の基地局制御サーバ1は、地球局ES及び基地局BS周辺の降雨データに基づいて降雨減衰量を推定し、推定した結果に基づいて評価値E=C/(N+I)を算出する。そして、基地局制御サーバ1は、算出した評価値Eに基づいて、基地局BSが電波を送信する電力を制御することにより、衛星STに影響を与える干渉量Iを減少させる。このようにすることで、地球局ESから衛星STに対してデータを送信する電波の周波数帯域と、携帯電話網の基地局BS及び移動端末MSが送信する電波の周波数帯域とが重なっている場合の通信品質を向上させることが可能になる。その結果、衛星通信と携帯電話網とが周波数を共用できるので、周波数利用効率が向上するという効果を奏する。
11 記憶部
12 CPU
21 端末制御部
22 無線電力制御部
121 第1推定部
122 第2推定部
123 搬送波レベル算出部
124 干渉量算出部
125 制御部
S 基地局制御システム
BS 基地局
ES 地球局
MS 移動端末
DB 降雨データベース
ST 衛星
Claims (11)
- 衛星と無線通信をする地球局における第1減衰量を推定する第1推定部と、
複数の移動端末と無線通信をする基地局から所定の範囲における第2減衰量を推定する第2推定部と、
前記第1減衰量に基づいて、前記衛星と前記地球局との間の無線通信回線の前記衛星における搬送波レベルを算出する搬送波レベル算出部と、
前記第2減衰量に基づいて、前記基地局及び前記基地局が通信する一つ以上の移動端末の少なくともいずれかが前記衛星に与える干渉量を算出する干渉量算出部と、
前記搬送波レベルと前記干渉量との関係に基づいて、前記基地局から前記一つ以上移動端末に対して電波を送信する条件を制御する制御部と、
を有する基地局制御装置。 - 前記制御部は、前記搬送波レベルと前記干渉量との関係に基づいて、前記基地局から前記複数の移動端末に対して送信する電波の電力又は方向を制御する、
請求項1に記載の基地局制御装置。 - 前記制御部は、前記干渉量と前記衛星におけるノイズの推定量との和が、前記搬送波レベルに対して所定の閾値以上である場合に、前記基地局から前記複数の移動端末に対して電波を送信する条件を変更する、
請求項1又は2に記載の基地局制御装置。 - 前記制御部は、前記干渉量と前記推定量との和が、前記搬送波レベルに対して所定の閾値以上である場合に、前記基地局から前記複数の移動端末に対して送信する電波の電力を減少させる、
請求項3に記載の基地局制御装置。 - 前記干渉量算出部は、前記基地局のセル内で管理される移動端末又は電波を送信中の前記1つ以上の移動端末の台数に基づいて、前記干渉量を算出する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の基地局制御装置。 - 前記干渉量算出部は、前記衛星が無線通信に使用する第1周波数帯域の大きさに対する、前記基地局が無線通信に使用する第2周波数帯域と前記第1周波数帯域とが重なった重複周波数帯域の大きさの割合に基づいて、前記干渉量を算出する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の基地局制御装置。 - 前記第1推定部は、前記地球局における降雨量又はあらかじめ入力される干渉情報に基づいて、前記第1減衰量を推定し、前記第2推定部は、前記基地局における降雨量又はあらかじめ入力される干渉情報に基づいて、前記第2減衰量を推定する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の基地局制御装置。 - 前記干渉量算出部は、前記衛星に対して電波が届く範囲に設けられている複数の前記基地局、及び前記複数の基地局のそれぞれが通信する前記複数の移動端末の少なくともいずれかが前記衛星に与える干渉量を算出し、
前記制御部は、前記干渉量算出部が算出した前記干渉量に基づいて、前記複数の基地局の少なくともいずれかの前記基地局から前記複数の移動端末に対して電波を送信する条件を制御する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の基地局制御装置。 - 前記制御部は、前記複数の基地局のうち、前記干渉量算出部が算出した前記干渉量が所定の閾値以上である前記基地局から前記複数の移動端末に対して電波を送信する条件を変更する、
請求項8に記載の基地局制御装置。 - 衛星と無線通信をする地球局における第1減衰量を推定するステップと、
複数の移動端末と無線通信をする基地局における第2減衰量を推定するステップと、
前記第1減衰量に基づいて、前記衛星と前記地球局との間の無線通信回線の前記衛星における搬送波レベルを算出するステップと、
前記第2減衰量に基づいて、前記基地局及び前記基地局が通信する一つ以上の移動端末の少なくともいずれかが前記衛星に与える干渉量を算出するステップと、
前記搬送波レベルと前記干渉量との関係に基づいて、前記基地局から前記一つ以上の移動端末に対して電波を送信する条件を制御するステップと、
を有する基地局制御方法。 - 複数の移動端末と無線通信をする基地局と、前記基地局が前記複数の移動端末に送信する電波の電力を制御する基地局制御装置と、を有する基地局制御システムであって、
前記基地局制御装置は、
衛星と無線通信をする地球局における第1減衰量を推定する第1推定部と、
複数の移動端末と無線通信をする基地局における第2減衰量を推定する第2推定部と、
前記第1減衰量に基づいて、前記衛星と前記地球局との間の無線通信回線の前記衛星における搬送波レベルを算出する搬送波レベル算出部と、
前記第2減衰量に基づいて、前記基地局及び前記基地局が通信する一つ以上の移動端末の少なくともいずれかが前記衛星に与える干渉量を算出する干渉量算出部と、
前記搬送波レベルと前記干渉量との関係に基づいて、前記基地局から前記一つ以上の移動端末に対して電波を送信する条件を制御する制御部と、
を有し、
前記基地局は、前記制御部が決定した条件に基づいて、前記複数の移動端末に電波を送信する、基地局制御システム。
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